JP2001313885A - 情報処理装置および方法、並びにプログラム格納媒体 - Google Patents

情報処理装置および方法、並びにプログラム格納媒体

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JP2001313885A
JP2001313885A JP2000132718A JP2000132718A JP2001313885A JP 2001313885 A JP2001313885 A JP 2001313885A JP 2000132718 A JP2000132718 A JP 2000132718A JP 2000132718 A JP2000132718 A JP 2000132718A JP 2001313885 A JP2001313885 A JP 2001313885A
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Masakazu Hayashi
正和 林
Hidemasa Agata
秀征 縣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 迅速に、かつ、確実に、どのサムネイルが選
択されているかを知る。 【解決手段】 コンテンツ処理ルーチン152−1は、
サムネイルの表示を制御する。処理マネージャ151
は、サムネイルが選択されているか否かを判定する。コ
ンテンツ処理ルーチン152−1は、サムネイルが選択
されていると判定されたとき、使用者が認識できる周期
で色を変化させるように、サムネイルの枠の表示を制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び方法、並びにプログラム格納媒体に関し、特に、サム
ネイルを表示する情報処理装置および方法、並びにプロ
グラム格納媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータなどにお
いて、静止画像または動画像のデータに対応するサムネ
イルを表示させ、サムネイルにより使用者に静止画像ま
たは動画像のデータを選択させ、これらのデータを操作
させる技術が利用されるようになってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、データ
の操作に伴うサムネイルの選択において、選択されてい
るサムネイルの周りに所定の色の枠を表示していた為、
多数の色が表示されるサムネイルの中に紛れてしまい、
今、どのサムネイルが選択されているかが認識しにくい
ことがあった。
【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、迅速に、かつ、確実に、どのサムネイルが
選択されているかを知ることができるようにすることを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、サムネイルの表示を制御する第1の表示制御
手段と、サムネイルが選択されているか否かを判定する
判定手段と、サムネイルが選択されていると判定された
とき、使用者が認識できる周期で色を変化させるよう
に、サムネイルの枠の表示を制御する第2の表示制御手
段とを含むことを特徴とする。
【0006】情報処理装置は、色の変化を、明度、彩
度、または色相のいずれか1つの変化とすることができ
る。
【0007】請求項3に記載の情報処理方法は、サムネ
イルの表示を制御する第1の表示制御ステップと、サム
ネイルが選択されているか否かを判定する判定ステップ
と、サムネイルが選択されていると判定されたとき、使
用者が認識できる周期で色を変化させるように、サムネ
イルの枠の表示を制御する第2の表示制御ステップとを
含むことを特徴とする。
【0008】請求項4に記載のプログラム格納媒体のプ
ログラムは、サムネイルの表示を制御する第1の表示制
御ステップと、サムネイルが選択されているか否かを判
定する判定ステップと、サムネイルが選択されていると
判定されたとき、使用者が認識できる周期で色を変化さ
せるように、サムネイルの枠の表示を制御する第2の表
示制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0009】請求項1に記載の情報処理装置、請求項3
に記載の情報処理方法、および請求項4に記載のプログ
ラム格納媒体においては、サムネイルの表示が制御さ
れ、サムネイルが選択されているか否かが判定され、サ
ムネイルが選択されていると判定されたとき、使用者が
認識できる周期で色を変化させるように、サムネイルの
枠の表示が制御される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1乃至図4は、本発明に係るノ
ート型のパーソナルコンピュータの一実施の形態の外観
を示す図である。このパーソナルコンピュータ1は、基
本的に、本体2と、この本体2に対して開閉自在とされ
る表示部3により構成されている。図1は表示部3を本
体2に対して開いた状態を示す外観斜視図である。図2
は本体2の平面図、図3は本体2に設けられている後述
するジョグダイヤル4の拡大図である。また、図4は本
体2設けられているジョグダイヤル4の側面図である。
【0011】本体2には、各種の文字や記号などを入力
するとき操作されるキーボード5、LCD7に表示され
るポインタ(マウスカーソル)を移動させるときなどに
操作されるポインティングデバイスとしてのタッチパッ
ト6、および電源スイッチ8がその上面に設けられてい
る。また、ジョグダイヤル4、スロット9、IEEE1
394ポート101、およびメモリースティックスロッ
ト115等が、本体2の側面に設けられている。なお、
タッチパット6に代えて、スティック式のポインティン
グデバイスを設けることも可能である。
【0012】また、表示部3の正面には、画像を表示す
るLCD(Liquid Crystal Display)7が設けられてい
る。表示部3の右上部には、電源ランプPL、電池ラン
プBL、必要に応じて設けられるメッセージランプML
(図示せず)その他のLEDより成るランプが設けられ
ている。さらに、表示部3の上部には、マイクロフォン
66が設けられている。
【0013】なお、電源ランプPLや電池ランプBL、
メッセージランプML等は表示部3の下部に設けること
も可能である。
【0014】次に、ジョグダイヤル4は、例えば、本体
2上のキーボード5の図2中の右側に配置されているキ
ーAおよびキーBの間に、その上面がキーAおよびキー
Bとほぼ同じ高さになるように取り付けられている。ジ
ョグダイヤル4は、図3中の矢印aに示す回転操作に対
応して所定の処理(例えば、画面のスクロールの処理)
を実行し、同図中矢印bに示す移動操作に対応した処理
(例えば、アイコンの選択の決定の処理)を実行する。
【0015】なお、ジョグダイヤル4は、本体2の左側
面に配置してもよく、LCD7が設けられた表示部3の
左側面若しくは右側面、または、キーボード5のGキー
とHキーとの間に縦方向に(すなわち、ジョグダイヤル
4がYキーまたはBキーのいずれかの方向に回転するよ
うに)配置してもよい。
【0016】また、ジョグダイヤル4は、タッチパッド
6を人差し指で操作しながら親指で操作可能なように、
本体2の前面の中央部に配置してもよく、タッチパッド
6の上端縁又は下端縁に沿って横方向に配置しても、ま
たは、タッチパッド6の右ボタンと左ボタンとの間に縦
方向に配置してもよい。さらに、ジョグダイヤル4は、
縦方向や横方向に限定せず、各指で操作し易い斜め方向
へ、所定角度を付けて配置してもよい。その他、ジョグ
ダイヤル4は、ポインティングデバイスであるマウスの
側面の親指で操作可能な位置に配置することも可能であ
る。ジョグダイヤルとしては、本件出願人と共同の出願
人により出願された、特開平8−203387号公報に
開示されているプッシュスイッチ付回転操作型電子部品
を使用することが可能である。
【0017】スロット9は、PCMCIA(Personal Compute
r Memory Card International Association)が規定す
る規格に基づく拡張カードである、PCカードが装着され
る。
【0018】IEEE(Institute of Electrical and Elec
tronics Engineers)1394ポート101は、IEEE1394に
規定されている規格に基づいた構造を有し、IEEE1394に
規定されている規格に基づいたケーブルが接続される。
【0019】メモリースティックスロット115は、フ
ラッシュメモリなどの半導体メモリを内蔵し、静止画
像、動画像、音声、またはテキストなどのデータを記憶
するメモリカードであるメモリースティック(商標)1
16が装着される。
【0020】次に、パーソナルコンピュータ1の一実施
の形態の構成について図5を参照して説明する。
【0021】中央処理装置(CPU(Central Processi
ng Unit))51は、例えば、インテル(Intel)社製の
ペンティアム(Pentium:商標)プロセッサ等で構成さ
れ、ホストバス52に接続されている。ホストバス52
には、さらに、ブリッジ53(いわゆる、ノースブリッ
ジ)が接続されており、ブリッジ53は、AGP(Acce
lerated Graphics Port)50を有し、PCI(Peripher
al Component Interconnect/Interface)バス56に接続
されている。
【0022】ブリッジ53は、例えば、インテル社製の
AGP Host Bridge Controllerである400BXなどで構
成されており、CPU51およびRAM(Random-Access
Memory)54(いわゆる、メインメモリ)等のデータ
の伝送などを制御する。さらに、ブリッジ53は、AG
P50を介して、ビデオコントローラ57とのデータの
伝送を制御する。なお、このブリッジ53とブリッジ
(いわゆる、サウスブリッジ(PCI-ISA Bridge))58
とで、いわゆるチップセットが構成されている。
【0023】ブリッジ53は、さらに、キャッシュメモ
リ55とも接続されている。キャッシュメモリ55は、
SRAM(Static RAM)などRAM54に比較して、よ
り高速に書き込みまたは読み出しの動作を実行できるメ
モリで構成され、CPU51が使用するプログラムまた
はデータをキャッシュする(一時的に記憶する)。
【0024】なお、CPU51は、その内部に1次的な
(キャッシュメモリ55に比較して、より高速に動作で
きるメモリで、CPU51自身が制御する)キャッシュ
メモリを有する。
【0025】RAM54は、例えば、DRAM(Dynami
c RAM)で構成され、CPU51が実行するプログラ
ム、またはCPU51の動作に必要なデータを記憶す
る。具体的には、例えば、RAM54は、起動が完了し
た時点において、HDD67からロードされた、電子メ
ールプログラム54A、オートパイロットプログラム5
4B、ジョグダイヤル状態監視プログラム54C、ジョ
グダイヤルドライバ54D、オペレーティングプログラ
ム(OS)54E、表示プログラム54F、読み込みプ
ログラム54G、その他のアプリケーションプログラム
54H1乃至54Hnを記憶する。
【0026】なお、表示プログラム54Fおよび読み込
みプログラム54Gは、メモリースティック116がメ
モリースティックスロット115に装着されたとき、起
動されるようにしてもよい。
【0027】電子メールプログラム54Aは、モデム7
5を介して電話回線76などの通信回線などを介して、
通信文(いわゆる、eメール)を授受するプログラムで
ある。電子メールプログラム54Aは、着信メール取得
機能を有している。この着信メール取得機能は、インタ
ーネットサービスプロバイダ77が備えるメールサーバ
78に対して、そのメールボックス79内に使用者宛の
メールが着信しているかどうかを確認して、使用者宛の
メールがあれば取得する処理を実行する。
【0028】オートパイロットプログラム54Bは、予
め設定された複数の処理(またはプログラム)などを、
予め設定された順序で順次起動して、処理するプログラ
ムである。
【0029】ジョグダイヤル状態監視プログラム54C
は、ジョグダイヤル4に対応しているか否かの通知を、
上述した各アプリケーションプログラムから受け取り、
ジョグダイヤル4に対応している場合、ジョグダイヤル
4を操作することで何が行えるかをLCD7に表示させ
る。
【0030】ジョグダイヤル状態監視プログラム54C
は、ジョグダイヤル4のイベント(ジョグダイヤル4が
図3の矢印aに示す方向に回転される、または図3の矢
印bに示す方向に押圧されるなどの操作)を検出して、
検出されたイベントに対応する処理を実行する。ジョグ
ダイヤル状態監視プログラム54Cは、アプリケーショ
ンプログラムからの通知を受け取るリストを有する。ジ
ョグダイヤルドライバ54Dは、ジョグダイヤル4の操
作に対応して各種機能を実行する。
【0031】OS(Operating System)54Eは、例え
ばマイクロソフト社のいわゆるウィンドウズ(Window
s)95(商標)若しくはウィンドウズ98(商標)、
またはアップルコンピュータ社のいわゆるマックOS
(商標)等に代表される、コンピュータの基本的な動作
を制御するプログラムである。
【0032】表示プログラム54Fは、メモリーステッ
ィクスロット115に装着されているメモリーステッィ
ク116に記憶されているファイル(動画像、静止画
像、音声、またはテキストなどのデータ(以下、コンテ
ンツとも称する)を格納しているファイル)に対応する
サムネイルをLCD7に表示させる。表示プログラム5
4Fは、LCD7に表示されたサムネイルを基に、メモ
リーステッィク116に記憶されているファイルを操作
する(コピー、移動、消去など)。
【0033】読み込みプログラム67Gは、メモリース
テッィクスロット115に装着されているメモリーステ
ッィクに記憶されているファイルを読み出して、読み出
したファイルに格納されているデータを表示プログラム
54Fに供給する。
【0034】ビデオコントローラ57は、AGP50を
介してブリッジ53に接続されており、AGP50およ
びブリッジ53を介してCPU51から供給されるデー
タ(イメージデータまたはテキストデータなど)を受信
して、受信したデータに対応するイメージデータを生成
するか、または受信したデータをそのまま、内蔵するビ
デオメモリに記憶する。ビデオコントローラ57は、表
示部3のLCD7に、ビデオメモリに記憶されているイ
メージデータに対応する画像を表示させる。
【0035】PCIバス56には、サウンドコントロー
ラ64が接続されている。サウンドコントローラ64
は、マイクロフォン66から音声に対応する信号を取り
込み、音声に対応するデータを生成して、RAM54に
出力する。または、サウンドコントローラ64は、スピ
ーカ65を駆動して、スピーカ65に音声を出力させ
る。
【0036】また、PCIバス56にはモデム75が接
続されている。モデム75は、公衆電話回線76および
インターネットサービスプロバイダ77を介して、イン
ターネット等の通信ネットワーク80またはメールサー
バ78に所定のデータを送信するとともに、通信ネット
ワーク80またはメールサーバ78から所定のデータを
受信する。
【0037】PCカードインターフェース111は、P
CIバス56に接続され、スロット9に装着されたイン
ターフェースカード112から供給されたデータを、C
PU51またはRAM54に供給するとともに、CPU
51から供給されたデータをインターフェースカード1
