JP2001296974A - データ記憶システム及びデータ記憶方法 - Google Patents

データ記憶システム及びデータ記憶方法

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JP2001296974A
JP2001296974A JP2001050463A JP2001050463A JP2001296974A JP 2001296974 A JP2001296974 A JP 2001296974A JP 2001050463 A JP2001050463 A JP 2001050463A JP 2001050463 A JP2001050463 A JP 2001050463A JP 2001296974 A JP2001296974 A JP 2001296974A
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Andrew Topham
アンドリュー・トップハム
John Richard Clarke
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    • G06F11/1456Hardware arrangements for backup

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速の書込み時間を有し、データ記憶システ
ムにおけるシングル・ポイント障害を除去でき、実際の
信頼性が向上されるという利点を有するデータ記憶シス
テム及び方法を提供する。 【解決手段】 少なくとも1つの回転ディスク・データ
記憶装置(201〜204)と、複数のソリッド・ステ
ート・データ記憶装置(205,206)とをそれぞれ
含み、ソリッド・ステート・データ記憶装置(205,
206)の各々が、データ・ステージング領域(30
1,303)とユーザ・データ領域(300,302)
とに分割され、複数のソリッド・ステート・データ記憶
装置のうちの少なくとも2つに一組のデータが書き込ま
れるように構成され、ソリッド・ステート・データ記憶
装置のデータ・ステージング領域(301,303)か
ら回転ディスク・データ記憶装置にデータがコピーされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子データを記憶
するためのデータ記憶システム及びその方法に関し、特
に限定はされないが、少なくとも1つの回転ディスク・
ドライブ、及び、ディスク・ドライブより実質的に速い
読み取り及び書き込み動作が可能な1つ又は複数のソリ
ッド・ステート・データ記憶装置を用いたデータ記憶シ
ステム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】大容量データ記憶用の従来のデータ記憶
システムは、当技術分野において周知のような従来の
「ハードドライブ」ディスク・ドライブ装置を含んでい
る。従来のディスク・ドライブは、磁気的に読み書き可
能なコーティングを有し、1分当たり高い回転数で回転
する回転ディスクを含んでいる。そのようなディスク・
ドライブは、それぞれのドライブ毎に4〜32ギガバイ
ト以上の範囲のデータ容量を記憶することができる。記
憶容量がさらに大きい場合は、例えば当技術分野で既知
のRAID(redundant arrays of inexpensive disk
s)アレイで装置が構成されている。従来のハード・デ
ィスク・ドライブは、ダイナミック・ランダム・アクセ
ス・メモリ(DRAM)等の従来の固体素子と比べてデ
ータにアクセスするアクセス時間が遅い。ハード・ディ
スク・ドライブ内のデータにアクセスするための比較的
長いアクセス時間は、主に、回転ディスクの特定の部分
を読み取るために読取りヘッドを移動させることによる
ものである。
【0003】ハード・ディスク・ドライブは、単位デー
タ記憶容量当たりの価格が比較的低いため、きわめて一
般的に使用されている。しかしながら、従来技術では、
比較的低いデータ記憶密度を有し、アクセス時間がハー
ド・ディスク・ドライブよりも速いがコストがハード・
ディスク・ドライブよりも高いソリッド・ステート・デ
ータ記憶装置が知られている。そのような装置は、その
コストのため、現在におては隙間産業の装置である。そ
のようなソリッド・ステート・メモリ装置は、ハード・
ディスク・ドライブと従来のDRAMとの間におけるデ
ータ記憶容量を有する。
【0004】本出願人は、低コストで製造することがで
き、大規模な大衆市場用に適合することができる形のハ
ード・ディスク・ドライブとソリッド・ステート・デー
タ記憶装置の組合せを有するデータ記憶システムを開発
した。そのようなシステムは、大衆市場用の従来のハー
ド・ディスク・ドライブに置き換わる高性能のデータ記
憶装置ソリューションを提供することができる。
【0005】本出願人は、ユーザが実際に顧客用途にお
いて高性能なソリッド・ステート・データ記憶装置をど
のように利用したいかを研究し、その研究の結果、その
ような高性能なデータ記憶装置の使用法に関する様々な
問題点を確認した。出願人は、そのような高性能データ
記憶装置の最適な使用法が、1つ又は複数の従来のハー
ド・ディスク・ドライブに関連することになると推測す
る。最適な技術的効用は、出願人が、複数の高性能の不
揮発性ソリッド・ステート・データ記憶装置が、1つ又
は複数の従来のハード・ディスク・ドライブ装置と関連
して使用され、それにより、より頻繁にアクセスされる
データがソリッド・ステート・データ記憶装置に記憶さ
れ、それに対してあまり頻繁にアクセスされないデータ
は、ハード・ディスク・ドライブ上に記憶される。
【0006】最も低コストのソリューションは、1つ又
は複数の回転ディスク・ドライブと直列に1つの高性能
ソリッド・ステート・データ記憶装置を備えることであ
り、データが、ソリッド・ステート・データ記憶装置に
よって読み書きされ、その結果、最も頻繁に使用される
データが、ソリッド・ステート・データ記憶装置内にキ
ャッシュされる。
【0007】従来のRAIDデバイスは、データがいく
つかのディスク上でエンコード(符号化)されるように
複数の冗長配置されたディスクを使用している。そのた
め、個々のディスクが故障することがあるが、故障して
もデータは他のディスク上に記憶された冗長エンコード
・データから回復可能である。単一の高性能ソリッド・
ステート・データ記憶装置の導入により、データ記憶シ
ステムにシングル・ポイント障害(single point of fa
ilure)が導入される。すなわち、ソリッド・ステート
・データ記憶装置に単独で記憶されたデータは、装置が
故障した場合に失われる危険がある。
【0008】高性能ソリッド・ステート・データ記憶装
置及び1つ又は複数のハード・ディスク・ドライブの組
合せ構成を使用する場合のシングル・ポイント障害の問
題に対して可能な代替の解決策は、各装置が記憶するデ
ータについて互いにコピー(ミラーリング)するために
2つの高性能ソリッド・ステート・データ記憶装置を使
用することである。データの複製があるため、シングル
・ポイント障害が除去される。しかしながら、この解決
策の欠点は、このシステムのコストが、2つの高性能ソ
リッド・ステート・データ記憶装置を使用することよっ
て実質的に増大することであるが、単一の高性能ソリッ
ド・ステート・データ記憶装置の記憶容量に関する利点
は達成され、第2の高性能データ記憶装置は完全に冗長
装置(2重化装置)である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、コントローラ
装置の制御下で動作する2つの高性能ソリッド・ステー
ト・データ記憶装置及び少なくとも1つの回転ディスク
・データ記憶装置を使用するようにしたものであり、両
方の高性能ソリッド・ステート・データ記憶装置内の使
用可能なユーザ・データ記憶スペースの利用率を効率的
にする。その結果、高速の書込み時間を有するが、デー
タ記憶システムにおけるシングル・ポイント障害を除去
でき、実際の信頼性が向上されるという利点を有するバ
ルク・データ記憶システムが提供される。組み合わされ
た複数の高性能データ記憶装置における半分以上のデー
タ記憶スペースが、ユーザ・データを記憶するために使
用することができる。
【0010】本発明の特定の実施形態による1つの効果
は、複数のディスク・ドライブを含むデータ記憶装置シ
ステム又はサブシステムに記憶されたユーザ・データに
対するアクセス時間を高速化することができることであ
る。
【0011】従来技術の揮発性キャッシュ・メモリにお
いては、書込み時間と読み込み時間を早くするようにし
ており、普通ならば回転ハード・ディスク上に記憶さ
