JP2001301884A - 液と水和物スラリの貯蔵方法及び液と水和物スラリの貯蔵タンク - Google Patents

液と水和物スラリの貯蔵方法及び液と水和物スラリの貯蔵タンク

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JP2001301884A
JP2001301884A JP2000118847A JP2000118847A JP2001301884A JP 2001301884 A JP2001301884 A JP 2001301884A JP 2000118847 A JP2000118847 A JP 2000118847A JP 2000118847 A JP2000118847 A JP 2000118847A JP 2001301884 A JP2001301884 A JP 2001301884A
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hydrate slurry
storage tank
slurry
tank
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JP2000118847A
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Katsuki Sonoda
克樹 園田
Kanetoshi Hayashi
謙年 林
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水和物スラリの融解を防止すると共に、水和
物スラリの円滑な払い出しを可能とする液と水和物スラ
リの貯蔵方法及び液と水和物スラリの貯蔵タンクを得
る。 【解決手段】 液102と水和物スラリ105をそれぞ
れ別のタンクに貯蔵する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液および水和物スラ
リを貯蔵する液と水和物スラリの貯蔵方法及び貯蔵タン
クに関する。
【0002】
【従来の技術】ビル空調や地域冷暖房において、氷スラ
リや水和物スラリ、冷水等の冷熱媒体を夜間に製造して
タンクに貯蔵しておき、昼間に貯蔵タンクから取出して
冷熱源として使用する方法が提案されている。図26は
従来の方法のうち冷熱媒体として水和物スラリを用いた
冷熱媒体循環系の説明図である。水和物スラリを用いた
ものにおいては、図26に示すように、夜間にタンク1
01内の液102をポンプ103によってスラリ製造器
104に移送して水和物スラリを製造し、製造された水
和物スラリを再びタンク101に戻してタンク101内
に蓄積する。一方、昼間にはタンク101内の水和物ス
ラリ105をポンプ106によって空調器107に移送
する。空調器107に移送された水和物スラリ105は
空気などの媒体と熱交換されて液となり、再びタンク1
01へ戻る。
【0003】ここで、水和物スラリとは、例えば特開平
11−264681号公報に示された包接水和物のこと
であり、水分子(ホスト分子)で構成された籠状の包接
格子内に以下のようなゲスト分子が包み込まれて結晶化
する化合物をいう。ゲスト分子として、テトラn−ブチ
ルアンモニウム塩、テトラiso−アルミアンモニウム
塩、テトラn−フォスフォニウム塩、トリiso−アル
ミサルフォニウム塩の例として、テトラn−ブチルアン
モニウム塩としてフッ化テトラn−ブチルアンモニウム
(n−C494NF),塩化テトラn−ブチルアンモ
ニウム((n−C494NCl),臭化テトラn−ブ
チルアンモニウム((n−C494NBr)などがあ
る。
【0004】そして、このような水和物スラリは、熱交
換効率が高いので、熱交換器をコンパクトにでき、さら
にコストも安いという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図26
に示した従来例においては、液102と水和物スラリ1
05を同一のタンク101内に貯蔵しているため、液1
