JP2001282671A - 障害情報収集装置及び記録媒体及びプログラム - Google Patents

障害情報収集装置及び記録媒体及びプログラム

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JP2001282671A
JP2001282671A JP2001014467A JP2001014467A JP2001282671A JP 2001282671 A JP2001282671 A JP 2001282671A JP 2001014467 A JP2001014467 A JP 2001014467A JP 2001014467 A JP2001014467 A JP 2001014467A JP 2001282671 A JP2001282671 A JP 2001282671A
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Takeshi Kaseda
剛 悴田
Tatsuya Hatori
達也 羽鳥
Toshiaki Hosono
俊明 細野
Akiyuki Sawada
晃幸 澤田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ネットワーク上に分散化されたアプリケーショ
ンプログラムにおいて、障害発生時に適切な障害情報、
保守情報の収集を自動で行えるようにすること。 【解決手段】障害通知処理を組み込んだアプリケーショ
ンプログラムからの情報を収集する情報収集手段12a
を備え、前記情報収集手段12aは、障害が発生したア
プリケーションプログラムからの障害通知を受けた場
合、該受けた障害通知に対応する障害収集処理プログラ
ムを前記障害通知側に送付する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを利
用した配布型アプリケーション、分散オブジェクトシス
テム、サーバ・クライアント型システム等の分散システ
ムにおける障害情報収集装置及び記録媒体及びプログラ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、分散システムにおいて、アプリケ
ーション(アプリケーションプログラム)に障害が発生
した場合、障害の調査は以下の手順により行わなければ
ならなかった。
【0003】1)アプリケーションの利用者(以降、利
用者と称す)は、アプリケーションに障害が発生した旨
をアプリケーションの開発元(以降、開発元と称す)に
連絡する。
【0004】2)開発元は、利用者に障害発生時の動作
状況及びオペレーションを聴取する。
【0005】3)開発元は、利用者からの聴取内容から
障害調査に必要となる情報の採取を利用者に(メール等
の通知手段で)依頼する。
【0006】4)利用者は、情報の採取を行い、採取情
報を開発元に送る。
【0007】5)開発元は、送られてきた採取情報から
障害調査を行う。
【0008】6)開発元が前記5)の採取情報では障害
調査ができない場合、必要となる情報の採取を行うアプ
リケーションを作成し利用者に配布する。
【0009】7)利用者は、配布されたアプリケーショ
ンをインストールし、再度、障害が発生するまで利用す
る。
【0010】8)再度、障害が発生した場合、前記1)
〜5)の手順を踏み障害調査を行う。
【0011】9)開発元は、障害が判明した場合、障害
を修正したアプリケーションを利用者に配布する。
【0012】10)利用者は、障害を修正したアプリケ
ーションをインストールする。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものは、次
のような課題があった。
【0014】1)利用者と開発元の人的工数を必要とし
ていた。
【0015】2)利用者から状況を聴取するため、情報
が正しく伝わらないことがあった。
【0016】3)障害の発生から情報の採取までに時間
を要するため、発生時の情報が紛失している(削除され
ている)場合があった。
【0017】4)情報が不足している場合に、再度同様
の障害が発生するのを利用者に監視させ、情報を収集し
てもらう必要があった。
【0018】5)数多くの手順を踏む必要があったた
め、障害発生から障害修正まで多大の時間を費やすこと
になっていた。
【0019】本発明は、このような従来の課題を解決
し、ネットワーク上に分散化されたアプリケーション
(オブジェクト)において、別途設置された、情報収集
を行うサーバプログラムとの連携により、障害発生時に
適切な障害情報、保守情報の収集を行うことを目的とす
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図1中、1は障害情報収集装置、12aは情
報収集手段、20は格納手段である。本発明は前記従来
の課題を解決するため次のように構成した。
【0021】(1):障害通知処理を組み込んだアプリ