れ、それによりアクセス時間が長くなるようなデータ
を、高速アクセス・メモリに記憶し、これにより、規則
的にアクセスされる情報のアクセス時間を短縮するよう
にしている。これと対照的に、本発明の特定の実施形態
においては、大量のメモリへの書き込みアクセスを高速
にするようにしており、その結果、書き込み確認信号を
ホスト装置に迅速に戻すことができ、書込み確認応答信
号を待つことによって、データを処理する際にホスト装
置内の処理が遅延されず、それによりプロセッサが、他
のデータ処理タスクをすぐに実行することができる。こ
こに開示されているデータ記憶システムを使用すること
によって、ホスト装置は、大量のメモリに対する高速書
込みプロセスを施行可能となる。
【0012】2つ又はそれ以上の高性能不揮発性ソリッ
ド・ステート・データ記憶装置は、グループ内の少なく
とも1つのディスク・ドライブ区分によって構成され
る。各高性能データ記憶装置は、2つの区分に論理的に
分割され、各高性能データ記憶装置の大きい方の区分
が、ユーザ・データに割り振られ、各高性能データ記憶
装置の小さい方の区分が、データ・ステージング領域と
して割り振られる。第1の高性能ソリッド・ステート・
データ記憶装置内の第1のデータ・ステージング領域
は、第2の高性能ソリッド・ステート・データ記憶装置
の第2のユーザ・データ領域に及びその逆に論理的に組
み合わされ、第2の高性能ソリッド・ステート・データ
記憶装置の第2のデータ・ステージング領域が、第1の
高性能ソリッド・ステート・データ記憶装置の第1のユ
ーザ・データ領域に論理的に組み合わされる。従って、
グループの一部であるディスク・ドライブ区分は、デー
タ・ステージング領域からのデータを捕捉するために使
用される。高性能ソリッド・ステート・データ記憶装置
とハード・ディスク・ドライブとの間のデータの移動
は、コントローラ装置の制御の下で達成される。
【0013】本明細書において、不揮発性ソリッド・ス
テート・データ記憶装置という語は、可動部品がなく、
装置から外部電力が除去されたときに何日か何ケ月かの
長い期間にわたりデータのメモリを維持するデータ記憶
装置を意味するために使用される。そのような装置に
は、磁気ランダム・アクセス・メモリ(MRAM)装
置、バッテリ電源を有するダイナミック・ランダム・ア
クセス・メモリ(DRAM)装置、強誘電体ランダム・
アクセス・メモリ(FERAM)装置、及びフラッシュ
電気的プログラム可能なROM装置がある。そのような
装置は、例えば従来の回転ディスク・ハード・ドライブ
を直接置き換えるのに適したサイズ及び形状の個別ユニ
ットとして実装されてもよく、コントローラ装置と同じ
チップ又は構成要素基板上にRAIDのコントローラ装
置の一部として実装されてもよい。
【0014】この開示のデータ記憶システムにおいて、
従来技術の不揮発性回転ディスク・データ記憶装置の書
込み時間と確認応答時間の向上に相当する不揮発性メモ
リ装置へのデータの迅速なアクセス書込みをすぐに認め
ることができる。
【0015】1つの動作形態において、グループに対す
る書込み動作は、記憶するユーザ・データを第1の高性
能ソリッド・ステート・データ記憶装置の第1のユーザ
・データ領域に送る。さらに、データのコピーが、第2
の高性能ソリッド・ステート・データ記憶装置の第2の
データ・ステージング領域に書き込まれる。これが完了
した後、ホスト・コンピュータは、トランザクションが
完了したとみなし、他の機能を自由に実行することがで
きる。その結果、書込み時間は、従来のハード・ディス
ク・ドライブへの書込み時間よりも実質的に短くなる。
【0016】個別のプロセスとして、第2の高性能ソリ
ッド・ステート・データ記憶装置の第2のデータ・ステ
ージング領域に記憶されたデータは、従来のディスク・
ドライブ・データ記憶装置のディスク・ドライブ区分に
コピーされ、高性能ソリッド・ステート・データ記憶装
置の第2のデータ・ステージング領域から削除される。
これは、第2の高性能ソリッド・ステート・データ記憶
装置の第2のデータ・ステージング領域への次の書込み
動作のステージング・スペースを開放し、第2のデータ
・ステージング領域のサイズが第2の高性能ソリッド・
ステート・データ記憶装置のユーザ・データ・スペース
より実質的に小さくなるようにすることができる。
【0017】グループからの読取り動作は、第1又は第
2の高性能ソリッド・ステート・データ記憶装置のユー
ザ・データ領域に向けられる。
【0018】高性能ソリッド・ステート・データ記憶装
置の故障が生じた場合には、元のデータを新しい高性能
ソリッド・ステート・データ記憶装置に回復する必要が
ある。これが行われると、全てのユーザ・データを、デ
ィスク・ドライブ区分に存在する記憶場所から適所にコ
ピーすることができる。
【0019】本発明の第1の態様によれば、少なくとも
1つの回転ディスク・データ記憶装置と、前記回転ディ
スク・データ記憶装置のデータ容量よりも少ないデータ
容量をそれぞれ有する複数のソリッド・ステート・デー
タ記憶装置と、をそれぞれ含み、前記ソリッド・ステー
ト・データ記憶装置の各々が、データ・ステージング領
域とユーザ・データ領域とに分割され、前記複数のソリ
ッド・ステート・データ記憶装置は、前記複数のソリッ
ド・ステート・データ記憶装置のうちの少なくとも2つ
に一組のデータが書き込まれるように構成され、前記ソ
リッド・ステート・データ記憶装置のデータ・ステージ
ング領域から前記回転ディスク・データ記憶装置にデー
タが移動(若しくはコピー)されるようなデータ記憶シ
ステムが提供される。
【0020】好ましくは、前記ソリッド・ステート・デ
ータ記憶装置は、プロセッサと前記プロセッサを制御す
るコンピュータ・プログラムとを有するコントローラ装
置を含み、前記コントローラ装置が、ホスト装置からデ
ータを受け取り、前記ソリッド・ステート・データ記憶
装置の各々に前記データのコピーが記憶されるように、
前記複数のソリッド・ステート・データ記憶装置に前記
データを書き込み、少なくとも1つの前記ソリッド・ス
テート・データ記憶装置のデータ・ステージング領域か
ら前記少なくとも1つの回転ディスク・データ記憶装置
のデータ区分メモリ領域にデータを転送するように動作
する。
【0021】前記ソリッド・ステート・データ記憶装置
は、磁気ランダム・アクセス・メモリ装置を含むことが
できる。
【0022】前記ソリッド・ステート・データ記憶装置
は、少なくとも1つの実質的に揮発性のダイナミック・
ランダム・アクセス・メモリと、少なくとも1つのバッ
テリ装置とを含み、システムに組み込まれた不揮発性ソ
リッド・ステート・データ記憶装置を提供する。
【0023】前記ソリッド・ステート・データ記憶装置
は、不揮発性フラッシュ電気式プログラム可能な読取り
専用メモリを含むことができる。
【0024】前記ソリッド・ステート・データ記憶装置
は、強誘電体ランダム・アクセス・メモリ装置を含むこ
とができる。
【0025】前記ソリッド・ステート・データ記憶装置
が、1Gバイトを超えるメモリ容量を有することが好ま
しい。
【0026】前記ソリッド・ステート・データ記憶装置
が、不揮発性の装置であることが好ましい。
【0027】前記データ・ステージング領域が、対応す
る前記ソリッド・ステート・データ記憶装置のデータ記
憶容量の50%未満を構成することが好ましい。
【0028】データ記憶システムが、前記プロセッサを
制御するためのプロセッサとコンピュータ・プログラム
とを有するコントローラ装置と、前記コントローラ装置
を前記複数のソリッド・ステート・データ記憶装置に接
続する複数のデータ・バスとを含み、それぞれの前記ソ
リッド・ステート・データ記憶装置が、対応するそれぞ
れの別個の前記データ・バスによって前記コントローラ
装置と通信することが好ましい。
【0029】本発明の第2の態様によれば、複数の回転
ディスク・ドライブ・データ記憶装置と複数のソリッド
・ステート・データ記憶装置とをそれぞれ含むデータ記
憶システムにデータを記憶する方法であって、第1のソ
リッド・ステート・データ記憶装置の第1のユーザ・デ
ータ領域にデータの第1のブロックを書き込むステップ
と、第2のソリッド・ステート・データ記憶装置の第2
のデータ・ステージング領域に前記データの第1のブロ
ックを書き込むステップと、前記第2のソリッド・ステ
ート・データ記憶装置の第2のデータ・ステージング領
域に記憶された前記データ・ブロックを、前記複数の回
転ディスク・ドライブの第1のデータ区分メモリ領域に
書き込むステップと、をそれぞれ含むデータ記憶方法が
提供される。
【0030】本発明のデータ記憶方法は、さらに、前記
第1のソリッド・ステート・データ記憶装置の第1のデ
ータ・ステージング領域にデータの第2のブロックを書
き込むステップと、前記第2のソリッド・ステート・デ
