JP2001273363A - 高度健診支援方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

高度健診支援方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2001273363A
JP2001273363A JP2000088299A JP2000088299A JP2001273363A JP 2001273363 A JP2001273363 A JP 2001273363A JP 2000088299 A JP2000088299 A JP 2000088299A JP 2000088299 A JP2000088299 A JP 2000088299A JP 2001273363 A JP2001273363 A JP 2001273363A
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淳一 廣田
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Hiroyuki Takeuchi
裕之 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高度な診断技術や特殊な診断装置を利用した
疾患の早期発見を支援することが可能な技術を提供す
る。 【解決手段】 健康診断の対象となる受診者に適した診
断の実施を支援する高度健診支援方法において、健康診
断の対象となる受診者の疾病に対する罹り易さを示す易
罹患情報を取得するステップと、当該受診者の易罹患情
報に応じた健診内容を生成し、当該受診者の健康診断の
内容例として提供するステップとを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は受診者の健康状態の
診断を支援する高度健診支援システムに関し、特に受診
者の疾病への罹り易さに応じた健康診断の内容を提供す
る高度健診支援システムに適用して有効な技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】通常、健常者が自分の健康状態を知りた
い場合には、健康診断を受けるのが一般的である。従来
の健康診断では予め定められた項目について臨床検査や
問診によって受診者の状態を調べ、それらの結果を健康
な人の平均的な値と比較し、受診者の健康状態の診断を
行っている。この様な健康診断を受けた受診者は、ある
疾病を発症する可能性があるかどうかを健康診断の結果
により大まかに知ることができ、生活習慣を改善する目
安とすることができる。
【0003】一方、近年では血液等の検体を用いて遺伝
子の変異を検出して診断を行う遺伝子診断が行われる様
になってきている。この様な診断が可能なのは原因遺伝
子が特定できた疾病だけであるが、この遺伝子診断では
発症前診断が可能であるという特徴がある。この為、特
定の遺伝子の変異が病気の原因となることが知られてい
る遺伝病については、生まれる前に診断する出生前診断
も行われている。
【0004】また、放射性医薬品を体内に投与してそこ
から対外に放出される放射線を検出して得た画像により
診断を行う核医学画像診断も行われる様になってきてい
る。その核医学画像診断で用いられる装置の一つである
ポジトロン断層撮影(PET:Positron Emission Tomograph
y)装置では、血流、代謝、神経伝達機能といった生理・
生化学的な機能を画像化することができるという大きな
特徴があり、精度の高い定量性やトレーサ選択の幅の広
さを兼ね備えている為、各種疾病の診断への応用が期待
されている。
【0005】なお、アルツハイマー病の早期診断及び治
療への判断基準となるデータを正確に得るアルツハイマ
ー病生涯罹病性の予測システムについては特開平10−
261029号公報に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の健康診断で
は基本的に全ての受診者に同じ項目の検査を行ってお
り、高度な診断技術を要する検査や特殊な診断装置を要
する検査は通常行われない為、高度な診断技術や特殊な
診断装置を用いれば早期発見の可能な疾病が健康診断の
段階で発見されない場合が生じうるという問題がある。
【0007】また前記核医学画像診断で用いられるPE
T装置では、生理・生化学的な機能の画像化等の特徴が
ある反面、大規模で高価な設備が必要となる為、健康診
断等で手軽に利用することが困難という問題がある。
【0008】本発明の目的は上記問題を解決し、高度な
診断技術や特殊な診断装置を利用した疾患の早期発見を
支援することが可能な技術を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、健康診断の対
象となる受診者に適した診断の実施を支援する高度健診
支援システムにおいて、受診者の疾病に対する罹り易さ
に応じた健康診断の実施を支援するものである。
【0010】本発明の高度健診支援システムでは、健康
診断の対象となる受診者の遺伝子情報、臨床検査結果や
問診結果等の情報を連携病院や遺伝子検査機関から取得
して受診者情報データベースに蓄積する。そして受診者
の疾病に対する罹り易さを示す易罹患情報を受診者情報
データベースから取得し、受診者の易罹患情報に応じた
健診内容を生成して当該受診者の健康診断の内容例とし
て連携病院に提供する。
【0011】例えば特定の原因遺伝子に生じた遺伝子異
常により特定の疾病が発症することが知られている場
合、受診者がその原因遺伝子に遺伝子異常を持つかどう
かを調べ、その遺伝子異常を持つ場合には、当該疾病の
診断を行う健診内容を生成して当該受診者の健康診断の
内容例として連携病院に提供する。
【0012】前記の様に本発明では、受診者個人の易罹
患情報に合わせた健康診断を支援するので、場合によっ
てはPET装置を用いた診断等の高度な診断技術や特殊
