JP2001262773A - スチールフレーム付セメント系外装用パネル - Google Patents

スチールフレーム付セメント系外装用パネル

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JP2001262773A
JP2001262773A JP2000070450A JP2000070450A JP2001262773A JP 2001262773 A JP2001262773 A JP 2001262773A JP 2000070450 A JP2000070450 A JP 2000070450A JP 2000070450 A JP2000070450 A JP 2000070450A JP 2001262773 A JP2001262773 A JP 2001262773A
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Japan
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cement
steel frame
panel
weight
parts
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JP2000070450A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yokota
博 横田
Yoshikazu Nakakuki
義和 中茎
Kazuma Kamikawa
一真 上川
Toru Makino
徹 巻野
Sumio Honda
純夫 本多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiheiyo Cement Corp
Kenzai Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Taiheiyo Cement Corp
Kenzai Gijutsu Kenkyusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーテンウォールなどの大型の外装材に使用
するパネルの軽量化を図り、かつ亀裂や反りが発生しな
いスチールフレーム付セメント系外装用パネルを提供す
る。 【解決手段】 セメント組成物の硬化体からなるパネル
11と、前記パネル11の片面に設けられたスチールフ
レーム12と、前記パネル11および前記スチールフレ
ーム12間を固定するアンカー部材13とを備え、前記
セメント組成物は、少なくとも、セメント、ポゾラン質
微粉末、粒径2mm以下の骨材、水および減水剤を含ん
でなることを特徴とするスチールフレーム付セメント系
外装用パネル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超高強度コンクリ
ート硬化体を用いて形成されたスチールフレーム方式の
外装用セメント系パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄骨造による高層ビルの建築工法
として外装用パネルを用いるカーテンウォール工法が採
用されるようになり、そのパネル材として当初はメタル
系材料が用いられていたが、メタル系材料に代えて、多
様な仕上げ材を使用できるセメント系パネルが次第に用
いられるようになり、現在ではセメント系のPCカーテ
ンウォールが外装用パネルとして広く普及している。し
かしながら、セメント系のPCカーテンウォールは、メ
タル系のカーテンウォールに比較して重量が大きいとい
う欠点があるため、軽量骨材等を使用して、硬化体比重
を下げ、パネル重量を小さくする試みもなされている
が、それでもメタル系パネルに比べてその重量は3〜4
倍あり、軽量とはいえない。その後、メタル系パネルの
ように軽量で、しかも、多様な仕上げ材を使用できると
いうセメント系パネルの利点を兼ね備えた繊維補強コン
クリートパネルが開発され、使用されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】繊維補強コンクリート
をカーテンウォール工法に採用する場合、そのパネルの
構造には大きく分けて、スチールフレーム方式とリブ方
式という2種類の方式がある。本発明はそのスチールフ
レーム方式の繊維補強コンクリートをカーテンウォール
工法について提案するものである。スチールフレーム方
式の繊維補強コンクリートカーテンウォールの構造は、
