JP2001309378A - 空間上階層構造と画質上階層構造とを同時に有する動映像符号化/復号化方法及び装置 - Google Patents
空間上階層構造と画質上階層構造とを同時に有する動映像符号化/復号化方法及び装置Info
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Abstract
有する動映像符号化/復号化方法及び装置を提供する。 【解決手段】 形状情報とテクスチャー情報を各々所定
割合でダウンサンプリングし1の基本レイヤーと1以上
の上位レイヤーを含む空間上階層構造を構成する段階、
基本レイヤーの形状情報とテクスチャー情報を符号化し
て基本ビッグストリームを生成し復号化されたテクスチ
ャー情報と元のテクスチャー情報との差を周波数変換符
号化し各周波数帯域別に画質上階層構造を構成する段
階、1以上の上位レイヤーの各々に対し基本レイヤーで
アップサンプリングした形状情報と上位レイヤーの形状
情報との差を符号化して上位レイヤーの基本ビッグスト
リームを生成し復号化されたテクスチャー情報と上位レ
イヤーのテクスチャー情報との差を周波数変換符号化し
各周波数帯域別に画質上階層構造を構成する段階を含
む。
Description
号化及び信号化に係り、特に任意の形態を有する物体が
連続して動く場合にこれを効率よく符号化して伝送す
る、空間上階層構造と画質上階層構造とを同時に有する
動映像符号化/復号化方法及び装置に関する。
方式は大部分のTVの画面のように一定の大きさを有す
る四角形の画像を符号化/復号化する方式であった。そ
の例として、MPEG−1(Motion Pictu
res Expert Group−1)、MPEG−
2、H.261、H.263などがある。
れた階層構造のサービスのみを提供するため、インター
ネット/イントラネット(Internet/Intr
anet)、無線ネットワークのように伝送路の状態が
常時変化するような構造のものには能動的に対処できな
かった。従来の代表的な方式であるMPEG−2ビデオ
(ISO/IEC JTC1/SC29/WG11 1
3818−2:MPEG−2video)において四角
形スクリーン状の動映像に対して2つの空間上階層構造
を有する空間階層符号化(spatial scala
ble coding)及び2〜3個の階層構造を有す
る画質上階層符号化(SNR scalable co
ding)を提案しているが、階層数の制限によって実
質的応用分野を創出するのに難点があった。また、任意
の形態を有する物体に対する効率的な圧縮方式を提案し
ているMPEG−4ビデオ(ISO/IEC JTC1
/SC29/WG11 14496−2:MPEG−4
video)でも空間上及び時間上階層構造を有する符
号化方式を提案しているが、同一な空間上での画質上の
階層構造をビットストリーム上で提供しうる方式はまだ
提案されていないため、サービスの質を高めるのに限界
点を有している。
解決するために案出されたものであって、符号化の過程
で伝送路の制限や受信端の受信能力に応じて差別的にデ
ータを伝送できるように空間上の階層的符号化機能だけ
でなく、一度決まった空間に対して画質を可変的に決定
しうる画質上階層符号化機能を同時に提供し、四角形の
画像だけでなく任意の形状を有する物体に対する階層的
符号化方式を提供して多様なサービス(QoS:Qua
lity of Service)を可能にする空間上
/画質上の階層構造を有する動映像符号化/復号化方法
及びその装置を提供することを目的とする。
に、本発明に係る物体の形状情報と物体内部のテクスチ
ャー情報よりなる動映像入力データを空間上階層構造と
画質上階層構造とで構成して符号化する方法の一側面
は、(a)前記形状情報と前記テクスチャー情報を各々
所定の割合でダウンサンプリングして1つの基本レイヤ
ーと1つ以上の上位レイヤーを含む空間上階層構造を構
成する段階と、(b)前記基本レイヤーの形状情報及び
テクスチャー情報を符号化して基本レイヤーの基本ビッ
トストリームを生成し、符号化されたテクスチャー情報
を再び復号化したテクスチャー情報と元のテクスチャー
情報との差を周波数変換符号化し、各周波数帯域別に画
質上階層構造を構成する段階と、(c)前記1つ以上の
上位レイヤーの各々に対し、前記基本レイヤーからアッ
プサンプリングした形状情報と上位レイヤーの形状情報
との差を符号化して上位レイヤーの基本ビットストリー
ムを生成し、前記(b)段階で復号化されたテクスチャ
ー情報と上位レイヤーのテクスチャー情報との差を周波
数変換符号化し、各周波数帯域別に画質上階層構造を構
成する段階とを含む。
に係る物体の形状情報と物体内部のテクスチャー情報よ
りなる動映像入力データを空間上階層構造と画質上階層
構造とで構成して符号化する他の側面は、(a)前記形
状情報と前記テクスチャー情報を各々ダウンサンプリン
グし、最大の割合でダウンサンプリングされた1つの基
本レイヤーと前記レイヤーより小さな割合でダウンサン
プリングされた1つ以上の上位レイヤーを含む空間上階
層構造を構成する段階と、(b)基本レイヤーの形状情
報及びテクスチャー情報に対し、(b1)前記基本レイ
ヤーの形状情報を形状符号化する段階と、(b2)前記
基本レイヤーのテクスチャー情報をパディングし、周波
数変換符号化し、量子化する段階と、(b3)前記(b
1)及び(b2)段階から生成されたデータを集めて可
変長符号化して基本レイヤーの基本ビットストリームを
生成する段階と、(b4)前記(b2)段階から生成さ
れたデータを逆量子化し、逆周波数変換して再現された
テクスチャー情報と前記基本レイヤーのテクスチャー情
報との差を求める段階と、(b5)前記(b4)段階の
差に対して周波数変換符号化し、各周波数別に分類して
それぞれの周波数帯域に応じるビットストリームを生成
する段階と、(c)各上位レイヤーの形状情報及びテク
スチャー情報に対し、(c1)前記基本レイヤーの形状
情報を前記上位レイヤーにアップサンプリングした形状
情報と前記上位レイヤーの形状情報との差を形状符号化
し、可変長符号化して上位レイヤーの基本ビットストリ
