JP2001304656A - 空調冷凍複合設備 - Google Patents

空調冷凍複合設備

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JP2001304656A
JP2001304656A JP2000113595A JP2000113595A JP2001304656A JP 2001304656 A JP2001304656 A JP 2001304656A JP 2000113595 A JP2000113595 A JP 2000113595A JP 2000113595 A JP2000113595 A JP 2000113595A JP 2001304656 A JP2001304656 A JP 2001304656A
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air conditioner
air
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Masao Kawasaki
雅夫 川▲崎▼
Mitsunori Kurachi
光教 倉地
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Mitsubishi Electric Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/22Refrigeration systems for supermarkets

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和装置と冷凍装置との合計使用電力の
ピーク値を抑制して、電力に係る費用の節減を図れる空
調冷凍複合設備を提供すること。 【解決手段】 空調冷凍複合設備は冷凍装置Aと空気調
和装置Bとからなり、冷凍装置A側の制御装置7と空気
調和装置B側の制御装置27との間で情報の伝達を行う
情報伝達手段17,37を備えている。制御装置7は冷
凍装置Aの運転状況に係る情報を情報伝達手段17を介
して制御装置27に送信し、制御装置27は受信した情
報に基づいて空気調和装置Bを運転制御する。また、制
御装置27は空気調和装置Bの運転状況に係る情報を情
報伝達手段37を介して制御装置7に送信し、制御装置
7は受信した情報に基づいて冷凍装置Aを運転制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和装置と冷
凍装置とからなる空調冷凍複合設備に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えばコンビニエンスストアやスーパー
マーケット等のように、食品用の低温ショーケース等を
冷却するための冷凍装置と、店舗内の空調(冷暖房)を
行うための空気調和装置とが併設されている場合は多
い。
【0003】図6は、前記のように冷凍装置と空気調和
装置とが併設された状態を示している。図中に全体を符
号Aで示される冷凍装置は、圧縮機1、室外側熱交換器
2、絞り装置11、及び室内側熱交換器12を環状に配
管接続してなる冷媒回路を有している。また、3は室外
側熱交換器2に付設された送風機、4は液側操作弁、5
はガス側操作弁、7は制御装置、8はインバータ制御装
置、9はファン制御装置、10は冷凍装置室外機、13
は庫内温度検出手段、14は庫内温度演算手段、15は
冷凍装置室内機である。
【0004】冷凍装置室内機15は、具体的には低温シ
ョーケース等であって、この例では3基が設けられてお
り、それぞれが絞り装置11、室内側熱交換器12、庫
内温度検出手段13、及び庫内温度演算手段14を備え
ている。また、前記冷媒回路は各冷凍装置室内機15に
対応する部分が互いに並列な3つの流路に分岐し、各流
路に前記した絞り装置11及び室内側熱交換器12が設
けられている。
【0005】室内側熱交換器12は運転時に冷媒の蒸発
器(すなわち冷却器)となって、被冷却空間(例えば低
温ショーケースの庫内)を冷却するように構成されてい
る。また、庫内温度検出手段13は前記被冷却空間内に
設けられるとともに、それぞれが伝送線等により、庫内
温度演算手段14を介して制御装置7に接続されてい
る。これにより、前記被冷却空間内の空気の温度が庫内
温度検出手段13により検出され、この検出値が庫内温
度演算手段14を経て制御装置7に伝達されるようにな
っている。
