JP2001299977A - ゴルフスイング用筋力鍛練器具とその使用法 - Google Patents

ゴルフスイング用筋力鍛練器具とその使用法

Info

Publication number
JP2001299977A
JP2001299977A JP2000116757A JP2000116757A JP2001299977A JP 2001299977 A JP2001299977 A JP 2001299977A JP 2000116757 A JP2000116757 A JP 2000116757A JP 2000116757 A JP2000116757 A JP 2000116757A JP 2001299977 A JP2001299977 A JP 2001299977A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main shaft
golf swing
hand
resistance
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000116757A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3496715B2 (ja
Inventor
Takayoshi Tatsumi
敞美 辰巳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000116757A priority Critical patent/JP3496715B2/ja
Publication of JP2001299977A publication Critical patent/JP2001299977A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3496715B2 publication Critical patent/JP3496715B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rehabilitation Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ゴルフスイングに必要な上腕と前腕の捻り筋力
の強化・鍛練するため有用な携帯式の筋力鍛練器具を提
供する。 【解決手段】使用者(M)が片手(36)で握り持ち回
動操作することにより、主にその上腕と前腕の捻り筋力
を強化するための携帯可能な鍛練器具(A)として、そ
の器具本体主軸(11)の手元部に片手(36)での握
り持ち用ハンドル(12)を設ける一方、同じく主軸
(11)の先端部からほぼ直角な放射方向へ少なくとも
3本の抵抗アーム(14)を張り出すと共に、その各抵
抗アーム(14)の張り出し先端部をウエイト(16)
として重量化した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴルフスイングに必
要な上腕と前腕の捻り筋力を強化するために便利な携帯
式の筋力鍛練器具と、その使用法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ゴルフスイングはクラブ
を振り上げ、トップからインパクトに向かって振り降ろ
し、打球後にクラブを振り抜くと云う一連の動作である
が、そのインパクトの瞬間手首や肘関節に受ける大きな
衝撃をカバーする主役は、上腕二頭筋であるとされてい
る。
【0003】そのため、その上腕二頭筋を初めとして、
手首と肘に連なる前腕の回内筋や回外筋などを強化・鍛
練することは、打球の飛距離や安定性の向上に役立つば
かりでなく、負傷や故障の予防にもなる。
【0004】その場合、ゴルフプレーヤーの利き腕が押
し手(通例右手)であると、インパクト時に押し手のリ
ストが強力になってしまう関係上、上達のためには引き
手(左手)とのアンバランスを解消する鍛練も必要であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ゴルフスイング用として必要な捻り筋力の強化にふさわ
しく、しかも一般家庭の室内や庭、その他の狭い場所に
おいて、何時でも便利良く使用できる携帯式の鍛練器具
は、未だ市販されていない現状である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の解決を企図しており、そのために使用者が片手で握り
持ち回動操作することにより、主にその上腕と前腕の捻
り筋力を強化する携帯可能なゴルフスイング用筋力鍛練
器具として、
【0007】その器具本体主軸の手元部に片手での握り
持ち用ハンドルを設ける一方、同じく主軸の先端部から
