JP2001312372A - ディスク制御装置 - Google Patents
ディスク制御装置Info
- Publication number
- JP2001312372A JP2001312372A JP2000132692A JP2000132692A JP2001312372A JP 2001312372 A JP2001312372 A JP 2001312372A JP 2000132692 A JP2000132692 A JP 2000132692A JP 2000132692 A JP2000132692 A JP 2000132692A JP 2001312372 A JP2001312372 A JP 2001312372A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disk
- access
- access frequency
- mapping table
- mapping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
回避してパフォーマンスを改善させることを可能とする
ディスク制御装置を提供する。 【解決手段】ホストバスアダプタ(HBA)15は、こ
のコンピュータシステムの外部記憶となる複数のディス
ク装置16a〜16nを制御する、いわゆるディスク制
御装置であり、SCSIバス2を介してデータを授受す
る。そして、このホストバスアダプタ(HBA)15
は、複数のディスク装置16a〜16nのすべてのディ
スクブロックに対するアクセス統計情報を記録し、たと
えば特定のディスク装置にアクセスが集中している等の
アクセスの偏りが認められた際、このアクセス頻度の偏
りを是正すべく、アクセス頻度の高いディスク装置のデ
ィスクブロックの内容とアクセス頻度の低いディスク装
置のディスクブロックの内容とを上位システムに意識さ
せることなく動的に入れ替える。
Description
装置への負荷の集中を適応的に回避してパフォーマンス
を改善させることを可能とするディスク制御装置に関す
る。
ためにデータを複数のディスクに分散する方法として、
ディスクのストライピングなどの技術が知られている。
成することにより、アレイ全体を仮想的に1つのディス
ク装置とみなし、この仮想ディスク装置内のアドレッシ
ングによってデータをアレイ全体に分散させる方法であ
る。
うな手法では、特定のディスク装置にアクセスが集中し
た場合には、その負荷を分散することができないといっ
た問題があった。
際、どのディスク装置に負荷が集中するかは運用環境に
影響されるものであり、システム設計時点でディスク装
置ごとの負荷状況を予測することは難しく、ディスク負
荷をすべてのディスクに平均的に分散することはほぼ不
可能であった。
れたものであり、特定のディスク装置への負荷の集中を
適応的に回避してパフォーマンスを改善させることを可
能とするディスク制御装置を提供することを目的とす
る。
ために、この発明のディスク制御装置は、複数のディス
ク装置間のアクセス頻度の偏りを是正すべく、アクセス
頻度の高いディスク装置のデータとアクセス頻度の低い
ディスク装置のデータとを上位システムに意識させるこ
となく動的に入れ替えるようにしたものであり、そのた
めに、複数のディスク装置それぞれに対するアクセス頻
度を適応的にほぼ均等に分散させるためのディスク制御
装置であって、各ディスク装置のアクセス回数に関する
頻度情報をディスクブロックごとに管理するアクセス頻
度管理手段と、前記アクセス頻度管理手段により管理さ
れる頻度情報に基づき、前記複数のディスク装置間のア
クセス頻度の偏りが予め定められた許容範囲を越えてい
ないかどうかを監視し、予め定められた許容範囲を越え
るアクセス頻度の偏りを検出したときに、予め定められ
た規則で選定されるアクセス頻度の高いディスク装置の
ディスクブロック上のデータとアクセス頻度の低いディ
スク装置のディスクブロック上のデータとを交換するデ
ィスク制御手段と、前記ディスク制御手段によりデータ
が交換されたディスクブロックのアドレスとそのデータ
を実際に格納するディスクブロックのアドレスとを対応
づけるマッピングテーブルを管理するマッピング管理手
段と、いずれかのディスクブロックに対するアクセスが
要求されたときに、前記マッピング管理手段により管理
されるマッピングテーブルを参照し、必要に応じてアド
レス変換を行った後に前記複数のディスク装置に対する
アクセスを実行するアクセス制御手段とを具備すること
を特徴とする。
ィスク装置に対するアクセス頻度が動的に分散されてい
くため、システムを稼働させていくにしたがってパフォ
ーマンスが改善され、また、上位システムに意識させる
ことがないため、既存のシステムの修正を何ら伴うこと
がない。
ディスク装置のトラックサイズの倍数の大きさのデータ
を交換することが好ましい。
データの交換を行っても、トラック上のデータの連続性
が確保されるため、データ分散によるパフォーマンスへ
の悪影響はほとんどない。
記アクセス頻度管理手段が、定期的に頻度情報を初期化
することが好ましい。
