JP2001264500A - 中性子散乱施設 - Google Patents

中性子散乱施設

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JP2001264500A
JP2001264500A JP2000076314A JP2000076314A JP2001264500A JP 2001264500 A JP2001264500 A JP 2001264500A JP 2000076314 A JP2000076314 A JP 2000076314A JP 2000076314 A JP2000076314 A JP 2000076314A JP 2001264500 A JP2001264500 A JP 2001264500A
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gas
neutron scattering
vessel
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Tomohiro Nakamura
知博 中村
Ayao Okabe
綾夫 岡部
Yukio Ogawa
雪郎 小川
Hisato Tagawa
久人 田川
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Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】次世代の大出力中性子散乱施設において、液体
水素減速材の漏洩時にもボイドベッセルの健全性を保持
すること。 【解決手段】ターゲット容器2と減速材容器3,反射体
9,ボイドベッセル4および遮蔽体8から構成される中
性子散乱施設において、ボイドベッセル4にラプチャデ
ィスク6を介してベントライン7を接続し、ベントライ
ン7と排気塔20の間に設置したガス処理系を構成する
ガス貯留容器22において、希釈ガス供給系23より希
釈ガスを供給し、非常用フィルタ33で放射性物質を除
去した後、排気塔20から排気する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高エネルギーの陽
子ビームを重金属ターゲットに照射して、重金属ターゲ
ットの核破砕反応で発生する高密度の中性子を、減速材
で減速させて使用する中性子散乱施設において、減速材
として使用する液体水素の急激な漏洩事故時に、気化し
た水素ガスの爆発及び圧力上昇による機器の破損を防止
し、かつ漏洩ガス中に含まれる放射性物質を許容濃度限
度以下に低減して施設外へ大気開放しうるガス処理設備
を備えた中性子散乱施設に関する。
【0002】
【従来の技術】高エネルギーの陽子ビームを重金属ター
ゲットに照射して、核破砕反応により高密度の中性子を
発生させる中性子散乱施設は、入射エネルギーに対して
最も多くの中性子を発生させることができ、原子炉に比
べて設備が簡素である。
【0003】このため,中性子を利用する生命科学,物
質・材料研究,核物理,医療など多分野での利用を目的
として、欧州,米国,日本など世界的に大出力化した中
性子散乱施設の建設が計画されている。
【0004】核破砕反応を用いた中性子散乱施設に関す
る公知技術としては、例えば、現在、世界最高の160
kWの出力を持つ英国のラザフォード・アップルトン研
究所で稼働中のISISと呼ばれている施設がある。I
SISの施設安全評価については、ラザフォード・アッ
プルトン研究所から公表されている報告書、エス エヌ
エス ターゲット ステーション セーフティー ア
セスメント、エス エヌ エス ピー シー/ピー 6
/82、(1983年)(SNSTarget StationSafety As
sessment,SNSPC/P6/82(1983))で公
表されている。
【0005】この中で、液体水素減速材の漏洩に対処す
るシステムとその安全評価が以下のように示されてい
る。重金属ターゲットと減速材および反射体を内蔵した
圧力容器であるボイドベッセル内で、極低温減速材であ
る液体水素が漏洩して気化した場合、ボイドベッセル内
雰囲気ガスの圧力上昇は300ミリバール程度となるよ
うにボイドベッセル容積を決定しているので、ボイドベ
ッセルの健全性は保持される。
【0006】また、通常運転時のボイドベッセル内は、
