JP2001311175A - 作業車両の作業量算出システム - Google Patents

作業車両の作業量算出システム

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JP2001311175A JP2000129284A JP2000129284A JP2001311175A JP 2001311175 A JP2001311175 A JP 2001311175A JP 2000129284 A JP2000129284 A JP 2000129284A JP 2000129284 A JP2000129284 A JP 2000129284A JP 2001311175 A JP2001311175 A JP 2001311175A
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soil
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Yoshiki Tanaka
良樹 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確な作業量を算出する作業車両の作業量算
出システムを提供すること。 【解決手段】 作業車両の作業量を算出するシステムに
おいて、作業量算出システム1は記憶部11と、中央演
算部12と、入力部13と、表示部14とを備え、作業
量算出システム1は入力部13に入力された作業環境条
件データに応じて作業車両の車速、及び作業車両の作業
機の能力を補正し、それらの補正車速と補正作業能力値
を基にして、作業量を算出することを特徴とする作業車
両の作業量算出システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業車両の作業量
算出システムに関する。
【0002】
【従来の技術】鉱山などの大規模な現場では、ブルドー
ザ、ホイールローダ、油圧ショベル、電気ショベル等の
多くの作業車両を用いて、土砂を掘削したり、運土した
りして作業を行っている。そして、このような現場で
は、何年にもわたり、多くの作業車両を計画的に稼働さ
せて、その鉱山の生産量を計画的に管理している。その
ためには、そこで稼働する作業車両の作業量、例えば、
ブルドーザのような排土板を備えた作業車両では、その
排土板により土砂を単位時間当りにどれだけ運んで移動
させるかというような単位時間当りの土工量を正確に知
ることが重要となる。この作業量を基にして作業機械の
台数や、現場のどこに配置するかなどを決めることにな
る。
【0003】従来、出願人は前記のような作業車両の作
業量を算出するシステムとして、図6に示すような作業
量算出システム100を提案している。この作業量算出
システム100は記憶部111と、中央演算処理部11
2と、入力部113と、表示部114とを有しており、
使用する作業車両の機種と現場データを入力すると、そ
の作業車両の時間当りの作業量がグラフィック表示され
るものである。これにより、その現場で必要とされる作
業量を満足する作業車両をメーカ側からユーザ側にリコ
メンドできる。
【0004】一例として、ある現場においてブルドーザ
が掘削運土作業であるドージングを行う場合におけるブ
ルドーザの時間当りドージング作業量Qd0(1時間当
りに運ばれる土砂の質量をトンで表し、単位はt/hで
ある。)を算出する場合について説明する。この作業量
算出システム100では、データとして作業機械として
のブルドーザの機種KISと、現場データとして、作業
機械の稼働する、例えば、運土する場合の運土距離L及
び土質R(例えば砂岩)とを、入力する。すると記憶部
111に格納されている機種データテーブル115及び
土質テーブル116より、該当機種に関するデータ及び
土質データを呼び出し、中央演算処理装置112に取り
込んで、図7に示すようなフローにより、作業量として
の時間当りドージング作業量が算出される。
【0005】次に、作業量算出システム100での処理
手順を図7により説明する。最初に、ステップS110
で示すように、必要なデータが入力されたかのチェック
を行う。次に、ステップS111で機種KISのコード
データによりその機種により予め定められた所定値であ
る車速データとして、運土車速Vc0と、後進車速Vr
0を機種データテーブル115より求める。次に、ステ
ップ112でドージングサイクルタイムCmdを求め
る。ドージングサイクルタイムCmdは次の式で求め
る。 Cmd=60×L/(1000×Vc0)+60×L/