最新のディスク負荷状況の変動に動的に追従することが
できるため、過去の実績に囚われない適切なデータ分散
が実現されることになる。
記アクセス頻度管理手段が、頻度情報に含まれる所定期
間以上過去のアクセス回数を破棄することが好ましい。
前述と同様、最新のディスク負荷状況の変動に動的に追
従することができるため、過去の実績に囚われない適切
なデータ分散が実現されることになり、また、一時的な
変動をある程度吸収して必要以上のデータ交換を発生さ
せることを防止する。
記マッピング管理手段により管理されるマッピングテー
ブルに基づき、ディスクブロックすべてを交換前の状態
に復元するディスク復元手段をさらに具備することを特
徴とする。
たとえばデータ交換がすでに行われているディスク装置
を他のディスク装置と切り離して他のシステムに移動さ
せる必要が生じたとしても、そのディスク装置を本来の
状態に容易に復元することが可能となる。
記マッピング管理手段が、システム停止時にマッピング
テーブルを前記複数のディスク装置の中のいずれかの記
憶領域に退避させ、システム起動時にその退避させたマ
ッピングテーブルを復元する手段を有することが好まし
い。
シャットダウン後の再起動時にシャットダウン時の状態
を引き継ぐことができるようになるため、シャットダウ
ン時にすべてのディスク装置の状態を本来の状態に復元
するような後処理を行う必要がなく、また、このディス
ク制御装置そのものを他のディスク制御装置と交換して
シャットダウン後の再起動を行っても、何ら問題なくシ
ャットダウン時の状態を引き継ぐことができることにな
る。
記マッピング管理手段が、マッピングテーブルの更新時
にその差分または全体を前記複数のディスク装置の中の
いずれかの記憶領域に保存する手段を有することが好ま
しい。
たとえば不慮の電源断などが発生したとしても、データ
の交換状況に関わる最新の情報を失うことがなく、電源
回復後もディスク装置に対するアクセスを継続すること
が可能となる。
るために、複数のディスク装置それぞれに対するアクセ
ス頻度を適応的にほぼ均等に分散させるためのディスク
制御装置であって、新たにディスク装置を検出したとき
に、このディスク装置を含むすべてのディスク装置のア
クセス頻度が偏らないよう分散させてストライピングを
行うべくディスクブロックの再配置を行うディスク制御
手段と、前記ディスク制御手段により再配置されたディ
スクブロックの仮想アドレスと物理アドレスとを対応づ
けるマッピングテーブルを管理するマッピング管理手段
と、いずれかのディスクブロックに対するアクセスが要
求されたときに、前記マッピング管理手段により管理さ
れるマッピングテーブルを参照し、必要に応じてアドレ
ス変換を行った後に前記複数のディスク装置に対するア
クセスを実行するアクセス制御手段とを具備することを
特徴とする。
たとえばディスク装置の台数を増設する際、データの再
配置などをユーザ自らが行わなくとも、パフォーマンス
改善のためのデータ分散が自動的に実行されることにな
る。
記マッピング管理手段により管理されるマッピングテー
ブルに基づき、ディスクブロックすべてを再配置前の状
態に復元するディスク復元手段をさらに具備することが
好ましい。
いずれかのディスク装置を他のディスク装置と切り離し
て他のシステムに移動させる必要が生じたとしても、そ
のディスク装置を本来の状態に容易に復元することが可
能となる。
実施形態を説明する。図1は、この発明の実施形態に係
るディスク制御装置を適用するコンピュータシステムの
構成図である。
テムでは、システムバスとしてPCIバス1が敷設され
ており、このPCIバス1に、CPU11、システムメ
モリ12、ディスプレイコントローラ13、キーボード
コントローラ14およびホストバスアダプタ(HBA)
15が接続されている。
全体の制御を司るものであり、システムメモリ12に格
納されたオペレーティングシステムやユーティリティを
含むアプリケーションプログラム等の記述に基づいて動
作する。
システムの主記憶となるメモリデバイスであり、CPU
11の動作を記述したオペレーティングシステムやユー
ティリティを含むアプリケーションプログラム等と、こ
れらの実行に用いられる各種処理データとを格納する。
ンピュータシステムのユーザインタフェースのアウトプ
ットを司るものであり、CPU11により描画されたビ
デオRAM131内の表示データをCRT132やLC
D133等の表示装置に表示制御する。
ピュータシステムのユーザインタフェースのインプット
を司るものであり、キーボード141やマウス142等
の入力装置の操作をデータ化してCPU11に引き渡
す。
のコンピュータシステムの外部記憶となる複数のディス
ク装置16a〜16nを制御する、いわゆるディスク制
御装置であり、SCSIバス2を介して複数のディスク
装置16a〜16nとの間のデータ授受を実行する。な
お、このホストバスアダプタ(HBA)15により制御
される複数のディスク装置16a〜16nは、あくまで
上位システムからそれぞれが認識される互いに独立した
ドライブであり、上位システムに対して論理的に単一の
ディスクに見せかけるべくアレイを構成するものではな
い。
