JP2001264424A - 高度推定装置及び高度推定方法 - Google Patents

高度推定装置及び高度推定方法

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JP2001264424A
JP2001264424A JP2000072730A JP2000072730A JP2001264424A JP 2001264424 A JP2001264424 A JP 2001264424A JP 2000072730 A JP2000072730 A JP 2000072730A JP 2000072730 A JP2000072730 A JP 2000072730A JP 2001264424 A JP2001264424 A JP 2001264424A
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road
calculated
moving object
road height
height
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JP2000072730A
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English (en)
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Takamitsu Okada
隆光 岡田
Shingo Tsujimichi
信吾 辻道
Yoshio Kosuge
義夫 小菅
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路監視用のセンサと走行車両を用いて道路
高を自動的に推定することにより、道路を占有すること
なくかつ人手をかけずに短時間で道路高データを得る高
度推定装置およびその方法を提供する。 【解決手段】 基準の平面に対する高低差を推定する高
度推定装置であって、移動体の画像を観測する画像観測
手段1と、画像観測手段により観測された移動体の画像
の注目位置を仮定された複数の道路高の候補に基づき2
次元直交座標に変換する座標変換手段2と、前サンプリ
ング時に観測された移動体の2次元直交座標上の位置に
基づき移動体の予測位置を算出する予測手段3と、予測
手段によって算出された予測位置と座標変換手段によっ
て変換された複数の道路高の候補に基づく2次元直交座
標上の移動体の観測位置から道路の高低差を算出する道
路高算出4手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高度推定装置お
よび推定方法に関し、特に例えば道路の高度を道路上を
移動する人、自転車、車両などの移動位置から推定する
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、例えば、”やさしいGPS測
量”、土屋・辻著、(社)日本測量学会、1991年に示
された従来の測量による水準儀を用いた高低差測定方法
を示す構成図であり、図において、20は水準儀、21
は第一の標尺、22は第二の標尺である。
【0003】次に高低差の測定方法について説明する。
高低差を測定したい道路上の2点にそれぞれ第一の標尺
21と第二の標尺22を垂直にセットする。水準儀20
を第一の標尺21と第二の標尺22の中間に水平を保っ
て設置し、第一の標尺21と第二の標尺22の目盛りを
読む。これらの目盛りの値をそれぞれ、a1およびa2
とすると、所望の高低差hはa1−a2となる。
【0004】上記のようにして、ある基準位置からの水
平距離と高低差を順次計測することにより、所望の道路
区間の相対高度データを取得することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の基準の平面に対
する道路の高低差(以後、道路高と呼ぶ)を計測する方法
は以上のように水準儀と標尺を用いて人手によりに行う
ので、計測には多大な労力を必要とした。また、計測の
際に道路を通行止めにするなど道路を占有する必要があ
った。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、道路監視用のセンサと走行車両を
用いて道路高を自動的に推定することにより、道路を占
有することなくかつ人手をかけずに短時間で道路高デー
タを得ることのできる道路高推定装置およびその方法、
またひいては道路に限られることのない一般の高度推定
装置およびその方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑み、この
発明は、基準の平面に対する高低差を推定する高度推定
装置であって、対象領域上に移動体を走らせ、観測され
た移動体の位置を仮定された複数の高さの候補に基づき
2次元直交座標に変換し、この2次元直交座標上のその
前に観測された移動体の位置に基づく移動体の予測位置
と上記観測位置から道路の高低差を算出することを特徴
とする高度推定装置にある。
【0008】また、上記高度推定装置が道路高推定装置
であって、移動体の画像を観測する画像観測手段と、画
像観測手段により観測された移動体の画像の注目位置を
仮定された複数の道路高の候補に基づき2次元直交座標
に変換する座標変換手段と、前サンプリング時に観測さ
れた移動体の2次元直交座標上の位置に基づき移動体の
予測位置を算出する予測手段と、予測手段によって算出
された予測位置と座標変換手段によって変換された複数
の道路高の候補に基づく2次元直交座標上の移動体の観
測位置から道路の高低差を算出する道路高算出手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の高度推定装
置にある。
【0009】また、上記高度推定装置が道路高推定装置
であって、移動体の距離と方位角を観測する観測手段
と、観測手段により観測された移動体の距離と方位角を
仮定された複数の道路高の候補に基づき2次元直交座標
に変換する座標変換手段と、前サンプリング時に観測さ
れた移動体の2次元直交座標上の位置に基づき移動体の
予測位置を算出する予測手段と、予測手段によって算出
された予測位置と座標変換手段によって変換された複数
の道路高の候補に基づく2次元直交座標上の移動体の観
測位置から道路の高低差を算出する道路高算出手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の高度推定装
置にある。
【0010】また、道路高算出手段によって算出された
道路高に基づく移動体の2次元直交座標上の位置と予測
手段により算出された前サンプリング時の予測位置から
移動体の位置の平滑値を算出する平滑手段を設け、予測
手段は平滑手段の算出する平滑値によって予測位置を算
出することを特徴とする請求項2または3に記載の高度
推定装置にある。
【0011】また、移動体の距離変化率を観測する距離
変化率観測手段と、距離変化率観測手段により観測され