ケーションプログラムからの情報を収集する情報収集手
段12aを備え、前記情報収集手段12aは、障害が発
生したアプリケーションプログラムからの障害通知を受
けた場合、該受けた障害通知に対応する障害収集処理プ
ログラムを前記障害通知側に送付する。
【0022】(2):前記(1)の障害情報収集装置に
おいて、前記障害収集処理プログラムを格納する格納手
段20を備え、前記格納手段20の前記障害収集処理プ
ログラムの追加を可能とする。
【0023】(3):障害通知処理を組み込んだアプリ
ケーションプログラムからアプリケーションプログラム
の障害通知を受けた場合、該受けた障害通知に対応する
障害収集処理プログラムを前記障害通知側に送付する障
害情報収集手順をコンピュータに実行させるためのプロ
グラム及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体とする。
【0024】(作用)前記構成に基づく作用を説明す
る。
【0025】障害通知処理を組み込んだアプリケーショ
ンプログラムからの情報を収集する情報収集手段12a
で、障害が発生したアプリケーションプログラムからの
障害通知を受けた場合、該受けた障害通知に対応する障
害収集処理プログラムを前記障害通知側に送付する。こ
のため、分散化されたアプリケーションプログラムの障
害発生時には、障害の内容を示すコード等に対応する障
害収集処理プログラムを自動で送信でき、アプリケーシ
ョンプログラム利用者側とアプリケーションプログラム
開発元の障害発生時に必要とした障害情報収集のための
人的工数を省くことができる。
【0026】また、障害収集処理プログラムを格納する
格納手段20の障害収集処理プログラムの追加を可能と
する。このため、デフォルトの情報収集処理プログラム
などで、情報が不足している場合には、アプリケーショ
ンプログラムの開発元が調査した後、格納手段の障害収
集処理プログラムを追加、更新することで、再度同様の
障害が発生した場合に、追加、更新した障害収集処理プ
ログラムにより自動的に必要な情報を収集することがで
きる。
【0027】さらに、障害通知処理を組み込んだアプリ
ケーションプログラムからアプリケーションプログラム
の障害通知を受けた場合、該受けた障害通知に対応する
障害収集処理プログラムを前記障害通知側に送付する障
害情報収集手順をコンピュータに実行させるためのプロ
グラム及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体とする。このため、このプログラムをコ
ンピュータにインストールすることで、アプリケーショ
ンプログラム利用者側とアプリケーションプログラム開
発元の障害発生時に必要とした障害情報収集のための人
的工数を省くことができる障害情報収集装置を容易に提
供することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明は、ネットワーク上に分散
化されたアプリケーションにおいて、障害発生時に適切
な障害情報、保守情報を収集するため次のような障害情
報収集手段を備えるものである。
【0029】(1):障害情報収集手段の説明 1)ネットワーク上に情報収集用のサーバを設け、分散
化されたアプリケーションには、そのサーバと連携する
ための障害発生通知処理(プログラム)を組み込む。こ
れにより、障害発生時には、障害発生通知処理より情報
収集サーバに障害の内容を示すコードを送信する。この
ため、アプリケーション利用者とアプリケーション開発
元(サーバ側)の障害発生時に必要とした人的工数を省
くことができる。
【0030】2)障害発生通知を受けた情報収集用のサ
ーバは、障害のコードから適切な情報収集を行うオブジ
ェクト(プログラム)を生成し、通知元にオブジェクト
を送信する。この時、障害のコードからオブジェクトを
生成するためには、サーバ上のデータベースを用いる。
このデータベースに障害のコードが存在しない場合に
は、デフォルトの情報収集オブジェクトを通知する。こ
のため、アプリケーション開発元は、障害のコードによ
り正しい情報を得ることができる情報収集オブジェクト
を通知できる。
【0031】3)障害の発生元は、通知されたオブジェ
クトを実行することにより障害発生直後に自動的に情報
を収集することができる。本オブジェクトには、収集し
た情報をサーバに送信するための処理(プログラム)も
含んでいる。このため、障害の発生から情報の採取まで
の時間を短縮できるため、障害発生時の情報が紛失する
(削除される)のを防止することができる。
【0032】4)デフォルトの情報収集オブジェクトな
どで、情報が不足している場合には、アプリケーション
の開発元が調査した後、サーバのデータベースを更新
(例えば、障害収集用の新しいオブジェクトを作成して
格納)することで、再度同様の障害が発生した場合に、
更新したオブジェクトにより自動的に必要な情報を収集
することができる。
【0033】5)全て自動的に行われ、かつアプリケー
