JP2001266463A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置

Info

Publication number
JP2001266463A
JP2001266463A JP2000077311A JP2000077311A JP2001266463A JP 2001266463 A JP2001266463 A JP 2001266463A JP 2000077311 A JP2000077311 A JP 2000077311A JP 2000077311 A JP2000077311 A JP 2000077311A JP 2001266463 A JP2001266463 A JP 2001266463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
session
optical pickup
circuit
reading
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000077311A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kondo
光一 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP2000077311A priority Critical patent/JP2001266463A/ja
Publication of JP2001266463A publication Critical patent/JP2001266463A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ピックアップの損壊を防ぎながら、追記セ
ッションの不存在を判別する。 【構成】 コントローラ70Aはマルチセッションで記
録可能なCD−R1の或るセッションのリードイン領域
から読み取られた管理情報で追記許可されていれば、次
のセクションを検索するため、当該管理情報に含まれる
現セッションのリードアウト領域開始位置情報LSi
用いて、トラッキングサーボ回路20とスレッドサーボ
回路30を制御し、LSi を目標にサーチ移動させ、光
ピックアップ3の読み取り位置がLSi に来たら、トラ
ッキングサーボ回路20を制御し、レンズキックによる
ディスク半径方向外側に向けたトラック40本分のトラ
ックジャンプと、ディジタル信号処理回路60でのサブ
コードの読み取りを交互に行わせ、途中、サブコードの
読み取りが出来ない状態になったら、検索対象である次
のセッションが存在しないと判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は光ディスク再生装置に係り、とく
にCD−R(コンパクトディスク−レコーダブル)、C
D−RW(コンパクトディスク−リラタイブル)等のマ
ルチセッションでユーザ情報の記録可能な光ディスクに
対し追記セッションの不存在を判別可能とした光ディス
ク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD−Rと呼ばれる追記型の光ディスク
が在る。このCD−Rでは、リードイン領域、ユーザ情
報の記録されたプログラム領域、リードアウト領域から
成るセッションを1個だけ記録可能とするシングルセッ
ションと呼ばれる記録形式と、複数個記録可能とするマ
ルチセッションと呼ばれる記録形式が在る。各セッショ
ンのリードイン領域にサブコードで記録された管理情報
にはプログラム領域の開始位置(絶対時間)、リードア
ウト領域の開始位置(絶対時間)、追記許可の場合に追
記許可を示す追記許可情報及び次のセッションのプログ
ラム領域の開始位置(絶対時間)等が記録されており、
CD−R再生装置では1番目のセッションのリードイン
領域に記録された管理情報を読み取り、追記許可となっ
ていなければシングルセッションで在ることが判り、他
のセッションの存在を確認する必要はない。
【0003】一方、マルチセッションの場合、CD−R
再生装置では或るセッションのリードイン領域の管理情
報を読み取り、追記許可となっていれば次のセッション
(追記セッション)が存在する可能性が在るので、次の
セッションのプログラム領域開始位置情報を手掛かりに
して次のセッションの検索を行い、存否を判別する必要
が在る(図13参照)。
【0004】従来のCD−R再生装置の構成を図7に示
す。1はCD−R、2はCD−R1を回転させるスピン
ドルモータ、3はCD−R1の信号面にレーザビームを
照射し、反射ビームを受光し、光電変換して出力する光
ピックアップ、4はレーザビームを一点に集光させる対
物レンズ、5は対物レンズ4をCD−R1に対し垂直方
向に移動するフォーカスアクチュエータ、6は対物レン
ズ4をCD−R1のディスク半径方向に移動するトラッ
キングアクチュエータ、7は光ピックアップ3をCD−
R1のディスク半径方向へ移動するスレッドモータであ
る。
【0005】8は光ピックアップ3の出力からCD−R
1の記録信号であるRF信号を作成し、2値化したEF
M信号を出力したり、フォーカスエラー信号FE、トラ
ッキングエラー信号TEを作成するヘッドアンプであ
り、RF信号の包洛線検波信号のレベルが所定のしきい
値を越えているとき、RF信号有りを示すハイレベルの
RFOK信号を出力する機能も有している。9はRF信
号の変化からレーザビームがCD−R1のトラックを横
切った本数を計数するトラック横切り本数計数回路、1
0はフォーカスエラー信号FEに基づきフォーカスアク
チュエータを駆動し、CD−R1の面振れに関わらずレ
ーザビームを信号面に合焦させるフォーカスサーボ回路
であり、この内、11はループスイッチ、12はフォー
カスエラー信号FEに対する位相補償を行う位相補償回
路、13は位相補償回路12の出力に基づきフォーカス
アクチュエータ5を駆動するドライバ回路、14はフォ
ーカスサーチ時にフォーカスエラー信号FEを絶対値化
し、所定のしきい値THと比較することでゼロクロスタ
イミングを検出し、フォーカスゼロクロス信号FZCを
出力するコンパレータである。
【0006】20はトラッキングエラー信号TEに基づ
きトラッキングアクチュエータを駆動し、CD−R1の
芯振れに関わらずレーザビームがトラックを追従するよ
うにさせるトラッキングサーボ回路であり、この内、2
1はループスイッチ、22はトラッキングエラー信号T
Eに対する位相補償を行う位相補償回路、23は位相補
償回路22の出力に基づきトラッキングアクチュエータ
6を駆動するドライバ回路、24はトラッキングエラー
信号TEがトラッキングサーボの負帰還領域に入ってい
る期間を検出する負帰還領域検出回路である。
【0007】30はトラッキングサーボ回路11の出力
に基づきスレッドモーダ7を駆動し、読み取り位置の進
行に伴い光ピックアップ3をディスク半径方向外側へ移
動させ、レーザビームがトラックを追従するようにさせ
るスレッドサーボ回路であり、この内、31はループス
イッチ、32はトラッキングサーボ回路20の出力(ス
レッドエラー信号)に対する位相補償を行う位相補償回
路、33は位相補償回路32の出力に基づきスレッドモ
ータ7を駆動するドライバ回路である。40はEFM信
号から作成された後述する回転速度検出信号(CLV制
御信号)に基づきスピンドルモータ2を駆動し、CD−
R1を線速度一定で回転制御させるスピンドルサーボ回
路であり、この内、41は回転速度信号の周波数に反比
例する電圧を出力する周波数−電圧変換回路(f−
V)、42は回転速度検出信号と所定周波数の回転基準
信号との周波数・位相比較を行う位相比較回路、43は
位相比較回路42の出力する誤差信号の低域成分を抽出
するLPF、44は周波数−電圧変換回路(f−V)4
1とLPF43の出力を加算する加算器、45はループ
スイッチ、46はループスイッチ45を介して入力した
加算器44の出力に基づきスピンドルモータ2を駆動す
るドライバ回路である。
【0008】50はヘッドアンプ8から出力されたEF
M信号より、該EFM信号に含まれるチャネルビット周
期Tのクロック成分を再生するPLL式クロック再生回
路、51はPLL式クロック再生回路50で再生された
クロックを用いてEFM信号からビット単位のデータを
読み取り、EFMデータを出力するビット読み取り回
路、52はEFMデータからフレーム同期信号を検出し
て再生出力する同期信号検出回路であり、フレーム同期
信号検出信号FSDを出力する機能も有している。53
はEFM信号から11Tの最長パルスを検出する最長パ
ルス検出回路、54は最長パルスのパルス幅の588/
11倍の周期の擬似フレーム同期信号を生成する擬似同
期信号発生回路、55は同期信号検出回路52の出力す
るフレーム同期信号検出信号FSDに基づき切り換えら
れるスイッチであり、フレーム同期信号を検出出来てい
ないとき擬似同期信号発生回路54の側(a側)に切り
換えられ、フレーム同期信号を検出出来ているとき同期
信号検出回路52の側(b側)に切り換えられる。スイ
ッチ55の出力はCD−R1の回転速度検出信号として
スピンドルサーボ回路40へ出力される。
【0009】60はディジタル信号処理回路であり、E
FMデータからサブコードを読み取ったり、プログラム
領域に記録されたユーザ情報を読み取り、外部へ出力す
る。70はマイコン構成のコントローラであり、CD−
R1が装填されると装置の各部を制御し、CD−R1の
各セッションを検索しながらリードイン領域に記録され
た管理情報を読み取らせ、内蔵メモリ(図示せず)に記
憶するとともにホスト側に出力したり、ホスト側の要求
に従いCD−R1の各セッションのユーザ情報を読み取
らせてホスト側に出力させたりする。
【0010】図8はフォーカスサーボ回路10によるフ
ォーカスサーチ動作の説明図、図9〜図12はコントロ
ーラ70による管理情報読み取り処理を示すフローチャ
ート、図13は管理情報読み取り動作の説明図であり、
以下、これらの図を参照して管理情報読み取り動作を説
明する。予め、図13に示す如く2つのセッション#
1、#2が記録されたCD−R1が装置に装填済であ
り、光ピックアップ3はCD−R1の最内周の1番目の
セッション#1のリードイン領域の開始位置に待機して
いるものとする。また、各ループスイッチ11、21、
31、45はオフしており、スイッチ55はa側となっ
ているものとする。コントローラ70は管理情報の読み
取りに際し、まず、セッションの位置を示すiを1に初
期化し、各サーボの立ち上げを行う(図9のステップS
10、S11)。すなわち、フォーカスサーボをオンす
るため、三角波のフォーカスサーチ信号をドライバ13
に印加し、対物レンズ4をCD−R1の信号面に対し垂
直方向に移動させる(フォーカスサーチ)。フォーカス
サーチ信号、FE、|FE|、コンパレータ14の出力
FZCは図8の実線の如く変化し、FEが零点を通過す
る直前でコンパレータ14の出力FZCが立ち下がった
タイミングでコントローラ70はループスイッチ11を
閉じ、フォーカスサーボをオンさせる(なお、図8の破
線はループスイッチ11を閉じなかった場合の変化を示
す)。
【0011】次に、スピンドルサーボをオンするため、
ループスイッチ45を閉じる。CD−R1の停止状態で
は最長パルス検出回路53が最長パルスを検出できず、
擬似同期信号発生回路54は周期が無限に長い擬似フレ
ーム同期信号を出力する。スピンドルサーボ回路40
は、周波数−電圧変換回路41が大きな電圧を出力し、
スピンドルモータ2を立ち上げさせる。CD−R1の芯
振れで光ピックアップ3のレーザビームがトラックを横
切り、TEが周期的に変化する。負帰還領域検出回路2
4でTEが負帰還領域に入ったことが検出されている間
にループスイッチ21を閉じ、トラッキングサーボをオ
ンさせ、続いて、ループスイッチ31を閉じ、スレッド
サーボをオンさせる(以上、ステップS11)。
【0012】レーザビームはCD−R1の信号面に合焦
した状態でトラックを追従し、ヘッドアンプ8からEF
M信号が出力される。CD−R1の回転速度が遅い間、
PLL式クロック再生回路50はロックせず、同期信号
検出回路52はフレーム同期信号を検出できず、スイッ
チ55はaの側のままである。EFM信号から11Tの
最長パルスが最長パルス検出回路53で検出され、該最
長パルスのパルス幅の533/11倍の周期を持つ擬似
フレーム同期信号が擬似同期信号発生回路54から出力
され、スイッチ55を介して回転速度検出信号としてス
ピンドルサーボ回路40に入力されるが、CD−R1の
回転の立ち上がりに応じて回転速度検出信号の周波数が
次第に大きくなり、周波数−電圧変換回路41の出力電
圧が次第に小さくなる。また、位相比較回路42の検出
誤差も最初は大きいが回転速度検出信号の周波数が回転
基準信号の周波数に近づくと次第に小さくなり、LPF
43の出力電圧も最初は大きいが次第に小さくなる。規
定線速度に近づきPLL式クロック再生回路50がロッ
クすると、ビット読み取り回路51は正しいEFMデー
タを出力し、同期信号検出回路52はフレーム同期信号
を検出できるようになり、スイッチ55をb側に切り換
え、EFM信号から再生したフレーム同期信号を回転速
度検出信号として出力させる。回転速度検出信号の周波
数が回転基準信号近くに達すると、スピンドルサーボ系
はロックし、CD−R1は規定の線速度で回転し、ビッ
ト読み取り回路51から規定レートでEFMデータが出
力され、ディジタル信号処理回路60により1番目のセ
ッションのリードイン領域のサブコードが読み取られ
て、コントローラ70に入力される。
【0013】コントローラ70は各種サーボをオンした
あと、ディジタル信号処理回路60で読み取られた1番
目のセッション#1のリードイン領域のサブコードQチ
ャンネルを入力し、1番目のセッションの管理情報とし
て内蔵メモリに記憶し、追記許可かチェックする(ステ
ップS12、S13。図13の符号A参照)。不許可で
あれば、2番目以降のセッションは存在しないのでセッ
ション検索処理をすることなく管理情報読み取り処理を
終了するが、ここでは許可であったとすると、2番目の
セッションが存在する可能性が有るので2番目のセッシ
ョンの検索を行う。即ち、まずi=2とし(ステップS
14)、1番目のセッションの管理情報中の次のセッシ
ョンのプログラム領域開始位置PS2 を目標位置とし、
サブコードQチャンネル中の現在位置と比較して、光ピ
ックアップ3の読み取り位置の移動量M(Mの符号でデ
ィスク半径方向外側か内側かの移動方向を示し、|M|
でトラック横切り本数を示す)を求める(ステップS1
5)。ここで、Mが正のときはディスク半径方向外側へ
の移動、負のときはディスク半径方向内側への移動であ
る。
【0014】|M|≧トラック100本のとき、ループ
スイッチ21と31を開き、トラッキングサーボとスレ
ッドサーボをオフし(ステップS16でYES、S1
7。なお、フォーカスサーボとスピンドルサーボはオン
したままとする)、Mが正のときはドライバ33に正の
スレッド送り信号を送出してスレッドモータ7を正転さ
せ、光ピックアップ3をディスク半径方向外側に向けて
移動させ、Mが負のときはドライバ33に負のスレッド
送り信号を送出してスレッドモータ7を逆転させ、光ピ
ックアップ3をディスク半径方向内側に向けて移動さ
せ、光ピックアップ3の読み取り位置を2番目のセッシ
ョンが存在する可能性の有る位置に移動させる(ステッ
プS18。図13の符号B参照)。そして、スレッド送
り開始後、所定の一定時間TS だけ経過する前に、トラ
ック横切り本数計数回路9で計数しているトラック横切
り本数が|M|に達したかを監視する(ステップS1
9)。若し、一定時間TS 内に|M|に達しなければ2
番目のセッションが存在しない可能性が有るので、コン
トローラ70は図11のステップS50に進み、2番目
のセッションが不存在か判別する処理を行うが、ここで
は一定時間TS 経過する前にトラック横切り本数計数回
路9で計数しているトラック横切り本数が|M|に達し
たとすると、|M|に達した時点でステップS19でY
ESと判断し、スレッド送り信号の送出を止め(ステッ
プS20)、ループスイッチ21と31を閉じ、トラッ
キングサーボとスレッドサーボをオンし、その後所定の
一定時間TQだけ経過する前に、ディジタル信号処理回
路60でサブコードが読み取られたかを監視する(ステ
ップS21、S22)。
【0015】若し、一定時間TQ 内にサブコードが読み
取られなければ、2番目のセッションが存在しない可能
性が有るので、図11のステップS50に進み、2番目
のセッションが不存在か判別する処理を行うが、ここで
は一定時間TQ 内に読み取られたとすると、ステップS
22でYESと判断し、サブコードQチャンネル中の現
在位置がPS2 と一致しているかチェックする(ステッ
プS23)。YESとなれば2番目のセッション(#
2)が存在すると判別し、図10のステップS30へ進
むが、ここではNOであるとすると、ステップS15に
戻り、今回の目標位置PS2 と現在位置を比較して、光
ピックアップ3の読み取り位置の移動量Mを求める。|
M|≧トラック100本であれば、ステップS17に進
み、前述と同様にして、スレッド送りにより読み取り位
置を移動するが(ステップS16でYES、S17〜S
22)、ここでは|M|<トラック100本であったと
すると、Mが正のときはドライバ23に正方向のレンズ
キックパルスを出力し、光ピックアップ3を移動するこ
となく、レーザビームをディスク半径方向外側へ|M|
本分トラックジャンプさせ、Mが負のときはドライバ2
3に負方向のレンズキックパルスを出力し、光ピックア
ップ3を移動することなく、レーザビームをディスク半
径方向内側へ|M|本分トラックジャンプさせる(ステ
ップS16でNO、S24。図13の符号C参照)。
【0016】そして、ディジタル信号処理回路60でサ
ブコードが一定時間TQ 内に読み取られるのを待ち、サ
ブコードが読み取られればQチャンネル中の現在位置が
PS 2 と一致するかチェックする(ステップS22、S
23)。YESとなれば2番目のセッション#2が存在
すると判別し、図10のステップS30に進み、2番目
のセッション#2が存在することを内蔵メモリに登録
し、2番目のセッション#2のリードイン領域開始位置
LS2 (=PS2 −60秒)を新たな目標位置とし、Q
チャンネル中の現在位置と比較して、光ピックアップ3
の読み取り位置の移動量Mを求める(ステップS3
1)。そして、図9のステップS16〜S24の場合と
全く同様にして、光ピックアップ3の読み取り位置をL
2 に移動させたあと(図10のステップS32〜S4
0。図13の符号D参照)、図9のステップS12に戻
り、ディジタル信号処理回路60で読み取られた2番目
のセッション#2のリードイン領域のサブコードQチャ
ンネルを入力し、2番目のセッションの管理情報として
内蔵メモリに記憶し、追記許可かチェックする(ステッ
プS12、S13。図13の符号E参照)。不許可であ
れば、3番目以降のセッションは存在しないので管理情
報読み取り処理を終了するが、許可であったとすると、
3番目のセッションが存在する可能性が有るので前述と
同様にして3番目のセッションの検索を行う。
【0017】すなわち、2番目のセッション#2の管理
情報に含まれている3番目のセッションのプログラム領
域開始位置PS3 を新たな目標位置とし、Qチャンネル
中の現在位置と比較して、光ピックアップ3の読み取り
位置の移動量Mを求め(ステップS14、15)、PS
2 をサーチした場合と全く同様にして、光ピックアップ
3の読み取り位置を3番目のセッションの存在する可能
性の有る位置に移動させる(ステップS16でYES、
S17〜S19、またはステップS16でNO、S2
4。図13の符号F参照)。けれども、実際には3番目
のセッションが存在しないため、光ピックアップ3の移
動中に2番目のセッション#2のリードアウト領域を過
ぎるとRF信号が落ちてトラック横切り本数計数回路9
の計数が進まないため、トラック横切り本数が|M|に
達する前にステップS19でNOとなったり、レンズキ
ックによるトラックジャンプ後、読み取り位置が2番目
のセッション#2のリードアウト領域を越えた位置に来
たため、サブコードの読み取りが出来ないまま一定時間
過ぎ、ステップS22でNOとなったりする。このと
き、コントローラ70は図11のステップS50へ進
み、3番目のセッションが不存在か判別する処理を行
う。
【0018】具体的には、まずPL3 のサーチ動作を強
制終了するため、一旦、ループスイッチ11、21、3
1、45を開き、スイッチ55をa側に切り換えて各種
サーボをオフする。そして、あらためて図9のステップ
S11の場合と同様にして各種サーボをオンさせる(ス
テップS51)。このあと、ヘッドアンプ8からRF信
号が有ることを示すハイレベルのRFOK信号が入力さ
れるかチェックし、入力されなければ3番目のセッショ
ンは不存在であると判別して内蔵メモリに登録し、一連
の処理を終える(ステップS52、S53)。若し、ヘ
ッドアンプ8からハイレベルのRFOK信号が入力され
たときは、3番目のセッションが存在する可能性が有る
ので、ディジタル信号処理回路60でサブコードを読み
取らせたあと(ステップS54)、図9のステップS2
3の側に進み、前述と同様にして、再びサブコードQチ
ャンネルの現在位置情報に基づくPS3 のサーチを行
う。
【0019】なお、LSi のサーチ中にステップS35
またはS38でNOとなったとき、振動等でエラーが起
きた可能性が有るので、サーチし直すため、図12のス
テップS60へ進み、一旦、各種サーボをオフし、あら
ためて図9のステップS11の場合と同様にして各種サ
ーボをオンさせる(ステップS61)。このあと、ディ
ジタル信号処理回路60でサブコードを読み取らせたあ
と(ステップS62)、図10のステップS31の側に
進み、前述と同様にして、再びサブコードQチャンネル
の現在位置情報に基づくLSi のサーチを行う。コント
ローラ70は上記の如くして全てのセッションの管理情
報の読み取りを終えると、ホストコンピュータの側に管
理情報読み取り終了通知を送り、ホストコンピュータの
側から要求があれば、管理情報をホストコンピュータの
側に転送する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のCD−R再生装置では、3番目のセッションを検索す
るためプログラム領域開始位置PS3 を目標にサーチし
たが、光ピックアップ3の読み取り位置が2番目のセッ
ション#2のリードアウト領域を越え、追記セッション
の存在しない領域に入ったとき、RF信号が無くなって
トラック横切り本数の計数が進まなくなるため、ステッ
プS35でNOとなるまで光ピックアップ3のスレッド
送りが継続してしまう。ステップS35の判断基準であ
る一定時間TS は光ピックアップ3の読み取り位置をセ
ッション#1のリードイン領域の開始位置からCD−R
1の外縁まで移動するのに要する時間程度の長さに設定
する必要があるため、2番目のセッション#2のリード
アウト領域の終了位置がCD−R1の外縁に近いと、ス
テップS35でNOとなる前に光ピックアップ3の読み
取り位置がCD−R1の外縁の外側まで移動してしま
い、光ピックアップ3が装置のシャーシ等に衝突して破
損してしまう恐れがあった。本発明は上記した従来技術
の問題に鑑み、追記セッションの検索時に光ピックアッ
プを損壊しないようにできる光ディスク再生装置を提供
することを、その目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク再生
装置では、マルチセッションでユーザ情報の記録可能な
光ディスクに光ビームを照射するとともに反射光を受光
し、光電変換して出力する光ピックアップと、光ピック
アップから照射された光ビームを信号面に合焦させるフ
ォーカスサーボ手段と、光ピックアップから照射された
光ビームがトラックを追従するようにさせるトラッキン
グサーボ手段及びスレッドサーボ手段と、光ピックアッ
プの出力から記録信号を検出する記録信号検出手段と、
記録信号検出手段で検出された記録信号からユーザ情報
とサブコードを読み取る信号処理手段と、光ディスクを
所定の速度で回転させるスピンドルサーボ手段と、を備
えた光ディスク再生装置において、トラッキングサーボ
手段とスレッドサーボ手段を制御し、光ピックアップの
読み取り位置を現在のセッションのリードアウト領域の
開始位置近傍を目標に移動させたあと、トラッキングサ
ーボ手段を制御し、レンズキックによるディスク半径方
向外側へのトラックジャンプと信号処理手段でのサブコ
ードの読み取りを交互に繰り返し行わせ、光ピックアッ
プの読み取り位置が次セッションに入ることなく信号処
理手段でサブコードを読み取ることができない状態にな
ったとき、次セッション無しと判別してトラックジャン
プを終了させる追記セッション検索制御手段を備えたこ
と、を特徴としている。本発明によれば、追記セッショ
ンを検索する際、光ピックアップの読み取り位置を現在
のセッションのリードアウト領域の開始位置近傍を目標
に移動させたあと、トラッキングサーボ手段を制御し、
レンズキックによるディスク半径方向外側へのトラック
ジャンプと信号処理手段でのサブコードの読み取りを交
互に繰り返し行わせ、光ピックアップの読み取り位置が
次のセッションに入ることなく信号処理手段でサブコー
ドを読み取ることができない状態になったとき、次のセ
ッション無しと判別してトラックジャンプを終了させ
る。これにより、検索対象の追記セッションが存在しな
かったとしても、最終的な読み取り位置の移動は、実在
するセッションのリードアウト領域内からセッションの
無い領域へレンズキックによるトラックジャンプでなさ
れるだけなので、光ピックアップはほとんど移動せず、
光ピックアップが不用意に移動しシャーシ等に衝突して
損壊する恐れがなくなる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一つの実施の形態
に係るCD−R再生装置の構成を示すブロック図であ
り、図7と同一の構成部分には同一の符号が付してあ
る。70Aはマイコン構成のコントローラであり、CD
−R1が装填されると装置の各部を制御し、CD−R1
の各セッションを検索しながらリードイン領域の管理情
報を読み取らせ、内蔵メモリ(図示せず)に記憶すると
ともにホスト側に出力したり、ホスト側の要求に従いC
D−R1の各セッションのユーザ情報を読み取らせてホ
スト側に出力させたりする。このコントローラ70A
は、或るセッションのリードイン領域から管理情報を読
み取ったとき、追記許可であったため次のセッションの
検索を行おうとした際、トラッキングサーボ回路20と
スレッドサーボ回路40の制御で光ピックアップ3の読
み取り位置を一旦、現在のセッションのリードアウト領
域の開始位置に移動させたあと、トラッキングサーボ回
路20を制御することによるレンズキックによりディス
ク半径方向外側へのトラックジャンプと、ディジタル信
号処理回路60でのサブコードの読み取りを交互に繰り
返し行わせ、光ピックアップ3の読み取り位置が次のセ
ッションに入れば、当該次のセッションが存在すると判
別し、引き続きリードイン領域からの管理情報の読み取
りを行わせ、反対に、光ピックアップ3の読み取り位置
が次のセッションに入ることなくディジタル信号処理手
段60でサブコードを読み取ることができない状態にな
ったとき、次セッション無しと判別してレンズキックに
よるトラックジャンプを終了させる。図1のその他の構
成部分は図7と全く同一に構成されている。
【0023】図2〜図4はコントローラ70Aによる管
理情報読み取り処理を示すフローチャート、図5は管理
情報読み取り動作の説明図であり、以下、これらの図を
参照して管理情報読み取り動作を説明する。予め、図5
に示す如く、2つのセッション#1、#2が記録された
CD−R1が装置に装填済であり、光ピックアップ3は
CD−R1の最内周の1番目のセッション#1のリード
イン領域の開始位置に待機しているものとする。また、
各ループスイッチ11、21、31、45はオフしてお
り、スイッチ55はa側となっているものとする。コン
トローラ70Aは管理情報読み取り対象のセッションの
位置を示すiを1に初期化し、各サーボの立ち上げ後
(図2のステップS10、S11)、ディジタル信号処
理回路60で読み取られた1番目のセッション#1のリ
ードイン領域のサブコードQチャンネルを入力し、1番
目のセッション#1の管理情報として内蔵メモリに記憶
し、追記許可かチェックする(ステップS12、S1
3。図5の符号A参照)。ここでは追記許可であったと
すると、2番目のセッションの検索を行う。i=2とし
(ステップS14)、1番目のセッション#1の管理情
報中の現在のセッション#1のリードアウト領域の開始
位置LS1 を目標位置とし、サブコードQチャンネル中
の現在位置と比較して、光ピックアップ3の読み取り位
置の移動量Mを求める(ステップS15´)。
【0024】|M|≧トラック100本のとき、トラッ
キングサーボとスレッドサーボをオフし(ステップS1
6、S17)、スレッド送りにより光ピックアップ3の
読み取り位置をLS1 へ移動させ(ステップS18。図
5の符号G参照)、所定の一定時間TS 内にトラック横
切り本数計数回路9で計数したトラック横切り本数がM
に達するのを待つ(ステップS19)。移動中、光ピッ
クアップ3の読み取り位置は実在のセッション#1の中
にあるので、トラック横切り本数計数回路9で計数が進
まなくなることはなく、移動開始後、暫くするとステッ
プS19でYESとなる。このとき、スレッド送りを停
止し(ステップS20)、トラッキングサーボとスレッ
ドサーボをオンし、所定の一定時間TQ 内にディジタル
信号処理回路60でサブコードが読み取られるのを待つ
(ステップS21、S22)。一定時間内に読み取れれ
ば(ステップS22でYES)、サブコードQチャンネ
ル中の現在位置がLS1 と一致しているかチェックする
(ステップS23´)。YESとなれば図3のステップ
S70へ進むが、ここではNOであるとすると、ステッ
プS15に戻り、今回の目標位置LS1 と現在位置を比
較して、光ピックアップ3の読み取り位置の移動量Mを
求める。|M|<トラック100本であれば、レンズキ
ックによりレーザビームをMだけトラックジャンプさせ
る(ステップS16でNO、S24。図5の符号H参
照)。
【0025】そして、ディジタル信号処理回路60でサ
ブコードが一定時間TS 内に読み取られるのを待ち、サ
ブコードが読み取られればQチャンネル中の現在位置が
LS 1 と一致するかチェックする(ステップS22、S
23´)。YESとなれば図3のステップS70へ進
み、トラッキングサーボ回路20を制御してレンズキッ
クによりレーザビームをディスク半径方向外側へトラッ
ク40本分だけトラックジャンプさせる(図5の符号I
参照)。そして、ディジタル信号処理回路60でサブコ
ードが所定の一定時間TS 内に読み取られるのを待ち
(ステップS71)、サブコードが読み取られればQチ
ャンネル中の現在位置が2番目のセッションのリードイ
ン領域に入ったかチェックする(ステップS72)。ま
だであればステップS70に戻り、同様の動作を繰り返
す。
【0026】これにより、光ピックアップ3の読み取り
位置は、光ピックアップ3が殆ど移動することなく、1
番目のセッション#1のリードアウト領域内を次第にデ
ィスク半径方向外側へ移っていき(図5の符号J、K、
L参照)、最終的に2番目のセッション#2のリードイ
ン領域に入ったところで(図5の符号M参照)、ステッ
プS72でYESとなる。すると、コントローラ70A
は2番目のセッションが存在したと判別し、2番目のセ
ッションが存在することを内蔵メモリに登録し(ステッ
プS73)、図2のステップS12へ進んで、ディジタ
ル信号処理回路60で読み取らせた2番目のセッション
のリードイン領域のサブコードQチャンネルを入力し、
2番目のセッションの管理情報として内蔵メモリに記憶
し、追記許可かチェックする(ステップS12、S1
3。図5の符号N参照)。許可であったとすると、3番
目のセッションが存在する可能性が有るので前述と同様
にして3番目のセッションの検索を行う。
【0027】すなわち、i=3とし(ステップS1
4)、2番目のセッション#2から読み取った管理情報
中の現在のセッション#2のリードアウト領域の開始位
置LS2を目標位置とし、サブコードQチャンネル中の
現在位置と比較して、光ピックアップ3の読み取り位置
の移動量Mを求める(ステップS15´)。|M|≧ト
ラック100本のとき、トラッキングサーボとスレッド
サーボをオフし(ステップS16、S17)、スレッド
送りにより光ピックアップ3をLS2 の方向へ移動させ
(ステップS18。図5の符号O参照)、所定の一定時
間TS 内にトラック横切り本数計数回路9で計数したト
ラック横切り本数がMに達するのを待つ(ステップS1
9)。移動中、光ピックアップ3の読み取り位置は実在
のセッション#2の中にあるので、トラック横切り本数
計数回路9で計数が進まなくなることはなく、移動開始
後、暫くするとステップS19でYESとなる。このと
き、スレッド送りを停止し(ステップS20)、トラッ
キングサーボとスレッドサーボをオンし、所定の一定時
間TQ だけ経過するまでにディジタル信号処理回路60
でサブコードが読み取られるのを待つ(ステップS2
1、S22)。一定時間内に読み取れれば(ステップS
22でYES)、サブコードQチャンネル中の現在位置
がLS2 と一致しているかチェックする(ステップS2
3´)。YESであったとすると図3のステップS70
へ進む。
【0028】トラッキングサーボ回路20を制御してレ
ンズキックによりレーザビームをディスク半径方向外側
へトラック40本分だけトラックジャンプさせる(図5
の符号P参照)。そして、ディジタル信号処理回路60
でサブコードが一定時間TS内に読み取られるのを待ち
(ステップS71)、サブコードが読み取られればQチ
ャンネル中の現在位置が2番目のセッションのリードイ
ン領域に入ったかチェックする(ステップS72)。ま
だであればステップS70に戻り、同様の動作を繰り返
す。
【0029】これにより、光ピックアップ3の読み取り
位置は、光ピックアップ3が殆ど移動することなく、2
番目のセッション#2のリードアウト領域内を次第にデ
ィスク半径方向外側へ移っていく(図5の符号Q、R、
S参照)。最終的に2番目のセッション#2のリードア
ウト領域から外側に出た所で(図5の符号T参照)、R
F信号が落ちてEFM信号が出なくなるで、PLL式ク
ロック再生回路50はPLLのロックが外れ、ビット読
み取り回路51は正常なEFMデータを出力できなくな
る。くわえて、同期信号検出回路52もフレーム同期信
号の検出が出来なくなってスイッチ55がa側に切り換
わるが、最長パルス検出回路53も最長パルスの検出が
出来なくなるので、擬似同期信号発生回路54も正しい
周期の擬似フレーム同期信号を発生できず、スピンドル
サーボが掛からなくなってしまう。当然はディジタル信
号処理回路60はサブコードを読み取ることができな
い。よって、コントローラ70AはステップS71でN
Oと判断し、3番目のセッションは不存在であると判別
して内蔵メモリに登録し、一連の処理を終える(ステッ
プS74)。
【0030】なお、LSi-1 のサーチ中にステップS3
5またはS38でNOとなったとき、振動等でエラーが
起きた可能性が有るので、サーチし直すため、図4のス
テップS60へ進み、一旦、各種サーボをオフし、あら
ためて図2のステップS11の場合と同様にして各種サ
ーボをオンさせる(ステップS61)。このあと、ディ
ジタル信号処理回路60でサブコードを読み取らせたあ
と(ステップS62)、図2のステップS15´の側に
進み、前述と同様にして、再びサブコードQチャンネル
の現在位置情報に基づくLSi-1 のサーチを行う。
【0031】この実施の形態によれば、コントローラ7
0Aは、或るセッションのリードイン領域から管理情報
を読み取ったとき、追記許可であったため次のセッショ
ンの検索を行おうとした際、トラッキングサーボ回路2
0とスレッドサーボ回路40の制御で光ピックアップ3
の読み取り位置を一旦、現在のセッションのリードアウ
ト領域の開始位置に移動させたあと、トラッキングサー
ボ回路20を制御することでレンズキックによりディス
ク半径方向外側へトラックジャンプさせることと、ディ
ジタル信号処理回路60でサブコードの読み取りを行う
ことを交互に繰り返し行わせ、光ピックアップ3の読み
取り位置が次のセッションのリードイン領域に入れば、
当該次のセッションが存在すると判別し、引き続きリー
ドイン領域からの管理情報の読み取りを行わせ、反対
に、光ピックアップ3の読み取り位置が次のセッション
のリードイン領域に入ることなくディジタル信号処理手
段60でサブコードを読み取ることができない状態にな
ったとき、次セッション無しと判別してレンズキックに
よるトラックジャンプを終了させる。これにより、検索
対象のセッションが存在しなかったとしても、最終的な
読み取り位置の移動は、現在のセッションのリードアウ
ト領域内からセッションの無い領域へレンズキックによ
るトラックジャンプでなされるだけなので、光ピックア
ップ3はほとんど移動せず、光ピックアップ3が不用意
に移動しシャーシ等に衝突して損壊する恐れがなくな
る。
【0032】なお、上記した実施の形態では、図3のス
テップS70でのジャンプ本数を40本としたが、レン
ズキックでジャンプできれば50本や60本などとして
も良い。また、次のセッションを検索する際、コントロ
ーラ70Aは一旦、光ピックアップ3の読み取り位置を
現在のセッションのリードアウト領域の開始位置へ移動
させたあと、所定の一定量ずつレンズキックによりディ
スク半径方向外側へトラックジャンプさせるようにした
が、これと異なり、図2のステップS23と図3のステ
ップS70〜S74を図6の如く変形しても良い。
【0033】すなわち、図2のステップS22でYES
となったとき、現在の(i−1)番目のセッション#
(i−1)のプログラム領域に入っているかチェックし
(図6のステップS80)、YESであれば、ディスク
半径方向外側へ大きくジャンプさせるため、トラッキン
グサーボ回路20を制御してレンズキックによりレーザ
ビームをディスク半径方向外側へトラック80本分だけ
トラックジャンプさせる(ステップS81)。そして、
ディジタル信号処理回路60でサブコードが一定時間T
Q 内に読み取られるのを待ち(ステップS82)、サブ
コードが読み取られればQチャンネル中の現在位置がま
だ現在のセッション#(i−1)のプログラム領域に入
ったままかチェックする(ステップS80)。NOとな
れば、現在のセッション#(i−1)のリードアウト領
域に入っているかチェックし(ステップS83)、YE
Sであればトラッキングサーボ回路20を制御して今度
はレンズキックによりレーザビームをディスク半径方向
外側へトラック50本分だけトラックジャンプさせる
(ステップS84)。そして、ディジタル信号処理回路
60でサブコードが一定時間TQ 内に読み取られるのを
待ち(ステップS82)、サブコードが読み取られれば
ステップS80に戻り、Qチャンネル中の現在位置が現
在のセッション#(i−1)のプログラム領域に入って
いるかチェックする。NOであれば、続いて現在のセッ
ション#(i−1)のリードアウト領域に入っているか
チェックする(ステップS83)。YESであれば、再
びステップS84、S82、S80、S83の処理を繰
り返す。その後、ステップS83でNOとなったとき
は、i番目のセッション#iのリードイン領域に入った
かチェックし(ステップS85)、YESであればi番
目のセッション有りと判別し、i番目のセッション有り
を内蔵メモリに登録後(ステップS86)、図2のステ
ップS12へ戻る。ステップS80でNO、S83でN
O、S85でYESとなることなく、ステップS82で
NOとなったときは、i番目のセッションが存在しない
と判別し、i番目のセッションが存在しないことを内蔵
メモリに登録して処理を終える(ステップS87)。
【0034】図6の変形例によれば、コントローラ70
Aは、或るセッションのリードイン領域から管理情報を
読み取ったとき、追記許可であったため次のセッション
の検索を行おうとした際、トラッキングサーボ回路20
とスレッドサーボ回路30の制御で光ピックアップ3の
読み取り位置を一旦、現在のセッションのリードアウト
領域の開始位置近傍に移動させたあと、トラッキングサ
ーボ回路20を制御することでレンズキックによりディ
スク半径方向外側へトラックジャンプさせることと、デ
ィジタル信号処理回路60でサブコードの読み取りを行
うことを交互に繰り返し行わせ、光ピックアップ3の読
み取り位置が次のセッションのリードイン領域に入れ
ば、当該次のセッションが存在すると判別し、引き続き
リードイン領域からの管理情報の読み取りを行わせ、反
対に、光ピックアップ3の読み取り位置が次のセッショ
ンのリードイン領域に入ることなくディジタル信号処理
回路60でサブコードを読み取ることができない状態に
なったとき、次セッション無しと判別してレンズキック
によるトラックジャンプを終了させる。これにより、検
索対象のセッションが存在しなかったとしても、最終的
な読み取り位置の移動は、現在のセッションのリードア
ウト領域内からセッションの無い領域へレンズキックに
よるトラックジャンプでなされるだけなので、光ピック
アップ3はほとんど移動せず、光ピックアップ3が不用
意に移動しシャーシ等に衝突して損壊する恐れがなくな
る。
【0035】また、図1ではトラック横切り本数計数回
路9はRF信号に基づき計数するようにしたが、トラッ
キングエラー信号TEに基づき計数を行うようにしても
良い。更に上記した実施の形態と変形例では、CD−R
を例に挙げて説明したが、CD−RWなどマルチセッシ
ョンで記録可能な他の光ディスクにも同様に適用するこ
とができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、検索対象の追記セッシ
ョンが存在しなかったとしても、最終的な読み取り位置
の移動は、実在するセッションのリードアウト領域内か
らセッションの無い領域へレンズキックによるトラック
ジャンプでなされるだけなので、光ピックアップはほと
んど移動せず、光ピックアップが不用意に移動しシャー
シ等に衝突して損壊する恐れがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態に係るCD−R再生
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のコントローラによる管理情報読み取り
処理を示すフローチャートである。
【図3】図1中のコントローラによる管理情報読み取り
処理を示すフローチャートである。
【図4】図1中のコントローラによる管理情報読み取り
処理を示すフローチャートである。
【図5】図1のCD−R再生装置による管理情報読み取
り動作の説明図である。
【図6】図1の変形例に係るコントローラによる管理情
報読み取り処理の一部を示すフローチャートである。
【図7】従来のCD−R再生装置の構成を示すブロック
図である。
【図8】図7のCD−R再生装置のフォーカスサーチ動
作の説明図である。
【図9】図7中のコントローラによる管理情報読み取り
処理を示すフローチャートである。
【図10】図7中のコントローラによる管理情報読み取
り処理を示すフローチャートである。
【図11】図7中のコントローラによる管理情報読み取
り処理を示すフローチャートである。
【図12】図7中のコントローラによる管理情報読み取
り処理を示すフローチャートである。
【図13】管理情報読み取り動作の説明図である。
【符号の説明】
1 CD−R 2 スピンドルモ
ータ 3 光ピックアップ 7 スレッドモー
タ 8 ヘッドアンプ 10 フォーカス
サーボ回路 20 トラッキングサーボ回路 30 スレッドサ
ーボ回路 40 スピンドルサーボ回路 42 位相比較回
路 50 PLL式クロック再生回路 52 同期信号検
出回路 53 最長パルス検出回路 54 擬似同期信
号発生回路 55 スイッチ 60 ディジタル
信号処理回路 70A コントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチセッションでユーザ情報の記録可
    能な光ディスクに光ビームを照射するとともに反射光を
    受光し、光電変換して出力する光ピックアップと、光ピ
    ックアップから照射された光ビームを信号面に合焦させ
    るフォーカスサーボ手段と、光ピックアップから照射さ
    れた光ビームがトラックを追従するようにさせるトラッ
    キングサーボ手段及びスレッドサーボ手段と、光ピック
    アップの出力から記録信号を検出する記録信号検出手段
    と、記録信号検出手段で検出された記録信号からユーザ
    情報とサブコードを読み取る信号処理手段と、光ディス
    クを所定の速度で回転させるスピンドルサーボ手段と、
    を備えた光ディスク再生装置において、 トラッキングサーボ手段とスレッドサーボ手段を制御
    し、光ピックアップの読み取り位置を現在のセッション
    のリードアウト領域の開始位置近傍を目標に移動させた
    あと、トラッキングサーボ手段を制御し、レンズキック
    によるディスク半径方向外側へのトラックジャンプと信
    号処理手段でのサブコードの読み取りを交互に繰り返し
    行わせ、光ピックアップの読み取り位置が次セッション
    に入ることなく信号処理手段でサブコードを読み取るこ
    とができない状態になったとき、次セッション無しと判
    別してトラックジャンプを終了させる追記セッション検
    索制御手段を備えたこと、 を特徴とする光ディスク再生装置。
JP2000077311A 2000-03-17 2000-03-17 光ディスク再生装置 Pending JP2001266463A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000077311A JP2001266463A (ja) 2000-03-17 2000-03-17 光ディスク再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000077311A JP2001266463A (ja) 2000-03-17 2000-03-17 光ディスク再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001266463A true JP2001266463A (ja) 2001-09-28

Family

ID=18594898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000077311A Pending JP2001266463A (ja) 2000-03-17 2000-03-17 光ディスク再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001266463A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1303590C (zh) * 2003-08-26 2007-03-07 株式会社东芝 光盘设备、光盘再现方法以及光盘

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1303590C (zh) * 2003-08-26 2007-03-07 株式会社东芝 光盘设备、光盘再现方法以及光盘

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3413680B2 (ja) 追記型光ディスク装置及び追記型光ディスクの領域境界検索方法
JPH0536074A (ja) 追記型光デイスクの再生方法及び光デイスク再生装置
EP0526017A2 (en) Apparatus for and method of reproducing information from recordable optical disc
JP3651208B2 (ja) 光学記録媒体のドライブ装置
US6747922B2 (en) Track-jump controlling apparatus and method
TW200305865A (en) Optical disc apparatus
US6680880B1 (en) Apparatus for reproducing information from data-carrying disks
JP2001266463A (ja) 光ディスク再生装置
JP3938175B2 (ja) 光ディスク記録再生装置
CN1276416C (zh) 光盘记录/再现装置和光盘记录/再现方法
JP2002025199A (ja) 記録装置、記録媒体、再生装置、記録媒体の判別方法
JP3865356B2 (ja) 光ディスク再生装置
US7012861B1 (en) Track jump method for a recording medium
JP3543805B2 (ja) 光ディスク記録再生装置
JPH11203691A (ja) 光ディスク装置及びフォーカスサーボの引き込み方法
KR100651996B1 (ko) 광 기록 재생기 및 트랙 점프 방법
KR100617208B1 (ko) 광 기록재생기 및 트랙 점프 제어 방법
US7315492B2 (en) Header mask signal generating track jump method for a recording medium
KR100706474B1 (ko) 광디스크 재생 시스템의 슬레드 이동 방법
KR100640916B1 (ko) 광 기록재생기의 액츄에이터 방향 검출 방법
EP1300837A2 (en) Disk reproducer
KR100272377B1 (ko) 기록형 디스크의 데이터 재생방법
KR100617209B1 (ko) 광 기록재생기 및 트랙 점프 방법
JP4218409B2 (ja) 光ディスク装置、シーク速度制御方法
JP2927193B2 (ja) 光ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060227