タ(HBA)15は、複数のディスク装置16a〜16
n間のアクセス頻度の偏りを是正すべく、アクセス頻度
の高いディスク装置のデータとアクセス頻度の低いディ
スク装置のデータとを上位システムに意識させることな
く動的に入れ替える点を特徴としており、以下、この点
について詳述する。
ダプタ(HBA)15の構成を示す図である。
タ(HBA)15は、SCSI制御機構151に加え
て、マッピングテーブル152およびアクセス頻度管理
機構153を備えている。
スアダプタ(HBA)15の中核をなすものであり、P
CIバス1を介して上位システムから要求されるディス
ク装置16a〜16nに対するアクセスを、SCSIバ
ス2で定められたプロトコルにしたがって実行する。ま
た、このSCSI制御機構151は、マッピングテーブ
ル152に基づき、後述するこの発明に特有のアクセス
制御を実行する。
数のディスク装置16a〜16nのすべてのディスクブ
ロックに対するアクセス統計情報を記録するものであ
り、定期的に統計情報のリセットを行うが、そのリセッ
ト前に統計情報を集計し、たとえば特定のディスク装置
にアクセスが集中している、あるいは、特定のディスク
装置に対するアクセスのみが発生していない、等のアク
セスの偏りが認められた場合に、以下の処理を実行し
て、その是正を図っている。
クの内容を、アクセス頻度の低いディスク装置のいずれ
かのディスクブロックの内容と交換する。次に、このデ
ィスクブロックを交換したことをマッピングテーブル1
52に登録する。図3は、このディスクブロックの交換
の様子を示す概念図である。なお、この交換処理対象と
なるディスクブロックの大きさは、各ディスク装置のト
ラックサイズの倍数となるように考慮されている。これ
は、その交換後もトラック上のデータの連続性を確保
し、データ分散によるパフォーマンスへの悪影響を抑え
るためである。
ホストバスアダプタ(HBA)15のメモリ領域に確保
されるものであり、アクセス頻度管理機構153は、シ
ステム停止時にこのマッピングテーブル152を複数の
ディスク装置16a〜16nの中のいずれかに退避さ
せ、システム起動時にその退避させたマッピングテーブ
ル152をロードする。
ステムからディスクアクセスを要求された場合、まず、
そのリクエストで指定されたディスクブロックが、アク
セス頻度管理機構153によって他のディスク装置に移
動されていないかどうかをマッピングテーブル152を
参照して判定する。
ピングテーブル152に登録されていたとすると、SC
SI制御機構151は、このディスクブロックの移動先
をマッピングテーブル152から特定し、このリクエス
トを移動先ブロックへのアクセスに変換する。
アダプタ(HBA)15のディスクアクセス時における
動作手順を説明する。
されると、SCSI制御機構151は、そのターゲット
がマッピングテーブル152に登録されているかどうか
を判定する(ステップA1)。ここで、マッピングテー
ブル152に登録されていた場合(ステップA1のYE
S)、SCSI制御機構151は、このマッピングテー
ブル152に基づいたアドレス交換を実行する(ステッ
プA2)。
スクに対するアクセスを実行し(ステップA3)、ま
た、アクセス頻度管理機構153は、このアクセスに伴
ってアクセス頻度情報を更新する(ステップA4)。
的に統計情報のリセットを行う際に実行される、このホ
ストバスアダプタ(HBA)15のデータ置き換えアル
ゴリズムについて説明する。
で、アクセス回数が図5(a)に示す頻度であった場合
を考える。
総数は40回、ディスクドライブ数は2であるため、1
つのディスクあたりの平均アクセス数は20回となる。
これに対してアクセス頻度差の許容範囲が50%である
ため、それぞれのディスクへのアクセス回数が10回〜
30回になるように、ディスクブロックの置き換えを行
なう。
クセス回数の総和が10以上になるようなディスクブロ
ックの集合を求める。ここでは、ブロックBのみでこの
条件を満たすことができる。次に、このブロックBと置
き換えることによって50%の許容範囲に収まるような
ディスクブロックをディスク2の各ブロックから選択す
る。ここでは、ブロックFをブロックBと置き換えるこ
とによって、ディスク1と2のアクセス回数は15回と
25回になるため、アクセス頻度差が50%以内に収め
ることができることがわかる。
ブロックFとを置き換える処理を開始する。図5(b)
は、置き換え後のディスク1,2の状態を示す図であ
る。
で、アクセスが図6(a)に示すようにディスク1に偏
ってはいるが各々では平均的に行われているような頻度
であった場合を考える。
総数は60回、ディスクドライブ数は2であるため、1
つのディスクあたりの平均アクセス数は30回となる。
これに対してアクセス頻度差の許容範囲が50%である
ため、それぞれのディスクへのアクセス回数が15回〜
45回になるように、ディスクブロックの置き換えを行
なう。
ィスクブロックをディスク2のいずれか1つのディスク
ブロックと交換しても、ディスク1と2のアクセス回数
は50回と10回になり、許容範囲には収まらない。し
たがって、複数のディスクブロックを交換する必要があ
