JP2001282289A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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JP2001282289A
JP2001282289A JP2000089980A JP2000089980A JP2001282289A JP 2001282289 A JP2001282289 A JP 2001282289A JP 2000089980 A JP2000089980 A JP 2000089980A JP 2000089980 A JP2000089980 A JP 2000089980A JP 2001282289 A JP2001282289 A JP 2001282289A
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JP
Japan
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frame
encoded data
speed control
bit stream
control signal
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JP2000089980A
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English (en)
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Yoshiaki Sawada
慶昭 澤田
Shuji Miyasaka
修二 宮阪
Takeshi Norimatsu
武志 則松
Mineo Tsushima
峰生 津島
Tomokazu Ishikawa
智一 石川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可変ビットレート符号化方式を用いてデータを
フレーム単位で符号化したデータを、フレーム単位で読
み飛ばし処理し、安定した高速再生を行う。 【解決手段】入力バッファ110に格納されたビットス
トリームの符号化データに対し、読み出し手段120が
読み出し処理または読み飛ばし処理を行い、読み出し手
段120での符号化データ消費量Qに応じて、入力バッ
ファ110へ符号化データが転送される。読み出し手段
120は、速度制御手段140から出力される速度制御
信号によって制御される。速度制御手段140は、再生
速度設定手段150により設定された再生速度Fと、読
み出し手段120での符号化データ消費量Qとに応じ
て、読み出し手段120が1フレーム分の符号化データ
を処理する毎に、速度制御信号を読み飛ばし処理を支持
する「真」または読み出し処理を支持する「偽」を出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮された信号を
再生する再生装置に関し、特に、所定の時間間隔ごとに
フレーム化された各フレーム信号を可変ビットレート符
号化方式により符号化したビットストリームを読み飛ば
し処理することによって高速再生が可能である再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音楽信号などのデータをフレーム
単位で符号化して、フレーム単位で読み飛ばし処理する
ことによって高速再生を行う再生装置が開発されてい
る。
【0003】従来の高速再生処理では、外部メモリから
入力バッファに転送された符号化データが、入力バッフ
ァから1フレームずつ取り出され、各フレームにおける
符号化データの読み出し処理あるいは読み飛ばし処理が
選択的に行われる。読み飛ばすフレーム数は、読み出し
て再生するフレーム数と、指示された再生速度比との関
係式を用いて一義的に決定される。この関係式として
は、例えば、次の(1)式が使用される。
【0004】F=(S+P)/P …(1) この(1)式において、Fは、通常の再生速度に対する
再生速度の比である再生速度比であり、1以上の実数で
表される。また、Sは、読み飛ばすフレーム数、Pは、
読み出して再生するフレーム数である。
【0005】2倍速の高速再生を行う場合は、この
(1)式から、P=Sとなり、読み出しフレーム数と読
み飛ばしフレーム数が等しく1=1となる。従って、2
フレームを1単位として、1フレームの符号化データを
読み出して再生し、1フレームの符号化データを読み飛
ばす処理が繰り返されることになる。3倍速の高速再生
を行う場合は、(1)式から、2P=Sとなり、読み飛
ばしフレーム数が読み出しフレーム数の2倍になる。従
って、3フレームを1単位として、1フレームの符号化
データを読み出して再生し、2フレームの符号化データ
を読み飛ばす処理が繰り返される。いずれの場合も、1
サイクルの処理を終える毎に、処理された2フレームま
たは3フレーム分のビットストリームが外部メモリから
入力バッファへ転送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近時、広く実用化が進
められているMPEG2−AAC方式では、所定の時間
間隔ごとにフレーム化された各フレーム信号を可変ビッ
トレート符号化方式によって符号化するようになってい
る。この可変ビットレート符号化方式によって符号化し
たビットストリームは、フレームのサイズが一定ではな
く、瞬間的に1フレームのサイズが大きくなることがあ
る。このように、1フレームのサイズが大きくなると、
所定のフレーム数毎に入力バッファにビットストリーム
を転送する方法では、そのサイズの大きいフレームが混
じっているビットストリームの転送量が増大し、入力バ
