JP2001312372A - ディスク制御装置 - Google Patents

ディスク制御装置

Info

Publication number
JP2001312372A
JP2001312372A JP2000132692A JP2000132692A JP2001312372A JP 2001312372 A JP2001312372 A JP 2001312372A JP 2000132692 A JP2000132692 A JP 2000132692A JP 2000132692 A JP2000132692 A JP 2000132692A JP 2001312372 A JP2001312372 A JP 2001312372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
access
access frequency
mapping table
mapping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000132692A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3977573B2 (ja
Inventor
Kuniyasu Shimizu
邦保 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000132692A priority Critical patent/JP3977573B2/ja
Publication of JP2001312372A publication Critical patent/JP2001312372A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3977573B2 publication Critical patent/JP3977573B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】特定のディスク装置への負荷の集中を適応的に
回避してパフォーマンスを改善させることを可能とする
ディスク制御装置を提供する。 【解決手段】ホストバスアダプタ(HBA)15は、こ
のコンピュータシステムの外部記憶となる複数のディス
ク装置16a〜16nを制御する、いわゆるディスク制
御装置であり、SCSIバス2を介してデータを授受す
る。そして、このホストバスアダプタ(HBA)15
は、複数のディスク装置16a〜16nのすべてのディ
スクブロックに対するアクセス統計情報を記録し、たと
えば特定のディスク装置にアクセスが集中している等の
アクセスの偏りが認められた際、このアクセス頻度の偏
りを是正すべく、アクセス頻度の高いディスク装置のデ
ィスクブロックの内容とアクセス頻度の低いディスク装
置のディスクブロックの内容とを上位システムに意識さ
せることなく動的に入れ替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特定のディスク
装置への負荷の集中を適応的に回避してパフォーマンス
を改善させることを可能とするディスク制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディスクアクセスの高速化の
ためにデータを複数のディスクに分散する方法として、
ディスクのストライピングなどの技術が知られている。
【0003】これは、複数のディスク装置でアレイを構
成することにより、アレイ全体を仮想的に1つのディス
ク装置とみなし、この仮想ディスク装置内のアドレッシ
ングによってデータをアレイ全体に分散させる方法であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな手法では、特定のディスク装置にアクセスが集中し
た場合には、その負荷を分散することができないといっ
た問題があった。
【0005】さらに、計算機システムを実際に運用した
際、どのディスク装置に負荷が集中するかは運用環境に
影響されるものであり、システム設計時点でディスク装
置ごとの負荷状況を予測することは難しく、ディスク負
荷をすべてのディスクに平均的に分散することはほぼ不
可能であった。
【0006】この発明はこのような事情を考慮してなさ
れたものであり、特定のディスク装置への負荷の集中を
適応的に回避してパフォーマンスを改善させることを可
能とするディスク制御装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、この発明のディスク制御装置は、複数のディス
ク装置間のアクセス頻度の偏りを是正すべく、アクセス
頻度の高いディスク装置のデータとアクセス頻度の低い
ディスク装置のデータとを上位システムに意識させるこ
となく動的に入れ替えるようにしたものであり、そのた
めに、複数のディスク装置それぞれに対するアクセス頻
度を適応的にほぼ均等に分散させるためのディスク制御
装置であって、各ディスク装置のアクセス回数に関する
頻度情報をディスクブロックごとに管理するアクセス頻
度管理手段と、前記アクセス頻度管理手段により管理さ
れる頻度情報に基づき、前記複数のディスク装置間のア
クセス頻度の偏りが予め定められた許容範囲を越えてい
