JP2001265924A - 資産総合診断方法 - Google Patents
資産総合診断方法Info
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Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 将来の資産活用の変更も考慮して複数の資産
を総合的及び個別に評価し、安全かつ効率的な資産運用
の総合コンサルティングを可能とする、資産総合診断シ
ステムを提供すること。 【解決手段】 家計における各項目毎の現在及び将来の
収支に関する情報と、各資産毎の現在及び将来の収支に
関する情報との入力情報に基づいて、将来にわたる各資
産毎の収支額、各家計項目毎の収支額、及びこれらの収
支額を総合した将来にわたるキャシュフローを算出して
表示するとともに、各資産及び各負債の残高評価に関す
る入力情報に基づいて、将来にわたる各資産の残高と各
負債の残高を算出して表示する資産総合診断システム。
を総合的及び個別に評価し、安全かつ効率的な資産運用
の総合コンサルティングを可能とする、資産総合診断シ
ステムを提供すること。 【解決手段】 家計における各項目毎の現在及び将来の
収支に関する情報と、各資産毎の現在及び将来の収支に
関する情報との入力情報に基づいて、将来にわたる各資
産毎の収支額、各家計項目毎の収支額、及びこれらの収
支額を総合した将来にわたるキャシュフローを算出して
表示するとともに、各資産及び各負債の残高評価に関す
る入力情報に基づいて、将来にわたる各資産の残高と各
負債の残高を算出して表示する資産総合診断システム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、資産運用のための
診断システムに関連し、特に、コンピュータを利用して
将来の収支状況や資産運用状況を把握分析するためのシ
ミュレーションシステムに関する。
診断システムに関連し、特に、コンピュータを利用して
将来の収支状況や資産運用状況を把握分析するためのシ
ミュレーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、預貯金、生命保険、有価証券、不
動産等の資産の運用についての将来予測は、一般に対象
とする預貯金、有価証券、不動産等それぞれの分野で、
それらの資産を個別に取り上げて行っているのが一般的
であった。
動産等の資産の運用についての将来予測は、一般に対象
とする預貯金、有価証券、不動産等それぞれの分野で、
それらの資産を個別に取り上げて行っているのが一般的
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
予測は、各資産の現在価格や毎年の運用利回り等の初期
値を与え、資産額の推移を算出する線形的なものであっ
たため、人生に不可避な資産種別の変更等、時期が不確
定な事象を含めた資産額の推移を、長期的な観点から予
測することが困難であった。また、個々の資産毎に行わ
れる資産の運用についての将来予測では、それらの運用
を含めた家庭や世帯等における全体としての収支がどの
様になるかを、的確に予測することは困難であった。更
に、また、同じ資産であっても、換金性の高いものや低
いものもの等その流動性に差があるにもかかわらず、収
益性を中心に運用しているために、相続税の納税の際に
大きな問題を抱えること等が生じていた。
予測は、各資産の現在価格や毎年の運用利回り等の初期
値を与え、資産額の推移を算出する線形的なものであっ
たため、人生に不可避な資産種別の変更等、時期が不確
定な事象を含めた資産額の推移を、長期的な観点から予
測することが困難であった。また、個々の資産毎に行わ
れる資産の運用についての将来予測では、それらの運用
を含めた家庭や世帯等における全体としての収支がどの
様になるかを、的確に予測することは困難であった。更
に、また、同じ資産であっても、換金性の高いものや低
いものもの等その流動性に差があるにもかかわらず、収
益性を中心に運用しているために、相続税の納税の際に
大きな問題を抱えること等が生じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたもので、将来の資産活用の変更も
考慮して複数の資産を総合的及び個別に診断し、安全か
つ効率的な資産運用の総合コンサルティングを可能とす
る、資産総合診断システムを提供することを目的とす
る。
決するためになされたもので、将来の資産活用の変更も
考慮して複数の資産を総合的及び個別に診断し、安全か
つ効率的な資産運用の総合コンサルティングを可能とす
る、資産総合診断システムを提供することを目的とす
る。
【0005】本発明のシステムは、家計における各項目
毎の現在及び将来の収支に関する情報と、各資産毎の現
在及び将来の収支に関する情報との入力情報に基づい
て、将来にわたる各資産毎の収支額、各家計項目毎の収
支額、及びこれらの収支額を総合した将来にわたるキャ
シュフローを予測して算出し、その結果を表示すること
を特徴とする。また、各資産及び各負債の残高評価に関
する入力情報並びに前記収支額に基づいて、将来にわた
る各資産の残高と各負債の残高を予測して算出し、その
結果を表示することを特徴とする。
毎の現在及び将来の収支に関する情報と、各資産毎の現
在及び将来の収支に関する情報との入力情報に基づい
て、将来にわたる各資産毎の収支額、各家計項目毎の収
支額、及びこれらの収支額を総合した将来にわたるキャ
シュフローを予測して算出し、その結果を表示すること
を特徴とする。また、各資産及び各負債の残高評価に関
する入力情報並びに前記収支額に基づいて、将来にわた
る各資産の残高と各負債の残高を予測して算出し、その
結果を表示することを特徴とする。
【0006】また、資産及び負債の残高を基に将来にわ
たる相続税概算額を予測して算出し、その結果を表示す
ることを特徴とする。また、各資産を流動性の基準によ
ってランク付けし、相続税概算額を各資産の残高と流動
性とに関連づけて表示することを特徴とする。
たる相続税概算額を予測して算出し、その結果を表示す
ることを特徴とする。また、各資産を流動性の基準によ
ってランク付けし、相続税概算額を各資産の残高と流動
性とに関連づけて表示することを特徴とする。
【0007】本発明のシステムは、前記資産のうちの不
動産に関して、前記収支額からその収益性を算出し、各
不動産毎の収益性を比較表示することを特徴とする。ま
た、各資産を流動性の基準によってランク付けし、前記
収支額からその収益性を算出し、各資産を、資産残高、
収益性、及び流動性とに関連づけて表示することを特徴
とする。
動産に関して、前記収支額からその収益性を算出し、各
不動産毎の収益性を比較表示することを特徴とする。ま
た、各資産を流動性の基準によってランク付けし、前記
収支額からその収益性を算出し、各資産を、資産残高、
収益性、及び流動性とに関連づけて表示することを特徴
とする。
【0008】本発明のシステムは、不動産資産活用の変
更に関して将来の任意の時期と任意の不動産を指定し、
その変更時期と変更後の活用形態に関する情報に基づ
き、将来にわたるこの不動産資産活用による収支額を予
測して算出し、その結果を表示することを特徴とする。
また、前記不動産資産活用の変更に関して、入力された
指定不動産、変更時期、及び変更後の活用形態からなる
情報を1つの活用対策パターンとして複数の活用対策パ
ターンを記憶させ、その記憶された各パターンを呼び出
して前記入力情報と同様に扱えるようにしたことを特徴
とする。また、前記不動産資産活用の変更後の、将来に
わたる各資産毎の収支額、各家計項目毎の収支額、及び
これらの収支額を総合した将来にわたるキャシュフロー
を予測して算出し、その結果を表示することを特徴とす
る。また、前記不動産資産活用の変更後の、将来にわた
る各資産及び各負債の残高を予測して算出し、その結果
を表示することを特徴とする。
更に関して将来の任意の時期と任意の不動産を指定し、
その変更時期と変更後の活用形態に関する情報に基づ
き、将来にわたるこの不動産資産活用による収支額を予
測して算出し、その結果を表示することを特徴とする。
また、前記不動産資産活用の変更に関して、入力された
指定不動産、変更時期、及び変更後の活用形態からなる
情報を1つの活用対策パターンとして複数の活用対策パ
ターンを記憶させ、その記憶された各パターンを呼び出
して前記入力情報と同様に扱えるようにしたことを特徴
とする。また、前記不動産資産活用の変更後の、将来に
わたる各資産毎の収支額、各家計項目毎の収支額、及び
これらの収支額を総合した将来にわたるキャシュフロー
を予測して算出し、その結果を表示することを特徴とす
る。また、前記不動産資産活用の変更後の、将来にわた
る各資産及び各負債の残高を予測して算出し、その結果
を表示することを特徴とする。
【0009】更に、本発明のシステムは、相続発生時期
を設定してその時期における相続税概算額を求めるとと
もに、該相続税概算額に充当しようとする資産を選択
し、物納物件として、売却物件として、あるいはそれら
の組み合わせとして設定することにより、選択した資産
で前記相続税概算額に対する納税が可能か否か判断する
ことを特徴とする。また、前記相続税概算額を差し引い
た後の、各資産毎の収支額、各家計項目毎の収支額、及
びこれらの収支額を総合したキャシュフローを予測して
算出し、その結果を表示することを特徴とする。また、
前記相続税概算額を差し引いた後の、各資産及び各負債
の残高を予測して算出し、その結果を表示することを特
徴とする。
を設定してその時期における相続税概算額を求めるとと
もに、該相続税概算額に充当しようとする資産を選択
し、物納物件として、売却物件として、あるいはそれら
の組み合わせとして設定することにより、選択した資産
で前記相続税概算額に対する納税が可能か否か判断する
ことを特徴とする。また、前記相続税概算額を差し引い
た後の、各資産毎の収支額、各家計項目毎の収支額、及
びこれらの収支額を総合したキャシュフローを予測して
算出し、その結果を表示することを特徴とする。また、
前記相続税概算額を差し引いた後の、各資産及び各負債
の残高を予測して算出し、その結果を表示することを特
徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態を詳細に説明する。
【0011】[I]本システムの全体構成 本システムは、キーボードやマウス等の情報入力手段、
ディスプレイやプリンタ等の情報出力手段、各種情報を
記憶しておくハードディスク等の情報記憶手段、情報処
理のためのプログラム、及びこれらを制御する中央処理
装置を備えたものである。
ディスプレイやプリンタ等の情報出力手段、各種情報を
記憶しておくハードディスク等の情報記憶手段、情報処
理のためのプログラム、及びこれらを制御する中央処理
装置を備えたものである。
【0012】[II]基礎情報の入力とデータベースの作
成 本システムを実行させるためには、まず、基礎となる情
報(データ)を入力することが必要であり、その情報入
力のための画面を、その入力項目とともに図1〜図24
に例示した。図1は、顧客情報入力画面であり、顧客の
連絡先(住所、電話番号等)に加えて、その家族に関す
る情報(氏名、性別、生年月日等)が入力される。図2
は、本システムを使用する業者側等で必要とする情報を
入力するための顧客メモ入力画面である。
成 本システムを実行させるためには、まず、基礎となる情
報(データ)を入力することが必要であり、その情報入
力のための画面を、その入力項目とともに図1〜図24
に例示した。図1は、顧客情報入力画面であり、顧客の
連絡先(住所、電話番号等)に加えて、その家族に関す
る情報(氏名、性別、生年月日等)が入力される。図2
は、本システムを使用する業者側等で必要とする情報を
入力するための顧客メモ入力画面である。
【0013】図3は、家計情報のうちの顧客本人の収入
情報入力画面であり、不動産所得を除いた本業及び副業
による収入に関して、税込年収、それらの年齢に応じた
上昇率、及び取得時期等に関する情報とともに、顧客が
予想する定年退職金及び弔慰金等を入力する。図4は、
顧客の配偶者のための図3に対応した収入情報入力画面
である。
