JP2001256053A - ソフトウェアモジュール転送方法、クライアントコンピュータ、及びクライアントサーバコンピュータシステム - Google Patents

ソフトウェアモジュール転送方法、クライアントコンピュータ、及びクライアントサーバコンピュータシステム

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JP2001256053A
JP2001256053A JP2000065675A JP2000065675A JP2001256053A JP 2001256053 A JP2001256053 A JP 2001256053A JP 2000065675 A JP2000065675 A JP 2000065675A JP 2000065675 A JP2000065675 A JP 2000065675A JP 2001256053 A JP2001256053 A JP 2001256053A
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Tomohiko Terada
智彦 寺田
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Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク経由で転送されるソフトウェア
モジュールの転送時間を削減すること。 【解決手段】ソフトウェアモジュール転送方法であっ
て、ソフトウェアモジュールのバージョンを識別するバ
ージョン識別子が記載されたバージョン管理ファイルを
コンピュータに転送するバージョン管理ファイル転送ス
テップと、バージョン管理ファイルのバージョン識別子
と前記キャッシュ領域に保存されているソフトウェアモ
ジュールに対応したバージョン識別子とを比較するバー
ジョン比較ステップと、バージョン比較ステップの比較
結果に基づき、前記キャッシュ領域へのソフトウェアモ
ジュールの転送を行うソフトウェアモジュール転送ステ
ップとを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はソフトウェアモジュ
ールの転送方法、クライアントコンピュータ、及びクラ
イアントサーバコンピュータシステムに関し、特にソフ
トウェアモジュール転送に要する転送データ量の低減を
図るソフトウェアモジュールの転送方法、クライアント
コンピュータ、及びクライアントサーバコンピュータシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワークの発達に伴い、ソフトウェ
アがネットワークを通じて転送される場合が増大してい
る。特にソフトウェアを実行する際に、必要なソフトウ
ェアをロード(転送)する動的なロードの形態の普及
が、この転送の増大に拍車をかけている。
【0003】ソフトウェアの転送は例えば次のように行
われる。
【0004】転送前にはソフトウェアは一般にソフトウ
ェアモジュールとしてサーバコンピュータ側に保管され
ている。ソフトウェアモジュールは、一般にサーバコン
ピュータに接続された補助記憶装置内に保存されてい
る。ソフトウェアの転送は一般にクライアントコンピュ
ータに対して行われる。動的なロードの場合にはソフト
ウェアモジュールは転送後に自動的に実行される。
【0005】ここで、ネットワークがインターネットあ
るいはインターネットの仕組みを利用したLAN(Lo
cal Area Network)である場合には、
ソフトウェアモジュールの転送をも含めた情報へのアク
セスにWWW(WorldWide Web)が用いら
れる。このとき、サーバコンピュータはWebサーバと
してインターネット等に接続する。また、クライアント
コンピュータはWebブラウザと呼ばれるソフトウェア
を通じてサーバコンピュータから提供された情報を画面
に表示したり、クライアント側からのソフトウェアモジ
ュールの転送、実行を行う。そして、クライアントコン
ピュータからの情報の提供はハイパーテキスト記述言語
(HTML:Hyper Text Markup L
anguage)を用いて作成されたファイルを通じて
行われる。このHTMLファイルはWebブラウザに対
して画面表示、ソフトウェアモジュールの転送、実行等
を指令する。
【0006】さらに、ソフトウェアモジュールの実行は
Webブラウザを通じて行われる。このようなWebブ
ラウザ等を通じて実行されるソフトウェアは一般に「ア
プレット(Applet)」と呼ばれる。アプレットは
Webブラウザを通じて実行可能なプログラミング言
語、例えばサンマイクロシステムズ社によって確立され
たJAVA言語、によって記述される。なお、JAVA
言語で記述されたアプレットはJAVAアプレットと呼
ばれている。
【0007】以上のように、ネットワーク経由でクライ
アントコンピュータからサーバコンピュータへとJAV
Aアプレツト等のプログラムモジュールが必要に応じて
ロード(転送)、実行される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ネットワークを通じて
ソフトウェアモジュールを転送するのには一定の時間を
要する。特にJAVAアプレツト等を起動するたびにそ
のJAVAアプレツトに関連したソフトウェアモジュー
ルをダウンロード(サーバコンピュータからクライアン
トコンピュータへの転送)を行う形態の動的ロードで
は、結果としてアプレツトの起動に時間がかかり、サー