02と水和物スラリ105が直接接触し、容易に熱交換
して水和物スラリが融解する。その結果、蓄冷媒体であ
る水和物スラリ105の量が減少するという問題があっ
た。
【0006】また、液102と水和物スラリ105が混
在するタンク101から水和物スラリ105を払出す
際、水和物スラリ105の粘度が液102と大きく異な
る場合には流動性の良い液102のみが払出される傾向
がある。すなわち、図27に示すように、水和物スラリ
105内にスラリ払い出し用の配管109を挿入して水
和物スラリ105を払い出そうとした際に、スラリ層内
に水道111が形成されて液102のみが払い出され、
水和物スラリ105をタンク101から払出せないとい
う問題があった。
【0007】本発明は係る問題点を解決するためになさ
れたものであり、水和物スラリの融解を防止すると共
に、水和物スラリの円滑な払い出しを可能とする液と水
和物スラリの貯蔵方法及び液と水和物スラリの貯蔵タン
クを得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液と水和物
スラリの貯蔵方法は、液と水和物スラリをそれぞれ別の
タンクに貯蔵するものである。
【0009】また、入熱又は放熱により性状が液と水和
物スラリに互いに変化する冷熱媒体を空調システムの冷
熱媒体循環系内において貯蔵する方法であって、貯蔵タ
ンク内に前記液と前記水和物スラリを貯蔵するための領
域をそれぞれ設け、これらの領域の容積が投入される前
記液又は前記水和物スラリの量に応じて変化するように
したものである。
【0010】本発明に係る液と水和物スラリの貯蔵タン
クは、貯蔵タンク内に仕切を設け、貯蔵タンク内の領域
を液貯蔵部と水和物スラリ貯蔵部に分割したものであ
る。
【0011】また、仕切が、貯蔵タンクの内壁に沿って
移動自在であることを特徴とするものである。
【0012】また、仕切の移動を案内する案内手段を設
けたものである。
【0013】また、仕切が、可撓性を有する膜を有し、
液貯蔵部と水和物スラリ貯蔵部の容積を変更自在にした
ものである。
【0014】また、貯蔵タンク内に第二の貯蔵タンクを
収納し、各貯蔵タンクに液又は水和物スラリを別々に貯
蔵するようにしたものである。
【0015】また、第二の貯蔵タンクの底部が上下動自
在であって、液面と水和物スラリ表面の高さを調整自在
にしたものである。
【0016】また、底部の上下動を案内する案内手段を
設けたものである。
【0017】また、第二の貯蔵タンクは、可撓性のある
膜を有し、第二の貯蔵タンク内に投入される液又は水和
物スラリの量に応じて容積が変化自在であることを特徴
とするものである。
【0018】また、水和物スラリ貯蔵部の底部をホッパ
状にしたものである。
【0019】また、底部の傾斜角を変更自在にしたもの
である。
【0020】また、液貯蔵部及び水和物スラリ貯蔵部に
空気抜き手段を設けたものである。
【0021】また、入熱又は放熱により性状が液と水和
物スラリに互いに変化する冷熱媒体を空調システムの冷
熱媒体循環系内において貯蔵する液と水和物スラリの貯
蔵タンクであって、前記貯蔵タンク内に前記液と前記水
和物スラリを貯蔵するための領域をそれぞれ設け、これ
らの領域の容積が投入される前記液又は前記水和物スラ
リの量に応じて変化するようにしたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1の説明図であり、従来例を示した図26と同
一部分又は相当する部分には同一の符号を付している。
この実施の形態1においては、図1に示すように、液1
02を貯蔵する液タンク1と水和物スラリ105を貯蔵
するスラリタンク3を別々に設け、液タンク1に液受入
ロ19および払出口21を、スラリタンク3にスラリ受
入口23および払出口25をそれぞれ設けたものであ
る。このように、液タンク1とスラリタンク3を別々に
設けることにより、液102と水和物スラリ105の接
触が防止でき水和物スラリ105の液102による融解
