JP2001303387A5 - - Google Patents

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【書類名】 明細書
【発明の名称】 生分解性を有する建設工事用シート
【特許請求の範囲】
【請求項1】 強度が2.6cN/dtex上のポリ乳酸繊維から構成される織編物の少なくとも片面に生分解性高分子化合物が付与されている生分解性を有する建設工事用シート。
【請求項2】 織編物の少なくとも片面に付与されている生分解性高分子化合物が難燃性を有する生分解性高分子化合物である、請求項1に記載された生分解性を有する建設工事用シート。
【請求項3】 織編物の少なくとも片面に付与されている生分解性高分子化合物が生分解性脂肪族系ポリエステルである、請求項1または2に記載された生分解性を有する建設工事用シート。
【請求項4】 ポリ乳酸繊維の少なくとも部が難燃性のポリ乳酸繊維である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載された生分解性を有する建設工事用シート。
【請求項5】 織編物が難燃加工された織編物である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載された生分解性を有する建設工事用シート。
【請求項6】 難燃加工を燐酸トリフェニル、2官能性燐化合物、金属酸化物から選んだ1または2以上で行なった、請求項3に記載された建設工事用シート。
【請求項7】 シートがJIS L 1091のA−1法区分3の難燃性を有するシートである、請求項1ないし6のいずれか1項に記載された生分解性を有する建設工事用シート。
【請求項8】 シートがメッシュシートである、請求項1ないし7のいずれか1項に記載された生分解性を有する建設工事用メッシュシート。
【請求項9】 織編物が充実率50〜95%である、請求項8に記載された生分解性を有する建設工事用メッシュシート。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は建設工事用に使用される機械的特性に優れ、難燃性を有し、生分解性を有する
シート類、及びメッシュシート類に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から建設工事用シート、メッシュシートはポリエステルやポリアミド繊維等の合成繊維から織編された繊維布帛に塩化ビニル樹脂をコーティングしたものが使用されている。
しかし該塩化ビニル樹脂で加工されたシート類に関しては廃棄時に燃焼工程を通過するとダイオキシン等が発生する問題や、塩酸が発生し焼却炉等を痛める等の問題が発生した。またこれ等シート類を埋め立てて廃棄する場合もあるが塩化ビニル樹脂をはじめ繊維布帛を構成する合成繊維は長時間にわたり分解せず、樹脂に含有される可塑剤の抜け出し等が地下地盤を汚染する等社会問題になってきている。
例えば、特開平9−1703号公報には「編物、織物および不織布」の群より選ばれた少なくとも1種の繊維構造物(A)に対して、脂肪族ポリエステルを主成分とする重合体(B)溶融液、溶剤溶液または/およびフイルムをコーティング法または/およびラミネート法によって付与接着し、両者(AとB)を一体化する方法が開示されている。
該公報には難燃性を付与する概念は全くなく、建設資材用途に使用するには不向きであり、また一部シリコーンやフッ素化合物を導入して撥水性を高めることや接着剤として水系アクリルエマルジョン等を使用するとの記載があるが、これ等シリコーン、フッ素系化合物及びアクリル樹脂は生分解性を有しておらず、土中や堆肥中に埋しても完全に分解せず、一部ポリマーとして残留するため土中等分解が促進される環境下におかれても、見掛け上分解することが目的となっている。完全に自然界に存在する物質だけにはならず、環境保護の面には適していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来法では、難燃性を有しかつ分解後自然界に存在する物質に変わるシートではないという問題があった。