ームを生成する段階と、(c2)前記(b4)段階で再
現されたテクスチャー情報を前記上位レイヤーにアップ
サンプリング及びパディングしたテクスチャー情報と前
記上位レイヤーのテクスチャー情報との差を求める段階
と、(c3)前記(c2)段階の差に対して周波数変換
符号化し、各周波数別に分類してそれぞれの周波数帯域
に応じてビットストリームを生成する段階とを含む。
本発明に係る空間上階層構造と画質上階層構造とで構成
され符号化されたビットストリームを復号化する方法の
一側面は、(a)前記ビットストリームを可変長復号化
しながら、基本レイヤービットストリームと1つ以上の
上位レイヤービットストリームに分類する段階と、
(b)前記基本レイヤービットストリームに含まれた符
号化された形状情報を形状復号化して基本レイヤーの形
状情報を生成する段階と、(c)前記基本レイヤービッ
トストリームに含まれた符号化されたテクスチャー情報
を逆量子化し、逆周波数変換して基本レイヤーのテクス
チャー情報を生成する段階と、(d)前記基本レイヤー
ビットストリームに含まれた画質上階層構造から選択さ
れたビットストリームを順次に逆周波数変換して前記基
本レイヤーのテクスチャー情報に加える段階と、(e)
前記1つ以上の上位レイヤーのうち選択された上位レイ
ヤーまでの各上位レイヤーに対し、(e1)空間上の参
照レイヤーの形状情報を前記上位レイヤーにアップサン
プリングする段階と、(e2)空間上の参照レイヤーに
属する画質上の参照階層のテクスチャー情報をアップサ
ンプリングする段階と、(e3)前記上位レイヤービッ
トストリームに含まれた上位レイヤーの形状情報を形状
復号化してアップサンプリングされた下位レイヤーの形
状情報に加える段階と、(e4)前記上位レイヤービッ
トストリームに含まれた画質上階層構造から選択された
ビットストリームを順次に逆周波数変換してアップサン
プリングされた下位レイヤーのテクスチャー情報に加え
る段階を順次に反復する段階とを含む。
質上階層構造とで構成され符号化されたビットストリー
ムを復号化する方法の他の側面は、前記(e1)段階の
前に、空間上の参照レイヤー識別子及び画質上の参照レ
イヤー識別子が先に復号化される段階をさらに含む。
上階層構造とで構成され符号化されたビットストリーム
を復号化する方法のさらに他の側面において、前記空間
上の参照レイヤーは、前記上位レイヤーの直前下位レイ
ヤーである。
と画質上階層構造とで構成され符号化されたビットスト
リームを復号化する方法のさらに他の側面において、前
記画質上の参照階層は、前記空間上の参照レイヤーに属
する画質上の基本階層である。
と画質上階層構造とで構成され符号化されたビットスト
リームを復号化する方法のさらに他の側面において、前
記画質上の参照階層は、前記空間上の参照レイヤーに属
する画質上の最上位階層である。
めに、本発明に係る物体の形状情報と物体内部のテクス
チャー情報よりなる動映像入力データを空間上階層構造
と画質上階層構造とで構成して符号化する装置は、前記
形状情報と前記テクスチャー情報とを各々ダウンサンプ
リングし、最大の割合でダウンサンプリングされた1つ
の基本レイヤーと前記基本レイヤーより小さな割合でダ
ウンサンプリングされた1つ以上の上位レイヤーを含む
空間上階層構造を構成するダウンサンプリング部と、前
記基本レイヤーの形状情報を形状符号化する第1形状符
号化部と、前記基本レイヤーのテクスチャー情報をパデ
ィングし、周波数変換符号化し、量子化するテクスチャ
ー符号化部と、前記第1形状符号化部及びテクスチャー
符号化部から出力されたデータを集めて可変長符号化し
て基本レイヤーの基本ビットストリームを生成する第1
可変長符号化部と、前記テクスチャー符号化部から出力
されたデータ逆量子化し、逆周波数変換してテクスチャ
ー情報を再生するテクスチャー復号化部と、前記テクス
チャー復号化部により再生されたテクスチャー情報と前
記基本レイヤーのテクスチャー情報の差を生成する第1
差映像生成部と、前記第1差映像生成部により生成され
た差を周波数別に分類してそれぞれの周波数帯域に応じ
るビットストリームを生成する第1画質上階層構造生成
部を具備した基本レイヤー符号化部と、前記基本レイヤ
ーの形状情報を前記上位レイヤーにアップサンプリング
し、前記テクスチャー復号化により再生されたテクスチ
ャー情報を前記上位レイヤーにアップサンプリングする
アップサンプリング部と、アップサンプリングされた形
状情報と前記上位レイヤーの形状情報との差を形状符号
化する第2形状符号化部と、前記第2形状符号化部の出
力データを可変長符号化して上位レイヤー基本ビットス
トリームを生成する第2可変長符号化部と、アップサン
プリング部の出力データをパディングしたテクスチャー
情報と前記上位レイヤーのテクスチャー情報との差を求
める第2差映像生成部と、前記第2差映像生成部により
生成された差を周波数変換符号化し、各周波数別に分類
してそれぞれの周波数帯域に応じるビットストリームを
生成する第2画質上階層構造生成部とを具備した1つ以
上の上位レイヤー符号化部とを含む。
発明に係る空間上階層構造と画質上階層構造とで構成さ
れ符号化されたビットストリームを復号化する装置は、
前記ビットストリームを可変長復号化しながら、基本レ
イヤービットストリームと1つ以上の上位利や―ビット
ストリームとに分類する可変長復号化部と、前記基本レ
イヤービットストリームに含まれた符号化された形状情
報を形状復号化して基本レイヤーの形状情報を生成する
第1形状復号化部と、前記基本レイヤービットストリー
ムに含まれた符号化されたテクスチャー情報を逆量子化
し、逆周波数変換して基本レイヤーのテクスチャー情報
を生成するテクスチャー復号化部と、前記基本レイヤー
ビットストリームに含まれた画質上階層構造から選択さ
れたビットストリームを順次に逆周波数変換して前記基
本レイヤーのテクスチャー情報に加える第1画質上階層
構造復号化部を具備した基本レイヤー復号化部と、空間
上階層構造において前記上位レイヤーの直前下位レイヤ
ーの形状情報と前記上位レイヤーのテクスチャー情報と
を前記上位レイヤーにアップサンプリングするアップサ