ッファへの入力転送能力あるいはバッファサイズの許容
値を超えるおそれがあり、その結果、高速再生処理が破
綻を来すおそれがある。
【0007】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、可変ビットレート符号化方式によ
って符号化されたビットストリームを、破綻を来すこと
なく高速再生することができる再生装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の再生装置は、所
定の時間間隔ごとにフレーム化された各フレーム信号を
可変ビットレート符号化方式により符号化したビットス
トリームを再生する再生装置であって、前記ビットスト
リームを、逐次、外部から取り込む入力制御手段と、該
入力制御手段によって取り込まれたビットストリームを
格納する入力バッファと、該入力バッファに格納された
ビットストリームにおける1フレーム分の符号化データ
の読み出し処理および読み飛ばし処理をそれぞれ指示す
る速度制御信号「偽」および「真」をそれぞれ出力する
速度制御手段と、該速度制御手段から出力される速度制
御信号に基づいて、前記入力バッファに格納されたビッ
トストリームを、逐次、読み出して、1フレーム分の符
号化データの読み出し処理および読み飛ばし処理を実行
する読み出し手段と、該読み出し手段にて読み出された
ビットストリームを復号化する復号化手段とを具備し、
前記入力制御手段は、前記読み出し手段にて、1フレー
ム分の符号化データを処理する毎に得られるビットスト
リームの符号化データ消費量Qに基づいて、前記入力バ
ッファに、新たなビットストリームを充填する構成であ
り、前記速度制御手段は、設定された再生速度比Fおよ
び符号化データ消費量Qに基づいて前記速度制御信号を
生成するように構成されていることを特徴とする。
【0009】前記速度制御手段は、前記読み出し手段に
よって1フレーム分の符号化データが処理されると、前
記符号化データ消費量Qを予め設定された基準値Cと比
較して、データ消費量Qがその基準値Cに達している場
合に、前記速度制御信号「偽」を出力する。
【0010】前記速度制御手段は、前記読み出し手段に
よって1フレーム分の符号化データが処理されると、再
生速度比Fに対して読み飛ばし処理の回数の指標となる
読み飛ばし指標値Tを「0」と比較し、読み飛ばし指標
値Tが「0」以下の場合に、速度制御信号「真」を出力
し、読み飛ばし指標値Tが「0」よりも大きい場合に、
速度制御信号「偽」を出力する。
【0011】前記速度制御手段は、速度制御信号「真」
を出力する場合に、前記読み飛ばし指標値Tに「−1/
F」を加算し、速度制御信号「偽」を出力する場合に、
前記読み飛ばし指標値Tに「1−(1/F)」を加算す
る。
【0012】前記基準値Cは、前記入力バッファのサイ
ズZと同じ値、または入力バッファのサイズZよりも小
さくそのサイズZに近接した値である。
【0013】前記基準値Cは、前記入力制御手段による
入力バッファへの入力転送能力Dと同じ値、または入力
転送能力Dよりも小さくその入力転送能力Dに近接した
値である。
【0014】前記入力制御手段は、予めビットストリー
ムが格納されている大容量メモリから逐次ビットストリ
ームを取り出す。
【0015】前記大容量メモリは半導体メモリである。
【0016】前記半導体メモリは半導体メモリカードで
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】図1は、本発明の再生装置の実施の形態の
一例を示すブロック図である。この再生装置は、可変ビ
ットレート符号化方式によって符号化されたビットスト
リームを再生するようになっており、大容量の外部メモ
リからビットストリームを、逐次、取り込む入力制御手
段100と、取り込まれたビットストリームを格納する
入力バッファ110と、格納されたビットストリームに
対して読み出し処理または読み飛ばし処理を実行する読
み出し手段120と、読み出されたビットストリームを
復号化する復号化手段130と、読み出し手段120に
対して、ビットストリームを読み出し処理することまた
は読み飛ばし処理することの指示を与える速度制御手段
140と、再生時における速度を示す速度再生速度比F
を設定する再生速度設定手段150とを備えている。
【0019】入力制御手段100によって取り込まれる
ビットストリームが格納される大容量の外部メモリとし
ては、半導体メモリ、特に半導体メモリカードが好適に
使用される。
【0020】再生速度設定手段150にて設定される再
生速度比Fは、通常の再生速度の実数(≧1)で表され
るようになっており、通常の再生速度の場合はF=1、
2倍速の高速再生の場合はF=2、3倍速の高速再生の
場合はF=3となる。
【0021】入力制御手段100は、読み出し手段12
0にて消費されたビットストリームにおける符号化デー
タ消費量Qが、予め設定された基準値Cに達すると、所
定時間内に外部メモリからビットストリームを取り出し
て入力バッファ110に充填する。
【0022】読み出し手段120における符号化データ
消費量Qは、読み出し手段120によって読み出された
ビットストリームの符号化データ量と、読み出し手段1
20によって読み飛ばされたビットストリームの符号化
データ量との合計である。この符号化データ消費量Q
は、入力バッファ110からデータが取り出されて読み
出し手段120にて読み出し処理または読み飛ばし処理
が行われる毎に増加し、基準値Cに達すると、「0」に
クリアされる。
【0023】基準値Cは、例えば、入力制御手段100
が所定時間内に入力バッファ110へ転送し得る最大の
ビットストリーム量である入力バッファ110への入力
転送能力D、あるいは、その入力転送能力Dよりも小さ
く入力転送能力Dに近接した値、または、入力バッファ
110のサイズZ、あるいは、そのサイズZよりも小さ
くサイズZに近接した値とされる。
【0024】読み出し手段120は、入力バッファ11
0に格納されたビットストリームを1フレームずつ取り
出し、取り出したビットストリームに対して、速度制御
手段140から出力される速度制御信号に基づいて、読
み出し処理または読み飛ばし処理を行う。速度制御手段
140は、対応するフレームの符号化データを読み出す
ことを指示する「偽」の速度制御信号と、対応するフレ
ームの符号化データを読み飛ばすことを指示する「真」
の速度制御信号とを選択的に出力する。読み出し手段1
20は、速度制御手段140から出力される速度制御信
号が「偽」の場合は、対応するフレームの符号化データ
を読み出し、速度制御信号が「真」の場合は、対応する
フレームの符号化データを読み飛ばす。
【0025】復号化手段130は、読み出し手段120
によって読み出された符号化データを復号化して再生す
る。
【0026】速度制御手段140は、再生速度設定手段
150により設定された再生速度比Fと、読み出し手段
120における符号化データ消費量Qと、その読み出し
手段120の基準値Cとに基づいて、読み出し手段12
0が1フレーム分の符号化データを処理する毎に、
「真」または「偽」の速度制御信号を出力する。
【0027】図2は、速度制御手段140の概略構成を
示す模式図である。速度制御手段140は、対応するフ
レームの符号化データを読み出し処理するか、読み飛ば
し処理するかを判定する判定手段200と、読み出し手
段120にて消費された符号化データ消費量Qを累積加
算する累積加算手段210と、累積加算された符号化デ
ータ消費量Qを記憶するとともに、読み飛ばし処理する
ことができる回数の指標となる読み飛ばし指標値Tをス
タティックに保持する記憶手段220とを有している。
【0028】判定手段200は、2つの比較手段201
および202を有している。第1の比較手段201は、
読み出し手段120における符号化データ消費量Qが、
その基準値C以上になっているかを判定し、符号化デー
タ消費量Qが基準値C以上となった場合に、速度制御信
号として、対応するフレームの符号化データの読み出し
処理を指示する「偽」を出力する。第2の比較手段20
2は、符号化データ消費量Qが基準値C未満の場合に、
記憶手段220に保持されている読み飛ばし指標値Tが
正になっているかを判定し、その読み飛ばし指標値Tが
正の場合に、速度制御信号として、対応するフレームの
符号化データの読み飛ばし処理を指示する「真」を出力
し、正でない場合には、速度制御信号として、対応する
フレームの符号化データの読み出し処理を指示する
「偽」を出力する。
【0029】累積加算手段210は、2つの加算手段2
11および212を有している。第1の加算手段211
は、判定手段200から出力される速度制御信号が
「偽」の場合に、記憶手段220に保持されている読み
飛ばし指標値Tに対して、「1−(1/F)」の値を加
算し、得られた加算値を新しい読み飛ばし指標値Tとし
て記録手段220に記録する。第2の加算手段212
は、判定手段200から出力される速度制御信号が
「真」の場合に、記憶手段220に保持されている読み
飛ばし指標値Tに対して、「−1/F」の値を加算し、
得られた加算値を新しい読み飛ばし指標値Tとして記録
手段220に記録する。従って、読み飛ばし指標値T
は、読み出し手段120にて1回の読み出し処理が行わ
れるたびに「1/F」ずつ減少し、1回の読み飛ばし処
理が行われるたびに、「1−(1/F)」ずつ増大す
る。
【0030】速度制御手段140は、読み出し手段12
0において、1フレーム分の符号化データが処理される
毎に、以下の処理を行う。
【0031】まず、読み出し手段120での符号化デー
タ消費量Qとその基準値Cとを比較する。符号化データ
消費量Qが基準値C以上の場合は、「偽」の速度制御信
号を出力する。これにより、読み出し手段120にて、
1フレーム分の符号化データを読み出し処理するととも
に、記憶手段220に記録されている読み飛ばし指標値
Tに対して、「1−(1/F)」を加算して、その加算
値を、記憶手段220に、読み飛ばし指標値Tとして記
憶する。
【0032】これに対して、符号化データ消費量Qが基
準値C未満の場合は、記憶手段220に記録されている
読み飛ばし指標値Tを「0」と比較する。そして、読み
飛ばし指標値Tが「0」より大きい場合は、「真」の速
度制御信号を出力する。これにより、読み出し手段12
0にて1フレーム分の符号化データを読み飛ばし処理す
るとともに、記憶手段220に記録されている読み飛ば
し指標値Tに対して「−1/F」を加算して、その加算
値を、記憶手段220に、読み飛ばし指標値Tとして記
憶する。
【0033】読み飛ばし指標値Tが「0」以下の場合
は、「偽」の速度制御信号を出力する。これにより、読
み出し手段120にて1フレーム分の符号化データを読
み出し処理するとともに、記憶手段220に記録されて
いる読み飛ばし指標値Tに対して、「1−(1/F)」
を加算して、その加算値を、記憶手段220に、読み飛
ばし指標値Tとして記憶する。
【0034】このように、速度制御手段140は、読み
出し手段120において符号化データ消費量Qがその基
準値Cより大となった場合は、「偽」の速度制御信号を
出力し、読み出し手段120は、1フレーム分の符号化
データを強制的に読み出し処理する。読み出し手段12
0での符号化データ消費量Qは、「0」から始まり、読
み出し手段120にて読み出し処理および読み飛ばし処
理が行われる毎に増加し、基準値Cに達した時点で
「0」にクリアされる。そして、符号化データ消費量Q
がその基準値Cに達すると、読み出し手段120では、
読み出し処理が強制的に行われることになる。
