JP2001256656A - 光ディスクのアクセス方法 - Google Patents

光ディスクのアクセス方法

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JP2001256656A
JP2001256656A JP2000070022A JP2000070022A JP2001256656A JP 2001256656 A JP2001256656 A JP 2001256656A JP 2000070022 A JP2000070022 A JP 2000070022A JP 2000070022 A JP2000070022 A JP 2000070022A JP 2001256656 A JP2001256656 A JP 2001256656A
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Japan
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jump
access
optical disk
area
jump operation
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JP2000070022A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Karita
吉博 苅田
Takashi Kishimoto
隆 岸本
Katsuya Watanabe
克也 渡邊
Hiroyuki Yamaguchi
博之 山口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のデータ領域の間に、位置情報が再生で
きない境界領域を持つ光ディスクにおいて、境界領域を
またがるアクセスを安定に行うことを目的としている。 【解決手段】 データ領域内のジャンプを行う第1のジ
ャンプ動作と、データ領域間の境界領域をまたいでジャ
ンプする第2のジャンプ動作の2種類のジャンプ動作に
よって、アクセス動作を構成することにより、境界領域
をまたがるアクセスを安定に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスクのアクセ
ス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の光ディスクのアクセス方法
を用いた光ディスク再生装置のブロック図を示す。
【0003】40は光ディスク、41は光ディスク40
を回転させるモーター、42は光ディスク40上に構成
された螺旋状あるいは同心円状の情報記録トラック、4
3は情報記録トラック42に光ビームを照射すると共に
その照射位置を制御する対物レンズ、44は前記光ビー
ムを発生する光源とディスク40からの反射光を検出す
る光検出器を備え、対物レンズ43が光ディスク40の
半径方向に駆動可能に取り付けられた光ヘッド、45は
光ヘッド44の光検出出力から情報記録トラック42の
中心に対する前記光ビームの位置ずれを検出してトラッ
キングエラー信号として出力するトラッキングエラー検
出部、46は前記情報記録トラック42を再生中に前記
トラッキングエラー信号によって対物レンズ43の位置
制御信号を発生するトラッキングサーボ制御部、47は
ジャンプ中の前記トラッキングエラー信号によって情報
記録トラック42と前記光ビームとの相対速度を検出し
て対物レンズ43の速度制御信号を発生するジャンプ制
御部、48は対物レンズ43の加速信号及び減速信号を
発生する加減速制御部、49は前記位置制御信号及び前
記速度制御信号及び前記加減速信号を増幅して対物レン
ズ43を駆動する対物レンズ駆動部である。
【0004】光ディスク40はモーター41に取り付け
られて回転しており、光ヘッド44で発生した光ビーム
が対物レンズ43を経由して光ディスク40上の情報記
録トラック42に照射されている。
【0005】情報記録トラック42から情報を再生する
場合には、光ヘッド44の光検出出力からトラッキング
エラー検出部45によって検出された前記トラッキング
エラー信号がトラッキングサーボ制御部46で前記位置
