JP2001306584A - 書籍などの検索を支援する知識検索サービス方法および装置 - Google Patents

書籍などの検索を支援する知識検索サービス方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】単語の羅列ではなく、意味のある文章を読みな
がら、入力キーワードと関連を保ちつつ異なる検索がで
き、蔵書検索のように目的の想定が困難である検索にも
利用可能な質問拡張や検索ナビゲーションを提供する。 【解決手段】従来型の図書館サービスシステムと、従来
型の事典検索システムにおいて、知識リンク抽出手段、
知識リンクデータベース記憶手段、知識リンク埋め込み
手段、蔵書リンク作成手段、蔵書リンクデータベース記
憶手段、蔵書リンク埋め込み手段、知識検索サーバCG
Iを付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報検索技術および
検索ナビゲーション技術に係り、とくに図書館あるいは
書店などにおける出版メディアの検索に好適な知識検索
サービス方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図書館などにおける蔵書検索シス
テムや情報検索システムにおいては、所望とする検索に
ふさわしいキーワードを、利用者が必ずしも適切に選択
あるいは入力することができないという問題点があっ
た。この問題点に対しては、シソーラスによる質問拡張
技術や、検索ナビゲーション技術で対処することが行わ
れている。
【0003】上記シソーラスによる質問拡張技術は、あ
らかじめ意味的に類似関係のある単語を関連付けたデー
タであるシソーラスを作成しておき、利用者が入力した
キーワードと関連のある単語をキーワードに追加あるい
は変更するものである。シソーラスから問い合わせのた
めのキーワードを追加または変更するとき、その候補と
なる単語を一覧表あるいは図形的に関連付けて配置して
利用者に選択させることが行われている。
【0004】検索ナビゲーション技術は、検索対象のデ
ータベースのドメインを限定し、また利用者の目的を想
定して、この想定のもとに検索の絞り込みのための検索
メニューを用意したり、多数の利用者による検索履歴を
統計的に処理して検索結果の一覧における優先順位の計
算を行うランキングなどが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記シソー
ラスによる質問拡張の有効性はシソーラスの品質に依存
する。単語の意味的な類似関係は、その判断基準が検索
対象のデータベースのドメインと利用者の目的によって
変化するものである。したがって質のよいシソーラスを
あらかじめ作成することが難しいという問題点がある。
【0006】また、質問拡張技術において追加、変更す
るキーワードの候補を提示する際も、必ずしも所望とす
る検索にマッチしたキーワードばかりではなく、所望と
する検索とは関連の薄いさまざまな単語を含む言葉の羅
列となり、利用者にとってはその選択のために脈絡のな
い多数の単語を読まなくてはならないという問題点があ
る。
【0007】検索ナビゲーション技術は、検索対象デー
タベースのドメインの限定方法が特定の範疇の商品であ
る場合や、利用者の目的が流行情報の検索である場合な
ど、目的を想定しやすい情報検索である場合には、検索
メニューの設計が有効であることもあるが、その他の場
合にはこのような想定ができないという問題点がある。
ランキングは、結局のところ、流行情報の提示に過ぎな
いという問題点がある。
【0008】本発明の目的は、上記問題点を解決し、図
書館などでの蔵書検索のように、内容や検索目的の想定
が困難である場合にも、汎用的に検索支援が可能な知識
検索サービス方法および装置を提供することにある。す
なわち、単語の羅列ではなく、意味のある文章を読みな
がら、初めに入力したキーワードと関連を保ちつつ、異
なる知識データベースから所望の検索を行う方法および
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は、書
籍などの検索サービスにおいて、多数の書籍などの属性
値(書名、著者、分類番号、出版社など)をデータベー
ス化した蔵書データベースと、例えば百科事典のよう
な、語彙または名称とその語彙または名称に対する説明
文を対として集積した事典データベースを用い、上記書
籍などの属性値と事典データベースのレコードとの間に
リンクを形成することで、上記書籍などの検索を支援す
ることによって達成される。
【0010】また、本発明の目的は、WWWサーバ手段
と、クライアント手段と、蔵書データベース記憶手段
と、事典データベース記憶手段と、上記蔵書データベー
スに記憶されている書籍などの属性情報と上記事典デー
タベースに記憶されている情報の少なくとも一部にリン
クを埋め込む手段とを有してなる知識検索サービス装置
によって達成される。
【0011】ここで、上基本発明の方法または装置にお
いては、上記書籍などの著者名、出版社名などの蔵書デ
ータベースにおける属性値から事典データベースの項目
を検索するためのリンクを埋め込む。また、事典データ
ベースの項目の検索結果の中にある文献の引用部分から
蔵書データベースの項目を検索するためのリンクを埋め
込む。
【0012】また、上記事典データベースの項目の中に
ある文献の引用部分から蔵書データベースの項目を検索
するためのリンクを埋め込む際には、その引用部分が示
す蔵書データが蔵書データベースに記憶されていること
を確認した上でリンクを埋め込む処理を行う。
【0013】より具体的には、上述の検索サービス装置
はWWWサーバ手段、クライアント手段、従来型図書館
サービスデータベース記憶手段、蔵書データベース記憶
手段、従来型図書館サーバ手段からなる従来型の図書館
サービスシステムと、事典テキストデータベース記憶手
段、事典検索サーバ手段からなる従来型の事典検索シス
テムにおいて、知識リンク抽出手段、知識リンクデータ
ベース記憶手段、知識リンク埋め込み手段、蔵書リンク
作成手段、蔵書リンクデータベース記憶手段、蔵書リン
