JP2001277029A - スローアウェイチップ用ホルダ - Google Patents

スローアウェイチップ用ホルダ

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JP2001277029A
JP2001277029A JP2000099542A JP2000099542A JP2001277029A JP 2001277029 A JP2001277029 A JP 2001277029A JP 2000099542 A JP2000099542 A JP 2000099542A JP 2000099542 A JP2000099542 A JP 2000099542A JP 2001277029 A JP2001277029 A JP 2001277029A
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JP
Japan
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tip
holder
hole
holding
chip
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JP2000099542A
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English (en)
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Yoshihide Kojima
義秀 小島
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スローアウェイチップ用ホルダにおいて、チッ
プが高温になるのを防止してチップの寿命を長くするこ
と。 【解決手段】ホルダ2のドリル本体4の端部に一対の挟
持片21,22を設け、挟持片21,22間に区画され
るポケット23にチップ1を挿入する。挟持片21,2
2をチップ1と共に貫く取付ねじ3によりチップ1をホ
ルダ2に固定する。ドリル本体4を貫いてポケット23
に達する第2の通液路7から、挟持面26の通液溝8に
冷却液を流す。通液溝8を流れる冷却液はチップ1に直
接接触する。冷却効果が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穿孔加工に使用す
るドリル用のスローアウェイチップを取り付けてドリル
を形成するためのホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】穿孔加工に使用するドリルとして、その
全体が一体に形成されたソリッド型ドリルがある。ま
た、前端に切刃を有するスローアウェイチップをねじ等
によりホルダに取外し可能に取り付けて、交換可能とし
た、いわゆるスローアウェイ型ドリルがある。このスロ
ーアウェイ型ドリルには、比較的、径の大きな穴を加工
する2チップ型のもの(例えば特開平10−29108
号公報参照)と、比較的、径の小さな穴を加工する1チ
ップ型のもの(例えば特開平11−188518号公報
参照)とがある。
【0003】ところで、加工される穴の中には熱がこも
り易く、加工時のチップも相当な高温になる。そこで、
通例、ホルダ内を通して、加工穴内に冷却液を供給し、
潤滑と冷却の役目を果たさせている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の1チップ型で
は、チップがホルダの一対の挟持片によって挟持される
関係上、チップの露出面積が狭くなりがちである。この
ため、冷却液がチップに対して十分に接触できず、その
結果、チップが高温になって寿命が短くなるおそれがあ
る。本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、本
発明の目的はチップが高温になるのを防止してチップの
寿命を長くすることができるスローアウェイチップ用ホ
ルダを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するため、請求項1記載の発明は、切刃を前端に
形成するスローアウェイチップを取り付けてドリルを形
成するホルダであって、軸状のドリル本体と、このドリ
ル本体の端部に設けられ、互いの間にチップ挿入用のポ
ケットを区画し、このポケットに挿入されたチップを挟
んで保持するための一対の挟持片と、ドリル本体を軸方
向に貫いてポケットに達し、冷却液を流す通液孔と、少
なくとも一方の挟持片の挟持面に形成され、通液孔に連