制御信号に処理され、対物レンズ駆動部49を経由して
対物レンズ43をディスク半径方向に駆動することによ
り、光ビームが情報記録トラック42をトレースする。
【0006】情報を再生する位置を変更する場合には、
アクセス動作が行われる。アクセス動作はアクセス開始
位置から目標位置までの再生位置変更動作であり、一回
あるいは複数回のジャンプ動作によって構成されてい
て、ジャンプ動作終了時点の再生位置が前記目標位置と
異なる場合に、さらに前記目標位置に向けてジャンプ動
作を行い、ジャンプ動作終了時点の再生位置が前記目標
位置に一致した時点で、終了する。
【0007】以下に、上記ジャンプ動作について従来の
ジャンプ動作を説明する。図5に従来の光ディスクのア
クセス方法に用いられるジャンプ動作のタイムチャート
を示す。図5において、51は光ディスク、52は光デ
ィスクの情報記録トラック、53はジャンプ開始位置、
54はジャンプ終了位置、55は前記情報記録トラック
52に対応して発生するトラッキングエラー信号、56
はジャンプ時の光ヘッドの移動速度、57はジャンプ時
の光ヘッドの駆動信号、57aはジャンプ開始時の初期
加速駆動信号、57bはジャンプ中の速度補正駆動信
号、57cはジャンプ終了時の減速駆動信号、58aは
加速期間、58bは定速期間、58cは減速期間であ
る。
【0008】ジャンプ開始位置53からジャンプ終了位
置54へのジャンプを行う場合について述べる。先ず、
前記光ビームはジャンプ開始位置53に位置する情報記
録トラック52をトレースしている。ジャンプ動作の開
始により、加減速制御部48から初期加速駆動信号57
aが出力され、対物レンズ駆動部49を経由して対物レ
ンズ43を目的の方向に加速する事により光ディスク5
1上の光ビームの位置が移動し始める(加速期間58
a)。
【0009】次に、前記光ビームが情報記録トラック5
2を横切って進む移動速度56を、トラッキングエラー
検出部45から出力されるトラッキングエラー信号55
の周期あるいは周波数から、ジャンプ制御部47におい
て検出し、あらかじめ設定された目標速度と比較した結
果出力される前記速度制御信号は、対物レンズ駆動部4
9を経由して速度補正駆動信号57bとして対物レンズ
43に印加され、対物レンズ43と情報記録トラック5
2の相対速度が一定になるように対物レンズ43を駆動
する(定速期間58b)。
【0010】同時に、ジャンプ制御部47はトラッキン
グエラー信号55をカウントしており、そのカウント数
によって目的の距離だけ移動したことを検出して、加減
速制御部48に減速開始信号を出力し、減速期間に移行
する。
【0011】加減速制御部48は前記減速開始信号を受
けた時点から減速信号57cを出力し、対物レンズ駆動
部49を経由して減速駆動信号57cを対物レンズ43
に印加することで、対物レンズ43と情報記録トラック
52との相対速度が十分小さくなるまで減速し、その時
点で減速期間58cは終了する(減速期間58c)。
【0012】減速期間58cの持続時間は、定速期間5
8bの移動速度56に対応した時間で決める方法や、減
速期間58c中に検出された移動速度56が一定値以下
になったときに減速期間58cを終了する方法などがあ
る。
【0013】減速期間58cは終了した時点で、対物レ
ンズ駆動部49はトラッキングサーボ制御部46から出
力される前記位置制御信号によって対物レンズ43を駆
動し、前記光ビームはジャンプ終了位置54に位置する
新たな情報記録トラック52のトレースを開始する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】近年、記録可能な光デ
ィスクが普及しているが、ディスク制御情報などを前も
ってディスクに記録しておく方法の一つとして、ディス
ク制御情報をエンボスによって記録した領域とグルーブ
構造であるデータ記録領域の間に、鏡面状態の境界領域
が存在する光ディスクが提案されている。
【0015】ところが前記従来のアクセス方法では、前
記鏡面状態の境界領域において、前記トラッキングエラ
ー信号などの位置情報が得られないため、前記ジャンプ
動作において光ヘッドの移動速度及び移動距離を誤って
検出してしまい、ジャンプ距離が大きく変動しアクセス
