JP2001258451A - 船揺れ解消用竿かけ - Google Patents

船揺れ解消用竿かけ

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JP2001258451A
JP2001258451A JP2000082186A JP2000082186A JP2001258451A JP 2001258451 A JP2001258451 A JP 2001258451A JP 2000082186 A JP2000082186 A JP 2000082186A JP 2000082186 A JP2000082186 A JP 2000082186A JP 2001258451 A JP2001258451 A JP 2001258451A
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coil spring
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tension
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Shozo Takeuchi
省三 武内
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】船のピッチング又はローリングに伴って上
下に伸縮し、ホルダー体20に保持されている竿1のバ
ランスを自動補正する振幅補正装置30を設ける。振幅
補正装置30を支持体10とホルダー体20との間に装
着する。振幅補正装置30には、引張コイルばね31と
圧縮コイルばね32とを併用する。振幅補正装置30
は、ホルダー体20と支持体10との揺動部分からホル
ダー体20に保持されている竿1のトップガイド1Aま
での長さと、この竿1で使用する錘3の重量との積に比
例して張力が調整される。 【効果】船が上下に揺れていても、竿かけに装着した竿
のバランスをとり、竿先端部の位置を自動補正して、仕
掛けの位置を定位置に保持することができる。置き竿の
状態であたりを敏感に関知することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船釣りの際に使用
する船揺れ解消用竿かけに係るもので、特に、船が上下
に揺れた場合でも、竿かけに装着した竿のバランスをと
り、竿先端部の位置を自動補正して、仕掛けの位置を定
位置に保持することができる船揺れ解消用竿かけに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ヒラメの沖釣などでは、船縁に竿かけを
取り付け、この竿かけに竿を載せた状態であたりを待つ
ことがある。海が凪いでいるときは、船が上下に揺れな
いので仕掛けがポイントからずれるおそれはない。とこ
ろが、海が荒れて船が上下に揺れる場合は、船と共に仕
掛けが上下に移動するので、ポイントの位置からずれな
いようにするには、竿を直接手に持ち、釣人が立ち上が
った状態で仕掛けが上下に移動しないように調整した
り、あるいは、一方の手で竿のバランスを保つ位置を支
持し、釣人が座った状態で竿を持った腕を船縁にあて置
き、腕のリストを利かせながら船の上下動の影響を受け
ないように竿のバランスをとるなどの釣り方で対応して
いる。
【0003】一方、船縁に取り付ける竿かけの改良とし
て特開平11-289947 号公報に記載されたアームホルダー
及び竿受けがある。この竿受けでは、リールを巻き取る
際に釣竿が回転しないように腕で固定する腕置き部を設
けたものである。通常の使用では、竿を竿受けに固定す
るために、竿受けに設けられたバイス部を利用する。こ
のバイス部は、竿受けに載せた竿を上から挟み付けて固
定する部材で、竿受けにネジで固定するように設けられ
ている。そして、このバイス部を利用して竿受けに竿を
固定した場合は、あたりを待つ通常の竿受けとして使用
される。あたりがきたときは、リールを巻き上げながら
ジギング操作を行う。この場合、竿受けからバイス部ご
と竿を取り外し、このバイス部の近くに設けた腕置き部
にリールと反対側の腕を掛けて竿を固定してジギング操
作を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の釣り
方によると、船のローリングやピッチングの振幅に合わ
せながら竿先を船の揺れ方向と逆に調整する作業になる
ので、竿先の調整作業にばかり気をとられて、肝心のあ
たりを逃してしまうことがある。その為、わずかなあた