ンプリング部と、前記上位レイヤービットストリームに
含まれた上位レイヤーの形状情報を形状復号化してアッ
プサンプリングされた下位レイヤーの形状情報に加える
第2形状復号化部と、前記上位レイヤービットストリー
ムに含まれた画質上階層構造から選択されたビットスト
リームを順次に逆周波数変換してアップサンプリングさ
れた下位レイヤーのテクスチャー情報に加える第2画質
上階層構造復号化部を具備した1つ以上の上位レイヤー
復号化部とを含む。
明を詳しく説明する。図1は映像の空間上及び画質上の
階層構造の関係を示す図面である。図1によれば、空間
上階層構造は基本レイヤー(Base Layer:B
L)と上位レイヤー(Enhancement Lay
er:EL)とで構成され、画質上の階層構造は基本レ
イヤー及び上位レイヤーの各々に対して信号対雑音比
(signal−to−noise ratio:以
下、SNRと称する。)の大きさに応じて多数の階層で
構成される。即ち、基本レイヤーBLは形状情報1と基
本的なテクスチャー情報2で構成され、画質上の階層構
造による情報がさらに含まれることによってSNRが大
きくなってBSNR03,BSNR14,BSNR25
などのように順次に画質に優れた映像が得られる。ま
た、上位レイヤーELは形状情報6と基本レイヤーBL
からアップサンプリングされたテクスチャー情報7で構
成し、画質上の階層構造に応じる情報がさらに含まれる
ことによって、SNRが大きくなってESNR08,E
SNR19,ESNR210,ESNR311などのよ
うに順次に画質に優れた映像が得られる。
報と物体内部のテクスチャー情報よりなる動映像入力デ
ータを空間上階層構造と画質上階層構造とで構成して符
号化する装置の一実施例は、ダウンサンプリング部11
0、基本レイヤー符号化部120、上位レイヤー符号化
部130を含んで構成される。
基本レイヤーと上位レイヤーの2層構造よりなるが、本
発明の範囲はこれに限定されず、2層以上の多層構造が
可能である。
体の形状情報を提供する第1マスクと物体の内部テクス
チャー情報を提供するビデオとからなる。ところが、任
意の形状を有した物体ではなく、四角形のスクリーン全
体を符号化する場合には第1マスク、第2マスク及び第
3マスクのようなマスク情報が不要となる。
第1マスクとビデオの大きさを半分にダウンサンプリン
グしてk本レイヤーとし、ダウンサンプリングされない
第1マスクとビデオを上位レイヤーとする。本発明の一
実施例では、ダウンサンプリング部110が原映像をp
/q(ここで、p,qはq>pの関係を備える整数であ
る。)の割合で多層にわたってダウンサンプリングする
こともできる。
ーにダウンサンプリングされたデータを符号化し、第1
形状符号化部121、テクスチャー符号化部122、第
1可変長符号化部123、テクスチャー符号化部12
4、第1差映像生成部125及び第1画質上階層構造生
成部126を具備する。
の形状情報の第2マスクを形状符号化する。ここで、第
1形状符号化部121は隔走査線処理方式を用いること
が望ましい。
ヤーのテクスチャー情報をパディングし、パディングさ
れた情報を周波数変換符号化し、周波数変換符号化され
たデータを量子化して基本レイヤーのテクスチャー情報
を符号化する。この際、パディングは、MPEG−4ビ
デオ(14496−2)部分の技術を使用することが望
ましい。本発明の一実施例において周波数変換符号化
は、離散コサイン変換方式または離散ウェーブレット変
換方式を使用することが望ましい。以下、周波数変換符
号化として離散コサイン変換方式を使用することを仮定
する。
化部121及びテクスチャー符号化部122から出力さ
れたデータを集めて可変長符号化して基本レイヤーの基
本ビットストリームBLを生成する。
ャー符号化部122から出力されたデータを逆量子化
し、逆量子化されたデータを逆周波数変換して基本レイ
ヤーのテクスチャー情報を再生する。
号化部124により再生されたテクスチャー情報と基本
レイヤー情報との差を生成する。
映像生成部125により生成された差映像を周波数変換
符号化する周波数変換符号化部127、周波数変換符号
化された差映像を各周波数別に分類する係数分配器12
8を具備してそれぞれの周波数帯域に応じるビットスト
リームBSL(0),BSL(1),…,BSL(n−
1),BSL(n)を生成する。本発明の一実施例にお
いて周波数変換符号化部127では離散コサイン変換器
または離散ウェーブレット変換器が使われることが望ま
しい。
ヤーデータと基本レイヤーから上位レイヤーにアップサ
ンプリングされたデータの差を符号化し、アップサンプ
リング部131、第2形状符号化部132、第2可変長
符号化部133、第2差映像生成部135及び第2画質
上階層構造生成部136を具備する。
ヤーの形状情報を上位レイヤーにアップサンプリング
し、テクスチャー復号化部124により再生されたテク
スチャー情報を上位レイヤーにアップサンプリングす
る。
の形状情報から上位レイヤーにアップサンプリングされ
た形状情報の第3マスクと上位レイヤーの形状情報の第
1マスクとの差を形状符号化する。この際、第2形状符
号化部132は、隔走査線処理方式を用いることが望ま
しく、また、第1形状符号化部121と共に現在MPE
G−4のversion2 Working Draf
tに採用されているスケーラブル形状符号化(Scal
able shape coding)方式を用いるこ
とが望ましい。
号化部132の出力データを可変長符号化して上位レイ
ヤー基本ビットストリームELを生成する。本発明の一
実施例では上位レイヤーにアップサンプリングされたテ
クスチャー情報をパディングするパディング部134が
さらに備えられることが望ましい。
134によりパディングされたテクスチャー情報と上位
レイヤーのテクスチャー情報との差映像を求める。
差映像生成部135により生成された差映像を周波数変
換符号化する周波数変換符号化部137、周波数変換符
号化された差映像を各周波数別に分類する係数分配器1
38を具備してそれぞれの周波数帯域に応じるビットス