12に出力する。ドライブ113は、PCカードインタ
ーフェース111およびインターフェースカード112
を介して、PCIバス56に接続されている。
【0038】ドライブ113は、装着されている磁気デ
ィスク121、光ディスク122、光磁気ディスク12
3、または半導体メモリ124に記録されているデータ
を読み出し、読み出したデータをPCカードインターフ
ェース111、インターフェースカード112、および
PCIバス56を介して、RAM54に供給する。
【0039】メモリースティックインターフェース11
4は、PCIバス56に接続され、メモリースティック
スロット115に装着されたメモリースティック116
から供給されたデータを、CPU51またはRAM54
に供給するとともに、CPU51から供給されたデータ
をメモリースティック116に出力する。
【0040】また、PCIバス56にはブリッジ58
(いわゆる、サウスブリッジ)も接続されている。ブリ
ッジ58は、例えば、インテル社製のPIIX4Eなど
で構成されており、IDE(Integrated Drive Electro
nics)コントローラ/コンフィギュレーションレジスタ
59、タイマ回路60、IDEインターフェース61、
およびUSBインターフェース68等を内蔵している。
ブリッジ58は、IDEバス62に接続されるデバイ
ス、またはISA/EIO(Industry Standard Archit
ecture / Extended Input Output)バス63若しくはI
/Oインターフェース69を介して接続されるデバイス
の制御等、各種のI/O(Input / Output)を制御す
る。
【0041】IDEコントローラ/コンフィギュレーシ
ョンレジスタ59は、いわゆるプライマリIDEコント
ローラとセカンダリIDEコントローラとの2つのID
Eコントローラ、およびコンフィギュレーションレジス
タ(configuration register)等から構成されている
(いずれも図示せず)。
【0042】プライマリIDEコントローラには、ID
Eバス62を介して、HDD67が接続されている。ま
た、セカンダリIDEコントローラには、他のIDEバ
スに、図示しないCD−ROMドライブまたはHDDな
どの、いわゆるIDEデバイスが装着されたとき、その
装着されたIDEデバイスが電気的に接続される。
【0043】なお、HDD67は、電子メールプログラ
ム67A、オートパイロットプログラム67B、ジョグ
ダイヤル状態監視プログラム67C、ジョグダイヤルド
ライバ67D、OS67E、アプリケーションプログラ
ムとして表示プログラム67F、読み込みプログラム6
7G、その他の複数のアプリケーションプログラム67
H1乃至67Hn等を記録する。HDD67に記録されて
いる電子メールプログラム67A、オートパイロットプ
ログラム67B、ジョグダイヤル状態監視プログラム6
7C、ジョグダイヤルドライバ67D、OS67E、表
示プログラム67F、読み込みプログラム67G、およ
びアプリケーションプログラム67H1乃至67Hn等
は、例えば、起動(ブートアップ)処理の過程で、RA
M54に順次供給され、ロードされる。
【0044】USBインターフェース68は、USBポ
ート107を介して、接続されているデバイスにデータ
を送信すると共に、デバイスからデータを受信する。
【0045】タイマ回路60は、表示プログラム67F
の要求に対応して、現在時刻を示すデータをPCIバス
56を介して、CPU51に供給する。表示プログラム
67Fは、タイマ回路60から供給された現在時刻を示
すデータを基に、経過時間などを知ることかできる。
【0046】ISA/EIOバス63には、さらに、I
/Oインターフェース69が接続されている。このI/
Oインターフェース69は、エンベディットコントロー
ラから構成され、その内部において、ROM70、RA
M71、およびCPU72が相互に接続されている。
【0047】ROM70は、IEEE1394インター
フェースプログラム70A、LED制御プログラム70
B、タッチパッド入力監視プログラム70C、キー入力
監視プログラム70D、ウェイクアッププログラム70
E、およびジョグダイヤル状態監視プログラム70F等
を予め記憶している。
【0048】IEEE1394インターフェースプログ
ラム70Aは、IEEE1394ポート101を介し
て、IEEE1394で規定される規格に準拠するデー
タ(パケットに格納されているデータ)を送信するとと
もに受信する。LED制御プログラム70Bは、電源ラ
ンプPL、電池ランプBL、必要に応じてメッセージラ
ンプML、またはその他のLEDよりなるランプの点灯
の制御を行う。タッチパッド入力監視プログラム70C
は、利用者の操作に対応したタッチパッド6からの入力
を監視するプログラムである。
【0049】キー入力監視プログラム70Dは、キーボ
ード5またはその他のキースイッチからの入力を監視す
るプログラムである。ウェイクアッププログラム70E
は、ブリッジ58のタイマ回路60から供給される現在
時刻を示すデータに基づいて、予め設定された時刻にな
ったかどうかをチェックして、設定された時刻になった
とき、所定の処理(またはプログラム)等を起動するた
めに、パーソナルコンピュータ1を構成する各チップの
電源を管理するプログラムである。ジョグダイヤル状態
監視プログラム70Fは、ジョグダイヤル4の回転型エ
ンコーダが回転されたか否か、またはジョグダイヤル4
が押されたか否かを常に監視するためのプログラムであ
る。
【0050】ROM70には、さらにBIOS(Basic
Input/Output System(基本入出力システム))70G
が書き込まれている。BIOS70Gは、OSまたはア
プリケーションプログラムと周辺機器(タッチパッド
6、キーボード5、またはHDD67等)との間で、デ
ータの受け渡し(入出力)を制御する。
【0051】RAM71は、LED制御、タッチパッド
入力ステイタス、キー入力ステイタス、若しくは設定時
刻用の各レジスタ、ジョグダイヤル状態監視用のI/O
レジスタ、またはIEEE1394I/Fレジスタ等
を、レジスタ71A乃至71Fとして有している。例え
ば、LED制御レジスタは、ジョグダイヤル4が押され
て、電子メールプログラム54Aの起動されたとき、所
定の値が格納され、格納されている値に対応して、メッ
セージランプMLの点灯が制御される。キー入力ステイ
タスレジスタは、ジョグダイヤル4が押圧されると、所
定の操作キーフラグが格納される。設定時刻レジスタ
は、使用者によるキーボード5などの操作に対応して、
所定の時刻が設定される。
【0052】また、このI/Oインターフェース69
は、図示を省略したコネクタを介して、ジョグダイヤル
4、タッチパッド6、キーボード5、およびIEEE1
394ポート101等が接続され、ジョグダイヤル4、
タッチパッド6、またはキーボード5それぞれに対する
操作に対応した信号をISA/EIOバス63に出力す
る。また、I/Oインターフェース69は、IEEE1
394ポート101を介して、接続されている機器との
データの送受信を制御する。さらに、I/Oインターフ
ェース69には、電源ランプPL、電池ランプBL、メ
ッセージランプML、電源制御回路73、およびその他
のLEDよりなるランプが接続されている。
【0053】電源制御回路73は、内蔵バッテリ74ま
たはAC電源に接続されており、各ブロックに、必要な
電源を供給するとともに、内蔵バッテリ74または周辺
装置のセカンドバッテリの充電のための制御を行う。ま
た、I/Oインターフェース69は、電源をオンまたは
オフするとき操作される電源スイッチ8を監視してい
る。
【0054】I/Oインターフェース69は、電源がオ
フの状態でも、内部に設けられた電源により、IEEE
1394インターフェースプログラム70A乃至ジョグ
ダイヤル状態監視プログラム70Fを実行する。すなわ
ち、IEEE1394インターフェースプログラム70
A乃至ジョグダイヤル状態監視プログラム70Fは、常
時動作している。
【0055】従って、電源スイッチ8がオフでCPU5
1がOS54Eを実行していない場合でも、I/Oイン
ターフェース69は、ジョグダイヤル状態監視プログラ
ム70Fを実行するので、例えば、省電力状態、または
電源オフの状態で、ジョグダイヤル4が押圧されたと
き、パーソナルコンピュータ1は、予め設定した所定の
ソフトウェアまたはスクリプトファイルの処理を起動す
る。
【0056】このように、パーソナルコンピュータ1に
おいては、ジョグダイヤル4がプログラマブルパワーキ
ー(PPK)機能を有するので、専用のキーを設ける必
要がない。
【0057】図6は、パーソナルコンピュータ1が実行
する表示プログラム54Fおよび読み込みプログラム5
4Gの構成を説明する図である。表示プログラム54F
は、処理マネージャ151、コンテンツ処理ルーチン1
52−1乃至152−N、およびアイコン処理ルーチン
153−1乃至153−Nなどの処理ルーチンを含む。
【0058】処理マネージャ151は、タッチパッド6
またはOS54Eから供給された入力イベントなどを基
に、メモリースティック116から読み込んだファイル
に対応するサムネイルを表示する位置などを算出し、コ
ンテンツ処理ルーチン152−1乃至152−Nに供給
する。処理マネージャ151が、コンテンツ処理ルーチ
ン152−1乃至152−Nに供給するサムネイルの表
示位置は、LCD7上に左右および上下の位置に加え
て、奥行き(LCD7の表面からの仮想的な距離を示
し、サムネイルが重なりあったとき、どちらのサムネイ
ルが表示されるか、およびサムネイルの表示するときの
大きさが決定される)を含む。
【0059】処理マネージャ151は、コンテンツ処理
ルーチン152−1乃至151−Nのサムネイルの表示
の周期を制御する。
【0060】処理マネージャ151は、タッチパッド6
またはOS54Eから供給された入力イベントなどを基
に、アイコンを表示する位置などを算出し、アイコン処
理ルーチン153−1乃至153−Nに供給する。処理
マネージャ151は、アイコン処理ルーチン153−1
乃至153−Nのアイコンの表示の周期を制御する。
【0061】処理マネージャ151は、タッチパッド6
またはOS54Eから供給された入力イベントなどを基
に、コンテンツ処理ルーチン152−1乃至152−N
に表示状態(サムネイルの表示位置、表示の周期、画像
の色など)を指示する。
【0062】処理マネージャ151は、タッチパッド6
などの入力に対応して、コンテンツ処理ルーチン152
−1乃至152−Nが表示しているサムネイルに対応す
るファイルに対する、コピー、削除、または転送などの
処理をOS54Eに要求する。
【0063】コンテンツ処理ルーチン152−1乃至1
52−Nは、読み込みプログラム54Gからの要求に対
応して、メモリースティック116から読み込んだファ
イルに対応する数に対応する数が起動される。
【0064】例えば、読み込みプログラム54Gによる
メモリースティック116からの4つのファイルの読み
込みが終了したとき、読み込みプログラム54Gは、コ
ンテンツ処理ルーチン152−1乃至152−4の起動
を要求する。例えば、読み込みプログラム54Gによる
メモリースティック116からの8つのファイルの読み
込みが終了したとき、読み込みプログラム54Gは、コ
ンテンツ処理ルーチン152−1乃至152−8の起動
を要求する。
【0065】このように、メモリースティック116か
らの読み込みプログラム54Gによる読み込みが終了し
たファイルに対応する数のコンテンツ処理ルーチン15
2−1乃至152−Nが起動される。実際には、表示プ
ログラム54Fが1つのルーチンを所定の回数だけコン
テンツ処理のルーチンを繰り返し実行することにより、
コンテンツ処理ルーチン152−1乃至152−Nが動
作しているように見える。
【0066】コンテンツ処理ルーチン152−1は、メ
モリースティック116から読み込んだ1つのファイル
に対応する1つのサムネイルを、処理マネージャ151
の指示に基づいてLCD7に表示させる。コンテンツ処
理ルーチン152−2は、メモリースティック116か
ら読み込んだ1つのファイルに対応する1つのサムネイ
ルを、処理マネージャ151の指示に基づいてLCD7
に表示させる。コンテンツ処理ルーチン152−3乃至
152−Nのそれぞれは、同様に、メモリースティック
116から読み込んだ1つのファイルに対応する1つの
サムネイルを、処理マネージャ151の指示に基づいて
LCD7に表示させる。
【0067】このように、コンテンツ処理ルーチン15
2−3乃至152−Nのそれぞれは、処理マネージャ1
51の指示に基づいて、それぞれ1つのサムネイルをL
CD7に表示させる。
【0068】アイコン処理ルーチン153−1乃至15
3−Nは、後述するアイコンに対応する数に対応する数
が起動される。
【0069】アイコン処理ルーチン153−1は、処理
マネージャ151の指示に基づいて、1つのアイコンを
LCD7に表示させる。アイコン処理ルーチン153−
2は、処理マネージャ151の指示に基づいて、他の1
つのアイコンをLCD7に表示させる。アイコン処理ル
ーチン153−3乃至153−Nのそれぞれは、同様
に、処理マネージャ151の指示に基づいて、それぞれ
異なる1つのアイコンをLCD7に表示させる。
【0070】このように、アイコン処理ルーチン153
−1乃至153−Nのそれぞれは、処理マネージャ15
1の指示に基づいて、それぞれ1つのアイコンをLCD
7に表示させる。
【0071】読み込みプログラム54Gは、メモリース
ティック116からの1つのファイルの読み込みが終了
したとき、コンテンツ処理ルーチン152−3乃至15
2−Nのいずれか1つを起動させ、起動させたコンテン
ツ処理ルーチン152−3乃至152−Nのいずれかに
ファイルに格納されているデータを供給する。
【0072】また、読み込みプログラム54Gは、イン
ターネット等の通信ネットワーク80からファイルを読
み込んだとき、コンテンツ処理ルーチン152−3乃至
152−Nのいずれか1つを起動させ、起動させたコン
テンツ処理ルーチン152−3乃至152−Nのいずれ
かにファイルに格納されているデータを供給するように
してもよい。
【0073】以下、コンテンツ処理ルーチン152−3
乃至152−Nを個々に区別する必要がないとき、単
に、コンテンツ処理ルーチン152と称する。なお、コ
ンテンツ処理ルーチン152−3乃至152−Nは、そ
れぞれ、並列に実行される、異なるタスクとして実行す
るようにしてもよい。以下、アイコン処理ルーチン15
3−1乃至153−Nを個々に区別する必要がないと
き、単に、アイコン処理ルーチン153と称する。
【0074】以下、通常の操作として想定されるパーソ
ナルコンピュータ1への操作に対応して、表示プログラ
ム54FがLCD7に表示させる画面について、順に説
明する。
【0075】図7乃至図9は、例えば、10個のファイ
ルが記憶されているメモリースティック116がメモリ
ースティックスロット115に装着されて、表示プログ
ラム54Fが起動したときにLCD7に表示される画面
を説明する図である。
【0076】読み込みプログラム54Gは、メモリース
ティック116から1つのファイルを読み込んだとき、
コンテンツ処理ルーチン152を1つ起動させ、表示プ
ログラム54Fに読み込んだファイルに格納されている
データに対応するサムネイルを表示させる。
【0077】図7は、表示プログラム54Fの起動後、
読み込みプログラム54Gによるメモリースティック1
16からの、10個のファイルの内の3つのファイルの
読み込みが終了したとき、表示プログラム54FがLC