(1000×Vr0)+t1 ここで、t1は前進から後進への変速に要するチェンジ
時間で予め定めた固定値である。単位はCmdはmi
n、Lはm、Vc及びVrはkm/h、t1はminで
ある。次に、ステップS113で、その機種により予め
定められたブルドーザの排土板の容量データとしてのブ
レードデータである、ブレード容量q00と、ブレード
係数K00とを機種データテーブル115より求める。
次に、ステップS114で運土する土質の密度ρを土質
テーブル116より求める。次に、ステップS115
で、時間当りのドージング作業量Qd0を求める。時間
当りのドージング作業量Qd0は次の式で求める。 Qd0=(q00×K00/Cmd)×ρ×60 単位は、q00はm、ρはt/mである。この土工
量は表示部114にグラフィック表示され、この値が希
望の値と大きく異なる場合は再度、機種データを別の機
種に入れ直し、再度作業量を求める。このようにして、
希望の作業量となる機種を選び、ユーザにその結果をプ
リントして、その現場での最適機種のリコメンドを行
う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現場の
勾配がほとんど無いような水平地であれば上記の算出シ
ステムでも問題はないが、現場での勾配の大きい場合に
は、この算出結果の作業量と実際の作業量が大きく異な
ってしまう。これは、勾配が大きくなると実際の車速が
勾配の影響で変化し、上り勾配であれば遅くなり、下り
勾配であれば速くなり、固定値で定めた車速と大きく異
なってしまうからである。また、図8に示すように
(a)のような水平地に比べて、勾配θの有る現場で
は、ブルドーザ51の排土板であるブレード52が運べ
る土砂の量が勾配の分変化し、(b)ような上り勾配で
あれば土砂の量が少なくなり、(c)ような下り勾配で
あれば土砂の量が多くなるためである。
【0007】このため、勾配θの大きな現場での作業車
両購入計画のために、従来の作業車両の作業量算出シス
テム100で算出した作業量を基にして、作業車両を配
置すると、作業量が予定した量に達しないため、鉱山の
生産計画が狂ってしまい、時には、機種を大きなものに
変更しなければならなくなり、経済上の損失につなが
る。また、逆に作業量が予想より大きく出る事が分か
り、1ランク小さな作業機械でも良かったということに
もなり無駄な投資をしてしまうことにもなる。
【0008】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、正確な作業量を算出する作業車両の作業
量算出システムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、本発明の作業車両の作業量を算出
するシステムに係る第1発明は、作業車両の作業量を算
出するシステムにおいて、作業量算出システムは記憶部
と、中央演算部と、入力部と、表示部とを備え、作業量
算出システムは入力部に入力された作業環境条件データ
に応じて作業車両の車速、及び作業車両の作業機の能力
を補正し、それらの補正車速と補正作業能力値を基にし
て、作業量を算出することとしている。
【0010】第1の発明によると、現場の作業環境条件
に応じて補正された正確な作業量が算出できる。
【0011】本発明の作業車両の作業量を算出するシス
テムに係る第2発明は、作業車両の作業量を算出するシ
ステムにおいて、作業量算出システムは記憶部と、中央
演算部と、入力部と、表示部とを備え、記憶部は作業車
両データテーブルと、土質テーブルとを備え、システム
は入力部に入力された作業現場の勾配及び土質に応じて
作業車両データテーブル及び土質テーブルに基づき作業
車両の車速を補正し、さらに、作業車両の作業機の能力
を補正し、それらの補正車速と補正作業能力値により、
作業量を算出することとしている。
【0012】第2の発明によると、現場の勾配及び土質
に応じて補正された作業量を算出するので正確な作業量
を求めることが出来る。
【0013】本発明の作業車両の作業量を算出するシス
テムに係る第3の発明は、第2の発明において、作業車
両はブルドーザであり、作業量算出システムは現場勾配
によりブレード容量を補正し、その補正された実ブレー
ド容量を基にして、ブルドーザの車速を補正し、補正さ
れたブルドーザの実ブレード容量及び補正された運土時
車速を基にして、時間当りドージング作業量を算出する
こととしている。
【0014】第3の発明によると、現場の勾配及び土質
に応じて補正された作業量を算出するのでブルドーザの
掘削運土作業の正確な時間当りドージング作業量を求め