ないかどうかを監視し、予め定められた許容範囲を越え
るアクセス頻度の偏りを検出したときに、予め定められ
た規則で選定されるアクセス頻度の高いディスク装置の
ディスクブロック上のデータとアクセス頻度の低いディ
スク装置のディスクブロック上のデータとを交換するデ
ィスク制御手段と、前記ディスク制御手段によりデータ
が交換されたディスクブロックのアドレスとそのデータ
を実際に格納するディスクブロックのアドレスとを対応
づけるマッピングテーブルを管理するマッピング管理手
段と、いずれかのディスクブロックに対するアクセスが
要求されたときに、前記マッピング管理手段により管理
されるマッピングテーブルを参照し、必要に応じてアド
レス変換を行った後に前記複数のディスク装置に対する
アクセスを実行するアクセス制御手段とを具備すること
を特徴とする。
【0008】この発明のディスク装置においては、各デ
ィスク装置に対するアクセス頻度が動的に分散されてい
くため、システムを稼働させていくにしたがってパフォ
ーマンスが改善され、また、上位システムに意識させる
ことがないため、既存のシステムの修正を何ら伴うこと
がない。
【0009】また、この発明のディスク制御装置は、各
ディスク装置のトラックサイズの倍数の大きさのデータ
を交換することが好ましい。
【0010】この発明のディスク制御装置においては、
データの交換を行っても、トラック上のデータの連続性
が確保されるため、データ分散によるパフォーマンスへ
の悪影響はほとんどない。
【0011】また、この発明のディスク制御装置は、前
記アクセス頻度管理手段が、定期的に頻度情報を初期化
することが好ましい。
【0012】この発明のディスク制御装置においては、
最新のディスク負荷状況の変動に動的に追従することが
できるため、過去の実績に囚われない適切なデータ分散
が実現されることになる。
【0013】また、この発明のディスク制御装置は、前
記アクセス頻度管理手段が、頻度情報に含まれる所定期
間以上過去のアクセス回数を破棄することが好ましい。
【0014】この発明のディスク制御装置においては、
前述と同様、最新のディスク負荷状況の変動に動的に追
従することができるため、過去の実績に囚われない適切
なデータ分散が実現されることになり、また、一時的な
変動をある程度吸収して必要以上のデータ交換を発生さ
せることを防止する。
【0015】また、この発明のディスク制御装置は、前
記マッピング管理手段により管理されるマッピングテー
ブルに基づき、ディスクブロックすべてを交換前の状態
に復元するディスク復元手段をさらに具備することを特
徴とする。
【0016】この発明のディスク制御装置においては、
たとえばデータ交換がすでに行われているディスク装置
を他のディスク装置と切り離して他のシステムに移動さ
せる必要が生じたとしても、そのディスク装置を本来の
状態に容易に復元することが可能となる。
【0017】また、この発明のディスク制御装置は、前
記マッピング管理手段が、システム停止時にマッピング
テーブルを前記複数のディスク装置の中のいずれかの記
憶領域に退避させ、システム起動時にその退避させたマ
ッピングテーブルを復元する手段を有することが好まし
い。
【0018】この発明のディスク制御装置においては、
シャットダウン後の再起動時にシャットダウン時の状態
を引き継ぐことができるようになるため、シャットダウ
ン時にすべてのディスク装置の状態を本来の状態に復元
するような後処理を行う必要がなく、また、このディス
ク制御装置そのものを他のディスク制御装置と交換して
シャットダウン後の再起動を行っても、何ら問題なくシ
ャットダウン時の状態を引き継ぐことができることにな
る。
【0019】また、この発明のディスク制御装置は、前
記マッピング管理手段が、マッピングテーブルの更新時
にその差分または全体を前記複数のディスク装置の中の
いずれかの記憶領域に保存する手段を有することが好ま
しい。
【0020】この発明のディスク制御装置においては、
たとえば不慮の電源断などが発生したとしても、データ
の交換状況に関わる最新の情報を失うことがなく、電源
回復後もディスク装置に対するアクセスを継続すること
が可能となる。
【0021】また、この発明は、前述した目的を達成す
るために、複数のディスク装置それぞれに対するアクセ
ス頻度を適応的にほぼ均等に分散させるためのディスク
制御装置であって、新たにディスク装置を検出したとき
に、このディスク装置を含むすべてのディスク装置のア
クセス頻度が偏らないよう分散させてストライピングを
行うべくディスクブロックの再配置を行うディスク制御
手段と、前記ディスク制御手段により再配置されたディ
スクブロックの仮想アドレスと物理アドレスとを対応づ
けるマッピングテーブルを管理するマッピング管理手段
と、いずれかのディスクブロックに対するアクセスが要
求されたときに、前記マッピング管理手段により管理さ
れるマッピングテーブルを参照し、必要に応じてアドレ
ス変換を行った後に前記複数のディスク装置に対するア
クセスを実行するアクセス制御手段とを具備することを
特徴とする。
【0022】この発明のディスク制御装置においては、
たとえばディスク装置の台数を増設する際、データの再
配置などをユーザ自らが行わなくとも、パフォーマンス
改善のためのデータ分散が自動的に実行されることにな
る。