バコンピュータの使用者にとって負担が大きい。
【0009】これは、ソフトウェアモジュールをクライ
アントコンピュータのローカルディスク(補助記憶装
置)に予めインストールした場合に対して、起動時間の
点で不利な点である。
【0010】転送時間を押さえるためにソフトウェアモ
ジュールのサイズや個数を小さくすることも考えられる
が、これはソフトウェアモジュールの機能の制限につな
がり好ましくない。
【0011】以上の状況に鑑み、本発明は以下を目的と
する。
【0012】(1)ネットワーク経由で転送されるソフ
トウェアモジュールの転送時間を削減すること。
【0013】(2)ソフトウェアモジュールが実行時に
転送される動的ロードの場合には、ソフトウェアモジュ
ールの起動時間を短縮すること。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は以下に示す解決手段を採用する。
【0015】(1)コンピュータのキャッシュ領域にソ
フトウェアモジュールを転送するためのソフトウェアモ
ジュール転送方法であって、前記ソフトウェアモジュー
ルのバージョンを識別するバージョン識別子が記載され
たバージョン管理ファイルを前記コンピュータに転送す
るバージョン管理ファイル転送ステップと、前記バージ
ョン管理ファイルのバージョン識別子と前記キャッシュ
領域に保存されているソフトウェアモジュールに対応し
たバージョン識別子とを比較するバージョン比較ステッ
プと、前記バージョン比較ステップの比較結果に基づ
き、前記キャッシュ領域へのソフトウェアモジュールの
転送を行うソフトウェアモジュール転送ステップとを具
備することを特徴とする。
【0016】バージョン比較の結果に基づきソフトウェ
アモジュールの転送を行うことから、不必要なソフトウ
ェアモジュールの転送を行わなくて済み、その結果デー
タ転送量が削減される。
【0017】(2)(1)に記載のソフトウェアモジュ
ール転送方法であって、前記ソフトウェアモジュール転
送ステップにおいて、前記バージョン管理ファイルに記
載されたバージョン識別子と前記キャッシュ領域に保存
された前記ソフトウェアモジュールに対応するバージョ
ン識別子とが異なる場合に、該ソフトウェアモジュール
の転送及び該キャッシュ領域への保存、並びに該キャッ
シュ領域に保存するソフトウェアモジュールのバージョ
ン識別子を示す情報及び該ソフトウェアモジュールと該
バージョン識別子との対応関係を示す情報が記載された
バージョン識別子ファイルの作成及び該キャッシュ領域
への保存を行うことを特徴とする。
【0018】バージョン識別子が異なる場合にソフトウ
ェアモジュールの転送を行い、しかも転送をソフトウェ
アモジュールとそれに対応したバージョン識別子の情報
がキャッシュ領域に保存されることから、既に同一バー
ジョンのソフトウェアモジュールが転送されている場合
に再度の転送が行われないことからデータ転送量が削減
される。
【0019】(3)(2)において、前記バージョン比
較ステップが、前記バージョン識別子ファイルに記載さ
れたバージョン識別子を用いて行われても差し支えな
い。
【0020】(4)(3)に記載のソフトウェアモジュ
ール転送方法において、バージョン管理ファイル転送ス
テップに先だって、前記ソフトウェアモジュールの転送
を実行する転送実行モジュールを転送する転送実行モジ
ュール転送ステップをさらに具備し、バージョン管理フ
ァイル転送ステップ、バージョン比較ステップ及びソフ
トウェアモジュール転送ステップが、前記転送実行モジ
ュールによって実行されることを特徴とする。
【0021】ソフトウェアモジュールの転送に先だって
転送実行モジュールを転送することで、転送を受けるコ
ンピュータに転送実行モジュールを用意しておく必要が
なくなる。特に、転送を受ける側が複数のコンピュータ
である場合に本発明の実施が容易になる効果が得られ
る。
【0022】即ち、転送実行モジュールを利用すること
によって、既存のソフトウェアモジュールに変更を加え
ずにネツトワークにおけるデータ転送量を削減すること
ができる。
【0023】(5)(4)記載のソフトウェアモジュー
ル転送方法において、前記転送実行モジュール転送ステ
ップの前に、前記転送実行モジュール転送ステップ及び
バージョン管理ファイル転送ステップの実行を指示し、
かつ転送されるソフトウェアモジュールを特定する情報
が記載された転送指示ファイルを転送する転送指示ファ
イル転送ステップをさらに具備することを特徴とする。
【0024】転送実行モジュール転送ステップ、バージ
ョン管理ファイル転送ステップ等の実行を指示する転送
指示ファイルを事前に転送しておくことで、これらのス
テップの実行を指示するファイルの転送を受ける側のコ
ンピュータで用意する必要がない。特に、転送を受ける
側が複数のコンピュータである場合に本発明の実施が容
易になる。
【0025】(6)(5)記載のソフトウェアモジュー
ル転送方法において、前記ソフトウェアモジュール転送
ステップの後に、該ソフトウェアモジュールを起動する
ソフトウェアモジュール起動ステップをさらに具備する
ことを特徴とする。
【0026】ソフトウェアモジュールが実行命令等を記
載した実行ファイルである場合に、自動的に実行される
ので利便性が増す。
【0027】(7)(6)記載のソフトウェアモジュー
ル転送方法において、前記ソフトウェアモジュール起動
ステップが前記転送実行モジュールによって実行される
ことを特徴とする。
【0028】(8)(4)記載のソフトウェアモジュー