る。
A,Bを選択して、ディスク2のブロックF,Gと交換
した場合を考える。このとき、ディスクアクセス回数
は、それぞれ30回、20回となり、許容範囲に入るこ
とがわかるため、この置き換え処理を開始する。図6
(b)は、置き換え後のディスク1,2の状態を示す図
である。
で、アクセス回数が図7(a)に示す頻度であった場合
を考える。
総数は20回、ディスクドライブ数は2であるため、1
つのディスクあたりの平均アクセス数は10回となる。
これに対してアクセス頻度差の許容範囲が50%である
ため、それぞれのディスクへのアクセス回数が5回〜1
5回になるように、ディスクブロックの置き換えを行な
う。
回数の総和が5以上になるようなディスクブロックの集
合を求める。ここでは、ブロックBのみでこの条件を満
たすことができる。しかし、このブロックBをディスク
2のブロックD,E,Fのいずれと置き換えても、アク
セス頻度差は許容範囲内には収まらない。同様に、アク
セス回数が5以上になるいかなるディスク1のディスク
ブロックの集合についても、ディスク2とのブロック交
換によってはアクセス頻度差が許容範囲に収まらないこ
とがわかる。
置き換えによるアクセス頻度の偏り是正を断念する。し
たがって、この置き換えアルゴリズム終了後もディスク
ブロックの配置は変わらない。図7(b)は、置き換え
アルゴリズム終了後のディスク1,2の状態を示す図で
ある。
トバスアダプタ(HBA)15のデータ置き換えアルゴ
リズムの実行動作手順を説明する。
ディスクあたりの平均アクセス回数を求める(ステップ
B1)。次に、アクセス頻度の高いディスクのブロック
のすべての部分集合を検査したかどうかを調べ(ステッ
プB2)、検査し終えていれば(ステップB2のYE
S)、この処理を終了する。
B2のNO)、アクセス頻度がもっとも高いディスクに
属するディスクブロックの集合Aを1つ選択する(ステ
ップB3)。ここで、アクセス頻度のもっとも低いディ
スクの部分集合で、要素数が集合Aと同じすべての組み
合わせを検査したかどうかを調べ(ステップB4)、検
査し終えていれば(ステップB4のYES)、ステップ
B2からの処理を繰り返す。
B4のNO)、アクセス頻度のもっとも低いディスクに
属する、集合Aと同じ要素数のディスクブロックの集合
Bを1つ選択する(ステップB5)。
換した場合にアクセス頻度差が許容範囲に収まるかどう
かを判定し(ステップB6)、収まらなければ(ステッ
プB6のNO)、ステップB4からの処理を繰り返し、
収まれば(ステップB6のYES)、この置き換えを実
行して(ステップB7)、この処理を終了する。
ダプタ(HBA)15は、SCSIバス2上の複数のデ
ィスク装置16a〜16nに対するアクセス頻度を動的
に分散させることを実現する。
てディスクブロックが他のディスク装置と交換されたデ
ィスク装置は、通常のディスク装置としてアクセスする
ことはできない。したがって、これらのディスク装置を
取り外して他のシステムに移動させるためには、移動し
たディスクブロックを元に戻す必要がある。
A)15では、アクセス頻度管理機構153に、マッピ
ングテーブル152に記録されたディスクブロック移動
の履歴を逆に辿って移動したディスクブロックを書き戻
す機能を設けることにより、通常のディスク装置として
もアクセス可能とする。
情報のリセットを行い、そのリセット前に統計情報を集
計することにより、データ交換を必要に応じて実行して
いるが、これは、過去の実績に囚われずに最新のディス
ク負荷状況の変動に動的に追従した適切なデータ分散を
実現するためである。また、たとえばリセット直後の一
時的な変動をある程度吸収するために、この定期的なリ
セットに代えて、所定期間以上過去のアクセス回数を常
時破棄していくようにし、統計情報の集計およびデータ
交換を定期的に実行するようにすることも有効である。
管理機構153が、システム停止時にマッピングテーブ
ル152を複数のディスク装置16a〜16nの中のい
ずれかに退避させ、システム起動時にその退避させたマ
ッピングテーブル152をロードしているが、これは、
シャットダウン後の再起動時にシャットダウン時の状態
を引き継げるようにすることにより、シャットダウン時
にすべてのディスク装置の状態を本来の状態に復元する
ような後処理を行う必要をなくすとともに、このホスト
バスアダプタ(HBA)15を他のホストバスアダプタ
(HBA)15と交換してシャットダウン後の再起動を
行っても、何ら問題なくシャットダウン時の状態を引き
継げるようにするためである。また、アクセス頻度管理
機構153が、このマッピングテーブル152の更新時
にその差分または全体を複数のディスク装置16a〜1
6nの中のいずれかに保存していくようにすれば、たと
えば不慮の電源断などが発生したとしても、データの交
換状況に関わる最新の情報を失うことがなく、電源回復
後もディスク装置に対するアクセスを継続できるように
なり、有効である。
る仕組みを持たなくとも、このマッピングテーブル15
2を用いたデータ交換機能や交換後のアドレス変換機能
を備えれば、たとえばディスク装置の台数を増設する