ほぼ直角な放射方向へ少なくとも3本の抵抗アームを張
り出すと共に、その各抵抗アームの張り出し先端部をウ
エイトとして重量化したことを特徴とする。
【0008】又、上記筋力鍛練器具の使用法として、第
1に器具本体主軸の手元部に設けられた握り持ち用ハン
ドルを、ゴルフスイングの引き手となる片手で握り持ち
つつ、その片手の掌面が身体の直前通過時に上向きター
ンする如く捻り回動操作して、上記主軸の先端部からほ
ぼ直角な放射方向へ張り出す少なくとも3本の抵抗アー
ムに慣性モーメントを与えることにより、主にその上腕
二頭筋を強化することを特徴とし、
【0009】第2に、同じく器具本体主軸の手元部に設
けられた握り持ち用ハンドルを、ゴルフスイングの引き
手となる片手で吊り下げ状態に握り持ちつつ、時計方向
又は反時計方向へ捻り回動操作して、上記主軸の先端部
からほぼ直角な放射方向へ張り出す少なくとも3本の抵
抗アームに慣性モーメントを与えることにより、主にそ
の前腕の回内筋又は回外筋を強化することを特徴とする
ものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の具体
的構成を詳述すると、そのゴルフスイング用筋力鍛練器
具の第1実施形態を示した図1、2において、(11)
は一定の垂立長さ(H)(例えば約30〜35cm)を
有する器具本体主軸であり、発錆しないステンレス鋼や
軽金属、強度に富むポリカーボネート樹脂、繊維強化プ
ラスチック(FRP)などの管棒材から成る。
【0011】(12)は上記主軸(11)の手元部(上
端部)をなす握り持ち用ハンドルであり、その主軸(1
1)との連続一体に屈曲形成されるか、又は溶接やその
他の固定手段を介して主軸(11)と組付け一体化され
ている。しかも、そのハンドル(12)は上記主軸(1
1)とほぼ直交する一定長さ(L1)(例えば約10〜
12cm)の水平なグリップバー部(12a)を具備し
ており、これを使用者(M)が片手で握り持てるように
なっている。
【0012】その場合、ハンドル(12)としては上記
主軸(11)とのT字型に交叉する単純なグリップバー
部(12a)のみから成る形態よりも、図例のようなグ
リップバー部(12a)を握り持つ5指の包囲形態と
し、且つそのグリップバー部(12a)をゴルフクラブ
のそれに酷似させることが望ましい。
【0013】(13)は上記グリップバー部(12a)
の表面に付与された凹凸面であり、片手の5指をフィッ
トさせ得るようになっているが、凹凸面(13)を備え
たゴムや合成樹脂などの弾性カバー(図示省略)を、そ
のグリップバー部(12a)へ被着一体化させても良
い。(14)は上記主軸(11)の先端部(下端部)か
らほぼ直角な放射方向へ一体的に張り出された一定長さ
(L2)(例えば約20〜25cm)の抵抗アームであ
り、これも主軸(11)と同様な強度に富む管棒材から
成る。
【0014】そして、このような抵抗アーム(14)と
上記主軸(11)並びに握り持ち用ハンドル(12)か
ら成る筋力鍛練器具(A)は、全体として約2.0〜
2.5kgの重量に設定されている。その鍛練器具
(A)には表面処理や合成樹脂の顔料による適当な着色
カラーを施すことも可能である。
【0015】図1、2では上記抵抗アーム(14)の合
計4本を、平面視の十文字型に張り出しているが、その
主軸(11)から全体的な放射対称分布型としてほぼ水
平に張り出す少なくとも3本あれば良い。
【0016】そうすれば、上記ハンドル(12)の握り
持ち使用によって、主軸(11)を後述するように捻り
回動操作した時、その主軸(11)から一定長さ(L
2)だけ張り出す抵抗アーム(14)に効果的な慣性モ
ーメントを与えることができ、捻り筋力の強化にふさわ
しい鍛練器具(A)を得られる一方、その筋力鍛練器具
(A)の不使用時には上記抵抗アーム(14)の少なく
とも3本を言わば接地座として、床面や地面などへ安定
良く据え立てることもできるからである。
【0017】又、上記握り持ち用ハンドル(12)のグ
リップバー部(12a)と抵抗アーム(14)との関係
については、その一定長さ(L1)のグリップバー部
(12a)を上記抵抗アーム(14)の任意な1本が張
り出す指向線(X−X)上に沿って、ほぼ平行に延在さ
せることが好ましい。
【0018】そうすれば、上記ハンドル(12)による
捻り回動操作角度(θ)を知る目印となり、その捻り回
動操作を急停止する使用法によって、ゴルフスイングに
必要な捻り筋力の強化・鍛練に役立てることができる。
但し、上記抵抗アーム(14)の任意な1本に捻り回動
操作角度(θ)の目視可能な位置決めガイドマーク(1
5)を付与して、その位置に到達した時捻り回動操作を
急停止させるように定めても良い。
