JP2001212817A - 繊維補強コンクリートの製造方法 - Google Patents

繊維補強コンクリートの製造方法

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孝治 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 150MPa以上の圧縮強度を発現する超高強度コ
ンクリートにおいて、同等の補強効果を得るための繊維
の配合量を減らすことのできる繊維補強コンクリートの
製造方法を提供する。 【解決手段】 少なくとも、セメント、ポゾラン質微粉
末、粒径2mm以下の細骨材、減水剤、繊維、及び水を含
む配合物を、配合物中の細骨材の最大粒径よりも大き
く、かつ、繊維の長さの2倍以下のコンクリート吐出口
を有する器具を通して型枠に流し込み、養生する繊維補
強コンクリートの製造方法。さらに、配合物に、平均粒
径3〜20μmの無機粉末、平均粒度1mm以下の繊維状粒子
又は薄片状粒子を含むことが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、短繊維によって補
強された繊維補強コンクリートの製造方法に関し、特
に、同等の補強効果を得るための繊維の配合量を減らす
ことができる繊維補強コンクリートの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、土地のより一層の有効利用の観点
から、建築物の超高層化及び大規模化の傾向は益々顕著
になってきている。このような超高層ないしは大規模の
建築物を実現するために、150MPa以上の圧縮強度を発現
する超高強度コンクリートの開発が行われている。ま
た、該超高強度コンクリートの曲げ強度、引張強度やひ
び割れ抵抗性等を改善するために、鋼繊維、ビニロン繊
維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、アラミド
繊維、炭素繊維等の繊維を配合することが行われてい
る。該繊維としては、短繊維が主に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】繊維補強コンクリート
では、その補強効果は、繊維の配向状態いかんによって
異なってくる。例えば、単軸引張りを受ける部材におい
ては、すべての繊維が引張応力方向に配向している場合
に最も高い補強効果が得られる。しかしながら、超高強
度コンクリートに短繊維を配合した場合では、繊維の配
向性は、三次元ランダム配向となり、曲げ強度や引張強
度等の改善に寄与しない繊維の割合が多くなっていた。
上記各種の繊維は、他のコンクリート材料(セメント、
骨材、減水剤、混和材等)に比べて高価であり、超高強
度コンクリートのコストの点からは、できるだけ繊維の
配合量を減らすことが望まれている。
【0004】そこで、本発明においては、150MPa以上の
圧縮強度を発現する超高強度コンクリートにおいて、同
等の補強効果を得るための繊維の配合量を減らすことの
できる繊維補強コンクリートの製造方法を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために鋭意研究した結果、繊維を含む特定の材
料を組み合わせた配合物を、特定の大きさのコンクリー
ト吐出口を有する器具を通して型枠に流し込むことによ
り、上記目的を達成することができるとの知見を得、本
発明に到達した。
【0006】即ち、本発明は、少なくとも、セメント、
ポゾラン質微粉末、粒径2mm以下の細骨材、減水剤、繊
維、及び水を含む配合物を、前記配合物中の細骨材の最
大粒径よりも大きく、かつ、繊維の長さの2倍以下のコ
ンクリート吐出口を有する器具を通して型枠に流し込
み、養生する繊維補強コンクリートの製造方法(請求項
1)であり、さらに、配合物に、平均粒径3〜20μmの
無機粉末(請求項4)、平均粒度1mm以下の繊維状粒子
又は薄片状粒子(請求項5)を含むことが好ましい繊維
補強コンクリートの製造方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明において、セメントの種類は限定するもの
ではなく、普通ポルトランドセメント、早強ポルトラン
ドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、低熱ポルト
ランドセメント等の各種ポルトランドセメントや高炉セ
メント、フライアッシュセメント等の混合セメントを使
用することができる。
【0008】ポゾラン質微粉末としては、シリカフュー
ム、シリカダスト、フライアッシュ、スラグ、火山灰、
シリカゾル、沈降シリカ等が挙げられる。一般に、シリ
カフュームやシリカダストでは、その平均粒径は、1.0
μm以下であり、粉砕等をする必要がないので本発明の
ポゾラン質微粉末として好適である。ポゾラン質微粉末