た移動体の距離変化率を道路高算出手段によって算出さ
れた道路高に基づく移動体の速度に変換する速度算出手
段とを設け、平滑手段は道路高算出手段によって算出さ
れた道路高に基づく移動体の2次元直交座標上の位置と
速度算出手段によって算出された移動体の速度と予測手
段により算出された前サンプリング時の予測位置から移
動体の位置の平滑値を算出することを特徴とする請求項
4に記載の高度推定装置にある。
【0012】また、基準の平面に対する高低差を推定す
る高度推定方法であって、対象領域上に移動体を走ら
せ、観測された移動体の位置を仮定された複数の高さの
候補に基づき2次元直交座標に変換し、この2次元直交
座標上のその前に観測された移動体の位置に基づく移動
体の予測位置と上記観測位置から道路の高低差を算出す
ることを特徴とする高度推定方法にある。
【0013】また、上記高度推定方法が道路高推定方法
であって、移動体の画像を観測する画像観測ステップ
と、画像観測ステップにより観測された移動体の画像の
注目位置を仮定された複数の道路高の候補に基づき2次
元直交座標に変換する座標変換ステップと、前サンプリ
ング時に観測された移動体の2次元直交座標上の位置に
基づき移動体の予測位置を算出する予測ステップと、予
測ステップによって算出された予測位置と座標変換ステ
ップによって変換された複数の道路高の候補に基づく2
次元直交座標上の移動体の観測位置から道路の高低差を
算出する道路高算出ステップと、を設けたことを特徴と
する請求項6に記載の高度推定方法にある。
【0014】また、上記高度推定方法が道路高推定方法
であって、移動体の距離と方位角を観測する観測ステッ
プと、観測ステップにより観測された移動体の距離と方
位角を仮定された複数の道路高の候補に基づき2次元直
交座標に変換する座標変換ステップと、前サンプリング
時に観測された移動体の2次元直交座標上の位置に基づ
き移動体の予測位置を算出する予測ステップと、予測ス
テップによって算出された予測位置と座標変換ステップ
によって変換された複数の道路高の候補に基づく2次元
直交座標上の移動体の観測位置から道路の高低差を算出
する道路高算出ステップと、を設けたことを特徴とする
請求項6に記載の高度推定方法にある。
【0015】また、道路高算出ステップによって算出さ
れた道路高に基づく移動体の2次元直交座標上の位置と
予測ステップにより算出された前サンプリング時の予測
位置から移動体の位置の平滑値を算出する平滑ステップ
を設け、予測ステップは平滑ステップの算出する平滑値
によって予測位置を算出することを特徴とする請求項7
または8に記載の高度推定方法にある。
【0016】また、移動体の距離変化率を観測する距離
変化率観測ステップと、距離変化率観測ステップにより
観測された移動体の距離変化率を道路高算出ステップに
よって算出された道路高に基づく移動体の速度に変換す
る速度算出ステップとを設け、平滑ステップは道路高算
出ステップによって算出された道路高に基づく移動体の
2次元直交座標上の位置と速度算出ステップによって算
出された移動体の速度と予測ステップにより算出された
前サンプリング時の予測位置から移動体の位置の平滑値
を算出することを特徴とする請求項9に記載の高度推定
方法にある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の高度推定装置お
よびその方法の各実施の形態を、道路高推定装置の場合
を例に挙げて図面に従って説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による道
路高推定装置を示す構成図であり、図において、1は画
像センサ観測座標系で車両の位置(スクリーン上の位置)
を検出する画像センサ装置、2は画像センサ装置1で観
測された画像センサ観測座標における車両の位置と、道
路高設定器5で設定された複数道路高を用いて、各道路
高を仮定した場合の道路座標の位置観測ベクトルを算出
するスクリーン座標変換器である。
【0018】3は平滑器9で算出した平滑ベクトルから
等速直線運動モデルに基づき予測ベクトルを算出する予
測器、4は予測器3で算出した予測ベクトルと、スクリ
ーン座標変換器2で算出した複数道路高を仮定した場合
の道路座標の位置観測ベクトルとを用いて予測位置を算
出し、予測位置とその前後の位置観測ベクトルとを用い
て道路高を算出する道路高算出器、5は道路高算出器4
で算出した道路高を基準に等間隔に複数の道路高を設定
する道路高設定器、6は道路高設定器5で設定された道
路高を1サンプリング時間だけ遅延する第1の遅延回路
である。
【0019】7は平滑誤差評価器11で算出された平滑
誤差共分散行列と、予め設定された駆動雑音共分散行列
とを用いて予測誤差共分散行列を算出する予測誤差評価
器、8は予測誤差評価器7で算出された予測誤差共分散
行列と、予め設定された画像センサ装置1の観測諸元の
観測雑音共分散行列とを用いて、ゲイン行列を算出する
ゲイン行列算出器である。
【0020】9はスクリーン座標変換器2で算出された
推定道路高における道路座標の位置観測ベクトルと、ゲ
イン行列算出器8で算出されたゲイン行列と、予測器3
で算出された予測ベクトルを用いて平滑ベクトルを算出
する平滑器、10は平滑器9で算出された平滑ベクトル
を1サンプリング時間だけ遅延する第2の遅延回路、1
1はゲイン行列算出器8で算出されたゲイン行列と、予
測誤差評価器7で算出された予測誤差共分散行列を用い
て平滑誤差共分散行列を算出する平滑誤差評価器、そし
て12は平滑誤差評価器11で算出した平滑誤差共分散
行列を1サンプリング時間だけ遅延する第3の遅延回路
である。
【0021】また、図2はこの発明の実施の形態1によ
る道路高推定装置の動作を示すフローチャートである。
【0022】次に動作について説明する。最初に、この
実施の形態1による道路高推定装置の動作原理を説明す
る。画像センサ装置1は道路上に設置され、道路を走行
する車両を観測する。この様子を図3に示す。センサ設
置地点付近の道路脇を原点とし、道路交差方向をx軸、
道路に沿った方向をz軸、鉛直上向きをy軸の正とする
o−xyz直交座標系を基準座標系とする。基準座標系
における画像センサ装置1の取り付け位置は(xc,h
c,zc)とする。
【0023】図4及び図5に示すように、画像センサ装
置1の焦点を原点o(c)とし、画像センサ装置1の前方
をz(c)軸正の方向、左手をx(c)軸正の方向、鉛直上方
をy (c)軸正の方向とする座標系o(c)−x(c)(c)
(c)を画像センサ座標系とする。画像センサ装置1はy
軸回りにα(z軸正の方向より反時計回りを正とする)だ
け傾き、更にx(c)軸回りにβ(y軸正の方向より下方を
負とする)だけ傾いているものとする。
【0024】図6に示すように、画像センサ装置1はス
クリーン面上に定義された2次元直交座標系o(s)−x
(s)(s)にて車両を観測する。これを画像センサ観測座
標系とする。この際、画像センサ装置1の焦点位置はo
(c)であり、フォーカス距離をf(>0)とすると、画像