情報入力画面であり、不動産所得を除いた本業及び副業
による収入に関して、税込年収、それらの年齢に応じた
上昇率、及び取得時期等に関する情報とともに、顧客が
予想する定年退職金及び弔慰金等を入力する。図4は、
顧客の配偶者のための図3に対応した収入情報入力画面
である。
【0014】図5は、金融資産の運用による収入情報入
力画面であり、預貯金、公社債、上場株式等の資産の残
高、年度別収支からそれらへの貯蓄可能割合、及びそれ
らの年間運用利率等が入力される。図6は、年金収入情
報入力画面であり、顧客本人とその配偶者について、公
的年金及び私的年金に関して、支給額及びその時期に関
する情報を図示するような項目に沿って入力する。図7
は、上記以外の顧客が予想する将来の臨時収入に関する
臨時収入情報入力画面であり、それが得られる時期やそ
の金額等の情報を入力する。
力画面であり、預貯金、公社債、上場株式等の資産の残
高、年度別収支からそれらへの貯蓄可能割合、及びそれ
らの年間運用利率等が入力される。図6は、年金収入情
報入力画面であり、顧客本人とその配偶者について、公
的年金及び私的年金に関して、支給額及びその時期に関
する情報を図示するような項目に沿って入力する。図7
は、上記以外の顧客が予想する将来の臨時収入に関する
臨時収入情報入力画面であり、それが得られる時期やそ
の金額等の情報を入力する。
【0015】図8は、家計情報のうちの生活費及び住居
費支出情報入力画面であり、毎月の生活費を退職前後で
分けて、予定される物価上昇率とともに入力する。ま
た、住居費として、持ち家の場合には、維持費や住宅ロ
ーンに関連する情報(返済残高、返済方法、金利、返済
年数等)を、借家の場合には毎月の家賃を入力する。図
9は、顧客本人の支出及びローン情報入力画面であり、
例えば本人が個別に負担している固有の生活費について
の金額と時期、住宅及び不動産事業用債務以外の債務
(ローン)についての情報(返済残高、返済方法、金
利、返済年数等)を入力する。図10は、顧客の子供に
関する支出情報入力画面であり、例えば幼稚園から大学
までの各段階で必要と予想される教育に関連する情報
や、子供の結婚に際しての援助金額やその予定時期等を
入力する。なお、併せてそれらの費用上昇率も入力す
る。
費支出情報入力画面であり、毎月の生活費を退職前後で
分けて、予定される物価上昇率とともに入力する。ま
た、住居費として、持ち家の場合には、維持費や住宅ロ
ーンに関連する情報(返済残高、返済方法、金利、返済
年数等)を、借家の場合には毎月の家賃を入力する。図
9は、顧客本人の支出及びローン情報入力画面であり、
例えば本人が個別に負担している固有の生活費について
の金額と時期、住宅及び不動産事業用債務以外の債務
(ローン)についての情報(返済残高、返済方法、金
利、返済年数等)を入力する。図10は、顧客の子供に
関する支出情報入力画面であり、例えば幼稚園から大学
までの各段階で必要と予想される教育に関連する情報
や、子供の結婚に際しての援助金額やその予定時期等を
入力する。なお、併せてそれらの費用上昇率も入力す
る。
【0016】図11は、何か特別な場合、例えば、将来
予想される車の買い換え費や医療費等を入力する臨時支
出情報入力画面であり、その金額と時期に関する情報を
入力する。図12は、万一の本人の死亡の際に備えて本
人が用意すべき予備資金や葬儀費用であり、もしこのよ
うな準備をしている場合には、ここで入力する。図13
は、家計情報のうちの保険に関する情報を入力する保険
加入状況入力画面であり、加入している保険毎に、保険
金額、払込保険料(月額保険料、一時払額等)、及び保
険期間に関する情報を入力する。
予想される車の買い換え費や医療費等を入力する臨時支
出情報入力画面であり、その金額と時期に関する情報を
入力する。図12は、万一の本人の死亡の際に備えて本
人が用意すべき予備資金や葬儀費用であり、もしこのよ
うな準備をしている場合には、ここで入力する。図13
は、家計情報のうちの保険に関する情報を入力する保険
加入状況入力画面であり、加入している保険毎に、保険
金額、払込保険料(月額保険料、一時払額等)、及び保
険期間に関する情報を入力する。
【0017】図14は、所有する現況土地の資産状況入
力画面であり、所在地、敷地面積、利用形態(山林、農
地、更地、自宅、駐車場等)、権利形態(旧法貸地、定
借貸地、旧法借地権、定期借地権等)、本人持分、所有
継続の意志等に関する情報を利用形態毎(各土地毎)に
入力する。加えて、土地評価のための情報として、路線
価、特殊な事情を考慮した路線価調整率、及び利用形態
を考慮した利用形態調整率、及び流動性診断等を入力す
る。図15は、図14で入力した土地に関する今後の活
用情報入力画面であり、当該土地(物件)を、何年後に
どのように活用するのかについての情報を「0〜6」の
ような分類で入力する。更に、譲渡等による手取額の使
途割合を、画面下部の〜に示すような項目に応じて
入力する。
力画面であり、所在地、敷地面積、利用形態(山林、農
地、更地、自宅、駐車場等)、権利形態(旧法貸地、定
借貸地、旧法借地権、定期借地権等)、本人持分、所有
継続の意志等に関する情報を利用形態毎(各土地毎)に
入力する。加えて、土地評価のための情報として、路線
価、特殊な事情を考慮した路線価調整率、及び利用形態
を考慮した利用形態調整率、及び流動性診断等を入力す
る。図15は、図14で入力した土地に関する今後の活
用情報入力画面であり、当該土地(物件)を、何年後に
どのように活用するのかについての情報を「0〜6」の
ような分類で入力する。更に、譲渡等による手取額の使
途割合を、画面下部の〜に示すような項目に応じて
入力する。
【0018】図16は、所有する現況建物の資産状況入
力画面であり、所在地、床面積、構造(木造、鉄筋コン
クリート等)、階数、築年数、家屋種類(収益用建物、
非収益用建物等)、利用形態(自宅、倉庫、店舗、オフ
ィス等)、本人持分、所有継続の意志等に関する情報を
利用形態毎(各建物毎)に入力する。加えて,建物評価
のための情報として、固定資産税評価額及び利用形態調
整率を入力する。図17は、図16で入力した建物に関
する今後の活用情報入力画面であり、図15と同様の内
容を入力する。
力画面であり、所在地、床面積、構造(木造、鉄筋コン
クリート等)、階数、築年数、家屋種類(収益用建物、
非収益用建物等)、利用形態(自宅、倉庫、店舗、オフ
ィス等)、本人持分、所有継続の意志等に関する情報を
利用形態毎(各建物毎)に入力する。加えて,建物評価
のための情報として、固定資産税評価額及び利用形態調
整率を入力する。図17は、図16で入力した建物に関
する今後の活用情報入力画面であり、図15と同様の内
容を入力する。
【0019】図18は、所有する現況不動産の収支状況
入力画面であり、所有する各物件毎に入力される。この
図では自宅を例に取り上げているが、他に所有する不動
産物件があれば、それぞれ物件No.2、No.3・・・として
同様に入力する。入力項目としては、一般情報として、
所在地、本人持分、所有継続の意志、収入情報として、
年間収入及びその上昇率、支出情報として、経常経費
(公租公課及び管理費の実額、なお当該実額が不明な場
合には経常経費率)、及び経費上昇率を入力する。ま
た、債務状況に関して、借入れた債務毎に、借入先、借
入金銭高、返済年残、返済方法、及び金利の各情報を、
更に、減価償却費に関して、償却方法、耐用年数、償却
残高等を入力する。
入力画面であり、所有する各物件毎に入力される。この
図では自宅を例に取り上げているが、他に所有する不動
産物件があれば、それぞれ物件No.2、No.3・・・として
同様に入力する。入力項目としては、一般情報として、
所在地、本人持分、所有継続の意志、収入情報として、
年間収入及びその上昇率、支出情報として、経常経費
(公租公課及び管理費の実額、なお当該実額が不明な場
合には経常経費率)、及び経費上昇率を入力する。ま
た、債務状況に関して、借入れた債務毎に、借入先、借
入金銭高、返済年残、返済方法、及び金利の各情報を、
更に、減価償却費に関して、償却方法、耐用年数、償却
残高等を入力する。
【0020】図19は、保証金等の預かり状況入力画面
であり、該当する場合には、その種別(定期借地権事業
または建物賃貸事業)、預かり金価額、残存預かり期間
等を入力する。図20は、これまで出てこなかった有価
証券や会員権に関する情報を入力するための、その他の
資産状況入力画面である。ここでは、有価証券として非
上場の株式、会員権としてゴルフ会員権やリゾート会員
権等を例示し、それらの現在の時価を入力する。なお、
ここに、車等の動産に関する資産情報を加えても良い。
であり、該当する場合には、その種別(定期借地権事業
または建物賃貸事業)、預かり金価額、残存預かり期間
等を入力する。図20は、これまで出てこなかった有価
証券や会員権に関する情報を入力するための、その他の
資産状況入力画面である。ここでは、有価証券として非
上場の株式、会員権としてゴルフ会員権やリゾート会員
権等を例示し、それらの現在の時価を入力する。なお、
ここに、車等の動産に関する資産情報を加えても良い。
【0021】図21〜図24は、資産診断(評価)のた
めのいくつかの条件を設定するための入力画面である。
図21は、不動産評価額の上昇率の設定及び資産運用方
法の設定画面であり、地価及び建物の上昇率、土地資産
売却率、売却資産運用率、土地資産買換率、買換資産運
用率等、必要に応じた項目を設け、資産診断条件として
設定する。図22は、各資産をその流動性による基準で
ランク付けする入力画面である。ここで、流動性Aはす
ぐに換金化できるもの、流動性Bはすぐに換金化はでき
ないが物納できるもの、Cは換金も物納も困難なものと
した。なお、不動産の各物件あるいは各資産の流動性
は、パラメータで表示することもできる。図23、図2
4がそのパラメータ入力画面であり、ここでは、最も流
動性がよいものを1とし、反対に最も流動性が悪いもの
を−1とし、流動性の程度をその間で数値表示した。
めのいくつかの条件を設定するための入力画面である。
図21は、不動産評価額の上昇率の設定及び資産運用方
法の設定画面であり、地価及び建物の上昇率、土地資産
売却率、売却資産運用率、土地資産買換率、買換資産運
用率等、必要に応じた項目を設け、資産診断条件として
設定する。図22は、各資産をその流動性による基準で
ランク付けする入力画面である。ここで、流動性Aはす
ぐに換金化できるもの、流動性Bはすぐに換金化はでき
ないが物納できるもの、Cは換金も物納も困難なものと
した。なお、不動産の各物件あるいは各資産の流動性
は、パラメータで表示することもできる。図23、図2
4がそのパラメータ入力画面であり、ここでは、最も流
動性がよいものを1とし、反対に最も流動性が悪いもの
を−1とし、流動性の程度をその間で数値表示した。
【0022】上記の各入力画面から入力された情報は、
基礎データとしてデータベースに記憶される。なお、上
記の入力画面に示した各項目は例として上げたもので、
これらの項目に限定されるものではないが、資産診断の
精度を上げるためには、できるだけ多くの項目を設定す
べきであり、特に、金融資産及び不動産資産について
は、それらの全て取り上げるのが望ましい。
基礎データとしてデータベースに記憶される。なお、上
記の入力画面に示した各項目は例として上げたもので、
これらの項目に限定されるものではないが、資産診断の
精度を上げるためには、できるだけ多くの項目を設定す
べきであり、特に、金融資産及び不動産資産について
は、それらの全て取り上げるのが望ましい。
【0023】[III]診断処理及び出力情報 本システムによる診断処理は、基本的に3つの部分から
構成されている。図25がその処理の全体構成図であ
り、先の入力によりデータベースに記憶された顧客に関
するデータ及び診断条件を利用して現況資産に基づく各
種評価及び診断を行う部分(現況資産診断部)と、現況
資産に関する評価データ及び資産活用の変更情報を利用
して資産活用の変更に基づく資産診断シュミュレーショ
ンを行う部分(資産活用対策部)と、現況資産及び負債
に関する評価データを利用して相続対策シュミュレーシ
ョンを行う部分(相続対策部)から、本システムは構成
されている。
構成されている。図25がその処理の全体構成図であ