【0019】更に、(16)は各抵抗アーム(14)の
張り出し先端部を重量化するためのウエイトであり、こ
れは図1、2のようなブロックとして、各抵抗アーム
(14)との一体的に膨出させてもさしつかえないが、
その付加する重量を使用者(M)の体力や鍛練度などに
応じて、希望通り調整できるように、各抵抗アーム(1
4)とは別個なウエイト(16)として作成準備の上、
その張り出し先端部へ着脱自在に取り付けることが好適
である。
【0020】図3〜16はそのための好ましい各種実施
形態を例示しており、先ず図3の第2実施形態では各抵
抗アーム(14)の張り出し先端部にネジ孔(17)を
設けると共に、大小相違する球型などとして別途作成し
たウエイト(16)に共通の取付ネジ(18)を、その
各抵抗アーム(14)のネジ孔(17)へ抜き差し自在
に螺合締結しており、その各種ウエイト(16)の交換
によって重量を調整できるようになっている。
【0021】次に、図4〜9の第3実施形態では各抵抗
アーム(14)の張り出し先端部を、キャップ(19)
による開閉可能なウエイト収納室(20)として形作る
と共に、その内部へ別個な金属板片などのウエイト(1
6)を出し入れ交換自在に収納しており、同じ重量のウ
エイト(16)を使用しつつも、その収納個数を増減す
ることによって、やはり重量の調整を行なえるようにな
っている。尚、上記キャップ(19)はそのウエイト収
納室(20)の開口縁部へ着脱自在に螺合締結されてい
る。
【0022】その場合、図4〜9の第3実施形態に併せ
て示唆する如く、各抵抗アーム(14)も上記主軸(1
1)との別個に作成して、その各抵抗アーム(14)の
基端部を主軸(11)の先端部(下端部)へ、やはり着
脱自在に取り付けることが望ましい。
【0023】そうすれば、その各抵抗アーム(14)を
主軸(11)から取りはずし分解して、筋力鍛練器具
(A)自身を小型コンパクトに保つことができ、例えば
バッグ類に収納して携帯したり、或いは自動車のトラン
クなどに収納したりする際の利便性が昂まるからであ
る。
【0024】この点、図4〜9の上記第3実施形態では
主軸(11)の先端部(下端部)から、握り持ち用ハン
ドル(12)のグリップバー部(12a)よりも短かい
支持脚(21)を放射方向へほぼ水平に張り出して、そ
の各支持脚(21)の張り出し先端部にネジ孔(17)
を設ける一方、各抵抗アーム(14)の基端部から対応
的に突出させた取付ネジ(18)を、その各支持脚(2
1)のネジ孔(17)へ抜き差し自在に螺合締結締結し
ている。(22)は隣り合う支持脚(21)の相互間を
一体的に連結する補強板である。
【0025】尚、上記主軸(11)の各支持脚(21)
とこれへの継ぎ足し状態に螺合締結された各抵抗アーム
(14)は、図9と対応する図10の第4実施形態から
明白なように、その隣り合う相互の言わば積み重なる上
下位置関係として、上記主軸(11)の先端部(下端
部)から放射方向へ張り出しても勿論良い。
【0026】図11は先の図9、10と対応する第5実
施形態を示しており、これでは各抵抗アーム(14)に
共通する1本の固定ビス(23)を用いて、その基端部
を上記主軸(11)の先端部(下端部)へ下方から一挙
に、且つ着脱自在に螺合締結している。(24)はその
固定ビス(23)を受け入れるネジ孔であり、主軸(1
1)の先端部(下端部)に突設されている。
【0027】又、図12〜14は同じく第6実施形態に
係り、その構成上主軸(11)の先端部(下端部)から
放射方向へ、やはり上記グリップバー部(12a)より
も短かい支持脚(21)をほぼ水平に張り出して、その
各支持脚(21)の張り出し先端部に抵抗アーム用受け
入れスリット(25)を、上下方向への開口状態に切り
欠いている。
【0028】他方、各抵抗アーム(14)の基端部に上
記スリット(25)への差し込み舌片(26)を対応形
成して、その舌片(26)を各支持脚(21)の上記ス
リット(25)へ差し込んだ上、1本の水平な支点軸
(27)を介して、各抵抗アーム(14)の起伏的な回
動自在に枢着しており、その各抵抗アーム(14)を主
軸(11)とほぼ平行に起立する不使用状態へ折りたた
み扁平化できるようになっている。
【0029】上記支点軸(27)は断面楕円形のネジ軸
部(28a)を備えたボルト(28)と、これに締結さ
れる固定ナット(29)とのネジ締結体から成り、その
ボルト(28)のネジ軸部(28a)が各抵抗アーム
(14)の上記差し込み舌片(26)に対応形成された
楕円形のボルト受け入れ孔(30)へ、抜き差し自在に
差し込まれることとなる。
【0030】(31)は各支持脚(21)の上記抵抗ア
ーム用受け入れスリット(25)を挟む位置関係の向か
い合う一対として、その各支持脚(21)の張り出し先