本発明は、このような現状に鑑みて行われたもので、使用後に土中や堆肥中に埋すると自然界に存在する物質に変換する建設工事用等に用いられるシートを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
「1. 強度が2.6cN/dtex上のポリ乳酸繊維から構成される織編物の少なくとも片面に生分解性高分子化合物が付与されている生分解性を有する建設工事用シート。2. 織編物の少なくとも片面に付与されている生分解性高分子化合物が難燃性を有する生分解性高分子化合物である、1項に記載された生分解性を有する建設工事用シート。
3. 織編物の少なくとも片面に付与されている生分解性高分子化合物が生分解性脂肪族系ポリエステルである、1項または2項に記載された生分解性を有する建設工事用シート。
4. ポリ乳酸繊維の少なくとも部が難燃性のポリ乳酸繊維である、1項ないし3項のいずれか1項に記載された生分解性を有する建設工事用シート。
5. 織編物が難燃加工された織編物である、1項ないし4項のいずれか1項に記載された生分解性を有する建設工事用シート。
6. 難燃加工を燐酸トリフェニル、2官能性燐化合物、金属酸化物から選んだ1または2以上で行なった、3項に記載された建設工事用シート。
7. シートがJIS L 1091のA−1法区分3の難燃性を有するシートである、1項ないし6項のいずれか1項に記載された生分解性を有する建設工事用シート。
8. シートがメッシュシートである、1項ないし7項のいずれか1項に記載された生分解性を有する建設工事用メッシュシート。
9. 織編物が充実率50〜95%である、8項に記載された生分解性を有する建設工事
用メッシュシート。」
に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明に使用するポリ乳酸繊維は、乳酸もしくはその2量体ラクチドをモノマーとして重合せしめたポリマーを紡糸したものであり、光学異性体D体もしくはL体のホモポリマー及び共重合体のいずれでもよい。またその仕様において難燃性が必要となる場合においては難燃剤を付与してもよい。
該ポリ乳酸繊維の強度は2.6cN/dtex以上でなければならず、2.6cN/dtex未満であれば建設工事用シートとして要求される引張強力や引裂強力等の機械的物性が低くなり、シートとしての機能を発揮できなくなる。好ましくは3.0cN/dtex以上である。
また織編物の構成については特に制限するものではなく、用途に応じて適宜選択することができる。強力利用率を考慮すると平織のものが最も好ましい。
織編物の充実率については空隙がある開口部が複数存在するように写真を撮り、該写真の重量を秤量し(A)、該写真の開口部を切り取った後の重量を続いて秤量する(B)。これらの数値を下記の式を用いて充実率を算出する。
【0006】
充実率(%)=(B/A)×100
該充実率については50%〜95%以下でなければならず、50%未満の場合は布帛成型時に製織性や製編み性について支障を来すだけでなく目ずれや斜行などがひどくなる。また95%より大きくなると空気等が通過し難くなり、メッシュシートとしての役割が果たせなくなる。
【0007】
織編物布帛に付与される物質は生分解性を有する物質であり、該生分解性を有する物質とは自然界において微生物が関与して低分子化合物に分解される高分子物質を意味するものとする。その代表的な脂肪族ポリエステルでは乳酸、グリコール酸、乳酸ヒドロキシブチルカルボン酸等のヒドロキシアルキルカルボン酸、グリコリド、ラクチド、ブチロラクトン、カプロラクトン等の脂肪族ラクトン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール等の脂肪族ジオール、コハク酸、アジピン酸、セパシン酸等の脂肪族ジカルボン酸等の脂肪族ポリエステル重合原料を重合せしめたポリマーであり、用途・加工性に応じてこれ等のホモポリマーまたは共重合体を使用することができる。また他に天然に存在する高分子化合物でセルロース系、キチン系、キトサン系等が挙げられる。これを単独でまた複数を混合もしくは共重合したものを用いてもよい。
