JP2001292888A - 牛乳箱 - Google Patents

牛乳箱

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JP2001292888A
JP2001292888A JP2000110619A JP2000110619A JP2001292888A JP 2001292888 A JP2001292888 A JP 2001292888A JP 2000110619 A JP2000110619 A JP 2000110619A JP 2000110619 A JP2000110619 A JP 2000110619A JP 2001292888 A JP2001292888 A JP 2001292888A
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milk bottle
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Kunihiko Yoshida
邦彦 吉田
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SEKI GYUNYU KK
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SEKI GYUNYU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 牛乳の一時的な保管を可能とし、衝撃による
牛乳瓶の破損を防ぎ、かつ安価なコストで実現される牛
乳箱を提供する。 【解決手段】 牛乳箱1は、牛乳瓶7が収容される空間
であって内周形状が牛乳瓶7の外周形状に略一致する収
容部3を有する牛乳瓶収容体2と、収容部3の一端側に
形成された挿入口5を塞ぐ蓋部4とを備えている。牛乳
瓶収容体2及び蓋部4が断熱材料により形成されている
ため牛乳瓶7が収容される空間への熱の伝導が抑えられ
る。これにより牛乳が温かくなるのを防ぎ、腐敗の進行
を遅らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、牛乳箱に関するも
のであり、特に牛乳瓶を一時的に収容するための牛乳箱
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、牛乳の配達時に牛乳瓶を一時
的に収容するものとして、配達先の家庭や事業所の玄関
脇等に設置された牛乳箱が知られている。この牛乳箱に
は、牛乳瓶を収容するための空間が設けられており、牛
乳配達員は、この収容空間に牛乳瓶を入れるようにして
いる。
【0003】前述した牛乳箱の多くは、室外に設置され
ている。また、牛乳瓶を収容する空間に外気が容易に入
り込める構造となっている。そのため、この収容空間内
の温度は、外気温とほぼ同じ温度になる。
【0004】一般に、牛乳は早朝に配達されることが多
い。したがって、受取者(配達先の家庭の家人や事業所
の従業員)は、配達された牛乳を比較的気温の低い午前
中に室内に取り込んでいる。
【0005】ところが、早朝に配達された牛乳を室内に
取り込むことを受取者が忘れたり、留守等の場合で、長
い間にわたって室外に牛乳が置かれることがある。ま
た、気温の高い日中に牛乳を配達することもある。
【0006】前述したように長い間にわたって室外に置
かれていたり、気温の高い日中に配達された牛乳は、外
気温により温かくなる。そのため牛乳の腐敗が起こり、
ついには飲めなくなる場合があった。
【0007】そこで、特に気温の高い夏季等の場合、牛
乳配達員が牛乳箱の中に牛乳とともに保冷剤入れること
がある。保冷剤とは、樹脂製の袋の内部に液状の保冷物
質を密封したものである。具体的には、内部の保冷物質
を冷凍庫等で凍らせた後に、肉や魚介類等の冷温保存の
必要な生鮮食料品の近傍に置くことで、一時的に食品を
低温に保つことができるものであり、食料品の輸送時や
販売時等によく使用されている。
【0008】したがって、このような保冷剤と牛乳瓶と
を一緒に牛乳箱に入れることで、牛乳が温かくなること
を一時的に防ぐことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の牛乳
箱の牛乳瓶を収容する空間は、前述したように外気が容
易に入り込める構造になっている。すなわち、この収容
空間内の温度は、外気温とほぼ同じである。
