JP2001298268A - 高周波加熱式半田鏝 - Google Patents

高周波加熱式半田鏝

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JP2001298268A
JP2001298268A JP2000113445A JP2000113445A JP2001298268A JP 2001298268 A JP2001298268 A JP 2001298268A JP 2000113445 A JP2000113445 A JP 2000113445A JP 2000113445 A JP2000113445 A JP 2000113445A JP 2001298268 A JP2001298268 A JP 2001298268A
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heated
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heating coil
heating
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Tsutomu Miyazaki
力 宮崎
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Miyaden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】鏝先の加熱効率を高めて半田付け作業の作業性
を向上させ得ると共に、耐久性に優れかつ使い勝手に優
れた高周波加熱式半田鏝を提供する。 【解決手段】内部に加熱コイル5が巻回状態で配置され
た筒状のケース体4と、該ケース体4の嵌合孔8aに挿
脱されるカートリッジ式の被加熱体6と、例えば前記加
熱コイル5に高周波電流を供給するトランジスタインバ
ータ回路7及び該インバータ回路用の電源13が内蔵さ
れると共に握持部3を有する本体2とを備え、前記トラ
ンジスタインバータ回路7から加熱コイル5への高周波
電流の供給により被加熱体6を加熱して、該被加熱体先
端の鏝先6bを所定温度に保持することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板に電子部
品等を半田付けしたり、あるいは半田付けされた電子部
品を取り外す際に使用される高周波加熱式半田鏝に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半田鏝として、例えば特
開平5−318101号公報に開示の半田鏝が提案され
ている。この半田鏝は、鏝先の軸方向の中心位置に形成
した穴に、銅製の少なくとも表面が磁性体からなる加熱
用チップを押し入れ固定すると共に、加熱用チップの外
周面に高周波用コイルを巻回して、これらをステンレス
製のパイプ内に収納するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この半
田鏝にあっては、鏝先の軸芯位置に設けた穴に高周波用
コイルが密着して巻回された加熱用チップを押し入れ固
定する構造であるため、高周波用コイルで加熱される加
熱用チップの外径等の大きさが鏝先に対して小さく設定
され、高周波用コイルへの通電で誘導加熱される加熱用
チップの熱を鏝先に素早くかつ効率的に伝熱することが
難しく、半田付け作業の作業性が劣るという問題点があ
った。
【0004】また、鏝先がステンレス製のパイプに直接
機械的に固定される構造であるため、例えば半田付けす
る電子部品の半田付け部の形状に対応した形状の鏝先に
容易に交換することが困難であると共に、パイプ自体が
加熱されて高温となるため安全性の面でも劣るという問
題点があった。さらに、半田鏝自体が単に半田付け作業
に使用されるのみで、例えばプリント基板に半田付けさ
れている電子部品を取り外す際の半田の除去等に使用す
ることができない等、使い勝手が劣ると共に、加熱用チ
ップが銅製で形成されているため、使用によって鏝先が
ボロボロになり易く、耐久性の面で劣り交換頻度も多く
なってその作業が一層面倒になり易いという問題点があ
った。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、請求項1または2記載の発明の目的は、鏝先
の加熱効率を高めて半田付け作業の作業性を向上させ得
ると共に、耐久性に優れかつ使い勝手に優れた高周波加
