JP2001311217A - 覆蓋支持用梁構造体 - Google Patents

覆蓋支持用梁構造体

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JP2001311217A
JP2001311217A JP2000130289A JP2000130289A JP2001311217A JP 2001311217 A JP2001311217 A JP 2001311217A JP 2000130289 A JP2000130289 A JP 2000130289A JP 2000130289 A JP2000130289 A JP 2000130289A JP 2001311217 A JP2001311217 A JP 2001311217A
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Kuniaki Onishi
国昭 大西
Tatsuo Ikebe
達男 池部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐食性に優れた材料を用いつつも十分な強度
を得ることができ、各種水槽や水路の上部開口の施蓋に
適した梁構造体を提供する。 【解決手段】 水槽又は水路の上部開口51に架設さ
れ、複数の覆蓋60を支持する長尺の梁構造体10であ
って、長手方向略全長にわたる繊維強化合成樹脂からな
る板状の複数の梁材11,12,13を、接着により箱
状に一体的に接合してなり、その内部空間P内には補強
材14,15,16が一体的に接着接合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下水処理層や水
路などの開口を覆蓋するための防臭蓋を支持する梁構造
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、上下水処理層や汚水路などに
おいては、防臭目的などのためにその上部開口を覆蓋す
ることが行われている。
【0003】比較的規模の大きい下水処理層のように、
施蓋施設を設置する開口面積が大きい場合には、覆蓋が
架設される開口の対向縁部間隔(スパン)が大きくな
り、10mを超える非常に長く大きな蓋が必要となるこ
とがあるが、蓋が大きすぎると着脱作業が困難となると
ともに、蓋に荷重が加わったときのたわみ量も大きくな
り、気密性能が低下する。したがって、このような場合
には、従来より、例えばSUS304製の図14に示す
ようなH鋼からなる支持梁を適当な間隔で配置し、この
支持梁で覆蓋の一端を支持することによって各蓋のスパ
ンを短くし、そこに適当な形状の蓋を敷設する方法が採
用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、下水の
質が変化し、SUS304でも腐食するという問題が生
じている。塩素滅菌を行う浄水場や、工業地帯からの廃
水を処理する下水処理場などでは、特に塩素や硫化水素
などの含有量が多くなって鋼材を腐食させ易い雰囲気と
なり、SUS304でも錆びてしまう。また、生活排水
の下水処理場においても、ある処理層の用途は時期によ
って変動し、SUS304をも腐食させ易い雰囲気とな
ることもある。
【0005】そこで、本発明は、耐食性に優れた材料を
用いつつも十分な強度を得ることができ、各種水槽や水
路の上部開口の覆蓋に適した梁構造体を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、次の技術的手段を講じた。
【0007】即ち、本発明は、上水用浄化層や下水処理
層などの水槽又は水路の上部開口に架設され、複数の覆
蓋を支持する長尺の梁構造体であって、長手方向略全長
にわたる繊維強化合成樹脂からなる板状の複数の梁材
を、接着により箱状に一体的に接合してなり、その内部
空間内には補強材が一体的に接着接合されていることを
特徴とするものである。これによれば、梁構造体を構成
する梁材は繊維強化合成樹脂からなるものであるため、
耐食性が良好であり、また、長尺方向に沿って長繊維を