ル転送方法において、前記ソフトウェアモジュールは、
該ソフトウェアモジュールに関連した他のソフトウェア
モジュールの転送指示を行ない、該他のソフトウェアモ
ジュールの転送が前記転送実行モジュールによって実行
されることを特徴とする。
【0029】このときには、1つのソフトウェアモジュ
ールを転送して実行しようとした場合であっても、その
ソフトウェアモジュールの実行に伴って、これに関連し
た複数のソフトウェアモジュールの転送が必要になり、
本発明の意義が大きい。
【0030】(9)(5)記載のソフトウェアモジュー
ル転送方法において、前記バージョン識別子は、前記ソ
フトウェアモジュールが保存されているディレクトリを
示す情報を含むことを特徴とする。
【0031】ディレクトリによってソフトウェアモジュ
ールのバージョンが異なるときに、ディレクトリを単位
として効率よくバージョンを表すことができる。
【0032】(10)(5)記載のソフトウェアモジュ
ール転送方法において、前記バージョン識別子は前記ソ
フトウェアモジュールの変更日に対応する日付を示す情
報を含むことを特徴とする。
【0033】日付を用いて判りやすくバージョンを表す
ことができる。
【0034】(11)前記ソフトウェアモジュールは、
JAVAのクラスファイルであっても良く、前記転送指
示ファイルはHTMLファイルであっても良い。
【0035】(12)(1)記載のソフトウェアモジュ
ール転送方法において、前記コンピュータが前記ソフト
ウェアモジュールの転送を受ける転送元毎に区分して、
該ソフトウェアモジュールを前記キャッシュ領域へ保存
することを特徴とする。
【0036】異なる転送元で、別のソフトウェアモジュ
ールに対して同一の名称が付与されている場合であって
も、ソフトウェアモジュール同士を混同することがな
い。
【0037】(13)(1)または(12)に記載のソ
フトウェアモジュール転送方法において、前記ソフトウ
ェアモジュールが利用されるアプレット毎に区分して、
該ソフトウェアモジュールを前記キャッシュ領域へ保存
することを特徴とする。
【0038】異なるアプレットで、別のソフトウェアモ
ジュールに対して同一の名称が付与されている場合であ
っても、ソフトウェアモジュール同士を混同することが
ない。
【0039】(14)(12)または(13)記載のソ
フトウェアモジュール転送方法において、前記転送元の
名称または前記ソフトウェアモジュールが利用されるア
プレットの名称を用いて保存場所を区分することを特徴
とする。
【0040】転送元等の名称を用いることで自動的に保
存場所の区分ができる。
【0041】(15)キャッシュ領域を有するクライア
ントコンピュータに対してソフトウェアモジュールの転
送を行うサーバコンピュータであって、前記ソフトウェ
アモジュールと、前記ソフトウェアモジュールのバージ
ョンを識別するバージョン識別子が記載されたバージョ
ン管理ファイルと、前記ソフトウェアモジュールの転送
を管理する転送実行モジュールとを具備すると共に、前
記転送実行モジュールは、前記バージョン管理ファイル
のバージョン識別子と前記キャッシュ領域に保存された
前記ソフトウェアモジュールに対応するバージョン識別
子とを比較するバージョン比較部と、前記バージョン比
較部によって行われる比較結果に基づきソフトウェアモ
ジュールの転送を指令するソフトウェアモジュール転送
部とを含むことを特徴とする。
【0042】サーバコンピュータ側のバージョン管理フ
ァイル、転送実行モジュール、転送指示ファイルを、通
常のクライアントコンピュータに転送することで、サー
バコンピュータからクライアントコンピュータへのソフ
トウェアモジュールの転送を効率的に行えるようにな
る。
【0043】ここで,サーバコンピュータが、前記転送
実行モジュールの転送を要求する転送実行モジュール転
送命令と前記バージョン管理ファイルの転送を要求する
バージョン管理ファイル転送命令と、前記ソフトウェア
モジュールの転送を要求するソフトウェアモジュール転
送命令とが記載された転送指示ファイルをさらに具備し
ても差し支えない。
【0044】転送指示ファイルをクライアントコンピュ
ータに転送することで、転送実行モジュールの転送等が
自動的に行えるようになる。
【0045】(16)ソフトウェアモジュールの転送を
受け、かつ該ソフトウェアモジュール及び該ソフトウェ
アモジュールに対応するバージョン識別子の情報の保存
が可能なキャッシュ領域を有するクライアントコンピュ
ータと、前記クライアントコンピュータに対してソフト
ウェアモジュールの転送を行うサーバコンピュータであ
って、かつ前記ソフトウェアモジュールと、前記ソフト
ウェアモジュールのバージョンを識別するバージョン識
別子が記載されたバージョン管理ファイルと、前記ソフ
トウェアモジュールの転送を管理する転送実行モジュー
ルとを有するサーバコンピュータとを具備することを特
徴とするクライアントサーバコンピュータシステムであ
って、前記転送実行モジュールが、前記バージョン管理
ファイルのバージョン識別子と前記キャッシュ領域に保
存された前記ソフトウェアモジュールに対応するバージ
ョン識別子を比較するバージョン比較部と、前記バージ
ョン比較部によって行われる比較結果に基づきソフトウ
ェアモジュールの転送を行うソフトウェアモジュール転
送部とを含むことを特徴とする。
【0046】サーバコンピュータ側のバージョン管理フ
ァイル、転送実行モジュール、転送指示ファイルを、ク
ライアントコンピュータ側に転送することで、サーバコ