トリームESL(0),ESL(1),…,ESL(n
−1),ESL(n)を生成する。本発明の一実施例に
おいて、周波数変換符号化部137としては離散コサイ
ン変換器または離散ウェーブレット変換器が使われるこ
とが望ましい。
ストリームBLにBSL(0),BSL(1),…,B
SL(n−1),BSL(n)が順次に加えられてBS
NR(0),BSNR(1),…,BSNR(n−
1),BSNR(n)が構成され、上位レイヤーの基本
ビットストリームELにESL(0),ESL(1),
…,ESL(n−1),ESL(n)が順次に加えられ
てESNR(0),ESNR(1),…,ESNR(n
−1),ESNR(n)が構成される。
造と画質上階層構造とで構成されて符号化されたビット
ストリームを復号化する装置の一実施例は可変長復号化
部210、基本レイヤー復号化部220及び上位レイヤ
ー復号化部230を含む。
体の形状情報と物体内部のテクスチャー情報よりなる動
映像入力データを空間上階層構造と画質上階層構造とで
構成して符号化する装置により符号化されたビットスト
リームを可変長復号化しながら、基本レイヤービットス
トリームと上位レイヤービットストリームとに分類す
る。図3による実施例では、空間上階層構造が基本レイ
ヤーと上位レイヤーの2層構造よりなるが、本発明はこ
の範囲に限定されるものではなく、2層以上の多層構造
が可能である。
復号化部221、テクスチャー復号化部222、第1画
質上階層構造復号化部223を具備して基本レイヤービ
ットストリームを復号化する。
ットストリームに含まれた符号化された形状情報を形状
復号化して基本レイヤーの形状情報を復元する。
ヤービットストリームに含まれた符号化されたテクスチ
ャー情報に逆量子化し、逆量子化されたテクスチャー情
報を逆周波数変換し、基本レイヤーのテクスチャー情報
を復元する。
本レイヤービットストリームに含まれた画質上階層構造
から選択されたビットストリームを順次に逆周波数変換
して基本レイヤーのテクスチャー情報に加えて基本レイ
ヤーの画質を改善する。
ンプリング部231、第2形状復号化部232及び第2
画質上階層構造復号化部233を具備して上位レイヤー
ビットストリームを復号化する。
層構造において上位レイヤー直前下位レイヤーの最上位
画質上階層構造のテクスチャー情報を上位レイヤーにア
ップサンプリングする。図3に示されるような本発明の
一実施例は、2階層の空間上階層構造を有しているので
上位レイヤーの直前下位レイヤーは基本レイヤーであ
る。このように構成される本発明の一実施例ではアップ
サンプリング部231が原映像を2倍にアップサンプリ
ングするが、本発明はこれに限定されるものではない。
即ち、本発明の他の実施例では、アップサンプリングが
原映像をp/q(ここで、p,qは、q<pの整数であ
る。)の割合でアップサンプリングすることもできる。
ットストリームに含まれた上いれイヤーの形状情報を形
状復号化して第5マスクを生成し、第5マスクをアップ
サンプリングされた下位レイヤーの形状情報に加えて上
位レイヤーの形状情報を復元する。
レイヤービットストリームに含まれた画質上階層構造か
ら選択されたビットストリームを順次に逆周波数変換し
てアップサンプリングされた下位レイヤーのテクスチャ
ー情報に加える。
通りである図2によれば、入力された第1マスクとビデ
オは横縦1/2大きさの映像でダウンサンプリングされ
る。従って、第1マスクは第2マスクとなって第1形状
符号化部121で圧縮される。
情報は形状に合わせてパディングされてパディング映像
となる。パディング映像は周波数変換符号化の一のDC
T(Discrete Cosine Transfo
rm)(図示せず)により周波数変換符号化され、量子
化器(図示せず)により量子化される。DCTと量子化
器はテクスチャー符号化部122に備えられる。
れている形状情報と共に第1可変長符号化部123によ
り基本レイヤーの基本ビットストリームBLとして生成
される。この基本レイヤーの基本ビットストリームが最
低解像度を有する最も基本となる映像を形成するビット
ストリームである。
逆量子化器(図示せず)と逆周波数変換符号化装置のI
DCT(Inverse Discrete Cosi
neTransform)(図示せず)を経て基本レイ
ヤーのテクスチャー情報を再現する。
チャー情報と元来の基本レイヤーテクスチャー情報との
差を求める。以後、差映像に対して再び周波数変換符号
化部127のDCTを適用させ、このDCT係数を決ま
った周波数帯域に応じて係数分配器128により分類し
て、BSL(0),BSL(1),…,BSL(n−
1),BSL(n)等に分類する。
を説明する。図4(A)に示されるように、映像を構成
する任意の領域を多数個のN×N画素のマクロブロック
251に分割した後、それぞれのマクロブロックに対し
て周波数変換符号化器の出力データをそれぞれのバンド
別に分類することになる。
説明すれば次の通りである。N×Nの輝度成分251と
(N/2)×(N/2)の色差成分256,257に対
して分類することになる。輝度成分データは4個のサブ
ブロック252,253,254,255で構成され
る。各サブブロックにおいてデータは周波数帯域に分類
され、マクロブロックにおいて同じ周波数帯域のデータ
は単一のマクロバンドデータを構成する。色差成分デー
タ256,257は周波数帯域に分類される。特定周波
数バンドの色差成分データは同じ周波数帯域のマクロバ
ンドデータに加えられて単位ブロックに対するそれぞれ
の周波数バンド群(MELk)を構成することになる。
ブロック構成を示す。図4(B)はそれぞれの単位ブロ
ックに対して周波数変換符号化器を経た係数のバンド別
分類を示すが、ここではELk0,ELk1,…,ELk
7等全部で8個の相異なるバンドを生成しうることが分
かる。
サブブロックに存在する係数を同じバンド別に束ねて単
位バンド群を形成する過程を示す図面であって、サブブ
ロックによって固有位置を有して配列されることにな
る。即ち、各マクロバンドデータにおいて直流(DC)
成分の集合をMELk1,…,最後のバンドに存在する
交流(AC)係数の集合をMELk7に分類する。それ
