JP2001297248A - 広告入り電子文書の配信システム - Google Patents

広告入り電子文書の配信システム

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JP2001297248A
JP2001297248A JP2000110233A JP2000110233A JP2001297248A JP 2001297248 A JP2001297248 A JP 2001297248A JP 2000110233 A JP2000110233 A JP 2000110233A JP 2000110233 A JP2000110233 A JP 2000110233A JP 2001297248 A JP2001297248 A JP 2001297248A
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JP2000110233A
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Naoyuki Uhashi
直幸 宇橋
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PLANET COMPUTER KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子文書を広告媒体として利用するのに適し
た配信システムを実現する。 【解決手段】 配信者用システム200の電子文書格納
手段203に格納されたPDF形式の電子文書を、購読
者用システム100にインターネットを介して配信す
る。広告情報格納手段202内には、広告主の希望に応
じた掲載条件をもつ広告情報が用意される。購読者が、
Web閲覧手段101を用いて、Webサーバ手段20
9内のHTML形式の購読指示用Webページをアクセ
スし、所望の電子文書に対する購読指示を与えると、購
読対象文書が電子文書格納手段203から抽出され、文
書配信手段206を介して記憶手段103へとダウンロ
ードされる。この時、広告選択手段204が掲載条件に
合致する広告を選択し、広告付加手段205により広告
が付加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は広告入り電子文書の
配信システムに関し、特に、購読者が電子文書をダウン
ロードする時点で広告を付加するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】パソコンやその周辺機器の普及により、
文書の電子化が急速に進んできている。また、インター
ネットが一般化することにより、ネットワークを介した
電子文書のやりとりも日常的に行われるようになってき
ており、広告の分野においても、雑誌等の紙媒体を用い
た広告から、ネットワーク上を流れる電子媒体を用いた
広告へと、軸足が移動しつつある。特に、個人レベルで
のインターネット利用率の上昇に伴い、Webページ上
でいわゆるバナー広告が盛んに行われている。現在、多
くのパソコンにWebブラウザソフトウエアが標準で組
み込まれるようになってきており、HTML形式で記述
されたWebページは、一般のパソコンユーザにとって
最も容易にアクセス可能な情報源となっている。このた
め、インターネットにおけるWebページ上での広告
は、最も重要な電子媒体上の広告として、今後も益々普
及してゆくものと予想される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、イン
ターネットにおけるWebページは、通常、HTML形
式で記述されているが、オフィスにおける電子文書の標
準的なフォーマットとしては、PDF(Portable Docum
ent Format)形式が最も普及している。このため、最近
では、ビジネス用の種々の帳票、工業製品やソフトウエ
アのマニュアル、ニュース記事、各種案内、雑誌、小
説、コミックなどの多くの電子文書が、PDF形式で記
述され、インターネットを介して配信されるようになっ
てきている。当然、このようなPDF形式の電子文書
を、広告媒体として利用したいという需要も高まってき
ている。しかしながら、Webページのバナー広告の場
合、閲覧者がWebブラウザを用いて当該Webページ
をアクセスするだけで、広告がディスプレイ画面上に表
示されることになるのに対し、PDF形式の電子文書の
場合、この電子文書を購読する購読者が、自分のパソコ
ンにこの電子文書をファイルとして一旦ダウンロードし
た後、このダウンロードしたファイルをPDF形式専用
の閲覧ソフトで開くことにより、はじめて文書の中身が
ディスプレイ画面上に表示されることになる。このた
め、電子文書上の広告を、従来のWebページ上のバナ
ー広告と同等に取り扱うことは、広告業務の運用上、困
難である。
【0004】そこで本発明は、購読者がダウンロードす
る電子文書を広告媒体として利用するのに適した広告入
り電子文書の配信システムを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明の第1の態
様は、配信者から購読者に対して電子文書を配信する際
に、広告主の希望する広告を付加して配信する広告入り
電子文書の配信システムを、購読者用システムと、配信
者用システムと、によって構成し、購読者用システムに
は、Webページを閲覧するためのWeb閲覧手段と、
配信された電子文書を閲覧するための文書閲覧手段と、
を用意し、配信者用システムには、配信対象となる電子
文書を格納する電子文書格納手段と、電子文書に付加す
べき広告内容を示す広告内容データと当該広告を掲載す
るための条件を示す掲載条件データとから構成される広
告情報を格納する広告情報格納手段と、配信対象となる
電子文書を示して購読者による購読指示を受け付ける購
読指示用Webページを提供するWebサーバ手段と、
購読指示用Webページ上で購読者によって指定された
購読対象文書を電子文書格納手段から読出して購読者用
システムに配信する文書配信手段と、掲載条件データを
考慮して購読対象文書に付加すべき広告を選択する広告
選択手段と、この広告選択手段によって選択された広告
に対応する広告内容データを広告情報格納手段から読出
し、購読対象文書が配信される際にこれを付加する広告
付加手段と、を用意するようにしたものである。
【0006】(2) 本発明の第2の態様は、上述の第1
の態様に係る広告入り電子文書の配信システムにおい
て、配信対象となる各電子文書に、文書の内容に応じた
分類コードを付与しておき、広告情報内の掲載条件デー
タとして特定の分類コードを示すデータを用いるように
し、広告選択手段がこの特定の分類コードに基づいて広
告を選択できるようにしたものである。
【0007】(3) 本発明の第3の態様は、上述の第2
の態様に係る広告入り電子文書の配信システムにおい
て、広告情報内の掲載条件データとして優先順位が定義
された複数の分類コードを示すデータを用いるように
し、広告選択手段が分類コードの優先順位を考慮して広
告を選択できるようにしたものである。
【0008】(4) 本発明の第4の態様は、上述の第1
〜第3の態様に係る広告入り電子文書の配信システムに
おいて、広告の掲載を行う期間もしくは回数を、掲載条
件データに示される一条件として用いるようにしたもの
である。
【0009】(5) 本発明の第5の態様は、上述の第1
〜第4の態様に係る広告入り電子文書の配信システムに
おいて、広告内容データが、電子文書の1頁もしくは複
数頁にわたる広告から構成され、広告付加手段が、電子
文書に対して広告用の新たな頁を付加することにより広
告の付加を行うようにしたものである。
【0010】(6) 本発明の第6の態様は、上述の第1
〜第5の態様に係る広告入り電子文書の配信システムに
おいて、配信者用システム内に、電子文書の配信を受け