センサ観測座標系o(s)−x(s)(s)は画像センサ座標
系のx(c)−y(c)平面をz(c)軸の正の方向へfだけ平
行移動した座標系となる。ピクセルサイズをkとする
と、画像センサ観測座標系と画像センサ座標系の関係は
式(1)で表される。従って、カメラの倍率をsとする
と、画像センサ座標系における車両の位置は式(2)とな
る。また、これを基準座標系で表すと式(3)となる。
【0025】
【数1】
【0026】ここで、車両の位置における道路の高さを
hとすると、式(4)とおけるので、倍率sは式(5)で表
される。式(5)を式(3)に代入して式(6)及び式(7)を
得る。すなわち、画像センサ観測座標系で観測された車
両の画像の検出位置は、道路の高さhを用いて、式(6)
及び式(7)によりx−z平面(以後、道路座標と呼ぶ)に
変換される。
【0027】
【数2】
【0028】次に、車両が短いサンプリング時間間隔に
おいて等速直線運動をしているものとして、車両の運動
モデルを式(8)に示す。ここで、 kは時刻tk(以後、
時刻tkと呼ぶ)における車両の運動諸元の真値を表す状
態ベクトルであり、道路座標における車両の位置ベクト
ルを式(9)、速度ベクトルを式(10)とすると、車両の
状態ベクトルは式(11)で表される。なお、 Tはベク
トルの転置ベクトルを表す。
【0029】
【数3】
【0030】ここで、Φk-1は時刻tk-1よりtkへの状
態ベクトル kの推移行列であり、式(12)で表され
る。また、 kは時刻tkにおける駆動雑音ベクトルであ
り、Γ1(k)は時刻tkにおける駆動雑音ベクトルの変換
行列であり、車両の運動モデルを等速直線運動と仮定す
ることによる打ち切り誤差項をΓ1(k−1) k-1とみれ
ば、 kは加速度ベクトル相当であり、Γ1(k−1)は式
(13)で表される。なお、Inはn行n列の単位行列で
ある。
【0031】
【数4】
【0032】また、Eを平均を表す記号とすると、 k
は平均の2次元正規分布白色雑音であり、式(14)及
び(15)とする。ただし、は零ベクトルであり、Qk
は時刻tkにおける駆動雑音共分散行列である。
【0033】
【数5】
【0034】次に、車両の位置ベクトルが時刻tkに画
像センサ装置1より観測される場合の画像センサ装置1
の観測モデルを式(16)とする。ここで、 kは式(6)
及び式(7)を用いて変換した時刻tkにおける画像セン
サ装置1の道路座標における観測ベクトルであり式(1
7)で表される。H1は時刻tkにおける画像センサ装置
1の観測行列であり式(18)で表される。
【0035】また、 k 1は時刻tkにおける画像センサ
装置1の観測雑音ベクトルであり、平均の2次元正規
分布白色雑音で、式(19)及び(20)で表される。な
お、R k 1は時刻tkにおける画像センサ装置1の観測諸
元の観測雑音共分散行列である。また、Γ2 1(k)は画像
センサ観測座標系より道路座標系への観測雑音ベクトル
の変換行列であり、式(21)で表される。
【0036】
【数6】
【0037】次に、画像センサ装置1により観測された
時刻tk-1までの観測ベクトルZk-1が得られているとき
の、時刻tkにおける kの予測ベクトルを k「ハッ
ト」(−)、予測誤差共分散行列をPk(−)とすると、そ
れぞれ条件付平均ベクトル、条件付共分散行列で定義さ
れ、式(22)及び式(23)で表される。また、予測位置
k(−)は式(24)で表される。ここで、 k「ハット」
(+)及びPk(+)はそれぞれ前時刻tk-1の平滑ベクトル
及び平滑誤差共分散行列である。
【0038】
【数7】
【0039】次に、時刻tkにおいて、画像センサ装置
1により観測された車両の位置ベクトルを用いて車両の
平滑ベクトルを算出する平滑処理について述べる。ゲイ
ン行列Kk、平滑ベクトル k「ハット」(+)及び平滑誤
差共分散行列Pk(+)はカルマンフィルタの理論によ
り、式(25)〜(27)で与えられる。
【0040】
【数8】
【0041】次に、道路を走行している車両を画像セン
サ装置1で観測することにより、道路高を推定する方法
について述べる。図7は、水平道路面を走行している状
態から下り坂にさしかかった1台の車両を画像センサで
観測している様子を側面から見た図である。いま、前サ
ンプリング時刻tk-1に推定した道路高h「ハット」(k
−1)を基準に等間隔に設定された複数の道路高をh
1(k−1),h2(k−1),・・・,hj-1(k−1),hj
(k−1),hj+1(k−1),・・・とする。
【0042】時刻tkにおける真の車両の位置をUk、予
測位置をU'kとする。時刻tkにおける車両の予測位置
U'kの道路座標 k(−)は式(24)により算出できる。
下り坂はなだらかで、サンプル時刻間隔tk−tk-1は十
分短いものとすると、式(28)とみなすことができる。
【0043】
【数9】
【0044】従って、真の車両の位置Ukと予測位置U'
kの道路座標は等しく、 k(−)であるとみなすことがで
きる。複数の道路高各々を仮定した場合の道路座標にお
ける車両の位置観測ベクトルと予測位置 k(−)を比較
した結果、図7に示すように k(−)が k[h=hj(k
−1)]と k[h=hj+1(k−1)]の間にあるとする。こ
こで、 k[h=hi(k)] (i=1,2,・・・)は道路高h
i(k)における車両の位置観測ベクトルである。
【0045】時刻tkにおける道路高の推定値をh「ハ
ット」(k)とし、また、式(29)〜式(32)とおくと、
幾何学的関係から式(33)が成り立つ。従って、時刻t
kにおける道路高の推定値h「ハット」(k)は式(34)
にて算出できる。これは、道路が上り坂になっている場
合も同様である。なお、次のサンプリング時刻における
複数道路高は現サンプリング時刻の推定値h「ハット」
(k)を基準に等間隔に設定し直す。このようにして、道
路座標における車両の位置と基準平面に対する道路高を
逐次推定する。
【0046】
【数10】
【0047】次にこの発明の道路高推定装置の動作を具
体的に説明する。なお、カルマンフィルタを目標追尾装
置に通常適用する場合と同様にして、初期値 0「ハッ
ト」(+)、P0(+)は別途定まっているとする。
【0048】画像センサ装置1では、画像センサ観測座
標系で車両の位置(スクリーン上の位置)を検出し、その
結果をスクリーン座標変換器2に出力する(ステップS
T1)。スクリーン座標変換器2では、画像センサ装置
1から車両のスクリーン上の位置と、道路高設定器5の
出力する複数道路高を第1の遅延回路6を介して入力
し、各道路高を仮定した場合の道路座標の位置観測ベク
トル k[h=hi(k−1)](i=1,2,・・・)を式(6)およ
び式(7)に従い算出する(ステップST2)。
【0049】予測器3では、平滑器9の出力する平滑ベ
クトル k「ハット」(+)を第2の遅延回路10を介し
て入力し、予測ベクトル k「ハット」(−)を式(22)
に従い算出して平滑器9に出力し、また、予測位置 k
「ハット」(−)を式(24)に従い算出して道路高算出器