引き揃えた材料を用いると、覆蓋を支持することによっ
て生じる軸力に対する引っ張り強度を一層大きくするこ
とができ、断面積を小さくしつつ所望の強度を確保する
ことができ、軽量化をも図ることが可能である。また、
梁材を箱状に一体的に接合して内部空間を設けているた
め、比較的小さな断面積で大きな断面二次モーメントが
得られ、曲げ剛性(EI)の向上が図られる。さらに、
その内部空間内に補強部材を接着接合することで、対向
する梁材を一体化して更なる強度向上を図ることが可能
である。
【0008】上記梁構造体において、補強材は、梁構造
体の長手方向略全長にわたるトラス構造を呈しているも
のとすることができる。これによれば、該補強材のみか
らなるトラス構造と、上記梁材からなる箱状の梁構造と
が一体化された構造となり、トラス構造部分では小さな
断面積で大きな剛性が得られ、該トラス構造を構成する
各部材の接合接着部分は梁材により囲まれているため、
かかるいわば点接合状態の接着部分が塩素ガス等の接着
剤を劣化させ易い雰囲気に直接晒されることがなく、全
体として耐食性、耐薬品性にすぐれたものとしつつ、大
きな曲げ剛性を得ることが可能となる。
【0009】複数の梁材として、底板と、該底板上に立
設され且つ長手方向略全長に延びる面板と、該面板上に
設けられた天板とを備え、前記面板は幅方向に離間して
複数設けられ、これら梁材により囲まれた内部空間に補
強材が設けられ、底板は前記複数の面板の全体の幅より
も広幅とされているものとすることができる。なお、好
ましくは、補強材は、直棒状若しくは円弧状に湾曲する
角材により構成し、対向する面板両側面に接着接合す
る。これによれば、複数の面板を、底板、天板及び補強
部材により、相互に離間した状態で一体的に接合した構
成となり、内部空間を有する箱状の梁構造体を効率よく
構成することが可能である。
【0010】また梁構造体が、複数の梁材として、底板
と、該底板上に立設され且つ長手方向略全長に延びる面
板と、該面板上に設けられた天板とを備え、面板は幅方
向に離間して複数設けられ、これら梁材により囲まれた
内部空間に補強材が設けられて箱状に一体的に接合して
なり、長手方向の両端部下面には幅方向全長に渡って水
槽又は水路の上部開口に当接する段部を設けたものとす
ることもできる。これによれば、梁構造体の段部よりも
下方の部分を上部開口内に落とし込む形で架設するの
で、梁構造体が上部開口から突出する部分の高さを小さ
くすることができる。
【0011】上記梁構造体において、幅方向の外側面の
上下中途部に、長手方向略全長に延びる蓋支持部材を接
合した構造とすることもできる。則ち、蓋支持部材が外
側面の途中に設けられるので、箱形状の覆蓋を落とし込
み形状に架設できる。これにより、梁構造体の天板とそ
の梁構造体に敷設される覆蓋の天板との間の段差を少な
くしたり、或いは段差を取り除くことができる。なお、
上記蓋支持部材よりも、底板を幅方向外方に突出させて
おくことが好ましい。
【0012】また、梁構造体を無負荷状態で長手方向中
央側が上方に湾曲した構造を呈するように構成すること
もできる。この構成によれば、梁構造体に設計荷重が負
荷された状態で梁構造体が略水平状態になるので、梁構
造体の負荷強度を向上できるとともに、梁構造体に支持
される複数の覆蓋が略水平面上に配置されるので、覆蓋
同士のシール性も向上する。
【0013】梁材並びに補強材は、ガラス長繊維強化プ
ラスチック発泡体を素材とする板材で構成するのが良
く、耐久性、加工性が向上すると共に軽量化を実現でき
る。
【0014】なお、上記した本発明において、各梁材や
補強部材の原材料としては、長手方向に向けて埋設した
長繊維で補強した樹脂(これを「合成木材」という)に
より形成することができ、より好ましくはガラス長繊維
を長手方向に引き揃えて埋設した熱硬化性樹脂発泡体に
より形成することができる。また、上記合成木材単体か
ら梁材や補強部材を形成してもよいが、合成木材や樹脂
発泡体などからなる板材を上下に積層してなる複合材に
より形成することもできる。なお、合成木材の密度は、
一般的には500〜1000kg/m3(0.5〜1.
