JP2001256678A - 光ディスク装置及び光ディスク - Google Patents

光ディスク装置及び光ディスク

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JP2001256678A JP2000070980A JP2000070980A JP2001256678A JP 2001256678 A JP2001256678 A JP 2001256678A JP 2000070980 A JP2000070980 A JP 2000070980A JP 2000070980 A JP2000070980 A JP 2000070980A JP 2001256678 A JP2001256678 A JP 2001256678A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、光ディスク装置及び光ディスクに
関し、例えばミニディスク(MD)、光磁気ディスク
(MO)等と、これらの記録再生装置に適用して、従来
に比して一段と有効に著作権者の利益を保護することが
できるようにする。 【解決手段】 本発明は、不規則なまだら模様によるパ
ターンMの配置により、光ディスクに著作権に関する情
報を記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置及
び光ディスクに関し、例えばミニディスク(MD)、光
磁気ディスク(MO)等と、これらの記録再生装置に適
用することができる。本発明は、不規則なまだら模様に
よるパターンを光ディスクに配置して、著作権に関する
情報を記録することにより、従来に比して一段と有効に
著作権者の利益を保護することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク装置であるミニディス
ク装置においては、種々のコンテンツより音質の劣化を
防止して簡易に音楽をコピーできることにより、近年、
急速に普及するようになされている。すなわちミニディ
スク装置においては、インターネットにより配信される
音楽情報をミニディスクに記録して試聴することもで
き、また友人等から借りたコンパクトディスクの音楽を
ミニディスクに記録して試聴することもできる。さらに
他のミニディスクから音楽をコピーすることもできる。
【0003】しかしながらこのような音質の劣化を防止
した簡易なコピーにおいては、ユーザの利便性を大きく
高める反面、音楽を創作した著作権者の利益を損なう恐
れもある。このため例えばRIAA(Recording Indust
ry Association of America)、SDMI(Secure Digi
tal Music Initiative )、CPTWG(Copy Protecti
on Technical Working Group )等の団体、フォーラム
において、著作権者の利益の保護を目的として種々の手
法が検討されるようになされている。
【0004】このような手法の1つの方法として、記録
媒体に固有の著作権保護情報により音楽情報を暗号化し
て記録する方法が提案されている。すなわちこの方法に
よれば、音楽情報を別の記録媒体にコピーした場合に
は、記録媒体で著作権保護情報が異なることにより暗号
化を解除することが困難になり、これにより無制限のコ
ピーを防止して著作権者の利益を保護しようとするもの
である。
【0005】このような著作権保護情報の記録方式につ
いては、ユーザーがアクセス困難なセクタを設け、この
セクタに著作権保護情報を記録する方法、ピット列によ
る主のデータの記録に対して反射膜の部分的な除去によ
りこの種の情報に類する情報を記録する方法(国際公開
番号WO97/14144号)等が提案されるようにな
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところがこれらの方法
においては、著作権者の利益を有効に保護する点で実用
上未だ不十分な問題がある。
【0007】すなわちユーザーがアクセス困難なセクタ
に著作権保護情報を記録する方法にあっては、比較的簡
易に著作権保護情報を記録することができる反面、その
分著作権保護情報がコピーされ易い問題がある。
【0008】また反射膜の部分的な除去によりこの種の
情報に類する情報を記録する方法においては、反射膜の
部分的な除去作業に専用の工程、装置を要し、これによ
り再生装置等の組み込みが困難な問題がある。また反射
膜の部分的な除去が目視により確認できることにより、
いわゆる海賊版を完全に防止できない問題もある。すな
わちこの方法の場合、例えばディスク表面に不透明膜な
どを張り付けることにより、正規のディスクと性能及び
特性が同等な海賊版ディスクが簡単に作成することがで
き、またこのようなシール等が販売される恐れもある。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来に比して一段と有効に著作権者の利益を保護す
ることができる光ディスク装置、光ディスクを提案しよ
うとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1又は請求項9の発明においては、光ディスク
装置又は光ディスクに適用して、不規則なまだら模様に