【0035】また、入力制御手段100では、読み出し
手段120での符号化データ消費量Qがその基準値Cに
達する毎に、基準値Cと同じ量のビットストリームの符
号化データが、外部メモリから入力バッファ110へ転
送される。
【0036】このように、符号化データ消費量Qを用い
た量的な読み飛ばし処理が実施されると、入力バッファ
110では、1フレームの符号化データ量が、逐次、読
み出し手段120に出力されて、読み出し手段120に
て消費される符号化データ消費量Qが基準値Cに達する
と、基準値Cと同量の新たな符号化データが入力バッフ
ァ110に転送される。基準値Cは、入力制御手段11
0による入力バッファ110への入力転送能力Dあるい
はその入力転送能力Dよりも若干小さな値、または、入
力バッファ110のサイズZあるいはそのサイズZより
も若干小さな値とされているため、入力転送による転送
データ量が入力転送能力Dを超える事態が確実に回避さ
れる。その結果、再生装置は破綻を来すことなく再生を
続けることができる。
【0037】また、本実施の形態の再生装置では、読み
飛ばし指標値Tを用いて読み飛ばし回数を制御するよう
になっており、これにより、設定された再生速度比Fに
対する速度のずれが自動的に修正される。
【0038】符号化データ消費量Qを用いた量的な読み
飛ばし処理では、フレームの大きさによっては頻繁に読
み出し処理が実行される。このように、読み出し処理が
頻繁に繰り返されると、設定された再生速度比Fが得ら
れなくなるおそれがある。読み飛ばし指標値Tを用いて
読み飛ばし回数の制御では、読み出し処理が行われる毎
に、読み飛ばし指標値Tが、「1−(1/F)」ずつ増
加することになり、その後の読み飛ばし処理の回数の指
標となる読み飛ばし指標値Tが増加する。従って、読み
出し処理が実施されない状態では、読み飛ばし指標値T
が「0」以下となるまで読み飛ばし処理が繰り返される
ことになる。
【0039】読み飛ばし処理の頻度は、基本的には、再
生速度比Fに対して1回の割合であるが、符号化データ
消費量Qが基準値Cに達することによる読み出し処理が
続いた場合は、読み飛ばし指標値Tが大きくなるので、
読み出し処理の後に続く読み飛ばし処理の回数が増加す
ることになる。
【0040】このような流動的な読み出し処理の回数制
御を併用すると、読み出し処理が頻繁に実施されること
によって、設定された再生速度Fに対して実際の再生速
度がずれても、そのずれを自動的に修正することがで
き、設定された再生速度比Fによる安定した高速再生が
可能になる。
【0041】なお、入力制御手段100による入力バッ
ファ110への入力転送能力Dに対して、基準値Cが小
さすぎる場合は、読み出し処理が頻繁に実施されること
になる。これに対して、基準値Cが大きい場合は、入力
バッファ110に転送されるデータ量が、入力バッファ
110の入力転送能力Dを超えることになる。従って、
基準値Cを入力転送能力Dと同じか、これよりも若干小
さく設定することにより、安定的に高速再生することが
できる。
【0042】また、基準値Cを入力バッファ110のサ
イズと同じか、これよりも若干小さく設定することによ
り、読み出し処理が頻繁に実施されることが回避され、
しかも、転送データ量が入力バッファサイズの許容量を
超える事態が回避されることになり、この場合も安定な
高速再生が可能になる。
【0043】以下、本実施形態の再生装置の具体的な作
用について、図3〜図15に基づいて詳細に説明する。
【0044】図3〜図15は、それぞれ、ビットストリ
ームの状態を示す模式図である。図3〜図15におい
て、ビットストリーム300は、第1〜第12の12個
のフレーム301〜312によって構成されており、縦
の実線がフレームの境界を示している。なお、ハッチン
グされた領域は、読み出し処理されるフレーム、右下が
りの対角線が設けられた領域は読み飛ばし処理されるフ
レームを示している。
【0045】ビットストリーム300の再生処理の条件
としては、再生速度比Fが、F=3(3倍速)、読み出
し手段120における符号化データ消費量Qの初期値お
よび読み飛ばし指標値Tの初期値は、それぞれ「0」と
され、基準値Cは、入力制御手段100において入力さ
れたビットストリームの符号化データを所定時間内に入
力バッファ110に転送できる入力転送能力Dに設定さ
れている。
【0046】第1フレーム301の処理では、第1の比
較手段201によって、読み出し手段120での符号化
データ消費量Qが確認される。この場合、読み出し手段
120での符号化データ消費量Qは、「0」であるの
で、速度制御信号として「偽」を出力することなく、第
2の比較手段202によって読み飛ばし指標Tが「0」
よりも大きくなっているかを確認する。
【0047】第2の比較手段202では、記憶手段22
0に記憶されている読み飛ばし指標値Tが「0」である
ために、速度制御信号として、読み出し処理を指示する
「偽」が出力される。これにより、図4に示すように、
読み出し手段120において第1フレーム301の符号
化データが読み出され、読み出された第1フレーム30
1の符号化データが復号化手段130によって復号化さ
れて再生される。
【0048】また、速度制御信号として読み出しを指示
する「偽」が出力されると、累積加算手段210では、
読み飛ばし指標値T(=0)に対して、「(F−1)/
F」、すなわち、2/3が加算されて、加算された値
「2/3」が、新たに、読み飛ばし指標値Tとして記憶
手段220に記憶される。
【0049】第2フレーム302の処理では、図4に示
すように、読み出し手段120での符号化データ消費量
Qは、第1フレーム301の符号化データ量だけであ
り、基準値Cより小さくなっている。このために、第1
の比較手段201では、「偽」の制御信号を出力するこ