0g/cm3)であり、補強材である長繊維の含有量は
40〜60重量%程度のものとすることができる。長繊
維としては、無機質、有機質のいずれを使用してもよい
が、ガラス繊維を使用することが好ましい。熱硬化性樹
脂発泡体としては、硬質ポリウレタン樹脂や硬質ポリエ
ステル樹脂を好適に使用できる。さらに耐食性を向上す
るために、合成木材からなる部材の表面に、イソフタル
酸系樹脂やビスフェノールA系樹脂、ビニルエステル系
樹脂などの高耐食性樹脂を被覆したものを使用すること
も可能である。この場合、各部材の接合部分を覆うよう
に、高耐食性樹脂シートを梁構造体の外面に被覆するこ
とで、内部空間への薬品等の侵入を確実に防止すること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の覆蓋支持用梁構造
体の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】図1〜図5は本発明の実施形態に係る梁構
造体10を示したものであり、この梁構造体10は、長
尺の底板11上に長手方向略全長に延びる3枚の面板1
2を垂直に立設し、面板12上に天板13を接合した長
尺形状を呈する。面板12同士は幅方向に所定距離だけ
間隔を設け、これら底板11、面板12および天板13
で囲まれる内部空間Pには補強材が設けられている。底
板11は3枚の面板12の全体の幅よりも広幅に成され
ている。
【0017】補強材は、図2および図5に示すように、
各面板12に挟まれて底板14および天板13に接する
部分に4本の主梁部材14が長手方向略全長に渡って接
合されている。この上下の主梁部材14同士の間には、
長手方向に所定の間隔をおいて複数の副梁部材16が主
梁部材14に垂直に接合されている。また、各々の副梁
部材16同士の間には斜めに接合された斜め梁部材15
が梁構造体10の中央部を基に対称に配されており、こ
れによりトラス構造を形成している。
【0018】また、面板12の両端部には側梁部材17
が接合され、この側梁部材17によって底板11、面板
12および天板13で囲まれる内部空間Pを封止してい
る。則ち、内部空間Pを外気から遮蔽することによっ
て、梁構造体10の内部空間Pにおける梁部材の接合部
が廃液などに含まれる腐食性ガス(塩素ガス)などに晒
されることがなくなり、これによって接着剤の劣化も抑
える構造としている。
【0019】梁構造体10の幅方向の外側面の上下中途
部、則ち面板12の外側面には長手方向略全長に延びる
蓋支持部材18が接合されている。尚、蓋支持部材18
の両端には底板11との間に側支持部材19が接合され
ている。
【0020】図6〜8は本実施形態に係る梁構造体10
の架設例を示したものである。この例では、使用する覆
蓋60の形状に合わせて汚水槽50などの上部開口51
に複数の梁構造体10を前後方向に橋渡し、梁構造体1
0の両端部を開口部51に固定釘10aで固定する。次
いで、開口部51の周辺に沿って断面が「コ」字状の受
け枠52を固定釘52aで固定する。
【0021】そして、図6で示すように、梁構造体10
の蓋支持部材18と受け枠52との間、或いは、対向す
る梁構造体10の蓋支持部材18同士の間に複数の覆蓋
60の短辺側辺両端が掛かるように順次橋渡して架設す
るものである。
【0022】この例では、図7および図8に示すよう
に、受け枠52の上面と梁構造体10の蓋支持部材18
の上面には、各々ゴムで成されたシール部材Sを予め取
り付けており、覆蓋60と梁構造体10および受け枠5
2との間のシール性を向上させている。尚、梁構造体1
0における蓋支持部材18の接合位置を天板13に近づ
けた形状にすれば、梁構造体10の天板13と覆蓋60
の天板との段差をより少なくしたり、或いは段差をなく
すことができる。
【0023】ところで、図6に示した架設例では、梁構
造体10の長さが10mを超えるような場合も生じる。
梁構造体10自体のスパンが長くなると、メンテナンス
などで覆蓋60の上に人が乗ると梁構造体10が下方に
撓んでしまう。
【0024】そこで、本実施形態の梁構造体10は図4
に示すように、無負荷状態で長手方向中央部が両端部の
水平線に対してdだけ上方に持ち上がるように、予め梁
構造体10自体を上方に湾曲させた構造を採っている。
この構造により、覆蓋60を架設しその上に人などが乗
った場合を想定した設計荷重が負荷として加わった場合
に梁構造体10が略水平になるようにして、設計荷重に
おける撓みを吸収させている。
【0025】前記した梁構造体10では、複数の縦梁部
材16と斜め梁部材15とを設けた構成としたが、梁構
造体10に加わる負荷に応じて梁部材の数を減らした構
成も採れる。
【0026】図9および図10は、本発明の別の実施形
態に係る梁構造体20の例を示したもので、トラス構造
を形成する梁部材の数を削減した構成としている。尚、
前記した梁構造体10と同一構成部材については同一の
番号を付している。