ータ記憶装置の第2のユーザ・データ記憶域に前記と同
じデータの第2のブロックを書き込むステップと、前記
第1のソリッド・ステート・データ記憶装置の第1のデ
ータ・ステージング領域から前記複数の回転ディスク・
ドライブ・データ記憶装置の第2の区分メモリ領域に前
記データの第2のブロックを書き込むステップと、をそ
れぞれ含んでいる。
【0031】前記第2のデータ・ステージング領域と前
記第1のユーザ・データ領域とにデータを書き込む前記
ステップが、(a) 前記データの第1のブロックより
も小さい複数のデータ・セグメント内に前記データの第
1のブロックを受け取るステップと、(b) 前記第2
のデータ・ステージング領域に前記データ・セグメント
を書き込み、前記第1のユーザ・データ領域に前記デー
タ・セグメントを実質的に同時に書き込むステップと、
(c) 前記第2のデータ・ステージング領域と前記第
1のユーザ・データ領域に前記データ・セグメントを書
き込んだ後に、新しいデータ・セグメントを選択するス
テップと、(d) 前記第1のデータのブロックの前記
セグメントが全て書き込まれるまで前記ステップ(b)
及び前記ステップ(c)を繰り返すステップと、(e)
前記データの第1のブロックが書き込まれたことを確
認する確認信号を生成するステップと、をそれぞれ含ん
でいる。
【0032】好ましくは、前記データ記憶方法が、前記
第2のデータ・ステージング領域に新しいデータが書き
込まれた場合に、前記第2のデータ・ステージング領域
のデータを前記複数の回転ディスク・データ記憶装置の
第1のデータ区分メモリ領域に書き込むステップ、を含
むことが好ましい。
【0033】前記データ記憶方法が、前記第2のデータ
・ステージング領域を読み取ることができるかどうかを
判定するステップと、前記複数の回転ディスク・データ
記憶装置の第1のデータ区分メモリ領域に対するアクセ
スが妨げられていないかどうかを決定するステップと、
前記複数の回転ディスク・データ記憶装置の第1のデー
タ区分メモリ領域に前記第2のデータ・ステージング領
域内のデータをコピー(若しくは移動)するステップ
と、をそれぞれ含むのが好ましい。
【0034】前記第1のデータ・ステージング領域と前
記第2のユーザ・データ領域とにデータを書き込む前記
ステップが、(f) 前記データの第2のブロックより
も小さい複数のデータ・セグメント内に前記データの第
2のブロックを受け取るステップと、(g) 前記第1
のデータ・ステージング領域に前記データ・セグメント
を書き込み、それと実質的に同時に前記第2のユーザ・
データ領域に前記データ・セグメントを書き込むステッ
プと、(h) 前記第1のデータ・ステージング領域と
前記第2のユーザ・データ領域とに前記データ・セグメ
ントを書き込んだ後に、新しいセグメントを選択するス
テップと、(i) 前記第2のデータ・ブロックのセグ
メントが全て書き込まれるまで前記ステップ(g)及び
前記ステップ(h)を繰り返すステップと、(j) 前
記第2のデータ・ブロックが書き込まれたことを確認す
るための確認信号を生成するステップと、をそれぞれ含
んでいる。
【0035】前記データ記憶方法は、前記第1のデータ
・ステージング領域に新しいデータが書き込まれている
場合に、前記第1のデータ・ステージング領域のデータ
を前記複数の回転ディスク・データ記憶装置の第2のデ
ータ区分メモリ領域に移動(若しくはコピー)するステ
ップ、を含むのが好ましい。
【0036】前記データ記憶方法が、前記第1のデータ
・ステージング領域に新しいデータが書き込まれている
場合に、前記第1のデータ・ステージング領域のデータ
を前記複数の回転ディスク・データ記憶装置の第2のデ
ータ区分メモリ領域に移動(若しくはコピー)するステ
ップ、を含むのが好ましい。
【0037】前記データ記憶方法は、第1のデータ・ス
テージング領域に新しいデータが書き込まれたかどうか
を判定するステップと、前記第1のデータ・ステージン
グ領域を読み取ることができるかどうかを判定するステ
ップと、前記複数の回転ディスク・データ記憶装置の第
2のデータ区分メモリ領域へのアクセスが妨げられてい
ないかどうかを判定するステップと、前記複数の回転デ
ィスク・データ記憶装置の第2のデータ区分メモリ領域
に前記第1のデータ・ステージング領域のデータをコピ
ーするステップと、をそれぞれ含むのが好ましい。
【0038】本発明をより良く理解し、本発明をどのよ
うに有効に実施することができるかを示すために、次
に、単なる例として、添付図面を参照して本発明による
特定の実施形態、方法及びプロセスを説明する。
【0039】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実行するために発
明者が企図する最良の形態を例として説明する。以下の
説明において、本発明の完全な理解を提供するために、
多数の特定の詳細を説明する。しかしながら、当業者に
は、本発明をそのような特性の詳細に制限することなく
実施できることは明らかであろう。他の例において、本
発明を無駄に不明瞭にしないように、周知の方法及び構
造については詳細に説明しない。
【0040】図1には、本発明の第1の特定の実施態様
に係るデータ記憶システムの論理図が概略的に示されて
いる。コントローラ装置103は、ホスト・コンピュー
タ100からデータを受け取り、ハード・ディスク・ド
ライブの1又は複数の回転によって提供される、アクセ
ス時間の比較的遅いメモリの第1のメモリ領域101に
読み書きすることができる。また、コントローラ装置1
03は、ハード・ディスク・データ記憶装置よりも速い
アクセス時間を有する不揮発性のソリッド・ステート・
データ記憶装置102によって提供される1又は複数の
より高速のアクセス・メモリ領域からデータを読み書き
することができる。データは、一般に、コンピュータ・
プログラム及びプロセッサとして実現されるコントロー
ラ装置103の制御下で、ハード・ディスク・データ記
憶領域101とソリッド・ステート・データ記憶領域1
02との間で転送される。ソリッド・ステート・データ
記憶装置のメモリ領域から定期的にデータをバックアッ
プし、どちらかのソリッド・ステート・データ記憶装置
が故障した場合にデータの回復を行うために、ハード・
ディスク区分メモリ領域104が使用される。
【0041】選択されたデータは、回転ディスク・デー
タ記憶装置からソリッド・ステート・データ記憶装置に
移される。選択されたデータは、最も頻繁にアクセスさ
れるデータであるのが適切である。あまり頻繁にアクセ
スされないデータは、アクセス時間が遅い回転ハード・
ディスク・データ記憶装置に記憶することができる。従
って、最も頻繁にアクセスされるデータについて、回転
ディスク・データ記憶装置を使用する従来の事例と比べ
て読取り/書込み時間が改善される。しかしながら、コ
スト効率の高い解決策を達成するために、従来の回転ハ
ード・ディスク・ドライブは、比較的あまり頻繁にアク
セスされないバルク・ユーザ・データを記憶するデータ
記憶システムに備えられる。データ記憶システムを使用
するホスト・コンピュータの場合、単独で回転ハード・
ディスク・ドライブを有する従来技術のデータ記憶シス
テムに比べて、データ記憶システムに読み書きされるデ
ータの多くのデータ記憶アクセス時間が全体的に改善さ
れる。
【0042】図2は、1又は複数の回転ディスク・デー
タ記憶装置201〜204のアレイと、2つ又は2以上
の不揮発性ソリッド・ステート・大容量メモリデータ記
憶装置(ソリッド・ステート・データ記憶装置)20
5,206と、複数の回転ディスク・データ記憶装置及
び複数のソリッド・ステート・データ記憶装置を管理す
るためのコントローラ装置207とをそれぞれ有するデ
ータ記憶システム200の物理的構造を示している。ホ
スト装置208は、既知の小型コンピュータ・システム
・インタフェース(SCSI)ケーブル又は既知のファ
イバ・チャネル・アソシエーション(Fiber Channel As
sociation)ケーブル及びインタフェース210を介し
て、データ記憶システム200との間でデータを読み書
きする。
【0043】図2のデータ記憶システム200は、回転
ディスク・ドライブとソリッド・ステート・メモリ装置
との間におけるデータの転送を制御するために、複数の
不揮発性ソリッド・ステート・データ記憶装置205,
206及びそれに関連するコントローラ装置207が追
加された従来のRAID(Redundant Array of Inexpen
sive Disks)装置を含むことができる。各ソリッド・ス
テート・データ記憶装置は、類似のサイズ、形状及び重
量の回転ハード・ディスク・データ記憶装置と外観がき
わめて類似している。しかしながら、ソリッド・ステー
ト・データ記憶装置は、従来の回転ディスク・ハード・