ンピュータからクライアントコンピュータへのソフトウ
ェアモジュールの転送を効率的に行えるようになる。特
に転送指示ファイルをクライアントコンピュータに転送
することで、転送実行モジュールの転送等が自動的に行
えるようになる。
【0047】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態の基本的
な構成を示す構成図である。
【0048】同図に示すように、ソフトウェアモジュー
ルを配布するサーバコンピュータ100とダウンロード
(サーバコンピュータからクライアントコンピュータへ
の転送)したソフトウェアモジュールを実行するクライ
アントコンピュータ200がネットワーク300を通し
て接続されている。ここで、サーバコンピュータ100
はネットワークを通じてソフトウェアの送信等のサービ
スを提供する側のコンピュータであり、クライアントコ
ンピュータ200とはネットワークを通じてソフトウェ
アの受信等のサービスを受ける側のコンピュータであ
る。また、ネットワーク300にはLAN(Local
Area Network)のほかインターネット、
LANにインターネットの仕組みを利用したイントラネ
ットも含まれる。
【0049】サーバコンピュータ100にはファイルシ
ステム102が接続され、ファイルシステム102内に
複数のソフトウェアモジュール104、バージョン管理
ファイル106と起動用モジュール110が保存されて
いる。
【0050】ここで、起動用モジュール110は、本実
施形態における転送実行モジュールを構成し、後述する
ようなソフトウェアモジュール104のダウンロードの
管理を行う。即ち、起動用モジュール110は、ソフト
ウェアモジュール104の転送、起動用のソフトウェア
であり、必要に応じてクライアントコンピュータ200
側に転送されて実行される。この詳細は後述する。
【0051】図示していないが、転送すべきソフトウェ
アモジュールの情報等が記載された転送指示ファイル1
12も同様にファイルシステム102内に保存されてい
る。なお、転送指示ファイル112の詳細は後述する。
【0052】ファイルシステム102は、サーバコンピ
ュータ100の補助記憶装置(図示せず)上に構成さ
れ、ソフトウェアモジュール104はコンピュータ可読
のファイルとしてファイルシステム102上に保存され
る。
【0053】ソフトウェアモジュール104は、アプレ
ット自体またはその動作に必要なコンピュータ・ファイ
ルであり、その1例はJAVA言語のClassファイ
ルである。
【0054】バージョン管理ファイル106上には各ソ
フトウェアモジュール104のバージョン(版)に対応
したバージョン識別子(ID)108が記載されてい
る。バージョン識別子(ID)108は、例えば下記
(1)の記述法に従って記述できる。
【0055】 MajorVersion{-MinorVersion}{:package} ……(10) ここで、「MajorVersion」及び「MinorVersion」はそれ
ぞれソフトウェアモジュール104の大規模な変更と小
規模な変更に対応したバージョンを示し、文字や数字ま
たはこれらの組み合わせ等から構成できる。また、「pa
ckage」はソフトウェアモジュール104の存在する領
域のうち特定の領域を指定するために用いられる。この
領域の指定は、例えばディレクトリを示すことで行え
る。ディレクトリが上層、下層のツリー構造を有すると
きには、指定したディレクトリ及びそれより下位のディ
レクトリに存在するソフトウェアモジュール104が指
定される。なお、{}はその中を記述するか否かが任意で
あることを示す。
【0056】(10)の具体例をさらに述べる。まず、
{}内の任意記述部分を省略し、MajorVersionのみを示す
例を挙げる。
【0057】 2001072901 ……(20) ここで、「20010729」はソフトウェアモジュール104
に変更を加えた(バージョンアップした)年月日に対応
する。即ち、日時を特定する情報「20010729」と日時と
は直接関係のない数字「01」とを組み合わせてバージョ
ン識別子を記述している。
【0058】この例では、「package」が指定されてい
ないため、ファイルシステム102上のソフトウェアモ
ジュール104の総てが同一のバージョンであることに
なる。
【0059】次にパッケージ毎にソフトウェアモジュー
ル104のバージョンを記述する例を次の(30)〜
(33)として示す。
【0060】 2001071501 ……(30) 2001072901-01:jp.co.toshiba.isc.appl.xxx ……(31) 2001072901-02:jp.co.toshiba.isc.appl.yyy ……(32) 3.0c:symantec ……(33) (30)は(20)と同様に特定のパッケージ(ディレ
クトリ)によらないソフトウェアモジュール104全体
のバージョンを表す。また、(31)〜(33)にはそ
れぞれディレクトリ「jp.co.toshiba.isc.appl.xxx」、
「jp.co.toshiba.isc.appl.yyy」、「symantec」及びそ
の下層のディレクトリに属するソフトウェアモジュール
104のバージョンが示される。そして、(31)及び
(32)はMajorVersion部分の他にMinorVersion部分
「01」、「02」が示されている。(30)の「3.0c」は
年月日を特定する情報を用いないで(10)の「MajorV
ersion」部分を表した例である。
