JP2001300571A - 水処理装置の流動床用濾材 - Google Patents
水処理装置の流動床用濾材Info
- Publication number
- JP2001300571A JP2001300571A JP2000122118A JP2000122118A JP2001300571A JP 2001300571 A JP2001300571 A JP 2001300571A JP 2000122118 A JP2000122118 A JP 2000122118A JP 2000122118 A JP2000122118 A JP 2000122118A JP 2001300571 A JP2001300571 A JP 2001300571A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter medium
- carrier
- honeycomb structure
- fluidized bed
- medium according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】浄化能力の高い流動床用濾材を提供する。
【解決手段】担体６を構成する面１５同士の面交角が内
周面及び外周面ともに鈍角となるハニカム構造体とし、
その材質としてはオレフィン系樹脂の発泡押し出し成形
品とし、表面を適当に荒らして表面積をより多くし、浄
化能力を高める。
周面及び外周面ともに鈍角となるハニカム構造体とし、
その材質としてはオレフィン系樹脂の発泡押し出し成形
品とし、表面を適当に荒らして表面積をより多くし、浄
化能力を高める。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚水や廃水などの
水を浄化処理する水処理装置の流動床用の濾材に関する
ものである。
水を浄化処理する水処理装置の流動床用の濾材に関する
ものである。
【０００２】
【従来技術】この種の水処理装置としては、微生物を付
着増殖させる採石やプラスチックなどの濾材をろ過槽に
固定する固定床方式と、微生物を付着増殖させて濾材を
浮遊状態で設置する流動床方式とがあるが、近年、ＢＯ
Ｄ（生物化学的酸素要求量）負荷に対する浄化能力の継
続的な維持が可能な流動床方式が注目されている。
着増殖させる採石やプラスチックなどの濾材をろ過槽に
固定する固定床方式と、微生物を付着増殖させて濾材を
浮遊状態で設置する流動床方式とがあるが、近年、ＢＯ
Ｄ（生物化学的酸素要求量）負荷に対する浄化能力の継
続的な維持が可能な流動床方式が注目されている。
【０００３】流動床方式の濾材の浄化能力は、単位面積
辺りに保持し得る生物量によって決定されるため、従来
は、その表面積を大きくするために、円柱状をした軟質
スポンジ状の担体や、表面を粗面にした円筒状の担体が
提案されている。
辺りに保持し得る生物量によって決定されるため、従来
は、その表面積を大きくするために、円柱状をした軟質
スポンジ状の担体や、表面を粗面にした円筒状の担体が
提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スポンジ状
の濾材は、その内部が連続気泡の多孔質体であるが故
に、汚水を内部にまで浸透させて有機物を捕捉可能であ
るが、内部の流動性が悪いために、時間が経つに連れて
内部の気泡部分に汚泥が堆積し嫌気的条件になり易い。
従って、微生物による有機物の分解が十分行われなくな
り、汚泥が目詰まりして悪臭を放つ難点があった。
の濾材は、その内部が連続気泡の多孔質体であるが故
に、汚水を内部にまで浸透させて有機物を捕捉可能であ
るが、内部の流動性が悪いために、時間が経つに連れて
内部の気泡部分に汚泥が堆積し嫌気的条件になり易い。
従って、微生物による有機物の分解が十分行われなくな
り、汚泥が目詰まりして悪臭を放つ難点があった。
【０００５】一方、表面を粗面とした円筒状濾材の場
合、内部に中空状のセル部を有するため、その中空セル
部を汚水が流動しやすく、スポンジ状の濾材に比べて嫌
気的条件になり難い点で優れているが、さらに表面積を
大きくして浄化能力を高め得る濾材の出現が望まれてい
るところである。
合、内部に中空状のセル部を有するため、その中空セル
部を汚水が流動しやすく、スポンジ状の濾材に比べて嫌
気的条件になり難い点で優れているが、さらに表面積を
大きくして浄化能力を高め得る濾材の出現が望まれてい
るところである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題に
着目し、浄化能力が高く、かつその能力の継続的な維持
が可能な濾材について鋭意研究した結果、微生物を付着
させる担体として、特に、円筒状担体に比べて複数個集