【0006】制御装置7は、庫内温度検出手段13の検
出値や、予め設定されている冷却目標温度等に基づき、
インバータ制御装置8及びファン制御装置9にそれぞれ
制御信号を出力するようになっている。そして、インバ
ータ制御装置8は制御装置7からの制御信号に応じて圧
縮機1のモータを可変速に駆動制御するとともに、ファ
ン制御装置9は制御装置7からの制御信号に応じて送風
機3のモータを可変速に駆動制御し、これにより冷凍負
荷に応じて冷却能力が調節されるようになっている。
【0007】一方、図中に全体を符号Bで示される空気
調和装置は、圧縮機20、四方弁21、室外側熱交換器
22、絞り装置31、及び室内側熱交換器32を環状に
配管接続してなる冷媒回路を有している。また、23は
室外側熱交換器22に付設された送風機、24は液側操
作弁、25はガス側操作弁、27は制御装置、28はイ
ンバータ制御装置、29はファン制御装置、30は空気
調和装置室外機、33は室内温度検出手段、34は室内
温度演算手段、35は空気調和装置室内機である。
【0008】空気調和装置室内機35は、この例では2
基が設けられており、それぞれが絞り装置31、室内側
熱交換器32、室内温度検出手段33、及び室内温度演
算手段34を備えている。また、前記冷媒回路は各空気
調和装置室内機35に対応する部分が互いに並列な2つ
の流路に分岐し、各流路に前記した絞り装置31及び室
内側熱交換器32が設けられている。
【0009】室内側熱交換器32は、冷房運転時には冷
媒の蒸発器となって被空調空間(すなわち空気調和の対
象となる室内空間)を冷却するとともに、暖房運転時に
は冷媒の凝縮器となって被空調空間を加熱するように構
成されている。また、室内温度検出手段33は、室内側
熱交換器32の吸込み側に設けられるとともに、それぞ
れが伝送線等により、室内温度演算手段34を介して制
御装置27に接続されている。これにより、前記被空調
空間内の空気の温度が室内温度検出手段33により検出
され、この検出値が室内温度演算手段34を経て制御装
置27に伝達されるようになっている。
【0010】制御装置27は、室内温度検出手段33の
検出値や、予め設定されている空調目標温度等に基づ
き、インバータ制御装置28及びファン制御装置29に
それぞれ制御信号を出力するようになっている。そし
て、インバータ制御装置28は制御装置27からの制御
信号に応じて圧縮機20のモータを可変速に駆動制御す
るとともに、ファン制御装置29は制御装置27からの
制御信号に応じて送風機23のモータを可変速に駆動制
御し、これにより空調負荷に応じて空調能力(冷暖房能
力)が調節されるようになっている。
【0011】以上のように、従来は、空気調和装置と冷
凍装置とに、別個独立した冷媒回路及び制御装置が設け
られていた。なお、空気調和装置と冷凍装置とが冷媒回
路を共有することができないのは、互いの冷却温度域が
異なるため、冷媒の蒸発温度も空気調和装置(冷房運転
時)では5℃前後、冷凍装置では−20℃前後と、大き
く異なっているからである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように別々の冷媒回路を有する空気調和装置と冷凍装置
とをそれぞれの制御装置で別個独立に運転制御している
場合、例えば空調負荷が大きく、かつ冷凍負荷も大きい
ときには、図7に示すように、空気調和装置及び冷凍装
置の合計使用電力値が、電力会社との契約電力(最大許
容電力値)及び他の負荷機器(コンビニエンスストアの
場合は、コンピュータの端末機、電子レンジ、照明機器
等)の使用電力を考慮して設定された所定の合計電力値
(すなわち、空気調和装置及び冷凍装置の合計使用電力
値をこれ以下に抑えたいという目標値)を上回ってしま
うことになった。そして、その結果、前記空気調和装置
及び冷凍装置を含む負荷機器の使用電力値の総和が電力
会社との契約電力を超える場合があった。
【0013】また、電力会社との契約種別によっては、
負荷機器の使用電力値の総和が契約電力を超過している
時間を契約に定められた所定時間以下に抑えることが望
まれるが、前記従来技術では、図8に示すように、空気
調和装置及び冷凍装置の合計使用電力値が前記所定の合
計電力値を超過している時間tが前記所定時間よりも長
くなることがあった。
【0014】なお、負荷機器の使用電力値の総和が契約
電力を超えると(あるいは、契約電力を超えている時間
が所定時間を超過すると)、電力料金が割増となった
り、電力会社との契約種別のランクが上がって、受電設
