JP2001258189A - 永久磁石モータと縦軸形洗濯機及び横軸形洗濯機 - Google Patents

永久磁石モータと縦軸形洗濯機及び横軸形洗濯機

Info

Publication number
JP2001258189A
JP2001258189A JP2000072025A JP2000072025A JP2001258189A JP 2001258189 A JP2001258189 A JP 2001258189A JP 2000072025 A JP2000072025 A JP 2000072025A JP 2000072025 A JP2000072025 A JP 2000072025A JP 2001258189 A JP2001258189 A JP 2001258189A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gap
permanent magnet
stator
pole piece
magnet motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000072025A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Nitta
勇 新田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000072025A priority Critical patent/JP2001258189A/ja
Publication of JP2001258189A publication Critical patent/JP2001258189A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 総磁束を大としながら、トルクリップルを小
として、振動、騒音の抑制ができ、その上、出力の増大
を図り得る永久磁石モータを提供し、併せて、振動、騒
音が小さく、容量の増大をも図り得る縦軸形洗濯機及び
横軸形洗濯機を提供する。 【解決手段】 ロータ1の永久磁石10を回転軸8に対
して放射状に、且つその永久磁石10の磁極が同じもの
同士で周方向に向かい合うように配設すると共に、その
各永久磁石10間に高透磁材から成る磁極片11を挟設
し、この磁極片11の空隙12側の面11aを、これと
ステータ2との間の空隙12の長さがそれぞれ周方向の
中央部で最も小さく、両側部で大きくなる円柱面状に形
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータの永久磁石
を放射状に配設した永久磁石モータと、それを使用した
縦軸形洗濯機及び横軸形洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平2−65636
号公報には、ロータの永久磁石を放射状に配設した永久
磁石モータが示されている。この構成の永久磁石モータ
は、詳細には、ロータの、複数個の永久磁石を回転軸に
対して放射状に配設すると共に、その各永久磁石間に鉄
など高透磁材から成る磁極片を挟設したもので、ロータ
とステータとの間の空隙の断面積に対して、永久磁石の
総断面積を大きく確保できることから、永久磁石を周方
向に長く配列したものより、総磁束が大となる利点を有
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかながら、上述のも
のの場合、ロータとステータとの間に形成される空隙の
長さは全周ほゞ一定となっており、磁極片とステータと
の間においてもほゞ一定となっている。このため、その
磁極片とステータとの間の空隙における磁気抵抗が周方
向に一定であり、各空隙での磁束密度も周方向にほゞ一
定となっている。これにより、その各空隙における磁束
密度は波形で台形波状となり、空間高調波が多いものと
なって、トルクリップルが大となり、振動、騒音が増大
する傾向にあった。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、総磁束を大としながら、ト
ルクリップルを小として、振動、騒音の抑制ができ、そ
の上、出力の増大を図り得る永久磁石モータを提供し、
併せて、振動、騒音が小さく、容量の増大をも図り得る
縦軸形洗濯機及び横軸形洗濯機を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の永久磁石モータは、複数個の永久磁石を回
転軸に対して放射状に、且つその永久磁石の磁極が同じ
もの同士で周方向に向かい合うように配設すると共に、
その各永久磁石間に透磁材から成る磁極片を挟設したロ