ドライブ・ユニットの約1000倍高速の読み書き時間
を有することができる。ソリッド・ステート・データ記
憶装置は、一般に、1〜2ギガバイトのデータ記憶容量
を有することができる。
【0044】最良の実施形態において、ソリッド・ステ
ート・データ記憶装置205,206は、磁気ランダム
・アクセス・メモリ(MRAM)データ記憶装置を含ん
でいる。そのような装置は、不揮発性であり、従来の回
転ディスク・ハード・ドライブ・ユニットよりも速い読
み出し・書き込みアクセス時間を有する。MRAM装置
は、実質的に不揮発性であり、すなわち、電源が装置か
ら除去されたときに、データがメモリ内に保持されて失
われることがない。
【0045】しかしながら、代替の実装においては、ソ
リッド・ステート・データ記憶装置は、フラッシュEP
ROM、強誘電体ランダム・アクセス・メモリ(FER
AM)、又はダイナミック・ランダム・アクセス・メモ
リ(DRAM)アレイを含むことができる。DRAMユ
ニットの場合、DRAMデバイスは、実質的に揮発性で
あり、電力が除去されたときにその記憶データが失われ
る。不揮発性のソリッド・ステート・データ記憶装置を
作成するために、DRAMデバイスのアレイと、ケーシ
ング内のバッテリ電源との組み合わせが提供される。D
RAMは、同等なMRAMユニットよりも読取り及び書
込みのアクセス時間の点で優れた性能を提供するが、不
揮発性のDRAMデータ記憶ユニットを提供すべくDR
AMデバイスの本来の揮発性を克服するために、バッテ
リ・バックアップを備えなければならないという欠点が
ある。
【0046】一方、フラッシュEPROMは、実質的に
不揮発性であるが、同等のMRAM装置よりも読取り及
び書込みアクセス時間が遅い。
【0047】FERAMデバイスは、実質的に不揮発性
であり、MRAMデバイスに匹敵するアクセス時間を有
するが、記憶容量密度は低い。
【0048】代替の実施形態は、MRAMデータ記憶ユ
ニット、DRAMデータ記憶ユニット、及びEPROM
データ記憶ユニットであるが、最良の形態は、固有の不
揮発性と高速な読取り及び書込みアクセス時間の最適な
組み合わせを提供するMRAMデータ記憶ユニットが選
択される。
【0049】コントローラ装置207は、第1及び第2
のソリッド・ステート・データ記憶装置と、1又は複数
のハード・ディスク・ドライブとの間のデータ転送を管
理し、複数のハード・ディスク・ドライブ間のようにデ
ータの記憶を管理する役目を有するローカル・プロセッ
サ209を含んでいる。このローカル・プロセッサ20
9は、データ記憶システム200における個々のデータ
記憶装置の間でデータ転送を達成するために、複数の管
理アルゴリズムを実行する制御ソフトウェア211によ
り動作される。
【0050】複数の回転ハード・ディスク・ドライブが
使用される場合には、ユーザ・データが、複数の回転ハ
ード・ディスク・ドライブの全体にわたって記憶され、
その結果、ユーザ・データのブロックが、例えばリード
・ソロモン符号化等の既知の誤り訂正符号化を使用して
冗長符号化され、各データ・ブロックは、複数の回転デ
ィスク・ドライブの全体にわたって記憶される。どれか
のディスク・ドライブが故障した場合には、当該ディス
ク・ドライブに帰国されたデータは、他の回転ディスク
・ドライブに記憶されたデータを冗長符号化することに
より回復することができる。どれか1つのディスクが故
障した場合、故障したディスクにおいて失われたデータ
を復元するのに十分なデータが残りのディスクに存在す
る。故障したディスク・ドライブを交換するために新し
い交換ディスク・ドライブを挿入することができ、他の
ディスク・ドライブの冗長符号化データから新しいディ
スク・ドライブの失われたデータを自動的に復元するこ
とができる。従って、複数の回転ディスク・ドライブ内
にシングル・ポイント障害はない。ソリッド・ステート
・データ記憶装置の導入により、シングル・ポイント障
害が導入されないことが重要である。
【0051】複数のソリッド・ステート・データ記憶装
置を提供することにより、ソリッド・ステート・データ
記憶装置のうちの1つが故障した場合におけるシングル
・ポイント障害の危険が克服される。従って、ハードウ
ェアに関するシングル・ポイント障害が回避される。複
数のハード・ディスク・ドライブは、複数のソリッド・
ステート・データ記憶装置の導入によりデータ記憶シス
テム200にシングル・ポイント障害が導入されないよ
うに、複数のソリッド・ステート・データ記憶装置によ
って強化される。
【0052】しかしながら、単一のソリッド・ステート
・データ記憶装置が故障した場合のデータ損失を防ぐた
めに、各ソリッド・ステート・データ記憶装置のデータ
が、データ記憶装置のアレイのどこか他の場所から回復
可能でなければならない。
【0053】第1のソリッド・ステート・データ記憶装
置205に記憶されたデータを第2のソリッド・ステー
ト・データ記憶装置206に簡単なミラー複写を行なう
ことにより、信頼性が向上する。しかしながら、これ
は、2つのソリッド・ステート・データ記憶装置のコス
トがかかるが、1つのソリッド・ステート・データ記憶
装置のメモリ容量しか利用できないため、非効率的な解
決策である。
【0054】最良の実施形態において、その実施形態に
係るデータ記憶システムの目的は、ユーザ・データを記
憶するための装置によって提供される比較的高い性能の
データ記憶容量を最適化しながら、複数のソリッド・ス
テート・データ記憶装置の導入によってシングル・ポイ
ント障害を回避することである。第1の構成において
は、データ記憶システムは、ファイルが1又は複数の回
転ディスク・データ記憶装置から取り出されるときに、
そのようなファイルのキャッシュとしてはたらくソリッ
ド・ステート・データ記憶装置205,206にコピー
される。最適な性能を達成するために、ファイルをソリ
ッド・ステート・データ記憶装置にいつコピーするかを
決定するコントローラ装置207に様々な論理規則を内
蔵ことができる。コントローラ装置207は、どのデー
タ・ファイルが最も頻繁に使用されているかを決定し、
それらのファイルをソリッド・ステート・(メモリ)デ
ータ記憶装置に記憶すべきか、ソリッド・ステート・デ
ータ記憶装置に上書きすべきかを決定するための1つ又
は複数のアルゴリズムを含むことができる。ソリッド・
ステート・データ記憶装置は、1又は複数の回転ディス
ク・ドライブのキャッシュとして機能する。
【0055】コントローラ装置(制御装置)207は、
データの各ブロックを記憶した場所のエントリを含むテ
ーブル・データを維持する。データが、ソリッド・ステ
ート・データ記憶装置のメモリから回転ディスク・ドラ
イブ領域に移動され、再び回転ディスク・ドライブ領域
からソリッド・ステート・データ記憶装置の領域に戻さ
れるとき、テーブル・データが更新される。どちらかの
ソリッド・ステート・データ記憶装置が故障した場合に
は、コントローラ装置207は、失われたデータのブロ
ックを他のソリッド・ステート・データ記憶装置又は複
数の回転ディスク・ドライブのどこにコピーするかを決
定することができる。
【0056】第2の構成においては、ソリッド・ステー
ト・データ記憶装置は、1つ又は複数の回転ハード・デ
ィスク・ドライブの記憶領域を増大するために、バルク
・ユーザ・データ永久記憶用のユーザデータ永久記憶領
域として構成される。
【0057】図3は、第1及び第2のソリッド・ステー
ト・データ記憶装置205,206内のデータ領域の区
分、並びに、ソリッド・ステート・データ記憶装置のメ
モリ領域とハード・ディスク・ドライブ・データ記憶装
置のメモリ領域との間におけるデータの移動を概略的に
示している。2つのソリッド・ステート・データ記憶装
置205,206によって、完全な冗長性を達成するこ
とができ、同時に1つのソリッド・ステート・データ記
憶装置のデータ記憶容量よりも多くの容量を利用し、で
きる限り両方のソリッド・ステート・データ記憶装置の
組み合わせデータ記憶容量を達成することができる。
【0058】第1のソリッド・ステート・データ記憶装
置205は、装置の記憶容量の大部分を構成する第1の
主ユーザ・データ領域300と、第1のデータ・ステー
ジング(data staging)領域301が存在するように論
理的に区分される。同様に、第2のソリッド・ステート
・データ記憶装置206は、ソリッド・ステート・デー
タ記憶装置のメモリ領域の大部分を占める第2のユーザ
・データ領域302と、第2のデータ・ステージング領
域303とに区分される。最良の形態においては、各デ
ータ・ステージング領域301,303は、対応するそ
れぞれのソリッド・ステート・データ記憶装置205,
206の全メモリ容量の50%未満となっている。