ぞれのバンドに応じる周波数係数値の構成図5及び図6
に示す。
02,303,304よりなる輝度成分データに対する
8個の階層構造に属する各サブブロックにおける周波数
成分の配列により、レイヤーがMELk0,MELk1,
…,MELk7までに構成されることを示している。図
6では、2つの色差成分Cr401,Cb403に対す
る周波数成分の係数構成402,404を各々示してい
る。色差成分も輝度成分と同様にそれぞれのレイヤーに
対する周波数係数がMELk0,MELk1,…,MEL
k7まで構成されることになる。
層構造を形成した後、全てサブブロックに対して同じバ
ンドのデータを1つに束ねて全体画面に対する階層構造
を形成したのが図2のBSL(0),BSL(1),
…,BSL(n)である。
はサブブロックが形状の内部か、境界か、それとも外部
かを知らせるべきである。即ち、図7に示されたように
輝度情報に対する4個のサブブロックの状態を4ビット
のデータで表示することによって既定の順序によりいず
れのブロックが形状情報に属するか否かが分かりやす
い。図7において、部材番号501のように全てのサブ
ブロックが形状の外部なら“0000”と表示され、5
03のように左上部のみ形状の外部なら“0111”,
…、そして531のように全てのサブブロックが形状の
内部なら“1111”と表示することによってそれぞれ
のレイヤーにおかれるデータが何れのブロックに属する
かが分かる。この際、色差成分の場合には輝度成分に少
なくとも1つ以上の形状情報が存在すれば、色差成分も
存在すると判断することになる。このように空間基本レ
イヤーからn個の画質上階層構造を有するビットストリ
ームを再生する。
において2倍拡大された形状情報の第3マスクが生成さ
れる。第3マスクと第1マスクとの差は第2形状符号下
部132により形状符号化され、第2可変長符号化部1
33によって可変長符号化されて上位レイヤーを構成す
る。
れたテクスチャー情報はアップサンプリング131にお
いて2倍拡大され、拡大された領域でパディング映像を
作り出した後、この映像を原映像のビデオから除く。こ
の差値に対して基本レイヤーと同一な仮定を経てESL
(0),ESL(1),…,ESL(n)を生成するこ
とで空間上/画質上階層構造を有するビットストリーム
を製作しうる。
の復号化過程を示す。図3に示されるように、入力され
るビットストリームは可変長復号化部210で基本レイ
ヤービットストリームと上位レイヤービットストリーム
とに分類される。まず、基本レイヤービットストリーム
は再び形状情報とテクスチャー情報とに分けられる。形
状情報は第1形状復号化部221で復号化されて第4マ
スクが生成され、これが基本レイヤー情報となる。基本
レイヤービットストリームに含まれた符号化された基本
テクスチャー情報は逆量子化され、逆周波数変換されて
基本レイヤーのテクスチャー情報となる。基本レイヤー
ビットストリームに含まれた画質上階層構造において最
初の階層から選択された階層までのビットストリームは
順次に逆周波数変換されて基本レイヤーのテクスチャー
情報に加えられる。これにより、基本レイヤーに対する
復号化が終わることになる。
在する場合には、上位レイヤービットストリームも同様
に形状情報とテクスチャー情報とに分けられる。上位レ
イヤー形状情報は第2形状復号化部232から復号化さ
れて第5マスクが形成される。第5マスクは基本レイヤ
ーから再生された形状情報の第4マスクをアップサンプ
リング部230で2倍拡大させた情報と合わせられて上
位レイヤー形状情報が生成される。上位レイヤービット
ストリームに含まれる賀詞上階層構造において最初の階
層から選択された階層までのビットストリームは順次に
逆周波数変換され、基本レイヤーで再生されたテクスチ
ャー情報をアップサンプリング部230で2倍拡大させ
たものと合わせられて上位レイヤーテクスチャー情報と
して生成される。これにより、上位レイヤーに対する復
号化過程が終わることになる。全ての過程が終了される
と受信端では空間上/画質上階層構造を有する映像を再
現しうる。
ムを通して任意形状を有する物体に対して多様な画質情
報を提供しうる。即ち、最小限の情報のみで基本レイヤ
ーの基本画質を有する情報を再現した後、多様に細分化
されたビットストリームを構成することによって、伝送
路や受信端の性能に応じて再現される画質を多様に変化
させうる。また、空間上に拡大された上位レイヤーに対
しても類似した形態の動作が反復されうるように構成さ
れるために解像度の変化に応じる多様な画質の情報を提
供しうる。
有する物体を対象として符号化/復号化を適用できるた
めに、画面に現れる任意の物体に対して別の画質サービ
スが可能となる。即ち、必要な物体に対して使用者や提
供者が意図する通りに画質の程度を決定するQoS(Q
uality of Service)が可能となる。
を中心に説明した。本発明の当業者なら本発明が本発明
の本質的な特性から外れない範囲内で変形可能なのを理
解しうる。従って、本発明の実施例はこのような限定的
な観点でなく、本発明の技術的思想に基づく観点で考慮
されるべきである。本発明の範囲は前述した説明だけで
なく、特許請求の範囲にも示した通り、それと同等な範
囲内の全ての差点は本発明に含まれるものと解釈される
べきである。
図面である。
とを同時に有する動映像符号化装置の一実施例の全体構
造を示す図面である。
とを同時に有する動映像符号化装置の他の一実施例を示
す図面である。
を通した画質上階層構造を具現する過程を示す図面であ
る。
を示す図面である。
を示す図面である。
るコードの構成例である。
Claims (23)
- 【請求項1】 物体の形状情報と物体内部のテクスチャ
ー情報よりなる動映像入力データを空間上階層構造とで
構成する復号化方法において、 (a)前記形状情報と前記テクスチャー構造とを各々所
定の割合でダウンサンプリングして1つの基本レイヤー
と1つ以上の上位レイヤーを含む空間上階層構造を構成
する段階と、 (b)前記基本レイヤーの形状情報及びテクスチャー情
報を符号化して基本レイヤーの基本ビットストリームを