ることができる個々の購読者の個人情報を格納する個人
情報格納手段を更に設け、Webサーバ手段が、購読指
示用Webページに対して購読指示を与えた購読者を特
定する購読者特定情報を生成する機能を果たし、広告選
択手段が、購読者特定情報に基づいて個人情報格納手段
内の個人情報を検索し、その結果を考慮して広告の選択
を行う機能を果たすようにしたものである。
【0011】(7) 本発明の第7の態様は、上述の第1
〜第6の態様に係る広告入り電子文書の配信システムに
おいて、個々の電子文書について、それぞれ配信が行わ
れた回数を計数する配信回数計数手段と、この配信回数
計数手段によって計数された配信回数に基づいて、個々
の電子文書についての将来の配信回数を予測する配信回
数予測手段と、を配信者用システムに更に設け、広告選
択手段が、配信回数予測手段によって予測された予測配
信回数を考慮して広告の選択を行うことができるように
したものである。
【0012】(8) 本発明の第8の態様は、上述の第1
〜第7の態様に係る広告入り電子文書の配信システムに
おいて、電子文書に付加する広告内に、当該広告につい
ての広告主のWebページをアクセスするための特定の
アクセス情報を入れておき、配信者用システム内に、こ
の特定のアクセス情報に基づいて広告主のWebページ
のURLアドレスを案内する広告主案内手段を更に設
け、購読者用システム内の文書閲覧手段に、広告主のW
ebページへのアクセスを希望するアクセス希望指示を
受け付ける機能を設け、購読者用システム内のWeb閲
覧手段に、アクセス希望指示が与えられたときに、広告
主案内手段にアクセス情報を伝えてURLアドレスの案
内を受け、広告主のWebページを閲覧する機能を設け
るようにしたものである。
【0013】(9) 本発明の第9の態様は、上述の第8
の態様に係る広告入り電子文書の配信システムにおい
て、配信者用システム内に、広告主案内手段によって行
われた案内の回数を各広告主ごとに計数する案内回数計
数手段を更に設けるようにしたものである。
【0014】(10) 本発明の第10の態様は、上述の第
7または第9の態様に係る広告入り電子文書の配信シス
テムにおいて、Webサーバ手段または広告主案内手段
が、「購読指示用Webページに対して購読指示を与え
た購読者」または「広告主のWebページに対してアク
セス希望指示を与えた購読者」を特定する購読者特定情
報を生成する機能を果たすことができるようにし、配信
回数計数手段または案内回数計数手段が、この購読者特
定情報に基づいて個々の購読者ごとに回数の計数を行う
ことができるようにしたものである。
【0015】(11) 本発明の第11の態様は、上述の第
7の態様に係る広告入り電子文書の配信システムにおい
て、配信回数計数手段が、個々の広告ごとに配信された
回数を計数する機能を果たすことができるようにし、配
信者用システム内に、配信回数計数手段の計数値に基づ
いて、広告主に対して請求すべき対価額を積算する課金
処理手段を更に設けるようにしたものである。
【0016】(12) 本発明の第12の態様は、上述の第
9の態様に係る広告入り電子文書の配信システムにおい
て、配信者用システム内に、案内回数計数手段の計数値
に基づいて、広告主に対して請求すべき対価額を積算す
る課金処理手段を更に設けるようにしたものである。
【0017】(13) 本発明の第13の態様は、上述の第
1〜第12の態様に係る広告入り電子文書の配信システ
ムにおける配信者用システムとしてコンピュータを動作
させるためのプログラムを、コンピュータ読取り可能な
記録媒体に記録して配付できるようにしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施形態
に基づいて説明する。
【0019】§1.本発明の配信システムの基本構成 図1は、本発明の一実施形態に係る広告入り電子文書の
配信システムの基本構成を示すブロック図である。この
実施形態に係る配信システムは、図において、一点鎖線
で区切られている上段、中段、下段に示された各システ
ムから構成される。すなわち、図の下段に示された購読
者用システム100、図の中段に示された配信者用シス
テム200、図の上段に示された広告主用システム30
0の3つのシステムから構成されている。このシステム
において、購読者とは、いわゆる一般の個人ユーザを示
しており、配信者とは、この購読者に対して種々の電子
文書を配信することを業務とする者と示しており、広告
主とは、この電子文書に広告を掲載することを希望する
者を示している。ごく一般的なケースの場合、たとえ
ば、出版社などが本発明における配信者としての業務を
行い、一般企業を広告主として広告の募集を行い、広告
入りの電子文書を一般ユーザたる個人レベルの購読者に
配信するという形態をとることができる。
【0020】なお、「購読」なる文言は、一般的には
「書籍、新聞、雑誌などを買って読むこと」を意味する
が、本願では、必ずしも有償で購入する場合だけに限ら
ず、無償で提供された電子文書を読むことも「購読」の
範疇に含まれるものとする。もちろん、通常は、購読者
が配信者から所望の電子文書の配信を受ける代わりに、
配信された電子文書に見合った購読料を支払う、という
形態が一般的なビジネスのケースであるが、配信する電
子文書に広告を入れることにより、配信者は広告主に広
告料を請求することが可能であるので、この広告料だけ
で事業が成り立つのであれば、無料購読の形態を採るこ
とも可能である。
【0021】また、この図1に個々のブロックとして示
した各構成要素は、実際のシステムにおいて実行される
処理機能に注目して抽出した概念的な要素であり、実際
のハードウエアに直接関連したものではない。実際のハ
ードウエアという点から見れば、購読者用システム10
0、配信者用システム200、広告主用システム300
は、いずれもコンピュータおよびその周辺機器によって
構成されるべきシステムである。実際の業務に利用する
ことを考慮すると、配信者用システム200および広告
主用システム300には、インターネットを介して多数
のアクセスが集中すると考えられるので、ワークステー
ションレベルの高度なコンピュータを用いるのが好まし
い。これに対して、購読者用システム100は、インタ
ーネットに接続可能な機能をもっていれば、汎用のパソ
コン程度のコンピュータで十分である。結局、この図1
に示す各システムは、それぞれの用途に応じた処理能力
をもったコンピュータに、以下に示すような機能を実行
するためのソフトウエアをインストールすることにより
構成されることになる。
【0022】以下、各システムの機能を順に説明する。
なお、本実施形態では、配信される電子文書が、オフィ
スにおける電子文書の標準的なフォーマットとしての地
位を確立しつつあるPDF(Portable Document Forma
t)形式の電子文書である場合について以下の説明を行
うことにする。もちろん、本発明は、種々のフォーマッ
トで記述された電子文書の配信システムに広く適用可能
であるが、実用上は、PDF形式の電子文書の配信シス
テムに適用するのが一般的である。
【0023】まず、図の下段に示された購読者用システ
ム100は、Webページを閲覧するためのWeb閲覧
手段101と、配信された電子文書を閲覧するための文
書閲覧手段102と、配信された電子文書を格納するた
めの記憶手段103とを有している。上述したように、
この購読者用システム100は、汎用パソコン程度のコ
ンピュータで十分であり、最近市販されている汎用パソ
コンであれば、特別なソフトウエアを追加することなし
に、購読者用システム100として利用することが可能
である。すなわち、Web閲覧手段101は、一般的な
汎用パソコンに標準的に組み込まれているWebブラウ
ザソフトウエア(インターネットを介して、HTML形
式のWebページにアクセスしてこれをディスプレイ画
面上に表示する機能をもったソフトウエア)によって実
現できる。
