JP2001285867A - Idctミスマッチについて補償するdctドメイン下方変換システム - Google Patents

Idctミスマッチについて補償するdctドメイン下方変換システム

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JP2001285867A
JP2001285867A JP2001097676A JP2001097676A JP2001285867A JP 2001285867 A JP2001285867 A JP 2001285867A JP 2001097676 A JP2001097676 A JP 2001097676A JP 2001097676 A JP2001097676 A JP 2001097676A JP 2001285867 A JP2001285867 A JP 2001285867A
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JP2001097676A
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Kim Hee-Yong
キム ヒー−ヨン
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SDTVフォーマットでHDTV番組を視聴
できるように、IDCTミスマッチを制御できる装置を
提供する。 【解決手段】 本発明の装置は、周波数ドメイン係数値
のブロックに符号化されたデジタル映像信号を復号化す
る映像デコーダにおいて用いられ、逆変換ミスマッチエ
ラーを補償し、周波数ドメイン係数値のブロックを受信
し、ミスマッチ制御アルゴリズムによって該周波数ドメ
イン係数値のブロックを処理するミスマッチ制御プロセ
ッサと、複数の周波数帯域にそれぞれ対応する複数の周
波数ドメインフィルタ係数を有する周波数ドメインフィ
ルタと、最高周波数帯域に対応する周波数ドメインフィ
ルタ係数の1つが、1に設定される、周波数ドメインフ
ィルタと、低域フィルタリングされた周波数ドメイン係
数値のブロックを空間ドメイン画素に変換する、逆周波
数ドメイン変換プロセッサと、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号化された高解
像度映像信号、例えば、MPEG−2符号化映像信号を
変換し、フォーマット化するデコーダ、より具体的に
は、エンコーダ/デコーダのミスマッチを適応的に補償
する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】米国において、地上放送デジタル符号化
高精細度テレビ(HDTV)信号には、ある規格が提案
されてきた。この規格の一部は、国際標準化機構(IS
O)の動画専門家グループ(Moving Pictu
re Experts Group(MPEG))が提
案したMPEG−2規格と基本的に同じである。この規
格は、国際規格(IS)刊行物「Informatio
n Technology − Generic Co
ding of Moving Pictures a
nd Associated Audio, Reco
mmendation H.626」、ISO/IEC
13818−2、IS、11/94に説明されてい
る。この刊行物は、ISOから提供され、MPEG−2
デジタル映像符号化規格についての教示内容が本明細書
中で参考として援用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】MPEG−2規格は、
実際には、いくつかの異なる規格である。MPEG−2
において、いくつかの異なるプロファイルが規定され、
各々が、符号化されたイメージの異なるレベルの複雑度
に対応する。各プロファイルについて、異なるレベルが
規定され、各レベルは異なるイメージ解像度に対応す
る。メインプロファイル、メインレベルとして公知であ
る、MPEG−2規格の1つは、現行のテレビ規格(す
なわち、NTSCおよびPAL)に適合する映像信号の
符号化用である。メインプロファイル、ハイレベルとし
て公知である、他の規格は、高精細度テレビイメージの
符号化用である。メインプロファイル、ハイレベル規格
によって符号化されたイメージは、イメージフレームご
とに1,152本ものライン、ラインごとに1,920
個ものピクセルを有し得る。
【0004】他方、メインプロファイル、メインレベル
規格は、ラインごとに720個のピクセル、フレームご
とに576本のラインの最大画像サイズを規定する。1
秒につき30フレームのフレーム速度では、この規格に
よって符号化される信号は、1秒につき720×576
×30、すなわち12,441,600ピクセルのデー
タ速度を有する。対照的に、メインプロファイル、ハイ
レベル規格によって符号化される画像は、1秒当たり
1,152×1,920×30すなわち66,355,
200ピクセルの最大データ速度を有する。このデータ
速度は、メインプロファイル、メインレベル規格によっ
て符号化されたイメージデータのデータ速度の5倍の速
度より速い。米国において、HDTV符号化に提案され
る規格は、この規格の一部であり、フレームごとに1,
080本ものライン、ラインごとに1,920個ものピ
クセル、および、このフレームサイズに対して、1秒に
つき30フレームの最高フレーム速度を有する。この提
案されている規格の最高データ速度は、メインプロファ
イル、メインレベル規格の最高データ速度よりも、依然
としてはるかに速い。
【0005】MPEG−2規格は、データおよび制御情
報の組合せを含む複合シンタックスを規定する。この制
御情報の一部が用いられて、いくつかの異なるフォーマ
ットを有する信号が規格によって網羅されることを可能
にする。これらのフォーマットは、ラインごとに異なる
数の映像素子(ピクセル)と、フレームまたはフィール
ドごとに異なる数のラインと、秒ごとに異なる数のフレ
ームまたはフィールドとを有する画像を規定する。さら
に、MPEG−2メインプロファイルの基本的なシンタ
ックスは、5つの層のイメージのシーケンスで表される
圧縮されたMPEG−2ビットストリームを規定する。
5つの層は、シーケンス層、画像グループ層、画像層、
スライス層、およびマクロブロック層である。これらの
層の各々は、制御情報によって導入される。最終的に、
追加情報としても公知である、他の制御情報(例えば、
フレームタイプ、マクロブロックパターン、イメージ運
動ベクトル、係数ジグザグパターン、および逆量子化情
報)は、符号化されたビットストリームに点在する。
【0006】テレビスタジオ、および視聴者の家庭にお
いて、この規格を実現することがますます増加すること
が予想される。少なくとも、テレビスタジオが、大量の
番組をHDTVフォーマットで送信するまで、視聴者は
標準精細度テレビ(SDTV)受信器を持ち続けるが、
SDTVフォーマットで、HDTV番組を視聴すること
を望み得る。従って、符号化されたビットストリームの
復号化の動作は、下方変換のプロセスを含み得る。下方
変換は、高精細度入力画像を、より低い解像度のモニタ
ーに表示するために、より低い解像度の画像に変換す
る。メインプロファイル、メインレベル画像、または、
他のより低い解像度画像フォーマットへの、高解像度メ
インプロファイル、ハイレベル画像の下方変換は、HD
TVのコスト削減を実現するために重要度を増してい
る。下方変換によって、メインプロファイル、ハイレベ
ル符号化画像と共に用いられる高価な高精細度モニター
の代わりに、NTSCまたはPALのような、例えば、
メインプロファイル、メインレベル符号化画像を支持す
るより低い画像解像度を用いる安価な現行のモニターを
用いることが可能になる。
【0007】MPEG−2規格の映像信号の処理には、
その処理のそれぞれ符号化および復号化段階の間、離散
コサイン変換(DCT)および逆離散コサイン変換(I
DCT)を用いる、空間ドメインと周波数ドメインとの
間の映像信号の変換が含まれる。エンコーダによって用
いられるDCTとデコーダによって用いられるIDCT
とが異なるインプリメンテーションを有する場合、エン
コーダとデコーダとの間で再構築されたピクセルにおい
て違いが起こり得る。この違いは、蓄積し、復号化され
た画像において可視になる。この歪みは、復号化された
画像において可視である歪みが、エンコーダおよびデコ
ーダにおける異なるDCT/IDCTインプリメンテー
ションによって引き起こされるので、IDCTミスマッ
チ歪みと呼ばれる。IDCTミスマッチは、MPEG−
1およびMPEG−2規格に適合する符号化方式のよう
な、高品位の符号化方式にとって、深刻な問題である。
従って、高い符号化品質を達成するために、IDCTミ
スマッチは制御される必要がある。
【0008】IDCTミスマッチは、IDCTの結果が
「整数+0.5」に非常に近い場合に起こる。エンコー
ダとデコーダとの間の僅かな違いによって、2つの異な
る丸めた整数値が得られることになる。この違いは、得
られたIDCTの値が「整数+0.5」(例えば、1.