生成し、符号化されたテクスチャー情報を再び復号化し
たテクスチャー情報と元のテクスチャー情報との差を周
波数変換符号化し、各周波数帯域別に画質上階層構造を
構成する段階と、 (c)前記1つ以上の上位レイヤーの各々に対し、前記
基本レイヤーからアップサンプリングした形状情報と上
位レイヤーの形状情報との差を符号化して上位レイヤー
の基本ビットストリームを生成し、前記(b)段階で復
号化されたテクスチャー情報と上位レイヤーのテクスチ
ャー情報との差を周波数帯域別に画質上階層構造を構成
する段階とを含むことを特徴とする空間上階層構造と画
質上階層構造とを同時に有する動映像符号化方法。 - 【請求項2】 物体の形状情報と物体内部のテクスチ
ャー情報よりなる動映像入力データを空間上階層構造と
画質上階層構造とで構成して符号化する方法において、 (a)前記形状情報と前記テクスチャー情報を各々ダウ
ンサンプリングし、最大の割合でダウンサンプリングさ
れた1つの基本レイヤーと前記基本レイヤーより小さな
割合でダウンサイジングされた1つ以上の上位レイヤー
を含む空間上階層構造を構成する段階と、 (b)基本レイヤーの形状情報及びテクスチャー情報に
対し、 (b1)前記基本レイヤーの形状情報を形状符号化する
段階と、 (b2)前記基本レイヤーのテクスチャー情報をパディ
ングし、周波数変換符号化し、量子化する段階と、 (b3)前記(b1)及び(b2)の段階から生成され
たデータを集めて可変長符号化して基本レイヤーの基本
ビットストリームを生成する段階と、 (b4)前記(b2)段階から生成されたデータを逆量
子化し、逆周波数変換して再現されたテクスチャー情報
と前記基本レイヤーのテクスチャー情報との差を求める
段階と、 (b5)前記(b4)段階の差に対して周波数変換符号
化し、各周波数別に分類してそれぞれの周波数帯域に応
じるビットストリームを生成する段階と、 (c)各上位レイヤーの形状情報及びテクスチャー情報
に対し、 (c1)前記基本レイヤーの形状情報を前記上位レイヤ
ーにアップサンプリングした形状情報と前記上位レイヤ
ーの形状情報との差を形状符号化し、可変長符号化して
上位レイヤーの基本ビットストリームを生成する段階
と、 (c2)前記(b4)段階で再現されたテクスチャー情
報を前記上位レイヤーにアップサンプリング及びパディ
ングしたテクスチャー情報と前記上位レイヤーのテクス
チャー情報との差を求める段階と、 (c3)前記(c2)段階の差に対して周波数変換符号
化し、各周波数別に分類してそれぞれの周波数帯域に応
じるビットストリームを生成する段階とを含むことを特
徴とする空間上階層構造と画質上階層構造とを同時に有
する動映像符号化方法。 - 【請求項3】 前記(b1)段階及び前記(b2)段階
の形状情報符号化は隔走査線方式を用いた階層的形状情
報符号化であることを特徴とする請求項2に記載の空間
上階層構造と画質上階層構造とを同時に有する動映像符
号化方法。 - 【請求項4】 前記周波数変換符号化は離散コサイン変
換であることを特徴とする請求項2に記載の空間上階層
構造と画質上階層構造とを同時に有する動映像符号化方
法。 - 【請求項5】 前記周波数変換符号化は離散ウェーブレ
ット変換であることを特徴とする請求項2に記載に記載
の空間上階層構造と画質上階層構造とを同時に有する動
映像符号化方法。 - 【請求項6】 前記(b5)段階及び前記(c3)段階
は各々、 差の輝度信号に対しては、N×N画素大きさの主ブロッ
クに分割し、各主ブロックを4個の副ブロックに分割
し、各副ブロック単位に離散コサイン変換された輝度信
号を所定数の帯域別に分割し、 輝度信号の各主ブロックに対応する色度信号に対して
は、各々(N/2)×(N/2)大きさのブロックに分
割し、各ブロック単位に離散コサインに変換された色度
信号を所定数の帯域別に分割し、 各帯域別に離散コサイン変換された輝度信号と離散コサ
イン変換された色度信号とを再び組み合わせる帯域別再
組み合わせを行って画質上の階層に構成することを特徴
とする請求項4に記載の空間上階層構造と画質上階層構
造とを同時に有する動映像符号化方法。ここで前記Nは
2より大きな所定の整数である。 - 【請求項7】 前記帯域別再組み合わせは前記輝度信号
の主ブロック単位に行われることを特徴とする請求項6
に記載の空間上階層構造と賀詞上階層構造とを同時に有
する動映像符号化方法。 - 【請求項8】 前記帯域別再組み合わせは映像全体単位
に行われることを特徴とする請求項6に記載の空間上階
層構造と画質上階層構造とを同時に有する動映像符号化
方法。 - 【請求項9】 帯域別再組み合わせされた画質上の各階
層は所定の方式により再び符号化されることを特徴とす
る請求項6に記載の空間上階層構造と画質上階層構造と
を同時に有する動映像符号化方法。 - 【請求項10】 形状情報の存する副ブロックまたはブ
ロックに対してのみ離散コサイン変換し、形状情報のな
い副ブロックまたはブロックに対しては離散コサイン変
換しないことを特徴とする請求項6に記載の空間上階層
構造と画質上階層構造とを同時に有する動映像符号化方
法。 - 【請求項11】 物体の形状情報と物体内部のテクスチ
ャー情報よりなる動映像入力データを空間上階層構造と
画質上階層構造とで構成して符号化する装置において、 前記形状情報と前記テクスチャー情報とを各々ダウンサ
ンプリングし、最大の割合でダウンサイジングされた1
つの基本レイヤーと前記基本レイヤーより小さな割合で
ダウンサイジングされた1つ以上の上位レイヤーを含む
空間上階層構造を構成するダウンサンプリング部と、 前記基本レイヤーの形状情報を形状符号化する第1形状
符号化部と、前記基本レイヤーのテクスチャー情報をパ
ディングし、周波数変換符号化し、量子化するテクスチ
ャー符号化部と、前記第1形状符号化部及びテクスチャ
ー符号化部から出力されたデータを集めて可変長符号化
して基本レイヤーの基本ビットストリームを生成する第
1可変長符号化部と、前記テクスチャー符号化部から出
力されたデータを逆量子化し、逆周波数変換してテクス
チャー情報を再生するテクスチャー復号化部と、前記テ
