JP2001277350A - ストレッチャ・ローラ - Google Patents
ストレッチャ・ローラInfo
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- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
撓みまたはゆがみを避けるストレッチャ・ローラの提
供。 【解決手段】 プラスチック・フィルム、紙あるいはテ
キスタイルのような移動している可撓性ストリップ材料
を広げるためのストレッチャ・ローラは、エラストマ材
料の円筒形外面を有し、ウェブによって互いに分離され
た傾斜切り込みが設けてある。外面から90度未満の開
先角度をなす切り込み内への移行部を丸くするか、ある
いは面取りしてある。このようにして、外面から当該切
り込み内への鋭い縁の付いた移行部が避けられる。この
ような鋭い縁は、ストリップ材料が切り込みに入る場合
にストリップ材料に損傷を与える可能性がある。これ
は、特にローラの端のところで当てはまる。丸くした移
行部はこの損傷を回避する。
Description
たはテキスタイルのような移動している可撓性ストリッ
プ材料を広げるためのストレッチャ・ローラに関する。
29522011から公知である。これは、その両端に
支持スピンドルを有する剛性ローラ・ボディを包含す
る。エラストマ材料のカバーが、ローラ・ボディに取り
付けてある。エラストマのカバーは、その表面から内部
へ延びる切り込みを有する。これらの切り込みは、ロー
ラ・ボディの長手軸線に対して傾斜している。これらの
切り込みは、また、それぞれローラの隣接した外端部に
向かってローラの内部から半径方向中央平面の各側で内
方から外方へ傾斜している。ローラの半径方向中央平面
の各側に設けた切り込みは、それぞれ整合する螺旋の形
となっている。各螺旋は、アンダーカットされている。
各螺旋は、中央平面からローラのそれぞれの外端部に向
かって延びている。螺旋切り込みの内端は、互いに対し
て角度的にオフセットしており、螺旋の内端が互いに横
並びに位置することがないようにしてある。螺旋形切り
込みの内端は、実際、互いに関して180度にわたって
オフセットしている。
れ、切り込みの底は丸くなっている。ローラ表面から切
り込み内への移行部は、片側で丸くなったか、または面
取りした形で延びている。反対側では、鋭い縁となって
いる。これらの鋭い縁は、90度未満の開先角度をなし
ている。1つの切り込みの丸くなった移行部は、空間的
に、同じ切り込みの鋭い縁の移行部よりも半径方向中央
平面から遠くなっている。
作用が不充分とならないように非円筒形部分を有しても
よい。同じ理由のために、ストレッチャ・ローラをカバ
リングの中央部分に、垂直な切り込みを設けてもよい。
リップ材料の絞りまたは撓みがなんら生じないようにす
る。切り込みの螺旋形状およびその傾斜により、作業中
にストリップ材料を均一かつ良好にストレッチングする
ことができる。それにもかかわらず、このストレッチャ
・ローラでは、特に薄膜の縁領域において、撓みまたは
ゆがみが生じる可能性がある。
材料における上述の撓みまたはゆがみを避けるストレッ
チャ・ローラを提供することにある。
は、長手軸線まわりに回転できるように取り付けたロー
ラ・ボディを包含し、このローラ・ボディがエラストマ
材料の外面を有し、このエラストマ外面がほぼ円筒形で
あり、さらに、前記長手軸線に対して傾斜した少なくと
も1つの切り込みを有し、そして、前記外面から前記切
り込み内への移行表面が90度未満の開先角度をなし、
丸くなっていることを特徴とする。これは、外面から切
り込みへの鋭い縁の移行部を避け、ストリップ材料の撓
み、ゆがみを減らす。
端にある切り込みである。これらの端で、フィルムの縁
領域が切り込みに入る。フィルムの当該縁領域は、鋭い
縁によって損傷を受ける可能性があった。この問題は、
丸みを付けるか、あるいは面取りをすることによって避
けられる。
表面と切り込みの間の移行部をただ単に丸くするだけで
よい。ストレッチされたストリップ材料における折り目
または撓みは、丸くなった部分によって最良の状態で避
けられる。
1〜0.5ミリメートルだけくぼませる。このくぼんだ
領域は、それに関する限り円筒形であり、好ましくは1
0〜100ミリメートルの長手方向寸法を有する。
面から離れたローラの表面の領域がこの負荷によって比
較的軽く押圧されることがわかった。ストリップ材料
は、作業中、縁領域におけるよりも、中間領域で大きな
圧力にさらされる。この圧力差は、ストレッチング作用
の均一性に影響を及ぼす。このような不均一な負荷は、
くぼみを設けることによって避けられるか、または少な
くとも低減される。ストレッチング作用がこうして改良
される。また、このようなくぼんだ領域は、容易に、し
たがって経済的に製造することができる。
施の形態を説明する。図1のストレッチャ・ローラは、
両端に支持ピンまたはトラニオン2を有する剛性ローラ
・ボディ1を包含し、長手軸線5まわりに回転できるよ
うに装着される。エラストマ材料のスリーブ状カバー3
がボディ1に取り付けてある。エラストマのカバー3
は、ほぼ円筒形の外面4を有する。この外面4に、内部
に向かって延びる切り込み6が設けてある。ローラ1の