な診断装置を必要とする診断を、受診者の易罹患情報に
応じて組み入れた健康診断を行うことができる。
【0013】以上の様に本発明の高度健診支援システム
によれば、受診者の疾病に対する罹り易さに応じた健康
診断の実施を支援するので、高度な診断技術や特殊な診
断装置を利用した疾患の早期発見を支援することが可能
である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に受診者の疾病への罹り易さ
に応じた健康診断の内容を提供する一実施形態の高度健
診支援システムについて説明する。
【0015】図1は本実施形態の高度健診支援システム
の概略構成を示す図である。図1に示す様に本実施形態
の高度健診支援システムは、高度健診支援装置100
と、連携病院側装置110と、遺伝子検査機関側装置1
20と、先端医療機関側装置130とを有している。
【0016】高度健診支援装置100は、健康診断の対
象となる受診者の疾病への罹り易さに応じた健康診断の
内容や受診者の治療に対する適合性に応じた治療内容を
連携病院側装置110へ提供して連携病院での診断や治
療を支援する装置である。
【0017】連携病院側装置110は、受診者の臨床検
査結果や問診結果等の情報を高度健診支援装置100へ
送り、高度健診支援装置100から受け取った健康診断
の内容や治療内容を表示して連携病院での診断や治療を
支援する装置である。
【0018】遺伝子検査機関側装置120は、受診者の
遺伝子検査依頼を受付け、遺伝子検査の結果として得ら
れた遺伝子情報を高度健診支援装置100へ送信する装
置である。先端医療機関側装置130は、受診者の診断
依頼を受付け、PET装置等を用いた診断によって得ら
れた診断結果を高度健診支援装置100へ送信する装置
である。
【0019】本実施形態の高度健診支援システムでは、
健康診断の対象となる受診者の遺伝子情報、臨床検査結
果や問診結果等の情報を連携病院側装置110や遺伝子
検査機関側装置120から取得して受診者情報データベ
ースに蓄積する。そして受診者の疾病に対する罹り易さ
を示す易罹患情報を受診者情報データベースから取得
し、受診者の易罹患情報に応じた健診内容を生成して当
該受診者の健康診断の内容例として連携病院側装置11
0に提供する。
【0020】また本実施形態の高度健診支援システムで
は、前記提供した健診内容の診断を依頼する診断依頼を
連携病院側装置110から受付け、その診断を行うのに
適した先端医療機関を選定して当該受診者の診断を先端
医療機関側装置130に依頼し、その診断結果を受診者
情報データベースに蓄積する。診断の結果、ある疾病に
罹っていると診断された場合、受診者の治療に対する適
合性を示す適合性情報を受診者情報データベース等から
取得し、当該受診者の適合性情報に応じて治療内容を生
成して当該受診者の治療内容の内容として連携病院側装
置110に提供する。
【0021】図2は本実施形態の高度健診支援装置10
0の概略構成を示す図である。図2に示す様に本実施形
態の高度健診支援装置100は、CPU201と、メモ
リ202と、磁気ディスク装置203と、入力装置20
4と、出力装置205と、CD−ROM装置206と、
受診者情報データベース207と、疾病情報データベー
ス208とを有している。
【0022】CPU201は、高度健診支援装置100
全体の動作を制御する装置である。メモリ202は、高
度健診支援装置100全体の動作を制御する際にその為
の各種処理プログラムやデータをロードする記憶装置で
ある。
【0023】磁気ディスク装置203は、前記各種処理
プログラムやデータを格納しておく記憶装置である。入
力装置204は、健診内容や治療内容を提供する為の各
種入力を行う装置である。出力装置205は、健診内容
や治療内容の提供に伴う各種出力を行う装置である。
【0024】CD−ROM装置206は、前記各種処理
プログラムを記録したCD−ROMの内容を読み出す装
置である。受診者情報データベース207は、健康診断
の対象となる受診者の遺伝子情報、臨床検査結果及び問
診結果等の情報や、先端医療機関側装置130から得ら
れた診断結果を格納するデータベースである。
【0025】疾病情報データベース208は、疾病の発
生原因を示す原因情報、その疾病の罹り易さを示す易罹
患率、その疾病の発生部位や進行速度等の疾病の内容を
示す疾病情報、その疾病の治療方法等を格納するデータ
ベースである。
【0026】また高度健診支援装置100は、受診者情
報蓄積処理部210と、易罹患情報取得処理部211
と、健診内容提供処理部212と、診断受付処理部21
3と、易罹患率算出処理部214と、適合性情報取得処
理部215と、治療内容提供処理部216とを有してい
る。
【0027】受診者情報蓄積処理部210は、健康診断
の対象となる受診者の遺伝子情報、臨床検査結果や問診
結果等の情報を連携病院側装置110や遺伝子検査機関
側装置120から取得して受診者情報データベース20
7に蓄積する処理部である。
【0028】易罹患情報取得処理部211は、受診者の
疾病に対する罹り易さを示す易罹患情報を受診者情報デ
ータベース207及び疾病情報データベース208から
取得する処理部である。健診内容提供処理部212は、
受診者の易罹患情報に応じた健診内容を生成して当該受
診者の健康診断の内容例として連携病院側装置110に
提供する処理部である。
【0029】診断受付処理部213は、前記提供した健
診内容の診断を依頼する診断依頼を連携病院側装置11
0から受付け、その診断を行うのに適した先端医療機関
を選定して当該受診者の診断を先端医療機関側装置13
0に依頼し、その診断結果を受診者情報データベース2
07に蓄積する処理部である。
【0030】易罹患率算出処理部214は、受診者情報
データベース207の内容が更新された場合に疾病情報
データベース208中の易罹患率を更新する処理部であ
る。適合性情報取得処理部215は、受診者の治療に対
する適合性を示す適合性情報を受診者情報データベース