【0024】また、本実施形態では、配信者から配信さ
れる電子文書が、PDF形式の電子文書であるので、文
書閲覧手段102は、このPDF形式の電子文書を閲覧
することができるソフトウエアによって実現することが
できる。このようなソフトウエアとしては、たとえば、
米国アドビ社(Adobe Systems Incorporated)から「Ac
robat Reader」なるソフトウエアが無償で提供されてお
り、多くの汎用パソコンに標準的に組み込まれている。
また、記憶手段103としては、インターネットを介し
てPDF形式のファイルとしてダウンロードした電子文
書を保存することができる装置であれば、どのようなも
のでもかまわない。実際には、汎用パソコンに内蔵され
ているハードディスク装置をそのまま記憶手段103と
して利用することができる。なお、電子文書として一般
の電子メール形式の文書を用いるのであれば、電子メー
ルソフトにより文書閲覧手段102を構成することもで
きる。
【0025】結局、実際のところは、本発明における購
読者用システム100は、一般に市販されている多くの
汎用パソコンをそのまま利用して構成することができ
る。これは、購読者にとっては大きな利点であり、イン
ターネットに接続できる汎用パソコンを所有しているユ
ーザであれば、誰でも本発明に係る広告入り電子文書の
配信システムの購読者となることができる。もちろん、
購読者用システム100は、必ずしもパソコンによって
構成する必要はなく、上述の機能が実現できれば、携帯
電話などによっても購読者用システム100を構成する
ことも可能である。
【0026】一方、図の中段に示された配信者用システ
ム200は、本発明に係る電子文書の配信システムの中
枢をなすシステムであり、図示のとおり種々の機能要素
から構成されている。本発明に係るシステムを用いて本
格的なネット配信ビジネスを計画しているのであれば、
この配信者用システム200は、複数台のサーバを組み
合わせて構築するのが好ましい。
【0027】まず、個人情報格納手段201は、電子文
書の配信を受けることができる個々の購読者の個人情報
を格納する手段である。この実施形態に示す配信システ
ムでは、電子文書を購読者に対して有償で配信する形態
を採っており、この配信サービスを利用する購読者は、
予め所定の登録手続を行うことが要求されている。具体
的には、たとえば書面による購読者登録申込書を配信者
へ提出するような手続きをとってもよいし、図示されて
いない登録専用のサーバ装置を設けてオンラインで登録
手続きを行うようにしてもかまわない。個人情報格納手
段201には、このような登録手続により、多数の購読
者の個人情報が格納されることになる。図2は、個人情
報格納手段201内に格納された個人情報の一例を示す
図である。ここに示す個人情報X,Yは、2名の購読者
に関する氏名、性別、年齢、趣味に関する情報を集めた
ものである。
【0028】広告情報格納手段202には、広告主の意
向に応じて広告情報が格納される。この広告情報は、電
子文書に付加すべき広告内容を示す広告内容データと当
該広告を掲載するための条件を示す掲載条件データとか
ら構成される。広告内容データは、画像やテキストから
構成され、この実施形態の場合、PDF形式のデータと
して用意されることになる。この広告内容データは、広
告主が作成したものをそのまま利用することもできる
が、異なるフォーマットのデータが与えられた場合に
は、事前にPDF形式へのフォーマット変換を行った上
で、広告情報格納手段202へ格納することになる。掲
載条件データは、広告を掲載するための条件を示すデー
タであり、その詳細については後述する。このように、
広告内容データと掲載条件データとが対となって1つの
広告情報を構成することになる。もちろん、広告主は1
社に限定されるものではなく、また、同一の広告主から
複数の広告情報が寄せられることもあるので、広告情報
格納手段202内には、このような広告情報が多数格納
されることになる。
【0029】電子文書格納手段203には、本発明に係
る広告入り電子文書の配信システムにおいて配信対象と
なる多数の電子文書が格納されている。配信者の本来の
業務は、この電子文書格納手段203内に格納されてい
る電子文書を、購読者の要求に応じてインターネットを
介して配信することにある。配信対象となる電子文書と
しては、ビジネス用の帳票、マニュアル、ニュース記
事、各種案内、雑誌、小説、コミックなど多岐にわたっ
ており、特に制限はない。ただし、本実施形態では、上
述したように、すべての電子文書はPDF形式のファイ
ルとなっている。
【0030】なお、図に示す白抜きの矢印は、何らかの
方法で、各格納手段201,202,203にそれぞれ
データを入力することを示している。各格納手段に対す
るデータ入力の方法についての詳しい説明は省略する
が、入力すべきデータに応じて、キーボードからの手入
力でもよいし、MOディスクなどの記録媒体を介した入
力でもよいし、オンライン入力でもかまわない。
【0031】広告選択手段204は、後に詳述するよう
に、広告情報格納手段202内の各広告情報の掲載条件
データを考慮して、どの広告をどの電子文書に掲載する
かを決定する役目を担っており、広告掲載処理の全体的
なスケジューリングを行う機能を有している。
【0032】一方、広告付加手段205は、電子文書格
納手段203から抽出されて配信される電子文書に対し
て、その配信直前の段階において、広告選択手段204
によって選択された広告を付加する処理を実行する機能
を有している。本実施形態では、電子文書に広告を付加
する方法として、広告を頁内へ埋め込む方法と、頁単位
で用意された広告を頁ごと付加する方法と、の2通りの
方法を用意している。
【0033】前者の方法を採る場合、予め電子文書の所
定頁に広告を埋め込むための領域を確保しておくように
する。たとえば、図3に示す例では、電子文書の所定頁
に、電子文書本文領域A1と、広告領域A2,A3とが
定義されている。電子文書本文領域A1には、当該電子
文書に本来含まれるべき本文(テキストもあれば、画像
もある)がもともと配置される。これに対し、広告領域
A2,A3は、この電子文書が配信される段階までは空
領域であり、広告を掲載するために確保されている。広
告付加手段205は、広告情報格納手段202から抽出
した広告内容データに基づいて、広告領域A2,A3に
広告を埋め込む処理を行うことになる。上述したよう
に、本実施形態では、電子文書も広告もPDF形式のデ
ータであるので、このような埋め込み処理はPDF形式
のデータの合成処理として容易に行うことができる。
【0034】これに対し、後者の方法を採る場合は、図
4に示すように、電子文書格納手段203内に格納され
ていた電子文書本文頁に、広告情報格納手段202内に
格納されていた広告頁(頁単位の広告内容データ)を、
頁単位で付加することになる。要するに、PDF形式の
頁単位のデータ合成処理を行うことになる。広告内容デ
ータを、電子文書の1頁もしくは複数頁にわたる広告に
よって構成しておけば、広告付加手段205は、電子文
書に対して広告用の新たな頁を付加する合成処理を行え
ばよい。
【0035】電子文書に広告を付加するメリットのひと
つは、このように、頁単位の広告掲載が可能になる点で
ある。現在、一般的に利用されているWebページへの
広告の場合、このような頁単位の広告を行うことは現実
的ではない。Webページを閲覧中に、全面が広告であ
るような頁が表示された場合、通常、閲覧者はそのよう
な頁を避けて別な頁へと移動してしまうからである。こ
のため、Webページへの広告は、頁の一部分に帯状に
表示を行ういわゆるバナー広告を採用せざるを得ない。
これに対し、電子文書への広告掲載であれば、図4に示
すように、電子文書本文頁に広告頁を付加して配信する
ことが可能になる。購読者は、このような広告入りの電
子文書をファイルとしてダウンロードしてから閲覧する
ことになるので、いずれにしても広告が購読者用システ
