JP2001292539A - 省電力ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】家庭内で用いられている電気製品にも簡単に装
着して利用できるほか、充電部の蓄電池電圧が低下した
時には商用電源に切換え、電気製品を常時使用出来る省
電力ユニットを提供する。 【解決手段】屋外Ｏに設けた発電部１と、屋内Ｉに設け
た充電部２と電力変換部３および電力変換部３の出力Ｅ
と商用電源ＡＣのどちらか一方を電気製品５に供給する
とともに、充電部２の電圧値が所定値に満たない時は、
電気製品５に商用電源ＡＣのみ供給するよう切換える電
力切換部４とを具備せしめて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、太陽エネルギーを電気
に変換する所謂、太陽電池による発電電力を家庭内で用
いる電気製品に供給することで、商用電源の使用削減を
可能にする省電力ユニットに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、太陽エネルギーを太陽電池を
用いて電気に変換し、腕時計を駆動したり、街路灯を点
灯させる手段に太陽電池を用いた電力ユニットが用いら
れていた。この電力ユニットは、一般的に、太陽エネル
ギー変換パネルと鉛蓄電池等から構成される充電器およ
び充電器の電力を交流電源等に変換する電力変換回路と
から構成されていた。また、例えば、太陽電池用の特別
仕様で製造された街路灯に用いられる電力ユニットの場
合、電力ユニットは街路灯と一体に形成せしめられ、日
中は太陽エネルギーにより発電した電力を蓄電池に充電
し、周囲が暗くなる夜間には、蓄電池に充電されていた
電力を電力変換回路を介して交流電源に変換し、街路灯
に供給させるよう構成されており、蓄電池から供給され
る電力で街路灯が一定時間点灯されていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成の電力ユニットにおいては、電力ユニットが装着され
る対象の全てが屋外で単独で使用される電気製品であ
り、家庭内で使用される電気製品は対象外であった。ま
た、太陽エネルギーによる発電が不十分であったり、太
陽エネルギーによる発電が得られない場合には、例え
ば、腕時計が停止したり，街路灯が点灯しなかったり、
点灯時間が短くなる等実用上の難点があった。さらに、
複数の対象を同時に利用可能な電力ユニットを得るに
は、電力ユニット自体が大きくなって、設置し難いほか
電力ユニットが高価になる難点があった。一方、近時、
資源の有効活用と省エネルギーが叫ばれるようになり、
家庭内で用いられ電気製品にも直接取り付け利用出来る
電力ユニットも要求されるようになってきた。

【０００４】そこで、本発明の目的は、家庭内で用いら
れている電気製品にも簡単に装着して利用できるほか、
充電部の蓄電池電圧が低下した時には商用電源に切換
え、電気製品を常時使用出来る省電力ユニットを提供す
ることにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の観点では、本発
明の省電力ユニットは屋外Ｏに設けた発電部１と、屋内
Ｉに設けた充電部２と電力変換部３および前記電力変換
部３の出力Ｅと商用電源ＡＣのどちらか一方を電気製品
５に供給するとともに、充電部２の電圧が所定電圧に満
たない時は、電気製品５に商用電源ＡＣのみ供給するよ
う切換える電力切換部４とを具備せしめて構成したこと
を特徴とする省電力ユニットを提供する。

【０００６】本発明の観点によれば、省電力ユニットは
屋外Ｏに設けた発電部１と、屋内Ｉに設けた充電部２と
電力変換部３および電力切換部４から構成され、屋内Ｉ
の電気製品５にも簡単に装着出来、商用電源ＡＣと電力
変換部３の出力Ｅのどちらか一方を常時電気製品５に供
給するので、電気製品５を常時使用可能である。また、
太陽エネルギーによる電力を屋内Ｉの電気製品５にも利
用でき、資源の有効活用や省エネルギーに好適である。

【０００７】

【発明の実施形態】−実施形態− 以下、本発明の太陽電池を用いた省電力ユニットについ
て、図に示す実施形態により詳細に説明する。なお、こ
れにより本発明が限定されるものではない。図１は、本
発明による太陽電池を用いた省電力ユニットの構成を示
す説明図であり、図２は、電力切換部の構成を示す説明
図である。

【０００８】本発明による太陽電池を用いた省電力ユニ
ットは、屋外Ｏに設けた発電部１と、屋内Ｉに設けた充
電部２と電力変換部３および電力変換部３の出力Ｅと商
用電源ＡＣとを切換えて家庭内の電気製品５に供給する
とともに、充電部２の電圧値が所定電圧より低下した時
は、商用電源ＡＣのみを電気製品５に供給するよう機能
する電力切換部４とから構成されている。具体的には、
発電部１は複数枚の太陽エネルギー変換パネル（図示せ
ず）によって構成され、充電部２は発電部１と導線Ｋを
介して電気的に接続されるとともに、例えば、屋内Ｉに
設置される複数の鉛蓄電池（図示せず）から構成されて
おり、電力変換部３は充電部２と電気的に接続された公
知回路からなるＤＣ／ＡＣインバータにより構成されて
おり、商用電源ＡＣに対応した交流電源Ｅを出力すると
ともに、充電部２の電圧値が所定の電圧値に満たない時
は交流電源Ｅを出力しないよう機能する。電力切換部４
は電力変換部３と電気的に接続されるほか、商用電源Ａ
Ｃに接続されており、充電部２の電圧値が所定値以上の
場合には、電力変換部３から出力される交流電源Ｅをそ
のま電気製品５に供給し、充電部２の電圧値が所定値に
満たない時は商用電源ＡＣのみ電気製品５に供給するよ
う機能する。なお、電力切換部４と商用電源ＡＣとはコ
ンセント（またはシーリング，ローゼット等の手段）６
によって接続され、電力切換部４と電気製品５とはプラ
グ７にて接続されるよう構成されている。

【０００９】このように本発明の太陽電池からなる省電
力ユニットは、家庭内で用いられている電気製品にも簡
単に接続して利用できるほか、蓄電池の電圧値が低下す
ると電気製品には商用電源を供給するよう切替えるの
で、蓄電池を傷めることなく電気製品を常時効率的に使
用出来るほか、省エネルギー化に効果的である。

【００１０】

【発明の効果】本発明の太陽電池からなる省電力ユニッ
トは、屋外に設けた発電部と、屋内に設けた充電部と電
力変換部および電力切換部から構成されるので、屋内の
電気製品に対しても簡単に装着出来、商用電源と電力変
換部の出力のどちらか一方を常時電気製品に供給するの
で、電気製品を常時使用可能である。また、太陽エネル
ギーによる電力を屋内の電気製品にも利用可能となり、
資源の有効活用や省エネルギー化が図られる。等その実
用上の効果は大きなものがある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による太陽電池からなる省電力ユニット
の構成を示す説明図である。

【図２】本発明による省電力ユニットを構成する電力切
換部の説明図である。

【符号の説明】

１ 発電部 ２ 充電部 ３ 電力変換部 ４ 電力切換部 ５ 電気製品 ６ コンセント ７ プラグ ＡＣ 商用電源 Ｅ 交流電源 O 屋外 Ｉ 屋内 Ｋ 導線

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 屋外Ｏに設けた発電部１と、屋内Ｉに設
   けた充電部２と電力変換部３および前記電力変換部３の
   出力Ｅと商用電源ＡＣのどちらか一方を電気製品５に供
   給するとともに、充電部２の電圧が所定電圧に満たない
   時は、電気製品５に商用電源ＡＣのみ供給するよう切換
   える電力切換部４とを具備せしめて構成したことを特徴
   とする省電力ユニット。