備を設置する必要が生じたりするために、多額の出費が
必要となる。
【0015】本発明は以上のような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、空気調和装置と冷凍装置との合計使
用電力のピーク値を抑制して、電力に係る費用の節減を
図ることが可能な空調冷凍複合設備の提供を目的とする
ものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る空調冷凍複合設備は、それぞれが冷媒
回路及び制御装置を備えた空気調和装置と冷凍装置とか
らなる空調冷凍複合設備であって、空気調和装置側の制
御装置と冷凍装置側の制御装置との間で運転状況に係る
情報の伝達を行う情報伝達手段を備えているものであ
る。
【0017】また、冷凍装置側の制御装置は、冷凍装置
の運転状況に係る情報を情報伝達手段を介して空気調和
装置側の制御装置に送信し、空気調和装置側の制御装置
は、情報伝達手段を介して受信した冷凍装置の運転状況
に係る情報に基づいて空気調和装置を運転制御するもの
である。
【0018】また、前記構成において、冷凍装置側の制
御装置により送信される冷凍装置の運転状況に係る情報
は、少なくとも冷凍装置により冷却される被冷却空間の
温度を検出する庫内温度検出手段の検出値に基づく情報
であるものである。
【0019】また、前記構成において、冷凍装置側の制
御装置により送信される冷凍装置の運転状況に係る情報
は、少なくとも冷凍装置に付設された電力計や電流計等
の電気負荷量検出手段の検出値に基づく情報であるもの
である。
【0020】また、空気調和装置側の制御装置は、空気
調和装置の運転状況に係る情報を情報伝達手段を介して
冷凍装置側の制御装置に送信し、冷凍装置側の制御装置
は、情報伝達手段を介して受信した空気調和装置の運転
状況に係る情報に基づいて冷凍装置を運転制御するもの
である。
【0021】また、前記構成において、空気調和装置側
の制御装置により送信される空気調和装置の運転状況に
係る情報は、少なくとも空気調和装置により冷房及び/
又は暖房される被空調空間の温度を検出する室内温度検
出手段の検出値に基づく情報であるものである。
【0022】また、前記構成において、空気調和装置側
の制御装置により送信される空気調和装置の運転状況に
係る情報は、少なくとも空気調和装置に付設された電力
計や電流計等の電気負荷量検出手段の検出値に基づく情
報であるものである
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0024】発明の実施の形態1.図1は、本発明の実
施の形態1に係る空調冷凍複合設備を示しており、この
空調冷凍複合設備は、それぞれが冷媒回路を備えた冷凍
装置Aと空気調和装置Bとから構成されている。なお、
冷凍装置A及び空気調和装置Bの、それぞれの冷媒回路
等は前記従来技術に係る図6に示したものとほぼ同様で
あるので、前記図6と同一もしくは相当する構成要素に
は同一の符号を付して、説明を省略する。
【0025】図1の符号6は、冷凍装置Aにおける圧縮
機1のモータの使用電力値を検出する電力検出器(電気
負荷量検出手段)であり、この電力検出器6の検出値は
伝送線等を介して冷凍装置A側の制御装置7に伝達され
るようになっている。また、符号26は、空気調和装置
Bにおける圧縮機20のモータの使用電力値を検出する
電力検出器(電気負荷量検出手段)であり、この電力検
出器26の検出値は伝送線等を介して空気調和装置B側
の制御装置27に伝達されるようになっている。
【0026】また、符号17は制御装置7からの冷凍装
置Aの運転状況に係る情報を空気調和装置B側の制御装
置27へ伝達する情報伝達手段を、符号37は制御装置
27からの空気調和装置Bの運転状況に係る情報を冷凍
装置A側の制御装置7へ伝達する情報伝達手段を、それ
ぞれ示している。これらの情報伝達手段17,37は、
例えば、制御装置7と制御装置27とを接続して設けら
れた伝送線と、制御装置7及び制御装置27にそれぞれ
設けられた情報送受信装置(不図示)とにより構成され
ている。
【0027】次いで、動作を説明する。運転時、冷凍装
置A側の制御装置7には、各冷凍装置室内機15の庫内
温度検出手段13の検出値と、電力検出器6の検出値と
が入力される。制御装置7は、これらの入力情報に基づ
いて、冷凍装置Aの運転状況に係る情報を演算(生成)
し、情報伝達手段17を介して空気調和装置B側の制御