【0027】この構造では、長手方向の中央部に2本の
副梁部材16を主梁部材14の間に垂直に接合し、副梁
部材16の上端から左右斜め下方の主梁部材14の両端
部に向かって斜め梁部材15を接合したトラス構造とし
ている。
【0028】図11および図12は、本発明の別の実施
形態に係る梁構造体30の例を示したものであり、前記
した梁構造体10と同一構成部材については同一の番号
を付している。この構造では、前記梁構造体20におい
て、主梁部材14を省き、底板11の両端部に湾曲させ
たアーチ部材15’の両端を接合し、アーチ部材15’
の中央を天板13の中央部に当接させて縦梁部材16で
支持する構造としている。
【0029】次に、図13〜図15は、本発明の別の実
施形態に係る梁構造体35を示したものであり、前記し
た梁構造体10と同一構成部材については同一の番号を
付している。
【0030】この梁構造体35は、図13に示すよう
に、長手方向の両端部の下面に段部36を幅方向に設け
た構造としている。則ち、底板11の両端部において斜
め梁部材15に沿って斜め底板37を接合し、斜め底板
37の上端に天板13と平行に当接板38を接合した構
造とされている。この底板11と当接板38との間に段
差を設けて段部36を形成している。この梁構造体35
では、当接板38を汚水槽などの上部開口51に当接さ
せて取り付けるので、梁構造体35の当接板38よりも
下の部分を上部開口51内に落とし込む形で架設され
る。これにより、梁構造体35が上部開口51から突出
する部分を低くすることができる。尚、面板12および
側梁部材17は段部36に沿わせた形状として、形成さ
れる内部空間Pの気密性を確保している。
【0031】図14は、図13におけるF−F矢視断面
図を示したもので、本実施形態では底板11と天板13
の幅を同一としている。また、前記したように内部空間
Pは外気と遮断されているので、各梁部材および接合部
の耐久性、耐食性が向上し、これによって梁構造体35
自体の耐久性、耐食性を向上させている。
【0032】図15は、この梁構造体35の架設例を示
したものである。この梁構造体35では、蓋支持部材1
8は面板12の高さ方向の略中央の面板12外面に設け
ている。この蓋支持部材18を更に天板13に近づけた
位置に設ければ、梁構造体35の天板13と覆蓋60の
天板との段差を一層少なくすることができ、段差を取り
除くことも可能である。
【0033】尚、本発明の覆蓋支持用梁構造体は基本的
に図16に示すように、底板11,天板13および面板
12,12で囲まれる内部空間Pを端部に設けた側梁部
材(不図示)で封止したものである。則ち、外気と遮断
された内部空間Pに梁部材15,15’を設けることに
よって、梁部材および接合に用いられた接着剤の耐久
性、耐腐食性を向上させ、これによって梁構造体10の
耐久性を向上させるものであり、前記した実施形態にか
かわらず種々の構造を採ることが可能である。
【0034】なお、上記梁材や補強材は、好ましくは、
ガラス繊維強化プラスチック発泡体(合成木材)からな
るものとすることが好ましい。この発泡体における発泡
樹脂の種類としては、例えば、ウレタン樹脂、エポキシ
樹脂、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、
フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂であって硬質のものが
好適に使用される。なお、発泡樹脂中に、圧縮強度の向
上や低コスト化を図るために、炭酸カルシウム、石膏、
タルク、水酸化アルミニウム、クレー等の無機充填材
や、シラスバルーン、パーライト、ガラスバルーン等の
軽量骨材が添加されていてもよい。
【0035】また、発泡体を補強する繊維としては、例
えば、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維等の無機質繊
維、天然繊維、合成繊維等の有機質繊維のいずれであっ
てもよいが、強度や経済性の面からガラス繊維が適して
いる。ガラス繊維としては、ガラスロービング、ガラス
ロービングクロス、ガラスマット、コンティニュアスス
トランドマット等の形態のものが挙げられる。この繊維
は単独で使用してもよいし、二層以上積層してもよく、
また、長繊維と短繊維を混ぜて使用してもよい。なお、
ガラス長繊維を長手方向に引き揃えて補強繊維とした、
ガラス長繊維強化硬質ウレタン発泡体(例えば、積水化
学工業株式会社製、商品名「エスロンネオランバーFF
U」など)を採用するのが、軽量化、耐久性および加工
性の確保のために最も好ましい。
【0036】尚、前記した梁構造体では更に耐食性を向
上するために、合成木材からなる各部材の表面に、イソ
フタル酸系樹脂やビスフェノールA系樹脂、ビニルエス
テル系樹脂などの高耐食性樹脂を被覆したものを使用す
ることも可能である。この場合、各部材の接合部分を覆
うように、高耐食性樹脂シートを梁構造体の外面に被覆