【0023】また、この発明のディスク制御装置は、前
記マッピング管理手段により管理されるマッピングテー
ブルに基づき、ディスクブロックすべてを再配置前の状
態に復元するディスク復元手段をさらに具備することが
好ましい。
【0024】この発明のディスク制御装置においては、
いずれかのディスク装置を他のディスク装置と切り離し
て他のシステムに移動させる必要が生じたとしても、そ
のディスク装置を本来の状態に容易に復元することが可
能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。図1は、この発明の実施形態に係
るディスク制御装置を適用するコンピュータシステムの
構成図である。
【0026】図1に示すように、このコンピュータシス
テムでは、システムバスとしてPCIバス1が敷設され
ており、このPCIバス1に、CPU11、システムメ
モリ12、ディスプレイコントローラ13、キーボード
コントローラ14およびホストバスアダプタ(HBA)
15が接続されている。
【0027】CPU11は、このコンピュータシステム
全体の制御を司るものであり、システムメモリ12に格
納されたオペレーティングシステムやユーティリティを
含むアプリケーションプログラム等の記述に基づいて動
作する。
【0028】システムメモリ12は、このコンピュータ
システムの主記憶となるメモリデバイスであり、CPU
11の動作を記述したオペレーティングシステムやユー
ティリティを含むアプリケーションプログラム等と、こ
れらの実行に用いられる各種処理データとを格納する。
【0029】ディスプレイコントローラ13は、このコ
ンピュータシステムのユーザインタフェースのアウトプ
ットを司るものであり、CPU11により描画されたビ
デオRAM131内の表示データをCRT132やLC
D133等の表示装置に表示制御する。
【0030】キーボードコントローラ14は、このコン
ピュータシステムのユーザインタフェースのインプット
を司るものであり、キーボード141やマウス142等
の入力装置の操作をデータ化してCPU11に引き渡
す。
【0031】ホストバスアダプタ(HBA)15は、こ
のコンピュータシステムの外部記憶となる複数のディス
ク装置16a〜16nを制御する、いわゆるディスク制
御装置であり、SCSIバス2を介して複数のディスク
装置16a〜16nとの間のデータ授受を実行する。な
お、このホストバスアダプタ(HBA)15により制御
される複数のディスク装置16a〜16nは、あくまで
上位システムからそれぞれが認識される互いに独立した
ドライブであり、上位システムに対して論理的に単一の
ディスクに見せかけるべくアレイを構成するものではな
い。
【0032】そして、この実施形態のホストバスアダプ
タ(HBA)15は、複数のディスク装置16a〜16
n間のアクセス頻度の偏りを是正すべく、アクセス頻度
の高いディスク装置のデータとアクセス頻度の低いディ
スク装置のデータとを上位システムに意識させることな
く動的に入れ替える点を特徴としており、以下、この点
について詳述する。
【0033】図2は、この実施形態に係るホストバスア
ダプタ(HBA)15の構成を示す図である。
【0034】図2に示すように、このホストバスアダプ
タ(HBA)15は、SCSI制御機構151に加え
て、マッピングテーブル152およびアクセス頻度管理
機構153を備えている。
【0035】SCSI制御機構151は、このホストバ
スアダプタ(HBA)15の中核をなすものであり、P
CIバス1を介して上位システムから要求されるディス
ク装置16a〜16nに対するアクセスを、SCSIバ
ス2で定められたプロトコルにしたがって実行する。ま
た、このSCSI制御機構151は、マッピングテーブ
ル152に基づき、後述するこの発明に特有のアクセス
制御を実行する。
【0036】また、アクセス頻度管理機構153は、複
数のディスク装置16a〜16nのすべてのディスクブ
ロックに対するアクセス統計情報を記録するものであ
り、定期的に統計情報のリセットを行うが、そのリセッ
ト前に統計情報を集計し、たとえば特定のディスク装置
にアクセスが集中している、あるいは、特定のディスク
装置に対するアクセスのみが発生していない、等のアク
セスの偏りが認められた場合に、以下の処理を実行し
て、その是正を図っている。
【0037】まず、アクセス頻度の高いディスクブロッ
クの内容を、アクセス頻度の低いディスク装置のいずれ
かのディスクブロックの内容と交換する。次に、このデ
ィスクブロックを交換したことをマッピングテーブル1
52に登録する。図3は、このディスクブロックの交換
の様子を示す概念図である。なお、この交換処理対象と
なるディスクブロックの大きさは、各ディスク装置のト
ラックサイズの倍数となるように考慮されている。これ
は、その交換後もトラック上のデータの連続性を確保
し、データ分散によるパフォーマンスへの悪影響を抑え
るためである。
【0038】また、このマッピングテーブル152は、
ホストバスアダプタ(HBA)15のメモリ領域に確保
されるものであり、アクセス頻度管理機構153は、シ
ステム停止時にこのマッピングテーブル152を複数の
ディスク装置16a〜16nの中のいずれかに退避さ
せ、システム起動時にその退避させたマッピングテーブ