装置27に送信する。制御装置27は、情報伝達手段1
7を介して受信した冷凍装置Aの運転状況に係る情報
と、空気調和装置Bの室内温度検出手段33及び電力検
出器26からの各検出値とに基づいて演算(生成)した
圧縮機20及び送風機23(空調能力に係る制御要素)
のための各制御信号を、インバータ制御装置28及びフ
ァン制御装置29にそれぞれ出力する。
【0028】一方、空気調和装置B側の制御装置27に
は、各空気調和装置室内機35の室内温度検出手段33
の検出値と、電力検出器26の検出値とが入力される。
制御装置27は、これらの入力情報に基づいて、空気調
和装置Bの運転状況に係る情報を演算(生成)し、情報
伝達手段37を介して冷凍装置A側の制御装置7に送信
する。制御装置7は、情報伝達手段37を介して受信し
た空気調和装置Bの運転状況に係る情報と、冷凍装置A
の庫内温度検出手段13及び電力検出器6からの各検出
値とに基づいて演算(生成)した圧縮機1及び送風機3
(冷却能力に係る制御要素)のための各制御信号を、イ
ンバータ制御装置8及びファン制御装置9にそれぞれ出
力する。
【0029】より具体的には、例えば以下のような制御
が行われる。すなわち、冷凍装置A及び空気調和装置B
の合計使用電力値が前記従来の技術で説明した所定の合
計電力値に近付いてきた場合、空気調和装置B側の制御
装置27は、冷凍装置A側の制御装置7からの情報に含
まれる冷凍装置室内機15の庫内温度(被冷却空間の温
度)と、室内温度検出手段33の検出に係る室内温度
(被空調空間の温度)とを比較し、どちらが目標温度に
近いかを判定する。そして、例えば冷凍装置室内機15
の庫内温度が比較的高く、それ以上の温度上昇は、食品
の鮮度保持等の観点から、避けなければならない状況で
あるのに対し、室内温度検出手段33の検出に係る室内
温度は目標温度に近く、多少の温度変化は許容できる状
況であるような場合は、圧縮機20の運転周波数を低下
させる等により、空気調和装置Bの空調能力を下げる。
【0030】一方、冷凍装置A及び空気調和装置Bの合
計使用電力が前記所定の合計電力値に近付いてきた場
合、冷凍装置A側の制御装置7は、空気調和装置B側の
制御装置27からの情報に含まれる空調対象の室内温度
(被空調空間の温度)と、庫内温度検出手段13の検出
に係る庫内温度(被冷却空間の温度)とを比較し、どち
らが目標温度に近いかを判定する。そして、例えば冷凍
装置室内機15の庫内温度が比較的低く、若干の温度上
昇があっても、食品の鮮度等に悪影響を及ぼさない状況
であるのに対し、空気調和装置B側の室内温度は目標温
度から比較的離れており、それ以上の温度上昇(暖房運
転時は温度低下)は室内の人間に不快感を与えるために
許容できないような状況にあるような場合は、圧縮機1
の運転周波数を低下させる等により、冷凍装置Aの冷却
能力を下げる。
【0031】以上のような制御を行うことにより、被冷
却空間内の物品に悪影響を与えたり被空調空間内の人間
に不快感を与えたりすることを極力防止しつつ、図2及
び図3に示すように、冷凍装置Aと空気調和装置Bとの
合計使用電力のピーク値を抑制(すなわちピークカッ
ト)して、合計使用電力値が前記所定の合計電力値を超
えないようにすることが可能となる。そして、これによ
り、当該空調冷凍複合設備を含んだ負荷機器の使用電力
値の総和が電力会社との契約電力を超えないようにし
て、受電設備設置の必要を無くしたり、電力料金が割増
になるのを防いだりすることができるために、電力に係
る費用を節減できるという効果が得られる。また、冷凍
装置Aと空気調和装置Bとの合計使用電力値をより低く
するように設定することで、契約電力に対して冷凍装置
A及び空気調和装置Bの合計使用電力値が占める割合を
低くすることができ、それにより生じた余裕を他の負荷
機器(電動機器、電気用品等)に振り向けることができ
るので、店舗内で使用する負荷機器が増えた場合にも、
受電設備の設置や契約種別のランク上昇をすることなし
に対応できるという利点も得られる。
【0032】なお、前記では冷凍装置A及び空気調和装
置Bの合計使用電力値が所定の合計電力値を超えないよ
うにしたが、所望により、図4に示したように、冷凍装
置A及び空気調和装置Bの合計使用電力値が所定の合計
電力値を超過している時間tが予め設定された所定時間
を超えないように制御することも可能である。このよう
な制御を行うことにより、当該空調冷凍複合設備を含む
負荷機器の使用電力値の総和が契約電力を超過している
時間を、電力会社との契約(デマンド契約)に定められ