ションの開発元は、情報収集用のサーバから障害情報を
回収することで効率的に障害情報を得ることができる。
このため、障害発生から障害修正までの時間を短縮する
ことができる。
【0034】(2):障害情報収集装置構成の説明 図2は障害情報収集装置構成の説明図であり、図2
(a)はシステム構成の説明、図2(b)はサーバ構成
の説明である。
【0035】図2(a)において、システム構成には、
ネットワーク2に接続されたアプリケーションを配布す
るサーバ1とアプリケーションが動作するクライアント
3、4が設けてある。
【0036】サーバ1は、アプリケーションを配布し、
障害発生時に適切な障害情報、保守情報の収集を行う障
害情報収集装置である。ネットワーク2は、コンピュー
タ同士が接続され、相互に情報交換ができるようにした
情報通信網である。クライアント3、4は、サーバ1か
ら配布されたアプリケーションが動作をするコンピュー
タである。
【0037】図2(b)において、サーバ1には、アプ
リケーション配布サーバ11、管理サーバ12、モジュ
ール、モジュール、モジュールが設けてある。ア
プリケーション配布サーバ11は、WWW(World Wide
Web)サーバ等でありクライアントにアプリケーション
を配布するものである。管理サーバ12は、配布モジュ
ールの管理、決定を行うものである。モジュールは、
通常の障害の情報収集用のプログラム(例えば、デフォ
ルト)である。モジュールは、異常1用のプログラム
である。モジュールは、異常2用のプログラムであ
る。
【0038】なお、モジュール、モジュール、モジ
ュール等は、図示しないデータベース(管理サーバ1
2が管理)に格納されているものであり、各モジュール
は配布後、管理サーバ12に必要に応じて動作状況等を
通知するものである。また、ここでは、アプリケーショ
ンモジュールの配布方法(サーバ)は規定しない、例え
ば、ネットワークを利用した配布、分散オブジェクトシ
ステム、サーバ・クライアント型システム等による配布
方法が利用できる。よって、配布モジュールの通知方法
は、利用する配布サーバのインタフェース(I/F)に
従うものである。
【0039】(3):障害情報収集の動作説明 以下、サーバ1がクライアント3に配布したアプリケー
ションの障害発生時に適切な障害情報、保守情報の収集
を行う障害情報収集の動作を説明する。
【0040】1)あるクライアント3がサーバ1にアプ
リケーション配布を依頼し、配布後クライアント3がア
プリケーションを利用する。
【0041】2)クライアント3がアプリケーション利
用中にアプリケーションの異常を検出する。するとクラ
イアント3のアプリケーションは、サーバ1に対して異
常発生、及び内容に応じた情報を通知する。
【0042】3)配布したアプリケーションから通知を
受けたサーバ1は、その通知内容に応じて配布するアプ
リケーションモジュール(例えばモジュール)を決定
して配布する。そして、この決定したアプリケーション
モジュールを次の配布対象とする。
【0043】なお、アプリケーションモジュールは、動
的に追加する(例えば、新たなモジュール(図2(b)
ではモジュール)を作成し、次の配布対象として追加
する)ことができる。
【0044】4)他のクライアント4よりサーバ1にア
プリケーションの配布要求があったならば、サーバ1
は、配布要求があったアプリケーションと前記3)で決
定したアプリケーションモジュールを配布する。
【0045】このようなアプリケーションモジュールを
配布されたクライアント4では、最初に異常を通知した
クライアント3にて発生した異常に対して有効な動作状
況を採取することができる。
【0046】5)アプリケーションの開発元は、採取さ
れた情報を元に、修正モジュール(修正したアプリケー
ション)を作成し、新たな配布対象とする。
【0047】また、上記4)のような情報収集のアプリ
ケーションモジュールの実行は、クライアントプログラ
ムが行う必要はなく、エージェントシステムのような別
のシステムをクライアントマシン上に配置し、情報収集
作業は別のプログラムが行うようにすることができる。
このような場合には、既存アプリケーションには情報収
集サーバに対して障害情報を送信するインタフェースを
実装するだけで済み、動的に配布されるアプリケーショ
ンモジュールの実行システムは組み込む必要がなくな
る。即ち、クライアントで動作するアプリケーションの
サイズが小さくなり動作が速くなる。そして、情報収集
作業は、エージェントシステムが自動的に行うものであ
る。
【0048】(4):障害発生時のクライアントからサ
ーバへの情報通知の具体的な説明 以下、障害発生時にクライアントからサーバへ通知する
情報及びその形式についての例をあげて説明する。
【0049】:通知する情報の内容の説明 クライアントモジュール(配布アプリケーションを種々
のモジュール(部品)の集まりとする)におけるエラー
コードまたは障害に対応した簡単な説明文を送付するも