り、先の入力によりデータベースに記憶された顧客に関
するデータ及び診断条件を利用して現況資産に基づく各
種評価及び診断を行う部分(現況資産診断部)と、現況
資産に関する評価データ及び資産活用の変更情報を利用
して資産活用の変更に基づく資産診断シュミュレーショ
ンを行う部分(資産活用対策部)と、現況資産及び負債
に関する評価データを利用して相続対策シュミュレーシ
ョンを行う部分(相続対策部)から、本システムは構成
されている。
【0024】上記の処理は、予め作成したプログラムに
従って行われる。このプログラムは、入力または設定さ
れた顧客に固有の各資産別及び家計項目別収支に関する
情報と、顧客に固有の各資産及び負債の評価情報を基礎
に、顧客に関する現在の収入額、支出額、資産残高、及
び負債残高を、各資産別、家計項目別、及び全体的に算
出するとともに、相続税概算額を算出する。更に、それ
らを基に、金利、運用利率、物価や収入の上昇率(負の
上昇率も含む)、不動産評価額の上昇率(負の上昇率も
含む)、税率、及び将来の期間等の診断条件、並びに資
産活用形態の変更要素(変更の時期及び活用形態)を加
味して、将来の各年度にわたり、収入額、支出額、資産
残高、及び負債残高を、各資産別、家計項目別、及び全
体として予測して算出するとともに、各年の相続税概算
額を予測して算出し、それらの結果を図表にて表示する
機能を備えたものである。
従って行われる。このプログラムは、入力または設定さ
れた顧客に固有の各資産別及び家計項目別収支に関する
情報と、顧客に固有の各資産及び負債の評価情報を基礎
に、顧客に関する現在の収入額、支出額、資産残高、及
び負債残高を、各資産別、家計項目別、及び全体的に算
出するとともに、相続税概算額を算出する。更に、それ
らを基に、金利、運用利率、物価や収入の上昇率(負の
上昇率も含む)、不動産評価額の上昇率(負の上昇率も
含む)、税率、及び将来の期間等の診断条件、並びに資
産活用形態の変更要素(変更の時期及び活用形態)を加
味して、将来の各年度にわたり、収入額、支出額、資産
残高、及び負債残高を、各資産別、家計項目別、及び全
体として予測して算出するとともに、各年の相続税概算
額を予測して算出し、それらの結果を図表にて表示する
機能を備えたものである。
【0025】(1)現況資産に基づく資産の評価及び診
断 本システムでは、現況資産に基づく資産を診断するた
め、まず、現況土地評価表、現況建物評価表、現況不動
産収支表、及びライフプラン収支表(またはライフワー
ク収支表)の4つの基本表が作成される。
断 本システムでは、現況資産に基づく資産を診断するた
め、まず、現況土地評価表、現況建物評価表、現況不動
産収支表、及びライフプラン収支表(またはライフワー
ク収支表)の4つの基本表が作成される。
【0026】現況土地評価表では、所有する各土地につ
いて、利用形態や評価額を含む図26に例示されるよう
な内容が表示される。現況建物評価表では、所有する各
建物について、利用形態や評価額を含む図27に例示さ
れるような内容が表示される。ライフプラン収支表は、
例えば図28に示されるもので、各資産毎及び各項目別
収支毎について将来の各年度にわたり、それら個々の及
びそれら全体としての収入額、支出額、資産残高、負債
残高が表示され、併せて、各年度における予想相続税概
算額が流動性基準によって区分された資産額と対比して
表示される。現況不動産収支表では、所有する各不動産
物件毎に、その収支を含む図29に例示されるような内
容が、将来の各年度にわたって表示される。
いて、利用形態や評価額を含む図26に例示されるよう
な内容が表示される。現況建物評価表では、所有する各
建物について、利用形態や評価額を含む図27に例示さ
れるような内容が表示される。ライフプラン収支表は、
例えば図28に示されるもので、各資産毎及び各項目別
収支毎について将来の各年度にわたり、それら個々の及
びそれら全体としての収入額、支出額、資産残高、負債
残高が表示され、併せて、各年度における予想相続税概
算額が流動性基準によって区分された資産額と対比して
表示される。現況不動産収支表では、所有する各不動産
物件毎に、その収支を含む図29に例示されるような内
容が、将来の各年度にわたって表示される。
【0027】本システムでは、更に、上記の基本表を基
に、図30〜図36に示すような図表を出力させて、資
産の診断を容易に理解できるようにしている。図30は
資産構成を特定の観点から示した表及びグラフであり、
資産総額の構成を評価額及び流動性評価とともに示す表
(a)、資産総額の内訳を色分けして示す円グラフ
(b)、不動産以外の資産の内訳を色分けして示す円グ
ラフ(c)、資産総額の流動性の内訳を色分けして示す
円グラフ(d)を表している。
に、図30〜図36に示すような図表を出力させて、資
産の診断を容易に理解できるようにしている。図30は
資産構成を特定の観点から示した表及びグラフであり、
資産総額の構成を評価額及び流動性評価とともに示す表
(a)、資産総額の内訳を色分けして示す円グラフ
(b)、不動産以外の資産の内訳を色分けして示す円グ
ラフ(c)、資産総額の流動性の内訳を色分けして示す
円グラフ(d)を表している。
【0028】図31は、収支項目と収支額の推移を示す
グラフであり、ここでは収入のグループを上側に、支出
のグループを下側にして、予め定めた項目毎に色分けし
て、将来の各年度にわたり収支項目及び収支額を示すと
ともに、全収入から全支出を差し引いた収支結果を折れ
線グラフにして表示し、将来のキャシュフローを一目で
把握できるようにしている。また、図32に示すよう
に、特定の年度の収入や支出の内訳を色分けして円グラ
フ表示したり(a、b)、それらの色分け項目を利用し
て収入総額と支出総額とを比較表示して(c)、単年度
毎の判断も容易にしている。
グラフであり、ここでは収入のグループを上側に、支出
のグループを下側にして、予め定めた項目毎に色分けし
て、将来の各年度にわたり収支項目及び収支額を示すと
ともに、全収入から全支出を差し引いた収支結果を折れ
線グラフにして表示し、将来のキャシュフローを一目で
把握できるようにしている。また、図32に示すよう
に、特定の年度の収入や支出の内訳を色分けして円グラ
フ表示したり(a、b)、それらの色分け項目を利用し
て収入総額と支出総額とを比較表示して(c)、単年度
毎の判断も容易にしている。
【0029】図33は、不動産物件の個別収益性を比較
するグラフであり、物件毎の所得税引前借入金返済後キ
ャシュフロー(a)と、それに対応する収益率(b)を
グラフ表示したものである。これらは将来の不動産活用
を考えるのに、特に有効である。なお、収益率は、収益
額/相続税評価概算額、として算出している。
するグラフであり、物件毎の所得税引前借入金返済後キ
ャシュフロー(a)と、それに対応する収益率(b)を
グラフ表示したものである。これらは将来の不動産活用
を考えるのに、特に有効である。なお、収益率は、収益
額/相続税評価概算額、として算出している。
【0030】図34は、相続税概算額に対する担税力を
分析するため、相続発生時における資産(正の財産)
と、負債及び相続税概算額(負の財産)を比較表示した
グラフであり、資産は各資産毎にその流動性ランクを併
せて表示することで、どの流動性の資産で相続税概算額
を納税可能か判断できるようにしている。なお、ここで
も、正の財産と負の財産を構成する各項目は色分け表示
されている。また、図35は、資産の流動性と相続税概
算額の推移を示すグラフであり、資産を流動性の基準
A,B,Cにグループ化し、そこに相続税概算額を追加
表示することで、将来に予想される相続税概算額を、ど
の流動性の資産でカバーできるか長期的な視点で容易に
判断できるようにしたものである。
分析するため、相続発生時における資産(正の財産)
と、負債及び相続税概算額(負の財産)を比較表示した
グラフであり、資産は各資産毎にその流動性ランクを併
せて表示することで、どの流動性の資産で相続税概算額
を納税可能か判断できるようにしている。なお、ここで
も、正の財産と負の財産を構成する各項目は色分け表示
されている。また、図35は、資産の流動性と相続税概
算額の推移を示すグラフであり、資産を流動性の基準
A,B,Cにグループ化し、そこに相続税概算額を追加
表示することで、将来に予想される相続税概算額を、ど
の流動性の資産でカバーできるか長期的な視点で容易に
判断できるようにしたものである。
【0031】図36は、所有する各資産につて、その収
益性と流動性を診断するためのグラフであり、横軸に収
益率、縦軸に流動性を、そして各資産毎に色分け表示さ
れた円が資産の種別とその残高を表している。これによ
れば、資産全体の運用状況の健全性を、より適格に判断
することが可能となる。
益性と流動性を診断するためのグラフであり、横軸に収
益率、縦軸に流動性を、そして各資産毎に色分け表示さ
れた円が資産の種別とその残高を表している。これによ
れば、資産全体の運用状況の健全性を、より適格に判断
することが可能となる。
【0032】(2)資産活用の変更による資産の診断 (a)譲渡による変更の場合 この場合、まず、不動産(土地、建物)について、先に
示した現況土地資産状況及び現況建物資産状況に関する
入力画面中の将来の活用方法の変更入力に基づいて、譲
渡(買換特例、居住用長期譲渡、居住用短期譲渡、一般
長期譲渡、一般短期譲渡、生前贈与、除去等)に関連す
る事項の詳細が、例えば図37、図38のように出力表
示されて確認される。なお、各物件は物件番号と土地番
号または建物番号で特定される。
示した現況土地資産状況及び現況建物資産状況に関する
入力画面中の将来の活用方法の変更入力に基づいて、譲
渡(買換特例、居住用長期譲渡、居住用短期譲渡、一般
長期譲渡、一般短期譲渡、生前贈与、除去等)に関連す
る事項の詳細が、例えば図37、図38のように出力表
示されて確認される。なお、各物件は物件番号と土地番
号または建物番号で特定される。
【0033】次に、譲渡手取額算定用に用意した画面を
利用して、その譲渡物件、譲渡内容、譲渡価格、譲渡費
用、買換資産価格、譲渡に関連する税金等に関する情報
を設定することにより、譲渡手取額が算出されて、図3
9に示すような譲渡物件の設定表が出力される。なお、
図39に示すような譲渡設定パターンは、譲渡検討デー
タベースに記憶しておき、任意に取り出して、他の譲渡
設定パターンと比較することを可能としている。
利用して、その譲渡物件、譲渡内容、譲渡価格、譲渡費
用、買換資産価格、譲渡に関連する税金等に関する情報
を設定することにより、譲渡手取額が算出されて、図3
9に示すような譲渡物件の設定表が出力される。なお、
図39に示すような譲渡設定パターンは、譲渡検討デー
タベースに記憶しておき、任意に取り出して、他の譲渡
設定パターンと比較することを可能としている。
【0034】(b)新規事業の設定による変更の場合 活用形態の変更として、新規事業を設定する場合には、
新規事業設定用に用意した画面を利用して、新規事業に
関する概要(新規物件番号、所在地、事業実施までの年
数、本人持分、事業形態等)、土地情報(面積、利用形
態、評価額単価、調整率、流動性評価等)、建物情報
(構造、階数、築年数、家屋の種類、床面積、建設単
価、流動性評価等)、事業計画(初期投資額、自己資
金、保証金、借入金、年間収入、賃料上昇率、年間経
費、経費上昇率等)を入力することにより、図40に示
すような新規事業計画表が出力される。ここで、土地情
報と建物情報は、事業によってはいずれか一方の入力と
なることもある。
新規事業設定用に用意した画面を利用して、新規事業に
関する概要(新規物件番号、所在地、事業実施までの年
数、本人持分、事業形態等)、土地情報(面積、利用形
態、評価額単価、調整率、流動性評価等)、建物情報
(構造、階数、築年数、家屋の種類、床面積、建設単
価、流動性評価等)、事業計画(初期投資額、自己資
金、保証金、借入金、年間収入、賃料上昇率、年間経
費、経費上昇率等)を入力することにより、図40に示
すような新規事業計画表が出力される。ここで、土地情
報と建物情報は、事業によってはいずれか一方の入力と
なることもある。
【0035】なお、この新規事業設定パターンについて
も新規事業検討データベースに記憶しておき、任意に取