D7に表示させる画面の例を示す図である。
【0078】サムネイル201−1は、コンテンツ処理
ルーチン152−1により表示され、読み込みプログラ
ム54Gがメモリースティック116から最初に読み込
んだファィルに格納されているデータに対応する画像か
ら構成される。サムネイル201−2は、コンテンツ処
理ルーチン152−2により表示され、読み込みプログ
ラム54Gがメモリースティック116から2番目に読
み込んだファィルに格納されているデータに対応する画
像から構成される。サムネイル201−3は、コンテン
ツ処理ルーチン152−3により表示され、読み込みプ
ログラム54Gがメモリースティック116から3番目
に読み込んだファィルに格納されているデータに対応す
る画像から構成される。
【0079】サムネイル201−1乃至201−3は、
後述するように、仮想の螺旋上に配置される。以下、サ
ムネイル201−1乃至201−Nを個々に区別する必
要がないとき、単にサムネイル201と称する。
【0080】コンテンツ処理ルーチン152は、読み込
みプログラム54Gから供給されたデータの種類に対応
して、サムネイル201を生成する。
【0081】例えば、コンテンツ処理ルーチン152
は、読み込みプログラム54Gから動画像のデータを供
給されたとき、動画像の最初の画像を基に、サムネイル
201を生成する。
【0082】コンテンツ処理ルーチン152は、TIFF
(Tag Image File Format)またはGIF(Graphic Interc
hange Format)方式の静止画像のデータが供給されたと
き、静止画像のデータからサムネイル201を生成す
る。コンテンツ処理ルーチン152は、JPEG(Joing Ph
otographic Experts Group)方式の静止画像のデータが
供給されたとき、ヘッダに格納されているサムネイルの
データを利用する。
【0083】コンテンツ処理ルーチン152は、読み込
みプログラム54Gから音声またはテキストのデータが
供給されたとき、音声またはテキストのデータを基に、
画像を生成して、サムネイル201として利用する。コ
ンテンツ処理ルーチン152が、音声のデータまたはテ
キストのデータに対応して、サムネイル201としての
画像を生成する処理は、後述する。
【0084】表示プログラム54FがLCD7に表示さ
せる画面の下側には、サムネイル201の配置を指示す
るためのアイコンが表示される。アイコン202−1
は、表示プログラム54Fに、サムネイル201を仮想
の直線上に配置させる表示を指示するためのアイコンで
ある。アイコン202−2は、表示プログラム54F
に、サムネイル201を仮想の真円または楕円の円周上
に配置させる表示を指示するためのアイコンである。ア
イコン202−3は、表示プログラム54Fに、サムネ
イル201を格子状に配置させる表示を指示するための
アイコンである。アイコン202−4は、表示プログラ
ム54Fに、サムネイル201を仮想の螺旋上に配置さ
せる表示を指示するためのアイコンである。
【0085】アイコン202−4が選択され画面の下側
中央に配置されているので、表示プログラム54Fは、
サムネイル201−1乃至201−3を仮想の螺旋上に
配置させる。以下、アイコン202−1乃至202−4
を個々に区別する必要がないとき、単にアイコン202
と称する。
【0086】表示プログラム54Fは、ジョグダイアル
4、キーボード5、またはタッチパッド6が操作されて
サムネイル201−1乃至201−3に対応するファイ
ルに対する処理、例えば、拡大表示、再生、属性情報の
表示、コピー、削除、転送などが要求されたとき、サム
ネイル201−1乃至201−3に対応するファイルに
対する処理を実行する。例えば、処理マネージャ151
は、タッチパッド6などの入力に対応して、サムネイル
201−1乃至201−3に対応するファイルに対す
る、コピー、削除、または転送などの処理をOS54E
に要求する。
【0087】図8は、表示プログラム54Fの起動後、
読み込みプログラム54Gによるメモリースティック1
16からの、10個のファイルの内の7つのファイルの
読み込みが終了したとき、表示プログラム54FがLC
D7に表示させる画面の例を示す図である。
【0088】サムネイル201−4は、コンテンツ処理
ルーチン152−4により表示され、読み込みプログラ
ム54Gがメモリースティック116から4番目に読み
込んだファィルに格納されているデータに対応する画像
から構成される。サムネイル201−5は、コンテンツ
処理ルーチン152−5により表示され、読み込みプロ
グラム54Gがメモリースティック116から5番目に
読み込んだファィルに格納されているデータに対応する
画像から構成される。
【0089】サムネイル201−6は、コンテンツ処理
ルーチン152−6により表示され、読み込みプログラ
ム54Gがメモリースティック116から6番目に読み
込んだファィルに格納されているデータに対応する画像
から構成される。サムネイル201−7は、コンテンツ
処理ルーチン152−7により表示され、読み込みプロ
グラム54Gがメモリースティック116から7番目に
読み込んだファィルに格納されているデータに対応する
画像から構成される。
【0090】サムネイル201−1乃至201−7は、
仮想の螺旋上に配置される。
【0091】表示プログラム54Fは、ジョグダイアル
4、キーボード5、またはタッチパッド6が操作されて
サムネイル201−1乃至201−7に対応するファイ
ルに対する処理、例えば、拡大表示、再生、属性情報の
表示、コピー、削除、転送などが要求されたとき、サム
ネイル201−1乃至201−7に対応するファイルに
対する処理を実行する。例えば、処理マネージャ151
は、タッチパッド6などの入力に対応して、サムネイル
201−1乃至201−7に対応するファイルに対す
る、コピー、削除、または転送などの処理をOS54E
に要求する。
【0092】図9は、表示プログラム54Fの起動後、
読み込みプログラム54Gによるメモリースティック1
16からの全てのファイルの読み込みが終了したとき、
表示プログラム54FがLCD7に表示させる画面の例
を示す図である。
【0093】サムネイル201−8は、コンテンツ処理
ルーチン152−8により表示され、読み込みプログラ
ム54Gがメモリースティック116から8番目に読み
込んだファィルに格納されているデータに対応する画像
から構成される。サムネイル201−9は、コンテンツ
処理ルーチン152−9により表示され、読み込みプロ
グラム54Gがメモリースティック116から9番目に
読み込んだファィルに格納されているデータに対応する
画像から構成される。サムネイル201−10は、コン
テンツ処理ルーチン152−10により表示され、読み
込みプログラム54Gがメモリースティック116から
10番目に読み込んだファィルに格納されているデータ
に対応する画像から構成される。
【0094】サムネイル201−1乃至201−10
は、仮想の螺旋上に配置される。
【0095】表示プログラム54Fは、ジョグダイアル
4、キーボード5、またはタッチパッド6が操作されて
サムネイル201−1乃至201−10に対応するファ
イルに対する処理、例えば、拡大表示、再生、属性情報
の表示、コピー、削除、転送などが要求されたとき、サ
ムネイル201−1乃至201−10に対応するファイ
ルに対する処理を実行する。例えば、処理マネージャ1
51は、タッチパッド6などの入力に対応して、サムネ
イル201−1乃至201−10に対応するファイルに
対する、コピー、削除、または転送などの処理をOS5
4Eに要求する。
【0096】このように、表示プログラム54Fは、読
み込みプログラム54Gがメモリースティック116か
らファイルを読み込むと、読み込んだファイルに格納さ
れているデータに対応するサムネイル201を順に表示
するので、パーソナルコンピュータ1の使用者は、メモ
リースティック116に記憶されているファイルの内
容、およびその時点でのファイルの読み込みの状態を知
ることができる。
【0097】表示プログラム54Fは、読み込みプログ
ラム54Gがメモリースティック116からファイルを
読み込むと、その時点で読み込んだファイルに対する処
理に要求に対応して、要求された処理を実行する。
【0098】また、ファイルの読み込みが遅くとも、表
示プログラム54Fが、読み込んだファイルに格納され
ているデータに対応するサムネイル201を順に表示す
るので、使用者は、表示されたサムネイル201を基
に、次に行う操作を決定することができる。
【0099】図7に示す状態における、サムネイル20
1−1乃至201−3に対応するファイルに対し実行可
能な処理は、図8に示す状態における、サムネイル20
1−1乃至201−7に対応するファイルに対し実行可
能な処理と、図9に示す状態における、サムネイル20
1−1乃至201−10に対応するファイルに対し実行
可能な処理と同一である。
【0100】次に、音声またはテキストのデータに対応
する画像を表示するサムネイル201について説明す
る。図10の左側に示すように、従来は予め記録されて
いる音声に対応するアイコンなどを表示していた。この
場合、複数の音声のデータに対応した表示をさせても、
同じアイコンがその数に対応して表示されるだけであっ
た。
【0101】これに対して、図10の右側に示すよう
に、表示プログラム54Fは、音声またはテキストのデ
ータそのものに対応する画像を生成して、サムネイル2
01として表示する。
【0102】図11は、コンテンツ処理ルーチン152
が音声のデータに対応する画像を表示するサムネイル2
01を生成する手順について説明する図である。
【0103】最初に、コンテンツ処理ルーチン152
は、表示するサムネイル201の大きさに対応して、サ
ムネイル201の表示する領域を設定する。コンテンツ
処理ルーチン152は、サムネイル201の表示する領
域を音声のデータの大きさに対応して、所定の数の画素
から成る矩形の領域に分割する。
【0104】コンテンツ処理ルーチン152は、音声の
データから任意の部分(例えば、音声のデータをデータ
列としてみた場合、データ列の中央に位置するデータな
ど)のデータを抽出して、抽出したデータを基に、画素
の画素値を生成する。例えば、コンテンツ処理ルーチン
152は、音声のデータから8ビットの単位でデータを
切り出し、RGBのデータとみなす。
【0105】図11の例において、音声のデータから切
り出された0fh(以下、16進数で表現される数値は、
最後にhを付する)は、Rのデータとされ、7ehは、Gの
データとされ、57hは、Bのデータされる。同様に、0f
h,7eh,57hに続くデータにおいて、12hは、Rのデータと
され、25hは、Gのデータとされ、98hは、Bのデータと
される。
【0106】コンテンツ処理ルーチン152は、音声の
データが暗号化または符号化されているとき、復号など
の処理をせずに、暗号化または符号化されている音声の
データから、RGBのデータを生成する。
【0107】このようにして、コンテンツ処理ルーチン
152は、サムネイルの分割された領域の数と同じ数
の、RGBのデータなどの画素値を生成する。
【0108】コンテンツ処理ルーチン152は、サムネ
イル201の表示する領域を分割した、所定の数の画素
から成る矩形の領域のそれぞれに、RGBのデータを設
定する。この時点でサムネイル201は、図11の画像
1に例を示すように、矩形毎に異なる色の画像から構成
される。
【0109】コンテンツ処理ルーチン152は、RGB
のデータが設定されたサムネイル201にブラー処理
(いわゆる、ぼかしの処理)を適用する。RGBのデー
タが設定されたサムネイル201をぼかすことにより、
図11の画像2に例を示すように、表示されたサムネイ
ル201が見やすくなるという効果がある。
【0110】RGBのデータが設定されたサムネイル2
01に加える処理は、ぼかしの処理に限らず、エンボ
ス、輪郭抽出など、いずれの画像処理でもよい。
【0111】コンテンツ処理ルーチン152は、更に、
音声のファイルに含まれているタイトル、アーティスト
名、または再生時間などの属性のデータを、図11の画
像3に例を示すように、所定の位置にテキストで上書き
する。
【0112】コンテンツ処理ルーチン152が、音声の
ファイルに含まれているタイトル、アーティスト名、ま
たは再生時間などの属性のデータをテキストで上書きす
るので、音声のデータに対応するサムネイル201を見
た使用者は、サムネイル201に対応する音声のデータ
の内容を更に詳細に知ることができる。
【0113】また、サムネイル201に設定する画像
は、音声のデータに対するスペクトルを基に生成するよ
うにしてもよい。例えば、サムネイル201の横の並び
の画素に各周波数帯域のレベルに対応する色(例えば、
-40dBを色相環の0度の色に対応させ、0dBを色相環の3
60度の色に対応させる)を設定して、サムネイル20
1の縦の並びを音声の経過時間に対応させることで、サ
ムネイル201全体に、音声のスペクトルの経過時間に
対応した画像を設定することができる。
【0114】図12に示すように、コンテンツ処理ルー
チン152は、音声のデータが小さいとき、サムネイル
201を表示する領域を少数の矩形の領域に分割し、音
声のデータが大きいとき、サムネイル201を表示する
領域を多数の矩形の領域に分割する。
【0115】このようにすることで、パーソナルコンピ
ュータ1の使用者は、音声のデータに対応するサムネイ
ル201を見ただけで、音声のデータの大きさを予測す
ることができる。
【0116】図13に示すように、コンテンツ処理ルー
チン152は、音声のデータに対応するサムネイル20
1を生成する手順と同様の手順で、テキストのデータを
基に、サムネイル201を生成する。この場合、コンテ
ンツ処理ルーチン152は、コンテンツ201の上に表
示されるテキストとして、テキストのデータに含まれる
テキストの予め定められた要点のテキストを抽出して、
表示するようにしてもよい。
【0117】このように、表示プログラム54Fは、音
声のデータまたはテキストのデータに対応して、サムネ
イル201を生成することができる。
【0118】なお、表示プログラム54Fは、音声のデ
ータまたはテキストのデータに限らず、画像を含まない
データ、例えば、HTML(Hypertext Markup Language)
ファイルに格納されているデータ、表計算のためのデー
タ、または実行プログラム(ロードモジュール)などに
対応してサムネイル201を生成することができる。
【0119】次に、表示プログラム54Fが表示するサ
ムネイル201の配置について説明する。
【0120】従来、サムネイルおよびサムネイルに付属
する情報を表示するとき、図14に示すように、サムネ
イルを重ならないように配置して、その近傍にサムネイ
ルに付属する情報を表示するのが一般的であった。
【0121】これに対して、パーソナルコンピュータ1
の表示プログラム54Fは、サムネイル201を重なら
ないように格子状に配置する表示方法(以下、スクエア
ビューと称する)に加えて、サムネイル201を重ね合
わせて表示する3種類の表示の形態を有する。
【0122】第1の表示の形態においては、仮想の直線
または曲線(開いた線)が規定され、仮想の直線または
曲線上にサムネイル201が配置される(以下、ライン
ビューと称する)。第2の表示の形態においては、仮想
の真円または楕円(閉じた線)が規定され、仮想の真円
または楕円にサムネイル201が配置される(以下、ル
ープビューと称する)。第3の表示の形態においては、
仮想の螺旋が規定され、仮想の螺旋にサムネイル201
