JP2001264342A - 間隔可変式多連ピペット装置 - Google Patents

間隔可変式多連ピペット装置

Info

Publication number
JP2001264342A
JP2001264342A JP2000123338A JP2000123338A JP2001264342A JP 2001264342 A JP2001264342 A JP 2001264342A JP 2000123338 A JP2000123338 A JP 2000123338A JP 2000123338 A JP2000123338 A JP 2000123338A JP 2001264342 A JP2001264342 A JP 2001264342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
micro
large number
multiple pipette
tips
pipette
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000123338A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Sekiguchi
修司 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Atto Corp
Original Assignee
Atto Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Atto Corp filed Critical Atto Corp
Priority to JP2000123338A priority Critical patent/JP2001264342A/ja
Publication of JP2001264342A publication Critical patent/JP2001264342A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多連ピペットのピペット間隔切り換えを迅速
化し且つマイクロチップ完全装着が計れる多連ピペット
装置を開発する。 【解決手段】 枝片を剛性パイプ2で枢着した1節を多
数連接してパンタグラフ構造の連接体を作り、上記剛性
パイプの1端よりポンプシリンダへと多数本の可撓性チ
ューブ17を接続し、他端に採取・分与用の多数本のマ
イクロチップを着脱し得るようにし、上記連接体の一端
に結んだワイヤ11をドラム10に手動で巻上げたり巻
き延ばしたりすることにより該連接体をエンドプレート
9、9’よりなる固定ブロック内で伸縮出来る様にし、
上記剛性パイプはマイクロチップの方に向かって弾性付
勢され、この付勢力度合いを特定剛性パイプについて検
知して全マイクロチップの完全装着を知るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はある距離で等間隔に
並んだマイクロキュベット夫々より1度に同じ1定量だ
け試料を採取し、これを違った距離で等間隔に並んだ他
のキュベット夫々の中とか電気泳動分析に用いるゲルの
上縁に櫛の歯状に形成された多数のゲル溝夫々の中とか
に該試料を一度に分与することのできるピペットに係
る。
【0002】
【従来の技術】従来は、例えば電気泳動分析すべき多数
の試料をゲル溝夫々へと分与するには該試料の入った多
数のキュベットより1本のピペットにより逐一これを採
取し、ゲル溝夫々へと逐次移動していた。
【0003】近年は電気泳動分析の経済的見地及びゲル
パターンの相互比較の容易さよりゲル溝が細かくなり、
この移動作業に時間がかかるばかりでなく分与作業中に
先に分与した試料のゲル内拡散が進行してしまい泳動分
析の精度を悪くしている。
【0004】このため多数のマイクロキュベットを均等
間隔に配列しておき、多連に配列したピペットで1度に
採取する方式があるが、ゲル溝間隔もマイクロキュベッ
ト間隔も現在規格が不同であるので採取と分与の段階毎
にピペット間隔を変えなければならないし重量も大きく
なる。この間隔の自由設定と軽量化とを同時に達成する
多連ピペット装置は開発されてない。
【0005】また、上記多数のマイクロキュベットから
の採取には先ずピペットの採取端各々にマイクロチップ
と称する使い捨てノズルを取り付けるがこの差し込み取
り付けを一度になすためには多数のマイクロチップを等
間隔に配列したマイクロチップラックに対し多連に配列
したピペットを当てがい、各チップを各ピペットと整列
し、次いで多連ピペットをマイクロチップラックに押圧
して採取端にチップを夫々挿入している。ところがプラ
スチックより作られるマイクロチップラック上のチップ
配列平面は精度が悪く、上記押圧力が全チップに対して
均等とは言えず完全な気密差し込みのなされないチップ
もあり正確な量の採取が出来なかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に多連ピペットは
手で微妙に操作されるので小型軽量且つ間隔設定機構の
作動安定性、迅速性が要求されるが、本発明はこの要求
を満足すると共にすべてのマイクロチップの気密装着を
知り得る多連ピペット装置を開発する。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明は、枝片を剛性パイプで
枢着した1節を多数連接してパンタグラフ構造の連接体
を作り、上記剛性パイプの1端よりポンプシリングへと
多数本の可撓性チューブ17を接続し、他端に採取・分
与用の多数本のマイクロチップを着脱し得るようにし、
上記連接体の一端に結んだワイヤをドラムに手動で巻上
げたり巻き延ばしたりすることにより該連接体をエンド
プレートよりなる固定ブロック内で伸縮出来る様にして
操作の迅速性と軽量化をはかり、上記剛性パイプはマイ
クロチップの方に向かって弾性付勢され、この付勢力度
合いを特定剛性パイプについて検知して全マイクロチッ
プの完全装着を知るようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】本多連ピペット装置の好ましい実
施例を図面について説明する。尚本多連ピペット装置は
多連ピペットと、これらの夫々に可撓性チューブで接続
された共通ポンプとの組み合わせで構成され、参照番号
はすべて各図共通である。
【0009】先ず、多連ピペットについて説明する。本
多連ピペットは図1の斜視図に示す様に基本的に均等な
パンタグラフ機構の1節の多数(図1では8節)を連接
してなり、その1節のみを拡大して図2に示す。 即
ち、均等な枝片の2本1、1’を互いに中心で枢着する
が、この中心には貫通孔3をあけ、ここに剛性パイプ2
を通し枢軸とする。このパイプ2の上端にはポンプから
のチューブ17を接続し、下端にはマイクロチップ5が