合すれば同じ断面積でも、表面積が大きく取れる六角形
状のハニカム構造体がその浄化能力も高くなり、かつ安
定した構造故に剛性も高く、耐久性も向上することを見
出し、本発明を完成するに至った。
着目し、浄化能力が高く、かつその能力の継続的な維持
が可能な濾材について鋭意研究した結果、微生物を付着
させる担体として、特に、円筒状担体に比べて複数個集
合すれば同じ断面積でも、表面積が大きく取れる六角形
状のハニカム構造体がその浄化能力も高くなり、かつ安
定した構造故に剛性も高く、耐久性も向上することを見
出し、本発明を完成するに至った。
【０００７】上記の構成においては、ハニカム構造体を
構成する筒壁同士が互いに交わる面交角が鈍角形状とな
るため、その交角部分に汚泥が堆積し難く、嫌気的条件
になり難い点で、筒壁同士の面交角が鋭角となる三角筒
あるいは四角筒に比べて有利であり、かつ表面積が大き
くとれる分、その浄化能力も円筒状濾材に比べて高くで
きる。
構成する筒壁同士が互いに交わる面交角が鈍角形状とな
るため、その交角部分に汚泥が堆積し難く、嫌気的条件
になり難い点で、筒壁同士の面交角が鋭角となる三角筒
あるいは四角筒に比べて有利であり、かつ表面積が大き
くとれる分、その浄化能力も円筒状濾材に比べて高くで
きる。
【０００８】本発明では、上述のようにハニカム構造体
が最適であるが、汚泥の堆積を防止できる点で、隣接す
る筒壁同士が交わって形成される面交角が鈍角形状とな
る他の角筒であってもよい。また、ハニカム構造体は、
複数の六角筒を集合してなるハニカム構造体が好適であ
るが、これに限らず、単一のハニカム構造体であっても
よい。
が最適であるが、汚泥の堆積を防止できる点で、隣接す
る筒壁同士が交わって形成される面交角が鈍角形状とな
る他の角筒であってもよい。また、ハニカム構造体は、
複数の六角筒を集合してなるハニカム構造体が好適であ
るが、これに限らず、単一のハニカム構造体であっても
よい。
【０００９】複数の六角筒の集合ハニカム構造体として
は、特に、４個以上の六角筒の筒壁を互いに面接合して
なるハニカム構造体の方が、生産性の面から好適であ
る。また、流動床用濾材として良好な浮遊状態とセル内
部への良好な流動性が得られる集合ハニカム構造体とし
ては、全体の左右前後幅及び高さが約５０ｍｍ以内に抑
えるのが好ましい。さらに、ハニカム構造体のセル幅に
対する高さの比率は特に限定されるものではないが、水
の良好な流動性を得る上においては、セル幅（集合ハニ
カム構造の場合は全体の左右前後幅）と高さを略同一
か、又は高さをセル幅よりも小さく設定するのが好適で
ある。
は、特に、４個以上の六角筒の筒壁を互いに面接合して
なるハニカム構造体の方が、生産性の面から好適であ
る。また、流動床用濾材として良好な浮遊状態とセル内
部への良好な流動性が得られる集合ハニカム構造体とし
ては、全体の左右前後幅及び高さが約５０ｍｍ以内に抑
えるのが好ましい。さらに、ハニカム構造体のセル幅に
対する高さの比率は特に限定されるものではないが、水
の良好な流動性を得る上においては、セル幅（集合ハニ
カム構造の場合は全体の左右前後幅）と高さを略同一
か、又は高さをセル幅よりも小さく設定するのが好適で
ある。
【００１０】また、担体の表面（外周面のみならず、内
周面も含む）は平滑であってもよいが、浄化能力をさら
に高めるには筒壁の表面積を大きくできる粗面構造とす
るのが好適である。この粗面形成手法としては、ハニカ
ム構造体の製造後に物理的あるいは化学的に粗面処理を
行う手法も採用可能であるが、薄肉形状のハニカム構造
体を樹脂成形する場合には、成形時に発泡剤を混入して
発泡成形すれば、成形品の表面に開放した気泡部分が現
われ、表面積の大きい粗面構造となる。この場合の成形
品の内部は、汚泥の浸透を防止するため、独立気泡の発
泡樹脂とするのが好適である。
周面も含む）は平滑であってもよいが、浄化能力をさら
に高めるには筒壁の表面積を大きくできる粗面構造とす
るのが好適である。この粗面形成手法としては、ハニカ
ム構造体の製造後に物理的あるいは化学的に粗面処理を
行う手法も採用可能であるが、薄肉形状のハニカム構造
体を樹脂成形する場合には、成形時に発泡剤を混入して
発泡成形すれば、成形品の表面に開放した気泡部分が現
われ、表面積の大きい粗面構造となる。この場合の成形
品の内部は、汚泥の浸透を防止するため、独立気泡の発
泡樹脂とするのが好適である。
【００１１】担体の素材としては、特に限定されるもの
ではないが、量産性や流動床用濾材の特性を考慮すれば
合成樹脂、中でも、押出し成形時の流動性がよく、耐水
性の面でも優れ、かつ成形品として良好な浮遊状態が得
られる比重の小さいポリプロピレン等のオレフィン系樹
脂により成形するのが好ましい。
ではないが、量産性や流動床用濾材の特性を考慮すれば