ク埋め込み手段、知識検索サーバCGIを付加すること
により構成される。
【0014】ここで、本発明でいう上記「書籍など」と
は、必ずしも書籍のように紙に印刷された出版物に限る
ものではなく、テキスト文書、音楽、映像、動画などの
情報コンテント自体および/または上記情報コンテント
を記憶し蓄積する媒体(メディア)を指す。
【0015】また、本発明でいう「図書館など」とは、
多数の情報コンテントおよび/またはその媒体(すなわ
ち上記書籍など)を蓄積し、利用者に当該情報コンテン
トおよび/またはその媒体を提供する図書館、書店、レ
コード店、レンタルビデオ・CD・DVD店、オンライ
ン音楽配信サイトなどをも含めて指す。
【0016】また、上記蔵書データベースとは、本発明
では上記図書館などが蓄積した上記書籍などを管理する
ためのデータベースを指し、書籍などの属性値、すなわ
ちタイトル、著者名などで検索できる機能を持つデータ
ベースをいう。
【0017】また、上記事典データベースとは、百科事
典や様々な専門分野ごとの事典などのように、見出しと
なる多数の語彙または名称とその語彙または名称の説明
文が対となったデータを集積したデータベースを指し、
見出しとなる言葉や、その説明の文章に現れる言葉を検
索できる機能を持つものをいう。
【0018】
【発明の実施の形態】以下では、本発明を図書館におけ
る蔵書検索サービスに利用する例を中心に実施例を説明
する。
【0019】図2は本発明の一実施例になる書籍などの
知識検索サービス装置の構成を示すブロック図である。
図において、2001はクライアント手段、2002は
WWWサーバ手段、2003は知識検索サーバCGI手
段、2004は蔵書リンク埋め込み手段、2005は蔵
書リンクデータベース(DB)記憶手段、2006は事
典検索サーバ手段、2007は事典テキストデータベー
ス記憶手段、2008は蔵書リンク作成手段、2009
は知識リンク抽出手段、2010は知識リンク埋め込み
手段、2011は知識リンクデータベース記憶手段、2
012は従来型図書館サーバ手段、2013は蔵書デー
タベース記憶手段、2014は従来型図書館サービスデ
ータベース記憶手段である。
【0020】上記の構成において、クライアント手段2
001およびWWWサーバ手段2002は公知の従来技
術を使用できる。すなわち、エンドユーザがクライアン
ト手段2001を操作すると、クライアント手段200
1はその操作に対応したリンクを表すURL(Unif
orm Resource Locator)をWWW
サーバ手段2002に送り、WWWサーバ手段2002
はこの要求を取得して、要求の内容に応じた応答をクラ
イアント手段2001に送信する。クライアント手段2
001は、WWWサーバ手段2002から応答を取得
し、その応答にしたがって画面を表示する。
【0021】ここで、URLとは、WWWにおいてリン
クを表現するために使用される記述形式で、WWWサー
バにおけるファイル名や、DB検索のための検索条件な
どを記述することができ、インターネットで自由に参照
することができる。
【0022】これらクライアント手段2001およびW
WWサーバ手段2002を構成するハードウエアは、中
央演算処理装置、主メモリ、データおよびソフトウェア
を格納する大容量磁気ディスク、入出力デバイスなどか
らなる通常のコンピュータによって構成できる。
【0023】また、上記構成において、従来型図書館サ
ービスデータベース記憶手段2014、蔵書データベー
ス記憶手段2013および従来型図書館サーバ手段20
12は、従来型の図書館サービスシステムあるいは書店
での書籍案内システムなどがこれに相当し、図書館など
においては蔵書データベースおよび書籍などの配架位
置、貸出・返却記録、出版社などを検索できる従来型図
書館サービスデータベースを利用して利用者に書籍など
を提供する手段である。
【0024】本実施例では、エンドユーザがクライアン
ト手段2001を操作して、蔵書検索を表すリンクを選
択した場合、従来型図書館サーバ手段2012は、WW
Wサーバ手段を介して蔵書検索要求を表すURLを受け
取り、蔵書データベース記憶手段2013に記憶されて
いる蔵書データベースを検索し、その検索結果をWWW
サーバ手段を介してクライアント手段2001に送信す
る。また、エンドユーザがクライアント手段2001を
操作して、従来型図書館サービスを表すリンクを選択し
た場合、従来型図書館サーバ手段2012は、WWWサ
ーバ手段を介して従来型図書館サービスを表すURLを
受け取り、従来型図書館サービスデータベース記憶手段
2014に記憶されている従来型図書館サービスデータ
ベースを検索し、その検索結果をWWWサーバ手段を介
してクライアント手段2001に送信する。
【0025】事典テキストデータベース記憶手段200
7、事典検索サーバ手段2006は、いずれも従来知ら
れている技術を利用することができる。すなわち、エン
ドユーザがクライアント手段2001を操作して、知識
検索を表すリンクを選択した場合、事典検索サーバ手段
2006は、WWWサーバ手段を介して知識検索を表す
URLを受け取り、事典テキストデータベース記憶手段
2007に記憶されている事典テキストデータベースを
検索し、その検索結果をWWWサーバ手段2002を介
してクライアント手段2001に送信する。
【0026】上記の事典としては、百科事典を用いるこ
とで、広範な分野の書籍に対応することができる。ま
た、専門分野の書籍検索には分野を限定した専門事典を
事典データベースとして対応させることもできる。
【0027】また、上記CGI(Common Gat
eway Interface)手段とは、WWWサー
バについて標準的に用意されており、WWWサーバにユ
ーザ定義プログラムを接続するためのインターフェース
である。このユーザ定義プログラム自体もCGIと呼ぶ
が、本発明では後述する図10を実行する手段を指す。
【0028】クライアント手段2001を操作するエン
ドユーザに本発明のサービスを提供する前に、蔵書リン
クデータベース記憶手段2005が記憶する蔵書リンク
