JP2001309559A - エネルギー設備運用計画装置 - Google Patents

エネルギー設備運用計画装置

Info

Publication number
JP2001309559A
JP2001309559A JP2000120572A JP2000120572A JP2001309559A JP 2001309559 A JP2001309559 A JP 2001309559A JP 2000120572 A JP2000120572 A JP 2000120572A JP 2000120572 A JP2000120572 A JP 2000120572A JP 2001309559 A JP2001309559 A JP 2001309559A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
energy
target value
power generation
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000120572A
Other languages
English (en)
Inventor
Akimoto Kamiya
昭基 神谷
Takenori Kobayashi
武則 小林
Yasuo Takagi
康夫 高木
Midori Otsuki
みどり 大槻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000120572A priority Critical patent/JP2001309559A/ja
Publication of JP2001309559A publication Critical patent/JP2001309559A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱、電力のエネルギー需要を充足しながら、
熱発生費用、電力発生費用、送電費用が最小となるよう
に、エネルギー発生設備のエネルギー発生目標値と送電
目標値とを決定すること。 【解決手段】 エネルギー設備運用計画装置1は電力需
要を入力する需要入力手段2と、エネルギー発生設備の
エネルギー発生に伴うエネルギー発生単価パラメータを
記憶する記憶手段8と、エネルギー需要サイトへの送電
に伴う送電単価パラメータを記憶する記憶手段9と、電
力需要、エネルギー発生単価パラメータ、送電単価パラ
メータに基づいてエネルギー発生費用および送電費用が
最小となるように、エネルギー発生設備のエネルギー発
生目標値と送電目標値とを決定する目標値決定手段7と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱および電力需要を
充足しながら、エネルギー発生費用および送電費用を最
小に保持してエネルギー発生設備の運転計画ならびに送
電計画を果たすことを可能にしたエネルギー設備運用計
画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発電設備の経済的な運用を果たすために
発電設備運用計画装置が利用されている。これは発電設
備の発電出力および発電単価から決まる発電費用が最小
となるように、発電設備の最適な発電目標値を決定する
ことが可能で、代表的な例は次のような手段で構成され
ている。すなわち、図11に示すように、従来の発電設
備運用計画装置1は需要入力手段2、目標値決定手段
3、送電損失パラメータ記憶手段4、発電単価パラメー
タ記憶手段5からなる。
【0003】ここで、電力を供給する発電設備の合計台
数をn台とすると、目標値決定手段3は需要入力手段2
から入力される電力需要51、送電損失パラメータ記憶
手段4に記憶される送電損失パラメータ52、発電単価
パラメータ記憶手段5に記憶される発電単価パラメータ
53に基づいて需要を充足しながら、発電費用が最小と
なるように、発電設備の発電目標値について、たとえ
ば、式1により定義される最適化問題を解くことにより
決定する。
【0004】
【数1】
【0005】ここで、式1は目標値決定手段3に予め記
憶される目的関数(式la)および制約条件(式lb)
である。Fは合計費用、F1…Fnはn台の発電設備のそ
れぞれの発電費用、式lbl〜式lb2はn台の発電設
備のそれぞれの発電単価(主として発電燃料費用)に関
する制約条件、パラメータa1,b1,c1…an,bn
nは発電単価パラメータ記憶手段5に記憶されるn台
の発電設備のそれぞれの発電単価パラメータ53、P1
…Pnはn台の発電設備のそれぞれの発電目標値54、
式lb3は供給需要バランスに関する制約条件、PLは
送電損失、PRは需要入力手段2から入力される電力需
要51、式lb4は送電損失に関する制約条件、Bkj
送電損失パラメータ記憶手段4に記憶される送電損失パ
ラメータ52、式lb5は潮流電力に関する制約条件、
βは最大潮流電力、式lb6〜式lb7は発電設備の最
大出力および最小出力に関する制約条件で、Pmin1
…PminnおよびPmax1…Pmaxnはそれぞれn
台の発電設備の最小出力および最大出力である。
【0006】目標値決定手段3は式lbl〜式lb7の
制約条件を満足しながら、式laの合計費用Fが最小と
なるように、n台の発電設備のそれぞれの発電目標値5
4、すなわちP1…Pnを決定する。このような最適化問
題を決定する手段として、たとえば、NUOPT−モデ
リング言語が用いられている。
【0007】たとえば、5台の発電設備における発電目
標値54の算出例を示すと次のようになる。図12にお
いて、電力システムは発電設備21、送電設備22、電
力需要サイト23からなる。ここで、5台の発電設備2
1のそれぞれの発電目標値54をP1…P5とし、送電設
備22においてノードA24aからノードB24bへ流
れる潮流電力55をPNAB、ノードA24aからノード
C24cへ流れる潮流電力55をPNAC、ノードB24
bからノードC24cへ流れる潮流電力55をPNBC