95%ヘリウム−5%空気混合ガスで置換されているの
で、酸素濃度は1%程度である。水素ガスが燃焼するた
めに最低限必要な酸素濃度は5%であるので、ボイドベ
ッセル内で水素ガスは燃焼しない。水素ガスの爆発はさ
らに高濃度の酸素を必要とするので、もちろん起こり得
ない。ボイドベッセル内の水素は、ボイドベッセルの換
気系に設置された可燃性ガスの処理系で処理され、外部
へ放出される。
【0007】さらに、ボイドベッセル内へ漏洩した減速
材中に放射性物質を含んでいる場合には、ボイドベッセ
ルの換気系を遮断してボイドベッセル内にガスを保持す
ることにより放射能を減衰させた後、換気系のフィルタ
ーシステムを通してガスを外部に放出する。
【0008】以上のようなシステム構成により、放射性
物質を含んだ減速材がボイドベッセル内に漏洩しても、
安全に対処することができると述べられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】現在、建設が計画され
ているMWクラスの中性子散乱施設の場合、ターゲット
の核破砕反応で発生する放射線レベルは、出力比で概略
評価するとISISの約10倍であり、中性子利用者の
被ばく線量を低減するためには、ボイドベッセルを極力
小さくする必要がある。
【0010】すなわち、ボイドベッセルから中性子利用
者の位置まで中性子を導く中性子ビームラインの入口
(ボイドベッセル側)とターゲットとの距離が大きい
と、中性子ビームライン出口(利用者側)からターゲッ
トが直接覗けるようになり、放射線レベルが高くなる。
したがって、ISISのように減速材の漏洩対策として
大きなボイドベッセルを使用することはできず、ボイド
ベッセルはなるべく小さくして、中性子ビームライン出
口からターゲットが直接見えなくすることにより、利用
者の位置での放射線レベルを極力低減する必要がある。
【0011】小さなボイドベッセルを使用した場合、減
速材、特に液体水素の漏洩によるボイドベッセル内圧の
増加は、ボイドベッセルの構造強度の脅威となる。した
がって、液体水素減速材の急激な漏洩を想定した場合、
ボイドベッセル内圧を耐圧以下に抑制した上で、放射性
物質を含んだ可燃性ガスを処理することは、施設健全性
を確保するために重要な課題である。
【0012】本発明の目的は、液体水素減速材の急激な
漏洩時にも、ボイドベッセルの健全性を確保した上で、
漏洩ガスの処理を可能とする設備を備えた大出力中性子
散乱施設を実現することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,請求項1の発明は、高エネルギーの陽子ビームを重
金属ターゲットに照射して、重金属ターゲットの核破砕
反応で発生する高密度の中性子を、減速材で減速させて
使用する中性子散乱施設において、重金属ターゲットの
少なくとも一部と減速材ループの少なくとも一部を内蔵
し気密構造を有するボイドベッセルと、ボイドベッセル
内の雰囲気ガスをボイドベッセル外部へ導くベントライ
ンと、ベントラインを通してボイドベッセル外部へ導い
た雰囲気ガスを処理するガス処理系を備えたものであ
る。
【0014】同じく上記目的を達成するために、請求項
2の発明は、請求項1の中性子散乱施設において、ベン
トラインの途中にラプチャディスクを設けたものであ
る。
【0015】同じく上記目的を達成するために、請求項
3の発明は、請求項1の中性子散乱施設において、ガス
処理系に放射性物質除去用のフィルターを備えたもので
ある。
【0016】同じく上記目的を達成するために、請求項
4の発明は、請求項1の中性子散乱施設において、ガス
処理系に大気開放ラインを備えたガス貯留容器と、希釈
用ガス注入装置と、水素ガス濃度測定装置と、放射線測
定装置とを備えたものである。
【0017】同じく上記目的を達成するために、請求項
5の発明は、請求項4の中性子散乱施設において、ガス
処理系に排気塔及び点火器を設けたものである。
【0018】同じく上記目的を達成するために、請求項
6の発明は、請求項4の中性子散乱施設において、ガス
処理系に水素ガスの再結合器を設けたものである。
【0019】同じく上記目的を達成するために、請求項
7の発明は、請求項4の中性子散乱施設において、希釈
用ガスとして、窒素,水蒸気,ヘリウム,アルゴンのい