ることが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る作業車両の作
業量算出システムの一例としての実施の形態について説
明する。本発明に係る作業車両の作業量算出システム1
は、従来の作業量算出システム100と同様に図1に示
すように、記憶部11、中央演算処理部12、入力部1
3、表示部14、を有している。これらのハードウエア
構成はパーソナルコンピュータであっても良い。
【0016】記憶部11には作業車両データテーブル2
1、土質データテーブル22が格納されている。作業車
両データテーブル21は一例として、図2に示すよう
に、複数の機種の、例えば、ブルドーザの運転整備質量
テーブル211と、ブレード質量テーブル212と、後
方アタッチメント質量テーブル213と、牽引係数テー
ブル214と、走行性能テーブル215とを有してい
る。走行性能テーブル215は、例えば、牽引力カーブ
のデータであって、図3に示すように横軸に車速、縦軸
に牽引力を表し、曲線aとなるような車速と牽引力との
関係を表す式であっても良い。土質テーブル22は図4
に示すように、例えば、砂岩であれば、砂岩が掘削さ
れ、ルーズになった状態の密度としてルーズ密度ρが、
1.5(t/m )、などの数値としてテーブルに格納
されている。
【0017】ここで掘削運土作業のサイクルについて説
明する。ブルドーザの掘削運土作業は、図8に示すよう
に、ブルドーザ51の排土板であるブレード52が、ま
ず地面を所定距離、掘削する。そして、ブレード52に
掘削された土砂が満杯になると、オペレータはブレード
での掘削を止めて、掘削した土砂を所定距離、移動する
ために、運土する。そして、運土作業を所定距離の間進
めて、土砂を目標地点まで運土し、運土作業を終了す
る。次に、オペレータはブルドーザを後進させるために
前進から後進にギヤチェンジする。そして、スタート地
点に戻り、掘削運土作業の1サイクルが終了する。現場
では、このサイクルを繰り返して、地面を掘削して行
く。
【0018】次に、本発明の作業量算出システム1によ
るデータの処理の流れを図5により説明する。入力部1
3に、ブルドーザの機種KIS、ブレードタイプBT、
運土掘削距離L、土質R、路面勾配θ、ブレード形式B
K、後方アタッチメント形式KAを入力する。まず、図
5に示すように、ステップS10では必要なデータが入
力されたかのチェックを行う。
【0019】次に、ステップS11ではブルドーザの機
種KISにより、作業車両データテーブル21から、入
力された機種KISに対応した、運転整備質量テーブル
211内のデータと、ブレード質量テーブル212と、
後方アタッチメント質量テーブル213と、牽引係数テ
ーブル214と、走行性能テーブル215とが中央演算
処理部12に取り込まれる。
【0020】次に、ステップS12では土質データテー
ブル22から、入力された土質Rに対応した密度ρのデ
ータが中央演算処理部12に取り込まれる。
【0021】次に、ステップS13では運土中のブレー
ドが実際に運土できる土砂の体積を示す、実ブレード容
量q1を求める。実ブレード容量q1を求めるために、
勾配θによる補正を行う勾配係数Kgを次の式により求
める。この式は実際に複数の勾配でのブレードの実容量
を計測した結果による補正式であり、DLはその結果に
よる実験値であり、所定の固定値である。 Kg=1−(θ/DL) 実ブレード容量q1は次の式で求まる。 q1=(q−q0)×K×Kg+q0 ここで、q:ブレード容量、q0:抱え込み量、K:ブ
レード係数であるが、これらのデータはブレードテーブ
ル212から、機種KISとブレードタイプBTに対応
した値が取り込まれる。ブレード容量qはブレードが運
土できる土砂の体積を示す所定値である。抱え込み量q
0は図8(a)に示すように、ブレード52が抱え込む
土砂の体積を示す所定値である。
【0022】次に、ステップ14では掘削時牽引力Fd
を求める。掘削時牽引力Fdは次の式により求める。 Fd=9.8×W×FDW ここで、W:運転整備質量、FDW:掘削時の牽引係数
である。運転整備質量Wは、Wd:本体質量、Wb:ブ
レード質量、Wa:後方アタッチメント質量の合計であ
り、W=Wd+Wb+Waで表される。本体質量Wdは
運転整備質量テーブル211より、ブレード質量Wbは
ブレードテーブル212より、後方アタッチメント質量
Waは後方質量テーブル213より、掘削時の牽引係数
FDWは牽引係数テーブル214より、それぞれ取り込
まれる。
【0023】次に、ステップ15では運土時牽引力Fc
を求める。運土時牽引力Fcは次の手順により求める。