すると、式lb5に対応する潮流制約条件は以下の式
(式lb5−1〜式lb5−5)により与えられる。
【0008】 P1+P2=PNAB+PNAC (1b5-1) P3+P4+P5=PNBC−PNAB (1b5-2) |PAB|≦βAB (1b5-3) |PBC|≦βBC (1b5-4) |PAC|≦βAC (1b5-5)
【0009】ここで、βAB、βBC、βACは最大潮流電力
である。
【0010】上記電力システムにおける発電目標値54
については目標値決定手段3がn=5とし、式la、式
lbl〜式lb4、式lb5−1〜式lb5−5、式l
b6〜式lb7により表現される最適化問題を解くこと
により最適な発電目標値P1…P5を決定することができ
る。
【0011】なお、図11の目標値出力手段6は目標値
決定手段3で得た発電目標値54を発電設備21の運用
計画を果たすために利用者に出力する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】一般に、電力を送るた
めには送電設備の電気抵抗に伴われる送電損失のための
送電損失費用以外に、送電設備の建設費用および維持費
用、電力周波数制御のための運用費用などの費用が必要
となる。通常、送電電力に応じた送電費用が必要とされ
ることから、使用者が最も望むことは発電費用および送
電費用が最小となることである。また、発電費用および
送電費用が最小となるように、発電設備の発電目標値を
決定することが可能であれば、発電設備および送電設備
全体についてより効率のよい運用が期待できることにな
る。
【0013】しかしながら、従来の発電設備運用計画装
置においては発電設備の発電出力および発電単価に基づ
いて決定した発電費用が最小となるように、発電設備の
最適な発電目標値を決定しているので、発電費用および
送電費用の合計が最小となるように、発電設備の発電目
標値を決定することができない。
【0014】一方、従来の発電設備運用計画装置による
発電目標値の決定では送電損失を制約条件としている
(式lb3および式lb4)。しかし、この送電損失は
送電設備の電流抵抗によるもので、送電設備の建設費用
および維持費用、電力周波数制御のための運用費用など
の費用を含まないので、発電費用および送電費用が最小
となるように、発電設備の発電目標値を決定することが
できない。
【0015】本発明の目的は熱および電力のエネルギー
需要を充足しながら、熱発生費用、電力発生費用、送電
費用が最小となるように、エネルギー発生設備のエネル
ギー発生目標値と送電目標値とを決定することのできる
エネルギー設備運用計画装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明はエネルギー需要
サイトの要求に基づいて必要とする電力需要を入力する
需要入力手段と、エネルギー発生設備での電力発生に伴
うエネルギー発生単価パラメータを記憶する第1の記憶
手段と、エネルギー発生設備からエネルギー需要サイト
への送電に伴う送電単価パラメータを記憶する第2の記
憶手段と、それぞれ与えられる電力需要、エネルギー発
生単価パラメータ、送電単価パラメータに基づいてエネ
ルギー発生費用および送電費用が最小となるように、エ
ネルギー発生設備のエネルギー発生目標値と送電目標値
とを決定する目標値決定手段とを備えるものである。
【0017】上記構成からなるエネルギー設備運用計画
装置においては電力需要を充足しながら、電力発生費用
ならびに送電費用が最小となるようなエネルギー発生設
備の運転計画ならびに送電計画を果たすことができる。
【0018】さらに、本発明は、望ましくは、目標値決
定手段にエネルギー需要サイトが必要とする熱需要を入
力し、電力需要に熱需要を加えて、エネルギー発生設備
のエネルギー発生目標値と送電目標値とを決定するよう
にする。
【0019】上記構成からなるエネルギー設備運用計画
装置においては熱および電力需要を充足しながら、熱お
よび電力発生費用ならびに送電費用が最小となるような
エネルギー発生設備の運転計画ならびに送電計画を果た
すことができる。
【0020】また、本発明は、望ましくは、さらに潮流
電力パラメータを入力する入力手段を備え、目標値決定
手段に潮流電力パラメータを入力し、潮流電力の制約を
満たしながら、エネルギー発生設備のエネルギー発生目
標値と送電目標値とを決定するようにする。
【0021】上記構成からなるエネルギー設備運用計画
装置においては潮流電力の制約、熱および電力需要を充
足しながら、熱および電力発生費用ならびに送電費用が
最小となるようなエネルギー発生設備の運転計画ならび
に送電計画を果たすことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の第
1の実施の形態について図面を参照して説明する。図1
において、エネルギー設備運用計画装置1は需要入力手
段2、目標値決定手段7、エネルギー発生単価パラメー
タ記憶手段8、送電単価パラメータ記憶手段9から構成
されている。目標値決定手段7は、さらに決定手段処理
部10と決定手段記憶部11とを備えている。
【0023】また、決定手段処理部10は決定手段記憶
部11から決定手段モデル式56、需要入力手段2から
エネルギー需要57、エネルギー発生単価パラメータ記
憶手段8からエネルギー発生単価パラメータ58、送電
単価パラメータ記憶手段9から送電単価パラメータ59
を入力し、目標値出力手段6にエネルギー発生目標値6
0を出力する。
【0024】また、エネルギー発生単価パラメータ記憶
手段8の構成を図2に示している。エネルギー発生単価
パラメータ記憶手段8はエネルギー発生設備識別部1
2、エネルギー発生単価パラメータ記憶部13から構成
されている。
【0025】さらに、送電単価パラメータ記憶手段9の
構成を図3に示している。送電単価パラメータ記憶手段
9はエネルギー発生設備識別部12、電力需要サイト識
別部14、送電単価パラメータ記憶部15から構成され
ている。
【0026】次に、本実施の形態の作用を説明する。以