【0061】(30)〜(33)はこれで1つのセット
であり、これ全体でソフトウェアモジュール104のバ
ージョンを識別する。このとき、上層のディレクトリで
示されるバージョン(例えば、(30))とその下層の
ディレクトリで示されるバージョン(例えば、(31)
から(33)の何れか)は、下層のディレクトリで示さ
れたバージョンが優先する。この表記法は特定のディレ
クトリに属するソフトウェアモジュールのみをバージョ
ンアップするときに便宜である。
【0062】サーバコンピュータ100は、ネットワー
ク300にアクセスするためのソフトウェアとしてWe
bサーバ120を有し、Webサーバ120はネットワ
ーク300を通じてクライアントコンピュータ200に
接続する。
【0063】クライアントコンピュータ200には補助
記憶装置上に構成されたファイルシステム210が接続
され、ファイルシステム210上にソフトウェアモジュ
ール212及びバージョン識別子ファイル214(ソフ
トウェアモジュール104に対応したバージョン識別子
108が記載される)の保存が可能なキャッシュ領域2
12が形成されている。
【0064】クライアントコンピュータ200は、ネッ
トワーク300とアクセスするためのソフトウェアWe
bブラウザ220を有する。Webブラウザ220はネ
ットワーク300を通じてWebサーバ120と接続
し、種々の情報の提供を受け、提供された情報を用いて
CRT等のディスプレイ(図示せず)上の画面表示等を
行う。また、Webブラウザ220は、ソフトウェアモ
ジュール104を実行することで、例えば画面の動的な
表示等を可能にする。Webブラウザ220は、具体的
にはクライアントコンピュータ200の記憶装置上にあ
って、ソフトウェアモジュール104の実行は、必要な
ソフトウェアモジュール104をこの記憶装置上に転送
した後に行われる。Webブラウザ220の例として、
Netscape(登録商標)Navigator、In
ternetExplorer等があげられる。
【0065】ソフトウェアモジュール104は、サーバ
コンピュータ100側のファイルシステム102上に保
存され、クライアントコンピュータ200側に必要に応
じて転送された後に実行等される。
【0066】以下、ソフトウェアモジュール104を転
送する場合のフローの概略を示す。なお、この詳細は、
後述する。
【0067】(1)ソフトウェアモジュール104の転
送はクライアントコンピュータ200からのリクエスト
に基づいて行われ、Webサーバ120経由でサーバコ
ンピュータ100側からクライアントコンピュータ20
0へと配布される。このとき、バージョン管理ファイル
106も同時に転送される。
【0068】(2)サーバコンピュータ100からクラ
イアントコンピュータ200へ転送(ダウンロード)さ
れたソフトウェアモジュール104は、クライアントコ
ンピュータの記憶装置内(メモリ領域)に展開されると
同時にキャッシュ領域212に保存される。
【0069】(3)バージョン管理ファイル106に記
述されているバージョン識別子108を含んだバージョ
ン識別子ファイル214を作成し、キャッシュ領域21
2内に保存する。
【0070】図1のWebブラウザ220の詳細を図2
に示す。
【0071】図2は、本発明の実施形態においてWeb
ブラウザ220の詳細な構成を示す構成図である。図2
(A)はWebブラウザ220がソフトウェアモジュー
ル104の転送、実行を行う以前の通常の状態を、図2
(B)はソフトウェアモジュール104の転送、実行を
行うときの状態を表す。
【0072】図2(A)に示すように、Webブラウザ
220には仮想マシン230があり、仮想マシン230
上にモジュールロードライブラリ240が入った実行用
ライブラリ250が設置されている。
【0073】仮想マシン230は、クライアントコンピ
ュータ200のハードウェアに依存しない仮想のコンピ
ュータであり、ソフトウェアによって構成される。ハー
ドウェアの相違を吸収し、ハードウェアが異なっていて
も同一のソフトウェアが同様に実行されることを可能な
らしめるためのものである。例えば、JAVA言語では
JAVAバーチャルマシンとして知られている。
【0074】モジュールロードライブラリ240は、ア
プレット等(ソフトウェアモジュール104の他に起動
用モジュール110も含まれ、起動時に必要に応じダウ
ンロードされるソフトウェア)をサーバコンピュータ1
00から転送し起動するためのソフトウェアである。
【0075】以上の仕組みは、例えばJAVA言語のJ
AVAアプレットを転送し起動するために例えば、Nets
capeNavigator等の従来のWebブラウザ220に備え
られている。即ち、図2(A)の状態は、従来から用い
られているWebブラウザ220の構成と特に変わると
ころがない。なお、モジュールロードライブラリ240
の1例は、JAVA言語におけるClassLoade
rである。
【0076】図2(B)に示すように、ソフトウェアモ
ジュール104の転送、実行を行うときには、モジュー
ルロードライブラリ240は起動用モジュール110に
置き換えられる。起動用モジュール110は、通常はサ
ーバコンピュータ100側に置かれており、必要に応じ
てクライアントコンピュータ200側に転送される。そ
して、クライアントコンピュータ200にあったモジュ
ールロードライブラリ240に置き換わり、モジュール
ロードライブラリ240の機能を肩代わりする。即ち、
モジュールロードライブラリ240に実行を指示する