を防止できる。また、液102と水和物スラリ105を
それぞれ別タンクに貯蔵するので、両者が同一のタンク
内にある場合のように粘度の違いによる水道の形成によ
る水和物スラリの払い出しが困難になるという問題も生
じない。
【0023】実施の形態2.図2は本発明の実施の形態
2の説明図である。実施の形態2においては、液タンク
とスラリタンクを別々に設けるのではなく、1つのタン
ク5の内部に隔壁(又は隔膜)7を設けることによりタ
ンク5の内部を分割し、分割されたタンク内領域ABの
それぞれに液102または水和物スラリ105の受入口
19,23および払出口21,25をそれぞれ設けたも
のである。
【0024】隔壁(又は隔膜)7を断熱性の高い材質に
することにより、隔壁(又は隔膜)7の近傍における液
102と水和物スラリ105の熱交換を低減することが
でき、蓄熱槽効率の低下を抑制することができる。この
点は、隔壁又は隔膜あるいは分離板を設ける以下の実施
の形態において共通である。
【0025】実施の形態3.図3は本発明の実施の形態
3の説明図である。実施の形態3においては、タンク5
内にタンク内を左右に分割すると共にタンク内壁に沿っ
て左右に移動できる可動式分離板9を設けたものであ
る。そして、可動式分離板9の周縁部にフレキシブルな
シール部材11を設け、可動式分離板9とタンク内壁と
の間をシールしている。さらに、可動式分離板9の移動
をスムーズにするために、可動式分離板9をガイドする
ガイドロッド13をタンク内に設けている。
【0026】可動式分離板9及びシール部材11に断熱
性の高い材質を選定することで、水和物スラリ105と
液102の熱交換を低減することができ、水和物スラリ
105の融解を抑制することができる。また、可動式分
離板9とシール部材11に不透水性の材質を選定するこ
とで、液領域から水和物スラリ領域への水道の形成を防
止することができ、上記実施の形態2と同様に、水和物
スラリ層内からの水和物スラリ払出が容易となる。
【0027】なお、シール部材11はタンク内壁と可動
式分離板9の隙間をシールして、領域AB間の液・水和
物スラリ通過を遮断する目的で設けているが、領域AB
間の液・水和物スラリ通過量が微小であり、水和物スラ
リの受入・払出サイクルが24時間程度であれば、水和
物スラリ払出時に水道が形成されないため、領域AB間
の液・水和物スラリ通過量を完全にゼロにする必要はな
く、また、水和物スラリの状態(粘度)によってはシー
ル部材は不要となる。この点は、同様の構成を有する以
下の実施の形態においても同様である。
【0028】本実施の形態においては、タンク内を移動
できる可動式分離板9を設けることにより、液102と
水和物スラリ105の量に応じてタンク内の容積を調整
でき、タンクの容積を有効に活用することができる。
【0029】実施の形態4.図4は本発明の実施の形態
4の説明図である。実施の形態4においては、図4に示
すように、タンク5内にタンク内を上下に分割すると共
にタンク内壁に沿って上下に移動できる可動式分離板1
5を設けたものである。可動式分離板15の周縁部には
フレキシブルなシール部材17を設け、可動式分離板1
5とタンク内壁との間をシールしている。
【0030】可動式分離板15によって分離されたタン
ク内の各領域ABにそれぞれ液102、水和物スラリ1
05を貯蔵する。そして、領域Aに対して液102の受
入口19および払出口21を設け、領域Bに対して水和
物スラリ105の受入口23および払出口25を設けて
いる。
【0031】ここで空調システム可動時の動作について
説明する。領域A内に液102が貯蔵され、領域Bに水
和物スラリは存在しない状態では可動式分離板15はタ
ンク上部に位置している。この状態から夜間の安価な電
力を用いてポンプ103、スラリ製造器104(図1参
照)を起動して水和物スラリを製造する。すなわち、領
域Aの液払出口21から払い出された液102はスラリ
製造器104によって水和物スラリとなり、スラリ受入
口23から領域Bに受け入れられる。このとき、液払出