合成樹脂、中でも、押出し成形時の流動性がよく、耐水
性の面でも優れ、かつ成形品として良好な浮遊状態が得
られる比重の小さいポリプロピレン等のオレフィン系樹
脂により成形するのが好ましい。
【００１２】さらに、これらの担体の成形方法として
は、インジェクション、注型成形など各種成形方法が採
用可能であるが、同一断面のハニカム構造体の成形法と
して押出し成形法が最適である。
は、インジェクション、注型成形など各種成形方法が採
用可能であるが、同一断面のハニカム構造体の成形法と
して押出し成形法が最適である。
【００１３】従って、本発明において、４個以上の集合
体からなるハニカム構造体であって、オレフィン系樹脂
による薄肉形状の発泡押出し成形体が最適な実施形態と
いえる。
体からなるハニカム構造体であって、オレフィン系樹脂
による薄肉形状の発泡押出し成形体が最適な実施形態と
いえる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図１は水処理装置の概略斜視図、図
２は曝気装置における散気管の斜視図、図３は流動床用
濾材の斜視図、図４は同じくその平面図である。
基づいて説明する。図１は水処理装置の概略斜視図、図
２は曝気装置における散気管の斜視図、図３は流動床用
濾材の斜視図、図４は同じくその平面図である。
【００１５】図１のごとく、水処理装置１は、汚水を流
入ろ過するろ過槽２と、このろ過槽２に汚水を流入する
流入管３と、浄化された水を排出する排水管４と、濾材
５等の担体を強制的に水に浮遊させ、汚水などを循環さ
せて担体６の表面に形成された生物膜と汚水中の有機物
との接触機会を多くする曝気装置７と、ろ過槽２内に投
入され水に浮遊して汚水の有機物を分解する流動床用濾
材５とを備えたものである。
入ろ過するろ過槽２と、このろ過槽２に汚水を流入する
流入管３と、浄化された水を排出する排水管４と、濾材
５等の担体を強制的に水に浮遊させ、汚水などを循環さ
せて担体６の表面に形成された生物膜と汚水中の有機物
との接触機会を多くする曝気装置７と、ろ過槽２内に投
入され水に浮遊して汚水の有機物を分解する流動床用濾
材５とを備えたものである。
【００１６】本実施形態における水処理装置１は、濾材
５の構成以外は、通常の水処理装置に使用される周知構
造のものであるので、その構成を簡単に説明すると、ろ
過槽２は、汚水を貯溜可能な容積を有するもので、流入
管３及び排水管４が接続されている。曝気装置７は、ろ
過層２の下部に設置された複数の散気管１０と、この散
気管１０に空気を送り込むブロア−１１とを備えてい
る。散気管１０は、図２のごとく、下部に直径３ｍｍ程
度の複数の散気孔１３が周方向に４５°間隔で、かつ管
長さ方向に４０ｍｍピッチ程度で千鳥状に形成されてい
る。
５の構成以外は、通常の水処理装置に使用される周知構
造のものであるので、その構成を簡単に説明すると、ろ
過槽２は、汚水を貯溜可能な容積を有するもので、流入
管３及び排水管４が接続されている。曝気装置７は、ろ
過層２の下部に設置された複数の散気管１０と、この散
気管１０に空気を送り込むブロア−１１とを備えてい
る。散気管１０は、図２のごとく、下部に直径３ｍｍ程
度の複数の散気孔１３が周方向に４５°間隔で、かつ管
長さ方向に４０ｍｍピッチ程度で千鳥状に形成されてい
る。
【００１７】次に、本発明の特徴的構成である流動床用
の濾材５は、図３のごとく、担体６として、隣接する筒
壁１５同士が交わる面交角（内周面１５ａの面交角Θ
１、外周面１５ｂの面交角Θ２）が共に鈍角となる六角
筒の単一ハニカム構造体が採用されている。
の濾材５は、図３のごとく、担体６として、隣接する筒
壁１５同士が交わる面交角（内周面１５ａの面交角Θ
１、外周面１５ｂの面交角Θ２）が共に鈍角となる六角
筒の単一ハニカム構造体が採用されている。
【００１８】このハニカム構造体は、ポリエチレンまた
はポリプロピレン等のオレフィン系樹脂による独立気泡
の発泡押出し成形品であって、その密度が０．９〜０．
９８ｇ／ｃｍ3に設定されたもので、筒壁１５の肉厚が
０．４〜４ｍｍ程度の薄肉形状とされているが故に、独
立気泡が表面に現われた部分では気泡部分が開放された
形態となり、筒壁１５の内外周面１５ａ，１５ｂが粗面
化して表面積が大きく取れるようになっている。
はポリプロピレン等のオレフィン系樹脂による独立気泡
の発泡押出し成形品であって、その密度が０．９〜０．
９８ｇ／ｃｍ3に設定されたもので、筒壁１５の肉厚が
０．４〜４ｍｍ程度の薄肉形状とされているが故に、独
立気泡が表面に現われた部分では気泡部分が開放された
形態となり、筒壁１５の内外周面１５ａ，１５ｂが粗面
化して表面積が大きく取れるようになっている。
【００１９】また、ハニカム構造体は、水の流動性を良