熱式半田鏝を提供することにある。また、請求項3また
は4記載の発明の目的は、請求項1または2記載の発明
の目的に加え、使い勝手により優れた高周波加熱式半田
鏝を提供し、請求項5記載の発明の目的は、請求項1な
いし4記載の発明の目的に加え、安全性に優れた高周波
加熱式半田鏝を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、内部に加熱コ
イルが巻回状態で配置された筒状のケース体と、該ケー
ス体の嵌合孔に挿脱されるカートリッジ式の被加熱体
と、前記加熱コイルに高周波電流を供給するトランジス
タインバータ回路とを備え、前記トランジスタインバー
タ回路から加熱コイルへの高周波電流の供給により被加
熱体を加熱して、該被加熱体先端の鏝先を所定温度に保
持することを特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の発明は、内部に加熱
コイルが巻回状態で配置された筒状のケース体と、該ケ
ース体の嵌合孔に挿脱されるカートリッジ式の被加熱体
と、前記加熱コイルに高周波電流を供給するトランジス
タインバータ回路及び該インバータ回路用の電源が内蔵
されると共に握持部を有する本体とを備え、前記トラン
ジスタインバータ回路から加熱コイルへの高周波電流の
供給により被加熱体を加熱して、該被加熱体先端の鏝先
を所定温度に保持することを特徴とする高周波加熱式半
田鏝。
【0008】このように構成することにより、トランジ
スタインバータから所定周波数の高周波電流がケース体
内に収容配置された加熱コイルに供給されると、加熱コ
イルから発生する磁束によって被加熱体に渦電流が誘起
されて誘導加熱される。この時、被加熱体がケース体の
嵌合孔内に嵌合されていることから、先端に鏝先を有す
る被加熱体が加熱コイルの磁束を効率的に受けて誘導加
熱され、被加熱体先端の鏝先の温度が所定温度に保持さ
れて半田付け作業の作業性が向上すると共に、被加熱体
がカートリッジ式に挿脱できることから、所定形状の鏝
先の被加熱体に容易に交換できる等、その使い勝手が向
上する。また、請求項2記載の発明のように、握持部を
有する本体にトランジスタインバータ回路とその電源を
内蔵することにより、携帯用の半田鏝として使用でき
て、その使い勝手がより一層向上する。
【0009】また、請求項3記載の発明は、前記被加熱
体が、内部に溶融した半田を収容する収容部を有すると
共に、該収容部先端に溶融した半田が流出し得る半田流
出機構部を設けたことを特徴とし、請求項4記載の発明
は、前記被加熱体が、内部が負圧になる吸引部を有する
と共に、該吸引部先端に溶融半田の吸引孔を設けたこと
を特徴とする。
【0010】このように構成することにより、請求項3
記載の発明は、収容部内に例えば糸半田を挿入するとこ
の糸半田が誘導加熱で溶融して、収容部先端の半田流出
機構部から流出することから、半田付け作業をペンタッ
チ感覚で行うことができる。また、請求項4記載の発明
の場合は、吸引部内を負圧にして吸引部先端をプリント
基板の半田付け部に押し当てると、被加熱体の加熱で半
田が溶融し、この溶融した半田が吸引孔で吸引されるこ
とから、半田除去用の半田鏝として使用でき、半田鏝の
使い勝手がより向上する。
【0011】また、請求項5記載の発明は、前記ケース
体が、外周面に加熱コイルが収容されるコイル収納溝が
形成されたセラミック管を有すると共に、該セラミック
管が非磁性体で絶縁性のカバー内に嵌装されていること
を特徴とする。このように構成することにより、加熱コ
イルがセラミック管のコイル収納溝に収納されるため、
その長期に亘る安定した保持が得られると共に、セラミ
ック管が非磁性体で絶縁性のカバー内に嵌装されている
ことから、カバー自体が誘導加熱されて高温になること
がなく、半田鏝の安全性が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係わる高
周波加熱式半田鏝の一部破断した概略構成図である。図
1において、高周波加熱式半田鏝1(以下、半田鏝1と
いう)は、握持部3を有する本体2と、この本体2の先
端側に設けられ加熱コイル5が内蔵されたケース体とし
てのケース4と、このケース4に嵌合された被加熱体と
してのカートリッジ6と、前記ケース4の加熱コイル5
に接続されたトランジスタインバータ回路7等を有して
いる。
【0013】前記ケース4は、セラミック管8と筒状カ
バー9を有し、セラミック管8は、その内部孔がカート