一般的に、厚さ10mm〜50mm程度の繊維補強コン
クリートの裏面側をスチールフレームで補強した構造と
なっており、PCカーテンウォールがコンクリート厚さ
150mm〜200mmであるのに比較して、パネル全
体の重量を軽量化できるという利点がある。
【0004】しかしながら、スチールフレーム方式の繊
維補強コンクリートカーテンウォールは、その構造上、
表面側がコンクリート材料で裏面側がスチール材料とい
う異なった材料の構成であるため、表面側のコンクリー
ト材料が乾燥収縮した場合、裏面側のスチール材料によ
って拘束を受け、表面側のコンクリート材料に亀裂や反
りを発生させ、耐久性や美観が損なわれるという問題が
あり、その現象は、パネルを大型にすればするほど顕著
に現れる。
【0005】そこで、セメントに収縮低減剤や膨張剤を
添加して乾燥収縮による亀裂や反りを防止することが行
われているが、その効果は十分ではなく、パネルの大型
化は難しかった。しかも、これら添加剤の使用によりコ
スト高になるという新たな問題もあった。
【0006】乾燥収縮の小さいGRCセメントを使用し
た大型パネルも考案されたが、GRCセメントはガラス
繊維補強用のセメントであり、そのセメントの性質上
(pHが低く、硫黄分を含む)鋼材に錆を発生させやす
く、鋼繊維補強には不向きであり、補強繊維としては、
ガラス繊維や有機繊維を使用している。また、コンクリ
ートに埋め込む補強筋等には高価なステンレス筋を用い
たり、特殊な塗装を施した金物を用いる必要があった。
さらに、成型時に使用する鋼製の型枠にも特殊塗装を施
す必要があった。本発明は、このような従来のスチール
フレーム方式繊維補強コンクリートカーテンウォールに
用いるセメント系外装用パネルにおける上記課題の解決
を目的とするものであって、高強度でしかも低収縮性の
セメント硬化体を使用することによって、亀裂が少な
く、従って耐久性および美観に優れたスチールフレーム
付セメント系外装用パネルを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、セメント組成
物の硬化体からなるパネルと、前記パネルの片面に設け
られたスチールフレームと、前記パネルおよび前記スチ
ールフレーム間を固定するアンカー部材とを備え、前記
セメント組成物は、少なくとも、セメント、ポゾラン質
微粉末、粒径2mm以下の骨材、水および減水剤を含ん
でなることを特徴とするスチールフレーム付セメント系
外装用パネルを提供するものである。また本発明は、セ
メント組成物が、セメント100重量部に対して、ポゾ
ラン質微粉末5〜50重量部、粒径2mm以下の骨材5
0〜250重量部、水10〜30重量部、減水剤0.5
〜4.0重量部を含んでなること特徴とする前記のスチ
ールフレーム付セメント系外装用パネルを提供するもの
である。また本発明は、セメント組成物が、金属繊維及
び/又は有機質繊維をさらに含む前記のスチールフレー
ム付セメント系外装用パネルを提供するものである。ま
た本発明は、金属繊維が、径0.01〜1.0mm、長
さ2〜30mmの鋼繊維である前記のスチールフレーム
付セメント系外装用パネルを提供するものである。また
本発明は、有機質繊維が、径0.005〜1.0mm、
長さ2〜30mmのビニロン繊維、ポリプロピレン繊
維、ポリエチレン繊維、アラミド繊維および炭素繊維か
ら選ばれる一種以上の繊維である前記のスチールフレー
ム付セメント系外装用パネルを提供するものである。ま
た本発明は、セメント組成物が、平均粒径3〜20μm
の無機粉末をさらに含む前記のスチールフレーム付セメ
ント系外装用パネルを提供するものである。また本発明
は、セメント組成物が、平均粒度1mm以下の繊維状粒
子又は薄片状粒子をさらに含む前記のスチールフレーム
付セメント系外装用パネルを提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。 (スチールフレーム付セメント系外装用パネルの形状)
本発明により提供されるスチールフレーム付セメント系
外装用パネルは、主としてカーテンウォール工法に使用
されるものである。そのため、軽量でかつ剛性の高いも
のとするために、セメント組成物の硬化体からなるパネ
ルの片面(通常は裏面)スチールフレームを設け、パネ
ルとスチールフレームとは、アンカー部材で固定するよ
うにした。また、その他の面(通常は表面)は、建造物
の外表面にあたるため、美観や耐候性を考慮した形状を
とることができる。
【0009】図1は、本発明のスチールフレーム付セメ
ント系外装用パネルの形状の一例を説明するための図で
