JP2001273237A - 電子メールを用いた情報伝達方法 - Google Patents

電子メールを用いた情報伝達方法

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JP2001273237A
JP2001273237A JP2000083841A JP2000083841A JP2001273237A JP 2001273237 A JP2001273237 A JP 2001273237A JP 2000083841 A JP2000083841 A JP 2000083841A JP 2000083841 A JP2000083841 A JP 2000083841A JP 2001273237 A JP2001273237 A JP 2001273237A
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Hideto Go
英仁 呉
Hirokazu Sasaki
宏和 佐々木
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GO FUMIKO
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GO FUMIKO
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一度配信された電子メールに基づいて、送信
者と受信者との間で更なる情報伝達を行う。 【解決手段】 送信者用コンピュータ100側で用意し
た電子メールファイルFを、受信者用コンピュータ20
0に送信する際に、電子メール用ソフトウエア210に
よって解釈実行可能なJavaScriptなどで記述
された補助プログラムFpと情報伝達用コンピュータ4
00をアクセスするためのアドレス情報Faとを埋め込
む。受信者用コンピュータ200側で電子メールファイ
ルFを開くと、補助プログラムFpが実行され、情報伝
達用コンピュータ400へ自動接続されるので、受信者
側にリアルタイムで最新情報を提供して電子メールの閲
読画面上に表示させたり、メール内容に対する受信者側
からの回答を伝達させたり、両者間でリアルタイム会話
を行わせたりすることが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子メールを用いた
情報伝達方法に関し、特に、一度配信された電子メール
に基づいて更なる情報伝達を行うための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パソコンおよびインターネットの普及に
より、電子メールはビジネスにおける情報伝達手段とし
てはもちろん、個人レベルでの連絡手段として重要な役
割を担うようになりつつある。専用接続線あるいはダイ
アルアップ回線を介してインターネットへ接続する機能
をもったハードウエアに、電子メール用のソフトウエア
を組み込んだ電子機器さえ用意できれば、いつでも電子
メールの送受信が可能である。現在市販されている一般
的なパソコンには、インターネットへの接続環境と電子
メール用のソフトウエアとが標準で組み込まれており、
パソコンを購入すれば直ちに電子メールを利用できる環
境が整いつつある。また、電子メールの送受信端末とし
ては、いわゆるパソコンだけに限らず、携帯電話機や電
子手帳なども広く利用されるようになってきており、今
後も電子メールに対応した様々な電子機器が登場するも
のと思われる。
【0003】現在普及している電子メールは、主として
テキストデータからなる文字情報を含んだデータファイ
ルであるが、最近では、HTML形式のデータからなる
電子メールファイルも一般化してきている。また、電子
メールには、種々のファイルを添付して送信することが
でき、画像や音などのデータファイルを電子メールに添
付する形で送信することも一般的に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電子メールは、文字通
り「メール」の形態をとる情報伝達手段であるため、イ
ンターネットを介して配信されることにより受信者まで
届き、この受信者が開封作業(電子メール用ソフトウエ
アを用いてファイルを開く作業)を行うことによりはじ
めて閲読が可能になる。このため、送信者側からすれ
ば、電子メールが受信者側で実際に閲読されたかどうか
を確認することはできず、また、一旦、送信してしまっ
た電子メールの内容を後で修正することはできない。し
たがって、送信者が、電子メールにより新たな情報を受
信者に対して伝えたいと思った場合には、新たに別な電
子メールを送信するしかない。
【0005】そこで本発明は、一度配信された電子メー
ルに基づいて、送信者と受信者との間で更なる情報伝達
を行うことが可能な電子メールを用いた情報伝達方法を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明の第1の態
様は、電子メールファイルを受信する受信機能と、受信
した電子メールファイルの一覧を表示する一覧表示機能
と、この一覧の中から選択された電子メールファイルを
開いてその内容を閲読画面上に表示する閲読機能と、を
有する電子メール用ソフトウエアが組み込まれた受信者
用コンピュータに、電子メールファイルを送信すること
により情報を伝達する電子メールを用いた情報伝達方法
において、送信者用コンピュータにおいて、送信対象と
なる電子メールファイルを作成する際に、電子メールフ
ァイル中に、受信者用コンピュータに組み込まれている
電子メール用ソフトウエアによって実行可能な補助プロ
グラムと、所定の情報伝達を司る情報伝達用コンピュー
タをアクセスするためのアドレス情報と、を埋め込むよ
うにし、受信者用コンピュータの閲読機能を用いて、受
信した電子メールファイルを開くと、埋め込まれていた
補助プログラムが実行され、この補助プログラムの制御
の下に、埋め込まれていたアドレス情報によって特定さ