ポリ乳酸繊維、織編物布帛に付与される生分解性物質及び難燃加工に使用する難燃剤は、土中等に埋すると自然界に存在する物質になるものであれば特に限定するものではなく、分解しやすいように低分子化合物であることが望ましい。またシート使用後に洗濯等を施し、除去が可能である難燃剤であればその使用に応じて使用することができる。
【0008】
好ましい難燃剤は燐酸トリフェニル(TPP)、2官能性燐化合物、金属酸化物を単一もしくは組み合わせたものである。
2官能性燐化合物としては(2−カルボキシエチル)メチルホスフィン酸、(2−カルボキシエチル)フェニルホスフィン酸、(2−メトキシカルボキシエチル)フェニルホスフィン酸メチル、(4−メトキシカルボキシエチル)フェニルホスフィン酸、(2−(β−ヒドロキシエトキシカルボニル)エチル)メチルホスフィン酸のエチレングリコールエステル、(1,2−ジカルボキシエチル)ホスフィンオキシド、(2,3−ジメトキシカルボキシルプロピル)ジメチルホスフィンオキシド、(2,3−ジメトキシカルボキシエチル)ジメチルホスフィンオキシド、(1,2−ジ(β−ヒドロキシエトキシカルボニル)ジメチルホスフィンオキシド、1,2−ジカルボキシエチルホスフィンオキシド(2,3−ジメトキシカルボキシプロピル)ジメチルホスフィンオキシド、(2,3−ジメトキ
シカルボキシエチル)ジメチルホスフィンオキシド、(1,2−ジ(β−ヒドロキシエトキシカルボニル)ジメチルホスフィンオキシド等が挙げられる。
好ましくは(1,2−ジカルボキシエチル)ホスフィンオキシド、(2,3−ジメトキシカルボキシルプロピル)ジメチルホスフィンオキシド、(2,3−ジメトキシカルボキシエチル)ジメチルホスフィンオキシド、(1,2−ジ(β−ヒドロキシエトキシカルボニル)ジメチルホスフィンオキシドであり、これ等の化合物は2価の有機基を有しているため反応性が良好であり、また分解速度が比較的速い。
金属水酸化物として天然に存在する物質である水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムが好ましい。
【0009】
織編物布帛に脂肪族ポリエステルを付与する方法としては特に限定するものではなく、フイルム状でのラミネート、溶融ラミネート、溶剤に溶解、分散もしくはエマルジョン化させたものをコーティングする方法等種々の方式をとることができる。
防音性要求されるシートでは付与する脂肪族ポリエステル内に金属もしくはその化合物からなる比重3以上の微粒子を繊維芯部に配してもよい。一般に工事現場から発生する音は重低音が多く、現場近辺の住民に不快感を与えることがある。量則から音を吸収する重量の重たいシートで低減することができる。そのため金属ないしその化合物が用いられ、具体的にはチタン、鉄、銅、亜鉛、銀、バリウム、ジルコニウム、マンガン、アンチモン、タングステン等の金属やその酸化物等が挙げられる。
【0010】
【実施例】
次に本発明を実施例により説明する。
引張強力や防炎性の物性についてはJIS A 8952(建設工事用シート)に準じて測定を行った。
実施例1
溶融紡糸法で得たポリ乳酸繊維560dtex/96f(3.5cN/dtex)を平組織で(経糸25(本/吋)×緯糸25(本/吋))で製織し、基布1を得た。
また被覆樹脂としては、乳酸重合中に(2−(ヒドロキシエトキシカルボニル)エチル)メチルホスフィン酸を燐元素量で4500ppm添加し水酸化マグネシウムを10wt%含有させ、被覆樹脂1(分子量2000000、融点160℃)を得た。
該被覆樹脂1をスクリュウ押出機で溶融し、温度200℃、間隔0.1mmのスリットを持つTダイスより押し出して直ちに基布1に張り合わせた後、ローラーで加圧した。この工程を繰り返し両面に張り合わせて実施例1のシート(質量210g/m)を得た。
【0011】
実施例2
重合中に(2−(ヒドロキシエトキシカルボニル)エチル)メチルホスフィン酸を燐元素量で4500ppm添加したポリ乳酸繊維560dtex/96f(3.4cN/dtex)を用いて織物密度を経緯25本/吋として基布2を得た。
被覆樹脂であるポリ乳酸をスクリュウ押出機で溶融し、温度200℃、間隔0.1mmのスリットを持つTダイスより押し出して直ちに基布2に張り合わせた後、ローラーで加圧した。この工程を繰り返し両面に張り合わせて実施例2のシート(質量210g/m)を得た。