よるパターンの配置により著作権に関する情報を記録す
る。
【0011】また請求項5の発明においては、光ディス
ク装置に適用して、受光結果に含まれる所定周波数以上
の信号強度を検出し、該検出結果に基づいて前記光ディ
スクより著作権に関する情報を再生する著作権情報再生
手段を備えるようにする。
【0012】請求項1又は請求項9の構成によれば、不
規則なまだら模様によるパターンの配置により著作権に
関する情報を記録することにより、例えばインクジェッ
トによりインクを吹き付ける等により簡易に著作権に関
する情報を記録することができる。また、配置する部位
の選定等により複製困難に著作権に関する情報を記録す
ることができ、これにより従来に比して一段と有効に著
作権者の利益を保護することができる。
【0013】また請求項5の構成によれば、受光結果に
含まれる所定周波数以上の信号強度を検出し、該検出結
果に基づいて著作権に関する情報を再生することによ
り、例えば違法な手段により光ディスクの厚み方向に本
来の位置とは異なる部位に同様の著作権に関する情報を
コピー等により記録した場合でも、これらのコピーに係
る情報については無視して処理することができ、これに
より従来に比して一段と有効に著作権者の利益を保護す
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0015】(1)実施の形態の構成 図2は、本発明の実施の形態に係る著作権情報記録装置
を示すブロック図である。この著作権情報記録装置1
は、ディスク基板2に著作権保護情報EDを記録する。
【0016】ここでディスク基板2は、製造途中に係る
相変化型の光ディスクである。すなわち光ディスクの製
造工程では、フォトレジスト等の光感光材料が一定の厚
みによりディスク原盤に塗布され、このディスク原盤に
対してカッティングマシーンにより露光の処理が実行さ
れる。光ディスクの製造工程は、露光の完了したディス
ク原盤を現像することにより、露光軌跡に微細な凹凸パ
ターンを形成する。ここでこの凹凸パターンは、アドレ
ス情報の再生に供するピット、レーザービームのガイド
溝を構成するグルーブに対応する。光ディスクの製造工
程は、このようなディスク原盤を電鋳処理してマザーデ
ィスクを作成し、このマザーデイスクを用いてスタンパ
ーを作成する。光ディスクの製造工程は、このようにし
て作成したスタンパーを用いた射出成形により、ディス
ク基板を量産する。
【0017】これによりディスク基板は、ポリカーボネ
イト等の樹脂材料による表面に、マザーディスクの凹凸
に対応する凹凸が転写され、この凹凸によりピット、グ
ルーブが作成される。ディスク基板には、このような凹
凸の側に、情報を記録するための記録膜がスパッタリン
グ等により形成される。なおこの実施の形態では、この
記録膜としてPC(相変化膜)が形成される。
【0018】ディスク基板2は、このような記録膜が作
成された後の状態で、この著作権情報記録装置1に装着
され、この著作権情報記録装置1により著作権保護情報
EDが記録された後、光透過層を構成する保護膜が形成
される。これによりディスク基板2は、光透過層の下層
である情報記録面に著作権保護情報EDが記録されて完
成品とされ、市場にてユーザーにより記録再生に使用さ
れるようになされている。
【0019】著作権情報記録装置1において、スピンド
ルモータ3は、ディスク基板2を回転駆動し、底部に保
持したFG信号発生回路より、所定の回転角毎に信号レ
ベルが立ち上がるFG信号FGを出力する。サーボ回路
4は、このFG信号FGを基準にしてスピンドルモータ
3を駆動し、これによりディスク基板2を所定の回転数
により回転駆動する。
【0020】中央処理ユニット(CPU)5は、スピン
ドルモータ3から出力されるFG信号FGを基準にして
著作権保護情報EDを所定のタイミングで出力する。こ
こで図3に示すように、中央処理ユニット5は、プログ
ラムエリアの先頭領域に著作権保護情報EDを3回、繰
り返し記録するように、著作権保護情報EDを位相変調
回路6に繰り返し出力する。すなわちこのディスク基板
2による光ディスク12では、最内周にリードインエリ
アが作成され、最外周にリードアウトエリアが作成さ
れ、これらの間の領域がユーザーデータを記録するプロ
グラムエリアに設定される(図3(A)及び(B))。
著作権情報記録装置1においては、このプログラムエリ
アの先頭領域に著作権保護情報EDを3回、繰り返し記
録する(図3(C))。
【0021】さらに中央処理ユニット5は、繰り返しの
各ブロックにおいて、先頭に、同期用の同期信号SYN
Cを配置し、続いて光ディスクを識別する情報である媒
体番号SB、著作権情報記録装置1の装置番号を示す装
置番号情報SN、暗号化のための鍵情報KY、誤り訂正
符号CRC(Cyclic Redundancy Check )を順次配置す
るように、著作権保護情報EDを出力する(図3
(D))。
【0022】位相変調回路(PE変調)6は、この著作
権保護情報EDをシリアルデータ列に変換した後、ヘッ
ダー等を付加して位相変調(Phase Encode)し、その結
果得られる変調信号を出力する。
【0023】著作権情報記録ヘッドは、圧電素子、発熱
体等の駆動により、保持したインクを間欠的に吐出させ