半径方向中央平面7の各側に1つずつ、2つの切り込み
6が設けてある。各切り込みは、ローラ・ボディの長手
軸線5に対して傾いた方向に延びており、ローラ1の隣
接した端8または9に向かって内方から外方へ傾斜して
いる。各切り込み6は、均一な螺旋の形に作られてい
る。したがって、各螺旋はアンダーカットされている。
両方の螺旋は、中央平面7からローラのそれぞれの外端
部8、9に向かって延びている。螺旋切り込み6の内端
は、互いに対して180度オフセットして配置してあ
り、螺旋の内端が互いに隣接して位置しないようにして
ある。
10、11と、丸くなった底面12とによって構成され
ている。円筒形外面4から切り込み6内への各移行部1
3、14は、丸くなったか、または面取りされた状態で
延びている。1つの切り込みの一方の移行部13は、空
間的に、同じ切り込み6の他方の移行部14よりも半径
方向中央平面から離れている。移行部14は、表面4、
側面11間で90度未満の傾斜角をなす。
は、丸くなった移行部によって避けられる。それに加え
て、切り込みの傾斜についての螺旋形の均質性により、
作業中、ストリップ材料の均一で良好なストレッチング
を行える。
の縁領域15は、切り込み6に入る可能性がある。それ
故、ストリップ材料は、鋭い縁によって、当該縁領域1
5において或る程度損傷を受ける可能性があった。この
問題は、丸くなった部分14によって避けられる。
の領域において、円筒形表面は、表面4に対してややく
ぼんでおり、事実、0.3ミリメートルほどくぼんでい
る。このくぼんだ領域17は、この部分についてもほぼ
円筒形であり、25ミリメートルの長手方向寸法を有す
る。くぼんだ状態を示すために、表面4の位置を点線で
示してある。
面から遠い方に位置するローラの表面領域がこの負荷に
よって比較的に軽く押圧されることがわかった。それ
故、ストリップ材料は、作業中、縁領域におけるより
も、中央領域において大きい圧力にさらされる。この圧
力差は、ストレッチング作用の均一性に影響を及ぼす。
くぼませることにより、このような不均一な負荷を避け
るか、または少なくとも低下させることを確実にする。
こうして、ストレッチング作用が改良される。また、く
ぼんだ領域は、容易に、それ故、経済的に製造すること
ができる。
ぼんだ領域17の間の移行部は円弧状に延びる。したが
って、ここで再びストリップ材料に折り目や隆起を残す
縁が避けられる。
ある。1つの螺旋切り込み6の内端18がこの図に示す
側に開いている。第2螺旋の他の内端は、反対側に位置
するように180度オフセットしていて見えない。
で移行部を有する、冒頭で述べた技術の状態を示してお
り、面取り、丸い形状または円弧状の形状で形成された
鈍い縁ではなくて、鋭い縁が形成されている。
けた切り込み6の別の実施形態を示す拡大断面図であ
り、対応する参照符号が対応する部分に付けてある。図
3において、螺旋形の切り込み6のピッチは減らしてあ
り、移行部14での開先角度もより小さくなっている。
ルのような移動している可撓性ストリップ材料を広げる
ためのストレッチャ・ローラの断面図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 長手軸線まわりに回転できるように取り
付けたローラ・ボディを包含し、このローラ・ボディが
エラストマ材料の外面を有し、このエラストマ外面がほ
ぼ円筒形であり、さらに、前記長手軸線に対して傾斜し
た少なくとも1つの切り込みを有し、そして、前記外面
から前記切り込み内への移行表面が90度未満の開先角
度をなし、丸くなっていることを特徴とするストレッチ
ャ・ローラ。 - 【請求項2】 外面が、外面と切り込みの間にただ単に
丸くなった移行部を有する請求項1記載のストレッチャ
・ローラ。 - 【請求項3】 外面の中央領域がくぼんでいる請求項1
記載のストレッチャ・ローラ。 - 【請求項4】 中央領域が0.1〜0.5ミリメートルく
ぼんでいる請求項3記載のストレッチャ・ローラ。 - 【請求項5】 くぼんだ領域が円筒面を有する請求項3
記載のストレッチャ・ローラ。 - 【請求項6】 くぼんだ領域が10〜100ミリメート
ル長手方向に延びている請求項5記載のストレッチャ・
ローラ。 - 【請求項7】 円筒形外面とくぼんだ領域の間の移行部
が円弧状である請求項3記載のストレッチャ・ローラ。 - 【請求項8】 ローラの半径方向中央平面の各側に1つ
ずつ、2つの切り込みが設けてあり、切り込みの各々
が、それぞれ内側から外側へ、ローラの対応した端に向
かって傾斜している請求項1記載のストレッチャ・ロー
ラ。 - 【請求項9】 切り込みの各々が、中央平面からローラ
のそれぞれ外端部に向かって延びているアンダーカット
された均一な螺旋の形をしている請求項8記載のストレ
ッチャ・ローラ。 - 【請求項10】 中央平面に位置する螺旋形の切り込み
の内端が、互いに対してオフセットしており、螺旋の内
端が横並びに位置しないようにした請求項9記載のスト
レッチャ・ローラ。 - 【請求項11】 外面が、別体の剛性ローラ・ボディに
取り付けたエラストマ材料のスリーブを包含する請求項
1記載のストレッチャ・ローラ。
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