【0012】
実施例3
溶融紡糸法で得たポリ乳酸繊維560dtex/96f(3.5cN/dtex)を平組織で(経糸25(本/吋)×緯糸25(本/吋)、充実率88%))で製織し、基布3を得た。
生分解性を有する被覆樹脂としては、七福化学株式会社製のキトサン誘導体FCM−117を用い、その内部に乳化剤としてα−(4−ノニルフェニル)−ω−ヒドロキシポリ(オキシエチレン)(D.P.40)を0.5g/リットル、難燃剤として燐酸トリフェ
ニル(TPP)を1g/リットルの割合で混合し、ディッピング加工にて4%o.m.f.処理し、メッシュシート(質量100g/m)を得た。
【0013】
実施例4
重合中に(2−(ヒドロキシエトキシカルボニル)エチル)メチルホスフィン酸を燐元素量で4500ppm添加したポリ乳酸繊維560dtex/96f(3.4cN/dtex)を用いて織物密度を経緯25本/吋(充実率88%)として基布4を得た。
被覆樹脂としては、七福化学株式会社製のキトサン誘導体FCM−117を用いてディッピング加工にて4%o.m.f.処理し、メッシュシート(質量100g/m)を得た。
【0014】
比較例1
溶融紡糸法で得たポリ乳酸繊維560dtex/96f(2.2cN/dtex)を平組織で(経糸25(本/吋)×緯糸25(本/吋))で製織し、基布5を得た。
被覆樹脂であるポリ乳酸をスクリュウ押出機で溶融し、温度200℃、間隔0.1mmのスリットを持つTダイスより押し出して直ちに基布5に張り合わせた後、ローラーで加圧した。この工程を繰り返し両面に張り合わせてシート(質量210g/m)を得た。
【0015】
比較例2
溶融紡糸法で得たポリ乳酸繊維560dtex/96f(2.2cN/dtex)を平組織で(経糸25(本/吋)×緯糸25(本/吋)、充実率88%)で製織し、基布6を得た。
被覆樹脂としては、七福化学株式会社製のキトサン誘導体FCM−117を用いてディッピング加工にて4%o.m.f.処理し、メッシュシート(質量100g/m)を得た。
【0016】
比較例3
溶融紡糸法で得たポリ乳酸繊維560dtex/96f(3.5cN/dtex)を平組織で(経糸32(本/吋)×緯糸32(本/吋)、充実率99%)で製織し、基布7を得た。
被覆樹脂としては、七福化学株式会社製のキトサン誘導体FCM−117を用いてディッピング加工にて4%o.m.f.処理し、メッシュシート(質量130g/m)を得た。
得られた実施例1、2、3、4及び比較例1、2、3のシート物性を表1に示す。実施例1、2、3、4は表1から建設工事用シートの類に合格していることが認められるが、比較例1は強力劣り、比較例2は強力物性劣りかつ難燃性不合格であり、比較例3はメッシュ状に開口部がなくかつ難燃性が不合格となった。
【0017】
【表1】

Figure 2001303387
【0018】
またこれ等のシートを福井県坂井郡丸岡町の土中に埋放置し状況を観察した結果、1年後にはシートの状態を保っており、容易には引き裂けなかったが、2年後には形態は保っているが、簡単に裂ける状態になり、3年後には分解していて、ほぼその形状を保っていないことが確認された。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、使用後の建設工事用シートを土中や堆肥中に埋すると自然界に存在する物質に変換することができる優れた効果を奏する。 [Document Name] Description [Title of Invention] Biodegradable construction work sheet [Claims]
1. A construction for sheet strength having biodegradability least biodegradable macromolecular compound on one surface of the woven or knitted fabric composed of polylactic acid fibers on 2.6cN / dtex or more is applied.