ム100へと配信されることになる。このように、電子
文書への広告は、従来の紙媒体における雑誌広告とほぼ
同等の概念で取り扱うことができ、紙媒体における雑誌
の頁ごとの組版などの手法をそのまま踏襲して利用する
ことが可能になる。別言すれば、従来の紙媒体の雑誌な
どで利用されていたDTP(Desk Top Publishing )デ
ータの資産をそのまま利用することができる。
【0036】こうして、広告付加手段205によって広
告が付加された電子文書は、文書配信手段206によっ
て、購読者用システム100側へと配信される。この配
信処理は、実際には、配信者用システム200側から購
読者用システム100側への、電子文書ファイルのダウ
ンロード処理になる。購読者用システム100側では、
このダウンロードした広告入り電子文書ファイルが、記
憶手段103内に格納されることになる。
【0037】配信回数計数手段207は、文書配信手段
206による配信の回数を計数する手段であり、広告入
り電子文書の配信(ダウンロード)が行われるたびに、
その回数を計数する機能を有している。配信回数予測手
段208は、この配信回数に基づいて、個々の電子文書
についての将来の配信回数を予測し、その結果を広告選
択手段204に報告する。広告選択手段204は、この
予測配信回数を考慮して広告の選択を行うことになる。
これらの機能については、後の§2において、具体例を
挙げて説明する。
【0038】Webサーバ手段209は、電子文書格納
手段203内に格納されている配信対象となる電子文書
を示して、購読者による購読指示を受け付ける購読指示
用Webページを提供するサーバである。購読者が、W
eb閲覧手段101を用いて、このWebサーバ手段2
09をアクセスすると、購読者用システム100側のデ
ィスプレイ画面上に、購読指示用Webページが表示さ
れることになる。この購読指示用Webページは、配信
対象となる電子文書の一覧を示して、購読者による購読
指示を受け付ける機能をもったページであり、たとえ
ば、図5に示すような内容が表示されることなる。この
例では、「電子ニュース購読ページ」というWebペー
ジのタイトルが表示され、その下に、「購読したい記事
をクリックするとダウンロードできます。」なる説明文
が記載され、更にその下に3種類の記事がリストとして
表示されている。具体的には、「パソコンハード情報
(3月4日号)」、「風呂自慢の温泉宿(3月4日
号)」、「デジタルコミック(3月1日号)」という電
子文書(記事)がリストとして示されている。このリス
トを構成する各記事名は、リンクボタンを構成してお
り、購読者がいずれかの記事の購読を希望する場合は、
該当する記事名をクリックすることにより、当該記事の
電子文書をダウンロードすることが可能になる。すなわ
ち、記事名のクリックにより、当該記事に対する購読指
示を与えることができる。
【0039】図5には、購読指示用Webページの簡単
な一例を示したが、実際には、より多数の電子文書がリ
ストとして掲載されることになり、必要に応じて、ジャ
ンルごとに複数のWebページに分けて表示することも
可能である。もちろん、この購読指示用Webページの
内容は、リアルタイムで更新するようにし、電子文書格
納手段203内に新たな電子文書が格納されたら、これ
に応じてリストの内容も更新するようにする。
【0040】既に述べたように、本実施形態に示す配信
システムでは、電子文書を購読者に対して有償で配信す
る形態を採っており、この配信サービスを利用する購読
者は、予め所定の登録手続を行い、個人情報格納手段2
01へ登録しておく必要がある。また、この配信システ
ムでは、登録手続を完了した購読者は、毎月一定の購読
料を配信者に対して支払う必要があるものの、電子文書
の購読は無制限に行えるような定額制のビジネス形態を
採っている。したがって、各購読者は、購読指示用We
bページのリストに掲載されている電子文書であればど
れでも、自由にダウンロードして購読することが可能で
ある。ただ、このようなビジネス形態を採る場合、購読
者以外の者が無償で電子文書のダウンロードを行うこと
を避けるために、購読指示用Webページを閲覧する際
には、何らかのパスワードを要求するなどの対策を講じ
ておく必要がある。もちろん、購読料を定額制にする代
わりに、ダウンロードの量に応じて購読料が変動するよ
うな従量制をとることも可能である。この場合、購読指
示用Webページのリストには、個々の電子文書ごとの
対価額などを表示するのが好ましい。
【0041】配信者用システム200には、更に、課金
処理手段210、案内回数計数手段211、広告主案内
手段212が設けられている。ここで、課金処理手段2
10は、購読者に対する課金ではなく、広告主に対する
課金処理を行う手段である。本実施形態のシステムで
は、上述したように、購読料を定額制とするビジネス形
態を採っているため、電子文書のダウンロードを行った
購読者に対して、当該ダウンロードに関する課金を行う
必要はない。したがって、個々の購読者に対する購読料
の課金処理については、たとえば、個人情報格納手段2
01内の個人情報に基づいて、別途、月末に口座引落を
行うなどの処理を行うことになるが、ここでは詳しい説
明は省略する。広告主案内手段212は、購読者に対し
て、広告主のWebページを案内する機能を有してお
り、案内回数計数手段211は、この案内の回数を各広
告主ごとに計数する機能を有している。これらの手段に
ついては、後の§3において述べることにする。
【0042】広告主用システム300は、Webサーバ
手段301によって構成されている。このWebサーバ
手段301は、Webサーバ手段209と同様に、HT
ML形式で記述されたWebページを提供する機能をも
ったサーバ装置から構成されるが、提供するWebペー
ジは、広告主自身のWebページである。別言すれば、
このWebサーバ手段301は、本発明に係る広告入り
電子文書の配信システムのためにわざわざ設けたシステ
ムではなく、広告主がインターネット上で直接広告を行
うために利用している一般的なシステムである。したが
って、本発明に係る配信システムを利用するにあたって
は、広告主は自分で既に運用しているWebサーバをそ
のままWebサーバ手段301として利用することがで
きる。なお、図1には、1社の広告主しか示されていな
いが、実際の運用上は、多数の広告主にこのシステムを
利用してもらうことになり、広告主用システム300
は、各広告主ごとのシステムがそれぞれ存在することに
なる。
【0043】§2.本発明の配信システムの運用 以上、図1に示す配信システムの全体像を説明したが、
ここでは、この配信システムの実際の運用方法を述べな
がら、個々の構成要素の機能および動作を更に詳しく説
明する。
【0044】はじめに、個人情報格納手段201、広告
情報格納手段202、電子文書格納手段203に、それ
ぞれ所定のデータを用意する。個人情報格納手段201
には、たとえば、図2に示すような個人情報が格納され
ることになるが、既に述べたように、購読を希望する者
に、予め会員登録を行うような方法で、このような個人
情報を収集すればよい。また、広告情報格納手段202
には、多数の広告主から集めた広告情報を格納すること
になる。広告情報は、電子文書に付加すべき広告内容を
示す広告内容データと、当該広告を掲載するための条件
を示す掲載条件データとによって構成される。一方、電
子文書格納手段203には、配信者の本来の業務によっ
て提供すべき多数の電子文書が格納される。上述したよ
うに、本実施形態の場合、電子文書はPDF形式のファ
イルとして用意されることになる。
【0045】ここでは、広告情報内の掲載条件データに
ついて、具体例を挙げながら、もう少し詳しい説明を行
っておく。広告主の立場では、自分の広告が自己のビジ
ネスに最良の結果をもたらすことを期待するのが当然で
あり、できるだけ自己のビジネスの需要層となる購読者
の目に触れるような形で、広告を付加したいと望むであ