と、その指示は起動用モジュール110によって行われ
る。
【0077】次に、ソフトウェアモジュールの転送フロ
ーについて説明する。
【0078】図3は、本発明に係るソフトウェアモジュ
ール104転送方法における処理の流れを示すフローチ
ャートである。同図に示すように、本発明では、ソフト
ウェアモジュール104をサーバコンピュータ100か
らダウンロードする前に起動用モジュール110をサー
バコンピュータ100からダウンロードする。そして、
起動用モジュール110が、モジュールロードライブラ
リ240に代わって、バージョン管理ファイル106の
転送を行う。
【0079】以下、図3に基づきソフトウェアモジュー
ル104を転送方法の流れを詳しく説明する。
【0080】(1)ソフトウェアモジュール104の転
送の開始(ステップ300)において、起動用モジュー
ル110をサーバコンピュータ100からの転送等を行
うべく転送開始の指示がなされる。
【0081】転送の開始(ステップ300)の指示は、
例えばWebブラウザ220にURL(Uniform
Resource Locator)を示すことによ
って行われる。URLに対応して、転送すべきソフトウ
ェアモジュールの情報等が記載された転送指示ファイル
112が転送され、これに従ってWebブラウザ220
が動作することで図3のフローに示す動作が開始され
る。
【0082】URLの一例は、以下の通りである。
【0083】 HTTP://WWW.toshiba.com/directory/JLaunch.html ……(40) ここで「HTTP」は転送プロトコルを示し、「://」は転
送プロトコルと以下のホスト名とを分離するために用い
られる。「WWW.toshiba.com」はサーバコンピュータ1
00に対応したホスト名であり、「/directory/」はサ
ーバコンピュータ100のファイルシステム102上に
おける転送指示ファイル112のディレクトリ名または
パス名を示す。「JLaunch.html」は転送指示ファイル1
12のファイル名であり、「html」は転送指示ファイル
112がHTMLで記述されていることを示している。
【0084】Webブラウザ220に対するURLの指
定は、クライアントコンピュータ200の使用者がキー
ボードから打ち込むことで行っても良いし、Webブラ
ウザ220によってCRT等の画面上に表示されたボタ
ンをクリックすることで行っても良い。
【0085】URLの指定によって、Webブラウザ2
20によりそのURLに対応した転送指示ファイル11
2が転送される。上記の例では、JLaunch.htmlがダウン
ロードされる。このダウンロードはモジュールロードラ
イブラリ240によって行われる。
【0086】ここで、転送指示ファイル112は例えば
HTMLファイルで構成され、その一例を以下の(5
1)〜(58)に示す。
【0087】 <APPLET CODE="JLaunchIE" ……(51) WIDTH=300 HEIGHT=200> ……(52) <PARAM NAME="CABBASE"VALUE="JLaunch.cab"> ……(53) <PARAM NAME="JL$CODE"VALUE="Sample"> ……(54) <PARAM NAME="JL$NAME"VALUE="SampleApp"> ……(55) <PARAM NAME="JL$CONF"VALUE="Sample.conf"> ……(56) <PARAM NAME="AAA"VALUE="XXX"> ……(57) </APPLET> ……(58) これは、(51)〜(58)で一つのHTMLファイル
であり、アプレットである起動用モジュール110の転
送および実行を指示し、起動用モジュール110にアプ
レット名「Sample」等のパラメータを引き渡している。
【0088】その結果、最終的にはアプリケーションで
あるJAVAアプレット「Sample」に値が「XXX」のパ
ラメータ「AAA」が引き渡され、実行される。
【0089】そして、このアプレット「Sample」の実行
時にソフトウェアモジュール104が適宜ダウンロード
されて起動されることになる。なお、アプレット「Samp
le」自体もソフトウェアモジュール104の一種であ
る。
【0090】参考として、起動用モジュール110を用
いずにJAVAアプレット「Sample」を直接ダウンロー
ドして起動する場合のHTMLファイルを(61)〜
(64)に示す。
【0091】 <APPLET CODE="Sample" ……(61) WIDTH=300 HEIGHT=200> ……(62) <PARAM NAME="AAA"VALUE="XXX"> ……(63) </APPLET> ……(64) 2つのHTMLファイルは、(51)と(61)が相違
し、(53)〜(56)が加わった点のみ異なることが
判る。即ち、本発明を実施する場合にHTMLファイル
を大きく変更する必要はない。
【0092】(2)転送指示ファイル112の指示に基
づいて起動用モジュール110がサーバコンピュータか
らダウンロードされる(ステップ301)。
【0093】既に述べたように、(51)から(58)
のHTMLファイル全体で、アプレットである起動用モ
ジュール110の転送および実行を指示している。
【0094】起動用モジュール110は(53)の行で
指定される。即ち、本実施例では起動用モジュール11
0のフィル名は「JLaunch.cab」である。
【0095】起動用モジュール110の転送は、モジュ