2. The construction work having biodegradability according to claim 1, wherein the biodegradable polymer compound applied to at least one surface of the woven or knitted fabric is a biodegradable polymer compound having flame retardancy. Sheet.
3. The biodegradable construction work sheet according to claim 1, wherein the biodegradable polymer compound applied to at least one surface of the woven or knitted fabric is a biodegradable aliphatic polyester. .
Wherein at least part of the polylactic acid fiber is poly lactic acid fiber flame retardant, construction sheet having biodegradability according to any one of claims 1 to 3.
5. The biodegradable construction work sheet according to claim 1, wherein the woven or knitted fabric is a woven or knitted fabric subjected to flame-retardant processing.
6. triphenyl phosphate flame retarding, bifunctional phosphorus compound, selected from metal hydrosulfide oxide was carried out in 1 or more, construction sheet according to claim 3.
7. The sheet is JIS L The biodegradable construction work sheet according to any one of claims 1 to 6, wherein the sheet is a sheet having flame retardancy according to A-1 method category 3 of 1091.
8. The biodegradable construction work mesh sheet according to claim 1, wherein the sheet is a mesh sheet.
9. The biodegradable construction construction mesh sheet according to claim 8, wherein the woven or knitted fabric has a fill factor of 50 to 95%.
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to sheets having excellent mechanical properties, flame retardancy and biodegradability, and mesh sheets used for construction work.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, construction work sheets and mesh sheets have been used in which a fiber cloth woven and knitted from synthetic fibers such as polyester or polyamide fibers is coated with a vinyl chloride resin.
However, with respect to the sheets processed with the vinyl chloride resin, problems such as generation of dioxin and the like when passing through the burning process at the time of disposal, and problems such as generation of hydrochloric acid and damage to incinerators have occurred. In addition, these sheets may be discarded by landfilling, but the synthetic fibers constituting the fiber fabric including the vinyl chloride resin do not decompose over a long period of time, and the plasticizer contained in the resin leaks out and contaminates the underground ground. Is becoming a social problem.
For example, Japanese Patent Laid-Open No. 9-1703 "knitted, woven and non-woven" at least one fiber structure selected from the group of relative (A), mainly composed of fatty Zokupo Riesuteru heavy polymer (B) melt, confer solvent solution and / or film by coating or / and lamination, and adhesion, a method of integrating both (a and B) have been disclosed.
The gazette has no concept of imparting flame retardancy and is unsuitable for use in construction materials.It is also possible to increase the water repellency by partially introducing silicone or a fluorine compound, or to use an aqueous acrylic emulsion as an adhesive. Although there is a description of the use of such, which as silicone, fluorine compound and the acrylic resin have no biodegradability, without completely decomposed be set embedded in soil or compost, some It is intended to degrade apparently even in an environment where decomposition is promoted, such as in soil, because it remains as a polymer. Not only are they completely natural substances, they are not suitable for environmental protection.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional method as described above has a problem in that it is not a sheet having flame retardancy and being changed into a substance existing in nature after decomposition.
The present invention has been made in view of such circumstances, aims to provide a sheet used in construction for which converts the substance present in set Then nature embedded in soil or compost after use It is assumed that.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present invention
"1. strength 2.6cN / dtex construction sheet .2 at least biodegradable polymer compound on one surface of the woven or knitted fabric composed of polylactic acid fibers on than has biodegradability have been granted. Woven 2. The biodegradable construction sheet according to claim 1, wherein the biodegradable polymer compound provided on at least one surface of the knitted fabric is a flame-retardant biodegradable polymer compound.
3. 3. The biodegradable construction work sheet according to item 1 or 2, wherein the biodegradable polymer compound applied to at least one surface of the woven or knitted fabric is a biodegradable aliphatic polyester.