となく、第2の比較手段202によって、記憶手段22
0に記憶されている読み飛ばし指標値Tが確認される。
この場合、記憶手段220に記憶されている読み飛ばし
指標値Tが「2/3」になっているために、第2の比較
手段202では、速度制御信号として読み飛ばしを指示
する「真」を出力する。これにより、図5に示すよう
に、読み出し手段120において第2フレーム302の
符号化データが読み飛ばし処理され、第2フレーム30
2の符号化データは、復号化手段130によって再生さ
れない。
【0050】また、第2の比較手段202から読み飛ば
し処理を指示する「真」の制御速度信号が出力される
と、累積加算手段210では、記憶手段220に記憶さ
れている読み飛ばし指標値T(=2/3)に対して、
「−1/F」、すなわち、「−1/3」が加算されて、
加算値である「1/3」が、新たに、読み飛ばし指標値
Tとして記憶手段220に記憶される。
【0051】第3フレーム303の処理では、図5に示
すように、読み出し手段120での符号化データ消費量
Qが、第1フレーム301および第2フレーム302の
各符号化データ量であり、基準値Cよりも小さくなって
いるために、第1の比較手段201では、「偽」の速度
制御信号を出力することなく、第2の比較手段202に
おいて、記憶手段220に記憶されている読み飛ばし指
標値Tが確認される。この場合、記憶手段220に記憶
されている読み飛ばし指標値Tが「1/3」であるの
で、第2の比較手段202からは、速度制御信号として
読み飛ばし処理を指示する「真」が出力される。これに
より、図6に示すように、読み出し手段120におい
て、第3フレーム303の符号化データが読み飛ばし処
理される。
【0052】また、累積加算手段210では、速度制御
信号として読み飛ばし処理を指示する「真」が出力され
ていることにより、読み飛ばし指標値T(=1/3)に
対して、「−1/F」、すなわち、「−1/3」が加算
され、その加算値である「0」が、新たに、読み飛ばし
指標値Tとして記憶手段220に記憶される。
【0053】第4フレームの処理では、図6に示すよう
に、読み出し手段120での符号化データ消費量Qが、
第1〜第3フレーム301〜303の符号化データ量と
なり、基準値Cより大きくなっているために、第1の比
較手段201からは、速度制御信号として、読み出し処
理を指示する「偽」が出力される。このとき、読み出し
手段120での符号化データ消費量Qが基準値Cより大
きくなっているために、符号化データ消費量Qから基準
値Cを減算した値を符号化データ消費量Qとして新たに
設定される。
【0054】速度制御信号として、読み出し処理を指示
する「偽」が出力されていると、図7に示すように、読
み出し手段120において、第4フレーム304の符号
化データが読み出され、読み出された第4フレーム30
4が、復号化手段130において復号化されて再生され
る。
【0055】この場合、累積加算手段210では、速度
制御信号として「偽」が出力されているために、読み飛
ばし指標値T(=0)に対して、「2/3」が加算さ
れ、その加算値である「2/3」が、新たに、読み飛ば
し指標値Tとして記憶手段220に記憶される。
【0056】第5フレームの処理では、図7に示すよう
に、読み出し手段120での符号化データ消費量Qが、
第1〜第3フレーム301〜303の符号化データ量か
ら基準値Cを減算した量と、第4フレーム304の符号
化データ量との合計となっており、基準値Cより小さく
なっている。このため、第1の比較手段201では、速
度制御信号として「偽」を出力することなく、第2の比
較手段202によって、読み飛ばし指標Tが「0」より
も大きくなっているかを確認する。
【0057】第2の比較手段202では、記憶手段22
0に記憶されている読み飛ばし指標値Tが「2/3」で
あるので、速度制御信号として、読み飛ばし処理を指示
する「真」が出力される。これにより、図8に示すよう
に、読み出し手段120において第5フレーム305の
符号化データが読み飛ばし処理され、読み飛ばし処理さ
れた第5フレーム305の符号化データは、復号化手段
130において再生されない。
【0058】この場合、速度制御信号として「真」が出
力されているために、累積加算手段210では、読み飛
ばし指標値T(=2/3)に対して、「−1/3」が加
算され、その加算値「1/3」が、新たに、読み飛ばし
指標値Tとして記憶手段220に記憶される。
【0059】第6フレームの処理では、図8に示すよう
に、読み出し手段120での符号化データ消費量Qは、
第5フレーム305の符号化データ量が増加し、基準値
Cより大きくなっている。これにより、第1の比較手段
201からは、速度制御信号として、読み出し処理を指
示する「偽」が出力されるとともに、符号化データ消費
量Qとして、基準値Cを減算した値を新たに設定する。
そして、第1の比較手段201から速度制御信号として
「偽」が出力されることにより、図9に示すように、読
み出し手段120では、第6フレーム306の符号化デ
ータが読み出し処理され、読み出し処理された第6フレ
ーム306の符号化データが、復号化手段130におい
て復号化されて再生される。
【0060】この場合、累積加算手段210では、速度
制御信号として「偽」が出力されているために、読み飛
ばし指標値T(=1/3)に対して、「2/3」が加算
され、その加算値である「1」が、新たに、読み飛ばし
指標値Tとして記憶手段220に記憶される。
【0061】このように、第6フレーム306の処理に
際して、読み出し手段120における消費ビットストリ
ーム量Qが、すでに、基準値Cを超えていると、基準値
Cに等しいビットストリームの符号化データが、入力制
御手段100から入力バッファ110に転送される。
【0062】従来の3倍速の高速再生処理では、第4フ