リッジ6の嵌合孔8aを形成すると共に、その外周面に
は加熱コイル5を形成する電線や銅パイプが巻回収容さ
れる例えば螺旋状の溝8bが形成されている。そして、
加熱コイル5が巻回されたセラミック管8は、その外周
面が非磁性体で絶縁性の例えば樹脂パイプ等からなる筒
状カバー9の内部孔に嵌装されている。
【0014】前記カートリッジ6は、例えばステンレス
材や鉄鋼材の磁性体で略円柱形状に形成され、前記セラ
ミック管8の嵌合孔8aに嵌合される嵌合部6aと、こ
の嵌合部6aの先端側のネジ孔10に例えば螺合方式で
着脱可能に配設された鏝先6bとを有している。また、
カートリッジ6の嵌合部6aの内部には、例えば熱電対
等からなる温度センサ11が埋設されており、この温度
センサ11の先端位置は、鏝先温度を高精度に検出する
ために鏝先6bに極めて近い位置に設定されてる。そし
て、この温度センサ11は、トランジスタインバータ回
路7に接続されており、その検出した温度に基づいてト
ランジスタインバータ回路7からの出力が制御される。
【0015】前記トランジスタインバータ回路7は、例
えばMOSFET、IGBT等の半導体スイッチング素
子を用いた図示しないインバータ回路と、出力トランス
(変流器)、あるいはこれらを制御する制御回路、及び
AC100V電源に接続され各回路に電源を供給する電
源コード12等を有してコンパクトに形成され、数KH
z〜数MHzの所定出力の高周波電流を、加熱コイル5
に出力し得るように構成されている。
【0016】次に、この半田鏝1の動作及び使用方法の
一例について説明する。先ず、トランジスタインバータ
回路7の電源コード12を所定の電源コンセントに差し
込み、例えば本体2に設けた電源スイッチ(図示せず)
をオンすると、トランジスタインバータ回路7が作動し
て、高周波電流が加熱コイル5に供給される。加熱コイ
ル5に高周波電流が供給されると、その磁束によってカ
ートリッジ6に渦電流が誘起されて誘導加熱され、その
鏝先6bが所定温度まで上昇する。
【0017】この時、鏝先6bが、嵌合部6aの鏝先6
b側の端面やネジ孔10に面接触状態で接触しているこ
とから、カートリッジ6の温度が鏝先6bに効率的に伝
熱されると共に、鏝先6b自体も誘導加熱状態となる。
これにより、鏝先6bが所定温度まで素早く昇温し、こ
の鏝先6bによって、従来の半田鏝と同様に、図示しな
いプリント基板のパターン上に電子部品が半田付けされ
る。なお、鏝先6bの温度は、温度センサ11で検出さ
れた温度に基づいてトランジスタインバータ回路7の出
力が制御されることにより、所定温度に保持される。
【0018】このように上記実施例の半田鏝1によれ
ば、加熱コイル5が収容配置されたセラミック管8の嵌
合孔8aに先端に鏝先6bを有するカートリッジ6の嵌
合部6aが嵌合されているため、カートリッジ6の大き
さ(外径)を加熱コイル5の内径と略同一に設定でき
て、従来の半田鏝に比較して被加熱体としてのカートリ
ッジ6の大きさを大きく設定することができる。その結
果、加熱コイル5によりカートリッジ6を効率的に誘導
加熱させることができ、鏝先6b自体の誘導加熱と合わ
せ、鏝先6bの温度を所定温度まで素早く加熱すること
ができて、半田付け作業の作業性を向上させることがで
きる。
【0019】また、カートリッジ6がケース4に対して
例えば嵌合により挿脱できるため、鏝先6bの形状を適
宜に設定した複数のカートリッジ6を予め用意すること
により、その交換を容易に行うことができると共に、カ
ートリッジ6の鏝先6bがネジ孔10に対して着脱でき
るため、嵌合部6aを共通化して形状の異なる鏝先6b
を交換して使用することもでき、使い勝手に優れた半田
鏝1を得ることができる。
【0020】さらに、カートリッジ6の嵌合部6a内に
温度センサ11を内蔵しているため、この温度センサ1
1で鏝先6bの温度を高精度に検出し、トランジスタイ
ンバータ回路7の出力を制御でき、鏝先温度を所定温度
に容易に保持することができて、半田付け作業の作業性
をより向上させることができる。また、カートリッジ6
を比較的大きく形成できることから、従来のようにカー
トリッジ6自体を銅製で形成する必要がなく、ステンレ
ス等の耐久性に優れた磁性体を使用できて、カートリッ
ジ6(すなわち鏝先6b)を長期に亘り使用することが
できる。
【0021】またさらに、加熱コイル5がセラミックス
管8の溝8bに収納されると共に、セラミック管8の外
周面に非磁性体で絶縁性の筒状カバー9が嵌装されてい
るため、加熱コイル5自体を安定支持できて、そのショ
