JP2001273223A - サーバ選択装置および方法とサーバ選択プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

サーバ選択装置および方法とサーバ選択プログラムを記録した記録媒体

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JP2001273223A
JP2001273223A JP2000082994A JP2000082994A JP2001273223A JP 2001273223 A JP2001273223 A JP 2001273223A JP 2000082994 A JP2000082994 A JP 2000082994A JP 2000082994 A JP2000082994 A JP 2000082994A JP 2001273223 A JP2001273223 A JP 2001273223A
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JP2000082994A
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Masahisa Kawashima
正久 川島
Kimihiko Fukami
公彦 深見
Hirofumi Abe
裕文 阿部
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切度を新たに取得する回数を低減し、サー
バ選択に要する時間を短縮するとともにネットワーク負
荷を低減することができるサーバ選択装置および方法と
サーバ選択プログラムを記録した記録媒体を提供する。 【解決手段】 過去に取得した適切度を適切度記憶手段
5に記憶しておき、入力されたサーバリストと利用者の
識別子に対する適切度を適切度記憶手段5に記憶されて
いる適切度に基づき適切度推定手段3で推定し、この推
定した適切度の推定値の確からしさに基づき必要な場合
には適切度を取得し、この取得した適切度で適切度記憶
手段5に記憶されている適切度を更新し、前記推定され
た適切度に基づき適切なサーバの候補をサーバ候補絞込
み手段1で絞り込み、この絞り込まれたサーバの候補か
ら適切なサーバを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者に適したサ
ーバを短時間で選択するサーバ選択装置および方法とサ
ーバ選択プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネット上の情報サービスを高速
化するために、分散して存在する複数のサーバに負荷を
分散する手法が良く用いられる。例えば、インターネッ
ト上のファイル配信サービスとして普及しているHTT
Pファイル配信サービスを高速化するために、複数のフ
ァイル配信サーバ上に配信すべきファイルの複製を保持
するディレクトリ(ミラーディレクトリ)を作成してい
る。
【0003】サーバ群による負荷分散を行う場合でも、
利用者がサービスを利用する際の手順は負荷分散を導入
する以前のものと変わらないことが望ましい。例えば、
ミラーサーバを用いた情報配信を行う際でも、情報提供
者のサーバから情報をダウンロードする場合と同じ手順
でミラーサーバから情報をダウンロードできることが望
ましい。その一実現手段として、利用者はまずサービス
提供者のサーバにサービス要求を送り、このサービス要
求を受信したサービス提供者のサーバが分散サーバ群の
うち利用者にとって適切なサーバのアドレスを含む再接
続指示を情報利用者の装置に送信することが考えられ
る。この方法を実現するには、サービス提供者の識別子
(u)を入力として適切なサーバ(s)を解決して出力
する手段、すなわちサーバ解決手段が必要である。
【0004】このようなサーバ解決手段を実現するため
に、あるサーバがある利用者にとって適切である度合い
を測る尺度として適切度を定義する。この適切度の例と
しては、サーバと利用者の間のデータの伝播遅延、実効
伝送速度などがある。そして、このようなサーバ解決手
段を実現する場合に留意すべき適切度の技術的特性とし
て、(1)適切度測定によるネットワーク負荷の増大、
(2)適切度の時間による変動、および(3)適切度の
サービスによる無依存性がある。
【0005】まず、適切度測定によるネットワーク負荷
の増大について説明する。適切度の取得には測定処理を
必要とする場合が多い。このような適切度の例としてサ
ーバと利用者の間のデータの往復遅延がある。このよう
な適切度の測定には時間を要するとともに、また測定が
ネットワーク上の通信によって実現される場合が多い。
このようにネットワーク上の通信によって適切度の測定
が行われる場合には、測定の回数が多くなると、ネット
ワークに対する負荷が増大することになる。
【0006】次に、適切度の時間による変動について説
明する。適切度は時間とともに変動する性質を有する場
合がある。このような場合には、一定時間が経過した測
定値は無効として、測定を再度行う必要がある。例え
ば、データの往復遅延などは、時間の経過とともに変動
するため、時間が経過した場合には、再度測定し直す必
要がある。
【0007】また、適切度のサービスによる無依存性と
は、適切度はサーバや利用者に依存して変化するが、サ
ービスに依存して変化しない場合が多いということであ
る。すなわち、ある利用者があるサーバから複数の異な
るサービスを受ける場合、適切度は同じであるが、ある
利用者が同一のサービスを受ける場合、どのサーバから
受けるかによって適切度が異なることが多い。
【0008】上述した適切度の技術的特性の中の適切度
のサービスによる無依存性を考慮すると、上述したサー
バ解決手段、すなわちサービス提供者の識別子(u)を
入力として適切なサーバ(s)を解決するサーバ解決手
段は、図10に符号51として示すように、サービスの
識別子(F)からサービスを提供可能なサーバのリスト
(S)を取得するサーバリスト取得手段53、およびこ
のサーバリスト取得手段53により取得されたサーバの
リスト(S)から利用者(u)に対する適切なサーバを
選択するサーバ選択手段55から構成される。
【0009】このようなサーバ選択手段55は、与えら
れたサーバリストの中から各サーバについて利用者にと
っての適切度を解決し、適切度が適性値であるサーバを
適切なサーバとして選択することになる。このようなサ
ーバ選択手段では、適切度の解決手段の実現方法が課題
となる。
【0010】この適切度の解決手段を実現する方法とし
て、適切度を解決する度に適切度を取得する方法が考え
られる。この方法は、上述した適切度の技術的特性のう
ちの適切度の時間による変動を考慮すると、適切度の有
効性を確保する点において優れている。
【0011】しかしながら、適切度の解決の度に適切度
の取得を行うと、適切度の技術的特性のうちの適切度測
定によるネットワーク負荷の増大において説明したよう
に、適切度の取得に時間がかかるためサーバの選択に時
間がかかったり、適切度の取得のために通信が発生する
ので、ネットワークに対する負荷が大きくなるなどの問
題がある。
【0012】このような問題を解決するために、キャッ
シュと呼ばれる記憶手段を利用する方法がある。キャッ
シュは一定時間をデータの有効期間としてデータを記憶
する手段である。
【0013】図11は、このようなキャッシュ手段を適
切度記憶手段として有するサーバ選択手段の構成を示す
ブロック図である。図11に示すサーバ選択手段におい
て、図10に示したサーバリスト手段53から入力され
るサーバのリストSおよび利用者の識別子uは、適切度
評価比較手段61に入力される。適切度評価比較手段6
1は、入力されたサーバリストS中の各サーバについて
利用者に対する適切度を解決するように適切度解決手段
63に要求する。
【0014】適切度解決手段63は、キャッシュからな
る適切度記憶手段65を参照し、当該利用者に対する当
該サーバの適切度が記憶されていれば、この適切度を適
切度記憶手段65から取得する。すなわち、データの有
効期間が一定時間を過ぎていない適切度が適切度記憶手
段65に記憶されている場合には、この記憶されている
適切度を解決結果とするが、記憶されていない場合に
は、適切度解決手段63は、適切度取得手段67に対し
て適切度の取得要求を行う。
【0015】適切度取得手段67は、適切度を取得し、
この取得結果である適切度を適切度解決手段63に返却
すると同時に、この取得した適切度を適切度記憶手段6
5に登録する。適切度解決手段63は、適切度取得手段
67から適切度を受け取ると、この値を適切度の解決結
果とする。適切度解決手段63は、この適切度の解決結
果を適切度評価比較手段61に返却する。適切度評価比
較手段61は、この適切度の解決結果を受け取ると、こ