ずれかを使用したものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明による中性子散乱施
設について、各図を用いて詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の中性子散乱施設の第1実施
例を示す概略構成図である。密閉構造のボイドベッセル
4の内部に重金属ターゲットを内蔵したターゲット容器
2と減速材容器3、および反射体9が内蔵されている。
なお、この図には示していないが、重金属ターゲットの
冷却媒体と液体水素減速材は遮蔽体外部にあるそれぞれ
の冷却系との間で常時循環され、冷却されている。
【0022】加速器で高エネルギーに加速された陽子ビ
ームは陽子ビームライン1を通ってボイドベッセル4に
導かれ、ターゲット容器2に入射する。このときターゲ
ット容器2内の重金属が核破砕反応を起こし、多量の中
性子を発生する。発生した中性子は反射体9で漏洩量を
低減し、減速材容器3によって必要なエネルギーレベル
まで減速した後、この図には示されていない多数の中性
子ビームラインを通して利用者の位置まで導く。
【0023】ボイドベッセル4の周囲は厚い遮蔽体8で
覆われており、作業者の被曝量を低減している。遮蔽体
材料には、鉄とコンクリートを組み合わせて使用する。
【0024】中性子ビームラインを通してターゲット容
器2を直接覗くことによる放射線量の増加を防止するた
めに、ボイドベッセル4は可能な限り小型にしてある。
小型にすることにより、ターゲットに接近したところか
ら遮蔽体を設置することができ、必要な遮蔽体厚を薄く
することができるので、遮蔽体の物量低減上も有利であ
る。
【0025】ボイドベッセル4の内部は大気圧より若干
低い圧力のヘリウムガスで置換されており、空気の放射
線照射で生成する窒素酸化物やオゾンによる金属の腐食
と、核破砕反応で発生する水素の燃焼を防止している。
【0026】ヘリウムガスは循環ポンプ12により、常
時、ヘリウム循環ライン11を通って外部のガス処理系
へ循環されている。ヘリウム中の水素ガスを再結合器1
3により酸素と反応させて除去した後、熱交換器14で
冷却し、ヘリウム循環ライン15によりボイドベッセル
4に戻す。
【0027】熱交換器14には、二次冷却水16が供給
され、ここで加熱された二次冷却水は、図示していない
クーリングタワーなどに送られ、奪ってきた熱が最終的
には大気中に放出される。
【0028】ヘリウムガスを外部に放出する場合は、排
気ライン17から常用フィルタ18を用いて放射性物質
を除去した後、排気ブロワ19により排気塔20から排
気ガス21として排気する。
【0029】減速材容器3の破損などにより液体水素減
速材がボイドベッセル4内に急激に漏洩した場合、ボイ
ドベッセル4の内圧が急激に上昇し、上記ヘリウムガス
のガス処理系では対処できず、ボイドベッセル4の健全
性が脅かされる恐れがある。
【0030】ボイドベッセル4が破損した場合、放射性
物質と気化した水素を含んだガスが外部に漏洩し、被曝
と爆発の危険性が生じるので、このような事態は絶対に
避けなければならない。本発明によるガス処理系はこの
ような想定時に機能する。
【0031】まず、ボイドベッセル4には、一定圧力以
上で開放するラプチャディスク6を介在したベントライ
ン5が接続され、ボイドベッセル4内部で漏洩し気化し
た水素ガスを含む混合ガスをガス貯留容器22へと排気
できるようになっている。
【0032】ガス貯留容器22は、ボイドベッセル4内
に液体水素減速材が全量漏洩し気化しても、ボイドベッ
セル4の内圧が耐圧限度以下に抑えられるように十分な
容積を持っている。
【0033】ガス貯留容器22には、サンプリングライ
ン26,27,29,30を介して水素検出器28と放
射線検出器25が、また、希釈ガス注入ライン24を介
して希釈ガス供給系23が接続されている。
【0034】ベントライン7を通ってガス貯留容器22
に入ってきたボイドベッセル4内のガスは、希釈ガス注
入ライン24を通って希釈ガス供給系23から供給され
た希釈ガスで希釈され、水素検出器28で可燃限界濃度
以下であることを確認する。
【0035】希釈ガスとしては、窒素ガスや不活性ガス
のヘリウムおよびアルゴンなどをボンベから供給すれば
よい。希釈ガス供給系23として簡易ボイラから水蒸気
を供給すれば、燃焼抑制効果はさらに高まる。