際、データの再配置などをユーザ自らが行わなくとも、
パフォーマンス改善のためのデータ分散を自動的に実行
させることなどが可能となる。
ク制御装置によれば、複数のディスク装置間のアクセス
頻度の偏りを是正すべく、アクセス頻度の高いディスク
装置のデータとアクセス頻度の低いディスク装置のデー
タとを上位システムに意識させることなく動的に入れ替
えるようにしたことから、各ディスク装置に対するアク
セス頻度が動的に分散されていき、システムを稼働させ
ていくにしたがってパフォーマンスが改善され、また、
上位システムに意識させることがなく、既存のシステム
の修正を何ら伴うことがない。
倍数の大きさのデータを交換することにより、データ交
換後もトラック上のデータの連続性が確保され、データ
分散によるパフォーマンスへの悪影響がほとんどない。
により、最新のディスク負荷状況の変動に動的に追従す
ることができ、過去の実績に囚われない適切なデータ分
散が実現されることになり、さらに頻度情報に含まれる
所定期間以上過去のアクセス回数を破棄するようにすれ
ば、一時的な変動をある程度吸収して必要以上のデータ
交換を発生させることを防止する。。
ディスクブロックすべてを交換前の状態に復元する機能
を備えることにより、たとえばデータ交換がすでに行わ
れているディスク装置を他のディスク装置と切り離して
他のシステムに移動させる必要が生じたとしても、その
ディスク装置を本来の状態に容易に復元することが可能
となる。
ルを複数のディスク装置の中のいずれかの記憶領域に退
避させ、システム起動時にその退避させたマッピングテ
ーブルを復元することにより、シャットダウン後の再起
動時にシャットダウン時の状態を引き継ぐことができる
ようになり、シャットダウン時にすべてのディスク装置
の状態を本来の状態に復元するような後処理を行う必要
がなく、また、このディスク制御装置そのものを他のデ
ィスク制御装置と交換してシャットダウン後の再起動を
行っても、何ら問題なくシャットダウン時の状態を引き
継ぐことができることになり、さらに、マッピングテー
ブルの更新時にその差分または全体を複数のディスク装
置の中のいずれかの記憶領域に保存するようにすれば、
たとえば不慮の電源断などが発生したとしても、データ
の交換状況に関わる最新の情報を失うことがなく、電源
回復後もディスク装置に対するアクセスを継続すること
が可能となる。
適用するコンピュータシステムの構成図。
A)の構成を示す図。
示す概念図。
ディスクアクセス時における動作手順を説明するための
フローチャート。
データ置き換えアルゴリズムを説明するための第1の
図。
データ置き換えアルゴリズムを説明するための第2の
図。
データ置き換えアルゴリズムを説明するための第3の
図。
データ置き換えアルゴリズムの実行動作手順を説明する
ためのフローチャート。
Claims (9)
- 【請求項1】 複数のディスク装置それぞれに対するア
クセス頻度を適応的にほぼ均等に分散させるためのディ
スク制御装置であって、 各ディスク装置のアクセス回数に関する頻度情報をディ
スクブロックごとに管理するアクセス頻度管理手段と、 前記アクセス頻度管理手段により管理される頻度情報に
基づき、前記複数のディスク装置間のアクセス頻度の偏
りが予め定められた許容範囲を越えていないかどうかを
監視し、予め定められた許容範囲を越えるアクセス頻度
の偏りを検出したときに、予め定められた規則で選定さ
れるアクセス頻度の高いディスク装置のディスクブロッ
ク上のデータとアクセス頻度の低いディスク装置のディ
スクブロック上のデータとを交換するディスク制御手段
と、 前記ディスク制御手段によりデータが交換されたディス
クブロックのアドレスとそのデータを実際に格納するデ
ィスクブロックのアドレスとを対応づけるマッピングテ
ーブルを管理するマッピング管理手段と、 いずれかのディスクブロックに対するアクセスが要求さ
れたときに、前記マッピング管理手段により管理される
マッピングテーブルを参照し、必要に応じてアドレス変
換を行った後に前記複数のディスク装置に対するアクセ
スを実行するアクセス制御手段と、 を具備することを特徴とするディスク制御装置。 - 【請求項2】 前記ディスク制御手段は、各ディスク装
置のトラックサイズの倍数の大きさのデータを交換する
ことを特徴とする請求項1記載のディスク制御装置。 - 【請求項3】 前記アクセス頻度管理手段は、定期的に
頻度情報を初期化することを特徴とする請求項1記載の
ディスク制御装置。 - 【請求項4】 前記アクセス頻度管理手段は、頻度情報
に含まれる所定期間以上過去のアクセス回数を破棄する
ことを特徴とする請求項1記載のディスク制御装置。 - 【請求項5】 前記マッピング管理手段により管理され
るマッピングテーブルに基づき、ディスクブロックすべ
てを交換前の状態に復元するディスク復元手段をさらに
具備することを特徴とする請求項1記載のディスク制御
装置。 - 【請求項6】 前記マッピング管理手段は、システム停
止時にマッピングテーブルを前記複数のディスク装置の
中のいずれかの記憶領域に退避させ、システム起動時に
その退避させたマッピングテーブルを復元する手段を有