の配合量は、コンクリートの流動性や分離抵抗性、硬化
後の強度等から、セメント100重量部に対して5〜50重量
部が好ましい。ポゾラン質微粉末が少ないと強度が低下
する。ポゾラン質微粉末が多くなるとコンクリートの流
動性を確保するために単位水量が増大するので強度が低
下する。
【0009】本発明においては粒径2mm以下の細骨材が
用いられる。ここで、本発明における細骨材の粒径と
は、85%重量累積粒径である。細骨材の粒径が2mmを超
えると強度が低下する。なお、本発明においては、最大
粒径が2mm以下の細骨材を用いることが好ましく、最大
粒径が1.5mm以下の細骨材を用いることがより好まし
い。細骨材としては、川砂、陸砂、海砂、砕砂、珪砂及
びこれらの混合物を使用することができる。細骨材の配
合量は、流動性や分離抵抗性、強度やクラックに対する
抵抗性等から、セメント100重量部に対して50〜250重量
部が好ましく、80〜180重量部がより好ましい。
【0010】減水剤としては、リグニン系、ナフタレン
スルホン酸系、メラミン系、ポリカルボン酸系の減水
剤、AE減水剤、高性能減水剤又は高性能AE減水剤を
使用することができる。これらのうち、減水効果の大き
な高性能減水剤又は高性能AE減水剤を使用することが
好ましい。減水剤の配合量は、流動性や分離抵抗性、強
度等から、セメント100重量部に対して、固形分換算で
0.5〜4.0重量部が好ましい。減水剤が少ないと流動性が
低下し、後述するコンクリートの流し込みに使用する器
具を通しての流し込みが困難となる。減水剤が多くなる
と分離抵抗性が低下し、硬化後の強度も低下する。な
お、減水剤は、液状又は粉末状どちらでも使用可能であ
る。
【0011】水量は、セメント100重量部に対して10〜3
0重量部が好ましく、より好ましくは15〜25重量部であ
る。セメント100重量部に対して、水量が10重量部未満
では、混練が困難であり、流動性も低下し後述するコン
クリートの流し込みに使用する器具を通しての流し込み
が困難となる。セメント100重量部に対して、水量が30
重量部を超えると強度が低下する。
【0012】繊維としては、径0.01〜1.0mm、長さ5〜10
0mm、好ましくは10〜50mmの金属繊維が挙げられる。金
属繊維の中でも鋼繊維は強度に優れており、またコスト
や入手のし易さの点からも好ましいものである。金属繊
維の径が0.01mm未満では繊維自身の強度が不足し、張力
を受けた際に切れやすくなる。径が1.0mmを超えると、
同一配合量での本数が少なくなり、曲げ強度を向上させ
る効果が低下する。長さが100mmを超えると、混練が困
難となる。長さが5mm未満では後述するコンクリートの
流し込みに使用する器具において、コンクリート吐出口
の大きさが小さくなり、コンクリートの流し込みに時間
がかかる。金属繊維の配合量は、配合物中の体積の4%
未満が好ましく、より好ましくは2%未満である。金属
繊維の含有量が多くなると混練時の作業性等を確保する
ために単位水量も増大するので、金属繊維の配合量は前
記の量が好ましい。
【0013】本発明においては、上記金属繊維以外とし
て、ビニロン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン
繊維、アラミド繊維、炭素繊維から選ばれる1種以上の
繊維を使用することもできる。これら金属繊維以外の繊
維は、径0.005〜1.0mm、長さ5〜100mm、好ましくは10〜
50mmのものが好ましい。金属繊維以外の繊維を使用する
場合、その配合量は、配合物中の体積の10%未満が好ま
しく、8%未満がより好ましい。なお、本発明において
は、金属繊維とそれ以外の繊維を併用することは差し支
えない。
【0014】本発明においては、コンクリートの充填密
度を高める観点から、配合物に、平均粒径3〜20μm、
より好ましくは平均粒径4〜10μmの無機粉末を含ませ
ることが好ましい。無機粉末としては、石英粉末、石灰
石粉末、炭化物粉末や窒化物粉末が挙げられるが、石英
粉末は、コストの点や硬化後の品質安定性の点から、好
ましいものである。該石英粉末としては、石英や非晶質
石英、オパール質やクリストバライト質のシリカ含有粉
末等が挙げられる。無機粉末の配合量は、流動性、強度
等から、セメント100重量部に対して50重量部以下が好
ましく、20〜35重量部がより好ましい。
【0015】本発明においては、コンクリートの靱性を
高める観点から、配合物に、平均粒度が1mm以下の繊維
状粒子又は薄片状粒子を含ませることが好ましい。ここ
で、粒子の粒度とは、その最大寸法の大きさ(特に、繊
維状粒子ではその長さ)である。繊維状粒子としては、
ウォラストナイト、ボーキサイト、ムライト等が、薄片
状粒子としては、マイカフレーク、タルクフレーク、バ
ーミキュライトフレーク、アルミナフレーク等が挙げら
れる。繊維状粒子又は薄片状粒子の配合量は、流動性、
強度、靱性等から、セメント100重量部に対して35重量
部以下が好ましく、10〜25重量部がより好ましい。な
お、繊維状粒子においては、コンクリートの靱性を高め
る観点から、長さ/直径の比で表される針状度が3以上
のものを用いるのが好ましい。
【0016】本発明において、配合物の混練方法は、特
に限定するものではなく、例えば、 1)水、減水剤以外の材料を予め混合しておき(プレミッ
クス)、該プレミックス、水、減水剤をミキサに投入
し、混練する。 2)水以外の材料を予め混合しておき(プレミックス、た
だし減水剤は粉末タイプのものを使用する)、該プレミ
ックス、水をミキサに投入し、混練する。 3)各材料を、それぞれ個別にミキサに投入し、混練す
る。等の方法が挙げられる。
【0017】混練に用いるミキサは、通常のコンクリー
トの混練に用いられるどのタイプのものでもよく、例え
ば、揺動型ミキサ、パンタイプミキサ、二軸練りミキサ
等が用いられる。
【0018】混練後、配合物を該配合物中の細骨材の最
大粒径よりも大きく、かつ、繊維の長さの2倍以下のコ
ンクリート吐出口を有する器具(以降、器具と称する)
を通して型枠に流し込む。なお、本発明の配合物は、
「JIS R 5201(セメントの物理試験方法)11.フロー試
験」に記載される方法において、15回の落下運動を行わ
ないで測定したフロー値が、200mm以上と流動性に優れ
るものであり、前記器具を通して型枠に流し込むことが
できるものである。前記器具の形状の例を、図1に示
す。図1はコンクリート吐出口Aが四角形の例であり、
この場合の吐出口の大きさとは1辺の長さである。本発
明において、器具のコンクリート吐出口の大きさは、配
合物中の細骨材の最大粒径よりも大きく、かつ、繊維の
長さの2倍以下にする必要がある。コンクリート吐出口
の大きさが、配合物中の細骨材の最大粒径よりも小さい
と、該器具内でコンクリートが詰まり、流し込みが不可
能である。コンクリート吐出口の大きさが、繊維の長さ
の2倍よりも大きいと、繊維の配向性が三次元ランダム
配向となり易い。なお、図1はコンクリート吐出口が四
角形の例であるが、コンクリート吐出口が円形の場合
は、吐出口の大きさはその直径である。また、本発明の
器具において、コンクリートの投入部Bの大きさや器具
の長さは、コンクリートの打設量等に応じて適宜決めれ
ばよい。
【0019】本発明においては、繊維を一次元方向に配
向させることにより、同等の補強効果を得るための繊維
の配合量を減らすものであるので、配合物を流し込む方
向は、当然ながら繊維を配向させようとする方向であ
る。なお、流し込む方向が一定であれば、器具を移動さ
せながら流し込むことは差し支えない。
【0020】本発明において、養生方法は特に限定する
ものではなく、常温養生や蒸気養生等を行えばよい。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。 1.使用材料 以下に示す材料を使用した。 1)セメント ;低熱ポルトランドセメント(太平洋セメント(株)製) 2)ポゾラン質微粉末;シリカフューム(平均粒径0.7μm) 3)細骨材 ;珪砂4号と珪砂5号の2:1(重量比)混合品(最大粒 径2mm以下) 4)金属繊維 ;鋼繊維(直径:0.2mm、長さ:15mm) 5)高性能AE減水剤;ポリカルボン酸系高性能AE減水剤 6)水 ;水道水 7)無機粉末 ;石英粉(平均粒径7μm) 8)繊維状粒子 ;ウォラストナイト(平均長さ0.3mm、長さ/直径の比4)
【0022】実施例1 低熱ポルトランドセメント100重量部、シリカフューム3
2.5重量部、細骨材120重量部、高性能AE減水剤1.0重
量部(セメントに対する固形分)、水22重量部、鋼繊維
(配合物中の体積の1%)を二軸練りミキサに投入し、混
練した。該配合物のフロー値を、「JIS R 5201(セメン
トの物理試験方法)11.フロー試験」に記載される方法
において、15回の落下運動を行わないで測定した。その
結果、フロー値は260mmであった。また、前記配合物を
φ50×100mmの型枠に流し込んだ。その後、20℃で48時
間前置きし、90℃で48時間蒸気養生した。該硬化体の圧
縮強度(3本の平均値)は210MPaであった。また、前記
配合物を10×10×40cmの型枠に、図2の形状・寸法の器
具を通して長軸方向に流し込んだ。その後、20℃で48時
間前置きし、90℃で48時間蒸気養生した。該硬化体の曲
げ強度(3本の平均値)は47MPaであった。
【0023】実施例2 低熱ポルトランドセメント100重量部、シリカフューム3
2.5重量部、細骨材120重量部、高性能AE減水剤1.0重
量部(セメントに対する固形分)、水22重量部、石英粉
30重量部、ウォラストナイト24重量部、鋼繊維(配合物
中の体積の1%)を二軸練りミキサに投入し、混練した。
該配合物のフロー値を実施例1と同様に測定した。その
結果、フロー値は260mmであった。また、圧縮強度と曲
げ強度を実施例1と同様に測定した。その結果、圧縮強
度は230MPa、曲げ強度は47MPaであった。
【0024】比較例1 低熱ポルトランドセメント100重量部、シリカフューム3
2.5重量部、細骨材120重量部、高性能AE減水剤1.0重
量部(セメントに対する固形分)、水22重量部、石英粉
30重量部、ウォラストナイト24重量部、鋼繊維(配合物
中の体積の2%)を二軸練りミキサに投入し、混練した。
該配合物のフロー値を実施例1と同様に測定した。その
結果、フロー値は250mmであった。また、前記配合物を
φ50×100mmの型枠に流し込んだ。その後、20℃で48時
間前置きし、90℃で48時間蒸気養生した。該硬化体の圧
縮強度(3本の平均値)は230MPaであった。また、前記
配合物を10×10×40cmの型枠に流し込んだ(器具は使用
せず)。その後、20℃で48時間前置きし、90℃で48時間
蒸気養生した。該硬化体の曲げ強度(3本の平均値)は
47MPaであった。
【0025】比較例2 低熱ポルトランドセメント100重量部、シリカフューム3
2.5重量部、細骨材120重量部、高性能AE減水剤1.0重
量部(セメントに対する固形分)、水22重量部、石英粉
30重量部、ウォラストナイト24重量部を二軸練りミキサ
に投入し、混練した。該配合物のフロー値を実施例1と
同様に測定した。その結果、フロー値は270mmであっ
た。また、前記配合物をφ50×100mmの型枠に流し込ん
だ。その後、20℃で48時間前置きし、90℃で48時間蒸気
養生した。該硬化体の圧縮強度(3本の平均値)は230M
Paであった。また、前記配合物を10×10×40cmの型枠に
流し込んだ(器具は使用せず)。その後、20℃で48時間
前置きし、90℃で48時間蒸気養生した。該硬化体の曲げ
強度(3本の平均値)は25MPaであった。
【0026】前記実施例及び比較例より、配合物中の細
骨材の最大粒径よりも大きく、かつ、鋼繊維の長さの2
倍以下のコンクリート吐出口を有する器具を通して、配
合物を型枠に流し込むことにより、鋼繊維の配合量が1/
2であっても、同等の補強効果(曲げ強度)が得られ
た。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の繊維補強
コンクリートの製造方法では、150MPa以上の圧縮強度を
発現する超高強度コンクリートにおいて、同等の補強効
果を得るための繊維の配合量を減らすことができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いる器具の形状の1例である。
【図2】実施例で用いた器具の形状・寸法である。
【符号の説明】
A コンクリート吐出口 B コンクリート投入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 14:38 C04B 14:38 Z 16:06 16:06 E 22:06 22:06 A 18:14 18:14 Z 20:00) 20:00) B 103:32 103:32

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、セメント、ポゾラン質微粉
    末、粒径2mm以下の細骨材、減水剤、繊維、及び水を含
    む配合物を、 前記配合物中の細骨材の最大粒径よりも大きく、かつ、
    繊維の長さの2倍以下のコンクリート吐出口を有する器
    具を通して型枠に流し込み、養生することを特徴とする
    繊維補強コンクリートの製造方法。
  2. 【請求項2】 繊維が、径0.01〜1.0mm、長さ5〜100mm
    の金属繊維である請求項1記載の繊維補強コンクリート
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 繊維が、径0.005〜1.0mm、長さ5〜100mm
    のビニロン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊
    維、アラミド繊維、炭素繊維から選ばれる1種以上の繊
    維である請求項1記載の繊維補強コンクリートの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 配合物に、平均粒径3〜20μmの無機粉
    末を含む請求項1〜3のいずれかに記載の繊維補強コン
    クリートの製造方法。
  5. 【請求項5】 配合物に、平均粒度1mm以下の繊維状粒
    子又は薄片状粒子を含む請求項1〜4のいずれかに記載
    の繊維補強コンクリートの製造方法。
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