量とスラリ受入量は等しく、領域Aの液減少量と等量の
水和物スラリが領域Bに蓄積されていく。領域Aの液1
02が減少して領域Bの水和物スラリ105が増加する
にしたがって可動式分離板15は除々に降下し、液10
2が全て払い出された状態では、可動式分離板15は最
下位置になる。このようにしてタンク5内は夜間に水和
物スラリ105で満たされることになる。
【0032】タンク5に貯蔵された水和物スラリ105
の冷熱を活用する昼間には、領域Bの水和物スラリをポ
ンプ106によって空調器107(図1参照)に移送し
て熱交換する。熱交換により冷熱を奪われた水和物スラ
リは液になり、液受入口19から領域Aに受け入れられ
る。このとき、図4に示すように、タンク5内に液10
2と水和物スラリ105が存在することになるが、これ
らは断熱性能の高い可動式分離板15により仕切られて
いるので、スラリ払出時に液部分から水道が形成される
ことはなく、また水和物スラリ105が融解することも
ない。領域Bの水和物スラリ105がすべて払い出さ
れ、冷熱を奪われた液102が領域Aに受入られるにし
たがって可動式分離板15は除々に上昇して、全ての水
和物スラリ105が払い出されると最上位置である初期
の状態に戻る。
【0033】以上のように、夜間のスラリ製造時、昼間
のスラリ消費時において、タンク5内の液・スラリの総
量は変化せず、タンク5内の液・スラリの比率が変化す
るだけである。したがって、上記のように領域Aに液1
02、領域Bに水和物スラリ105を貯蔵する場合、水
和物スラリ105と液102の密度がほぼ等しければ領
域Bの液面レベルは変化しない。したがって、タンクの
高さ、水和物スラリ払出口高さを適切に設計すれば、タ
ンク上部から液が溢れ出すことはなく、水和物スラリ払
出口25が水和物スラリ液面より上側に出てしまうこと
もない。また、タンク5を上下に分割することで、タン
ク5の容量を有効に活用することができる。
【0034】なお、可動式分離板15が上下動の際に傾
くのを防止するために、図5に示すように、タンク5内
に上下に延びるガイドロッド27を設け、可動式分離板
15をガイドさせるようにしてもよい。また、可動式分
離板15の傾きを防止する他の手段として、図6に示す
ように、タンク上部に設置したワイヤ巻取装置29に接
続したワイヤ31を可動式分離板15の周縁部に固定
し、可動式分離板15が領域Bの液面とほぼ平行になる
ようにワイヤ長さを調節するようにしてもよい。
【0035】また、領域Aの液102が微量になると、
可動式分離板15が最下位置に移動して液受入口・払出
口19,21が可動式分離板15によって閉塞すること
が考えられる。そこで、図7に示すように、液受入口・
払出口19,21の上方に複数の棒材33の上端に板材
35を設置した閉塞防止手段37を設け、可動式分離板
15が閉塞防止手段37の板材35の位置よりも下降で
きなくなるようにしてもよい。
【0036】ところで、タンク5の底に閉塞防止手段3
7を設けると、可動式分離板15が閉塞防止手段37に
当接した位置よりも下降できなくなるため、タンクの内
容積の有効利用が妨げられる。そこで、図8に示すよう
に、可動式分離板15における閉塞防止手段37と当接
する中央部に開口部を設け、該開口部にフレキシブルな
シート39を余裕をもって設置するようにしてもよい。
これによって、可動式分離板15が下降した際に、シー
ト39が閉塞防止手段37に当接した後も、シート39
の余裕の分だけ可動式分離板15が下降できる。これに
よって、タンク5の内容積をより有効に活用できる。な
お、この閉塞防止手段37は可動式分離板15側に設け
るようにしてもよい。また、特に、閉塞防止手段37の
ようなものを設けずに、領域Aに液102を少量残すよ
うな運用をしてもよい。
【0037】実施の形態5.水和物スラリの粘度が極め
て高い場合に上方から吸い出すような方法では、図9に
示すように、安息角が大きくなり、水和物スラリ105
を払い出せなくなる場合がある。したがって、このよう
な粘度が極めて高い水和物スラリ105は下から払出す
