JP2001282637A - 印刷装置および印刷装置の環境設定方法および記憶媒体 - Google Patents

印刷装置および印刷装置の環境設定方法および記憶媒体

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JP2001282637A
JP2001282637A JP2000091989A JP2000091989A JP2001282637A JP 2001282637 A JP2001282637 A JP 2001282637A JP 2000091989 A JP2000091989 A JP 2000091989A JP 2000091989 A JP2000091989 A JP 2000091989A JP 2001282637 A JP2001282637 A JP 2001282637A
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JP2000091989A
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Takashi Oya
剛史 大矢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク管理者がインターネットを介し
てネットワーク上に接続される印刷装置宛にメールを送
信するという簡単な構成で、印刷装置に設けられるパネ
ル操作に基づく印刷環境を自在に設定することである。 【解決手段】 ネットワークインタフェース3によりネ
ットワークを介してメールをメール送受信部5が受け取
り、該受け取ったメールの内容をコマンド解析部6がコ
マンドとして解釈し、該解釈したコマンドに基づき、コ
マンド処理部7が印刷装置のパネル操作部8のパネル操
作で設定可能な印刷環境を設定制御する構成を特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク通信
機能に基づきネットワークに接続可能な印刷装置および
印刷装置の環境設定方法および記憶媒体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワーク接続機能をもつ印刷
装置の環境設定は、印刷装置に付属する操作パネルを用
いるか、専用のユーティリティを用いて、ネットワーク
経由で行うのが主流である。最近では、印刷装置にht
tpdを載せて設定用のホームページを提供し、PC上
のWebブラウザを用いて、WWW経由で設定する方法
もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の環境設定方法に
おいて、操作パネルを用いる場合、印刷装置の置かれて
いる場所に設定者が移動し、そこでの操作が必要とな
る。
【0004】一方、専用のユーティリティを用いる場
合、該ユーティリティをパソコン(PC)にインストー
ルする手間、OSに応じた複数の各ユーティリティの提
供の問題がある。
【0005】さらに、ネットワーク上の通信方法を、例
えばルータ経由で通信エラーを起こした場合に回復方法
をよく理解する必要がある。
【0006】一方、WWWを用いた設定では、これらの
問題は解決しているが、WWWを用いた場合、ユーザに
快適な操作環境を提供するためのユーザインタフェース
を作成するにはその開発負荷が大きくなってしまう。
【0007】また、WWWによる設定では、WWW経由
の不正アクセス、不正侵入を阻むための仕組みが堅強に
存在し、ネットワーク経由の設定をWWWで行う場合
は、この仕組みを解除するのに相当の操作負担を強いる
結果となり、印刷装置の環境設定操作が複雑となってし
まう等の問題点があった。
【0008】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の第1の目的は、ネットワーク
を介してメールを受け取り、該受け取ったメールの内容
をコマンドとして解釈し、該解釈したコマンドに基づ
き、前記印刷装置のパネル操作で設定可能な印刷環境を
設定制御することにより、ネットワーク管理者がインタ
ーネットを介してネットワーク上に接続される印刷装置
宛にメールを送信するという簡単な構成で、印刷装置に
設けられるパネル操作に基づく印刷環境を自在に設定す
ることにある。
【0009】また、第2の目的は、受け取ったメールか
ら送信元を解析して保持しておき、解釈したコマンドに
基づく前記制御手段による印刷環境設定結果を示す応答
メールを作成し、該作成された前記応答メールを該保持
されている前記送信元に対して送信することにより、ネ
ットワーク管理者がインターネットを介してネットワー
ク上に接続される印刷装置宛にメールを送信した後、該
メールによる印刷環境の設定結果を該メールの送信元で
あるネットワーク管理者に通知することができ、印刷環
境設定結果を自動的に取得することができる印刷装置お
よび印刷装置の環境設定方法および記憶媒体を提供する
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、ネットワーク通信機能に基づきネットワークに接続
可能な印刷装置であって、前記ネットワークを介してメ
ールを送受する送受手段(図1に示すメール送受信部5
に相当)と、前記送受手段により受け取ったメールの内
容をコマンドとして解釈する解釈手段(図1に示すコマ
ンド解析部6に相当)と、前記解釈手段により解釈した
コマンドに基づき、前記印刷装置のパネル操作で設定可
能な印刷環境を設定制御する制御手段(図1に示すコマ
ンド処理部7に相当)とを有するものである。
【0011】本発明に係る第2の発明は、前記送受手段
が受け取ったメールから送信元を解析して保持する保持
手段(図5に示すメール送受信部55に相当)と、前記
解釈手段により解釈したコマンドに基づく前記制御手段
による印刷環境設定結果を示す応答メールを作成する作
成手段(図5に示すメール作成部511に相当)とを有
し、前記送受手段(図5に示すメール送受信部55に相
当)は、前記作成手段により作成された前記応答メール
を前記保持手段により保持されている前記送信元に対し
て送信するものである。