【0059】ここでの最良の実施形態では、コントロー
ラ装置207を含む別のプロセッサ209を示している
が、原則として、ホスト装置208自体のソフトウェア
によってコントローラ(制御装置)としての機能を提供
することができる。しかしながら、これは、ホスト装置
208のプロセッサから処理能力を取り上げるという欠
点を有する。ここで説明する最良の実施形態は、ミッド
レンジ・データ記憶ソリューションを対象とする。本発
明は、コントローラ装置207において別のプロセッサ
に使用することに制限されず、コントローラ装置207
の機能は、ホスト装置208内のプロセッサを使用して
実行することができる。
【0060】図3は、データ記憶システムに書き込む際
のホスト・コンピュータの第1の記憶動作を示してい
る。ホスト・コンピュータは、データ記憶システムのコ
ントローラ装置207を、例えばドライブDの1つの論
理ドライブ・ユニットとして見ることができる。コント
ローラ装置207は、データ記憶システム内の全てのデ
ータ記憶装置へのデータ記憶を処理する。ホスト・コン
ピュータは、データ記憶システムにデータを書き込むと
き、データを、第1のソリッド・ステート・データ記憶
装置205の第1のユーザ・データ領域300に書き込
むコントローラ装置207に書き込み、その同じデータ
のコピーを、第2のソリッド・ステート・データ記憶装
置206の第2のデータ・ステジング領域303に書き
込む。そのような書込み操作は同時に行われる。第2の
データ・ステージング領域303が第1のユーザ・デー
タ領域300よりも可成り低いデータ容量を有し、デー
タがデータ記憶システムに書き込まれ続けた場合には、
第2のデータ・ステージング領域303は、第1の高性
能データ記憶領域が満杯になることに留意されたい。従
って、コントローラ装置207は、第2のデータ・ステ
ージング領域303内のデータを、複数のハード・ディ
スク・ドライブに用意された第1の区分メモリ領域30
4内に移動させる。記憶管理戦略は、データが第2のデ
ータ・ステージング領域303に受け取られたならばで
きるだけその直ぐ後に、そのデータ・ステージング領域
303に記憶されたデータを複数のディスク・ドライブ
201〜204内の第1の区分メモリ領域304に定期
的に移動させることによって、第2のデータ・ステージ
ング領域303をできるだけ空の状態に維持することで
ある。
【0061】ここでの最良の形態においては、第2のデ
ータ・ステージング領域303は、第1のハード・ディ
スク・データ区分に先入れ・先出し式に空にされる。し
かしながら、他の実施態様においては、空にすべきデー
タを選択するための他のアルゴリズムが可能である。第
2のデータ・ステージング領域303がオーバーフロー
せず、その結果、データがハード・ディスク・ドライブ
の第1のデータ区分メモリ領域304にバックアップさ
れる前に、そのデータが上書きされるようにすることが
重要である。第2のデータ・シテージング領域303が
満杯になることが許される場合は、ホスト・コンピュー
タからの全ての書込み操作が抑えられ、ホスト・コンピ
ュータがストールする可能性がある。
【0062】図4は、データ記憶システムに記憶するた
めに、ホスト装置208からデータ・ブロックを受け取
る際にコントローラ装置207によって実行される第1
の書込みプロセスを概略的に示している。第1のソリッ
ド・ステート・データ記憶装置205に書き込まれたデ
ータは、ソリッド・ステート・データ記憶装置205,
206のどちらかが故障した場合には、いつでも、第2
のソリッド・ステート・データ記憶装置206に複製さ
れなければならない。ステップ400において、コント
ローラ装置207が、データのブロックをホスト装置2
08から受け取る。ステップ401において、第1のソ
リッド・ステート・データ記憶装置205の第1のユー
ザ・データ領域300にデータのブロックが書き込まれ
る。ステップ402において、同じデータ・ブロック
が、第2のソリッド・ステート・データ記憶装置206
の第2のデータ・ステジング領域303に書き込まれ
る。実際には、データ・ブロックの一部分が第1のソリ
ッド・ステート・データ記憶装置205に書き込まれ、
次に同じデータ・セグメントが、第2のソリッド・ステ
ート・データ記憶装置206に書き込まれ、次に更なる
セグメントが、第1のソリッド・ステート・データ記憶
装置205に書き込まれるように、ステップ401,4
02を交互に実行することができる。この場合、この更
なるセグメントは、データ・ブロックの全体がセグメン
ト毎に両方のソリッド・ステート・データ記憶装置20
5,206に書き込まれるまで、第2のソリッド・ステ
ート・データ記憶装置206等に書き込まれる。従っ
て、この操作は、単一のプロセッサ209を使用して、
単一のソリッド・ステート・データ記憶装置にデータ・
ブロックを書き込むより時間が2倍長く(すなわち、約
20ピコ秒)かかる。しかしながら、ソリッド・ステー
ト・データ記憶装置への書込み時間が約10ピコ秒であ
るため、これは、約10ミリ秒の従来の回転ディスク・
ドライブへの書込み時間より約1000倍高速である。
従って、ソリッド・ステート・データ記憶装置への書込
み時間が2倍になっても、回転ディスク・ドライブ装置
への書込み時間に比べればきわめて短い時間である。
【0063】しかしながら、プロセッサを並列に使用し
て第1及び第2のソリッド・ステート記憶装置205,
206にデータのセグメントを並列に同時に書き込む場
合には、書込み速度を単一のソリッド・ステート・デー
タ記憶装置の書込み時間にまで短縮することができる。
最良の実施形態においては、単一のプロセッサ209が
コスト削減のために使用され、ソリッド・ステート・デ
ータ記憶装置への書込み時間の増大についての小さな不
利は受け入れられる。
【0064】コントローラ装置207が、完全なデータ
・ブロックを両方のソリッド・ステート・データ記憶装
置205,206に書き込むと、ステップ403におい
て、ホスト装置208が確認信号をホスト装置208に
返信する。この場合、ホスト装置208は、記憶のため
の更なるデータ・ブロックを送信するトリガとして使用
される。
【0065】ホスト・コンピュータから書込みデータを
受け取るために高性能不揮発性ソリッド・ステート・デ
ータ記憶装置を使用することにより、データがメモリに
適切に書き込まれたことを確認するための確認信号をホ
ストのコンピュータに返信するのに要する応答時間を短
くすることができる。
【0066】これと対照的に、従来技術の揮発性キャッ
シュにハード・ディスク・データ記憶装置を付加したも
のは、ライトスルー式に動作し、キャッシュに書き込ま
れたデータが、データを書き込むホスト・コンピュータ
に確認応答信号が戻される前に回転ハード・ディスク・
ドライブに再び書き込まれる。このように、従来のライ
トスルー・キャッシュ・データ記憶装置システムにおい
て、確認応答信号がホスト装置に戻される前にデータが
回転ディスク上の不揮発性メモリに書き込まれることが
保証される。従って、ライトスルー動作中に停電があっ
た場合は、確認応答信号が受け取られず、揮発性メモリ
に記憶されたデータが失われることがある。その場合、
確認応答信号を受け取っていないため、ホスト装置はデ
ータを再送信する。しかしながら、従来のライトスルー
・キャッシュ・データ記憶システムは、回転ハード・デ
ィスク・ドライブへのアクセス時間が遅いという不利益
をこうむる。
【0067】これと対照的に、ここで開示されているシ
ステムでは、アクセス時間が短く高性能で大容量の不揮
発性ソリッド・ステート・データ記憶装置にデータが書
き込まれるため、確認応答信号はホスト装置により高速
に受け取られる。
【0068】本明細書における最良の形態においては書
込み時間は約20ピコ秒であるが、従来技術の5−ディ
スク式RAIDアレイの例をとって書込み時間を比較し
てみると、従来技術の場合には約40ミリ秒の書込み時
間である。従来技術のRAIDアレイは、データが5つ
のディスク全体に亘って記憶されるために比較的速い書
込み時間を有し、データが適切に書き込まれたことを確
認するために、制御装置(コントローラ装置)によって
5つのディスクの各々からデータを再読出しをしなけれ
ばならない。従って、書込み速度の有効な利点は、従来
技術のアレイについての最良の実施形態によって達成さ
れる。
【0069】図5は、データ記憶システムの第1のバッ
クアップ・プロセスを概略的に示している。第1のバッ
クアップ・プロセスにおいて、第2のソリッド・ステー
ト・データ記憶装置206の第2のデータ・ステージン
グ領域303内のデータは、ソリッド・ステート・デー
タ記憶装置206が読み取りできるようになり次第、複
数のディスク201〜204上の第1の区分メモリ領域
304に移動される。第2のデータ・ステージング領域