【0036】放射線検出器25により放射性物質が検出
された場合には、ガス貯留容器22内にガスを保持する
ことにより放射能を減衰させた後、排気ライン31から
排気ブロワ32により、非常用フィルタ33を介して排
気塔20から排気ガス21として外部に放出する。
【0037】以上説明したように、本発明によれば、液
体水素減速材の急激な漏洩時にも、施設外部への放射能
の拡散を抑制した上で、ボイドベッセル4の減圧と水素
濃度の制御が可能となり、加圧や水素爆発によるボイド
ベッセル4の破損を防止して、施設の健全性確保と公衆
被曝量の低減を図ることができる。
【0038】図4は従来の中性子散乱施設を示す概略構
成図を示している。従来の中性子散乱施設でも、ボイド
ベッセル内部の雰囲気ガスをヘリウムで置換することに
より、空気の放射線照射による腐食性ガスの生成を防止
しており、第1実施例で示したものと同様なヘリウムの
ガス処理系が設けられている。
【0039】ボイドベッセル4内部で液体水素が漏洩し
て気化した場合にも、耐圧限界以下となるようにボイド
ベッセル容積を大きく取っているので、ボイドベッセル
4の健全性は保持される。漏洩ガスを含んだボイドベッ
セル4内雰囲気ガスは、上記常用ガス処理系で処理され
た後、排気ライン17を用いて排気ブロワ19により排
気塔20より施設外部へ排気される。
【0040】従来の陽子ビーム出力範囲では、このよう
に大きなボイドベッセル4を使用することにより、減速
材の漏洩にも対処できたが、現在、建設が計画されてい
る次世代のMWクラスの中性子散乱施設では、放射線遮
蔽の問題から同様な方法で対処することはできない。
【0041】図2は本発明の中性子散乱施設の第2実施
例を示す概略構成図である。本実施例の構成は、ベント
ライン7に接続されているガス処理系を除き、図1の第
1実施例で示したものと同じである。
【0042】第1実施例の場合は、ボイドベッセル4か
らベントライン7を通ってきた漏洩水素ガスを含んだガ
スの爆発防止対策として、希釈ガス供給系23から供給
された希釈ガスで可燃限界以下に希釈していた。
【0043】本実施例では、ベントライン7のガス処理
系には、ガス貯留容器22と排気ブロワ32との間に、
さらに水素ガスの再結合器34が設置されている。水素
ガスの爆発限界濃度は可燃限界濃度より高いため、爆発
限界以下まで希釈した可燃性水素ガスを再結合器34に
よって処理した後施設外部へ排気すれば、過剰に希釈す
ることなくかつ安全性を向上した排ガス処理が可能であ
る。
【0044】以上説明したように、本発明によれば、液
体水素減速材の急激な漏洩時にも、施設外部への放射能
の拡散を抑制した上で、ボイドベッセル4の減圧と水素
濃度のさらに安全な制御が可能となり、加圧や水素爆発
によるボイドベッセル4の破損を防止して、施設の健全
性確保と公衆被曝量の低減を図ることができる。
【0045】図3は本発明の中性子散乱施設の第3実施
例を示す概略構成図である。本実施例の構成は、排気ガ
スの燃焼処理系が排気塔20に設置されている点が、図
1の第1実施例で示したものと異なっている。
【0046】水素ガスを含む可燃性ガスは、排気塔20
の出口に設けられたガス混合器35によって空気と混合
され、点火器36によって点火して燃焼させた後、大気
へ放出する。
【0047】第1実施例と同様に、希釈ガス供給系23
によって希釈ガスを添加し、水素濃度を制御した後燃焼
処理すれば、図2の第2実施例と同様に、過剰に希釈す
ることなくかつ爆発防止上の安全性をさらに向上した排
ガス処理が可能である。
【0048】以上説明したように、本発明によれば、液
体水素減速材の急激な漏洩時にも、施設外部への放射能
の拡散を抑制した上で、ボイドベッセル4の減圧と水素
濃度のさらに安全な制御が可能となり、加圧や水素爆発
によるボイドベッセル4の破損を防止して、施設の健全
性確保と公衆被曝量の低減を図ることができる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、液体水素減速材の急激
な漏洩時にも、施設外部への放射能の拡散を抑制した上
で、ボイドベッセルの減圧と水素濃度の制御が可能とな
り、加圧や水素爆発によるボイドベッセルの破損を防止
して、施設の健全性確保と公衆被曝量の低減を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中性子散乱施設の第1実施例を示す概
略構成図。
【図2】本発明の中性子散乱施設の第2実施例を示す概
略構成図。
【図3】本発明の中性子散乱施設の第3実施例を示す概
略構成図。
【図4】従来の中性子散乱施設を示す概略構成図。
【符号の説明】
1…陽子ビームライン、2…ターゲット容器、3…減速
材容器、4…ボイドベッセル、5,7…ベントライン、
6…ラプチャディスク、7…サンプリング容器、8…遮
蔽体、9…反射体、10…ターゲット台車、11,15
…ヘリウム循環ライン、12…循環ポンプ、13…再結
合器、14…熱交換器、16…二次冷却水、17,31
…排気ライン、18…常用フィルタ、19,32…排気
ブロワ、20…排気塔、21…排気、22…ガス貯留容
器、23…希釈ガス供給系、24…希釈ガス注入ライ
ン、25…放射線検出器、26,27,29,30…サ
ンプリングライン、28…水素検出器、33…非常用フ
ィルタ、34…再結合器、35…ガス混合器、36…点
火器。
フロントページの続き (72)発明者 岡部 綾夫 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 小川 雪郎 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所原子力事業部内 (72)発明者 田川 久人 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高エネルギーの陽子ビームを重金属ターゲ
    ットに照射して、重金属ターゲットの核破砕反応で発生
    する高密度の中性子を、減速材で減速させて使用する中
    性子散乱施設において、重金属ターゲットの少なくとも
    一部と減速材ループの少なくとも一部を内蔵し気密構造
    を有するボイドベッセルと、ボイドベッセル内の雰囲気
    ガスをボイドベッセル外部へ導くベントラインと、ベン
    トラインを通してボイドベッセル外部へ導いた雰囲気ガ
    スを処理するガス処理系を備えていることを特徴とする
    中性子散乱施設。
  2. 【請求項2】請求項1の中性子散乱施設において、ベン
    トラインの途中にラプチャディスクを設けたことを特徴
    とする中性子散乱施設。
  3. 【請求項3】請求項1の中性子散乱施設において、ガス
    処理系に放射性物質除去用のフィルターを備えているこ
    とを特徴とする中性子散乱施設。
  4. 【請求項4】請求項1の中性子散乱施設において、ガス
    処理系に大気開放ラインを備えたガス貯留容器と、希釈
    用ガス注入装置と、水素ガス濃度測定装置と、放射線測
    定装置とを備えていることを特徴とする中性子散乱施
    設。
  5. 【請求項5】請求項4の中性子散乱施設において、ガス
    処理系に点火器を設けたことを特徴とする中性子散乱施
    設。
  6. 【請求項6】請求項4の中性子散乱施設において、ガス
    処理系に水素ガスの再結合器を設けたことを特徴とする
    中性子散乱施設。
  7. 【請求項7】請求項4の中性子散乱施設において、希釈
    用ガスとして、窒素,水蒸気,ヘリウム,アルゴンのい
    ずれかを使用することを特徴とする中性子散乱施設。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1398623A1 (de) * 2002-09-16 2004-03-17 Forschungszentrum Jülich Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Polarisationsanalyse bei Streuexperimenten mit Neutronen
JP2006047115A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 中性子発生装置及びターゲット、並びに中性子照射システム
JP2006116042A (ja) * 2004-10-21 2006-05-11 Iwatani Industrial Gases Corp 超電導磁石システムでの冷却装置

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