のとする。エラーコードは、クライアントモジュールに
おいて障害検出個所を特定できるように以下のように体
系付けを実施するものとする。
【0050】図3は情報通知の具体的な説明図であり、
図3(a)は通知する情報の内容の説明である。図3
(a)において、配布アプリケーションの一部であるモ
ジュールmが示されている。モジュールm内には、複数
の関数(メソッド)m1がある場合がある。また、関数
m1内にさらに細かくチェックをしたい場所(当初から
の予測場所、例えば予め重要であると思われる部分)と
してチェックポイントm2を設ける。そして、モジュー
ルmのモジュール番号を一意に付与し、関数m1の関数
番号を一意に付与し、さらに、チェックポイントm2の
チェックポイント番号を一意に付与する。このような体
系付けを実施することにより、クライアント内で障害発
生個所を特定することが可能となる。
【0051】簡単な説明文とは、システムコールやクラ
イアントライブラリ等の(予め作成されている)プログ
ラムの利用時のエラーに対しては、そのライブラリ名を
含むような文字列のことである。例えば、プログラム
「malloc」の利用時にエラーが発生した場合は、「mall
oc fail 」等とするものである。
【0052】さらに、検出したレベルも付与することも
できる。例えば、このまま処理が続けられる異常(レベ
ルが低い)か処理が続けられない異常(レベルが高い)
等のレベルを付与する。
【0053】:通知する情報の形式の説明 a、サーバ/クライアント間の通信にソケット(Socke
t)を利用する場合の説明。
【0054】図3(b)はソケットの電文形式の説明で
ある。図3(b)において、ソケットの電文形式には、
「電文長(固定長)」、「障害レベル(固定長)」、
「クライアントエラーコード(固定長)」、「説明(可
変長)」が設けてある。
【0055】電文長は、固定長であり、前から後ろまで
の電文の長さを表すものである。障害レベルは、固定長
であり、障害(異常)のレベルを表すものである。クラ
イアントエラーコードは、固定長であり、予め付与され
たモジュール番号、関数番号、チェックポイント番号等
に対応するものである。説明は、可変長であり、障害に
対応した簡単な説明文である。
【0056】b、サーバ/クライアント間の通信にオブ
ジェクトを利用する場合の説明。
【0057】図3(c)はクラスにて通知する場合の説
明である。図3(c)の上部の四角内において、プログ
ラミング言語のひとつである「Java」による定義を
利用すると、通信のオブジェクトには、「public class
ErrorInfo」、「{」、「public int getErrorLebe
l()」、「public int getErrorCode() 」、「public St
ring getErrorString()」、「}」がある。
【0058】「public class ErrorInfo」は、エラー情
報のクラスである。なお、「{」は、メソッドの開始を
表している。「public int getErrorLebel()」は、エラ
ーレベル(障害レベル)取得メソッドを表している。
「public int getErrorCode()」は、エラーコード(ク
ライアントエラーコード)取得メソッドを表している。
「public String getErrorString()」は、エラー文字列
(簡単な説明文)取得メソッドを表している。「}」
は、メソッドの終了を表している。
【0059】なお、図3(c)の下部の四角内は、上部
の四角内のオブジェクトの一般的表記法であり、上部の
四角内と表す内容は同じである。
【0060】(5):サーバが通知内容に応じたアプリ
ケーションモジュールを決定するための具体的な説明 以下、サーバ上におけるデータベースキーマ(管理する
項目の定義)とその利用方法に対する一例を説明する。
【0061】:データベースキーマの説明 a、エラーモジュール管理テーブルの説明 エラーモジュール管理テーブルは、各種情報に応じた配
布モジュールを管理するものである。図4はデータベー
スキーマの説明図であり、図4(a)はエラーモジュー
ル管理テーブルの説明である。
【0062】図4(a)において、エラーモジュール管
理テーブルには、「エラーレベル」、「クライアントエ
ラーコード」、「エラー説明文」、「対応モジュール
(配置場所)」が設けてある。
【0063】「エラーレベル」は、エラーレベルを格納
するものである。「クライアントエラーコード」は、ク
ライアントのエラーコードを格納するものである。「エ
ラー説明文」は、エラー説明文を格納するものである。
「対応モジュール」は、エラー情報に対応したモジュー
ルの配置場所を格納するものである。
【0064】b、エラー通知状況テーブルの説明 エラー通知状況テーブルは、クライアントの状況(障害
が発生しているか否か等)を管理するものである。図4
(b)はエラー通知状況テーブルの説明である。