303をできるだけ多くの書込みデータを受け取ること
ができるようにしておくために、第2のデータ・ステー
ジング領域303内のデータは、できるだけ直ぐに第1
のデータ区分メモリ領域304に再書き込みされる。こ
れは、キャッシュにできるだけ多くのデータを一度にキ
ャッシュするために、できるだけ遅くキャッシュが空に
されるようにした従来技術の揮発性キャッシュと対照的
である。
【0070】第2のデータ・ステージング領域303
は、第1の回転ディスク区分メモリ領域304まで移動
する途中でデータを過渡的に記憶するために使用され
る。また、同じデータは、第1のユーザ・データ領域3
00に記憶され、それにより、第2のソリッド・ステー
ト・データ記憶装置206が故障した場合はいつでも第
1のソリッド・ステート・データ記憶装置205からデ
ータ回復が可能である。
【0071】ステップ500において、制御ソフトウェ
ア211により制御されているプロセッサ209は、第
2のデータ・ステージング領域303に最近データが書
き込まれたかどうかを確認する。新しいデータが、最
近、第2のデータ・・ステージング領域303に書き込
また場合は、ステップ501において、コントローラ装
置207は、第2のデータ・ステージング領域303が
読み取りに利用可能かどうかを確認し、すなわち、第2
のソリッド・ステート・データ記憶装置206が使用中
でないことを確認する。そして、ステップ502におい
て、回転ハード・ディスクへのアクセスが妨げられいな
いことを確認する。ハード・ディスク・ドライブと第2
のデータ・ステージング領域303の両方が利用可能な
場合(すなわち、回転ハード・ディスク・ドライブが書
き込み可能であり、かつ、第2のデータ・ステージング
領域303が読み取り可能な場合)には、ステップ50
3において、データが、第2のデータ・ステージング領
域303から第1のハード・ディスク区分メモリ領域3
04に転送される。
【0072】物理的回転ハード・ディスクが、既に書込
み動作のためにアクセスされている場合は、ソリッド・
ステート・データ記憶装置205,206から回転ハー
ド・ディスクへの転送を行うことができない。第2のデ
ータ・ステージング領域303内のデータを第1のハー
ド・ディスク区分メモリ領域304にコピーするステッ
プ503を完了するために、回転ハード・ディスクが書
込みに利用できなければならず、またソリッド・ステー
ト・データ記憶装置205,206が読込みに利用でき
なければならない。
【0073】図6は、データ記憶システムに第2のデー
タのブロックを書き込むために、本明細書の図3〜図5
を参照して説明したプロセスにより同時に実行されるデ
ータ記憶システムの第2の記憶動作が概略的に示されて
いる。
【0074】図3〜図5を参照して説明したものと同等
のプロセスが、ホスト装置208からのデータ・ブロッ
クの書込み動作中に行われ、それにより、第2のデータ
・ブロックが、第2のソリッド・ステート・データ記憶
装置206の第2のユーザ・データ領域302と、第1
のソリッド・ステート・データ記憶装置205の第1の
データ・ステージング領域301に書き込まれる。第1
のデータ・ステージング領域301に書き込まれたデー
タは、複数のディスク・ドライブ201〜204の第2
の区分メモリ領域600に定期的にバックアップされ
る。
【0075】従って、第1のデータ・ステージング領域
301は、第2のユーザ・データ領域302と同じデー
タが書き込まれ、第2のデータ・ステージング領域30
3は、第1のユーザ・データ領域300と同じデータが
書き込まれており、第2のデータ・ステージング領域3
03は、第1のハード・ディスク区分メモリ領域304
にバックアップされ、第1のデータ・ステージング領域
301は、第2のハード・ディスク区分メモリ領域60
0にバックアップされる。
【0076】図7は、コントローラ装置207によって
行なわれる第2の書き込みプロセスを概略的に示してい
る。ステップ700において、コントローラ装置207
が、ホスト装置208から第2のデータ・ブロックを受
け取る。ステップ701において、受け取ったデータ・
ブロックが、第2のソリッド・ステート・メモリ装置2
06の第2のユーザ・データ領域302に書き込まれ
る。ステップ701と同時に、ステップ702におい
て、同じデータ・ブロックが、第1のソリッド・ステー
ト・メモリ装置205の第1のデータ・ステージング領
域301に書き込まれる。既に本明細書で説明したステ
ップ401及び402と同様に、第2のユーザ・データ
領域302と第1のデータ・ステージング領域301へ
のデータ・ブロックの書き込みは、データ・ブロック全
体が書き込まれるまで第2のデータ・ブロックを第2の
ユーザ・データ領域302と第1のデータ・ステージン
グ領域301とに交互に書き込むデータのセグメントに
区分することによって行われる。ステップ703におい
て、データ・ブロックが、第2のユーザ・データ領域3
02と第1のデータ・ステージング領域301に書き込
まれ、確認信号がホスト装置に戻され、ホスト装置20
8は、その確認信号を受け取ったら、さらに他のデータ
・ブロックを送ることができる。
【0077】図8は、第1のデータ・ステージング領域
301の内容を第2のハード・ディスク区分メモリ領域
600にバックアップするためのバックグラウンド・バ
ックアップ操作を概略的に示している。図8に示すプロ
セスは、本明細書において図5を参照して既に説明した
プロセスと似ており、図5のプロセスと並行して進行す
る。ステップ800において、プロセッサ209は、新
しいデータが第1の・ステージング領域301に書き込
まれたかどうかを判定する。
【0078】ステップ801において、第1のデータ・
ステージング領域301が読み取りに利用可能かどうか
が確認される。ステップ802において、回転ハード・
ディスク・ドライブの書込みアクセスが妨げられていな
いかどうかを確認する。ステップ803において、第1
のソリッド・ステート・データ記憶装置205の第1の
データ・ステージング領域301が読み取りに利用で
き、1つ又は複数の回転ディスク・ドライブが書込みに
利用できる場合には、データが、第1のソリッド・ステ
ート・データ記憶装置205の第1のデータ・ステージ
ング領域301から第2のハード・ディスク区分メモリ
領域600に転送され、それにより、第1のデータ・ス
テージング領域301内のデータが回転ハード・ディス
ク・ドライブ上に移動されて第1のデータ・ステージン
グ領域301が空にされる。
【0079】最良の形態においては、単一のソリッド・
ステート・データ記憶装置への書込みが、別のソリッド
・ステート・メモリ記憶装置への並行書き込みが行われ
ることなくシングル・ポイント障害を示すことになるた
め、データ・ステージング領域が必要である。全ての段
階において、常にデータの2つのコピーがあることが重
要である。最良の形態においては、第1のデータ・ブロ
ックの各セグメントの2つのコピーは、次の領域内にあ
る。・ ソリッド・ステート・データ記憶装置のユーザ
・データ領域、及び、他のソリッド・ステート・データ
記憶装置のデータ・ステージング領域、又は・ 第1の
ソリッド・ステート・データ記憶装置の第1のユーザ・
データ領域、及び、複数のディスクの第1のデータ区分
メモリ領域。
【0080】これと平行して、第2のデータ・ブロック
は、第1及び第2のソリッド・ステート・データ記憶装
置205,206に記憶され、ここには常に、次のもの
を含む少なくとも2つのコピーが記憶されている。・
第1のソリッド・ステート・データ記憶装置の第1のデ
ータ・ステージング領域及び第2のソリッド・ステート
・データ記憶装置の第2のユーザ・データ領域に記憶さ
れた第2のデータ・ブロック。又は、・ 第2のソリッ
ド・ステート・データ記憶装置の第2のユーザ・データ
領域及び複数のハード・ディスクの第2のディスク区分
領域に記憶された第2のデータ・ブロック。
【0081】2つのソリッド・ステート・データ記憶装
置205,206の間で、第1のデータ・ブロックがコ
ピー(ミラーリング)され、さらに第2のデータ・ブロ
ックがコピーされる。データ・ステージング領域を空に
することができる速度は、データをハード・ディスクに
転送して書き込むことができる速度によって制限され
る。
【0082】ソリッド・ステート・データ記憶装置のユ
ーザ・データ領域には、大量のデータが構築される。従
って、コントローラ装置207が、頻繁に使用されるデ
ータをシングル・バス上の2つのソリッド・ステート・
データ記憶装置205,206に書き込む実施形態にお
いて、ホスト・コンピュータへのアクセス時間は、各ソ
リッド・ステート・データ記憶装置205,206のア
クセス時間の2倍、すなわち約10〜20ピコ秒であ