ル152をロードする。
【0039】一方、SCSI制御機構151は、上位シ
ステムからディスクアクセスを要求された場合、まず、
そのリクエストで指定されたディスクブロックが、アク
セス頻度管理機構153によって他のディスク装置に移
動されていないかどうかをマッピングテーブル152を
参照して判定する。
【0040】もし、指定されたディスクブロックがマッ
ピングテーブル152に登録されていたとすると、SC
SI制御機構151は、このディスクブロックの移動先
をマッピングテーブル152から特定し、このリクエス
トを移動先ブロックへのアクセスに変換する。
【0041】ここで、図4を参照して、このホストバス
アダプタ(HBA)15のディスクアクセス時における
動作手順を説明する。
【0042】上位システムからディスクアクセスが要求
されると、SCSI制御機構151は、そのターゲット
がマッピングテーブル152に登録されているかどうか
を判定する(ステップA1)。ここで、マッピングテー
ブル152に登録されていた場合(ステップA1のYE
S)、SCSI制御機構151は、このマッピングテー
ブル152に基づいたアドレス交換を実行する(ステッ
プA2)。
【0043】その後、SCSI制御機構151は、ディ
スクに対するアクセスを実行し(ステップA3)、ま
た、アクセス頻度管理機構153は、このアクセスに伴
ってアクセス頻度情報を更新する(ステップA4)。
【0044】次に、アクセス頻度管理機構153が定期
的に統計情報のリセットを行う際に実行される、このホ
ストバスアダプタ(HBA)15のデータ置き換えアル
ゴリズムについて説明する。
【0045】いま、アクセス頻度差の許容範囲が50%
で、アクセス回数が図5(a)に示す頻度であった場合
を考える。
【0046】図5(a)に示すように、アクセス回数の
総数は40回、ディスクドライブ数は2であるため、1
つのディスクあたりの平均アクセス数は20回となる。
これに対してアクセス頻度差の許容範囲が50%である
ため、それぞれのディスクへのアクセス回数が10回〜
30回になるように、ディスクブロックの置き換えを行
なう。
【0047】まず、ディスク1の各ブロックのうち、ア
クセス回数の総和が10以上になるようなディスクブロ
ックの集合を求める。ここでは、ブロックBのみでこの
条件を満たすことができる。次に、このブロックBと置
き換えることによって50%の許容範囲に収まるような
ディスクブロックをディスク2の各ブロックから選択す
る。ここでは、ブロックFをブロックBと置き換えるこ
とによって、ディスク1と2のアクセス回数は15回と
25回になるため、アクセス頻度差が50%以内に収め
ることができることがわかる。
【0048】この結果、ディスクブロックBとディスク
ブロックFとを置き換える処理を開始する。図5(b)
は、置き換え後のディスク1,2の状態を示す図であ
る。
【0049】次に、アクセス頻度差の許容範囲が50%
で、アクセスが図6(a)に示すようにディスク1に偏
ってはいるが各々では平均的に行われているような頻度
であった場合を考える。
【0050】図6(a)に示すように、アクセス回数の
総数は60回、ディスクドライブ数は2であるため、1
つのディスクあたりの平均アクセス数は30回となる。
これに対してアクセス頻度差の許容範囲が50%である
ため、それぞれのディスクへのアクセス回数が15回〜
45回になるように、ディスクブロックの置き換えを行
なう。
【0051】この場合、ディスク1のいずれか1つのデ
ィスクブロックをディスク2のいずれか1つのディスク
ブロックと交換しても、ディスク1と2のアクセス回数
は50回と10回になり、許容範囲には収まらない。し
たがって、複数のディスクブロックを交換する必要があ
る。
【0052】そこで、ディスク1から2つのブロック
A,Bを選択して、ディスク2のブロックF,Gと交換
した場合を考える。このとき、ディスクアクセス回数
は、それぞれ30回、20回となり、許容範囲に入るこ
とがわかるため、この置き換え処理を開始する。図6
(b)は、置き換え後のディスク1,2の状態を示す図
である。
【0053】次に、アクセス頻度差の許容範囲が50%
で、アクセス回数が図7(a)に示す頻度であった場合
を考える。
【0054】図7(a)に示すように、アクセス回数の
総数は20回、ディスクドライブ数は2であるため、1
つのディスクあたりの平均アクセス数は10回となる。
これに対してアクセス頻度差の許容範囲が50%である
ため、それぞれのディスクへのアクセス回数が5回〜1
5回になるように、ディスクブロックの置き換えを行な
う。
【0055】ディスク1の各ブロックのうち、アクセス
回数の総和が5以上になるようなディスクブロックの集
合を求める。ここでは、ブロックBのみでこの条件を満
たすことができる。しかし、このブロックBをディスク
2のブロックD,E,Fのいずれと置き換えても、アク
セス頻度差は許容範囲内には収まらない。同様に、アク
セス回数が5以上になるいかなるディスク1のディスク
ブロックの集合についても、ディスク2とのブロック交
換によってはアクセス頻度差が許容範囲に収まらないこ
とがわかる。
【0056】このような場合には、ディスクブロックの
置き換えによるアクセス頻度の偏り是正を断念する。し
たがって、この置き換えアルゴリズム終了後もディスク