することを特徴とする請求項1記載のディスク制御装
置。 - 【請求項7】 前記マッピング管理手段は、マッピング
テーブルの更新時にその差分または全体を前記複数のデ
ィスク装置の中のいずれかの記憶領域に保存する手段を
有することを特徴とする請求項6記載のディスク制御装
置。 - 【請求項8】 複数のディスク装置それぞれに対するア
クセス頻度を適応的にほぼ均等に分散させるためのディ
スク制御装置であって、 新たにディスク装置を検出したときに、このディスク装
置を含むすべてのディスク装置のアクセス頻度が偏らな
いよう分散させてストライピングを行うべくディスクブ
ロックの再配置を行うディスク制御手段と、 前記ディスク制御手段により再配置されたディスクブロ
ックの仮想アドレスと物理アドレスとを対応づけるマッ
ピングテーブルを管理するマッピング管理手段と、 いずれかのディスクブロックに対するアクセスが要求さ
れたときに、前記マッピング管理手段により管理される
マッピングテーブルを参照し、必要に応じてアドレス変
換を行った後に前記複数のディスク装置に対するアクセ
スを実行するアクセス制御手段と、 を具備することを特徴とするディスク制御装置。 - 【請求項9】 前記マッピング管理手段により管理され
るマッピングテーブルに基づき、ディスクブロックすべ
てを再配置前の状態に復元するディスク復元手段をさら
に具備することを特徴とする請求項8記載のディスク制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000132692A JP3977573B2 (ja) | 2000-05-01 | 2000-05-01 | ディスク制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000132692A JP3977573B2 (ja) | 2000-05-01 | 2000-05-01 | ディスク制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001312372A true JP2001312372A (ja) | 2001-11-09 |
JP3977573B2 JP3977573B2 (ja) | 2007-09-19 |
Family
ID=18641335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000132692A Expired - Fee Related JP3977573B2 (ja) | 2000-05-01 | 2000-05-01 | ディスク制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3977573B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007279898A (ja) * | 2006-04-04 | 2007-10-25 | Toshiba Corp | ストレージシステム及び同システムに適用されるアクセス処理方法 |
JP2010231465A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Nec Corp | ストレージシステム、ストレージ消費電力削減方法、プログラム |
JP2019121333A (ja) * | 2017-12-29 | 2019-07-22 | 広東技術師範学院 | データダイナミックマイグレーション方法とデータダイナミックマイグレーション装置 |
-
2000
- 2000-05-01 JP JP2000132692A patent/JP3977573B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007279898A (ja) * | 2006-04-04 | 2007-10-25 | Toshiba Corp | ストレージシステム及び同システムに適用されるアクセス処理方法 |
US7707381B2 (en) | 2006-04-04 | 2010-04-27 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Storage system for processing access request from host and method for doing the same |
JP2010231465A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Nec Corp | ストレージシステム、ストレージ消費電力削減方法、プログラム |
JP2019121333A (ja) * | 2017-12-29 | 2019-07-22 | 広東技術師範学院 | データダイナミックマイグレーション方法とデータダイナミックマイグレーション装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3977573B2 (ja) | 2007-09-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8832380B2 (en) | Storage system having cache partition size set based on drive type | |