レーム304の符号化データを読み出し処理すると、第
5フレーム305および第6フレーム306の符号化デ
ータは、それぞれ読み飛ばし処理されることになるが、
第6フレーム306の符号化データを読み飛ばし処理す
ると、第4フレーム304〜第6フレーム306の符号
化データ量に相当する符号化データ量が入力バッファ1
10に転送される。その結果、第4フレーム304〜第
6フレーム306の符号化データ量によっては、入力バ
ッファ110に転送される符号化データ量が、入力バッ
ファ110の入力転送能力Dを超えて、高速再生処理が
破綻を来たす可能性がある。
【0063】これに対し、本実施形態の再生装置では、
第6フレーム306の符号化データが読み出されること
によって、第6フレーム306から次の再生処理サイク
ルに移行し、第6フレーム306の処理に先立って、基
準値Cと同じ量のビットストリームの符号化データが入
力バッファ110に転送される。これにより、高速再生
処理が破綻を来すおそれがない。
【0064】第7フレーム307の処理では、図9に示
すように、読み出し手段120での符号化データ消費量
Qは、基準値Cよりも小さくなっているために、第1の
比較手段201では、「偽」の速度制御信号を出力する
ことなく、第2の比較手段202において、記憶手段2
20に記憶されている読み飛ばし指標値Tが確認され
る。この場合、記憶手段220に記憶されている読み飛
ばし指標値Tが「1」であるので、第2の比較手段20
2からは、速度制御信号として読み飛ばし処理を指示す
る「真」が出力される。これにより、図10に示すよう
に、読み出し手段120において、第7フレーム307
の符号化データが読み飛ばし処理されて、第7フレーム
307の符号化データは、復号化手段130によって再
生されない。
【0065】第2の比較手段202から読み飛ばし処理
を指示する「真」の制御速度信号が出力されると、累積
加算手段210では、記憶手段220に記憶されている
読み飛ばし指標値T(=1)に対して、「−1/F」、
すなわち、「−1/3」が加算されて、加算値である
「2/3」が、新たに、読み飛ばし指標値Tとして記憶
手段220に記憶される。
【0066】このようにして、第7フレーム307の処
理が終了すると、図10に示すように、読み出し手段1
20での符号化データ消費量Qが基準値Cより大きくな
る。これにより、符号化データ消費量Qがリセットされ
るとともに、基準値Cと同じ量のビットストリームの符
号化データが入力バッファ110に転送される。
【0067】第8フレーム308の処理では、図10に
示すように、読み出し手段120での符号化データ消費
量Qは、第7フレーム307の符号化データ量が増加
し、基準値Cより大きくなっている。これにより、第1
の比較手段201からは、速度制御信号として、読み出
し処理を指示する「偽」が出力されるとともに、符号化
データ消費量Qとして、基準値Cを減算した値が新たに
設定される。そして、第1の比較手段201から速度制
御信号として「偽」が出力されることにより、図11に
示すように、読み出し手段120では、第8フレーム3
06の符号化データが読み出し処理され、読み出し処理
された第8フレーム308の符号化データが、復号化手
段130において再生される。
【0068】この場合、累積加算手段210では、速度
制御信号として「偽」が出力されているために、読み飛
ばし指標値T(=2/3)に対して、「2/3」が加算
され、その加算値である「4/3」が、新たに、読み飛
ばし指標値Tとして記憶手段220に記憶される。
【0069】このように、第8フレーム308の処理に
際して、読み出し手段120における符号化データ消費
量Qが、すでに、基準値Cを超えていると、基準値Cに
等しい量の符号化データが、入力制御手段100から入
力バッファ110に転送される。
【0070】従来の高速再生処理では、第6フレーム3
06の符号化データを読み出し処理して再生し、第7フ
レーム307の符号化データを読み飛ばし処理した場
合、第8フレーム308の符号化データは読み飛ばし処
理することになる。そして、第8フレーム308の符号
化データを読み飛ばし処理した後に、3フレームの符号
化データが入力バッファ110に転送されることになる
が、3フレームの符号化データ量によっては、入力バッ
ファ110に入力される符号化データ量が入力バッファ
110の入力転送能力Dを超え、高速再生処理が破綻を
来たす可能性がある。これに対して、本実施形態の再生
装置では、第8フレーム308の符号化データが読み出
し処理されて再生され、第8フレーム308から次のサ
イクルに移行し、第8フレーム308の処理に先立っ
て、基準値Cと同じ量の符号化データが入力バッファ1
10に転送される。これにより、高速再生処理が破綻を
来すおそれはない。
【0071】第9フレーム309の処理では、図11に
示すように、読み出し手段120での符号化データ消費
量Qは、基準値Cよりも小さくなっているために、第1
の比較手段201では、「偽」の速度制御信号を出力す
ることなく、第2の比較手段202において、記憶手段
220に記憶されている読み飛ばし指標値Tが確認され
る。この場合、記憶手段220に記憶されている読み飛
ばし指標値Tが「4/3」であるので、第2の比較手段
202からは、速度制御信号として読み飛ばしを指示す
る「真」が出力される。これにより、図12に示すよう
に、読み出し手段120において、第9フレーム309
の符号化データが読み飛ばし処理されて、第9フレーム
309の符号化データは、復号化手段130によって再
生されない。
【0072】また、第2の比較手段202から読み飛ば
し処理を指示する「真」の制御速度信号が出力される
と、累積加算手段210では、記憶手段220に記憶さ
れている読み飛ばし指標値T(=4/3)に対して、
「−1/F」、すなわち、「−1/3」が加算されて、
加算値である「1」が、新たに、読み飛ばし指標値Tと
して記憶手段220に記憶される。
【0073】第10フレーム310の処理では、図12
に示すように、読み出し手段120での符号化データ消
費量Qは、基準値Cよりも小さくなっているために、第
1の比較手段201では、「偽」の速度制御信号を出力
することなく、第2の比較手段202において、記憶手
段220に記憶されている読み飛ばし指標値Tが確認さ
れる。この場合、記憶手段220に記憶されている読み
飛ばし指標値Tが「1」であるので、第2の比較手段2
02からは、速度制御信号として読み飛ばし処理を指示
する「真」が出力される。これにより、図13に示すよ
うに、読み出し手段120において、第10フレーム3
10の符号化データが読み飛ばし処理されて、第10フ
レーム310の符号化データは、復号化手段130によ
って再生されない。
【0074】また、第2の比較手段202から読み飛ば
し処理を指示する「真」の制御速度信号が出力される
と、累積加算手段210では、記憶手段220に記憶さ
れている読み飛ばし指標値T(=1)に対して、「−1
/F」、すなわち、「−1/3」が加算されて、加算値
である「2/3」が、新たに、読み飛ばし指標値Tとし
て記憶手段220に記憶される。
【0075】第11フレーム311処理では、図13に
示すように、読み出し手段120での符号化データ消費
量Qは、基準値Cよりも小さくなっているために、第1
の比較手段201では、「偽」の速度制御信号を出力す
ることなく、第2の比較手段202において、記憶手段
220に記憶されている読み飛ばし指標値Tが確認され
る。この場合、記憶手段220に記憶されている読み飛
ばし指標値Tが「2/3」であるので、第2の比較手段
202からは、速度制御信号として読み飛ばし処理を指
示する「真」が出力される。これにより、図14に示す
ように、読み出し手段120において、第11フレーム
311の符号化データが読み飛ばし処理されて、第11
フレーム311の符号化データは、復号化手段130に
よって再生されない。
【0076】第2の比較手段202から読み飛ばし処理
を指示する「真」の制御速度信号が出力されると、累積
加算手段210では、記憶手段220に記憶されている
読み飛ばし指標値T(=2/3)に対して、「−1/
F」、すなわち、「−1/3」が加算されて、加算値で
ある「1/3」が、新たに、読み飛ばし指標値Tとして
記憶手段220に記憶される。
【0077】このように、第11フレーム311の符号
化データを読み飛ばし処理することにより、再生速度が
調整される。即ち、読み飛ばし処理と読み出し処理とが
2回にわたって交互に実施されていることによって、再
生速度比F=3に対して1回の割合で読み飛ばし処理す
ることができず、設定された再生速度比Fに対して速度
のずれが生じるおそれがあるが、第11フレーム311
の符号化データを読み飛ばし処理することによって、再
生速度のずれが緩和される。
【0078】第12フレーム312の処理では、図14
に示すように、読み出し手段120での符号化データ消
費量Qは、基準値Cよりも小さくなっているために、第
1の比較手段201では、「偽」の速度制御信号を出力
することなく、第2の比較手段202において、記憶手
段220に記憶されている読み飛ばし指標値Tが確認さ
れる。この場合、記憶手段220に記憶されている読み
飛ばし指標値Tが「1/3」であるので、第2の比較手
段202からは、速度制御信号として読み飛ばし処理を
指示する「真」が出力される。これにより、図15に示
すように、読み出し手段120において、第12フレー
ム312の符号化データが読み飛ばし処理されて、第1
2フレーム312の符号化データは、復号化手段130
によって再生されない。
【0079】第2の比較手段202から読み飛ばし処理
を指示する「真」の制御速度信号が出力されると、累積
加算手段210では、記憶手段220に記憶されている
読み飛ばし指標値T(=1/3)に対して、「−1/
F」、すなわち、「−1/3」が加算されて、加算値で
ある「0」が、新たに、読み飛ばし指標値Tとして記憶
手段220に記憶される。
【0080】第12フレーム312の処理でも、第11
フレーム311と同様に、読み飛ばし処理が行われる。
これにより、読み飛ばし処理と読み出し処理とが交互に
実施されていることによる速度のずれが解消される。
【0081】このような処理を繰り返すことにより、可
変ビットレート符号化方式にて符号化されたビットスト
リームの符号化データが、速度のずれを生じることなく
安定的に高速再生することができる。
【0082】
【発明の効果】本発明の再生装置は、音楽信号などのデ
ータを可変ビットレート符号化方式によってフレーム単
位で符号化したデータを、フレーム単位で読み飛ばし処
理して高速再生する場合に、読み出し手段における符号
化データ消費量Qを用いた量的な読み飛ばし処理を行う
ようになっているために、入力バッファに入力される符
号化データ量が入力転送能力もしくは入力バッファサイ
ズの許容量を超えるおそれがなく、安定した高速再生処
理が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の再生装置の実施の形態の一例の構成を
示すブロック図である。
【図2】その再生装置に使用される速度制御手段の構成
図である。
【図3】ビットストリームのフレームの構成を示す模式
図である。
【図4】第1フレームを処理した状態を示すビットスト
リームの模式図である。
【図5】第2フレームを処理した状態を示すビットスト
リームの模式図である。
【図6】第3フレームを処理した状態を示すビットスト
リームの模式図である。