好にするため、そのセル幅Ｄと高さＨは略同一に設定さ
れている。具体的には、セルサイズと高さが共に４ｍｍ
のものから、４０ｍｍ×４０ｍｍのものまで各種サイズ
のものが例示できる。
好にするため、そのセル幅Ｄと高さＨは略同一に設定さ
れている。具体的には、セルサイズと高さが共に４ｍｍ
のものから、４０ｍｍ×４０ｍｍのものまで各種サイズ
のものが例示できる。
【００２０】上記濾材６の成形方法は、ポリエチレンま
たはポリプロピレン等のオレフィン系樹脂に発泡剤を混
入し、図示しない押し出し成形機により押し出し成形
し、断面六角形のハニカム構造のチューブを成形し、こ
れを所定寸法Ｈに切断して流動床用濾材５を形成するこ
とができる。
たはポリプロピレン等のオレフィン系樹脂に発泡剤を混
入し、図示しない押し出し成形機により押し出し成形
し、断面六角形のハニカム構造のチューブを成形し、こ
れを所定寸法Ｈに切断して流動床用濾材５を形成するこ
とができる。
【００２１】この濾材６をろ過槽２に投入すると、担体
６がハニカム形状であり、その面交角が鈍角であること
から、その交角部に汚泥が堆積し難く、その部分が嫌気
化するおそれもなく、良好な好気的条件下で微生物によ
る有機物分解処理が可能となる。また、ハニカム構造体
は発泡構造となっているため、その表面が粗面状態にな
って表面積が大きくなり、より浄化能力を高めることが
できる。また、担体６のセルサイズＤと高さＨが略同一
であるため、長尺筒体に比べてセル内部への水の流動性
も良好なものとなる。
６がハニカム形状であり、その面交角が鈍角であること
から、その交角部に汚泥が堆積し難く、その部分が嫌気
化するおそれもなく、良好な好気的条件下で微生物によ
る有機物分解処理が可能となる。また、ハニカム構造体
は発泡構造となっているため、その表面が粗面状態にな
って表面積が大きくなり、より浄化能力を高めることが
できる。また、担体６のセルサイズＤと高さＨが略同一
であるため、長尺筒体に比べてセル内部への水の流動性
も良好なものとなる。
【００２２】この濾材５は、上記の実施形態のように単
一ハニカム構造体とする場合に限らず、図５及び図６の
ごとく、複数個集合させた集合ハニカム構造体としても
よい。 図５は４個の六角筒６をその筒壁１５の２面又
は３面同士を互いに面接合して密集させた集合ハニカム
構造体の平面図である。
一ハニカム構造体とする場合に限らず、図５及び図６の
ごとく、複数個集合させた集合ハニカム構造体としても
よい。 図５は４個の六角筒６をその筒壁１５の２面又
は３面同士を互いに面接合して密集させた集合ハニカム
構造体の平面図である。
【００２３】この集合ハニカム構造の濾材５は、上記実
施形態と同様に、ポリプロピレンの発泡押出し成形品と
して得られ、４個の六角筒の筒壁を面接合して同時に押
出し成形したものであるため、単一又は２個あるいは３
個の角筒を成形する場合に比べて、成形時間の短縮と生
産コストの低減が図れる。
施形態と同様に、ポリプロピレンの発泡押出し成形品と
して得られ、４個の六角筒の筒壁を面接合して同時に押
出し成形したものであるため、単一又は２個あるいは３
個の角筒を成形する場合に比べて、成形時間の短縮と生
産コストの低減が図れる。
【００２４】図６は合計１６個の六角筒を密集させて集
合ハニカム構造体とした濾材の平面図である。この場合
も上述と同様にオレフィン系の発泡合成樹脂による押出
し成形品として製造することができる。
合ハニカム構造体とした濾材の平面図である。この場合
も上述と同様にオレフィン系の発泡合成樹脂による押出
し成形品として製造することができる。
【００２５】図５及び図６に示すいずれの実施形態にお
いても、同一断面のセルを得る上においては、円筒状の
担体に比べてより大きな表面積を確保でき、汚水との接
触面積が多くなり、浄化能力が高いものとなる。
いても、同一断面のセルを得る上においては、円筒状の
担体に比べてより大きな表面積を確保でき、汚水との接
触面積が多くなり、浄化能力が高いものとなる。
【００２６】なお、図５及び図６のいずれの実施形態に
おいても、良好な浮遊状態と水の流動性を考慮して、集
合体全体の前後左右幅及び高さが最大でも約５０ｍｍ以
内、好ましくは４０ｍｍ以内に設定されている。図５及
び図６において、その他の構成及び作用は図１〜図４に
示す実施形態と同様である。
おいても、良好な浮遊状態と水の流動性を考慮して、集
合体全体の前後左右幅及び高さが最大でも約５０ｍｍ以
内、好ましくは４０ｍｍ以内に設定されている。図５及
び図６において、その他の構成及び作用は図１〜図４に
示す実施形態と同様である。
【００２７】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で多くの修正、変更を
加えることができるのは勿論である。例えば、上記実施