クスチャー復号化部により再生されたテクスチャー情報
と前記基本レイヤーのテクスチャー情報の差を生成する
第1差映像生成部と、前記第1差映像生成部により生成
された差を周波数変換符号化し、各周波数別に分類して
それぞれの周波数帯域に応じるビットストリームを生成
する第1画質上階層構造生成部を具備した基本レイヤー
符号化部と、 前記基本レイヤーの形状情報を前記上位レイヤーにアッ
プサンプリングし、前記テクスチャー復号化により再生
されたテクスチャー情報を前記上位レイヤーにアップサ
ンプリングするアップサンプリング部と、アップサンプ
リングされた形状情報と前記上位レイヤーの形状情報と
の差うぃ形状情報符号化する第2形状符号化部と、前記
第2形状符号化部の出力データを可変長符号化して上位
レイヤー基本ビットストリームを生成する第2可変長符
号化部と、アップサンプリング部の出力データをパディ
ングしたテクスチャー情報と前記上位レイヤーのテクス
チャー情報との差を求める第2差映像生成部と、前記第
2差映像生成部により生成された差を周波数変換符号化
し、各周波数別に分類してそれぞれの周波数帯域に応じ
るビットストリームを生成する第2画質上階層構造生成
部とを具備した1つ以上の上位レイヤー符号化部とを含
むことを特徴とする空間上階層構造と画質上階層構造と
を同時に有する動映像符号化装置。 - 【請求項12】 前記第1形状符号化部及び前記第2形
状符号化部は隔走査線方式を用いた階層的形状情報符号
化であることを特徴とする請求項11に記載の空間上階
層構造と画質上階層構造とを同時に有する動映像符号化
装置。 - 【請求項13】 前記テクスチャー符号化部、前記第1
画質上階層構造生成部及び前記第2画質上階層構造生成
部は各々離散コサイン変換器を具備することを特徴とす
る請求項11に記載の空間上階層構造と画質上階層構造
とを同時に有する動映像符号化装置。 - 【請求項14】 前記テクスチャー符号化部、前記第1
画質上階層構造生成部及び前記第2画質上階層構造生成
部は各々離散ウェーブレット変換器を具備することを特
徴とする請求項11に記載の空間上階層構造と画質上階
層構造とを同時に有する動映像符号化装置。 - 【請求項15】 前記第1画質上階層構造生成部および
前記第2画質上階層構造生成部は各々、 差の輝度信号に対しては、N×N大きさ単位の主ブロッ
クに分割し、各主ブロックを4個の副ブロックに分割
し、各副ブロック単位に離散コサイン変換された輝度信
号を所定数の帯域別に分割し、 輝度信号の各主ブロックに対応する色度信号に対して
は、各々(N/2)×(N/2)大きさのブロックに分
割し、各ブロック単位に離散コサイン変換された色度信
号を所定数の帯域別に分割し、 各帯域別に離散コサイン変換された輝度信号と離散コサ
イン変換された色度信号とを再び組み合わせる再組み合
わせを行って画質上の階層に構成することを特徴とする
請求項13に記載の空間上階層構造と画質上階層構造と
を同時に有する動映像符号化装置。ここで、前記Nは2
より大きな所定の整数である。 - 【請求項16】 前記第1画質上階層構造生成部及び前
記第2画質上階層構造生成部は各々、形状情報の存する
副ブロックまたはブロックに対してのみ離散コサイン変
換し、形状情報のない副ブロックまたはブロックに対し
ては離散コサイン変換しないことを特徴とする請求項1
5に記載の空間上階層構造と画質上階層構造とを同時に
有する動映像符号化装置。 - 【請求項17】 空間上階層構造と画質上階層構造とで
構成された符号化されたビットストリームを復号化する
方法において、 (a)前記ビットストリームを可変長復号化しながら、
基本レイヤービットストリームと1つ以上の上位レイヤ
ービットストリームに分類する段階と、 (b)前記基本レイヤービットストリームに含まれた符
号化された形状情報を形状復号化して基本レイヤーの形
状情報を生成する段階と、 (c)前記基本レイヤービットストリームに含まれた符
号化されたテクスチャー情報を逆量子化し、逆周波数変
換して前記基本レイヤーのテクスチャー情報を生成する
段階と、 (d)前記基本レイヤービットストリームに含まれた画
質上階層構造から選択されたビットストリームを順次に
逆周波数変換して前記基本レイヤーのテクスチャー情報
に加える段階と、 (e)前記1つ以上の上位レイヤーのうち選択された上
位レイヤーまでの各上位レイヤーに対し、 (e1)空間上の参照レイヤーの形状情報を前記上位レ
イヤーにアップサンプリングする段階と、 (e2)空間上の参照レイヤーに属する画質上の参照階
層のテクスチャー情報をアップサンプリングする段階
と、 (e3)前記上位レイヤービットストリームに含まれた
上位レイヤーの形状情報を形状復号化してアップサンプ
リングされた下位レイヤーの形状情報に加える段階と、 (e4)前記上位レイヤービットストリームに含まれた
画質上階層構造から選択されたビットストリームを順次
に逆周波数変換してアップサンプリングされた下位レイ
ヤーのテクスチャー情報に加える段階を順次に反復する
段階とを含むことを特徴とする空間上階層構造と画質上
階層構造とを同時に有する動映像復号化方法。 - 【請求項18】 前記(e1)段階の前に、 空間上の参照レイヤー識別子が先に復号化される段階を
さらに含むことを特徴とする請求項17に記載の空間上
階層構造と画質上階層構造とを同時に有する動映像復号
化方法。 - 【請求項19】 前記(e1)段階の前に、 画質上の参照レイヤー識別子が先に復号化される段階を
さらに含むことを特徴とする請求項18に記載の空間上
階層構造と画質上階層構造とを同時に有する動映像復号
化方法。 - 【請求項20】 前記空間上の参照レイヤーは、 前記上位レイヤーの直前下位レイヤーであることを特徴
とする請求項17に記載の空間上階層構造と画質上階層
構造とを同時に有する動映像復号化方法。 - 【請求項21】 前記画質上の参照階層は、 前記空間上の参照レイヤーに属する画質上の基本階層で
あることを特徴とする請求項20に記載の空間上階層構
造と画質上階層構造とを同時に有する動映像復号化方
法。 - 【請求項22】 前記画質上の参照階層は、 前記空間上の参照レイヤーに属する画質上の最上位階層