207及び疾病情報データベース208から取得する処
理部である。治療内容提供処理部216は、当該受診者
の適合性情報に応じて治療内容を生成して当該受診者の
治療内容の内容として連携病院側装置110に提供する
処理部である。
【0031】高度健診支援装置100を受診者情報蓄積
処理部210、易罹患情報取得処理部211、健診内容
提供処理部212、診断受付処理部213、易罹患率算
出処理部214、適合性情報取得処理部215及び治療
内容提供処理部216として機能させる為のプログラム
は、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク
等に格納された後、メモリにロードされて実行されるも
のとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はC
D−ROM以外の他の記録媒体でも良い。
【0032】図3は本実施形態の受診者情報データベー
ス207の一例を示す図である。図3に示す様に本実施
形態の受診者情報データベース207は、健康診断の対
象となる受診者の遺伝子情報、臨床検査結果及び問診結
果等の情報や、先端医療機関側装置130から得られた
診断結果を格納している。
【0033】図3において遺伝子検査結果の「MET」、
「BRCA1」等の各記号は家族性腫瘍の原因遺伝子を表し
ており、丸印は遺伝子異常があることを示している。臨
床検査結果に示された数値は、各項目の特定の値の範囲
を識別する番号を示しており、問診結果の丸印は、受診
者が問診票中の設問「Q1」等に「はい」と答えたこと
を示している。
【0034】図4は本実施形態の疾病情報データベース
208の一例を示す図である。図4に示す様に本実施形
態の疾病情報データベース208は、疾病の発生原因を
示す原因情報、その疾病の罹り易さを示す易罹患率、そ
の疾病の診断方法を示す情報、その疾病の治療方法を示
す情報を含んでいる。原因情報中の癌遺伝子「MET」や
癌抑制遺伝子「BRCA1」は、その遺伝子に異常があると
腎癌や乳癌を発症することを表している。また画像診断
Aや画像診断B等の診断方法は、PET装置等の特殊な
診断装置を用いる診断を含むものとする。
【0035】図5は本実施形態の連携病院側装置110
の概略構成を示す図である。図5に示す様に本実施形態
の連携病院側装置110は、CPU501と、メモリ5
02と、磁気ディスク装置503と、入力装置504
と、出力装置505と、CD−ROM装置506とを有
している。
【0036】CPU501は、連携病院側装置110全
体の動作を制御する装置である。メモリ502は、連携
病院側装置110全体の動作を制御する際にその為の各
種処理プログラムやデータをロードする記憶装置であ
る。
【0037】磁気ディスク装置503は、前記各種処理
プログラムやデータを格納しておく記憶装置である。入
力装置504は、健診内容や治療内容の提供を受ける為
の各種入力を行う装置である。出力装置505は、健診
内容や治療内容の提供に伴う各種出力を行う装置であ
る。CD−ROM装置506は、前記各種処理プログラ
ムを記録したCD−ROMの内容を読み出す装置であ
る。
【0038】また連携病院側装置110は、受診者情報
処理部510と、健診提案依頼処理部511と、診断依
頼処理部512と、治療提案依頼処理部513とを有し
ている。
【0039】受診者情報処理部510は、健康診断の対
象となる受診者の臨床検査結果や問診結果等の情報を入
力して高度健診支援装置100へ送信し、受診者の遺伝
子検査を高度健診支援装置100へ依頼して受け取った
結果レポートを表示する処理部である。
【0040】健診提案依頼処理部511は、受診者の易
罹患情報に応じた健診内容の提案を高度健診支援装置1
00へ依頼して受け取った健診内容を表示する処理部で
ある。診断依頼処理部512は、受診者の易罹患情報に
応じた診断を高度健診支援装置100へ依頼して受け取
った診断結果を表示する処理部である。治療提案依頼処
理部513は、受診者の適合性情報に応じた治療内容の
提案を高度健診支援装置100へ依頼して受け取った治
療内容を表示する処理部である。
【0041】連携病院側装置110を受診者情報処理部
510、健診提案依頼処理部511、診断依頼処理部5
12及び治療提案依頼処理部513として機能させる為
のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され
磁気ディスク等に格納された後、メモリにロードされて
実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する
記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。
【0042】図6は本実施形態の遺伝子検査機関側装置
120の概略構成を示す図である。図6に示す様に本実
施形態の遺伝子検査機関側装置120は、CPU601
と、メモリ602と、磁気ディスク装置603と、入力
装置604と、出力装置605と、CD−ROM装置6
06とを有している。
【0043】CPU601は、遺伝子検査機関側装置1
20全体の動作を制御する装置である。メモリ602
は、遺伝子検査機関側装置120全体の動作を制御する
際にその為の各種処理プログラムやデータをロードする
記憶装置である。
【0044】磁気ディスク装置603は、前記各種処理
プログラムやデータを格納しておく記憶装置である。入
力装置604は、遺伝子検査を行う為の各種入力を行う
装置である。出力装置605は、遺伝子検査に伴う各種
出力を行う装置である。CD−ROM装置606は、前
記各種処理プログラムを記録したCD−ROMの内容を
読み出す装置である。
【0045】また遺伝子検査機関側装置120は遺伝子
情報処理部610を有している。遺伝子情報処理部61
0は、健康診断の対象となる受診者の遺伝子検査依頼を
受付け、遺伝子検査の結果として得られた遺伝子情報を