下は、送電設備22を流れる潮流電力55(図12参
照)の制約がないものとして説明する。目標値決定手段
7の決定手段処理部10は次の式2により定義される最
適問題を解くことによりエネルギー需要57を満足しな
がら、エネルギー発生単価パラメータ58、送電単価パ
ラメータ59に基づいてエネルギー発生費用および送電
費用が最小となるように、エネルギー発生設備のエネル
ギー発生目標値60と送電目標値61とを決定する。
【0027】
【数2】
【0028】本実施の形態ではエネルギー発生設備は発
電設備のみによって構成され、ここでの説明では発電と
はエネルギー発生、電力需要とはエネルギー需要を表し
ている。ここで、Cは合計費用、CFP h;h=1…mは
発電設備hの発電費用、CD P hk,h=1…m;k=1
…sは発電設備hから電力需要サイトkへの送電費用、
添字h,kはそれぞれ発電設備h、電力需要サイトk、
mは発電設備の合計台数、sは電力需要サイト数、
P h,bP h,cP h,h=1…mの発電設備hに対応する
エネルギー発生単価パラメータ、aP hk,bP hk
P hk,h=1…m;k;1…sは発電設備hから電力
需要サイトkへ送電するための送電単価パラメータ、P
P h,h=1…mは発電設備hの発電目標値、PDP hk
h=1…m;k=1…sは発電設備hから電力需要サイ
トkへの送電量、PRk,k=1…sは電力需要サイト
kの電力需要量を表す。
【0029】式2aと式2bはそれぞれ目的関数と制約
条件を表す決定手段モデル式56であり、目標値決定手
段7の決定手段記憶部11に記憶される。発電単価パラ
メータaP h,P h,P h,h=1…mの値は発電設備に対
応してエネルギー発生単価パラメータ記憶手段8に記憶
され、送電単価パラメータaP hk,P hk,P hk,h=1…
m;i=1…n;k=1…sの値はそれぞれのネルギー
発生設備と電力需要サイトに対応して送電単価パラメー
タ記憶手段9に記憶される。
【0030】目的関数(式2a)は発電設備に必要な発
電費用と送電費用との合計を表す。式2blは発電設備
hの発電単価(主として発電燃料費用)に関する制約条
件、式2b2は発電設備hから電力需要サイトkへの送
電単価に関する制約条件、式2b3と式2b4は発電と
電力需要バランスに関する制約件、式2b5は発電設備
の最大発電出力と最小発電出力に関する制約条件を表
す。
【0031】需要入力手段2は、たとえば、CRTモニ
タおよびキーボードにより構成される。利用者は需要入
力手段2を使用して式2b5に対応する電力需要P
k,k=1…s の値を入力する。需要入力手段2から
入力されるエネルギー需要57の値は決定手段処理部1
0に出力される。
【0032】式2b5に対応する発電設備の最大発電出
力PPmaxhと最小発電出力PPminhの値はモデル決
定手段モデル式(式2)の一部として、目標値決定手段
7の決定手段記憶部11に記憶される。
【0033】目標値決定手段7の決定手段処理部10は
式2bの制約条件を満足しながら、式2aの合計費用C
が最小となるように、電力需要PRk,k=1…s、発電
設備の最小出力PPminh,h=1…m、発電設備の最
大出力PPmaxh,h=1…m、発電単価パラメータa
P h,P h,P h,h=1…m、送電単価パラメータaP h k,
P hk,P hk,h=1…m;k=1…sを定数として、発
電目標値PP h,h=1…mと送電目標値PDP hk,h=
1…m;k=1…sとを決定する。このような最適化問
題を決定する手段として、たとえばNUOPT−モデリ
ング言語を用いることが可能である。
【0034】電力システムが、たとえば5台の発電設備
からなるもの(図12参照)においては発電設備台数m
=5、電力需要サイト数s=1とし、発電費用および送
電費用が最小となるように、5台の発電設備の発電目標
値PP h,h=1…mおよび各発電設備1…5から電力需
要サイトへのそれぞれの送電目標値PDP hk,h=1…
5;k=1を決定することができる。このようにして得
たエネルギー発生目標値60および送電目標値61とは
目標値決定手段7から目標値出力手段6に出力される。
【0035】なお、送電単価パラメータ記憶手段8に記
憶される送電単価パラメータaP hk,P hk,P hk,h=1
…m;k=1…sは定数であるが、たとえば、ある発電
設備hの送電単価パラメータaP hk,P hk,P hk,k=1
…sを0に設定し、すなわちaP hk=0,bP hk=0,c
P hk=0;k=1…sとすると、このような設定によ
り、本実施の形態においては送電費用を必要としない発
電設備と、送電費用を必要とする発電設備とを組み合わ
せて発電費用および送電費用が最小となるように、発電
設備の運転計画ならびに送電計画を決定することができ
る。
【0036】本実施の形態によれば、電力需要を充足し
ながら、電力発生費用および送電費用が最小となるよう
な発電目標値と送電目標値とを得ることができ、これに
基づいて発電設備の運転計画ならびに送電計画を果たす
ことが可能になる。
【0037】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態について図4、図5および図6を参照して説明す
る。エネルギー設備運用計画装置1は第1の実施の形態
と同一の構成からなる。本実施の形態のエネルギー発生
設備は電力だけを発生する発電設備、熱および電力を同
時に発生する熱電力発生設備、または熱だけを発生する
熱発生設備の組み合せにより構成される。
【0038】図4に第2の実施の形態を適用した電力シ
ステムの構成を示している。第1エネルギー供給サイト
25のエネルギー発生設備26は1台の熱発生設備2
7、1台の熱電力発生設備28、2台の発電設備29,
30から構成され、第2エネルギー供給サイト31のエ
ネルギー発生設備32は2台の熱発生設備33,34、
2台の熱電力発生設備35,36、1台の発電設備37
から構成されている。
【0039】また、第1エネルギー供給サイト25で発