ある。図1において、(a)は本発明のスチールフレー
ム付セメント系外装用パネルの正面図であり、(b)は
A−A線の断面図である。図1(a)、(b)におい
て、本発明のスチールフレーム付セメント系外装用パネ
ル10は、セメント組成物の硬化体からなるパネル11
と、パネル11の片面に設けられたスチールフレーム1
2と、パネル11およびスチールフレーム12間を固定
するアンカー部材13とを備えている。図1(b)にお
いて、アンカー部材13は、パネル11内に一端部が埋
設され、他端部がスチールフレーム12に固着されてい
る。
【0010】図2は、本発明のスチールフレーム付セメ
ント系外装用パネルの製造工程の一例を説明するための
図である。図2(a)において、スチールフレーム12
にアンカー部材13を溶接する。図2(b)において、
必要に応じてメッシュ筋14をアンカー部材13に結束
する。また必要に応じてパネル11の端部とスチールフ
レーム12との間に位置する緩衝材15を設置する。図
2(c)において、型枠16を準備し、その所定の位置
にスチールフレーム12をセットする。図2(d)にお
いて、アンカー部材13が埋設されるように、型枠16
内に所定の厚さまでセメント組成物18を流し込む。図
2(e)において、セメント組成物18の凝結が開始し
た段階で、スチールフレーム12と型枠16の間に再度
セメント組成物を流し込み、緩衝材15の外側にパネル
11の立ち上がり部17を成形する。図2(f)におい
て、所定の養生を経た後に、型枠16を脱型し(通常は
翌日脱型)、製品とする。
【0011】ここで、パネル11自体の外形寸法は特に
限定されるものではないが、一般的に、幅2m〜3m×
高さ3.5m〜4.5m、厚さ5mm〜50mm程度の
サイズである。なお、スチールフレーム12のサイズは
パネル11のサイズや施工場所等を勘案して適宜設定す
ればよい。本発明のスチールフレーム付セメント系外装
用パネルは、セメント組成物の硬化体からなるパネル
と、スチールフレームとを複合しているために、セメン
ト組成物が乾燥収縮した場合、スチールフレームによっ
て拘束を受け、セメント硬化物の反りや亀裂が起きるお
それがある。このため、本発明ではセメント組成物に改
良を加え、硬化、乾燥に伴う収縮率が極めて少ない配合
とすることにより、これを解決したものである。
【0012】(セメント組成物)本発明において用いら
れるセメントの種類は特に限定はされない。普通ポルト
ランドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポ
ルトランドセメント、低熱ポルトランドセメント、白色
ポルトランドセメント等の各種ポルトランドセメントや
高炉セメント、フライアッシュセメント等の混合セメン
トを使用することができる。
【0013】本発明において、コンクリートの早期強度
を向上しようとする場合は、早強ポルトランドセメント
を使用することが好ましく、コンクリートの流動性を向
上しようとする場合は、中庸熱ポルトランドセメントや
低熱ポルトランドセメントを使用することが好ましく、
意匠性を重視する場合は、白色ポルトランドセメントを
使用することが好ましい。
【0014】ポゾラン質微粉末としては、シリカフュー
ム、シリカダスト、フライアッシュ、スラグ、火山灰、
シリカゾル、沈降シリカ等が挙げられる。一般に、シリ
カフュームやシリカダストでは、その平均粒径は、1.
0μm以下であり、粉砕等をする必要がないので本発明
のポゾラン質微粉末として好適である。
【0015】ポゾラン質微粉末を配合することにより、
そのマイクロフィラー効果およびセメント分散効果によ
りコンクリートが緻密化し、圧縮強度が向上する。一
方、ポゾラン質微粉末の添加量が多くなると単位水量が
増大するので、ポゾラン質微粉末の添加量はセメント1
00重量部に対して好ましくは5〜50重量部である。
【0016】本発明においては粒径2mm以下の骨材が
用いられる。ここで、骨材の粒径とは、85%(重量)
累積粒径である(2mmより大きい骨材が含まれていて
も良い)。骨材の粒径が2mmを超えると、強度が低下
する。なお、コンクリートの分離抵抗性、硬化後の強度
等から、最大粒径が2mm以下の骨材を用いることが好
ましく、最大粒径が1.5mm以下の骨材を用いること
がより好ましい。骨材としては、川砂、陸砂、海砂、砕
砂、珪砂及びこれらの混合物を使用することができる。
骨材の配合量は、コンクリートの作業性や分離抵抗性、
硬化後の強度やクラックに対する抵抗性等から、セメン
ト100重量部に対して50〜250重量部が好まし