4. At least part of the polylactic acid fiber is poly lactic acid fiber flame retardant, construction sheet having biodegradability as claimed in any one of no counts 1 to 3 wherein.
5. 5. The sheet for construction work having biodegradability according to any one of items 1 to 4, wherein the woven or knitted fabric is a woven or knitted fabric subjected to flame-retardant processing.
6. Triphenyl phosphate flame retarding, bifunctional phosphorus compound, selected from metal hydrosulfide oxide was carried out in 1 or more, construction sheet described in item 3.
7. Sheet is JIS L 10. The sheet for construction work having biodegradability according to any one of Items 1 to 6, which is a sheet having flame retardancy according to A-1 method category 3 of 1091.
8. 8. The biodegradable mesh sheet for construction works according to any one of items 1 to 7, wherein the sheet is a mesh sheet.
9. Item 9. The mesh sheet for construction work having biodegradability according to Item 8, wherein the woven or knitted material has a fill factor of 50 to 95%. "
About.
[0005]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The polylactic acid fiber used in the present invention is obtained by spinning a polymer obtained by polymerizing lactic acid or its dimer lactide as a monomer, and may be any of a homopolymer and a copolymer of an optical isomer D or L. . If the specification requires flame retardancy, a flame retardant may be added.
The strength of the polylactic acid fiber must be not less than 2.6 cN / dtex, and if it is less than 2.6 cN / dtex, mechanical properties such as tensile strength and tear strength required as a sheet for construction work are low, The function as a seat cannot be exhibited. Preferably it is 3.0 cN / dtex or more.
The configuration of the woven or knitted fabric is not particularly limited, and can be appropriately selected depending on the application. Considering the strong utilization rate, a plain weave is most preferable.
Regarding the fill factor of the woven or knitted fabric, a photograph was taken such that there were a plurality of openings having voids, the weight of the photograph was weighed (A), and the weight after the opening of the photograph was cut out was subsequently weighed ( B). These values are used to calculate the fill ratio using the following equation.
[0006]
Filling rate (%) = (B / A) × 100
The filling ratio must be 50% to 95% or less. If the filling ratio is less than 50%, not only does the weaving property and knitting property become impaired during fabric molding, but also misalignment and skew become severe. On the other hand, if it is larger than 95%, it becomes difficult for air or the like to pass through, and it cannot serve as a mesh sheet.
[0007]
The substance imparted to the woven or knitted fabric is a substance having biodegradability, and the substance having biodegradability means a high-molecular substance that is decomposed into low-molecular compounds by microorganisms in nature. . Representative aliphatic polyesters include lactic acid, glycolic acid, hydroxyalkyl carboxylic acids such as lactate hydroxybutyl carboxylic acid, aliphatic lactones such as glycolide, lactide, butyrolactone, caprolactone, ethylene glycol, propylene glycol, butanediol, hexanediol and the like. Is a polymer obtained by polymerizing aliphatic polyester polymerization raw materials such as aliphatic dicarboxylic acids such as aliphatic diols, succinic acid, adipic acid, and sebacic acid, and homopolymers or copolymers thereof depending on the use and processability. Can be used. Further, other naturally occurring polymer compounds such as cellulose, chitin, and chitosan may be used. These may be used alone or a mixture of a plurality of them may be used.
Polylactic acid fiber, a flame retardant used biodegradable materials are applied to the woven or knitted fabric cloth and flame retarding is not particularly limited as long as it becomes a substance present in the set result naturally embedded in the ground or the like, It is desirable that the compound is a low molecular compound so that it can be easily decomposed. Further, any flame retardant that can be removed by washing after use of the sheet can be used according to the use.
[0008]
Preferred flame retardants are triphenyl phosphate (TPP), 2-functional phosphorus compound, is obtained by a single or combination of metal water oxides.