が配置される(以下、スパイラルビューと称する)。
【0123】まず、アイコン202−1がクリックされ
たときに表示される、ラインビューについて説明する。
図15に示すように、表示プログラム54Fは、直線ま
たは曲線からなる軸221−1を規定して、軸221−
1を基に、サムネイル201−1乃至201−3を配置
する。サムネイル201−1が選択されている場合、サ
ムネイル201−1とサムネイル201−2が重なると
き、表示プログラム54Fは、サムネイル201−1の
全体を表示し、サムネイル201−2のサムネイル20
1−1と重ならない部分のみを表示する。
【0124】サムネイル201−1が選択され、サムネ
イル201−1乃至201−3が順に配置されている場
合、サムネイル201−2とサムネイル201−3が重
なるとき、表示プログラム54Fは、サムネイル201
−2のサムネイル201−1と重ならない部分のみを表
示し、サムネイル201−3のサムネイル201−2と
重ならない部分のみを表示する。
【0125】すなわち、表示プログラム54Fは、選択
されているサムネイル201の全体を表示し、選択され
ているサムネイル201から離れているサムネイル20
1より、選択されているサムネイル201の近傍のサム
ネイル201を優先的(使用者に近い位置に配置するよ
う)に表示する。
【0126】サムネイル201−1に対応するデータに
付随する情報、例えば、ファイル名、作成日、画像の大
きさ等を示すテキスト211−1は、例えば、サムネイ
ル201−1の下側の位置と、テキスト211−1の上
側の位置が一致する、軸221−2上に配置される。サ
ムネイル201−2に対応するデータに付随する情報、
例えば、ファイル名等を示すテキスト211−2は、例
えば、サムネイル201−2の下側の位置と、テキスト
211−2の上側の位置が一致する、軸221−2上に
配置される。サムネイル201−3に対応するデータに
付随する情報、例えば、ファイル名等を示すテキスト2
11−3は、例えば、サムネイル201−3の下側の位
置と、テキスト211−3の上側の位置が一致する、軸
221−2上に配置される。
【0127】なお、軸221−1および軸221−2
は、LCD7の画面上には表示されない。以下、軸22
1−1および軸221−2を個々に区別する必要がない
とき、単に軸221と称する。以下、テキスト211−
1乃至211−3を個々に区別する必要がないとき、単
にテキスト211と称する。
【0128】例えば、画面の水平方向をx軸、画面の水
平方向をy軸とした場合、図16に示すように、軸22
1−1は、式(1)で算出され、軸221−2は、式
(2)で算出される。
【0129】 x=sin(π/2t)(y-c0)+c1 (1) x=-sin(π/2t)(y-c0)+c1 (2) ここで、xは、x軸上の座標を示し、yは、y軸上の座標を
示す。tは、所定の基準時刻(例えば、ラインビューで
表示を開始したときに対応する時刻)からの経過時間で
あり、c0およびc1は、選択されているサムネイルの中心
の位置を示す。
【0130】図16に示すθは、式(1)または式
(2)のπ/2tに対応する。
【0131】従って、例えば、図17(A)に示す、軸
221−1および軸221−2の位置を基に、図17
(B)に示すサムネイル201およびテキスト211の
配置で表示が開始されたとき、軸221−1および軸2
21−2の位置は、図17(C)に示す位置に向かって
滑らかに移動し、更に、図17(E)に示す位置に向か
って滑らかに移動する。
【0132】すなわち、サムネイル201およびテキス
ト211は、軸221−1および軸221−2の移動に
対応して、図17(B)に示す配置から図17(D)に
示す配置に向かって滑らかに移動し、更に、図17
(F)に示す配置に滑らかに移動する。
【0133】軸221−1および軸221−2の位置
は、図17(E)に示す位置に到達したとき、図17
(C)に示す位置に向かって滑らかに移動し、更に、図
17(A)に示す位置に向かって滑らかに移動し、滑ら
かに移動を繰り返す。
【0134】すなわち、サムネイル201およびテキス
ト211は、軸221−1および軸221−2の移動に
対応して、図17(F)に示す配置から図17(D)に
示す配置に向かって滑らかに移動し、更に、図17
(B)に示す配置に滑らかに移動し、以上のように、滑
らかに移動を繰り返す。
【0135】軸221−1の移動の中心には、選択され
ているサムネイル201が配置されるので、使用者が選
択しているサムネイル201は移動せず、その上下に配
置されているサムネイル201が移動するので、使用者
は、選択しているサムネイル201を迅速に且つ確実に
認識することができる。
【0136】次に、アイコン202−2がクリックされ
たときに表示される、ループビューについて説明する。
図18に示すように、表示プログラム54Fは、真円、
楕円、または所定のループ(多角形を含む)から成る軸
241−1を規定して、軸241−1を基に、サムネイ
ル201−1乃至201−5を配置する。サムネイル2
01−3が選択されている場合、サムネイル201−3
とサムネイル201−2が重なるとき、表示プログラム
54Fは、サムネイル201−3の全体を表示し、サム
ネイル201−2のサムネイル201−3と重ならない
部分のみを表示する。
【0137】サムネイル201−3が選択され、サムネ
イル201−1乃至201−5が順に配置されている場
合、サムネイル201−2とサムネイル201−1が重
なるとき、表示プログラム54Fは、サムネイル201
−2のサムネイル201−3と重ならない部分のみを表
示し、サムネイル201−1のサムネイル201−2と
重ならない部分のみを表示する。表示プログラム54F
は、サムネイル201−4のサムネイル201−3と重
ならない部分のみを表示し、サムネイル201−5のサ
ムネイル201−4と重ならない部分のみを表示する。
【0138】すなわち、表示プログラム54Fは、選択
されているサムネイル201の全体を表示し、選択され
ているサムネイル201から離れているサムネイル20
1より、選択されているサムネイル201の近傍のサム
ネイル201を優先的(使用者に近い位置に配置するよ
う)に表示する。
【0139】表示プログラム54Fは、軸241−1に
対応する軸241−2を規定する。サムネイル201−
1に対応するテキスト211−1は、例えば、サムネイ
ル201−1の左右の中心の位置と、テキスト211−
1の中心の位置が一致する、軸241−2上に配置され
る。サムネイル201−2に対応するテキスト211−
2は、サムネイル201−2の左右の中心の位置と、テ
キスト211−2の中心の位置が一致する、軸241−
2上に配置される。同様に、サムネイル201−3乃至
201−5にそれぞれ対応するテキスト211−3乃至
211−5のそれぞれは、サムネイル201−3乃至2
01−5にそれぞれの左右の中心の位置と、テキスト2
11−3乃至211−5の中心の位置が一致する、軸2
41−2上に配置される。
【0140】なお、軸241−1および軸241−2
は、LCD7の画面上には表示されない。以下、軸24
1−1および軸241−2を個々に区別する必要がない
とき、単に、軸241と称する。
【0141】表示プログラム54Fは、図19に示すよ
うに、軸241−1に配置されたサムネイル201、お
よび軸241−2に配置されたテキスト211のうち、
選択されているサムネイル201を中心に、LCD7に
表示する。
【0142】図20は、軸241−1および軸241−
2が円である場合の、表示プログラム54Fの軸241
−1および軸241−2を算出する処理を説明する図で
ある。
【0143】表示するサムネイル201の数をnとした
とき、軸241−1および軸241−2に対応する円の
半径rは、式(3)で求められる。
【0144】 r=64n/2π (3) 式(3)に含まれる64は、サムネイルの間隔に対応する
定数である。
【0145】画面の中心の座標を(Xcent,Ycent)とす
ると、軸241−1の中心の座標(Xcent1,Ycent1)
は、式(4)で示され、軸241−2の中心の座標(Xc
ent2,Ycent2)は、式(5)で示される。
【0146】 (Xcent1,Ycent1)=(Xcent,Ycent-r-64) (4) (Xcent1,Ycent1)=(Xcent,Ycent+r+64) (5) i番目のサムネイル201の位置は、式(6)で求めら
れる。
【0147】 (X1i,Y1i)=(Xcent1+rsin(i*2π/n),Ycent1+rcos(i*2π/n)) (6) i番目のテキスト211の位置は、式(7)で求められ
る。
【0148】 (X2i,Y2i)=(Xcent2+rsin(i*2π/n),Ycent2-rcos(i*2π/n)) (7) ループビューにおいて、ジョグダイアル4の操作に対応
して、表示プログラム54Fがサムネイル201の配置
を変更するとき、使用者が、直感的に、サムネイル20
1の移動を把握しやすいという利点がある。
【0149】次に、アイコン202−4がクリックされ
たときに表示される、スパイラルビューについて説明す
る。図21に示すように、表示プログラム54Fは、螺
旋からなる軸261を規定して、軸261を基に、サム
ネイル201−1乃至201−3およびテキスト211
−1乃至221−3を配置する。軸261は、画面に対
して奥行き方向の位置を有する。サムネイル201が同
じ大きさであったとしても、配置される位置により、L
CD7上に表示される大きさは異なることになる。
【0150】選択されているサムネイル201は、画面
からの距離がもっとも短い位置に配置されるので、大き
く表示される。表示プログラム54Fは、選択されてい
るサムネイル201を大きく表示し、選択されていない
サムネイル201を選択されているものに比較してより
小さく表示する。
【0151】従って、表示プログラム54Fは、多数の
サムネイル201を表示しつつ、使用者が注目している
サムネイル201を大きく、使用者が注目していないサ
ムネイル201を小さく表示するので、LCD7の画面
がより効率的に使用される。
【0152】または、例えば、図22(A)に示すよう
に、表示プログラム54Fは、同一の軸を有する螺旋か
ら成る軸261−1および軸261−2を規定して、軸
261−1を基に、サムネイル201を配置し、軸26
1−2を基に、テキスト211を配置するようにしても
よい。
【0153】半径がrである螺旋から成る軸261の座
標(x,y,z)は、式(8)、式(9)、および式(1
0)で求められる。
【0154】 x=rsin(t)+c0t (8) y=c1t (9) z=rcos(t) (10) ここで、rは、螺旋の半径であり、c0およびc1は、螺旋
の傾きを決定する定数であり、tは、任意の値である。
【0155】図23に示すように、半径がrである螺旋
から成る軸261上に配置されるサムネイル201の座
標(xi,yi,zi)は、式(11)、式(12)、および式
(13)で求められる。
【0156】 xi=Xcent+rsin(i*2π/9)-(i*r/20) (11) yi=Ycent+(i*r/10) (12) zi=r-rcos(i*2π/9) (13) ここで、XcentおよびYcentは、画面の中心の座標を示
す。z軸は、x軸およびy軸に直角な、画面に対して奥行
きに対応する座標軸である。式(11)の20、および式
(12)の10は、所定の定数である。
【0157】次に、アイコン202−3がクリックされ
たときに表示される、スクエアビューについて説明す
る。図24および図25に示すように、表示プログラム
54Fは、例えば、画面の最も上の列として、上下方向
のそれぞれの中心の位置が一致し、横方向の中心位置の
間隔が所定の距離になるように、5つのサムネイル20
1−1乃至201−5を配置する。
【0158】表示プログラム54Fは、画面の2番目の
列として、上下方向のそれぞれの中心の位置が一致し、
横方向の中心位置の間隔が所定の距離になるように、5
つのサムネイル201−6乃至201−10を配置す
る。言い換えれば、サムネイル201−6の横方向の中
心位置が、サムネイル201−1の横方向の中心位置と
一致し、サムネイル201−7の横方向の中心位置が、
サムネイル201−2の横方向の中心位置と一致し、サ
ムネイル201−8の横方向の中心位置が、サムネイル
201−3の横方向の中心位置と一致し、サムネイル2
01−9の横方向の中心位置が、サムネイル201−4
の横方向の中心位置と一致し、サムネイル201−10
の横方向の中心位置が、サムネイル201−5の横方向
の中心位置と一致するように、表示プログラム54F
は、画面の2番目の列に、5つのサムネイル201−6
乃至201−10を配置する。
【0159】表示プログラム54Fは、画面の3番目の
列および4番目の列として、同様の処理で、サムネイル
201−11乃至201−20を配置する。
【0160】なお、表示プログラム54Fは、ラインビ
ュー、ループビュー、スパイラルビュー、またはスクエ
アビューにおいて、サムネイル201を作成日、撮影時
刻、ファイル名、画像の大きさなどを基に、並び替える
ことができる。
【0161】次に、アイコン202がクリックされたと
きの、アイコン202の移動について説明する。図26
は、アイコン202の移動の例を説明する図である。
【0162】図26の右側に示すように、例えば、画面
にアイコン202−1乃至202−3が配置されている
場合、アイコン202−1がクリックされたとき、アイ
コン202−1の形状または色を変更させ、所定の音声
を再生するとともに、アイコン202−1の位置とアイ
コン202−2の位置を交代させるように、表示プログ
ラム54Fは、アイコン202−1およびアイコン20
2−2を移動させる。
【0163】すなわち、処理マネージャ151は、タッ
チパッド6がクリックされたとき、所定の周期で、アイ
コン202−1およびアイコン202−2が移動するよ
うに、アイコン202−1の位置とアイコン202−2
の位置を算出する。
【0164】アイコン処理ルーチン153−1は、処理
マネージャ151が算出した位置に基づき、アイコン2
02−1を、画面の中央に移動させるように表示する。
アイコン処理ルーチン153−2は、処理マネージャ1
51が算出した位置に基づき、アイコン202−2を、
画面の左下に移動させるように表示する。
【0165】アイコン202−1乃至202−3の移動
は、直線的な移動に限らず、所定の曲線上を移動するよ
うにしてもよい。アイコン202−1乃至202−3の
移動の方向は、表示する画面と同一の平面上に限らず、
画面に対して奥行き方向を含むようにしてもよい。
【0166】ループビューによりサムネイル201が表
示されているとき、図27(A)に示すように、表示プ
ログラム54Fは、アイコン202−2を画面の左右方
向の中央に配置する。図27(A)に示す状態で、アイ
コン202−1がクリックされたとき、表示プログラム
54Fは、使用者により目視で確認が可能な速度で、ア
イコン202−1乃至202−4を移動させる。図27
(B)に示す状態を経て、表示プログラム54Fは、図
27(C)に示すように、アイコン202−1を画面の
左右方向の中央に配置する。
【0167】表示プログラム54Fは、アイコン202
−2乃至202−4のそれぞれを、アイコン202−2
乃至202−4のそれぞれに関係付けられた数値を基
に、配置する。
【0168】例えば、アイコン202−1に1が対応付
けられ、アイコン202−2に2が対応付けられ、アイ
コン202−3に3が対応付けられ、アイコン202−
4に4が対応付けられているとき、表示プログラム54