【0065】図4(b)において、エラー通知状況テー
ブルには、「エラーレベル」、「クライアントエラーコ
ード」、「クライアントアドレス」が設けてある。「エ
ラーレベル」は、エラーレベルを格納するものである。
「クライアントエラーコード」は、クライアントのエラ
ーコードを格納するものである。「クライアントアドレ
ス」は、クライアント識別子であり、クライアントを一
意に識別するためのコード(IPアドレス等)を格納す
るものである。
【0066】:データベースの利用方法の説明 クライアントより異常が通知されると、管理サーバ12
は、エラー通知状況テーブルに対応する情報を格納す
る。その後、管理サーバ12は、エラーレベル、エラー
コードをもってエラーモジュール管理テーブルをサーチ
し、該当するモジュールをクライアントに送付する。
【0067】新たにクライアントから起動要求(配布要
求)を受けた場合には、管理サーバ12は、エラー通知
状況テーブルを参照し、何らかのエラーが既に通知され
ていた場合は、予めエラーモジュール管理テーブルの対
応するモジュールを送付するものとする。
【0068】(6):フローチャートによる説明 :クライアント側のフローチャートの説明 図5はクライアント側のフローチャートである。以下、
図5の処理S1〜処理S8に従って説明する。
【0069】S1:クライアントは、サーバ1にアプリ
ケーション配布の起動要求を送信し、処理S2に移る。
【0070】S2:クライアントは、アプリケーション
のダウンロードを行い、処理S3に移る。
【0071】S3:クライアントは、アプリケーション
に障害が発生したかどうか判断する。この判断で障害が
発生した場合は処理S4に移り、もし発生していない場
合はこの処理を終了する。
【0072】S4:クライアントは、この障害を監視し
ているかどうか判断する。この判断で障害を監視してい
る場合は処理S8に移り、もし監視していない場合は処
理S5に移る。
【0073】S5:クライアントは、サーバ1にアプリ
ケーションの異常発生を通知し、処理S6に移る。
【0074】S6:クライアントは、サーバ1から障害
情報収集用のモジュールのダウンロードを行い処理S7
に移る。
【0075】S7:クライアントは、障害情報の収集を
行い、処理S8に移る。
【0076】S8:クライアントは、障害情報をサーバ
1に送信し、この処理を終了する。
【0077】:サーバ側のフローチャートの説明 図6はサーバ側のフローチャートである。以下、図6の
処理S11〜処理S21を説明する。
【0078】S11:この処理が開始すると、処理S1
1と処理S21間をサーバ1が停止するまで繰り返す。
【0079】S12:サーバ1は、アプリケーション配
布の起動要求を受信したかどうか判断する。この判断で
起動要求を受信した場合は処理S13に移り、もし受信
していない場合は処理S14に移る。
【0080】S13:サーバ1は、起動要求のあったア
プリケーションの配布を行い、この処理を終了する。
【0081】S14:サーバ1は、異常発生通知を受信
したかどうか判断する。この判断で異常発生通知を受信
した場合は処理S15に移り、もし受信していない場合
は処理S19に移る。
【0082】S15:サーバ1は、データベースに障害
(異常)のコードが存在するかどうか判断する。この判
断で障害のコードが存在する場合は処理S16に移り、
もし存在しない場合は処理S17に移る。
【0083】S16:サーバ1は、通知された障害情報
に対応するモジュールの配布を行い、処理S18に移
る。
【0084】S17:サーバ1は、デフォルトのモジュ
ールの配布を行い、処理S18に移る。
【0085】S18:サーバ1は、既存のアプリケーシ
ョンに前記配布したモジュールを含め、この処理を終了
する。なお、既存のアプリケーションに配布したモジュ
ールを含めるのは、他のクライアントにこのアプリケー
ションを配布した時に同様の障害が発生した場合には障
害情報収集を効率よく行えるからである。
【0086】S19:サーバ1は、障害情報を受信した
かどうか判断する。この判断で障害情報を受信した場合
は処理S20に移り、もし受信していない場合はこの処
理を終了する。
【0087】S20:サーバ1は、受信したデータ(障
害情報)をデータベースに保存して、この処理を終了す
る。
【0088】(7):プログラムインストールの説明 アプリケーション配布サーバ11、管理サーバ12、情
報収集手段12a等は、プログラムで構成でき、主制御
部(CPU)が実行するものであり、主記憶に格納され
ているものである。このプログラムは、一般的な、コン
ピュータで処理されるものである。このコンピュータ
は、主制御部、主記憶、ファイル装置、表示装置、キー
ボード等の入力手段である入力装置などのハードウェア
で構成されている。
【0089】このコンピュータに、本発明のプログラム
をインストールする。このインストールは、フロッピ
ィ、光磁気ディスク等の可搬型の記録(記憶)媒体に、