た所定時間以下に抑えることができて、電力料金が割増
になるのを防ぐことが可能となる。
【0033】発明の実施の形態2.図5は、本発明の実
施の形態2に係る空調冷凍複合設備を示している。この
空調冷凍複合設備が前記実施の形態1の図1に示したも
のと異なるのは、以下の点である。すなわち、冷凍装置
Aには、庫内温度検出手段13に代えて、冷凍装置室内
機周囲温度検出手段16が設けられ、その検出値が制御
装置7に入力されるようになっている。また、空気調和
装置B側の室内温度検出手段33は、空気調和装置室内
機35ごとに設けられておらず、空調の対象となる室内
(被空調空間)に一つだけ設けられている。
【0034】この実施の形態2では、以下のような制御
が行われる。すなわち、空気調和装置Bが冷房モードに
あるときに、冷凍装置A及び空気調和装置Bの合計使用
電力値が前記所定の合計電力値に近付いてきた場合、冷
凍装置室内機周囲温度検出手段16の検出値がある程度
高い状況であれば、制御装置7は冷凍装置Aの冷却能力
を下げる制御を行い、前記冷凍装置Aの運転状況に係る
情報を情報伝達手段37を介して受信した制御装置27
は、空気調和装置Bの空調能力を維持するか、あるいは
空調能力を若干増大させる制御を行う。
【0035】冷凍装置室内機15が、被冷却空間の密閉
されていない、いわゆるオープンショーケース等である
場合には、被冷却空間の温度(庫内温度)は、その周囲
温度(雰囲気温度)の影響を受けやすい。したがって、
前記のような制御を行うことにより、冷凍装置Aの冷却
能力を下げているにもかかわらず、庫内温度の上昇は抑
止できるとともに、冷凍装置A及び空気調和装置Bの合
計使用電力のピーク値を抑制することが可能となる。
【0036】なお、本発明の空調冷凍複合設備が以上の
説明に限定されないことは言うまでもなく、例えば前記
では電気負荷量検出手段として電力検出器を用いたが、
電力検出器に代えて電流検出器を用いても、ほぼ同様の
制御は可能である。また、電気負荷量検出手段を用い
ず、庫内温度、室内温度等の検出温度のみに基づく情報
を用いて前記とほぼ同様の制御を行うことも可能であ
る。さらに、前記では冷凍装置A側の制御装置7と空気
調和装置B側の制御装置27との間で相互に情報を伝達
したが、例えば冷凍装置A側の制御装置7から空気調和
装置B側の制御装置27に向かう一方向のみの情報伝達
によっても、被冷却空間の温度は上げずに冷凍装置A及
び空気調和装置Bの合計使用電力のピーク値を抑制する
ような制御を行うことは可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る空調
冷凍複合装置は、空気調和装置側の制御装置と冷凍装置
側の制御装置との間で運転状況に係る情報の伝達を行う
情報伝達手段を備えているので、一方の制御装置からの
情報に基づいて他方の制御装置が冷却能力又は空調能力
に係る制御要素を制御することにより、空気調和装置及
び冷凍装置の合計使用電力のピーク値を抑制することが
可能となる。そして、これにより、当該空調冷凍複合設
備を含んだ負荷機器の使用電力値の総和が電力会社との
契約電力を超えないようにして、受電設備設置の必要を
無くしたり、電力料金が割増になるのを防いだりするこ
とができるために、電力に係る費用を節減できるという
効果が得られる。
【0038】また、空気調和装置側の制御装置は、冷凍
装置の運転状況に係る情報に基づいて空気調和装置を運
転制御し、これにより空気調和装置及び冷凍装置の合計
使用電力のピーク値を抑制するので、例えば被冷却空間
の温度上昇により当該空間内の物品に悪影響を与えるよ
うなことを極力防止することが可能となる。
【0039】また、庫内温度検出手段の検出値に基づく
情報が冷凍装置側の制御装置から送信されるので、被冷
却空間の温度上昇をより高精度に防止する制御が可能と
なる。
【0040】また、電気負荷量検出手段の検出値に基づ
く情報が冷凍装置側の制御装置から送信されるので、空
気調和装置及び冷凍装置の合計使用電力値をより高精度
に抑制する制御が可能となる。
【0041】また、冷凍装置側の制御装置は、空気調和
装置の運転状況に係る情報に基づいて冷凍装置を運転制
御し、これにより空気調和装置及び冷凍装置の合計使用
電力のピーク値を抑制するので、例えば被空調空間の温
度変化により当該空間内の人間に不快感を与えるような
ことを極力防止することが可能となる。
【0042】また、室内温度検出手段の検出値に基づく
情報が空気調和装置側の制御装置から送信されるので、