生した熱は熱需要サイト38に、第2エネルギー供給サ
イト31で発生した熱は熱需要サイト39にそれぞれ供
給される。第1エネルギー供給サイト25および第2エ
ネルギー供給サイト31で発生した電力は送電設備22
を経由して電力需要サイト23に供給されるようになっ
ている。
【0040】本実施の形態のエネルギー発生単価パラメ
ータ記憶手段8の構成を図5に示している。エネルギー
発生単価パラメータ記憶手段8はエネルギー発生設備識
別部12、エネルギー発生単価パラメータ記憶部13か
ら構成されている。また、送電単価パラメータ記憶手段
9の構成を図6に示している。送電単価パラメータ記憶
手段9はエネルギー発生設備識別部12、電力需要サイ
ト識別部14、送電単価パラメータ記憶部15から構成
されている。
【0041】また、図5に示すエネルギー発生単価パラ
メータ記憶手段8はm台の発電設備、n台の熱電力発生
設備、r台の熱発生設備に対応したエネルギー発生単価
パラメータを記憶しているが、図4に示される電力シス
テムに適用すると、発電設備台数m=3(符号29,3
0,37)、熱電力発生設備台数n=3(符号28,3
5,36)、熱発生設備台数r=3(27,33,3
4)となる。
【0042】さらに、図6に示す送電単価パラメータ記
憶手段9はm台の発電設備、n台の熱電力発生設備、s
の電力需要サイトに対応した送電単価パラメータを記憶
しているが、図4に示される電力システムに適用する
と、発電設備台数m=3(符号29,30,37)、熱
電力発生設備台数n=3(符号28,35,36)、電
力需要サイト数s=1(符号23)となる。
【0043】次に、本実施の形態の作用を説明する。以
下は、送電設備22を流れる潮流電力55の制約がない
ものとして説明する。目標値決定手段7の決定手段処理
部10は次の式3により定義される最適問題を解くこと
で、エネルギー需要57を充足しながら、エネルギー発
生単価パラメータ58および送電単価パラメータ59に
基づいて決定されるエネルギー発生費用および送電費用
が最小となるように、エネルギー発生設備のエネルギー
発生目標値60と送電目標値61とを決定する。
【0044】
【数3】
【0045】ここで、Cは合計費用、CFP h;h=1…
mは発電設備hの発電費用、CFC i;i=1…nは熱電
力発生設備iの電力発生費用、CFH j;j=1…rは熱
電力発生設備jの熱発生費用、CDP hk,h=1…m;
k=1…sは発電設備hから電力需要サイトkへの送電
費用、CDC ik,i=1…n;k=1…sは熱電力発生
設備iから電力需要サイトkへの送電費用、添字h,
i,j,k,gはそれぞれ発電設備h、熱電力発生設備
i、熱発生設備j、電力需要サイトk、熱需要サイト
g、mは発電設備の合計台数、nは熱電力発生設備の合
計台数、rは熱発生設備の合計台数、sは電力需要サイ
ト数、tは熱需要サイト数、aP h,bP h,c P h,h=1
…mは発電設備hに対応するエネルギー発生単価パラメ
ータ、aCP i,bCP i,cCP i,aCH i,bCH i,cCH i,a
P γ i,bP γ i,cP γ i,i=1…nは熱電力発生設備i
に対応するエネルギー発生単価パラメータ、aH j
H j,c H j,j=1…rは熱発生設備jに対応するエネ
ルギー発生単価パラメータ、aP h k,bP hk,cP hk,h
=1…m;k=1…sは発電設備hから電力需要サイト
kへ送電するための送電単価パラメータ、aC ik
C ik,cC ik,i=1…n;k=1…sは熱電力発生設
備iから電力需要サイトkへ送電するための送電単価パ
ラメータ、 PP h,h=1…mは発電設備hの発電目標
値、 PC i,i=1…nは熱電力発生設備iの発電目標
値、HC i,i=1…n は熱電力発生設備iの発生熱
量、γi,i=1…nは熱電力発生設備iの発電比率、
αi,i=1…nは熱電力発生設備iの発生熱比率、HH
j,j=1…rは熱発生設備j の発生熱量、PDP hk
h=1…m;k=1…sは発電設備hから電力需要サイ
トkへの送電量、PDC ik,i=1…n;k=1…sは
熱電力発生設備iから電力需要サイトkへの送電量、P
k,k=1…sは電力需要サイトkの電力需要量、H
g,g=1…tは熱需要サイトgの熱需要量を表す。
【0046】式3aと式3bはそれぞれ目的関数と制約
条件を表す決定手段モデル式56であり、目標値決定手
段7の決定手段記憶部11に記憶される。エネルギー発
生単価パラメータaP h,bP h,cP h,aCP i,bCP i,c
CP i,aCH i,bCH i,cCH i,aP γ i,bP γ i,cP γ i
H j,bH j,cH j,h=1…m;i=1…n;j=1…
rの値はそれぞれのエネルギー発生設備に対応してエネ
ルギー発生単価パラメータ記憶手段8に記憶され、送電
単価パラメータaP hk,bP hk,cP hk,aC ik,bC ik
C ik,i=1…n;k=1…s;h=1…m;i=1
…n;k=1…sの値はそれぞれのエネルギー発生設備
と電力需要サイトに対応して送電単価パラメータ記憶手
段9に記憶される。
【0047】目的関数(式2a)は発電設備、熱電力発
生設備、熱発生設備から構成されるエネルギー発生設備
に必要なエネルギー発生合計費用および送電合計費用を
表す。式3blは発電設備hの発電単価(主として発電
燃料費用)に関する制約条件、式3b2と式3b3は熱
電力発生単価に関する制約を表す。
【0048】熱電力発生単価に関する制約式3b2と式
3b3(燃料費用関数)の考え方について説明する。一
般に、熱電力発生設備において、電力発生比率をα、熱
発生比率をγとし、燃料をCFCとすると、熱電力発生
設備の発生電力PCと発生熱H Cは以下の式により近似で
きる。
【0049】 PC=(aCP'+bCP'×CFC+cCP'×CFC2×α) (4a) HC=(aCH'+bCH'×CFC+cCH'×CFC2×γ) (4b)
【0050】ここで、熱電力発生設備の熱電力発生総合