高度健診支援装置100へ送信する処理部である。
【0046】遺伝子検査機関側装置120を遺伝子情報
処理部610として機能させる為のプログラムは、CD
−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納
された後、メモリにロードされて実行されるものとす
る。なお前記プログラムを記録する記録媒体はCD−R
OM以外の他の記録媒体でも良い。
【0047】図7は本実施形態の先端医療機関側装置1
30の概略構成を示す図である。図7に示す様に本実施
形態の先端医療機関側装置130は、CPU701と、
メモリ702と、磁気ディスク装置703と、入力装置
704と、出力装置705と、CD−ROM装置706
とを有している。
【0048】CPU701は、先端医療機関側装置13
0全体の動作を制御する装置である。メモリ702は、
先端医療機関側装置130全体の動作を制御する際にそ
の為の各種処理プログラムやデータをロードする記憶装
置である。
【0049】磁気ディスク装置703は、前記各種処理
プログラムやデータを格納しておく記憶装置である。入
力装置704は、PET装置等を用いた診断を行う為の
各種入力を行う装置である。出力装置705は、PET
装置等を用いた診断に伴う各種出力を行う装置である。
CD−ROM装置706は、前記各種処理プログラムを
記録したCD−ROMの内容を読み出す装置である。
【0050】また先端医療機関側装置130は診断情報
処理部710を有している。診断情報処理部710は、
健康診断の対象となる受診者の診断依頼を受付け、診断
結果を高度健診支援装置100へ送信する処理部であ
る。
【0051】先端医療機関側装置130を診断情報処理
部710として機能させる為のプログラムは、CD−R
OM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納され
た後、メモリにロードされて実行されるものとする。な
お前記プログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以
外の他の記録媒体でも良い。
【0052】以下に本実施形態の高度健診支援システム
において、健康診断の対象となる受診者の遺伝子情報、
臨床検査結果や問診結果等の情報を連携病院側装置11
0や遺伝子検査機関側装置120から取得して受診者情
報データベース207に蓄積する処理について説明す
る。
【0053】図8は本実施形態の受診者情報処理部51
0の処理手順を示すフローチャートである。図8に示す
様に連携病院側装置110の受診者情報処理部510
は、健康診断の対象となる受診者の臨床検査結果や問診
結果等の情報を入力して高度健診支援装置100へ送信
し、受診者の遺伝子検査を高度健診支援装置100へ依
頼して受け取った結果レポートを表示する処理を行う。
【0054】図9は本実施形態の受診者情報蓄積処理部
210の処理手順を示すフローチャートである。図9に
示す様に高度健診支援装置100の受診者情報蓄積処理
部210は、健康診断の対象となる受診者の遺伝子情
報、臨床検査結果や問診結果等の情報を連携病院側装置
110や遺伝子検査機関側装置120から取得して受診
者情報データベース207に蓄積する処理を行う。
【0055】図10は本実施形態の遺伝子情報処理部6
10の処理手順を示すフローチャートである。図10に
示す様に遺伝子検査機関側装置120の遺伝子情報処理
部610は、健康診断の対象となる受診者の遺伝子検査
依頼を受付け、遺伝子検査の結果として得られた遺伝子
情報を高度健診支援装置100へ送信する処理を行う。
【0056】本実施形態の高度健診支援システムにおい
て、連携病院が受診者の易罹患情報に応じた健診内容の
提供を受けようとする場合には、まず健康診断の対象と
なる受診者の遺伝子情報、臨床検査結果や問診結果等の
情報を高度健診支援装置100へ送る。受診者の遺伝子
情報を連携病院で保有していない場合には検体を高度健
診支援センタへ送り、高度健診支援装置100に遺伝子
検査を依頼する。
【0057】ステップ801で連携病院側装置110の
受診者情報処理部510は、連携病院で保有している臨
床検査結果や問診結果等の受診者情報の一覧を表示し、
オペレータからの指示を受付ける。
【0058】ステップ802で受診者情報処理部510
は、ステップ801で受付けた指示内容を調べ、オペレ
ータから受付けた指示内容が受診者情報の送信指示であ
る場合にはステップ803に進み、オペレータによって
選択された受診者情報を高度健診支援装置100へ送
る。
【0059】ステップ901で高度健診支援装置100
の受診者情報蓄積処理部210は、連携病院側装置11
0から受診者情報を受信しているかどうかを調べ、受診
者情報を受信している場合にはステップ902へ進み、
受信した受診者情報を受診者情報データベース207へ
格納する。
【0060】ステップ804で連携病院側装置110の
受診者情報処理部510は、ステップ801で受付けた
指示内容を調べ、オペレータから受付けた指示内容が遺
伝子検査依頼の送信指示である場合にはステップ805
に進み、オペレータによって選択された受診者の遺伝子
検査依頼を高度健診支援装置100へ送る。そして当該
受診者の検体を郵送等で高度健診支援センタへ送付す
る。
【0061】ステップ903で高度健診支援装置100
の受診者情報蓄積処理部210は、連携病院側装置11
0から遺伝子検査依頼を受信しているかどうかを調べ、
遺伝子検査依頼を受信している場合にはステップ904
へ進む。ステップ904ではその遺伝子検査を行う遺伝
子検査機関を選定し、ステップ905では前記選定した
遺伝子検査機関の遺伝子検査機関側装置120へ当該受
診者の遺伝子検査依頼を送る。そして連携病院から送ら
れた当該受診者の検体を当該遺伝子検査機関へ送付す
る。
【0062】ステップ1001で遺伝子検査機関側装置
120の遺伝子情報処理部610は、高度健診支援装置