被空調空間の温度変化をより高精度に防止する制御が可
能となる。
【0043】また、電気負荷量検出手段の検出値に基づ
く情報が空気調和装置側の制御装置から送信されるの
で、空気調和装置及び冷凍装置の合計使用電力値をより
高精度に抑制する制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る空調冷凍複合設
備の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における電力値の変化
を示すグラフである。
【図3】 本発明の実施の形態1における電力値の変化
を従来技術における電力値の変化と対比させて示したグ
ラフである。
【図4】 本発明の実施の形態1における電力値の変化
を示す別のグラフである。
【図5】 本発明の実施の形態2に係る空調冷凍複合設
備の概略構成を示すブロック図である。
【図6】 従来技術において冷凍装置と空気調和装置と
が併設された構成を示すブロック図である。
【図7】 従来技術における電力値の変化を示すグラフ
である。
【図8】 従来技術における電力値の変化を示す別のグ
ラフである。
【符号の説明】
6 電力検出器(電気負荷量検出手段)、7 制御装
置、13 庫内温度検出手段、16 冷凍装置室内機周
囲温度検出手段、17 情報伝達手段、26 電力検出
器(電気負荷量検出手段)、27 制御装置、33 室
内温度検出手段、37 情報伝達手段、A 冷凍装置、
B 空気調和装置。
フロントページの続き Fターム(参考) 3L045 AA02 BA01 CA02 DA02 LA06 LA10 LA16 MA02 MA20 NA01 PA01 PA02 3L060 AA06 CC02 CC10 EE04 EE06 3L061 BA05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが冷媒回路及び制御装置を備え
    た空気調和装置と冷凍装置とからなる空調冷凍複合設備
    であって、 前記空気調和装置側の制御装置と前記冷凍装置側の制御
    装置との間で運転状況に係る情報の伝達を行う情報伝達
    手段を備えていることを特徴とする空調冷凍複合設備。
  2. 【請求項2】 冷凍装置側の制御装置は、前記冷凍装置
    の運転状況に係る情報を情報伝達手段を介して空気調和
    装置側の制御装置に送信し、前記空気調和装置側の制御
    装置は、前記情報伝達手段を介して受信した前記冷凍装
    置の運転状況に係る情報に基づいて前記空気調和装置を
    運転制御する請求項第1項に記載の空調冷凍複合設備。
  3. 【請求項3】 冷凍装置側の制御装置により送信される
    前記冷凍装置の運転状況に係る情報は、少なくとも前記
    冷凍装置により冷却される被冷却空間の温度を検出する
    庫内温度検出手段の検出値に基づく情報である請求項第
    2項に記載の空調冷凍複合設備。
  4. 【請求項4】 冷凍装置側の制御装置により送信される
    前記冷凍装置の運転状況に係る情報は、少なくとも前記
    冷凍装置に付設された電力計や電流計等の電気負荷量検
    出手段の検出値に基づく情報である請求項第2項に記載
    の空調冷凍複合設備。
  5. 【請求項5】 空気調和装置側の制御装置は、前記空気
    調和装置の運転状況に係る情報を情報伝達手段を介して
    冷凍装置側の制御装置に送信し、前記冷凍装置側の制御
    装置は、前記情報伝達手段を介して受信した前記空気調
    和装置の運転状況に係る情報に基づいて前記冷凍装置を
    運転制御する請求項第1項に記載の空調冷凍複合設備。
  6. 【請求項6】 空気調和装置側の制御装置により送信さ
    れる前記空気調和装置の運転状況に係る情報は、少なく
    とも前記空気調和装置により冷房及び/又は暖房される
    被空調空間の温度を検出する室内温度検出手段の検出値
    に基づく情報である請求項第5項に記載の空調冷凍複合
    設備。
  7. 【請求項7】 空気調和装置側の制御装置により送信さ
    れる前記空気調和装置の運転状況に係る情報は、少なく
    とも前記空気調和装置に付設された電力計や電流計等の
    電気負荷量検出手段の検出値に基づく情報である請求項
    第5項に記載の空調冷凍複合設備。
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