ート等が確実に防止されると共に、カートリッジ6の外
周部分の温度を従来のステンレスのカバーを使用した場
合に比較して低く抑えることができて、半田付け作業時
における火傷や他部品の火損(火傷)を防止できる等、
安全性に優れた半田鏝1を得ることが可能になる。
【0022】なお、以上の例においては、トランジスタ
インバータ回路7が本体2と別体である場合について説
明したが、例えば図1の二点鎖線で示すように、トラン
ジスタインバータ回路7を本体2内に内蔵することもで
きる。この場合、トランジスタインバータ回路7の電源
として例えば充電式電池13を使用すれば、半田鏝1自
体を携帯型として形成できて、その使い勝手を一層向上
させることができる。
【0023】図2及び図3は、本発明に係わる半田鏝の
それぞれ他の実施例を示す図1と同様の概略構成図であ
る。以下、上記実施例と同一部位には同一符号を付して
説明する。先ず、図2に示す半田鏝1の特徴は、カート
リッジ6の内部に溶融半田の収容部14を設けると共
に、この収容部14の先端部に溶融半田流出機構を設け
た点にある。
【0024】すなわち、略筒状のカートリッジ6の本体
2側に半田挿通孔15を形成すると共に先端側に流出孔
16を形成し、この流出孔16に金属製のボール17を
配設する。ボール17は、通常状態において図示しない
スプリング等の付勢手段によって流出孔16を閉塞する
方向に付勢されており、このボール17を半田付け面に
所定の力で押し付けることにより矢印イ方向に移動し
て、流出孔16が開きカートリッジ6及び半田自体の誘
導加熱で溶融して収容部14内に収容されている半田が
矢印ロの如く外部に流出する。
【0025】なお、使用される半田が糸半田の場合は、
この糸半田を半田供給装置18によって自動的に供給す
ることもできるが、例えば板状や塊状の半田を使用する
場合は、収容部14(カートリッジ6)内に予め所定量
供給することもできる。この実施例の半田鏝1によれ
ば、上記実施例と同様の作用効果が得られる他に、カー
トリッジ6の先端部のボール17を半田付け面に押し付
けるだけで半田付け作業を行うことができるため、半田
付け作業をペンタッチ感覚で行うことができて、その作
業性を大幅に向上させることができるという作用効果が
得られる。
【0026】また、図3に示す半田鏝1の特徴は、カー
トリッジ6の内部に吸引室19を設けると共に、この吸
引室19の先端部に吸引孔20を設けた点にある。すな
わち、略筒状のカートリッジ6の本体2側に逆流防止用
の弁21を介して吸引装置22に接続され吸引室19の
開口19aに着脱可能に蓋体23を配設すると共に、吸
引室19の先端側に細長い長方形状あるいは円形の吸引
孔20を形成する。そして、例えば半田鏝1と吸引装置
22を作動させた状態で、吸引孔20を既に半田付けさ
れている半田面に当接させると、カートリッジ6の熱で
半田が溶融し、この溶融した半田が吸引孔20の吸引作
用で矢印ハの如く吸引室19内に吸引される。
【0027】これにより、半田付けされている電子部品
の半田を除去でき、吸引室19内に収容された所定量の
半田は、次の半田付け作業の半田として使用することも
できるし、カートリッジ6をケース4から抜き取り蓋体
23を取り外すことによって廃棄することもできる。こ
の実施例においても上記実施例と同様の作用効果が得ら
れる他に、半田鏝1を半田除去具として使用でき、例え
ば多数のピンが半田付けされたICの交換作業を容易に
行うことができる等、その使い勝手の一層の向上を図る
ことができるという作用効果が得られる。
【0028】なお、本発明は、上記した各実施例のそれ
ぞれに限定されるものでもなく、例えば図1に示すトラ
ンジスタインバータ回路7と充電式電池13を本体2に
内蔵するという機構を、図2や図3に示す実施例に適用
することもできる。また、上記各実施例において、カー
トリッジ6のケース4への挿脱機構は嵌合に限らず、例
えば係止突起と凹部によりラチェット式に嵌合される機
構を採用したり、円錐状のテーパ面を利用した嵌合機構
を採用することもできる。さらに、上記実施例における
カートリッジ6の形状や鏝先6bの形状、ケース4の形
状等も本発明の各発明の要旨の範囲内において種々変更
することができる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、先端に鏝先を有する被加熱体が加熱コイル
を収容配置したケース体の嵌合孔内に嵌合されているた
め、被加熱体先端の鏝先の温度を素早くかつ効率的に加