ブロックの配置は変わらない。図7(b)は、置き換え
アルゴリズム終了後のディスク1,2の状態を示す図で
ある。
【0057】以上を踏まえ、図8を参照して、このホス
トバスアダプタ(HBA)15のデータ置き換えアルゴ
リズムの実行動作手順を説明する。
【0058】まず、アクセス頻度管理機構153は、各
ディスクあたりの平均アクセス回数を求める(ステップ
B1)。次に、アクセス頻度の高いディスクのブロック
のすべての部分集合を検査したかどうかを調べ(ステッ
プB2)、検査し終えていれば(ステップB2のYE
S)、この処理を終了する。
【0059】一方、検査し終えていなければ(ステップ
B2のNO)、アクセス頻度がもっとも高いディスクに
属するディスクブロックの集合Aを1つ選択する(ステ
ップB3)。ここで、アクセス頻度のもっとも低いディ
スクの部分集合で、要素数が集合Aと同じすべての組み
合わせを検査したかどうかを調べ(ステップB4)、検
査し終えていれば(ステップB4のYES)、ステップ
B2からの処理を繰り返す。
【0060】また、検査し終えていなければ(ステップ
B4のNO)、アクセス頻度のもっとも低いディスクに
属する、集合Aと同じ要素数のディスクブロックの集合
Bを1つ選択する(ステップB5)。
【0061】そして、この選択した集合Aと集合Bを交
換した場合にアクセス頻度差が許容範囲に収まるかどう
かを判定し(ステップB6)、収まらなければ(ステッ
プB6のNO)、ステップB4からの処理を繰り返し、
収まれば(ステップB6のYES)、この置き換えを実
行して(ステップB7)、この処理を終了する。
【0062】このように、この実施形態のホストバスア
ダプタ(HBA)15は、SCSIバス2上の複数のデ
ィスク装置16a〜16nに対するアクセス頻度を動的
に分散させることを実現する。
【0063】なお、アクセス頻度管理機構153によっ
てディスクブロックが他のディスク装置と交換されたデ
ィスク装置は、通常のディスク装置としてアクセスする
ことはできない。したがって、これらのディスク装置を
取り外して他のシステムに移動させるためには、移動し
たディスクブロックを元に戻す必要がある。
【0064】そこで、このホストバスアダプタ(HB
A)15では、アクセス頻度管理機構153に、マッピ
ングテーブル152に記録されたディスクブロック移動
の履歴を逆に辿って移動したディスクブロックを書き戻
す機能を設けることにより、通常のディスク装置として
もアクセス可能とする。
【0065】なお、前述の実施形態では、定期的に統計
情報のリセットを行い、そのリセット前に統計情報を集
計することにより、データ交換を必要に応じて実行して
いるが、これは、過去の実績に囚われずに最新のディス
ク負荷状況の変動に動的に追従した適切なデータ分散を
実現するためである。また、たとえばリセット直後の一
時的な変動をある程度吸収するために、この定期的なリ
セットに代えて、所定期間以上過去のアクセス回数を常
時破棄していくようにし、統計情報の集計およびデータ
交換を定期的に実行するようにすることも有効である。
【0066】また、前述の実施形態では、アクセス頻度
管理機構153が、システム停止時にマッピングテーブ
ル152を複数のディスク装置16a〜16nの中のい
ずれかに退避させ、システム起動時にその退避させたマ
ッピングテーブル152をロードしているが、これは、
シャットダウン後の再起動時にシャットダウン時の状態
を引き継げるようにすることにより、シャットダウン時
にすべてのディスク装置の状態を本来の状態に復元する
ような後処理を行う必要をなくすとともに、このホスト
バスアダプタ(HBA)15を他のホストバスアダプタ
(HBA)15と交換してシャットダウン後の再起動を
行っても、何ら問題なくシャットダウン時の状態を引き
継げるようにするためである。また、アクセス頻度管理
機構153が、このマッピングテーブル152の更新時
にその差分または全体を複数のディスク装置16a〜1
6nの中のいずれかに保存していくようにすれば、たと
えば不慮の電源断などが発生したとしても、データの交
換状況に関わる最新の情報を失うことがなく、電源回復
後もディスク装置に対するアクセスを継続できるように
なり、有効である。
【0067】また、仮に、アクセス頻度の偏りを考慮す
る仕組みを持たなくとも、このマッピングテーブル15
2を用いたデータ交換機能や交換後のアドレス変換機能
を備えれば、たとえばディスク装置の台数を増設する
際、データの再配置などをユーザ自らが行わなくとも、
パフォーマンス改善のためのデータ分散を自動的に実行
させることなどが可能となる。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明のディス
ク制御装置によれば、複数のディスク装置間のアクセス
頻度の偏りを是正すべく、アクセス頻度の高いディスク
装置のデータとアクセス頻度の低いディスク装置のデー
タとを上位システムに意識させることなく動的に入れ替
えるようにしたことから、各ディスク装置に対するアク
セス頻度が動的に分散されていき、システムを稼働させ
ていくにしたがってパフォーマンスが改善され、また、
上位システムに意識させることがなく、既存のシステム
の修正を何ら伴うことがない。
【0069】また、各ディスク装置のトラックサイズの