4に出力する(ステップST3)。道路高算出器4では、
予測器3の出力する予測位置 k「ハット」(−)と、ス
クリーン座標変換器2の出力する複数道路高を仮定した
場合の道路座標の位置観測ベクトル k[h=hi(k−
1)] (i=1,2,・・・)を入力して、道路高の推定値h
「ハット」(k)を予測位置 k「ハット」(−)と、その
前後の位置観測ベクトルとを用いて式(34)に従い算出
する(ステップST4)。
【0050】道路高設定器5では、道路高算出器4の出
力する道路高の推定値h「ハット」(k)を基準とする複
数の道路高hi(k) (i=1,2,・・・)を等間隔に設定する
(ステップST5)。道路高算出器4が道路高の推定値h
「ハット」(k)を算出すると、スクリーン座標変換器2
では、道路高算出器4から道路高の推定値h「ハット」
(k)を入力し、画像センサ装置1より入力した車両のス
クリーン上の位置を道路高の推定値h「ハット」(k)を
道路高とした場合の道路座標の位置観測ベクトル k[h
=h「ハット」(k)]に変換して平滑器9へ出力する(ス
テップST6)。
【0051】予測誤差評価器7では、平滑誤差評価器1
1の出力する平滑誤差共分散行列P k(+)を第3の遅延
回路12を介して入力し、予め設定された駆動雑音共分
散行列Qkを用いて、予測誤差共分散行列Pk(−)を式
(23)に従い算出する(ステップST7)。ゲイン行列算
出器8では、予測誤差評価器7の出力する予測誤差共分
散行列P k(−)と、予め設定された画像センサ装置1の
観測雑音共分散行列Rk 1を用いて、ゲイン行列Kkを式
(25)に従い算出する(ステップST8)。
【0052】平滑器9では、スクリーン座標変換器2の
出力する道路高推定値h「ハット」(k)における位置観
測ベクトル k[h=h「ハット」(k)]と、ゲイン行列
算出器8の出力するゲイン行列Kkと、予測器3の出力
する予測ベクトル k「ハット」(−)を入力し、平滑ベ
クトル k「ハット」(+)を式(26)に従い算出する(ス
テップST9)。平滑誤差評価器11では、ゲイン行列
算出器8の出力するゲイン行列Kkと、予測誤差評価器
7の出力する予測誤差共分散行列Pk(−)を入力し、平
滑誤差共分散行列Pk(+)を式(27)に従い算出する(ス
テップST10)。
【0053】以上、所望の道路範囲の道路高が推定され
るまでこの一連の処理をくり返す。
【0054】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、画像センサ装置にて走行する車両を観測する
ことにより逐次的に道路高を推定することができるた
め、道路高を短時間で推定することができる。また、測
量で道路高を測定する場合のように、道路を占有する必
要がない。
【0055】なお、この発明は一般の道路以外の地表の
高度を推定する場合にも適用可能である。また、各サン
プリング間の車両の速度ベクトル kが既知の場合に
は、予測誤差評価器7から第3の遅延回路12までの処
理は行わずに、予測器3において、車両の速度ベクトル
kを用いて式(35)により予測位置を算出するように
してもよい。
【0056】
【数11】
【0057】実施の形態2.図8はこの発明の実施の形
態2による道路高推定装置を示す構成図であり、図にお
いて、3〜7、9〜12は実施の形態1と同じである。
13は車両の距離及び方位角を観測するレーダ装置、1
4はレーダ装置13で観測された車両の距離及び方位角
と、道路高設定器5で設定された複数道路高を用いて、
各道路高を仮定した場合の道路座標の位置観測ベクトル
を算出する極座標変換器、15は予測誤差評価器7で算
出された予測誤差共分散行列と、予め設定されたレーダ
装置13の観測諸元の観測雑音共分散行列とを用いて、
ゲイン行列を算出するレーダゲイン行列算出器である。
なお、この実施の形態2による道路高推定装置の動作を
示すフローチャートは省略するが、概略的流れは図2に
示した実施の形態1のものに同じである。
【0058】次に動作について説明する。最初に、この
実施の形態2による道路高推定装置の動作原理を説明す
る。レーダ装置13は実施の形態1の画像センサ装置と
同様に道路上に設置され、道路を走行する車両を観測す
る。図3のo−xyz直交座標系を基準座標系とし、o
−xy直交座標系を道路座標系とする。基準座標系にお
けるレーダ装置13の取り付け位置は(xr,hr,z
r)とする。
【0059】図9に示すように、レーダを原点とするレ
ーダ座標系をo(r)−x(r)(r)( r)とする。レーダの
アンテナはy軸回りにγ(z軸の方向より反時計回りを
正とする)だけ傾いて設置されているものとする。レー
ダは、車両の方位角Az(z(r)軸の方向より反時計回り
を正とする)、距離Rを観測するものとする。レーダ観
測座標を図10に示す。図9および図10より、式(3
6)及び式(37)の関係がある。ここで、hは車両位置
における道路面の高さである。これらをxおよびzにつ
いて解くと式(38)及び式(39)を得る。
【0060】
【数12】
【0061】車両の運動モデルは、実施の形態1と同様
に、式(8)で表されるものとする。
【0062】次に、時刻tkに車両の位置ベクトルがレ
ーダ装置13より観測される場合の観測モデルを式(4
0)とする。ここで、 kは式(38)及び式(39)を用い
て変換した、時刻tkにおけるレーダ装置13の道路座
標における車両の位置観測ベクトルであり式(41)で表
される。H2はレーダ装置13の観測行列であり、式(4
2)で表される。
【0063】また、 k 2は時刻tkにおけるレーダ装置
13の観測雑音ベクトルであり、平均の2次元正規分
布白色雑音で、式(43)及び(44)で表される。なお、
k 2は時刻tkにおけるレーダ装置13の観測諸元の観
測雑音共分散行列である。また、Γ2 2(k)はレーダ観測
座標系より道路座標系への観測雑音ベクトルの変換行列
であり、式(45)で表される。
【0064】
【数13】
【0065】次に、レーダ装置13により観測された時
刻tk-1までの観測ベクトルZk-1 2が得られているとき
の、時刻tkにおける kの予測ベクトルを k 2「ハッ
ト」(−)、予測誤差共分散行列をPk 2(−)とすると、そ
れぞれ条件付平均ベクトル、条件付共分散行列で定義さ
れ、式(46)及び式(47)で表される。また、観測ベク
トルの予測位置を k 2(−)とすると式(48)で表され
る。ここで、 k 2「ハット」(+)及びPk 2(+)はそれぞ
れ前時刻tk-1の平滑ベクトル及び平滑誤差共分散行列
である。
【0066】
【数14】
【0067】次に、時刻tkにおいてレーダ装置13に
より観測された車両の位置ベクトルを用いて車両の平滑
ベクトルを算出する平滑処理について述べる。ゲイン行
列K k 2、平滑ベクトル k 2「ハット」(+)及び平滑誤差
共分散行列Pk 2(+)はカルマンフィルタの理論により、
式(49)〜(51)で与えられる。
【0068】
【数15】
【0069】道路を走行している車両をレーダ装置13