りでも敏感に関知できる高価な竿が求められていた。し
かも、揺れる船上で立ったまま竿を操作することになる
から疲労が激しく、初心者や体力の無い者にとっては極
めて不利な釣り方にならざるを得ない。また、船上に座
り込み、船縁に一方の腕をあて置いて竿のバランスをと
る方法は、立ったままの釣り方よりも比較的疲労は少く
て済むが、腕や手首に掛かる負担が大きいので、あまり
長い時間は続けることができない。
【0005】一方、バイス部や腕置き部を設けた従来の
竿受けにおいても、あたりを待つ通常の竿受けとして使
用するには、海が凪いでいる必要があり、海が荒れて船
が揺れる場合は、竿受けからバイス部ごと竿を取り外し
て操作することになる。この場合、竿先の操作は、船の
ローリングやピッチングの振幅に合わせながら竿先を上
下に調整する作業になるから、全く従来の釣り方と変わ
るものではなかった。
【0006】そこで本発明は上述の課題を解消すべく創
出されたもので、ローリングやピッチングで船が上下に
揺れていても、竿かけに固定したままで竿のバランスを
とり竿先端部の位置を一定の位置に自動補正して、仕掛
けの位置を定位置に保持することができ、しかも、置き
竿の状態であたりを敏感に関知することができる船揺れ
解消用竿かけの提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明の第1の手段は、船縁に着脱自在に立設する
支持体10と、この支持体10に上下揺動自在に連結さ
れて竿1を保持するホルダー体20とを有する竿かけに
おいて、船のピッチング又はローリングに伴って上下に
伸縮し、ホルダー体20に保持されている竿1のトップ
ガイド1Aの位置を定位置に自動補正する振幅補正装置
30を支持体10とホルダー体20との間に設けたこと
にある。
【0008】また、第2の手段の振幅補正装置30は、
引張コイルばね31と圧縮コイルばね32とを併用した
ものである。
【0009】更に、第3の手段の振幅補正装置30は、
竿1の手元1B側を保持するホルダー体20から支持体
10側に連結した引っ張りコイル31ばねと、この引張
コイルばね31の弾性力と同等又は引張コイルばね31
よりも弾性力が小さい圧縮コイルばね32とを有してい
る。
【0010】そして、第4の手段の振幅補正装置30
は、ホルダー体20と支持体10との揺動部分からホル
ダー体20に保持されている竿1のトップガイド1Aま
での長さと、この竿1で使用する錘3の重量との積に比
例して張力が調整されることを課題解消のための手段と
する。
【0011】本発明によると、船のピッチング又はロー
リングによって生じる上下の揺れは振幅補正装置30に
よって解消され、ホルダー体20が保持している竿1の
トップガイド1Aの位置を海底に対して一定に保つもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。
【0013】本発明は、固定具40を介して船縁に着脱
自在に立設する支持体10と、この支持体10に対して
略水平に連結され竿1を保持するホルダー体20とを有
する竿かけの構造を改良したものである。
【0014】支持体10は、船縁に竿かけを固定する固
定具40を有するもので、この固定具40を介して船縁
に立設する。図1、図2に示す固定具40は、船縁に予
め設けられている挿入口や支持筒(図示せず)に挿入す
る基部41を支持体10の下端部に設けている。
【0015】図1に示す支持体10では、支持体10の
上部からスライドするスライド杆13を設けると共に、
このスライド杆13の側面にネジ山16を形成してい
る。一方、スライド杆13を押し上げるスクリュージャ
ッキ17を設け、このスクリュージャッキ17の回転操
作で、支持体10が支持するホルダー体20の高さを自
由に調整する。このとき、スライド杆13にロックナッ
ト18をネジ止めすることで、スクリュージャッキ17
の緩みを防止している。支持体10とホルダー体20と
の間に、後述する振幅補正装置30を装着しているの
で、スライド杆13の長さを調整することで、この振幅
補正装置30の張力や支持バランスを調整することがで
きる。この実施例では、支持体10から固定具40やス
ライド杆13を分解自在に設けると共に、これらを固定
する蝶ボルト状の連結ボルト14,15を設けている。
そして、連結ボルト14を調整することで、支持体10
とホルダー体20との左右の向きを自在に調整すること
ができる。
【0016】図2に示す支持体10では、支持体10と
基部41とをスライド自在に設け、蝶ボルト状の連結ボ