ろう。このような広告主の期待に応えるために、本実施
形態では、配信対象となる各電子文書に、文書の内容に
応じた分類コードを付与しておき、広告情報内の掲載条
件データとして特定の分類コードを示すデータを用いる
ようにしている。たとえば、図6に示す例では、広告情
報格納手段202内に4つの広告情報A〜Dが格納され
ており、電子文書格納手段203に3つの電子文書1〜
3が格納されている。ここで、電子文書1〜3には、そ
れぞれ「パソコン」、「旅行」、「コミック」といった
分類コードが付されている。これらの分類コードは、電
子文書の内容を大まかなジャンルによって分類したコー
ドである。
【0046】配信者側では、予めいくつかの分類コード
を決めておき、個々の電子文書を電子文書格納手段20
3に格納する前に、各電子文書それぞれに所定の分類コ
ードを付与するようにする。一方、広告主にも、この分
類コードのリストを示し、どの分類コードがついた電子
文書に広告を掲載したいかを指定してもらい、これを掲
載条件データとして、広告内容データとともに広告情報
格納手段202に格納するようにする。たとえば、図6
に示す広告情報Aには、「パソコン」なる分類コードを
示す掲載条件データが含まれており(広告内容データの
図示は省略してある)、分類コード「パソコン」が付与
された電子文書に掲載すべきである旨が示されている。
したがって、図6の例の場合、広告情報A内の広告は、
電子文書1がダウンロードされる際に付加されることに
なる。
【0047】もっとも、実用上は、ある特定の電子文書
がダウンロードされる際に、どの広告を付加すべきかと
いう処理(広告選択手段204によって実行される処
理)は、このように単純にゆくとは限らない。たとえ
ば、同一の文書に複数の分類コードが付与される場合も
ありうるし、広告主側が、複数の分類コードを掲載条件
として指定してくる場合もありうる。また、たとえば、
「パソコン」なる分類コードを掲載条件とする広告が複
数存在する場合であっても、この「パソコン」なる分類
コードが付与された電子文書には、1つの広告を掲載す
るだけのスペースしかなかった場合、いずれの広告を掲
載すべきかを判断しなければならない。このような判断
をより柔軟に行うことができるようにするための一手法
は、掲載条件データとして優先順位が定義された複数の
分類コードを示すデータを用いるようにすることであ
る。
【0048】たとえば、図6に示す広告情報Bでは、掲
載条件として、第1優先順位の分類コードが「旅行」、
第2優先順位の分類コードが「パソコン」となってい
る。広告情報AおよびBは、いずれも分類コード「パソ
コン」を掲載条件として含んでいるものの、後者では第
2優先順位となっているため、「パソコン」なる分類コ
ードが付与された電子文書1がダウンロードされる際に
は、取りあえず、広告情報A内の広告を優先して掲載す
る、という判断を行うことができる。この場合、たとえ
ば、電子文書1のダウンロード回数が10回あったので
あれば、7回までは広告情報A内の広告を掲載し、3回
までは広告情報B内の広告を掲載する、というような処
理を行うこともできる。あるいは、広告情報Bの広告の
全掲載回数のうちの70%は、分類コード「旅行」が付
与された電子文書に掲載されるようにし、残りの30%
は、分類コード「パソコン」が付与された電子文書に掲
載されるようにする、という基準に従って、個々の電子
文書がダウンロードされる時点において、掲載対象とな
る広告を選択することも可能である。
【0049】いずれにしても、個々の電子文書のダウン
ロード時において、掲載対象となる広告を選択する処理
は、広告選択手段204によって行われる処理である。
したがって、広告選択手段204としての機能を果たす
プログラム次第で、広告選択の方針が決まることになる
が、掲載条件としての分類コードに優先順位を定義して
おくことにすれば、広告選択手段204は、この分類コ
ードの優先順位を考慮して広告を選択することが可能に
なるので、より柔軟な対応が可能になる。
【0050】なお、掲載条件は、必ずしも分類コードに
関するものに限定されるわけではない。実用上は、この
他に、広告の掲載を行う期間もしくは回数を、掲載条件
データに示される一条件として用いるのが好ましい。た
とえば、図6に示す広告情報Cの場合、「3月1日〜3
月31日」という掲載期間が掲載条件として設定されて
いる。一方、広告情報Dの場合は、「回数100回」と
いう掲載回数が掲載条件として設定されている。このよ
うに、掲載期間や掲載回数を示す条件が示された場合に
は、当該条件に従って掲載が行われるように、広告選択
手段204が全体のスケジューリングを行うことにな
る。実際の運用上は、分類コード、掲載期間、掲載回数
などを組合わせ、更に、これらに優先順位をつけた複雑
な掲載条件の設定を行うことが予想され、広告選択手段
204は、これらの掲載条件および各電子文書に与えら
れた広告用スペースを考慮し、総合的なスケジューリン
グを行いながら、個々のダウンロード時に付加すべき広
告を選択することになる。
【0051】続いて、配信回数計数手段207および配
信回数予測手段208の機能について、もう少し詳しい
説明を行う。まず、購読者が電子文書をダウンロードす
る手順を見てみよう。購読者は、購読者用システム10
0を構成するパソコンを立ち上げ、Web閲覧手段10
1(実際には、このパソコンに組み込まれたWebブラ
ウザソフトウエア)を用いて、Webサーバ手段209
が提供する購読指示用WebページのURLアドレスへ
アクセスする。このとき、上述したように、購読者に対
してパスワード等の要求が行われ、アクセスを行った購
読者が、個人情報格納手段201に登録されている登録
利用者であることを確認した上で、購読指示用Webペ
ージへのアクセスが許可されることになる。したがっ
て、この購読指示用Webページへのアクセスを許可し
た時点で、Webサーバ手段209は、現在アクセスを
行っている購読者がどこの誰であるかを特定することが
でき、当該購読者を特定するための購読者特定情報(た
とえば、個人情報格納手段201に登録されている識別
番号など)を生成することができる。この購読者特定情
報は、配信回数計数手段207および広告選択手段20
4に伝達される。
【0052】さて、購読指示用Webページへのアクセ
スを行うと、ディスプレイ画面上に、たとえば図5に示
すような表示がなされる。ここで、購読者がマウスクリ
ックにより、所望の電子文書に対する購読指示(ダウン
ロード指示)を出すと、この購読指示は、Webサーバ
手段209へと伝達され、更に、文書配信手段206に
対して購読対象の指定が行われる。文書配信手段206
は、指定された購読対象文書を電子文書格納手段203
から読出して、購読者用システム100に配信する処理
を行う。この場合、まず、文書配信手段206から電子
文書格納手段203に対して、購読対象の指定が行われ
る。電子文書格納手段203は、指定が行われた購読対
象文書を、広告付加手段205へと出力する。広告付加
手段205は、この購読対象文書に付加すべき広告を広
告情報格納手段202から読出して付加する処理を実行
する。どの広告を付加すべきかは、広告選択手段204
の指示に従うことになる。上述したように、広告選択手
段204は、広告情報格納手段202内の各広告情報内
の掲載条件データを考慮した総合的なスケジューリング
を行い、ダウンロード直前の購読対象文書に付加すべき
広告を選択し、その結果を広告付加手段205に伝え
る。
【0053】広告付加手段205は、広告選択手段20
4が選択した広告に対応する広告内容データを広告情報
格納手段202から読出し、購読対象文書にこれを付加
して広告入り電子文書を作成し、これを文書配信手段2
06に与える。文書配信手段206は、この広告入り電
子文書を購読者用システム100側へと配信する。かく
して、記憶手段103内に、所望の電子文書がダウンロ
ードできたことになる。このように購読者に対して電子