Fは、対応付けられている数値が小さい順に、画面の左
側からアイコン202−2乃至202−4を配置する。
すなわち、表示プログラム54Fは、アイコン202−
2を画面の左側に配置し、アイコン202−2の右側に
アイコン202−3を配置し、アイコン202−3の右
側にアイコン202−4を配置する。
【0169】このように、表示プログラム54Fが、ア
イコン202を移動させ、表示のモードに対応するアイ
コン202を、例えば、画面の中央に配置することによ
り、使用者は、アイコン202に操作が加えられたこと
を、確実に知ることができると共に、迅速に、サムネイ
ル201の表示のモードを知ることができる。
【0170】次に、サムネイル201またはアイコン2
02の移動に伴う残像の表示について説明する。コンテ
ンツ処理ルーチン152は、例えば、1秒間に30回、
サムネイル202を描画する。図28に示すように、コ
ンテンツ処理ルーチン152は、サムネイル202を移
動させたとき、前回の描画に対応する残像を画面に表示
する。
【0171】残像の表示が設定されていない場合、コン
テンツ処理ルーチン152は、現在の画面を消去して、
新たにサムネイル202を描画する。
【0172】図29に例を示すように、残像の表示が設
定されている場合、サムネイル202を描画するとき、
コンテンツ処理ルーチン152は、前回表示された画面
の明度を、例えば、80%に設定して描画する。コンテ
ンツ処理ルーチン152は、明度が80%に設定された
画面にサムネイル202を上書きするように描写する。
【0173】従って、サムネイル202が移動されたと
き、コンテンツ処理ルーチン152は、描画の度に、前
回描画された画面の明度を下げて描画するので、残像が
表示されることになる。このような処理を行うことで、
表示プログラム54Fは、より少ない演算量で残像を表
示することができる。
【0174】図30は、サムネイル201またはアイコ
ン202を移動させた場合の、サムネイル201または
アイコン202の表示位置に対応する状態の変化を説明
する図である。例えば、図30において、状態Aは、ル
ープビューに対応し、状態Bは、スクエアビューに対応
する。
【0175】ループビューに対応する状態Aにおいて、
アイコン202−3がクリックされたとき、処理マネー
ジャ151は、コンテンツ処理ルーチン152−1乃至
152−Nが次に描画するサムネイル201−1乃至2
01−Nのそれぞれの位置を算出して、コンテンツ処理
ルーチン152−1乃至152−Nのそれぞれに供給す
る。
【0176】処理マネージャ151は、図31にグラフ
を示す遷移関数を基に、サムネイル201の位置を算出
する。状態Aにおけるサムネイル201の位置から状態
Bにおけるサムネイル201の位置の距離を1としたと
き、遷移関数は、遷移の開始からの経過時間tを基に、
状態Bにおけるサムネイル201の位置からの、経過時
間tにおけるサムネイル201の距離を出力する。
【0177】すなわち、経過時間ti、状態Aでのサムネ
イル201の位置をAi、状態Bのサムネイル201の位
置をBiとしたとき、サムネイル201に位置Ciは、式
(14)で算出される。
【0178】 Ci=(Ai-Bi)d(ti)+Bi (14)
【0179】遷移関数は、経過時間tが0に近い部分で
は、経過時間tが増加するに従って、距離d(t)が1から
急激に減少し、その後、距離d(t)がなだらかに減少して
0になるように定義されている。このように遷移関数を
定義することで、表示プログラム54Fは、サムネイル
201の移動を開始したとき、素早くサムネイル201
を移動させ、移動先に近づくに従ってゆっくりとサムネ
イル201を移動させる。
【0180】このようにすることで、表示プログラム5
4Fは、サムネイル201を迅速に移動させるととも
に、使用者のサムネイル201の移動に伴う違和感を無
くすことができる。
【0181】なお、遷移関数は、図31に示すものに限
らず、例えば、経過時間tが0に近い部分では、経過時
間tが増加するに従って、距離d(t)が1から徐々に減少
し、その後、距離d(t)が急激に減少して0になるものな
ど、いずれでもよい。
【0182】処理マネージャ151は、経過時間tに対
応して、遷移関数を基に、距離d(t)に対応するサムネイ
ル201−1乃至201−Nのそれぞれの位置を算出し
て、コンテンツ処理ルーチン152−1乃至152−N
のそれぞれに供給する。コンテンツ処理ルーチン152
−1乃至152−Nのそれぞれは、サムネイル201−
1乃至201−Nを描画する。
【0183】経過時間t1に対応する状態C1において、
サムネイル201−1乃至201−Nのそれぞれは、状
態Bのサムネイル201−1乃至201−Nの位置に向
かって移動する、途中の位置に表示される。経過時間t1
から所定の時間が経過した経過時間t2に対応する状態C
2において、サムネイル201−1乃至201−Nのそ
れぞれは、更に、状態Bのサムネイル201−1乃至2
01−Nの位置に向かって移動する、途中の位置に表示
される。
【0184】経過時間t2から所定の時間が経過した経過
時間t3に対応する状態C3において、サムネイル201
−1乃至201−Nのそれぞれは、状態Bのサムネイル
201−1乃至201−Nの位置のより近い位置の、移
動の途中の位置に表示される。
【0185】状態C1におけるサムネイル201の位
置、および状態C2におけるサムネイル201の位置の
例を図32に示す。
【0186】状態Aから状態Bに遷移する途中で、例え
ば、状態Dに遷移すべき旨の入力がされた場合、状態A
から状態Bに遷移する途中の状態から、状態Dに遷移す
る。
【0187】例えば、図33に示すように、状態C2に
おいて、アイコン202−4がクリックされたとき、状
態C2を新たな開始状態とし、スパイラルビューに対応
する状態Dに向かって遷移する。状態C2から状態Dへ
の遷移は、状態Aから状態Bへの遷移と同様に、状態E
1乃至状態E2を経由して行われる。
【0188】スパイラルビューにおいて、ジョグダイヤ
ル4、キーボード5、またはタッチパッド6が操作され
ているときと、ジョグダイヤル4、キーボード5、およ
びタッチパッド6が操作されていないときでは、処理マ
ネージャ151は、図34に示すように、サムネイル2
01の表示する位置を変更させる。
【0189】更に、スパイラルビューにおいて、キーボ
ード5などが継続して押圧されているとき(例えば、方
向キーが押され続けている)と、キーボード5などが1
度だけ押圧され、即座に離されたときとでは、処理マネ
ージャ151は、サムネイル201の表示する位置を変
更させる。
【0190】より具体的には、ジョグダイヤル4および
キーボード5が操作されていないとき、処理マネージャ
151は、例えば、図35に示すように、コンテンツ処
理ルーチン152に、より大きい半径rの螺旋上にサム
ネイル201を表示させる。
【0191】ジョグダイヤル4が回転され続けている、
またはキーボード5が押圧され続けているとき、処理マ
ネージャ151は、例えば、図36に示すように、コン
テンツ処理ルーチン152に、より小さい半径rの螺旋
上にサムネイル201を表示させる。
【0192】ジョグダイヤル4が1クリックだけ回転さ
れ、またはキーボード5が1度だけ押圧され、即座に離
されたとき、処理マネージャ151は、コンテンツ処理
ルーチン152に、図35および図36に示す、中間の
半径rの螺旋上にサムネイル201を表示させる。
【0193】パーソナルコンピュータ1の使用者は、サ
ムネイル201の表示位置を基に、ジョグダイヤル4ま
たはキーボード5などが操作されているか否かを、即座
に判断することができる。
【0194】なお、表示プログラム54Fは、螺旋の半
径rの変更と共に、所定の音声を再生し、または所定の
画像を表示するようにしてもよい。
【0195】また、処理マネージャ151は、ジョグダ
イヤル4およびキーボード5が操作されていないとき、
より小さな半径rの螺旋上にサムネイル201を表示さ
せ、ジョグダイヤル4またはキーボード5が操作されて
いるとき、コンテンツ処理ルーチン152に、より大き
な半径rの螺旋上にサムネイル201を表示させるよう
にしてもよい。
【0196】次に、サムネイル201の選択と拡大表示
に付いて説明する。
【0197】図37乃至図39は、ラインビューにおけ
るサムネイル201の選択と拡大表示を説明する図であ
る。図37に示す”M”が表示されているサムネイル2
01が選択されている状態で、”H”が表示されている
サムネイル201がクリックされたとき、表示プログラ
ム54Fは、図38に示すように、”H”が表示されて
いるサムネイル201が画面の中心に位置するように、
画面に表示されている全てのサムネイル201を移動す
る。表示プログラム54Fは、”H”が表示されている
サムネイル201を選択している状態に移行する。
【0198】図38に示す”H”が表示されているサム
ネイル201が選択されている状態で、”H”が表示さ
れているサムネイル201がクリックされたとき、表示
プログラム54Fは、図39に示すように、”H”が表
示されているサムネイル201に対応する画像を表示す
る。
【0199】すなわち、”H”が表示されているサムネ
イル201に対応するデータが静止画像であるとき、表
示プログラム54Fは、静止画像を本来のサイズで表示
する。”H”が表示されているサムネイル201に対応
するデータが動画像であるとき、表示プログラム54F
は、動画像を本来のサイズで表示して、動画像を再生す
る。”H”が表示されているサムネイル201に対応す
るデータが音声であるとき、表示プログラム54Fは、
サムネイル201を所定のサイズに拡大して表示し、音
声を再生する。
【0200】図39に示す、”H”が表示されているサ
ムネイル201に対応する画像がクリックされると、表
示プログラム54Fは、表示の状態を、図38に示す”
H”が表示されているサムネイル201が選択されてい
る状態に戻す。
【0201】図40乃至図42は、ループビューにおけ
るサムネイル201の選択と拡大表示を説明する図であ
る。図40に示す”M”が表示されているサムネイル2
01が選択されている状態で、”Q”が表示されている
サムネイル201がクリックされたとき、表示プログラ
ム54Fは、図41に示すように、”Q”が表示されて
いるサムネイル201が画面の左右方向の中心に位置す
るように、画面に表示されている全てのサムネイル20
1を移動する。表示プログラム54Fは、”Q”が表示
されているサムネイル201を選択している状態に移行
する。
【0202】図41に示す”Q”が表示されているサム
ネイル201が選択されている状態で、”Q”が表示さ
れているサムネイル201がクリックされたとき、表示
プログラム54Fは、図42に示すように、”Q”が表
示されているサムネイル201に対応する画像を表示す
る。
【0203】すなわち、”Q”が表示されているサムネ
イル201に対応するデータが静止画像であるとき、表
示プログラム54Fは、静止画像を本来のサイズで表示
する。”Q”が表示されているサムネイル201に対応
するデータが動画像であるとき、表示プログラム54F
は、動画像を本来のサイズで表示して、動画像を再生す
る。”Q”が表示されているサムネイル201に対応す
るデータが音声であるとき、表示プログラム54Fは、
サムネイル201を所定のサイズに拡大して表示し、音
声を再生する。
【0204】図42に示す、”Q”が表示されているサ
ムネイル201に対応する画像がクリックされると、表
示プログラム54Fは、表示の状態を、図41に示す”
Q”が表示されているサムネイル201が選択されてい
る状態に戻す。
【0205】図43乃至図45は、スパイラルビューに
おけるサムネイル201の選択と拡大表示を説明する図
である。図43に示す”M”が表示されているサムネイ
ル201が選択されている状態で、”Z”が表示されて
いるサムネイル201がクリックされたとき、表示プロ
グラム54Fは、図44に示すように、”Z”が表示さ
れているサムネイル201が画面の中心に位置するよう
に、画面に表示されている全てのサムネイル201を移
動する。表示プログラム54Fは、”Z”が表示されて
いるサムネイル201を選択している状態に移行する。
【0206】図44に示す”Z”が表示されているサム
ネイル201が選択されている状態で、”Z”が表示さ
れているサムネイル201がクリックされたとき、表示
プログラム54Fは、図45に示すように、”Z”が表
示されているサムネイル201に対応する画像を表示す
る。
【0207】すなわち、”Z”が表示されているサムネ
イル201に対応するデータが静止画像であるとき、表
示プログラム54Fは、静止画像を本来のサイズで表示
する。”Z”が表示されているサムネイル201に対応
するデータが動画像であるとき、表示プログラム54F
は、動画像を本来のサイズで表示して、動画像を再生す
る。”Z”が表示されているサムネイル201に対応す
るデータが音声であるとき、表示プログラム54Fは、
サムネイル201を所定のサイズに拡大して表示し、音
声を再生する。
【0208】図45に示す、”Z”が表示されているサ
ムネイル201に対応する画像がクリックされると、表
示プログラム54Fは、表示の状態を、図44に示す”
Z”が表示されているサムネイル201が選択されてい
る状態に戻す。
【0209】図46乃至図48は、スクエアビューにお
けるサムネイル201の選択と拡大表示を説明する図で
ある。図46に示す”M”が表示されているサムネイル
201が選択されている状態で、”B”が表示されてい
るサムネイル201がクリックされたとき、表示プログ
ラム54Fは、図47に示すように、”B”が表示され
ているサムネイル201が画面の中心に位置するよう
に、画面に表示されている全てのサムネイル201を移
動する。表示プログラム54Fは、”B”が表示されて
いるサムネイル201を選択している状態に移行する。
【0210】図47に示す”B”が表示されているサム
ネイル201が選択されている状態で、”B”が表示さ
れているサムネイル201がクリックされたとき、表示
プログラム54Fは、図48に示すように、”B”が表
示されているサムネイル201に対応する画像を表示す
る。
【0211】すなわち、”B”が表示されているサムネ
イル201に対応するデータが静止画像であるとき、表
示プログラム54Fは、静止画像を本来のサイズで表示
する。”B”が表示されているサムネイル201に対応
するデータが動画像であるとき、表示プログラム54F
は、動画像を本来のサイズで表示して、動画像を再生す
る。”B”が表示されているサムネイル201に対応す
るデータが音声であるとき、表示プログラム54Fは、
サムネイル201を所定のサイズに拡大して表示し、音
声を再生する。
【0212】図48に示す、”B”が表示されているサ
ムネイル201に対応する画像がクリックされると、表
示プログラム54Fは、表示の状態を、図47に示す”
B”が表示されているサムネイル201が選択されてい
る状態に戻す。
【0213】このように、サムネイル201がクリック
されたとき、表示プログラム54Fは、クリックされた
サムネイル201を選択するか、または拡大して表示す
るか、または動画像を再生するので、使用者は、簡単
に、かつ迅速に、所望のデータを選択して、表示または
再生させることができる。
【0214】次に、図38に示す状態から図39に示す
状態に変化する場合の状態の遷移、図41に示す状態か
ら図42に示す状態に変化する場合の状態の遷移、図4
4に示す状態から図45に示す状態に変化する場合の状
態の遷移、または図47に示す状態から図48に示す状
態に変化する場合の状態の遷移、並びに図39に示す状