倍数の大きさのデータを交換することにより、データ交
換後もトラック上のデータの連続性が確保され、データ
分散によるパフォーマンスへの悪影響がほとんどない。
【0070】また、定期的に頻度情報を初期化すること
により、最新のディスク負荷状況の変動に動的に追従す
ることができ、過去の実績に囚われない適切なデータ分
散が実現されることになり、さらに頻度情報に含まれる
所定期間以上過去のアクセス回数を破棄するようにすれ
ば、一時的な変動をある程度吸収して必要以上のデータ
交換を発生させることを防止する。。
【0071】また、このマッピングテーブルに基づいて
ディスクブロックすべてを交換前の状態に復元する機能
を備えることにより、たとえばデータ交換がすでに行わ
れているディスク装置を他のディスク装置と切り離して
他のシステムに移動させる必要が生じたとしても、その
ディスク装置を本来の状態に容易に復元することが可能
となる。
【0072】また、システム停止時にマッピングテーブ
ルを複数のディスク装置の中のいずれかの記憶領域に退
避させ、システム起動時にその退避させたマッピングテ
ーブルを復元することにより、シャットダウン後の再起
動時にシャットダウン時の状態を引き継ぐことができる
ようになり、シャットダウン時にすべてのディスク装置
の状態を本来の状態に復元するような後処理を行う必要
がなく、また、このディスク制御装置そのものを他のデ
ィスク制御装置と交換してシャットダウン後の再起動を
行っても、何ら問題なくシャットダウン時の状態を引き
継ぐことができることになり、さらに、マッピングテー
ブルの更新時にその差分または全体を複数のディスク装
置の中のいずれかの記憶領域に保存するようにすれば、
たとえば不慮の電源断などが発生したとしても、データ
の交換状況に関わる最新の情報を失うことがなく、電源
回復後もディスク装置に対するアクセスを継続すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るディスク制御装置を
適用するコンピュータシステムの構成図。
【図2】同実施形態に係るホストバスアダプタ(HB
A)の構成を示す図。
【図3】同実施形態のディスクブロックの交換の様子を
示す概念図。
【図4】同実施形態のホストバスアダプタ(HBA)の
ディスクアクセス時における動作手順を説明するための
フローチャート。
【図5】同実施形態のホストバスアダプタ(HBA)の
データ置き換えアルゴリズムを説明するための第1の
図。
【図6】同実施形態のホストバスアダプタ(HBA)の
データ置き換えアルゴリズムを説明するための第2の
図。
【図7】同実施形態のホストバスアダプタ(HBA)の
データ置き換えアルゴリズムを説明するための第3の
図。
【図8】同実施形態のホストバスアダプタ(HBA)の
データ置き換えアルゴリズムの実行動作手順を説明する
ためのフローチャート。
【符号の説明】
1…PCIバス 2…SCSIバス 11…CPU 12…システムメモリ 13…ディスプレイコントローラ 14…キーボードコントローラ 15…ホストバスアダプタ(HBA) 16a〜n…ディスク装置 131…ビデオRAM 132…CRT 133…LCD 141…キーボード 142…マウス 151…SCSI制御機構 152…マッピングテーブル 153…アクセス頻度管理機構

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディスク装置それぞれに対するア
    クセス頻度を適応的にほぼ均等に分散させるためのディ
    スク制御装置であって、 各ディスク装置のアクセス回数に関する頻度情報をディ
    スクブロックごとに管理するアクセス頻度管理手段と、 前記アクセス頻度管理手段により管理される頻度情報に
    基づき、前記複数のディスク装置間のアクセス頻度の偏
    りが予め定められた許容範囲を越えていないかどうかを
    監視し、予め定められた許容範囲を越えるアクセス頻度
    の偏りを検出したときに、予め定められた規則で選定さ
    れるアクセス頻度の高いディスク装置のディスクブロッ
    ク上のデータとアクセス頻度の低いディスク装置のディ
    スクブロック上のデータとを交換するディスク制御手段
    と、 前記ディスク制御手段によりデータが交換されたディス
    クブロックのアドレスとそのデータを実際に格納するデ
    ィスクブロックのアドレスとを対応づけるマッピングテ
    ーブルを管理するマッピング管理手段と、 いずれかのディスクブロックに対するアクセスが要求さ
    れたときに、前記マッピング管理手段により管理される
    マッピングテーブルを参照し、必要に応じてアドレス変
    換を行った後に前記複数のディスク装置に対するアクセ
    スを実行するアクセス制御手段と、 を具備することを特徴とするディスク制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ディスク制御手段は、各ディスク装
    置のトラックサイズの倍数の大きさのデータを交換する
    ことを特徴とする請求項1記載のディスク制御装置。
  3. 【請求項3】 前記アクセス頻度管理手段は、定期的に
    頻度情報を初期化することを特徴とする請求項1記載の