り出して、他の新規事業設定パターンと比較することを
可能としている。また、このようにして設定された新規
事業について、不動産新規事業に関する収支が変更後の
将来にわたって算出され、図29に準じて一覧表示され
る。
も新規事業検討データベースに記憶しておき、任意に取
り出して、他の新規事業設定パターンと比較することを
可能としている。また、このようにして設定された新規
事業について、不動産新規事業に関する収支が変更後の
将来にわたって算出され、図29に準じて一覧表示され
る。
【0036】(c)運用方法の変更の場合 ここでは、図21に示した資産運用方法の設定入力に基
づいて、運用方法の変更に係る資産の収支や資産評価が
算出され、例えば図41に示すように、現況の運用の場
合と比較して表示される。なお、資産運用方法の設定を
変えることで、それらの資産運用方法を比較することが
できる。
づいて、運用方法の変更に係る資産の収支や資産評価が
算出され、例えば図41に示すように、現況の運用の場
合と比較して表示される。なお、資産運用方法の設定を
変えることで、それらの資産運用方法を比較することが
できる。
【0037】なお、上記(a),(b),(c)におけ
るそれぞれの変更に対応して、現況土地評価表、現況建
物評価表、現況不動産収支表、及びライフプラン収支表
が改めて作成される。本システムでは、このように、将
来における資産の活用変更を、総合的、個別的、及び多
面的に診断するため、より的確な資産の運用判断が可能
となる。
るそれぞれの変更に対応して、現況土地評価表、現況建
物評価表、現況不動産収支表、及びライフプラン収支表
が改めて作成される。本システムでは、このように、将
来における資産の活用変更を、総合的、個別的、及び多
面的に診断するため、より的確な資産の運用判断が可能
となる。
【0038】(3)相続対策を考慮した資産の診断 ここでは、まず、相続対策検討のために用意した画面
(以下、相続対策検討画面という)を利用して、相続税
の発生時期を設定入力する。これにより、本システム
は、その時期における資産状況及び予想相続税納税額
を、(1)の現況資産の診断のところで算出されたデー
タから特定する。次に、この予想相続税納税額に充当す
る資産を決定するのであるが、ここでは、金融資産、
物納、資産の売却、の優先順をもって割り当てるも
のとする。
(以下、相続対策検討画面という)を利用して、相続税
の発生時期を設定入力する。これにより、本システム
は、その時期における資産状況及び予想相続税納税額
を、(1)の現況資産の診断のところで算出されたデー
タから特定する。次に、この予想相続税納税額に充当す
る資産を決定するのであるが、ここでは、金融資産、
物納、資産の売却、の優先順をもって割り当てるも
のとする。
【0039】予想相続税納税額へ充当する資産の決定
も、相続対策検討画面からの入力により行う。上記優先
順位に従って、まず、その予想相続税納税額に充当しよ
うとする金融資産の種類及びその額を入力する。金融資
産の充当額が予想相続税納税額を下回る場合には、金融
資産の更なる補充(借入れ等)も可能であるが、次の手
段として、物納のための物件を設定入力し、その評価額
からその物件についての借入金等を引いた手取額を充当
額に加えることができる。この物納によってもなお充当
額が予想相続税納税額を下回るとシステムが判断する場
合には、物納物件の変更や追加をすることも可能である
が、次の手段として、更に、売却資産を設定入力し、売
却額から譲渡費用やその資産についての借入金等を引い
た手取額を算出し、その手取額を充当額に加えることが
できる。ここでも、売却資産の変更や追加等を行って手
取額を検討することができる。
も、相続対策検討画面からの入力により行う。上記優先
順位に従って、まず、その予想相続税納税額に充当しよ
うとする金融資産の種類及びその額を入力する。金融資
産の充当額が予想相続税納税額を下回る場合には、金融
資産の更なる補充(借入れ等)も可能であるが、次の手
段として、物納のための物件を設定入力し、その評価額
からその物件についての借入金等を引いた手取額を充当
額に加えることができる。この物納によってもなお充当
額が予想相続税納税額を下回るとシステムが判断する場
合には、物納物件の変更や追加をすることも可能である
が、次の手段として、更に、売却資産を設定入力し、売
却額から譲渡費用やその資産についての借入金等を引い
た手取額を算出し、その手取額を充当額に加えることが
できる。ここでも、売却資産の変更や追加等を行って手
取額を検討することができる。
【0040】本システムは、これらの対策による充当金
額を計算して、予想相続税納税額に対する過不足額を出
力表示する。
額を計算して、予想相続税納税額に対する過不足額を出
力表示する。
【0041】図42及び図43には、上記のようにして
決定された相続税対策の検討結果の出力例を示した。こ
のうち、図42は、相続税対策の検討基礎データと、金
融資産の充当、及び物納物件の設定等に関する結果表示
であり、図43は、売却物件の検討基礎データと、売却
物件の設定、及び相続税納税後の剰余金等に関する結果
表示である。
決定された相続税対策の検討結果の出力例を示した。こ
のうち、図42は、相続税対策の検討基礎データと、金
融資産の充当、及び物納物件の設定等に関する結果表示
であり、図43は、売却物件の検討基礎データと、売却
物件の設定、及び相続税納税後の剰余金等に関する結果
表示である。
【0042】なお、上記のようにして相続税に対する対
策がなされた後は、相続税を納税した年の翌年分につい
てのみ、現況土地評価表、現況土地評価表、現況不動産
収支表、及びライフプラン収支表を作成して、資産診断
に供するものとする。
策がなされた後は、相続税を納税した年の翌年分につい
てのみ、現況土地評価表、現況土地評価表、現況不動産
収支表、及びライフプラン収支表を作成して、資産診断
に供するものとする。
【0043】以上本発明を詳細に説明したが、本発明は
上記実施の形態に記載された内容に限定されるものでは
なく、その範囲内で種々の変更が可能である。例えば、
資産診断のための入力及び設定項目は、状況に合わせて
追加、削除されるものであり、また、資産診断の出力結
果である図表は、見やすいものであれば良く、その種類
や形式を問わない。
上記実施の形態に記載された内容に限定されるものでは
なく、その範囲内で種々の変更が可能である。例えば、
資産診断のための入力及び設定項目は、状況に合わせて
追加、削除されるものであり、また、資産診断の出力結
果である図表は、見やすいものであれば良く、その種類
や形式を問わない。
【0044】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成を有するの
で、以下のような効果を奏する。 (1)資産運用の変更等、時期が不確定な事象を含めた
資産額の推移を、長期的な観点から予測することが可能
となる。 (2)複数の資産を総合的及び個別的に診断しているの
で、多面的な資産運用の分析が可能となる。 (3)将来の収支に基づくキャシュフローを一目で把握
できる。 (4)所有する資産を収益性及び流動性の両観点から見
ることで、固定資産税や相続税の納税等まで考慮した健
全な資産管理が可能となる。 (5)将来の不動産の活用に関して、複数の活用対策パ
ターンを比較して評価できるので、より有効な不動産活
用が客観的に把握できる。 (6)相続が発生した場合には、充当しようとする資産
を指定することで、相続税納税資金を確保できるか否か
が容易にかつ具体的に判断できる。
で、以下のような効果を奏する。 (1)資産運用の変更等、時期が不確定な事象を含めた
資産額の推移を、長期的な観点から予測することが可能
となる。 (2)複数の資産を総合的及び個別的に診断しているの
で、多面的な資産運用の分析が可能となる。 (3)将来の収支に基づくキャシュフローを一目で把握
できる。 (4)所有する資産を収益性及び流動性の両観点から見
ることで、固定資産税や相続税の納税等まで考慮した健
全な資産管理が可能となる。 (5)将来の不動産の活用に関して、複数の活用対策パ
ターンを比較して評価できるので、より有効な不動産活
用が客観的に把握できる。 (6)相続が発生した場合には、充当しようとする資産
を指定することで、相続税納税資金を確保できるか否か
が容易にかつ具体的に判断できる。
【図1】顧客情報入力画面の例示図。
【図2】顧客メモ入力画面の例示図。
【図3】顧客本人の収入情報入力画面の例示図。
【図4】配偶者の収入情報入力画面の例示図。
【図5】金融資産の運用による収入情報入力画面の例示
図。
図。
【図6】年金収入情報入力画面の例示図。
【図7】臨時収入情報入力画面の例示図。
【図8】生活費及び住居費支出情報入力画面の例示図。
【図9】顧客本人の支出及びローン情報入力画面の例示
図。
図。
【図10】子供に関する支出情報入力画面の例示図。
【図11】臨時支出情報入力画面の例示図。
【図12】万一時の予定資金入力画面の例示図。
【図13】保険加入状況入力画面の例示図。
【図14】現況土地資産状況入力画面の例示図。
【図15】今後の土地活用情報入力画面の例示図。
【図16】現況建物資産状況入力画面の例示図。
【図17】今後の建物活用情報入力画面の例示図。
【図18】現況不動産の収支状況入力画面の例示図。
【図19】保証金等の預かり状況入力画面の例示図。
【図20】その他の資産状況入力画面の例示図。
【図21】不動産評価額の上昇率及び資産運用方法の設
定画面の例示図。
定画面の例示図。
【図22】各資産について流動性ランクを設定する設定
画面の例示図。
画面の例示図。
【図23】不動産の各物件について流動性パラメータを
設定する設定画面の例示図。
設定する設定画面の例示図。
【図24】各資産について流動性パラメータを設定する
設定画面の例示図。
設定画面の例示図。
【図25】本システムによる診断処理の全体構成図。
【図26】利用形態や評価額を示す現況土地評価表の例
示図。
示図。
【図27】利用形態や評価額を示す現況建物評価表の例
示図。
示図。
【図28】将来にわたる収支状況、資産状況、相続税概
算額等を表したライフプラン収支表の例示図。
算額等を表したライフプラン収支表の例示図。
【図29】現況不動産による将来にわたる収支表の例示
図。
図。
【図30】資産構成の内訳を示す表とグラフの例示図。
【図31】収支項目と収支額の推移を示すグラフの例示
図。
図。
【図32】収支の内訳を示すグラフの例示図。
【図33】不動産物件の個別収益性を比較するグラフの
例示図。
例示図。
【図34】相続税の担税力を分析するグラフの例示図。
【図35】流動性毎に分類した資産残高と相続税概算額
の推移を示すグラフの例示図。
の推移を示すグラフの例示図。
【図36】資産毎の残高(相続税評価額)、収益性、及
び流動性の関係を示すグラフの例示図。
び流動性の関係を示すグラフの例示図。
【図37】土地の譲渡による活用に関連する事項の詳細
表の例示図。
表の例示図。
【図38】建物の譲渡による活用に関連する事項の詳細
表の例示図。
表の例示図。
【図39】譲渡物件の条件設定表の例示図。
【図40】不動産の新規事業計画表の例示図。
【図41】現況運用による資産と運用変更後の資産の評
価比較図。
価比較図。
【図42】相続税対策の検討結果の出力例示図(その
1)。
1)。
【図43】相続税対策の検討結果の出力例示図(その
2)。
2)。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月25日(2000.5.2
5)
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項11】 前記相続税概算額を差し引いた後の、
各資産及び各負債の残高を予測して算出し、その結果を
表示することを特徴とする請求項9または10記載の資
産総合診断システム。 ─────────────────────────────────────────────────────
各資産及び各負債の残高を予測して算出し、その結果を
表示することを特徴とする請求項9または10記載の資
産総合診断システム。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月6日(2000.11.