動作が不安定になってアクセス目標位置に到達できない
という問題点がある。
【0016】本発明は鏡面状態のような位置情報が再生
できない境界領域が存在しても、安定にアクセスを行う
ことを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の光ディスクアクセス方法は、情報記録領域が
複数のデータ領域に分割され、その境界がある幅を持っ
た境界領域である光ディスクにおける、データ領域のあ
る位置から異なるデータ領域のある位置に一回あるいは
複数回のジャンプ動作によって到達するアクセス動作に
おいて、前記データ領域内のジャンプを行う第1のジャ
ンプ動作と、前記データ領域間の前記境界領域をまたい
でジャンプする第2のジャンプ動作の2種類のジャンプ
動作によって、アクセス動作が構成されており、第2の
ジャンプ動作は、前記加速期間、及び前記減速期間、及
び前記定速期間を、ディスクからの情報によらず、全て
時間管理したジャンプ動作であることによって、前記境
界領域においてトラッキングエラー信号などの位置情報
が得られない状態になっても、ジャンプ動作が不安定に
ならず、安定にアクセスを行うことが出来る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、情報記録領域が複数のデータ領域に分割され、その
境界がある幅を持った境界領域である光ディスクにおけ
る、データ領域のある位置から異なるデータ領域のある
位置に一回あるいは複数回のジャンプ動作によって到達
するアクセス動作において、前記データ領域内のジャン
プを行う第1のジャンプ動作と、前記データ領域間の前
記境界領域をまたいでジャンプする第2のジャンプ動作
の2種類のジャンプ動作によって、アクセス動作が構成
されているものであり、前記データ領域と前記境界領域
の特性に合わせた最適な方法でジャンプ動作が安定に実
行できるという作用を有する。
【0019】請求項2に記載の発明は、前記アクセス動
作において、アクセス開始位置とアクセス終了位置の間
に前記境界領域が存在するとき、前記アクセス動作は、
前記データ領域上を前記境界領域の近傍まで移動する一
回あるいは複数回の前記第1のジャンプ動作と、前記境
界領域を飛越す前記第2のジャンプ動作と、前記第2の
ジャンプ動作の終了位置から次の前記境界領域の近傍あ
るいは前記アクセス終了位置に移動する一回あるいは複
数回の前記第1のジャンプ動作によって構成されている
ものであり、前記第2のジャンプ動作による移動距離を
前記境界領域の近傍に止め、アクセス動作を安定に行う
ことが出来るという作用を有する。
【0020】請求項3に記載の発明は、前記第2のジャ
ンプ動作は、加速期間と、定速期間と、減速期間によっ
て構成され、加速期間と定速期間と減速期間は、時間管
理のみによってそれぞれの持続時間を制御されているも
のであり、前記加速期間と定速期間と減速期間の時間
は、それぞれジャンプ距離に対して最適に設定されてお
り、前記境界領域から位置情報が得られない場合でも安
定なジャンプ動作を実現できるという作用を有する。
【0021】請求項4に記載の発明は、前記第2のジャ
ンプ動作は、加速期間と減速期間によって構成され、加
速期間は、時間管理のみによってその持続時間を制御さ
れているものであり、前記加速期間と減速期間の持続時
間は、それぞれジャンプ距離に対して最適に設定されて
おり、前記境界領域から位置情報が得られない場合でも
安定なジャンプ動作を実現できるという作用を有する。
【0022】請求項5に記載の発明は、前記減速期間
は、前記境界領域通過後に検出された速度情報に基づい
てその持続時間を決定されるものであり、前記第2のジ
ャンプ動作実行中の振動及び偏心などによる外乱があっ
た場合でも、最適な前記減速期間の持続時間を設定でき
ることにより、前記第2のジャンプ動作を安定に実行で
きるという作用を有する。
【0023】請求項6に記載の発明は、前記速度情報の
取得は、前記境界領域通過後に検出された位置情報によ
るものであり、前記第2のジャンプ動作実行中の振動及
び偏心などによる外乱があった場合でも、最適な前記減
速期間を設定できることにより、前記第2のジャンプ動