効率の値は全比率(1≦α≦1、1≦γ≦1)にわたっ
て一定であれば、α=1−γとなる。しかし、一般に、
熱電力発生設備は熱電力発生総合効率がある最適な比率
(たとえばα=α*、γ=γ*)において最高の熱電力発
生総合効率が得られるが、それ以外の比率ではその熱電
力発生総合効率が最高の熱電力発生総合効率よりも低く
なるので、αとγは以下の式で表される。
【0051】 γ=1−α、ただしα=α*(γ=γ*) (5a) γ<1−α、ただしα≠α*(γ≠γ*) (5b)
【0052】ここで、図7に示されるように、式5より
γをαの2次関数で近似し、式4よりCFCを(PC
α)と(HC/γ)の2次関数で近似すると、式3b2
および式3b3が得られる。
【0053】式3b4は熱発生設備jの熱発生単価(主
として燃料費用)に関する制約条件、式3b5は発電設
備hから電力需要サイトkへの送電単価に関する制約条
件、式3b6は熱電力発生設備iから電力需要サイトk
への送電単価に関する制約条件、式3b7、式3b8、
式3b9は発電と電力需要バランスに関する制約条件、
式3b10は熱発生と熱需要バランスに関する制約条
件、式3bllは発電設備hの最大発電出力と最小発電
出力に関する制約条件、式3b12は熱電力発生設備i
の最大発電出力と最小発電出力に関する制約条件、式3
b13は熱電力発生設備iの最大発生熱と最小発生熱に
関する制約条件、式3b14は熱電力発生設備iの最大
発電比率と最小発電比率に関する制約条件、式3b15
は熱電力発生設備iの最大発生熱比率と最小発生熱比率
に関する制約条件、式3b16は熱発生設備jの最大発
生熱と最小発生熱に関する制約条件を表す。
【0054】需要入力手段2は、たとえば、CRTモニ
タおよびキーボードにより構成される。利用者は需要入
力手段2を使用して式3b9と式3b10に対応する電
力需要PRk,k=1…sの値と熱需要HRg,g=1…
tを入力する。需要入力手段2から入力されるエネルギ
ー需要57の値、すなわち電力需要PRk,k=1…s
の値と熱需要HRg,g=1…tの値は決定手段処理部
10に出力される。
【0055】式3bllに対応する発電設備の最大発電
出力PPmaxhと最小発電出力PPminhの値、式3b
12〜式3b15に対応する熱電力発生設備の最大発電
出力PCmaxi、最小発電出力PCmini最大発生熱H
Cmaxi、最小発電出力H Cmini 、最大発電比率α
maxi、最小発電比率αmini、最大発生熱比率γm
axiと最小発生熱比率γmini、および式3b16に
対応する熱発生設備の最大発生熱HHmaxjと最小発生
熱HHminjはモデル決定手段モデル式(式3)の一部
として、目標値決定手段7の決定手段記憶部11に記憶
される。
【0056】目標値決定手段7は式3bの制約条件を満
足しながら、式3aの合計費用Cが最小となるように、
エネルギー需要57、すなわち電力需要PRk,k=1
…sと熱需要HRg,g=1…t、発電設備の最大発電
出力PPmaxhと最小発電出力PPminh,h=1…
m、熱電力発生設備の最大発電出力PCmaxi、最小発
電出力PCmini、最大発生熱HCmaxi、最小発電出
力HCmini、最大発電比率αmaxi、最小発電比率
αmini、最大発生熱比率γmaxiと最小発生熱比率
γmini,i=1…n、熱発生設備の最大発生熱HH
axjと最小発生熱HHminj,j=1…r、エネルギ
ー発生単価パラメータ58(aP h,bP h,c P h,h=1
…m、aCP i,bCP i,cCP i;aCH i,bCH i,cCH i,a
P γ i,bP γ i,cP γ i,i=1…n、aH j,bH j
H j,j=1…r)、送電単価パラメータ59
(aP hk,bP hk,cP hk,h=1…m;k=1…s、aC
ik,bC ik,cC ik,i=1…n;k=1…s;)を定数
として、エネルギー発生目標値60(PP h,h=1…
m、PC i,i=1…n、HC i,i=1…n)および送電
目標値61(PDP hk,h=1…m;k=1…s、PDC
ik,i=1…n;k=1…s)、さらには熱電力発電比
率γi, i=1…nおよび発生熱比率αi, i=1…nを
決定する。
【0057】図4に示される電力システムにおいて、エ
ネルギー発生設備26,32の台数に関して、発電設備
29,30,37の台数m=5、熱電力発生設備28,
35,36の台数n=3、熱発生設備27,33,34
の台数r=3、およびエネルギー需要サイト数に関して
電力需要サイト23の数s=1、熱需要サイト38,3
9の数t=2とし、エネルギー発生費用および送電費用
が最小となるように、エネルギー発生目標値60とし
て、3台の発電設備の発電目標値54(PP h,h=1…
3)、3台の熱電力発生設備の発電目標値54(PC i
i=1…3)、熱発生目標値62(HC i,i=1…
3)、3台の熱発生設備の熱発生目標値62(HH i,i
=1…3)に基づいて発電設備29,30,37と熱電
力発生設備28,35,36から電力需要サイト23へ
のそれぞれの送電目標値61(PDP hk,h=1…3;
k=1、PDC ik,i=1…3;k=1)を決定するこ
とができる。
【0058】なお、送電単価パラメータ記憶手段9に記
憶される送電単価パラメータaP hk,bP hk,cP hk,h
=1…m;k=1…s、aC ik,bC ik,cC ik,i=1
…n;k=1…sは定数であるが、たとえば、ある発電
設備hの送電単価パラメータaP hk,bP hk,cP hk,k
=1…s または熱電力発生設備iの送電単価パラメー
タaC ik,bC ik,cC ik,k=1…sを0に設定し、す
なわち、aP hk=bP hk=cP hk=aC ik=bC ik=c
C ik0;k=1…sとすると、このような設定により、
本実施の形態においては送電費用を必要としない発電設
備まはた熱電力発生設備と、送電費用を必要とする発電
設備または熱電力発生設備とを組み合わせて発電費用お
よび送電費用が最小となるように、発電設備または熱電