の適切度が適性値の範囲内にあること、および適切度が
最も良い値を示していること等を条件として選択結果の
サーバを決定し出力する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、適切
度記憶手段としてキャッシュを用いた従来の適切度選択
手段であっても、この適切度記憶手段に求めるべき適切
度が記憶されていない場合には、適切度を新たに取得す
ることになるため、この適切度の取得動作のためのサー
バ選択のための所要時間が増大するという問題があると
ともに、更に適切度を取得するためにネットワークに対
して負荷が増大するという問題がある。
【0017】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、適切度を新たに取得する回数
を低減し、サーバ選択に要する時間を短縮するとともに
ネットワーク負荷を低減することができるサーバ選択装
置および方法とサーバ選択プログラムを記録した記録媒
体を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、あるサーバのある利用者
に対する適切さの評価値を適切度と定義し、記憶手段に
保持されている過去に取得した適切度を参照しながらサ
ーバのリストからある利用者に適したサーバを選択する
サーバ選択装置であって、過去に取得した適切度を記憶
する適切度記憶手段と、適切度を取得する適切度取得手
段と、適切度を推定する適切度推定手段と、適切度の確
からしさに応じて必要な場合に前記適切度取得手段によ
り適切度を取得して適切度を確定する適切度確定手段
と、前記適切度推定手段による適切度の推定結果に基づ
き適切なサーバの候補を絞り込むサーバ絞り込み手段
と、前記サーバ絞り込み手段により絞り込まれたサーバ
の候補のリストから適切なサーバを決定するサーバ決定
手段とを有し、前記サーバ決定手段は、前記サーバ候補
についての適切度を前記適切度確定手段により確定する
手段を有し、前記適切度取得手段は、取得結果により前
記適切度記憶手段が保持する記憶を更新する更新手段を
有し、前記適切度推定手段は、サーバ間の距離またはあ
る属性に関する類似性を認識するサーバ間類似性認識手
段、および前記適切度記憶手段に保持されている適切度
の記憶のうち推定対象のサーバに近いまたはある属性に
ついての類似性が高いサーバに関するものを推定に用い
る手段を有することを要旨とする。
【0019】請求項1記載の本発明にあっては、適切度
取得手段で過去に取得した適切度を適切度記憶手段に記
憶しておき、適切度記憶手段に記憶されている過去に取
得した適切度を参照しながらサーバリストの各サーバの
適切度を推定し、この推定した適切度の確からしさに応
じて必要な場合に適切度取得手段により適切度を取得し
て適切度を確定し、前記推定した適切度の推定結果に基
づき適切なサーバの候補を絞り込み、この絞り込まれた
サーバの候補のリストから適切なサーバを決定するた
め、従来に比較して少ない適切度取得回数で高速にサー
バを選択することができ、ネットワークに対するトラヒ
ックの増大を抑制できる。また、適切度の取得結果によ
り適切度記憶手段が保持する記憶を更新するため、常に
最新の適切度を利用して適切なサーバを選択することが
できる。
【0020】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の本発明において、前記適切度推定手段が、利用者
間の距離またはある属性に関する類似性を認識する利用
者間類似性認識手段と、前記適切度記憶手段に保持され
ている適切度の記憶のうち推定対象の利用者に近いまた
はある属性について類似性が高い利用者に関するものを
推定に用いる手段を有することを要旨とする。
【0021】請求項2記載の本発明にあっては、適切度
推定手段は利用者間の距離またはある属性に関する類似
性を認識し、適切度記憶手段に保持されている適切度の
記憶のうち推定対象の利用者に近いまたはある属性につ
いて類似性が高い利用者に関するものを推定に用いる。
【0022】更に、請求項3記載の本発明は、請求項1
記載の本発明において、前記サーバ絞り込み手段が、適
切なサーバの候補に順位付けを行う手段を有し、前記サ
ーバ決定手段は、前記サーバ絞り込み手段が決定した順
位に従って最も適切らしいサーバから順に前記適切度確
定手段により適切度を確定する手段を有することを要旨
とする。
【0023】請求項3記載の本発明にあっては、サーバ
絞り込み手段は適切なサーバの候補に順位付けを行い、
サーバ決定手段はこの順位に従って最も適切らしいサー
バから順に適切度確定手段により適切度を確定する。
【0024】請求項4記載の本発明は、利用者の識別子
および複数のサーバの識別子を入力され、該利用者に適
切なサーバを前記複数のサーバの中から選択するサーバ
選択装置であって、利用者に対するサーバの適切さを表
す評価値である適切度を取得する適切度取得手段と、こ
の適切度取得手段で過去に取得した適切度をサーバ識別
子、利用者識別子、取得時刻とともに適切度関連情報と
して記憶する適切度記憶手段と、前記入力された複数の
サーバ識別子の各々および利用者識別子を前記適切度記
憶手段に記憶されている適切度関連情報の各々のサーバ
識別子および利用者識別子とそれぞれ照合し、この照合
結果および各適切度関連情報の取得時刻と現在時刻との
取得時刻差情報に基づき前記入力されたサーバ識別子お
よび利用者識別子の各々に対して最も類似していると推
定されるサーバ識別子および利用者識別子を含む適切度
関連情報を入力サーバ識別子および利用者情報とともに
組にしてサーバ候補情報として取得する推定手段と、こ
の推定手段で取得したサーバ候補情報のうち、適切度が
所定の値より良好なものを取り出して絞り込む絞り込み
手段と、この絞り込み手段で絞り込まれたサーバ候補情
報における適切度に対して、該サーバ候補情報に含まれ
るサーバ識別子と利用者識別子および取得時刻差情報に
基づいて適切度を確定し得るものは該適切度を確定し、
確定し得ないものについては、前記適切度取得手段を用
いて適切度を取得して確定する適切度確定手段と、該適
切度確定手段で確定された適切度を所定の値と比較し、
所定の値よりも良好な適切度を含む前記サーバ候補情報
に含まれるサーバ識別子のサーバを適切なサーバとして
決定して出力するサーバ決定手段とを有することを要旨
とする。
【0025】請求項4記載の本発明にあっては、適切度
取得手段で過去に取得した適切度をサーバ識別子、利用
者識別子、取得時刻とともに適切度関連情報として適切
度記憶手段に記憶しておき、入力された複数のサーバ識
別子の各々および利用者識別子を適切度記憶手段に記憶
されている適切度関連情報の各々のサーバ識別子および
利用者識別子とそれぞれ照合し、この照合結果および各
適切度関連情報の取得時刻と現在時刻との取得時刻差情
報に基づき入力されたサーバ識別子および利用者識別子
の各々に対して最も類似していると推定されるサーバ識
別子および利用者識別子を含む適切度関連情報を入力サ
ーバ識別子および利用者情報とともに組にしてサーバ候
補情報として取得し、この取得したサーバ候補情報のう
ち、適切度が所定の値より良好なものを取り出して絞り
込み、この絞り込まれたサーバ候補情報における適切度
に対して、該サーバ候補情報に含まれるサーバ識別子と
利用者識別子および取得時刻差情報に基づいて適切度を
確定し得るものは適切度を確定し、確定し得ないものに
ついては、適切度取得手段を用いて適切度を取得して確
定し、この確定された適切度を所定の値と比較し、所定
の値よりも良好な適切度を含むサーバ候補情報に含まれ
るサーバ識別子のサーバを適切なサーバとして決定して
出力するため、従来に比較して少ない適切度取得回数で
高速にサーバを選択することができ、ネットワークに対
するトラヒックの増大を抑制できる。
【0026】また、請求項5記載の本発明は、請求項4
記載の本発明において、前記適切度確定手段が、前記適
切度取得手段を用いて取得した適切度で前記適切度記憶
手段を更新する適切度更新手段を有することを要旨とす
る。
【0027】請求項5記載の本発明にあっては、適切度
確定手段は適切度取得手段を用いて取得した適切度で適
切度記憶手段を更新する。
【0028】更に、請求項6記載の本発明は、あるサー
バのある利用者に対する適切さの評価値を適切度と定義
し、記憶手段に保持されている過去に取得した適切度を
参照しながらサーバのリストからある利用者に適したサ
ーバを選択するサーバ選択方法であって、適切度取得手
段で過去に取得した適切度を適切度記憶手段に記憶して
おき、前記適切度記憶手段に記憶されている過去に取得
した適切度を参照しながらサーバリストの各サーバの適
切度を推定し、この推定した適切度の確からしさに応じ
て必要な場合に前記適切度取得手段により適切度を取得
して適切度を確定し、前記推定した適切度の推定結果に