100から遺伝子検査依頼を受信しているかどうかを調
べ、遺伝子検査依頼を受信している場合にはステップ1
002へ進む。ステップ1002では受信した遺伝子検
査依頼の一覧を出力装置605へ出力する。遺伝子検査
機関では受信した遺伝子検査依頼に従って遺伝子検査装
置を用いた検査を行って遺伝子検査機関側装置120に
遺伝子検査結果を入力する。ステップ1003ではオペ
レータによって選択された受診者の遺伝子検査結果の入
力を受付ける。
【0063】ステップ1004で遺伝子情報処理部61
0は、オペレータから遺伝子検査結果の送信指示を受付
けたかどうかを調べ、遺伝子検査結果の送信指示を受付
けた場合にはステップ1005に進み、オペレータによ
って選択された受診者の遺伝子検査結果を高度健診支援
装置100へ送る。
【0064】ステップ906で高度健診支援装置100
の受診者情報蓄積処理部210は、遺伝子検査機関側装
置120から遺伝子検査結果を受信しているかどうかを
調べ、遺伝子検査結果を受信している場合にはステップ
907へ進む。ステップ907では受信した遺伝子検査
結果を受診者情報データベース207へ格納する。ステ
ップ908では前記受信した遺伝子検査結果を示す結果
レポートを生成し、ステップ909では前記生成した結
果レポートを連携病院側装置110へ送る。
【0065】ステップ806で連携病院側装置110の
受診者情報処理部510は、高度健診支援装置100か
ら結果レポートを受信しているかどうかを調べ、結果レ
ポートを受信している場合にはステップ807へ進む。
ステップ807では受信した結果レポートを出力装置5
05へ出力し、ステップ808では前記受信した結果レ
ポートを連携病院側装置110内に蓄積する。
【0066】以下に本実施形態の高度健診支援システム
において、受診者の疾病に対する罹り易さを示す易罹患
情報を受診者情報データベース207及び疾病情報デー
タベース208から取得し、受診者の易罹患情報に応じ
た健診内容を生成して当該受診者の健康診断の内容例と
して連携病院側装置110に提供する処理について説明
する。
【0067】図11は本実施形態の健診提案依頼処理部
511の処理手順を示すフローチャートである。図11
に示す様に連携病院側装置110の健診提案依頼処理部
511は、受診者の易罹患情報に応じた健診内容の提案
を高度健診支援装置100へ依頼して受け取った健診内
容を表示する処理を行う。
【0068】図12は本実施形態の健診提案処理の処理
手順を示すフローチャートである。図12に示す様に高
度健診支援装置100は、受診者の疾病に対する罹り易
さを示す易罹患情報を受診者情報データベース207及
び疾病情報データベース208から取得し、受診者の易
罹患情報に応じた健診内容を生成して当該受診者の健康
診断の内容例として連携病院側装置110に提供する処
理を行う。
【0069】ステップ1101で連携病院側装置110
の健診提案依頼処理部511は、易罹患情報に応じた健
診内容の提供を受けようとする受診者の一覧を表示し、
オペレータからの指示を受付ける。
【0070】ステップ1102で健診提案依頼処理部5
11は、ステップ1101で受付けた指示内容を調べ、
オペレータから受付けた指示内容が健診内容の提案依頼
の送信指示である場合にはステップ1103に進み、オ
ペレータによって選択された受診者に対する健診内容の
提案依頼を高度健診支援装置100へ送る。
【0071】ステップ1201で高度健診支援装置10
0の易罹患情報取得処理部211は、連携病院側装置1
10から健診内容の提案依頼を受信しているかどうかを
調べ、健診内容の提案依頼を受信している場合にはステ
ップ1202へ進む。
【0072】ステップ1202で易罹患情報取得処理部
211は、疾病情報データベース208を参照して疾病
の原因情報を読み出し、ステップ1203では、健診内
容の提案依頼があった受診者の易罹患情報を受診者情報
データベース207から読み出す。
【0073】ステップ1204で易罹患情報取得処理部
211は、疾病情報データベース208から読み出した
当該疾病の原因情報と受診者情報データベース207か
ら読み出した易罹患情報とを比較し、当該疾病の原因情
報に一致する易罹患情報が当該受診者の易罹患情報に含
まれているかどうかを調べる。当該疾病の原因情報に一
致する易罹患情報が当該受診者の易罹患情報に含まれて
いる場合にはステップ1205へ進み、当該疾病の原因
情報に対応する易罹患率を疾病情報データベース208
から読み出す。
【0074】ステップ1206で健診内容提供処理部2
12は、受診者の易罹患率に応じた診断頻度を算出し、
当該疾病に罹患しているかどうかを診断する診断方法を
疾病情報データベース208から読み出して健診内容を
生成する。
【0075】例えばステップ1202では、疾病情報デ
ータベース208を参照して疾病の原因情報として乳癌
の原因が癌抑制遺伝子「BRCA1」の遺伝子異常であるこ
とを読み出し、ステップ1203では、健診内容の提案
依頼があった受診者の易罹患情報として、受診者ID
「106」の遺伝子検査結果を受診者情報データベース
207から読み出す。そしてステップ1204では、疾
病情報データベース208から読み出した乳癌の原因と
受診者情報データベース207から読み出した遺伝子検
査結果とを比較し、乳癌の原因に一致する癌抑制遺伝子
「BRCA1」の遺伝子異常が当該受診者の易罹患情報に含
まれているのでステップ1205へ進み、当該疾病の原
因情報に対応する易罹患率として「易罹患率B」を疾病
情報データベース208から読み出す。ステップ120
6で健診内容提供処理部212は、受診者の易罹患率で
ある「易罹患率B」の値の大きさやその疾病の進行の速
さ等に応じて半年に一度等の診断頻度を算出し、当該疾
病に罹患しているかどうかを診断する診断方法として
「画像診断B」を疾病情報データベース208から読み
出して、半年に一度のPET装置による診断等の健診内
容を生成する。
【0076】ステップ1207では疾病情報データベー