脱着される。この剛性パイプ2はスプリング7で常に下
方へ弾性をもって付勢されるがこの剛性パイプ2の上端
に締め付けたナット8で下への抜け落ちを防止する。枝
片の両端には枢着部を設け、相隣る節の対応枢着部と枢
軸6で連接するが、各節間は均等なスプリング12で僅
かに引っ張られて均等間隔に連接される。
【0010】この連接体をエンドプレート9、9’より
なる固定ブロック内に装着する。連接体の1端をエンド
プレート9’に固定し、他端にはワイヤ11を結び、ガ
イド13、13’を経てエンドプレート9上に軸装着し
たドラム10に巻きつける。巻きつけの角度を大きくす
れば連接体が長くなり、角度を小さくすれば連接体が短
かくなり、剛性パイプ2の間隔を自由に設定することが
出来る。この間隔の尺度はドラム10に共軸のダイヤル
14により知ることが出来る。
【0011】代表的な剛性パイプ2の上向き移動により
スイッチインされるマイクロスイッチ15を設けてラン
プ点灯させればピペットをマイクロチップに押し込んだ
圧力の度合いを量ることができ、検知ブラケット18と
スイッチレバー15’とを簡単に適宜調節して全チップ
の気密装着を推し量ることが出来る。
【0012】次にポンプにつき図2を参照して説明す
る。上記連接体の節の数(本実施例では8本)だけボア
(点線で示す)を均等に穿ったシリンダブロック25に
均等のステンレスのピン26をピストンとしてこれらボ
アに差し込み、ピン26の上(外)端を共に1枚のピス
トン板19に固定する。ボアの下端から可撓性チューブ
17を上記パイプ2の上端へと夫々接続すると8本の均
等な並列ポンプが構成される。ピストン板19はシリン
ダブロック25から立ち上げたガイドロッド21に沿っ
て上下するが、この上下駆動は、ガイドロッド21の上
端に取りつけられたモータ22であって、回転軸20上
の螺条がピストン板19の中心に設けた螺条に噛み合わ
せられたモータ22の回転により達成できる。
【0013】モータ22の回転軸20の回転数は、回転
軸20に固定されこれと共に回転するスリット付き円盤
23と、該円盤を挟み固定され且つ通過するスリットを
計数できるようにした光センサ24とによって検知す
る。
【0014】モータ22の回転軸20の回転数はポンプ
の吸引(採取)量、排出(分与)量の関数であるので光
センサ24の信号を用いてモータ22の回転数、向きを
制御するような間隔、採取(分与)量設定器が簡単に得
られ、図示はしないが本装置はこれを用いて操作され
る。
【0015】実際の操作においては、使い捨てマイクロ
チップ5をパイプ2の下端に夫々嵌着し、試料の入って
いるマイクロキュベット間隔をダイヤル14によって設
定する。次に採取量を設定してモータ22を作動すれば
所望量だけ試料が各マイクロチップ5内に吸引せられ
る。ここで分与すべきゲル溝間隔とか異なったマイクロ
キュベット間隔とかにダイヤル14によりを再設定し、
ついでモータ22を逆転すれば分与が達成される。1度
使ったマイクロチップは図示はしないが簡単な装置によ
り一斉に取りはずされる。
【0016】
【発明の効果】本発明に依れば、ピペット間隔の切り換
えが手動のワイヤ巻き取りによってなされるのでモータ
回転による切り換えに比べ迅速であり、マイクロチップ
の装着の確認も実用上差し支えのない範囲の簡単な設備
により達成しており、安価で故障のない多連ピペット装
置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例多連ピペットの斜視図である。
【図2】図1に示す多連ピペット装置に用いるポンプと
ピペット1節の斜視図である。
【符号の説明】
1,1’・・・枝片 2・・・剛性パイプ(枢軸) 5・・・マイクロチップ 9,9’・・エンドプレート 7・・・剛性パイプ下方付勢用スプリング 12・・節連接用スプリング 17・・・可撓性チューブ 19・・・ピストン板 22・・・モータ 23・・・スリット付き円盤 24・・・光センサ 25・・・シリンダブロック 26・・・ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の均等な枝片1、1’夫々の中心部
    を剛性パイプ2で枢着した1節を互いに均等なスプリン
    グで多数連接してパンタグラフ構造の連接体を作り、該
    剛性パイプ2の1端よりポンプシリンダへと多数本の可
    撓性チューブ17を接続し、他端に採取・分与用の多数
    本のマイクロチップを着脱し得るようにして多連ピペッ
    トを構成し、上記連接体の一端に結んだワイヤ11をド
    ラム10に手動で巻上げたり巻き延ばしたりすることに
    より該連接体をエンドプレート9、9’よりなる固定ブ
    ロック内で伸縮出来る様にしたことを特徴とする間隔可
    変式多連ピペット装置。
  2. 【請求項2】 2本の均等な枝片1、1’夫々の中心部
    を剛性パイプ2で枢着した1節を互いに均等なスプリン
    グで多数連接してパンタグラフ構造の連接体を作り、該
    剛性パイプ2の1端よりポンプシリンダへと多数本の可
    撓性チューブ17を接続し、他端に採取・分与用の多数
    本のマイクロチップを着脱し得るようにして多連ピペッ
    トを構成し、上記連接体の一端に結んだワイヤ11をド
    ラム10に手動で巻上げたり巻き延ばしたりすることに
    より該連接体をエンドプレート9、9’よりなる固定ブ
    ロック内で伸縮出来る様にし、 一方、ポンプは、複数本のボアを均等に穿ったシリンダ
    ブロック25内に可滑挿入された複数本のピンの露出端
    を1枚のピストン板19に固定し、該ピストン板19を
    モータ回転軸に設けた螺条とねじ係合させ、該モータ回
    転軸の回転によって該ピストン板19が上記シリンダブ
    ロック25に対し移動し得るように構成したことを特徴
    とする間隔可変式多連ピペット装置。
JP2000123338A 2000-03-22 2000-03-22 間隔可変式多連ピペット装置 Pending JP2001264342A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000123338A JP2001264342A (ja) 2000-03-22 2000-03-22 間隔可変式多連ピペット装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000123338A JP2001264342A (ja) 2000-03-22 2000-03-22 間隔可変式多連ピペット装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001264342A true JP2001264342A (ja) 2001-09-26

Family

ID=18633658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000123338A Pending JP2001264342A (ja) 2000-03-22 2000-03-22 間隔可変式多連ピペット装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001264342A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2431600A (en) * 2005-10-26 2007-05-02 Agilent Technologies Inc A device for pipetting solution from one plate format to a different plate platform using movable position pipette tips
JP2011524244A (ja) * 2008-05-05 2011-09-01 インテグラ バイオサイエンシーズ コーポレーション 再配置可能なチップを備えるマルチチャンネルピペット
WO2023162824A1 (ja) * 2022-02-24 2023-08-31 川崎重工業株式会社 分注システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2431600A (en) * 2005-10-26 2007-05-02 Agilent Technologies Inc A device for pipetting solution from one plate format to a different plate platform using movable position pipette tips
JP2011524244A (ja) * 2008-05-05 2011-09-01 インテグラ バイオサイエンシーズ コーポレーション 再配置可能なチップを備えるマルチチャンネルピペット
WO2023162824A1 (ja) * 2022-02-24 2023-08-31 川崎重工業株式会社 分注システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3048245B2 (ja) 多チャネルピペット
US6146594A (en) Syringe array with adjustable needle spacing
CN1128995C (zh) 一种多通道移液装置以及使用该装置处理移液管头的方法
US7169616B2 (en) Method of purging trapped gas from a system fluid contained in an actuation valve
US4824642A (en) Multi-channel pipetter
US4750373A (en) Adjustable volume, pressure-generating pipette sampler
US8786694B2 (en) Method and apparatus for fast focus imaging biologic specimens
US6629626B1 (en) Liquid transfer device
US20010036425A1 (en) Device for transferring samples of micro-amounts of liquids
US4144761A (en) Handpipette
JP2001264342A (ja) 間隔可変式多連ピペット装置
JP3136574B2 (ja) 微量液体試料の分光特性測定装置
JP4391995B2 (ja) 異なる寸法を有する使い捨てチップ用ピペット装置
EP0796659A3 (en) Pipette for collecting and dispensing material samples
EP0082263A1 (en) Sample introduction for chemical analysis by spectrometry/liquid chromatography
JP2000167417A (ja) 間隔可変式多連ピペット装置
JP5654582B2 (ja) 画分回収時の液体のロスを低減する装置
US4188986A (en) Microsampler
CN210551446U (zh) 切割定距细管的自动化设备
JP3032900B2 (ja) サンプルホルダ
CN111060493A (zh) 一种表面增强拉曼光谱多样本检测系统
EA006476B1 (ru) Многоканальная пипетка
JPH02218961A (ja) 可変容量分注装置
CN216247834U (zh) 一种用于薄层层析的投影装置
CN220181457U (zh) 一种高通量检测用试剂盒