文書の配信を行った文書配信手段206は、配信回数計
数手段207に対して、配信完了の報告を行う。
【0054】配信回数計数手段207は、文書配信手段
206からの報告に基づいて、個々の電子文書ごとに、
配信回数(ダウンロードされた回数)を計数し、これを
保持する機能を有する。このとき、Webサーバ手段2
09からは購読者特定情報が与えられているので、どの
電子文書がどの購読者に配信されたか、という配信履歴
まで残すことができる。このように、購読者ごとの電子
文書の好みを示す配信履歴は、配信者が電子文書を作成
する上で役立つ貴重なデータとなる。
【0055】配信回数予測手段208は、この配信回数
計数手段207によって計数された配信回数に基づい
て、個々の電子文書についての将来の配信回数を予測す
る処理を行う。たとえば、ある特定の電子文書について
の1か月間の配信回数を計数すれば、その次の1か月間
の配信回数をある程度予測することができる(ほぼ同一
の配信回数になるであろうとの大まかな予測も可能であ
るし、年末年始、夏休みといった時期的な要素に基づく
増減を考慮した予測も可能である。)。配信回数予測手
段208によって得られた予測配信回数は、広告選択手
段204に与えられる。これにより、広告選択手段20
4は、この予測配信回数を考慮して、掲載すべき広告の
選択を行うことが可能になる。たとえば、図6の広告情
報Bでは、第1優先順位の分類コードが「旅行」、第2
優先順位の分類コードが「パソコン」となっているた
め、本来であれば、主として電子文書2に付加して配信
すべき広告であるが、電子文書2についての予測配信回
数が極めて少ない場合には、電子文書1に付加して配信
する割合を若干高めるような修正を行う、というような
処理が可能になる。
【0056】本実施形態に係る広告選択手段204は、
更に、Webサーバ手段209から与えられる購読者特
定情報に基づいて広告の選択を行うことも可能である。
購読者特定情報は、既に述べたように、現在、購読指示
用Webページをアクセスして購読指示を与えた購読
者、別言すれば、特定の電子文書をダウンロードしよう
としている購読者を特定する情報である。そして、この
特定の購読者についての個人情報は、既に個人情報格納
手段201内に格納されている。そこで、広告選択手段
204は、この購読者特定情報に基づいて個人情報格納
手段201内の個人情報を検索し、その結果を考慮して
広告の選択を行うことが可能になる。このような選択を
行えば、ダウンロードしようとしている購読者に対し
て、最も効果的な広告を配信することが可能になる。
【0057】たとえば、Webサーバ手段209によっ
て、特定の電子文書に対する購読指示を与えた購読者が
「特許太郎」であることが認識され、「特許太郎」を示
す購読者特定情報が広告選択手段204に伝達されたと
しよう。広告選択手段204は、個人情報格納手段20
1の中から「特許太郎」に該当する個人情報Xを検索す
る。すると、図2に示すような個人情報Xにを参照する
ことにより、「特許太郎」の趣味がパソコンであること
を認識できる。これにより、広告選択手段204は、今
回ダウンロードの指定を受けた購読対象文書の分類コー
ドがたとえ「パソコン」ではなかったとしても、掲載条
件として「パソコン」なる分類コードを希望する広告を
選択することが可能になる。
【0058】§3.広告主のWebページへの案内機能
および課金機能 続いて、本実施形態に係る配信システムに備わっている
広告主のWebページへの案内機能および課金機能につ
いて説明する。
【0059】前述した§2では、購読者が所望の電子文
書を購読対象として指定し、これを記憶手段103へと
ダウンロードするまでの手順を述べた。このダウンロー
ドの直前の段階で、電子文書に所定の広告が付加される
ことになるため、記憶手段103には、広告入り電子文
書が格納されることになる。こうしてダウンロードされ
た電子文書は、PDF形式のファイルであるため、We
b閲覧手段101によっては閲覧することができない。
そこで、購読者は、記憶手段103内にダウンロードさ
れた電子文書を閲覧するために、文書閲覧手段102
(たとえば、米国Adobe 社から提供されている「Acroba
t Reader」などのソフトウエア)を起動することにな
る。
【0060】電子文書への広告の付加方法としては、図
3に示すように、頁内の広告領域に埋め込む方法と、図
4に示すように、広告頁を付加する方法とがあることを
例示した。いずれの場合も、広告の態様は自由であり、
一般雑誌への広告と同様に、文字だけでなく画像を用い
た広告が可能である。ただ、本発明において付加される
広告は、電子文書に付加される電子広告であるという特
徴を有しているため、この特徴を利用してより効果的な
広告が可能になる。すなわち、広告主のWebページへ
の案内である。たとえば、文書閲覧手段102によって
閲覧した電子文書の1頁が、図7に示すようなものであ
ったとしよう。この頁には、電子文書本文領域A4と広
告領域A5とが設けられている。電子文書本文領域A4
内の内容は、電子文書格納手段203内に格納されてい
た電子文書にもともと記述されていた内容であるが、広
告領域A5内の内容は、広告情報格納手段202内に広
告内容データとして用意されていた内容であり、ダウン
ロード直前に広告付加手段205によって、この広告領
域A5内に埋め込まれた内容である。
【0061】この広告領域A5内には、クリック領域A
6(図示の例では、「ここを」なる文字列部分)が設け
られており、ディスプレイ画面上で、このクリック領域
A6をマウスクリックすると、Web閲覧手段101
(Webブラウザソフトウエア)が起動し、当該広告を
掲載した広告主のWebページが表示されるようにな
る。すなわち、Web閲覧手段101によって、広告主
用システム300側のWebサーバ手段301がアクセ
スされ、このWebサーバ手段301によって、広告主
のWebページが提供されることになる。このとき、W
eb閲覧手段101が、直接Webサーバ手段301を
アクセスのではなく、一度、配信者用システム200内
の広告主案内手段212をアクセスした後、ここで広告
主のWebページのURLアドレスの案内を受け、この
URLアドレスに基づいてWebサーバ手段301をア
クセスしにゆく点が重要である。
【0062】このような動作を行わせるためには、電子
文書に付加する広告内に、当該広告についての広告主の
Webページをアクセスするための特定のアクセス情報
を入れておく必要がある。ただ、この特定のアクセス情
報として、広告主のWebページを示すURLアドレス
を直接用いてしまうと、広告主案内手段212を経由す
ることなしに、直接Webサーバ手段301へのアクセ
スが行われてしまう。そこで、広告内に入れておくアク
セス情報としては、広告主案内手段212を直接アクセ
スするURLアドレスと、広告主のWebページを間接
的に示す何らかの対応コードとを用いるようにし、各広
告主のWebページのURLアドレスと、これを間接的
に示す対応コードとの関係は、広告主案内手段212内
に定義しておくようにする。具体的には、広告内に入れ
ておくアクセス情報として、形式的には1つのURLア
ドレスのように見える一連の文字列を用いるようにす
る。ただし、実際には、たとえば、この一連の文字列の
前半部分は、広告主案内手段212をアクセスするため
のURLアドレス自身によって構成し、後半部分は、広
告主のWebページを間接的に示す何らかの対応コード
によって構成しておけばよい。広告主案内手段212の
実体は、、Webサーバとしての機能を果たす装置であ
り、特定のURLアドレスを指定することによって、W
eb閲覧手段101からアクセスすることができる。そ
こで、Web閲覧手段101から、上述したアクセス情
報の前半部分のURLアドレスに基づいて、広告主案内
手段212へのアクセスがあった場合には、このアクセ
ス情報の後半部分に含まれている対応コードに基づい