るインクジェットヘッドにより構成され、ディスク基板
2の凹凸が形成された側の所定領域に、位相変調回路6
の出力信号に応じてインクを吹き付ける。これにより著
作権情報記録装置1では、光透過層の下層である情報記
録面の所定領域にインクを付着して著作権保護情報ED
を記録する。
【0024】ここでこの著作権情報記録装置1において
は、このようにしてディスク基板2に付着するインクが
微小な金属粉末等を即乾燥性の溶剤に溶かして作成さ
れ、図1(A)及び(B)に示すように、溶剤の揮発に
より、このインクに溶けた金属粉末(黒色により示す)
が局所的に集合して、インクの付着位置Mに、微細で、
かつ不規則なまだら模様が形成されるようになされてい
る。なおこの図1(B)においては、位相変調回路6に
おけるデータ転送のタイミングを基準にして何らインク
が付着されない領域を符号Nにより示す。これにより著
作権情報記録装置1では、不規則な明暗を有するまだら
模様のパターンMの配置により著作権保護情報EDをデ
ィスク基板2に印刷して記録するようになされている。
【0025】ディスク基板2は、このようにして著作権
保護情報EDが記録されると、図4(A)に断面を取っ
て示すように、光透過層である保護膜9が作成され、完
成品の光ディスク12とされる。このようにして完成品
とされる光ディスク12では、ディスク基板2が厚さ
1.1〔mm〕により形成され、保護膜9が厚さ0.1
〔mm〕により形成され、プログラムエリアの先頭領域
に著作権保護情報EDが記録された領域ARMが形成さ
れることになる。
【0026】光ディスク12では、このディスク基板2
と保護膜9との境界に、ピット、グルーブの凹凸、情報
記録面が配置され、この境界に焦点を結ぶように、対物
レンズによりレーザービームを集光して所望のデータが
記録再生されることになる。ここでこの実施の形態の再
生系においては、このようにして著作権保護情報EDが
記録された情報記録面にレーザービームを照射する場
合、情報記録面におけるレーザービームのビームスポッ
ト径Dfが、ほぼ1〔μm〕以下の大きさとなるのに対
し、この情報記録面より前ピン側である光透過層9の表
面では、ビームスポット径Dbが50〔μm〕程度の大
きさとなるようになされている。
【0027】ディスク基板2は、このような再生系にお
ける光学系において、この光透過層9の厚み分のデフォ
ーカスによって検出困難となる程度以上の、微細な光学
特性の変化を有するように、このまだら模様のパターン
Mが形成される。すなわちこのようなほぼ1〔μm〕以
下のビームスポット径によるレーザービームの照射によ
り得られる再生信号HF(図1(C))においては、イ
ンクの局所的な集合に対応する短い周期による振幅の変
化が観察されるように、また50〔μm〕程度のビーム
スポット径によるレーザービームの照射により得られる
再生信号HF(図1(D))においては、不規則なまだ
ら模様に対応する短い周期による振幅の変化が観察され
ないように、金属粉末の濃度、溶剤の種類等が選定され
て著作権保護情報EDが記録される。
【0028】これによりディスク基板2においては、図
4(B)に示すように、50〔μm〕程度のビームスポ
ット径に維持される光透過層9の表面に、例えばこの著
作権保護情報EDの記録に係るまだら模様と同一模様に
係るシール13を貼り付けた場合であっても、再生信号
HFにおいては、このようなシール13に形成されたま
だら模様による信号レベルの微細な変化は検出すること
ができないようになされている。
【0029】さらにディスク基板2は、再生系で照射さ
れるレーザービームのビームスポット径により分解可能
な周波数以上の空間周波数による光学特性の変化までも
有するように、このまだら模様のパターンが形成され、
これにより再生系における光学系で十分に広い周波数帯
域によりランダムなノイズと同様の再生信号レベルの変
化により、このまだら模様の有無を検出できるようにな
されている。
【0030】図5は、この光ディスク12に記録された
データを再生する光ディスク装置を示すブロック図であ
る。この光ディスク装置21で再生される光ディスク2
2は、上述した著作権保護情報EDの鍵情報KYにより
オーディオ信号が暗号化されて上述のプログラムエリア
に記録されたものである。
【0031】この光ディスク装置21において、スピン
ドルモータ23は、図示しないサーボ回路の制御により
光ディスク22を所定の回転速度で回転駆動する。
【0032】光ピックアップ24は、光ディスク22の
半径方向に可動できるように所定のスレッド機構により
保持される。光ピックアップ24は、光ディスク22に
レーザービームを照射し、その戻り光を受光することに
より、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信
号、戻り光の光量に応じて信号レベル変化する再生信号
HFを生成する。
【0033】かくするにつきこの実施の形態では、この
光ピックアップ24で照射されるレーザービームのビー
ムスポット径により分解可能な周波数以上の空間周波数
による光学特性の変化までも有するようにまだら模様が
形成されていることにより、このようにして得られる再
生信号HFにおいては、図1(C)に示すように、まだ
ら模様に対応する短い期間により不規則な信号レベルの
脈動が観察されるようになる。すなわちあたかも広い周
波数帯域によるノイズが混入したように観察される。
【0034】ノイズパワー検出回路25は、この再生信
号HFより著作権保護情報EDの再生結果であるノイズ
検出信号Pnを検出して出力し、PE(Phase Encode)
復号回路26は、このノイズ検出信号Pnを2値識別し
て順次ラッチし、著作権保護情報EDを復調する。
【0035】2値化回路37は、再生信号HFを2値識
別し、その識別結果BDを出力する。EFMデコーダ2
8は、ワード同期してこの識別結果BDを処理した後、
EFM(Eight to Fourteen Modulation)復調して出力
する。暗号化解除回路29は、中央処理ユニット30か
ら著作権保護情報EDの鍵情報KYを取得し、この鍵情
報KYによりEFMデコーダ28から出力される再生デ
ータの暗号化を解除して出力する。ECC回路31は、
記録時に付加した誤り訂正符号により暗号化解除回路2
9の出力データを誤り訂正処理してオーディオデータを
出力する。ディジタルアナログ変換回路32は、このE
CC回路31の出力データをディジタルアナログ変換処
理し、その処理結果であるオーディオ信号SA1を出力
する。
【0036】中央処理ユニット30は、この光ディスク
装置21の動作を制御するコントローラであり、光ディ
スク22が装填されると、光ピックアップ24をリード
インエリアにシークさせて光ディスク22の処理に必要
な各種情報を取得する。中央処理ユニット30は、この
情報により光ディスク22に記録されたオーディオ信号
を再生するように全体の動作を制御する。
【0037】中央処理ユニット30は、このようにして
取得した情報より、この光ディスク22が暗号化されて
オーディオ信号が記録されたものの場合、続いてプログ
ラムエリアの先頭領域に光ピックアップ24をシークさ
せ、ここで著作権保護情報EDを再生するように全体の
動作を制御する。さらにこの先頭領域でPE復号回路2
6から著作権保護情報EDを取得し、この著作権保護情
報の鍵情報KYを暗号化解除回路29に出力する。
【0038】このようにして処理につき、例えば不正に
コピーされた場合等の、著作権保護情報EDが記録され
ていない光ディスク22においては、著作権保護情報E
Dを正しく再生することが困難で、誤った鍵情報KYが
中央処理ユニット30で取得されることになる。これに
よりこの実施の形態では、違法なコピーによる光ディス
クを再生困難として著作権の利益を保持することができ
るようになされている。
【0039】図6は、ノイズパワー検出回路25を示す
ブロック図である。ノイズパワー検出回路25は、再生
信号HFに含まれるノイズのパワーを検出することによ
り、まだら模様の有無に応じて信号レベルが変化するノ
イズ検出信号Pnを生成する。
【0040】すなわちノイズパワー検出回路25におい
て、発振回路(OSC)は、所定周波数のクロックCK
を生成して出力し、分周回路(1/16)42A、分周
回路(1/8)42B、分周回路(1/4)42C、分
周回路(1/2)42Dは、それぞれこのクロックCK
を16分周、8分周、4分周、2分周して周波数f1〜
f4のクロックCK1〜CK4を出力する。
【0041】ここでノイズパワー検出回路25において
は、図4について説明した光透過層9の表面におけるビ
ームスポット径Dfに対して、このようにして作成され
るクロックCK1〜CK4の最も低い周波数f1が、次
式の関係式を満足するように設定される。なおここでR
は、スピンドルモータ23の回転速度〔Hz〕であり、
rは、著作権保護情報EDを記録した部位の光ディスク
22における回転中心からの距離である。
【0042】
【数1】
【0043】すなわちノイズパワー検出回路25におい
ては、回転する光ディスク22においてビームスポット
径Dfに対応する距離の回転に要する時間が、周波数f
1のクロックCK1による周期に比して十分長くなるよ
うに設定し、これにより後述する周波数f1によるクロ
ックCK1を基準にした再生信号HFの処理によっても
十分にまだら模様の有無を判定できるようになされてい
る。
【0044】バンドパスフィルタ(BPF)43A〜4
3Dは、それぞれ中心周波数が対応するクロックCK1
〜CK4の周波数f1〜f4に設定されたフィルタであ
り、各クロックCK1〜CK4を帯域制限し、信号レベ
ルが正弦波状に変化する周波数f1〜f4の基準信号を
出力する。
【0045】+45°位相シフト回路(+45°)44
A、44B、44C及び44Dは、それぞれバンドパス
フィルタ43A〜43Dより出力される基準信号の位相
を45度進ませて出力する。−45°位相シフト回路
(−45°)45A、45B、45C及び45Dは、そ
れぞれバンドパスフィルタ43A〜43Dより出力され
る正弦波信号の位相を45度遅延させて出力する。
【0046】これらにより+45°位相シフト回路44
A〜44D及び−45°位相シフト回路44A〜45D
は、次式により示すように、基本周波数f1の整数倍と
なるように周波数が設定されてなる周波数の異なる複数
組の直交する基準信号S1〜S8を生成するようになさ
れている。なおここでAは、振幅を示す定数である。
【0047】
【数2】
【0048】乗算回路46A〜46Hは、これら各基準
信号S1〜S8をそれぞれ再生信号HFと乗算して乗算
信号を出力し、積分回路38A〜48Hは、それぞれ各
乗算信号を積分して積分結果を出力する。これにより積
分回路38A〜48Hは、サーマルノイズ、レーザービ
ームのノイズ等を除去する。
【0049】二乗演算回路(二乗)49A〜49Hは、
これら積分回路38A〜48Hの積分結果を二乗演算し
て演算結果を出力する。これにより二乗演算回路49A
〜49Hは、それぞれ再生信号HFに含まれる基準信号
S1〜S8と同相成分のパワーを検出して検出結果を出
力するようになされている。このように計算される各パ
ワーにおいては、ランダムな形状によりまだら模様が形
成されている部位では、あたかもランダムノイズが再生
信号HFに重畳さたと同等であることにより、このよう
な部位では何らまだら模様が形成されていない部位に比
して、大きなパワーが検出される。さらにまだら模様が
ランダムな形状であることにより、各周波数のパワー検
出結果でほぼ一様に大きなパワーが検出される。
【0050】これにより加算回路50は、これらの二乗
演算回路49A〜49Hの演算結果を加算し、まだら模
様の有無に応じて信号レベルが変化するノイズ検出信号
Pnを出力する。
【0051】(2)実施の形態の動作 以上の構成において、光ディスク12は(図1〜図
4)、光ディスクの製造工程において、ディスク原盤を
露光して形成されたマザーディスクよりスタンパーが作
成され、このスタンパーを用いた射出成形により、表面
に微細な凹凸が形成されたディスク基板2が生成され
る。光ディスク12は、このディスク基板2に情報記録
膜が形成された後、著作権情報記録装置1によりプログ
ラムエリアの先頭領域に著作権保護情報EDが記録さ
れ、光透過層9が作成されて完成品とされる。
【0052】光ディスク12は、この著作権保護情報E
Dが繰り返し記録され、さらに誤り訂正符号CRCが付
加されて記録されることにより、傷ついた場合等にあっ
ても、著作権保護情報EDを確実に取得可能とすること
ができる。
【0053】光ディスク12は、この著作権保護情報E
DがPE変調回路6によりシリアルデータ列に変換され
て位相変調され、この位相変調結果によるインクの付着
により光透過層9の下層に所定のパターンを印刷して著
作権保護情報EDが記録される。
【0054】このようなインクの付着においては、イン
クジェットヘッド7を変調信号による駆動して実行で
き、これにより光ディスク12は、簡易な処理により著
作権保護情報EDを記録することができる。
【0055】このようにして付着したインクによるパタ
ーンは、インクの溶剤の揮発によりインクに溶けた金属
粉末が局所的に集合して、不規則なまだら模様により、
光透過層の下層に形成されていることにより、同様の違
法コピーの作成を著しく困難とすることができる。
【0056】すなわち違法コピーを作成する1つの方法
として何らこの種の著作権保護情報が記録されていない
光ディスクを購入し、この光ディスクに同様のパターン
を記録する方法が考えられるが、実際上、光透過層だけ
を剥がして著作権保護情報EDを記録した後、再び光透
過層を作成するような作業にあっては、極めて時間と労
力を有し、これにより違法コピーの市場への流入を著し
く困難とすることができる。
【0057】また図4(B)に示すように、このような
著作権保護情報EDを光学的に複写してシール13を作
成し、このシール13を光透過層に貼り付けることによ
り違法コピーを作成する方法も考えられるが、光ディス
ク12では、再生系における光学系において、光透過層
9の厚み分のデフォーカスによって検出困難となる程度
以上の、微細な光学特性の変化を有するように印刷によ
るパターンが形成されていることにより、このような方
法による違法コピーも有効に回避することができる。
【0058】すなわち情報記録面に形成されている著作
権保護情報EDに記録においては、再生時、レーザービ
ームが小さなビームスポット径により照射されることに
より、このレーザービームの戻り光を受光して検出され
る再生信号HFにおいては、図7(A)〜(C)に示す
ように、まだら模様に応じた不規則で短い周期による振
幅の変化が観察される。特に、光ディスク12では、再
生系で照射されるレーザービームのビームスポット径に
より分解可能な周波数以上の空間周波数による光学特性
の変化までも有するように、微細に著作権保護情報ED
のパターンが形成されることにより、このようにして得
られる再生信号HFにおいては、極めて広い周波数帯域
による信号成分を含んで再生されることになる。
【0059】これに対して光透過層の表面においては、
大きなビーム径により前ピンによりデフォーカスした状
態でレーザービームが照射されることにより、戻り光を
受光して得られる再生信号HFにおいては、図7(A)
〜(C)との対比により図8(A)〜(C)に示すよう
に、シール13を貼り付けた部位でも、このような微細
な振幅の変化は観察されず、低い周波数帯域における信
号レベルの変化によりシール13のパターンが検出され
る。
【0060】これによりこのような再生信号HFにおけ
るパワーの周波数分布により光透過層の下層に正しく著
作権保護情報EDが印刷された光ディスク12について
のみアクセス可能として違法コピーに係る光ディスクを
排除することができる。
【0061】すなわち光ディスク12は、このようにし
て記録された著作権保護情報EDの鍵情報KYによりオ
ーディオ信号が暗号化されて記録され、市場に投入され
る。このようにして市場に投入された光ディスク22
は、光ディスク装置21において(図5)、光ピックア
ップ24によりレーザービームが照射されて戻り光が受
光され、その受光結果の処理により光ディスク22に形
成された相変化膜の変化、著作権保護情報EDのパター
ンに応じて信号レベルが変化する再生信号HFが検出さ
れる。
【0062】光ディスク22は、この再生信号HFがノ
イズパワー検出回路25に入力され、ここで+45°位
相シフト回路44A〜44D及び−45°位相シフト回
路44A〜45Dより出力される基本周波数f1の整数
倍となるように周波数が設定されてなる周波数の異なる
複数組の直交する基準信号S1〜S8とそれぞれ乗算さ
れ、乗算結果が積分回路48A〜48Dによりそれぞれ
積分される。これにより光ディスク22は、再生信号H
Fに含まれてなる基準信号S1〜S8と同相成分の信号
レベルが検出され、この信号レベル検出結果である積分
結果が二乗演算回路49A〜49Hにより二乗演算され
て各成分のパワーが検出される。
【0063】さらにこのパワーが加算回路50により加
算され、これにより基準信号S1〜S8に対応する信号
成分を多く含んでなるインクの付着によるまだら模様が
形成されている部位では、出力信号Pnの信号レベルが
立ち上がるのに対し(図7(D))、デフォーカスされ
た状態で検出されるこのような信号成分を殆ど含んでい
ないような部位では、殆ど信号レベルの変化が無い状態
でノイズ検出信号Pnが検出される。これによりこのノ
イズ検出信号Pnは、正しく光透過層9の下側に微細な
パターンにより記録された場合には、著作権保護情報E
Dによるまだら模様のパターンに対応して信号レベルが
立ち上がることになる。
【0064】これにより光ディスク12では、このノイ
ズ検出信号Pnを2値識別して順次ラッチすることによ
り再生データが得られ、この再生データがPE復号回路
26により処理されて著作権保護情報EDが再生され
る。まだら模様のパターンに対応してノイズ検出信号P
nの信号レベルが立ち上がる場合には、このような2値
識別に係る2値化の信号BDにおいても、正しく論理値
が変化するのに対し(図7(E))、ノイズ検出信号P
nで信号レベルが殆ど0レベルとなる場合には、2値化
信号BDにおいては一方の論理レベルに張り着いた状態
に保持され(図8(E))、これにより著作権保護情報
EDは検出されるものの、誤って検出されることにな
る。
【0065】これにより不正コピーに係る光ディスク2
2については、正しく鍵情報KYを取得することが困難
となり、オーディオ信号の暗号化を正しく解除できない
のに対し、正しい流通に係る光ディスク22について
は、正しく暗号化を解除することができ、これにより不
正コピーの流通を排除して著作権の利益を有効に保護す
ることができる。
【0066】(3)実施の形態の効果 以上の構成によれば、不規則なまだら模様によるパター
ンの印刷により著作権に関する情報を光ディスクに記録
することにより、インクジェットによりインクを吹き付
ける等により簡易に著作権に関する情報を記録すること
ができる。また、記録する部位の選定等により複製困難
に著作権に関する情報を記録することができ、これによ
り従来に比して一段と有効に著作権者の利益を保護する
ことができる。
【0067】すなわちこの不規則なまだら模様によるパ
ターンを光透過層の下層に印刷することにより、光透過
層の厚みによるデフォーカスを利用して不正コピーに係
る光ディスクを排除することができ、これにより従来に
比して一段と有効に著作権者の利益を保護することがで
きる。
【0068】また再生系における光学系において、光透
過層の厚み分のデフォーカスによって検出困難となる程
度以上の、微細な光学特性の変化を有するように不規則
なまだら模様によるパターンを形成することにより、光
透過層の厚みによるデフォーカスを利用して不正コピー
に係る光ディスクを排除することができる。
【0069】また再生系で照射されるレーザービームの
ビームスポット径により分解可能な周波数以上の空間周
波数による光学特性の変化までも有するように、不規則
なまだら模様によるパターンを形成することにより、再
生系において、十分な利得によりこのパターンの有無を
検出することができ、これにより確実に不正コピーを防
止することができる。
【0070】また再生側においては、再生信号における
十分に高い周波数帯域の成分を検出するだけの簡易な構
成により、このようにして著作権保護情報を記録した光
ディスクと不正コピーに係る光ディスクとを識別するこ
とができる。
【0071】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、複数組の直交する基
準信号と再生信号を乗算して周波数の高い成分のパワー
を検出する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、再生信号と乗算する基準信号は、このような直交す
る関係に限られるものではなく、必要に応じて種々の基
準信号を利用することができる。
【0072】また上述の実施の形態においては、各周波
数成分の信号レベル検出結果である積分回路48A〜4
8Hの出力信号を二乗して加算する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、単に絶対値和によりパワー
を検出するようにしてもよい。
【0073】また上述の実施の形態においては、基準信
号を用いて各周波数による基準信号との同相成分の信号
レベルを検出してまだら模様のパターンの有無を検出す
る場合について述べたが、本発明はこれに限らず、単に
所定周波数以上の帯域に係る信号成分を検波してまだら
模様のパターンの有無を検出する場合等、種々の検出手
法を広く適用することができる。
【0074】また上述の実施の形態においては、著作権
に関する情報として媒体番号、装置番号情報、鍵情報、
誤り訂正符号を記録する場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、これらの何れかの情報を記録する場
合、これらの情報に例えば光ディスクの製造に関する情
報等を加えて記録する場合等、さらには単に暗号化解除
の鍵情報だけを記録する場合等、著作権に関する種々の
データを記録する場合に広く適用することができる。
【0075】また上述の実施の形態においては、著作権
に関する情報として記録された著作権保護情報のうち鍵
情報により暗号化を解除する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、鍵情報と他の情報とにより暗号化
を解除する場合等にも広く適用することができる。
【0076】また上述の実施の形態においては、著作権
に関する情報により暗号化を解除して著作権者の利益を
保護する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、例えばこれらの情報の検出の有無により動作を停止
制御する等により著作権者の利益を保護するようにして
もよい。
【0077】また上述の実施の形態においては、リード
インエリアの先頭に著作権に関するデータを記録する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の箇
所に記録して上述の実施の形態と同様の効果を得ること
ができる。
【0078】また上述の実施の形態においては、光透過
層の下層に著作権保護情報を記録する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、実用上十分な場合には、
光透過層の表面に直接の印刷により、又はシール等の貼
り付けにより著作権に関する情報を記録するようにして
もよい。
【0079】また上述の実施の形態においては、インク
ジェットヘッドによる印刷により著作権に関する情報を
配置する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、種々の印刷の手法、さらにはエッチング等の手法を
広く適用することができる。
【0080】また上述の実施の形態においては、相変化
型の光ディスクに著作権に関する情報を記録する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、光磁気ディス
ク等の光ディスクに著作権に関する情報を記録する場
合、さらには再生専用の光ディスクに著作権に関する情
報を記録する場合等にも広く適用することができる。
【0081】また上述の実施の形態においては、光ディ
スクに記録されたオーディオ信号を再生する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、光磁気ディスクで
あるMOに適用してコンピュータのデータを記録再生す
る場合、さらにはビデオ信号を記録再生する場合等に広
く適用することができる。
【0082】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、不規則な
まだら模様によるパターンを光ディスクに配置して、著
作権に関する情報を記録することにより、従来に比して
一段と有効に著作権者の利益を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る著作権情報記録装置
による著作権の記録の説明に供する略線図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る著作権情報記録装置
を示すブロック図である。
【図3】図2の著作権情報記録装置による著作権保護情
報を示す略線図である。
【図4】図2の著作権情報記録装置による光ディスクに
ついて、違法コピーに係る光ディスクとの相違を示す断
面図である。
【図5】図2の著作権情報記録装置による光ディスクを
再生する光ディスク装置を示すブロック図である。
【図6】図5の光ディスク装置のノイズパワー検出回路
を示すブロック図である。
【図7】図6のノイズパワー検出回路による処理の説明
に供する略線図である。
【図8】図7との対比により不正コピーに係る光ディス
クの処理の説明に供する略線図である。
【符号の説明】
1……著作権情報記録装置、2……ディスク基板、5、
30……中央処理ユニット、6……PE変調回路、7…
…インクジェットヘッド、12、22……光ディスク、
25……ノイズパワー検出回路、26……PE復号回路
フロントページの続き (72)発明者 大星 敏夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 柏木 俊行 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 中野 淳 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D029 MA15 MA17 MA31 5D044 BC06 CC04 DE02 DE44 DE50 5D090 AA01 BB12 CC01 CC14 DD03 DD05 EE01 FF09 FF31 GG33 HH01 LL08

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不規則なまだら模様によるパターンを光デ
    ィスクに形成して、著作権に関する情報を記録すること
    を特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】前記不規則なまだら模様によるパターンを
    光透過層の下層に形成することを特徴とする請求項1に
    記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】前記不規則なまだら模様によるパターン
    は、 再生系における光学系において、前記光透過層の厚み分
    のデフォーカスによって検出困難となる程度以上の、微
    細な光学特性の変化を有するように形成されたことを特
    徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】前記不規則なまだら模様によるパターン
    は、 再生系で照射されるレーザービームのビームスポット径
    により分解可能な周波数以上の空間周波数による光学特
    性の変化までも有するように形成されたことを特徴とす
    る請求項1に記載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】光ディスクにレーザービームを照射して前
    記光ディスクをアクセスする光ディスク装置において、 前記レーザービームの照射による戻り光を受光して受光
    結果を出力する受光手段と、 前記受光結果に含まれる所定周波数以上の信号強度を検
    出し、該検出結果に基づいて前記光ディスクより著作権
    に関する情報を再生する著作権情報再生手段と、 前記著作権に関する情報に基づいて、前記光ディスクの
    アクセスを制御する制御手段とを備えることを特徴とす
    る光ディスク装置。
  6. 【請求項6】前記受光結果を2値識別して再生データを
    生成する再生データ生成手段と、 所定の鍵情報により前記再生データの暗号化を解除する
    暗号化解除手段とを有し、 前記制御手段は、 前記著作権に関する情報に基づいて、前記鍵情報を前記
    暗号化解除手段にセットすることを特徴とする請求項5
    に記載の光ディスク装置。
  7. 【請求項7】前記所定の周波数は、 前記光ディスクの光透過層の厚み分のデフォーカスによ
    って検出困難となる信号成分の周波数より高い周波数で
    あることを特徴とする請求項5に記載の光ディスク装
    置。
  8. 【請求項8】前記著作権情報再生手段は、 前記受光結果に、前記所定周波数以上の基準信号を乗算
    して乗算結果を出力する乗算回路と、 前記乗算結果を積分する積分回路とを有し、 前記積分回路の積分結果により前記信号強度を検出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の光ディスク装置。
  9. 【請求項9】レーザービームの照射によりアクセス可能
    とされた光ディスクにおいて、 不規則なまだら模様によるパターンの配置により、著作
    権に関する情報が記録されたことを特徴とする光ディス
    ク。
  10. 【請求項10】前記不規則なまだら模様によるパターン
    が、 光透過層の下層に配置されたことを特徴とする請求項9
    に記載の光ディスク。
  11. 【請求項11】前記不規則なまだら模様によるパターン
    は、 再生系における光学系において、前記光透過層の厚み分
    のデフォーカスによって検出困難となる程度以上の、微
    細な光学特性の変化により形成されたことを特徴とする
    請求項10に記載の光ディスク。
  12. 【請求項12】前記不規則なまだら模様によるパターン
    は、 再生系で照射されるレーザービームのビームスポット径
    により分解可能な周波数以上の空間周波数による光学特
    性の変化までも有するように形成されたことを特徴とす
    る請求項9に記載の光ディスク。
  13. 【請求項13】前記著作権に関する情報により所望の情
    報が暗号化されて記録されたことを特徴とする請求項9
    に記載の光ディスク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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