端部に開口形成された十文字型の起伏変換用連通孔であ
り、その直交する縦長の楕円形孔部(31a)と横長の
楕円孔部(31b)とが、上記ボルト(28)のネジ軸
部(28a)並びに各抵抗アーム(14)のボルト受け
入れ孔(30)と選択的に対応合致するようになってい
る。
【0031】その結果、上記ボルト(28)のネジ軸部
(28a)を各支持脚(21)に開口する十文字型連通
孔(31)のうち、その横長の楕円孔部(31b)へ差
し込み、固定ナット(29)を締結することによって、
各抵抗アーム(14)が図12のような主軸(11)と
ほぼ直交する如く張り出す使用状態を固定維持すること
ができ、縦長の楕円孔部(31a)へボルト(28)の
ネジ軸部(28a)を差し換えて、やはり固定ナット
(29)を締結することにより、各抵抗アーム(14)
が図13のような主軸(11)とほぼ平行に起立する不
使用状態も固定維持できるのである。
【0032】但し、各抵抗アーム(14)を主軸(1
1)に対して小型コンパクトに折りたたみ扁平化でき、
しかもその不使用状態と使用状態が安定良く固定維持さ
れるならば、そのための折りたたみ機構としては図示の
それに限らず、例えば洋傘骨の開閉機構やその他の適当
な機構を採用してもさしつかえない。
【0033】更に、図15、16は第7実施形態を示し
ており、これから明白なように、主軸(11)の先端部
(下端部)から放射方向へ一体的に張り出すほぼ水平な
支持脚(21)に対して、その張り出し先端部から別個
な各抵抗アーム(14)を伸縮自在に差し込むことによ
り、その主軸(11)から張り出す各抵抗アーム(1
4)の一定長さ(L2)を短縮できるように設定しても
良い。
【0034】(32)はそのために各支持脚(21)の
張り出し先端部に開口形成されたボルト受け入れ孔、
(33a)(33b)はこれとの選択的に対応合致する
伸縮変換用連通孔であり、各抵抗アーム(14)の基端
部と張り出し先端部付近に点在分布する少なくとも2個
一対として開口形成されている。
【0035】又、(34)(35)は貫通ボルトとこれ
に締結される固定ナットであり、その貫通ボルト(3
4)を各抵抗アーム(14)の基端部に開口する上記連
通孔(33a)から、各支持脚(21)のボルト受け入
れ孔(32)へ差し込み、固定ナット(35)を締結す
ることによって、各抵抗アーム(14)が図15のよう
な各支持脚(21)から引き出し伸張された使用状態を
固定維持することができ、同じく貫通ボルト(34)を
各抵抗アーム(14)の張り出し先端部付近に開口する
連通孔(33b)から、各支持脚(21)のボルト受け
入れ孔(32)へ差し換えて、やはり固定ナット(3
5)を締結することにより、各抵抗アーム(14)が図
16のような各支持脚(21)へ押し込み短縮された不
使用状態も固定維持することができるようになってい
る。
【0036】その場合、各抵抗アーム(14)の張り出
し先端部をウエイト(16)として重量化する意味か
ら、これを図15、16のように上記主軸(11)の各
支持脚(21)よりも太く形成して、その各支持脚(2
1)へ抜き差し自在に套嵌させることか好ましい。上記
連通孔(33a)(33b)の個数を増加するならば、
その各抵抗アーム(14)が主軸(11)から張り出す
一定長さ(L2)も、使用者(M)の体力や希望などに
応じて調整できることとなり、汎用性の向上に役立つ。
【0037】但し、各抵抗アーム(14)を主軸(1
1)に対して小型コンパクトに短縮することができ、し
かもその不使用状態と使用状態が固定維持されるなら
ば、そのための伸縮機構としては図示のそれに限らず、
例えばアンテナや釣竿、カメラ据付け三脚などのテレス
コピック機構やその他の適当な機構を採用しても良い。
【0038】尚、第2〜7実施形態におけるその他の構
成は上記第1実施形態と実質的に同一であるため、その
図3〜16に図1、2との対応符号を記入するにとどめ
て、その詳細な説明を省略する。
【0039】本発明に係る筋力鍛練器具(A)の使用法
は上記した各種実施形態の何れにあってもほぼ同じであ
り、その使用に当っては使用者(M)がゴルフスイング
の引き手となる片手(通例利き腕でない左手)(36)
により、上記握り持ち用ハンドル(12)のグリップバ
ー部(12a)を握り持ちつつ、打球しないゴルフスイ
ングのシミュレーションを行なう。
【0040】即ち、図17、18から示唆される如く、
片手(36)の掌面(36a)が身体への内向きとなる
ように鍛練器具(A)を振り上げ、そのトップからイン
パクトに向かって振り降ろし移行する身体の直前通過時
には、片手(36)の掌面(36a)が上向きターンす
る如く捻り回動操作して、引き続き掌面(36a)が振