【0010】そのため、収容空間に保冷剤を入れた場
合、保冷剤は温かい外気に接するので、すぐに融け始め
る。そして、保冷剤が融けきるのが早いため、保冷効果
がだんだん弱くなることがあった。
【0011】さらに、牛乳配達員が、配達時にこれらの
使用済みの保冷剤(融けきった保冷剤)を回収し、新し
い保冷剤(凍らせた保冷剤)に交換しなければならない
ため面倒であった。また、輸送時に牛乳瓶と一緒に、こ
の保冷剤も搬送しなければならず、輸送時の重量が増え
る問題があった。これにより、配達数量や配達地域が制
限される等の配達効率の面でも問題があった。
【0012】加えて、このために牛乳の配達店は多数の
保冷剤を用意する必要があり、さらに保冷剤を凍らせる
ための冷凍設備や、これらにかかる電気代等の資材、設
備及び光熱費等のコストが余計にかかる問題があった。
【0013】さらに従来の牛乳箱の収容空間は、牛乳瓶
に対して比較的大きく作られている。そのため、強風や
犬、猫等により牛乳箱が倒れた場合、牛乳瓶は収容空間
内で転動し、収容空間の内壁や他の牛乳瓶と衝突する可
能性があり、特に蓋が付いていない牛乳箱等では外に飛
び出してしまうことがあった。牛乳瓶はガラス製である
ため、これらの転動が激しい場合には、牛乳瓶が割れて
しまうことがあった。
【0014】そこで本発明は、上記実情に鑑み、牛乳の
一時的な保管を可能とし、衝撃による牛乳瓶の破損を防
ぎ、かつ安価なコストで実現される牛乳箱の提供を課題
とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の発明にかかる牛乳箱は、牛乳瓶が収容さ
れる空間であって内周形状が牛乳瓶の外周形状に略一致
する収容部を有する牛乳瓶収容体と、収容部の一端側に
形成された挿入口を塞ぐ蓋部とを備えるものである。
【0016】したがって、請求項1の発明の牛乳箱によ
れば、収容部の一端側に形成された挿入口から牛乳瓶が
挿入される。収容部は牛乳瓶の外周形状に略一致する空
間であり、牛乳瓶が収容部に収容された状態では、牛乳
瓶と収容部の内周面との間にあまり大きな隙間が生じな
い。その後、蓋部により挿入口が塞がれ、収容部が閉塞
された状態となる。すなわち、収容部内の空気は少な
く、外気と遮断された状態となる。
【0017】請求項2の発明にかかる牛乳箱は、請求項
1に記載の牛乳箱において、牛乳瓶収容体が複数の収容
部を有し、蓋部が複数の収容部の挿入口をまとめて塞ぐ
ものである。
【0018】したがって、請求項2の発明の牛乳箱によ
れば、請求項1の発明の牛乳箱の作用に加え、牛乳瓶収
容体が複数の収容部を有することにより、一度に複数の
牛乳瓶を収容することが可能となる。また、蓋部により
複数の挿入口がまとめて塞がれる。別な言い方をする
と、牛乳瓶を取り出す際には、蓋部を開けることによ
り、全ての収容部が開放される。
【0019】請求項3の発明にかかる牛乳箱は、請求項
1または請求項2に記載の牛乳箱において、収容部の深
さが牛乳瓶の高さより浅く形成され、蓋部は収容部と対
向する位置に前記挿入口から突出する牛乳瓶の一部を収
容するための第二収容部を備えるものである。
【0020】したがって、請求項3の発明の牛乳箱によ
れば、請求項1または請求項2の発明の牛乳箱の作用に
加え、収容部の深さが牛乳瓶の高さよりも浅いため、収
容部に牛乳瓶を収容すると、牛乳瓶の一部が挿入口から
突出する。また、挿入口を塞ぐように蓋部を閉じると、
牛乳瓶の突出した部分が蓋部に形成された第二収容部の
中に挿入され、牛乳瓶全体が収容部及び第二収容部から
なる空間に収容される。
【0021】請求項4の発明にかかる牛乳箱は、請求項
1乃至請求項3のいずれか一つに記載の牛乳箱におい
て、牛乳瓶収容体及び蓋部が断熱材料からなるものであ
る。
【0022】ここで断熱材料とは、材料自体の熱伝導率
が小さいとともに、空気層が材料中に導入されているこ
とによって断熱性を有しているものである。熱伝導率と
は、定常状態において均質物質の壁面に垂直な温度勾配
が存在するとき、熱が物質の単位断面積を通って伝わる
速度で定義される。すなわち、熱伝導によって物質内を
熱が移動するとき、その熱移動速度は、温度差と物質の
熱伝導率に基づく。主な断熱材料としては、発泡成形し
た高分子が知られている。
【0023】したがって、請求項4の発明の牛乳箱によ
れば、請求項1乃至請求項3のいずれか一つの発明の牛
乳箱の作用に加え、牛乳瓶収容体及び蓋部が断熱材料か
らなることにより、牛乳瓶を収容する空間への外気温の