であることを特徴とする請求項20に記載の空間上階層
構造と画質上階層構造とを同時に有する動映像復号化方
法。 - 【請求項23】 空間上階層構造と画質上階層構造とで
構成され符号化されたビットストリームを復号化する装
置において、 前記ビットストリームを可変長復号化しながら、基本レ
イヤービットストリームと1つ以上の上位レイヤービッ
トストリームとに分類する可変長復号化部と、 前記基本レイヤービットストリームに含まれた符号化さ
れた形状情報を形状復号化して基本レイヤーの形状情報
を生成する第1形状復号化部と、前記基本レイヤービッ
トストリームに含まれた符号化されたテクスチャー情報
を逆量子化し、逆周波数変換して基本レイヤーのテクス
チャー情報を生成するテクスチャー復号化部と、前記基
本レイヤービットストリームに含まれた画質上階層構造
から選択されたビットストリームを順次に逆周波数変換
して前記基本レイヤーのテクスチャー情報に加える第1
画質上階層構造復号化部を具備した基本レイヤー復号化
部と、 空間上階層構造において前記上位レイヤーの直前下位レ
イヤーの形状情報と前記上位レイヤーの直前下位レイヤ
ーのテクスチャー情報とを前記上位レイヤーにアップサ
ンプリングするアップサンプリング部と、前記上位レイ
ヤービットストリームに含まれた上位レイヤーの形状情
報を形状復号化してアップサンプリングされた下位レイ
ヤーの形状情報に加える第2形状復号化部と、前記上位
レイヤービットストリームに含まれた画質上階層構造か
ら選択されたビットストリームを順次に逆周波数変換し
てアップサンプリングされた下位レイヤーのテクスチャ
ー情報に加える第2画質上階層構造復号化部を具備した
1つ以上の上位レイヤー復号化部とを含むことを特徴と
する空間上階層構造と画質上階層構造とを同時に有する
動映像復号化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000107536A JP2001309378A (ja) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | 空間上階層構造と画質上階層構造とを同時に有する動映像符号化/復号化方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001309378A true JP2001309378A (ja) | 2001-11-02 |
Family
ID=18620519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000107536A Pending JP2001309378A (ja) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | 空間上階層構造と画質上階層構造とを同時に有する動映像符号化/復号化方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001309378A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007525923A (ja) * | 2004-03-04 | 2007-09-06 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | ビデオストリーミングサービスのためのビデオコーディング方法、プリデコーディング方法、ビデオデコーディング方法、及びその装置と、イメージフィルタリング方法 |
JP2007525924A (ja) * | 2004-03-04 | 2007-09-06 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | ビデオストリーミングサービスのためのビデオコーディング方法とビデオエンコーディングシステム、及びビデオデコーディング方法とビデオデコーディングシステム |
-
2000
- 2000-04-10 JP JP2000107536A patent/JP2001309378A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007525923A (ja) * | 2004-03-04 | 2007-09-06 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | ビデオストリーミングサービスのためのビデオコーディング方法、プリデコーディング方法、ビデオデコーディング方法、及びその装置と、イメージフィルタリング方法 |
JP2007525924A (ja) * | 2004-03-04 | 2007-09-06 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | ビデオストリーミングサービスのためのビデオコーディング方法とビデオエンコーディングシステム、及びビデオデコーディング方法とビデオデコーディングシステム |
US8331434B2 (en) | 2004-03-04 | 2012-12-11 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for video coding, predecoding, and video decoding for video streaming service, and image filtering method |
US8929436B2 (en) | 2004-03-04 | 2015-01-06 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for video coding, predecoding, and video decoding for video streaming service, and image filtering method |
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