まず、実運土量W1を次の式で求める。 W1=q1×ρ ここで、実ブレード容量q1はステップ13で求めら
れ、、ルーズ密度ρはステップ12で求められている。
次に、みかけ運土量W2を求める。みかけ運土量W2は
運土される土砂と地面との抵抗分を出すための値であ
る。みかけ運土量W2を次の式で求める。 W2=(q−q0)×K×Kg×ρ 勾配係数Kgはステップ13で求められている。次に、
水平面での運土量W0を次の式で求める。 W0=q1×ρ 次に、抵抗係数μを次の式で求める。 μ=FW×W/W0 ここで、FW:水平時の牽引係数であり、水平時の牽引
係数FWは牽引係数テーブル214より、機種KISと
ブレード形式BKに対応した所定値として取り込まれ
る。次に、運土時の必要牽引力Fcを次の式により求め
る。 Fc=9.8×(W1×sinθ+W2×cosθ×μ
+W×sinθ)
【0024】次に、ステップ16では後進時牽引力Fr
を求める。後進時牽引力Frは次の式により求める。 Fr=9.8×(FRW−sinθ)×W ここで、FRW:後進時の牽引係数であり、後進時の牽
引係数FRWは牽引係数テーブル214より、機種KI
Sに対応した所定値として取り込まれる。
【0025】次に、ステップ17では掘削時車速Vdを
求める。掘削時車速Vdは次の式により求める。 Vd=Vds×(1−Sd/100) ここで、Vds:理論掘削時車速、Sd:掘削時のシュ
ースリップ率である。理論掘削時車速Vdsは、ステッ
プS11で取り込んだ機種KISに対応した走行性能テ
ーブル215より、牽引力Fdに対応した値を理論掘削
時車速Vdsとして求める。牽引力Fdの値が、走行性
能テーブル215の牽引力の値の中間値である場合は補
間して、理論掘削時車速Vdsを求める。掘削時のシュ
ースリップ率Sdは固定された所定値である。
【0026】次に、ステップ18では運土時車速Vcを
求める。運土時車速Vcは次の式により求める。 Vc=Vcs×(1−Sc/100) ここで、Vcs:理論運土時車速、Sc:運土時のシュ
ースリップ率である。理論運土時車速Vcsは、ステッ
プS11で取り込んだ機種KISに対応した走行性能テ
ーブル215より、牽引力Fcに対応した値を理論運土
時車速Vcsとして求める。牽引力Fcの値が、走行性
能テーブル215の牽引力の値の中間値である場合は補
間して、理論運土時車速Vcsを求める。運土時のシュ
ースリップ率Scは固定された所定値である。
【0027】次に、ステップ19では後進時車速Vrを
求める。後進時車速Vrは次の式により求める。 Vr=Vrs ここで、Vrs:理論後進時車速であり、理論後進時車
速Vrsは、ステップS11で取り込んだ機種KISに
対応した走行性能テーブル215より、牽引力Frに対
応した値を理論運土時車速Vrsとして求める。牽引力
Frの値が、走行性能テーブル215の牽引力の値の中
間値である場合は補間して、理論運土時車速Vrsを求
める。
【0028】次に、ステップ20ではドージングサイク
ルタイムCmdを求める。ドージングサイクルタイムC
mdは次の式により求める。 Cmd=60×Lc/(1000×Vc)+60×Ld
/(1000×Vd)+60×L/(1000×Vr)
+t1 ここで、Ld:掘削距離、Lc:運土距離、t1:チェ
ンジ時間である。t1は前進から後進への変速に要する
チェンジ時間で予め定めた固定値である。運土距離Lc
はLc=L−Ldである。掘削距離Ldはブレードテー
ブル212より機種KISとブレード形式BKに対応し
た所定値として取り込まれる。
【0029】次に、ステップ21では時間当たりドージ
ング作業量Qdを求める。時間当たりドージング作業量
Qdは次の式により求める。 Qd=q1×ρ×60/Cmd
【0030】以上、単位は、W、W1、W2はt、F
d、Fc、FrはN、Vd、Vc、Vrはkm/h、C
mdはmin、Lはm、t1はmin、q1はm、ρ
はt/m、Qdはm/hである。
【0031】本実施例では上り勾配を運土して、戻るサ
イクルであるが、下り勾配を運土して戻るサイクルでも
同様に勾配に応じて、作業量は補正される。時間当たり
ドージング作業量Qdは必要に応じて、前記の式にρを
掛けないで時間当り質量で表しても良い。以上説明した
これらのステップS10〜S21は時間当りの作業量の
結果が得られれば順番が入れ替わっても良い。
【0032】以上、説明したように、本発明の作業車両
の作業量算出システムによれば、作業車両の車速及び作
業車両の作業機の能力を、現場の勾配や、土質や、現場
のコースの距離等の作業環境条件データに応じた補正を