することで、廃液などに含まれる薬品等の内部空間や接
合部分への侵入を確実に防止することができる。また、
梁構造体の外面にこれらの高耐食性樹脂シートを被覆す
ることで各部材の強度が増すため、梁部材の一部を省略
しても同様の強度が得られる効果も得られる。
【0037】
【発明の効果】本発明の覆蓋支持用梁構造体によれば、
梁部材などを接合した接着剤が廃液などから生じる腐食
性ガスで劣化することが防止されるので梁構造体の強度
が低下せず、耐久性が向上する。特に、梁構造体を合成
木材や樹脂発泡体の板材で成すれば、梁構造体の耐食性
が向上すると共に軽量化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る梁構造体の上面図であ
る。
【図2】図1におけるA−A矢視断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る梁構造体の正面図であ
る。
【図4】本発明の実施形態に係る梁構造体にそりを持た
せた構造の説明図である。
【図5】図1におけるB−B矢視断面図である。
【図6】本発明の梁構造体の架設例の説明図である。
【図7】図6におけるC−C矢視断面図である。
【図8】図6において、覆蓋を本発明の梁構造体の蓋支
持部材に架設した状態の説明図である。
【図9】本発明の別の実施形態に係る梁構造体を縦断面
図で示したものである。
【図10】図9におけるD−D矢視断面図である。
【図11】本発明の別の実施形態に係る梁構造体を縦断
面図で示したものである。
【図12】図11におけるE−E矢視断面図である。
【図13】本発明の別の実施形態に係る梁構造体を汚水
槽などに架設した状態の正面図である。
【図14】図13におけるF−F矢視断面図である。
【図15】図13の梁構造体に覆蓋を架設した状態の説
明図である。
【図16】本発明の別の実施形態に係る梁構造体を横断
面図で示したものである。
【図17】(a),(b)は従来の梁構造体の説明図で
ある。
【符号の説明】
10,20,30,35,40 梁構造体 11 底板(梁材) 12 面板(梁材) 13 天板(梁材) 14,15,16 補強材 18 蓋支持部材 51 開口 60 覆蓋 P 内部空間

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽又は水路の上部開口に架設され、複
    数の覆蓋を支持する長尺の梁構造体であって、長手方向
    略全長にわたる繊維強化合成樹脂からなる板状の複数の
    梁材を、接着により箱状に一体的に接合してなり、その
    内部空間内には補強材が一体的に接着接合されているこ
    とを特徴とする覆蓋支持用梁構造体。
  2. 【請求項2】 補強材は、梁構造体の長手方向略全長に
    わたるトラス構造を呈していることを特徴とする請求項
    1に記載の覆蓋支持用梁構造体。
  3. 【請求項3】 複数の梁材として、底板と、該底板上に
    立設され且つ長手方向略全長に延びる面板と、該面板上
    に設けられた天板とを備え、前記面板は幅方向に離間し
    て複数設けられ、これら梁材により囲まれた内部空間に
    補強材が設けられ、底板は前記複数の面板の全体の幅よ
    りも広幅とされていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の覆蓋支持用梁構造体。
  4. 【請求項4】 複数の梁材として、底板と、該底板上に
    立設され且つ長手方向略全長に延びる面板と、該面板上
    に設けられた天板とを備え、前記面板は幅方向に離間し
    て複数設けられ、これら梁材により囲まれた内部空間に
    補強材が設けられて箱状に一体的に接合してなり、長手
    方向の両端部下面には幅方向全長に渡って前記上部開口
    に当接する段部を設けたことを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか1項に記載の覆蓋支持用梁構造体。
  5. 【請求項5】 幅方向の外側面の上下中途部に、長手方
    向略全長に延びる蓋支持部材が接合されていることを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の覆蓋支
    持用梁構造体。
  6. 【請求項6】 無負荷状態で長手方向中央側が上方に湾
    曲した構造を呈するように構成されていることを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の覆蓋支持用
    梁構造体。
  7. 【請求項7】 梁材並びに補強材は、ガラス長繊維強化
    プラスチック発泡体からなることを特徴とする請求項1
    乃至6のいずれか1項に記載の覆蓋支持用梁構造体。
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