5)に接近する場合、問題を起こす可能性が高い。得ら
れたIDCTが最も近い整数に丸められる場合、1つの
インプリメンテーションは、得られる結果が「整数+
0.5」の値より僅かに大きいだけなので、切り上げ
得、他のインプリメンテーションは、得られる結果が
「整数+0.5」より僅かに小さいだけなので、切り捨
て得る。従って、切り上げるデコーダが切り捨てるエン
コーダからの信号を処理する場合、または切り捨てるデ
コーダが切り上げるエンコーダからの信号を処理する場
合、IDCTミスマッチエラーが起こり得る。エラーを
含む復号化されたフレームが用いられて、予測されたフ
レームのシーケンスを復号化する場合、エラーは、誤り
のフレームに基づいて、各予測されたフレームによって
より見えるようになる。IDCTミスマッチの制御への
1つのアプローチは、奇数化方法である。奇数化の処理
は、典型的には、奇数値の係数に特有の設定を有する。
このアプローチにおいて、再構築された、または逆量子
化されたDCTデータは、IDCT工程の前に、デコー
ダで奇数化される。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の装置は、周波数
ドメイン係数値のブロックに符号化されたデジタル映像
信号を復号化する映像デコーダにおいて用いられ、第1
の解像度符号化映像信号を第2の解像度符号化映像信号
へと変換する間に発生する逆変換ミスマッチエラーを補
償し、該第2の解像度が該第1の解像度よりも低い、装
置であって、該周波数ドメイン係数値のブロックを受信
し、ミスマッチ制御アルゴリズムによって該周波数ドメ
イン係数値のブロックを処理して、処理された周波数ド
メイン係数値の各ブロックを生成するように結合された
ミスマッチ制御プロセッサと、複数の周波数帯域にそれ
ぞれ対応する複数の周波数ドメインフィルタ係数を有す
る周波数ドメインフィルタであって、該周波数ドメイン
フィルタは、該処理された周波数ドメイン係数値のブロ
ックを受信するように結合されて、該処理された周波数
ドメイン係数値のブロックをフィルタリングして、低域
フィルタリングされた周波数ドメイン係数値の各ブロッ
クを提供し、最高周波数帯域に対応する周波数ドメイン
フィルタ係数の1つが、1に設定される、周波数ドメイ
ンフィルタと、該周波数ドメインフィルタに結合され
て、該低域フィルタリングされた周波数ドメイン係数値
のブロックを空間ドメイン画素に変換する、逆周波数ド
メイン変換プロセッサと、を備える。
【0010】本発明の装置は、前記ミスマッチ制御プロ
セッサは、前記処理された周波数ドメイン係数値のブロ
ックが変化したブロックと変化していないブロックとの
両方を含むように、該周波数ドメイン係数値のブロック
のうちの一部のみを変化させ、前記周波数ドメインフィ
ルタは、制御信号に応答して、前記最高周波数帯域に対
応する前記周波数ドメインフィルタ係数を1に選択的に
変化させ、該周波数ドメインフィルタによって現在処理
されている該処理された周波数ドメイン係数値のブロッ
クが該ミスマッチ制御プロセッサによって変化したこと
を示す、該周波数ドメインフィルタ用の該制御信号を発
生するコントローラ、をさらに備えてもよい。
【0011】本発明の装置は、前記映像デコーダは、動
画専門家グループ(MPEG)の規格に適合し、前記周
波数ドメイン係数値は、離散コサイン変換(DCT)係
数値であり、前記逆周波数ドメイン変換プロセッサは、
逆離散コサイン変換(IDCT)であってもよい。
【0012】本発明の装置は、前記ミスマッチ制御アル
ゴリズムが、
【0013】
【数5】 に従い、ここで、m=Mおよびn=N以外の全てのmお
よびnの値について、F *(m,n)=F(m,n)で
あり、和が偶数値であり、F(N,M)が偶数値である
場合、F*(M,N)=F(N,M)+1であり、和が
偶数値であり、F(N,M)が奇数値である場合、F*
(M,N)=F(N,M)−1であり、ここで、F
(m,n)が、指数mおよびnによって位置付けられる
離散コサイン変換(DCT)係数の2次元マトリクスで
あり、F*(m,n)は、該ミスマッチ制御アルゴリズ
ムをF(m,n)に適用することによって得られるDC
T係数の2次元マトリクスであり、Mは、指数mの最高
値であり、Nは、指数nの最高値であってもよい。
【0014】本発明の装置は、前記周波数ドメインフィ
ルタが、2から1への下方変換システム用のアンチエイ
リアシングフィルタであって、該下方変換システムが、
【0015】
【数6】 とほぼ等しい周波数ドメインフィルタ係数を有してもよ
い。
【0016】本発明の装置は、前記周波数ドメインフィ
ルタが、3から1への下方変換システム用のエイリアシ
ング防止フィルタであって、該下方変換システムが、
【0017】
【数7】 とほぼ等しい周波数ドメインフィルタ係数を有してもよ
い。
【0018】本発明の方法は、動画専門家グループ(M
PEG)の規格に適合する映像信号を復号化する映像デ
コーダにおいて、第1の解像度符号化映像信号を第2の
解像度符号化映像信号へと変換する間に発生する逆変換
ミスマッチエラーを補償する、該第2の解像度が該第1
の解像度よりも低い、方法であって、MPEG符号化ビ
ットストリームを復号化して、量子化周波数ドメイン係
数の複数のブロックを生成する工程と、該量子化周波数
ドメイン係数のブロックを逆量子化して、逆量子化周波
数ドメイン係数の各ブロックを生成する工程と、該逆量
子化周波数ドメイン係数のブロックの逆変換ミスマッチ
エラーを補償して、補償された逆量子化周波数ドメイン
係数の各ブロックを生成する工程と、各周波数帯域に対
応するフィルタ係数で、該補償された逆量子化周波数ド
メイン係数の各ブロックをフィルタリングして、低域フ
ィルタリング逆量子化周波数ドメイン係数の各ブロック
を生成する工程であって、最高周波数帯域に対応するフ
ィルタ係数の1つが、1に設定される、工程と、該低域
フィルタリング逆量子化周波数ドメイン係数のブロック
を変換して、一時的なドメイン画像画素値を提供する工
程と、を包含する。
【0019】本発明の方法は、前記逆量子化周波数ドメ
イン係数の逆変換ミスマッチエラーを補償する工程が、
前記補償された周波数ドメイン係数値の各ブロックが変
化したブロックと変化していないブロックとの両方を含
むように、前記周波数ドメイン係数値のブロックのうち