行い、それらの補正車速と補正作業能力値を用いている
ので、従来の作業量算出システム100に比べて、精度
の高い時間当たり作業量が算出できる。
【0033】つまり、この作業量算出システム1では、
ステップS13で、ブレードの容量を勾配に応じた正確
な値にするため、勾配係数Kgを用いて補正した実ブレ
ード容量q1を求めている。また、車速についても、従
来の作業量算出システム100のような固定値を用いる
のではなく、運土時の車速を求めるための、必要牽引力
については、勾配θによる補正を行い、補正作業能力値
として正確なブレード容量である実ブレード容量q1
を、基にして、正確な必要牽引力を求める処理を行って
いる。
【0034】従って、この作業量算出システム1では現
場の勾配及び土質という、作業環境条件により補正され
た、補正車速と、補正されたブレード容量である実ブレ
ード容量q1という補正作業能力値を用いて、時間当た
り作業量を算出している。また、作業機械がブルドーザ
である場合に、本発明の作業機械の作業量算出システム
1を用いれば、正確なブルドーザの時間当たりドージン
グ作業量が算出できる。従って、従来の作業量算出シス
テム100と比較して、鉱山での生産量の正確な予測が
正確となり、無駄の無い投資が可能となる。また、メー
カ側としては、ユーザに最も適当な作業機械をリコメン
ドできるのでユーザ側の信頼を勝ち得て、次の商談もス
ムーズに行くことになる。
【0035】また、現場の勾配が上り勾配であっても、
下り勾配であっても、このシステムでは勾配による影響
が補正されるのでどのような現場でも正確に作業量が算
出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業車両の作業量算出システムの
システム構成図である。
【図2】作業車両データテーブルを示す図である。
【図3】牽引力と車速の関係を示す図である。
【図4】土質テーブルを示す図である。
【図5】本発明に係る作業車両の作業量算出システムの
処理を示すフローチャートである。
【図6】従来の作業車両の作業量算出システムのシステ
ム構成図である。
【図7】従来の作業車両の作業量算出システムの処理を
示すフローチャートである。
【図8】作業車両の作業の状態を示す図である。
【符号の説明】
1・・・作業量算出システム、11・・・記憶部、12
・・・中央演算部、13・・・入力部、14・・・表示
部、21・・・作業車両データテーブル、22・・・土
質テーブル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業車両の作業量を算出するシステムに
    おいて、作業量算出システム(1) は記憶部(11)と、中央
    演算部(12)と、入力部(13)と、表示部(14)とを備え、作
    業量算出システム(1) は入力部(13)に入力された作業環
    境条件データに応じて作業車両の車速、及び作業車両の
    作業機の能力を補正し、それらの補正車速と補正作業能
    力値を基にして、作業量を算出することを特徴とする作
    業車両の作業量算出システム。
  2. 【請求項2】 作業車両の作業量を算出するシステムに
    おいて、作業量算出システム(1) は記憶部(11)と、中央
    演算部(12)と、入力部(13)と、表示部(14)とを備え、記
    憶部(11)は作業車両データテーブル(21)と、土質テーブ
    ル(22)とを備え、作業量算出システム(1) は入力部(13)
    に入力された作業現場の勾配及び土質に応じて作業車両
    データテーブル(21)及び土質テーブル(22)に基づき作業
    車両の車速を補正し、さらに、作業車両の作業機の能力
    を補正し、それらの補正車速と補正作業能力値により、
    作業量を算出することを特徴とする、作業車両の作業量
    算出システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の作業車両の作業量算出シ
    ステムにおいて、作業車両はブルドーザであり、作業量
    算出システム(1) は現場勾配によりブレード容量を補正
    し、その補正された実ブレード容量を基にして、ブルド
    ーザの車速を補正し、補正されたブルドーザの実ブレー
    ド容量及び補正された運土時車速を基にして、時間当り
    ドージング作業量を算出することを特徴とする作業車両
    の作業量算出システム。
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