これらのプログラムを記憶させておき、コンピュータが
備えている記録媒体に対して、アクセスするためのドラ
イブ装置を介して、或いは、LAN等のネットワークを
介して、コンピュータに設けられたファイル装置にイン
ストールされる。そして、このファイル装置から処理に
必要なプログラムステップを主記憶に読み出し、主制御
部が実行するものである。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。
【0091】(1):障害通知処理を組み込んだアプリ
ケーションプログラムからの情報を収集する情報収集手
段で、障害が発生したアプリケーションプログラムから
の障害通知を受けた場合、該受けた障害通知に対応する
障害収集処理プログラムを前記障害通知側に送付するた
め、分散化されたアプリケーションプログラムの障害発
生時には、障害の内容を示すコード等に対応する障害収
集処理プログラムを自動で送信でき、アプリケーション
プログラム利用者側とアプリケーションプログラム開発
元の障害発生時に必要とした障害情報収集のための人的
工数を省くことができる。
【0092】(2):障害収集処理プログラムを格納す
る格納手段の障害収集処理プログラムの追加を可能とす
るため、デフォルトの情報収集処理プログラムなどで、
情報が不足している場合には、アプリケーションプログ
ラムの開発元が調査した後、格納手段の障害収集処理プ
ログラムを追加、更新することで、再度同様の障害が発
生した場合に、追加、更新した障害収集処理プログラム
により自動的に必要な情報を収集することができる。
【0093】(3):障害通知処理を組み込んだアプリ
ケーションプログラムからアプリケーションプログラム
の障害通知を受けた場合、該受けた障害通知に対応する
障害収集処理プログラムを前記障害通知側に送付する障
害情報収集手順をコンピュータに実行させるためのプロ
グラム及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体とするため、このプログラムをコンピュ
ータにインストールすることで、アプリケーションプロ
グラム利用者側とアプリケーションプログラム開発元の
障害発生時に必要とした障害情報収集のための人的工数
を省くことができる障害情報収集装置を容易に提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施の形態における障害情報収集装置構成の説
明図である。
【図3】実施の形態における情報通知の具体的な説明図
である。
【図4】実施の形態におけるデータベースキーマの説明
図である。
【図5】実施の形態におけるクライアント側のフローチ
ャートである。
【図6】実施の形態におけるサーバ側のフローチャート
である。
【符号の説明】
1 障害情報収集装置 12a 情報収集手段 20 格納手段
フロントページの続き (72)発明者 細野 俊明 群馬県前橋市問屋町1丁目8番3号 株式 会社富士通ターミナルシステムズ内 (72)発明者 澤田 晃幸 群馬県前橋市問屋町1丁目8番3号 株式 会社富士通ターミナルシステムズ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】障害通知処理を組み込んだアプリケーショ
    ンプログラムからの情報を収集する情報収集手段を備
    え、 前記情報収集手段は、障害が発生したアプリケーション
    プログラムからの障害通知を受けた場合、該受けた障害
    通知に対応する障害収集処理プログラムを前記障害通知
    側に送付することを特徴とした障害情報収集装置。
  2. 【請求項2】前記障害収集処理プログラムを格納する格
    納手段を備え、 前記格納手段の前記障害収集処理プログラムの追加を可
    能とすることを特徴とした請求項1記載の障害情報収集
    装置。
  3. 【請求項3】障害通知処理を組み込んだアプリケーショ
    ンプログラムからアプリケーションプログラムの障害通
    知を受けた場合、該受けた障害通知に対応する障害収集
    処理プログラムを前記障害通知側に送付する障害情報収
    集手順を、コンピュータに実行させるためのプログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  4. 【請求項4】障害通知処理を組み込んだアプリケーショ
    ンプログラムからアプリケーションプログラムの障害通
    知を受けた場合、該受けた障害通知に対応する障害収集
    処理プログラムを前記障害通知側に送付する障害情報収
    集手順を、コンピュータに実行させるためのプログラ
    ム。
JP2001014467A 2000-01-24 2001-01-23 障害情報収集装置及び記録媒体及びプログラム Withdrawn JP2001282671A (ja)

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