ールロードライブラリ240によって行われる。
【0096】この転送の結果、ブラウザ220は図2
(A)の状態から図2(B)の状態に変化する。起動用
モジュール110の転送後はモジュールロードライブラ
リ240に代わって、起動用モジュール110がソフト
ウェアモジュール104の転送を行うことになる。
【0097】なお、(53)の行はアプレット「sampl
e」がクライアントコンピュータ200側の表示画面上
において使用する画面サイズを指定するものであり、従
来の場合の(62)の行に対応している。
【0098】(3)起動用モジュール110が実行され
(ステップ302)、サーバコンピュータ100からバ
ージョン管理ファイル106がダウンロードされる(ス
テップ303)。
【0099】転送されるバージョン管理ファイル106
は、(56)の行において指定されている。即ち、本実
施例ではバージョン管理ファイル106のファイル名は
「Sample.conf」である。
【0100】(56)の行の内容は起動用モジュール1
10にパラメータとして引き渡され、起動用モジュール
110がバージョン管理ファイル106の転送を指示す
る。
【0101】バージョン管理ファイル106の転送の実
行は、実行用ライブラリ250内にあるファイル入出力
ライブラリ等によって行われる。即ち、ファイル入出力
ライブラリは、ファイル一般の入出力に用いられる。
【0102】なお、ファイル入出力ライブラリは、図2
には示していないが、JAVA環境等において実行用ラ
イブラリ250内に標準的に備わっているものを用いる
ことができる。
【0103】(4)これ以降はソフトウェアモジュール
104のダウンロード、及び起動が行われる。
【0104】この時点では、起動用モジュール110が
モジュールロードライブラリ240に置き換わっている
ので(図2(B)に示した状態)、起動用モジュール1
10によって、この転送処理が行なわれる。
【0105】本実施例では、(54)の行の指定に従っ
て、起動用モジュール110によってファイル名「Samp
le」のソフトウェアモジュール104のダウンロード及
び起動が行われる。
【0106】このとき、このソフトウェアモジュール1
04は起動すると必要なソフトウェアモジュール104
をいわばサブルーチンとして呼び出し実行する。即ち、
多くの場合1つのアプレット(ソフトウェアモジュール
104)を実行するときには、複数のソフトウェアモジ
ュール104が結果としてダウンロードされることにな
る。
【0107】このときサブルーチンであるソフトウェア
モジュール104の呼び出しは、一義的には呼び出し元
であるソフトウェアモジュール104「Sample」によっ
て行われる。そして、この呼び出しに応じて起動用モジ
ュール110がサブルーチンであるソフトウェアモジュ
ール104の転送を行う。
【0108】既に述べたように、起動用モジュール11
0がモジュールロードライブラリ240に置き換わって
いることによって、これらのソフトウェアモジュール1
04の転送は総て起動用モジュール110によって行わ
れる。
【0109】この置き換えは例えば、モジュールロード
ライブラリ240を実行用ライブラリ250内から一時
的に消去するようなことによって実現することができ
る。
【0110】この一方、JAVA等の仕組を利用するこ
とで、見かけ上この置き換えを行うこともできる(モジ
ュールロードライブラリ240側に手を加える必要がな
い)。
【0111】例えばJAVAにおいては、転送、実行さ
れたアプレットは他のアプレットを呼び出す場合に、自
分自身を転送したソフトウェアを他のアプレットの転送
の際に利用する。即ち、起動用モジュール110によっ
て転送されたアプレットは、他のアプレットを転送する
際に起動用モジュール110を利用する。
【0112】この結果、起動用モジュール110がメイ
ンルーチンであるソフトウェアモジュール104を転送
すると、そのサブルーチンを構成するソフトウェアモジ
ュール104は自動的に起動用モジュール104によっ
て転送されることになる。
【0113】以上のようにして、見かけ上、モジュール
ロードライブラリ240を起動用モジュール110に置
き換えた状態にすることができる。
【0114】なお、(55)の行は「Sample」のソフト
ウェアモジュール104及びそれに関連したソフトウェ
アモジュール104が保存されるキャッシュ領域212
のディレクトリ名「SampleApp」を、(57)の行はフ
ァイル名「Sample」のソフトウェアモジュール104に
パラメータ「AAA」に値「XXX」が代入されて引き渡され
ることを意味する。
【0115】それぞれのソフトウェアモジュール104
のダウンロードに際し、起動用モジュール110は必要
なソフトウェアモジュール104がクライアントコンピ
ュータ200のキャッシュ領域212にあるかを確認す
る(ステップ304)。
【0116】(5)クライアントコンピュータ200側
にソフトウェアモジュール104がある場合には、バー
ジョン管理ファイル106に書かれているそのソフトウ
ェアモジュ一ル104のバージョン識別子108とキャ
ッシュ領域に保存されているそのソフトウェアモジュー
ル104のバージョン識別子ファイル212のバージョ
ン識別子108が一致するかを確認する(ステップ30
5)。
【0117】(a)その両者のバージョン識別子108
が一致した場合には、キャッシュ領域212に保存され
たソフトウェアモジュール104をクライアントコンピ
ュータ200のメモリ(記憶装置)内にロードする(ス