データベースおよび知識リンクデータベース記憶手段2
011が記憶する知識リンクデータベースを作成する。
【0029】まず、図3に示す構造を持つマークアップ
を、事典テキストデータベース記憶手段2007が記憶
している事典テキストデータベースの各テキストに施
す。CITE3001は、文献の引用部分を囲むための
マークである。CITEで囲まれた部分において、CI
TEAUTHOR3002は文献の著者部分を囲み、C
ITETITLE3004は文献の題名部分を囲むため
のマークである。
【0030】「*」印3005は、CITEAUTHO
R3002、CITETITLE3004が、それぞれ
複数あってもよいことを示す。マークアップ対象のテキ
ストの表現上、複数の文献の著者と題名が錯綜する場合
には、それらを単一のCITEで囲み、それぞれの著
者、題名を囲むマークCITEAUTHOR、CITE
TITLEにTITLE属性3003を設けて、その属
性値によって文献ごとの著者と題名の対応を示す。
【0031】具体的にマークアップしたテキストの例を
図4に示す。見出し4001は事典テキストデータベー
スにおける見出しを示す。説明4002は、見出しに対
する説明テキストを示す。開始マーク<CITE>40
04と終了マーク</CITE>4007は、その間が
文献の引用部分であることを示し、開始マーク<CIT
ETITLE>4005と終了マーク</CITETI
TLE>4003は、その間の「心」4006が引用文
献の題名であることを示す。このマークアップの実施手
段は、自動的な作業あるいは、人手による作業によって
実施する。
【0032】次に、マークアップされたテキストを記憶
している事典テキストデータベース記憶手段2007に
対して知識リンク抽出手段2009が図8に示すフロー
にしたがって図5に例を示す内容の知識リンクデータベ
ースを作成し、知識リンクデータベース記憶手段201
1に記憶する。
【0033】図5に示すように、知識リンクデータベー
ス記憶手段2011が記憶する知識リンクデータベース
の各レコードは、3個のフィールド、すなわちインデッ
クスフィールド5001、タイプフィールド5002、
知識リンクフィールド5003から構成される。
【0034】知識リンクフィールド5003の値である
知識リンクは、KBK属性、TITLE属性、AUTH
OR属性の”&”結合で表現する。ここで、上記各属性
は、本発明において以下のように定義される。
【0035】上記KBK(Knowledge Bas
e Key)属性は本発明で独自に定義したもので、事
典の見出し語を値としている。その使用目的の一つは、
知識リンクデータベースにおけるTITLE属性および
AUTHOR属性と共に、知識リンク選択ステップ12
010(図12)においてリンクを選択するために使用
することにある。二つ目の使用目的は、事典検索サーバ
による検索および検索結果受取りステップ11002
(図11)において、要求に含まれるKBK属性の値を
検索キーとして、事典検索サーバ手段2006に渡し
て、事典テキストデータベース記憶手段2007が記憶
している事典を検索し、その検索結果である見出しと説
明テキストを事典検索サーバ手段2006から受け取る
ために使用することにある。
【0036】上記TITLE属性には三種類がある。第
1のTITLE属性は、事典の説明の文章に付けるCI
TEタグに囲まれたタグであるCITETITLEタ
グ、CITEAUTHORタグのTITLE属性300
3である。第2のTITLE属性は、知識リンクデータ
ベースにおける知識リンクフィールド5003のTIT
LE属性である。この定義は図8で後述するが、CIT
EバッファのCITETITLEフィールドの文字列、
すなわち事典の説明の文章でCITETITLEで囲ま
れた文字列を値とする属性である。第3のTITLE属
性は、蔵書リンクデータベースにおける蔵書リンクフィ
ールド7003(図7)のTITLE属性である。その
定義は図9で後述するが、事典の説明文章の中のCIT
ETITLEで囲まれた文字列(知識リンクのTITL
E属性の値)か、あるいは事典の見出しの文字列が値と
なる。
【0037】上記TITLE属性と対になるAUTHO
R属性も同様に、CITEAUTHORタグに囲まれた
文字列を属性値とする。
【0038】上記知識リンクデータベースにおけるTI
TLE属性およびAUTHOR属性は、知識リンク選択
ステップ12010(図12)においてリンクを選択す
るために使用される。また、上記蔵書リンクフィールド
7003のTITLE属性およびAUTHOR属性は、
従来型図書検索および知識リンク埋め込みステップ10
006で、蔵書データベースを従来型図書館サーバ手段
2012によって検索するために使用される。
【0039】次に、知識リンクの作成過程を図8によっ
て詳しく説明する。全見出し処理済判定ステップ800
1で、事典テキストデータベース記憶手段2007に記
憶している事典テキストデータベースの全ての見出しを
処理したか否かを判定する。未処理の見出しがある場合
には、読み込みステップ8002で未処理の見出しとそ
の下の説明テキストを読み込む。
【0040】次の知識リンク出力ステップ8003で
は、知識リンクを知識リンクデータベース記憶手段20
11に出力する。このステップでは、事典テキストデー
タベースの読み込んだ見出し語をインデックスフィール
ド5001の値とし、タイプフィールド5002の値を
「見出し」とし、知識リンクフィールド5003の値で
はKBK属性の値を見出しの語とする。
【0041】例えば、読み込んだ見出しと説明テキスト
が図4に示したものである場合、インデックスフィール
ド5001は、「夏目漱石」、知識リンクフィールド5
003は、「KBK=”夏目漱石”」5005となる。
同一のインデックスおよびタイプの知識リンクが既に記
憶されている場合は、既にある知識リンクの末尾にカン
マで区切って追加する。このカンマで区切る例を知識リ
ンク5006の「,」5004に示す。
【0042】次のマークアップ解析ステップ8004で
は、テキスト中のマーク、すなわち「<CITE>」、