て、対応する広告主のWebページのURLアドレスを
検索し、これをWeb閲覧手段101側に伝えて案内を
行うようにすればよい。
【0063】購読者側の操作としては、まず、図7に示
すクリック領域A6をクリックする操作が行われる。こ
の操作は、広告主のWebページへのアクセスを希望す
る購読者によるアクセス希望指示としての意味をもつ。
このようなクリックにより、文書閲覧手段102からW
eb閲覧手段101を起動する指示が与えられるように
し、このとき、文書閲覧手段102からWeb閲覧手段
101に対して、広告内に入れられていたアクセス情報
が伝えられるようにする。Web閲覧手段101は、こ
のアクセス情報全体をURLアドレスとして認識し、広
告主案内手段212へのアクセスを行うことになる。た
だ、アクセス情報の前半部分のURLアドレスによって
広告主案内手段212へのアクセスが完了すると、広告
主案内手段212側から、新たなURLアドレス(すな
わち、広告主のWebページのURLアドレス)を案内
されるので、Web閲覧手段101は、この案内に従っ
て、広告主のWebページをアクセスするようになる。
要するに、Web閲覧手段101は、購読者からアクセ
ス希望指示が与えられたときに、広告主案内手段212
にアクセス情報を伝えてURLアドレスの案内を受け、
このURLアドレスに基づいて広告主のWebページを
アクセスして、これを閲覧させる機能を果たすことにな
る。
【0064】このように、Web閲覧手段101からW
ebサーバ手段301へ直接アクセスを行わせずに、敢
えて、広告主案内手段212による案内を介して間接的
にアクセスを行わせるようにしているのは、電子文書に
付加された広告の効力を、配信者自身が最後まで管理で
きるようにするためである。すなわち、Web閲覧手段
101からWebサーバ手段301への直接アクセスを
許可してしまうと、最終的に、購読者が広告主のWeb
ページを閲覧したのかどうかを、配信者は知ることがで
きない。別言すれば、配信者の関与は、購読者が広告入
り電子文書をダウンロードし終えた時点で終了してしま
うことになる。これに対し、上述のように、一旦、広告
主案内手段212へアクセスさせ、ここから広告主のW
ebページを案内するようなシステムにしておけば、購
読者が広告主のWebページを閲覧したのかどうかを、
配信者が知ることができる。特に、図1に示す実施形態
の場合、案内回数計数手段211が設けられており、広
告主案内手段212によって行われた案内の回数を各広
告主ごとに計数する処理が行われる。このようにして計
数された案内回数を、各広告主へ報告すれば、広告掲載
の最終的な成果を数値として示すことが可能になる。
【0065】また、広告付加手段205によって広告を
付加する際に、購読者特定情報を広告内のアクセス情報
に埋め込んだ後、この広告を電子文書に付加するように
すれば、記憶手段103内にダウンロードされた電子文
書内のアクセス情報には、購読者特定情報(ダウンロー
ドした購読者自身を示す情報)が含まれた状態になる。
このようにしておけば、Web閲覧手段101からアク
セス情報を用いて、広告主案内手段212に対するアク
セスがあった場合、広告主案内手段212は、当該アク
セスを行った購読者を特定することができるので、案内
回数計数手段211は、個々の購読者ごとに案内回数の
計数を行うことができ、各購読者がどの広告主のWeb
ページにアクセスしたかという履歴を残すことが可能に
なる。
【0066】最後に、課金処理手段210の機能につい
て説明する。この課金処理手段210は、前述したよう
に、広告主に対する課金処理を行う構成要素である。広
告主に対する課金方法は、掲載条件データの設定の仕方
などに応じて種々の方法が考えられるが、実用上、広告
料の算出基準として最も妥当な数値は、広告が付加され
た電子文書の配信回数である。既に述べたように、配信
回数計数手段207は、文書配信手段206が電子文書
を配信するたびに、どの広告が添付された電子文書が配
信されたのかをチェックし、個々の広告ごとに配信され
た回数を計数する機能を有している。この広告ごとの配
信回数は、課金処理手段210に報告されるので、課金
処理手段210は、この計数値に基づいて、各広告主に
対して請求すべき対価額(たとえば、1回の配信につき
1円というように定めておくことができる)を積算する
ことが可能である。
【0067】また、案内回数計数手段211による案内
回数の計数値も、広告料の算出基準として妥当な数値で
ある。広告主のWebページへの案内が行われたという
ことは、購読者が広告を読んで、これに関心をもったと
いうことであり、電子文書に付加した広告の一定の成果
を示すものである。そこで、本実施形態では、この案内
回数の計数値も課金処理手段210に与えるようにし、
課金処理手段210は、この案内回数の計数値にも基づ
いて、各広告主に対して請求すべき対価額(たとえば、
1回の案内につき2円というように定めておくことがで
きる)を積算することができる。
【0068】以上、本発明を図示する実施形態に基づい
て説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるもの
ではなく、この他にも種々の形態で実施可能である。特
に、図1に示す各構成要素は、前述したように、本発明
の実施に必要な個々の機能をブロックとして示したもの
であり、ブロックとして示された個々の構成要素のひと
つひとつが、必ずしも特定のハードウエアあるいは特定
のソフトウエアに対応したものではない。たとえば、購
読者用システム100と配信者用システム200との間
には、図では3本の信号線が描かれているが、購読者用
システム100が電話回線などを用いてダイアルアップ
接続しているような環境の場合、これらの3本の信号線
は、実質的には単一の電話回線によって構成されること
になる。また、図1の例では、Webサーバ手段209
と広告主案内手段212とが別個の構成要素として示さ
れているが、これらを同一のWebサーバ装置によって
構成することも可能である。
【0069】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係る広告入り電子
文書の配信システムによれば、ダウンロードの時点で広
告を付加するようにしたため、電子文書を広告媒体とし
て利用するのに適した広告入り電子文書の配信システム
が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る広告入り電子文書の
配信システムの基本構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す配信システムにおける個人情報格納
手段201内に格納された個人情報の一例を示す図であ
る。
【図3】図1に示す配信システムにおいて、広告を電子
文書の頁内へ埋め込む方法を示す図である。
【図4】図1に示す配信システムにおいて、頁単位の広
告を電子文書に付加する方法を示す図である。
【図5】図1に示す配信システムにおいて、購読者用シ
ステム100側に表示される購読指示用Webページの
一例を示す図である。
【図6】図1に示す配信システムにおいて、広告情報格
納手段202内に格納された広告情報と、電子文書格納
手段203内に格納された電子文書との対比を示す図で
ある。
【図7】図1に示す配信システムにおいて、購読者用シ
ステム100側で開いた広告入り電子文書の1頁の一例
を示す図である。
【符号の説明】
A1,A4…電子文書本文領域 A2,A3,A5…広告領域 A6…クリック領域 100…購読者用システム 101…Web閲覧手段 102…文書閲覧手段 103…記憶手段 200…配信者用システム 201…個人情報格納手段 202…広告情報格納手段 203…電子文書格納手段 204…広告選択手段 205…広告付加手段 206…広告付加手段 207…配信回数計数手段 208…配信回数予測手段 209…Webサーバ手段 210…課金処理手段 211…案内回数計数手段 212…案内回数計数手段 300…広告主用システム 301…Webサーバ手段