れる情報伝達用コンピュータへのアクセスが行われ、情
報伝達用コンピュータと受信者用コンピュータとの間で
情報伝達が行われるようにしたものである。
【0007】(2) 本発明の第2の態様は、上述の第1
の態様に係る電子メールを用いた情報伝達方法におい
て、情報伝達用コンピュータ内の情報を常に最新の状態
に更新する処理を行うようにし、受信者用コンピュータ
から情報伝達用コンピュータに対するアクセスがあった
際に、情報伝達用コンピュータから受信者用コンピュー
タに対して最新の情報を提供するようにし、提供された
最新の情報が閲読画面上に表示されるようにしたもので
ある。
【0008】(3) 本発明の第3の態様は、上述の第1
の態様に係る電子メールを用いた情報伝達方法におい
て、電子メールファイルに埋め込まれた補助プログラム
が、当該電子メールの内容に関する回答を、情報伝達用
コンピュータに返送する処理を実行するようにしたもの
である。
【0009】(4) 本発明の第4の態様は、上述の第1
の態様に係る電子メールを用いた情報伝達方法におい
て、電子メールファイルに埋め込まれた補助プログラム
が、当該電子メールのうち、実際に閲読画面上に表示さ
れた閲読済部分を認識し、認識した閲読済部分を情報伝
達用コンピュータに報告する処理を実行するようにした
ものである。
【0010】(5) 本発明の第5の態様は、上述の第1
の態様に係る電子メールを用いた情報伝達方法におい
て、電子メールファイルに埋め込まれた補助プログラム
が、情報伝達用コンピュータと受信者用コンピュータと
の間で、リアルタイムでの双方向情報伝達処理を実行す
るようにしたものである。
【0011】(6) 本発明の第6の態様は、上述の第1
〜第5の態様に係る電子メールを用いた情報伝達方法に
おいて、電子メールファイルに埋め込まれた補助プログ
ラムが、受信者用コンピュータに組み込まれていたソフ
トウエアによる機能では提示することができない画像も
しくは音声を提示するための提示用プログラムおよび提
示用データを含むようにしたものである。
【0012】(7) 本発明の第7の態様は、上述の第1
〜第6の態様に係る電子メールを用いた情報伝達方法に
おいて、電子メールファイルに埋め込まれた補助プログ
ラムが、当該電子メールファイル内の特定の部分をマー
ク付けし、マーク付けされた部分を他の部分とは異なる
態様で表示させる機能を有するようにしたものである。
【0013】(8) 本発明の第8の態様は、上述の第1
〜第7の態様に係る電子メールを用いた情報伝達方法に
おいて、電子メールファイルに埋め込まれた補助プログ
ラムが、閲読画面上に頁単位で電子メールの内容を表示
する機能を有するようにしたものである。
【0014】(9) 本発明の第9の態様は、上述の第1
〜第8の態様に係る電子メールを用いた情報伝達方法に
おいて、電子メールファイルに埋め込まれた補助プログ
ラムが、個々の受信者に固有のデータベースと、このデ
ータベースに対する検索プログラムとを含み、電子メー
ルの受信者が、この検索プログラムを用いてこの固有の
データベースを利用できるようにしたものである。
【0015】(10) 本発明の第10の態様は、上述の
第1〜第9の態様に係る電子メールを用いた情報伝達方
法において、電子メールファイルに埋め込まれた補助プ
ログラムが、受信者用コンピュータの種類を認識し、こ
れを情報伝達用コンピュータに報知する機能を有するよ
うにしたものである。
【0016】(11) 本発明の第11の態様は、上述の
第1〜第10の態様に係る電子メールを用いた情報伝達
方法において、送信者用コンピュータに、個々の受信者
に対して送信した電子メールの通数もしくはデータ量に
応じて、各受信者に支払うべき所定のリベート金額を算
出する機能を設けるようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施形態
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
る電子メールを用いた情報伝達方法の基本概念を説明す
るブロック図である。一般的な電子メールでは、図示の
とおり、送信者用コンピュータ100から受信者用コン
ピュータ200まで、インターネット300を介して電
子メールファイルFが送信されることになる。従来の電
子メールシステムでは、電子メールがファイルFとし
て、送信者用コンピュータ100から受信者用コンピュ
ータ200へと配信されると、一応、両者間における情
報伝達は完了することになる。本発明に係る電子メール
システムの特徴は、従来の電子メールシステムに、更
に、情報伝達用コンピュータ400を設けるようにし、
配信後の電子メールを利用して、受信者用コンピュータ
200と情報伝達用コンピュータ400とをインターネ
ット300を介して接続し、電子メール受信後の情報伝
達を可能にした点にある。
【0018】なお、図1は、本発明を実施する上での概
念的な構成要素を個々のブロックとして示したものであ
り、各コンピュータは必ずしもハードウエア的に独立し
た1台のコンピュータによって構成する必要はない。た
とえば、複数のコンピュータをネットワークで接続した
複数のコンピュータ群を、送信者用コンピュータ10
0、受信者用コンピュータ200あるいは情報伝達用コ
ンピュータ400として用いることも可能である。ま
た、逆に、送信者用コンピュータ100としての機能と
情報伝達用コンピュータ400としての機能とを同一の
コンピュータによって実現することも可能である。た
だ、以下に述べる例は、インターネットを利用した通信
販売業者が、一般ユーザを対象にダイレクトメールを送
信するというビジネス形態に本発明を適用した例である
ため、情報伝達用コンピュータ400としては、業務用
サーバとしての機能を十分に果たす程度の能力をもった
コンピュータシステムを用いるようにするのが好まし
い。これに対し、受信者用コンピュータ200は、一般
ユーザに電子メールを利用できる環境を提供できる能力
をもった電子機器であればよい。一般的には、パソコン
を受信者用コンピュータ200として利用するケースが
多いと思われるが、携帯電話や電子手帳などを受信者用
コンピュータ200として利用してもかまわない。本願
明細書における「コンピュータ」という文言は、このよ
うに、携帯電話、電子手帳といった電子機器をも含めた
広い意味で用いている。
【0019】受信者用コンピュータ200には、電子メ
ール用ソフトウエア210が組み込まれている。この電
子メール用ソフトウエア210は、インターネット30
0を介して電子メールファイルFを受信する受信機能2
11と、受信した電子メールファイルFの一覧を表示す
る一覧表示機能212と、この一覧の中から選択された
電子メールファイルFを開いてその内容を閲読画面上に
表示する閲読機能213と、が備わっている。現在市販
されているパソコンには、このような機能をもった電子
メール用ソフトウエア210が標準で組み込まれている
ことが多い。もちろん、パッケージの形態で、あるいは
オンラインで販売されている別売の電子メール用ソフト
ウエアを組み込んで利用してもかまわない。また、上述
した3つの機能211,212,213のうちの一部
は、パソコンなどの基本オペレーションシステムとして
提供されているものをそのまま利用してもかまわない。
【0020】一方、送信者用コンピュータ100は、電
子メールファイルFを作成し、これをインターネット3
00を介して受信者に対して送信する機能をもったコン
ピュータである。一般的な電子メール用ソフトウエアに
は、キーボードから入力された文字データやテキストフ
ァイルデータなどを取り込み、これを電子メールファイ
ルFとして送信する機能を有しているが、本発明に係る
電子メールを用いた情報伝達方法を実施するためには、
送信者用コンピュータ100に、送信対象となる電子メ
ールファイルFを作成する際に、図示のように、補助プ
ログラムFpとアドレス情報Faとを埋め込む処理を実
行する機能をもたせておく必要がある。このような機能
は、専用のアプリケーションソフトウエアを組み込むこ
とにより実現できる。ここで、補助プログラムFpは、
受信者用コンピュータ200側の電子メール用ソフトウ
エア210によって解釈されて実行されるプログラムで
あり、その内容については後に具体例を挙げて説明す
る。一方、アドレス情報Faは、インターネット300
を介して情報伝達用コンピュータ400をアクセスする
ための情報であり、たとえば、情報伝達用コンピュータ
400として機能するサーバについてのURLアドレス
などの情報をアドレス情報Faとして用いることができ
る。情報伝達用コンピュータ400は、前述したよう
に、電子メール受信後の情報伝達を司るコンピュータで
あり、補助プログラムFpの内容に連繋して、後述する
ような種々の処理を実行する機能を有する。
【0021】電子メールファイルFのフォーマットとし
ては、現在、いくつかのフォーマットが利用されている
が、いずれのフォーマットにおいても、情報を文字デー
タとして取り扱う点は共通している。補助プログラムF
pおよびアドレス情報Faは、このように、形式的には
文字データの集合からなる電子メールファイルF内に埋
め込まれることになる。文字データからなるファイル内
に、プログラムを埋め込む方法としては、現在のとこ
ろ、Java(米国のサン・マイクロシステムズ社が開
発したプログラミング言語)やJavaScript
(米国のネットスケープ・コミュニケーションズ社が開
発したインターネット用スクリプト言語)を利用するの
が好ましい。これらの言語を利用すれば、プログラムや
データのコードを、電子メールファイルを構成する文字
データ内に直接貼り込むことが可能になる。現在、一般
に利用されている電子メール用ソフトウエアの多くは、
このJavaやJavaScriptを解釈実行する機
能を有している。なお、電子メールファイルF内に埋め
込まれる補助プログラムFpには、後述するように、必
要に応じて画像データ、音声データなどを含ませること
ができる。
【0022】こうして、補助プログラムFpおよびアド
レス情報Faが埋め込まれた電子メールファイルFの形
式は、外形的には一般の電子メールファイルFの形式と
代わりはなく、通常の電子メールと同様の手続きによ
り、インターネット300を介して、相手先となる特定
の受信者用コンピュータ200まで配信される。受信者
は、電子メール用ソフトウエア210の受信機能211
を用いて、自己宛てに配信された電子メールを受信する
ことになる。受信された電子メールファイルFは、ハー
ドディスクなどの記憶手段に格納される。受信者は、受
信したメールを閲読する場合、一覧表示機能212を利
用して受信した電子メールファイルFの一覧を表示さ
せ、この一覧の中から閲読を希望する所定の電子メール
を選択する操作を行うことになる。選択された電子メー
ルファイルは、閲読機能213によって開かれ、その内
容がディスプレイ上の閲読画面上に表示されることにな
る。
【0023】図2は、一般的な電子メール用ソフトウエ
ア210を起動させたときに表示される操作画面の一例
を示す図である。この例では、ディスプレイ上に、フォ
ルダ画面10、一覧表示画面20、閲読画面30の3通
りの画面が配置されている。フォルダ画面10には、受
信した電子メールを格納するためのフォルダの一覧が表
示されており、任意の電子メールファイルを任意のフォ
ルダに格納する作業を行うことができる。一覧表示画面
20は、受信した電子メールファイルFの一覧が表示さ
れる画面であり、受信者が、マウスクリックなどの操作
により、この一覧の中の所定の電子メールを選択する
と、閲読機能213により、選択された電子メールが開
かれ、その内容が閲読画面30に表示されることにな
る。
【0024】既に述べたように、本発明に係る方法で配
信された電子メールファイルFには、補助プログラムF
pおよびアドレス情報Faが埋め込まれている。したが
って、閲読機能213によってこの電子メールファイル
Fを開くと、電子メール用ソフトウエア210は、埋め
込まれていた補助プログラムFpおよびアドレス情報F
aを認識することになる。補助プログラムFpは、電子
メール用ソフトウエア210によって解釈実行可能なコ
ード(具体的には、ここに示す例の場合、Javaもし
くはJavaScript)によって記述されているた
め、この補助プログラムFpは、電子メールファイルF
を開いて、その内容を閲読画面30内に表示するプロセ
スで実行されることになる。
【0025】図2に示す例では、一覧表示画面20に表
示されている3通の電子メールのうち、「○○通販」か
らの「特価SALE」なる電子メールを開いた状態が示
されている。なお、閲読画面30内には埋込画面35が
表示されているが、この埋込画面35は、補助プログラ
ムFpの実行により表示された画面である。一般の電子
メールファイルは、テキスト形式のデータもしくはHT
ML形式のデータとなっているため、その内容は、これ
らの形式により提示可能な内容に制限されることになる
が、埋込画面35内は、補助プログラムFpの実行によ
り表示される画面であるため、本来、電子メール用ソフ
トウエア210による機能では提示することができない
任意の内容を提示することが可能になる。
【0026】本発明の主眼は、このような補助プログラ
ムFpの機能を利用して、受信者が電子メールを閲読す
る際に、受信者用コンピュータ200と情報伝達用コン
ピュータ400とを自動的に接続し、両者間で情報伝達
ができるようにした点にある。すなわち、電子メールフ
ァイルF内には、補助プログラムFpとともに、情報伝
達用コンピュータ400へアクセスするためのアドレス
情報Faが埋め込まれているので、補助プログラムFp
として、このアドレス情報Faを用いて情報伝達用コン
ピュータ400へアクセスする処理を実行するプログラ
ムを用意しておけば、インターネット300を介して両
者を接続することが可能になる。具体的には、上述した
ように、閲読機能213により電子メールファイルFが
開かれた段階で、補助プログラムFpが解釈実行される
ことになり、この補助プログラムFpの実行により、ア
ドレス情報Faによって示されるアドレスがインターネ
ット300を介してアクセスされ、受信者用コンピュー
タ200と情報伝達用コンピュータ400とが接続され
た状態になる。このとき、情報伝達用コンピュータ40
0へのアクセスは、JavaあるいはJavaScri
ptなどの実行により自動的に行われることになるの
で、受信者としては、単に所望の電子メールを開くだけ
の操作を行えばよく、1通の電子メールを開いたという
認識しかもたない。もっとも、受信者用コンピュータ2
00がダイアルアップによりインターネット300に対
する接続を行っている場合には、補助プログラムFpの
実行により、モデムなどが起動され、ダイアルアップ接
続の動作が行われることになる。
【0027】こうして、受信者用コンピュータ200と
情報伝達用コンピュータ400とが接続されると、一度
配信された電子メールに基づいて、送信者(情報伝達用
コンピュータ400)と受信者(受信者用コンピュータ
200)との間で更なる情報伝達を行うことが可能にな
る。両者間で、どのような情報伝達が行われることにな
るかは、補助プログラムFpの内容次第である。上述し
たように、電子メールファイルFを開くことにより、補
助プログラムFpが実行されることになり、この補助プ
ログラムFpの制御の下に情報伝達用コンピュータ40
0に対するアクセスが行われたわけであり、両者間の情
報伝達処理も、補助プログラムFpの制御下で行われる
ことになる。逆に言えば、情報伝達用コンピュータ40
0に対するアクセスが行われた後、どのような情報伝達
を行うべきかは、予め、当該電子メールファイルFを送
信する段階において、補助プログラムFpとして記述し
ておけばよいことになる。
【0028】図1に示す例では、この両者間の情報伝達
の具体例を、4つだけ例示してある。すなわち、図1の
情報伝達用コンピュータ400内に記述された、最新情
報の提供401、メール内容に関する回答402、閲読
済部分の報告403、リアルタイムでの双方向情報伝達
処理404、なる4種類の機能は、この両者間の情報伝
達の具体例を示すものである。なお、図1におけるこれ
ら4機能を示す各ブロック内の先頭矢印は、情報の流れ
の向きを示すものであり、下向矢印は情報伝達用コンピ
ュータ400から受信者用コンピュータ200へと情報
を流す機能、上向矢印は受信者用コンピュータ200か
ら情報伝達用コンピュータ400へと情報を流す機能、
上下両方向の矢印は両方向相互に情報を流す機能を意味
している。
【0029】最新情報の提供機能401は、情報伝達用
コンピュータ400側に用意されている最新情報を、受
信者用コンピュータ200側へと提供する機能である。
この機能を利用する場合、情報伝達用コンピュータ40
0内の情報を常に最新の状態に更新する処理を行うよう
にする必要があるが、受信者用コンピュータ200から
情報伝達用コンピュータ400に対するアクセスがあれ
ば、インターネット300を介して、この最新の情報を
受信者用コンピュータ200に対して提供することがで
きる。提供された最新の情報は、補助プログラムFpの
機能によって、閲読画面30内に表示させるようにす
る。
【0030】たとえば、図2に示す例では、閲読画面3
0内に、埋込画面35が設けられているが、この埋込画
面35は、補助プログラムFpの機能によって表示され
る画面であるため、ここに、情報伝達用コンピュータ4
00側から提供された最新の情報を表示することが可能
である。図2に示す例の場合、埋込画面35内に、特価
セールの対象製品についての価格および在庫が表示され
ているが、この価格および在庫は、情報伝達用コンピュ
ータ400側から提供された最新価格および最新在庫と
なっている。したがって、情報伝達用コンピュータ40
0側に、常に最新の価格および在庫に関するデータが用
意されるようにしておけば、受信者が、この電子メール
ファイルFを開いた時点において、埋込画面35内に
は、常に最新の価格および在庫が表示されることにな
る。結局、受信者から見ると、同一の電子メールであり
ながら、開く時点によって、その内容が常に更新されて
いることになる。
【0031】なお、この電子メールを開いた時点で、イ
ンターネット300に接続する環境が用意されていなか
った場合(たとえば、ダイアルアップ接続を利用してい
る場合に、電話回線へ接続できなかった場合)も考慮し
て、補助プログラムFp内には、アクセスに失敗した場
合の対応処理を含ませておくのが好ましい。たとえば、
図2に示すような特価セールの電子メールの場合、情報
伝達用コンピュータ400へのアクセスが不能で最新の
情報を入手することができなかったときには、対象製品
の価格および在庫欄については空白表示を行うとか、あ
るいは電子メール送信時の価格および在庫をそのまま表
示させる、といった処理がなされるようにしておけばよ
い。このように、情報伝達用コンピュータ400から受
信者用コンピュータ200へと提供する最新の情報とし
て、商品の価格や在庫の他、たとえば、株価チャートな
どの情報も非常に有用である。
【0032】一方、メール内容に関する回答機能402
は、閲読中の電子メールの内容に関する回答を、受信者
用コンピュータ200から情報伝達用コンピュータ40
0へと返送する機能である。たとえば、図2に示す例の
場合、埋込画面35内には、「購入」ボタンが配置され
ており、この「購入」ボタンをマウスクリックすること
により、当該製品の発注が行えるようにしてある。この
場合、受信者が、所定の製品についての「購入」ボタン
をクリックすると、当該製品についての発注情報が、受
信者用コンピュータ200から情報伝達用コンピュータ
400へと送られることになる。「購入」ボタンの表
示、「購入」ボタンのクリック検出、発注情報の送信と
いった処理は、すべて補助プログラムFpによって実行
させることができる。このように、閲読中の電子メール
の内容に関する回答を情報伝達用コンピュータ400へ
回答する機能は、発注処理の他にも、たとえばアンケー
トに対する回答処理などにも利用可能である。
【0033】上述したメール内容に関する回答機能40
2は、受信者が意図的に指示を行った内容についての回
答を行う機能であるが、閲読済部分の報告機能403
は、受信者の意図とは無関係に行われる報告機能であ
る。補助プログラムFpの機能によってアクセスが行わ
れた場合、情報伝達用コンピュータ400側では、受信
者が少なくとも当該電子メールを開く処理を行った、と
いうことを認識することはできる。しかしながら、電子
メールの内容が、一画面では表示しきれない場合(たと
えば、画面上をスクロールしないと全文が表示されない
場合や、後述するように、頁ごとに表示が行われる場
合)、すべての部分が受信者によって閲読されるとは限
らない。そこで、補助プログラムFpに、当該電子メー
ルのうち、実際に閲読画面30上に表示された閲読済部
分を認識し、この認識した閲読済部分を情報伝達用コン
ピュータ400に報告する機能をもたせておけば、受信
者が、電子メールのどの部分を実際に閲読したのかを情
報伝達用コンピュータ400側で認識することができる
ようになり便利である。
【0034】リアルタイムでの双方向情報伝達処理機能
404は、情報伝達用コンピュータ400と受信者用コ
ンピュータ200との間で、リアルタイムでの双方向情
報伝達処理を実行する機能である。このような機能を有
効にするためには、情報伝達用コンピュータ400側
に、リアルタイムで応答する手段を講じておく必要があ
るが(たとえば、直ちに返信を書くことができる担当者
を常駐させておくとか、自動返信を行う機能をもたせて
おくとか)、両者の間で文字列のやりとりなどを行うこ
とによりリアルタイムでの会話を進めることができる。
たとえば、図2に示す特価セールの場合、個々の商品内
容についての問い合わせや、納期の問い合わせなどを会
話形式で行うことができるようになる。
【0035】以上、受信者用コンピュータ200と情報
伝達用コンピュータ400との間の情報伝達機能とし
て、4つの機能を例示したが、本発明はこれらの機能に
限定されるものではなく、この他にも種々の情報を伝達
させることが可能である。
【0036】なお、上述したように、埋込画面35内
は、補助プログラムFpの実行により表示される画面で
あるため、本来、電子メール用ソフトウエア210によ
る機能では提示することができない任意の内容を提示す
ることが可能である。そこで、本発明を利用すれば、電
子メール用ソフトウエア210による機能では提示する
ことができない画像や音声を提示させることも可能にな
り、また、電子メールの内容を頁単位で表示させること
も可能になる。たとえば、図3に、このような機能を利
用して提示させた埋込画面35の一例を示す。この埋込
画面35には、複数頁にわたって電子メールの内容を表
示することができる。図示の例では、第6頁目が表示さ
れている例が示されているが、受信者は、前頁ボタン3
6、次頁ボタン37をクリックすることにより、前の頁
あるいは次の頁に表示内容を変えることが可能である。
また、頁指定欄38に所望の数値を入力することによ
り、任意の頁を表示させることも可能である。現在利用
されている一般の電子メール用ソフトウエア210に
は、このような頁単位の表示機能は用意されていない
が、この頁単位の表示機能を、補助プログラムFpとし
て記述しておくことにより、一般の電子メール用ソフト
ウエア210を用いて図示のような表示が可能になる。
【0037】なお、図3に示す例では、第6頁目に動画
像39の表示が行われるようにしている。また、この動
画像39に同期して音声を提示させることも可能であ
る。このような動画像39や音声の提示機能も、一般の
電子メール用ソフトウエア210には用意されていない
機能であるが、補助プログラムFpによって提供される
ことになる。この場合、動画像39のための画像データ
や音声データも、補助プログラムFpの一部として電子
メールファイルF内に埋め込まれることになる。
【0038】また、補助プログラムFpとして、個々の
受信者に固有のデータベースと、このデータベースに対
する検索プログラムとを埋め込むことも可能である。た
とえば、送信者用コンピュータ100において、特定の
受信者宛ての電子メールファイルFを作成する際に、こ
の受信者の年齢、家族構成、趣味などの個人情報に基づ
いて、当該受信者が購入する可能性の高い商品のみを選
択し、そのような商品に関する固有のデータベースを作
成し、この固有のデータベースと、その検索プログラム
とを補助プログラムFpとして埋め込んでおけば、この
電子メールを開いた受信者は、埋込画面35内におい
て、検索プログラムを用いて固有のデータベースを利用
することができるようになる。もちろん、固有のデータ
ベースと、その検索プログラムとを、情報伝達用コンピ
ュータ400に対するアクセスが行われた時点で、情報
伝達用コンピュータ400から提供するようにしてもよ
い。
【0039】なお、本発明に係る電子メールを用いた情
報伝達方法では、上述したように、電子メールファイル
F内に補助プログラムFpやアドレス情報Faが埋め込
まれるため、電子メールファイルF自体のデータ容量が
一般の電子メールに比べて大きくなることは否めない。
特に、動画像や音声データなどを埋め込んだ場合、通常
のテキストデータのみからなる電子メールに比べて、デ
ータ容量はかなり大きなものとなる。このような容量の
大きな電子メールを受信すると、受信処理に時間がかか
り、受信者用コンピュータ200内のハードディスクな
どの資源を多く消費することになるため、受信者側から
すると、一般的には好ましいことではない。そこで、本
発明に係る電子メールを用いた情報伝達方法を用いて、
各ユーザに電子メールを配信するビジネスを行う上で
は、このような容量の大きな電子メールを受信者側が好
んで受信する環境を整備するのが好ましい。たとえば、
送信者用コンピュータ100に、個々の受信者に対して
送信した電子メールの通数もしくはデータ量に応じて、
各受信者に支払うべき所定のリベート金額を算出する機
能を設けるようにしておき、このリベート金額に相当す
る額またはそれに見合う商品などを、個々の受信者に支
給するようなビジネス形態を採ることもできる。あるい
は、インターネットサービスプロバイダに対して各受信
者が支払っているインターネット接続料のうち、リベー
ト金額に相当する額を、電子メールの発信者が負担する
ような仕組みにしてもよい。
【0040】最後に、本発明に係る情報伝達方法の具体
的なメリットおよびこのメリットを生かした具体的な利
用形態をいくつか述べておく。
【0041】(1) インターネット上で商品販売を行う
ビジネスとしては、Webページを利用する形態が一般
的である。しかしながら、このようなWebページを利
用して商品を購入するためには、自分のメールアドレス
などの個人情報を、その都度、意識的に入力する必要が
ある。これに対して、何らかの商品の購入を喚起するよ
うな電子メールを特定の顧客に配信するようなビジネス
の場合では、既に、当該顧客について、メールアドレス
などの個人情報が登録されていることが前提となるの
で、顧客は商品注文時に個人情報を入力する必要はない
ものの、受け取った電子メールに対して電子メールを返
信する作業が必要になる。本発明に係る方法を利用すれ
ば、この電子メールの返信作業すら不要なビジネス形態
が可能になる。たとえば、補助プログラムFpとして埋
め込まれた部分に、特定の商品を購入する意思表示のた
めのボタンクリックを受け付ける機能をもたせておけ
ば、電子メールの配信を受けた顧客は、電子メールを読
みながら、購入を希望する商品についてのボタンをクリ
ックするだけの操作で、注文を行うことが可能になる。
すなわち、補助プログラムFpの機能により、顧客のク
リック操作に応じた注文情報(希望する商品の情報と顧
客を特定する情報)が自動的に情報伝達用コンピュータ
400へと伝送されることになるので、顧客から見れ
ば、返信メールを出すような操作は一切不要になり、受
け取った電子メールの一部をクリックする操作だけで発
注が行われることになる。もちろん、このようなメリッ
トは、商品販売の用途に限ったことではない。たとえ
ば、アンケート調査を行うような場合、受け取った電子
メール上のアンケートを読みながら、当該メール上の所
定箇所をクリックするだけの操作を行うだけで、アンケ
ートの回答(およびアンケート回答者を特定する情報)
を自動的に情報伝達用コンピュータ400へと伝送する
ことが可能になる。なお、情報伝達用コンピュータ40
0側へ戻すメールアドレス(電子メールの配信を受けた
顧客やアンケート回答者のメールアドレス)は、当該電
子メールの宛先の部分から取得することも可能である
が、当該電子メールの配信時に、宛先となるメールアド
レスを補助プログラムFpとともに電子メールファイル
F内に埋め込んでおくようにすれば、この埋め込まれた
メールアドレスをそのまま情報伝達用コンピュータ40
0側へと戻すこともできる。
【0042】(2) 通常、インターネット上で商品販売
を行う場合、注文受付を知らせるメール、商品発送済み
を知らせるメール、注文キャンセルの受付を知らせるメ
ール、など何通かのメールを顧客に配信する必要があ
る。ところが、本発明に係る方法を利用すれば、情報伝
達用コンピュータ400からリアルタイムで最新の情報
を提供することができるので、顧客が電子メールファイ
ルを開くたびに、埋込画面の内容を最新の情報に更新し
て表示させることができる。したがって、1通の電子メ
ールを配信するだけで、用が足りることになる。たとえ
ば、本発明を利用して、とりあえず見積書の形式の電子
メールを顧客に配信したとしよう。この場合、上述の
(1) で述べたように、顧客はこの見積書の電子メール上
をクリックすることにより発注を行うことができ、発注
後には、この電子メール上に在庫状況を表示させ、受注
確認の表示を行うこともできる。更に、商品の発送が完
了した時点では、同じ電子メール上に発送確認の表示を
行い、運送会社のどの拠点に商品が到達しているかとい
う配達状況もリアルタイムで表示することができる。も
ちろん、注文をキャンセルする指示も同一電子メール上
の所定箇所をクリックすることにより可能であるし、キ
ャンセル確認の表示も可能になる。このように、本発明
を利用すれば、一度配信した電子メールの内容をリアル
タイムで変化させることができるため、1通の電子メー
ルを配信するだけで、様々な使い道が生まれることにな
る。
【0043】(3) 本発明はニュースの配信にも有用で
ある。たとえば、ニュースの配信者は、とりあえず大ざ
っぱな第一報が入手できた段階で、各購読者に対してこ
の第一報のニュースを配信する。その後、当該ニュース
についての第二報以降の詳細な記事が入手できた段階
で、情報伝達用コンピュータ400からリアルタイムで
最新の記事を提供するようにする。こうすれば、購読者
に対しては、1通のニュースファイルが配信されるだけ
であるが、ファイルを開いた時点で常に最新のニュース
が表示されることになる。また、当該ニュースについて
の続報が必要か否かを回答するボタンなどを埋込画面内
に設けておき、続報が必要である旨の回答があった購読
者に対してのみ、続報を提供するようにすることも可能
である。
【0044】(4) メールやニュースなどの配信を受け
る読者としては、その内容の特定の部分に興味が沸いた
場合、この特定の部分にアンダーラインなどのマークを
つけておきたいと考えることもあろう。このような場
合、従来のメール閲読用のソフトウエアには、このよう
なマークを付ける機能は用意されていないため、当該特
定の部分を別なファイルにコピーして保存するなどの操
作を行う必要があった。ところが、本発明によって配信
される電子メールの埋込画面内は、補助プログラムFp
の制御下にあるため、ある特定の部分にマークを付ける
といった特殊な処理を施すことも可能になる。たとえ
ば、閲読者がマウスなどで特定の文字列を指定した場合
に、この指定された文字列部分のみ他の部分とは異なる
注目色で表示する、というような特殊な制御を行うこと
も可能である。閲読者による指定部分を記録しておくよ
うにすれば、次回以降、当該メールファイルを開くたび
に、常に指定部分のみが注目色で表示されることにな
り、マーク付けがなされたことになる。閲読者による指
定部分は、補助プログラムFpとともに当該電子メール
ファイル内に埋め込むようにして記録することも可能で
あるし、情報伝達用コンピュータ400側に記録してお
くようにすることも可能である。前者の場合は、オフラ
インで当該電子メールを閲読した場合にもマーク付けの
情報は失われないが、後者の場合は、オフライン閲覧で
はマーク付けの情報は失われることになる。なお、閲読
者が特定の箇所にマーク付けを行ったという情報を、情
報伝達用コンピュータ400側に送るようにすると、こ
のマーク付けの情報を考慮して、以後の配信を行うこと
も可能になる。たとえば、ある特定の閲読者が、あるニ
ュース記事内の特定の文字列にマーク付けを行った場
合、以後は、当該マーク付けが行われた文字列に関連す
るニューストピックを優先的に配信するということも可
能である。もちろん、逆に、優先順位が低いことを示す
マーク付けを用意しておけば、そのようなマーク付けが
行われた文字列に関連するニューストピックはなるべく
配信しないようにする、というようなことも可能であ
る。
【0045】(5) 前述したように、現在、電子メール
を閲読する環境をもった端末装置は、いわゆるパソコン
だけでなく、携帯電話や電子手帳と多岐の種類に渡って
いる。これらの端末装置は、それぞれ、表示画面の大き
さなどの機能に相違がある。そこで、補助プログラムF
pとして、当該電子メールが受信された端末装置の種類
を認識するプログラムを用意しておき、端末装置の種類
を示す情報を情報伝達用コンピュータ400側に送信す
るような機能を付加しておくと便利である。すなわち、
情報伝達用コンピュータ400としては、以後、各端末
装置に適合した情報を送信するようにすれば、極めて効
率的な情報提供が可能になる。たとえば、閲読者がパソ
コンを利用して電子メールを受信しているのであれば、
当該電子メールに対して今後提供する情報としては、比
較的大容量の文字などを送信するが、閲読者が携帯電話
を利用して電子メールを受信しているのであれば、当該
電子メールに対して今後提供する情報としては、見出し
程度の文字数の少ない情報のみを送信する、というよう
な対応が可能になる。
【0046】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係る電子メールを
用いた情報伝達方法によれば、一度配信された電子メー
ルに基づいて、送信者と受信者との間で更なる情報伝達
を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子メールを用いた
情報伝達方法の基本概念を説明するブロック図である。
【図2】一般的な電子メール用ソフトウエアを起動させ
たときに表示される操作画面の一例を示す図である。
【図3】電子メールの内容を頁単位で表示させた埋込画
面の一例を示す図である。
【符号の説明】
10…フォルダ画面 20…一覧表示画面 30…閲読画面 35…埋込画面 36…前頁ボタン 37…次頁ボタン 38…頁指定欄 39…動画像 100…送信者用コンピュータ 200…受信者用コンピュータ 210…電子メール用ソフトウエア 211…受信機能 212…一覧表示機能 213…閲読機能 300…インターネット 400…情報伝達用コンピュータ 401…最新情報の提供機能 402…メール内容に関する回答機能 403…閲読済部分の報告機能 404…リアルタイムでの双方向情報伝達処理機能 F…電子メールファイル Fa…アドレス情報 Fp…補助プログラム

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールファイルを受信する受信機能
    と、受信した電子メールファイルの一覧を表示する一覧
    表示機能と、この一覧の中から選択された電子メールフ
    ァイルを開いてその内容を閲読画面上に表示する閲読機
    能と、を有するソフトウエアが組み込まれた受信者用コ
    ンピュータに、電子メールファイルを送信することによ
    り情報を伝達する方法であって、 送信者用コンピュータにおいて、送信対象となる電子メ
    ールファイルを作成する際に、電子メールファイル中
    に、前記ソフトウエアによって実行可能な補助プログラ
    ムと、所定の情報伝達を司る情報伝達用コンピュータを
    アクセスするためのアドレス情報と、を埋め込むように
    し、 受信者用コンピュータの前記閲読機能を用いて、受信し
    た電子メールファイルを開くと、前記補助プログラムが
    実行され、この補助プログラムの制御の下に、前記アド
    レス情報によって特定される前記情報伝達用コンピュー
    タへのアクセスが行われ、前記情報伝達用コンピュータ
    と前記受信者用コンピュータとの間で情報伝達が行われ
    るようにしたことを特徴とする電子メールを用いた情報
    伝達方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報伝達方法におい
    て、 情報伝達用コンピュータ内の情報を常に最新の状態に更
    新する処理を行うようにし、受信者用コンピュータから
    前記情報伝達用コンピュータに対するアクセスがあった
    際に、前記情報伝達用コンピュータから前記受信者用コ
    ンピュータに対して最新の情報を提供するようにし、提
    供された最新の情報が閲読画面上に表示されるようにし
    たことを特徴とする電子メールを用いた情報伝達方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の情報伝達方法におい
    て、 電子メールファイルに埋め込まれた補助プログラムが、
    当該電子メールの内容に関する回答を、情報伝達用コン
    ピュータに返送する処理を実行することを特徴とする電
    子メールを用いた情報伝達方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の情報伝達方法におい
    て、 電子メールファイルに埋め込まれた補助プログラムが、
    当該電子メールのうち、実際に閲読画面上に表示された
    閲読済部分を認識し、認識した閲読済部分を情報伝達用
    コンピュータに報告する処理を実行することを特徴とす
    る電子メールを用いた情報伝達方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の情報伝達方法におい
    て、 電子メールファイルに埋め込まれた補助プログラムが、
    情報伝達用コンピュータと受信者用コンピュータとの間
    で、リアルタイムでの双方向情報伝達処理を実行するこ
    とを特徴とする電子メールを用いた情報伝達方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の情報伝
    達方法において、 電子メールファイルに埋め込まれた補助プログラムが、
    受信者用コンピュータに組み込まれていたソフトウエア
    による機能では提示することができない画像もしくは音
    声を提示するための提示用プログラムおよび提示用デー
    タを含むことを特徴とする電子メールを用いた情報伝達
    方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の情報伝
    達方法において、 電子メールファイルに埋め込まれた補助プログラムが、
    当該電子メールファイル内の特定の部分をマーク付け
    し、マーク付けされた部分を他の部分とは異なる態様で
    表示させる機能を有することを特徴とする電子メールを
    用いた情報伝達方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の情報伝
    達方法において、 電子メールファイルに埋め込まれた補助プログラムが、
    閲読画面上に頁単位で電子メールの内容を表示する機能
    を有することを特徴とする電子メールを用いた情報伝達
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の情報伝
    達方法において、 電子メールファイルに埋め込まれた補助プログラムが、
    個々の受信者に固有のデータベースと、このデータベー
    スに対する検索プログラムとを含み、電子メールの受信
    者が、前記検索プログラムを用いて前記固有のデータベ
    ースを利用できるようにしたことを特徴とする電子メー
    ルを用いた情報伝達方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の情報
    伝達方法において、 電子メールファイルに埋め込まれた補助プログラムが、
    受信者用コンピュータの種類を認識し、これを情報伝達
    用コンピュータに報知する機能を有することを特徴とす
    る電子メールを用いた情報伝達方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の情
    報伝達方法において、 送信者用コンピュータに、個々の受信者に対して送信し
    た電子メールの通数もしくはデータ量に応じて、各受信
    者に支払うべき所定のリベート金額を算出する機能を設
    けるようにしたことを特徴とする電子メールを用いた情
    報伝達方法。
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