態から図38に示す状態に変化する場合の状態の遷移、
図42に示す状態から図41に示す状態に変化する場合
の状態の遷移、図45に示す状態から図44に示す状態
に変化する場合の状態の遷移、または図48に示す状態
から図47に示す状態に変化する場合の状態の遷移につ
いて説明する。
【0215】図38に示す状態から図39に示す状態に
変化する場合の状態の遷移、図41に示す状態から図4
2に示す状態に変化する場合の状態の遷移、図44に示
す状態から図45に示す状態に変化する場合の状態の遷
移、または図47に示す状態から図48に示す状態に変
化する場合の状態の遷移は、使用者による所望の静止画
像、動画像、または音声の表示または再生の要求に対応
している。サムネイル201などの操作が最終的に静止
画像、動画像、または音声の表示または再生を目的とし
ているので、この状態遷移は、図49に示すように、使
用者にとって重要度が大きいと言える。
【0216】これに対して、図39に示す状態から図3
8に示す状態に変化する場合の状態の遷移、図42に示
す状態から図41に示す状態に変化する場合の状態の遷
移、図45に示す状態から図44に示す状態に変化する
場合の状態の遷移、または図48に示す状態から図47
に示す状態に変化する場合の状態の遷移は、静止画像、
動画像、または音声の表示または再生を終了させる、他
のサムネイル201の選択などの操作を目的とした、過
渡的な状態への遷移である。この状態遷移は、図49に
示すように、使用者にとって重要度が小さいと言える。
【0217】そこで、図50に示すように、使用者にと
って重要度が大きい状態遷移をするとき、例えば、所望
の静止画像、動画像、または音声の表示をするか、また
は再生するとき、表示プログラム54Fは、表示または
再生をすることを使用者に確実に認識させるために、使
用者が目視で表示の変化を認識可能な速度で、比較的ゆ
っくりと表示を変更する。
【0218】一方、使用者にとって重要度が小さい状態
遷移をするとき、例えば、所望の静止画像、動画像、ま
たは音声の表示を停止するか、または再生を停止して、
サムネイル201の選択する表示に変更するとき、表示
プログラム54Fは、迅速に表示を変更する。
【0219】このように、表示プログラム54Fは、重
要な状態の遷移を使用者に確実に認識させると共に、比
較的重要でない状態の遷移を迅速に実行するので、使用
者による状態遷移の認識および素早いレスポンスの相反
する要求を満たすことができる。
【0220】次に、選択されているサムネイル201に
関する表示について説明する。図51に示すように、表
示プログラム54Fは、サムネイル201が選択された
とき、選択されたサムネイル201に枠281を表示す
る。表示プログラム54Fは、他のサムネイル201が
選択されたとき、選択されていないサムネイル201か
ら枠281を消去する。
【0221】表示プログラム54Fは、時間の経過に対
応させて、枠281の明度、彩度、または色相を変化さ
せる。図52は、時間の経過に対応する、枠281の明
度、または彩度の変化の例を説明する図である。
【0222】例えば、表示プログラム54Fは、0%で
ある枠281の明度、または彩度を0.5秒間で直線的
に100%まで変化させ、100%である枠281の明
度、または彩度を0.5秒間で直線的に0%まで変化さ
せ、この変化を繰り返す。
【0223】枠281の明度を変化させる処理は、彩度
または色相を変化させる処理に比較して、計算量が少な
い。
【0224】図53は、時間の経過に対応する、枠28
1の色相の変更の例を説明する図である。
【0225】例えば、表示プログラム54Fは、色相環
の0度に対応する枠281の色相を1秒間で直線的に3
60度まで変化させ、色相環の360度に到達した枠2
81の色相を0度に戻して、この変化を繰り返す。
【0226】このようにすることで、表示プログラム5
4Fは、多彩な明度、色彩、または色相を有するサムネ
イル201が表示されている画面の中から、使用者に、
確実に選択されているサムネイル201を認識させるこ
とができる。枠281の明度、彩度、または色相の変化
の周期は、1秒間に限らず、例えば、0.1秒乃至10
秒程度の使用者が認識可能な周期でよい。
【0227】図54は、選択されているサムネイル20
1に対応するデータの属性などの表示を説明する図であ
る。表示プログラム54Fは、サムネイル201が選択
されると、枠281を表示し、タッチパッド6などが操
作されずに所定の時間が経過したとき、サムネイル20
1に対応するデータが格納されているファイルのファイ
ル名、データのタイトル、データの大きさ、再生時間な
どの属性を付加属性表示291に表示する。
【0228】表示プログラム54Fは、そのサムネイル
201が選択されていないとき、そのサムネイル201
に対応する枠281および付加属性表示291を消去す
る。
【0229】例えば、図55に示すように、表示プログ
ラム54Fは、サムネイル201が選択されて1秒経過
したとき、ファイル名、静止画像または動画像を示すア
イコン、データの大きさ、日付などの属性を付加属性表
示291に表示する。図55に示す例において、付加属
性表示291は、選択されていない他のサムネイル20
1を使用者が確認可能とするため、その枠および背景を
半透明表示としている。
【0230】次に、LCD7の全体に表示する全画面表
示のモードについて説明する。表示プログラム54F
は、起動したとき、図56に示すように、LCD7の画
面の表示領域の所定の範囲にサムネイル201などを表
示する。
【0231】所定のアイコンまたはキーボード5の所定
のキーを操作すると、表示プログラム54Fは、図57
に示すように、LCD7の画面の表示領域の全部にサム
ネイル201などを表示する。LCD7の画面の表示領
域の全部に表示プログラム54Fが画像を表示している
とき、パーソナルコンピュータ1は、特定のキーの組み
合わせの操作などを除き、ジョグダイヤル4、タッチパ
ッド6、またはキーボード5などを操作したとき、表示
プログラム54Fに対する操作として入力を受け付け
る。
【0232】LCD7の画面の表示領域の所定の範囲に
サムネイル201などを表示しているとき、図58に示
すアイコン301を操作すると、表示プログラム54F
は、LCD7の画面の表示領域の全部にサムネイル20
1などを表示する。LCD7の画面の表示領域の全部に
サムネイル201などを表示しているとき、図58に示
すアイコン301を操作すると、表示プログラム54F
は、LCD7の画面の表示領域の所定の範囲にサムネイ
ル201などを表示する。
【0233】LCD7の画面の表示領域の全部にサムネ
イル201などを表示しているとき、図59に示すアイ
コン311をクリックすると表示プログラム54Fは、
LCD7の画面の表示領域の所定の範囲にサムネイル2
01などを表示するとともに、アイコン311に対応す
る他のアプリケーションプログラムを起動させる。
【0234】このように、表示プログラム54Fは、ア
イコン301の操作、またはキーボード5の所定のキー
を操作したとき、LCD7の画面の表示領域の全部にサ
ムネイル201などを表示することができる。LCD7
の画面の表示領域の全部にサムネイル201などを表示
しているとき、アイコン311の操作に対応して、表示
プログラム54Fは、直接、他のアプリケーションプロ
グラムを起動することができる。LCD7の画面の全部
にサムネイル201などを表示することにより、他のア
プリケーションプログラムを操作してしまうなどの使用
者の誤操作を防止することができる。
【0235】アイコン311に対応する他のアプリケー
ションプログラムを起動させた場合、使用者が、表示プ
ログラム54Fと他のアプリケーションプログラムとの
連携を希望している場合が多いので、表示プログラム5
4Fは、自動的に、LCD7の画面の表示領域の所定の
範囲にサムネイル201などを表示する。使用者は、よ
り効率的に、表示プログラム54Fと他のアプリケーシ
ョンプログラムとを操作することができる。
【0236】次に、CPU51が実行する表示プログラ
ム54Fおよび読み込みプログラム54Gの処理につい
て説明する。
【0237】図60は、表示プログラム54Fおよび読
み込みプログラム54Gのコンテンツの読み込みの処理
を説明するフローチャートである。ステップS11にお
いて、読み込みプログラム54Gは、メモリースティッ
クインターフェース114を介して、メモリースティッ
ク116に記憶されているコンテンツの数を読み込む。
読み込みプログラム54Gは、メモリースティック11
6に記憶されているコンテンツの数を表示プログラム5
4Fに供給する。
【0238】ステップS12において、読み込みプログ
ラム54Gは、メモリースティックインターフェース1
14を介して、メモリースティック116に記憶されて
いるコンテンツを順次読み込み、読み込みが終了したコ
ンテンツを表示プログラム54Fに供給する。読み込み
プログラム54Gによる、メモリースティック116か
らのコンテンツの読み込みの処理は、以下の処理と並行
して実行される。
【0239】ステップS13において、表示プログラム
54Fの処理マネージャ151は、読み込みプログラム
54Gから供給されたデータを基に、読み込みプログラ
ム54Gが読み込んだコンテンツの数を求める。ステッ
プS14において、表示プログラム54Fの処理マネー
ジャ151は、読み込みプログラム54Gが読み込んだ
最初のコンテンツを指定する。
【0240】ステップS15において、表示プログラム
54Fの処理マネージャ151は、コンテンツに対応す
るサムネイル201を表示する位置を算出する。ステッ
プS16において、表示プログラム54Fのコンテンツ
処理ルーチン152は、読み込んだコンテンツに対応し
て、サムネイル201を生成する。ステップS17にお
いて、表示プログラム54Fのコンテンツ処理ルーチン
152は、処理マネージャ151が算出した位置に、サ
ムネイル201を表示する。コンテンツ処理ルーチン1
52は、サムネイル201を表示する位置がLCD7の
表示領域の外に在る場合、サムネイル201を表示しな
い。
【0241】ステップS18において、表示プログラム
54Fは、読み込みが終了した全てのコンテンツに対応
するサムネイル201を生成したか否かを判定し、全て
のコンテンツに対応するサムネイル201を生成してい
ないと判定された場合、ステップS19に進み、表示プ
ログラム54Fの処理マネージャ151は、読み込みプ
ログラム54Gが読み込んだ次のコンテンツを指定す
る。
【0242】ステップS20において、表示プログラム
54Fの処理マネージャ151は、読み込みプログラム
54Gから供給されたデータを基に、読み込みプログラ
ム54Gが読み込みが終了したコンテンツの数を求め、
ステップS15に戻り、サムネイル201の生成の処理
を繰り返す。
【0243】ステップS18において、読み込みが終了
した全てのコンテンツに対応するサムネイル201を生
成したと判定された場合、ステップS21に進み、表示
プログラム54Fは、メモリースティック116に記憶
されている全てのコンテンツを読み込んだか否かを判定
し、メモリースティック116に記憶されている全ての
コンテンツを読み込んでいないと判定された場合、ステ
ップS12に戻り、コンテンツの読み込みから処理を繰
り返す。
【0244】ステップS21において、メモリースティ
ック116に記憶されている全てのコンテンツを読み込
んだと判定された場合、メモリースティック116に記
憶されている全てのコンテンツに対して、サムネイル2
01が生成され、所定のサムネイル201が生成された
ので、処理は終了する。
【0245】このように、表示プログラム54Fおよび
読み込みプログラム54Gは、メモリースティック11
6から順次コンテンツを読み出して、読み出したコンテ
ンツに対応させてサムネイル201を生成させて、LC
D7に表示させることができる。
【0246】次に、表示プログラム54Fによる音声デ
ータの表示の処理について、図61のフローチャートを
参照して説明する。ステップS31において、表示プロ
グラム54Fは、所定の大きさのサムネイル201を音
声データの大きさに対応させて、所定の数の領域に分割
する。表示プログラム54Fは、音声データが大きいと
き、サムネイル201の分割の数を多くし、音声データ
が小さいとき、サムネイル201の分割の数を少なくす
る。
【0247】ステップS32において、表示プログラム
54Fは、音声データから、サムネイル201の分割の
数(領域の数)に対応した所定の長さのデータを抽出す
る。ステップS33において、表示プログラム54F
は、図11を参照して説明した処理により、抽出したデ
ータをRGBのデータ(領域の数と同じ数のRGBのデ
ータ)に変換する。ステップS34において、表示プロ
グラム54Fは、分割で生成されたサムネイル201の
領域のそれぞれに、RGBの各データを設定する。
【0248】ステップS35において、表示プログラム
54Fは、サムネイル201にぼかしの処理(ブラー処
理)を施す。ステップS36において、表示プログラム
54Fは、サムネイル201の所定の位置に、音声デー
タに対応する属性を示すテキストなどを上書きして、処
理は終了する。
【0249】このように、表示プログラム54Fは、音
声データのサイズに対応する、音声のデータのサムネイ
ル201を生成することができる。表示プログラム54
Fは、同様の処理で、テキストなどのデータに対応する
サムネイル201を生成する。
【0250】次に、表示プログラム54Fによるライン
ビューの表示の処理について、図62のフローチャート
を参照して説明する。ステップS51において、表示プ
ログラム54Fは、軸221の数を決定する。例えば、
表示プログラム54Fは、サムネイル201のみを表示
するとき、軸221の数を1とし、サムネイル201お
よびテキスト211を表示するとき、軸221の数を2
とする。
【0251】ステップS52において、表示プログラム
54Fは、式(1)または式(2)に基づき、軸221
の向きを決定する。ステップS53において、表示プロ
グラム54Fは、軸221を基に、サムネイル201の
表示位置を決定する。
【0252】ステップS54において、表示プログラム
54Fは、コンテンツに対応するテキスト211を表示
するか否かを判定し、コンテンツに対応するテキスト2
11を表示すると判定された場合、ステップS55に進
み、軸221を基に、テキスト211の配置を決定す
る。ステップS56において、表示プログラム54F
は、ステップS55の処理で決定された位置に、テキス
ト211を表示し、ステップS57に進む。
【0253】ステップS54において、コンテンツに対
応するテキスト211を表示しないと判定された場合、
テキスト211を表示する処理は必要ないので、ステッ
プS55およびステップS56の処理はスキップされ、
手続きは、ステップS57に進む。
【0254】ステップS57において、表示プログラム
54Fは、ステップS53の処理で決定された位置に、
サムネイル201を表示し、ステップS52に戻り、表
示の処理を繰り返す。
【0255】以上のように、表示プログラム54Fは、
直線または曲線などの開いた軸221を基に、サムネイ
ル201およびテキスト211を表示する。
【0256】次に、表示プログラム54Fによるループ
ビューの表示の処理について、図63のフローチャート
を参照して説明する。ステップS71において、表示プ
ログラム54Fは、軸241の数を決定する。例えば、
表示プログラム54Fは、サムネイル201のみを表示
するとき、軸241の数を1とし、サムネイル201お