【0012】本発明に係る第3の発明は、前記メール
は、インターネットメールである。
【0013】本発明に係る第4の発明は、前記印刷装置
は、インターネットへの接続を制限管理するデータ処理
装置を介して前記ネットワークに接続されるものであ
る。
【0014】本発明に係る第5の発明は、ネットワーク
通信機能に基づきネットワークに接続可能な印刷装置の
環境設定方法であって、前記ネットワークを介してメー
ルを送受する送受工程(図4に示すステップS207)
と、前記送受工程により受け取ったメールの内容をコマ
ンドとして解釈する解釈工程(図4に示すステップS2
08〜S219)と、前記解釈工程により解釈したコマ
ンドに基づき、前記印刷装置のパネル操作で設定可能な
印刷環境を設定制御する制御工程(図4に示すステップ
S220)とを有するものである。
【0015】本発明に係る第6の発明は、前記送受工程
が受け取ったメールから送信元を解析して保持する保持
工程(図7に示すステップS610)と、前記解釈工程
により解釈したコマンドに基づく前記制御工程による印
刷環境設定結果を示す応答メールを作成する作成工程
(図7に示すステップS616)とを有し、前記送受工
程(図6に示すステップS617)は、前記作成工程に
より作成された前記応答メールを前記保持工程により保
持されている前記送信元に対して送信するものである。
【0016】本発明に係る第7の発明は、前記メール
は、インターネットメールである。
【0017】本発明に係る第8の発明は、前記印刷装置
は、インターネットへの接続を制限管理するデータ処理
装置を介して前記ネットワークに接続されるものであ
る。
【0018】本発明に係る第9の発明は、ネットワーク
通信機能に基づきネットワークに接続可能な印刷装置
に、前記ネットワークを介してメールを送受する送受工
程(図4に示すステップS207)と、前記送受工程に
より受け取ったメールの内容をコマンドとして解釈する
解釈工程(図4に示すステップS208〜S219)
と、前記解釈工程により解釈したコマンドに基づき、前
記印刷装置のパネル操作で設定可能な印刷環境を設定制
御する制御工程(図4に示すステップS220)とを実
行させるためのプログラムをコンピュータが読み取り可
能な記憶媒体に記録したものである。
【0019】本発明に係る第10の発明は、前記送受工
程が受け取ったメールから送信元を解析して保持する保
持工程(図7に示すステップS610)と、前記解釈工
程により解釈したコマンドに基づく前記制御工程による
印刷環境設定結果を示す応答メールを作成する作成工程
(図7に示すステップS616)と実行させるためのプ
ログラムをコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記
録し、さらに、前記送受工程(図7に示すステップS6
17)は、前記作成工程により作成された前記応答メー
ルを前記保持工程により保持されている前記送信元に対
して送信するものである。
【0020】本発明に係る第11の発明は、前記メール
は、インターネットメールである。
【0021】本発明に係る第12の発明は、前記印刷装
置は、インターネットへの接続を制限管理するデータ処
理装置を介して前記ネットワークに接続されるものであ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
の第1実施形態を示す印刷装置の構成を説明するブロッ
ク図である。
【0023】図において、1は印刷装置本体で、図示し
ないプリンタエンジンを備える、エンジン部は公知であ
るので図示及びその説明を省略する。2はネットワーク
で、印刷装置本体1と図示しないホストコンピュータ等
と所定のプロトコル通信可能に接続する。3はネットワ
ークモジュールで構成されるネットワークインタフェー
スで、ネットワーク2を経由した図示しないホストコン
ピュータあるいは他の印刷装置あるいは複合画像処理装
置との情報の送受を行う。
【0024】4はプロトコル解析部で、ネットワークイ
ンタフェース3から受け取ったデータを解析し、本実施
形態で使用するメール送受用データのみを抽出する。こ
のプロトコル解析部4は、本実施形態で使用するデータ
以外の通信制御用データやファイルアクセス用データ、
印刷用データ等、様々なデータも扱い、各種データに応
じたプロトコルを解析し、適するモジュールヘのデータ
転送を行うが、本実施形態では省略する。なお、本実施
形態では、インターネットメールを処理する例であるた
め、プロトコルとしてPOP(Post Office
Protocol)を利用するものとする。
【0025】5はメール送受信部で、プロトコル解析部
4から受けたメール受信データを、正常なメール用デー
タであるか判断し、メールデータを送信先、送信元、付
属情報、内容情報に分解、また逆にこれら各々の情報か
らメール用データを構成する。6はコマンド解析部で、
メール送受信部5から受けた内容情報を字句解析し、本
印刷装置を設定したり、操作するコマンドに変更する。
【0026】7はコマンド処理部で、コマンド解析部6
で解析されたコマンドを実行するとともに、同時に、パ
ネル操作部8から送られるコマンドも実行する。なお、
パネル操作部8は印刷装置本体1に付属され、ユーザか
らの設定や操作を受け付け、コマンド処理部7へ実行要
求する。9はデバイスコントローラで、印刷装置本体1
におけるエンジン部(本実施形態では、プリンタエンジ
ンであるとものとする)と通信してエンジン制御を行
う。
【0027】10は解析用データ部で、コマンド解析部
6で用いるためのコマンド対応テーブル等が記憶されて
いる。なお、メール送受信部5において、実際にメール
の送受信を管理するためには、相手先ヘメールを送るた
めのアドレス情報、日時情報、再送管理、受信重複処理
等が含まれるが、本実施形態では省略する。
【0028】図2は、図1に示した解析用データ部10
で管理されるコマンドテーブルの一例を示す図であり、
スクリプト文字列と対応コマンドとから構成されている
ものとする。
【0029】図3は、図1に示したメール送受信部5で
処理されるメールの一例を示す図であり、メール中のス
クリプト文字列は、図2に示したスクリプト文字列を含
んでいる場合を示す。
【0030】図4は、本発明に係る印刷装置における第
1のデータ処理手順の一例を示す図である。なお、S2
01〜S220は各ステップを示す。
【0031】先ず、印刷装置本体1が動作を開始すると
(S201)、各モジュールの初期動作後、ネットワー
クインタフェース3はネットワーク2上に流れるネット
ワークデータを監視する。該印刷装置本体1に送られた
データまたはネットワーク2上につながる図示しないネ
ットワーク機器に送られたデータ、さらにグループ分け
されて、該印刷装置本体1が含まれるグループに送られ
たデータをネットワークインタフェース3が受信すると
(S202)、そのデータを取得し(S203)、プロ
トコル解析部4に送る。
【0032】そして、プロトコル解析部4ではそのデー
タを解析し(S204)、メールデータ(メールパケッ
ト)か否かを判断し(S205)メールデータでないと
判断した場合、各プロトコルに応じた処理モジュールヘ
配送することにより、他の処理を敢行して(S20
6)、ステップS202へ戻る。
【0033】一方、ステップS205で、メールデータ
であると判断された場合、受信したデータをメールデー
タとして受信する(S207)。なお、メールデータが
複数の受信データとして分割されている場合、ここで統
合し、1つのメールとして完成させ、データを通信管理
用データと内容データに分離する。
【0034】次に、メールデータ中から内容データを取
り出し(S208)、内容データから行数チェックを行
い、行数が1行あるかどうか(残り行があるかどうか)
を判定し(S209)、文字がまったくない状態、すな
わち1行も記述がないと判定した場合は、ステップS2
02の初期動作に戻る。
【0035】一方、ステップS209で、1行存在する
と判断した場合、該1行を取り出す(S210)。続い
て、そのスクリプト文字列から字句を取り出す(S21
1)。
【0036】なお、本実施形態では、行中に「#」があ
る場合、その文字以降を無視するものとする。
【0037】次に、取り出した字句に有効文字があるか
どうかを判定して(S212)、有効文字がないと判定
した場合、残り行の再チェックのためにステップS20
9に戻る。
【0038】一方、ステップS212で、有効文字があ
ると判定された場合、比較参照のために取り出した字句
を大文字化する(S213)。続いて、図2に示したコ
マンド解析用データを参照コマンド一覧として読み込む
(S214)。
【0039】そして、参照コマンド一覧のスクリプト文
字列と大文字化した文字列とを順次比較し、一致する比
較すべきスクリプト文字列が残っているかどうかを判定
して(S215)、一致する比較すべきスクリプト文字
列が残っていると判定した場合は、その文字列を一覧か
ら取り出し(S216)、比較する(S217)。
【0040】一方、ステップS215で、一致する比較
すべきスクリプト文字列が残っていないと判定した場合
は、対応するコマンドがないとして、ステップS209
へ戻り、次の行の評価を行う。
【0041】一方、ステップS218で、一致する比較
すべきスクリプト文字列が残っていると判定した場合
は、そのスクリプト文字列に対応するコマンドを図2に
示したコマンド対応テーブル中のコマンド一覧から取り
出す(S219)。
【0042】一方、ステップS218で、一致する比較
すべきスクリプト文字列が残っていないと判定した場合
は、ステップS215へ戻り、次のスクリプト文字列を
比較する。
【0043】そして、コマンドを取り出したら、該コマ
ンドをデバイスコントローラ9に送ることで、コマンド
処理を実行し(S220)、ステップS209へ戻る。
【0044】なお、本実施形態において、1行取り出す
方法、字句を取り出す方法、大文字化の方法は一般的に
使われている手法であり、これらの手法についての説明
は省略する。また、本実施形態で使用するスクリプト文
字列との比較方法、および一致の条件は、スクリプト文
字列として示される2つの文字列が、大文字化された1
行データに含まれているか文字列サーチを行い、そして
2つの文字列とも含まれている場合、一致したと判定す
るものとする。
【0045】上記動作説明に従い、図3に示す処理の具
体例は下記の通りである。すなわち、印刷装置本体1が
起動後(S201)、ネットワーク2上からパケットを
取得する(S202,S203)と、プロトコル解析を
行い(S204)、メールパケットであることを判別し
(S205)、内容を取り出す(S207,S20
8)。
【0046】その内容が、例えば図3に示すスクリプト
文字列データであるとする。そのデータから1行目“♯
start script”を取り出し(S209,S
210)、字句解析、すなわち字句データ中に“#”が
あるかの評価をすると(211)、1文字目は“#”で
あるため、1文字目以降の文字を無視する。その結果、
有効文字が無くなり(212)、次の行の評価に移る
(S209)。
【0047】そして、内容データに残り行があるか確認
し(S209)、次の行があるため、次の行データ“l
ock panel”を取り出し(S209,S21
0)、字句解析、すなわち行中に“#”があるかを評価
すると(S211)、当行の字句データ中には“#”が
存在しないため、すべてが有効文字であり、大文字化す
る(S213)。
【0048】この時の字句データは“LOCK PAN
EL”となる。続いて、コマンド一覧を読み込み(S2
14)、参照用スクリプト文字列の1つめを取り出す
(S215,S216)。この文字列は、図2に示すよ
うに“TURN”と“OFF”であり、この2つの文字
列を大文字化した字句データ中にあるかを比較すると
(S217)、一致しないため(S218)、次の比較
のためのスクリプト文字列を探す(S215)。
【0049】そして、未比較スクリプト文字列が存在す
るため、図2に示したテーブル中より次のスクリプト文
字列を取得する。この文字列は、”LOG”と“STA
RT”である。この2つの文字列を取り出して大文字化
した字句データ中にあるか比較すると(S217)、一
致しないため(S218)、次の比較のためのスクリプ
ト文字列を探すと(S215)、未比較スクリプト文字
列があるため、次のスクリプト文字列を取得する。この
動作を繰り返し、図2に示したテーブル中からスクリプ
ト文字列、“PANEL”と“LOCK”を得る。この
2つの文字列が字句データ中にあるか比較すると(S2
17)、両方とも一致するため(S218)、このスク
リプト文字列に対応するコマンドを取り出す(S21
9)。
【0050】この場合のコマンドは、図2に示すよう
に、cmd(panel,1ock)である。このコマ
ンドをコマンド処理部7に送ることで、コマンド処理部
7はパネル操作部8からの入力を禁止する処理を行う。
【0051】引き続き、次の行の評価に移り(S20
9)、内容データに残り行があるか確認すると(S20
9)、次の行があるため、次の行データ“beep o
n”を取り出し(S209,S210)、字句解析を、
前述と同様に行い最終行を処理した時点で、再度、次の
行の評価に移る(S209)。そして、内容データに残
り行があるか確認すると(S209)、次の行がないと
判定されて、処理を終了して、初期動作に戻る(S20
2)。
【0052】本実施形態では、メールの内容から対応す
るコマンドを検索して、デバイス操作を行う例を示した
が、メールの内容そのものがコマンドとしてデバイス操
作を行う方法も可能である。
【0053】また、本実施形態では、コマンド検索の例
として、1行取り出す方法、字句を取り出す方法、大文
字化の方法、スクリプト文字列との比較方法、および一
致の条件等を例示したが、本発明はこの手法にこだわる
ことなく、本発明が意図するように、メールの内容に従
い、印刷装置を操作することが可能な仕組みを持つこと
で、同じ効果を果たす。例えば他の例として、コマンド
を数値として示し、メールの内容を数値化することでも
同様の効果をもたらす。
【0054】さらに、上記実施形態では、印刷装置を操
作するためのコマンドを例示したが、この記述も限定す
ることなく、操作可能な記述形式であれば問題ない。例
えば、機能コードを割り振る方法もあり、またデータメ
モリ中の1ビット単位を制御信号として扱い、各ビット
を変更することで操作を実行する手法も、本実施形態と
同様の効果を示し、本発明の効果を成す。
【0055】また、本実施形態では、メールの内容を1
行ずつ解析して実行する例であるが、すべてを解析後、
実行作業に移行するという一括操作で行う方法もあり、
これも本発明と同様の効果をもたらす。
【0056】〔第2実施形態〕図5は、本発明の第2実
施形態を示す印刷装置の構成を説明するブロック図であ
る。
【0057】図において、51は印刷装置本体、52は
ネットワークで、印刷装置本体51および図示しないホ
ストコンピュータや他の印刷装置,複合画像処理装置等
が所定のプロトコルで通信可能に接続される。
【0058】53はネットワークモジュールで構成され
るネットワークインタフェースで、印刷装置本体51内
に装備され、ネットワーク52を経由した種々の情報の
送受を行う。54はプロトコル解析部で、ネットワーク
インタフェース53から受け取ったデータを解析し、本
実施形態で使用するメール送受用データのみを抽出す
る。
【0059】なお、プロトコル解析部54は、本実施形
態で使用するデータ以外の通信制御用データやファイル
アクセス用データ、印刷用データ等、様々なデータも扱
い、各種データに応じたプロトコルを解析し、適するモ
ジュールヘのデータ転送を行うが、本実施形態において
はその詳細な説明については省略する。
【0060】55はメール送受信部で、プロトコル解析
部54から受けたメール受信データを、正常なメール用
データであるか判断し、メールデータを送信先、送信
元、付属情報、内容情報に分解、また逆にこれら各々の
情報からメール用データを構成する。なお、メール送受
信部55は、ネットワーク52を介して受信したメール
内容をコマンド解析部56に送り、また、メール作成部
511から受け取ったメール内容を送信する。
【0061】また、コマンド解析部56はメール送受信
部55から受けた内容情報を字句解析し、本印刷装置5
1内の環境設定したり、操作するコマンドに変更する。
また、同時に応答用メールを作成するメール作成部51
1にメール内容を転送する。メール作成部511は、メ
ール送受信部55、コマンド実行部57から得たデータ
に基づき、操作結果を示す内容のメールを作成してメー
ル送受信部55へ渡す。メール送受信部55において、
実際にメールの送受信を管理するためには、相手先ペメ
ールを送るためのアドレス情報、日時情報、再送管理、
受信重複処理等が含まれるが、本実施形態ではその説明
については省略する。
【0062】57はコマンド実行部で、コマンド解析部
56で解析されたコマンドを実行し、該コマンドはデバ
イス処理部59に送られ、実際の印刷装置を操作する。
また、コマンド実行部57はデバイス処理部59による
操作結果をデバイス処理部59から受け取り、メール作
成部511に転送する。デバイス処理部59は、印刷装
置本体51の図示しないエンジン部を実際にコントロー
ルする。
【0063】510は解析用データ部で、コマンド解析
部56で用いるコマンドテーブルを保持している。
【0064】なお、コマンド実行部57はパネル操作部
58から送られるコマンドも実行する。また、パネル操
作部58は印刷装置本体51に付属し、ユーザからの印
刷条件等に関する設定や操作を受け付け、コマンド実行
部57へ実行要求する。以下、第1実施形態における図
2に示したコマンド対応テーブルおよび図3に示したメ
ールを受信してスクリプトを実行した際に、その実行結
果に対する応答データを作成してメール送信する処理例
について説明する。
【0065】図6は、図5に示したメール作成部511
で作成される応答データの一例を示す図であり、図3に
示したスクリプト文字列を実行した結果に基づく応答デ
ータに対応し、該応答データはメール作成部511が作
成する。
【0066】図7は、本発明に係る印刷装置における第
2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、S601〜S619は各ステップを示す。
【0067】先ず、図5に示した印刷装置本体51が動
作を開始すると(S601)、各モジュールの初期動作
後、ネットワークインタフェース53はネットワーク5
2上に流れるネットワークデータを監視する。
【0068】そして、印刷装置本体51に送られたデー
タまたはネットワーク52上につながる図示しない各種
のネットワーク機器に送られたデータ、さらにグループ
分けされて、印刷装置本体51が含まれるグループに送
られたデータをネットワークインタフェース53が受信
すると(602)、その受信したデータを取得し(S6
03)、プロトコル解析部54に送る。
【0069】プロトコル解析部54ではそのデータを解
析し(S604)、該受信したデータがメールデータか
否かを判断し(S605)、メールデータでないと判断
した場合、各プロトコルに応じた処理モジュールヘ配送
することにより、他の処理を実行して(S606)、ス
テップS602へ戻る。
【0070】一方、ステップS605で、メールデータ
であると判断した場合、メールとして受信する(S60
7)。なお、この際、メールデータが複数の受信データ
として分割されている場合、ここで統合し、1つのメー
ルとして完成させ、データを通信管理用データと内容デ
ータに分離するものとする。
【0071】このようして、メール受信を完了すると、
応答処理を完了するまで、メールを受けないように、メ
ール受信処理を停止する(S608)。次に、受信した
メールを分解し(S609)、発信元アドレスを保持す
る(S610)。続いて、内容データを取り出し(S6
11)、コマンド解析部56へ渡す(S612)。その
後、メール停止を時間経過による解除を行うため、図示
しないタイマを起動する(S613)。
【0072】次に、メール作成部511からメール内容
の受け取りを示す応答メールを受け取ったかどうかを判
定し(S614)、応答メールを受け取っていないと判
定した場合は、タイマがタイムアウトしたかどうかタイ
マの監視により判定し(S615)、タイマアウトが発
生していないと判定した場合は、ステップS614へ戻
り、タイマアウトが発生したと判定した場合は、タイマ
をクリアした後(S618)、メール受信を再開して
(S619)、受信動作に戻る(S602)。
【0073】一方、ステップS614で、応答用メール
を受け取ったと判定した場合は、格納してある送信元ア
ドレスを相手先アドレスとして、送信メールを作成し
(S616)、メールの送信を行う(S617)。その
後、タイマをクリアし(S618)、メール受信を再開
して(S619)、受信動作に戻る(S602)。
【0074】図8は、本発明に係る印刷装置における第
3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、図5に示したメール作成部511がメール送受信部
55からメール内容を取得した際のデータ処理手順に対
応する。なお、S701〜S720は各ステップを示
す。
【0075】先ず、コマンド解析部56はメール送受信
部55から内容データを受け取ると(S701)、印刷
装置本体51に対して初期化を行い、応答用のデータ作
成のためメール作成部511の初期化を行う(S70
2)。
【0076】本実施形態では、図6に示すデータ例の1
行目“#result of operation”の
文字列を持つデータ列を作成する。
【0077】続いて、メール送受信部55から受け取っ
た内容データの行数チェックを行い、1行あるかどうか
を確認し(S703)、文字がまったくない状態、すな
わち1行も記述がないと判定した場合、応答用データを
メール作成部511に転送する(S704)。
【0078】一方、ステップS703で、1行存在する
と判断した場合は、データを1行分取り出し(S70
5)、該取り出した行データをメール作成部511に送
り、応答用データに追加する(S706)。
【0079】続いて、行データから字句を取り出す(S
707)。本実施形態では、行中に「#」がある場合、
その文字以降を無視するものとする。このため、取り出
した字句が有効文字であるかどうかを判定し(S70
8)、取り出した字句が有効文字でないと判定した場合
は、ステップS703に戻り、残り行の再チェックを行
う。
【0080】一方、ステップS708で、取り出した字
句が有効文字であると判定した場合は、比較参照のため
に取り出した字句を大文字化する(S709)。続い
て、図2に示したテーブル中のコマンド解析用データを
参照コマンド一覧として読み込んで(S710)、参照
コマンド一覧のスクリプト文字列と大文字化した字句と
を順次比較すべきスクリプト文字列が残っているかどう
かを判定し(711)、順次比較すべきスクリプト文字
列が残っていないと判定した場合は、メール作成部51
1に対してエラー情報を送り、ステップ(720)で、
エラー結果情報を作成して応答用データに追加して、ス
テップS720へ進む。
【0081】一方、ステップ(711)で、順次比較す
べきスクリプト文字列が残っていると判定した場合は、
その文字列をテーブル中の一覧から取り出し(S71
2)、該取り出した文字列と大文字化した字句とを順次
比較して(S113)、一致するかどうかを判定し(S
714)、一致しないと判定した場合には、ステップS
711へ戻り、一致すると判定した場合は、そのスクリ
プト文字列に対応するコマンドをコマンド一覧から取り
出す(S715)。
【0082】そして、取り出したコマンドをデバイス処
理部59に送ることで、コマンド処理を行う(S71
6)。
【0083】次に、コマンド処理の結果をデバイス処理
部59から取得し(S717)、その結果に従い、応答
用結果情報を作成して(S718)、該作成した応答用
結果情報をメール作成部511に送り、応答用データに
追加する(S719)。そして、その後、再度、内容デ
ータに未処理の残り行がないか確認するため、ステップ
(S703)へ戻る。
【0084】一方、ステップS703で、残り行がない
と判定した場合は、メール作成部511,メール送受信
部55に応答用データを転送して、処理を終了する(S
704)。
【0085】以下、上記図7,図8に示す手順に従う場
合の具体的なデータ処理について説明する。
【0086】印刷装置本体51が動作を開始し(S60
1)、図4に示すデータを含むパケットを取得したら
(S602,S603)、プロトコル解析部54に送
る。プロトコル解析部54ではそのプロトコルを解析し
(S604)、メールデータか否かを判断し(S60
5)、メールと判別して受信する(S607)。
【0087】そして、メール受信を完了すると、応答処
理を完了するまで、メールを受けないように、メール受
信処理を停止する(S608)。そして、受信したメー
ルを分解し(S609)、発信元アドレスを保持する
(S610)。続いて、内容データを取り出し(S61
1)、コマンド解析部56へ渡す(S612)。その内
容は、図3に示すデータである。
【0088】次に、コマンド解析部56はメール送受信
部55から内容データを受け取ると(S701)、メー
ル作成部511に対して初期化を行い、応答用のデータ
の初期化を行う(S702)。
【0089】本実施形態では、図8に示すデータ列の1
行目“#result of operation.<
LF>”の文字列を持つデータ列を作成する。続いて、
メール送受信部55から受けた内容データに対して未処
理行があるか確認し(S703)、1行目“#star
t script<LF>を取り出し(S705)、取
り出した行データをメール作成部511に送り、応答用
データに追加する(S706)。
【0090】メール作成部511のもつ応答用データ
は、”#result of operation.<
LF>#start script<LF>”となる。
続いて、字句解析、すなわち字句データ中に“#”があ
るか評価する(S707)。すると、1文字目は“#”
であるため、1文字目以降の文字を無視する。その結
果、有効文字がなくなり(S708)、次の行の評価に
移る(S702)。
【0091】そして、内容データに残り行があるか確認
し(S703)、次の行があるため、次の行データ“l
ock panel”を取り出し(S705)、取り出
した行データをメール作成部511に送るとともに、字
句解析を行う(S707)。この時、メール作成部51
1のもつ応答用データは、“#result ofop
eration.<LF>#start script
<LF> lockpanel<LF>”となる。
【0092】この場合、字句データ中に“#”はないた
め、すべてが有効文字であり、大文字化する(S70
9)。このときの字句データは“LOCK PANE
L”となる。
【0093】続いて、図2に示したコマンド解析用デー
タを参照コマンド一覧として読み込む(S710)。そ
して、参照用スクリプト文字列の1つめを取り出す(S
711,S713)。この文字列は、“TURN”と
“OFF”である。この2つの文字列が字句データ中に
あるか比較すると(S714)、一致しないため、ステ
ップS711へ戻り、次の比較のためのスクリプト文字
列を探す(S711)。そして、未比較スクリプト文字
列があると判断されて、次のスクリプト文字列を取得す
る。この文字列は、”LOG”と“START’であ
る。この2つの文字列が字句データ中にあるか比較しす
ると(S714)、ステップS711へ戻り、一致しな
いため、次の比較のためのスクリプト文字列を探す(S
711)。そして、未比較スクリプト文字列があると判
断されて、次のスクリプト文字列を取得する。この動作
を繰り返し、スクリプト文字列、“PANEL”と“L
OCK”を得る。
【0094】この2つの文字列が字句データ中にあるか
どうかを比較すると(S714)、両方とも一致するた
め、このスクリプト文字列に対応するコマンドを取り出
す(S715)。このコマンドはcmd(panel,
lock)である。
【0095】そして、該コマンドを取り出すと、そのコ
マンドをデバイス処理部59に送ることで、コマンド処
理を行う(S716)。
【0096】デバイス処理部59はパネル操作部58か
らの入力を禁止する処理を行う。コマンド処理の正常終
了結果をデバイス処理部59から取得したら(S71
7)、対応する応答用結果情報“−−>set”をメー
ル作成部511に送り、応答用データに追加する(S7
18,S719)。
【0097】この時のメール作成部511のもつ応答用
データは“# result ofoperatio
n.<LF>#start script<LF> l
ock panel−−>set<LF>”となる。
【0098】そして、引き続く次の行の評価に移る(S
703)。内容データに残り行があるか確認し(S70
3)、次の行があるため、次の行データ“beep o
n”を取り出し(S705)、取り出した行データをメ
ール作成部511に送るとともに、字句解析を前述同様
に行う。この時のメール作成部511のもつ応答用デー
タは“#result of operation.<
LF>#startscript<LF> 1ock
panel<LF>−−>set<LF>beep o
n<LF>”となる。
【0099】同様の処理を繰り返し、最終行を処理した
時点で、再度、次の行の評価に移る(S703)。内容
データに残り行があるか確認し(S703)、残り行が
ないため、メール作成部511の応答用データの処理に
移り、メール作成部511は応答用データをメール送受
信部55に送る(S704)。この時のデータは図6に
示した応答データとなる。
【0100】そして、メール送受信部55はメール作成
部511から応答用メールを受け取ると(S614)、
格納してある送信元アドレスを相手先アドレスとして、
送信メールを作成し(S616)、メールの送信を行う
(S617)。その後、タイマをクリアし(S61
8)、メール受信を再開して(S619)、受信動作に
戻る(S602)。
【0101】本実施形態では、デバイス処理部59の動
作結果の具体例、動作結果に対する応答用データの文字
列の対応方法については説明を省略したが、これらの処
理は特記すべき情報でなく、動作結果が数値で示される
場合は、数値に対応する文字列リストを作成して、その
文字列を返したりする方法で、簡単に実現可能である。
【0102】また、第1実施形態同様、本実施形態で
も、メールの内容そのものがコマンドとしてデバイス操
作を行う方法も可能である。また、1行取り出す方法、
字句を取り出す方法、大文字化の方法、スクリプト文字
列との比較方法、および一致の条件等を例示したが、こ
の手法にこだわることなく、本発明の意図する、メール
の内容に従い、印刷装置を操作することが可能な仕組み
を持つことで、同じ効果を果たす。
【0103】上記実施形態によれば、ネットワーク通信
機能を有しネットワークに接続する印刷装置において、
メールを受け取り、メール内に記載されているコマンド
列を解析し、解析したコマンド列に従って、印刷装置の
設定または操作処理を行うので、ネットワーク経由でネ
ットワーク接続された印刷装置の設定や操作を可能にす
る。これにより、メールシステムを備えたPCからコマ
ンド列を記述したメールを該印刷装置に送ることで、設
定または操作が可能となり、専用ユーティリティをイン
ストールする手間やネットワーク通信方法を理解する手
間を回避でき、またネットワーク通信におけるセキュリ
ティの問題も、メールシステムに依存して、メールが通
るネットワークならば、問題なく処理を遂行できる。
【0104】また、上記実施形態によれば、受け取った
メールの送信元を解析して保持しておき、メール中のコ
マンド列の実行結果をメールの送信形態に形成したら、
保持しているメール送信元に送り返すことが可能とな
る。
【0105】これにより、コマンド処理実行結果をメー
ル送信者すなわちオペレータが認識でき、設定や操作の
処理結果を理解することが可能となる。もし何らかの問
題により、ネットワーク通信が不能であった場合の対
応、例えばネットワーク管理者へのメールの送信不能通
知といった対応を速やかに行うことが可能となる。
【0106】以下、図9に示すメモリマップを参照して
本発明に係る印刷装置を適用可能な印刷システムで読み
出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明す
る。
【0107】図9は、本発明に係る印刷装置を適用可能
な印刷システムで読み出し可能な各種データ処理プログ
ラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図で
ある。
【0108】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0109】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0110】本実施形態における図4,図7,図8に示
す機能が外部からインストールされるプログラムによっ
て、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。
そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリや
FD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介し
て外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力
装置に供給される場合でも本発明は適用されるものであ
る。
【0111】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0112】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0113】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,C
D−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリ
カード,ROM,EEPROM等を用いることができ
る。
【0114】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0115】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
〜第12の発明によれば、ネットワーク通信機能に基づ
きネットワークに接続可能な印刷装置であって、前記ネ
ットワークを介してメールを送受信する送受手段と、前
記送受手段により受け取ったメールの内容をコマンドと
して解釈する解釈手段と、前記解釈手段により解釈した
コマンドに基づき、前記印刷装置のパネル操作で設定可
能な印刷環境を設定制御する制御手段とを有するので、
ネットワーク管理者がインターネットを介してネットワ
ーク上に接続される印刷装置宛にメールを送信するとい
う簡単な構成で、印刷装置に設けられるパネル操作に基
づく印刷環境を自在に設定することができる。
【0117】また、前記送受手段が受け取ったメールか
ら送信元を解析して保持する保持手段と、前記解釈手段
により解釈したコマンドに基づく前記制御手段による印
刷環境設定結果を示す応答メールを作成する作成手段と
を有し、前記送受手段は、前記作成手段により作成され
た前記応答メールを前記保持手段により保持されている
前記送信元に対して送信するので、ネットワーク管理者
がインターネットを介してネットワーク上に接続される
印刷装置宛にメールを送信した後、該メールによる印刷
環境の設定結果を該メールの送信元であるネットワーク
管理者に通知することができ、印刷環境設定結果を自動
的に取得することができる。
【0118】従って、インターネットによるメール送信
により、管理者が意図する印刷環境設定およびその管理
を自在に行える等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す印刷装置の構成を
説明するブロック図である。
【図2】図1に示した解析用データ部で管理されるコマ
ンドテーブルの一例を示す図である。
【図3】図1に示したメール送受信部で処理されるメー
ルの一例を示す図である。
【図4】本発明に係る印刷装置における第1のデータ処
理手順の一例を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示す印刷装置の構成を
説明するブロック図である。
【図6】図5に示したメール作成部で作成される応答デ
ータの一例を示す図である。
【図7】本発明に係る印刷装置における第2のデータ処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る印刷装置における第3のデータ処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る印刷装置を適用可能な印刷システ
ムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納す
る記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
1 印刷装置本体 2 ネットワーク 3 ネットワークインタフェース 4 プロトコル解析部 5 メール送受信部 6 コマンド解析部 7 コマンド処理部 8 パネル操作部 9 デバイスコントローラ 10 解析用データ部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク通信機能に基づきネットワ
    ークに接続可能な印刷装置であって、 前記ネットワークを介してメールを送受する送受信手段
    と、 前記送受手段により受け取ったメールの内容をコマンド
    として解釈する解釈手段と、 前記解釈手段により解釈したコマンドに基づき、前記印
    刷装置のパネル操作で設定可能な印刷環境を設定制御す
    る制御手段と、を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記送受信手段が受け取ったメールから
    送信元を解析して保持する保持手段と、 前記解釈手段により解釈したコマンドに基づく前記制御
    手段による印刷環境設定結果を示す応答メールを作成す
    る作成手段とを有し、 前記送受手段は、前記作成手段により作成された前記応
    答メールを前記保持手段により保持されている前記送信
    元に対して送信することを特徴とする請求項1記載の印
    刷装置。
  3. 【請求項3】 前記メールは、インターネットメールで
    あることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記印刷装置は、インターネットへの接
    続を制限管理するデータ処理装置を介して前記ネットワ
    ークに接続されることを特徴とする請求項1記載の印刷
    装置。
  5. 【請求項5】 ネットワーク通信機能に基づきネットワ
    ークに接続可能な印刷装置の環境設定方法であって、 前記ネットワークを介してメールを送受する送受信工程
    と、 前記送受信工程により受け取ったメールの内容をコマン
    ドとして解釈する解釈工程と、 前記解釈工程により解釈したコマンドに基づき、前記印
    刷装置のパネル操作で設定可能な印刷環境を設定制御す
    る制御工程と、を有することを特徴とする印刷装置の環
    境設定方法。
  6. 【請求項6】 前記送受信工程が受け取ったメールから
    送信元を解析して保持する保持工程と、 前記解釈工程により解釈したコマンドに基づく前記制御
    工程による印刷環境設定結果を示す応答メールを作成す
    る作成工程とを有し、 前記送受信工程は、前記作成工程により作成された前記
    応答メールを前記保持工程により保持されている前記送
    信元に対して送信することを特徴とする請求項5記載の
    印刷装置の環境設定方法。
  7. 【請求項7】 前記メールは、インターネットメールで
    あることを特徴とする請求項5記載の印刷装置の環境設
    定方法。
  8. 【請求項8】 前記印刷装置は、インターネットへの接
    続を制限管理するデータ処理装置を介して前記ネットワ
    ークに接続されることを特徴とする請求項5記載の印刷
    装置の環境設定方法。
  9. 【請求項9】 ネットワーク通信機能に基づきネットワ
    ークに接続可能な印刷装置に、 前記ネットワークを介してメールを送受する送受工程
    と、 前記送受工程により受け取ったメールの内容をコマンド
    として解釈する解釈工程と、 前記解釈工程により解釈したコマンドに基づき、前記印
    刷装置のパネル操作で設定可能な印刷環境を設定制御す
    る制御工程とを実行させるためのプログラムを記録した
    コンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  10. 【請求項10】 前記送受工程が受け取ったメールから
    送信元を解析して保持する保持工程と、 前記解釈工程により解釈したコマンドに基づく前記制御
    工程による印刷環境設定結果を示す応答メールを作成す
    る作成工程とを有し、 前記送受工程は、前記作成工程により作成された前記応
    答メールを前記保持工程により保持されている前記送信
    元に対して送信することを特徴とする請求項9記載の記
    憶媒体。
  11. 【請求項11】 前記メールは、インターネットメール
    であることを特徴とする請求項9記載の記憶媒体。
  12. 【請求項12】 前記印刷装置は、インターネットへの
    接続を制限管理するデータ処理装置を介して前記ネット
    ワークに接続されることを特徴とする請求項9記載の印
    刷装置の記憶媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7195408B2 (en) 2004-02-13 2007-03-27 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming system allowing facilitated print setting free from errors
US7773246B2 (en) 2004-10-08 2010-08-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Printing system and image forming device for printing electronic document and printing method thereof

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