熱移動速度は遅くなる。
【0024】請求項5の発明にかかる牛乳箱は、請求項
1乃至請求項4のいずれか1つに記載の牛乳箱におい
て、牛乳瓶収容体及び蓋部を覆う保護箱をさらに備えて
いるものである。
【0025】したがって、請求項5の発明の牛乳箱によ
れば、請求項1乃至請求項4のいずれか一つの発明の牛
乳箱の作用に加え、保護箱によって、牛乳瓶収容体及び
蓋部が覆われる。これにより牛乳瓶収容体及び蓋部へ伝
わる外気温の熱移動速度がさらに遅くなる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一実施形態であ
る牛乳箱1について図1及び図2に基づき説明する。図
1及び図2は、本発明の第一実施形態である牛乳箱1の
構成を示す分解斜視図及び断面図である。
【0027】本発明の第一実施形態の牛乳箱1は、牛乳
瓶7の本体部分を収容するための収容部3を有する牛乳
瓶収容体2と、牛乳瓶7の頭部側を収容するための第二
収容部6を有する蓋部4とから構成される略直方体の箱
である。収容部3の一端には、牛乳瓶7を挿入するため
の挿入口5が形成されている。ここで、収容部3及びこ
れと対向する位置にある第二収容部6から形成される収
容空間8は、内周形状が牛乳瓶7の外周形状に略一致し
た円孔状を呈している。尚、本実施形態の牛乳箱1で
は、牛乳瓶7を三本まで収容することができるように、
収容部3及び第二収容部は、それぞれ三カ所づつ設けら
れている。また、牛乳瓶収容体2と蓋部4とは、発泡ス
チロール樹脂を成形加工したものである。
【0028】発泡スチロール樹脂は、種々の産業分野で
利用される材料である。この材料は、断熱性、形状保持
能力、衝撃吸収性、成形加工性、及び取扱い性等の優れ
た特性を持っている。また、発泡成形されるため内部に
空気層を有し、そのため比重の小さい軽い材料である。
加えて、非吸水性であるため、雨等の影響を受けにく
く、前述の優れた性能を維持しやすい。さらに、一般に
周知の安価な材料である。
【0029】収容空間8の内径Lは、牛乳瓶7の最大外
径Nよりもわずかに大きく、収容部3及び第二収容部6
の内周形状が牛乳瓶7の外周形状に略一致している。
【0030】また、収容部3と第二収容部6とから構成
される収容空間8の高さH、すなわち収容部3の深さI
と第二収容部6の深さJとの和は、収容される牛乳瓶7
の高さKよりも大きい。そのため収容空間8内に牛乳瓶
7全体を収容することが可能である。
【0031】以下に、本実施形態の牛乳箱1の使用方法
について説明する。はじめに、使用者(牛乳配達員)
は、蓋部4を上方に移動させる(持ち上げる)。蓋部4
の下には、三カ所の挿入口5が開放された牛乳瓶収容体
2が現れる。これらの挿入口5から牛乳瓶7を収容部3
へそれぞれ収容する。
【0032】収容された牛乳瓶7は、牛乳瓶7の一部
(頭部)を牛乳瓶収容体2から突出した状態で収容され
る。
【0033】次に、三カ所の収容部3と三カ所の第二収
容部6とを、それぞれ合致させて蓋部4を牛乳瓶収容体
2に取付ける。
【0034】これにより、牛乳瓶7全体が収容空間8に
収容される。つまり、牛乳瓶7全体を断熱材料で内包す
ることができる。また、断熱材料により、外気から収容
空間8への熱の移動が抑制されるため、牛乳瓶7が受け
る外気温の影響が小さくなる。これにより、収容空間8
内の牛乳は、たとえ外気温が高くても短時間で温まるこ
とがなくなり、そのため、牛乳の腐敗が進行することを
遅らせることができる。
【0035】本発明の第一実施形態の牛乳瓶7は、その
一部を牛乳瓶収容体2から突出した状態で収容部3に収
容される。このため、蓋部4を持ち上げ、収容された牛
乳瓶7を牛乳箱1から取り出すとき、すなわち受取時に
は、受取者が牛乳瓶7の頭部を確実に掴むことができる
ため、牛乳瓶7の取り出しが容易となる。
【0036】また、牛乳瓶7全体が発泡スチロール樹脂
によって一本ごと独立して内包されているため、前述し
た優れた衝撃吸収性により、強風や、犬、猫等が原因で
牛乳箱1が倒れた場合でも、収容空間8に収容された牛
乳瓶7へ伝わる衝撃を吸収することができる。これによ
り、牛乳瓶7が割れるのを防ぐことができる。
【0037】牛乳は、タンパク質、カゼイン、脂質、糖
質、乳糖、ミネラル、ビタミン類及び水分等からなる飲
料である。さらに、リパーゼ、プロテアーゼ、ホスファ
ターゼ、ラクトペルオキシダーゼ、アミラーゼ、カタラ
ーゼ、リゾチーム及びその他各種の酵素類が牛乳成分に
含まれ、牛乳の保存性や保存中の風味の変化に影響を与