基づき適切なサーバの候補を絞り込み、この絞り込まれ
たサーバの候補のリストから適切なサーバを決定し、前
記サーバ決定処理は、前記サーバ候補についての適切度
を前記適切度確定処理により確定し、前記適切度取得手
段は、取得結果により前記適切度記憶手段が保持する記
憶を更新し、前記適切度推定処理は、サーバ間の距離ま
たはある属性に関する類似性を認識し、前記適切度記憶
手段に保持されている適切度の記憶のうち推定対象のサ
ーバに近いまたはある属性についての類似性が高いサー
バに関するものを推定に用いることを要旨とする。
【0029】請求項6記載の本発明にあっては、適切度
取得手段で過去に取得した適切度を適切度記憶手段に記
憶しておき、適切度記憶手段に記憶されている過去に取
得した適切度を参照しながらサーバリストの各サーバの
適切度を推定し、この推定した適切度の確からしさに応
じて必要な場合に適切度取得手段により適切度を取得し
て適切度を確定し、前記推定した適切度の推定結果に基
づき適切なサーバの候補を絞り込み、この絞り込まれた
サーバの候補のリストから適切なサーバを決定するた
め、従来に比較して少ない適切度取得回数で高速にサー
バを選択することができ、ネットワークに対するトラヒ
ックの増大を抑制できる。また、適切度の取得結果によ
り適切度記憶手段が保持する記憶を更新するため、常に
最新の適切度を利用して適切なサーバを選択することが
できる。
【0030】請求項7記載の本発明は、請求項6記載の
本発明において、前記適切度推定処理が、利用者間の距
離またはある属性に関する類似性を認識し、前記適切度
記憶手段に保持されている適切度の記憶のうち推定対象
の利用者に近いまたはある属性について類似性が高い利
用者に関するものを推定に用いることを要旨とする。
【0031】請求項7記載の本発明にあっては、適切度
推定処理は利用者間の距離またはある属性に関する類似
性を認識し、適切度記憶手段に保持されている適切度の
記憶のうち推定対象の利用者に近いまたはある属性につ
いて類似性が高い利用者に関するものを推定に用いる。
【0032】また、請求項8記載の本発明は、請求項6
記載の本発明において、前記サーバ絞り込み処理が、適
切なサーバの候補に順位付けを行い、前記サーバ決定処
理は、この決定した順位に従って最も適切らしいサーバ
から順に前記適切度確定処理により適切度を確定するこ
とを要旨とする。
【0033】請求項8記載の本発明にあっては、サーバ
絞り込み処理は適切なサーバの候補に順位付けを行い、
サーバ決定処理はこの順位に従って最も適切らしいサー
バから順に適切度確定手段により適切度を確定する。
【0034】更に、請求項9記載の本発明は、利用者の
識別子および複数のサーバの識別子を入力され、該利用
者に適切なサーバを前記複数のサーバの中から選択する
サーバ選択方法であって、利用者に対するサーバの適切
さを表す評価値である適切度を取得する適切度取得手段
で過去に取得した適切度をサーバ識別子、利用者識別
子、取得時刻とともに適切度関連情報として適切度記憶
手段に記憶しておき、前記入力された複数のサーバ識別
子の各々および利用者識別子を前記適切度記憶手段に記
憶されている適切度関連情報の各々のサーバ識別子およ
び利用者識別子とそれぞれ照合し、この照合結果および
各適切度関連情報の取得時刻と現在時刻との取得時刻差
情報に基づき前記入力されたサーバ識別子および利用者
識別子の各々に対して最も類似していると推定されるサ
ーバ識別子および利用者識別子を含む適切度関連情報を
入力サーバ識別子および利用者情報とともに組にしてサ
ーバ候補情報として取得し、この取得したサーバ候補情
報のうち、適切度が所定の値より良好なものを取り出し
て絞り込み、この絞り込まれたサーバ候補情報における
適切度に対して、該サーバ候補情報に含まれるサー識別
子と利用者識別子および取得時刻差情報に基づいて適切
度を確定し得るものは該適切度を確定し、確定し得ない
ものについては、前記適切度取得手段を用いて適切度を
取得して確定し、この確定された適切度を所定の値と比
較し、所定の値よりも良好な適切度を含む前記サーバ候
補情報に含まれるサーバ識別子のサーバを適切なサーバ
として決定して出力することを要旨とする。
【0035】請求項9記載の本発明にあっては、適切度
取得手段で過去に取得した適切度をサーバ識別子、利用
者識別子、取得時刻とともに適切度関連情報として適切
度記憶手段に記憶しておき、入力された複数のサーバ識
別子の各々および利用者識別子を適切度記憶手段に記憶
されている適切度関連情報の各々のサーバ識別子および
利用者識別子とそれぞれ照合し、この照合結果および各
適切度関連情報の取得時刻と現在時刻との取得時刻差情
報に基づき入力されたサーバ識別子および利用者識別子
の各々に対して最も類似していると推定されるサーバ識
別子および利用者識別子を含む適切度関連情報を入力サ
ーバ識別子および利用者情報とともに組にしてサーバ候
補情報として取得し、この取得したサーバ候補情報のう
ち、適切度が所定の値より良好なものを取り出して絞り
込み、この絞り込まれたサーバ候補情報における適切度
に対して、該サーバ候補情報に含まれるサーバ識別子と
利用者識別子および取得時刻差情報に基づいて適切度を
確定し得るものは適切度を確定し、確定し得ないものに
ついては、適切度取得手段を用いて適切度を取得して確
定し、この確定された適切度を所定の値と比較し、所定
の値よりも良好な適切度を含むサーバ候補情報に含まれ
るサーバ識別子のサーバを適切なサーバとして決定して
出力するため、従来に比較して少ない適切度取得回数で
高速にサーバを選択することができ、ネットワークに対
するトラヒックの増大を抑制できる。
【0036】請求項10記載の本発明は、請求項9記載
の本発明において、前記適切度確定処理が、前記適切度
取得手段を用いて取得した適切度で前記適切度記憶手段
を更新することを要旨とする。
【0037】請求項10記載の本発明においては、適切
度確定処理は適切度取得手段を用いて取得した適切度で
前記適切度記憶手段を更新する。
【0038】また、請求項11記載の本発明は、あるサ
ーバのある利用者に対する適切さの評価値を適切度と定
義し、記憶手段に保持されている過去に取得した適切度
を参照しながらサーバのリストからある利用者に適した
サーバを選択するサーバ選択プログラムを記録した記録
媒体であって、適切度取得手段で過去に取得した適切度
を適切度記憶手段に記憶しておき、前記適切度記憶手段
に記憶されている過去に取得した適切度を参照しながら
サーバリストの各サーバの適切度を推定し、この推定し
た適切度の確からしさに応じて必要な場合に前記適切度
取得手段により適切度を取得して適切度を確定し、前記
推定した適切度の推定結果に基づき適切なサーバの候補
を絞り込み、この絞り込まれたサーバの候補のリストか
ら適切なサーバを決定し、前記サーバ決定処理は、前記
サーバ候補についての適切度を前記適切度確定処理によ
り確定し、前記適切度取得手段は、取得結果により前記
適切度記憶手段が保持する記憶を更新し、前記適切度推
定処理は、サーバ間の距離またはある属性に関する類似
性を認識し、前記適切度記憶手段に保持されている適切
度の記憶のうち推定対象のサーバに近いまたはある属性
についての類似性が高いサーバに関するものを推定に用
いるサーバ選択プログラムを記録媒体に記録することを
要旨とする。
【0039】請求項11記載の本発明にあっては、適切
度取得手段で過去に取得した適切度を適切度記憶手段に
記憶しておき、適切度記憶手段に記憶されている過去に
取得した適切度を参照しながらサーバリストの各サーバ
の適切度を推定し、この推定した適切度の確からしさに
応じて必要な場合に適切度取得手段により適切度を取得
して適切度を確定し、前記推定した適切度の推定結果に
基づき適切なサーバの候補を絞り込み、この絞り込まれ
たサーバの候補のリストから適切なサーバを決定すると
ともに、適切度の取得結果により適切度記憶手段が保持
する記憶を更新するサーバ選択プログラムを記録媒体に
記録しているため、該記録媒体を用いて、その流通性を
高めることができる。
【0040】更に、請求項12記載の本発明は、請求項
11記載の本発明において、前記適切度推定処理が、利
用者間の距離またはある属性に関する類似性を認識し、
前記適切度記憶手段に保持されている適切度の記憶のう
ち推定対象の利用者に近いまたはある属性について類似
性が高い利用者に関するものを推定に用いるサーバ選択
プログラムを記録媒体に記録することを要旨とする。
【0041】請求項12記載の本発明にあっては、適切
度推定処理は利用者間の距離またはある属性に関する類
似性を認識し、適切度記憶手段に保持されている適切度
の記憶のうち推定対象の利用者に近いまたはある属性に
ついて類似性が高い利用者に関するものを推定に用いる
サーバ選択プログラムを記録媒体に記録しているため、
該記録媒体を用いて、その流通性を高めることができ
る。
【0042】請求項13記載の本発明は、請求項11記
載の本発明において、前記サーバ絞り込み処理が、適切
なサーバの候補に順位付けを行い、前記サーバ決定処理
は、この決定した順位に従って最も適切らしいサーバか
ら順に前記適切度確定処理により適切度を確定するサー
バ選択プログラムを記録媒体に記録することを要旨とす
る。
【0043】請求項13記載の本発明にあっては、サー
バ絞り込み処理は適切なサーバの候補に順位付けを行
い、サーバ決定処理はこの順位に従って最も適切らしい
サーバから順に適切度確定手段により適切度を確定する
サーバ選択プログラムを記録媒体に記録しているため、
該記録媒体を用いて、その流通性を高めることができ
る。
【0044】また、請求項14記載の本発明は、利用者
の識別子および複数のサーバの識別子を入力され、該利
用者に適切なサーバを前記複数のサーバの中から選択す
るサーバ選択プログラムを記録した記録媒体であって、
利用者に対するサーバの適切さを表す評価値である適切
度を取得する適切度取得手段で過去に取得した適切度を
サーバ識別子、利用者識別子、取得時刻とともに適切度
関連情報として適切度記憶手段に記憶しておき、前記入
力された複数のサーバ識別子の各々および利用者識別子
を前記適切度記憶手段に記憶されている適切度関連情報
の各々のサーバ識別子および利用者識別子とそれぞれ照
合し、この照合結果および各適切度関連情報の取得時刻
と現在時刻との取得時刻差情報に基づき前記入力された
サーバ識別子および利用者識別子の各々に対して最も類
似していると推定されるサーバ識別子および利用者識別
子を含む適切度関連情報を入力サーバ識別子および利用
者情報とともに組にしてサーバ候補情報として取得し、
この取得したサーバ候補情報のうち、適切度が所定の値
より良好なものを取り出して絞り込み、この絞り込まれ
たサーバ候補情報における適切度に対して、該サーバ候
補情報に含まれるサーバ識別子と利用者識別子および取
得時刻差情報に基づいて適切度を確定し得るものは該適
切度を確定し、確定し得ないものについては、前記適切
度取得手段を用いて適切度を取得して確定し、この確定
された適切度を所定の値と比較し、所定の値よりも良好
な適切度を含む前記サーバ候補情報に含まれるサーバ識
別子のサーバを適切なサーバとして決定して出力するサ
ーバ選択プログラムを記録媒体に記録することを要旨と
する。
【0045】請求項14記載の本発明にあっては、適切
度取得手段で過去に取得した適切度をサーバ識別子、利
用者識別子、取得時刻とともに適切度関連情報として適
切度記憶手段に記憶しておき、入力された複数のサーバ
識別子の各々および利用者識別子を適切度記憶手段に記
憶されている適切度関連情報の各々のサーバ識別子およ
び利用者識別子とそれぞれ照合し、この照合結果および
各適切度関連情報の取得時刻と現在時刻との取得時刻差
情報に基づき入力されたサーバ識別子および利用者識別
子の各々に対して最も類似していると推定されるサーバ
識別子および利用者識別子を含む適切度関連情報を入力
サーバ識別子および利用者情報とともに組にしてサーバ
候補情報として取得し、この取得したサーバ候補情報の
うち、適切度が所定の値より良好なものを取り出して絞
り込み、この絞り込まれたサーバ候補情報における適切
度に対して、該サーバ候補情報に含まれるサーバ識別子
と利用者識別子および取得時刻差情報に基づいて適切度
を確定し得るものは適切度を確定し、確定し得ないもの
については、適切度取得手段を用いて適切度を取得して
確定し、この確定された適切度を所定の値と比較し、所
定の値よりも良好な適切度を含むサーバ候補情報に含ま
れるサーバ識別子のサーバを適切なサーバとして決定し
て出力するサーバ選択プログラムを記録媒体に記録して
いるため、該記録媒体を用いて、その流通性を高めるこ
とができる。
【0046】更に、請求項15記載の本発明は、請求項
14記載の本発明において、前記適切度確定処理が、前
記適切度取得手段を用いて取得した適切度で前記適切度
記憶手段を更新するサーバ選択プログラムを記録媒体に
記録することを要旨とする。
【0047】請求項15記載の本発明にあっては、適切
度確定処理は前記適切度取得手段を用いて取得した適切
度で適切度記憶手段を更新するサーバ選択プログラムを
記録媒体に記録しているため、該記録媒体を用いて、そ
の流通性を高めることができる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る
サーバ選択装置の構成を示すブロック図である。同図に
示すサーバ選択装置100は、サーバ候補絞込み手段
1、適切度推定手段3、適切度記憶手段5、サーバ決定
手段7、適切度確定手段9、および適切度取得手段11
から構成され、適切度推定手段3は利用者間距離・類似
性認識手段31およびサーバ間距離・類似性認識手段3
3から構成されている。
【0049】サーバ候補絞込み手段1は、複数のサーバ
識別子siからなるサーバリストS=(s0,s1,
…)と利用者の識別子uを入力され、このサーバリスト
の中の各サーバsiについて識別子uの利用者にとって
適切なサーバの候補を絞り込む動作を行うが、この場合
のサーバ識別子siは、図2に示すように、2バイトの
地域識別子と4バイトの地域内番号からなる6バイトで
構成されている。また、地域識別子は、サーバが存在す
る地域である都道府県を表す1バイトの地方番号RRと
1バイトの県番号PPから構成されている。なお、サー
バ識別子siの地方番号をsi.RRと表し、県番号を
si.PPと表す。また、地域内番号は、地域内でサー
バを識別する番号であり、同じ番号が同一都道府県内に
複数のサーバに割り当てられないように割り当てられ
る。
【0050】次に示す表1は、地域識別子(RR.P
P)の値を示す表である。この表に示すように、例えば
北海道は地域識別子(RR.PP)が1,1であり、青
森は東北地方を示す2とその中の青森を示す1からなる
2,1となっている。
【0051】
【表1】 また、適切度推定手段3を構成するサーバ間距離・類似
性認識手段33は、与えられた2つのサーバ識別子si
とsjからサーバ間の距離を算出する。すなわち、地方
番号RRと県番号PPについて2つのサーバ識別子が一
致するか否かを判定し、地方番号RRと県番号PPが両
方とも一致したら、距離は0であり、地方番号RRのみ
が一致したら、距離は1であり、地方番号RRが一致し
ない場合には、距離は4であるとする。このようにして
求めたsiとsjとの距離であるサーバ間の距離を|s
i−sj|と表す。
【0052】本実施形態では、利用者識別子uにはイン
ターネットホストネーム(RFC1035参照)を使用
している。そして、利用者間距離・類似性認識手段31
は、与えられた2つの利用者識別子uとu′から利用者
間の距離を算出する。すなわち、利用者識別子uである
インターネットホストネームのピリオド(“.”)を単
語の境界文字として識別子を複数の単語に分解し、最後
尾から各単語について2つの識別子が一致するか否かを
判定する。そして、最後尾の単語が一致しなければ、利
用者識別子間の距離は8、最後尾の単語のみ一致した
ら、距離は4、最後尾から3つ目の単語まで各単語が一
致したら、距離は1、すべての単語が一致したら、距離
は0とする。このようにして求めた利用者識別子uと
u′の間の距離を|u−u′|と表す。図3は、このよ
うな利用者識別子uとu′の間の距離の計算例を示して
いる。
【0053】また、本実施形態では、利用者とサーバと
の間の適切度をパケットの伝達速度によって定義する。
適切度取得手段11は、入力された利用者識別子uとサ
ーバ識別子siについて次のように適切度を取得する。
まず、適切度取得手段11は、サーバsiに対して利用
者uとの適切度を取得するように指示メッセージを送信
する。この指示メッセージを受信したサーバは、識別子
uの利用者に対してICMPプロトコルでエコー要求メ
ッセージを3回送信し、応答パケットを受信するまでの
時間の平均値を求め、この値を適切度として適切度取得
手段11に応答メッセージを返信する。
【0054】適切度記憶手段5は、取得した適切度を図
4に示すファイル形式で記憶する。すなわち、適切度が
取得される毎に、この適切度は図4に示すように適切度
記憶手段5にファイル形式で1行追加され、この行には
サーバの識別子si、利用者の識別子u、適切度の取得
時間t、適切度eの順序で、取得した適切度の情報をコ
ンマで区切りながら記述される。適切度は、ミリ秒を単
位として表されている。取得時間は年/月/日/時:
分:秒の順序で表記される。なお、以降の説明では、適
切度記憶手段5が保持する適切度の情報の各々(図4に
示す記憶形式の1行)をエントリEと称する。また、各
エントリEのサーバ識別子、利用者識別子、適切度取得
時間、適切度をそれぞれE.s,E.u,E.t,E.
eと表す。
【0055】適切度推定手段3は、利用者識別子u、サ
ーバ識別子siをサーバ候補絞込み手段1から推定要求
として入力されると、次のように推定値e′と推定誤差
Δs,Δu,Δtを決定して出力する。すなわち、適切
度推定手段3は、まず適切度記憶手段5を参照し、次式
の条件を満たすエントリEを取得する。
【0056】|u−E.u|+|si−E.s|≦A 但し、Aは任意の定数である。この条件を満たすエント
リが複数存在する場合には、上式の左辺値が最小となる
エントリを選択することによりエントリを絞り込む。値
が同じであるエントリが複数存在する場合には、取得時
間が最新のものを優先する。そして、条件を満たすエン
トリが絞り込めたら、そのエントリEのE.eを推定値
とし、|si−E.s|,|u−E.u|、現在時刻と
E.tとの差をそれぞれ推定誤差Δs,Δu,Δtとす
る。なお、条件を満たすエントリが存在しない場合に
は、適切度eを−1とし、推定誤差Δs,Δu,Δtを
それぞれ∞、∞、∞とする。なお、∞とは変数のビット
幅で表現可能な最大の数を意味する。例えば、32ビッ
ト幅の変数が表現できる最大値は232−1となる。
【0057】次に、図5に示すフローチャートを参照し
て、適切度推定手段3による適切度推定処理について説
明する。
【0058】適切度推定手段3は、利用者識別子u、サ
ーバ識別子siをサーバ候補絞込み手段1から推定要求
として入力されると(ステップS11)、まず上述した
ように、適切度eを−1とし、推定誤差Δs,Δu,Δ
tをそれぞれ∞、∞、∞とするとともに、適切度記憶手
段5の中のエントリをすべて未読とし、サーバ間の距離
および利用者間の距離を判定する条件値Dを上述した条
件式の定数Aとし、更に取得時刻Tを∞にする(ステッ
プS13)。
【0059】次に、適切度推定手段3は、適切度記憶手
段5の中の未読エントリを参照し、このエントリの情報
をEに代入する(ステップS15)。そして、このエン
トリEのサーバ識別子E.sおよび利用者識別子E.u
と入力されたサーバ識別子siおよび入力利用者識別子
uとのそれぞれの差の和|E.e−si|+|E.u−
u|を値D′とし、また現在時刻とエントリEの取得時
刻E.tとの差を時刻差T′とする(ステップS1
7)。
【0060】そして、このように算出した値D′が前記
条件値Dに等しくないか否かをチェックする(ステップ
S19)。等しくない場合には、値D′が条件値Dより
も小さいか否かをチェックする(ステップS21)。小
さくない場合には、ステップS15に戻って、次の未読
エントリを参照して同じ動作を繰り返す。また、ステッ
プS19のチェックにおいて、値D′が条件値Dに等し
い場合には、時刻差T′が所定の時刻差であるTよりも
大きいか否かをチェックし(ステップS23)、大きい
場合、すなわち取得時刻が古いものである場合には、ス
テップS15に戻って、次の未読エントリを参照して同
じ動作を繰り返す。
【0061】そして、ステップS21のチェックにおい
て値D′が条件値Dよりも小さい場合、またはステップ
S23のチェックにおいて時刻差T′がTよりも大きく
ない場合には、上述したように算出した値D′を条件値
Dとし、時刻差T′をTとし、E.eをEとし、サーバ
識別子の差|E.s−si|をΔsとし、利用者識別子
の差|E.u−u|をΔuとし、更に時刻差T′をΔt
とする(ステップS25)。
【0062】それから、適切度推定手段3は、適切度記
憶手段5に未読エントリがあるか否かをチェックし、未
読エントリがある場合には、ステップS15に戻って、
未読エントリがなくなるまで、同じ処理を繰り返し行う
が(ステップS27)、適切度記憶手段5に未読エント
リがなくなると、ステップS25で最終的に適切なもの
として得られたサーバの情報を候補サーバの情報(e,
Δs,Δu,Δt)として出力する(ステップS2
9)。
【0063】次に、図6に示すフローチャートを参照し
て、適切度確定手段9の適切度確定処理について説明す
る。
【0064】まず、適切度確定手段9は、サーバ決定手
段7から利用者識別子u、サーバ識別子si、適切度の
推定値e′(または適切度e)、推定誤差Δs,Δu,
Δtからなるサーバ情報vを入力されると(ステップS
31)、このサーバ情報vのΔs,Δu,Δtについて
次の両条件式を満たすか否かをチェックする(ステップ
S33)。
【0065】Δs+Δu≦B Δt≦C 但し、B,Cは任意の定数である。
【0066】この両条件式を満たす場合には、サーバ情
報vの中の推定値e′を適切値eとする(ステップS3
5)。両条件式を満たさない場合には、サーバ識別子s
iおよび利用者識別子uについての適切度を適切度取得
手段11によって取得し、この取得した値を適切度eと
する(ステップS37)。そして、この取得した適切度
e、サーバ識別子si、利用者識別子u、取得時刻tを
適切度記憶手段5に格納する(ステップS39)。それ
から、上述したように取得した適切度eを出力する(ス
テップS41)。
【0067】次に、図7に示すフローチャートを参照し
て、サーバ候補絞込み手段1による適切なサーバの候補
を絞り込む処理について説明する。サーバ候補絞込み手
段1は、利用者の識別子uおよびサーバ識別子のリスト
Sを入力されると(ステップS51)、まず、候補サー
バの情報配列V、サーバ情報配列V0,V1およびサー
バ識別子siをNULL(ゼロ)に設定し(ステップS
53)、サーバ識別子リストSからポップ処理(pop
(S))により要素を読み出し、この読み出した要素を
サーバ識別子siに代入する(ステップS55)。な
お、ポップ処理とは、ある配列から先頭の要素を読み出
し、この読み出した要素を配列から削除することであ
る。
【0068】次に、サーバ候補絞込み手段1は、利用者
識別子uおよびサーバ識別子siについての適切度の推
定要求を適切度推定手段3に対して行い、適切度推定手
段3から図6で説明したように適切度の推定値e′およ
び推定誤差Δs,Δu,Δtを取得する(ステップS5
7)。そして、この取得した情報からサーバ情報vi=
(si,u,e′,Δs,Δu,Δt)を作成する(ス
テップS59)。
【0069】それから、このように作成したサーバ情報
viの中の適切度の推定値e′について次の条件式を満
たすか否かを判定する(ステップS61)。
【0070】e′=−1 または e′<D 但し、Dは任意の定数である。
【0071】適切度の推定値e′が上記条件式を満たす
場合には、プッシュ処理(push)によりサーバ情報
配列v0に前記サーバ情報viをプッシュし(ステップ
S63)、条件式を満たさない場合には、サーバ情報配
列V1に前記サーバ情報viをプッシュする(ステップ
S65)。なお、プッシュ処理とは、ある配列の末尾に
新たな要素を追加することである。次に、サーバ識別子
のリストSの要素であるサーバ識別子siがNULLで
あるか否かをチェックし、NULLでない場合には、ス
テップS55に戻り、サーバ識別子リストSからポップ
処理により要素を読み出し、この読み出した要素である
サーバ識別子siについて同様の処理をサーバ識別子の
リストSがNULLになるまで繰り返し行う(ステップ
S67)。
【0072】そして、サーバ識別子のリストSがNUL
Lになると、サーバ情報配列V0に含まれる要素数が0
より多いか否かをチェックする(ステップS69)。サ
ーバ情報配列V0の要素数が0より多い場合、すなわち
要素数が1つ以上である場合には、サーバ情報配列V0
を候補サーバの情報配列Vとし(ステップS71)、0
である場合には、サーバ情報配列V1を候補サーバの情
報配列Vとして適用する(ステップS73)。それか
ら、この候補サーバの情報配列Vを適切度の推定値e′
が昇順となるように並び替え(ステップS75)、この
並び替えた候補サーバの情報配列Vを出力する(ステッ
プS77)。
【0073】次に、図8に示すフローチャートを参照し
て、サーバ決定手段7による適切度に基づく適切サーバ
決定処理について説明する。サーバ決定手段7は、まず
上述したようにサーバ候補絞込み手段1から出力される
候補サーバの情報vi=(si,u,e′,Δs,Δ
u,Δt)を要素とするサーバ情報配列Vを入力される
と(ステップS81)、ポップ処理によりサーバ情報配
列Vから要素(si,u,e′,Δs,Δu,Δt)を
読み出し、この読み出した要素(si,u,e′,Δ
s,Δu,Δt)をサーバ情報viに代入する(ステッ
プS83)。そして、このサーバ情報vi=(si,
u,e′,Δs,Δu,Δt)を適切度確定手段9に入
力し、上述したように適切度確定手段9により該サーバ
情報viについてサーバsiの適切度eを確定する(ス
テップS85)。
【0074】それから、この確定したサーバsiの適切
度eが任意の定数である所定の値Fよりも小さいか否か
をチェックする(ステップS87)。この適切度eが所
定の値Fよりも小さくない場合、すなわち所定の値F以
上の場合には、サーバ情報配列Vの要素数が0になった
か否かをチェック、0になっていない場合には、ステッ
プS83に戻り、同じ処理をサーバ情報配列Vの要素数
が0になるまで繰り返し行う(ステップS89)。ステ
ップS98のチェックでサーバ情報配列Vの要素数が0
になった場合には、サーバ情報配列Vの先頭要素のサー
バ識別子を適切サーバとして出力する(ステップS9
1)。
【0075】また、ステップS87のチェックにおい
て、適切度eが所定の値Fよりも小さい場合には、この
適切度eを有するサーバの識別子siを適切サーバとし
て出力する(ステップS93)。
【0076】次に、図9に示すシーケンス図を参照し
て、図1に示した本実施形態のサーバ選択装置の全体的
動作について説明する。本サーバ選択装置は、装置利用
者が希望するディレクトリやファイルを有するサーバリ
ストSと利用者識別子uをサーバ候補絞込み手段1に入
力されると、サーバ候補絞込み手段1は、サーバリスト
Sの要素すべてについての適切度の推定を要求すべくサ
ーバ識別子siおよび利用者識別子uを適切度推定手段
3に供給する(ステップS101)。適切度推定手段3
は、サーバ候補絞込み手段1からサーバ識別子siと利
用者識別子uを入力されると、この入力されたサーバ識
別子siと利用者識別子uおよび現在時刻を適切度記憶
手段5に各エントリEとして記憶されているサーバ識別
子E.s、利用者識別子E.u、適切度取得時刻E.
t、適切度E.eと比較し、サーバ識別子siおよび利
用者識別子uに類似するエントリを要求し、この類似す
るエントリを候補サーバとし、情報e′,Δs,Δu,
Δtをサーバ候補絞込み手段1に出力する(ステップS
103)。
【0077】サーバ候補絞込み手段1は、適切度推定手
段3からの受け取った情報e′,Δs,Δu,Δtから
サーバ情報vi=(si,u,e′,Δs,Δu,Δ
t)を作成し、このサーバ情報のうちの適切度の推定値
e′から候補サーバの情報配列Vを作成するとともに、
この候補サーバ情報配列Vを適切度の推定値e′が昇順
となるように並び替える(ステップS107)。それか
ら、サーバ候補絞込み手段1は、前記候補サーバの情報
配列Vをサーバ決定手段7に供給し、この候補サーバの
情報配列Vから適切なサーバの選択をサーバ決定手段7
に要求する(ステップS109)。
【0078】サーバ決定手段7は、候補サーバの情報配
列Vを受け取ると、この情報配列Vの要素から要素を読
み出し、この読み出した要素をサーバ情報viとして適
切度確定手段9に入力し、適切度確定手段9でサーバ情
報viのΔs,Δu,Δtが所定の条件を満足するか否
かの確からしさについての判定により適切度の推定値
e′を適切度eとして確定する(ステップS111)。
この確定した適切度eが所定の値Fよりも小さい場合、
この適切度eを有するサーバ識別子siのサーバを適切
なサーバsとして決定して出力する(ステップS11
7)。
【0079】また、ステップS111において、Δs,
Δu,Δtが所定の条件を満足しないサーバ情報viの
サーバ識別子siおよび利用者識別子uについては、そ
の適切度eの取得を適切度確定手段9が適切度取得手段
11に要求する(ステップS113)。適切度取得手段
11は、適切度確定手段9からの適切度eの取得要求に
応じてサーバ識別子siおよび利用者識別子uの適切度
eを取得して適切度確定手段9に出力する(ステップS
115)。適切度確定手段9は、適切度取得手段11か
らの適切度eを受け取ると、この情報を適切度記憶手段
5に記憶するとともに(ステップS119)、適切度e
をサーバ決定手段7に供給する。
【0080】サーバ決定手段7は、この適切度eを受け
取ると、この適切度eとステップS111で確定した適
切度eが所定の値Fよりも小さいかまたは最小であるサ
ーバを適切なサーバとして決定し、そのサーバ識別子s
を利用者に出力する(ステップS117)。
【0081】なお、上記実施形態のサーバ選択方法の処
理手順をプログラムとして記録媒体に記録して、この記
録媒体をコンピュータシステムに組み込むとともに、該
記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステ
ムにダウンロードまたはインストールし、該プログラム
でコンピュータシステムを作動させることにより、サー
バ選択方法を実施するサーバ選択装置として機能させる
ことができることは勿論であり、このような記録媒体を
用いることにより、その流通性を高めることができるも
のである。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
過去に取得した適切度を適切度記憶手段に記憶してお
き、適切度記憶手段に記憶されている過去に取得した適
切度を参照しながらサーバリストの各サーバの適切度を
推定し、この推定した適切度の確からしさに応じて必要
な場合に適切度取得手段により適切度を取得して適切度
を確定し、前記推定した適切度の推定結果に基づき適切
なサーバの候補を絞り込み、この絞り込まれたサーバの
候補のリストから適切なサーバを決定するので、従来に
比較して少ない適切度取得回数で高速にサーバを選択す
ることができ、ネットワークに対するトラヒックの増大
を抑制できる。
【0083】また、本発明によれば、過去に取得した適
切度をサーバ識別子、利用者識別子、取得時刻とともに
適切度関連情報として適切度記憶手段に記憶しておき、
入力された複数のサーバ識別子の各々および利用者識別
子を適切度記憶手段に記憶されている適切度関連情報の
各々のサーバ識別子および利用者識別子とそれぞれ照合
し、この照合結果および各適切度関連情報の取得時刻と
現在時刻との取得時刻差情報に基づき入力されたサーバ
識別子および利用者識別子の各々に対して最も類似して
いると推定されるサーバ識別子および利用者識別子を含
む適切度関連情報を入力サーバ識別子および利用者情報
とともに組にしてサーバ候補情報として取得し、この取
得したサーバ候補情報のうち、適切度が所定の値より良
好なものを取り出して絞り込み、この絞り込まれたサー
バ候補情報における適切度に対して、該サーバ候補情報
に含まれるサーバ識別子と利用者識別子および取得時刻
差情報に基づいて適切度を確定し得るものは適切度を確
定し、確定し得ないものについては、適切度取得手段を
用いて適切度を取得して確定し、この確定された適切度
を所定の値と比較し、所定の値よりも良好な適切度を含
むサーバ候補情報に含まれるサーバ識別子のサーバを適
切なサーバとして決定して出力するので、従来に比較し
て少ない適切度取得回数で高速にサーバを選択すること
ができ、ネットワークに対するトラヒックの増大を抑制
できる。
【0084】更に、本発明によれば、適切度の取得結果
により適切度記憶手段が保持する記憶を更新するので、
常に最新の適切度を利用して適切なサーバを選択するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るサーバ選択装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す実施形態のサーバ選択装置に使用さ
れるサーバ識別子の構成を示す図である。
【図3】図1に示す実施形態のサーバ選択装置に使用さ
れる利用者識別子間の距離の計算例を示す図である。
【図4】図1に示す実施形態のサーバ選択装置に使用さ
れている適切度記憶手段に記憶される適切度の記憶形式
を示す図である。
【図5】図1に示す実施形態のサーバ選択装置に使用さ
れている適切度推定手段による適切度推定処理を示すフ
ローチャートである。
【図6】図1に示す実施形態のサーバ選択装置に使用さ
れている適切度確定手段による適切度確定処理を示すフ
ローチャートである。
【図7】図1に示す実施形態のサーバ選択装置に使用さ
れているサーバ候補絞込み手段によるサーバ候補絞込み
処理を示すフローチャートである。
【図8】図1に示す実施形態のサーバ選択装置に使用さ
れているサーバ決定手段による適切サーバ決定処理を示
すフローチャートである。
【図9】図1に示す実施形態のサーバ選択装置の全体的
動作を示すシーケンス図である。
【図10】一般的なサーバ解決手段の構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】従来のサーバ選択装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 サーバ候補絞込み手段 3 適切度推定手段 5 適切度記憶手段 7 サーバ決定手段 9 適切度確定手段 11 適切度取得手段 31 利用者間距離・類似性認識手段 33 サーバ間距離・類似性認識手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 裕文 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B075 KK03 KK07 QP05 5B082 FA00 HA08 5B089 GA04 GB03 KA05 KA07 KB06 KB11 KC23 KC39 KC48 MC03

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あるサーバのある利用者に対する適切さ
    の評価値を適切度と定義し、記憶手段に保持されている
    過去に取得した適切度を参照しながらサーバのリストか
    らある利用者に適したサーバを選択するサーバ選択装置
    であって、 過去に取得した適切度を記憶する適切度記憶手段と、 適切度を取得する適切度取得手段と、 適切度を推定する適切度推定手段と、 適切度の確からしさに応じて必要な場合に前記適切度取
    得手段により適切度を取得して適切度を確定する適切度
    確定手段と、 前記適切度推定手段による適切度の推定結果に基づき適
    切なサーバの候補を絞り込むサーバ絞り込み手段と、 前記サーバ絞り込み手段により絞り込まれたサーバの候
    補のリストから適切なサーバを決定するサーバ決定手段
    とを有し、 前記サーバ決定手段は、前記サーバ候補についての適切
    度を前記適切度確定手段により確定する手段を有し、 前記適切度取得手段は、取得結果により前記適切度記憶
    手段が保持する記憶を更新する更新手段を有し、 前記適切度推定手段は、サーバ間の距離またはある属性
    に関する類似性を認識するサーバ間類似性認識手段、お
    よび前記適切度記憶手段に保持されている適切度の記憶
    のうち推定対象のサーバに近いまたはある属性について
    の類似性が高いサーバに関するものを推定に用いる手段
    を有することを特徴とするサーバ選択装置。
  2. 【請求項2】 前記適切度推定手段は、利用者間の距離
    またはある属性に関する類似性を認識する利用者間類似
    性認識手段と、前記適切度記憶手段に保持されている適
    切度の記憶のうち推定対象の利用者に近いまたはある属
    性について類似性が高い利用者に関するものを推定に用
    いる手段を有することを特徴とする請求項1記載のサー
    バ選択装置。
  3. 【請求項3】 前記サーバ絞り込み手段は、適切なサー
    バの候補に順位付けを行う手段を有し、前記サーバ決定
    手段は、前記サーバ絞り込み手段が決定した順位に従っ
    て最も適切らしいサーバから順に前記適切度確定手段に
    より適切度を確定する手段を有することを特徴とする請
    求項1記載のサーバ選択装置。
  4. 【請求項4】 利用者の識別子および複数のサーバの識
    別子を入力され、該利用者に適切なサーバを前記複数の
    サーバの中から選択するサーバ選択装置であって、 利用者に対するサーバの適切さを表す評価値である適切
    度を取得する適切度取得手段と、 この適切度取得手段で過去に取得した適切度をサーバ識
    別子、利用者識別子、取得時刻とともに適切度関連情報
    として記憶する適切度記憶手段と、 前記入力された複数のサーバ識別子の各々および利用者
    識別子を前記適切度記憶手段に記憶されている適切度関
    連情報の各々のサーバ識別子および利用者識別子とそれ
    ぞれ照合し、この照合結果および各適切度関連情報の取
    得時刻と現在時刻との取得時刻差情報に基づき前記入力
    されたサーバ識別子および利用者識別子の各々に対して
    最も類似していると推定されるサーバ識別子および利用
    者識別子を含む適切度関連情報を入力サーバ識別子およ
    び利用者情報とともに組にしてサーバ候補情報として取
    得する推定手段と、 この推定手段で取得したサーバ候補情報のうち、適切度
    が所定の値より良好なものを取り出して絞り込む絞り込
    み手段と、 この絞り込み手段で絞り込まれたサーバ候補情報におけ
    る適切度に対して、該サーバ候補情報に含まれるサーバ
    識別子と利用者識別子および取得時刻差情報に基づいて
    適切度を確定し得るものは該適切度を確定し、確定し得
    ないものについては、前記適切度取得手段を用いて適切
    度を取得して確定する適切度確定手段と、 該適切度確定手段で確定された適切度を所定の値と比較
    し、所定の値よりも良好な適切度を含む前記サーバ候補
    情報に含まれるサーバ識別子のサーバを適切なサーバと
    して決定して出力するサーバ決定手段とを有することを
    特徴とするサーバ選択装置。
  5. 【請求項5】 前記適切度確定手段は、前記適切度取得
    手段を用いて取得した適切度で前記適切度記憶手段を更
    新する適切度更新手段を有することを特徴とする請求項
    4記載のサーバ選択装置。
  6. 【請求項6】 あるサーバのある利用者に対する適切さ
    の評価値を適切度と定義し、記憶手段に保持されている
    過去に取得した適切度を参照しながらサーバのリストか
    らある利用者に適したサーバを選択するサーバ選択方法
    であって、 適切度取得手段で過去に取得した適切度を適切度記憶手
    段に記憶しておき、 前記適切度記憶手段に記憶されている過去に取得した適
    切度を参照しながらサーバリストの各サーバの適切度を
    推定し、 この推定した適切度の確からしさに応じて必要な場合に
    前記適切度取得手段により適切度を取得して適切度を確
    定し、 前記推定した適切度の推定結果に基づき適切なサーバの
    候補を絞り込み、 この絞り込まれたサーバの候補のリストから適切なサー
    バを決定し、 前記サーバ決定処理は、前記サーバ候補についての適切
    度を前記適切度確定処理により確定し、 前記適切度取得手段は、取得結果により前記適切度記憶
    手段が保持する記憶を更新し、 前記適切度推定処理は、サーバ間の距離またはある属性
    に関する類似性を認識し、前記適切度記憶手段に保持さ
    れている適切度の記憶のうち推定対象のサーバに近いま
    たはある属性についての類似性が高いサーバに関するも
    のを推定に用いることを特徴とするサーバ選択方法。
  7. 【請求項7】 前記適切度推定処理は、利用者間の距離
    またはある属性に関する類似性を認識し、前記適切度記
    憶手段に保持されている適切度の記憶のうち推定対象の
    利用者に近いまたはある属性について類似性が高い利用
    者に関するものを推定に用いることを特徴とする請求項
    6記載のサーバ選択方法。
  8. 【請求項8】 前記サーバ絞り込み処理は、適切なサー
    バの候補に順位付けを行い、前記サーバ決定処理は、こ
    の決定した順位に従って最も適切らしいサーバから順に
    前記適切度確定処理により適切度を確定することを特徴
    とする請求項6記載のサーバ選択方法。
  9. 【請求項9】 利用者の識別子および複数のサーバの識
    別子を入力され、該利用者に適切なサーバを前記複数の
    サーバの中から選択するサーバ選択方法であって、 利用者に対するサーバの適切さを表す評価値である適切
    度を取得する適切度取得手段で過去に取得した適切度を
    サーバ識別子、利用者識別子、取得時刻とともに適切度
    関連情報として適切度記憶手段に記憶しておき、 前記入力された複数のサーバ識別子の各々および利用者
    識別子を前記適切度記憶手段に記憶されている適切度関
    連情報の各々のサーバ識別子および利用者識別子とそれ
    ぞれ照合し、この照合結果および各適切度関連情報の取
    得時刻と現在時刻との取得時刻差情報に基づき前記入力
    されたサーバ識別子および利用者識別子の各々に対して
    最も類似していると推定されるサーバ識別子および利用
    者識別子を含む適切度関連情報を入力サーバ識別子およ
    び利用者情報とともに組にしてサーバ候補情報として取
    得し、 この取得したサーバ候補情報のうち、適切度が所定の値
    より良好なものを取り出して絞り込み、 この絞り込まれたサーバ候補情報における適切度に対し
    て、該サーバ候補情報に含まれるサーバ識別子と利用者
    識別子および取得時刻差情報に基づいて適切度を確定し
    得るものは該適切度を確定し、確定し得ないものについ
    ては、前記適切度取得手段を用いて適切度を取得して確
    定し、 この確定された適切度を所定の値と比較し、所定の値よ
    りも良好な適切度を含む前記サーバ候補情報に含まれる
    サーバ識別子のサーバを適切なサーバとして決定して出
    力することを特徴とするサーバ選択方法。
  10. 【請求項10】 前記適切度確定処理は、前記適切度取
    得手段を用いて取得した適切度で前記適切度記憶手段を
    更新することを特徴とする請求項9記載のサーバ選択方
    法。
  11. 【請求項11】 あるサーバのある利用者に対する適切
    さの評価値を適切度と定義し、記憶手段に保持されてい
    る過去に取得した適切度を参照しながらサーバのリスト
    からある利用者に適したサーバを選択するサーバ選択プ
    ログラムを記録した記録媒体であって、 適切度取得手段で過去に取得した適切度を適切度記憶手
    段に記憶しておき、 前記適切度記憶手段に記憶されている過去に取得した適
    切度を参照しながらサーバリストの各サーバの適切度を
    推定し、 この推定した適切度の確からしさに応じて必要な場合に
    前記適切度取得手段により適切度を取得して適切度を確
    定し、 前記推定した適切度の推定結果に基づき適切なサーバの
    候補を絞り込み、 この絞り込まれたサーバの候補のリストから適切なサー
    バを決定し、 前記サーバ決定処理は、前記サーバ候補についての適切
    度を前記適切度確定処理により確定し、 前記適切度取得手段は、取得結果により前記適切度記憶
    手段が保持する記憶を更新し、 前記適切度推定処理は、サーバ間の距離またはある属性
    に関する類似性を認識し、前記適切度記憶手段に保持さ
    れている適切度の記憶のうち推定対象のサーバに近いま
    たはある属性についての類似性が高いサーバに関するも
    のを推定に用いることを特徴とするサーバ選択プログラ
    ムを記録した記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記適切度推定処理は、利用者間の距
    離またはある属性に関する類似性を認識し、前記適切度
    記憶手段に保持されている適切度の記憶のうち推定対象
    の利用者に近いまたはある属性について類似性が高い利
    用者に関するものを推定に用いることを特徴とする請求
    項11記載のサーバ選択プログラムを記録した記録媒
    体。
  13. 【請求項13】 前記サーバ絞り込み処理は、適切なサ
    ーバの候補に順位付けを行い、前記サーバ決定処理は、
    この決定した順位に従って最も適切らしいサーバから順
    に前記適切度確定処理により適切度を確定することを特
    徴とする請求項11記載のサーバ選択プログラムを記録
    した記録媒体。
  14. 【請求項14】 利用者の識別子および複数のサーバの
    識別子を入力され、該利用者に適切なサーバを前記複数
    のサーバの中から選択するサーバ選択プログラムを記録
    した記録媒体であって、 利用者に対するサーバの適切さを表す評価値である適切
    度を取得する適切度取得手段で過去に取得した適切度を
    サーバ識別子、利用者識別子、取得時刻とともに適切度
    関連情報として適切度記憶手段に記憶しておき、前記入
    力された複数のサーバ識別子の各々および利用者識別子
    を前記適切度記憶手段に記憶されている適切度関連情報
    の各々のサーバ識別子および利用者識別子とそれぞれ照
    合し、この照合結果および各適切度関連情報の取得時刻
    と現在時刻との取得時刻差情報に基づき前記入力された
    サーバ識別子および利用者識別子の各々に対して最も類
    似していると推定されるサーバ識別子および利用者識別
    子を含む適切度関連情報を入力サーバ識別子および利用
    者情報とともに組にしてサーバ候補情報として取得し、
    この取得したサーバ候補情報のうち、適切度が所定の値
    より良好なものを取り出して絞り込み、この絞り込まれ
    たサーバ候補情報における適切度に対して、該サーバ候
    補情報に含まれるサーバ識別子と利用者識別子および取
    得時刻差情報に基づいて適切度を確定し得るものは該適
    切度を確定し、確定し得ないものについては、前記適切
    度取得手段を用いて適切度を取得して確定し、この確定
    された適切度を所定の値と比較し、所定の値よりも良好
    な適切度を含む前記サーバ候補情報に含まれるサーバ識
    別子のサーバを適切なサーバとして決定して出力するこ
    とを特徴とするサーバ選択プログラムを記録した記録媒
    体。
  15. 【請求項15】 前記適切度確定処理は、前記適切度取
    得手段を用いて取得した適切度で前記適切度記憶手段を
    更新することを特徴とする請求項14記載のサーバ選択
    プログラムを記録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002009828A (ja) * 2000-06-20 2002-01-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 拠点選択装置、拠点選択システムおよび記録媒体
JP2004072693A (ja) * 2002-08-09 2004-03-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 最寄り拠点推定装置および方法

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