ルト14で側面から緊締することにより、船縁に固定し
た固定具40と支持体10とを着脱自在に設けている。
更に、支持体10の上部にスライド杆13を設け、蝶ボ
ルト状の連結ボルト15の緊締で支持体10の長さを調
整自在に連結している。また、支持体10の側面には、
後述する振幅補正装置30を設けている。そして、スラ
イド杆13の長さを調整することで、支持体10の側面
に設けた振幅補正装置30のテンションや支持バランス
を調整することができる。
【0017】図3に示す支持体10は、船縁を上下から
挟着するクランプ42を設けた略コ字状の固定具40に
直接装着したものである。このように、支持体10は、
あらゆる形態の固定具40を含むものである。
【0018】ホルダー体20は、竿1を略水平に保持す
ると共に、支持体10の連結部分を支点Xとして上下に
揺動するように設けられている。図1、図2に示すホル
ダー体20は、スライド杆13の頂部と、ホルダー体2
0の下面に突設した連結片21とを連結軸11で連結し
たものである。また、揺動するホルダー体20を固定す
る蝶ボルト状の固定ネジ12を設けており、海が凪いだ
ときや、船の揺れを積極的に利用して仕掛け2を上下に
動かす場合にこの固定ネジ12を緊締するもので、振幅
補正装置30を使用するときは解除する。ホルダー体2
0は、断面略U字形状を成した保持部材22に竿1を載
置するように形成している(図1、図2参照)。そし
て、保持部材22に載置した竿1の側面を押圧する固定
具23を設けている。図1に示す固定具23では、保持
部材22の内部に、竿1の外周面を広く覆いながら圧着
する筒ばね状の保護部材28を配している。そして、固
定具23の先端で保護部材28を締め付けることで、竿
1の側面に傷を付けずに固定することができる。
【0019】図3に示すホルダー体20は、枠体状を成
した支持体10の頂部に、連結軸11を介して吊り下げ
られている。このように、支持体10とホルダー体20
との連結手段は、ホルダー体20の両端部が支点Xの位
置から上下に揺動できる状態なら、どのような連結手段
でもよい。図示のホルダー体20には、支持体10の連
結軸11に揺動自在に連結される基体24を設けてい
る。そして、竿1の先端方向を支持する係止部25を基
体24の一端に設け、竿1の手元1B方向を支持固定す
る固定具23を基体24の他端に設けたものである。こ
の固定具23は、連結ネジ27で竿1を固定するもの
で、基体24に対して着脱自在に連結されている。そし
て、竿1をホルダー体20から外す場合は、この固定具
23に竿1を装着したままで取り外せるようにしてい
る。
【0020】振幅補正装置30は、船Pのピッチング又
はローリングに伴い上下に伸縮して竿1のバランスをと
るもので、ホルダー体20に保持されている竿1先端部
の位置が、船Pと共に上下しないように自動補正する。
この振幅補正装置30は、ホルダー体20と支持体10
との間に装着される。ここで言う支持体10とは、支持
体10下端部に連結した固定具40を含む広義のもの
で、ホルダー体20と固定具40との間に振幅補正装置
30を装着してもよい(図3乃至図5参照)。図示例の
振幅補正装置30は、引張コイルばね31と圧縮コイル
ばね32とを併用したもので、引張コイルばね31が竿
1のバランスをとり、圧縮コイルばね32が竿1の揺動
振幅を抑えるショックアブソーバーとして機能する。し
たがって、引張コイルばね31の位置は、支点Xを挟ん
で錘3と釣り合う位置に配されるが圧縮コイルばね32
の位置は図示例に限定されるものではない。また、引張
コイルばね31や圧縮コイルばね32は、同様の弾性性
能を有するものであれば、他の弾性材を転用することが
できる。また、油圧、空気圧等を利用した伸縮機構を用
いることも可能である。
【0021】図1及び図2に示す振幅補正装置30は、
支持体10の下部側面から略水平に延長した固定杆33
を設けている。そして、この固定杆33と保持部材22
との間に、引張コイルばね31及び圧縮コイルばね32
を装着している。このとき、ホルダー体20の揺動時
に、圧縮コイルばね32が外れないようにするため、圧
縮コイルばね32の端部に嵌入する係止突起26と調整
ボルト34とを、保持部材22と固定杆33とに設けて
いる。また、図1に示す圧縮コイルばね32には圧縮コ
イルばね32の高さを調整するネジ状の調整ナット39
を設けている。この調整具39を調整することで、圧縮
コイルばね32の張力を調整する。この圧縮コイルばね
32は、引張コイルばね31のショックアブソーバーと