力発生設備の発電目標値を決定することができる。
【0059】本実施の形態によれば、熱および電力需要
を充足しながら、熱および電力発生費用ならびに送電費
用が最小となるような熱および発電目標値ならびに送電
目標値を得ることができ、これに基づいてエネルギー発
生設備の運転計画ならびに送電計画を果たすことが可能
になる。
【0060】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態について図8、図9および図10を参照して説明
する。図8において、本実施の形態は、上述した第1の
実施の形態の構成に加えて、潮流電力パラメータ入力手
段16を備えている。潮流電力パラメータ入力手段16
は潮流電力パラメータ計算手段17により計算される潮
流電力パラメータ64を入力し、目標値決定手段7の決
定手段処理部10に出力する。
【0061】潮流電力パラメータ入力手段16から入力
される潮流電力パラメータ64の構成を図9に示してい
る。潮流電力パラメータ64は第1系統識別部18、第
2系統識別部19、潮流パラメータ部20から構成され
ている。
【0062】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。目標値決定手段7の決定手段処理部10は次の式6
により定義される最適問題を解くことによりエネルギー
需要57および潮流電力パラメータ64により決定され
る潮流電力の制約を満足しながら、エネルギー発生単価
パラメータ58および送電単価パラメータ59に基づい
て決定されるエネルギー発生費用および送電費用が最小
となるように、エネルギー発生設備のエネルギー発生目
標値60と送電目標値61とを決定する。
【0063】
【数4】
【0064】式6aと式6bはそれぞれ第2の実施の形
態の式3a(目的関数)と式3b(制約条件)に対応す
る決定手段モデル式56であり、目標値決定手段7の決
定手段記憶部11に記憶される。式6aと式6bl〜式
6b16は第2の実施の形態の式3aと式3bl〜式3
b16に対応するが、ここでは、本実施の形態に追加さ
れた潮流電力に関する制約条件(式6b17〜式6bl
9)について説明する。
【0065】ここで、潮流電力制約に関するノードの数
をuとする。式6b17の左辺の第1項はノードe,e
=1,…,uに属する発電設備hの発電目標値PP h(h
εノードe)、熱電力発生設備iの発電目標値(iεノ
ードe)、電力需要サイトkの電力需要PRk(kεノ
ードe)の合計電力である。式6b17の左辺の第2項
はノードeからノードeと隣接するすべてのノードf,
f=1,…,uへ流れる潮流電力PNefの合計である。
ノードeとノードfが隣接することはノードeとノード
fとの間にノードがなく、直接送電が行われることを意
味する。式6b17は任意のノード(e=1…u)にお
ける電力の流出と流入の総和が0であるという物理的な
制約条件を表す。
【0066】式6b18は電力向きを表し、式6bl9
は潮流電力の制約条件を表す。式6bl9のβefe,f
=1…uは潮流電力パラメータ64である。潮流電力パ
ラメータ64(βefe,f=1…u)は潮流電力パラメ
ータ計算手段17により計算され、潮流電力パラメータ
入力手段16に入力され、図9に示されるように、各隣
接ノードに対応している。図9において、ノードeとノ
ードye…fe…ze(e=1…u)は隣接ノードであ
る。
【0067】目標値決定手段7は式3bの制約条件を満
足しながら、式3aの合計費用Cが最小となるように、
エネルギー需要57、すなわち電力需要PRk,k=1
…sと熱需要HRg,g=1…t、発電設備の最大発電
出力PPmaxhと最小発電出力PPminh,h=1…
m、熱電力発生設備の最大発電出力PCmaxi、最小発
電出力PCmini、最大発生熱HCmaxi、最小発電出
力HCmini、最大発電比率αmaxi、最小発電比率
αmini、最大発生熱比率γmaxiと最小発生熱比率
γmini,i=l…n、熱発生設備の最大発生熱HH
axjと最小発生熱HHminj,j=1…r、エネルギ
ー発生単価パラメータ58(aP h,bP h,cP h,h=1
…m、aCP i,bCP i,cCP i;aCH i,bCH i,cCH i,a
P γ i,bP γ i,cP γ i,i=1…n、aH j,bH j
H j,j=1…r)、送電単価パラメータ59
(aP hk,bP hk,cP hk,h=1…m;k=1…s、aC
ik,bC ik,cC ik,i=1…n;k=1…s)、潮流電
力パラメータ64(βefe,f=1…u;ただしeとf
は隣接ノード)を定数として、エネルギー発生目標値6
0(PP h,h=1…m、PC i,i=1…n、HC i,i=
1…n)および送電目標値61(PDP hk,h=1…
m;k=1…s、PDC ik,i=1…n;k=1…
s)、さらには熱電力発生設備の発電比率γi,i=1
…nおよび発生熱比率αi,i…nを決定する。
【0068】なお、第2の実施の形態で説明された電力
システム(図4参照)において、本実施の形態を適用す
ると、潮流電力パラメータ64(βefe,f=1…3;
ただしeとfは隣接ノード)の構成は図10に示すよう
になる。この電力システムの場合、すべてのノードは隣
接している。
【0069】このように本実施の形態においては潮流電
力の制約を満足しながら、エネルギー発生費用および送
電費用が最小となるように、エネルギー発生目標値60
として、3台の発電設備の発電目標値54(PP h,h=
1…3)、3台の熱電力発生設備の発電目標値54(P
C i,i=1…3)、熱発生目標値62(HC i,i=1…
3)、3台の熱発生設備の熱発生目標値62(HH i;i
=1…3)、さらには発電設備29,30,37および
熱電力発生設備28,35,36から電力需要サイト2
3へのそれぞれの送電目標値61(PDP hk,h=1…
3、;k=1、PDC ik,i=1…3;k=1)を決定
することができる。
【0070】本実施の形態によれば、潮流最大電力、熱