の一部のみを変化させ、該補償された周波数ドメイン係
数値のブロックをフィルタリングする工程が、該補償さ
れた周波数ドメイン係数値の変化したブロックをフィル
タリングする場合にのみ、前記最高周波数帯域に対応す
る前記フィルタ係数を1に設定してもよい。
【0020】本発明の方法は、前記補償する工程が、
【0021】
【数8】 に従い、ここで、m=Mおよびn=N以外の全てのmお
よびnの値について、F *(m,n)=F(m,n)で
あり、和が偶数値であり、F(N,M)が偶数値である
場合、F*(M,N)=F(N,M)+1であり、和が
偶数値であり、F(N,M)が奇数値である場合、F*
(M,N)=F(N,M)−1であり、ここで、F
(m,n)が、指数mおよびnによって位置付けられる
離散コサイン変換(DCT)係数の2次元マトリクスで
あり、F*(m,n)は、該ミスマッチ制御アルゴリズ
ムをF(m,n)に適用することによって得られるDC
T係数の2次元マトリクスであり、Mは、指数mの最高
値であり、Nは、指数nの最高値であってもよい。
【0022】本発明の装置は、動画専門家グループ(M
PEG)の規格に適合する映像信号を復号化する映像デ
コーダにおいて、第1の解像度符号化映像信号を第2の
解像度符号化映像信号へと変換する間に発生するミスマ
ッチ補償訂正エラーを補償し、該第2の解像度が該第1
の解像度よりも低い、装置であって、MPEG符号化ビ
ットストリームを復号化して、量子化離散コサイン変換
係数を生成する手段と、該量子化離散コサイン変換係数
を逆量子化して、逆量子化離散コサイン変換係数を生成
する手段と、該逆量子化周波数ドメイン係数の逆変換ミ
スマッチエラーを補償して、補償された逆量子化周波数
ドメイン係数を生成する手段と、周波数帯域に対応する
フィルタ係数で、該補償された逆量子化周波数ドメイン
係数をフィルタリングして、低域フィルタリング逆量子
化周波数ドメイン係数を生成する手段であって、最高周
波数帯域に対応するフィルタ係数の1つが、1に設定さ
れる、手段と、該低域フィルタリング逆量子化周波数ド
メイン係数を変換して、一時的なドメインイメージ画素
値を提供する手段と、を含んでもよい。
【0023】本発明の装置は、前記変換する手段は、離
散コサイン変換プロセッサであってもよい。
【0024】本発明のコンピュータプログラム製品は、
コンピュータ使用可能媒体を含み、該媒体が、その中で
実行される、動画専門家グループ(MPEG)の規格に
適合する映像信号をコンピュータに復号化させるコンピ
ュータ可読プログラムコードを有する、コンピュータプ
ログラム製品であって、MPEG符号化ビットストリー
ムを復号化して、量子化周波数ドメイン係数の複数の各
ブロックを生成する工程と、該量子化周波数ドメイン係
数のブロックを逆量子化して、逆量子化周波数ドメイン
係数のブロックを生成する工程と、該逆量子化周波数ド
メイン係数のブロックの逆変換ミスマッチエラーを補償
して、補償された逆量子化周波数ドメイン係数のブロッ
クを生成する工程と、周波数帯域に対応するフィルタ係
数で、該補償された逆量子化周波数ドメイン係数のブロ
ックをフィルタリングして、低域フィルタリング逆量子
化周波数ドメイン係数値の各ブロックを生成する工程で
あって、該フィルタ係数のうちの1つであって、最高周
波数帯域に対応するフィルタ係数の1つが、1に設定さ
れる、工程と、該低域フィルタリング逆量子化周波数ド
メイン係数のブロックを変換して、一時的なドメインイ
メージ画素値を提供する工程と、を該コンピュータに行
わせることによって、第1の解像度符号化映像信号を第
2の解像度符号化映像信号へと変換する間に発生するミ
スマッチ補償訂正エラーを該コンピュータに補償させ
る、該第2の解像度が該第1の解像度よりも低い製品で
ある。
【0025】本発明のコンピュータプログラム製品は、
前記逆量子化周波数ドメイン係数の逆変換ミスマッチエ
ラーをコンピュータに補償させる前記コンピュータ可読
プログラムコードが、前記補償された周波数ドメイン係
数値の各ブロックが変化したブロックと変化していない
ブロックとの両方を含むように、前記周波数ドメイン係
数値のブロックのうちの一部のみを変化させ、該補償さ
れた周波数ドメイン係数値のブロックをコンピュータに
フィルタリングさせる該コンピュータ可読プログラムコ
ードが、該補償された逆量子化周波数ドメイン係数値の
変化したブロックをフィルタリングする場合にのみ、コ
ンピュータに、前記最高周波数帯域に対応する前記周波
数ドメインフィルタ係数を1に設定させてもよい。
【0026】本発明は、周波数ドメイン係数値に符号化
されたデジタル映像信号を復号化する映像デコーダにお
いて使用する装置を提供する。この装置は、ミスマッチ
制御プロセッサと、周波数帯域に対応するフィルタ係数
を有する周波数ドメインフィルタと、逆周波数ドメイン
変換プロセッサとを備える。ミスマッチ制御プロセッサ
は、周波数ドメイン係数値を受信し、ミスマッチ制御ア
ルゴリズムによって周波数ドメイン係数値を処理して、
処理された周波数ドメイン係数値を生成するように接続
される。周波数ドメインフィルタは、処理された周波数
係数値を受信し、低域フィルタリングされた周波数ドメ
イン係数値を提供する。下方変換が行われる場合、最も
高い周波数帯域に対応する周波数ドメインフィルタ係数
が、少なくとも、ミスマッチ制御プロセッサによって修
正された画像ブロックについて、1に設定される。逆周
波数ドメイン変換プロセッサは、周波数ドメインフィル
タによって提供される出力係数値を空間ドメイン画素に
変換するために周波数ドメインフィルタに接続される。
【0027】前述の概略的な説明および以下の詳細な説
明の両方が、本発明の例示に過ぎず、限定するものでは
ないことが理解されるべきである。
【0028】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照しながら、以下
の詳細な説明を考慮することにより、本発明がより良く
理解される。一般的な慣行として、様々な図面の特徴が
縮尺されていないことに留意されたい。反対に、様々な
特徴の寸法は、明瞭化のため、任意に拡大されたり、縮
小されたりしている。図面には、以下の図が含まれてい
る。
【0029】ある特定の実施形態について示し、説明す