り、これは、従来技術のハード・ディスク記憶アレイの
ミリ秒単位のアクセス時間よりも大幅に改善されてい
る。一対のソリッド・ステート・データ記憶装置20
5,206の使用によって、シングル・ポイント障害は
無くなる。
【0083】コントローラ装置が各ソリッド・ステート
・データ記憶装置に対して別々のバスを有するような最
良の実施形態においては、データが、2つのソリッド・
ステート・データ装置に並列に書き込まれ、アクセス時
間は、1つのソリッド・ステート装置のアクセス時間と
同等となる。
【0084】あまり頻繁に使用されないデータについて
は、ホスト装置がハード・ディスク・ドライブにアクセ
スしなければならないことがあり、その場合、アクセス
時間は遅くなる。しかしながら、平均的に、データの平
均アクセス時間は、従来技術のRAID(安価なディス
クの冗長アレイ)の事例よりも向上する。第1及び第2
の区分メモリ領域304,600のサイズは、第1及び
第2のユーザ・データ領域300,302内のデータを
全て格納できるだけの大きさであることが好ましい。現
在のソリッド・ステート・データ記憶技術により、各不
揮発性ソリッド・ステート・データ記憶装置は、一般
に、約2ギガバイト程度のデータ容量を有する。
【0085】ソリッド・ステート・データ記憶装置には
可動部品がないため、その信頼性は、可動部品を有する
従来の回転ハード・ディスク・ドライブの信頼性よりも
高いことを期待することができる。しかしながら、ソリ
ッド・ステート・データ記憶装置の故障確率が、回転ハ
ード・ディスク・ドライブの故障確率よりも低い場合で
も、シングル・ポイント障害を回避するために、2つの
ソリッド・ステート・データ記憶装置を提供することに
よって冗長性をもたせるのがより望ましい。
【0086】複数のソリッド・ステート・データ記憶装
置及び回転ディスク・ドライブ・メモリの区分領域(区
分メモリ領域)に記憶されたデータは、2つのソリッド
・ステート・データ記憶装置及び/又は1つのソリッド
・ステート・データ記憶装置及びハード・ディスク区分
メモリ領域に存在するデータのコピーによる物理的冗長
性が存在するため、冗長符号化の必要がない。冗長符号
化を不要にすることによって、データ記憶装置へのアク
セス時間が大幅に改善される。誤り訂正符号の計算は、
ソリッド・ステート・データ記憶装置への書込み時間に
比べて大幅に長い時間的な不利益をもたらす。このこと
は、誤り訂正符号化時間が回転ディスク・ドライブへの
書込み時間に比べてより短い場合、回転ディスク・ドラ
イブへの書込み時間には当てはまらない。コントローラ
装置207は、当技術分野で既知の従来の指令−確認応
答(command−acknowledgement)プロトコルによって前
記ソリッド・ステート・データ記憶装置の故障に気づ
く。
【0087】以上述べたように、本発明は、複数の(冗
長)ソリッド・ステート・データ記憶装置を有するデー
タ記憶システム及びデータ記憶方法を提供する。本発明
の一実施形態においては、ARIDデバイスは、一対の
不揮発性ソリッド・ステート・データ記憶装置と、1つ
又は複数の回転ディスク・ドライブ・データ記憶装置と
から構成されており、これにより、ARIDアレイにア
クセス時間についての改善された性能を付与する。デー
タは、一対の不揮発性ソリッド・ステート・データ記憶
装置に記憶され、そして回転ディスク・ドライブ・デー
タ記憶装置に周期的にバックアップされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホスト装置と協働してデータを記憶するデータ
記憶システムの論理的構成を概略的に示す図である。
【図2】本発明の最良の実施形態に係る特定の実装例に
おけるデータ記憶システムの内部ハードウェア・アーキ
テクチャを概略的に示す図である。
【図3】本発明の最良の実施形態に係る、複数の高性能
ソリッド・ステート・データ記憶装置及び複数の回転デ
ィスク・ドライブのメモリ領域の第1のデータ記憶動作
と区分を概略的に示す図である。
【図4】ホスト装置から受け取ったデータを書き込むた
めに第1の書込みプロセスを実行するデータ記憶システ
ムを含む制御装置によって実行されるステップを概略的
に示す図である。
【図5】高性能ソリッド・ステート・データ記憶装置に
記憶されたデータを1つ又は複数の回転ディスク・ドラ
イブにバックアップするためにデータ記憶システムの制
御装置によって制御される第1のバックアップ・プロセ
スを概略的に示す図である。
【図6】ホスト・コンピュータが、第1のソリッド・ス
テート・データ記憶装置の第1のデータ・ステージング
領域及び第2のソリッド・ステート記憶装置の第2のユ
ーザ・データ領域にデータを書き込み、前記第1のデー
タ・ステージング領域内のデータを複数の回転ディスク
・ドライブのうちの第1の区分メモリ領域にバックアッ
プする際のデータ記憶システムの第2のデータ記憶動作
を概略的に示す図である。
【図7】第1のソリッド・ステート・データ記憶装置の
第1のデータ・ステージング領域及び第2のソリッド・
ステート・データ記憶装置の第2のユーザ・データ領域
にデータ・ブロックを書き込むためにデータ記憶システ
ムのコントローラ装置によって実行される第2の書き込
みプロセスを概略的に示す図である。
【図8】第1のソリッド・ステート・データ記憶装置の
第1のデータ・ステージング領域内のデータを複数の回
転ディスク・ドライブの第1のデータ区分メモリ領域に
バックアップするための第2のバックアップ・プロセス
を概略的に示す図である。
【符号の説明】
200 データ記憶システム 201〜204 回転ディスク・データ記憶装置 205,206 ソリッド・ステート・データ記憶装置 207 コントローラ装置 208 ホスト装置 209 プロセッサ 211 制御ソフトウエア 300 第1のユーザ・データ領域 301 第1のデータ・ステージング領域 302 第2のユーザ・データ領域 303 第2のデータ・ステージング領域 304 第1のデータ区分メモリ領域 600 第2のデータ区分メモリ領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・リチャード・クラーク イギリス国ノース・サマーセット,ビー・ エス21 7キュー・エル,クリーブダン, カプス・ロード 2

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの回転ディスク・データ
    記憶装置と、 前記回転ディスク・データ記憶装置のデータ容量よりも
    少ないデータ容量をそれぞれ有する複数のソリッド・ス
    テート・データ記憶装置と、をそれぞれ含み、 前記ソリッド・ステート・データ記憶装置の各々が、デ
    ータ・ステージング領域とユーザ・データ領域とに分割
    され、 前記複数のソリッド・ステート・データ記憶装置は、前
    記複数のソリッド・ステート・データ記憶装置のうちの
    少なくとも2つに一組のデータが書き込まれるように構
    成され、 前記ソリッド・ステート・データ記憶装置のデータ・ス
    テージング領域から前記回転ディスク・データ記憶装置
    にデータがコピーされることを特徴とするデータ記憶シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 プロセッサと前記プロセッサを制御する
    コンピュータ・プログラムとを有するコントローラ装置
    を含み、前記コントローラ装置が、 ホスト装置からデータを受け取り、 前記ソリッド・ステート・データ記憶装置の各々に前記
    データのコピーが記憶されるように、前記複数のソリッ
    ド・ステート・データ記憶装置に前記データを書き込
    み、 少なくとも1つの前記ソリッド・ステート・データ記憶
    装置のデータ・ステージング領域から前記少なくとも1
    つの回転ディスク・データ記憶装置のデータ区分メモリ
    領域にデータを転送するように動作することを特徴とす
    る請求項1に記載のデータ記憶システム。
  3. 【請求項3】 前記ソリッド・ステート・データ記憶装
    置が、磁気ランダム・アクセス・メモリ装置を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載のデータ記憶システム。
  4. 【請求項4】 前記ソリッド・ステート・データ記憶装
    置が、少なくとも1つの実質的に揮発性のダイナミック
    ・ランダム・アクセス・メモリと、少なくとも1つのバ
    ッテリ装置とを含み、システムに組み込まれた不揮発性
    ソリッド・ステート・データ記憶装置を提供することを
    特徴とする請求項1に記載のデータ記憶システム。