して機能するものなので、例えば圧縮コイルばね32に
代えてウレタン材を使用することもできる。また、引張
コイルばね31の張力を調整できるようにするため、引
張コイルばね31の下端に調整ボルト35を介して固定
杆33に連結している。この調整ボルト35の長さを調
整することで、引張コイルばね31の張力が調整される
ものである。
【0022】また、図1に示す振幅補正装置30には、
本発明竿かけを装着する際に使用するストッパー38を
設けている。このストッパー38は、長孔38Cを設け
た一対の帯板38Bを形成し、この帯板38Bの各一端
部をホルダー体20と固定杆33とに固定し、長孔38
Cに挿通した固定ネジ38Aで各帯板38Bを緊締・解
除するものである。固定ネジ38Aを緊締した場合、各
帯板38Bが固定されるので、本発明竿かけを装着する
際に、振幅補正装置30に余計な負荷を与えないように
することができる。本発明竿かけを装着した後のストッ
パー38は、振幅補正装置30の妨げにならないように
固定ネジ38Aを解除して、各帯板38Bをフリーの状
態にする。
【0023】図3に示す振幅補正装置30は、支持体1
0に連結固定しているクランプ42と、ホルダー体20
の基体24との間に装着されている。この実施例では、
略コ字状を成したクランプ42の上端部に係止突起43
を設けて圧縮コイルばね32を装着している。また、こ
の圧縮コイルばね32と平行にストッパー38を設けて
いる。更に、引張コイルばね31は、クランプ42側面
の上下方向に沿って設けられた複数のボルト孔44に、
引張コイルばね31の下端部に連結した連結ボルト36
の取り付け位置を変えて連結することで、引張コイルば
ね31の張力を調整できるようにしている。
【0024】引張コイルばね31の張力を調整する手段
として、図4や図5に示す手段がある。図4に示す調整
手段は、引張コイルばね31の上端部に連結したボルト
を延長して調整ボルト35としたもので、引張コイルば
ね31の上部の連結位置を変えて張力を調整する。一
方、図5に示す調整手段は、引張コイルばね31の上端
部を連結する連結杆37を長さ調整自在に設け、この連
結杆37への連結位置を変えることで引張コイルばね3
1の張力を調整するものである。このように、振幅補正
装置30に引張コイルばね31を使用する場合におい
て、張力を調整するには、引張コイルばね31の連結位
置を変える手段が最も効率の良い調整手段になる。
【0025】振幅補正装置30の弾性力は、ホルダー体
20と支持体10との揺動部分からホルダー体20に保
持されている竿1のトップガイド1Aまでの長さと、こ
の竿1で使用する錘3の重量との積に比例して弾性力が
調整される。例えば、図7に示すように、支点Xから竿
1先のトップガイド1Aまでの長さをLとし、重量をW
とした場合、振幅補正装置30に求められる張力は、L
とWとの積となる。この張力は、支点Xから振幅補正装
置30までの距離lと、振幅補正装置30が有する張力
Sとの積に等しくなるように調整されるものである。
【0026】
【表1】 また、引張コイルばね31が有する張力は、コイルの自
由長から、たわむ(伸長する)長さによって変化する。
自由長を100mm とする引張コイルばね31における張力
の関係を表1に示している。このような関係から、支点
Xから竿1先のトップガイド1Aまでの長さLを1,780m
m とし、重量Wが0.2Kg の錘3を使用した場合、これら
の積は0.356 Kgm となる。一方、支点Xから振幅補正装
置30までの距離lを仮に0.1 〜0.22m とすると、振幅
補正装置30に求められる張力Sは、3.56〜1.62Kgf で
十分な張力が得られる。また、錘3の重量が増大した場
合や竿1のトップガイド1Aまでの長さが長くなった場
合は、表1に示す如く、引張コイルばね31の連結位置
を調整することで簡単に竿1のバランスをとることがで
きるようになる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成したことによ
り、当初の目的を達成する。
【0028】すなわち、船Pのピッチング又はローリン
グに伴って上下に伸縮し、ホルダー体20に保持されて
いる竿1のトップガイド1Aの位置を自動補正する振幅
補正装置30を設けたことによって、船P上の上下の揺
れは、振幅補正装置30によって解消される。この結
果、ホルダー体20が保持している竿1のトップガイド
1Aの位置を海底に対して一定に保つことが可能にな
り、仕掛け2の位置をポイントからずれないようにする
ことができる。
【0029】この結果、従来のように船Pが上下に揺れ
る場合に、竿を直接手に持って調整したり、リストを利
かせながら船Pの揺れに合わせるなどの釣り方は全く必
要がなくなり、初心者や体力の無い者にとっても釣果が
期待できるようになった。
【0030】また、振幅補正装置30に、引張コイルば
ね31を使用したことで、あたりが来たときは、この引
張コイルばね31が敏感に関知して音や振動で知らせる
ので釣り上げるタイミングを極めて簡単に知ることがで
きる。このことから、初心者は基より、特に高価な竿1
を使用しなくても釣果を上げることが可能である。
【0031】更に、振幅補正装置30は、竿1の手元1
B側を保持するホルダー体20から支持体10側に連結
した引っ張りコイル31ばねと、この引張コイルばね3
1の弾性力と同等又は引張コイルばね31よりも弾性力
が小さい圧縮コイルばね32とを使用しているので、引
張コイルばね31と圧縮コイルばね32とが互いに干渉
し合うことになる。この結果、圧縮コイルばね32は、
引張コイルばね31のショックアブソーバーとなり、引
張コイルばね31の惰性による振幅をおよそ半分の振幅
に抑えることが可能になり、極めて正確な振幅補正がで
きる。
【0032】そして、振幅補正装置30は、ホルダー体
20と支持体10との揺動部分からホルダー体20に保
持されている竿1のトップガイド1Aまでの長さと、こ
の竿1で使用する錘3の重量との積に比例して弾性力が
調整されるので、竿1の長さや錘3の重量が変化して
も、これらに十分対応してバランスを調整することが可
能になる。
【0033】このように、本発明によると、ローリング
やピッチングで船が上下に揺れていても、竿かけに固定
した竿のバランスをとり、竿先端部の位置を一定の位置
に自動補正して、仕掛けの位置を定位置に保持すること
ができ、しかも、置き竿の状態であたりを敏感に関知す
ることができるなどといった有益な種々の効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の振幅補正装置の他の実施例を示す正面
図である。
【図5】本発明の振幅補正装置の他の実施例を示す正面
図である。
【図6】本発明の使用状態を示す概念図である。
【図7】本発明における振幅補正装置の張力を求める関
係図である。
【符号の説明】
X 支点 P 船 1 竿 1A トップガイド 1B 手元 2 仕掛け 3 錘 10 支持体 11 連結軸 12 固定ネジ 13 スライド杆 14 連結ボルト 15 連結ボルト 16 ネジ山 17 スクリュージャッキ 18 ロックナット 20 ホルダー体 21 連結片 22 保持部材 23 固定具 24 基体 25 係止部 26 係止突起 27 連結ネジ 28 保護部材 30 振幅補正装置 31 引張コイルばね 32 圧縮コイルばね 33 固定杆 34 調整ボルト 35 調整ボルト 36 連結ボルト 37 連結杆 38 ストッパー 38A 固定ネジ 38B 帯板 38C 長孔 39 調整ナット 40 固定具 41 基部 42 クランプ 43 係止突起 44 ボルト孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船縁に着脱自在に立設する支持体と、こ
    の支持体に上下揺動自在に連結されて竿を保持するホル
    ダー体とを有する竿かけにおいて、船のピッチング又は
    ローリングに伴って上下に伸縮し、ホルダー体に保持さ
    れている竿のトップガイドの位置を自動補正する振幅補
    正装置を支持体とホルダー体との間に設けたことを特徴
    とする船揺れ解消用竿かけ。
  2. 【請求項2】 前記振幅補正装置は、引張コイルばねと
    圧縮コイルばねとを併用した請求項1記載の船揺れ解消
    用竿かけ。
  3. 【請求項3】 前記振幅補正装置は、竿の手元側を保持
    するホルダー体から支持体側に連結した引張コイルばね
    と、この引張コイルばねの弾性力と同等又は引張コイル
    ばねよりも弾性力が小さい圧縮コイルばねとを有する請
    求項1又は2記載の船揺れ解消用竿かけ。
  4. 【請求項4】 前記振幅補正装置は、ホルダー体と支持
    体との揺動部分からホルダー体に保持されている竿のト
    ップガイドまでの長さと、この竿で使用する錘の重量と
    の積に比例して張力が調整される請求項1乃至3いずれ
    か記載の船揺れ解消用竿かけ。
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