【図7】第4フレームを処理した状態を示すビットスト
リームの模式図である。
【図8】第5フレームを処理した状態を示すビットスト
リームの模式図である。
【図9】第6フレームを処理した状態を示すビットスト
リームの模式図である。
【図10】第7フレームを処理した状態を示すビットス
トリームの模式図である。
【図11】第8フレームを処理した状態を示すビットス
トリームの模式図である。
【図12】第9フレームを処理した状態を示すビットス
トリームの模式図である。
【図13】第10フレームを処理した状態を示すビット
ストリームの模式図である。
【図14】第11フレームを処理した状態を示すビット
ストリームの模式図である。
【図15】第12フレームを処理した状態を示すビット
ストリームの模式図である。
【符号の説明】
100 入力制御手段 110 入力バッファ 120 読み出し手段 130 復号化手段 140 速度制御手段 150 再生速度設定手段 200 判定手段 201 第1の比較手段 202 第2の比較手段 210 累積加算手段 211 第1の加算手段 212 第2の加算手段 220 記憶手段 300 ビットストリーム 301〜312 フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 則松 武志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 津島 峰生 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 石川 智一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D044 AB05 FG10 FG24 GK08 5D045 BA02 DA00 DB01 9A001 BB04 BZ03 EE04 HH15 JZ19 KK62

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の時間間隔ごとにフレーム化された
    各フレーム信号を可変ビットレート符号化方式により符
    号化したビットストリームを再生する再生装置であっ
    て、 前記ビットストリームを、逐次、外部から取り込む入力
    制御手段と、 該入力制御手段によって取り込まれたビットストリーム
    を格納する入力バッファと、 該入力バッファに格納されたビットストリームにおける
    1フレーム分の符号化データの読み出し処理および読み
    飛ばし処理をそれぞれ指示する速度制御信号「偽」およ
    び「真」をそれぞれ出力する速度制御手段と、 該速度制御手段から出力される速度制御信号に基づい
    て、前記入力バッファに格納されたビットストリーム
    を、逐次、読み出して、1フレーム分の符号化データの
    読み出し処理および読み飛ばし処理を実行する読み出し
    手段と、 該読み出し手段にて読み出されたビットストリームを復
    号化する復号化手段とを具備し、 前記入力制御手段は、前記読み出し手段にて、1フレー
    ム分の符号化データを処理する毎に得られるビットスト
    リームの符号化データ消費量Qに基づいて、前記入力バ
    ッファに、新たなビットストリームを充填する構成であ
    り、 前記速度制御手段は、設定された再生速度比Fおよび符
    号化データ消費量Qに基づいて前記速度制御信号を生成
    するように構成されていることを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 前記速度制御手段は、前記読み出し手段
    によって1フレーム分の符号化データが処理されると、
    前記符号化データ消費量Qを予め設定された基準値Cと
    比較して、データ消費量Qがその基準値Cに達している
    場合に、前記速度制御信号「偽」を出力する請求項1に
    記載の再生装置。
  3. 【請求項3】 前記速度制御手段は、前記読み出し手段
    によって1フレーム分の符号化データが処理されると、
    再生速度比Fに対して読み飛ばし処理の回数の指標とな
    る読み飛ばし指標値Tを「0」と比較し、読み飛ばし指
    標値Tが「0」以下の場合に、速度制御信号「真」を出
    力し、読み飛ばし指標値Tが「0」よりも大きい場合
    に、速度制御信号「偽」を出力する請求項1に記載の再
    生装置。
  4. 【請求項4】 前記速度制御手段は、速度制御信号
    「真」を出力する場合に、前記読み飛ばし指標値Tに
    「−1/F」を加算し、速度制御信号「偽」を出力する
    場合に、前記読み飛ばし指標値Tに「1−(1/F)」
    を加算する請求項2または3に記載の再生装置。
  5. 【請求項5】 前記基準値Cは、前記入力バッファのサ
    イズZと同じ値、または入力バッファのサイズZよりも
    小さくそのサイズZに近接した値である請求項2に記載
    の再生装置。
  6. 【請求項6】 前記基準値Cは、前記入力制御手段によ
    る入力バッファへの入力転送能力Dと同じ値、または入
    力転送能力Dよりも小さくその入力転送能力Dに近接し
    た値である請求項2に記載の再生装置。
  7. 【請求項7】 前記入力制御手段は、予めビットストリ
    ームが格納されている大容量メモリから逐次ビットスト
    リームを取り出す請求項1に記載の再生装置。
  8. 【請求項8】 前記大容量メモリは半導体メモリである
    請求項7に記載の再生装置。
  9. 【請求項9】 前記半導体メモリは半導体メモリカード
    である請求項8に記載の再生装置。
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