えている。
【0038】そのため牛乳は、温度によって非常に腐敗
を起こしやすい食品の一つである。したがって、搾乳直
後から常に低温で管理されながら、各工程を経て加工さ
れている。この牛乳の加工工程の中には、牛乳中に含ま
れる雑菌等を処理する殺菌工程がある。これは処理温度
及び処理時間の組合せにより、低温殺菌法、高温殺菌法
(HTST法)、超高温瞬間殺菌法(UHT法)等に分
類される。
【0039】この中で低温殺菌法は、牛乳を62〜65
℃・30分加熱殺菌することにより、上述の酵素類等の
栄養成分をできるだけ損なわずに雑菌だけを処理する方
法である。したがって、牛乳の美味しさを保ったままで
飲用をすることができる。低温殺菌法によって処理され
た牛乳の中には、栄養成分として前述の有用な酵素が生
きている。そのため、他の殺菌処理方法に比べて、酵素
類の働きによって腐敗が進行しやすい。よって、牛乳箱
1は、特に低温殺菌法によって処理された牛乳の保存に
好適であるといえる。
【0040】続いて第二実施形態について図3に基づき
説明する。図3は、第二実施形態の牛乳箱9の構成を示
す斜視図である。尚、本実施形態の牛乳箱9に関して、
第一実施形態の牛乳箱1と同一の構成については、同一
番号を付し詳細な説明を省略する。
【0041】図3に示すように第二実施形態の牛乳箱9
は、牛乳瓶収容体2と蓋部4とからなる第一実施形態の
牛乳箱1に加え、それを覆う保護箱10をさらに備えて
いる。
【0042】保護箱10は、牛乳瓶収容体2に外接する
保護箱下部11と、この保護箱下部11に取り付けられ
た保護箱蓋部12と、保護箱蓋部12を保護箱下部11
に対して回動可能に支持する支持部13とを有してい
る。これら保護箱下部11、保護箱蓋部12及び支持部
13は、硬質プラスチック樹脂により成形されている。
【0043】以下に、第二実施形態の牛乳箱10の使用
方法について説明する。使用者(牛乳配達員)は、保護
箱蓋部12を支持部13を軸として上方向に回動させて
開ける。保護箱蓋部12の下に蓋部4が現れる。そし
て、第一実施形態の牛乳箱1の場合と同じように、蓋部
4を上方に持ち上げ、牛乳瓶7を収容部3へ収容する。
【0044】次に、収容部3と第二収容部6とを、それ
ぞれ合致させて蓋部4を取付ける。そして、保護箱蓋部
12を支持部13を軸として下方向に回動させて閉じ
る。
【0045】このように、牛乳瓶収容体2及び蓋部4を
保護箱10で覆うことにより、収容空間8と外気との間
には、牛乳瓶収容体2及び蓋部4に加え、保護箱10が
存在することになる。そのため、熱移動速度がさらに遅
くなり、牛乳瓶7の外気温からの影響をより小さくする
ことができる。
【0046】また、牛乳箱9全体が硬質プラスチック樹
脂等の材料で覆われることにより、牛乳箱9自体の強度
が増す。これにより、耐衝撃性や耐候性を向上させるこ
とができる。
【0047】また、牛乳瓶収容体2と蓋部4とを構成す
る断熱材料は、比重の小さな軽い発泡スチロール樹脂で
ある。したがって、硬質プラスチック樹脂で成形された
保護箱10で牛乳瓶収容体2及び蓋部4を覆うことで、
牛乳箱9自体の重量を増すことができ、牛乳箱9が強風
等で容易に移動するのを防ぐことができる。
【0048】以上、本発明について好適な実施形態を挙
げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定され
るものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸
脱しない範囲において種々の改良及び設計の変更が可能
である。
【0049】すなわち、収容空間8の形状は、第一及び
第二実施形態で示した円孔状のものに限定されるもので
はなく、収容する牛乳瓶7のサイズ及び形状に対応した
ものであればよい。例えば角孔状、楕円孔状等のもので
もよい。また、収容空間8の数は、第一及び第二実施形
態で示した三カ所に限定されるものではなく、2以下ま
たは4以上の複数でもよい。
【0050】牛乳瓶収容体2及び蓋部4を構成する断熱
材料は、第一及び第二実施形態で示した発泡スチロール
樹脂に限定されるものではない。例えば、ウレタン樹
脂、ポリオレフィン樹脂、ポリイソシアネート樹脂等の
高分子発泡体や、ガラスウール、ロックウール等の無機
系の断熱材料を使用することも可能である。
【0051】牛乳瓶収容体2、蓋部4及び保護箱10の
形状は、第一及び第二実施形態で示した略直方体のもの