ータと、このロータと径方向に空隙を介して対向するス
テータとを具備し、前記磁極片の空隙側の面を、これと
ステータとの間の空隙の長さがそれぞれ周方向の中央部
が両側部よりも小さくなる円柱面状に形成したことを特
徴とする(請求項1の発明)。
【0006】このものによれば、ロータの永久磁石を放
射状に配設したことによる、総磁束を大とし得る作用効
果が従来どおりに得られるのに加えて、磁極片の空隙側
の面とステータとの間の空隙の長さがそれぞれ周方向の
中央部で最も小さく、両側部で大きくなることにより、
その空隙におけるそれぞれの磁気抵抗も、中央部で最も
小さく、両側部で大きくなる。これにより、その各空隙
における磁束密度は、両側部より中央部が高くなり、波
形で正弦波に近づいて、空間高調波の少ないものとなる
から、トルクリップルが小さくなる。
【0007】又、この場合、永久磁石の磁極が同じもの
同士で周方向に向かい合うように配設したことにより、
磁極片内で収束された磁束がステータに向かう構成とな
るため、高い磁束密度が得られ、出力が増大する。又、
それにより、モータの寸法については、軸方向に薄く、
径方向に大きい構成を採りやすくなる。
【0008】上記磁極片の空隙側の面とステータとの間
の両側部の空隙の長さは、中央部の空隙の長さの2倍以
上であることが望ましい(請求項2の発明)。このもの
では、振動、騒音の抑制がより確実になされる。又、磁
極片の空隙側の面の曲率中心は、空隙より径方向の外側
に存すると良い(請求項3の発明)。このものでは、ロ
ータがステータの径方向外方に位置して回転する外転形
の構成を採るのに適する構成となる。
【0009】更に、永久磁石及び磁極片の空隙側には樹
脂を充填し、この樹脂とステータとの間の空隙の長さ
が、磁極片の空隙側の面とステータとの間の前記磁極片
及び前記ステータのそれぞれ中央部によって形成される
空隙の長さを下回らないように形成すると良い(請求項
4の発明)。このものでは、永久磁石と磁極片との結着
が樹脂によってでき、しかも、樹脂による特性の低下を
来たさないようにすることが可能である。
【0010】本発明の縦軸形洗濯機は、上述の永久磁石
モータを、回転駆動源としたことを特徴とする(請求項
5の発明)。このものによれば、回転駆動源による振
動、騒音の発生が少なく、それでいて、その回転駆動源
の、高出力で、軸方向に薄くできる特長を活かして、容
量の増大を図ることが可能となる。
【0011】本発明の横軸形洗濯機は、上述の永久磁石
モータを、回転駆動源としたことを特徴とする(請求項
6の発明)。このものでも、回転駆動源による振動、騒
音の発生が少なく、それでいて、その回転駆動源の、高
出力で、軸方向に薄くできる特長を活かして、容量の増
大を図ることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例につき、図
面を参照して説明する。 [永久磁石モータの実施例]図1及び図2には、永久磁
石モータの一実施例を示している。この永久磁石モータ
は外転形であり、ロータ1がステータ2の径方向外方に
位置して回転するようになっている。
【0013】ステータ2は、ステータ鉄心3の各ティー
ス部3aにそれぞれ巻線4を巻装して成るもので、ステ
ータ鉄心3の内周部には取付部3bを有し、この取付部
3bを、軸受ハウジング5のフランジ部5aにボルト6
等によって取付け、固定するようにしている。
【0014】これに対して、ロータ1は、フレーム7の
中心部に取付けた回転軸8を、上記軸受ハウジング5の
筒部5bに軸受9を介して回転自在に支承させたもの
で、フレーム7の内周部には、複数個の永久磁石10と
複数個の磁極片11とを1個ずつ交互に配設しており、
これらにステータ2が空隙12を介して対向している。
なお、フレーム7は非磁性金属又は樹脂で形成してい
る。
【0015】ここで、永久磁石10は、回転軸8に対し
て放射状に配設しており、同時に、その各長手方向と直
角の方向に着磁して有する永久磁石10の磁極が同じも
の同士(N極とN極、S極とS極)で、それぞれ周方向
に向かい合うように配設している。
【0016】一方、磁極片11は高い透磁率を持つ透磁
材(例えば鉄)から成るもので、上記永久磁石10の各
間に挟設しており、その永久磁石10のそれぞれと接着
剤、特にはエポキシ系の接着剤より結着している。そし
て、この磁極片11は、空隙12側の面11aを円柱面
状に形成しており、これによって、磁極片11とステー
タ2との間の空隙12の長さが、それぞれ周方向の中央
部が両側部よりも小さくなるようにしている。
【0017】しかして、上記磁極片11の空隙12側の
面11aとステータ2との間の両側部の空隙12の長さ
L2 は、中央部の空隙12の長さL1 の2倍以上(この
場合、一例として3倍)としており、又、永久磁石モー
タ全体として外転形であることから、磁極片11の空隙
12側の面11aの曲率中心Oは、空隙12より径方向
の外側に存するようにしている。
【0018】さて、上述のごとく構成したものの場合、
ロータ1の永久磁石10を放射状に配設したことによ
り、空隙12の断面積に対して、永久磁石10の総断面
積を大きく確保できることから、永久磁石10を周方向
に長く配列したものより、総磁束を大とし得る作用効果
が従来どおりに得られる。
【0019】そして、それに加え、磁極片11の空隙1
2側の面11aを円柱面状に形成したことによって、つ
まり磁極片11の空隙12側の面とステータ2との間の
空隙12の長さがそれぞれ周方向の中央部で最も小さ
く、両側部で大きくなるから、その空隙12におけるそ
れぞれの磁気抵抗も、中央部で最も小さく、両側部で大
きくなる。これにより、その各空隙12における磁束密
度は、両側部より中央部が高くなり、波形で正弦波に近
づいて、空間高調波の少ないものとなるから、トルクリ
ップルが小さくなり、振動、騒音の抑制ができる。
【0020】又、この場合、永久磁石10を磁極が同じ
もの同士で周方向に向かい合うように配設しており、そ
れによって、図1に矢印Aで示すように、磁極片11の
内部で収束された磁束がステータ2に向かう構成となる
ため、高い磁束密度が得られ、出力を増大させることが
できる。又、それにより、モータの寸法については、軸
方向に薄く、径方向に大きい構成を採ることが可能とな
る。
【0021】更に、磁極片11の空隙12側の面11a
とステータ2との間の両側部の空隙12の長さL2 を、
中央部の空隙12の長さL1 の2倍以上としている。こ
れについて、図2は本構成のものの特性を示している。
この場合、本構成のものの鎖交磁束量と、誘起電圧の歪
み率、及びそれらの比(低減効果)を、従来例を1に基
準化して、これに対する比率で表している。このうち、
誘起電圧の歪み率は、空間高調波が含まれる割合であっ
て、すなわち、振動、騒音の指標値である。又、鎖交磁
束量と誘起電圧の歪み率との比(低減効果)は下記の式
で表される。
【0022】
【数1】
【0023】これらは、磁極片11の空隙12側の面1
1aとステータ2との間の両側部の空隙12の長さL2
と、中央部の空隙12の長さL1 との比(両側部の空隙
12の長さL2 /中央部の空隙12の長さL1 )が大き
くなるに従い、小さくなる。このうち、低減効果が顕著
に1を下回るのは、空隙12の長さの比(L2 /L1)
が2よりも大きくなったときである。
【0024】低減効果が1を下回るということは、本構
成を採用したことによる損失である鎖交磁束量の低下に
対し、振動騒音を低減する低下量が上回ったということ
であり、振動騒音を低減する効果が顕著に得られること
を意味する。かくして、磁極片11の空隙12側の面1
1aとステータ2との間の両側部の空隙12の長さL2
を、中央部の空隙12の長さL1 の2倍以上としたこと
により、振動、騒音の抑制がより確実にできるのであ
る。
【0025】加えて、磁極片11の空隙12側の面11
aの曲率中心Oが、空隙12より径方向の外側に存する
ようにしている。これにより、ロータ1がステータ2の
径方向外方に位置して回転する外転形の構成を採るのに
適する構成にできる。
【0026】以上に対して、図3には、永久磁石モータ
の異なる実施例を示しており、図1と同一の部分には同
一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についての
み述べる。
【0027】このものの場合、永久磁石10及び磁極片
11の空隙12側と反空隙12側、すなわち、内周部と
外周部とに樹脂、特にはガラス入りのPBT(ポリブチ
レンテレフタレート)樹脂21を充填している。又、こ
の場合、前述のフレーム7は使用せず、回転軸8は樹脂
21に一体化している。更に、この場合、樹脂21は、
永久磁石10及び磁極片11を成形型内に置いて、その
内外周に充填するインサートモールドにより成形してお
り、その折り、樹脂21とステータ2との間の空隙12
の長さL11が、磁極片11の空隙12側の面11aとス
テータ2との間のそれぞれ中央部の空隙12の長さL1
を下回らないように形成している。
【0028】このものでは、永久磁石10と磁極片11
との結着が樹脂21によってでき、前述の接着剤による
結着構成と合わせてその結着をより強固にすることがで
きる。又、その接着剤による結着を省いて、永久磁石1
0と磁極片11との結着を樹脂21のみによってするこ
ともできるものであり、この場合には、永久磁石10と
磁極片11とを接着剤により一つ一つ結着する手間が要
らないので、組立ての簡素化ができる。