ようにする。
【0038】この場合、図10に示すように、可動式分
離板41を安息角以上の傾斜を有するホッパ状にすると
共に、その中央部に水和物スラリ105の払出口25を
設けるようにする。このようにすることで、粘度の高い
水和物スラリを効果的に払出すことができる。また、図
11に示すように、ホッパの傾斜角を可変式にして、水
和物スラリの量が少ない場合には傾斜が大きくなるよう
にしてもよい。これによって、より効果的な水和物スラ
リの払い出しが可能となる。
【0039】なお、ホッパ形状は図10、図11に示し
た円錐形の他に、図12に示すような角錐台の頭を切っ
たような形状のもので、頭の一端側に傾斜するような形
状のものでもよい。
【0040】ホッパ形状の傾斜角を大きくすると、領域
Aにおける傾斜部の下方の部分が常に空領域となり、領
域Aに液102が存在しない場合にも空間として存在し
ているためにタンク5の効率的な使用が妨げられること
になる。そこで、このような場合には、図13に示すよ
うに、ホッパ形状を複数設けて各ホッパ形状に水和物ス
ラリの払出口25をそれぞれ設けるようにしてもよい。
これによって、タンク5の効率的な使用を確保しつつ粘
度の高い水和物スラリを効果的に払出すことができる。
【0041】なお、ホッパの形状は特定ものに制限され
るものではなく、またホッパを形成する材料についても
硬質でもフレキシブル質でもよい。
【0042】実施の形態6.図14は本発明の実施の形
態6の説明図である。この実施の形態6においては、図
14に示すように、タンク5の内部に別の内タンク43
を設け、内部に設けた内タンク43をスラリ用として、
タンク5を液用として用いるようにしたものである。そ
して、液タンクとなるタンク5には液受入ロ19および
払出口21を、スラリタンクとなる内タンク43にスラ
リ受入口23および払出口25をそれぞれ設けている。
【0043】このように、タンクを2重構造にすること
によって、タンク内を分離した上記の実施の形態と同様
に、水和物スラリ105の液102による融解の防止、
及び水路の形成による水和物スラリの払い出しが困難に
なるという問題の発生を防止できる。
【0044】実施の形態7.上記の実施の形態6のよう
に、タンク5の中に剛体のタンク43を挿入した2重構
造にすると、各タンクで液又は水和物スラリを全量貯蔵
できるようにする必要があることから、タンク5,43
の容積が大きくなるという問題がある。そこで、タンク
の内容積の有効活用するために本実施の形態7において
は、図15に示すように、タンク5内にフレキシブルな
袋状容器45を設け、袋状容器45の周縁部をタンク上
部に固定し、袋状容器45によって分離された内部の領
域B、及びタンク5内であって袋状容器45の外側の領
域Bをそれぞれ大気開放させ、さらに領域A及びBに液
あるいはスラリの受入口19,23および払出口21,
25をそれぞれ設けたものである。
【0045】フレキシブルな袋状容器45は、断熱性が
高く不透水性の材質で形成している。これによって、水
和物スラリ105の液102による融解の防止、及び水
路の形成による水和物スラリの払い出しが困難になると
いう問題の発生を防止できる。
【0046】本実施の形態の具体的な動作について説明
する。領域Aに液102のみが貯蔵されている状態にお
いては、袋状容器45は収縮して領域Bの容積は微小に
なっている。この状態から夜間の安価な電力を用いてポ
ンプ103、スラリ製造器104(図1参照)を起動し
て水和物スラリを製造する。すなわち、領域Aの液払出
口21から払い出された液102はスラリ製造器104
によって水和物スラリとなり、スラリ受入口23から領
域Bに受け入れられる。このとき、液払出量とスラリ受
入量は等しく、領域Aの液減少量と等量の水和物スラリ
が領域Bに蓄積されていく。領域Aの液102が減少し
て領域Bの水和物スラリ105が増加するにしたがって
袋状容器45は除々に膨らんでゆき、液102が全て払
い出された状態では、袋状容器45は最も膨らんだ状態