で観測することにより、道路高を推定する方法は実施の
形態1と同様である。ただし、時刻tkにおける車両の
予測位置U'kの道路座標は k 2(−)であり、 k 2(−)
k 2[h=hj(k−1)]と k 2[h=hj+1(k−1)]の
間にあるとする。ここで、 k 2[h=hi(k)] (i=1,2,
・・・)は道路高hi(k)における車両の位置観測ベクト
ルである。従って、時刻tkにおける道路高の推定値h
「ハット」(k)は式(52)を用いて算出する。
【0070】
【数16】
【0071】次にこの発明の道路高推定装置の動作を具
体的に説明する。なお、カルマンフィルタを目標追尾装
置に通常適用する場合と同様にして、初期値値 0 2「ハ
ット」(+)、P0 2(+)は別途定まっているとする。
【0072】レーダ装置13では、レーダ観測座標系で
車両の距離及び方位角を検出し、その結果を極座標変換
器14に出力する。極座標変換器14では、レーダ装置
13から車両の距離及び方位角を入力し、道路高設定器
5で設定した複数道路高を第1の遅延回路6を介して入
力し、各道路高を仮定した場合の道路座標の位置観測ベ
クトル k 2[h=hi(k−1)] (i=1,2,・・・)を式(3
8)および式(39)に従い算出する。
【0073】予測器3では、平滑器9の出力する平滑ベ
クトル k 2「ハット」(+)を第2の遅延回路10を介し
て入力し、予測ベクトル k 2「ハット」(−)を式(46)
に従い算出して平滑器9に出力し、また、予測位置 k 2
「ハット」(−)を式(48)に従い算出して道路高算出器
4に出力する。道路高算出器4では、予測器3の出力す
る予測位置 k 2「ハット」(−)と、極座標変換器14の
出力する複数道路高を仮定した場合の道路座標の位置観
測ベクトル k 2[h=hi(k−1)] (i=1,2,・・・)を入
力して、道路高の推定値h「ハット」(k)を予測位置
k 2「ハット」(−)と、その前後の位置観測ベクトルとを
用いて式(52)に従い算出する。
【0074】道路高設定器5では、道路高算出器4の出
力する道路高の推定値h「ハット」(k)を基準とする複
数の道路高hi(k) (i=1,2,・・・)を等間隔に設定す
る。道路高算出器4が道路高の推定値h「ハット」(k)
を算出すると、極座標変換器14では、道路高算出器4
から道路高の推定値h「ハット」(k)を入力し、前回レ
ーダ装置13より入力した車両の距離及び方位角を道路
高の推定値h「ハット」(k)を道路高とした場合の道路
座標の位置観測ベクトル k 2[h=h「ハット」(k)]に
変換して平滑器9へ出力する。
【0075】予測誤差評価器7では、平滑誤差評価器1
1の出力する平滑誤差共分散行列P k 2(+)を第3の遅延
回路12を介して入力し、予め設定された駆動雑音共分
散行列Qkを用いて、予測誤差共分散行列Pk 2(−)を式
(47)に従い算出する。レーダゲイン行列算出器15で
は、予測誤差評価器7の出力する予測誤差共分散行列P
k 2(−)と、予め設定されたレーダ装置13の観測諸元の
観測雑音共分散行列Rk 2を用いて、ゲイン行列Kk 2を式
(49)に従い算出する。
【0076】平滑器9では、極座標変換器14の出力す
る道路高推定値h「ハット」(k)における位置観測ベク
トル k 2[h=h「ハット」(k)]と、レーダゲイン行列
算出器15の出力するゲイン行列Kk 2と、予測器3の出
力する予測ベクトル k 2「ハット」(−)を入力し、平滑
ベクトル k 2「ハット」(+)を式(50)に従い算出す
る。平滑誤差評価器11では、ゲイン行列算出器8の出
力するゲイン行列Kk 2と、予測誤差評価器7の出力する
予測誤差共分散行列Pk 2(−)を入力し、平滑誤差共分散
行列Pk 2(+)を式(51)に従い算出する。
【0077】以上、所望の道路範囲の道路高が推定され
るまでこの一連の処理をくり返す。
【0078】以上で明らかなように、この実施の形態2
によれば、レーダ装置にて走行する車両を観測すること
により逐次的に道路高を推定することができるため、道
路高を短時間で推定することができる。また、測量で道
路高を測定する場合のように、道路を占有する必要がな
い。
【0079】なお、この発明は一般の道路以外の地表の
高度を推定する場合にも適用可能である。また、レーダ
装置の代わりにレーザー装置などの位置計測センサを用
いても同様の効果が得られる。また、各サンプリング間
の車両の速度ベクトル kが既知の場合には、予測誤差
評価器7から第3の遅延回路12までの処理は行わず
に、予測器3において、車両の速度ベクトル kを用い
て式(35)と同じように予測位置を算出するようにして
もよい。
【0080】実施の形態3.図11はこの発明の実施の
形態3による道路高推定装置を示す構成図であり、図に
おいて、1〜7、10〜12は実施の形態1と同じであ
る。16は車両の距離、方位角及び距離変化率を観測す
る測速度レーダ装置、17は測速度レーダ装置16の出
力する距離、方位角及び距離変化率と、道路高算出器4
の出力する推定道路高を用いて推定道路高における車両
の速度を算出する速度算出器である。
【0081】18は予測誤差評価器7で算出された予測
誤差共分散行列と、予め設定された画像センサ装置1の
観測雑音共分散行列と、予め設定された測速度レーダの
観測諸元の距離変化率の観測誤差共分散行列を用いて、
ゲイン行列を算出する位置と速度によるゲイン行列算出
器、19は座標変換器2で算出された推定道路高におけ
る道路座標の位置観測ベクトルと、速度算出器17で算
出された推定道路高における車両の速度と、位置と速度
によるゲイン行列算出器18で算出されたゲイン行列
と、予測器3で算出された予測ベクトルを用いて平滑ベ
クトルを算出する位置と速度による平滑器である。な
お、この実施の形態3による道路高推定装置の動作を示
すフローチャートは省略するが、概略的流れは図2に示
したものに類似する。
【0082】次に動作について説明する。最初に、この
実施の形態3による道路高推定装置の動作原理を説明す
る。画像センサ装置1及び測速度レーダ装置16は道路
上に設置され(図3および図12参照)、道路を走行する
車両を観測する。実施の形態1と同様に、図3のo−x
yz直交座標系を基準座標系とし、o−xy直交座標系
を道路座標系とする。基準座標系における画像センサ装
置1および測速度レーダ装置16の取り付け位置は、そ
れぞれ(xc,hc,zc)および(xr,hr,zr)と
する。画像センサ装置1の観測座標系と道路座標との関
係は、実施の形態1と同様に、式(6)及び式(7)により
得られる。
【0083】測速度レーダ装置16の観測座標系は実施
の形態2におけるレーダ装置13と同様に、図9及び図
10に示すように配置され、車両の方位角Az(z(r)
の方向より反時計回りを正とする)、距離R、距離変化
率R「ドット」を観測する。時刻tkにおける車両の方
位角をAzk、距離距離変化率をそれぞれRk、Rk「ドッ
ト」、道路高をhとし、車両は道路をz軸方向に速度v
kで直進しているものとすると、速度vkは図9と図12