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配信者から購読者に対して電子文書を配
    信する際に、広告主の希望する広告を付加して配信する
    電子文書の配信システムであって、 購読者用システムと、配信者用システムと、を備え、 前記購読者用システムは、Webページを閲覧するため
    のWeb閲覧手段と、配信された電子文書を閲覧するた
    めの文書閲覧手段と、を有し、 前記配信者用システムは、配信対象となる電子文書を格
    納する電子文書格納手段と、電子文書に付加すべき広告
    内容を示す広告内容データと当該広告を掲載するための
    条件を示す掲載条件データとから構成される広告情報を
    格納する広告情報格納手段と、配信対象となる電子文書
    を示して購読者による購読指示を受け付ける購読指示用
    Webページを提供するWebサーバ手段と、前記購読
    指示用Webページ上で購読者によって指定された購読
    対象文書を前記電子文書格納手段から読出して前記購読
    者用システムに配信する文書配信手段と、前記掲載条件
    データを考慮して前記購読対象文書に付加すべき広告を
    選択する広告選択手段と、この広告選択手段によって選
    択された広告に対応する広告内容データを前記広告情報
    格納手段から読出し、前記購読対象文書が配信される際
    にこれを付加する広告付加手段と、を有することを特徴
    とする広告入り電子文書の配信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の配信システムにおい
    て、 配信対象となる各電子文書に、文書の内容に応じた分類
    コードを付与しておき、広告情報内の掲載条件データと
    して特定の分類コードを示すデータを用いるようにし、
    広告選択手段がこの特定の分類コードに基づいて広告を
    選択することを特徴とする広告入り電子文書の配信シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の配信システムにおい
    て、 広告情報内の掲載条件データとして優先順位が定義され
    た複数の分類コードを示すデータを用いるようにし、広
    告選択手段が分類コードの優先順位を考慮して広告を選
    択することを特徴とする広告入り電子文書の配信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の配信シ
    ステムにおいて、 広告の掲載を行う期間もしくは回数を、掲載条件データ
    に示される一条件として用いることを特徴とする広告入
    り電子文書の配信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の配信シ
    ステムにおいて、 広告内容データが、電子文書の1頁もしくは複数頁にわ
    たる広告から構成され、広告付加手段が、電子文書に対
    して広告用の新たな頁を付加することにより広告の付加
    を行うことを特徴とする広告入り電子文書の配信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の配信シ
    ステムにおいて、 配信者用システム内に、電子文書の配信を受けることが
    できる個々の購読者の個人情報を格納する個人情報格納
    手段を更に設け、 Webサーバ手段が、購読指示用Webページに対して
    購読指示を与えた購読者を特定する購読者特定情報を生
    成する機能を有し、 広告選択手段が、前記購読者特定情報に基づいて前記個
    人情報格納手段内の個人情報を検索し、その結果を考慮
    して広告の選択を行う機能を有することを特徴とする広
    告入り電子文書の配信システム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の配信シ
    ステムにおいて、 個々の電子文書について、それぞれ配信が行われた回数
    を計数する配信回数計数手段と、 この配信回数計数手段によって計数された配信回数に基
    づいて、個々の電子文書についての将来の配信回数を予
    測する配信回数予測手段と、 を配信者用システムに更に設け、 広告選択手段が、前記配信回数予測手段によって予測さ
    れた予測配信回数を考慮して広告の選択を行う機能を有
    することを特徴とする広告入り電子文書の配信システ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の配信シ
    ステムにおいて、 電子文書に付加する広告内に、当該広告についての広告
    主のWebページをアクセスするための特定のアクセス
    情報を入れておき、 配信者用システム内に、前記特定のアクセス情報に基づ
    いて前記広告主のWebページのURLアドレスを案内
    する広告主案内手段を更に設け、 購読者用システム内の文書閲覧手段に、前記広告主のW
    ebページへのアクセスを希望するアクセス希望指示を
    受け付ける機能を設け、 購読者用システム内のWeb閲覧手段に、前記アクセス
    希望指示が与えられたときに、前記広告主案内手段に前
    記アクセス情報を伝えて前記URLアドレスの案内を受
    け、前記広告主のWebページを閲覧する機能を設けた
    ことを特徴とする広告入り電子文書の配信システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の配信システムにおい
    て、 配信者用システム内に、広告主案内手段によって行われ
    た案内の回数を各広告主ごとに計数する案内回数計数手
    段を更に設けたことを特徴とする広告入り電子文書の配
    信システム。
  10. 【請求項10】 請求項7または9に記載の配信システ
    ムにおいて、 Webサーバ手段または広告主案内手段が、「購読指示
    用Webページに対して購読指示を与えた購読者」また
    は「広告主のWebページに対してアクセス希望指示を
    与えた購読者」を特定する購読者特定情報を生成する機
    能を有し、 配信回数計数手段または案内回数計数手段が、前記購読
    者特定情報に基づいて個々の購読者ごとに回数の計数を
    行うことを特徴とする広告入り電子文書の配信システ
    ム。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載の配信システムにおい
    て、 配信回数計数手段が、個々の広告ごとに配信された回数
    を計数する機能を有し、 配信者用システム内に、前記配信回数計数手段の計数値
    に基づいて、広告主に対して請求すべき対価額を積算す
    る課金処理手段を更に設けたことを特徴とする広告入り
    電子文書の配信システム。
  12. 【請求項12】 請求項9に記載の配信システムにおい
    て、 配信者用システム内に、案内回数計数手段の計数値に基
    づいて、広告主に対して請求すべき対価額を積算する課
    金処理手段を更に設けたことを特徴とする広告入り電子
    文書の配信システム。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかに記載の配
    信システムにおける配信者用システムとしてコンピュー
    タを動作させるためのプログラムを記録したコンピュー
    タ読取り可能な記録媒体。
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