Examples of the bifunctional phosphorus compound include (2-carboxyethyl) methylphosphinic acid, (2-carboxyethyl) phenylphosphinic acid, methyl (2-methoxycarboxyethyl) phenylphosphinate, (4-methoxycarboxyethyl) phenylphosphinic acid, Ethylene glycol ester of (2- (β-hydroxyethoxycarbonyl) ethyl) methylphosphinic acid, (1,2-dicarboxyethyl) phosphine oxide, (2,3-dimethoxycarboxypropyl) dimethylphosphine oxide, (2,3- Dimethoxycarboxyethyl) dimethylphosphine oxide, (1,2-di (β-hydroxyethoxycarbonyl) dimethylphosphine oxide, 1,2-dicarboxyethylphosphine oxide (2,3-dimethoxycarboxypropyl) C) dimethylphosphine oxide, (2,3-dimethoxycarboxyethyl) dimethylphosphine oxide, (1,2-di (β-hydroxyethoxycarbonyl) dimethylphosphine oxide, and the like.
Preferably, (1,2-dicarboxyethyl) phosphine oxide, (2,3-dimethoxycarboxypropyl) dimethylphosphine oxide, (2,3-dimethoxycarboxyethyl) dimethylphosphine oxide, (1,2-di (β-hydroxy (Ethoxycarbonyl) dimethylphosphine oxide. These compounds have a good reactivity because of having a divalent organic group, and have a relatively high decomposition rate.
Magnesium hydroxide and aluminum hydroxide, which are naturally occurring substances as metal hydroxides, are preferred.
[0009]
The method for applying the aliphatic polyester to the woven or knitted fabric is not particularly limited, and various methods such as lamination in a film form, melt lamination, and a method of coating a material dissolved, dispersed or emulsified in a solvent are employed. be able to.
A specific gravity of 3 or more fine particles made of metal or a compound thereof in an aliphatic within polyesters which imparts a sheet that requires sound insulation may be placed on the fiber core a. In general, sounds generated from construction sites are often heavy bass sounds, which may give discomfort to residents near the site. It can be reduced by heavy heavy to absorb sound from mass law sheet. Therefore, metals or compounds thereof are used, and specific examples thereof include metals such as titanium, iron, copper, zinc, silver, barium, zirconium, manganese, antimony, and tungsten, and oxides thereof.
[0010]
【Example】
Next, the present invention will be described with reference to examples.
The physical properties of tensile strength and flame resistance were measured according to JIS A8952 (construction work sheet).
Example 1
Polylactic acid fiber 560 dtex / 96f (3.5 cN / dtex) obtained by the melt spinning method is woven in a flat structure (25 warps (books / inch) × 25 wefts (books / inch)) to obtain a base cloth 1. .
As the coating resin, (2- (hydroxyethoxycarbonyl) ethyl) methylphosphinic acid was added in an amount of 4500 ppm in terms of phosphorus element during lactic acid polymerization to contain 10 wt% of magnesium hydroxide, and coating resin 1 (molecular weight: 2,000,000, melting point: 160 ° C.) ) Got.
The coating resin 1 was melted with a screw extruder, extruded from a T-die having a slit of 0.1 mm at a temperature of 200 ° C., immediately bonded to the base fabric 1, and then pressed with a roller. This process was repeated and bonded to both sides to obtain the sheet of Example 1 (mass 210 g / m 2 ).
[0011]
Example 2
During the polymerization, using a polylactic acid fiber 560 dtex / 96f (3.4 cN / dtex) to which (2- (hydroxyethoxycarbonyl) ethyl) methylphosphinic acid was added in an amount of 4500 ppm in terms of elemental phosphorus, the density of the fabric was determined based on a history of 25 fibers / inch. Cloth 2 was obtained.
Polylactic acid as a coating resin was melted by a screw extruder, extruded from a T-die having a slit of 0.1 mm at a temperature of 200 ° C., immediately bonded to the base fabric 2, and then pressed with a roller. This step was repeated and bonded to both surfaces to obtain the sheet of Example 2 (weight 210 g / m 2 ).