になって、タンク5内を満たすことになる。このように
して夜間にタンク5内の袋状容器45は水和物スラリ1
05で満たされることになる。
【0047】袋状容器45に貯蔵された水和物スラリ1
05の冷熱を活用する昼間においては、領域Bの水和物
スラリをポンプ106によって空調器107(図1参
照)に移送して熱交換する。熱交換により冷熱を奪われ
た水和物スラリは液となり、液受入口19から領域Aに
受け入れられる。このとき、図15に示すように、タン
ク5内に液102と水和物スラリ105が存在すること
になるが、これらは断熱性能の高い袋状容器45により
仕切られているので、スラリ払出時に液部分から水道が
形成されることはなく、また水和物スラリ105が融解
することもない。領域Bの水和物スラリ105がすべて
払い出され、冷熱を奪われた液102が領域Aに受入ら
れるにしたがって袋状容器45は除々に萎んでゆき、全
ての水和物スラリ105が払い出されると最も萎んだ初
期の状態に戻る。
【0048】以上の一連の状態において、袋状容器45
には領域Aの液102と領域Bの水和物スラリ105の
圧力ヘッドが作用する。したがって、容器収縮に必要な
力が無視できるほど小さく、水和物スラリ105と液1
02の密度差が微小であれば、領域ABの液面レベルは
ほぼ等しくなり、貯蔵タンク容量を有効に活用すること
ができる。また、液102や水和物スラリ105を受け
入れる際、エアが混入する可能性があるが、領域ABは
ともに大気に開放されているため、タンク5及び袋状容
器45内にエア溜りが形成されることはなく、エア溜り
による容積の有効利用が妨げられることもない。
【0049】また、袋状容器45の底部に、図16に示
すように、底板47を設け、この底板47が上下に可動
できるようにしてもよい。こうすることによって、袋状
容器45が一定の形状を保って膨張収縮できるので、袋
状容器45内の水和物スラリ105を確実に払い出すこ
とができる。なお、上下動の際に底板47が傾くのを防
止するために、図17に示すように、タンク5内に上下
に延びるガイドロッド49を設け、底板47の上下動の
際にガイドさせるようにして底板47が傾くのを防止す
るようにしてもよい。また、あるいは図18に示すよう
に、タンク5内に上下に延びるガイドレール51を設け
ると共に、底板47の周面にガイドローラ53を設け、
上下動の際にガイドレール51上をガイドローラ53が
移動するようにしてもよい。
【0050】底板47の傾きを防止する他の手段とし
て、図19に示すように、タンク上部に設置したワイヤ
巻取装置55に接続したワイヤ49を底板15の周縁部
に固定し、底板47がタンク5の底面とほぼ平行になる
ようにワイヤ長さを調節するようにしてもよい。
【0051】また、領域Aの液102が微量になると、
底板47が最下位置に移動して液受入口・払出口19,
21が底板47によって閉塞することが考えられるが、
この場合には図7で示した閉塞防止手段37を設けるよ
うにすればよい。
【0052】実施の形態8.水和物スラリの粘度が極め
て高い場合に上方から吸い出すような方法では、図20
に示すように、安息角が大きくなり、水和物スラリ10
5を払出せなくなる場合がある。したがって、このよう
な粘度が極めて高い水和物スラリ105は下から払出す
ようにする。
【0053】この場合、図21に示すように、袋状容器
45の底部59を安息角以上の傾斜を有するホッパ状に
すると共に、その中央部に水和物スラリ105の払出口
25を設けるようにする。このようにすることで、粘度
の高い水和物スラリを効果的に払出すことができる。
【0054】また、図22に示すように、ホッパ状の底
部59の払出口25をフレキシブルな配管60にすると
共にホッパの傾斜角を可変式にして、水和物スラリの量
が少ない場合には傾斜が大きくなるようにしてもよい。
これによって、より効果的な水和物スラリの払い出しが
可能となる。なお、ホッパ形状としては、前述した図1
1、図12に示したものを使用することができる。
【0055】ところで、ホッパ形状の傾斜角を大きくす