に限定されるものではない。例えば、略円柱状、略三角
柱状等でもよい。また牛乳瓶収容体2と蓋部4とをヒン
ジ等の連結手段で接続し、蓋部4を回動可能にする等の
改良を行ってもよい。
【0052】また、保護箱10を形成する材質は、第二
実施実施形態で示した硬質プラスチック樹脂に限定され
るものではない。例えば、金属、セラミックス及び木材
等を、またはこれらの材質を組み合わせて使用すること
もできる。
【0053】保護箱10は、第二実施形態で示した保護
箱下部11、保護箱蓋部12及び支持部13の構成に限
定されるものではない。例えば、保護箱蓋部12及び支
持部13を設けることなく保護箱下部11のみから構成
しても良い。これによれば全体の構造が簡略化される。
【0054】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の牛乳箱
は、牛乳瓶が収容された状態では、収容空間内に残留す
る空気が少ないため、外気温の影響を受け難い。このた
め、牛乳が温かくなるのを防ぎ、腐敗の進行を抑えるこ
とができる。
【0055】請求項2の発明の牛乳箱は、請求項1の発
明の牛乳箱の効果に加えて、複数の牛乳瓶を収容するこ
とができ、一度に複数本の牛乳瓶を配達する場所でも使
用できる。また、蓋部を開けることにより、全ての収容
部が開放され、複数本の牛乳瓶を同時に取り出すことが
可能である。
【0056】請求項3の発明の牛乳箱は、請求項1また
は請求項2の発明の牛乳箱の効果に加えて、牛乳瓶の一
部が収容部から突出することから、牛乳の受取時に、受
取者が牛乳瓶の一部を確実に掴むことができるため受取
が容易になる。
【0057】請求項4の発明の牛乳箱は、請求項1乃至
請求項3のいずれか1つの発明の牛乳箱の効果に加え
て、断熱材料により収容部内への熱の伝導をさらに抑
え、牛乳が温まるのを防ぎ、腐敗の進行を遅らせること
ができる。加えて、断熱材料の衝撃吸収性により、牛乳
箱に衝撃が加わった場合に牛乳瓶が割れるのを防ぐこと
ができる。
【0058】請求項5の発明の牛乳箱は、請求項1乃至
請求項4のいずれか1つの発明の牛乳箱の効果に加え
て、収容空間への熱の伝導をより抑えることができる。
さらに、牛乳箱自体の強度を上げて、耐久性を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態である牛乳箱の構成を示
す分解斜視図である。
【図2】本発明の第一実施形態である牛乳箱の構成を示
す断面図である。
【図3】本発明の第二実施形態である牛乳箱の構成を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 牛乳箱 2 牛乳瓶収容体 3 収容部 4 蓋部 5 挿入口 6 第二収容部 7 牛乳瓶 8 収容空間 9 牛乳箱 10 保護箱

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 牛乳瓶が収容される空間であって内周形
    状が前記牛乳瓶の外周形状に略一致する収容部を有する
    牛乳瓶収容体と、 前記収容部の一端側に形成された挿入口を塞ぐ蓋部とを
    具備することを特徴とする牛乳箱。
  2. 【請求項2】 前記牛乳瓶収容体は、前記収容部を複数
    有し、 前記蓋部は、複数の前記挿入口をまとめて塞ぐことを特
    徴とする請求項1に記載の牛乳箱。
  3. 【請求項3】 前記収容部の深さは、前記牛乳瓶の高さ
    より浅く形成され、 前記蓋部は、前記収容部と対向する位置に、前記挿入口
    から突出する前記牛乳瓶の一部を収容するための第二収
    容部を有することを特徴とする請求項1または請求項2
    のいずれかに記載の牛乳箱。
  4. 【請求項4】 前記牛乳瓶収容体及び前記蓋部は、断熱
    材料からなることを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    いずれか一つに記載の牛乳箱。
  5. 【請求項5】 前記牛乳瓶収容体及び前記蓋部を覆う保
    護箱をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求
    項4のいずれか一つに記載の牛乳箱。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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