通して挟持片の先端にまで達する通液溝とを備えること
を特徴とするものである。
【0006】本構成では、挟持面の通液溝を流れる冷却
液がチップに直接接触できるので、チップに対する冷却
効果を格段に向上させることができる。上記チップは、
穴の中央部を削る内刃を形成する第1のブロックと、穴
の周縁部を削る外刃を形成する第2のブロックとを有
し、上記通液溝は第1のブロックに対応する挟持片の挟
持面に形成されていれば、好ましい。理由は下記であ
る。すなわち、内刃が穴の中央部を削る関係上、内刃を
形成する第1のブロックは、外刃を形成する第2のブロ
ックと比較して、ホルダの回転軸線に、より近いレイア
ウトとなる。したがって、通液溝の排出ポートを、ホル
ダの回転軸線に比較的近づけて配置することができる。
その結果、通液溝から排出される冷却液を、ホルダの回
転軸線に比較的近い位置から周囲に放射状に拡散させる
ことができ、冷却効果をより向上できるからである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を添
付図面を参照しつつ説明する。図1(a)および(b)
は本発明の一実施の形態のスローアウェイチップとこれ
を取り付けるホルダの分解斜視図であり、図1(a)は
チップの正面側から見た分解斜視図であり、図1(b)
はチップの背面側から見た分解斜視図である。これらの
図を参照して、スローアウェイチップ1は、穿孔方向の
前端に穴の中央部を削る内刃11と、穴の周縁部を削る
外刃12とを形成している。スローアウェイチップ1
は、内刃11を形成する板状の第1のブロック13と、
外刃12を形成する板状の第2のブロック14とを一体
に形成したものである。
【0008】第1のブロック13と第2のブロック14
とは、互いに重なり合う部分15を残して、その板面方
向に相互にずらされたような形状をなしている。上記の
重なり合う部分15での肉厚が最も厚くなっており、こ
の重なり合う部分15を板厚方向に貫通する貫通孔1a
が形成されている。この貫通孔1aはチップ1をホルダ
2に取り付けるための取付ねじ3を挿通させるためのも
のである。チップ1は互いに背中合わせの2表面(すな
わち、各ブロック13,14の外側の表面に相当)に、
一対の被挟持面としての第1の座面1bおよび第2の座
面1cを形成しており、上記の貫通孔1aはこれら第1
および第2の座面1b,1cに開口している。
【0009】一方、ホルダの側面図である図2(a)、
および取付ねじ3にてチップ1を取り付けた状態のホル
ダの別角度からの側面図である図2(b)を参照して、
ホルダ2は、軸状のドリル本体4とシャンク5とを同軸
上に設けており、シャンク5の周面の一部には、当該ホ
ルダ2がツールホルダ(図示せず)に取り付けられたと
きに回り止めの働きをする平坦面5aが形成されてい
る。図1(a)および(b)並びに図2(a)を参照し
て、ドリル本体4の前端にはチップ1を挟んで挟持する
ための一対の挟持片21,22が形成されており、これ
ら一対の挟持片21,22の挟持面26,27間に、チ
ップ1を挿入するためのポケット23が区画されてい
る。このポケット23にチップ1を挿入した状態で、取
付ねじ3を挟持片21の貫通孔21aおよびチップ1の
貫通孔1aに挿通させ、挟持片22のねじ孔22aにね
じ込むことにより、チップ1がホルダ2に挟持固定され
る。
【0010】一方の挟持片21は内刃11を形成する第
1のブロック13に対応して、その挟持面26が第1の
ブロック13の被挟持座面としての第1の座面1bに当
接する。他方の挟持片22は外刃12を形成する第2の
ブロック14に対応して、その挟持面27が第2のブロ
ック14の被挟持座面としての第2の座面1cに当接す
る。第1の座面1bには、挟持面26と接触しない非接
触凹部1d[図1(a)参照]が形成されており、この
非接触凹部1dは貫通孔1aにまで達している。
【0011】また、ドリル本体4の周面には、穿孔加工
時の切屑を加工穴の外へ排出するためのらせん状のフル
ート溝24,25が形成されている。シャンク5の端部
からドリル本体4の基端部にかけて、その中心を貫くよ
うにして冷却液を流す孔からなる大径の第1の通液孔6
が形成され、また、この第1の通液孔6に連通して、ド
リル本体4の基端部からポケット23の底にまで達する
第2の通液孔7が形成されている。さらに、第1のブロ
ック13に対応する挟持片21の挟持面26には、上記
第2の通液孔7に連通し、挟持片21の基端から先端ま
で達する断面半円弧状をなす通液溝8が形成されてい
る。
【0012】ドリルの先端図である図3、および図3の
IV−IV線に沿う断面を含む部分断面側面図である図