ス208中に次の疾病の原因情報があるかどうかを調
べ、次の疾病の原因情報が有る場合にはステップ120
2へ戻って次の疾病について処理を行い、次の疾病の原
因情報が無い場合にはステップ1208へ進む。ステッ
プ1208では前記生成された健診内容を連携病院側装
置110へ送信する。
【0077】ステップ1104で連携病院側装置110
の健診提案依頼処理部511は、高度健診支援装置10
0から健診内容を受信しているかどうかを調べ、健診内
容を受信している場合にはステップ1105へ進む。ス
テップ1105では受信した健診内容を出力装置505
へ出力し、ステップ1106では前記受信した健診内容
を連携病院側装置110内に蓄積する。
【0078】以下に本実施形態の高度健診支援システム
において、前記提供した健診内容の診断を依頼する診断
依頼を連携病院側装置110から受付け、その診断を行
うのに適した先端医療機関を選定して当該受診者の診断
を先端医療機関側装置130に依頼し、その診断結果を
受診者情報データベース207に蓄積する処理について
説明する。
【0079】図13は本実施形態の診断依頼処理部51
2の処理手順を示すフローチャートである。図13に示
す様に連携病院側装置110の診断依頼処理部512
は、受診者の易罹患情報に応じた診断を高度健診支援装
置100へ依頼して受け取った診断結果を表示する処理
を行う。
【0080】図14は本実施形態の診断受付処理部21
3の処理手順を示すフローチャートである。図14に示
す様に高度健診支援装置100の診断受付処理部213
は、前記提供した健診内容の診断を依頼する診断依頼を
連携病院側装置110から受付け、その診断を行うのに
適した先端医療機関を選定して当該受診者の診断を先端
医療機関側装置130に依頼し、その診断結果を受診者
情報データベース207に蓄積する処理を行う。
【0081】図15は本実施形態の診断情報処理部71
0の処理手順を示すフローチャートである。図15に示
す様に先端医療機関側装置130の診断情報処理部71
0は、健康診断の対象となる受診者の診断依頼を受付
け、診断結果を高度健診支援装置100へ送信する処理
を行う。
【0082】ステップ1301で連携病院側装置110
の診断依頼処理部512は、易罹患情報に応じた診断を
受けようとする受診者の一覧を表示し、オペレータから
の指示を受付ける。
【0083】ステップ1302で診断依頼処理部512
は、ステップ1301で受付けた指示内容を調べ、オペ
レータから受付けた指示内容が診断依頼の送信指示であ
る場合にはステップ1303に進み、オペレータによっ
て選択された受診者に対する診断依頼を高度健診支援装
置100へ送る。
【0084】ステップ1401で高度健診支援装置10
0の診断受付処理部213は、連携病院側装置110か
ら診断依頼を受信しているかどうかを調べ、診断依頼を
受信している場合にはステップ1402へ進む。
【0085】ステップ1402ではその診断を行う先端
医療機関を選定し、ステップ1403では前記選定した
先端医療機関の先端医療機関側装置130へ当該受診者
の診断依頼を送る。そして依頼された診断が行われる先
端医療機関を当該受診者に通知する。
【0086】ステップ1501で先端医療機関側装置1
30の診断情報処理部710は、高度健診支援装置10
0から診断依頼を受信しているかどうかを調べ、診断依
頼を受信している場合にはステップ1502へ進む。ス
テップ1502では受信した診断依頼の一覧を出力装置
705へ出力する。先端医療機関では受信した診断依頼
に従ってPET装置を用いた画像診断等を行って先端医
療機関側装置130に診断結果を入力する。ステップ1
503ではオペレータによって選択された受診者の診断
結果の入力を受付ける。
【0087】ステップ1504で診断情報処理部710
は、オペレータから診断結果の送信指示を受付けたかど
うかを調べ、診断結果の送信指示を受付けた場合にはス
テップ1505に進み、オペレータによって選択された
受診者の診断結果を高度健診支援装置100へ送る。
【0088】ステップ1404で高度健診支援装置10
0の診断受付処理部213は、先端医療機関側装置13
0から診断結果を受信しているかどうかを調べ、診断結
果を受信している場合にはステップ1405へ進む。ス
テップ1405では受信した診断結果を受診者情報デー
タベース207へ格納する。ステップ1406では前記
受信した診断結果を示す診断レポートを生成し、ステッ
プ1407では前記生成した診断レポートを連携病院側
装置110へ送る。
【0089】ステップ1304で連携病院側装置110
の診断依頼処理部512は、高度健診支援装置100か
ら診断レポートを受信しているかどうかを調べ、診断レ
ポートを受信している場合にはステップ1305へ進
む。ステップ1305では受信した診断レポートを出力
装置505へ出力し、ステップ1306では前記受信し
た診断レポートを連携病院側装置110内に蓄積する。
【0090】本実施形態の高度健診支援システムでは、
健康診断の対象となる受診者の遺伝子情報、臨床検査結
果及び問診結果等の情報または受診者の診断結果を受診
者情報データベース207に蓄積した場合や、疾病情報
データベース208の原因情報が更新された場合に疾病
情報データベース208中の易罹患率の値を更新する処
理を行う。
【0091】以下に本実施形態の高度健診支援システム
において、受診者情報データベース207の内容が更新
された場合に疾病情報データベース208中の易罹患率
を更新する処理について説明する。
【0092】図16は本実施形態の易罹患率算出処理部
214の処理手順を示すフローチャートである。図16
に示す様に高度健診支援装置100の易罹患率算出処理
部214は、受診者情報データベース207の内容が更
新された場合に疾病情報データベース208中の易罹患
率を更新する処理を行う。
【0093】ステップ1601で高度健診支援装置10
0の易罹患率算出処理部214は、疾病情報データベー
ス208を参照して疾病の原因情報を読み出し、ステッ
プ1602では、易罹患率算出用の変数a及びbと受診
者情報データベース207の読み出し位置を初期化す
る。
【0094】ステップ1603で易罹患率算出処理部2
14は、受診者の易罹患情報を受診者情報データベース
207から読み出し、ステップ1604では、疾病情報
データベース208から読み出した当該疾病の原因情報
と受診者情報データベース207から読み出した易罹患
情報とを比較し、当該疾病の原因情報に一致するものが
その易罹患情報に含まれているかどうかを調べる。当該
疾病の原因情報に一致するものがその易罹患情報に含ま
れている場合にはステップ1605へ進み、疾病の原因
情報に一致する易罹患情報を持つ受診者数を示す変数a
に「1」を加算する。
【0095】ステップ1606では、受診者情報データ
ベース207の診断結果を参照し、当該疾病の原因情報
に一致する易罹患情報を持つ受診者が当該疾病に罹患し
ているかどうかを調べる。その受診者が当該疾病に罹患
している場合にはステップ1607へ進み、当該疾病に
罹患している受診者数を示す変数bに「1」を加算す
る。
【0096】ステップ1608では、受診者情報データ
ベース207に次のレコードがあるかどうかを調べ、次
のレコードが有る場合にはステップ1603へ戻り、次
のレコードが無い場合にはステップ1609へ進む。
【0097】ステップ1609では、変数aに対する変
数bの割合を求めて受診者の易罹患率を算出し、ステッ
プ1610では、前記算出した易罹患率を疾病情報デー
タベース208に格納する。
【0098】ステップ1611では、疾病情報データベ
ース208に次のレコードがあるかどうかを調べ、次の
レコードが有る場合にはステップ1601へ戻り、次の
レコードが無い場合には処理を終了する。
【0099】以下に本実施形態の高度健診支援システム
において、受診者の治療に対する適合性を示す適合性情
報を受診者情報データベース207及び疾病情報データ
ベース208から取得し、当該受診者の適合性情報に応
じて治療内容を生成して当該受診者の治療内容の内容と
して連携病院側装置110に提供する処理について説明
する。
【0100】図17は本実施形態の治療提案依頼処理部
513の処理手順を示すフローチャートである。図17
に示す様に連携病院側装置110の治療提案依頼処理部
513は、受診者の適合性情報に応じた治療内容の提案
を高度健診支援装置100へ依頼して受け取った治療内
容を表示する処理を行う。
【0101】図18は本実施形態の治療提案処理の処理
手順を示すフローチャートである。図18に示す様に高
度健診支援装置100は、受診者の治療に対する適合性
を示す適合性情報を受診者情報データベース207及び
疾病情報データベース208から取得し、当該受診者の
適合性情報に応じて治療内容を生成して当該受診者の治
療内容の内容として連携病院側装置110に提供する処
理を行う。
【0102】ステップ1701で連携病院側装置110
の治療提案依頼処理部513は、適合性情報に応じた治
療内容の提供を受けようとする受診者の一覧を表示し、
オペレータからの指示を受付ける。
【0103】ステップ1702で治療提案依頼処理部5
13は、ステップ1701で受付けた指示内容を調べ、
オペレータから受付けた指示内容が治療内容の提案依頼
の送信指示である場合にはステップ1703に進み、オ
ペレータによって選択された受診者に対する治療内容の
提案依頼を高度健診支援装置100へ送る。
【0104】ステップ1801で高度健診支援装置10
0の適合性情報取得処理部215は、連携病院側装置1
10から治療内容の提案依頼を受信しているかどうかを
調べ、治療内容の提案依頼を受信している場合にはステ
ップ1802へ進む。
【0105】ステップ1802で適合性情報取得処理部
215は、受診者情報データベース207を参照し、治
療内容の提案依頼があった受診者の診断結果を読み出
す。ステップ1803では、前記読み出した診断結果に
示された疾病の治療方法を疾病情報データベース208
から読み出す。ステップ1804では、前記読み出した
治療方法に対する受診者の適合性情報を受診者情報デー
タベース207から読み出す。
【0106】ステップ1805で高度健診支援装置10
0の治療内容提供処理部216は、受診者情報データベ
ース207から読み出した適合性情報を参照し、当該受
診者の適合性情報に応じた適合度を疾病情報データベー
ス208から読み出した治療方法に設定する。ステップ
1806では、前記設定した適合度に応じて治療方法を
順位付けした治療内容を生成して連携病院側装置110
へ送信する。
【0107】例えばステップ1803で疾病情報データ
ベース208から読み出した治療方法が、「化学療法
B」、「放射線療法B」、「手術B」等である場合に
は、ステップ1804で、前記読み出した治療方法に対
する受診者の適合性情報として、化学療法や放射線療法
に対する感受性を示す遺伝子検査結果を受診者情報デー
タベース207から読み出す。癌の薬剤耐性は治療をす
る上で大きな問題とされており、種々の抗生物質や抗癌
剤など多剤耐性を示す現象が知られている。この多剤耐
性は、P糖蛋白質(MDR1遺伝子)等が高発現する為に生
じることが判明しており、それらの遺伝子の定量が耐性
を知るのに役立つと考えられている。そしてステップ1
805では、化学療法や放射線療法に対する感受性に応
じて「化学療法B」、「放射線療法B」、「手術B」に
「優良」や「無効」等の適合度を設定し、ステップ18
06では、前記設定した適合度に応じて「化学療法
B」、「放射線療法B」、「手術B」を順位付けして連
携病院側装置110へ送信する。
【0108】ステップ1704で連携病院側装置110
の治療提案依頼処理部513は、高度健診支援装置10
0から治療内容を受信しているかどうかを調べ、治療内
容を受信している場合にはステップ1705へ進む。ス
テップ1705では受信した治療内容を出力装置505
へ出力し、ステップ1706では前記受信した治療内容
を連携病院側装置110内に蓄積する。
【0109】以上説明した様に本実施形態の高度健診支
援システムによれば、受診者の疾病に対する罹り易さに
応じた健康診断の実施を支援するので、高度な診断技術
や特殊な診断装置を利用した疾患の早期発見を支援する
ことが可能である。
【0110】
【発明の効果】本発明によれば受診者の疾病に対する罹
り易さに応じた健康診断の実施を支援するので、高度な
診断技術や特殊な診断装置を利用した疾患の早期発見を
支援することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の高度健診支援システムの概略構成
を示す図である。
【図2】本実施形態の高度健診支援装置100の概略構
成を示す図である。
【図3】本実施形態の受診者情報データベース207の
一例を示す図である。
【図4】本実施形態の疾病情報データベース208の一
例を示す図である。
【図5】本実施形態の連携病院側装置110の概略構成
を示す図である。
【図6】本実施形態の遺伝子検査機関側装置120の概
略構成を示す図である。
【図7】本実施形態の先端医療機関側装置130の概略
構成を示す図である。
【図8】本実施形態の受診者情報処理部510の処理手
順を示すフローチャートである。
【図9】本実施形態の受診者情報蓄積処理部210の処
理手順を示すフローチャートである。
【図10】本実施形態の遺伝子情報処理部610の処理
手順を示すフローチャートである。
【図11】本実施形態の健診提案依頼処理部511の処
理手順を示すフローチャートである。
【図12】本実施形態の健診提案処理の処理手順を示す
フローチャートである。
【図13】本実施形態の診断依頼処理部512の処理手
順を示すフローチャートである。
【図14】本実施形態の診断受付処理部213の処理手
順を示すフローチャートである。
【図15】本実施形態の診断情報処理部710の処理手
順を示すフローチャートである。
【図16】本実施形態の易罹患率算出処理部214の処
理手順を示すフローチャートである。
【図17】本実施形態の治療提案依頼処理部513の処
理手順を示すフローチャートである。
【図18】本実施形態の治療提案処理の処理手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
100…高度健診支援装置、110…連携病院側装置、
120…遺伝子検査機関側装置、130…先端医療機関
側装置、201…CPU、202…メモリ、203…磁
気ディスク装置、204…入力装置、205…出力装
置、206…CD−ROM装置、207…受診者情報デ
ータベース、208…疾病情報データベース、210…
受診者情報蓄積処理部、211…易罹患情報取得処理
部、212…健診内容提供処理部、213…診断受付処
理部、214…易罹患率算出処理部、215…適合性情
報取得処理部、216…治療内容提供処理部、501…
CPU、502…メモリ、503…磁気ディスク装置、
504…入力装置、505…出力装置、506…CD−
ROM装置、510…受診者情報処理部、511…健診
提案依頼処理部、512…診断依頼処理部、513…治
療提案依頼処理部、601…CPU、602…メモリ、
603…磁気ディスク装置、604…入力装置、605
…出力装置、606…CD−ROM装置、610…遺伝
子情報処理部、701…CPU、702…メモリ、70
3…磁気ディスク装置、704…入力装置、705…出
力装置、706…CD−ROM装置、710…診断情報
処理部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上村 明 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所原子力事業部内 (72)発明者 原田 義則 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所ライフサイエンス推進 事業部内 (72)発明者 竹内 裕之 東京都千代田区丸ノ内一丁目5番1号 株 式会社日立製作所医療システム推進本部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 健康診断の対象となる受診者に適した診
    断の実施を支援する高度健診支援方法において、 健康診断の対象となる受診者の疾病に対する罹り易さを
    示す易罹患情報を取得するステップと、当該受診者の易
    罹患情報に応じた健診内容を生成し、当該受診者の健康
    診断の内容例として提供するステップとを有することを
    特徴とする高度健診支援方法。
  2. 【請求項2】 健康診断の対象となる受診者に適した診
    断の実施を支援する高度健診支援システムにおいて、 健康診断の対象となる受診者の疾病に対する罹り易さを
    示す易罹患情報を取得する易罹患情報取得処理部と、当
    該受診者の易罹患情報に応じた健診内容を生成し、当該
    受診者の健康診断の内容例として提供する健診内容提供
    処理部とを備えることを特徴とする高度健診支援システ
    ム。
  3. 【請求項3】 健康診断の対象となる受診者に適した診
    断の実施を支援する高度健診支援システムとしてコンピ
    ュータを機能させる為のプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体において、 健康診断の対象となる受診者の疾病に対する罹り易さを
    示す易罹患情報を取得する易罹患情報取得処理部と、当
    該受診者の易罹患情報に応じた健診内容を生成し、当該
    受診者の健康診断の内容例として提供する健診内容提供
    処理部としてコンピュータを機能させる為のプログラム
    を記録したことを特徴とする記録媒体。
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