および電力需要を充足しながら、熱および電力発生費用
ならびに送電費用が最小となるような熱および発電目標
値ならびに送電目標値を得ることができ、これに基づい
てエネルギー発生設備の運転計画ならびに送電計画を果
たすことが可能になる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、潮流電力の制約、熱お
よび電力需要を充足しながら、エネルギー発生費用およ
び送電費用を最小に保持して発電設備、熱電力発生設
備、または熱発生設備からなるエネルギー発生設備の運
転計画ならびに送電計画を果たすことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエネルギー設備運用計画装置の第
1の実施の形態を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るエネルギー発
生単価パラメータ記憶手段の構成例を示す図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る送電単価パラ
メータ記憶手段の構成例を示す図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る電力システム
の構成例を示す図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るエネルギー発
生単価パラメータ記憶手段の構成例を示す図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る送電単価パラ
メータ記憶手段の構成例を示す図。
【図7】熱電力発生設備の電力・熱発生比率近似曲線を
示す線図。
【図8】本発明によるエネルギー設備運用計画装置の第
3の実施の形態を示すブロック図。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る潮流電力パラ
メータの構成例を示す図。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る潮流電力パ
ラメータの他の構成例を示す図。
【図11】従来の発電設備運用計画装置を示すブロック
図。
【図12】従来の電力システムの構成例を示す図。
【符号の説明】
2 需要入力手段 6 目標値出力手段 7 目標値決定手段 8 エネルギー発生単価パラメータ記憶手段 9 送電単価パラメータ記憶手段 16 潮流電力パラメータ入力手段 17 潮流電力パラメータ計算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 康夫 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 大槻 みどり 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 5B049 EE31 5G066 AA03 AA20 AE07 AE09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エネルギー需要サイトの要求に基づいて
    必要とする電力需要を入力する需要入力手段と、エネル
    ギー発生設備での電力発生に伴うエネルギー発生単価パ
    ラメータを記憶する第1の記憶手段と、前記エネルギー
    発生設備から前記エネルギー需要サイトへの送電に伴う
    送電単価パラメータを記憶する第2の記憶手段と、それ
    ぞれ与えられる電力需要、エネルギー発生単価パラメー
    タ、送電単価パラメータに基づいてエネルギー発生費用
    および送電費用が最小となるように、前記エネルギー発
    生設備のエネルギー発生目標値と送電目標値とを決定す
    る目標値決定手段とを備えてなるエネルギー設備運用計
    画装置。
  2. 【請求項2】 前記目標値決定手段に前記エネルギー需
    要サイトが必要とする熱需要を入力し、電力需要に熱需
    要を加えて、前記エネルギー発生設備のエネルギー発生
    目標値と送電目標値とを決定するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載のエネルギー設備運用計画装置。
  3. 【請求項3】 潮流電力パラメータを入力する入力手段
    を備え、前記目標値決定手段に潮流電力パラメータを入
    力し、潮流電力の制約を満たしながら、前記エネルギー
    発生設備のエネルギー発生目標値と送電目標値とを決定
    するようにしたことを特徴とする請求項1または2記載
    のエネルギー設備運用計画装置。
JP2000120572A 2000-04-21 2000-04-21 エネルギー設備運用計画装置 Pending JP2001309559A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000120572A JP2001309559A (ja) 2000-04-21 2000-04-21 エネルギー設備運用計画装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000120572A JP2001309559A (ja) 2000-04-21 2000-04-21 エネルギー設備運用計画装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001309559A true JP2001309559A (ja) 2001-11-02

Family