    ディスク制御装置。
  4. 【請求項4】 前記アクセス頻度管理手段は、頻度情報
    に含まれる所定期間以上過去のアクセス回数を破棄する
    ことを特徴とする請求項1記載のディスク制御装置。
  5. 【請求項5】 前記マッピング管理手段により管理され
    るマッピングテーブルに基づき、ディスクブロックすべ
    てを交換前の状態に復元するディスク復元手段をさらに
    具備することを特徴とする請求項1記載のディスク制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記マッピング管理手段は、システム停
    止時にマッピングテーブルを前記複数のディスク装置の
    中のいずれかの記憶領域に退避させ、システム起動時に
    その退避させたマッピングテーブルを復元する手段を有
    することを特徴とする請求項1記載のディスク制御装
    置。
  7. 【請求項7】 前記マッピング管理手段は、マッピング
    テーブルの更新時にその差分または全体を前記複数のデ
    ィスク装置の中のいずれかの記憶領域に保存する手段を
    有することを特徴とする請求項6記載のディスク制御装
    置。
  8. 【請求項8】 複数のディスク装置それぞれに対するア
    クセス頻度を適応的にほぼ均等に分散させるためのディ
    スク制御装置であって、 新たにディスク装置を検出したときに、このディスク装
    置を含むすべてのディスク装置のアクセス頻度が偏らな
    いよう分散させてストライピングを行うべくディスクブ
    ロックの再配置を行うディスク制御手段と、 前記ディスク制御手段により再配置されたディスクブロ
    ックの仮想アドレスと物理アドレスとを対応づけるマッ
    ピングテーブルを管理するマッピング管理手段と、 いずれかのディスクブロックに対するアクセスが要求さ
    れたときに、前記マッピング管理手段により管理される
    マッピングテーブルを参照し、必要に応じてアドレス変
    換を行った後に前記複数のディスク装置に対するアクセ
    スを実行するアクセス制御手段と、 を具備することを特徴とするディスク制御装置。
  9. 【請求項9】 前記マッピング管理手段により管理され
    るマッピングテーブルに基づき、ディスクブロックすべ
    てを再配置前の状態に復元するディスク復元手段をさら
    に具備することを特徴とする請求項8記載のディスク制
    御装置。
JP2000132692A 2000-05-01 2000-05-01 ディスク制御装置 Expired - Fee Related JP3977573B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000132692A JP3977573B2 (ja) 2000-05-01 2000-05-01 ディスク制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000132692A JP3977573B2 (ja) 2000-05-01 2000-05-01 ディスク制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001312372A true JP2001312372A (ja) 2001-11-09
JP3977573B2 JP3977573B2 (ja) 2007-09-19

Family

ID=18641335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000132692A Expired - Fee Related JP3977573B2 (ja) 2000-05-01 2000-05-01 ディスク制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3977573B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007279898A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Toshiba Corp ストレージシステム及び同システムに適用されるアクセス処理方法
JP2010231465A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Nec Corp ストレージシステム、ストレージ消費電力削減方法、プログラム
JP2019121333A (ja) * 2017-12-29 2019-07-22 広東技術師範学院 データダイナミックマイグレーション方法とデータダイナミックマイグレーション装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007279898A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Toshiba Corp ストレージシステム及び同システムに適用されるアクセス処理方法