6)
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 資産総合診断方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、資産運用のための
診断システムに関連し、特に、コンピュータを利用して
将来の収支状況や資産運用状況を把握分析するためのシ
ミュレーションシステムに関する。
診断システムに関連し、特に、コンピュータを利用して
将来の収支状況や資産運用状況を把握分析するためのシ
ミュレーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、預貯金、生命保険、有価証券、不
動産等の資産の運用についての将来予測は、一般に対象
とする預貯金、有価証券、不動産等それぞれの分野で、
それらの資産を個別に取り上げて行っているのが一般的
であった。
動産等の資産の運用についての将来予測は、一般に対象
とする預貯金、有価証券、不動産等それぞれの分野で、
それらの資産を個別に取り上げて行っているのが一般的
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
予測は、各資産の現在価格や毎年の運用利回り等の初期
値を与え、資産額の推移を算出する線形的なものであっ
たため、人生に不可避な資産種別の変更等、時期が不確
定な事象を含めた資産額の推移を、長期的な観点から予
測することが困難であった。また、個々の資産毎に行わ
れる資産の運用についての将来予測では、それらの運用
を含めた家庭や世帯等における全体としての収支がどの
様になるかを、的確に予測することは困難であった。更
に、また、同じ資産であっても、換金性の高いものや低
いものもの等その流動性に差があるにもかかわらず、収
益性を中心に運用しているために、相続税の納税の際に
大きな問題を抱えること等が生じていた。
予測は、各資産の現在価格や毎年の運用利回り等の初期
値を与え、資産額の推移を算出する線形的なものであっ
たため、人生に不可避な資産種別の変更等、時期が不確
定な事象を含めた資産額の推移を、長期的な観点から予
測することが困難であった。また、個々の資産毎に行わ
れる資産の運用についての将来予測では、それらの運用
を含めた家庭や世帯等における全体としての収支がどの
様になるかを、的確に予測することは困難であった。更
に、また、同じ資産であっても、換金性の高いものや低
いものもの等その流動性に差があるにもかかわらず、収
益性を中心に運用しているために、相続税の納税の際に
大きな問題を抱えること等が生じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたもので、将来の資産活用の変更も
考慮して複数の資産を総合的及び個別に診断し、安全か
つ効率的な資産運用の総合コンサルティングを可能とす
る、資産総合診断システムを提供することを目的とす
る。
決するためになされたもので、将来の資産活用の変更も
考慮して複数の資産を総合的及び個別に診断し、安全か
つ効率的な資産運用の総合コンサルティングを可能とす
る、資産総合診断システムを提供することを目的とす
る。
【0005】本発明は、情報入力手段から入力された家
計における各項目毎の現在及び将来の収支に関する情
報、各資産毎の現在及び将来の収支に関する情報、並び
に各資産及び各負債の残高評価に関する情報を基に、将
来にわたる各資産毎の収支額、各家計項目毎の収支額、
及びこれらの収支額を総合した収支額、並びに各資産の
残高と各負債の残高を予測算出しその予測結果を情報出
力手段に表示させるステップと、資産及び負債の残高を
基に将来にわたる相続税概算額を予測算出しその予測結
果を情報出力手段に表示させるステップとを備えた資産
総合診断方法において、将来の不動産資産活用の変更に
関して情報入力手段から入力された任意の複数の不動
産、任意の変更時期、及び変更後の活用形態に関する情
報をデータベースに記憶し、これらの変更入力情報を基
に将来にわたるそれらの不動産資産活用による収支額を
中央処理装置により予測算出しその予測結果を情報出力
手段に表示させるステップと、前記不動産資産活用変更
に対応して将来にわたる各資産毎の収支額、各家計項目
毎の収支額、及びこれらの収支額を総合した収支額、各
資産及び各負債の残高並びに相続税概算額を中央処理装
置により予測算出しその予測結果を情報出力手段に表示
させるステップと、を備えたことを特徴とする。
計における各項目毎の現在及び将来の収支に関する情
報、各資産毎の現在及び将来の収支に関する情報、並び
に各資産及び各負債の残高評価に関する情報を基に、将
来にわたる各資産毎の収支額、各家計項目毎の収支額、
及びこれらの収支額を総合した収支額、並びに各資産の
残高と各負債の残高を予測算出しその予測結果を情報出
力手段に表示させるステップと、資産及び負債の残高を
基に将来にわたる相続税概算額を予測算出しその予測結
果を情報出力手段に表示させるステップとを備えた資産
総合診断方法において、将来の不動産資産活用の変更に
関して情報入力手段から入力された任意の複数の不動
産、任意の変更時期、及び変更後の活用形態に関する情
報をデータベースに記憶し、これらの変更入力情報を基
に将来にわたるそれらの不動産資産活用による収支額を
中央処理装置により予測算出しその予測結果を情報出力
手段に表示させるステップと、前記不動産資産活用変更
に対応して将来にわたる各資産毎の収支額、各家計項目
毎の収支額、及びこれらの収支額を総合した収支額、各
資産及び各負債の残高並びに相続税概算額を中央処理装
置により予測算出しその予測結果を情報出力手段に表示
させるステップと、を備えたことを特徴とする。
【0006】また、情報入力手段から入力された資産運
用方法の設定入力情報を基に、資産運用の変更に係る資
産の収支及び評価を中央処理装置により算出し、資産運
用変更による資産額の推移と現況の資産運用による資産
額の推移とを情報出力手段に比較表示させるステップ、
を備えたことを特徴とする。
用方法の設定入力情報を基に、資産運用の変更に係る資
産の収支及び評価を中央処理装置により算出し、資産運
用変更による資産額の推移と現況の資産運用による資産
額の推移とを情報出力手段に比較表示させるステップ、
を備えたことを特徴とする。
【0007】また、中央処理装置により各資産を資産残
高、収益性、及び資産の流動性とに関連づけて一つの図
中にグラフ表示して情報出力手段に表示させることを特
徴とする。また、中央処理装置により相続税概算額を各
資産の残高と資産の流動性とに関連づけて情報出力手段
に表示させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
かに記載の資産総合診断方法。
高、収益性、及び資産の流動性とに関連づけて一つの図
中にグラフ表示して情報出力手段に表示させることを特
徴とする。また、中央処理装置により相続税概算額を各
資産の残高と資産の流動性とに関連づけて情報出力手段
に表示させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
かに記載の資産総合診断方法。
【0008】また、中央処理装置により前記資産のうち
の不動産に関して、前記収支額からその収益率を算出
し、各不動産毎の収益率を情報出力手段に比較表示させ
ることを特徴とする。
の不動産に関して、前記収支額からその収益率を算出
し、各不動産毎の収益率を情報出力手段に比較表示させ
ることを特徴とする。
【0009】さらに、中央処理装置により設定相続発生
時期における相続税概算額を求めるとともに、選択され
た資産による相続税充当金額を計算して前記相続税概算
額に対する過不足額を情報出力手段に表示させることを
特徴とする。また、中央処理装置により前記相続税概算
額を差し引いた後の、各資産毎の収支額、各家計項目毎
の収支額、及びこれらの収支額を総合した収支額を予測
算出しその予測結果を情報出力手段に表示させることを
特徴とする。また、中央処理装置により前記相続税概算
額を差し引いた後の、各資産及び各負債の残高を予測算
出しその予測結果を情報出力手段に表示させることを特
徴とする。
時期における相続税概算額を求めるとともに、選択され
た資産による相続税充当金額を計算して前記相続税概算
額に対する過不足額を情報出力手段に表示させることを
特徴とする。また、中央処理装置により前記相続税概算
額を差し引いた後の、各資産毎の収支額、各家計項目毎
の収支額、及びこれらの収支額を総合した収支額を予測
算出しその予測結果を情報出力手段に表示させることを
特徴とする。また、中央処理装置により前記相続税概算
額を差し引いた後の、各資産及び各負債の残高を予測算
出しその予測結果を情報出力手段に表示させることを特
徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態を詳細に説明する。
【0011】[I]本システムの全体構成 本システムは、キーボードやマウス等の情報入力手段、
ディスプレイやプリンタ等の情報出力手段、各種情報を
記憶しておくハードディスク等の情報記憶手段、情報処
理のためのプログラム、及びこれらを制御する中央処理
装置を備えたものである。
ディスプレイやプリンタ等の情報出力手段、各種情報を
記憶しておくハードディスク等の情報記憶手段、情報処
理のためのプログラム、及びこれらを制御する中央処理
装置を備えたものである。
【0012】[II]基礎情報の入力とデータベースの作
成 本システムを実行させるためには、まず、基礎となる情
報(データ)を入力することが必要であり、その情報入
力のための画面を、その入力項目とともに図1〜図24
に例示した。図1は、顧客情報入力画面であり、顧客の
連絡先(住所、電話番号等)に加えて、その家族に関す
る情報(氏名、性別、生年月日等)が入力される。図2
は、本システムを使用する業者側等で必要とする情報を
入力するための顧客メモ入力画面である。
成 本システムを実行させるためには、まず、基礎となる情
報(データ)を入力することが必要であり、その情報入
力のための画面を、その入力項目とともに図1〜図24
に例示した。図1は、顧客情報入力画面であり、顧客の
連絡先(住所、電話番号等)に加えて、その家族に関す
る情報(氏名、性別、生年月日等)が入力される。図2
は、本システムを使用する業者側等で必要とする情報を
入力するための顧客メモ入力画面である。
【0013】図3は、家計情報のうちの顧客本人の収入
情報入力画面であり、不動産所得を除いた本業及び副業
による収入に関して、税込年収、それらの年齢に応じた
上昇率、及び取得時期等に関する情報とともに、顧客が
予想する定年退職金及び弔慰金等を入力する。図4は、
顧客の配偶者のための図3に対応した収入情報入力画面
である。
情報入力画面であり、不動産所得を除いた本業及び副業
による収入に関して、税込年収、それらの年齢に応じた
上昇率、及び取得時期等に関する情報とともに、顧客が
予想する定年退職金及び弔慰金等を入力する。図4は、
顧客の配偶者のための図3に対応した収入情報入力画面
である。
【0014】図5は、金融資産の運用による収入情報入
力画面であり、預貯金、公社債、上場株式等の資産の残
高、年度別収支からそれらへの貯蓄可能割合、及びそれ
らの年間運用利率等が入力される。図6は、年金収入情
報入力画面であり、顧客本人とその配偶者について、公
的年金及び私的年金に関して、支給額及びその時期に関
する情報を図示するような項目に沿って入力する。図7
は、上記以外の顧客が予想する将来の臨時収入に関する
臨時収入情報入力画面であり、それが得られる時期やそ
の金額等の情報を入力する。
力画面であり、預貯金、公社債、上場株式等の資産の残
高、年度別収支からそれらへの貯蓄可能割合、及びそれ
らの年間運用利率等が入力される。図6は、年金収入情
報入力画面であり、顧客本人とその配偶者について、公
的年金及び私的年金に関して、支給額及びその時期に関
する情報を図示するような項目に沿って入力する。図7
は、上記以外の顧客が予想する将来の臨時収入に関する
臨時収入情報入力画面であり、それが得られる時期やそ
の金額等の情報を入力する。
【0015】図8は、家計情報のうちの生活費及び住居
費支出情報入力画面であり、毎月の生活費を退職前後で
分けて、予定される物価上昇率とともに入力する。ま
た、住居費として、持ち家の場合には、維持費や住宅ロ
ーンに関連する情報(返済残高、返済方法、金利、返済
年数等)を、借家の場合には毎月の家賃を入力する。図
9は、顧客本人の支出及びローン情報入力画面であり、
例えば本人が個別に負担している固有の生活費について
の金額と時期、住宅及び不動産事業用債務以外の債務
(ローン)についての情報(返済残高、返済方法、金
利、返済年数等)を入力する。図10は、顧客の子供に
関する支出情報入力画面であり、例えば幼稚園から大学
までの各段階で必要と予想される教育に関連する情報
や、子供の結婚に際しての援助金額やその予定時期等を
入力する。なお、併せてそれらの費用上昇率も入力す
る。
費支出情報入力画面であり、毎月の生活費を退職前後で
分けて、予定される物価上昇率とともに入力する。ま
た、住居費として、持ち家の場合には、維持費や住宅ロ
ーンに関連する情報(返済残高、返済方法、金利、返済
年数等)を、借家の場合には毎月の家賃を入力する。図
9は、顧客本人の支出及びローン情報入力画面であり、