ID=18631357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000120572A Pending JP2001309559A (ja) 2000-04-21 2000-04-21 エネルギー設備運用計画装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001309559A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014020951A1 (ja) 2012-07-30 2014-02-06 日本電気株式会社 グリッド統合制御装置、グリッド制御システム、グリッド制御装置、プログラム、及び制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014020951A1 (ja) 2012-07-30 2014-02-06 日本電気株式会社 グリッド統合制御装置、グリッド制御システム、グリッド制御装置、プログラム、及び制御方法
US10193339B2 (en) 2012-07-30 2019-01-29 Nec Corporation Grid integrated control apparatus, grid control system, grid control apparatus, program, and control method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Lara et al. Deterministic electric power infrastructure planning: Mixed-integer programming model and nested decomposition algorithm
Talukdar et al. A computationally simple method for cost-efficient generation rescheduling and load shedding for congestion management
Litvinov et al. Marginal loss modeling in LMP calculation
Zhao et al. A marginal equivalent decomposition method and its application to multi-area optimal power flow problems
JP2009240080A (ja) エネルギーシステム運転計画作成装置および方法
Jabr et al. A study of the homogeneous algorithm for dynamic economic dispatch with network constraints and transmission losses
Zhang et al. Multi-stage robust optimization of a multi-energy coupled system considering multiple uncertainties
O’Malley et al. Natural gas system dispatch accounting for electricity side flexibility
Boutros et al. New modelling approach for the optimal sizing of an islanded microgrid considering economic and environmental challenges
US9411329B2 (en) Hierarchical model communication and control in a managed electrical system
JP2001309559A (ja) エネルギー設備運用計画装置
JP2007143364A (ja) 電力グリッドシステム
JP5363753B2 (ja) 電力需給システム
CN107611968B (zh) 分布式能源互动消纳的主动配电网经济运行方法
Mahroo et al. Robust dynamic TEP with an security criterion: A computationally efficient model
US9081373B2 (en) Using model communication as a protocol in a managed electrical system
Suganthi et al. Optimal generator rescheduling with distributed slack bus model for congestion management using improved teaching learning based optimization algorithm
US10116141B2 (en) System and method of energy resource delivery
Angelov et al. Automatic design synthesis and optimization of component-based systems by evolutionary algorithms
CN103024037B (zh) 用于泛能引擎的设备参数控制方法、装置和泛能引擎设备
JP2004005250A (ja) プロセス最適化制御システム
JP6725380B2 (ja) 最適化計算装置、最適化計算方法、およびプログラム
Ndrio et al. Pricing conditional value at risk-sensitive economic dispatch
Park et al. Enhanced ramping product design to improve power system reliability
JP4617290B2 (ja) 発電計画システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050314

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050325