形態においては、ハニカム構造体の濾材を例示したが、
これに限らず、面交角が鈍角である他の角筒形状を採用
してもよいことは勿論である。また、集合ハニカム構造
体として、４個及び１６個の集合体を例示したが、その
他複数の六角筒を互いに密接させた集合体であってもよ
いことは勿論である。
るものではなく、本発明の範囲内で多くの修正、変更を
加えることができるのは勿論である。例えば、上記実施
形態においては、ハニカム構造体の濾材を例示したが、
これに限らず、面交角が鈍角である他の角筒形状を採用
してもよいことは勿論である。また、集合ハニカム構造
体として、４個及び１６個の集合体を例示したが、その
他複数の六角筒を互いに密接させた集合体であってもよ
いことは勿論である。
【００２８】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、流動床用の濾材として面交角が鈍角となる角筒
形状、特に、ハニカム構造体としているので、交角部分
に汚泥が堆積することがなく、好気的条件下で、汚水中
の有機物を効果的に分解させることができる。また、こ
の濾材として、発泡成形品を採用した場合、その表面が
適当に荒れて表面積を多くすることができ、浄化能力を
高めることができる。
よると、流動床用の濾材として面交角が鈍角となる角筒
形状、特に、ハニカム構造体としているので、交角部分
に汚泥が堆積することがなく、好気的条件下で、汚水中
の有機物を効果的に分解させることができる。また、こ
の濾材として、発泡成形品を採用した場合、その表面が
適当に荒れて表面積を多くすることができ、浄化能力を
高めることができる。
【図１】本実施形態の水処理装置の斜視図
【図２】その曝気装置の散水管を示す斜視図
【図３】本実施形態の濾材の斜視図
【図４】その平面図
【図５】４個の六角筒を集合させた集合ハニカム構造体
の平面図
の平面図
【図６】１６個の六角筒を集合させた集合ハニカム構造
体の平面図
体の平面図
１ 水処理装置 ２ ろ過槽 ３ 流入管 ４ 排水管 ５ 濾材 ６ 担体 ７ 曝気装置 １５ 筒壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 4B029 AA02 AA21 BB02 BB04 BB06 CC02 CC08 CC13 DA03 DB11 DG10 4B033 NA02 NA11 NA12 NA13 NA19 NB02 NB12 NB37 NB66 NC04 ND04 ND20 4D003 AA12 AB02 EA03 EA28 EA30 EA38
Claims (8)
- 【請求項１】微生物を付着させる担体が、その筒壁の面
交角を鈍角となる角筒形状に形成されたことを特徴とす
る水処理装置の流動床用濾材。 - 【請求項２】前記担体が六角形状の単一ハニカム構造体
とされた請求項１記載の濾材。 - 【請求項３】前記担体が、複数の六角筒を集合してなる
集合ハニカム構造体とされた請求項１記載の濾材。 - 【請求項４】前記担体が、４個以上の六角筒を互いに面
接合してなるハニカム構造体とされた請求項１記載の濾
材。 - 【請求項５】前記担体は、そのセル幅と高さが略同一に
設定された請求項１〜４のいずれかに記載の濾材。 - 【請求項６】前記担体が発泡樹脂で成形されてなる請求
項１〜５のいずれかに記載の濾材。 - 【請求項７】前記担体がオレフィン系樹脂の発泡押し出
し成形品である１〜６のいずれかに記載の濾材。 - 【請求項８】請求項１〜７のいずれかに記載の流動床用
濾材をろ過槽に流動可能に浮遊させてなる水処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000122118A JP2001300571A (ja) | 2000-04-24 | 2000-04-24 | 水処理装置の流動床用濾材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000122118A JP2001300571A (ja) | 2000-04-24 | 2000-04-24 | 水処理装置の流動床用濾材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001300571A true JP2001300571A (ja) | 2001-10-30 |
Family
ID=18632637