よびテキスト211を表示するとき、軸241の数を2
とする。
【0257】ステップS72において、表示プログラム
54Fは、軸241の形を決定する。ステップS73に
おいて、表示プログラム54Fは、軸241を基に、例
えば、式(6)により、サムネイル201の表示位置を
決定する。
【0258】ステップS74において、表示プログラム
54Fは、コンテンツに対応するテキスト211を表示
するか否かを判定し、コンテンツに対応するテキスト2
11を表示すると判定された場合、ステップS75に進
み、軸241を基に、テキスト211の配置を決定す
る。ステップS76において、表示プログラム54F
は、ステップS75の処理で決定された位置に、テキス
ト211を表示し、ステップS77に進む。
【0259】ステップS74において、コンテンツに対
応するテキスト211を表示しないと判定された場合、
テキスト211を表示する処理は必要ないので、ステッ
プS75およびステップS76の処理はスキップされ、
手続きは、ステップS77に進む。
【0260】ステップS77において、表示プログラム
54Fは、ステップS73の処理で決定された位置に、
サムネイル201を表示し、ステップS73に戻り、表
示の処理を繰り返す。
【0261】以上のように、表示プログラム54Fは、
円または楕円などの閉じた軸241を基に、サムネイル
201およびテキスト211を表示する。
【0262】次に、表示プログラム54Fによるスパイ
ラルビューの表示の処理について、図64のフローチャ
ートを参照して説明する。ステップS91において、表
示プログラム54Fは、軸261の数を決定する。例え
ば、表示プログラム54Fは、サムネイル201のみを
表示するとき、軸261の数を1とし、サムネイル20
1およびテキスト211を表示するとき、軸261の数
を2とする。
【0263】ステップS92において、表示プログラム
54Fは、ジョグダイヤル4、キーボード5、またはタ
ッチパッド6が操作されて、サムネイル201の選択が
入力されているか否かを判定し、サムネイル201の選
択が入力されていないと判定された場合、ステップS9
3に進み、軸261に半径rの大きい螺旋を設定し、ス
テップS95に進む。
【0264】ステップS92において、サムネイル20
1の選択が入力されていると判定された場合、ステップ
S94に進み、表示プログラム54Fは、単位時間当た
りの選択の入力の頻度に対応して、軸261に半径rの
より小さい螺旋を設定し、ステップS95に進む。
【0265】ステップS95において、表示プログラム
54Fは、軸261を基に、例えば、式(11)、式
(12)、および式(13)により、サムネイル201
の表示位置を決定する。
【0266】ステップS96において、表示プログラム
54Fは、コンテンツに対応するテキスト211を表示
するか否かを判定し、コンテンツに対応するテキスト2
11を表示すると判定された場合、ステップS97に進
み、軸261を基に、テキスト211の配置を決定す
る。ステップS98において、表示プログラム54F
は、ステップS97の処理で決定された位置に、テキス
ト211を表示し、ステップS99に進む。
【0267】ステップS96において、コンテンツに対
応するテキスト211を表示しないと判定された場合、
テキスト211を表示する処理は必要ないので、ステッ
プS97およびステップS98の処理はスキップされ、
手続きは、ステップS99に進む。
【0268】ステップS99において、表示プログラム
54Fは、ステップS95の処理で決定された位置に、
サムネイル201を表示し、ステップS92に戻り、表
示の処理を繰り返す。
【0269】このように、表示プログラム54Fは、螺
旋の軸261を基に、サムネイル201およびテキスト
211を表示する。サムネイル201の選択が入力され
ていると判定された場合、表示プログラム54Fは、小
さな半径rの螺旋の軸261を基に、サムネイル201
およびテキスト211を表示する。
【0270】次に、表示プログラム54Fによるアイコ
ン202の移動の処理について、図65のフローチャー
トを参照して説明する。ステップS111において、表
示プログラム54Fの処理マネージャ151は、タッチ
パッド6からの入力を基に、いずれかのアイコン202
がクリックされたか否かを判定し、いずれのアイコン2
02もクリックされていないと判定された場合、ステッ
プS111に戻り、いずれかのアイコン202がクリッ
クされるまで判定の処理を繰り返す。
【0271】ステップS111において、いずれかのア
イコン202がクリックされたと判定された場合、ステ
ップS112に進み、表示プログラム54Fの処理マネ
ージャ151は、ぞれぞれのアイコン202の最終的な
表示位置を算出する。
【0272】ステップS113において、表示プログラ
ム54Fの処理マネージャ151は、ステップS112
の処理で算出した、それぞれのアイコン202の最終的
な表示位置、およびクリックされてからの経過時間を基
に、それぞれのアイコン202の表示位置を算出する。
ステップS114において、表示プログラム54Fのア
イコン処理ルーチン152は、ステップS113の処理
で算出した表示位置にアイコン202を表示する。
【0273】ステップS114におけるアイコン202
の表示の処理は、処理マネージャ151により設定され
た周期で実行される。アイコン202の表示の処理の周
期を適当に選択することにより、アイコン202は移動
しているように表示される。
【0274】ステップS115において、表示プログラ
ム54Fの処理マネージャ151は、それぞれのアイコ
ン202が最終的な表示位置に表示されたか否かを判定
し、それぞれのアイコン202が最終的な表示位置に表
示されていないと判定された場合、ステップS113に
戻り、アイコンの表示の処理を繰り返す。
【0275】ステップS115において、それぞれのア
イコン202が最終的な表示位置に表示されたと判定さ
れた場合、ステップS111に戻り、アイコン202が
クリックされたか否かの判定の処理から、処理を繰り返
す。
【0276】このように、表示プログラム54Fは、ア
イコン202がクリックされたとき、アイコン202を
所定の速度で、移動するように表示させることができ
る。
【0277】次に、表示プログラム54Fによる残像の
表示の処理について、図66のフローチャートを参照し
て説明する。ステップS131において、表示プログラ
ム54Fは、既に表示されている画像の明度を下げて
(例えば、80%に)描画する。
【0278】ステップS132において、表示プログラ
ム54Fは、新たな画像をステップS131の処理で描
画した画像に上書きして描画し、ステップS131に戻
り、描画の処理を繰り返す。
【0279】このように、表示プログラム54Fは、既
に描画した画像の明度が徐徐に下がるように描画して、
新たな画像を上書きするので、簡単に残像を表示させる
ことができる。
【0280】次に、表示プログラム54Fによる状態遷
移の処理について、図67のフローチャートを参照して
説明する。ステップS151において、表示プログラム
54Fは、現在のサムネイル201またはアイコン20
2の表示位置などの、遷移する元の状態を記録する。ス
テップS152において、表示プログラム54Fは、サ
ムネイル201またはアイコン202の移動先の表示位
置などの、遷移する先の状態を決定する。
【0281】ステップS153において、表示プログラ
ム54Fは、遷移の重要度を求める。例えば、遷移の重
要度は、遷移毎に予め定められ、表示プログラム54F
に記憶されている。ステップS154において、表示プ
ログラム54Fは、遷移の重要度を基に、遷移関数を決
定する。例えば、表示プログラム54Fは、遷移の重要
度が大きいとき、ゆっくりと状態を遷移させる遷移関数
を選択し、遷移の重要度が小さいとき、素早く状態を遷
移させる遷移関数を選択する。
【0282】ステップS155において、表示プログラ
ム54Fは、経過時間に対応して、遷移関数を基に、次
の状態を算出する。ステップS156において、表示プ
ログラム54Fは、ステップS155の処理で算出した
状態に移行する。例えば、表示プログラム54Fは、ス
テップS155において、経過時間に対応する、サムネ
イル201およびアイコン202の位置を算出し、ステ
ップS156において、算出した位置に、サムネイル2
01およびアイコン202を表示する。
【0283】ステップS157において、表示プログラ
ム54Fは、ジョグダイヤル4、タッチパッド6、また
はキーボード5それぞれからの信号を基に、遷移する先
の状態を変更するか否かを判定し、遷移する先の状態を
変更しないと判定された場合、ステップS158に進
む。
【0284】ステップS157において、遷移する先の
状態を変更すると判定された場合、ステップS159に
進み、現在の状態を、遷移する元の状態に設定する。ス
テップS160において、表示プログラム54Fは、サ
ムネイル201またはアイコン202の移動先の表示位
置などの、遷移する先の状態を決定する。
【0285】ステップS161において、表示プログラ
ム54Fは、新たな遷移の重要度を求める。ステップS
162において、表示プログラム54Fは、新たな遷移
の重要度を基に、遷移関数を決定する。
【0286】ステップS158において、表示プログラ
ム54Fは、現在の状態と遷移する先の状態を比較し
て、遷移する先の状態に到達したか否かを判定し、遷移
する先の状態に到達していないと判定された場合、ステ
ップS155に戻り、次の状態を算出する処理から、処
理を繰り返す。
【0287】ステップS158において、遷移する先の
状態に到達したと判定された場合、処理は終了する。
【0288】以上のように、表示プログラム54Fは、
遷移関数を基に、表示の状態などを変更し、遷移の途中
で、要求があったときは、その状態から要求された状態
に遷移する。また、表示プログラム54Fが、遷移の重
要度を基に、遷移関数を選択するので、重要度の大きい
遷移においては、使用者が確実に状態遷移を認識できる
ように比較的ゆっくりと状態が移行され、重要度の小さ
い遷移においては、迅速に状態が移行される。
【0289】次に、表示プログラム54Fによる拡大表
示の処理について、図68のフローチャートを参照して
説明する。ステップS181において、表示プログラム
54Fは、タッチパッド6からの信号を基に、サムネイ
ル201がクリックされたか否かを判定し、サムネイル
201がクリックされていないと判定された場合、ステ
ップS181に戻り、判定の処理を繰り返す。
【0290】ステップS181の処理において、サムネ
イル201がクリックされたと判定された場合、ステッ
プS182に進み、表示プログラム54Fは、クリック
されたサムネイル201がウィンドウの中央に位置する
か否かを判定する。
【0291】ステップS182において、クリックされ
たサムネイル201がウィンドウの中央に位置しないと
判定された場合、ステップS183に進み、表示プログ
ラム54Fは、クリックされたサムネイル201がウィ
ンドウの中央に位置するように表示を変更し、ステップ
S181に戻り、処理を繰り返す。
【0292】ステップS182において、クリックされ
たサムネイル201がウィンドウの中央に位置すると判
定された場合、ステップS184に進み、表示プログラ
ム54Fは、クリックされたサムネイル201を拡大表
示し(サムネイル201が静止画像のデータに対応する
場合、本来の大きさで表示し、動画像のデータに対応す
る場合、動画像を生成し、音声のデータに対応する場
合、音声を再生する)、ステップS181に戻り、処理
を繰り返す。
【0293】このように、サムネイル201がクリック
されたとき、表示プログラム54Fは、クリックされた
サムネイル201を中央に表示し、または拡大表示する
ので、使用者は、サムネイル201およびサムネイル2
01に対応するデータの内容を、簡単な操作で迅速に知
ることができる。
【0294】次に、表示プログラム54Fのコンテンツ
処理ルーチン15による枠281の表示の処理につい
て、図69のフローチャートを参照して説明する。ステ
ップS201において、コンテンツ処理ルーチン152
は、自分が表示しているサムネイル201が選択されて
いるか否かを判定し、自分が表示しているサムネイル2
01が選択されていないと判定された場合、ステップS
201に戻り、自分が表示しているサムネイル201が
選択されるまで、判定の処理を繰り返す。
【0295】ステップS201において、自分が表示し
ているサムネイル201が選択されていると判定された
場合、ステップS202に進み、コンテンツ処理ルーチ
ン152は、経過時間のカウントをスタートする。経過
時間のカウントアップの処理は、以下の処理の実行にお
いても継続される。
【0296】ステップS203において、コンテンツ処
理ルーチン152は、例えば、図52に例を示す、明度
変化の関数を決定する。ステップS204において、コ
ンテンツ処理ルーチン152は、経過時間を基に、枠2
81の明度を算出する。ステップS205において、コ
ンテンツ処理ルーチン152は、ステップS204の処
理で算出された明度の枠281を表示する。
【0297】ステップS206において、コンテンツ処
理ルーチン152は、自分が表示しているサムネイル2
01が選択されているか否かを判定し、自分が表示して
いるサムネイル201が選択されていると判定された場
合、ステップS204に進み、枠281の表示の処理を
繰り返す。
【0298】ステップS206において、自分が表示し
ているサムネイル201が選択されていないと判定され
た場合、ステップS207に進み、コンテンツ処理ルー
チン152は、枠281を消去し、ステップS201に
戻り、枠281の表示の処理を繰り返す。
【0299】このように、表示プログラム54Fは、選
択されているサムネイル201に明度を周期的に変化さ
せた枠281を表示させることができる。表示プログラ
ム54Fは、同様の処理で、選択されているサムネイル
201に彩度または色相を周期的に変化させた枠281
を表示させることができる。
【0300】次に、表示プログラム54Fのコンテンツ
処理ルーチン15による付加属性表示291の表示の処
理について、図70のフローチャートを参照して説明す
る。ステップS221において、表示プログラム54F
は、ジョグダイヤル4、タッチパッド6、またはキーボ
ード5それぞれから供給される信号を基に、表示の変更
が入力されたか否かを判定し、表示の変更が入力されて
いないと判定された場合、ステップS222に進み、コ
ンテンツ処理ルーチン152は、自分が表示しているサ
ムネイル201が選択されているか否かを判定する。
【0301】ステップS222において、自分が表示し
ているサムネイル201が選択されていると判定された
場合、ステップS223に進み、コンテンツ処理ルーチ
ン152は、サムネイル201が選択されてから、所定
の時間(例えば、1秒間)が経過したか否かを判定す
る。
【0302】ステップS223において、所定の時間が
経過したと判定された場合、ステップS224に進み、
コンテンツ処理ルーチン152は、サムネイル201に
対応するテキストを含む、枠および背景が半透明の付加
属性表示291を表示し、ステップS221に戻り、処
理を繰り返す。
【0303】ステップS221において、表示の変更が
入力されていると判定された場合、サムネイル201を
移動させるなどの処理が実行されているので、ステップ
S225に進み、コンテンツ処理ルーチン152は、サ
ムネイル201に対応する付加属性表示291を消去
し、ステップS221に戻り、処理を繰り返す。
【0304】ステップS222において、自分が表示し