作を安定に実行できるという作用を有する。
【0024】請求項7に記載の発明は、前記第2のジャ
ンプ動作は、ジャンプ目標となる前記データ領域のサー
ボ特性により、位置情報検出方法をジャンプ動作中に切
換え、ジャンプ終了後には切換後の前記位置情報検出方
法によりトラッキングサーボ動作を行うものであり、前
記位置情報による前記速度測定の信頼性を向上させると
共に、前記第2のジャンプ動作終了後のトラッキングサ
ーボ動作の安定性を向上させるという作用を有する。
【0025】請求項8に記載の発明は、前記位置情報検
出方法の切換は、遅くとも前記減速期間の開始までに行
われるもので、前記境界領域通過後の前記位置情報検出
が確実に行われるという作用を有する。
【0026】請求項9に記載の発明は、前記位置情報検
出方法は、位相差トラッキングエラー信号を用いる方法
と、プッシュプルトラッキングエラー信号を用いる方
法、および差動プッシュプルトラッキングエラー信号を
用いる方法の内のいずれか一つであるものであり、前記
データ領域がエンボスで構成されている場合には位相差
トラッキングエラー信号、グルーブで構成されている場
合にはプッシュプルトラッキングエラー信号あるいは差
動プッシュプルトラッキングエラー信号、グルーブで構
成されているが記録マークが存在する場合には位相差ト
ラッキングエラー信号を用いるなど、前記光ディスクの
物理構造及び光ヘッドの構成によって、前記データ領域
に最適な位置情報検出方法を用いることにより、前記位
置情報による前記速度測定の信頼性を向上させると共
に、前記第2のジャンプ動作終了後のサーボの安定性を
向上させるという作用を有する。
【0027】請求項10に記載の発明は、前記データ領
域は、グルーブで構成された記録トラックに記録された
状態であり、前記境界領域は、同じくグルーブで構成さ
れた記録トラックが未記録状態であるものであり、前記
境界領域が未記録状態のグルーブであり、前記データ領
域が記録されたグルーブである場合でも、前記データ領
域と前記境界領域の特性に合わせた最適な方法でジャン
プ動作が安定に実行できるという作用を有する。
【0028】請求項11に記載の発明は、前記複数のデ
ータ領域の内の一つには、前記光ディスクの定められた
位置の境界領域の有無を示す情報が記録されており、そ
の情報を取得する以前の該データ領域へのアクセスは、
前記境界領域が存在すると仮定できる位置では前記第2
のジャンプ動作、前記境界領域が存在しないと仮定でき
る領域では前記第1のジャンプ動作を用いるものであ
り、該データ領域の情報によって前記境界領域の有無が
明確になるまでは、前記境界領域が存在するとして前記
第2のジャンプ動作を用いて該データ領域へのアクセス
を行うことで、前記境界領域の有無に関わらず、該デー
タ領域へのアクセスを安定に行うことが出来るという作
用を有する。
【0029】請求項12に記載の発明は、前記複数のデ
ータ領域の内の一つには、前記光ディスクの境界領域の
有無を示す情報が記録されており、その情報に基づい
て、以後のアクセスに前記第2のジャンプ動作を用いる
か用いないかを決定するものであり、前記境界領域が存
在しない場合には前記第1のジャンプ動作のみを用いた
アクセスを行うことで、ジャンプ動作の切換のない高速
なアクセスが出来、前記境界領域が存在する場合には前
記第1のジャンプ動作と前記第2のジャンプ動作を切換
えて使用することで安定なアクセスを行うことが出来る
という作用を有する。
【0030】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図3を用いて説明する。
【0031】(実施の形態1)図1に本発明の光ディス
クのアクセス方法の模式図を示す。図1において、1は
第1のデータ領域、2は第2のデータ領域、3は境界領
域、4はアクセス開始位置、5はアクセス終了位置、6
は初回ジャンプ、7は中間ジャンプ、8は最終ジャン
プ、9は第1の中間位置、10は第2の中間位置であ
る。
【0032】アクセス開始位置4からアクセス終了位置
5に向かってアクセスを行う場合、境界領域3を越えな
ければならない。そこで、先ず第1の中間位置9に向か
って初回ジャンプ6が行われる。この初回ジャンプは、
第1のデータ領域1内で完結するジャンプであるので、
従来例に示したものと同じ動作である第1のジャンプ動
作が用いられる。次に、境界領域3を越えるため、後述
する第2のジャンプ動作を使用した中間ジャンプ7が行
われ、第2の中間位置10に到達する。最後に、第2の
データ領域2内で完結する第1のジャンプ動作を用いた
最終ジャンプ8が行われて、アクセス終了位置5へのア
クセスが終了する。
【0033】ここで第1及び第2の中間位置は、前記第
2のジャンプ動作が安定してジャンプできる距離を考慮
して、境界領域3の近傍に設けられる。
【0034】もちろん、前記第2のジャンプ動作の精度
と安定性が確保できる場合には、アクセス開始位置4か
らアクセス終了位置5へのジャンプは、前記第2のジャ
ンプ動作のみで行っても良い。
【0035】次に、上記第2のジャンプ動作について説
明する。図2に前記第2のジャンプ動作のタイムチャー
トを示す。
【0036】図2において、21は光ディスク、22は
光ディスクの情報記録トラック、23はジャンプ開始位
置、24はジャンプ終了位置、25は前記情報記録トラ
ック22に対応して発生するトラッキングエラー信号、
26はジャンプ時の対物レンズの移動速度、27はジャ
ンプ時に光ヘッドの駆動信号、27aはジャンプ開始時
の初期加速駆動信号、27cはジャンプ終了時の減速駆
動信号、28aは加速期間、28bは定速期間、28c
は減速期間である。
【0037】図3に前記第2のジャンプ動作を行う装置
のブロック図を示す。図3において、図4と番号が同じ
構成要素は図4と同じものであり、31は時間管理部で
ある。
【0038】ジャンプ開始位置23からジャンプ終了位
置24へのジャンプを行う場合について述べる。
【0039】先ず、前記光ビームはジャンプ開始位置2
3に位置する情報記録トラック22をトレースしてい
る。ジャンプ動作の開始により、加速期間28aから動
作が始まり、加減速制御部48から時間管理部31によ
って決められた持続時間の初期加速駆動信号27aが出
力され、対物レンズ駆動部49を経由して初期加速駆動
信号27aを対物レンズ43に印加することで、対物レ
ンズ43を目的の方向に加速する事により光ディスク2
1上の光ビームの位置が移動し始める。
【0040】次に、定速期間28bに移行し、時間管理
部31によって決められた持続時間の間、対物レンズ4
3の加減速を行わない。定速期間28bあるいはその前
後を含んだ期間は前記境界領域3内を移動中であるた
め、前記トラッキングエラー信号25は消失している
が、ジャンプ動作への影響はない。
【0041】定速期間28bが終了すると減速期間28
cに入り、加減速制御部48は時間管理部31によって
決められた持続時間の減速信号を出力し、対物レンズ駆
動部49を経由して減速駆動信号27cを対物レンズ4
3に印加することで、対物レンズ43と情報記録トラッ
ク22との相対速度が十分小さくなるまで減速する。
【0042】減速期間28cが終了した時点で、対物レ
ンズ駆動部49はトラッキングサーボ制御部46から出
力される前記位置制御信号によって対物レンズ43を駆
動し、前記光ビームはジャンプ終了位置24にある情報
記録トラック22のトレースを開始する。
【0043】上記の加速期間28aの開始から減速期間
28cの終了までの間、トラッキングエラー信号25な
どの光ディスク21から得られる位置情報を全く使用し
ないので、境界領域3がいかなる状態であっても安定な
ジャンプが可能である。この場合に考えられる境界領域
3の状態としては、鏡面、無反射、グルーブはあるが未
記録である、エンボスはあるが光ビームの波長に対して
エンボスの深さが浅すぎたり深すぎたりするため検出さ
れる位置情報の信頼性が低いなどがある。
【0044】なお、前記第2のジャンプ動作において、
前記定速期間を無くし、前記加速期間と前記減速期間の
みによる動作も可能である。
【0045】なお、前記減速期間の持続時間は、前記境
界領域通過後に前記データ領域で検出される前記トラッ
キングエラー信号などの位置情報から検出される前記光
ヘッドの移動速度に基づいて決定しても良い。あるい
は、前記減速期間中に前記データ領域で検出される前記
トラッキングエラー信号などの位置情報から検出される
前記光ヘッドの移動速度に基づいて適時決定しても良
い。この場合、前記情報記録トラックの偏心、外部から
印加あるいは装置内部から発生した振動などによる前記
減速期間直前の前記光ヘッドの移動速度の変動に対し
て、最適な前記減速期間の持続時間を決定できるため、
前記減速期間終了後の前記光ヘッドの移動速度をよりゼ
ロに近づけることが出来るため、前記第2のジャンプ動
作をより安定にすることが出来る。
【0046】なお、前記ジャンプ開始位置を含む前記デ
ータ領域のサーボ特性と前記ジャンプ終了位置を含む前
記データ領域のサーボ特性が異なる場合には、ジャンプ
実行中に前記位置情報検出方法を切換えても良い。たと
えば、前記ジャンプ開始位置を含む前記データ領域がグ
ルーブで構成され、前記ジャンプ終了位置を含む前記デ
ータ領域がエンボスで構成されているような場合には、
ジャンプ開始前のプッシュプルトラッキングエラー信号
を検出している状態から、ジャンプ実行中に位相差トラ
ッキングエラー信号を検出するように切換えれば、それ
ぞれの前記データ領域に最適な前記位置情報を検出する
ことが出来るためジャンプ終了後のトラッキングサーボ
動作を最適な動作にすることができる。さらに、遅くと
も前記減速期間の開始までに切換を行えば、減速期間中
に取得される前記位置情報の信頼性が向上し、前記第2
のジャンプ動作をより安定にすることが出来る。また、
光ヘッドの構成により、プッシュプルトラッキングエラ
ー信号に代わって、差動プッシュプルエラー信号を用い
ても良い。
【0047】(実施の形態2)図6に本発明の実施の形
態2の光ディスクのアクセス方法の模式図を示す。以
下、本発明の実施の形態2について図6を用いて説明す
る。
【0048】図6(a)及び図6(b)において、図6
(a)は第2のデータ領域62の前後に境界領域64が
存在するディスク、図6(b)は境界領域64が存在し
ないディスクを示しており、61は第1のデータ領域、
62は第2のデータ領域、63は第3のデータ領域、6
4は境界領域である。また、境界領域64は存在する場
合にはその位置は既知であり、第2のデータ領域62に
は、該ディスクに境界領域の有無を示す境界領域有無情
報80が記録されている。
【0049】また、65はアクセス開始位置、66は初
回ジャンプ、67は第1の中間位置、68は第1の中間
ジャンプ、69は第1のアクセス目標位置、70は第2
の中間ジャンプ、71は第2の中間位置、72は最終ジ
ャンプ、73は第2のアクセス目標位置である。
【0050】ディスクの再生を開始した後、境界領域有
無情報80を取得していない状態では、境界領域64の
有無が不明であるので、境界領域64が規格などにより
定められた位置に存在すると仮定してアクセス動作を行
う。よって、第1のデータ領域61内にあるアクセス開
始位置65から第2のデータ領域62内にある第1のア
クセス目標位置までのアクセスは、境界領域64の近傍
に位置する第1の中間位置までの初回ジャンプ66を従
来例と同じ第1のジャンプ動作によって移動し、次に第
1のアクセス目標位置69までの第1の中間ジャンプ6
8を、境界領域64を飛越すための第2のジャンプ動作
によって実行する。これによって、境界領域64の有無
に関わらず安定に第1の目標位置69をアクセスするこ
とが出来る。
【0051】第1のアクセス目標位置69において境界
領域有無情報80を取得した後に、データ領域61内に
ある第2のアクセス目標位置73をアクセスする際に
は、境界領域64が存在すると判った場合には図6
(a)に示すように、データ領域61内の境界領域64
の近傍に位置する第2の中間位置71までの第2の中間
ジャンプ70を、第2のジャンプ動作を用いて実行し、
その後、第2のアクセス目標位置73までの最終ジャン
プ72を第1のジャンプ動作を用いてジャンプする。
【0052】一方、上記境界領域有無情報80によって
境界領域64がないことが判った場合には、図6(b)
に示すように、第2のデータ領域62内の第1のアクセ
ス目標位置69から第1のデータ領域61内の第2のア
クセス目標位置73までを、一回の第1のジャンプ動作
による最終ジャンプ72によってアクセスすることによ
って、第2のアクセス目標位置73へのアクセスを短時
間で実行する。
【0053】なお、第2のジャンプ動作の精度及び安定
性が確保できる場合には、前記のアクセス開始位置65
から第1のアクセス目標位置69までのアクセス、及
び、第1のアクセス目標位置69から第2のアクセス目
標位置73までのアクセスを、第1の中間位置67及び
第2の中間位置71を設けないで、それぞれ一回の第2
のジャンプ動作を用いたジャンプで行っても良い。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、情報記録
領域が複数のデータ領域に分割され、その境界がある幅
を持った境界領域である光ディスクにおける、データ領
域のある位置から異なるデータ領域のある位置に一回あ
るいは複数回のジャンプ動作によって到達するアクセス
動作において、前記データ領域内のジャンプを行う第1
のジャンプ動作と、前記データ領域間の前記境界領域を
またいでジャンプする第2のジャンプ動作の2種類のジ
ャンプ動作によって、アクセス動作が構成されており、
第2のジャンプ動作は、前記加速期間、及び前記減速期
間、及び前記加速期間が終わってから前記減速期間が始
まるまでの前記定速期間が、ディスクからの情報によら
ず、全て時間管理したジャンプ動作であることによっ
て、前記境界領域においてトラッキングエラー信号など
の位置情報が得られない状態になっても、ジャンプ動作
が不安定にならず、安定にアクセスを行うことが出来る
という有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による光ディスクのアク
セス方法を示す模式図
【図2】本発明の一実施の形態による第2のジャンプ動
作を示すタイムチャート
【図3】本発明の一実施の形態による第2のジャンプ動
作を行う装置のブロック図
【図4】従来の光ディスクのアクセス方法を用いた光デ
ィスク再生装置のブロック図
【図5】従来の光ディスクのアクセス方法に用いられる
ジャンプ動作のタイムチャート
【図6】本発明の実施の形態2による光ディスクのアク
セス方法を示す図
【符号の説明】
1 第1のデータ領域 2 第2のデータ領域 3 境界領域 4 アクセス開始位置 5 アクセス終了位置 6 初回ジャンプ 7 中間ジャンプ 8 最終ジャンプ 9 第1の中間位置 10 第2の中間位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邊 克也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山口 博之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D088 PP02 QQ06 RR04 UU01 5D117 AA02 AA10 CC06 EE04 EE20 EE23 EE24 FF18 FF25 FF26

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記録領域が複数のデータ領域に分割さ
    れ、その境界がある幅を持った境界領域である光ディス
    クにおける、データ領域のある位置から異なるデータ領
    域のある位置に一回あるいは複数回のジャンプ動作によ
    って到達するアクセス動作において、前記データ領域内
    のジャンプを行う第1のジャンプ動作と、前記データ領
    域間の前記境界領域をまたいでジャンプする第2のジャ
    ンプ動作の2種類のジャンプ動作によって、アクセス動
    作が構成されている光ディスクのアクセス方法。
  2. 【請求項2】前記アクセス動作において、アクセス開始
    位置とアクセス終了位置の間に前記境界領域が存在する
    とき、前記アクセス動作は、前記データ領域上を前記境
    界領域の近傍まで移動する一回あるいは複数回の前記第
    1のジャンプ動作と、前記境界領域を飛越す前記第2の
    ジャンプ動作と、前記第2のジャンプ動作の終了位置か
    ら次の境界領域の近傍あるいは前記アクセス終了位置に
    移動する一回あるいは複数回の前記第1のジャンプ動作
    によって構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の光ディスクのアクセス方法。
  3. 【請求項3】前記第2のジャンプ動作は、加速期間と、
    定速期間と、減速期間によって構成され、加速期間と定
    速期間と減速期間は、時間管理のみによってそれぞれの
    持続時間を制御されていることを特徴とする請求項1記
    載の光ディスクのアクセス方法。
  4. 【請求項4】前記第2のジャンプ動作は、加速期間と減
    速期間によって構成され、加速期間は、時間管理のみに
    よってその持続時間を制御されていることを特徴とする
    請求項1記載の光ディスクのアクセス方法。
  5. 【請求項5】前記減速期間は、前記境界領域通過後に検
    出された速度情報に基づいてその持続時間を決定される
    ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の光ディ
    スクのアクセス方法。
  6. 【請求項6】前記速度情報の取得は、前記境界領域通過
    後に検出された位置情報によることを特徴とする請求項
    5記載の光ディスクのアクセス方法。
  7. 【請求項7】前記第2のジャンプ動作は、ジャンプ目標
    となる前記データ領域のサーボ特性により、位置情報検
    出方法をジャンプ動作中に切換え、ジャンプ終了後には
    切換後の前記位置情報検出方法によりトラッキングサー
    ボ動作を行うことを特徴とする請求項1記載の光ディス
    クのアクセス方法。
  8. 【請求項8】前記位置情報検出方法の切換は、遅くとも
    前記減速期間の開始までに行われることを特徴とする請
    求項6または請求項7記載の光ディスクのアクセス方
    法。
  9. 【請求項9】前記位置情報検出方法は、位相差トラッキ
    ングエラー信号を用いる方法と、プッシュプルトラッキ
    ングエラー信号を用いる方法、および差動プッシュプル
    トラッキングエラー信号を用いる方法の内のいずれか一
    つであることを特徴とする請求項7記載の光ディスクの
    アクセス方法。
  10. 【請求項10】前記データ領域は、グルーブで構成され
    た記録トラックに記録された状態であり、前記境界領域
    は、同じくグルーブで構成された記録トラックが未記録
    状態であることを特徴とする請求項1記載の光ディスク
    のアクセス方法。
  11. 【請求項11】前記複数のデータ領域の内の一つには、
    前記光ディスクの定められた位置の境界領域の有無を示
    す情報が記録されており、その情報を取得する以前の該
    データ領域へのアクセスは、前記境界領域が存在すると
    仮定できる位置では前記第2のジャンプ動作、前記境界
    領域が存在しないと仮定できる領域では前記第1のジャ
    ンプ動作を用いることを特徴とする請求項1記載の光デ
    ィスクのアクセス方法。
  12. 【請求項12】前記複数のデータ領域の内の一つには、
    前記光ディスクの境界領域の有無を示す情報が記録され
    ており、その情報に基づいて、以後のアクセスに前記第
    2のジャンプ動作を用いるか用いないかを決定すること
    を特徴とする請求項1記載の光ディスクのアクセス方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7315498B2 (en) 2003-08-28 2008-01-01 Funai Electric Co., Ltd. DVD reproducing apparatus, disk reproducing apparatus and DVD reproducing method
US8027228B2 (en) 2004-10-15 2011-09-27 Teac Corporation Optical disk device and seek method in optical disk device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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