り上げ当初と逆な身体への外向きとなるように他方へ振
り上げるのであり、このような動作を繰り返す。
【0041】そうすれば、本発明の筋力鍛練器具(A)
はゴルフクラブや野球用バットのような軸棒体と異な
り、その器具本体主軸(11)の先端部(下端部)から
ほぼ直角な放射方向へ、少なくとも3本の抵抗アーム
(14)が一定長さ(L2)だけ張り出されているた
め、上記捻り回動操作時その片手(36)には効果的な
慣性モーメントが与えられることとなり、各抵抗アーム
(14)の張り出し先端部がウエイト(16)として重
量化されていることとも相俟って、上記引き手となる片
手(36)の主に上腕二頭筋を強化・鍛練することがで
きるのである。
【0042】その場合、上記握り持ち用ハンドル(1
2)のグリップバー部(12a)を抵抗アーム(14)
の任意を1本が張り出す指向線(X−X)上に沿って、
一定長さ(L1)だけ平行に延在させることにより、上
記捻り回動操作角度(θ)の目印とするか、又はその操
作角度(θ)の目視可能な位置決めガイドマーク(1
5)を、上記抵抗アーム(14)の任意な1本に付与し
て、上記鍛練器具(A)を片手(36)の掌面(36
a)が振り上げ当初と逆な身体への外向きとなるように
他方へ振り上げた終点において、その捻り回動操作を急
停止させるならば、ますます効果的に上腕二頭筋を強化
・鍛練できるほか、打球の安定性と飛距離の一定化に役
立つゴルフスイングを癖付けることも可能となる。
【0043】図19は本発明の別な使用法を示してお
り、使用者(M)が立った姿勢又は椅子などに腰掛けた
姿勢のもとで、やはりそのゴルフスイングの引き手とな
る片手(36)によりハンドル(12)のグリップバー
部(12a)を握り持ち吊り下げて、その鍛練器具
(A)を時計方向又は反時計方向へ捻り回動操作し、こ
れを反復する使用法に供することもできる。
【0044】このように使用する場合でも、器具本体主
軸(11)の先端部(下端部)から放射方向へ張り出し
ている一定長さ(L2)の抵抗アーム(14)には、効
果的な慣性モーメントが与えられることになるため、そ
の片手(36)の手首を内向きに廻すプロネーション
や、同じく手首を外向きに廻すスピネーションにより、
主に前腕の回内筋や回外筋を効率良く強化・鍛練するこ
とができる。
【0045】尚、何れの使用法においても、片手(3
6)の捻り回動操作角度(θ)は使用者の体力や鍛練度
などに応じて、適当に選定すれば良い。
【0046】
【発明の効果】以上を要するに、本発明では使用者
(M)が片手(36)で握り持ち回動操作することによ
り、主にその上腕と前腕の捻り筋力を強化するための携
帯可能な鍛練器具(A)として、
【0047】その器具本体主軸(11)の手元部に片手
(36)での握り持ち用ハンドル(12)を設ける一
方、同じく主軸(11)の先端部からほぼ直角な放射方
向へ少なくとも3本の抵抗アーム(14)を張り出すと
共に、その各抵抗アーム(14)の張り出し先端部をウ
エイト(16)として重量化してあるため、冒頭に述べ
た従来技術の課題を解決することができ、便利な携帯式
のゴルフスイング用筋力鍛練器具(A)として提供し得
る効果がある。
【0048】即ち、本発明の上記構成によれば、器具本
体主軸(11)の手元部(上端部)に片手(36)での
握り持ち用ハンドル(12)が設けられており、同じく
主軸(11)の先端部(下端部)からはほぼ直角な放射
方向へ、一定長さ(L2)を備えた少なくとも3本の抵
抗アーム(14)が張り出されているため、その各抵抗
アーム(14)の張り出し先端部がウエイト(16)と
して重量化されていることとも相俟って、使用者(M)
が片手(36)で上記ハンドル(12)を握り持ちつ
つ、所要操作角度(θ)だけ捻り回動操作すれば、上記
抵抗アーム(14)に効果的な慣性モーメントが与えら
れることとなり、その片手(36)の上腕や前腕の捻り
筋力をゴルフスイングにふさわしく強化・鍛練すること
ができる。
【0049】その一定長さ(L2)の抵抗アーム(1
4)は少なくとも3本として、上記器具本体主軸(1
1)の先端部(下端部)からほぼ直角な放射方向へ張り
出しているため、不使用時には床面や地面などへ安定良
く据え立てることもでき、著しく便利である。
【0050】特に、請求項2の構成を採用するならば、
そのウエイト収納室(20)の内部へ収納するウエイト
(16)の個数により、上記抵抗アーム(14)に付加
する重量を、使用者(M)の体力や鍛練度なとに応じて
自由自在に調整することができ、ゴルフスイングに必要
な上腕と前腕の捻り筋力をますます効果的に強化・鍛練
し得ることとなり、使用上の安全性も昂まる。
【0051】請求項3の構成を採用するならば、そのハ
ンドル(12)のグリップバー部(12a)が抵抗アー