例えば本人が個別に負担している固有の生活費について
の金額と時期、住宅及び不動産事業用債務以外の債務
(ローン)についての情報(返済残高、返済方法、金
利、返済年数等)を入力する。図10は、顧客の子供に
関する支出情報入力画面であり、例えば幼稚園から大学
までの各段階で必要と予想される教育に関連する情報
や、子供の結婚に際しての援助金額やその予定時期等を
入力する。なお、併せてそれらの費用上昇率も入力す
る。
【0016】図11は、何か特別な場合、例えば、将来
予想される車の買い換え費や医療費等を入力する臨時支
出情報入力画面であり、その金額と時期に関する情報を
入力する。図12は、万一の本人の死亡の際に備えて本
人が用意すべき予備資金や葬儀費用であり、もしこのよ
うな準備をしている場合には、ここで入力する。図13
は、家計情報のうちの保険に関する情報を入力する保険
加入状況入力画面であり、加入している保険毎に、保険
金額、払込保険料(月額保険料、一時払額等)、及び保
険期間に関する情報を入力する。
予想される車の買い換え費や医療費等を入力する臨時支
出情報入力画面であり、その金額と時期に関する情報を
入力する。図12は、万一の本人の死亡の際に備えて本
人が用意すべき予備資金や葬儀費用であり、もしこのよ
うな準備をしている場合には、ここで入力する。図13
は、家計情報のうちの保険に関する情報を入力する保険
加入状況入力画面であり、加入している保険毎に、保険
金額、払込保険料(月額保険料、一時払額等)、及び保
険期間に関する情報を入力する。
【0017】図14は、所有する現況土地の資産状況入
力画面であり、所在地、敷地面積、利用形態(山林、農
地、更地、自宅、駐車場等)、権利形態(旧法貸地、定
借貸地、旧法借地権、定期借地権等)、本人持分、所有
継続の意志等に関する情報を利用形態毎(各土地毎)に
入力する。加えて、土地評価のための情報として、路線
価、特殊な事情を考慮した路線価調整率、及び利用形態
を考慮した利用形態調整率、及び流動性診断等を入力す
る。図15は、図14で入力した土地に関する今後の活
用情報入力画面であり、当該土地(物件)を、何年後に
どのように活用するのかについての情報を「0〜6」の
ような分類で入力する。更に、譲渡等による手取額の使
途割合を、画面下部の〜に示すような項目に応じて
入力する。
力画面であり、所在地、敷地面積、利用形態(山林、農
地、更地、自宅、駐車場等)、権利形態(旧法貸地、定
借貸地、旧法借地権、定期借地権等)、本人持分、所有
継続の意志等に関する情報を利用形態毎(各土地毎)に
入力する。加えて、土地評価のための情報として、路線
価、特殊な事情を考慮した路線価調整率、及び利用形態
を考慮した利用形態調整率、及び流動性診断等を入力す
る。図15は、図14で入力した土地に関する今後の活
用情報入力画面であり、当該土地(物件)を、何年後に
どのように活用するのかについての情報を「0〜6」の
ような分類で入力する。更に、譲渡等による手取額の使
途割合を、画面下部の〜に示すような項目に応じて
入力する。
【0018】図16は、所有する現況建物の資産状況入
力画面であり、所在地、床面積、構造(木造、鉄筋コン
クリート等)、階数、築年数、家屋種類(収益用建物、
非収益用建物等)、利用形態(自宅、倉庫、店舗、オフ
ィス等)、本人持分、所有継続の意志等に関する情報を
利用形態毎(各建物毎)に入力する。加えて,建物評価
のための情報として、固定資産税評価額及び利用形態調
整率を入力する。図17は、図16で入力した建物に関
する今後の活用情報入力画面であり、図15と同様の内
容を入力する。
力画面であり、所在地、床面積、構造(木造、鉄筋コン
クリート等)、階数、築年数、家屋種類(収益用建物、
非収益用建物等)、利用形態(自宅、倉庫、店舗、オフ
ィス等)、本人持分、所有継続の意志等に関する情報を
利用形態毎(各建物毎)に入力する。加えて,建物評価
のための情報として、固定資産税評価額及び利用形態調
整率を入力する。図17は、図16で入力した建物に関
する今後の活用情報入力画面であり、図15と同様の内
容を入力する。
【0019】図18は、所有する現況不動産の収支状況
入力画面であり、所有する各物件毎に入力される。この
図では自宅を例に取り上げているが、他に所有する不動
産物件があれば、それぞれ物件No.2、No.3・・・として
同様に入力する。入力項目としては、一般情報として、
所在地、本人持分、所有継続の意志、収入情報として、
年間収入及びその上昇率、支出情報として、経常経費
(公租公課及び管理費の実額、なお当該実額が不明な場
合には経常経費率)、及び経費上昇率を入力する。ま
た、債務状況に関して、借入れた債務毎に、借入先、借
入金銭高、返済年残、返済方法、及び金利の各情報を、
更に、減価償却費に関して、償却方法、耐用年数、償却
残高等を入力する。
入力画面であり、所有する各物件毎に入力される。この
図では自宅を例に取り上げているが、他に所有する不動
産物件があれば、それぞれ物件No.2、No.3・・・として
同様に入力する。入力項目としては、一般情報として、
所在地、本人持分、所有継続の意志、収入情報として、
年間収入及びその上昇率、支出情報として、経常経費
(公租公課及び管理費の実額、なお当該実額が不明な場
合には経常経費率)、及び経費上昇率を入力する。ま
た、債務状況に関して、借入れた債務毎に、借入先、借
入金銭高、返済年残、返済方法、及び金利の各情報を、
更に、減価償却費に関して、償却方法、耐用年数、償却
残高等を入力する。
【0020】図19は、保証金等の預かり状況入力画面
であり、該当する場合には、その種別(定期借地権事業
または建物賃貸事業)、預かり金価額、残存預かり期間
等を入力する。図20は、これまで出てこなかった有価
証券や会員権に関する情報を入力するための、その他の
資産状況入力画面である。ここでは、有価証券として非
上場の株式、会員権としてゴルフ会員権やリゾート会員
権等を例示し、それらの現在の時価を入力する。なお、
ここに、車等の動産に関する資産情報を加えても良い。
であり、該当する場合には、その種別(定期借地権事業
または建物賃貸事業)、預かり金価額、残存預かり期間
等を入力する。図20は、これまで出てこなかった有価
証券や会員権に関する情報を入力するための、その他の
資産状況入力画面である。ここでは、有価証券として非
上場の株式、会員権としてゴルフ会員権やリゾート会員
権等を例示し、それらの現在の時価を入力する。なお、
ここに、車等の動産に関する資産情報を加えても良い。
【0021】図21〜図24は、資産診断(評価)のた
めのいくつかの条件を設定するための入力画面である。
図21は、不動産評価額の上昇率の設定及び資産運用方
法の設定画面であり、地価及び建物の上昇率、土地資産
売却率、売却資産運用率、土地資産買換率、買換資産運
用率等、必要に応じた項目を設け、資産診断条件として
設定する。図22は、各資産をその流動性による基準で
ランク付けする入力画面である。ここで、流動性Aはす
ぐに換金化できるもの、流動性Bはすぐに換金化はでき
ないが物納できるもの、Cは換金も物納も困難なものと
した。なお、不動産の各物件あるいは各資産の流動性
は、パラメータで表示することもできる。図23、図2
4がそのパラメータ入力画面であり、ここでは、最も流
動性がよいものを1とし、反対に最も流動性が悪いもの
を−1とし、流動性の程度をその間で数値表示した。
めのいくつかの条件を設定するための入力画面である。
図21は、不動産評価額の上昇率の設定及び資産運用方
法の設定画面であり、地価及び建物の上昇率、土地資産
売却率、売却資産運用率、土地資産買換率、買換資産運
用率等、必要に応じた項目を設け、資産診断条件として
設定する。図22は、各資産をその流動性による基準で
ランク付けする入力画面である。ここで、流動性Aはす
ぐに換金化できるもの、流動性Bはすぐに換金化はでき
ないが物納できるもの、Cは換金も物納も困難なものと
した。なお、不動産の各物件あるいは各資産の流動性
は、パラメータで表示することもできる。図23、図2
4がそのパラメータ入力画面であり、ここでは、最も流
動性がよいものを1とし、反対に最も流動性が悪いもの
を−1とし、流動性の程度をその間で数値表示した。
【0022】上記の各入力画面から入力された情報は、
基礎データとしてデータベースに記憶される。なお、上
記の入力画面に示した各項目は例として上げたもので、
これらの項目に限定されるものではないが、資産診断の
精度を上げるためには、できるだけ多くの項目を設定す
べきであり、特に、金融資産及び不動産資産について
は、それらの全て取り上げるのが望ましい。
基礎データとしてデータベースに記憶される。なお、上
記の入力画面に示した各項目は例として上げたもので、
これらの項目に限定されるものではないが、資産診断の
精度を上げるためには、できるだけ多くの項目を設定す
べきであり、特に、金融資産及び不動産資産について
は、それらの全て取り上げるのが望ましい。
【0023】[III]診断処理及び出力情報 本システムによる診断処理は、基本的に3つの部分から
構成されている。図25がその処理の全体構成図であ
り、先の入力によりデータベースに記憶された顧客に関
するデータ及び診断条件を利用して現況資産に基づく各
種評価及び診断を行う部分(現況資産診断部)と、現況
資産に関する評価データ及び資産活用の変更情報を利用
して資産活用の変更に基づく資産診断シュミュレーショ
ンを行う部分(資産活用対策部)と、現況資産及び負債
に関する評価データを利用して相続対策シュミュレーシ
ョンを行う部分(相続対策部)から、本システムは構成
されている。
構成されている。図25がその処理の全体構成図であ
り、先の入力によりデータベースに記憶された顧客に関
するデータ及び診断条件を利用して現況資産に基づく各
種評価及び診断を行う部分(現況資産診断部)と、現況
資産に関する評価データ及び資産活用の変更情報を利用
して資産活用の変更に基づく資産診断シュミュレーショ
ンを行う部分(資産活用対策部)と、現況資産及び負債
に関する評価データを利用して相続対策シュミュレーシ
ョンを行う部分(相続対策部)から、本システムは構成
されている。
【0024】上記の処理は、予め作成したプログラムに
従って行われる。このプログラムは、入力または設定さ
れた顧客に固有の各資産別及び家計項目別収支に関する
情報と、顧客に固有の各資産及び負債の評価情報を基礎
に、顧客に関する現在の収入額、支出額、資産残高、及
び負債残高を、各資産別、家計項目別、及び全体的に算
出するとともに、相続税概算額を算出する。更に、それ
らを基に、金利、運用利率、物価や収入の上昇率(負の
上昇率も含む)、不動産評価額の上昇率(負の上昇率も
含む)、税率、及び将来の期間等の診断条件、並びに資
産活用形態の変更要素(変更の時期及び活用形態)を加
味して、将来の各年度にわたり、収入額、支出額、資産
残高、及び負債残高を、各資産別、家計項目別、及び全
体として予測して算出するとともに、各年の相続税概算
額を予測して算出し、それらの結果を図表にて表示する
機能を備えたものである。
従って行われる。このプログラムは、入力または設定さ
れた顧客に固有の各資産別及び家計項目別収支に関する
情報と、顧客に固有の各資産及び負債の評価情報を基礎
に、顧客に関する現在の収入額、支出額、資産残高、及
び負債残高を、各資産別、家計項目別、及び全体的に算
出するとともに、相続税概算額を算出する。更に、それ
らを基に、金利、運用利率、物価や収入の上昇率(負の
上昇率も含む)、不動産評価額の上昇率(負の上昇率も
含む)、税率、及び将来の期間等の診断条件、並びに資
産活用形態の変更要素(変更の時期及び活用形態)を加
味して、将来の各年度にわたり、収入額、支出額、資産
残高、及び負債残高を、各資産別、家計項目別、及び全
体として予測して算出するとともに、各年の相続税概算
額を予測して算出し、それらの結果を図表にて表示する
機能を備えたものである。
【0025】(1)現況資産に基づく資産の評価及び診
断 本システムでは、現況資産に基づく資産を診断するた
め、まず、現況土地評価表、現況建物評価表、現況不動
産収支表、及びライフプラン収支表(またはライフワー
ク収支表)の4つの基本表が作成される。
断 本システムでは、現況資産に基づく資産を診断するた
め、まず、現況土地評価表、現況建物評価表、現況不動
産収支表、及びライフプラン収支表(またはライフワー
ク収支表)の4つの基本表が作成される。
【0026】現況土地評価表では、所有する各土地につ
いて、利用形態や評価額を含む図26に例示されるよう
な内容が表示される。現況建物評価表では、所有する各
建物について、利用形態や評価額を含む図27に例示さ
れるような内容が表示される。ライフプラン収支表は、
例えば図28に示されるもので、各資産毎及び各項目別
収支毎について将来の各年度にわたり、それら個々の及
びそれら全体としての収入額、支出額、資産残高、負債
残高が表示され、併せて、各年度における予想相続税概
算額が流動性基準によって区分された資産額と対比して
表示される。現況不動産収支表では、所有する各不動産
物件毎に、その収支を含む図29に例示されるような内
容が、将来の各年度にわたって表示される。
いて、利用形態や評価額を含む図26に例示されるよう
な内容が表示される。現況建物評価表では、所有する各
建物について、利用形態や評価額を含む図27に例示さ