るが、本発明は、示されている細部に限定されるもので
はない。どちらかといえば、本発明から逸脱することな
く、特許請求の範囲の同等物の範囲内で、細部にわたっ
て、様々な改変例が為され得る。
【0030】図1は、Moving Picture
Experts Group(MPEG)符号化および
圧縮システムの例示的な構成を示すブロック図である。
【0031】図1に示すシステムは、画像を構成する全
てのブロックが処理されるまで、ブロックごとに、映像
入力信号の各画像を圧縮する。ブロックは、8×8ピク
セルのグループを含み得、マクロブロックは、16×1
6個のルミネセンスピクセルのグループと、2〜4個の
8×8ブロックのクロミナンスピクセルとを含む。現在
のマクロブロックは、動き推定ブロック22に供給され
て、以前の基準画像に基づいて、動き推定を発生する。
加算回路2は、映像入力信号と、動き補償された予測信
号4との両方を受信するように接続されている。加算回
路2は、現在の映像入力信号画像ブロックと、対応する
動き補償された予測ブロック4との間の違いをピクセル
ごとに判定する。得られる差分ブロック6は、離散コサ
イン変換(DCT)プロセッサ8に結合される。DCT
プロセッサ8は、直交変換処理を差分ブロック6に適用
する。周波数ドメイン変換係数の得られるブロックは、
量子化器10に提供される。量子化器10は、変換係数
のブロックを量子化して、変換係数を表すために用いら
れたビットの数を低減する。可変長符号化器12は、量
子化器10からの量子化された変換係数のブロックを、
ハフマン符号化およびランレングス符号化のような可変
長符号化にかける。符号化された変換係数の得られるブ
ロックは、運動ベクトルと共に、ビットストリームとし
て、出力バッファ14を介してデジタル送信媒体に供給
される。
【0032】出力バッファ14に格納されているビット
の数を示す制御信号は、量子化器10に供給される。量
子化器10は、制御信号に応答して、出力バッファ14
がオーバーフローまたはアンダーフローするのを防ぎ、
また、必要なビット速度を維持するように、量子化工程
サイズを調整する。量子化工程サイズの増大または低減
は、出力バッファ14に供給されるビットの数を、それ
ぞれ、減少または増加させる。
【0033】量子化器10によって提供される量子化さ
れた変換係数のブロックは、また、逆量子化器16に接
続される。逆量子化器16は、量子化器10によって行
われる量子化処理を補償する処理を行う。逆量子化デー
タは、ミスマッチコントロール17にかけられ、得られ
る変換係数のブロックは、逆離散コサイン変換(IDC
T)プロセッサ18に供給され、離散コサイン変換プロ
セッサ8によって行われる直交変換を補償するように処
理することによって、逆に直交変換される。
【0034】得られる復元された空間ドメイン差分ブロ
ックは、加算回路20に接続される。加算回路20は、
また、運動推定、予測、および補償回路22から、現在
の映像入力信号ピクチャブロックについて、運動が補償
された予測ブロック4を受信するように結合される。加
算回路20は、逆離散コサイン変換回路18から復元さ
れた差ブロックピクセルと、運動推定、予測、および補
償回路22からの適合運動補償予測ブロック4とのピク
セルごとの加算を行って、再構築されたピクチャブロッ
クを、運動推定、予測、および補償回路22に提供す
る。
【0035】図2は、下方変換を組み込む、MPEG復
号化および解凍システムの例示的な構成を示すブロック
図である。復号化および解凍システム200のこの実施
形態は、可変長デコーダ(VLD)28、ランレングス
(R/L)デコーダ30、逆量子化器32、IDCTミ
スマッチコントロール33、コントローラ40、および
DCT係数プロセッサ34を含む。図2に示すように、
DCT係数プロセッサ34は、DCTドメインフィルタ
36、および逆離散コサイン変換(IDCT)プロセッ
サ38を含む。下方変換のない復号化および解凍システ
ムの代替的な実施形態において、DCT係数プロセッサ
は、IDCTプロセッサのみを含む。図2には、完全に
するために、下方変換を組み込んだMPEG復号化シス
テムの主な構成要素が示されていることに留意された
い。この復号化プロセッサのより詳細な説明は、継続中
の米国特許出願第09/169,790号に見受けられ
得る。
【0036】デジタルテレビシステムは、視聴者の標準
精製度テレビ(SDTV)モニターに表示される前にフ
ィルタリングおよびダウンサンプリングされる必要があ
る高精細度テレビ(HDTV)信号か、SDTVモニタ
ーに表示され得るSDTV信号のいずれかを受信し得
る。コントローラ40は、DCT係数がダウンサンプリ
ングされ、制御信号62が発生されるかどうか判定す
る。制御信号62は、スイッチ41および45、ならび
にDCT係数プロセッサ34に提供される。例えば、H
DTV信号が受信される場合、スイッチ41が開かれ、
スイッチ45がサンプリングされていないデータを半画
素発生器に提供する(すなわち、スイッチ45は、図2
の上の位置にある)ように、コントローラ40は、制御
信号62を提供する。制御信号62は、また、HDTV
受信中、空間ドメインの変換の前に、DCTドメインに
おいて各ブロックのDCT係数が低域フィルタリングさ
れるように、DCT係数プロセッサ34に提供される。
【0037】SDTV信号が受信される場合、これらの
信号が復号化され、SDTVモニターに表示されるの
で、下方変換またはフィルタリングは必要ない。この場
合、コントローラ40は、スイッチ41が閉じられ、ス
イッチ45が運動ブロックデータを半ピクセル発生器に
提供する(すなわち、スイッチ45は、図2のより低い
位置にある)ように、制御信号62を提供して、ダウン
サンプリングおよびアップサンプリング動作を回避す
る。コントローラ40は、また、DCT係数プロセッサ
34を制御して、SDTV信号を復号化する場合、DC
Tドメインフィルタを回避する。
【0038】プロセッサ34は、また、IDCTミスマ
ッチ制御プロセッサ33をモニタリングして、プロセッ
サ33によってDCT係数のどのブロックが修正される
か、およびどのブロックが修正されないかを判定する。
プロセッサ34は、その後、この情報を用いて、以下に
説明するように、DCTドメインフィルタ36の最高周