ム(14)の任意な1本と平行な指向線(X−X)上に
延在するため、希望の捻り回動操作角度(θ)を容易に
知る目印となり、その角度(θ)の終点において捻り回
動操作を急停止する使用法によって、打球の飛距離を一
定化させる練習にも役立つ。
【0052】又、請求項4〜6の構成を採用するなら
ば、その何れにあっても筋力鍛練器具(A)の全体を小
型コンパクト化することができ、バック類や自動車のト
ランクなどに収納しての携帯上、著しく便利となる。
【0053】更に、請求項7の使用法によれば、そのゴ
ルフスイング上引き手となる片手(36)の主に上腕二
頭筋を効果的に強化・鍛練できる一方、請求項8の使用
法によれば、同じく引き手となる片手(36)の前腕に
ある回内筋や回外筋を主に効率良く強化・鍛練すること
ができる。
【0054】そして、その何れの場合にも請求項9の使
用法を採用するならば、抵抗アーム(14)に付与され
た位置決めガイドマーク(15)を目視し、その終点位
置に到達した時捻り回動操作を急停止させることによ
り、ゴルフスイングに必要な打球の安定性と飛距離の一
定化に役立つ練習を行なえることとなり、しかもそのた
めの捻り筋力を強化・鍛練できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る筋力鍛練器具の第1実施形態を示
す斜面図である。
【図2】図1の一部破断側面図である。
【図3】本発明に係る筋力鍛練器具の第2実施形態を示
す一部破断の側面図である。
【図4】本発明に係る筋力鍛練器具の第3実施形態を示
す斜面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】図4の平面図である。
【図7】図6に対応する変形実施形態を示す平面図であ
る。
【図8】図5の8−8線に沿う断面図である。
【図9】図6の9−9線に沿う断面図である。
【図10】本発明に係る筋力鍛練器具の第4実施形態を
示す側断面図である。
【図11】本発明に係る筋力鍛練器具の第5実施形態を
示す側断面図である。
【図12】本発明に係る筋力鍛練器具の第6実施形態を
示す側面図である。
【図13】抵抗アームの折りたたみ状態を示す側面図で
ある。
【図14】図12の支持脚と抵抗アームを分解して示す
斜面図である。
【図15】本発明に係る筋力鍛練器具の第7実施形態を
示す側断面図である。
【図16】抵抗アームの短縮状態を示す側断面図であ
る。
【図17】本発明に係る筋力鍛練器具の使用法を示す正
面図である。
【図18】図17の平面図である。
【図19】本発明の別な使用法を示す平面図である。
【符号の説明】
(11)・器具本体主軸 (12)・握り持ち用ハンドル (12a)・グリップバー部 (14)・抵抗アーム (15)・位置決めガイドマーク (16)・ウエイト (17)・ネジ孔 (18)・取付ネジ (19)・キャップ (20)・ウエイト収納室 (21)・支持脚 (23)・固定ビス (27)・支点軸 (36)・片手 (36a)・掌面 (A)・筋力鍛練器具 (H)・主軸の垂立長さ (M)・使用者 (L2)・抵抗アームの張り出し長さ (X−X)・指向線 (θ)・捻り回動操作角度

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用者(M)が片手(36)で握り持ち回
    動操作することにより、主にその上腕と前腕の捻り筋力
    を強化するための携帯可能な鍛練器具(A)として、 その器具本体主軸(11)の手元部に片手(36)での
    握り持ち用ハンドル(12)を設ける一方、同じく主軸
    (11)の先端部からほぼ直角な放射方向へ少なくとも
    3本の抵抗アーム(14)を張り出すと共に、その各抵
    抗アーム(14)の張り出し先端部をウエイト(16)
    として重量化したことを特徴とするゴルフスイング用筋
    力鍛練器具。
  2. 【請求項2】各抵抗アーム(14)の張り出し先端部を
    開閉可能なウエイト収納室(20)として形作り、その
    内部へ別個なウエイト(16)の1個又は複数個を出し
    入れ交換自在に収納したことを特徴とする請求項1記載
    のゴルフスイング用筋力鍛練器具。
  3. 【請求項3】少なくとも3本の抵抗アーム(14)を器
    具本体主軸(11)の先端部から一定長さ(L2)だ
    け、全体的な放射対称分布型に張り出す一方、 握り持ち用ハンドル(12)のグリップバー部(12
    a)を上記抵抗アーム(14)の任意な1本が張り出す
    指向線(X−X)上に沿って、一定長さ(L1)だけ平
    行に延在させたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    ゴルフスイング用筋力鍛練器具。