ると、領域Aにおける傾斜部の下方の部分が常に空領域
となり、領域Aに液102が存在しない場合にも空間と
して存在しているためにタンク5の効率的な使用が妨げ
られることになる。そこで、このような場合には、図2
3に示すように、ホッパ形状を複数設けて各ホッパ形状
に水和物スラリの払出口25をそれぞれ設けるようにし
てもよい。これによって、タンク5の効率的な使用を確
保しつつ粘度の高い水和物スラリを効果的に払出すこと
ができる。
【0056】実施の形態9.図24は実施の形態9の説
明図である。この実施の形態9においては、袋状容器4
5の開口部をタンク5の側壁に固定して、袋状容器45
がタンク5の幅方向に膨張・収縮するようにしたもので
ある。なお、この場合にも、袋状容器45の上面に大気
開放穴45aを設けている。この実施の形態9において
は、タンク5の下部であって袋状容器45の内部に通ず
る位置に水和物スラリの払出口23、受入口25を設け
ることができる。したがって、袋状容器45の上部から
水和物スラリを吸い上げて払い出す場合に比較してより
確実な払い出しができる。
【0057】なお、図25に示すように、袋状容器45
の側面部に側板61を設け、タンク5の上下部に横方向
に設けたガイドロッド63によって側板61をガイドす
るようにしてもよい。これによって、袋状容器45の膨
張・収縮をスムーズに行うことができる。
【0058】なお、上記の実施の形態に示したタンク5
の形状は直方体、円筒形、円錐形など様々なものが考え
られ、適宜変更可能である。また、袋状容器45の形状
について、上記の例では蛇腹状のものを示したがこれに
限られず適宜変更可能である。
【0059】
【発明の効果】本発明においては、液と水和物スラリを
それぞれ別のタンクに貯蔵し、あるいはタンク内に仕切
を設けて別々の領域に貯蔵し、またあるいはタンク内に
第二のタンクを挿入して各タンクに別々に貯蔵するよう
にしたので、液と水和物スラリが接触することがなく水
和物スラリの融解が防止でき、また、液と水和物スラリ
の粘度の違いに起因する水路の形成を防止して水和物ス
ラリの円滑な払い出しを実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の説明図である。
【図2】 本発明の実施の形態2の説明図である。
【図3】 本発明の実施の形態3の説明図である。
【図4】 本発明の実施の形態4の説明図である。
【図5】 本発明の実施の形態4の他の態様の説明図で
ある。
【図6】 本発明の実施の形態4の他の態様の説明図で
ある。
【図7】 本発明の実施の形態4の他の態様の説明図で
ある。
【図8】 本発明の実施の形態4の他の態様の説明図で
ある。
【図9】 本発明の実施の形態5の解決すべき課題の説
明図である。
【図10】 本発明の実施の形態5の説明図である。
【図11】 本発明の実施の形態5の他の態様の説明図
である。
【図12】 本発明の実施の形態5の他の態様の説明図
である。
【図13】 本発明の実施の形態5の他の態様の説明図
である。
【図14】 本発明の実施の形態6の説明図である。
【図15】 本発明の実施の形態7の説明図である。
【図16】 本発明の実施の形態7の他の態様の説明図
である。
【図17】 本発明の実施の形態7の他の態様の説明図
である。
【図18】 本発明の実施の形態7の他の態様の説明図
である。
【図19】 本発明の実施の形態7の他の態様の説明図
である。
【図20】 本発明の実施の形態8の解決すべき課題の
説明図である。
【図21】 本発明の実施の形態8の説明図である。
【図22】 本発明の実施の形態8の他の態様の説明図
である。
【図23】 本発明の実施の形態8の他の態様の説明図
である。
【図24】 本発明の実施の形態9の説明図である。
【図25】 本発明の実施の形態9の他の態様の説明図
である。
【図26】 従来例の説明図である。
【図27】 従来例の課題の説明図である。
【符号の説明】