[0012]
Example 3
The polylactic acid fiber 560 dtex / 96f (3.5 cN / dtex) obtained by the melt spinning method is woven in a flat structure (warp 25 (books / inch) × weft 25 (books / inch), filling rate 88%), The base fabric 3 was obtained.
As a coating resin having biodegradability, a chitosan derivative FCM-117 manufactured by Shichifuku Chemical Co., Ltd. is used, and α- (4-nonylphenyl) -ω-hydroxypoly (oxyethylene) (D. P.40) and triphenyl phosphate (TPP) as a flame retardant at a ratio of 1 g / l, and dipping at 4% o. m. f. After processing, a mesh sheet (mass 100 g / m 2 ) was obtained.
[0013]
Example 4
During the polymerization, using 560 dtex / 96f (3.4 cN / dtex) of polylactic acid fiber to which (2- (hydroxyethoxycarbonyl) ethyl) methylphosphinic acid was added in an amount of 4500 ppm in terms of elemental phosphorus, the density of the fabric was changed to 25 lines / inch (solid). The base fabric 4 was obtained at a rate of 88%.
As the coating resin, a chitosan derivative FCM-117 manufactured by Shichifuku Chemical Co., Ltd. was used to dipping 4% o. m. f. After processing, a mesh sheet (mass 100 g / m 2 ) was obtained.
[0014]
Comparative Example 1
Polylactic acid fiber 560 dtex / 96f (2.2 cN / dtex) obtained by the melt spinning method is woven with a flat structure (25 warps (books / inch) × 25 wefts (books / inch)) to obtain a base cloth 5. .
Polylactic acid as a coating resin was melted with a screw extruder, extruded from a T-die having a slit of 0.1 mm at a temperature of 200 ° C., immediately adhered to the base cloth 5, and then pressed with a roller. This process was repeated and bonded to both sides to obtain a sheet (mass 210 g / m 2 ).
[0015]
Comparative Example 2
The polylactic acid fibers 560 dtex / 96f (2.2 cN / dtex) obtained by the melt spinning method are woven in a flat structure (25 warps (books / inch) × 25 wefts (books / inch), filling ratio 88%). Cloth 6 was obtained.
As the coating resin, a chitosan derivative FCM-117 manufactured by Shichifuku Chemical Co., Ltd. was used to dipping 4% o. m. f. After processing, a mesh sheet (mass 100 g / m 2 ) was obtained.
[0016]
Comparative Example 3
The polylactic acid fiber 560 dtex / 96f (3.5 cN / dtex) obtained by the melt spinning method is woven in a flat structure (warp 32 (books / inch) × weft 32 (book / inch), filling rate 99%). Cloth 7 was obtained.
As the coating resin, a chitosan derivative FCM-117 manufactured by Shichifuku Chemical Co., Ltd. was used to dipping 4% o. m. f. After the treatment, a mesh sheet (mass 130 g / m 2 ) was obtained.
Table 1 shows the sheet properties of Examples 1, 2, 3, and 4 and Comparative Examples 1, 2, and 3 obtained. Examples 1, 2, 3, 4 are observed to have passed the 2 such construction sheet from Table 1, but Comparative Example 1 has poor strength thereof of Comparative Example 2 has poor strength properties, In addition, the flame retardancy was rejected, and Comparative Example 3 had no mesh-like opening , and the flame retardancy was rejected.
[0017]
[Table 1]
Figure 2001303387
[0018]
The result of observation of this, such as sheet was allowed to stand set embedded in the soil of Fukui Prefecture, Sakai District Maruoka-cho situation of, after one year and maintaining the state of the seat, but easy to not tear, after two years Although the shape was maintained, it was easily torn, and after three years it was disassembled and it was confirmed that the shape was not substantially maintained.
[0019]
【The invention's effect】
According to the present invention, an excellent effect that can be converted to a substance present in the construction embedding work sheet up in soil or compost set Then nature after use.

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