ているサムネイル201が選択されていないと判定され
た場合、付加属性表示291を表示する必要がないの
で、ステップS225に進み、コンテンツ処理ルーチン
152は、サムネイル201に対応する付加属性表示2
91を消去し、ステップS221に戻り、処理を繰り返
す。
【0305】ステップS223において、所定の時間が
経過していないと判定された場合、ステップS225に
進み、コンテンツ処理ルーチン152は、サムネイル2
01に対応する付加属性表示291を消去し、ステップ
S221に戻り、処理を繰り返す。
【0306】このように、表示プログラム54Fは、サ
ムネイル201が選択されて、所定の時間が経過した
後、選択されているサムネイル201に対応する付加属
性表示291を表示するので、表示を高速に変更させる
ことができ、また、使用者の操作を阻害しないようにす
ることができる。
【0307】表示プログラム54Fが表示する付加属性
表示291の枠および背景が半透明なので、使用者は、
付加属性表示291の下側(画面の奥側)に配置されて
いるサムネイル201などを確認することができる。
【0308】次に、表示プログラム54Fによる、LC
D7の表示面の所定の領域にサムネイル201などを表
示する第1の表示モード、または、LCD7の表示面の
全部にサムネイル201などを表示する第2の表示モー
ドの選択の処理について、図71のフローチャートを参
照して説明する。ステップS251において、表示プロ
グラム54Fは、所定の領域の枠を表示する第1の表示
モード(LCD7の表示面の所定の領域にサムネイル2
01などを表示する)を設定する。
【0309】ステップS252において、表示プログラ
ム54Fは、他のアプリケーションプログラムが起動さ
れたか否かを判定し、他のアプリケーションプログラム
が起動されたと判定された場合、第1の表示モードとす
るので、表示モードを変更せず、ステップS252に戻
り、判定の処理を繰り返す。
【0310】ステップS252において、他のアプリケ
ーションプログラムが起動されていないと判定された場
合、ステップS253に進み、表示プログラム54F
は、ジョグダイヤル4、タッチパッド6、またはキーボ
ード5それぞれから供給される信号を基に、表示モード
の変更が入力されたか否かを判定する。
【0311】ステップS253において、表示モードの
変更が入力されていないと判定された場合、表示モード
を変更する必要がないので、ステップS252に戻り、
判定の処理を繰り返す。
【0312】ステップS253において、表示モードの
変更が入力されたと判定された場合、ステップS254
に進み、表示プログラム54Fは、LCD7の表示画面
全体に表示する第2の表示モードを設定する。
【0313】ステップS255において、表示プログラ
ム54Fは、他のアプリケーションプログラムが起動さ
れたか否かを判定し、他のアプリケーションプログラム
が起動されていないと判定された場合、ステップS25
6に進み、ジョグダイヤル4、タッチパッド6、または
キーボード5それぞれから供給された信号を基に、表示
モードの変更が入力されたか否かを判定する。
【0314】ステップS256において、表示モードの
変更が入力されていないと判定された場合、表示モード
を変更する必要がないので、ステップS255に戻り、
判定の処理を繰り返す。
【0315】ステップS256において、表示モードの
変更が入力されたと判定された場合、ステップS251
に戻り、表示プログラム54Fは、第1の表示モードに
設定し、処理を繰り返す。
【0316】ステップS255において、他のアプリケ
ーションプログラムが起動されたと判定された場合、第
1の表示モードに変更するので、ステップS251に戻
り、表示プログラム54Fは、第1の表示モードに設定
し、処理を繰り返す。
【0317】このように、表示プログラム54Fは、入
力に対応して、第1の表示モードおよび第2の表示モー
ドを切り替えると共に、他のアプリケーションプログラ
ムが起動されたとき、第1の表示モードに切り替えるこ
とができる。
【0318】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコン
ピュータ、または、各種のプログラムをインストールす
ることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば
汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム格納
媒体からインストールされる。
【0319】コンピュータにインストールされ、コンピ
ュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格
納するプログラム格納媒体は、図5に示すように、磁気
ディスク121(フロッピディスクを含む)、光ディス
ク122(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、
DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディ
スク123(MD(Mini-Disc)を含む)、若しくは半導
体メモリ124などよりなるパッケージメディア、また
は、プログラムが一時的若しくは永続的に格納されるRO
Mや、HDD67などにより構成される。プログラム格
納媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、
モデム75などのインタフェースを介して、ローカルエ
リアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送
といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われ
る。
【0320】なお、本明細書において、プログラム格納
媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記
載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろ
ん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的ある
いは個別に実行される処理をも含むものである。
【0321】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0322】
【発明の効果】請求項1に記載の情報処理装置、請求項
3に記載の情報処理方法、および請求項4に記載のプロ
グラム格納媒体によれば、サムネイルの表示が制御さ
れ、サムネイルが選択されているか否かが判定され、サ
ムネイルが選択されていると判定されたとき、使用者が
認識できる周期で色を変化させるように、サムネイルの
枠の表示が制御されるようにしたので、迅速に、かつ、
確実に、どのサムネイルが選択されているかを知ること
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るノート型のパーソナルコンピュー
タ1の一実施の形態の外観を示す斜視図である。
【図2】本体2の平面図である。
【図3】ジョグダイヤル4の拡大図である。
【図4】パーソナルコンピュータ1の側面図である。
【図5】パーソナルコンピュータ1の一実施の形態の構
成を示す図である。
【図6】表示プログラム54Fおよび読み込みプログラ
ム54Gの構成を説明する図である。
【図7】LCD7に表示される画面を説明する図であ
る。
【図8】LCD7に表示される画面を説明する図であ
る。
【図9】LCD7に表示される画面を説明する図であ
る。
【図10】音声のデータに対応するサムネイルを説明す
る図である。
【図11】音声のデータに対応する画像を表示するサム
ネイルを生成する手順について説明する図である。
【図12】音声のデータに対応する画像を表示するサム
ネイルの例を示す図である。
【図13】テキストのデータに対応する画像を表示する
サムネイルの例を示す図である。
【図14】従来のサムネイルの配置を説明する図であ
る。
【図15】ラインビューを説明する図である。
【図16】軸221−1および軸221−2を説明する
図である。
【図17】ラインビューを説明する図である。
【図18】ループビューを説明する図である。
【図19】ループビューを説明する図である。
【図20】軸241−1および軸241−2を説明する
図である。
【図21】スパイラルビューを説明する図である。
【図22】スパイラルビューを説明する図である。
【図23】軸261を説明する図である。
【図24】スクエアビューを説明する図である。
【図25】スクエアビューを説明する図である。
【図26】アイコン202の移動を説明する図である。
【図27】アイコン202の移動を説明する図である。
【図28】残像処理を説明する図である。
【図29】残像処理を説明する図である。
【図30】状態遷移を説明する図である。
【図31】遷移関数を説明する図である。
【図32】状態遷移を説明する図である。
【図33】状態遷移を説明する図である。
【図34】サムネイル201の表示位置の変更の処理を
説明する図である。
【図35】サムネイル201の表示位置の変更の例を示
す図である。
【図36】サムネイル201の表示位置の変更の例を示
す図である。
【図37】サムネイル201の選択を説明する図であ
る。
【図38】サムネイル201の選択を説明する図であ
る。
【図39】拡大表示を説明する図である。
【図40】サムネイル201の選択を説明する図であ
る。
【図41】サムネイル201の選択を説明する図であ
る。
【図42】拡大表示を説明する図である。
【図43】サムネイル201の選択を説明する図であ
る。
【図44】サムネイル201の選択を説明する図であ
る。
【図45】拡大表示を説明する図である。
【図46】サムネイル201の選択を説明する図であ
る。
【図47】サムネイル201の選択を説明する図であ
る。
【図48】拡大表示を説明する図である。
【図49】重要度を説明する図である。
【図50】重要度に対応する処理の例を説明する図であ
る。
【図51】枠281の表示を説明する図である。
【図52】時間の経過に対応する、枠281の明度、ま
たは彩度の変化の例を説明する図である。
【図53】時間の経過に対応する、枠281の色相の変
化の例を説明する図である。
【図54】付加属性表示291の表示の処理を説明する
図である。
【図55】付加属性表示291の表示の例を示す図であ
る。
【図56】LCD7の画面の全部または一部の領域にサ
ムネイル201などを表示する表示例を示す図である。
【図57】LCD7の画面の全部にサムネイル201な
どを表示する表示例を示す図である。
【図58】アイコン301を説明する図である。
【図59】アイコン311を説明する図である。
【図60】コンテンツの読み込みの処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図61】音声のデータの表示の処理を説明するフロー
チャートである。
【図62】ラインビューの表示の処理を説明するフロー
チャートである。
【図63】ループビューの表示の処理を説明するフロー
チャートである。
【図64】スパイラルビューの表示の処理を説明するフ
ローチャートである。
【図65】アイコン202の移動の処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図66】残像の表示の処理を説明するフローチャート
である。
【図67】状態遷移の処理を説明するフローチャートで
ある。
【図68】拡大表示の処理を説明するフローチャートで
ある。
【図69】枠281の表示の処理を説明するフローチャ
ートである。
【図70】属性の表示の処理を説明するフローチャート
である。
【図71】表示モードの選択の処理を説明するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ, 4 ジョグダイヤル,
5 キーボード,6 タッチパッド, 51 CP
U, 54 RAM, 54E OS, 54F 表示
プログラム, 54G 読み込みプログラム, 67
HDD, 80通信ネットワーク, 121 磁気ディ
スク, 122 光ディスク, 123 光磁気ディス
ク, 124 半導体メモリ, 114 メモリーステ
ィックインターフェース, 115 メモリースティッ
クスロット, 116 メモリースティック, 151
処理マネージャ, 152−1乃至152−N コン
テンツ処理ルーチン, 153−1乃至153−N ア
イコン処理ルーチン,201 サムネイル, 202
アイコン, 211 テキスト, 221−1および2
21−2 軸, 241−1および241−2 軸,
261 軸,281 枠, 291 付加属性表示,
301 アイコン, 311 アイコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C023 AA02 AA04 AA07 AA14 AA38 BA11 CA01 DA01 5C052 AA17 AC08 DD04 EE02 EE03 EE08 5C053 FA07 FA23 HA29 JA01 KA03 LA11 5C082 AA01 AA14 AA15 BA12 BA34 BD02 CA04 CB03 DA87 MM02 MM10 5E501 AC15 AC37 BA06 CA03 CB07 EA13 EB05 FA14 FA23 FA46 FB28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サムネイルの表示を制御する第1の表示
    制御手段と、 前記サムネイルが選択されているか否かを判定する判定
    手段と、 前記サムネイルが選択されていると判定されたとき、使
    用者が認識できる周期で色を変化させるように、前記サ
    ムネイルの枠の表示を制御する第2の表示制御手段とを
    含むことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記色の変化は、明度、彩度、または色
    相のいずれか1つの変化を含むことを特徴とする請求項
    1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 サムネイルの表示を制御する第1の表示
    制御ステップと、 前記サムネイルが選択されているか否かを判定する判定
    ステップと、 前記サムネイルが選択されていると判定されたとき、使
    用者が認識できる周期で色を変化させるように、前記サ
    ムネイルの枠の表示を制御する第2の表示制御ステップ
    とを含むことを特徴とする情報処理方法。
  4. 【請求項4】 サムネイルの表示を制御する第1の表示
    制御ステップと、 前記サムネイルが選択されているか否かを判定する判定
    ステップと、 前記サムネイルが選択されていると判定されたとき、使
    用者が認識できる周期で色を変化させるように、前記サ
    ムネイルの枠の表示を制御する第2の表示制御ステップ
    とを含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能
    なプログラムが格納されているプログラム格納媒体。
JP2000132718A 2000-05-01 2000-05-01 情報処理装置および方法、並びにプログラム格納媒体 Withdrawn JP2001313885A (ja)

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