  4. 【請求項4】器具本体主軸(11)と別個な抵抗アーム
    (14)の基端部を、その主軸(11)の先端部へ各々
    着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求項1、2又
    は3記載のゴルフスイング用筋力鍛練器具。
  5. 【請求項5】器具本体主軸(11)と別個な抵抗アーム
    (14)の基端部を、その主軸(11)の先端部へ各々
    起伏的な回動自在に枢着したことを特徴とする請求項
    1、2又は3記載のゴルフスイング用筋力鍛練器具。
  6. 【請求項6】器具本体主軸(11)の先端部から張り出
    す各抵抗アーム(14)を、その張り出し長さ(L2)
    の伸縮自在に形成したことを特徴とする請求項1、2又
    は3記載のゴルフスイング用筋力鍛練器具。
  7. 【請求項7】器具本体主軸(11)の手元部に設けられ
    た握り持ち用ハンドル(12)を、ゴルフスイングの引
    き手となる片手(36)で握り持ちつつ、その片手(3
    6)の掌面(36a)が身体の直前通過時に上向きター
    ンする如く捻り回動操作して、上記主軸(11)の先端
    部からほぼ直角な放射方向へ張り出す少なくとも3本の
    抵抗アーム(14)に慣性モーメントを与えることによ
    り、主にその上腕二頭筋を強化することを特徴とするゴ
    ルフスイング用筋力鍛練器具の使用法。
  8. 【請求項8】器具本体主軸(11)の手元部に設けられ
    た握り持ち用ハンドル(12)を、ゴルフスイングの引
    き手となる片手(36)で吊り下げ状態に握り持ちつ
    つ、時計方向又は反時計方向へ捻り回動操作して、上記
    主軸(11)の先端部からほぼ直角な放射方向へ張り出
    す少なくとも3本の抵抗アーム(14)に慣性モーメン
    トを与えることにより、主にその前腕の回内筋又は回外
    筋を強化することを特徴とするゴルフスイング用筋力鍛
    練器具の使用法。
  9. 【請求項9】抵抗アーム(14)の任意な1本に捻り回
    動操作角度(θ)の目視可能な位置決めガイドマーク
    (15)を付与して、その位置に到達するや捻り回動操
    作を急停止させることを特徴とする請求項7又は8記載
    のゴルフスイング用筋力鍛練器具の使用法。
JP2000116757A 2000-04-18 2000-04-18 ゴルフスイング用筋力鍛練器具 Expired - Fee Related JP3496715B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000116757A JP3496715B2 (ja) 2000-04-18 2000-04-18 ゴルフスイング用筋力鍛練器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000116757A JP3496715B2 (ja) 2000-04-18 2000-04-18 ゴルフスイング用筋力鍛練器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001299977A true JP2001299977A (ja) 2001-10-30
JP3496715B2 JP3496715B2 (ja) 2004-02-16

Family

ID=18628178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000116757A Expired - Fee Related JP3496715B2 (ja) 2000-04-18 2000-04-18 ゴルフスイング用筋力鍛練器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3496715B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7311641B2 (en) * 2005-08-16 2007-12-25 Panagos George C Method and device for weightlifting and weight training
EP2632557A4 (en) * 2010-10-28 2015-08-26 Ilan Greenberg MOTION MECHANISM IN A WEIGHING DEVICE
WO2021194014A1 (ko) * 2020-03-23 2021-09-30 하태원 골프 스윙 연습기