の関係から式(53)で表される。
【0084】
【数17】
【0085】車両の運動モデルは、実施の形態1と同様
に、式(8)で表されるものとする。
【0086】次に、時刻tkに車両の位置ベクトルが画
像センサ装置1より観測され、同時刻に車両の速度が測
速度レーダ装置16より観測される場合の観測モデルを
式(54)とする。ここで、 k 3は式(6)及び式(7)を用
いて変換した画像センサ装置1による道路座標における
車両の観測位置(xo(k),zo(k))と、式(53)によっ
て変換した測速度レーダ装置16による車両の観測速度
o(k)から成るベクトルであり式(55)で表される。
3は画像センサ装置1および測速度レーダ装置16の
観測行列であり、式(56)で表される。
【0087】また、 k 3は時刻tkにおける画像センサ
装置1の観測諸元と測速度レーダ装置16で観測される
距離変化率の観測雑音ベクトルであり、平均の3次元
正規分布白色雑音で、式(57)及び(58)で表される。
なお、Rk 3は時刻tkにおける画像センサ装置1の観測
諸元と測速度レーダ装置16で観測される距離変化率の
観測雑音共分散行列である。また、Γ2 3(k)は画像セン
サ観測座標系とレーダ観測座標系より道路座標系への観
測雑音ベクトルの変換行列であり、式(59)で表され
る。
【0088】
【数18】
【0089】次に、画像センサ装置1と測速度レーダ装
置16により観測された時刻tk-1までの観測ベクトル
k-1 3が得られているときの、時刻tkにおける kの予
測ベクトルを k 3「ハット」(−)、予測誤差共分散行列
をPk 3(−)とすると、それぞれ条件付平均ベクトル、条
件付共分散行列で定義され、式(60)及び式(61)で表
される。また、観測ベクトルの予測値を k 3(−)とする
と式(62)で表される。ここで、 k 3「ハット」(+)及
びPk 3(+)はそれぞれ前時刻tk-1の平滑ベクトル及び
平滑誤差共分散行列である。
【0090】
【数19】
【0091】次に、時刻tkにおいて、画像センサ装置
1と測速度レーダ装置16により観測された車両の位置
及び速度を用いて車両の平滑ベクトルを算出する平滑処
理について述べる。ゲイン行列Kk 3、平滑ベクトル k 3
「ハット」(+)及び平滑誤差共分散行列Pk 3(+)はカル
マンフィルタの理論により、式(63)〜(65)で与えら
れる。
【0092】
【数20】
【0093】道路を直進している車両を画像センサ装置
1および測速度レーダ装置16で観測することにより、
道路高を推定する方法は実施の形態1と同様である。た
だし、時刻tkにおける車両の予測位置U'kの道路座標
k 4(−)であり、 k 4(−)は k 4[h=hj(k−1)]
k 4[h=hj+1(k−1)]の間にあるとする。ここ
で、 k 4(−)は観測ベクトルの予測値 k 3(−)の位置の
要素を取り出した位置予測ベクトルであり、式(66)よ
り算出する。同様に、 k 4は車両の観測ベクトル k 3
位置の要素を取り出した位置観測ベクトルであり、式
(67)より算出する。また、 k 4[h=hi(k)] (i=1,
2,・・・)は道路高hi(k)における車両の位置観測ベク
トルである。従って、時刻tkにおける道路高の推定値
h「ハット」(k)は式(68)を用いて算出する。
【0094】
【数21】
【0095】次にこの発明の道路高推定装置の動作を具
体的に説明する。なお、カルマンフィルタを目標追尾装
置に通常適用する場合と同様にして、初期値 0 3「ハッ
ト」(+)、P0 3(+)は別途定まっているとする。
【0096】画像センサ装置1では、画像センサ観測座
標系で車両の位置(スクリーン上の位置)を検出し、その
結果を座標変換器2に出力する。座標変換器2では、画
像センサ装置1から車両のスクリーン上の位置と、道路
高設定器5の出力する複数道路高を第1の遅延回路6を
介して入力し、各道路高を仮定した場合の道路座標の位
置観測ベクトル k 4[h=hi(k)] (i=1,2,・・・)を式
(6)及び式(7)に従い算出する。
【0097】一方、測速度レーダ装置16では、レーダ
観測座標系で車両の距離、方位角、距離変化率を検出
し、その結果を速度算出器17に出力する。
【0098】予測器3では、位置と速度による平滑器1
9の出力する平滑ベクトル k 3「ハット」(+)を第2の
遅延回路10を介して入力し、予測ベクトル k 3「ハッ
ト」(−)を式(60)に従い算出して位置と速度による平
滑器19に出力し、また、予測位置 k 4(−)を式(62)
及び式(66)に従い算出し、道路高算出器4に出力す
る。道路高算出器4では、予測器3の出力する予測位置
k 3(−)と、座標変換器2の出力する複数道路高を仮定
した場合の道路座標の位置観測ベクトル k 4[h=h
i(k−1)] (i=1,2,・・・)を入力して、道路高の推定
値h「ハット」(k)を予測位置 k 4(−)と、その前後の
位置観測ベクトルとを用いて式(68)に従い算出する。
【0099】道路高設定器5では、道路高算出器4の出
力する道路高の推定値h「ハット」(k)を基準とする複
数の道路高hi(k) (i=1,2,・・・)を等間隔に設定す
る。道路高算出器4が道路高の推定値h「ハット」(k)
を算出すると、座標変換器2では、道路高算出器4から
道路高の推定値h「ハット」(k)を入力し、前回入力し
た画像センサ装置1の車両のスクリーン上の位置に対し
て、道路高の推定値h「ハット」(k)を道路高とした場
合の道路座標の位置観測ベクトルを算出し、位置と速度
による平滑器19へ出力する。
【0100】速度算出器17では、道路高算出器4の出
力する道路高の推定値h「ハット」(k)と、測速度レー
ダ装置16の出力する車両の距離、方位角及び距離変化
率を入力し、車両の速度vkを式(53)に従い算出す
る。ここで、座標変換器2の出力する道路高の推定値h
「ハット」(k)を道路高とした場合の道路座標の位置観
測ベクトルと、速度算出器17の出力する車両の速度v
kを合わせて観測ベクトル k 3[h=h「ハット」(k)]
と表記される。
【0101】予測誤差評価器7では、平滑誤差評価器1
1の出力する平滑誤差共分散行列P k 3(+)を第3の遅延
回路12を介して入力し、予め設定された駆動雑音共分
散行列Qkを用いて、予測誤差共分散行列Pk 3(−)を式
(61)に従い算出する。位置と速度によるゲイン行列算
出器18では、予測誤差評価器7の出力する予測誤差共
分散行列Pk 3(−)と、予め設定された画像センサ装置1
と測速度レーダ装置16の観測雑音共分散行列Rk 3を用
いて、ゲイン行列Kk 3を式(63)に従い算出する。
【0102】位置と速度による平滑器19では、座標変
換器2の出力する道路高推定値h「ハット」(k)におけ
る位置観測ベクトルと速度算出器17の出力する車両の
速度vkを合わせた観測ベクトル k 3[h=h「ハット」
(k)]と、位置と速度によるゲイン行列算出器18の出
力するゲイン行列Kk 3と、予測器3の出力する予測ベク
トル k 3「ハット」(−)を入力し、平滑ベクトル
k 3「ハット」(+)を式(64)に従い算出する。平滑誤差
評価器11では、位置と速度によるゲイン行列算出器1
8の出力するゲイン行列Kk 3と、予測誤差評価器7の出
力する予測誤差共分散行列Pk 3(−)を入力し、平滑誤差
共分散行列Pk 3(+)を式(65)に従い算出する。
【0103】以上、所望の道路範囲の道路高が推定され
るまでこの一連の処理をくり返す。
【0104】以上で明らかなように、この実施の形態3
によれば、画像センサ装置にて直進する車両を観測する
ことにより道路高を自動的に推定することができるた
め、道路高を短時間で推定することができる。また、測
量で道路高を測定する場合のように、道路を占有する必
要がない。さらに、測速度レーダ装置にて車両の速度を
計測し、位置と速度によって車両の位置を推定するた
め、車両が一定速度で走行していない場合でも道路高の
推定精度の劣化が小さい。
【0105】なお、この発明は一般の道路以外の地表の
高度を推定する場合にも適用可能である。また、車両位
置の観測に画像センサを使わずに、測速度レーダ装置で
観測される距離及び方位角を使用しても同様の効果が得
られる。その場合の位置観測ベクトルの扱いは、実施の
形態2のレーダ装置と同様である。
【0106】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、基準の
平面に対する高低差を推定する高度推定装置であって、
対象領域上に移動体を走らせ、観測された移動体の位置
を仮定された複数の高さの候補に基づき2次元直交座標
に変換し、この2次元直交座標上のその前に観測された
移動体の位置に基づく移動体の予測位置と上記観測位置
から道路の高低差を算出することを特徴とする高度推定
装置およびその方法としたので、対象領域上に移動体を
走らせこれの位置を測定することにより、高度を自動的
に推定することができる。
【0107】また、上記高度推定装置が道路高推定装置
であって、移動体の画像を観測する画像観測手段と、画
像観測手段により観測された移動体の画像の注目位置を
仮定された複数の道路高の候補に基づき2次元直交座標
に変換する座標変換手段と、前サンプリング時に観測さ
れた移動体の2次元直交座標上の位置に基づき移動体の
予測位置を算出する予測手段と、予測手段によって算出
された予測位置と座標変換手段によって変換された複数
の道路高の候補に基づく2次元直交座標上の移動体の観
測位置から道路の高低差を算出する道路高算出手段と、
を備えたことを特徴とする上記高度推定装置およびこれ
に基づく方法としたので、画像センサ装置等の画像観測
装置にて走行する車両を観測することにより逐次的に道
路高を推定することができるため、道路高を短時間で推
定することができ、また測量で道路高を測定する場合の
ように道路を占有する必要がない。
【0108】また、上記高度推定装置が道路高推定装置
であって、移動体の距離と方位角を観測する観測手段
と、観測手段により観測された移動体の距離と方位角を
仮定された複数の道路高の候補に基づき2次元直交座標
に変換する座標変換手段と、前サンプリング時に観測さ
れた移動体の2次元直交座標上の位置に基づき移動体の
予測位置を算出する予測手段と、予測手段によって算出
された予測位置と座標変換手段によって変換された複数
の道路高の候補に基づく2次元直交座標上の移動体の観
測位置から道路の高低差を算出する道路高算出手段と、
を備えたことを特徴とする上記高度推定装置およびこれ
に基づく方法としたので、レーダ装置等の移動体の距離
と方位角を観測する観測手段にて走行する車両を観測す
ることにより逐次的に道路高を推定することができるた
め、道路高を短時間で推定することができ、また測量で
道路高を測定する場合のように道路を占有する必要がな
い。
【0109】また、道路高算出手段によって算出された
道路高に基づく移動体の2次元直交座標上の位置と予測
手段により算出された前サンプリング時の予測位置から
移動体の位置の平滑値を算出する平滑手段を設け、予測
手段は平滑手段の算出する平滑値によって予測位置を算
出するようにしたので、より正確に道路高を推定するこ
とができる。
【0110】また、移動体の距離変化率を観測する距離
変化率観測手段と、距離変化率観測手段により観測され
た移動体の距離変化率を道路高算出手段によって算出さ
れた道路高に基づく移動体の速度に変換する速度算出手
段とを設け、平滑手段は道路高算出手段によって算出さ
れた道路高に基づく移動体の2次元直交座標上の位置と
速度算出手段によって算出された移動体の速度と予測手
段により算出された前サンプリング時の予測位置から移
動体の位置の平滑値を算出するようにしたので、上記効
果に加えてさらに、距離変化率観測手段および速度算出
手段にて車両の速度を計測し、位置と速度によって車両
の位置を推定するため、車両が一定速度で走行していな
い場合でも道路高の推定精度の劣化が小さい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による道路高推定装
置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による道路高推定装
置の動作を示すフローチャート図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による道路高推定装
置の原理を説明するための図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による道路高推定装
置の原理を説明するための図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による道路高推定装
置の原理を説明するための図である。
【図6】 この発明の実施の形態1による道路高推定装
置の原理を説明するための図である。
【図7】 この発明の実施の形態1による道路高推定装
置の原理を説明するための図である。
【図8】 この発明の実施の形態2による道路高推定装
置を示す構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態2による道路高推定装
置の原理を説明するための図である。
【図10】 この発明の実施の形態2による道路高推定
装置の原理を説明するための図である。
【図11】 この発明の実施の形態3による道路高推定
装置を示す構成図である。
【図12】 この発明の実施の形態3による道路高推定
装置の原理を説明するための図である。
【図13】 従来の高低差測定方法を示す図である。
【符号の説明】
1 画像センサ装置、2 スクリーン座標変換器、3
予測器、4 道路高算出器、5 道路高設定器、6 第
1の遅延回路、7 予測誤差評価器、8 ゲイン行列算
出器、9 平滑器、10 第2の遅延回路、11 平滑
誤差評価器、12 第3の遅延回路、13 レーダ装
置、14 極座標変換器、15 レーダゲイン行列算出
器、16 測速度レーダ装置、17 速度算出器、18
位置と速度によるゲイン行列算出器、19 位置と速
度による平滑器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小菅 義夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J070 AC01 AC03 AC06 AC13 AE01 AF01 AK22 BD08 5J084 AA04 AB01 AD05 BA03 CA65 EA04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準の平面に対する高低差を推定する高
    度推定装置であって、対象領域上に移動体を走らせ、観
    測された移動体の位置を仮定された複数の高さの候補に
    基づき2次元直交座標に変換し、この2次元直交座標上
    のその前に観測された移動体の位置に基づく移動体の予
    測位置と上記観測位置から道路の高低差を算出すること
    を特徴とする高度推定装置。
  2. 【請求項2】 上記高度推定装置が道路高推定装置であ
    って、 移動体の画像を観測する画像観測手段と、 画像観測手段により観測された移動体の画像の注目位置
    を仮定された複数の道路高の候補に基づき2次元直交座
    標に変換する座標変換手段と、 前サンプリング時に観測された移動体の2次元直交座標
    上の位置に基づき移動体の予測位置を算出する予測手段
    と、 予測手段によって算出された予測位置と座標変換手段に
    よって変換された複数の道路高の候補に基づく2次元直
    交座標上の移動体の観測位置から道路の高低差を算出す
    る道路高算出手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の高度推定装
    置。
  3. 【請求項3】 上記高度推定装置が道路高推定装置であ
    って、 移動体の距離と方位角を観測する観測手段と、 観測手段により観測された移動体の距離と方位角を仮定
    された複数の道路高の候補に基づき2次元直交座標に変
    換する座標変換手段と、 前サンプリング時に観測された移動体の2次元直交座標
    上の位置に基づき移動体の予測位置を算出する予測手段
    と、 予測手段によって算出された予測位置と座標変換手段に
    よって変換された複数の道路高の候補に基づく2次元直
    交座標上の移動体の観測位置から道路の高低差を算出す
    る道路高算出手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の高度推定装
    置。
  4. 【請求項4】 道路高算出手段によって算出された道路
    高に基づく移動体の2次元直交座標上の位置と予測手段
    により算出された前サンプリング時の予測位置から移動
    体の位置の平滑値を算出する平滑手段を設け、予測手段
    は平滑手段の算出する平滑値によって予測位置を算出す
    ることを特徴とする請求項2または3に記載の高度推定
    装置。
  5. 【請求項5】 移動体の距離変化率を観測する距離変化
    率観測手段と、距離変化率観測手段により観測された移
    動体の距離変化率を道路高算出手段によって算出された
    道路高に基づく移動体の速度に変換する速度算出手段と
    を設け、平滑手段は道路高算出手段によって算出された
    道路高に基づく移動体の2次元直交座標上の位置と速度
    算出手段によって算出された移動体の速度と予測手段に
    より算出された前サンプリング時の予測位置から移動体
    の位置の平滑値を算出することを特徴とする請求項4に
    記載の高度推定装置。
  6. 【請求項6】 基準の平面に対する高低差を推定する高
    度推定方法であって、対象領域上に移動体を走らせ、観
    測された移動体の位置を仮定された複数の高さの候補に
    基づき2次元直交座標に変換し、この2次元直交座標上
    のその前に観測された移動体の位置に基づく移動体の予
    測位置と上記観測位置から道路の高低差を算出すること
    を特徴とする高度推定方法。
  7. 【請求項7】 上記高度推定方法が道路高推定方法であ
    って、 移動体の画像を観測する画像観測ステップと、 画像観測ステップにより観測された移動体の画像の注目
    位置を仮定された複数の道路高の候補に基づき2次元直
    交座標に変換する座標変換ステップと、 前サンプリング時に観測された移動体の2次元直交座標
    上の位置に基づき移動体の予測位置を算出する予測ステ
    ップと、 予測ステップによって算出された予測位置と座標変換ス
    テップによって変換された複数の道路高の候補に基づく
    2次元直交座標上の移動体の観測位置から道路の高低差
    を算出する道路高算出ステップと、 を設けたことを特徴とする請求項6に記載の高度推定方
    法。
  8. 【請求項8】 上記高度推定方法が道路高推定方法であ
    って、 移動体の距離と方位角を観測する観測ステップと、 観測ステップにより観測された移動体の距離と方位角を
    仮定された複数の道路高の候補に基づき2次元直交座標
    に変換する座標変換ステップと、 前サンプリング時に観測された移動体の2次元直交座標
    上の位置に基づき移動体の予測位置を算出する予測ステ
    ップと、 予測ステップによって算出された予測位置と座標変換ス
    テップによって変換された複数の道路高の候補に基づく
    2次元直交座標上の移動体の観測位置から道路の高低差
    を算出する道路高算出ステップと、 を設けたことを特徴とする請求項6に記載の高度推定方
    法。
  9. 【請求項9】 道路高算出ステップによって算出された
    道路高に基づく移動体の2次元直交座標上の位置と予測
    ステップにより算出された前サンプリング時の予測位置
    から移動体の位置の平滑値を算出する平滑ステップを設
    け、予測ステップは平滑ステップの算出する平滑値によ
    って予測位置を算出することを特徴とする請求項7また
    は8に記載の高度推定方法。
  10. 【請求項10】 移動体の距離変化率を観測する距離変
    化率観測ステップと、距離変化率観測ステップにより観
    測された移動体の距離変化率を道路高算出ステップによ
    って算出された道路高に基づく移動体の速度に変換する
    速度算出ステップとを設け、平滑ステップは道路高算出
    ステップによって算出された道路高に基づく移動体の2
    次元直交座標上の位置と速度算出ステップによって算出
    された移動体の速度と予測ステップにより算出された前
    サンプリング時の予測位置から移動体の位置の平滑値を
    算出することを特徴とする請求項9に記載の高度推定方
    法。
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