1 液タンク 3 スラリタンク 5 タンク 7 隔壁(隔膜) 9,15,41 可動式分離板 43 内タンク 45 袋状容器 47 底板 59 底部
フロントページの続き Fターム(参考) 3E070 AA02 AB01 DA01 DA07 EA04 GB01 GB04 GB06 GB09 NA10 RA01 TA01 TA03 TA05 WF19 WF21

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液と水和物スラリをそれぞれ別のタンク
    に貯蔵することを特徴とする液と水和物スラリの貯蔵方
    法。
  2. 【請求項2】 入熱又は放熱により性状が液と水和物ス
    ラリに互いに変化する冷熱媒体を空調システムの冷熱媒
    体循環系内において貯蔵する方法であって、 貯蔵タンク内に前記液と前記水和物スラリを貯蔵するた
    めの領域をそれぞれ設け、これらの領域の容積が投入さ
    れる前記液又は前記水和物スラリの量に応じて変化する
    ようにしたことを特徴とする液と水和物スラリの貯蔵方
    法。
  3. 【請求項3】 貯蔵タンク内に仕切を設け、貯蔵タンク
    内の領域を液貯蔵部と水和物スラリ貯蔵部に分割したこ
    とを特徴とする液と水和物スラリ貯蔵タンク。
  4. 【請求項4】 仕切が、貯蔵タンクの内壁に沿って移動
    自在であることを特徴とする請求項3記載の液と水和物
    スラリの貯蔵タンク。
  5. 【請求項5】 仕切の移動を案内する案内手段を設けた
    ことを特徴とする請求項4記載の液と水和物スラリの貯
    蔵タンク。
  6. 【請求項6】 仕切が、可撓性を有する膜を有し、液貯
    蔵部と水和物スラリ貯蔵部の容積を変更自在にしたこと
    を特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の液と水和
    物スラリの貯蔵タンク。
  7. 【請求項7】 貯蔵タンク内に第二の貯蔵タンクを収納
    し、各貯蔵タンクに液又は水和物スラリを別々に貯蔵す
    るようにしたことを特徴とする液と水和物スラリの貯蔵
    タンク。
  8. 【請求項8】 第二の貯蔵タンクの底部が上下動自在で
    あって、液面と水和物スラリ表面の高さを調整自在にし
    たことを特徴する請求項7記載の液と水和物スラリ貯蔵
    タンク。
  9. 【請求項9】 底部の上下動を案内する案内手段を設け
    たことを特徴とする請求項8記載の液と水和物スラリ貯
    蔵タンク。
  10. 【請求項10】 第二の貯蔵タンクは可撓性のある膜を
    有し、第二の貯蔵タンク内に投入される液又は水和物ス
    ラリの量に応じて容積が変化自在であることを特徴とす
    る請求項7〜9のいずれかに記載の液と水和物スラリの
    貯蔵タンク。
  11. 【請求項11】 水和物スラリ貯蔵部の底部をホッパ状
    にしたことを特徴とする請求項3〜10のいずれかに記
    載の液と水和物スラリの貯蔵タンク。
  12. 【請求項12】 底部の傾斜角を変更自在にしたことを
    特徴とする請求項11記載の液と水和物スラリの貯蔵タ
    ンク。
  13. 【請求項13】 液貯蔵部及び水和物スラリ貯蔵部に空
    気抜き手段を設けたことを特徴とする請求項3〜12の
    いずれかに記載の液と水和物スラリの貯蔵タンク。
  14. 【請求項14】 入熱又は放熱により性状が液と水和物
    スラリに互いに変化する冷熱媒体を空調システムの冷熱
    媒体循環系内において貯蔵する液と水和物スラリの貯蔵
    タンクであって、 前記貯蔵タンク内に前記液と前記水和物スラリを貯蔵す
    るための領域をそれぞれ設け、これらの領域の容積が投
    入される前記液又は前記水和物スラリの量に応じて変化
    するようにしたことを特徴とする液と水和物スラリの貯
    蔵タンク。
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