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7311641B2 (en) * 2005-08-16 2007-12-25 Panagos George C Method and device for weightlifting and weight training
EP2632557A4 (en) * 2010-10-28 2015-08-26 Ilan Greenberg MOTION MECHANISM IN A WEIGHING DEVICE
WO2021194014A1 (ko) * 2020-03-23 2021-09-30 하태원 골프 스윙 연습기
KR20210118551A (ko) * 2020-03-23 2021-10-01 하태원 골프 스윙 연습기
KR102326695B1 (ko) * 2020-03-23 2021-11-15 하태원 골프 스윙 연습기
JP2023503123A (ja) * 2020-03-23 2023-01-26 テウォン ハ, ゴルフスイング練習機
JP7346737B2 (ja) 2020-03-23 2023-09-19 テウォン ハ, ゴルフスイング練習機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3496715B2 (ja) 2004-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8251877B2 (en) Systems and methods for functional training exercises having function-specific user interfaces
US7322908B2 (en) Exercise device
US3414260A (en) Adjustable weight exerciser for an athletic implement
US7074131B1 (en) Golf grip kit and swing exercise device
US7578747B2 (en) Exercise and stretching pole with flexible handle
US20090093319A1 (en) Training device for swing development
JPH06507080A (ja) 四股運動練習装置
US11931637B2 (en) Sports training aid
US20210023413A1 (en) Exercise system
US20110077109A1 (en) Ball swinging training device
US5947835A (en) Golf swing exercise and training device
US20090017931A1 (en) Golf swing training device
US20020082102A1 (en) Exercise and stretching pole and method of using same
US7223218B2 (en) Muscle strengthening device
JP2001299977A (ja) ゴルフスイング用筋力鍛練器具とその使用法
US20050239614A1 (en) Centrifugal force exercise apparatus and method
US9463346B1 (en) External rotator muscles training device
KR102413723B1 (ko) 롤러 골프 자세교정기
US20050107228A1 (en) Tensile exercising device and method of use
CN203874421U (zh) 高尔夫挥、推杆练习器
KR20220062188A (ko) 골프 스윙 연습용구
JPH04259474A (ja) ゴルフ等におけるスイングに必要な筋力強化用のトレーニング装置
Liebenson Self-management of shoulder disorders—Part 3: Treatment self-help patient's advice

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081128

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091128

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees