JP2001266062A - ハンドスキャナ装置とその制御方法ならびにその記録媒体 - Google Patents

ハンドスキャナ装置とその制御方法ならびにその記録媒体

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JP2001266062A
JP2001266062A JP2000075333A JP2000075333A JP2001266062A JP 2001266062 A JP2001266062 A JP 2001266062A JP 2000075333 A JP2000075333 A JP 2000075333A JP 2000075333 A JP2000075333 A JP 2000075333A JP 2001266062 A JP2001266062 A JP 2001266062A
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reading
scanner device
function unit
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Tadashi Okubo
正 大久保
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PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 媒体に記載したバーコード等の標識を読み取
り、読み取った画像データをもとに文字データを生成し
てホスト装置等に提供するハンディスキャナ装置におい
て、読み取りを完了した媒体を識別するハンディスキャ
ナ装置およびその制御方法を提供する。 【解決手段】 ハンディスキャナに印字機能部を設け、
読み取りが正常に終了した時点で前記の印字機能部によ
り媒体に読み取り完了の表示を行なう。また前記のハン
ディスキャナ装置の制御プログラムにおいて読み取りが
正常に終了した時点で媒体に読み取り完了の表示を実行
する手順を規定した制御プログラムをコンピュータ読み
取り可能な記録媒体に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、媒体に表示した
標識を読み取り、読み取った画像データをもとに生成し
た文字データを提供するハンディスキャナ装置におい
て、読み取りの完了した媒体を明確に識別できる機能を
備えたハンディスキャナ装置およびその制御方法に関す
るものであり、また前記のハンディスキャナ装置の機能
を実現させるためのプログラムを格納したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ここで、この発明にかかる以下に示す用
語のここで適用する定義とその技術的な背景とを述べ
て、その内包する概念を明確にする。
【0003】無意味綴りとは、ここではあらかじめ定め
る形式に則っていないデータをいう。たとえば特定の形
式により配列されたバーコードを読み取ったデータとし
て本来は「英字−数字(特定の桁数)−英字」という配
列が期待されるが、前記のバーコードを読み取る際に何
らかの原因で全桁が読み取れず、「英字−数字(特定の
桁数より少ない桁数)」という壊れたデータになること
がある。このようなデータとなった場合は、前記のデー
タは無意味綴りであると定義する。したがって、たとえ
ばバーコードを読み取ったデータを取り扱う際に、最初
に当該データが無意味綴りでないことを検証する必要が
ある。
【0004】多種多様な物品を種々の方面に運送する運
送業界にあって、個々の物品を確実に所要の場所に輸送
するために前記の運送される物品に運送先、依頼元およ
び運送の仕様等を記載した伝票を貼り付ける。
【0005】大量の物品を効率的に取り扱うために、前
記の運送される物品はあらかじめ定める経路を通過して
中継地点まで輸送して個々の中継地点で仕分けされて目
的地へと輸送される。したがって前記の運送される物品
に貼り付けられた伝票を個々の中継地点でチェックする
ことにより、前記の運送される物品の輸送状況を把握す
ることができ、また前記の運送される物品の後日の追跡
調査をも可能とするものである。
【0006】前記の目的にそうべく、前記の運送される
物品に貼り付けられる伝票は複数の構成による複写式の
伝票を採用して、輸送受付時、各中継地点および輸送先
での受け渡し等で順次抜き取る方式で運用されることが
知られている。
【0007】さらに前記の複数の構成による複写式の伝
票において、起票時に発注者が十分に筆圧を加えなけれ
ばならないこと、あるいは順次抜き取った伝票の保管お
よび処理方法などが解決すべき問題点として挙げられて
おり、また用済みの伝票が大量のゴミと化すということ
なども問題点として挙げられる。
【0008】前記の複写式の伝票に代わる方式として、
運送される物品に貼り付けられる個別の伝票にそれぞれ
あらかじめ個別の識別コードを付与してたとえばバーコ
ードで表記し、前記の複写式の伝票による方式で伝票を
抜き取る操作に代えて、前記のバーコードで表記した識
別コードを読み取る方式が提唱されている。
【0009】前記のバーコードで表記した識別コードを
読み取る方式によれば、伝票に必要な複写枚数は削減が
可能となり、したがって起票時に発注者が留意すべき筆
圧も緩和され、また各ポイントで抜き取られる伝票が削
減され、ゴミと化す用済みの伝票が縮小されるなどの利
点が挙げられる。
【0010】前記のバーコードで表記した識別コードの
読み取りには、操作担当者が手で持って操作するハンデ
ィスキャナ装置が多用される。前記のハンディスキャナ
装置は、さまざまな形状の輸送対象物品に貼り付けた伝
票の所定の位置に記載されたバーコードを容易に読み取
ることができる。特に輸送担当者に可搬式の携帯型ハン
ディスキャナ装置を持たせることにより、前記のバーコ
ードで表記した識別コードの運用の利点が拡大されるこ
とは明白である。なお当然のことながら、特定の固定し
た拠点に設置する端末装置に直結したハンディスキャナ
装置による前記のバーコードで表記した識別コードの読
み取りも有効な手法である。
【0011】図10ないし図13に基づいて、従来の技
術を適用したハンディスキャナ装置およびその制御方法
を説明する。
【0012】図10は、従来の技術を適用したハンディ
スキャナ装置を構成するハンディスキャナの概要を示し
たものである。
【0013】ハンディスキャナ51は読み取り機能部5
2を有し、前記の読み取り機能部52を対象とするバー
コードに接近させて読み取って読み取りデータを生成
し、制御機能部55で前記の読み取りデータを文字デー
タに変換する。
【0014】図11は、前記のハンディスキャナの読み
取り部の構成を示したものである。
【0015】ハンディスキャナ51に有する読み取り機
能部52は光源部52aを備え、読み取りの対象とする
バーコードを照射する。前記のバーコードを照射した光
は読み取り部52bに達し、前記の読み取り部52bは
前記のバーコードを照射した光により1本の走査線によ
る読み取りデータを生成する。
【0016】図12および図13に基づいて、従来の技
術を適用したハンディスキャナ装置がバーコードを読み
取る制御の手順を説明する。
【0017】図12に示すブロック図を説明する。当該
ハンディスキャナ装置は、バーコードを読み取るハンデ
ィスキャナB05と、前記のハンディスキャナB05を
制御するコントローラB06とにより構成する。
【0018】前記のハンディスキャナB05は読み取り
の対象とするバーコードを読み取る読み取り部B51を
備え、前期の読み取り部B51がバーコードを読み取っ
て生成する読み取りデータは制御部B50に備えるデー
タ変換部B50aに転送されて文字データに変換され
る。
【0019】前記の文字データは、コントローラB06
に転送される。コントローラB06に内蔵する制御部B
60は、制御プログラム部B64に格納される制御プロ
グラムに基づいて前記のハンディスキャナB05より転
送された文字データを認識して、表示機構B61により
当該文字データの受信を表示し、記録機構B62に前記
の文字データを格納する。
【0020】前記の表示機構B61が実行する表示は、
たとえば適当な音源によって表示音を鳴動し操作担当者
にデータ採取完了を通知する。あるいはまた適当な表示
パネルによって操作担当者にデータ採取完了を通知す
る。さらには前記の音源および表示パネルの両者を用い
て操作担当者にデータ採取完了を通知する。
【0021】前記の記録機構B62が実行する文字デー
タの格納は適当な媒体に順次書き込みを行ない、前記の
媒体に順次書き込まれたデータは随時、拠点ホスト装置
B03に内蔵するデータ入力部B32に入力され、前記
の拠点ホスト装置B03の演算制御部B30は必要に応
じてその内容を表示機構に表示し、また必要に応じて広
域情報通信網等を介して他の拠点ホスト装置等に前記の
データを転送する。
【0022】なお当然のことながら、たとえば前記のコ
ントローラB06の持つ機能を拠点ホスト装置B03に
組み込むことによって、前記のハンディスキャナB05
はデータを直接拠点ホスト装置B03に転送することが
できる。
【0023】図13に示すフローチャートに基づいて、
当該ハンディスキャナ装置がバーコードを読み取り、デ
ータの処理を実行する制御の手順を説明する。制御の手
順を示す各ステップの説明に引用する符号は、図12に
よる。
【0024】ステップS51で、操作担当者はハンディ
スキャナB05を読み取りの対象とするバーコードに対
向する読み取り位置にセットする。
【0025】ステップS52で、読み取り部B51は前
記のバーコードを読み取って読み取りデータを生成し、
前記の読み取りデータを制御部B50のデータ変換部B
50aに転送する。
【0026】ステップS53でデータ変換部B50aは
前記の読み取りデータを文字データに変換し、ステップ
S54に進んで制御部B50は前記の文字データをコン
トローラB06に転送する。
【0027】ステップS55でコントローラB06に内
蔵する制御部B60は前記の文字データを記録機構B6
2に格納し、ステップS56に進んで表示機構B61は
バーコードを読み取ったデータを取得したことを表示す
る。
【0028】前記のステップS56で表示機構B61の
表示を確認しそこなった場合、あるいは当該バーコード
がすでに読み取りを終了したものであるか否かを調査す
る場合は、たとえば拠点ホスト装置B03に問い合わ
せ、既に取得したデータにさかのぼって調査する必要が
ある。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、従来の
技術によるハンディスキャナ装置およびその制御方法で
は、次に述べるような問題点がある。
【0030】1)ハンディスキャナ装置によってバーコ
ード等を読み取った場合、通常は当該ハンディスキャナ
装置データの取得を行なった旨を表示する機構を有して
いるが操作担当者が表示を確認しそこなった場合は、確
認のために取得したデータを調査するなどの操作が必要
である。
【0031】2)またハンディスキャナ装置によってバ
ーコード等を読み取る際に、読み取りの対象とするバー
コードが既に読み取りの完了したものであるか否かを判
断できない。したがってこのような場合も確認のために
取得したデータを調査するなどの操作が必要である。
【0032】これより、ハンディスキャナ装置およびそ
の制御方法において、当該ハンディスキャナ装置が読み
取りの対象とする媒体を確実に読み取ったことを操作担
当者に知らしめる機能と、読み取りの完了した媒体を明
確に指示する機能を提供することを、この発明が解決し
ようとする課題とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、この発明では次に示す手段を取った。
【0034】1)ハンディスキャナに印字機能部を付加
し、読み取ったバーコード等の近傍に読み取り完了の表
示を行わせる。
【0035】2)前記の印字機能部が実行する読み取り
完了の表示は、当該ハンディスキャナの実行する読み取
りが終了した時点で行なう。
【0036】これらの手段を取ることにより、当該ハン
ディスキャナは読み取りを完了した媒体を識別するとい
う作用を得る。
【0037】3)前記の読み取り完了の表示を行なう印
字機能部の印字色は、当該ハンディスキャナの実行する
読み取りにおいて感応しないドロップアウトカラーによ
る。
【0038】この手段を取ることにより、当該ハンディ
スキャナは読み取り対象のバーコード等のみを読み取る
という作用を得る。
【0039】4)ハンディスキャナが媒体を読み取って
読み取り完了の表示を行なう手順を、当該ハンディスキ
ャナの制御の手順を規定する制御プログラムを格納する
記録媒体に格納する。
【0040】この手段を取ることにより、当該ハンディ
スキャナは媒体を読み取って読み取り完了の表示を行な
う手順を装備するという作用を得る。
【0041】
【発明の実施の形態】この発明は、次に示すような形態
を取る。
【0042】1)媒体に表示した標識を読み取り、読み
取った画像データをもとに生成した文字データを提供す
るハンディスキャナ装置において、前記の媒体に表示し
た標識を読み取る読み取り機能部と、前記の媒体に印字
を行なう印字機能部とを備える。
【0043】2)前記のハンディスキャナ装置におい
て、前記の媒体に印字を行なう印字機能部として、印刷
機構を備える。なお前記の印刷機構として、たとえばイ
ンクジェット方式、ドットインパクト方式あるいはまた
熱転写方式の印刷機構がある。
【0044】3)前記のハンディスキャナ装置におい
て、前記の媒体に印字を行なう印字機能部として、スタ
ンプ押印機構を備える。
【0045】これらの形態を取ることにより、当該ハン
ディスキャナ装置は読み取り後に読み取り完了の表示を
媒体に印字する機構を実装するという作用を得る。
【0046】4)前記のハンディスキャナ装置におい
て、前記の印字機能部が媒体に印字を行なう印字対象面
を検出する媒体センサを備える。
【0047】この形態を取ることにより、当該ハンディ
スキャナ装置は確認した印字対象面に印字を実行する機
構を持つという作用を得る。
【0048】5)前記のハンディスキャナ装置におい
て、前記の媒体に印字を行なう印字機能部は、当該ハン
ディスキャナ装置に備える読み取り機能部が読み取るこ
とのないドロップアウトカラーによる印字色を備える。
【0049】この形態を取ることにより、当該ハンディ
スキャナ装置は次回の読み取り動作に影響を与えない印
字を実行するという作用を得る。
【0050】6)前記のハンディスキャナ装置におい
て、前記の読み取り機能部が読み取った画像データを所
定の文字データに変換するデータ変換部と、前記の文字
データの配列を検証してその読み取り結果の可否を判定
する形式比較部と、前記の形式比較部が判定する読み取
り結果の可否を表示する表示部とを備える。
【0051】この形態を取ることにより、当該ハンディ
スキャナ装置は読み取り機能部が正常に読み取りを実行
したことを確認して読み取り完了の印字を行なう機構を
装備するという作用を得る。
【0052】7)媒体に表示した標識を読み取り、読み
取った画像データをもとに生成した文字データを提供す
るハンディスキャナ装置の制御方法において、読み取り
機能部が読み取った前記の媒体に表示した標識の近傍
に、印字機能部が読み取り完了を表示する印字を行な
う。
【0053】これらの形態を取ることにより、当該ハン
ディスキャナ装置は読み取り後に読み取り完了を表示す
るという作用を得る。
【0054】8)前記のハンディスキャナ装置の制御方
法において、媒体に表示した標識を読み取り、読み取っ
た画像データをもとに生成した文字データが無意味綴り
でないことを確認して、読み取り機能部が読み取った前
記の媒体に表示した標識の近傍に、印字機能部が読み取
り完了を表示する印字を行なう。
【0055】9)前記のハンディスキャナ装置の制御方
法において、媒体に表示した標識を読み取り、読み取っ
た画像データをもとに生成した文字データが無意味綴り
であれば、当該ハンディスキャナに備える表示機能部に
よって警告を発し、操作担当者に再度読み取りを実行す
るよう指示する。
【0056】これらの形態を取ることにより、当該ハン
ディスキャナ装置は読み取りを確認して読み取り完了を
表示するという作用を得る。
【0057】10)前記のハンディスキャナ装置の制御
方法において、印字機能部が印字を行なう対象面が前記
の印字機能部に対向する位置にあることを確認して、前
記の印字機能部が印字を開始する。
【0058】11)前記のハンディスキャナ装置の制御
方法において、前記の印字機能部が印字を行なう対象面
が前記の印字機能部に対向する位置にあることを確認で
きなければ前記の印字機能部が印字の実行を開始せず、
当該ハンディスキャナに備える表示機能部によって警告
を発し、操作担当者に再度読み取りを実行するよう指示
する。
【0059】12)前記のハンディスキャナ装置の制御
方法において、印字機能部が印字動作を実行していると
きに前記の印字機能部が印字を行なう対象面が前記の印
字機能部に対向する位置にあることを確認できなくなれ
ば当該印字動作を中断し、当該ハンディスキャナに備え
る表示機能部によって警告を発し、操作担当者に再度読
み取りを実行するよう指示する。
【0060】これらの形態を取ることにより、当該ハン
ディスキャナ装置は印字可能な状態を確認して読み取り
完了表示を印字するという作用を得る。
【0061】13)前記のハンディスキャナ装置の制御
方法において、前記の印字機能部が印字を行なう印字内
容は、あらかじめ設定してある印字データに基づいて構
成した内容による。
【0062】この形態を取ることにより、当該ハンディ
スキャナ装置の印字機能部は常時印字可能な状態で待機
するという作用を得る。
【0063】14)媒体に表示した標識を読み取り、読
み取った画像データをもとに生成した文字データを提供
するハンディスキャナ装置の制御を実現する制御プログ
ラムを格納する記録媒体において、読み取り機能部が読
み取った前記の媒体に表示した標識の近傍に印字機能部
が読み取り完了を表示する印字を行なう手順を実行させ
る制御プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒
体に格納する。
【0064】この形態を取ることにより、当該ハンディ
スキャナ装置読み取り完了の表示を印字する手順を装備
するという作用を得る。
【0065】
【実施例】図1ないし図9に基づいて、この発明の代表
的な実施例を適用したハンディスキャナ装置を説明す
る。
【0066】図1に、この発明の代表的な実施例を適用
したハンディスキャナ装置を構成するハンディスキャナ
の概要を示す。
【0067】ハンディスキャナ1は読み取りの対象とす
る媒体のバーコード等を読み取る読み取り機能部2と、
前記の媒体に読み取り完了表示の印字を行なう印字機能
部3とを備える。
【0068】前記の印字機能部3はその印字色を前記の
読み取り機能部2に感応しない色、すなわちドロップア
ウトカラーに設定し、次回の読み取りの機会においては
前記の印字結果による影響を回避して必要な部分を読み
取る。
【0069】また前記のハンディスキャナ1は表示機能
部4を備え、必要時に操作担当者に再読み取りの指示を
与え、またすべての読み取り動作が正常に行なわれたこ
とを操作担当者に通知する。
【0070】さらに前記のハンディスキャナ1は制御機
能部5を備え、前記の読み取り機能部2が生成する読み
取りデータより文字データを生成し、前記の文字データ
を検証して無意味綴りでないことを確認する。
【0071】図2は前記のハンディスキャナ1を用いた
読み取り動作を示したものである。図2(a)に示すご
とく、ハンディスキャナ1を媒体11の読み取り情報部
12(この図例ではバーコードで示す。)に合わせてセ
ットし、前記の読み取り情報部12を読み取る。なお前
記のハンディスキャナ1は表示機能部8を有し、読み取
りの検証結果を操作担当者に表示する。
【0072】図2(b)に示すごとく、ハンディスキャ
ナ1によって読み取った後は、前記の媒体の読み取り情
報部12の近傍に前記のハンディスキャナ1によって印
字された読み取り完了を表示する印字情報13が印字さ
れている。
【0073】図3に基づいて、印字機能部3(図1を参
照)の実施例を説明する。
【0074】図3(a)に前記の印字機能部3として印
刷機構を適用した例を示す。すなわち読み取り機能部2
と併置して印刷機構3aを配し、さらに前記の印刷機構
3aの近傍には媒体センサ7を配して、印字の対象とな
る媒体の存在を検出させる。
【0075】したがって前記の媒体センサ7が印字の対
象となる媒体を検出できないときは前記の印刷機構3a
による印字動作を停止させ、印刷インク等の飛散を阻止
することが可能となる。
【0076】また前記の印刷機構3aによる印字内容
は、たとえば運輸システムに適用した場合にはあらかじ
め適用する中継地点のコード番号等の固定した印字内容
を指定して、当該ハンディスキャナ1の制御機能部5
(図1を参照)において印字データを保存しておくこと
により、迅速に印字動作を実行する機構が実現する。
【0077】なお前記の印刷機構3aに適用する印刷色
は、既に述べたごとく前記の読み取り機能部2に備える
光源部2aの発する照射光と波長を合わせることによ
り、操作担当者が肉眼で確認ができても読み取り機能部
2が読み取ることがない。これより、次回の読み取りの
機会では印刷結果の影響を回避して読み取り機能部2が
読み取りを実行できる。
【0078】図3(b)に前記の印字機能部3としてス
タンプ機構を適用した例を示す。すなわち読み取り機能
部2と併置してスタンプ機構3bを配し、さらに前記の
スタンプ機構3bの近傍には媒体センサ7を配して、印
字の対象となる媒体の存在を検出させる。
【0079】また前記のスタンプ機構3bによる印字内
容は、スタンプ部分を差し替え式とすることにより適用
地区、担当者等の差異に対応可能とする。
【0080】なお前記のスタンプ機構3bに適用する印
字色は、既に述べたごとく前記の読み取り機能部2に備
える光源部2aの発する照射光と波長を合わせることに
より、操作担当者が肉眼で確認ができても読み取り機能
部2が読み取ることがない。これより、次回の読み取り
の機会では印字結果の影響を回避して読み取り機能部2
が読み取りを実行できる。
【0081】図8に基づいて、媒体に施された印字結果
の詳細を説明する。ここでは運輸システムにおいて、た
とえば「523345」なるコード名で示される中継地
点で、作業区分「5」(到着・仕分けチェック)で区分
される作業に当該ハンディスキャナ装置を適用した場合
の例をもとに説明する。
【0082】作業担当者はハンディスキャナ1を運送対
象の貨物に貼り付けた媒体11(この例では運送伝票を
示す。)の読み取り情報(この例ではバーコードを示
す。)に当てて読み取り、読み取ったデータは別途蓄積
すると共に、前記の媒体11にはあらかじめ定めるデー
タに基づいて作業日付、中継地点コードおよび作業区分
を前記の媒体11に印字する。
【0083】前記の作業を実行することにより、当該貨
物は「523345」なるコード名で示される中継地点
で区分5で示された作業は完了していることが前記の貨
物に貼り付けられた伝票により明確となり、同時に当該
貨物の所在も運輸システムにおいて常に検索可能なもの
となる。
【0084】図4、図6および図7に基づいて、この発
明の代表的な実施例を適用したハンディスキャナ装置に
よる制御の手順を説明する。なおここで説明するハンデ
ィスキャナ装置は、印刷機構を備えたハンディスキャナ
を持つ例による。
【0085】図4に示すブロック図に基づいて、当該ハ
ンディスキャナ装置の構成を説明する。
【0086】当該ハンディスキャナ装置は、ハンディス
キャナB01およびコントローラB02より構成し、作
業担当者が持ち歩ける可搬式の携帯型とする。なお、前
記のコントローラB02をたとえば拠点ホスト装置B0
3に組み込むことにより、前記のハンディスキャナB0
1は前記の拠点ホスト装置B03に付属する周辺機器と
なる。
【0087】前記のハンディスキャナ装置を構成するハ
ンディスキャナB01は読み取り部B11、印刷機構B
12,媒体センサB13および表示機構B14を備え、
さらに制御部B10には前記の読み取り部B11がバー
コード等を読み取った読み取りデータを所定の文字デー
タに変換するデータ変換部B10aを備える。
【0088】前記のデータ変換部B10aで変換された
文字データは形式比較部B10bで形式データB10e
に格納するデータと比較照合され、前記の文字データが
無意味綴りであるか否かを検証する。
【0089】すなわち、前記の文字データは、特定の形
式によるバーコードを読み取った読み取りデータをもと
に変換したものであり、そのデータ構成はたとえば本来
は「英字−数字(特定の桁数)−英字」という配列が期
待される。したがって形式比較部B10bが当該文字デ
ータの構成をあらかじめ定めるモデル(すなわち形式デ
ータB10eに格納するデータ)と照合して、前記の当
該文字データがたとえば数字の中に英字の混在を見出す
か、あるいはまた桁数に過不足が見出されるなど、前記
のモデルと異なるデータ構成をなしている場合は、前記
の形式比較部B10bは当該文字データが無意味綴りで
あると判定する。
【0090】また前記の制御部B10に備える印字デー
タB10fは、印刷駆動部B10dが印刷機構B12に
よって媒体に行わせる印字の内容を規定するものであ
る。すなわち既に図8に基づいて説明したごとく、運輸
システムにおいて、たとえば「523345」なるコー
ド名で示される中継地点で、作業区分「5」(到着・仕
分けチェック)で区分される作業に当該ハンディスキャ
ナ装置を適用した場合は、前記の印字データB10fに
作業日付、中継地点コードおよび作業区分として「20
00.02.28 523345−5」なるデータを設
定して固定する。
【0091】コントローラB02は、前記のハンディス
キャナB01より転送されたデータを適当な記録媒体に
格納する記録機構B23を備える。前記の記録媒体に格
納されたデータは、前記の記録媒体を移動させることに
よって拠点ホスト装置B03のデータ入力部B32を経
由して入力される。あるいはまた前記のコントローラB
02を拠点ホスト装置B03に適当な方法で接続させる
ことにより、前記のデータは直接拠点ホスト装置B03
に転送することができる。
【0092】図6および図7に示すフローチャートに基
づいて、当該ハンディスキャナ装置が実行する制御の手
順を説明する。制御の手順を示す各ステップの説明に引
用する符号は、図4による。
【0093】図6に示すフローチャートに基づいて、当
該ハンディスキャナ装置が印字データを設定する手順を
説明する。
【0094】ステップS01でコントローラB02をデ
ータ設定モードに指定し、ステップS02に進んでデー
タ設定部B22より印字内容のデータを入力する。
【0095】ステップS03で、前記のデータ設定部B
22より入力した印字内容のデータを表示機構B21に
より確認する。
【0096】ステップS04で前記の表示機構B21に
表示された印字内容のデータが正しいデータであること
が確認できれば、ステップS05に進んで前記の印字内
容のデータをハンディスキャナB01に転送し、ステッ
プS06に進んで前記の印字内容のデータを印字データ
B10fとする。
【0097】なお前記の印字データB10fは、たとえ
ば前記の図8に基づく例において異なる作業区分を定義
するなど、複数個数の印字内容のデータを持ってもよ
い。すなわち「2000.02.28 523345−
5」なるデータを設定して作業区分「5」(到着・仕分
けチェック)で区分される作業に供し、別途に「200
0.02.28 523345−6」なるデータを設定
して前記のハンディスキャナを用いて作業区分「6」
(引渡し・業務終了)で区分される作業に供する場合に
前記の印字内容のデータを切り換えて対応する。
【0098】図7に示すフローチャートに基づいて、当
該ハンディスキャナ装置がバーコードを読み取り、デー
タの処理を実行する制御の手順を説明する。
【0099】ステップS11でコントローラB02を読
み取りモードに指定し、ステップS12に進んでハンデ
ィスキャナB01を読み取りの対象とする媒体のバーコ
ード位置にセットする。
【0100】ステップS13で、読み取り部B11は前
記のバーコードを読み取り、読み取りデータをデータ変
換部B10aに転送する。
【0101】ステップS14でデータ変換部B10aは
前記の読み取りデータを文字データに変換し、前記の文
字データを形式比較部B10bに転送する。
【0102】ステップS15でデータ変換部B10aは
形式データB10eを引き出し、読み取りデータと比較
照合して前記の読み取りデータの形式を検証する。
【0103】ステップS16で、データ変換部B10a
は前記の読み取りデータが無意味綴りであるか否かによ
りその可否を判定する。
【0104】ステップS17で、データ変換部B10a
は前記の読み取りデータが無意味綴りでなければ、ステ
ップS18に進んで媒体センサB13が印字対象面の存
在を確認する。
【0105】ステップS19で媒体センサB13が印字
対象面の存在を確認すれば、ステップS20に進んで印
刷駆動部B10dは印字データB10fより所定の印字
内容のデータを引き出して印刷機構B12により前記の
印字対象面への印字を開始する。
【0106】ステップS21で印字動作中も媒体センサ
B13が印字対象面の存在を確認し、ステップS22で
媒体センサB13が印字対象面の存在を確認すれば、ス
テップS23で印字動作を終了する。
【0107】ステップS24で、制御部B10は前記の
データ変換部B10aが変換して生成した文字データを
コントローラB02に転送する。
【0108】ステップS25で、前記のコントローラB
02の制御部B20は前記の文字データを記録機構23
に格納する。
【0109】ステップS26で、ハンディスキャナB0
1の表示機構B14に当該バーコード読み取りの終了を
表示、次の媒体読み取り可能を指示する。
【0110】前記のステップS26で、前記のハンディ
スキャナB01の表示機構B14と共にコントローラB
02の表示機構にも当該バーコード読み取りの終了を表
示してもよい。
【0111】前記のステップS22で媒体センサB13
が印字対象面の存在を確認しなくなれば、ステップS2
7に進んで印刷機構B12は印字動作を中断し、ステッ
プS28に進んで表示機構B14にエラーの表示を行な
って当該バーコード読み取りに失敗した旨を操作担当者
に通知して再度読み取り動作の実行を指示し、ステップ
S12に戻る。
【0112】また前記のステップS17で前記の文字デ
ータが無意味綴りであると判定された場合、および前記
のステップS19で媒体センサB13が印字対象面の存
在を確認できない場合は、それぞれステップS28に進
む。
【0113】図5および図9に基づいて、この発明の代
表的な実施例を適用したハンディスキャナ装置による制
御の手順を説明する。なおここで説明するハンディスキ
ャナ装置は、スタンプによる押印機構を備えたハンディ
スキャナを持つ例による。
【0114】図5に示すブロック図に基づいて、当該ハ
ンディスキャナ装置の構成を説明する。
【0115】当該ハンディスキャナ装置は、ハンディス
キャナB01aおよびコントローラB02aより構成
し、作業担当者が持ち歩ける可搬式の携帯型とする。な
お、前記のコントローラB02aをたとえば拠点ホスト
装置B03に組み込むことにより、前記のハンディスキ
ャナB01aは前記の拠点ホスト装置B03に付属する
周辺機器となる。
【0116】前記のハンディスキャナ装置を構成するハ
ンディスキャナB01aは読み取り部B11、押印機構
B16,媒体センサB13および表示機構B14を備
え、さらに制御部B10hには前記の読み取り部B11
がバーコード等を読み取った読み取りデータを所定の文
字データに変換するデータ変換部B10aを備える。
【0117】前記のデータ変換部B10aで変換された
文字データは形式比較部B10bで形式データB10e
に格納するデータと比較照合され、前記の文字データが
無意味綴りであるか否かを検証する。
【0118】すなわち、前記の文字データは、特定の形
式によるバーコードを読み取った読み取りデータをもと
に変換したものであり、そのデータ構成はたとえば本来
は「英字−数字(特定の桁数)−英字」という配列が期
待される。したがって形式比較部B10bが当該文字デ
ータの構成をあらかじめ定めるモデル(すなわち形式デ
ータB10eに格納するデータ)と照合して、前記の当
該文字データがたとえば数字の中に英字の混在を見出す
か、あるいはまた桁数に過不足が見出されるなど、前記
のモデルと異なるデータ構成をなしている場合は、前記
の形式比較部B10bは当該文字データが無意味綴りで
あると判定する。
【0119】また前記の押印駆動部B10jが押印機構
B16によって媒体に行わせる印字の内容はあらかじめ
定めて固定する。すなわち既に図8に基づいて説明した
ごとく、運輸システムにおいて、たとえば「52334
5」なるコード名で示される中継地点で、行なわれる作
業に当該ハンディスキャナ装置を適用した場合は、中継
地点コードとして「523345」なるデータを設定す
る。
【0120】コントローラB02aは、前記のハンディ
スキャナB01aより転送されたデータを適当な記録媒
体に格納する記録機構B23を備える。前記の記録媒体
に格納されたデータは、前記の記録媒体を移動させるこ
とによって拠点ホスト装置B03のデータ入力部B32
を経由して入力される。あるいはまた前記のコントロー
ラB02aを拠点ホスト装置B03に適当な方法で接続
させることにより、前記のデータは直接拠点ホスト装置
B03に転送することができる。
【0121】図9に示すフローチャートに基づいて、当
該ハンディスキャナ装置が実行する制御の手順を説明す
る。制御の手順を示す各ステップの説明に引用する符号
は、図5による。
【0122】ステップS31で、ハンディスキャナB0
1aを読み取りの対象とする媒体のバーコード位置にセ
ットする。
【0123】ステップS32で、読み取り部B11は前
記のバーコードを読み取り、読み取りデータをデータ変
換部B10aに転送する。
【0124】ステップS33でデータ変換部B10aは
前記の読み取りデータを文字データに変換し、前記の文
字データを形式比較部B10bに転送する。
【0125】ステップS34でデータ変換部B10aは
形式データB10eを引き出し、読み取りデータと比較
照合して前記の読み取りデータの形式を検証する。
【0126】ステップS35で、データ変換部B10a
は前記の読み取りデータが無意味綴りであるか否かによ
りその可否を判定する。
【0127】ステップS36で、データ変換部B10a
は前記の読み取りデータが無意味綴りでなければ、ステ
ップS37に進んで媒体センサB13が印字対象面の存
在を確認する。
【0128】ステップS38で媒体センサB13が印字
対象面の存在を確認すれば、ステップS39に進んで押
印駆動部B10jは押印機構B16により前記の印字対
象面への押印を実行する。
【0129】ステップS40で、制御部B10hは前記
のデータ変換部B10aが変換して生成した文字データ
をコントローラB02aに転送する。
【0130】ステップS41で、前記のコントローラB
02aの制御部B20aは前記の文字データを記録機構
23に格納する。
【0131】ステップS42で、ハンディスキャナB0
1aの表示機構B14に当該バーコード読み取りの終了
を表示、次の媒体読み取り可能を指示する。
【0132】前記のステップS42で、前記のハンディ
スキャナB01aの表示機構B14と共にコントローラ
B02aの表示機構にも当該バーコード読み取りの終了
を表示してもよい。
【0133】また前記のステップS36で前記の文字デ
ータが無意味綴りであると判定された場合、および前記
のステップS38で媒体センサB13が印字対象面の存
在を確認できない場合は、それぞれステップS45に進
んで表示機構B14にエラーの表示を行なって当該バー
コード読み取りに失敗した旨を操作担当者に通知して再
度読み取り動作の実行を指示し、ステップS31に戻
る。
【0134】
【発明の効果】この発明により、以下に示すような効果
が期待できる。
【0135】1)媒体に表示した標識を読み取り、読み
取った画像データをもとに生成した文字データを提供す
るハンディスキャナ装置において、前記の媒体に表示し
た標識を読み取る読み取り機能部と、前記の媒体に印字
を行なう印字機能部とを備える。
【0136】2)前記のハンディスキャナ装置におい
て、前記の媒体に印字を行なう印字機能部として、印刷
機構を備える。
【0137】3)前記のハンディスキャナ装置におい
て、前記の媒体に印字を行なう印字機能部として、スタ
ンプ押印機構を備える。
【0138】これらの手段を取ることにより、当該ハン
ディスキャナ装置は読み取り後に読み取り完了の表示を
媒体に印字する機構を実装するという効果を得る。
【0139】4)前記のハンディスキャナ装置におい
て、前記の印字機能部が媒体に印字を行なう印字対象面
を検出する媒体センサを備える。
【0140】この手段を取ることにより、当該ハンディ
スキャナ装置は確認した印字対象面に印字を実行する機
構を持つという効果を得る。
【0141】5)前記のハンディスキャナ装置におい
て、前記の媒体に印字を行なう印字機能部は、当該ハン
ディスキャナ装置に備える読み取り機能部が読み取るこ
とのないドロップアウトカラーによる印字色を備える。
【0142】この手段を取ることにより、当該ハンディ
スキャナ装置は次回の読み取り動作に影響を与えない印
字を実行するという効果を得る。
【0143】6)前記のハンディスキャナ装置におい
て、前記の読み取り機能部が読み取った画像データを所
定の文字データに変換するデータ変換部と、前記の文字
データの配列を検証してその読み取り結果の可否を判定
する形式比較部と、前記の形式比較部が判定する読み取
り結果の可否を表示する表示部とを備える。
【0144】この手段を取ることにより、当該ハンディ
スキャナ装置は読み取り機能部が正常に読み取りを実行
したことを確認して読み取り完了の印字を行なう機構を
装備するという効果を得る。
【0145】7)媒体に表示した標識を読み取り、読み
取った画像データをもとに生成した文字データを提供す
るハンディスキャナ装置の制御方法において、読み取り
機能部が読み取った前記の媒体に表示した標識の近傍
に、印字機能部が読み取り完了を表示する印字を行な
う。
【0146】これらの手段を取ることにより、当該ハン
ディスキャナ装置は読み取り後に読み取り完了を媒体に
表示するので当該作業後にも現物をもって確認作業が確
実に行なえるという効果を得る。
【0147】8)前記のハンディスキャナ装置の制御方
法において、媒体に表示した標識を読み取り、読み取っ
た画像データをもとに生成した文字データが無意味綴り
でないことを確認して、読み取り機能部が読み取った前
記の媒体に表示した標識の近傍に、印字機能部が読み取
り完了を表示する印字を行なう。
【0148】9)前記のハンディスキャナ装置の制御方
法において、媒体に表示した標識を読み取り、読み取っ
た画像データをもとに生成した文字データが無意味綴り
であれば、当該ハンディスキャナに備える表示機能部に
よって警告を発し、操作担当者に再度読み取りを実行す
るよう指示する。
【0149】これらの手段を取ることにより、当該ハン
ディスキャナ装置は読み取りを確認して読み取り完了を
媒体に表示するという効果を得る。
【0150】10)前記のハンディスキャナ装置の制御
方法において、印字機能部が印字を行なう対象面が前記
の印字機能部に対向する位置にあることを確認して、前
記の印字機能部が印字を開始する。
【0151】11)前記のハンディスキャナ装置の制御
方法において、前記の印字機能部が印字を行なう対象面
が前記の印字機能部に対向する位置にあることを確認で
きなければ前記の印字機能部が印字の実行を開始せず、
当該ハンディスキャナに備える表示機能部によって警告
を発し、操作担当者に再度読み取りを実行するよう指示
する。
【0152】12)前記のハンディスキャナ装置の制御
方法において、印字機能部が印字動作を実行していると
きに前記の印字機能部が印字を行なう対象面が前記の印
字機能部に対向する位置にあることを確認できなくなれ
ば当該印字動作を中断し、当該ハンディスキャナに備え
る表示機能部によって警告を発し、操作担当者に再度読
み取りを実行するよう指示する。
【0153】これらの手段を取ることにより、当該ハン
ディスキャナ装置は印字可能な状態を確認して読み取り
完了表示を印字するので、印字ミスによりインクの飛散
等による事故を未然に防止するという効果を得る。
【0154】13)前記のハンディスキャナ装置の制御
方法において、前記の印字機能部が印字を行なう印字内
容は、あらかじめ設定してある印字データに基づいて構
成した内容による。
【0155】この手段を取ることにより、当該ハンディ
スキャナ装置の印字機能部は常時印字可能な状態で待機
するので、迅速な作業を遂行できるという効果を得る。
【0156】14)媒体に表示した標識を読み取り、読
み取った画像データをもとに生成した文字データを提供
するハンディスキャナ装置の制御を実現する制御プログ
ラムを格納する記録媒体において、読み取り機能部が読
み取った前記の媒体に表示した標識の近傍に印字機能部
が読み取り完了を表示する印字を行なう手順を実行させ
る制御プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒
体に格納する。
【0157】この手段を取ることにより、当該ハンディ
スキャナ装置読み取り完了の表示を媒体に印字する手順
を装備するという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の代表的な実施例による原理説明図。
【図2】この発明の代表的な実施例による原理説明図。
【図3】この発明の代表的な実施例による原理説明図。
【図4】この発明の代表的な実施例によるブロック図。
【図5】この発明の代表的な実施例によるブロック図。
【図6】この発明の代表的な実施例によるフローチャー
ト。
【図7】この発明の代表的な実施例によるフローチャー
ト。
【図8】この発明の代表的な実施例による表示例の説明
図。
【図9】この発明の代表的な実施例によるフローチャー
ト。
【図10】従来の技術の代表的な実施例による原理説明
図。
【図11】従来の技術の代表的な実施例による原理説明
図。
【図12】従来の技術の代表的な実施例によるブロック
図。
【図13】従来の技術の代表的な実施例によるフローチ
ャート。
【符号の説明】
1:ハンディスキャナ 2:読み取り機能部 2a:光源部 2b:読み取り部 3:印字機能部 3a:印刷機構 3b:スタンプ機構 4:表示機能部 5:制御機能部 7:媒体センサ 11:媒体 12:読み取り情報 13:印字情報

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】媒体に表示した標識を読み取り、読み取っ
    た画像データをもとに生成した文字データを提供するハ
    ンディスキャナ装置において、 前記の媒体に表示した標識を読み取る読み取り機能部
    と、前記の媒体に印字を行なう印字機能部とを備えるこ
    とを特徴とした、 ハンディスキャナ装置。
  2. 【請求項2】前記のハンディスキャナ装置において、 前記の媒体に印字を行なう印字機能部として、印刷機構
    を備えることを特徴とした、 請求項1に記載の、ハンディスキャナ装置。
  3. 【請求項3】前記のハンディスキャナ装置において、 前記の媒体に印字を行なう印字機能部として、スタンプ
    押印機構を備えることを特徴とした、 請求項1に記載の、ハンディスキャナ装置。
  4. 【請求項4】前記のハンディスキャナ装置において、 前記の印字機能部が媒体に印字を行なう印字対象面を検
    出する媒体センサを備えることを特徴とした、請求項1
    に記載の、ハンディスキャナ装置。
  5. 【請求項5】前記のハンディスキャナ装置において、 前記の媒体に印字を行なう印字機能部は、当該ハンディ
    スキャナ装置が備える読み取り機能部が読み取ることの
    ないドロップアウトカラーによる印字色を備えることを
    特徴とした、請求項1に記載の、ハンディスキャナ装
    置。
  6. 【請求項6】前記のハンディスキャナ装置において、 前記の読み取り機能部が読み取った画像データを所定の
    文字データに変換するデータ変換部と、 前記の文字データの配列を検証してその読み取り結果の
    可否を判定する形式比較部と、 前記の形式比較部が判定する読み取り結果の可否を表示
    する表示部とを備えることを特徴とした、 請求項1に記載の、ハンディスキャナ装置。
  7. 【請求項7】媒体に表示した標識を読み取り、読み取っ
    た画像データをもとに生成した文字データを提供するハ
    ンディスキャナ装置の制御方法において、 読み取り機能部が読み取った前記の媒体に表示した標識
    の近傍に、印字機能部が読み取り完了を表示する印字を
    行なうことを特徴とする、 ハンディスキャナ装置の制御方法。
  8. 【請求項8】前記のハンディスキャナ装置の制御方法に
    おいて、 媒体に表示した標識を読み取り、読み取った画像データ
    をもとに生成した文字データが無意味綴りでないことを
    確認して、 読み取り機能部が読み取った前記の媒体に表示した標識
    の近傍に、印字機能部が読み取り完了を表示する印字を
    行なうことを特徴とする、 請求項7に記載の、ハンディスキャナ装置の制御方法。
  9. 【請求項9】前記のハンディスキャナ装置の制御方法に
    おいて、 媒体に表示した標識を読み取り、読み取った画像データ
    をもとに生成した文字データが無意味綴りであれば、 当該ハンディスキャナに備える表示機能部によって警告
    を発し、操作担当者に再度読み取りを実行するよう指示
    することを特徴とする、 請求項8に記載の、ハンディスキャナ装置の制御方法。
  10. 【請求項10】前記のハンディスキャナ装置の制御方法
    において、 印字機能部が印字を行なう対象面が前記の印字機能部に
    対向する位置にあることを確認して、前記の印字機能部
    が印字を開始することを特徴とする、 請求項7に記載の、ハンディスキャナ装置の制御方法。
  11. 【請求項11】前記のハンディスキャナ装置の制御方法
    において、 前記の印字機能部が印字を行なう対象面が前記の印字機
    能部に対向する位置にあることを確認できなければ前記
    の印字機能部が印字の実行を開始せず、 当該ハンディスキャナに備える表示機能部によって警告
    を発し、操作担当者に再度読み取りを実行するよう指示
    することを特徴とする、 請求項10に記載の、ハンディスキャナ装置の制御方
    法。
  12. 【請求項12】前記のハンディスキャナ装置の制御方法
    において、 印字機能部が印字動作を実行しているときに前記の印字
    機能部が印字を行なう対象面が前記の印字機能部に対向
    する位置にあることを確認できなくなれば当該印字動作
    を中断し、 当該ハンディスキャナに備える表示機能部によって警告
    を発し、操作担当者に再度読み取りを実行するよう指示
    することを特徴とする、 請求項10に記載の、ハンディスキャナ装置の制御方
    法。
  13. 【請求項13】前記のハンディスキャナ装置の制御方法
    において、 前記の印字機能部が印字を行なう印字内容は、あらかじ
    め設定してある印字データに基づいて構成した内容によ
    ることを特徴とする、 請求項7に記載の、ハンディスキャナ装置の制御方法。
  14. 【請求項14】媒体に表示した標識を読み取り、読み取
    った画像データをもとに生成した文字データを提供する
    ハンディスキャナ装置の制御を実現する制御プログラム
    を格納する記録媒体において、 読み取り機能部が読み取った前記の媒体に表示した標識
    の近傍に印字機能部が読み取り完了を表示する印字を行
    なう手順を実行させる制御プログラムを格納したことを
    特徴とする、 コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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