【0029】しかも、この場合、樹脂21とステータ2
との間の空隙12の長さL11が、磁極片11の空隙12
側の面11aとステータ2との間のそれぞれ中央部の空
隙12の長さL1 を下回らないように形成していること
により、樹脂21による特性の低下を来たさないように
することができる。なお、樹脂21は永久磁石10及び
磁極片11の反空隙12側には充填せず、空隙12側に
充填するだけであっても良い。
【0030】[縦軸形洗濯機の実施例]図4には、縦軸
形洗濯機の一実施例を示している。このものでは、外箱
31が、上面に、蓋32によって開閉される洗濯物出入
口33を有している。洗濯物出入口33の下方に位置し
て、外箱31の内部には、上面が開口する有底円筒状の
水槽34を弾性吊持機構35により縦軸状に支持して配
設しており、この水槽34の内部に、洗濯及び脱水に兼
用の、同じく上面が開口する有底円筒状の槽36を縦軸
状にて回転可能に配設し、更に、その槽36の内底部
に、洗濯用の撹拌体37を回転可能に配設している。
【0031】そして、水槽34の外下方部には、前記い
ずれかの実施例の永久磁石モータ38を取付けており、
この永久磁石モータ38の前述の回転軸8を水槽34内
から更に槽36内に縦に突入させて、その先端部に上記
撹拌体37を取付けている。又、この場合、回転軸8の
周囲部には外被軸39を設けており、この外被軸39を
水槽34内に縦に突入させて、その先端部に槽36を取
付けている。更に、その外被軸39に対して、永久磁石
モータ38内には、ロータ1の回転を外被軸39に選択
的に伝達するクラッチ40を設けている。
【0032】この構成で、永久磁石モータ38が、洗濯
時に回転軸8により撹拌体37を正逆回転駆動して洗濯
をし、脱水時に回転軸8及び外被軸39により槽36を
撹拌体37と共に高速回転駆動して脱水をするようにな
っている。従って、この場合、永久磁石モータ38を洗
濯及び脱水のための回転駆動源としている。
【0033】このものによれば、永久磁石モータ38の
前述の特長どおりに、洗濯機の回転駆動源による振動、
騒音の発生を少なくできる。又、その回転駆動源(永久
磁石モータ38)の、前述の、高出力で、軸方向に薄く
できる特長を活かし、外箱31の限られた内部空間で水
槽34及び槽36を底深くできるから、洗濯、脱水につ
いての容量の増大を図ることができる。更に、上述の、
振動の発生を少なくできることにより、外箱31と水槽
34との距離を20〔mm〕ほど狭めることが可能であ
るから、水槽34並びに槽36を径方向にも拡大するこ
とができて、洗濯、脱水についての容量の増大を一層図
ることができる。
【0034】[横軸形洗濯機の実施例]図5には、横軸
形洗濯機の一実施例を示している。このものでは、外箱
51が、前面に、扉52によって開閉される洗濯物出入
口53を有している。洗濯物出入口53の後方に位置し
て、外箱51の内部には、前面が開口するドラム状の水
槽54をサスペンション55により横軸状、特にはやゝ
斜め上向きの横軸状に弾性支持して配設しており、この
水槽54の内部に、洗濯、脱水、及び乾燥に兼用の、同
じく前面が開口するドラム56を横軸状(これも特には
やゝ斜め上向きの横軸状)にて回転可能に配設してい
る。なお、ドラム56の内周部には複数個のバッフル5
7を設けている。
【0035】そして、水槽54の背部には、前記いずれ
かの実施例の永久磁石モータ58を取付けており、この
永久磁石モータ58の前述の回転軸8を水槽54内に横
(やや斜め上向き)に突入させて、その先端部にドラム
56を取付けている。
【0036】この構成で、永久磁石モータ58が、洗濯
時にドラム56を低速回転駆動して洗濯をし、脱水時に
ドラム56を高速回転駆動して脱水をするようになって
いる。なお、このものの場合、外箱51内の水槽54よ
り上方の部分には、給水・給風装置59を設けており、
これによって、洗濯時には水槽54内に給水し、そし
て、洗濯、脱水後の乾燥時に、水槽54内に温風を供給
して洗濯物を乾燥させるようにしている。永久磁石モー
タ58は、その乾燥時にドラム56を低速回転駆動す
る。従って、この場合、永久磁石モータ58は洗濯、脱
水、及び乾燥のための回転駆動源としている。
【0037】このものによっても、永久磁石モータ58
の前述の特長どおりに、洗濯機の回転駆動源による振
動、騒音の発生を少なくできる。又、その回転駆動源
(永久磁石モータ58)の、前述の、高出力で、軸方向
に薄くできる特長を活かし、外箱51の限られた内部空
間で水槽54及びドラム56を奥行深くできるから、洗
濯、脱水についての容量の増大を図ることができる。更
に、上述の、振動の発生を少なくできることにより、外
箱51と水槽54との距離を狭めることが可能であるか
ら、水槽54並びにドラム56を径方向にも拡大するこ
とができて、洗濯、脱水についての容量の増大を一層図
ることができる。
【0038】このほか、本発明は上記し且つ図面に示し
た実施例にのみ限定されるものではなく、特にモータは
ロータがステータの径方向内方に位置して回転する内転
形であっても良いなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜
変更して実施し得る。
【0039】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、総磁束を大としながら、トルクリップルを小とし
て、振動、騒音の抑制ができ、その上、出力の増大を図
り得る永久磁石モータを提供することができ、併せて、
振動、騒音が小さく、容量の増大をも図り得る縦軸形洗
濯機及び横軸形洗濯機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の永久磁石モータの一実施例を示す軸直
角方向の断面図
【図2】特性図
【図3】本発明の永久磁石モータの異なる実施例を示す
図1相当図
【図4】本発明の縦軸形洗濯機の一実施例を示す縦断面
【図5】本発明の横軸形洗濯機の一実施例を示す縦断面
【符号の説明】
1はロータ、2はステータ、8は回転軸、10は永久磁
石、11は磁極片、11aは磁極片の空隙側の面、12
は空隙、L1 は磁極片の空隙側の面とステータとの間の
中央部の空隙の長さ、L2 は磁極片の空隙側の面とステ
ータとの間の両側部の空隙の長さ、Oは磁極片の空隙側
の面の曲率中心、21は樹脂、L11は樹脂とステータと
の間の空隙の長さ、36は槽、37は撹拌体、38は永
久磁石モータ、56はドラム、58は永久磁石モータを
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 1/22 H02K 1/22 A 21/22 21/22 M Fターム(参考) 3B155 AA01 AA06 AA16 BA03 BA04 CB07 HB02 HB03 HB10 HB19 5H002 AA04 AA05 AB05 AB06 AC04 AE08 5H621 AA04 GA01 GA04 GA16 HH01 JK05 JK15 5H622 AA03 CA02 CA05 CB05 CB06 PP05 PP07 PP17 PP19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の永久磁石を回転軸に対して放射
    状に、且つその永久磁石の磁極が同じもの同士で周方向
    に向かい合うように配設すると共に、その各永久磁石間
    に透磁材から成る磁極片を挟設したロータと、 このロータと径方向に空隙を介して対向するステータと
    を具備し、 前記磁極片の空隙側の面を、これとステータとの間の空
    隙の長さがそれぞれ周方向の中央部が両側部よりも大き
    くなる円柱面状に形成したことを特徴とする永久磁石モ
    ータ。
  2. 【請求項2】 磁極片の空隙側の面とステータとの間の
    両側部の空隙の長さが、中央部の空隙の長さの2倍以上
    であることを特徴とする請求項1記載の永久磁石モー
    タ。
  3. 【請求項3】 磁極片の空隙側の面の曲率中心が、空隙
    より径方向の外側に存することを特徴とする請求項1又
    は2記載の永久磁石モータ。
  4. 【請求項4】 永久磁石及び磁極片の空隙側に樹脂を充
    填し、この樹脂とステータとの間の空隙の長さが、磁極
    片の空隙側の面とステータとの間の前記磁極片及び前記
    ステータのそれぞれ中央部によって形成される空隙の長
    さを下回らないように形成したことを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれかに記載の永久磁石モータ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の永
    久磁石モータを、回転駆動源としたことを特徴とする縦
    軸形洗濯機。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかに記載の永
    久磁石モータを、回転駆動源としたことを特徴とする横
    軸形洗濯機。
JP2000072025A 2000-03-15 2000-03-15 永久磁石モータと縦軸形洗濯機及び横軸形洗濯機 Pending JP2001258189A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000072025A JP2001258189A (ja) 2000-03-15 2000-03-15 永久磁石モータと縦軸形洗濯機及び横軸形洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000072025A JP2001258189A (ja) 2000-03-15 2000-03-15 永久磁石モータと縦軸形洗濯機及び横軸形洗濯機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001258189A true JP2001258189A (ja) 2001-09-21

Family

ID=18590499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000072025A Pending JP2001258189A (ja) 2000-03-15 2000-03-15 永久磁石モータと縦軸形洗濯機及び横軸形洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001258189A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006001216A1 (ja) * 2004-06-28 2006-01-05 Kabushiki Kaisha Toshiba 回転電機の外転型回転子
EP1653586A2 (en) 2004-10-29 2006-05-03 Lg Electronics Inc. Motor, method for manufacturing field magnet assembly of the same, and washing machine with the same
WO2008126408A1 (ja) * 2007-04-11 2008-10-23 Panasonic Corporation ドラム式洗濯機
KR101276016B1 (ko) * 2012-05-02 2013-06-19 뉴모텍(주) 가변 자속 모터
KR101363199B1 (ko) * 2012-12-03 2014-02-13 뉴모텍(주) 가변 자속 모터
WO2014148731A1 (en) * 2013-03-22 2014-09-25 New Motech Co., Ltd. Method for operating variable magnetic flux motor
US9136736B2 (en) 2012-06-06 2015-09-15 Nidec Motor Corporation Motor having spoked outer rotor with spaced apart pole segments
US9461509B2 (en) 2012-01-02 2016-10-04 New Motech Co., Ltd. Motor having electromagnetic rotor
CN109274237A (zh) * 2018-09-13 2019-01-25 无锡小天鹅股份有限公司 外转子电机和具有其的洗衣机

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006001216A1 (ja) * 2004-06-28 2006-01-05 Kabushiki Kaisha Toshiba 回転電機の外転型回転子
KR100889892B1 (ko) * 2004-06-28 2009-03-20 가부시끼가이샤 도시바 회전 전기 장치의 외전형 회전자
EP1653586A2 (en) 2004-10-29 2006-05-03 Lg Electronics Inc. Motor, method for manufacturing field magnet assembly of the same, and washing machine with the same
EP1653586A3 (en) * 2004-10-29 2009-08-12 Lg Electronics Inc. Motor, method for manufacturing field magnet assembly of the same, and washing machine with the same
WO2008126408A1 (ja) * 2007-04-11 2008-10-23 Panasonic Corporation ドラム式洗濯機
CN101657949B (zh) 2007-04-11 2012-05-30 松下电器产业株式会社 滚筒式洗衣机
US9461509B2 (en) 2012-01-02 2016-10-04 New Motech Co., Ltd. Motor having electromagnetic rotor
JP2015512610A (ja) * 2012-05-02 2015-04-27 ニュモテク株式会社New Motech Co., Ltd. 可変磁束モーター
US20150069876A1 (en) * 2012-05-02 2015-03-12 New Motech Co., Ltd. Variable magnetic flux motor
WO2013165080A1 (en) * 2012-05-02 2013-11-07 New Motech Co.,Ltd. Variable magnetic flux motor
KR101276016B1 (ko) * 2012-05-02 2013-06-19 뉴모텍(주) 가변 자속 모터
US9136736B2 (en) 2012-06-06 2015-09-15 Nidec Motor Corporation Motor having spoked outer rotor with spaced apart pole segments
KR101363199B1 (ko) * 2012-12-03 2014-02-13 뉴모텍(주) 가변 자속 모터
US20140152135A1 (en) * 2012-12-03 2014-06-05 New Motech Co., Ltd. Motor with variable magnet flux
US9306423B2 (en) 2012-12-03 2016-04-05 New Motech Co., Ltd Motor with variable magnet flux
WO2014148731A1 (en) * 2013-03-22 2014-09-25 New Motech Co., Ltd. Method for operating variable magnetic flux motor
US9819234B2 (en) 2013-03-22 2017-11-14 New Motech Co., Ltd. Method for operating variable magnetic flux motor
CN109274237A (zh) * 2018-09-13 2019-01-25 无锡小天鹅股份有限公司 外转子电机和具有其的洗衣机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4837020B2 (ja) 永久磁石モータおよび洗濯機
KR101140924B1 (ko) 더블 스테이터-더블 로터형 모터 및 이를 이용한 세탁기의 직결형 구동 장치
US6626014B2 (en) Drive apparatus for a front-loading laundry treatment machine
WO2013058100A1 (ja) 永久磁石モータおよび洗濯機
KR100682661B1 (ko) 모터 및 상기 모터를 포함하는 세탁기
JP2007061625A (ja) 洗濯機
JPWO2008126408A1 (ja) ドラム式洗濯機
WO2015064086A1 (ja) モータ及び洗濯機
KR20200069204A (ko) 향상된 의류 건조기용 모터 어셈블리 및 상기 어셈블리를 포함하는 의류 건조기
JP2001258189A (ja) 永久磁石モータと縦軸形洗濯機及び横軸形洗濯機
JP5248382B2 (ja) 永久磁石モータ、モータ制御システム、及び、洗濯機
JP2012080658A (ja) 永久磁石モータおよび洗濯機
EP1570563B1 (en) Bldc motor for washing machine
JP5209557B2 (ja) 永久磁石モータおよび洗濯機
JPH0537642Y2 (ja)
EP1570562B1 (en) Bldc motor for washing machine
US11817753B2 (en) Low vibration electric motor
US11601022B2 (en) Electric motor
CN211670752U (zh) 电动机组件、洗衣机、干衣机和洗衣干衣机
JP3548143B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2002253896A (ja) スイッチトリラクタンスモータを具備した洗濯機
JP2018191459A (ja) 電動機および洗濯機
KR100249363B1 (ko) 세탁조모터의회전자구조
KR100777281B1 (ko) 세탁기의 직결식 모터와 이의 제조 방법
KR20090026918A (ko) 세탁기용 모터 및 이를 포함하는 세탁기