波数フィルタ係数の値を制御する。本発明の代替的な実
施形態によって、DCTドメインフィルタ36の最高周
波数フィルタ係数は、ミスマッチ制御プロセッサ33に
よって修正されたブロックをフィルタ36が処理する場
合にのみ、1に設定される。この実施形態のさらなる改
良点として、DCTドメインフィルタの最高周波数フィ
ルタ係数は、修正された係数値F(M、N)を含む修正
されたブロックにおける係数の行を処理する場合のみ、
1に設定される。
【0039】動作中、符号化されたビットストリーム
は、VLD28によって受信され、復号化される。デジ
タルテレビシステムによって用いられるヘッダ情報に加
えて、VLD28は、各ブロックおよびマクロブロッ
ク、ならびに運動ベクトル情報について、ランレングス
符号化DCT係数を提供する。DCT係数は、R/Lデ
コーダ30においてランレングス復号化され、逆量子化
器32によって逆量子化される。
【0040】逆量子化器32は、IDCTミスマッチコ
ントローラ33にDCT係数を提供する。IDCTミス
マッチコントローラ33は、IDCTプロセッサ38に
提供する前に、所定のフィルタ係数値でDCT係数を重
み付けすることによって、周波数ドメインにおいて低域
フィルタリングを行い得るDCTフィルタ36にDCT
係数を提供する。IDCTプロセッサ38は、逆離散コ
サイン変換動作を行うことによって、フィルタリングさ
れたDCT係数を空間ピクセル値に変換する。MPEG
は、IDCTインプリメンテーションの細部を指定しな
い。従って、インプリメンテーションの形態は異なり得
る。この差は、得られたIDCTの値が「整数+0.
5」(例えば、1.5)に近づく場合最も大きくなり得
る。得られたIDCTが最も近い整数に丸められる場
合、得られた値が「整数+0.5」の値より僅かに大き
いだけなので、一方のインプリメンテーションは切り上
げる可能性があり、および得られる値が「整数+0.
5」の値より僅かに小さいだけなので、他方のインプリ
メンテーションは切り捨て得る。このミスマッチは、予
測フレームがより多いと、より大きくなる。ミスマッチ
を低減させるために、MPEGは、IDCTミスマッチ
コントロールを用いる。従って、「整数+0.5」結果
値の起こり得る発生を低減することが所望される。
【0041】図3は、MPEGによる例示的なIDCT
ミスマッチ制御プロセスのフローチャートである。逆量
子化器32が提供するDCT係数は、工程42で、加算
プロセスにかけられる。この加算プロセスは、典型的に
は、8×8DCT係数のブロックにおいて行われる。工
程42の加算プロセスは、以下の式による。
【0042】
【数9】 F(m、n)は、指数mおよびnによって位置付けられ
るDCT係数の二次元マトリクスを表す。Mは、指数m
の最高値であり、Nは、指数nの最高値である。工程4
4で、工程42の加算プロセスによって生成される値が
偶数であるか、奇数であるかが判定される。加算値が奇
数である場合、DCT係数は、逆量子化器32によって
提供されるように、DCT係数プロセッサ34に提供さ
れる。しかし、加算の値が偶数である場合、工程46
で、特定の係数の値F(M、N)が偶数であるか、奇数
であるかが判定される。F(M、N)が偶数である場
合、F(M、N)の値は、工程48で、値{F(M、
N)+1}と置き換えられる。その後、工程52で、置
き換えられた値を有するDCT係数が、DCT係数プロ
セッサ34に提供される。F(M、N)の値が奇数であ
る場合、F(M、N)の値は、工程50で、値{F
(M、N)−1}と置き換えられる。これは、係数F
(M、N)の最下位ビット(LSB)をトグルすること
と同等である。その後、置き換えられた値を有するDC
T係数が、DCT係数プロセッサ34に提供される。
【0043】下方変換が行われる場合、図2に示すDC
T係数プロセッサ34の例示的な実施形態は、DCTド
メインフィルタ36およびIDCTプロセッサ38を備
える。DCTドメインフィルタを用いることの由来およ
び利点は、特許出願第09/169,790号「DOW
N CONVERSION SYSTEM USING
A PRE−DECIMATION FILTER」
に記載されている。簡単にいうと、周波数ドメインにお
いてDCT係数を処理する、DCTドメインフィルタ3
6は、空間ドメインにおいて低域フィルタを実現するこ
とは代替可能である。例えば、空間ドメインにおける低
域フィルタリングは、周波数ドメインにおいて、IDC
Tプロセスを行う前に、DCT係数に係数の重み付けを
掛けることによって達成される。数学的な例において、
空間値x(n)は、以下の式に表される、IDCTプロ
セスによって得られる。
【0044】
【数10】 ただし、k=0についてα(k)=1/2、そうでない
場合は1ここで、1次元のDCTを明瞭にするために示
す。低域フィルタリングを達成するために用いられる重
み付け係数は、空間ドメインにおける低域フィルタイン
パルス応答を周波数ドメインにおける重み付け係数に変
換することによって得られる。これらの重み付け係数
は、以下の式においてH’(k)によって表される。
【0045】
【数11】 ただし、y(n)は、H’(k)を掛けたDCT係数に
対するIDCTプロセスの動作から得られる空間値を表
す。
【0046】フィルタの目的の1つとして、ブロック境
界が見えることを減少させることがある。フィルタが、
空間ピクセル値のブロックに単に適用される場合、フィ
ルタの残留物を充填するには不十分な数の境界を越える
空間ピクセル値によって引き起こされる、ブロック境界
のフィルタリングの変換がある。すなわち、ブロックの
端部での係数値は、N/2タップのみについての値をN
−tapフィルタが有し、残りの値がブロックの境界を
越えるので、適切にフィルタリングされ得ない。ピクセ
ル値を供給する1つの方法として、ブロックのピクセル
値を反射して、処理されたブロックに隣接するピクセル
値の垂直な以前および後続のブロックを形成する方法で
ある。この方法で適用されるフィルタは、「ブロック反
射フィルタ」と呼ばれる。
【0047】以下に、低域フィルタ8がブロックの空間
ピクセル値を入力する水平ブロック反射フィルタを説明
する。入力ブロックのサイズがピクセル値の8×8ブロ
ックマトリクスである場合、水平フィルタリングは、8
ピクセル値の各行に対しブロック反射フィルタを適用す
ることによって行われ得る。ブロックマトリクスの列に
ついてのフィルタ係数を適用することによって、フィル
タリングプロセスが実現され得るか、または、ブロック
マトリクスの行をフィルタリングし、その後、ブロック
マトリクスの列をフィルタリングすることによって、多
次元フィルタリングが達成され得る。
【0048】図4(従来技術)は、タップ値h0〜h14
によって示される15タップ空間フィルタを利用する8
入力ピクセルの反射フィルタについての入力ピクセル値
0〜x7(グループX0)間の対応を示す。入力ピクセ
ルは、グループX0の左側に関して写されることによ
り、グループX1として表され、そしてグループX0の
に関して写されることにより、グループX2として表さ
れる。フィルタの出力ピクセル値は、フィルタタップ値
と対応するピクセル値との15回の乗算の合計である。
図4は、第1および第2の出力ピクセル値についての乗
算の対を示す。
【0049】図5は、本発明による、DCT低域フィル
タの例示的な実施形態のフローチャートである。工程6
0で、下方変換が行われるかどうか判定される。下方変
換が行われる場合、図5においてH(N)で表される、
最も高いDCT構成要素に対応するDCTドメイン低域
フィルタの重みの値(すなわち、フィルタ係数)は、工
程62で、1に置き換えられる。下方変換が行われない
場合、DCTドメイン低域フィルタは、回避される(用
いられない)。DCTドメイン低域フィルタリングは、
工程66で、H(N)の適切な値を用いて、IDCTミ
スマッチコントローラによって提供される得られたDC
T係数について行われる。工程66によって提供される
低域フィルタリングされたデータは、工程68において
逆離散コサイン変換されている。図5は、破線で示した
代替的な工程61を含む。この工程は、工程60で、下
方変換が行われると判定される場合、実行される。工程
61は、現在処理されているDCT係数値の特定のブロ
ックが、IDCTミスマッチプロセッサによって修正さ
れたかどうかを判定する。修正されていた場合、上述の
工程62が、工程61の後に実行される。しかし、ミス
マッチプロセッサによってブロックが修正されていなか
った場合、工程62がスキップされて、修正されていな
いDCTドメインフィルタ係数がフィルタリング工程6
6によって用いられる。
【0050】簡略にするため、1次元の場合について示
すが、DCTフィルタを、水平に、垂直かつ別個に適用
することによって、2次元の場合にも拡張され得る。8
ポイントDCTドメインフィルタの2つの例示的なイン
プリメンテーションは、以下の通りである。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】 上記から分かるように、重み付けは、周波数が大きくな
るにつれ、徐々に低減する。このことは、低域フィルタ
リング処理において典型的である。最も高い周波数にお
いて、重みはゼロに近づく。従って、IDCTミスマッ
チコントロールによって、最も高いDCT係数が以前に
変更された場合、DCTドメインフィルタは、この変化
を不必要にする。これは所望しない効果を、特にいくつ
かの予測フレームを有するフラットなバックグラウンド
で生み出す。IDCTミスマッチコントロールは、各予
測によって蓄積するので、所望されるフラットなバック
グラウンドが、画像が進む一時的に変化する結果とな
る。
【0053】本発明の例示的な実施形態において、下方
変換の間、最高周波数に対応する重み以外の全てのDC
Tドメインフィルタの重みは、変化しないままである。
このような理由の1つとして、IDCTミスマッチコン
トロールの効果を最小化するということがある。すなわ
ち、最高DCT重み付けは、ゼロではなく1である。例
えば、上記のDCTドメインフィルタは、以下のように
変化する。
【0054】
【表3】
【0055】
【表4】 下方変換の間、DCT低域フィルタが用いられて、ダウ
ンサンプリングされたイメージにおいて、エイリアシン
グ歪みを防ぐ。DCTフィルタの重みの変更は、フィル
タの周波数応答を変化させるので、エイリアシングの防
止は影響され得る。最高周波数DCTフィルタ構成要素
を回避することがDCTフィルタのアンチエイリアシン
グ能力に影響を殆ど与えないので、この回避に起因する
任意のエイリアシングは、IDCTミスマッチの影響と
比較すると、より深刻ではない可能性が高い。今日ま
で、上記のテーブルにおいて表したように、DCT低域
フィルタの重みを修正することは、可視エイリアシング
につながらなかった。
【0056】本発明は、汎用コンピュータ用ソフトウェ
アにおいて実現され得る。同様に、ソフトウェアは、デ
ィスク、ディスケット、CD−ROM、DVDROM、
あるいは、無線周波数もしくは音声周波数搬送波等の機
械読み出し可能媒体において実現され得る。
【0057】特定の実施形態を参照しながら、上記で、
例示し、説明してきたが、本発明は、ここで示した細部
に限定されるものではない。逆に、特許請求の範囲の同
等物の範囲内で、本発明の精神から逸脱することなく、
様々な改良が細部において為され得る。
【0058】Moving Picture Expe
rt Group(MPEG)規格に従って符号化され
た映像信号の下方変換および復号化の間のエイリアシン
グを低減するために、離散コサイン変換(DCT)ドメ
インフィルタが、量子化されないDCT係数値に適用さ
れる。また、部分的に、MPEG規格の逆離散変換(I
DCT)動作が実現され得るので、IDCTミスマッチ
制御プロセスが実現される。IDCTミスマッチ制御プ
ロセスおよびDCTドメインフィルタの同時の実現は、
必ずしも最高品位の画質を生成するわけではない。従っ
て、本発明は、下方変換された画像において高品位を維
持するように設計されるロバストなDCTドメインフィ
ルタに関する。DCTドメインフィルタは、最高周波数
帯域に対応するフィルタ係数を1に設定して、IDCT
ミスマッチ動作によって変更された任意の係数値の変更
を防ぐ。
【0059】
【発明の効果】本発明の装置によって、ハイレベル画像
の下方変換時に問題となるIDCTミスマッチの制御を
可能にする。この制御によって高品位の画像を提供する
ことができ、さらにHDTVのコスト削減を実現するた
めに重要度を増している。下方変換によって、メインプ
ロファイル、ハイレベル符号化画像と共に用いられる高
価な高精細度モニターの代わりに、NTSCまたはPA
Lのような、安価な現行のモニターを用いることが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(従来技術)は、動画専門家グループ(M
PEG)符号化および圧縮システムの例示的な構成を示
すブロック図である。
【図2】図2は、下方変換を組み込む、MPEG復号化
および解凍システムのブロック図である。
【図3】図3は、MPEGにおける例示的なIDCTミ
スマッチ制御プロセスを示すフローチャートである。
【図4】図4(従来技術)は、ブロックミラーフィルタ
の第1および第2の出力ピクセル値の乗算の対を示す図
である。
【図5】図5は、本発明による、DCT低域フィルタの
例示的な実施形態のフローチャートである。
【符号の説明】
8 DCTプロセッサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数ドメイン係数値のブロックに符号
    化されたデジタル映像信号を復号化する映像デコーダに
    おいて用いられ、第1の解像度符号化映像信号を第2の
    解像度符号化映像信号へと変換する間に発生する逆変換
    ミスマッチエラーを補償し、該第2の解像度が該第1の
    解像度よりも低い、装置であって、 該周波数ドメイン係数値のブロックを受信し、ミスマッ
    チ制御アルゴリズムによって該周波数ドメイン係数値の
    ブロックを処理して、処理された周波数ドメイン係数値
    の各ブロックを生成するように結合されたミスマッチ制
    御プロセッサと、 複数の周波数帯域にそれぞれ対応する複数の周波数ドメ
    インフィルタ係数を有する周波数ドメインフィルタであ
    って、該周波数ドメインフィルタは、該処理された周波
    数ドメイン係数値のブロックを受信するように結合され
    て、該処理された周波数ドメイン係数値のブロックをフ
    ィルタリングして、低域フィルタリングされた周波数ド
    メイン係数値の各ブロックを提供し、最高周波数帯域に
    対応する周波数ドメインフィルタ係数の1つが、1に設
    定される、周波数ドメインフィルタと、 該周波数ドメインフィルタに結合されて、該低域フィル
    タリングされた周波数ドメイン係数値のブロックを空間
    ドメイン画素に変換する、逆周波数ドメイン変換プロセ
    ッサと、を備える、装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置であって、 前記ミスマッチ制御プロセッサは、前記処理された周波
    数ドメイン係数値のブロックが変化したブロックと変化
    していないブロックとの両方を含むように、該周波数ド
    メイン係数値のブロックのうちの一部のみを変化させ、 前記周波数ドメインフィルタは、制御信号に応答して、
    前記最高周波数帯域に対応する前記周波数ドメインフィ
    ルタ係数を1に選択的に変化させ、 該周波数ドメインフィルタによって現在処理されている
    該処理された周波数ドメイン係数値のブロックが該ミス
    マッチ制御プロセッサによって変化したことを示す、該
    周波数ドメインフィルタ用の該制御信号を発生するコン
    トローラ、をさらに備える、装置。
  3. 【請求項3】 前記映像デコーダは、動画専門家グルー
    プ(MPEG)の規格に適合し、前記周波数ドメイン係
    数値は、離散コサイン変換(DCT)係数値であり、前
    記逆周波数ドメイン変換プロセッサは、逆離散コサイン
    変換(IDCT)である、請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記ミスマッチ制御アルゴリズムが、 【数1】 に従い、ここで、 m=Mおよびn=N以外の全てのmおよびnの値につい
    て、F*(m,n)=F(m,n)であり、 和が偶数値であり、F(N,M)が偶数値である場合、
    *(M,N)=F(N,M)+1であり、 和が偶数値であり、F(N,M)が奇数値である場合、
    *(M,N)=F(N,M)−1であり、ここで、 F(m,n)が、指数mおよびnによって位置付けられ
    る離散コサイン変換(DCT)係数の2次元マトリクス
    であり、 F*(m,n)は、該ミスマッチ制御アルゴリズムをF
    (m,n)に適用することによって得られるDCT係数
    の2次元マトリクスであり、 Mは、指数mの最高値であり、 Nは、指数nの最高値である、請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記周波数ドメインフィルタが、2から
    1への下方変換システム用のアンチエイリアシングフィ
    ルタであって、該下方変換システムが、 【数2】 とほぼ等しい周波数ドメインフィルタ係数を有する、請
    求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記周波数ドメインフィルタが、3から
    1への下方変換システム用のエイリアシング防止フィル
    タであって、該下方変換システムが、 【数3】 とほぼ等しい周波数ドメインフィルタ係数を有する、請
    求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】 動画専門家グループ(MPEG)の規格
    に適合する映像信号を復号化する映像デコーダにおい
    て、第1の解像度符号化映像信号を第2の解像度符号化
    映像信号へと変換する間に発生する逆変換ミスマッチエ
    ラーを補償する、該第2の解像度が該第1の解像度より
    も低い、方法であって、 MPEG符号化ビットストリームを復号化して、量子化
    周波数ドメイン係数の複数のブロックを生成する工程
    と、 該量子化周波数ドメイン係数のブロックを逆量子化し
    て、逆量子化周波数ドメイン係数の各ブロックを生成す
    る工程と、 該逆量子化周波数ドメイン係数のブロックの逆変換ミス
    マッチエラーを補償して、補償された逆量子化周波数ド
    メイン係数の各ブロックを生成する工程と、 各周波数帯域に対応するフィルタ係数で、該補償された
    逆量子化周波数ドメイン係数の各ブロックをフィルタリ
    ングして、低域フィルタリング逆量子化周波数ドメイン
    係数の各ブロックを生成する工程であって、最高周波数
    帯域に対応するフィルタ係数の1つが、1に設定され
    る、工程と、 該低域フィルタリング逆量子化周波数ドメイン係数のブ
    ロックを変換して、一時的なドメイン画像画素値を提供
    する工程と、を包含する、方法。
  8. 【請求項8】 前記逆量子化周波数ドメイン係数の逆変
    換ミスマッチエラーを補償する工程が、前記補償された
    周波数ドメイン係数値の各ブロックが変化したブロック
    と変化していないブロックとの両方を含むように、前記
    周波数ドメイン係数値のブロックのうちの一部のみを変
    化させ、 該補償された周波数ドメイン係数値のブロックをフィル
    タリングする工程が、該補償された周波数ドメイン係数
    値の変化したブロックをフィルタリングする場合にの
    み、前記最高周波数帯域に対応する前記フィルタ係数を
    1に設定する、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記補償する工程が、 【数4】 に従い、ここでm=Mおよびn=N以外の全てのmおよ
    びnの値について、F*(m,n)=F(m,n)であ
    り、 和が偶数値であり、F(N,M)が偶数値である場合、
    *(M,N)=F(N,M)+1であり、 和が偶数値であり、F(N,M)が奇数値である場合、
    *(M,N)=F(N,M)−1であり、ここで、 F(m,n)が、指数mおよびnによって位置付けられ
    る離散コサイン変換(DCT)係数の2次元マトリクス
    であり、 F*(m,n)は、該ミスマッチ制御アルゴリズムをF
    (m,n)に適用することによって得られるDCT係数
    の2次元マトリクスであり、 Mは、指数mの最高値であり、 Nは、指数nの最高値である、請求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 動画専門家グループ(MPEG)の規
    格に適合する映像信号を復号化する映像デコーダにおい
    て、第1の解像度符号化映像信号を第2の解像度符号化
    映像信号へと変換する間に発生するミスマッチ補償訂正
    エラーを補償し、該第2の解像度が該第1の解像度より
    も低い、装置であって、 MPEG符号化ビットストリームを復号化して、量子化
    離散コサイン変換係数を生成する手段と、 該量子化離散コサイン変換係数を逆量子化して、逆量子
    化離散コサイン変換係数を生成する手段と、 該逆量子化周波数ドメイン係数の逆変換ミスマッチエラ
    ーを補償して、補償された逆量子化周波数ドメイン係数
    を生成する手段と、 周波数帯域に対応するフィルタ係数で、該補償された逆
    量子化周波数ドメイン係数をフィルタリングして、低域
    フィルタリング逆量子化周波数ドメイン係数を生成する
    手段であって、最高周波数帯域に対応するフィルタ係数
    の1つが、1に設定される、手段と、 該低域フィルタリング逆量子化周波数ドメイン係数を変
    換して、一時的なドメインイメージ画素値を提供する手
    段と、を含む、装置。
  11. 【請求項11】 前記変換する手段は、離散コサイン変
    換プロセッサである、請求項8に記載の装置。
  12. 【請求項12】 コンピュータ使用可能媒体を含み、該
    媒体が、その中で実行される、動画専門家グループ(M
    PEG)の規格に適合する映像信号をコンピュータに復
    号化させるコンピュータ可読プログラムコードを有す
    る、コンピュータプログラム製品であって、 MPEG符号化ビットストリームを復号化して、量子化
    周波数ドメイン係数の複数の各ブロックを生成する工程
    と、 該量子化周波数ドメイン係数のブロックを逆量子化し
    て、逆量子化周波数ドメイン係数のブロックを生成する
    工程と、 該逆量子化周波数ドメイン係数のブロックの逆変換ミス
    マッチエラーを補償して、補償された逆量子化周波数ド
    メイン係数のブロックを生成する工程と、 周波数帯域に対応するフィルタ係数で、該補償された逆
    量子化周波数ドメイン係数のブロックをフィルタリング
    して、低域フィルタリング逆量子化周波数ドメイン係数
    値の各ブロックを生成する工程であって、該フィルタ係
    数のうちの1つであって、最高周波数帯域に対応するフ
    ィルタ係数の1つが、1に設定される、工程と、 該低域フィルタリング逆量子化周波数ドメイン係数のブ
    ロックを変換して、一時的なドメインイメージ画素値を
    提供する工程と、を該コンピュータに行わせることによ
    って、第1の解像度符号化映像信号を第2の解像度符号
    化映像信号へと変換する間に発生するミスマッチ補償訂
    正エラーを該コンピュータに補償させる、該第2の解像
    度が該第1の解像度よりも低い、コンピュータプログラ
    ム製品。
  13. 【請求項13】 前記逆量子化周波数ドメイン係数の逆
    変換ミスマッチエラーをコンピュータに補償させる前記
    コンピュータ可読プログラムコードが、前記補償された
    周波数ドメイン係数値の各ブロックが変化したブロック
    と変化していないブロックとの両方を含むように、前記
    周波数ドメイン係数値のブロックのうちの一部のみを変
    化させ、 該補償された周波数ドメイン係数値のブロックをコンピ
    ュータにフィルタリングさせる該コンピュータ可読プロ
    グラムコードが、該補償された逆量子化周波数ドメイン
    係数値の変化したブロックをフィルタリングする場合に
    のみ、コンピュータに、前記最高周波数帯域に対応する
    前記周波数ドメインフィルタ係数を1に設定させる、請
    求項12に記載のコンピュータプログラム製品。
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