US9690487B2 (en) | Storage apparatus and method for controlling storage apparatus | |
US7966614B2 (en) | Controlling an availability policy for a virtual machine based on changes in a real world environment | |
US7814351B2 (en) | Power management in a storage array | |
US9501231B2 (en) | Storage system and storage control method | |
WO2017022002A1 (ja) | ストレージ装置、ストレージシステム、ストレージシステムの制御方法 | |
WO2012056596A1 (ja) | 計算機システム及び処理制御方法 | |
JP5090098B2 (ja) | Nasの消費電力を削減する方法及びその方法を用いた計算機システム | |
US7950013B2 (en) | System for monitoring time proportion for interrupt or task processing with restriction placed in subsequent monitoring time period when allowable time proportion is exceed | |
EP1434125A2 (en) | Raid apparatus and logical device expansion method thereof | |
US10108517B1 (en) | Techniques for data storage systems using virtualized environments | |
JP2010097533A (ja) | パーティションで区切られた計算機システムにおけるアプリケーション移動及び消費電力の最適化 | |
US9547528B1 (en) | Pizza scheduler | |
JP2006350780A (ja) | キャッシュ割当制御方法 | |
JP2005149436A (ja) | ストレージ装置、ストレージ装置における制御方法、ジョブスケジューリング処理方法及び障害処理方法並びにそれらのプログラム | |
JP5385458B2 (ja) | 計算機システムおよびその更改方法 | |
US20120271996A1 (en) | Memory resource provisioning using sas zoning | |
US7159074B2 (en) | Data storage system | |
US20080215843A1 (en) | Storage area management method for a storage system | |
US11068188B2 (en) | Monitored migration of copies of volumes of data between clusters of a virtual tape library system | |
WO2012124017A1 (ja) | コマンド制御方法およびコマンド制御プログラム | |
JP6565560B2 (ja) | ストレージ制御装置、及び制御プログラム | |
JP3977573B2 (ja) | ディスク制御装置 | |
JP2014048834A (ja) | 情報処理装置、コピー制御プログラム、およびコピー制御方法 | |
JP6089427B2 (ja) | フォールトトレラントサーバ、デフラグ方法、およびプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040915 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070315 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070327 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070525 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070619 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070621 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130629 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |