JP2001282722A - デジタル・コンテンツのアップロード法及びデジタル・コンテンツ配信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】適切な管理の下、短時間で各種のデジタル・コ
ンテンツを配信用サーバにアップロードすることができ
る方法を提供する。 【解決手段】デジタル・コンテンツのアップロード法
は、配信を目的としたデジタル・コンテンツを、端末機
器から通信回線に接続された配信用サーバにアップロー
ドする方法であって、端末機器からの要求に応じて、通
信回線に接続された識別子付与サーバにて該デジタル・
コンテンツを識別するための管理識別子を生成し、通信
回線を経由して該管理識別子を識別子付与サーバから端
末機器へとダウンロードした後、該管理識別子を包含し
た該デジタル・コンテンツを通信回線を経由して配信用
サーバにアップロードする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル・コンテ
ンツのアップロード法及びデジタル・コンテンツ配信装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】インターネット上で音楽を配信する場
合、従来、例えば、音楽家が演奏した楽曲等をデジタル
化し、コンパクトディスク（ＣＤ）やデジタルオーディ
オテープ（ＤＡＴ）、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、ＣＤ−
ＲＷ、ＤＶＤ、ミニディスク（ＭＤ）といった各種の記
録媒体に記録し、配信用サーバを有する配信会社にかか
る記録媒体を送付する。配信会社においては、例えば著
作権管理番号、曲目、クレジット等を楽曲等に付与し、
かかるデジタル化された楽曲等を配信用サーバに格納す
る。ユーザは、例えばプロバイダを経由して配信用サー
バにアクセスし、所望のデジタル化された楽曲等をダウ
ンロードする。即ち、デジタル化された楽曲等はインタ
ラクティブ配信される。デジタル・コンテンツのダウン
ロードにおいては、必要に応じて、ユーザは課金され
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の方法
にあっては、デジタル化された楽曲等が配信用サーバに
格納され、配信に供されるまでに長時間を要するし、煩
雑な作業が伴う。しかも、専ら、楽曲等の配信であっ
て、デジタル化された音声や動画、静止画の配信を行う
ものではなく、適切な管理の下、デジタル化された音声
や動画、静止画の配信を行うシステムが強く要望されて
いる。

【０００４】従って、本発明の目的は、適切な管理の
下、短時間で各種のデジタル・コンテンツを配信用サー
バにアップロードすることができる方法、及び、かかる
方法の実施に適したデジタル・コンテンツ配信装置を提
供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の第１の態様に係るデジタル・コンテンツの
アップロード法は、配信を目的としたデジタル・コンテ
ンツを、端末機器から通信回線に接続された配信用サー
バにアップロードする方法であって、端末機器からの要
求に応じて、通信回線に接続された識別子付与サーバに
て該デジタル・コンテンツを識別するための管理識別子
を生成し、通信回線を経由して該管理識別子を識別子付
与サーバから端末機器へとダウンロードした後、該管理
識別子を包含した該デジタル・コンテンツを通信回線を
経由して配信用サーバにアップロードすることを特徴と
する。

【０００６】上記の目的を達成するための本発明の第１
の態様に係るデジタル・コンテンツ配信装置は、（Ａ）
通信回線を介しての端末機器からの要求に応じて、配信
を目的としたデジタル・コンテンツを識別するための管
理識別子を生成し、該管理識別子を通信回線を介して端
末機器へと送出し、且つ、該管理識別子を記憶する識別
子付与サーバと、（Ｂ）通信回線を経由してアップロー
ドされた該管理識別子を包含した該デジタル・コンテン
ツを格納し、ユーザの要求に応じて、格納された該管理
識別子を包含した該デジタル・コンテンツをユーザに配
信する配信用サーバ、から成ることを特徴とする。

【０００７】上記の目的を達成するための本発明の第２
の態様に係るデジタル・コンテンツのアップロード法
は、配信を目的としたデジタル・コンテンツを、端末機
器から通信回線に接続された配信用サーバにアップロー
ドする方法であって、予め、デジタル・コンテンツの作
成者を識別するための作成者識別子を識別子付与サーバ
に登録しておき、該作成者識別子を包含した該デジタル
・コンテンツを通信回線を経由して配信用サーバにアッ
プロードすることを特徴とする。

【０００８】本発明の第２の態様に係るデジタル・コン
テンツのアップロード法においては、作成者識別子を作
成者側の端末機器にも記憶しておき、作成者識別子を包
含したデジタル・コンテンツを通信回線を経由して配信
用サーバにアップロードする形態とすることもできる
し、端末機器からの要求に応じて、通信回線を経由して
作成者識別子を識別子付与サーバから端末機器へとダウ
ンロードした後、作成者識別子を包含したデジタル・コ
ンテンツを通信回線を経由して配信用サーバにアップロ
ードする形態とすることもできる。

【０００９】更には、本発明の第２の態様に係るデジタ
ル・コンテンツのアップロード法においては、端末機器
からの要求に応じて、通信回線に接続された識別子付与
サーバにてデジタル・コンテンツを識別するための管理
識別子を生成し、通信回線を経由してこの管理識別子を
識別子付与サーバから端末機器へとダウンロードした
後、作成者識別子及び管理識別子を包含したデジタル・
コンテンツを通信回線を経由して配信用サーバにアップ
ロードする形態とすることができる。あるいは又、デジ
タル・コンテンツの配信用サーバへのアップロード完了
後、配信用サーバからのアップロード完了信号を受け取
った識別子付与サーバにおいて、デジタル・コンテンツ
を識別するための管理識別子を生成し、かかる管理識別
子を記憶し、配信用サーバにおいて、通信回線を経由し
てアップロードされた作成者識別子を包含したデジタル
・コンテンツにこの管理識別子を付与し、作成者識別子
及び管理識別子を包含したデジタル・コンテンツを格納
する形態とすることもできる。

【００１０】上記の目的を達成するための本発明の第２
の態様に係るデジタル・コンテンツ配信装置は、（Ａ）
デジタル・コンテンツの作成者を識別するための作成者
識別子を記憶した識別子付与サーバと、（Ｂ）通信回線
を経由してアップロードされた該作成者識別子を包含
し、配信を目的としたデジタル・コンテンツを格納し、
ユーザの要求に応じて、格納された該作成者識別子を包
含した該デジタル・コンテンツをユーザに配信する配信
用サーバ、から成ることを特徴とする。

【００１１】本発明の第２の態様に係るデジタル・コン
テンツ配信装置においては、識別子付与サーバは、通信
回線を介しての端末機器からの要求に応じて、作成者識
別子を通信回線を介して端末機器へと送出する構成とす
ることもできる。

【００１２】また、本発明の第２の態様に係るデジタル
・コンテンツ配信装置においては、識別子付与サーバ
は、通信回線を介しての端末機器からの要求に応じて、
デジタル・コンテンツを識別するための管理識別子を生
成し、この管理識別子を通信回線を介して端末機器へと
送出し、且つ、この管理識別子を記憶し、配信用サーバ
は、通信回線を経由してアップロードされた作成者識別
子及び管理識別子を包含したデジタル・コンテンツを格
納し、ユーザの要求に応じて、格納された作成者識別子
及び管理識別子を包含したデジタル・コンテンツをユー
ザに配信する構成とすることができる。

【００１３】あるいは又、本発明の第２の態様に係るデ
ジタル・コンテンツ配信装置においては、デジタル・コ
ンテンツの配信用サーバへのアップロード完了後、配信
用サーバからのアップロード完了信号を受け取った識別
子付与サーバは、デジタル・コンテンツを識別するため
の管理識別子を生成し、かかる管理識別子を記憶し、且
つ、かかる管理識別子を配信用サーバに送信し、配信用
サーバは、通信回線を経由してアップロードされた作成
者識別子を包含したデジタル・コンテンツにこの管理識
別子を付与し、作成者識別子及び管理識別子を包含した
デジタル・コンテンツを格納し、ユーザの要求に応じ
て、格納された作成者識別子及び管理識別子を包含した
デジタル・コンテンツをユーザに配信する構成とするこ
ともできる。

【００１４】各種の形態・構成を含む本発明の第１の態
様若しくは第２の態様に係るデジタル・コンテンツのア
ップロード法あるいはデジタル・コンテンツ配信装置
（以下、これらを総称して、単に本発明と呼ぶ場合があ
る）においては、デジタル・コンテンツとして、音声、
音楽、動画及び静止画から成る群から選択された少なく
とも１種類のデジタル・コンテンツを挙げることができ
る。即ち、デジタル・コンテンツとして、音声、音楽、
動画、静止画、あるいは、これらの任意の組合せを挙げ
ることができる。デジタル・コンテンツとしての音声と
して、例えば、ミュージシャン、スポーツ選手、ファッ
ションデザイナー、ヘアーデザイナー、画家、作家、ア
ニメータ等の日記の読み上げ、インタビュー、対談、秘
話、ユーザ等からの質問への返答といった各種の肉声を
デジタル化したもの、童話や小説、詩の朗読等をデジタ
ル化したものを挙げることができる。

【００１５】本発明における管理識別子は、デジタル・
コンテンツを識別、峻別できる情報であれば、その形式
は本質的には任意であり、例えば、数字、アルファベッ
ト及び記号、数字並びにアルファベット及び記号の組合
せ、デジタル化された静止画、デジタル化された非可聴
帯域の音から選択された少なくとも１種類を挙げること
ができる。また、本発明の第２の態様に係るデジタル・
コンテンツのアップロード法あるいはデジタル・コンテ
ンツ配信装置における作成者識別子として、数字、アル
ファベット及び記号、数字並びにアルファベット及び記
号の組合せ、デジタル化された作成者の声紋、デジタル
化された作成者の網膜像、デジタル化された静止画、デ
ジタル化された非可聴帯域の音から選択された少なくと
も１種類を挙げることができる。管理識別子及び／又は
作成者識別子として、これらの情報の組合せとすること
もできる。

【００１６】本発明における端末機器として、パーソナ
ルコンピュータ、ワークステーション、携帯電話や携帯
式電子メール端末といった移動体携帯端末、通信手段を
備えたゲーム機、テレビジョン受像器、衛星放送受信
機、ケーブルテレビ（ＣＡＴＶ）用受像機等を例示する
ことができる。

【００１７】通信回線として、インターネット、ＩＳＤ
Ｎ回線を含む電話回線、専用回線、衛星通信回線、ケー
ブルテレビ回線、光ファイバ、無線、あるいは、これら
の組合せ等を挙げることができる。通信回線を介しての
端末機器と配信用サーバとの接続や配信用サーバとの接
続には、所謂プロバイダが介在する形態も含まれる。配
信用サーバ及び識別子付与サーバとしては、通常のコン
ピュータを使用すればよい。配信用サーバ及び識別子付
与サーバを、１つのコンピュータから構成してもよい
し、別々のコンピュータから構成してもよい。管理識別
子の生成、作成者識別子の登録、管理識別子及び／又は
作成者識別子を包含したデジタル・コンテンツの格納は
プログラムに基づき行うことができる。

【００１８】アップロードやダウンロード、端末機器か
らの要求の具体的な方法は、使用する端末機器や通信回
線に依存し、端末機器や通信回線によって規定された方
法で行えばよい。例えば、端末機器としてパーソナルコ
ンピュータを使用し、通信回線としてインターネットを
使用する場合、例えばパーソナルコンピュータ上でＷＷ
Ｗ（World Wide Web）ブラウザを操作し、アクセス手段
としてｈｔｔｐ（Hyper Text Transfer Protocol）を使
用し、ＵＲＬ（Uniform Resource Locator）にアクセス
し、例えばソフトウエアとしてｆｔｐ（File Transfer
Protocol）を用いることで、アップロードやダウンロー
ド、端末機器からの要求を行うことができる。識別子付
与サーバや配信用サーバへは、直接、アクセスしてもよ
いし、プロバイダを経由してアクセスすることもでき
る。アップロードやダウンロード、端末機器からの要求
における端末機器の操作は、作成者自身が行ってもよい
し、作成者以外の第三者が行ってもよい。

【００１９】デジタル・コンテンツとしての音声、音
楽、動画や静止画のデータ・ファイル形式は、本質的に
は任意であるが、例えば、静止画（画像データあるいは
グラフィックス・データ）のデータ・ファイル形式（フ
ォーマット）として、ＪＰＥＧ（Joint Photographic E
xpress Group）、ＢＭＰ（Bit Map）やＤＩＢ（DeviceI
ndependent Bitmap）、ＧＩＦ（Graphics Interchange
Format）、ＴＩＦＦ（Tag Image File Format）、ＰＮ
Ｇ（Portable Network Graphics）、ＦｌａｓｈＰｉ
ｘ、ＶＲＭＬ（Virtual Reality Modeling Language）
を挙げることができる。また、音声や音楽（オーディオ
・データ）のデータ・ファイル形式として、ＭＰＥＧ−
１、ＭＰＥＧ−２、ＭＰＥＧ−４、ＭＰ３（MPEG1/Audi
o Layer 3）、ＡＣＣ、ＡＣ−３、ＡＴＲＡＣ３、Ｔwin
ＶＱ、ＭＩＤＩ、ＳＭＦ（StandardMIDI File）、ＷＡ
ＶＥ、ＡＩＦＦ（Audio Interchange File Format）、
ＡＵ、ＡＤＰＣＭを挙げることができる。更には、動画
（ビデオ・データ）のデータ・ファイル形式として、Ｍ
ＰＥＧ−１、ＭＰＥＧ−２、ＭＰＥＧ−４、Ｈ．２６
１、ＡＶＩ（Audio Video Interleaved Format）、ＡＳ
Ｆ（Advanced Streaming Format）、ＱｕｉｃｋＴｉｍ
ｅムービーファイルを挙げることができる。

【００２０】デジタル・コンテンツに管理識別子及び／
又は作成者識別子を包含させるためには、例えば、デジ
タル・コンテンツを構成する各種のデータの先頭に、上
述したデータから構成された管理識別子あるいは作成者
識別子を表すデータを付加すればよい。あるいは又、デ
ジタル・コンテンツのデータ・ファイル形式として、例
えばＭＰＥＧ−１を用いる場合、ＭＰＥＧ−１は、出力
ビットストリームに対して６つのレイヤから成る階層構
造（ブロック層／マクロブロック層／スライス層／ピク
チャ層／ＧＯＰ層／シーケンス層）を有するので、これ
らの各層の少なくとも１層に管理識別子及び／又は作成
者識別子を埋め込んでもよい。また、デジタル・コンテ
ンツのファイル形式として、例えばＭＰＥＧ−２を用い
る場合、ＭＰＥＧ−２は、出力ビットストリームに対し
て５つのレイヤから成る階層構造（ブロック層／マクロ
ブロック層／スライス層／ピクチャ層／シーケンス層）
を有する。尚、ピクチャ層とシーケンス層との間にＧＯ
Ｐ層を設けることはオプションである。そして、これら
の各層の少なくとも１層に管理識別子及び／又は作成者
識別子を埋め込んでもよい。尚、管理識別子及び／又は
作成者識別子を包含したデジタル・コンテンツを、便宜
上、アップロード・データと呼ぶ。アップロード・デー
タの作成は、例えば、識別子付与サーバからダウンロー
ドしたアップロード・データ作成用プログラムに基づき
行うことができる。

【００２１】管理識別子及び／又は作成者識別子を包含
したデジタル・コンテンツをユーザへ配信する方法は、
周知の方法とすることができる。例えばパーソナルコン
ピュータ上でＷＷＷブラウザを操作し、アクセス手段と
してｈｔｔｐを使用し、ＵＲＬにアクセスし、配信用サ
ーバからダウンロードすることができる。即ち、デジタ
ル・コンテンツはインタラクティブ配信される。尚、配
信用サーバからダウンロードされた管理識別子及び／又
は作成者識別子を包含したデジタル・コンテンツ、ある
いは、配信用サーバにおいてダウンロードし得る状態に
ある管理識別子及び／又は作成者識別子を包含したデジ
タル・コンテンツを、便宜上、ダウンロード・データと
呼ぶ。配信においては、ユーザに課金してもよいし、無
料であってもよいし、ＷＷＷブラウザ上に広告を表示
し、広告主に対して課金してもよい。配信用サーバへ
は、直接、アクセスしてもよいし、プロバイダを経由し
てアクセスすることもできる。あるいは又、デジタル・
コンテンツを販売店を経由して店頭販売する配信形態と
することもできるし、デジタル・コンテンツを番組化
し、地上波放送や衛星放送、ＣＡＴＶ、ラジオを介して
配信してもよい。

【００２２】ユーザ側では、予め、再生用プログラムを
配信用サーバからダウンロードしておき、かかる再生用
プログラムに基づき、例えば、デジタル・コンテンツを
構成するデータ（各種のデジタル・コンテンツを構成す
るデータに管理識別子及び／又は作成者識別子を表すデ
ータが付加されたデータであり、ダウンロード・データ
である）からデジタル・コンテンツを再生すればよい。

【００２３】本発明においては、管理識別子及び／又は
作成者識別子を包含したデジタル・コンテンツを通信回
線を経由して配信用サーバにアップロードすることがで
きるので、デジタル化された音楽や音声、動画、静止画
といった各種のデジタル・コンテンツを、適切な管理
下、即ち、管理識別子及び／又は作成者識別子を包含し
た状態で、短時間にて配信用サーバにアップロードする
ことができる。しかも、管理識別子及び／又は作成者識
別子を包含したデジタル・コンテンツをユーザに配信す
るので、例えば、作成者毎あるいはデジタル・コンテン
ツ毎のユーザへの配信回数を確実に計量することができ
るし、デジタル・コンテンツの追跡調査、例えば不正使
用されているかの調査を確実に行うことができる。

【００２４】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態（以下、実施の形態と略称する）に基づき本発
明を説明する。

【００２５】（実施の形態１）実施の形態１は、本発明
の第１の態様に係るデジタル・コンテンツのアップロー
ド法及びデジタル・コンテンツ配信装置に関する。

【００２６】実施の形態１のデジタル・コンテンツ配信
装置の概念図を図１に示す。このデジタル・コンテンツ
配信装置は、識別子付与サーバ１０と配信用サーバ２０
から構成されている。識別子付与サーバ１０は、例えば
インターネットといった通信回線５０を介しての端末機
器（便宜上、作成者側端末機器３０と呼ぶ）からの要求
に応じて、配信を目的としたデジタル・コンテンツを識
別するための管理識別子を生成し、管理識別子を通信回
線５０を介して作成者側端末機器３０へと送出し、且
つ、生成された管理識別子を記憶する。配信用サーバ２
０は、通信回線５０を経由してアップロードされた管理
識別子を包含したデジタル・コンテンツを格納し、ユー
ザ側端末機器４０からのユーザの要求に応じて、格納さ
れた管理識別子を包含したデジタル・コンテンツをユー
ザに配信する。識別子付与サーバ１０及び配信用サーバ
２０は、従来のコンピュータから構成されている。

【００２７】概略フローを図２に示す実施の形態１のデ
ジタル・コンテンツのアップロード法は、配信を目的と
したデジタル・コンテンツを、作成者側端末機器３０か
ら通信回線５０に接続された配信用サーバ２０にアップ
ロードする方法である。そして、作成者側端末機器３０
からの要求に応じて、通信回線５０に接続された識別子
付与サーバ１０にてデジタル・コンテンツを識別するた
めの管理識別子を生成し、通信回線５０を経由して管理
識別子を識別子付与サーバ１０から作成者側端末機器３
０へとダウンロードした後、管理識別子を包含したデジ
タル・コンテンツを通信回線５０を経由して配信用サー
バ２０にアップロードする。

【００２８】以下、実施の形態１のデジタル・コンテン
ツのアップロード法及びデジタル・コンテンツ配信装置
を、作成者側端末機器３０及びユーザ側端末機器４０と
してパーソナルコンピュータを用い、通信回路５０とし
てインターネットを用いる場合を例にとり、図２を参照
して更に詳しく説明するが、作成者側端末機器３０等は
これらに限定するものではない。また、以下に説明する
その他の実施の形態においても同様である。

【００２９】デジタル・コンテンツをアップロードする
前に、作成者は、デジタル・コンテンツを予め作成して
おく。デジタル・コンテンツの内容としては、音声、音
楽、動画及び静止画から成る群から選択された少なくと
も１種類、即ち、音声、音楽、動画あるいは静止画、若
しくは、これらの任意の組合せとすることができる。デ
ジタル・コンテンツの作成方法は、周知の方法とするこ
とができる。例えば、作成者の音声をデジタル・コンテ
ンツ化する場合には、デジタルオーディオテープ（ＤＡ
Ｔ）やミニディスク（ＭＤ）等に作成者の肉声を録音し
た後、作成者側端末機器３０に備えられたハードディス
クに録音された作成者の肉声を周知の方法で記録すれば
よい。また、デジタル・コンテンツをアップロードする
前に、作成者、あるいは作成者から依頼を受けた第三者
（以下、作成者及びかかる第三者を、総称して作成者等
と呼ぶ）は、識別子付与サーバ１０からアップロード・
データ作成用プログラムをダウンロードしておく。尚、
識別子付与サーバ１０を管理する組織から、フロッピー
ディスクやＣＤ−ＲＯＭに記録されたアップロード・デ
ータ作成用プログラムを入手することもできる。第三者
として、例えば音楽スタジオのスタッフを挙げることが
できる。

【００３０】デジタル・コンテンツを作成した後、ある
いは作成前に、作成者等は、インターネットを用い、例
えばプロバイダを経由して、識別子付与サーバ１０の開
設しているホームページやサイトにアクセスする。そし
て、ホームページやサイト上にて、作成者側端末機器３
０から識別子付与サーバ１０に対して管理識別子の生成
を要求する。識別子付与サーバ１０は、かかる要求に応
じて、デジタル・コンテンツを識別するための管理識別
子を生成し、この管理識別子を通信回線５０を介して作
成者側端末機器３０へと送出する。併せて、この管理識
別子を記憶する。尚、管理識別子は、数字、アルファベ
ット及び記号、数字並びにアルファベット及び記号の組
合せ、デジタル化された静止画、デジタル化された非可
聴帯域の音から選択された少なくとも１種類であり、デ
ジタル・コンテンツに固有の識別子であり、１つのデジ
タル・コンテンツに対して１つの管理識別子が付与さ
れ、重複した管理識別子が付与されることはない。

【００３１】尚、管理識別子の生成に際しては、識別子
付与サーバ１０は、氏名や住所等、作成者を特定するデ
ータを作成者等に入力するように要求し、かかる作成者
を特定するデータを受け取った識別子付与サーバ１０
は、管理識別子と併せて作成者を特定するデータを記憶
しておくことが好ましい。あるいは又、識別子付与サー
バ１０内に、予め作成者データベースを構築しておき、
作成者を特定するデータと、例えば作成者ＩＤを関連付
けておき、管理識別子の生成に際しては、識別子付与サ
ーバ１０は、作成者等に作成者ＩＤを入力するように要
求し、かかる作成者ＩＤを受け取った識別子付与サーバ
１０は、管理識別子と併せて作成者ＩＤを記憶してもよ
い。尚、このような場合には、作成者毎に、１つのデジ
タル・コンテンツに対して１つの管理識別子が付与さ
れ、重複した管理識別子が付与されることはない。

【００３２】管理識別子を識別子付与サーバ１０から作
成者側端末機器３０へとダウンロードした後、作成者等
は、例えば作成者側端末機器３０を使用して、アップロ
ード・データ作成用プログラム（エンコード・プログラ
ム）に基づきアップロード・データ１００を作成する。
アップロード・データ１００（ダウンロード・データで
もあり、場合によってはダウンロード・データ１００と
表現する）を、例えば図３に例示するように、アップロ
ード・データ１００のファイル・サイズを格納し、アッ
プロードやダウンロードにおいてデータに異常が発生し
ていないかを評価するためのチェックサム領域１０１、
作成者名（あるいは作成者ＩＤ）を格納する作成者名格
納領域１０２、デジタル・コンテンツのタイトルを格納
するタイトル格納領域１０３、作曲家、作詞家、編曲者
の氏名といった各種のクレジットを格納するクレジット
格納領域１０４、管理識別子を格納する管理識別子格納
領域１０５、デジタル・コンテンツを格納するデジタル
・コンテンツ格納領域１０６から構成することができる
が、このような構成に限定するものではなく、例えば、
デジタル・コンテンツに携わった作成者以外の人名、デ
ジタル・コンテンツ作成日、収録時間を加えることもで
きる。

【００３３】アップロード・データ１００の作成を完了
した作成者等は、インターネットを用い、例えばプロバ
イダを経由して、配信用サーバ２０の開設しているホー
ムページあるいはサイトにアクセスする。そして、配信
用サーバ２０の指示に基づき、アップロード・データ１
００を配信用サーバ２０にアップロードする。アップロ
ードは、例えば、アップロード・データ作成用プログラ
ムにより行うことができる。

【００３４】配信用サーバ２０においては、通信回線５
０を経由してアップロードされた管理識別子を包含した
デジタル・コンテンツ（例えば、図３に示したアップロ
ード・データ１００でもあり、ダウンロード・データに
も相当する）を格納する。尚、配信用サーバ２０は、デ
ジタル・コンテンツを識別するために、デジタル・コン
テンツ作品番号をデジタル・コンテンツ毎に生成し、あ
るいは、作成者毎であってしかもデジタル・コンテンツ
毎にデジタル・コンテンツ作品番号を生成し、かかるデ
ジタル・コンテンツ作品番号を識別子付与サーバ１０に
送信し、識別子付与サーバ１０はデジタル・コンテンツ
作品番号を管理識別子と併せて記憶しておいてもよい。
あるいは又、配信用サーバ２０は、作成者名格納領域１
０２に格納された作成者名（あるいは作成者ＩＤ）、タ
イトル格納領域１０３に格納されたデジタル・コンテン
ツのタイトル、クレジット格納領域１０４に格納された
各種のクレジットの内の少なくとも１つを識別子付与サ
ーバ１０に送信し、識別子付与サーバ１０は管理識別子
と併せて記憶しておいてもよい。更には、例えば、アッ
プロード・データ作成用プログラムにより、作成者側端
末機器３０から、作成者名格納領域１０２に格納された
作成者名（あるいは作成者ＩＤ）、タイトル格納領域１
０３に格納されたデジタル・コンテンツのタイトル、ク
レジット格納領域１０４に格納された各種のクレジット
の内の少なくとも１つを識別子付与サーバ１０にアップ
ロードし、識別子付与サーバ１０は管理識別子と併せて
記憶しておいてもよい。

【００３５】以上で、デジタル・コンテンツの配信用サ
ーバ２０へのアップロードが完了する。

【００３６】デジタル・コンテンツのユーザへの配信に
おいては、ユーザ側では、予め、再生用プログラム（デ
コード・プログラム）を配信用サーバからダウンロード
しておく。尚、配信用サーバ２０を管理する組織から、
フロッピー（登録商標）ディスクやＣＤ−ＲＯＭに記録
された再生用プログラムを入手することもできる。そし
て、ユーザは、ユーザ側端末機器４０を操作して、イン
ターネットを用い、例えばプロバイダを経由して、配信
用サーバ２０の開設しているホームページあるいはサイ
トにアクセスする。そして、配信用サーバ２０の指示に
基づき、管理識別子を包含したデジタル・コンテンツで
あるアップロード・データ（ダウンロード・データでも
ある）１００を配信用サーバ２０からダウンロードす
る。即ち、デジタル・コンテンツはインタラクティブ配
信される。デジタル・コンテンツのダウンロードにおい
ては、必要に応じて、ユーザは課金される。そして、ユ
ーザ側端末機器４０にダウンロードされたダウンロード
・データ１００を、再生用プログラムによって再生し、
デジタル・コンテンツの内容に応じて、音声や音楽、動
画、静止画をユーザ側端末機器４０において得ることが
できる。

【００３７】ダウンロード・データ１００のダウンロー
ドの際、ユーザに課金する方式とする場合には、ダウン
ロード・データ１００がダウンロードされたとき、配信
用サーバ２０は、識別子付与サーバ１０にダウンロード
・データ１００がダウンロードされた旨の信号（デー
タ）を送信すると同時に、課金システム（図示せず）に
も、ユーザがダウンロード・データ１００をダウンロー
ドした旨の信号（データ）を送信する。課金システム
は、例えば、１ケ月毎にユーザに対して請求、集金業務
を行う。あるいは又、例えば、ユーザのプロバイダへの
接続料金にダウンロード料（ダウンロード・データ１０
０をダウンロードする料金）を加算してもよいし、クレ
ジットカードやプリペイドカード、デビットカードによ
ってダウンロード料金を決済してもよい。一方、識別子
付与サーバ１０においては、例えば、１ケ月毎、デジタ
ル・コンテンツ毎あるいは作成者毎にダウンロード・デ
ータ１００が何回ダウンロードされたかを集計し、作成
者に対して支払いを行う。

【００３８】ダウンロード・データ１００の配信形態は
上記の形態に限定されない。ダウンロード・データ１０
０を販売店を経由して店頭販売する配信形態とすること
もできるし、例えばコンパクトディスク（ＣＤ）やデジ
タルオーディオテープ（ＤＡＴ）、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ
−Ｒ、ＣＤ−ＲＷ、ＤＶＤ、ミニディスク（ＭＤ）とい
った各種の記録媒体にダウンロード・データ１００を記
録した状態で、これらの記録媒体を販売あるいは供給す
る配信形態、書籍や雑誌にダウンロード・データ１００
を含む記録媒体を添付して販売あるいは供給する配信形
態、ダウンロード・データ１００を番組化し、地上波放
送や衛星放送、ＣＡＴＶ、ラジオを介して配信する配信
形態、宣伝・広告媒体を用いた配信形態等とすることも
できる。

【００３９】尚、作成者識別子を予め識別子付与サーバ
に登録しておき、管理識別子を包含したデジタル・コン
テンツをアップロードした後、配信用サーバ２０からの
アップロード完了信号を受け取った識別子付与サーバ１
０は、デジタル・コンテンツの作成者を識別するための
作成者識別子を配信用サーバ２０に送信し、管理識別子
を包含したデジタル・コンテンツにこの作成者識別子を
付与し、作成者識別子及び管理識別子を包含したデジタ
ル・コンテンツを格納する形態とすることもできる。こ
こで、作成者識別子は、次に説明する実施の形態２にお
ける作成者識別子と同様とすればよい。この場合、デー
タ構造は、図８を参照して後述するデータ構造と同様の
構造となる。

【００４０】（実施の形態２）実施の形態２は、本発明
の第２の態様に係るデジタル・コンテンツのアップロー
ド法及びデジタル・コンテンツ配信装置に関する。

【００４１】実施の形態２のデジタル・コンテンツ配信
装置は、基本的には、図１に概念図を示したと同様とす
ることができる。実施の形態２のデジタル・コンテンツ
配信装置も、識別子付与サーバ１０と配信用サーバ２０
から構成されている。識別子付与サーバ１０は、デジタ
ル・コンテンツの作成者を識別するための作成者識別子
を記憶している。また、配信用サーバ２０は、通信回線
５０を経由してアップロードされた作成者識別子を包含
したデジタル・コンテンツを格納し、ユーザの要求に応
じて、格納された作成者識別子を包含したデジタル・コ
ンテンツをユーザに配信する。識別子付与サーバ１０及
び配信用サーバ２０は、従来のコンピュータから構成さ
れている。

【００４２】概略フローを図４に示す実施の形態２のデ
ジタル・コンテンツのアップロード法は、配信を目的と
したデジタル・コンテンツを、作成者側端末機器３０か
ら通信回線５０に接続された配信用サーバ２０にアップ
ロードする方法である。そして、予め、デジタル・コン
テンツの作成者を識別するための作成者識別子を識別子
付与サーバ１０に登録しておき、作成者識別子を包含し
たデジタル・コンテンツを通信回線５０を経由して配信
用サーバ２０にアップロードする。

【００４３】以下、実施の形態２のデジタル・コンテン
ツのアップロード法及びデジタル・コンテンツ配信装置
を、作成者側端末機器３０及びユーザ側端末機器４０と
してパーソナルコンピュータを用い、通信回路５０とし
てインターネットを用いる場合を例にとり、図４を参照
して更に詳しく説明するが、作成者側端末機器３０等は
これらに限定するものではない。

【００４４】作成者識別子の登録方法は、作成者識別子
を声紋とする場合には、作成者の肉声をデジタルオーデ
ィオテープ（ＤＡＴ）やミニディスク（ＭＤ）等の記録
媒体に録音した後、かかる記録媒体と、作成者の氏名や
住所等、作成者を特定するデータとを、識別子付与サー
バ１０を管理する組織に送付し、識別子付与サーバ１０
を管理する組織において、記録媒体に記録された肉声を
声紋化して、作成者を特定するデータと共に、識別子付
与サーバ１０に登録すればよい。作成者識別子を網膜像
とする場合には、作成者の網膜を写したデジタルデータ
を記録した記録媒体と、作成者の氏名や住所等、作成者
を特定するデータとを、識別子付与サーバ１０を管理す
る組織に送付し、識別子付与サーバ１０を管理する組織
において、記録媒体に記録された作成者の網膜をデジタ
ル化して、作成者を特定するデータと共に、識別子付与
サーバ１０に登録すればよい。作成者識別子が、数字、
アルファベット及び記号、数字並びにアルファベット及
び記号の組合せである場合には、識別子付与サーバ１０
を管理する組織において、適切な数字、アルファベット
及び記号、数字並びにアルファベット及び記号の組合せ
を生成し、これらを作成者を特定するデータと共に、識
別子付与サーバ１０に登録すればよい。作成者識別子を
デジタル化された静止画とする場合には、静止画のデジ
タルデータを記録した記録媒体と、作成者の氏名や住所
等、作成者を特定するデータとを、識別子付与サーバ１
０を管理する組織に送付し、識別子付与サーバ１０を管
理する組織において、記録媒体に記録されたデジタル化
された静止画を、作成者を特定するデータと共に、識別
子付与サーバ１０に登録すればよい。作成者識別子をデ
ジタル化された非可聴帯域の音とする場合には、識別子
付与サーバ１０を管理する組織において、適切なデジタ
ル化された非可聴帯域の音を生成し、これを作成者を特
定するデータと共に、識別子付与サーバ１０に登録すれ
ばよい。

【００４５】デジタル・コンテンツをアップロードする
前に、実施の形態１にて説明したと同様に、作成者はデ
ジタル・コンテンツを予め作成しておく。そして、作成
者等は、予め入手しておいた作成者識別子と、作成した
デジタル・コンテンツから、アップロード・データ作成
用プログラム（エンコード・プログラム）に基づきアッ
プロード・データ１１０を作成する。アップロード・デ
ータ１１０を、例えば図５に例示するように、チェック
サム領域１１１、作成者名（あるいは作成者ＩＤ）を格
納する作成者名格納領域１１２、デジタル・コンテンツ
のタイトルを格納するタイトル格納領域１１３、各種の
クレジットを格納するクレジット格納領域１１４、作成
者識別子を格納する作成者識別子格納領域１１６、デジ
タル・コンテンツを格納するデジタル・コンテンツ格納
領域１１７から構成することができるが、このような構
成に限定するものではない。作成者識別子は、数字、ア
ルファベット及び記号、数字並びにアルファベット及び
記号の組合せ、デジタル化された作成者の声紋、デジタ
ル化された作成者の網膜像、デジタル化された静止画、
デジタル化された非可聴帯域の音から選択された少なく
とも１種類であり、デジタル・コンテンツの作成者に固
有の識別子であり、一人のデジタル・コンテンツ作成者
に対して１つの作成者識別子が付与され、重複した作成
者識別子が付与されることはない。

【００４６】アップロード・データ１１０の作成を完了
した作成者等は、インターネットを用い、例えばプロバ
イダを経由して、配信用サーバ２０の開設しているホー
ムページあるいはサイトにアクセスする。そして、実施
の形態１と同様にして、配信用サーバ２０の指示に基づ
き、アップロード・データ１１０を配信用サーバ２０に
アップロードする。

【００４７】配信用サーバ２０においては、通信回線５
０を経由してアップロードされた作成者識別子を包含し
たデジタル・コンテンツ（例えば、図５に示したアップ
ロード・データ１１０）を格納する。尚、配信用サーバ
２０は、デジタル・コンテンツを識別するために、デジ
タル・コンテンツ作品番号をデジタル・コンテンツ毎に
生成し、あるいは、作成者毎であってしかもデジタル・
コンテンツ毎にデジタル・コンテンツ作品番号を生成
し、アップロード・データ１１０にデジタル・コンテン
ツ作品番号を加えて格納し、更には、かかるデジタル・
コンテンツ作品番号を識別子付与サーバ１０に送信し、
識別子付与サーバ１０はデジタル・コンテンツ作品番号
を記憶しておくことが好ましい。

【００４８】以上で、デジタル・コンテンツの配信用サ
ーバ２０へのアップロードが完了する。

【００４９】アップロード・データ若しくはダウンロー
ド・データに含まれる作成者識別子を複数、あるいは複
数種とすることもできる。この場合、複数、あるいは複
数種の作成者識別子を包含するデジタル・コンテンツを
アップロードしてもよいし、あるいは、複数、あるいは
複数種の作成者識別子の内の例えば１つの作成者識別子
を包含するデジタル・コンテンツをアップロードした
後、配信用サーバ２０からのアップロード完了信号を受
け取った識別子付与サーバ１０は、かかる１つの作成者
識別子に基づき作成者識別子を検索して、デジタル・コ
ンテンツの作成者を識別するためのその他の作成者識別
子を配信用サーバ２０に送信し、配信用サーバ２０は、
識別子付与サーバ１０から送信された作成者識別子をデ
ジタル・コンテンツに付与し、複数、あるいは複数種の
作成者識別子を包含したデジタル・コンテンツを格納す
る形態とすることもできる。

【００５０】デジタル・コンテンツのユーザへの配信に
おいては、実施の形態１と同様にして、ユーザ側では、
予め、再生用プログラム（デコード・プログラム）を得
ておく。そして、ユーザは、ユーザ側端末機器４０を操
作して、インターネットを用い、例えばプロバイダを経
由して、配信用サーバ２０の開設しているホームページ
あるいはサイトにアクセスする。そして、配信用サーバ
２０の指示に基づき、作成者識別子を包含したデジタル
・コンテンツであるダウンロード・データ（アップロー
ド・データでもある）１１０を配信用サーバ２０からダ
ウンロードする。即ち、デジタル・コンテンツはインタ
ラクティブ配信される。デジタル・コンテンツのダウン
ロードにおいては、必要に応じて、ユーザは課金され
る。そして、ユーザ側端末機器４０にダウンロードされ
たダウンロード・データを、再生用プログラムによって
再生し、デジタル・コンテンツの内容に応じて、音声や
音楽、動画、静止画をユーザ側端末機器４０において得
ることができる。

【００５１】ダウンロード・データ１１０のダウンロー
ドの際、課金する場合には、実施の形態１にて説明した
と同様の方法とすればよい。また、ダウンロード・デー
タ１１０の配信形態は、実施の形態１にて説明したと同
様の各種の形態とすることができる。

【００５２】尚、概略フローを図６に示すように、作成
者側端末機器３０からの要求に応じて、通信回線５０を
経由して作成者識別子を識別子付与サーバ１０から作成
者側端末機器３０へとダウンロードした後、作成者識別
子を包含したデジタル・コンテンツを通信回線５０を経
由して配信用サーバ２０にアップロードすることもでき
る。作成者識別子の識別子付与サーバ１０への要求、作
成者識別子のダウンロードは、実施の形態１にて説明し
た管理識別子の識別子付与サーバ１０への要求、ダウン
ロードと実質的に同様とすることができるので、詳細な
説明は省略する。

【００５３】（実施の形態３）実施の形態３は、実施の
形態２のデジタル・コンテンツのアップロード法及びデ
ジタル・コンテンツ配信装置の変形に関する。

【００５４】実施の形態３のデジタル・コンテンツ配信
装置においては、識別子付与サーバ１０は、通信回線５
０を介しての作成者側端末機器３０からの要求に応じ
て、配信を目的としたデジタル・コンテンツを識別する
ための管理識別子を生成し、この管理識別子を通信回線
５０を介して作成者側端末機器３０へと送出し、且つ、
この管理識別子を記憶する。配信用サーバ２０は、通信
回線５０を経由してアップロードされた作成者識別子及
び管理識別子を包含したデジタル・コンテンツを格納
し、ユーザの要求に応じて、格納された作成者識別子及
び管理識別子を包含したデジタル・コンテンツをユーザ
に配信する。このような識別子付与サーバ１０及び配信
用サーバ２０の構成は、実施の形態１にて説明した識別
子付与サーバ及び配信用サーバの有する機能と、実施の
形態２にて説明した識別子付与サーバ及び配信用サーバ
２０の有する機能とを、それぞれ、組み合わせたものに
実質的に等しくすることができるので、詳細な説明は省
略する。

【００５５】実施の形態３のデジタル・コンテンツのア
ップロード法においては、概略フローを図７に示すよう
に、作成者側端末機器３０からの要求に応じて、通信回
線５０に接続された識別子付与サーバ１０にてデジタル
・コンテンツを識別するための管理識別子を生成し、通
信回線５０を経由して管理識別子を識別子付与サーバ１
０から作成者側端末機器３０へとダウンロードした後、
作成者識別子及び管理識別子を包含したデジタル・コン
テンツを通信回線５０を経由して配信用サーバ２０にア
ップロードする。具体的には、実施の形態１にて説明し
たデジタル・コンテンツのアップロード法と、実施の形
態２にて説明したデジタル・コンテンツのアップロード
法とを組み合わせればよいので、詳細な説明は省略す
る。

【００５６】尚、アップロード・データ（ダウンロード
・データにも相当する）１１０Ａを、例えば図８に例示
するように、チェックサム領域１１１、作成者名（ある
いは作成者ＩＤ）を格納する作成者名格納領域１１２、
デジタル・コンテンツのタイトルを格納するタイトル格
納領域１１３、各種のクレジットを格納するクレジット
格納領域１１４、管理識別子を格納する管理識別子格納
領域１１５、作成者識別子を格納する作成者識別子格納
領域１１６、デジタル・コンテンツを格納するデジタル
・コンテンツ格納領域１１７から構成することができる
が、このような構成に限定するものではない。

【００５７】概略フローを図９に示すように、作成者側
端末機器３０からの要求に応じて、通信回線５０を経由
して作成者識別子を識別子付与サーバ１０から作成者側
端末機器３０へとダウンロードした後、作成者識別子及
び管理識別子を包含したデジタル・コンテンツを通信回
線５０を経由して配信用サーバ２０にアップロードする
こともできる。作成者識別子及び管理識別子の識別子付
与サーバ１０への要求、作成者識別子及び管理識別子の
ダウンロードは、実施の形態１にて説明した管理識別子
の識別子付与サーバ１０への要求、ダウンロードと実質
的に同様とすることができるので、詳細な説明は省略す
る。

【００５８】（実施の形態４）実施の形態４も、実施の
形態２のデジタル・コンテンツのアップロード法及びデ
ジタル・コンテンツ配信装置の変形に関する。

【００５９】実施の形態４のデジタル・コンテンツ配信
装置においては、デジタル・コンテンツの配信用サーバ
２０へのアップロード完了後、配信用サーバ２０からの
アップロード完了信号を受け取った識別子付与サーバ１
０は、デジタル・コンテンツを識別するための管理識別
子を生成し、かかる管理識別子を記憶し、且つ、かかる
管理識別子を配信用サーバ２０に送信する。一方、配信
用サーバ２０は、通信回線５０を経由してアップロード
された作成者識別子を包含したデジタル・コンテンツに
この管理識別子を付与し、作成者識別子及び管理識別子
を包含したデジタル・コンテンツを格納する。そして、
ユーザの要求に応じて、格納された作成者識別子及び管
理識別子を包含したデジタル・コンテンツをユーザに配
信する。このような識別子付与サーバ１０及び配信用サ
ーバ２０の構成は、実施の形態１にて説明した識別子付
与サーバ及び配信用サーバの有する機能と、実施の形態
２にて説明した識別子付与サーバ及び配信用サーバ２０
の有する機能とを、それぞれ、組み合わせたものと実質
的に同様とすることができるので、詳細な説明は省略す
る。

【００６０】実施の形態４のデジタル・コンテンツのア
ップロード法においては、概略フローを図１０に示すよ
うに、デジタル・コンテンツの配信用サーバ２０へのア
ップロード完了後、配信用サーバ２０からのアップロー
ド完了信号を受け取った識別子付与サーバ１０におい
て、デジタル・コンテンツを識別するための管理識別子
を生成し、かかる管理識別子を記憶する。次いで、配信
用サーバ２０において、通信回線５０を経由してアップ
ロードされた作成者識別子を包含したデジタル・コンテ
ンツにこの管理識別子を付与し、作成者識別子及び管理
識別子を包含したデジタル・コンテンツを格納する。

【００６１】尚、配信用サーバ２０にアップロードされ
るデータは、例えば、図５に示したアップロード・デー
タ１１０と同様とすることができ、最終的に配信用サー
バ２０に格納されるデータ（ダウンロード・データ）
は、例えば図８に例示したアップロード・データ１１０
Ａと同様とすることができるので、詳細な説明は省略す
る。

【００６２】概略フローを図１１に示すように、作成者
側端末機器３０からの要求に応じて、通信回線５０を経
由して作成者識別子を識別子付与サーバ１０から作成者
側端末機器３０へとダウンロードした後、作成者識別子
を包含したデジタル・コンテンツを通信回線５０を経由
して配信用サーバ２０にアップロードすることもでき
る。作成者識別子の識別子付与サーバ１０への要求、作
成者識別子のダウンロードは、実施の形態１にて説明し
た管理識別子の識別子付与サーバ１０への要求、ダウン
ロードと実質的に同様とすることができるので、詳細な
説明は省略する。

【００６３】以上、本発明を、発明の実施の形態に基づ
き説明したが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。アップロード・データの構成、デジタル・コンテン
ツ配信装置等は例示であり、所望に応じて適宜変更する
ことができる。

【００６４】本発明の各種の形態を含む第１の態様ある
いは第２の態様に係るデジタル・コンテンツのアップロ
ード法に基づきアップロードされたアップロード・デー
タがユーザによってダウンロードされた後、ダウンロー
ド・データの追跡調査、例えば、かかるダウンロード・
データが不正使用されているかの調査を確実に行うこと
ができる。具体的には、ダウンロード・データにおい
て、管理識別子格納領域１０５，１１５に格納された管
理識別子及び／又は作成者識別子格納領域１１６に格納
された作成者識別子を調べることによって、ダウンロー
ド・データがアップロード・データであるか否かを調べ
ることができる。

【００６５】場合によっては、デジタル・コンテンツ格
納領域１０６，１１７に格納されたデジタル・コンテン
ツのみから成るデータ・ファイル、あるいは、管理識別
子及び／又は作成者識別子が削除されたダウンロード・
データから成るデータ・ファイルが存在する場合もあろ
う。このような場合には、例えば、デジタル・コンテン
ツが音声や音楽の場合、かかるデータ・ファイルから音
声や音楽の一部に相当するデータを抜き出し、抜き出さ
れたデータを分析して得られる声紋と、識別子付与サー
バに登録されていた作成者識別子である音声とを照合す
ることによって、データ・ファイルのオリジナルがアッ
プロード・データであるか否かを調べることができる。
例えば、デジタル・コンテンツが、作成者が写された動
画や静止画の場合、かかるデータ・ファイルから人の眼
球に相当する部分のデータを抜き出し、抜き出された眼
球における網膜像を分析し、識別子付与サーバに登録さ
れていた作成者識別子である網膜像とを照合することに
よって、データ・ファイルのオリジナルがアップロード
・データであるか否かを調べることができる。

【００６６】

【発明の効果】本発明においては、デジタル化された音
楽や音声、動画、静止画といった各種のデジタル・コン
テンツを、適切な管理下、即ち、管理識別子及び／又は
作成者識別子を包含した状態で、短時間にて、しかも、
煩雑な作業を行うことなく、配信用サーバに容易にアッ
プロードすることができる。しかも、管理識別子及び／
又は作成者識別子を包含したデジタル・コンテンツをユ
ーザに配信するので、デジタル・コンテンツのユーザへ
の配信回数を確実に計量することができるし、デジタル
・コンテンツの追跡調査を確実に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のデジタル・コンテンツ配信装置の概念
図である。

【図２】発明の実施の形態１のデジタル・コンテンツの
アップロード法の概要を示すフロー図である。

【図３】発明の実施の形態１におけるアップロード・デ
ータの概念図である。

【図４】発明の実施の形態２のデジタル・コンテンツの
アップロード法の概要を示すフロー図である。

【図５】発明の実施の形態２におけるアップロード・デ
ータの概念図である。

【図６】発明の実施の形態２のデジタル・コンテンツの
アップロード法の変形例の概要を示すフロー図である。

【図７】発明の実施の形態３のデジタル・コンテンツの
アップロード法の概要を示すフロー図である。

【図８】発明の実施の形態３におけるアップロード・デ
ータの概念図である。

【図９】発明の実施の形態３のデジタル・コンテンツの
アップロード法の変形例の概要を示すフロー図である。

【図１０】発明の実施の形態４のデジタル・コンテンツ
のアップロード法の概要を示すフロー図である。

【図１１】発明の実施の形態４のデジタル・コンテンツ
のアップロード法の変形例の概要を示すフロー図であ
る。

【符号の説明】

１０・・・識別子付与サーバ ２０・・・配信用サーバ ３０・・・作成者側端末機器 ４０・・・ユーザ側端末機器 ５０・・・通信回線 １００，１１０，１１０Ａ・・・アップロード・データ １０１，１１１・・・チェックサム領域 １０２，１１２・・・作成者名格納領域 １０３，１１３・・・タイトル格納領域 １０４，１１４・・・クレジット格納領域 １０５，１１５・・・管理識別子格納領域 １０６，１１７・・・デジタル・コンテンツ格納領域 １１６・・・作成者識別子

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白籏 正彦 東京都渋谷区恵比寿四丁目８番10号 コン フォート恵比寿401号 株式会社プラネッ トアンドマジック内 Ｆターム(参考） 5B085 BG07 CA04 5C064 BA07 BC16 BC18 BD01 BD08 BD09

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】配信を目的としたデジタル・コンテンツ
   を、端末機器から通信回線に接続された配信用サーバに
   アップロードする方法であって、 端末機器からの要求に応じて、通信回線に接続された識
   別子付与サーバにて該デジタル・コンテンツを識別する
   ための管理識別子を生成し、通信回線を経由して該管理
   識別子を識別子付与サーバから端末機器へとダウンロー
   ドした後、該管理識別子を包含した該デジタル・コンテ
   ンツを通信回線を経由して配信用サーバにアップロード
   することを特徴とするデジタル・コンテンツのアップロ
   ード法。
2. 【請求項２】デジタル・コンテンツは、音声、音楽、動
   画及び静止画から成る群から選択された少なくとも１種
   類のデジタル・コンテンツであることを特徴とする請求
   項１に記載のデジタル・コンテンツのアップロード法。
3. 【請求項３】管理識別子は、数字、アルファベット及び
   記号、数字並びにアルファベット及び記号の組合せ、デ
   ジタル化された静止画、デジタル化された非可聴帯域の
   音から選択された少なくとも１種類であることを特徴と
   する請求項１又は請求項２に記載のデジタル・コンテン
   ツのアップロード法。
4. 【請求項４】（Ａ）通信回線を介しての端末機器からの
   要求に応じて、配信を目的としたデジタル・コンテンツ
   を識別するための管理識別子を生成し、該管理識別子を
   通信回線を介して端末機器へと送出し、且つ、該管理識
   別子を記憶する識別子付与サーバと、 （Ｂ）通信回線を経由してアップロードされた該管理識
   別子を包含した該デジタル・コンテンツを格納し、ユー
   ザの要求に応じて、格納された該管理識別子を包含した
   該デジタル・コンテンツをユーザに配信する配信用サー
   バ、から成ることを特徴とするデジタル・コンテンツ配
   信装置。
5. 【請求項５】配信を目的としたデジタル・コンテンツ
   を、端末機器から通信回線に接続された配信用サーバに
   アップロードする方法であって、 予め、デジタル・コンテンツの作成者を識別するための
   作成者識別子を識別子付与サーバに登録しておき、 該作成者識別子を包含した該デジタル・コンテンツを通
   信回線を経由して配信用サーバにアップロードすること
   を特徴とするデジタル・コンテンツのアップロード法。
6. 【請求項６】端末機器からの要求に応じて、通信回線を
   経由して該作成者識別子を識別子付与サーバから端末機
   器へとダウンロードした後、該作成者識別子を包含した
   該デジタル・コンテンツを通信回線を経由して配信用サ
   ーバにアップロードすることを特徴とする請求項５に記
   載のデジタル・コンテンツのアップロード法。
7. 【請求項７】端末機器からの要求に応じて、通信回線に
   接続された識別子付与サーバにてデジタル・コンテンツ
   を識別するための管理識別子を生成し、通信回線を経由
   して該管理識別子を識別子付与サーバから端末機器へと
   ダウンロードした後、前記作成者識別子及び該管理識別
   子を包含した該デジタル・コンテンツを通信回線を経由
   して配信用サーバにアップロードすることを特徴とする
   請求項５又は請求項６に記載のデジタル・コンテンツの
   アップロード法。
8. 【請求項８】デジタル・コンテンツの配信用サーバへの
   アップロード完了後、配信用サーバからのアップロード
   完了信号を受け取った識別子付与サーバにおいて、デジ
   タル・コンテンツを識別するための管理識別子を生成
   し、かかる管理識別子を記憶し、 配信用サーバにおいて、通信回線を経由してアップロー
   ドされた作成者識別子を包含したデジタル・コンテンツ
   に該管理識別子を付与し、作成者識別子及び管理識別子
   を包含したデジタル・コンテンツを格納することを特徴
   とする請求項５又は請求項６に記載のデジタル・コンテ
   ンツのアップロード法。
9. 【請求項９】管理識別子は、数字、アルファベット及び
   記号、数字並びにアルファベット及び記号の組合せ、デ
   ジタル化された静止画、デジタル化された非可聴帯域の
   音から選択された少なくとも１種類であることを特徴と
   する請求項７又は請求項８に記載のデジタル・コンテン
   ツのアップロード法。
10. 【請求項１０】デジタル・コンテンツは、音声、音楽、
    動画及び静止画から成る群から選択された少なくとも１
    種類のデジタル・コンテンツであることを特徴とする請
    求項５乃至請求項９のいずれか１項に記載のデジタル・
    コンテンツのアップロード法。
11. 【請求項１１】作成者識別子は、数字、アルファベット
    及び記号、数字並びにアルファベット及び記号の組合
    せ、デジタル化された作成者の声紋、デジタル化された
    作成者の網膜像、デジタル化された静止画、デジタル化
    された非可聴帯域の音から選択された少なくとも１種類
    であることを特徴とする請求項５乃至請求項１０のいず
    れか１項に記載のデジタル・コンテンツのアップロード
    法。
12. 【請求項１２】（Ａ）デジタル・コンテンツの作成者を
    識別するための作成者識別子を記憶した識別子付与サー
    バと、 （Ｂ）通信回線を経由してアップロードされた該作成者
    識別子を包含し、配信を目的としたデジタル・コンテン
    ツを格納し、ユーザの要求に応じて、格納された該作成
    者識別子を包含した該デジタル・コンテンツをユーザに
    配信する配信用サーバ、から成ることを特徴とするデジ
    タル・コンテンツ配信装置。
13. 【請求項１３】識別子付与サーバは、通信回線を介して
    の端末機器からの要求に応じて、作成者識別子を通信回
    線を介して端末機器へと送出することを特徴とする請求
    項１２に記載のデジタル・コンテンツ配信装置。
14. 【請求項１４】識別子付与サーバは、通信回線を介して
    の端末機器からの要求に応じて、デジタル・コンテンツ
    を識別するための管理識別子を生成し、該管理識別子を
    通信回線を介して端末機器へと送出し、且つ、該管理識
    別子を記憶し、 配信用サーバは、通信回線を経由してアップロードされ
    た作成者識別子及び管理識別子を包含したデジタル・コ
    ンテンツを格納し、ユーザの要求に応じて、格納された
    該作成者識別子及び管理識別子を包含した該デジタル・
    コンテンツをユーザに配信することを特徴とする請求項
    １２又は請求項１３に記載のデジタル・コンテンツ配信
    装置。
15. 【請求項１５】デジタル・コンテンツの配信用サーバへ
    のアップロード完了後、配信用サーバからのアップロー
    ド完了信号を受け取った識別子付与サーバは、デジタル
    ・コンテンツを識別するための管理識別子を生成し、か
    かる管理識別子を記憶し、且つ、かかる管理識別子を配
    信用サーバに送信し、 配信用サーバは、通信回線を経由してアップロードされ
    た作成者識別子を包含したデジタル・コンテンツに該管
    理識別子を付与し、作成者識別子及び管理識別子を包含
    したデジタル・コンテンツを格納し、ユーザの要求に応
    じて、格納された該作成者識別子及び管理識別子を包含
    した該デジタル・コンテンツをユーザに配信することを
    特徴とする請求項１２又は請求項１３に記載のデジタル
    ・コンテンツ配信装置。