れるような内容が表示される。ライフプラン収支表は、
例えば図28に示されるもので、各資産毎及び各項目別
収支毎について将来の各年度にわたり、それら個々の及
びそれら全体としての収入額、支出額、資産残高、負債
残高が表示され、併せて、各年度における予想相続税概
算額が流動性基準によって区分された資産額と対比して
表示される。現況不動産収支表では、所有する各不動産
物件毎に、その収支を含む図29に例示されるような内
容が、将来の各年度にわたって表示される。
【0027】本システムでは、更に、上記の基本表を基
に、図30〜図36に示すような図表を出力させて、資
産の診断を容易に理解できるようにしている。図30は
資産構成を特定の観点から示した表及びグラフであり、
資産総額の構成を評価額及び流動性評価とともに示す表
(a)、資産総額の内訳を色分けして示す円グラフ
(b)、不動産以外の資産の内訳を色分けして示す円グ
ラフ(c)、資産総額の流動性の内訳を色分けして示す
円グラフ(d)を表している。
に、図30〜図36に示すような図表を出力させて、資
産の診断を容易に理解できるようにしている。図30は
資産構成を特定の観点から示した表及びグラフであり、
資産総額の構成を評価額及び流動性評価とともに示す表
(a)、資産総額の内訳を色分けして示す円グラフ
(b)、不動産以外の資産の内訳を色分けして示す円グ
ラフ(c)、資産総額の流動性の内訳を色分けして示す
円グラフ(d)を表している。
【0028】図31は、収支項目と収支額の推移を示す
グラフであり、ここでは収入のグループを上側に、支出
のグループを下側にして、予め定めた項目毎に色分けし
て、将来の各年度にわたり収支項目及び収支額を示すと
ともに、全収入から全支出を差し引いた収支結果を折れ
線グラフにして表示し、将来のキャシュフローを一目で
把握できるようにしている。また、図32に示すよう
に、特定の年度の収入や支出の内訳を色分けして円グラ
フ表示したり(a、b)、それらの色分け項目を利用し
て収入総額と支出総額とを比較表示して(c)、単年度
毎の判断も容易にしている。
グラフであり、ここでは収入のグループを上側に、支出
のグループを下側にして、予め定めた項目毎に色分けし
て、将来の各年度にわたり収支項目及び収支額を示すと
ともに、全収入から全支出を差し引いた収支結果を折れ
線グラフにして表示し、将来のキャシュフローを一目で
把握できるようにしている。また、図32に示すよう
に、特定の年度の収入や支出の内訳を色分けして円グラ
フ表示したり(a、b)、それらの色分け項目を利用し
て収入総額と支出総額とを比較表示して(c)、単年度
毎の判断も容易にしている。
【0029】図33は、不動産物件の個別収益性を比較
するグラフであり、物件毎の所得税引前借入金返済後キ
ャシュフロー(a)と、それに対応する収益率(b)を
グラフ表示したものである。これらは将来の不動産活用
を考えるのに、特に有効である。なお、収益率は、収益
額/相続税評価概算額、として算出している。
するグラフであり、物件毎の所得税引前借入金返済後キ
ャシュフロー(a)と、それに対応する収益率(b)を
グラフ表示したものである。これらは将来の不動産活用
を考えるのに、特に有効である。なお、収益率は、収益
額/相続税評価概算額、として算出している。
【0030】図34は、相続税概算額に対する担税力を
分析するため、相続発生時における資産(正の財産)
と、負債及び相続税概算額(負の財産)を比較表示した
グラフであり、資産は各資産毎にその流動性ランクを併
せて表示することで、どの流動性の資産で相続税概算額
を納税可能か判断できるようにしている。なお、ここで
も、正の財産と負の財産を構成する各項目は色分け表示
されている。また、図35は、資産の流動性と相続税概
算額の推移を示すグラフであり、資産を流動性の基準
A,B,Cにグループ化し、そこに相続税概算額を追加
表示することで、将来に予想される相続税概算額を、ど
の流動性の資産でカバーできるか長期的な視点で容易に
判断できるようにしたものである。
分析するため、相続発生時における資産(正の財産)
と、負債及び相続税概算額(負の財産)を比較表示した
グラフであり、資産は各資産毎にその流動性ランクを併
せて表示することで、どの流動性の資産で相続税概算額
を納税可能か判断できるようにしている。なお、ここで
も、正の財産と負の財産を構成する各項目は色分け表示
されている。また、図35は、資産の流動性と相続税概
算額の推移を示すグラフであり、資産を流動性の基準
A,B,Cにグループ化し、そこに相続税概算額を追加
表示することで、将来に予想される相続税概算額を、ど
の流動性の資産でカバーできるか長期的な視点で容易に
判断できるようにしたものである。
【0031】図36は、所有する各資産について、その
収益性と流動性を診断するためのグラフであり、横軸に
収益率、縦軸に流動性を、そして各資産毎に色分け表示
された円が資産の種別とその残高を表している。これに
よれば、資産全体の運用状況の健全性を、より適格に判
断することが可能となる。
収益性と流動性を診断するためのグラフであり、横軸に
収益率、縦軸に流動性を、そして各資産毎に色分け表示
された円が資産の種別とその残高を表している。これに
よれば、資産全体の運用状況の健全性を、より適格に判
断することが可能となる。
【0032】(2)資産活用の変更による資産の診断 (a)譲渡による変更の場合 この場合、まず、不動産(土地、建物)について、先に
示した現況土地資産状況及び現況建物資産状況に関する
入力画面中の将来の活用方法の変更入力に基づいて、譲
渡(買換特例、居住用長期譲渡、居住用短期譲渡、一般
長期譲渡、一般短期譲渡、生前贈与、除去等)に関連す
る事項の詳細が、例えば図37、図38のように出力表
示されて確認される。なお、各物件は物件番号と土地番
号または建物番号で特定される。
示した現況土地資産状況及び現況建物資産状況に関する
入力画面中の将来の活用方法の変更入力に基づいて、譲
渡(買換特例、居住用長期譲渡、居住用短期譲渡、一般
長期譲渡、一般短期譲渡、生前贈与、除去等)に関連す
る事項の詳細が、例えば図37、図38のように出力表
示されて確認される。なお、各物件は物件番号と土地番
号または建物番号で特定される。
【0033】次に、譲渡手取額算定用に用意した画面を
利用して、その譲渡物件、譲渡内容、譲渡価格、譲渡費
用、買換資産価格、譲渡に関連する税金等に関する情報
を設定することにより、譲渡手取額が算出されて、図3
9に示すような譲渡物件の設定表が出力される。なお、
図39に示すような譲渡設定パターンは、譲渡検討デー
タベースに記憶しておき、任意に取り出して、他の譲渡
設定パターンと比較することを可能としている。
利用して、その譲渡物件、譲渡内容、譲渡価格、譲渡費
用、買換資産価格、譲渡に関連する税金等に関する情報
を設定することにより、譲渡手取額が算出されて、図3
9に示すような譲渡物件の設定表が出力される。なお、
図39に示すような譲渡設定パターンは、譲渡検討デー
タベースに記憶しておき、任意に取り出して、他の譲渡
設定パターンと比較することを可能としている。
【0034】(b)新規事業の設定による変更の場合 活用形態の変更として、新規事業を設定する場合には、
新規事業設定用に用意した画面を利用して、新規事業に
関する概要(新規物件番号、所在地、事業実施までの年
数、本人持分、事業形態等)、土地情報(面積、利用形
態、評価額単価、調整率、流動性評価等)、建物情報
(構造、階数、築年数、家屋の種類、床面積、建設単
価、流動性評価等)、事業計画(初期投資額、自己資
金、保証金、借入金、年間収入、賃料上昇率、年間経
費、経費上昇率等)を入力することにより、図40に示
すような新規事業計画表が出力される。ここで、土地情
報と建物情報は、事業によってはいずれか一方の入力と
なることもある。
新規事業設定用に用意した画面を利用して、新規事業に
関する概要(新規物件番号、所在地、事業実施までの年
数、本人持分、事業形態等)、土地情報(面積、利用形
態、評価額単価、調整率、流動性評価等)、建物情報
(構造、階数、築年数、家屋の種類、床面積、建設単
価、流動性評価等)、事業計画(初期投資額、自己資
金、保証金、借入金、年間収入、賃料上昇率、年間経
費、経費上昇率等)を入力することにより、図40に示
すような新規事業計画表が出力される。ここで、土地情
報と建物情報は、事業によってはいずれか一方の入力と
なることもある。
【0035】なお、この新規事業設定パターンについて
も新規事業検討データベースに記憶しておき、任意に取
り出して、他の新規事業設定パターンと比較することを
可能としている。また、このようにして設定された新規
事業について、不動産新規事業に関する収支が変更後の
将来にわたって算出され、図29に準じて一覧表示され
る。
も新規事業検討データベースに記憶しておき、任意に取
り出して、他の新規事業設定パターンと比較することを
可能としている。また、このようにして設定された新規
事業について、不動産新規事業に関する収支が変更後の
将来にわたって算出され、図29に準じて一覧表示され
る。
【0036】(c)運用方法の変更の場合 ここでは、図21に示した資産運用方法の設定入力に基
づいて、運用方法の変更に係る資産の収支や資産評価が
算出され、例えば図41に示すように、現況の運用の場
合と比較して表示される。なお、資産運用方法の設定を
変えることで、それらの資産運用方法を比較することが
できる。
づいて、運用方法の変更に係る資産の収支や資産評価が
算出され、例えば図41に示すように、現況の運用の場
合と比較して表示される。なお、資産運用方法の設定を
変えることで、それらの資産運用方法を比較することが
できる。
【0037】なお、上記(a),(b),(c)におけ
るそれぞれの変更に対応して、現況土地評価表、現況建
物評価表、現況不動産収支表、及びライフプラン収支表
が改めて作成される。本システムでは、このように、将
来における資産の活用変更を、総合的、個別的、及び多
面的に診断するため、より的確な資産の運用判断が可能
となる。
るそれぞれの変更に対応して、現況土地評価表、現況建
物評価表、現況不動産収支表、及びライフプラン収支表
が改めて作成される。本システムでは、このように、将
来における資産の活用変更を、総合的、個別的、及び多
面的に診断するため、より的確な資産の運用判断が可能
となる。
【0038】(3)相続対策を考慮した資産の診断 ここでは、まず、相続対策検討のために用意した画面
(以下、相続対策検討画面という)を利用して、相続税
の発生時期を設定入力する。これにより、本システム
は、その時期における資産状況及び予想相続税納税額
を、(1)の現況資産の診断のところで算出されたデー
タから特定する。次に、この予想相続税納税額に充当す
る資産を決定するのであるが、ここでは、金融資産、
物納、資産の売却、の優先順をもって割り当てるも
のとする。
(以下、相続対策検討画面という)を利用して、相続税
の発生時期を設定入力する。これにより、本システム
は、その時期における資産状況及び予想相続税納税額
を、(1)の現況資産の診断のところで算出されたデー
タから特定する。次に、この予想相続税納税額に充当す
る資産を決定するのであるが、ここでは、金融資産、
物納、資産の売却、の優先順をもって割り当てるも
のとする。
【0039】予想相続税納税額へ充当する資産の決定
も、相続対策検討画面からの入力により行う。上記優先
順位に従って、まず、その予想相続税納税額に充当しよ
うとする金融資産の種類及びその額を入力する。金融資
産の充当額が予想相続税納税額を下回る場合には、金融
資産の更なる補充(借入れ等)も可能であるが、次の手
段として、物納のための物件を設定入力し、その評価額
からその物件についての借入金等を引いた手取額を充当
額に加えることができる。この物納によってもなお充当
額が予想相続税納税額を下回るとシステムが判断する場
合には、物納物件の変更や追加をすることも可能である
が、次の手段として、更に、売却資産を設定入力し、売
却額から譲渡費用やその資産についての借入金等を引い
た手取額を算出し、その手取額を充当額に加えることが
できる。ここでも、売却資産の変更や追加等を行って手
取額を検討することができる。
も、相続対策検討画面からの入力により行う。上記優先
順位に従って、まず、その予想相続税納税額に充当しよ
うとする金融資産の種類及びその額を入力する。金融資
産の充当額が予想相続税納税額を下回る場合には、金融
資産の更なる補充(借入れ等)も可能であるが、次の手
段として、物納のための物件を設定入力し、その評価額
からその物件についての借入金等を引いた手取額を充当
額に加えることができる。この物納によってもなお充当
額が予想相続税納税額を下回るとシステムが判断する場
合には、物納物件の変更や追加をすることも可能である
が、次の手段として、更に、売却資産を設定入力し、売
却額から譲渡費用やその資産についての借入金等を引い
た手取額を算出し、その手取額を充当額に加えることが
できる。ここでも、売却資産の変更や追加等を行って手
取額を検討することができる。
【0040】本システムは、これらの対策による充当金
額を計算して、予想相続税納税額に対する過不足額を出
力表示する。
額を計算して、予想相続税納税額に対する過不足額を出
力表示する。
【0041】図42及び図43には、上記のようにして
決定された相続税対策の検討結果の出力例を示した。こ
のうち、図42は、相続税対策の検討基礎データと、金
融資産の充当、及び物納物件の設定等に関する結果表示
であり、図43は、売却物件の検討基礎データと、売却
物件の設定、及び相続税納税後の剰余金等に関する結果
表示である。
決定された相続税対策の検討結果の出力例を示した。こ
のうち、図42は、相続税対策の検討基礎データと、金
融資産の充当、及び物納物件の設定等に関する結果表示
であり、図43は、売却物件の検討基礎データと、売却
物件の設定、及び相続税納税後の剰余金等に関する結果
表示である。
【0042】なお、上記のようにして相続税に対する対
策がなされた後は、相続税を納税した年の翌年分につい
てのみ、現況土地評価表、現況土地評価表、現況不動産
収支表、及びライフプラン収支表を作成して、資産診断
に供するものとする。
策がなされた後は、相続税を納税した年の翌年分につい
てのみ、現況土地評価表、現況土地評価表、現況不動産
収支表、及びライフプラン収支表を作成して、資産診断
に供するものとする。
【0043】以上本発明を詳細に説明したが、本発明は
上記実施の形態に記載された内容に限定されるものでは
なく、その範囲内で種々の変更が可能である。例えば、
資産診断のための入力及び設定項目は、状況に合わせて
追加、削除されるものであり、また、資産診断の出力結
果である図表は、見やすいものであれば良く、その種類
や形式を問わない。
上記実施の形態に記載された内容に限定されるものでは
なく、その範囲内で種々の変更が可能である。例えば、
資産診断のための入力及び設定項目は、状況に合わせて
追加、削除されるものであり、また、資産診断の出力結
果である図表は、見やすいものであれば良く、その種類
や形式を問わない。
【0044】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成を有するの
で、以下のような効果を奏する。 (1)資産運用の変更等、時期が不確定な事象を含めた
資産額の推移を、長期的な観点から予測することが可能
となる。 (2)複数の資産を総合的及び個別的に診断しているの
で、多面的な資産運用の分析が可能となる。 (3)将来の収支に基づくキャシュフローを一目で把握
できる。 (4)所有する資産を収益性及び流動性の両観点から見
ることで、固定資産税や相続税の納税等まで考慮した健
全な資産管理が可能となる。 (5)将来の不動産の活用に関して、複数の活用対策パ
ターンを比較して評価できるので、より有効な不動産活
用が客観的に把握できる。 (6)相続が発生した場合には、充当しようとする資産
を指定することで、相続税納税資金を確保できるか否か
が容易にかつ具体的に判断できる。
で、以下のような効果を奏する。 (1)資産運用の変更等、時期が不確定な事象を含めた
資産額の推移を、長期的な観点から予測することが可能
となる。 (2)複数の資産を総合的及び個別的に診断しているの
で、多面的な資産運用の分析が可能となる。 (3)将来の収支に基づくキャシュフローを一目で把握
できる。 (4)所有する資産を収益性及び流動性の両観点から見
ることで、固定資産税や相続税の納税等まで考慮した健
全な資産管理が可能となる。 (5)将来の不動産の活用に関して、複数の活用対策パ
ターンを比較して評価できるので、より有効な不動産活
用が客観的に把握できる。 (6)相続が発生した場合には、充当しようとする資産
を指定することで、相続税納税資金を確保できるか否か
が容易にかつ具体的に判断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】顧客情報入力画面の例示図。
【図2】顧客メモ入力画面の例示図。
【図3】顧客本人の収入情報入力画面の例示図。
【図4】配偶者の収入情報入力画面の例示図。
【図5】金融資産の運用による収入情報入力画面の例示
図。
図。
【図6】年金収入情報入力画面の例示図。
【図7】臨時収入情報入力画面の例示図。
【図8】生活費及び住居費支出情報入力画面の例示図。
【図9】顧客本人の支出及びローン情報入力画面の例示
図。
図。
【図10】子供に関する支出情報入力画面の例示図。
【図11】臨時支出情報入力画面の例示図。
【図12】万一時の予定資金入力画面の例示図。
【図13】保険加入状況入力画面の例示図。
【図14】現況土地資産状況入力画面の例示図。
【図15】今後の土地活用情報入力画面の例示図。
【図16】現況建物資産状況入力画面の例示図。
【図17】今後の建物活用情報入力画面の例示図。
【図18】現況不動産の収支状況入力画面の例示図。
【図19】保証金等の預かり状況入力画面の例示図。
【図20】その他の資産状況入力画面の例示図。
【図21】不動産評価額の上昇率及び資産運用方法の設
定画面の例示図。
定画面の例示図。
【図22】各資産について流動性ランクを設定する設定
画面の例示図。
画面の例示図。
【図23】不動産の各物件について流動性パラメータを
設定する設定画面の例示図。
設定する設定画面の例示図。
【図24】各資産について流動性パラメータを設定する
設定画面の例示図。
設定画面の例示図。
【図25】本システムによる診断処理の全体構成図。
【図26】利用形態や評価額を示す現況土地評価表の例
示図。
示図。
【図27】利用形態や評価額を示す現況建物評価表の例
示図。
示図。
【図28】将来にわたる収支状況、資産状況、相続税概
算額等を表したライフプラン収支表の例示図。
算額等を表したライフプラン収支表の例示図。
【図29】現況不動産による将来にわたる収支表の例示
図。
図。
【図30】資産構成の内訳を示す表とグラフの例示図。
【図31】収支項目と収支額の推移を示すグラフの例示
図。
図。
【図32】収支の内訳を示すグラフの例示図。
【図33】不動産物件の個別収益性を比較するグラフの
例示図。
例示図。
【図34】相続税の担税力を分析するグラフの例示図。
【図35】流動性毎に分類した資産残高と相続税概算額
の推移を示すグラフの例示図。
の推移を示すグラフの例示図。
【図36】資産毎の残高(相続税評価額)、収益性、及
び流動性の関係を示すグラフの例示図。
び流動性の関係を示すグラフの例示図。
【図37】土地の譲渡による活用に関連する事項の詳細
表の例示図。
表の例示図。
【図38】建物の譲渡による活用に関連する事項の詳細
表の例示図。
表の例示図。
【図39】譲渡物件の条件設定表の例示図。
【図40】不動産の新規事業計画表の例示図。
【図41】現況運用による資産と運用変更後の資産の評
価比較図。
価比較図。
【図42】相続税対策の検討結果の出力例示図(その
1)。
1)。
【図43】相続税対策の検討結果の出力例示図(その
2)。
2)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 明光 泰樹 東京都渋谷区神宮前4−19−8 アロープ ラザ原宿202号 株式会社アークブレイン 内 (72)発明者 尾鼻 悟 東京都中央区日本橋室町3−1−20 三井 不動産株式会社内 (72)発明者 井上 純 東京都中央区日本橋室町3−1−20 三井 不動産株式会社内 (72)発明者 七尾 克久 東京都中央区日本橋室町3−1−20 三井 不動産株式会社内 Fターム(参考) 5B049 BB47 CC11 CC36 CC50 DD01 DD05 EE05 EE12 EE41 FF02 FF03 FF04 FF09 5B055 CA05 CB01 CB03 CC01 CC06 CC13 FA01 FA05 LL02 LL15 PA02 PA21 PA36 PA38
Claims (13)
- 【請求項1】 家計における各項目毎の現在及び将来の
収支に関する情報と、各資産毎の現在及び将来の収支に
関する情報との入力情報に基づいて、将来にわたる各資
産毎の収支額、各家計項目毎の収支額、及びこれらの収
支額を総合した将来にわたるキャシュフローを予測して
算出し、その結果を表示することを特徴とする資産総合
診断システム。 - 【請求項2】 各資産及び各負債の残高評価に関する入
力情報並びに前記収支額に基づいて、将来にわたる各資
産の残高と各負債の残高を予測して算出し、その結果を
表示することを特徴とする請求項1記載の資産総合診断
システム。 - 【請求項3】 資産及び負債の残高を基に将来にわたる
相続税概算額を予測して算出し、その結果を表示するこ
とを特徴とする請求項2記載の資産総合診断システム。 - 【請求項4】 各資産を流動性の基準によってランク付
けし、相続税概算額を各資産の残高と流動性とに関連づ
けて表示することを特徴とする請求項3記載の資産総合
診断システム。 - 【請求項5】 前記資産のうちの不動産に関して、前記
収支額からその収益性を算出し、各不動産毎の収益性を
比較表示することを特徴とする請求項1から4のいずれ
かに記載の資産総合診断システム。 - 【請求項6】 各資産を流動性の基準によってランク付
けし、前記収支額からその収益性を算出し、各資産を、
資産残高、収益性、及び流動性とに関連づけて表示する
ことを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の資
産総合診断システム。 - 【請求項7】 不動産資産活用の変更に関して将来の任
意の時期と任意の不動産を指定し、その変更時期と変更
後の活用形態に関する入力情報に基づき、将来にわたる
その不動産資産活用による収支額を予測して算出し、そ
の結果を表示することを特徴とする請求項2から6のい
ずれかに記載の資産総合診断システム。 - 【請求項8】 前記不動産資産活用の変更に関して、入
力された指定不動産、変更時期、及び変更後の活用形態
からなる情報を1つの活用対策パターンとして複数の活
用対策パターンを記憶させ、その記憶された各パターン
を呼び出して前記入力情報と同様に扱えるようにしたこ
とを特徴とする請求項7記載の資産総合診断システム。 - 【請求項9】 前記不動産資産活用の変更後の、将来に
わたる各資産毎の収支額、各家計項目毎の収支額、及び
これらの収支額を総合した将来にわたるキャシュフロー
を予測して算出し、その結果を表示することを特徴とす
る請求項7または8記載の資産総合診断システム。 - 【請求項10】 前記不動産資産活用の変更後の、将来
にわたる各資産及び各負債の残高を予測して算出し、そ
の結果を表示することを特徴とする請求項7から9のい
ずれかに記載の資産総合診断システム。 - 【請求項11】 相続発生時期を設定してその時期にお
ける相続税概算額を求めるとともに、該相続税概算額に
充当しようとする資産を選択し、物納物件として、売却
物件として、あるいはそれらの組み合わせとして設定す
ることにより、選択した資産で前記相続税概算額に対す
る納税が可能か否か判断することを特徴とする請求項3
から10のいずれかに記載の資産総合診断システム。 - 【請求項12】 前記相続税概算額を差し引いた後の、
各資産毎の収支額、各家計項目毎の収支額、及びこれら
の収支額を総合したキャシュフローを予測して算出し、
その結果を表示することを特徴とする請求項11記載の
資産総合診断システム。 - 【請求項13】 前記相続税概算額を差し引いた後の、
各資産及び各負債の残高を予測して算出し、その結果を
表示することを特徴とする請求項11または12記載の
資産総合診断システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000071877A JP2001265924A (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | 資産総合診断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000071877A JP2001265924A (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | 資産総合診断方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001265924A true JP2001265924A (ja) | 2001-09-28 |
Family
ID=18590385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000071877A Pending JP2001265924A (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | 資産総合診断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001265924A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003196372A (ja) * | 2001-12-28 | 2003-07-11 | Ohbayashi Corp | 住宅資産活用支援方法および支援システム |
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JP2004303131A (ja) * | 2003-04-01 | 2004-10-28 | Daiwa House Ind Co Ltd | 投資仲介システム,投資仲介方法,投資仲介装置及び投資仲介プログラム |
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