く、80〜180重量部がより好ましい。
【0017】減水剤としては、減水剤、AE減水剤、高
性能減水剤又は高性能AE減水剤が使用でき、リグニン
系、ナフタレンスルホン酸系、メラミン系、ポリカルボ
ン酸系の高性能減水剤又は高性能AE減水剤を使用する
ことができる。高性能減水剤又は高性能AE減水剤の添
加量は、コンクリートの流動性や分離抵抗性、硬化後の
強度、さらにはコスト等から、セメント100重量部に
対して、固形分換算で0.5〜4.0重量部が好まし
い。
【0018】本発明において、水/セメント比は、コン
クリートの流動性や分離抵抗性、硬化体の強度や耐久性
等から、セメント100重量部に対して10〜30重量
部が好ましく、15〜25重量部がより好ましい。
【0019】本発明においては、硬化体の曲げ強度を高
める観点から、配合物に金属繊維及び/又は有機質繊維
を含ませることが好ましい。金属繊維としては、鋼繊
維、アモルファス繊維等が挙げられるが、中でも鋼繊維
は強度に優れており、またコストや入手のし易さの点か
らも好ましいものである。金属繊維は、径0.01〜
1.0mm、長さ2〜30mmのものが好ましい。径が
0.01mm未満では繊維自身の強度が不足し、張力を
受けた際に切れやすくなる。径が1.0mmを超える
と、同一配合量での本数が少なくなり、コンクリートの
曲げ強度が低下する。長さが30mmを超えると、混練
の際ファイバーボールが生じやすくなる。長さが2mm
未満ではマトリックスとの付着力が低下し曲げ強度が低
下する。
【0020】金属繊維の配合量は凝結後のコンクリート
体積の4%未満が好ましく、より好ましくは3.5%未
満である。金属繊維の含有量は、流動性と硬化体の曲げ
強度の観点から定められる。一般に、金属繊維の含有量
が多くなると曲げ強度が向上するが、一方、流動性を確
保するために単位水量も増大するので、金属繊維の含有
量は前記の量が好ましい。
【0021】有機質繊維としては、ビニロン繊維、ポリ
プロピレン繊維、ポリエチレン繊維、アラミド繊維、炭
素繊維等が挙げられる。有機質繊維は、径0.005〜
1.0mm、長さ2〜30mmのものが好ましい。有機
質繊維の含有量は、凝結後のコンクリート体積の10%
未満が好ましく、7%未満がより好ましい。なお、本発
明においては、金属繊維と有機質繊維を併用することは
差し支えない。
【0022】本発明においては、硬化体の充填密度を高
める観点から、平均粒径3〜20μm、より好ましくは
平均粒径4〜10μmの無機粉末を含ませることが好ま
しい。無機粉末としては、石英粉末、石灰石粉末、炭化
物、窒化物等が挙げられるが、中でも石英粉末は、コス
トの点や硬化体の品質安定性の点から好ましい。石英粉
末としては、石英や非晶質石英、オパール質やクリスト
バライト質のシリカ含有粉末等が挙げられる。無機粉末
の配合量は、コンクリートの流動性、硬化体の強度等か
ら、セメント100重量部に対して50重量部以下が好
ましく、20〜35重量部がより好ましい。
【0023】本発明においては、硬化体の靱性を高める
観点から、平均粒度が1mm以下の繊維状粒子又は薄片
状粒子を含ませることが好ましい。ここで、粒子の粒度
とは、その最大寸法の大きさ(特に、繊維状粒子ではそ
の長さ)である。繊維状粒子としては、ウォラストナイ
ト、ボーキサイト、ムライト等が、薄片状粒子として
は、マイカフレーク、タルクフレーク、バーミキュライ
トフレーク、アルミナフレーク等が挙げられる。繊維状
粒子又は薄片状粒子の配合量は、セメント組成物の流動
性、硬化体の強度や靱性等から、セメント100重量部
に対して35重量部以下が好ましく、10〜25重量部
がより好ましい。なお、繊維状粒子においては、硬化体
の靱性を高める観点から、長さ/直径の比で表される針
状度が3以上のものを用いるのが好ましい。
【0024】本発明においては、セメント組成物の混練
方法は特に限定するものではない。また、混練に用いる
装置も特に限定するものではなく、オムニミキサ、パン
型ミキサ、二軸練りミキサ、傾胴ミキサ等の慣用のミキ
サを使用することができる。
【0025】上記混練したセメント組成物を成形し、養
生・硬化させることで、本発明のスチールフレーム付セ
メント系外装用パネルを製造することができる。なお、
成形方法は特に限定するものではなく、流し込み成形等
慣用の成形方法で行うことができる。また、コンクリー
トの養生方法も特に限定するものではなく、常温養生や
蒸気養生等を行えばよい。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に説明する
が、本発明は下記例に限定されるものではない。 (使用材料)以下の実施例において使用する材料は、そ
れぞれ次のようなものである。 1)セメント :低熱ポルトランドセメント(太平洋セメント(株)製) 2)ポゾラン質微粉末:シリカフューム(平均粒径0.7μm) 3)骨材 :珪砂4号と珪砂5号の2:1(重量比)混合品 4)金属繊維 :鋼繊維(直径:0.2mm、長さ:15mm) 有機繊維 :ビニロン繊維(直径:0.6mm、長さ:15mm) 5)高性能AE減水剤:ポリカルボン酸系高性能AE減水剤 6)水 :水道水 7)無機粉末 :石英粉(平均粒径7μm) 8)繊維状粒子 :ウォラストナイト(平均長さ0.3mm、長さ/直径の 比4)
【0027】以下の各実施例に示す配合条件、混練方法
により調製されたセメント組成物を使用し、先に説明し
たように本発明のスチールフレーム付セメント系外装用
パネルを作製した。すなわち、スチールフレームに直径
9mm、長さ50mm(スチールフレームへの溶接部か
らセメント組成物埋め込み部までの距離)のアンカー部
材を溶接した後、型枠を準備し、その所定の位置にスチ
ールフレームをセットし、アンカー部材が埋設されるよ
うに、型枠内に所定の厚さまでセメント組成物を流し込
み、所定の養生を経た後に、型枠を脱型し、製品を得
た。なお、ここでは立上がり部を省略した。図3は、こ
のようにして得られた製品のサイズを示す図である。図
3において、(a)は正面図であり、(b)はA−A線
の断面図である。
【0028】(実施例1) ・配合条件 低熱ポルトランドセメント:100重量部 シリカフューム:32.5重量部 骨材:120重量部 高性能AE減水剤:セメントに対して1.0重量%(固
形分) 水/セメント比:22重量% ・混練方法 二軸練りミキサに各材料を一括投入し、混練 ・養生条件 前置き(20℃)48時間、90℃で48時間蒸気養生 ・性能 フロー値:270mm(試験方法は、「JIS R 5
201(セメントの物理試験方法)11.フロー試験」
に準じる。ただし、15回の落下運動は行わずに測定し
た。) 圧縮強度:210MPa 曲げ強度:25MPa 乾燥収縮率:1.3×10
-4(91日) ・成形パネルの性状 材例3ヶ月後のクラックや反りを測定したところ、反り
もクラックも発生しなかった。低収縮のため、目視では
反り及びクラックは観察出来なかった。
【0029】(実施例2) ・配合条件 低熱ポルトランドセメント:100重量部 シリカフューム:32.5重量部 骨材:120重量部 高性能AE減水剤:セメントに対して1.0重量%(固
形分) 水/セメント比:22重量% 鋼繊維:コンクリート中の体積の2% ・混練方法 二軸練りミキサに各材料を一括投入し、混練 ・養生条件 前置き(20℃)48時間、90℃で48時間蒸気養生 ・性能 フロー値:250mm(試験方法は、「JIS R 5
201(セメントの物理試験方法)11.フロー試験」
に準じる。ただし、15回の落下運動は行わずに測定し
た。) 圧縮強度:210MPa 曲げ強度:47MPa 乾燥収縮率:1.25×10-4(91日) ・成形パネルの性状 実施例1と同様にしてパネルを製造し、材例3ヶ月後の
クラックや反りを測定したところ、反りもクラックも発
生しなかった。低収縮のため、目視では反り及びクラッ
クは観察出来なかった。
【0030】(実施例3) ・配合条件 低熱ポルトランドセメント:100重量部 シリカフューム:32.5重量部 骨材:120重量部 石英粉:30重量部 ウォラストナイト:24重量部 高性能AE減水剤:セメントに対して1.0重量%(固
形分) 水/セメント比:22重量% 鋼繊維:コンクリート中の体積の2% ・混練方法 二軸練りミキサに各材料を一括投入し、混練 ・養生条件 前置き(20℃)48時間、90℃で48時間蒸気養生 ・性能 フロー値:250mm(試験方法は、「JIS R 5
201(セメントの物理試験方法)11.フロー試験」
に準じる。ただし、15回の落下運動は行わずに測定し
た。) 圧縮強度:230MPa 曲げ強度:47MPa 乾燥収縮率:1.2×10-4(91日) ・成形パネルの性状 実施例1と同様にしてパネルを製造し、材例3ヶ月後の
クラックや反りを測定したところ、反りもクラックも発
生しなかった。低収縮のため、目視では反り及びクラッ
クは観察出来なかった。
【0031】(比較例)(従来配合) ・配合条件 普通ポルトランドセメント:100重量部 骨材:70重量部 高性能AE減水剤:セメントに対して1.0重量%(固
形分) 水/セメント比:33重量% 鋼繊維:コンクリート中の体積の2% ・混練方法 二軸練りミキサに各材料を一括投入し、混練 ・養生条件 前置き(20℃)48時間、90℃で48時間蒸気養生 ・性能 フロー値:150mm(試験方法は、「JIS R 5
201(セメントの物理試験方法)11.フロー試験」
に準じる。ただし、15回の落下運動は行わずに測定し
た。) 圧縮強度:60MPa 曲げ強度:20MPa 乾燥収縮率:12×10-4(91日) ・成形パネルの性状 実施例1と同様にしてパネルを製造し、材例3ヶ月後の
クラックや反りを測定した。パネル表面中央の短辺方向
に約1mmのクラックが発生した。反りは、スチールフ
レームの高剛性のためにほとんど生じなかった。
【0032】
【発明の効果】上記から明らかなように、本発明のスチ
ールフレーム付セメント系外装用パネル材は、従来品と
比較して、高強度でしかも乾燥収縮が少ないので、亀裂
や反りが殆ど発生せず、従来より薄物で大型のパネルの
製造が可能である。従って、軽量化が容易であると同時
に耐久性および美観に優れ、カーテンウォールなどの大
型の外装材として適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスチールフレーム付セメント系外装用
パネルの形状の一例を説明するための図である。
【図2】本発明のスチールフレーム付セメント系外装用
パネルの製造工程の一例を説明するための図である。
【図3】実施例で得られた製品のサイズを示す図であ
る。
【符号の説明】
10 スチールフレーム付セメント系外装用パネル 11 パネル 12 スチールフレーム 13 アンカー部材 14 メッシュ筋 15 緩衝材 18 セメント組成物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04C 2/46 E (72)発明者 中茎 義和 茨城県石岡市大字柏原6番1号 株式会社 建材テクノ研究所内 (72)発明者 上川 一真 茨城県石岡市大字柏原6番1号 株式会社 建材テクノ研究所内 (72)発明者 巻野 徹 東京都千代田区西神田三丁目8番1号 株 式会社建材テクノ研究所内 (72)発明者 本多 純夫 東京都千代田区西神田三丁目8番1号 株 式会社建材テクノ研究所内 Fターム(参考) 2E002 FA02 FB01 FB02 FB11 FB12 MA07 2E162 BA02 CA01 FA12 FB07 FD06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント組成物の硬化体からなるパネル
    と、前記パネルの片面に設けられたスチールフレーム
    と、前記パネルおよび前記スチールフレーム間を固定す
    るアンカー部材とを備え、前記セメント組成物は、少な
    くとも、セメント、ポゾラン質微粉末、粒径2mm以下
    の骨材、水および減水剤を含んでなることを特徴とする
    スチールフレーム付セメント系外装用パネル。
  2. 【請求項2】 セメント組成物が、セメント100重量
    部に対して、ポゾラン質微粉末5〜50重量部、粒径2
    mm以下の骨材50〜250重量部、水10〜30重量
    部、減水剤0.5〜4.0重量部を含んでなること特徴
    とする請求項1に記載のスチールフレーム付セメント系
    外装用パネル。
  3. 【請求項3】 セメント組成物が、金属繊維及び/又は
    有機質繊維をさらに含む請求項1に記載のスチールフレ
    ーム付セメント系外装用パネル。
  4. 【請求項4】 金属繊維が、径0.01〜1.0mm、
    長さ2〜30mmの鋼繊維である請求項3に記載のスチ
    ールフレーム付セメント系外装用パネル。
  5. 【請求項5】 有機質繊維が、径0.005〜1.0m
    m、長さ2〜30mmのビニロン繊維、ポリプロピレン
    繊維、ポリエチレン繊維、アラミド繊維および炭素繊維
    から選ばれる一種以上の繊維である請求項3に記載のス
    チールフレーム付セメント系外装用パネル。
  6. 【請求項6】 セメント組成物が、平均粒径3〜20μ
    mの無機粉末をさらに含む請求項1ないし5のいずれか
    1項に記載のスチールフレーム付セメント系外装用パネ
    ル。
  7. 【請求項7】 セメント組成物が、平均粒度1mm以下
    の繊維状粒子又は薄片状粒子をさらに含む請求項1ない
    し6のいずれか1項に記載のスチールフレーム付セメン
    ト系外装用パネル。
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