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000122118A Pending JP2001300571A (ja) | 2000-04-24 | 2000-04-24 | 水処理装置の流動床用濾材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001300571A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103755008A (zh) * | 2013-12-25 | 2014-04-30 | 北京鑫大禹环保工程有限责任公司 | 一种新型流化床生物膜载体 |
| CN104193014A (zh) * | 2014-09-19 | 2014-12-10 | 南京大学 | 一种用于去除水中戊唑醇复式反应器及其系统和方法 |
-
2000
- 2000-04-24 JP JP2000122118A patent/JP2001300571A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103755008A (zh) * | 2013-12-25 | 2014-04-30 | 北京鑫大禹环保工程有限责任公司 | 一种新型流化床生物膜载体 |
| CN103755008B (zh) * | 2013-12-25 | 2016-02-17 | 北京鑫大禹环保工程有限责任公司 | 一种新型流化床生物膜载体 |
| CN104193014A (zh) * | 2014-09-19 | 2014-12-10 | 南京大学 | 一种用于去除水中戊唑醇复式反应器及其系统和方法 |
| CN104193014B (zh) * | 2014-09-19 | 2016-02-24 | 南京大学 | 一种用于去除水中戊唑醇复式反应器及其系统和方法 |
| US9879220B2 (en) | 2014-09-19 | 2018-01-30 | Beijing University Of Technology | Duplex reactor system for removal of tebuconazole and method thereof |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN1295160C (zh) | 使用载体材料对水进行生物净化的方法 | |
| WO1995025072A1 (en) | Biofilm carrier for water and waste water purification | |
| KR20160093660A (ko) | 자유-유동 캐리어 요소 | |
| EP0793622B1 (en) | A carrier medium to retain a biofilm for cleaning waste water and a process for the production of this carrier medium | |
| GB1568264A (en) | Filler for waste water treatment and process for production of same | |
| JPH11226588A (ja) | 水処理用微生物担体要素 | |
| JP2001300571A (ja) | 水処理装置の流動床用濾材 | |
| RU2136611C1 (ru) | Плавучий турбулизируемый материал-носитель для биотехнологических процессов | |
| JP5662771B2 (ja) | 浄化装置 | |
| JP6052849B2 (ja) | 水処理装置 | |
| JPH06190385A (ja) | 微生物担体 | |
| KR100887760B1 (ko) | 유동상 여재를 이용한 오폐수 처리장치 | |
| JP2001276865A (ja) | 渦巻き状の微生物担体 | |
| JP2001334283A (ja) | 微生物付着用担体及び汚水浄化槽 | |
| JP3823093B2 (ja) | 接触材ユニット | |
| CN219409423U (zh) | 一种填充有聚丙烯微孔生物填料的生物过滤装置 | |
| KR20110021354A (ko) | 기능이 향상된 단독 정화조 및 단독 정화조용 여재 | |
| JPS62136296A (ja) | 水処理用充填物 | |
| JP4434441B2 (ja) | 河川水の浄化施設用接触材 | |
| JP2002191361A (ja) | ひも状微生物固定化担体 | |
| JPH0123595Y2 (ja) | ||
| JP3170636B2 (ja) | 水処理用微生物担体 | |
| JPH01242193A (ja) | 接触酸化用濾材 | |
| KR100465766B1 (ko) | 오,폐수처리장치의 유로구조 | |
| JPH022633B2 (ja) |