熱して所定温度に保持でき、半田付け作業の作業性が向
上すると共に、被加熱体がカートリッジ式に挿脱できる
ため、所定形状の鏝先の被加熱体の交換を容易に行うこ
とができて、使い勝手を向上させることができる。
【0030】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加え、握持部を有する本体にト
ランジスタインバータ回路とその電源が内蔵されている
ため、携帯用の半田鏝として使用できて、その使い勝手
をより向上させることができる。
【0031】また、請求項3または4記載の発明によれ
ば、請求項1または2記載の発明の効果に加え、半田鏝
をペンタッチ感覚で使用できたり、半田除去用の半田鏝
として使用でき、半田鏝の使い勝手をより一層向上させ
ることができる。
【0032】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項1ないし4記載の発明の効果に加え、加熱コイルがセ
ラミック管のコイル収納溝に収納されるため、その長期
に亘る安定した保持状態を得ることができると共に、セ
ラミック管が非磁性体で絶縁性のケース内に嵌装されて
いるため、ケース自体が誘導加熱されて高温になること
がなく、半田鏝の使用時の安全性を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる高周波加熱式半田鏝の一実施例
を示す一部破断した概略構成図
【図2】本発明に係わる高周波加熱式半田鏝の他の実施
例を示す一部破断した概略構成図
【図3】本発明に係わる高周波加熱式半田鏝のさらに他
の実施例を示す一部破断した概略構成図
【符号の説明】
1 高周波加熱式半田鏝 2 本体 3 握持部 4 ケース 5 加熱コイル 6 カートリッジ 6a 嵌合部 6b 鏝先 7 トランジスタインバータ回路 8 セラミック管 8a 嵌合孔 8b 溝 9 筒状カバー 11 温度センサ 13 充電式電池 14 収容部 16 流出孔 17 ボール 18 半田供給装置 19 吸引室 20 吸引孔 22 吸引装置 23 蓋体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 6/06 393 H05B 6/06 393

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に加熱コイルが巻回状態で配置された
    筒状のケース体と、該ケース体の嵌合孔に挿脱されるカ
    ートリッジ式の被加熱体と、前記加熱コイルに高周波電
    流を供給するトランジスタインバータ回路とを備え、前
    記トランジスタインバータ回路から加熱コイルへの高周
    波電流の供給により被加熱体を加熱して、該被加熱体先
    端の鏝先を所定温度に保持することを特徴とする高周波
    加熱式半田鏝。
  2. 【請求項2】内部に加熱コイルが巻回状態で配置された
    筒状のケース体と、該ケース体の嵌合孔に挿脱されるカ
    ートリッジ式の被加熱体と、前記加熱コイルに高周波電
    流を供給するトランジスタインバータ回路及び該インバ
    ータ回路用の電源が内蔵されると共に握持部を有する本
    体とを備え、前記トランジスタインバータ回路から加熱
    コイルへの高周波電流の供給により被加熱体を加熱し
    て、該被加熱体先端の鏝先を所定温度に保持することを
    特徴とする高周波加熱式半田鏝。
  3. 【請求項3】前記被加熱体は、内部に溶融した半田を収
    容する収容部を有すると共に、該収容部先端に溶融した
    半田が流出し得る半田流出機構部を設けたことを特徴と
    する請求項1または2記載の高周波加熱式半田鏝。
  4. 【請求項4】前記被加熱体は、内部が負圧になる吸引部
    を有すると共に、該吸引部先端に溶融半田の吸引孔を設
    けたことを特徴とする請求項1または2記載の高周波加
    熱式半田鏝。
  5. 【請求項5】前記管体は、外周面に加熱コイルが収容さ
    れるコイル収納溝が形成されたセラミック管を有すると
    共に、該セラミック管が非磁性体で絶縁性のカバー内に
    嵌装されていることを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の高周波加熱式半田鏝。
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