「</CITE>」、「<CITEAUTHOR>」、
「</CITEAUTHOR>」、「<CITETIT
LE>」、「</CITETITLE>」と、これらの
マークの間のテキスト部分を識別し、これらの識別した
マーク部分とテキスト部分を読み込んだデータ内におけ
る出現の順にならべたマークアップリストを作成する。
このマークアップリストでは、マーク部分およびテキス
ト部分をマークアップと呼ぶ。
【0043】次のステップ8005で、マークアップリ
ストの先頭のマークアップに注目する。次の全マークア
ップ処理済判定ステップ8006で、マークアップリス
トの全てのマークアップが処理済かどうかを判定し、処
理済であれば、全見出し処理済判定ステップ8001に
戻り、事典テキストデータベースの未処理の見出しの処
理を続ける。全てのマークアップが処理済でない場合に
は<CITE>判定ステップ8007に進む。
【0044】<CITE>判定ステップ8007で、注
目マークアップが「<CITE>」であれば、CITE
バッファクリアステップ8012にて、CITEバッフ
ァをクリアする。
【0045】CITEバッファは、図6に示すように複
数のレコードを持ち、各レコードは3個のフィールド、
すなわち、TITLEid6001、CITEAUTH
OR6002、CITETITLE6003を持つ。C
ITEバッファクリアステップ8012ではこの内容を
クリアする。
【0046】<CITE>判定ステップ8007で、注
目マークアップが「<CITE>」でなければ、次の<
/CITE>判定ステップ8008に進む。</CIT
E>判定ステップ8008で、注目マークアップが「<
/CITE>」であれば、CITEバッファ出力ステッ
プ8013で知識バッファの内容を知識リンクとして知
識リンクデータベース記憶手段2011に出力する。
【0047】このCITEバッファ出力ステップ801
3では、まずCITEバッファにおいてTITLEid
の値が一致するレコードを統合する。つまり、TITL
Eidの値が一致するレコードが2個以上あり、その内
の1個のレコードのCITEAUTHORフィールドま
たはCITETITLEフィールドが空であれば、それ
ぞれ対応するフィールドが空でないレコードから対応す
るフィールドの値を複写する。その後、対応するフィー
ルドの値がすべて一致するレコードを統合する。この状
態のCITEバッファから、知識リンクデータベースの
一つのレコードを作成して知識リンクデータベース記憶
手段2011に出力する。
【0048】その詳細は、次の通りである。知識リンク
フィールド5003のTITLE属性の値およびAUT
HOR属性の値を、それぞれCITEバッファのCIT
ETITLEの値、CITEAUTHORの値とする。
CITEバッファのCITETITLEあるいはCIT
EAUTHORの値がない、すなわち空である場合に
は、それぞれ対応する属性は省略する。さらに、見出し
の語を知識リンクフィールド5003のKBK属性の値
とする。
【0049】そして、タイプフィールド5002は「書
誌」として、CITETITLEの値があれば、それを
インデックスフィールド5001とした知識リンクデー
タベースの一つのレコードを出力する。同時にCITE
AUTHORの値があればそれをインデックスフィール
ド5001とした知識リンクデータベースの一つのレコ
ードを出力する。すなわち、CITETITLEとCI
TEAUTHORの両方があれば、2個のレコードを出
力する。
【0050】このとき、同一のインデックスフィールド
5001および同一のタイプフィールド5002のレコ
ードが既に記憶されている場合は、そのレコードの知識
リンクフィールド5003の末尾にカンマで区切って追
加する。このカンマで区切る例を図5の「,」5004
に示す。
【0051】例えば、「<CITE>」4004および
「</CITE>」4007で示すマークアップで囲ま
れた部分については、CITEバッファの内容は600
4に示すものとなり、この結果、知識リンクは「,」5
004の左側の部分である。また、「<CITE>」4
008および「</CITE>」4009で示すマーク
アップで囲まれた部分については、知識リンクは500
7および5008に示すものとなる。
【0052】</CITE>判定ステップ8008で、
注目マークアップが「</CITE>」でなければ、次
の<CITEAUTHOR>判定ステップ8009に進
む。<CITEAUTHOR>判定ステップ8009で
注目マークアップが「<CITEAUTHOR>」であ
れば、CITEバッファ入力ステップ8014に進む。
このCITEバッファ入力ステップ8014では、注目
マークアップの次のマークアップから、その後方にある
マークアップ「</CITEAUTHOR>」の直前ま
でのマークアップのテキストを取り出して、CITEバ
ッファのCITEAUTHORフィールドとし、<CI
TEAUTHOR>マークアップのTITLE属性の値
をTITLEidフィールドとしたレコードを追加す
る。
【0053】このとき、引用符や空白、改行などを削除
する。また、TITLE属性がなければTITLEid
フィールドは空とする。そして次の</CITEAUT
HOR>注目ステップ8015で、注目マークアップで
ある「<CITEAUTHOR>」の後方のマークアッ
プ「</CITEAUTHOR>」に注目する。
【0054】<CITEAUTHOR>判定ステップ8
009で注目マークアップが「<CITEAUTHOR
>」でなければ、<CITETITLE>判定ステップ
8010に進む。
【0055】<CITETITLE>判定ステップ80
10で注目マークアップが「<CITETITLE>」
であれば、CITEバッファ入力ステップ8016に進
む。このCITEバッファ入力ステップ8016では、
注目マークアップの次のマークアップから、その後方に
あるマークアップ「</CITETITLE>」の直前
までのマークアップのテキストを取り出して、CITE
バッファのCITETITLEフィールドとし、TIT
LE属性の値をTITLEidフィールドとしたレコー
ドを追加する。このとき、引用符や空白、改行などを削
除する。
【0056】また、TITLE属性が無ければTITL
Eidフィールドは空とする。そして次の</CITE
TITLE>注目ステップ8017で、注目マークアッ
プである「<CITETITLE>」の後方のマークア
ップ「</CITETITLE>」に注目する。
【0057】<CITETITLE>判定ステップ80
10で注目マークアップが「<CITETITLE>」
ではない場合およびCITEバッファクリアステップ8
012、CITEバッファ出力ステップ8013、</
CITEAUTHOR>注目ステップ8015、</C
ITETITLE>注目ステップ8017の次は、次マ
ークアップ注目ステップ8011で、現在の注目マーク
アップの次のマークアップに注目し、全マークアップ処
理済判定ステップ8006以下の処理を繰り返す。
【0058】以上のようにして、知識リンク抽出手段2
009が、図5に示す知識リンクデータベースを作成
し、これを知識リンクデータベース記憶手段2011に
記憶させる。
【0059】次に、蔵書リンクデータベース作成手段2
008が、知識リンクデータベース記憶手段2011に
記憶されている知識リンクデータベースと、蔵書データ
ベース記憶手段2013に記憶されている蔵書データベ
ースとから、図9に示すフローにしたがって図7に示す
形式の蔵書リンクデータベースを作成して、蔵書リンク
データベース記憶手段2005にこれを記憶させる。
【0060】図7のように、蔵書リンクデータベース記
憶手段2005の各レコードは、3個のフィールド、す
なわち、見出しインデックスフィールド7001、イン
デックスフィールド7002、蔵書リンクフィールド7
003から構成される。蔵書リンクフィールド7003
の内容は、TITLE属性とAUTHOR属性の”&”
結合で表現する。
【0061】図9のフローにしたがって、この蔵書リン
クデータベースの作成過程を詳しく説明する。知識リン
クデータベース記憶手段2011に記憶されている知識
リンクデータベースの全てのレコードを処理したかどう
かを、全レコード処理済判定ステップ9001で判定す
る。未処理のレコードがあれば全レコード処理済判定ス
テップ9001から知識リンクレコード読み込みステッ
プ9002に進み、知識リンクデータベースの1レコー
ドを読み込む。レコードのタイプフィールド5002が
「書誌」でなければ、全レコード処理済判定ステップ9
001に進み、次のレコードの処理に進む。
【0062】判定ステップ9003で、読み込んだレコ
ードのタイプフィールド5002が「書誌」であれば、
次の先頭リンク注目ステップ9004に進み、読み込ん
だレコード中の先頭の知識リンクに注目する。これは1
個のレコードの知識リンクフィールド5003の内容に
カンマ5004に示す区切り文字で複数の知識リンクが
ある場合に、その先頭のリンクに注目する。カンマがな
ければ、知識リンクフィールド5003全体を1個の知
識リンクとして注目する。
【0063】次の全リンク処理済判定ステップ9005
で、知識リンクフィールド5003にある全てのリンク
を処理したかどうかを判定する。処理済であれば、全レ
コード処理済判定ステップ9001に進み、次のレコー
ドを処理する。
【0064】処理済でなければ蔵書データベース検索1
ステップ9006に進み、注目中の知識リンクのAUT
HOR属性の値をAUTHORキー、およびTITLE
属性の値をTITLEキーにして、蔵書データベース記
憶手段2013に記憶している蔵書データベースを検索
する。ここで、AUTHORキー、TITLEキーとは
蔵書データベースを検索するための検索キーである。A
UTHOR属性、あるいはTITLE属性がない場合
は、存在する値だけを検索キーとする。
【0065】次の検索結果判定ステップ9007で、検
索結果が唯一であれば、蔵書リンクデータベース出力ス
テップ9015へ進む。
【0066】蔵書リンク出力ステップ9015では、T
ITLEキーを蔵書リンクフィールド7003のTIT
LE属性の値、AUTHORキーをAUTHOR属性の
値とし、注目中の知識リンクのKBK属性の値を見出し
インデックスフィールド7001の値とする。そして、
注目中のレコードのTITLE属性があれば、それをイ
ンデックスフィールド7002とする蔵書リンクデータ
ベースレコードを蔵書リンクデータベース記憶手段20
05に記憶する。
【0067】また、注目中の知識リンクにAUTHOR
属性があれば、それをインデックスフィールド2002
とした蔵書リンクデータベースレコードを蔵書リンクデ
ータベース記憶手段2005に記憶する。すなわち、知
識リンクにAUTHOR属性とTITLE属性の両方が
あれば、インデックスフィールド7002のみが異な
り、見出しインデックスフィールド7001および蔵書
リンクフィールド7003が同じ蔵書リンクデータベー
スのレコードを2個記憶する。
【0068】検索結果判定ステップ9007で検索結果
が唯一でない場合には、次の蔵書データベース検索2ス
テップ9008に進む。蔵書データベース検索2ステッ
プ9008では、注目中の知識リンクのKBK属性値を
AUTHORキーとして検索キーに追加し、蔵書データ
ベースを検索する。この検索結果が唯一であれば、次の
検索結果判定ステップ9009を経て蔵書リンクデータ
ベース出力ステップ9015に進む。
【0069】検索結果判定ステップ9009で、検索結
果が唯一でなければ、次の蔵書データベース検索3ステ
ップ9010に進む。蔵書データベース検索3ステップ
9010では、前の蔵書データベース検索2ステップ9
008で検索キーに追加したAUTHORキーを検索キ
ーから削除して、注目中の知識リンクのKBK属性値を
TITLEキーとして検索キーに追加し、蔵書データベ
ースを検索する。この検索結果が唯一であれば、次の検
索結果判定ステップ9011を経て、蔵書リンクデータ
ベース出力ステップ9015に進む。
【0070】検索結果判定ステップ9011で検索結果
が唯一ではない場合には、次の検索キー選択ステップ9
012に進む。検索キー選択ステップ9012では、前
の蔵書データベース検索1ステップ9006、蔵書デー
タベース検索2ステップ9008、蔵書データベース検
索3ステップ9010の検索キーのうち、検索結果のよ
い、すなわち検索に成功し、かつ検索結果の件数が最小
であったものの検索キーを採用する。この検索キーの選
択に成功した場合は、次の検索キー選択判定ステップ9
013を経て、蔵書リンクデータベース出力ステップ9
015に進む。
【0071】検索キーの選択に失敗した場合は判定ステ
ップ9013を経て次リンク注目ステップ9014に進
む。また、蔵書リンクデータベース出力ステップ901
5の次には次リンク注目ステップ9014に進む。この
次リンク注目ステップ9014では、知識リンクフィー
ルド5003の中の注目しているリンクの次のリンクに
注目する。そして、全リンク処理済判定ステップ900
5に進む。
【0072】読み込んだ知識リンクデータベースのレコ
ードの知識リンクフィールド5003中の全ての知識リ
ンクを処理したら、全リンク処理済判定ステップ900
5から全レコード処理済判定ステップ9001に進み、
知識リンクデータベース中の次のレコードの処理を行
う。
【0073】この処理の結果、例えば、知識リンクのレ
コード5006の内のカンマ5004の左側の知識リン
クからは7004に示す内容の蔵書リンクを作成する。
【0074】以上で、蔵書リンクデータベース記憶手段
2005が記憶する蔵書リンクデータベースの作成過程
の説明を終わる。
【0075】次に、クライアント手段2001を操作す
るエンドユーザに提供する本発明のサービスを説明す
る。図1にクライアント手段の表示出力画面の遷移の一
例を示す。
【0076】エンドユーザがクライアント手段2001
を操作すると、クライアント手段2001はその操作に
対応したリンクを表すURLをWWWサーバ手段200
2に送る。WWWサーバ手段2002は、この要求を取
得して知識検索サーバCGI手段2003に送信する。
【0077】知識検索サーバCGI手段2003は、図
10に示すフローにしたがって作用し、応答を返送す
る。WWWサーバ手段2002は、知識検索サーバCG
I手段2003の応答を取得して、クライアント手段2
001に送信する。そしてクライアント手段2001
は、WWWサーバ手段2002から応答を取得し、その
応答にしたがって画面、すなわち図1に示すキーワード
入力画面1001、知識検索結果一覧画面1004、蔵
書検索結果一覧画面1006、書誌情報画面1011、
従来図書館サービス画面1012のいずれか1画面また
は複数画面を表示する。
【0078】これらの各画面の遷移について、順番に説
明する。エンドユーザがクライアント手段2001を操
作して図書館サービスの入り口画面を要求すると、それ
に対応するURLがその要求としてWWWサーバ手段2
002に送られる。この要求は、さらに知識検索サーバ
CGI手段2003に送られる。
【0079】知識検索サーバCGI手段2003は、図
10に示すように、WWWサーバ要求受取りステップ1
0001でその要求を受取り、その要求が入り口画の要
求である場合には、入口画面要求判定ステップ1000
2を経て、入り口画面データ返送ステップ10005で
入り口画面データを返送する。
【0080】この結果、キーワード入力画面1001を
クライアント手段2001が表示する。この画面は、蔵
書検索リンク1002および知識検索リンク1003を
持つ。
【0081】蔵書検索リンク1002は、従来型の蔵書
検索のためのリンクであり、エンドユーザによって入力
されたキーワードを従来型図書館サーバ手段2012で
解釈可能な形式でURLに取り込む。知識検索リンク1
003は、エンドユーザによって入力されたキーワード
をKBK属性の値としてURLに取り込む。
【0082】ここで、エンドユーザがクライアント手段
2001を操作してキーワードを入力した上で知識検索
リンク1003を選択した場合、そのキーワードがKB
K属性の値として取り込まれたURLがWWWサーバ手
段2002に要求として送られ、さらに、知識検索サー
バCGI手段2003に送られる。
【0083】知識検索サーバ手段2003では、WWW
サーバ要求受取りステップ10001でその要求を受け
取る。この要求は入り口画面要求でなく、また、KBK
属性が含まれているので、入口画面判定ステップ100
02、KBK要求判定ステップ10003を経て、事典
検索および蔵書リンク埋め込みステップ10004に進
む。
【0084】事典検索および蔵書リンク埋め込みステッ
プ10004では、蔵書リンク埋め込み手段2004に
要求を渡して、蔵書リンク埋め込み手段2004から事
典検索結果を受け取り、これをWWWサーバ手段200
2に返送する。
【0085】蔵書リンク埋め込み手段2004は、図1
1に示すフローにしたがって動作する。以下、図11の
フローを詳しく説明する。
【0086】まず、要求受取りステップ11001にお
いて要求を受け取る。次の事典検索サーバによる検索お
よび検索結果受取りステップ11002において、要求
に含まれるKBK属性の値を検索キーとして、事典検索
サーバ手段2006に渡して、事典テキストデータベー
ス記憶手段2007が記憶している事典を検索してその
検索結果である見出しと説明テキストを事典検索サーバ
手段2006から受け取る。
【0087】次のマークアップ解析ステップ11003
において、検索結果の説明テキストのマークアップを解
析する。蔵書リンクデータベース検索ステップ1100
4において、事典検索結果の見出しをキーにして、蔵書
リンクデータベースの見出しインデックスフィールド7
001が一致するレコードを検索し、インデックスフィ
ールド7002と蔵書リンクフィールド7003の対を
収集する。
【0088】次のパターンマッチステップ11005に
おいて、事典検索サーバの検索結果の、CITEAUT
HORタグ、CITETITLEタグで囲まれたテキス
トについて、蔵書リンクデータベースから収集したイン
デックスフィールド7002の内容とパターンマッチ
し、パターンマッチした個所および蔵書リンクフィール
ド7003の内容を記憶しておく。次の蔵書リンク挿入
ステップ11007において、パターンマッチした箇所
に、対応する蔵書リンクフィールド7003の内容を挿
入する。
【0089】次のCITEタグ削除ステップ11008
に進み、事典検索サーバの検索結果の、CITEタグ、
CITEAUTHORタグ、CITETITLEタグの
マークアップを削除し、この事典検索サーバの検索結果
を知識検索サーバCGI手段2003に渡す。
【0090】この検索結果が知識検索サーバCGI手段
2003、WWWサーバ手段2002を経て、クライア
ント手段2001に知識検索結果一覧画面として表示さ
れる。この表示内容は、例えば、知識検索結果一覧画面
1004に示すものである。
【0091】図11の処理により、画面1004中の下
線で示すようにリンクが挿入される。例えば1005で
示す部分には、7004に示す内容の蔵書リンクが挿入
される。ここで、エンドユーザがクライアント手段20
01を操作して、この1005で示すリンクを選択した
場合、あるいは、1002で示す蔵書検索リンクを選択
した場合は、従来型図書館サーバ手段2012を通して
従来型図書館サービスのデータを取り出し、これに知識
検索リンクを付加して、それぞれ書誌情報画面101
1、蔵書検索結果一覧画面1006を表示する。この過
程を次に説明する。
【0092】エンドユーザがクライアント手段2001
を操作してこの1005で示すリンクを選択した場合、
あるいは、1002で示す蔵書検索リンクを選択した場
合は、そのリンクを表すURLがWWWサーバ手段20
02に要求として送られ、さらに、知識検索サーバCG
I手段2003に送られる。知識検索サーバ手段200
3では、WWWサーバ要求受取りステップ10001で
その要求を受け取る。この要求は入り口画面要求でな
く、また、KBK属性が含まれていないので、入口画面
要求判定ステップ10002、KBK要求判定ステップ
10003を経て、従来図書館検索および知識リンク埋
め込みステップ10006に進む。
【0093】従来図書館検索および知識リンク埋め込み
ステップ10006では、知識リンク埋め込み手段20
10に要求を渡して、知識リンク埋め込み手段2010
から事典検索結果を受け取り、これをWWWサーバ手段
2002に返送する。
【0094】上記知識リンク埋め込み手段2010を、
図12に示すフローにしたがって説明する。要求受取り
ステップ12001において要求を受け取る。次の、従
来型図書館サーバによる検索および検索結果受取りステ
ップ12002において、要求に含まれるTITLE属
性を書籍などのタイトル、AUTHOR属性を著者名と
した検索条件によって、蔵書データベース記憶手段20
13に記憶されている蔵書データベースを従来型図書館
サーバ手段2012により検索し、その検索結果を受け
取る。
【0095】検索結果書式解析ステップ12003にお
いて上記検索結果の書式を解析し、検索値の部分を識別
する。パターンマッチステップ12004において検索
結果中の、検索値の部分に対して、知識リンクデータベ
ースのインデックスフィールド5001の内容をパター
ンマッチし、一致した箇所を記録する。パターンマッチ
先頭箇所注目ステップ12005においてパターンマッ
チした箇所のうち、先頭の箇所に注目する。
【0096】次の全箇所処理済判定ステップ12006
においてパターンマッチした箇所の全てが処理済か否か
を判定して、処理済みでなければ、タイプ調査ステップ
12007において注目箇所とパターンマッチしたイン
デックスフィールド5001のレコードのタイプフィー
ルド5002を見る。
【0097】タイプ判定ステップ12008において、
レコードのタイプフィールド5002が見出しである場
合は、知識リンク挿入ステップ12011に進む。タイ
プフィールド5002が書誌でありかつ知識リンクが唯
一である場合は、知識リンク判定ステップ12009を
経て、知識リンク挿入ステップ12011に進む。
【0098】知識リンクが唯一でない場合には、知識リ
ンク選択ステップ12010においてカンマで区切られ
た各リンクについて、AUTHOR、TITLE、KB
Kのキーワードと、WWWサーバからの要求にあるキー
ワードとを比較して、最適な知識リンクを選択した後に
知識リンク挿入ステップ12011に進む。
【0099】知識リンク選択ステップ12010では、
例えば、キーワードの比較で一致するものがある知識リ
ンクを最適なものとして選択する。一致するものがない
場合には適当に選択するものとする。
【0100】知識リンク挿入ステップ12011におい
て、パターンマッチした箇所に知識リンクを挿入する。
そして、次パターンマッチ箇所注目ステップ12012
において次のパターンマッチ箇所を注目し、判定ステッ
プ12006に進む。
【0101】全箇所処理済判定ステップ12006で、
パターンマッチした箇所の全てが処理済であれば、処理
を終了し、従来型図書館サーバの検索結果を知識検索サ
ーバCGI手段2003に渡す。
【0102】この検索結果が知識検索サーバCGI手段
2003、WWWサーバ手段2002を経て、クライア
ント手段2001に書誌情報画面、蔵書検索結果一覧画
面を表示する。この表示内容は、例えば、書誌情報画面
1011、蔵書検索結果一覧画面1006に示すもので
ある。
【0103】図12の処理により、書誌情報画面101
1中、あるいは、蔵書検索結果一覧画面1006中の下
線付きの「知識検索」で示すようにリンクが挿入され
る。例えば、知識検索リンク1007で示す部分には、
5005に示す内容の知識リンクが挿入され、知識検索
リンク1009で示す部分には、5006中の、カンマ
5004の左側の知識リンクが挿入される。
【0104】題名リンク1008および「配架場所、貸
出し案内など」リンク1010で示す下線部分は、図1
2の処理を行なわずとも従来型図書館サーバ手段201
2の検索結果に含まれているリンクである。「配架場
所、貸出し案内など」1010のリンクを選択すると、
従来型図書館サービスデータベース記憶手段2014を
検索して従来図書館型サービス画面1012を表示する
が、この過程は、上記説明と同じである。また、題名リ
ンク1008をエンドユーザが選択すると、書誌情報画
面1011を表示するが、この過程も上記説明と同じで
ある。
【0105】
【発明の効果】本発明により、図書館での蔵書検索のよ
うに内容や検索目的の想定が困難である場合にも、汎用
的に利用可能で、単語の羅列ではなく、意味のある文章
を読みながら、初めに入力したキーワードと関連を保ち
つつ、検索サービスを安価な機器構成で提供することが
できる。
【0106】また、上記実施例では、図書館における蔵
書検索を例に本発明の実施の形態を説明したが、本発明
を書店における書籍検索に応用したり、インターネット
のウェブ上での検索に応用することもできる。
【0107】また、通常の書籍検索に限らず、例えばレ
コードや音楽CDの検索では、それらコンテントの販売
管理番号や収録曲名、作曲者、演奏者、発売元に関する
情報をデータとするデータベースを上記実施例の「蔵書
データベース」とし、いくつかの音楽事典などを組み合
わせて「事典データベース」とすることで、広範な音楽
コンテントから所望のレコードやCDの検索を容易にす
る検索支援システムを構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の知識検索サービスの画面遷
移の一例を表す説明図。
【図2】本発明の一実施例の装置構成を示すブロック
図。
【図3】事典テキストにあらかじめ施すマークアップの
構造を表すブロック図。
【図4】マークアップを施した事典テキストの一例を示
す説明図。
【図5】事典データベースを検索するための知識リンク
データベースの一例を示す説明図。
【図6】知識リンクデータベースを作成する際に作成す
るCITEバッファの一例を示す説明図。
【図7】事典テキストから蔵書データベースを検索する
蔵書リンクを自動的に埋め込むための蔵書リンクデータ
ベースの一例を示す説明図。
【図8】本発明の一実施例の動作を表すフロー図。
【図9】本発明の一実施例の動作を表すフロー図。
【図10】本発明の一実施例の動作を表すフロー図。
【図11】本発明の一実施例の動作を表すフロー図。
【図12】本発明の一実施例の動作を表すフロー図。
【符号の説明】
2001…クライアント手段、2002…WWWサーバ
手段、2003…知識検索サーバCGI手段、2004
…蔵書リンク埋め込み手段、2005…蔵書リンクデー
タベース(DB)記憶手段、2006…事典検索サーバ
手段、2007…事典テキストデータベース記憶手段、
2008…蔵書リンク作成手段、2009…知識リンク
抽出手段、2010…知識リンク埋め込み手段、201
1…知識リンクデータベース記憶手段、2012…従来
型図書館サーバ手段、2013…蔵書データベース記憶
手段、2014…従来型図書館サービスデータベース記
憶手段。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の書籍などの属性値(書名、著者、分
    類番号、出版社など)をデータベース化した蔵書データ
    ベースと、語彙または名称とその語彙または名称に対す
    る説明文を対として集積した事典データベースを用い、
    上記書籍などの属性値と事典データベースのレコードと
    の間にリンクを形成することで、上記書籍などの検索を
    支援することを特徴とする書籍などの知識検索サービス
    方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記検索結果における
    書籍などの蔵書データベースにおける属性値から事典デ
    ータベースの項目を検索するためのリンクを埋め込むこ
    とを特徴とする書籍などの知識検索サービス方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、事典データベースの中
    にある文献の引用部分から蔵書データベースの項目を検
    索するためのリンクを埋め込むことを特徴とする書籍な
    どの知識検索サービス方法。
  4. 【請求項4】請求項3において、事典データベースの項
    目の中にある文献の引用部分から蔵書データベースの項
    目を検索するためのリンクを埋め込む際に、その引用部
    分が示す蔵書データが蔵書データベースに記憶されてい
    ることを確認した上で埋め込むことを特徴とする書籍な
    どの知識検索サービス方法。
  5. 【請求項5】WWW(World Wide Web)
    サーバ手段と、クライアント手段と、蔵書データベース
    記憶手段と、事典データベース記憶手段と、上記蔵書デ
    ータベースに記憶されている書籍などの属性情報と上記
    事典データベースに記憶されている情報の少なくとも一
    部にリンクを埋め込む手段を有してなること特徴とする
    書籍などの知識検索サービス装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、蔵書データベースにお
    ける書籍などの属性値から事典データベースの項目を検
    索するためのリンクを埋め込む手段を有することを特徴
    とする書籍などの知識検索サービス装置。
  7. 【請求項7】請求項5において、クライアント手段に事
    典データベースの項目の検索結果を表示させ、表示中に
    ある書籍などの引用部分から蔵書データベースの項目を
    検索するためのリンクを埋め込む手段を有することを特
    徴とする書籍などの知識検索サービス装置。
  8. 【請求項8】請求項7において、事典データベースの項
    目の検索結果中にある書籍などの引用部分から蔵書デー
    タベースの項目を検索するためのリンクを埋め込む際
    に、その引用部分が示す書籍などが蔵書データベースに
    記憶されていることを確認した上で埋め込む手段を有す
    ることを特徴とする書籍などの知識検索サービス装置。
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