  5. 【請求項5】 前記ソリッド・ステート・データ記憶装
    置が、不揮発性フラッシュ電気式プログラム可能な読取
    り専用メモリを含むことを特徴とする請求項1に記載の
    データ記憶システム。
  6. 【請求項6】 前記ソリッド・ステート・データ記憶装
    置が、強誘電体ランダム・アクセス・メモリ装置を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ記憶システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記ソリッド・ステート・データ記憶装
    置が、1Gバイトを超えるメモリ容量を有することを特
    徴とする請求項1に記載のデータ記憶システム。
  8. 【請求項8】 前記ソリッド・ステート・データ記憶装
    置が、不揮発性の装置であることを特徴とする請求項1
    に記載のデータ記憶システム。
  9. 【請求項9】 前記データ・ステージング領域が、対応
    する前記ソリッド・ステート・データ記憶装置のデータ
    記憶容量の50%未満であることを特徴とする請求項1
    に記載のデータ記憶システム。
  10. 【請求項10】 前記プロセッサを制御するためのプロ
    セッサとコンピュータ・プログラムとを有するコントロ
    ーラ装置と、前記コントローラ装置を前記複数のソリッ
    ド・ステート・データ記憶装置に接続する複数のデータ
    ・バスとを含み、前記ソリッド・ステート・データ記憶
    装置の各々が、対応するそれぞれの別個の前記データ・
    バスによって前記コントローラ装置と通信することを特
    徴とする請求項1に記載のデータ記憶システム。
  11. 【請求項11】 複数の回転ディスク・ドライブ・デー
    タ記憶装置と複数のソリッド・ステート・データ記憶装
    置とをそれぞれ含むデータ記憶システムにデータを記憶
    する方法であって、 第1のソリッド・ステート・データ記憶装置の第1のユ
    ーザ・データ領域にデータの第1のブロックを書き込む
    ステップと、 第2のソリッド・ステート・データ記憶装置の第2のデ
    ータ・ステージング領域に前記データの第1のブロック
    を書き込むステップと、 前記第2のソリッド・ステート・データ記憶装置の第2
    のデータ・ステージング領域に記憶された前記データ・
    ブロックを、前記複数の回転ディスク・ドライブの第1
    のデータ区分メモリ領域に書き込むステップと、をそれ
    ぞれ含むことを特徴とするデータ記憶方法。
  12. 【請求項12】 前記第1のソリッド・ステート・デー
    タ記憶装置の第1のデータ・ステージング領域にデータ
    の第2のブロックを書き込むステップと、 前記第2のソリッド・ステート・データ記憶装置の第2
    のユーザ・データ記憶域に前記と同じデータの第2のブ
    ロックを書き込むステップと、 前記第1のソリッド・ステート・データ記憶装置の第1
    のデータ・ステージング領域から前記複数の回転ディス
    ク・ドライブ・データ記憶装置の第2の区分メモリ領域
    に前記データの第2のブロックを書き込むステップと、
    をそれぞれ含むことを特徴とする請求項11に記載のデ
    ータ記憶方法。
  13. 【請求項13】 前記第2のデータ・ステージング領域
    と前記第1のユーザ・データ領域とにデータを書き込む
    前記ステップが、(a) 前記データの第1のブロック
    よりも小さい複数のデータ・セグメント内に前記データ
    の第1のブロックを受け取るステップと、(b) 前記
    第2のデータ・ステージング領域に前記データ・セグメ
    ントを書き込み、前記第1のユーザ・データ領域に前記
    データ・セグメントを実質的に同時に書き込むステップ
    と、(c) 前記第2のデータ・ステージング領域と前
    記第1のユーザ・データ領域に前記データ・セグメント
    を書き込んだ後に、新しいデータ・セグメントを選択す
    るステップと、(d) 前記第1のデータのブロックの
    前記セグメントが全て書き込まれるまで前記ステップ
    (b)及び前記ステップ(c)を繰り返すステップと、
    (e) 前記データの第1のブロックが書き込まれたこ
    とを確認する確認信号を生成するステップと、をそれぞ
    れ含むことを特徴とする請求項11に記載のデータ記憶
    方法。
  14. 【請求項14】 前記第2のデータ・ステージング領域
    に新しいデータが書き込まれたかどうかを判定するステ
    ップと、 前記第2のデータ・ステージング領域に新しいデータが
    書き込まれた場合に、前記第2のデータ・ステージング
    領域のデータを前記複数の回転ディスク・データ記憶装
    置の第1のデータ区分メモリ領域に書き込むステップ
    と、をそれぞれ含むことを特徴とする請求項11に記載
    のデータ記憶方法。
  15. 【請求項15】 新しいデータが前記第2のデータ・ス
    テージング領域に書き込まれたかどうか判定するステッ
    プと、 前記第2のデータ・ステージング領域を読み取ることが
    できるかどうかを判定するステップと、 前記複数の回転ディスク・データ記憶装置の第1のデー
    タ区分メモリ領域に対するアクセスが妨げられていない
    かどうかを決定するステップと、 前記複数の回転ディスク・データ記憶装置の第1のデー
    タ区分メモリ領域に前記第2のデータ・ステージング領
    域内のデータをコピーするステップと、をそれぞれ含む
    ことを特徴とする請求項11に記載のデータ記憶方法。
  16. 【請求項16】 前記第1のデータ・ステージング領域
    と前記第2のユーザ・データ領域とにデータを書き込む
    前記ステップが、(f) 前記データの第2のブロック
    よりも小さい複数のデータ・セグメント内に前記データ
    の第2のブロックを受け取るステップと、(g) 前記
    第1のデータ・ステージング領域に前記データ・セグメ
    ントを書き込み、それと実質的に同時に前記第2のユー
    ザ・データ領域に前記データ・セグメントを書き込むス
    テップと、(h) 前記第1のデータ・ステージング領
    域と前記第2のユーザ・データ領域とに前記データ・セ
    グメントを書き込んだ後に、新しいセグメントを選択す
    るステップと、(i) 前記第2のデータ・ブロックの
    セグメントが全て書き込まれるまで前記ステップ(g)
    及び前記ステップ(h)を繰り返すステップと、(j)
    前記第2のデータ・ブロックが書き込まれたことを確
    認するための確認信号を生成するステップと、をそれぞ
    れ含むことを特徴とする請求項12に記載のデータ記憶
    方法。
  17. 【請求項17】 新しいデータが前記第1のデータ・ス
    テージング領域に書き込まれたかどうかを判定するステ
    ップと、前記第1のデータ・ステージング領域に新しい
    データが書き込まれている場合に、前記第1のデータ・
    ステージング領域のデータを前記複数の回転ディスク・
    データ記憶装置の第2のデータ区分メモリ領域にコピー
    するステップと、をそれぞれ含むことを特徴とする請求
    項12に記載のデータ記憶方法。
  18. 【請求項18】 第1のデータ・ステージング領域に新
    しいデータが書き込まれたかどうかを判定するステップ
    と、 前記第1のデータ・ステージング領域に新しいデータが
    書き込まれている場合に、前記第1のデータ・ステージ
    ング領域のデータを前記複数の回転ディスク・データ記
    憶装置の第2のデータ区分メモリ領域にコピーするステ
    ップと、をそれぞれ含むことを特徴とする請求項12に
    記載のデータ記憶方法。
  19. 【請求項19】 第1のデータ・ステージング領域に新
    しいデータが書き込まれたかどうかを判定するステップ
    と、 前記第1のデータ・ステージング領域を読み取ることが
    できるかどうかを判定するステップと、 前記複数の回転ディスク・データ記憶装置の第2のデー
    タ区分メモリ領域へのアクセスが妨げられていないかど
    うかを判定するステップと、 前記複数の回転ディスク・データ記憶装置の第2のデー
    タ区分メモリ領域に前記第1のデータ・ステージング領
    域のデータをコピーするステップと、をそれぞれ含むこ
    とを特徴とする請求項12に記載のデータ記憶方法。
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