US7707381B2 (en) 2006-04-04 2010-04-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Storage system for processing access request from host and method for doing the same
JP2010231465A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Nec Corp ストレージシステム、ストレージ消費電力削減方法、プログラム
JP2019121333A (ja) * 2017-12-29 2019-07-22 広東技術師範学院 データダイナミックマイグレーション方法とデータダイナミックマイグレーション装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3977573B2 (ja) 2007-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8832380B2 (en) Storage system having cache partition size set based on drive type
US9690487B2 (en) Storage apparatus and method for controlling storage apparatus
US7966614B2 (en) Controlling an availability policy for a virtual machine based on changes in a real world environment
US7814351B2 (en) Power management in a storage array
US9501231B2 (en) Storage system and storage control method
WO2017022002A1 (ja) ストレージ装置、ストレージシステム、ストレージシステムの制御方法
WO2012056596A1 (ja) 計算機システム及び処理制御方法
JP5090098B2 (ja) Nasの消費電力を削減する方法及びその方法を用いた計算機システム
US7950013B2 (en) System for monitoring time proportion for interrupt or task processing with restriction placed in subsequent monitoring time period when allowable time proportion is exceed
EP1434125A2 (en) Raid apparatus and logical device expansion method thereof
US10108517B1 (en) Techniques for data storage systems using virtualized environments
JP2010097533A (ja) パーティションで区切られた計算機システムにおけるアプリケーション移動及び消費電力の最適化
US9547528B1 (en) Pizza scheduler
JP2006350780A (ja) キャッシュ割当制御方法
JP2005149436A (ja) ストレージ装置、ストレージ装置における制御方法、ジョブスケジューリング処理方法及び障害処理方法並びにそれらのプログラム
JP5385458B2 (ja) 計算機システムおよびその更改方法
US20120271996A1 (en) Memory resource provisioning using sas zoning
US7159074B2 (en) Data storage system
US20080215843A1 (en) Storage area management method for a storage system
US11068188B2 (en) Monitored migration of copies of volumes of data between clusters of a virtual tape library system
WO2012124017A1 (ja) コマンド制御方法およびコマンド制御プログラム
JP6565560B2 (ja) ストレージ制御装置、及び制御プログラム
JP3977573B2 (ja) ディスク制御装置
JP2014048834A (ja) 情報処理装置、コピー制御プログラム、およびコピー制御方法
JP6089427B2 (ja) フォールトトレラントサーバ、デフラグ方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040915

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070327

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070621

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130629

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees