JP2001256345A - ホームネットワーク上のicカード管理システム - Google Patents

ホームネットワーク上のicカード管理システム

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JP2001256345A
JP2001256345A JP2000065128A JP2000065128A JP2001256345A JP 2001256345 A JP2001256345 A JP 2001256345A JP 2000065128 A JP2000065128 A JP 2000065128A JP 2000065128 A JP2000065128 A JP 2000065128A JP 2001256345 A JP2001256345 A JP 2001256345A
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card
management table
electronic device
reservation
home network
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JP2000065128A
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English (en)
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Shinichiro Fukushima
真一郎 福島
Tomomi Yamauchi
伴美 山内
Kenji Matsumoto
健司 松本
Minoru Takami
高見  穣
Shigeyuki Ito
滋行 伊藤
Yoshitake Inoue
喜勇 井上
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホームネットワーク上でのICカードの利用
/予約を分散または集中的に管理し、情報の利用を簡単
確実かつ安全に行なうことができるようにする。 【解決手段】 ICカードを持つR/W装置はICカー
ドの管理テーブルを作成し、ホームネットワーク上の他
の機器からのICカード情報の問合せに応答できるよう
にする。また、ICカードマネージャがある場合には、
これにICカード情報を通知し、情報を一括管理させ
る。ICカードの利用予約をしたい機器は、予約管理テ
ーブルを持つR/W装置やICカードマネージャにIC
カードの予約要求を通知し、R/W装置もしくはICカ
ードマネージャは予約管理テーブルを参照し、予約可能
な場合、この予約を予約管理テーブルに登録する。予約
されているICカードがR/W装置から排出される場合
には、通知や表示で注意を促す。これらの情報を利用す
るためには、必要に応じてユーザの認証を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AV機器や情報処
理装置などの電子機器がネットワークで接続されたホー
ムネットワークシステムに係り、特に、このシステムの
複数のR/W装置(リーダライタ)に装着されたICカ
ードの管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、家庭内のテレビジョン受信機(以
下、TV受信機という)や衛星放送受信機などのAV機
器や、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンとい
う)などの情報処理装置を複数個IEEE1394シリ
アルバスなどで互いに接続し、データや制御信号をやり
とりする通信システムが実現されつつある。また、磁気
カードと比較してよりセキュリティが強化されたICカ
ードの個人への普及や、インターネットや衛星放送など
によるサービスと関連してICカードによる決済や認証
などを行なうシステムもより一般的になりつつある。
【0003】複数のAV機器や情報処理装置がネットワ
ークに接続されていると、これら装置で必要なICカー
ドを共有することなども可能になる。例えば、特開平1
1−168486号公報には、複数の放送プロバイダか
らの放送を受信する装置の構成を簡略化するために、こ
れら受信装置を構成する機能ブロックをネットワークで
接続することにより、これらの共通部分を複数の非共通
部分により共有して受信処理を行なう方法が開示されて
いる。また、特開平11−126193号公報では、複
数のAV機器がバス接続されたシステムにおいて、これ
ら複数の機器間で効率良くタイマを設定及び管理する手
段を提供している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ICカード
を用いて決済や認証などを行なう場合、ホームネットワ
ークを利用することにより、家庭内の他の部屋にあるI
Cカードを利用することも可能であるが、ICカード自
体はネットワークに直接接続されているわけではないの
で、ネットワーク上に、複数のR/W装置が存在し、さ
らに、これらにICカードが装着されていた複数のIC
カードが存在する場合、従来のホームネットワークで
は、どこに、どのような種類のICカードが存在し、ど
のICカードが利用できるかはわからなかった。
【0005】また、ICカードを未来のある時間帯に利
用したい場合、このICカードがネットワークに接続さ
れている複数の機器からアクセスされる可能性があるた
め、複数の機器によるこのICカードの利用時間帯が重
複し、利用したいICカードが利用できない機器が出て
くる可能性があるし、未来の時間帯の認証や決済に必要
なカードが不用意にR/W装置から取り除かれると、必
要な認証や決済ができなくなる。このため、ICカード
の利用予約を管理する必要がある。
【0006】さらに、ICカードは認証や決済など大切
な処理に使われる場合が多いので、家庭内とはいえ、全
てのICカードの位置を家族全員に知らせたくない場合
もある。
【0007】本発明は、このような要求に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、ホームネットワークに接
続された複数のICカードのR/W装置に挿入されてい
るICカードに関する情報(所在情報や利用予約情報な
ど)を分散もしくは集中的に管理できるようにし、さら
に、かかる情報を簡単で確実かつ安全に利用できる用に
したホームネットワーク上のICカード管理システムを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ICカードの読み/書きを行なう端末部
を有する電子機器(以下、R/W装置という)を少なくと
も含めて、複数の電子機器が通信ケーブルによって相互
に接続されてなるホームネットワークにおいて、該電子
機器の1つが他の全ての該電子機器にICカードの所在
を問い合わせ、その問い合わせに対するR/W装置から
の応答を受信し、ICカードの所在を示す管理テーブル
を作成する構成とするものである。このように、各IC
カードの所在を、電子機器毎に、分散管理することがで
き、この管理においては、問い合わせという簡単な作業
でもってを確実にICカードの所在を知ることができ
る。
【0009】また、本発明は、電子機器の1つをICカ
ードマネージャとし、該ICカードマネージャが、IC
カードの所在に関する管理テーブルを有し、R/W装置
全てからのICカードの着脱状態を示す着脱情報に基づ
いて該管理テーブルを更新するとともに、該ICカード
マネージャ及びR/W装置以外の該電子機器からのIC
カードに関する問い合わせに対し、該管理テーブルに基
づいて返答する構成としたものである。このように、各
ICカードの所在をICカードマネージャによって集中
管理することができ、このICカードマネージャに問い
合わせることにより、ICカードの所在を簡単に知るこ
とができる。
【0010】さらに、本発明は、電子機器がICカード
が装着されたR/W装置にICカードの利用予約要求を
通知し、該R/W装置は、自己に装着されたICカード
に関する利用予約管理テーブルを有して、該電子機器か
らのICカードの利用予約要求を該利用予約管理テーブ
ルで管理する構成とするものである。これにより、各I
Cカードの利用予約状況を個々の電子機器で、自己に関
するものについて、管理することができ、利用予約状況
の分散管理が可能となる。
【0011】さらに、本発明は、電子機器の1つをIC
カードマネージャとし、ICカードマネージャ及びR/
W装置以外の電子機器が、該R/W装置に装着されたI
Cカードの利用予約要求を通知し、ICカードマネージ
ャは、利用予約がなされた全てのICカードを管理する
利用予約管理テーブルを有し、該ICカードの利用予約
要求を該利用予約管理テーブルで管理する構成とするも
のである。これにより、各ICカードの利用予約状況を
ICカードマネージャで集中管理することが可能とな
る。
【0012】さらに、本発明は、ICカードマネージャ
が、ICカードがどのR/W装置に装着されているかと
いうICカードの所在を管理するICカード所在管理テ
ーブルと、R/W装置に装着されている全てのICカー
ドの利用予約状況を管理する利用予約管理テーブルと、
ユーザの認証に必要な登録認証情報としての情報とを保
持する保持手段と、ユーザによって自己の認証情報を入
力する入力手段と、該入力手段で入力された該認証情報
と該保持手段に保持された該登録認証情報とを比較し、
その比較結果に応じて該ICカード所在管理テーブルや
該利用予約管理テーブルのユーザによる利用の可否を判
定する判定手段とを備えた構成とするものである。これ
により、これら管理テーブルのデータの安全性を確保す
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は本発明によるホームネットワー
ク上のICカード管理システムの一実施形態を示すブロ
ック図であって、1はR/W装置(リーダライタ:ICC R
/W A)、2はホームサーバ(HS)、3はディジタル衛星
放送受信機(TUNER)、4はTV受信機(TV)、5はディ
ジタルVTR(D−VTR)、6はパソコン(PC)、7はR/
W装置(ICC R/W B)、8,9,10はICカード(ICC
A,B,E)、11は通信ケーブルである。
【0014】同図において、IEEE1394バスケーブルなど
の通信ケーブル11により、ICカードの読み書きをす
るR/W装置1,7や、中央演算部とメモリなどを内蔵
したICカード8〜10、ホームネットワークの中心と
なって各種データの保存などを行なうホームサーバ2、
ディジタル衛星放送受信機3、TV受信機4、TV受信
機4やディジタル衛星放送受信機3などからの映像信号
や音声信号を記録するディジタルVTR5、パソコン6
が互いに接続されて、ホームネットワークシステムを構
成している。R/W装置1,7は1個または複数個のI
Cカードを装着することができ、ここでは、R/W装置
に2個のICカード8,9が、R/W装置7に1個のI
Cカード10が夫々装着されているものとする。
【0015】なお、ここでは、2個のR/W装置1,7
を用いているが、1個または3個以上のR/W装置を用
いるようにしてもよい。
【0016】また、ここでは図示しないが、ハードディ
スク装置やプリンタ,スキャナ,オーディオ機器などの
他の機器も接続可能であるし、また、パソコン6などの
接続機器にICカードのR/W装置が内蔵されている場
合もある。
【0017】かかる構成のこの実施形態は、後述するよ
うに、ホームネットワークによって接続された上記AV
機器や情報処理装置などの電子機器が、上記複数のR/
W装置夫々に装着されているICカードの中から目的の
ICカードを簡単に探し出し利用するためのICカード
情報の管理や、未来の時間帯でのICカードの利用を予
約し、未来の時間帯におけるICカードの確実な利用や
それらの情報を利用する際の認証を行なうものである。
【0018】図2は図1におけるR/W装置1の一具体
例を示すブロック図であって、1aはCPU、1bはR
OM、1cはRAM、1dは入出力部、1eは操作部、
1fは表示部、1gはICカードI/F(インターフェ
ース)、1hは内部バスである。
【0019】同図において、内部バス1hにより、プロ
グラムを動作させてR/W装置1全体の制御を行なうC
PU1aや動作プログラムなどを記録するROM1b,
CPU1aの動作に必要なデータなどを一時記憶するR
AM1c,R/W装置1とホームネットワークに接続さ
れている他の機器との間で信号の入出力を行なう入出力
部1d,操作パネルやPIN入力パッドなどによる操作
を行なうための操作部1e,液晶パネルなどにユーザイ
ンタフェース情報を表示するための表示部1f,ICカ
ード8,9との情報のやりとりするICカードI/F1
gが接続され、これらの間で互いに信号のやりとりがで
きるようにしている。これは、他のR/W装置7につい
ても、同様である。
【0020】図3は図1におけるディジタル衛星放送受
信機3の一具体例を示すブロック図であって、3aはC
PU、3bはROM3b、3cはRAM、3dはチュー
ナ、3eはデコーダ、3fは操作部、3gは表示部、3
hは入出力部、3iは通信部である。3iは電話回線な
ど外部のネットワークと通信を行なうための通信部、3
jは内部バスである。
【0021】同図において、このディジタル衛星放送受
信機3は、図1に示すネットワーク上に存在するR/W
装置内のICカードを利用して有料番組の視聴決済を行
なうものであって、動作プログラムに従って動作してデ
ィジタル衛星放送受信機3を制御するCPU3aと、こ
の動作プログラムなどが記録されているROM3bと、
CPU3aの動作に必要なデータなどを一時保持するR
AM3cと、ディジタル衛星放送を受信するためのチュ
ーナ3dと、チューナ3dで受信した放送データをデコ
ードするためのデコーダ3eと、操作パネルやリモコン
などによる操作を行なうための操作部3fと、液晶パネ
ルやモニタなどの表示装置にユーザインタフェース情報
を表示させる表示部3gと、このディジタル衛星放送受
信機3と通信ケーブル11(図1)を介して接続されて
いる他の機器とで信号の入出力を行なう入出力部3h
と、電話回線など外部のネットワークと通信を行なうた
めの通信部3iとが内部バス3jによって互いに接続さ
れた構成をなしており、これら間の信号のやり取りを行
なうことができる。
【0022】なお、ICカードI/Fを設け、R/W装
置のように、ICカードを着脱可能として、ICカード
と通信ができるようにすることもできる。
【0023】次に、この実施形態のICカードの管理方
法の具体例について図1〜図3を用いて説明するが、ま
ず、図1で示すホームホームネットワークシステムにお
いて、ディジタル衛星放送受信機3が、ネットワーク上
に存在するR/W装置内のICカードを利用して、有料
番組の視聴決済を行なう場合について説明する。
【0024】まず、番組の視聴決済をICカードで行な
うディジタル衛星放送受信機3は、そのために利用でき
るICカードがどこにあるか(どの機器にあるか)分か
らないため、ホームネットワークに接続されている全て
の機器に対して、入出力部3hから通信ケーブル11を
介してICカードが装着されているかどうかの問い合わ
せを行なう。
【0025】図4はこの問い合せ用データの一構造例を
示すものであって、概略的には、図4(a)に示すよう
に、3個のパート400,401,402からなるパケ
ットデータ構造をなしており、パート400には機能コ
ードが、パート401にはデータが、パート402には
発行機器ID(識別番号)が夫々割り当てれている。具
体的には、図4(b)に示すように、パート400に
「ICカード所有データ要求」という機能コードが格納
され、パート401に「TUNER決済用カード」とい
う決済用のカードであるかどうかの問い合わせのデータ
が格納されており、パート402にはコマンド問い合わ
せ元であるディジタル衛星放送受信機3を示す情報「T
UNER」が格納されている。かかる問い合わせ用デー
タはROM3bに予め保持されており、問い合わせが必
要となると、CPU3aがこの問い合わせ用データをR
OM3bから読み出して入出力部3hから出力する。
【0026】図1でのホームネットワークに接続されて
いる夫々の機器は、図4に示すような構造の問い合わせ
用データを夫々の入出力部(例えば、R/W装置1で
は、入出力部1c)で受け取り、夫々のCPUが動作プ
ログラムを用いてこの受け取ったデータを処理すること
によってこのデータの意味を解釈する。そして、ICカ
ードが装着されているR/W装置1,7は夫々、ディジ
タル衛星放送受信機3に対して、ICカードを2枚,1
枚持っていることを返答する。このとき、夫々のR/W
装置1,7は、ディジタル衛星放送受信機3からの先の
問い合わせが来て始めて、自己に装着されているICカ
ードのチェックとデータの読み出しを行なう場合もある
し、また、ICカードが装着された時点で内蔵の記憶部
にICカードから読み出した必要なデータを記憶し、そ
のデータを返答する場合もある。
【0027】図5はこの問い合せ用データの一構造例を
示すものであって、概略的には、図5(a)に示すよう
に、3個のパート500,501,502からなるパケ
ットデータ構造をなしており、パート500には機能コ
ードが、パート501にはデータが、パート502には
発行機器IDが夫々割り当てれている。具体的には、R
/W装置1が決済用のICカード8(ICC A)を所有し
ているものとして、図5(b)に示すように、パート5
00に「ICカード所有データ応答」という機能コード
が格納され、パート501に「TUNER決済カード
A」という決済用のICカード8を所有していることを
示すデータが格納されており、パート502に返答する
R/W装置1を示す情報「ICC R/W A」が格納さ
れている。この返答用データは、パート500に「IC
カード所有データ応答」が、パート502に情報「IC
C R/W A」が夫々既に格納された状態でROM1b
に保持されており、返答するに際して、CPU1aはこ
れを読み出してパート501に所定のデータを書き込
み、入出力部1dから出力する。
【0028】ICカードを所有しない機器やICカード
を所有しても、これが決済用でない機器は、上記のよう
な返答データを問い合わせ元に発行する必要がないが、
返答データを発行するようにしてもよい。この場合に
は、図5でのパート501にその旨を示すデータが格納
される。また、ICカードを所有するが、これが決済用
でない場合には、単にICカードを所有していることを
表わすデータをパート501に格納し、そのICカード
の種類は知らせないようにすることもできる。
【0029】そこで、ディジタル衛星放送受信機3は、
他の機器からのICカードに関する返答データを入出力
部3hで受信すると、これをRAM3c内の決済カード
の管理テーブルに格納する。図6はこの決済カード管理
テーブルのデータ構造例を示すものであって、図示する
ように、この決済カード管理テーブルは2つの項目、即
ち、ICカードを所有する機器を示す項目「ICカード
所在機器」600とICカードの種類を示す項目「IC
カードデータ」601とがある。ここでは、R/W装置
1に装着されているICカード8(ICC A)とR/W装
置7に装着されているICカード10(ICC E)とが決
済用カードであるものとしている。
【0030】この管理テーブルをもとに、ディジタル衛
星放送受信機3は、どのICカードを使用するか決定を
下す。この決定を下すために、あるICカードについて
より詳細なデータを必要とする場合には、その特定のI
Cカードついての追加のデータを要求する通信を行なう
こともできる。
【0031】そして、図6に示したように、決済用とし
て利用できるICカードが複数枚ある場合には、表示部
3gにより、図7に示すように、表示画面にこれらIC
カードに関するデータを表示し、ユーザが操作部3fを
操作してそのいずれかを選択することができるようにす
る。
【0032】また、ICカードに、決済や認証などのそ
の用途毎に、優先順位を持たせることもできる。この場
合には、ディジタル衛星放送受信機3は優先順位の高い
ものから自動的に選択してもよいし、優先順位が高い順
に図7のように表示し、このうちから1つをユーザが選
択できるようにしてもよい。この優先順位はユーザが初
めに登録しておいてもよいし、利用頻度によってディジ
タル衛星放送受信機3やR/W装置1,7が自動的に登
録してもよい。図8はICカードの優先順位を加えた決
済カード管理テーブルのデータ構造の例を示すものであ
って、図6の管理テーブルと同様の項目「ICカード所
在機器」600,項目「ICカードデータ」601のほ
かに、項目「優先順位」800が設けられる。
【0033】さらに、複数のICカードI/Fを保持で
きるR/W装置がある場合には、どのICカードI/F
なのかが分かる項目があってもよい。
【0034】これらの管理テーブルデータは、ディジタ
ル衛星放送受信機3が決済を行なう度に上記の問い合わ
せを行なって作成し、決済終了後は削除するようにして
もよい。また、定期的に上記の問い合わせを行なってそ
の度に作成してもよいし、あるタイミングで作成して必
要な期間保持しておいてもよい。さらに、管理テーブル
を常時保持しておき、ICカードが装着または排出され
る毎にその機器からその旨の通知を受けるようにし、そ
の通知によって管理テーブルを作成、修正するようにし
てもよい。
【0035】図9は以上のようなディジタル衛星放送受
信機3のICカードによる決済の手順を示すフローチャ
ートであって、複数のICカードのうちから利用するI
Cカードを選択する場合を示している。
【0036】同図において、まず、ユーザがディジタル
衛星放送受信機3のリモコンなどの操作部3fを用いて
有料視聴を開始させた後、その料金の決済が必要なタイ
ミングになると(ステップ900)、ホームネットワー
ク(図1)に接続された各機器に対して決済用のICカ
ード(決済カード)の所在を問い合わせるコマンドデー
タの送信を入出力部3hを介して行なう(ステップ90
1)。そして、R/W装置1,7などから決済カード所
在情報データ(図5に示した返答データのうちの決済カ
ードに関するもの)を受信すると(ステップ902)、
受信した決済カード所在情報データをもとに図6または
図8で示すような決済管理テーブルを作成する(ステッ
プ903)。
【0037】決済カードがなければ(決済カードが全て
利用できない場合も含む。ステップ904)、この決済
管理テーブルは作成されないが(上記のように、決済管
理テーブルが既にある場合には、これでは決済カードが
0となっている)、決済処理を終了するが、利用可能な
決済カードが1枚の場合には(ステップ904)、直ち
にこの決済カードで決済を行ない(ステップ905)、
決済処理を終了する(ステップ906)。
【0038】2枚以上の利用可能な決済カードがあれば
(ステップ904)、これらの決済カードの優先順位の
チェックを行ない(ステップ907)、優先順位が設定
されていれば、優先順位の高い決済カードを選択して
(ステップ908)、決済処理を行なう(ステップ90
5)。優先順位の設定がない場合もしくは優先順位が同
レベルである場合には(ステップ907)、図7に示し
たように、ユーザによる選択を行なうための画面表示を
行ない(ステップ909)、ユーザがいずれかの決済カ
ードを選択すると(ステップ910)、その決済カード
で決済処理を行な(ステップ905)。
【0039】このように、ディジタル衛星放送受信機3
は、ホームネットワークシステムに存在する複数のIC
カードの中から必要なICカードを探し出し、選択して
使用することができる。
【0040】この実施形態では、ディジタル衛星放送受
信機3が管理テーブルを有するものとしたが、これに代
わって、R/W装置を有するパーソナルコンピュータが
管理テーブルを作成する構成としてもよい。
【0041】次に、この実施形態でのICカードの管理
方法の他の具体例を説明する。
【0042】上記のICカードの管理方法は、有料番組
の視聴決済のためのICカードを、その決済をするディ
ジタル衛星放送受信機3がホームネットワークシステム
の他の機器に問い合わせて使用するようにしたものであ
ったが、この管理方法は、ディジタル衛星放送受信機3
がこのネットワーク上に存在するR/W装置内のICカ
ードを利用して有料番組の視聴決済を行なう場合のIC
カードの選択に、ICカードを集中的に管理するICカ
ードマネージャを利用するものである。ここでは、ホー
ムサーバ2がICカードマネージャであるものとする。
【0043】図10は図1におけるホームサーバ2の一
具体例の内部構成を示すブロック図であって、2hは内
部バス、2aはCPU、2bはROM、2cはRAM、
2dは入出力部、2eは操作部、2fは表示部、2gは
ハードディスクドライブ(HD)である。
【0044】同図において、この具体例は、プログラム
によって動作しホームサーバ2全体を制御するCPU2
aと、この動作プログラムなどを記録するROM2b
と、CPU2aの動作に必要なデータなどを一時保持す
るRAM2cと、ホームサーバ2とホームネットワーク
に接続されている他の機器とで通信を行なうための入出
力部2dと、キーボードやマウス,リモコンなどで操作
を行なうための操作部2eと、TVやモニタ,表示パネ
ルなどにユーザインタフェース情報を表示するための表
示部2fと、ICカードの管理テーブルなど各種データ
を保存するためのハードディスクドライブ2gとが内部
バス2hで互いに接続されて構成されており、これによ
り、それら間で互いに信号のやり取りを行なうことがで
きる。
【0045】ICカードマネージャは、ホームネットワ
ーク上に存在するICカードの情報を一括管理してお
り、ICカードの情報を知りたい機器はICカードマネ
ージャに問い合わせを行なえばよくなる。
【0046】ICカードマネージャがICカードの情報
を一括管理するためのカード情報の収集には、いくつか
の方法がある。この具体例では、各R/W装置1,7
が、ICカードが装着されたときに、例えば、ICカー
ドI/F1g(図2)に設けられている図示しないセン
サで検出し、ICカードマネージャにこれを通知し、こ
の通知内容を登録するという方法を用いるものとする。
【0047】まず、R/W装置7にICカード10が挿
入されたとする。R/W装置7は、ICカードマネージ
ャとしてのホームサーバ2に、ICカード10が挿入さ
れたことを通知する。
【0048】図11はこの通知データの一構造例を示す
ものであって、概略的には、図11(a)に示すよう
に、3個のパート1100,1101,1102からな
るパケットデータ構造をなしており、パート1100に
は機能コードが、パート1101にはデータが、パート
1102には発行機器IDが夫々割り当てれている。具
体的には、図11(b)に示すように、パート1100
に「ICカード挿入通知」という機能コードが格納さ
れ、パート501に「TUNER認証カード E」とい
うICカード10を示すデータが格納されており、パー
ト1102に通知したR/W装置7を示す情報「ICC
R/W B」が格納されている。
【0049】図2の構成を持つR/W装置7では、この
通知データは、パート1100に「ICカード挿入通
知」が、パート1102に情報「ICC R/W B」が
夫々格納された状態でROM1bに予め保持されてお
り、CPU1aは、ICカードI/F1gでICカード
が装着されたことを検知すると、ROM1bからこの案
内データを読み出し、そのパート1101に必要なデー
タを格納して入出力部1dから出力する。
【0050】R/W装置1も同様であり、ICカード
8,9が挿入されたときには、同様の通知データがIC
カードマネージャ(ホームサーバ2)に通知する。
【0051】かかるICカードの装着通知データを入出
力部2dで受信したICカードマネージャとしてのホー
ムサーバ2(図10)は、ハードディスクドライブ2g
のICカード管理テーブルに受信したこのデータを格納
していく。図12はかかるICカード管理テーブルのデ
ータ構造例を示すものであって、図示するように、この
ICカード管理テーブルは3つの項目、即ち、ICカー
ドが装着されている機器を示す項目「ICカード所在機
器」1200と、そのICカードの種類を示す項目「I
Cカードデータ」1201と、ICカードの優先順位を
示す項目「優先順位」1202が設けられている。勿
論、ICカードの所在機器だけを示す管理テーブルであ
ってもよいし、ICカードから読み出したより詳細なデ
ータを保持した管理テーブルであってもよい。
【0052】また、R/W装置1,7は、ICカードが
排出されたときも、ICカードマネージャに対して、こ
の旨を示す通知を送付する。図13はこの通知データの
一構造例を示すものであって、概略的には、図13
(a)に示すように、3個のパート1300,130
1,1302からなるパケットデータ構造をなしてお
り、パート1300には機能コードが、パート1301
にはデータが、パート1302には発行機器IDが夫々
割り当てれている。具体的には、R/W装置7が認証用
のICカード10(ICC E)が排出されたものとして、
図13(b)に示すように、パート1300に「ICカ
ード排出通知」という機能コードが格納され、パート1
301に「TUNER認証カード E」というICカー
ド10を示すデータが格納されており、パート1302
に通知したR/W装置7を示す情報「ICC R/W
B」 が格納されている。
【0053】この通知データも、図2において、パート
1300に「ICカード排出通知」が、パート1302
に情報「ICC R/W B」が夫々格納された状態でR
OM1bに予め保持されており、CPU1aは、ICカ
ードI/F1gでICカードが排出されたことを検知す
ると、ROM1bからこの案内データを読み出し、その
パート1101に必要なデータを格納して入出力部1d
から出力する。
【0054】ICカードマネージャでは、この通知デー
タをもとに、ハードディスクドライブ2gのICカード
管理テーブルから登録されているデータを削除する。こ
れにより、ICカード管理テーブルでは、常に最新の状
況が反映される。
【0055】これにより、図1において、ICカードに
ついての情報が必要な機器は、例えば、図4で示したI
Cカード所在要求データをこのICカードマネージャ
(ホームサーバ2)に問い合わせることにより、ICカ
ードの情報を引き出すことができる。
【0056】図14は、以上のように、ICカードマネ
ージャ(ホームサーバ2)がICカード情報を管理テー
ブルに登録/削除、または問い合わせに対して応答する
手順の一具体例を示すフローチャートである。
【0057】同図において、まず、ICカードマネージ
ャが起動すると(ステップ1400)、図10におい
て、CPU2aは、図4に示した問い合わせのコマンド
パケット、あるいは図11,図13に示す通知のコマン
ドパケットの受信を開始させる(ステップ1401)。
【0058】入出力部2dでコマンドが受信され、CP
U2aがそのコマンドはICカードの装着通知であると
判断すると(ステップ1402)、(ステップ1403
へ進み、RAM2cでのICカード管理テーブルへこの
通知結果の追加を行なう。管理テーブルへ追加動作が終
了すると、ステップ1401へ戻り、コマンドパケット
の受信を再び開始する。
【0059】受信したコマンドがICカードの排出通知
である場合には(ステップ1402)、CPU2aは、
この通知に基づいて、排出されたICカードの管理テー
ブルからの登録削除を行なう(ステップ1404)。こ
の登録削除の後、ステップ1401へ戻る。
【0060】受信したコマンドがICカード情報の問い
合わせ通知である場合には(ステップ1402)、CP
U2aは、ICカード管理テーブルから必要な情報を取
り出し、入出力部2dから問い合わせ元の機器へ応答を
返し(ステップ1405)、その後、ステップ1401
へ戻る。
【0061】このように、ICカードマネージャは、I
Cカードの所在機器やICカードの情報を一括に管理し
ているので、ICカードの所在や種類などの情報を必要
とする機器は、ICカードマネージャに問い合わせるだ
けで簡単に必要な情報を得ることができる。
【0062】なお、ICカードマネージャが、ある所定
のタイミングであるいは定期的な周期で、各機器にIC
カードの所在や種類などの情報を問い合わせ、その結果
得られる返答データに基づいて管理テーブルを更新して
いくようにしてもよい。
【0063】また、ホームネットワークにICカードマ
ネージャになれる複数の機器が存在する場合、接続順序
や優先順位などにより、どの機器がICカードマネージ
ャになるかを決定するようにしてもよいし、また、ユー
ザが選択してICカードマネージャを決定してもよい。
【0064】さらに、ICカードを一括管理するICカ
ードマネージャと、夫々でICカード情報を管理するR
/W装置が共存してもよく、この場合には、問い合わせ
を行なう機器がこれらのいずれかを選択して利用すれば
よい。
【0065】次に、この実施形態でのICカードの管理
方法のさらに他の具体例について説明する。これは、図
1において、ホームネットワークに接続されている機器
がICカードを利用して予約を行なうことができるもの
である。以下、その方法について説明する。
【0066】ICカードの利用予約は、例えば、有料放
送番組をディジタルVTR5(図1)で予約録画を行な
うのにICカードでの認証や決済が必要であるが、この
実施形態は、予約時間帯に必要なICカードが排出され
ていたり、そのICカードが装着されている機器が他の
機器に占有されてしまったりしていて、認証や決済がで
きなくなることを防ぐことができるようにしたものであ
る。ここでは、ディジタル衛星放送受信機3がR/W装
置1に装着されているICカード8を使用して、将来の
時間帯に放送される番組の決済を予め予約して利用する
ものとする。
【0067】まず、予約の情報管理を予約されるICカ
ードが挿入されている各R/W装置が管理する方式につ
いて説明する。但し、決済に必要なICカードの所在
は、既に説明した上記の方法を用いて、R/W装置1に
あることをディジタル衛星放送受信機3は認知している
ものとする。
【0068】まず、ディジタル衛星放送受信機3で、将
来の時間帯に放送される有料放送(例えば、2000年
3月20日 13:30〜16:30の放送)をディジ
タルVTR5で予約録画をする場合、ディジタル衛星放
送受信機3は、R/W装置1に対して、入出力部3hか
らICカード8の予約要求のコマンドパケットを送付す
る。
【0069】図15はICカード予約を行なうパケット
データの一構造例を示すものであって、概略的には、図
15(a)に示すように、3個のパート1500,15
01,1502からなるパケットデータ構造をなしてお
り、パート1500には機能コードが、パート1501
にはデータが、パート1502には発行機器IDが夫々
割り当てれている。具体的には、図15(b)に示すよ
うに、パート1500に「ICカード予約」という機能
コードが格納され、パート1502にコマンド発行元で
あるディジタル衛星放送受信機3を示す情報「TUNE
R」が格納されている。また、パート1501は3つの
サブパート15011〜15013に区分され、サブパ
ート1501に利用するカードを表わすデータ「TUN
ER 認証カードA」が、サブパート1502に予約開
始時間を表わすデータ「2000.2.20 13:3
0」が、サブパート1503に予約終了時間を表わすデ
ータ「2000.2.20 16:30」が夫々格納さ
れる。かかる予約要求のコマンドパケットは、パート1
500に「ICカード予約」が、パート1502に情報
「TUNER」が夫々既に格納された状態でROM3b
に保持されており、予約要求する際、CPU3aはこれ
を読み出してパート15011〜15013に所定のデ
ータを書き込み、入出力部3hから出力する。
【0070】このコマンドパケットを入出力部1dで受
信したR/W装置1(図2)は、RAM1cに記憶して
いるICカード予約管理テーブルをCPU1aで参照す
る。ここで、このICカード予約テーブルでは、既にT
UNER認証カードBの予約(2000年3月20日
19:00〜21:00)が入っているとすると、これ
はTUNER認証カードAの予約ではなく、TUNER
認証カードAの予約はまだ入っていないため、受信した
このTUNER認証カードAの予約をICカード予約管
理テーブルに登録し、ディジタル衛星放送受信機3に対
して予約を受け付けたという返答を入出力部1dから行
なう。
【0071】図16はICカード予約管理テーブルの一
構造例を示すものであって、3個の項目、即ち、予約さ
れているICカードの種類を示す項目「予約ICカー
ド」1600と、ICカードの予約開始日時を示す項目
「予約開始日時」1601と、予約終了日時を示す項目
「予約終了日時」1602とが設けられている。ここで
は、既に予約がなされている「TUNER認証カード
B」と新たに予約がなされた「TUNER認証カード
A」とがICカード予約管理テーブルに格納されている
ことを示している。
【0072】なお、ディジタル衛星放送受信機3が、既
に予約したTUNER認証カードAに対し、これと同じ
時間帯に予約要求をしてきた場合には、重複しているた
め、その予約を登録せず、R/W装置1は予約できない
との応答をディジタル衛星放送受信機3に返す。
【0073】図17はこの予約の可否の応答を行なうコ
マンドパケットのデータ構造例を示すものであって、こ
れは3つのパート1700,1701,1702に区分
されており、パート1700には機能コードが、パート
1701にはデータ、パート1702には発行機器ID
が夫々割り当てられている。具体的には、予約が可能な
場合、図17(b)に示すように、パート1700に予
約ができたことを示す機能コード「ICカード予約成
功」が格納され、パート1701に予約ができたICカ
ードを示すデータ「認証カードA」が格納され、パート
1702にこのコマンドパケットの発行元であるR/W
装置1を示す「ICC R/W A」が格納されている。
また、予約ができなかった場合には、図17(c)に示
すように、パート1700に予約ができなかったことを
示す機能コード「ICカード予約不可」が、パート17
01に予約ができなかったICカードを示すデータ「認
証カードA」が、パート1708にこのコマンドパケッ
トの発行元であるR/W装置1を示す「ICC R/W
A」が夫々格納される。
【0074】このように、R/W装置1はICカード予
約管理テーブルを用いて可否判断を行ない、予約処理を
行なう。
【0075】図18はディジタル衛星放送受信機3から
の要求に対してR/W装置1がICカードの予約を行な
う手順の一具体例を示すフローチャートである。
【0076】同図において、R/W装置1は、ディジタ
ル衛星放送受信機3からの予約要求のコマンドパケット
(図15)を入出力部1d(図2)を通じて受信する
(ステップ1800)、その予約時間が既に予約されて
いるものと重複していないかどうかのチェックを行なう
ために、既に登録されている予約管理テーブル(図1
6)のデータと予約要求データを比較する(ステップ1
801)。
【0077】要求されたこの予約が既存の予約と重複す
る場合には、入出力部1dを介して、予約ができないこ
とを示す図17(c)の予約不可通知を予約を要求した
ディジタル衛星放送受信機3に送り(ステップ180
2)、予約処理を終了する(ステップ1803)。ま
た、重複していない場合には(ステップ1801)、こ
の予約要求データを予約データとして予約管理テーブル
に登録し(ステップ1804)、予約ができたことを示
す図17(b)の予約成功通知を予約を要求したディジ
タル衛星放送受信機3に送り(ステップ1805)、予
約処理を終了する(ステップ1803)。
【0078】なお、ここでは、ICカードが装着されて
いる機器(上記の場合、R/W装置1)がICカードの
管理を行なっているが、ICカードを使用する機器(上
記の場合、ディジタル衛星放送受信機3)が夫々予約管
理を行ない、他の機器からの予約情報の問い合わせに応
答することことにより、予約管理を行なうことも可能で
ある。
【0079】また、予約をしているICカードがR/W
装置から不用意に取り去られてしまうと、予約の時間に
認証や決済ができなくなってしまう。このため、現在装
着されたいるICカードで予約がなされていることをユ
ーザに知らせる必要がある。例えば、上記の例では、R
/W装置1のICカード8が予約の認証カードAとして
に使用されているものとすると、認証カードAがR/W
装置1から排出された場合、これをICカードI/F1
g(図2)で検知し、表示部1fなどで予約がされてい
るICカードであることを警報音などとともに表示す
る。これにより、ユーザは、いま抜き取ったICカード
は予約がなされているものであることに気づくことがで
きる。かかる表示部1fがない場合などでは、警告音な
どで知らせるようにすることもできる。勿論、TV受信
機4などで同様の表示を行なわせることもできる。物理
的なICカードのロック機能を持R/W装置などであれ
ば、予約をされたICカードについてはロックをかける
ようにすれば、より安全である。
【0080】次に、この実施形態でのICカードの管理
方法のさらに他の具体例について説明する。これは、図
1において、ディジタル衛星放送受信機3が、ICカー
ドの利用予約を行なう場合、ICカードを集中的に管理
するICカード予約マネージャを利用するものである。
なお、ホームサーバ2がICカード予約マネージャであ
るものとする。
【0081】ここでは、パソコン6が、R/W装置1に
装着されている電子マネーとしてのICカード8を使用
して、毎月決まった日時に決済を行なうために、このI
Cカード8の定期的な利用予約を行ないたいものとす
る。
【0082】パソコン6は、ICカードマネージャとし
てのホームサーバ2に対し、その入出力部を介して、毎
月10日10時00分に決済を行なうという予約要求の
コマンドパケットを送付する。
【0083】図19はかかるICカード利用予約を行な
うパケットデータの一構造例を示すものであって、概略
的には、図19(a)に示すように、3個のパート19
00,1901,1902からなるパケットデータ構造
をなしており、パート1900には機能コードが、パー
ト1901にはデータが、パート1902には発行機器
IDが夫々割り当てれている。具体的には、図19
(b)に示すように、パート1900に「ICカード予
約」という機能コードが格納され、パート1902にコ
マンド発行元のパソコン6を示す情報「PC」が格納さ
れている。また、パート1901は3つのサブパート1
9011〜19013に区分され、サブパート1901
1に利用するICカードを表わすデータ「電子マネーI
CカードA」が、サブパート1502に予約日を表わす
データ「毎月10日」が、サブパート1903に予約時
間を表わすデータ「10:00」が夫々格納される。か
かる予約要求のコマンドパケットは、パート1900に
「ICカード予約」が、パート1902に情報「PC」
が夫々既に格納された状態で内蔵のメモリに保持されて
おり、利用予約をする際、これを読み出してパート19
011〜19013に所定のデータを書き込み、入出力
部から出力する。
【0084】ホームサーバ2では、図10において、こ
の予約要求パケットを入出力部2dが介して受信される
と、CPU2aが、これをハードディスクドライブ2g
に記録されているICカード予約管理テーブルと参照す
る。このICカード予約管理テーブルに、TUNER認
証カードAの予約や電子マネーとしてのICカード8の
他の時間帯の利用予約もあっても、この要求予約と重複
するものはない場合、その要求予約をICカード予約管
理テーブルに登録し、かつパソコン6に対して、要求予
約を受け付けたという応答データを入出力部2dを介し
て返答する。
【0085】図20はICカードマネージャ(この場
合、ホームサーバ2)で管理されるICカード予約管理
テーブルのデータ構造例を示すものである。
【0086】同図において、このICカード予約管理テ
ーブルには、4つの項目、即ち、予約に利用するICカ
ードが装着されているR/W装置を示す項目「予約IC
カードR/W」2000と、予約されているICカード
の種類を示す項目「予約ICカード」2001と、IC
カードの予約開始日時を示す項目「予約開始日時」20
02と、予約終了日時を示す項目「予約終了時間」20
02とが設けられている。
【0087】図20に示す例では、定期的な予約データ
(毎月10日)が項目「予約開始時間」2002に格納
され、実際に決済が行なわれる時間が項目「予約終了時
間」2003に格納されているが、定期的であるという
情報については、別途項目を設けてそこに格納するよう
にしてもよい。
【0088】予約が重複する場合には、予約の要求元
(この場合、パソコン6)に、予約が重複しているた
め、予約できないという応答を返す。必要によっては、
TV受信機4などに予約ができないこととその理由など
を表示してもよい。
【0089】また、ICカードマネージャでICカード
の予約管理を行なう手順は、図18で示した手順と同様
である。
【0090】このように、ICカードの利用予約をIC
カードマネージャを用いて集中的に行なうことが可能と
なる。
【0091】勿論、ICカードの予約を一括管理するI
Cカードマネージャと夫々でICカード予約を管理する
R/W装置とが共存しても、予約を行なう機器が選択し
て利用すればよいだけのことであるので、格別問題とは
ならない。
【0092】また、予約されているICカードが装着さ
れているR/W装置の電源が切られたり、ネットワーク
システムからはずされた場合には、ICカードの認証や
決済ができなくなる恐れがあるので、予約がされている
ICカードが装着されていることをTV受信機4などで
表示するようにしてもよい。
【0093】さらに、予約されているICカードが装着
されているR/W装置が時計装置を有しており、例え
ば、予約時間の数分前に自分でメイン電源を入れるよう
にしてもよい。勿論、ICカードマネージャが予約時間
の数分前にコマンドパケットなどを送付し、メインの電
源が入るようにしてもよい。
【0094】ところで、或るICカードの利用予約をし
ておいても、ユーザが、この利用予約時間になっても、
このICカードを用いて各種処理を行なっていると、こ
のICカードの予約された利用ができなくなる場合があ
る。例えば、ICカードに対して或る一連の処理を行な
う必要がある場合に、この一連の処理の途中でこの処理
を中断すると、ICカードにエラーのログが残り、その
回数が規定の回数になると、ICカード自体が使用不可
能になる場合がある。これを防ぐためには、まず、予約
時間よりもある時間前に、ユーザに対し、何時から予約
利用が始まるため、現在使用中のICカードが利用でき
なくなるという表示などを行なえばよい。かかる警告の
画面表示例を図21に示す。
【0095】さらに、確実にかかるエラーを減少させる
ためには、予約されているICカードを使用するR/W
装置が、予約されているICカードの直前に使用してい
るアプリケーションにおける一連の処理が必要な最長時
間を算出し、ICカードの利用予約時間からこの算出し
た最長時間前以降の一連のICカードの処理は許可しな
いようにすればよい。この一連の処理に必要な時間は、
各アプリケーションがデータとして保持しておいてもよ
いし、端末で過去の利用データから算出してもよいし、
また、ユーザが設定するようにしてもよい。
【0096】図22は以上の処理を示すフローチャート
である。同図において、まず、ICカードの利用を開始
すると(ステップ2200)、そのICカードの利用予
約情報を入手する(ステップ2201)。これを入手す
るためには、ICカード利用予約管理テーブルを所有し
ている機器に問い合わせを行なえばよい。次に、そのI
Cカードを利用しているアプリケーションで必要な一連
処理の最長時間を算出し(ステップ2202)、そのI
Cカードの利用予約時間までの残り時間のチェックを行
なう(ステップ2203)。
【0097】そして、現在の時刻からステップ2202
で算出した最長時間を足しても、利用予約時間に達しな
い場合には(ステップ2203)、ICカードの一連処
理が可能であるため、ICカードの一連処理を行ない
(ステップ2204)、再度ステップ2203へ戻る。
また、現在の時刻からステップ2202で算出した最長
時間を足したものが利用予約時間にかかる場合には(ス
テップ2203)、ICカードの一連処理を許可せず、
アプリケーションでの利用を停止する(ステップ220
5)。そして、停止した理由をTV受信機4などに表示
させ(ステップ2206)、一連の処理を終了する(ス
テップ2207)。
【0098】次に、この実施形態でのICカードの管理
方法のさらに他の具体例について説明する。ICカード
は認証や決済を行なう重要な役割を持つ場合が多いた
め、家庭内のネットワークとはいえ、家族の誰にでも簡
単にその場所や内容について知らせたくない場合がある
が、この具体例は、これを達成できるようにしたもので
ある。
【0099】まず、ICカードがどこにあるかという所
在情報や利用予約情報を得る場合や利用予約を行なう場
合、暗証番号や指紋などによるユーザの認証を必要とす
るようにすれば、より安全である。この場合、ICカー
ドがどこにあるかなどのR/W装置への装着情報や利用
予約情報を管理している機器が、事前に登録されている
暗証番号や指紋などの認証情報と、装着情報要求や利用
利用予約情報要求及び予約要求などともにに送られてき
た認証情報と一致する場合にだけ、この要求に応答した
り、予約を受け入れたりするようにすればよい。勿論、
それらの情報をもっている機器がユーザ対して、認証に
よりICカードの情報表示レベルで制限するようにして
もよい。この場合、認証できたICカードだけの所在,
利用予約情報の入手や予約が可能になり、安全性が高ま
る。
【0100】勿論、さらに安全性を高めるために、ホー
ムネットワーク上を流れる認証データやICカードの各
種情報を暗号化してもよい。
【0101】図23は暗証番号を入力する画面表示の一
具体例を示す図である。同図において、2300が暗証
番号入力画面である。複数のICカードの認証が必要な
場合には、複数の暗証番号を入力できるようになってい
る。勿論、ICカードがどこに挿入されているかの情報
を得るためだけの特別の暗証番号などを用いてもよい。
【0102】図24は、ICカードがどこにあるかなど
のICカード管理テーブルとICカード利用予約管理テ
ーブルを有するICカードマネージャ(ここでは、ホー
ムサーバ2とする)において、認証処理を加えたICカ
ードのR/W装置での着脱情報,利用予約情報及び予約
処理の一具体例を示すフローチャートである。
【0103】同図において、ICカードマネージャは、
コマンドパケットを受信すると(ステップ2400)、
このコマンドパケットと同時に送れてきた暗証番号や指
紋データなど認証に必要な情報をもとに、ユーザの認証
処理を行なう(ステップ2401)。
【0104】ユーザの認証ができなかった場合には、全
ての要求は受け付けず、認証ができなかったことを要求
元へ通知して(ステップ2402)、処理を終了する
(ステップ2403)。
【0105】ステップ2401で認証ができた場合に
は、コマンドパケットの種類判別を行なう(ステップ2
404)。
【0106】そこで、コマンドパケットがICカードの
挿抜情報要求である場合には、着脱情報を用意し(ステ
ップ2405)、この情報を暗号化処理して(ステップ
2406)、要求元へ返答し(ステップ2407)、処
理を終了する(ステップ2403)。また、コマンドパ
ケットがICカードの利用情報要求である場合には(ス
テップ2404)、利用予約情報を用意し(ステップ2
408)、この情報を暗号化処理し(ステップ240
6)、要求元へ返答して(ステップ2407)、処理を
終了する(ステップ2403)。
【0107】さらに、コマンドパケットが予約要求であ
る場合には(ステップ2404)、予約が重複していな
いか否かのチェックを行なう(ステップ2409)。そ
して、予約が重複していれば、予約不可情報の準備を行
ない(ステップ2410)、これを暗号化処理して(ス
テップ2406)、要求元へ返答し(ステップ240
7)、処理を終了する(ステップ2403)。ステップ
2409で予約が重複していないことが判明した場合に
は、予約の登録を行ない(ステップ2411)、予約成
功情報の準備を行なって(ステップ2412)、その情
報の暗号化処理を行ない(ステップ2406)、要求元
へ返答して(ステップ2407)、処理を終了する(ス
テップ2403)。
【0108】このように認証処理や暗号処理を追加する
ことにより、より安全にICカード情報を取り扱うこと
ができるようになる。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
ホームネットワーク上のICカードの所在や利用予約を
分散的もしくは集中的に管理することができて、これら
を簡単かつ確実に知ることができる。
【0110】また、本発明によると、ユーザの認証結果
に基づいて、ICカードの所在管理テーブルや利用予約
管理テーブルの使用の可否を決定するものであるから、
管理される情報の安全性が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるホームネットワーク上のICカー
ド管理システムの一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1におけるR/W装置の一具体例を示すブロ
ック図である。
【図3】図1におけるディジタル衛星放送受信機の一具
体例を示すブロック図である。
【図4】図1におけるディジタル衛星放送受信機が発行
する決済用ICカードの問い合わせ用データの構造例を
示す図である。
【図5】図4に示した問い合わせ用データに対する返答
用データの構造例を示す図である。
【図6】図1におけるディジタル衛星放送受信機での決
済カード管理テーブルのデータ構造例を示す図である。
【図7】図1におけるディジタル衛星放送受信機での複
数の決済用ICカードがある場合の選択用表示画面の一
具体例を示す図である。
【図8】図1におけるディジタル衛星放送受信機での複
数の決済用ICカードに優先順位がある場合の決済カー
ド管理テーブルのデータ構造例を示す図である。
【図9】図1に示す実施形態での有料番組の決済方法の
一具体例を示すフローチャートを示す図である。
【図10】図1におけるホームサーバの一具体例を示す
ブロック図である。
【図11】図1におけるICカードマルージャが受ける
ICカード装着通知データのデータ構造例を示す図であ
る。
【図12】図1におけるICカードマルージャでの認証
用ICカードの管理テーブルの一具体例を示す図であ
る。
【図13】図1におけるICカードマルージャが受ける
ICカード排出通知データのデータ構造例を示す図であ
る。
【図14】図1におけるICカードマルージャでの認証
用ICカードの管理テーブルの作成方法の一具体例を示
すフローチャートである。
【図15】図1における機器からR/W装置へのICカ
ード予約データのデータ構造例を示す図である。
【図16】図1でのR/W装置が有するICカード予約
管理テーブルの一具体例を示す図である。
【図17】図15に示したICカード予約データに対す
る応答データデータ構造例を示す図である。
【図18】図1に示した実施形態でのICカードの予約
の手順の一具体例を示すフローチャートである。
【図19】図1における機器からICカードマネージャ
へのICカード利用予約データのデータ構造例を示す図
である。
【図20】図1におけるICカードマネージャが所有す
るICカード利用予約管理テーブルの一具体例を示す図
である。
【図21】図1に示した実施形態での利用予約されたI
Cカードがあることを警告するための表示画面例を示す
図である。
【図22】図1に示した実施形態での利用予約されたI
Cカードがある場合のアプリケーションにおける処理の
実行可否を決定するための手順を示すフローチャートで
ある。
【図23】図1に示した実施形態でのICカードの使用
を可能とするための表示画面の例を示す図である。
【図24】図1に示した実施形態でのICカードの使用
要求に対する処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ICカードのR/W装置(リーダライタ) 1a CPU 1b ROM 1c RAM 1d 入出力部 1e 操作部 1f 表示部 1g ICカードI/F 1h 内部バス 2 ホームサーバ 2a CPU 2b ROM 2c RAM 2d 入出力部 2e 操作部 2f 表示部 2g ハードディスクドライブ 2h 内部バス 3 ディジタル衛星放送受信機 3a CPU 3b ROM 3c RAM 3d チューナ 3e デコーダ 3f 操作部 3g 表示部 3h 入出力部 3i 通信部 3j 内部バス 4 TV受信機 5 ディジタルVTR 6 パソコン 7 ICカードのR/W装置 8〜10 ICカード 11 通信ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 510 G06F 17/60 510 B42D 15/10 521 B42D 15/10 521 G06F 13/00 357 G06F 13/00 357A G06K 17/00 G06K 17/00 B (72)発明者 松本 健司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 高見 穣 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 伊藤 滋行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 井上 喜勇 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 Fターム(参考) 2C005 MA33 MB05 QC02 SA06 SA07 5B049 AA01 AA02 AA05 CC39 CC48 DD04 DD05 EE05 EE21 EE23 EE28 FF08 FF09 GG04 GG07 GG10 5B055 CB09 KK05 KK09 5B058 KA06 KA12 KA33 5B089 GA01 JB16 KA13 KB04 KC15

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードの読み/書きを行なう端末部
    を有する電子機器を少なくとも含めて、複数の電子機器
    が通信ケーブルによって相互に接続されてなるホームネ
    ットワークにおいて、 該複数の電子機器のうちの第1の電子機器が、該第1の
    電子機器以外の該電子機器にICカードの所在を問い合
    わせ、該問い合わせに対する該端末部を有する該電子機
    器からの応答を受信し、ICカードの所在を示す管理テ
    ーブルを作成することを特徴とするホームネットワーク
    上のICカード管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記管理テーブルで管理される複数のICカードに予め
    優先順位が設定されており、 前記管理テーブルを作成した前記第1の該電子機器は、
    該優先順位に従って、利用する該ICカードを決定する
    ことを特徴とするホームネットワーク上のICカード管
    理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記管理テーブルを作成した前記第1の電子機器は、前
    記管理テーブルの内容を表示する手段と、該手段で表示
    された前記管理テーブルの内容からユーザによって利用
    する該ICカードを決定する手段とを有することを特徴
    とするホームネットワーク上のICカード管理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つにおいて、 前記第1の電子機器は、前記端末部を有しない電子機器
    であることを特徴とするホームネットワーク上のICカ
    ード管理システム。
  5. 【請求項5】 ICカードの読み/書きを行なう端末部
    を有する電子機器を少なくとも含めて、複数の電子機器
    が通信ケーブルによって相互に接続されてなるホームネ
    ットワークにおいて、 該電子機器の1つをICカードマネージャとし、 該ICカードマネージャが、 ICカードの所在に関する管理テーブルを有し、該端末
    部を有する電子機器全てからのICカードの着脱状態を
    示す着脱情報に基づいて該管理テーブルを更新するとと
    もに、 該ICカードマネージャ以外の該電子機器からのICカ
    ードに関する問い合わせに対し、該管理テーブルに基づ
    いて返答することを特徴とするホームネットワーク上の
    ICカード管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記管理テーブルで管理される複数のICカードに予め
    優先順位が設定されており、 前記ICカードマネージャは、該順位に従って、前記問
    い合わせに対して所在を応答する該ICカードを決定す
    ることを特徴とするホームネットワーク上のICカード
    管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項5において、 前記ICカードマネージャは、前記管理テーブルの内容
    を表示する手段と、該手段で表示された前記管理テーブ
    ルの内容から前記問い合わせに対して所在を応答する該
    ICカードの順位をユーザによって決定可能とする手段
    とを有することを特徴とするホームネットワーク上のI
    Cカード管理システム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1つにおいて、 前記端末部を有する電子機器は、ICカードの装着や排
    出を検出する検出手段と、該検出手段での検出結果を着
    脱情報として保持する保持手段と、該保持手段に保持さ
    れる該着脱手段を前記通信ケーブルに出力する出力手段
    とを備えたことを特徴とするホームネットワーク上のI
    Cカード管理システム。
  9. 【請求項9】 ICカードの読み/書きを行なう端末部
    を有する電子機器を少なくとも含めて、複数の電子機器
    が通信ケーブルによって相互に接続されてなるホームネ
    ットワークにおいて、 該電子機器が、該端末部にICカードが装着された該電
    子機器に該ICカードの利用予約要求を通知し、 該端末部にICカードが装着された該電子機器は、自己
    に装着されたICカードに関する利用予約管理テーブル
    を有しており、該端末部を有しない該電子機器からの該
    ICカードの利用予約要求を該利用予約管理テーブルで
    管理することを特徴とするホームネットワーク上のIC
    カード管理システム。
  10. 【請求項10】 ICカードの読み/書きを行なう端末
    部を有する電子機器を少なくとも含めて、複数の電子機
    器が通信ケーブルによって相互に接続されてなるホーム
    ネットワークにおいて、 該電子機器の1つをICカードマネージャとし、 該ICカードマネージャ以外の該端末部を有しない該電
    子機器が、該端末部を有する該電子機器に装着された該
    ICカードの利用予約要求を通知し、 該ICカードマネージャは、利用予約がなされた全ての
    ICカードを管理する利用予約管理テーブルを有してお
    り、該ICカードの利用予約要求を該利用予約管理テー
    ブルで管理することを特徴とするホームネットワーク上
    のICカード管理システム。
  11. 【請求項11】 請求項9または10において、 前記ICカードの利用予約要求が前記利用予約管理テー
    ブルで既に管理されている利用予約のいずれかとも重複
    しないときにのみ、前記ICカードの利用予約要求に対
    して管理を可とし、管理の可否をICカードの利用予約
    要求の発行元に通知することを特徴とするホームネット
    ワーク上のICカード管理システム。
  12. 【請求項12】 請求項9,10または11において、 前記端末部を有する電子機器は、 前記利用予約管理テーブルで利用予約が管理されている
    ICカードが装着されているとき、該ICカードが使用
    不能状態になっているか否かを検知する検知手段手段
    と、 該検知手段によって該ICカードが使用不能状態となっ
    たことを検知したとき、この検知結果を表わす表示もし
    くは警告を行なう手段とを備えたことを特徴とするホー
    ムネットワーク上のICカード管理システム。
  13. 【請求項13】 請求項9,10または11において、 前記利用予約管理テーブルで利用予約が管理されている
    ICカードが装着されている前記端末部を有する電子機
    器で、該ICカードを用いた処理を行なうに際し、該処
    理に要する期間が前記利用予約管理テーブルで管理され
    る該ICカードの利用予約時間にかかるとき、該処理を
    禁止することを特徴とするホームネットワーク上のIC
    カード管理システム。
  14. 【請求項14】 ICカードの読み/書きを行なう端末
    部を有する電子機器を少なくとも含めて、複数の電子機
    器が通信ケーブルによって相互に接続されてなるホーム
    ネットワークにおいて、 該電子機器の1つをICカードマネージャとし、 該ICカードマネージャは、 ICカードがどの該端末部を有する電子機器に装着され
    ているかというICカードの所在を管理するICカード
    所在管理テーブルと、該端末部を有する電子機器に装着
    されている全てのICカードの利用予約状況を管理する
    利用予約管理テーブルとを保持し、かつユーザの認証に
    必要な情報を登録認証情報として保持する保持手段と、 ユーザによって自己の認証情報を入力する入力手段と、 該入力手段で入力された該認証情報と該保持手段に保持
    された該登録認証情報とを比較し、その比較結果に応じ
    て該ICカード所在管理テーブルや該利用予約管理テー
    ブルのユーザによる利用の可否を判定する判定手段とを
    備えたことを特徴とするホームネットワーク上のICカ
    ード管理システム。
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