4に示すように、チップ1がホルダ2に取り付けられた
状態で、チップ1とホルダ2の挟持片21との間に通液
溝8による冷却経路が設けられることになり、通液溝8
を流れる冷却液は、チップ1の表面に直接接触できるの
で、チップ1に対する冷却効果を格段に向上させること
ができる。特に、通液溝8を、第1のブロック13に対
応する挟持片21に形成することにより、下記の利点が
ある。すなわち、内刃11が穴の中央部を削る関係上、
第1のブロック13は第2のブロック14と比較して、
ホルダ2の回転軸線30に、より近いレイアウトとな
る。したがって、通液溝8の排出ポート8aを、ホルダ
2の回転軸線30に比較的近づけて配置することができ
る。その結果、通液溝8から排出される冷却液を、ホル
ダ2の回転軸線30に比較的近い位置から周囲に放射状
に拡散させることができ、冷却効果をより向上できるか
らである。
【0013】さらに、通液溝8がチップ1の非接触凹部
1dに対面し、且つこの非接触凹部1dが貫通孔1aに
連通するので、冷却液が貫通孔1aにも流れる。これに
より、切削されたワークの小粒片が取付ねじ3の周囲に
付着して取付ねじ3の脱着に支障をきたすことを防止す
ることができる。なお、本発明は上記実施の形態に限定
されるものではなく、例えば通液溝8を第2のブロック
14に対応する挟持片22にのみ設けても良いし、両挟
持片21,22にそれぞれ設けても良い。その他、本発
明の範囲で種々の変更を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のスローアウェイチップ
とこれを取り付けるホルダの分解斜視図であり、(a)
はチップの正面側から見た分解斜視図であり、(b)は
チップの背面側から見た分解斜視図である。
【図2】(a)はホルダの側面図であり、(b)は取付
ねじにてチップを取り付けた状態のホルダの別角度から
の側面図である。
【図3】チップを取り付けた状態のホルダの先端の平面
図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面を含むホルダの
部分断面側面図である。
【符号の説明】
1 スローアウェイチップ 1a 貫通孔 1b 第1の座面(被挟持座面) 1c 第2の座面(被挟持座面) 1d 非接触凹部 2 ホルダ 3 取付ねじ 4 ドリル本体 5 シャンク 6 第1の通液孔 7 第2の通液孔 8 通液溝 11 内刃 12 外刃 13 第1のブロック 14 第2のブロック 21,21 挟持片 23 ポケット 26 挟持面(第1のブロックに対応する挟持片の挟持
面) 27 挟持面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】切刃を前端に形成するスローアウェイチッ
    プを取り付けてドリルを形成するホルダであって、 軸状のドリル本体と、 このドリル本体の端部に設けられ、互いの間にチップ挿
    入用のポケットを区画し、このポケットに挿入されたチ
    ップを挟んで保持するための一対の挟持片と、 ドリル本体を軸方向に貫いてポケットに達し、冷却液を
    流す通液孔と、 少なくとも一方の挟持片の挟持面に形成され、通液孔に
    連通して挟持片の先端にまで達する通液溝とを備えるこ
    とを特徴とするスローアウェイチップ用ホルダ。
  2. 【請求項2】上記チップは、穴の中央部を削る内刃を形
    成する第1のブロックと、穴の周縁部を削る外刃を形成
    する第2のブロックとを有し、 上記通液溝は第1のブロックに対応する挟持片の挟持面
    に形成されることを特徴とする請求項1記載のスローア
    ウェイチップ用ホルダ。
JP2000099542A 2000-03-31 2000-03-31 スローアウェイチップ用ホルダ Pending JP2001277029A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003047797A1 (fr) * 2001-12-07 2003-06-12 Mitsubishi Materials Corporation Foret a pointe jetable

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003047797A1 (fr) * 2001-12-07 2003-06-12 Mitsubishi Materials Corporation Foret a pointe jetable
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