テップ309)。ロードされたソフトウェアモジュール
104は適宜に起動される。
【0118】(b)もし、両者のバージョン識別子10
8が一致しなかった場合には、サーバコンピュータ10
0からソフトウェアモジュール104をダウンロードす
る(ステップ306)。
【0119】さらに、クライアントコンピュータ200
側のキャッシュ領域212にダウンロードしたソフトウ
ェアモジュール104を保存する(ステップ307)。
【0120】この保存は、(55)の行に示されたディ
レクトリ「SampleApp」に対して行われる。
【0121】このとき、ソフトウェアモジュール104
の保存先のディレクトリを、転送元のサーバコンピュー
タ100やソフトウェアモジュール104が用いられる
アプレットごとに異ならせることができる。
【0122】ソフトウェアモジュール104の保存先を
サーバコンピュータ100やアプレットごとに区分する
ことにより、異なるソフトウェアモジュール104に同
一の名称が付与されているような場合でも、ソフトウェ
アモジュール104同士を混同することがなくなる。
【0123】そして、保存先を区分する1手段に、サー
バコンピュータ100の名称やアプレットの名称を用い
ることができる。例えば、サーバコンピュータ100の
名称がAAAで、アプレットの名称がBBBとしたと
き、上位のディレクトリを「AAA」その下位のディレ
クトリを「BBB]とすることができる。
【0124】このようにするとサーバコンピュータ10
0やアプレットの名称が異なる限り、ソフトウェアモジ
ュール104は異なるディレクトリに自動的に保存され
ることになる。
【0125】ここで、ディレクトリ名の一部にこれらの
名称を用いても差し支えないし、あるいはディレクトリ
名それ自体にはこれらの名称を全く使わなくても差し支
えない。要するに、サーバコンピュータ100の名称等
に対応して、保存先を区分すれば良い。
【0126】次に、バージョン管理ファイル106で示
されたそのソフトウェアモジュール104のバージョン
識別子108が記載されたバージョン識別子ファイル2
14を作成し、クライアントコンピュータ側のキャッシ
ュ領域212に保存する(ステップ308)。バージョ
ン識別子ファイル214は、ダウンロードされたそれぞ
れのソフトウェアモジュール104に対応付けされる。
【0127】この対応付けは、例えばバージョン識別子
ファイル214の名称の一部に対応するソフトウェアモ
ジュール104のファイル名を用いることで行える。ま
た、バージョン識別子ファイル214上に、対応するソ
フトウェアモジュール104のファイル名及びバージョ
ン識別子108の双方を記載することによって行っても
良い。
【0128】以上は、バージョン識別子ファイル214
と対応するプログラムモジュールとを一対一の関係で対
応させる場合であるが、これに限らず1のバージョン識
別子ファイル214が複数のソフトウェアモジュール1
04に対応させることも考えられる。例えば、1のバー
ジョン識別子ファイル214上に複数のソフトウェアモ
ジュール104のファイル名とそれに対応するバージョ
ン識別子108を対応して記載することで行える。
【0129】その後、ステップ309が実行される(キ
ャッシュ領域212に保存されたソフトウェアモジュー
ル104のクライアントコンピュータ200のメモリ内
へのロード)。
【0130】(6)ステップ304でクライアントコン
ピュータ200側にソフトウェアモジュール104が存
在しない場合には、ステップ306に移行し、サーバコ
ンピュータ100からソフトウェアモジュール104を
ダウンロードが行われる。その後、ステップ307,3
08を経てステップ309へ移行する。
【0131】(7)ステップ309の後、総ての必要な
ソフトウェアモジュール104がクライアントコンピュ
ータ200のメモリにロードされたか否かが判断される
(ステップ310)。
【0132】この必要性の判断は、クライアントコンピ
ュータ200において既に起動されているソフトウェア
モジュール104が他のソフトウェアモジュール104
をサブルーチンとして呼び出す必要があるか否かによっ
て決定される。
【0133】そして、アプレットの実行に必要な最小限
のソフトウェアモジュール104がクライアントコンピ
ュータ200のメモリにロードされていない場合には、
ステップ304以降が繰り返される。
【0134】このステップ310からステップ304へ
の分岐は、モジュールロードライブラリ240が起動用
モジュール110に置き換わっていることにより、自動
的に行われる。
【0135】即ち、ソフトウェアモジュール104が他
のソフトウェアモジュール104を呼び出す場合には、
起動用モジュール110による転送の実行が自動的に行
われ、これがステップ310からステップ304への分
岐に該当する。
【0136】以上のように、にソフトウェアモジュール
104が他のソフトウェアモジュール104を呼び出す
仕組みそのものを利用できる。その結果、ステップ31
0において、アプレットであるソフトウェアモジュール
104の内容の解析等を行う必要はない。
【0137】総ての必要なソフトウェアモジュール10
4がクライアントコンピュータ200のメモリにロード
された場合には、ソフトウェアモジュール104の転送
は完了する(ステップ311)。
【0138】以上に示すように本発明に係るソフトウェ
アモジュールの転送方法では、クライアントコンピュー
タ200側のキャッシュ領域212に保存されたソフト
ウェアモジュール104とサーバコンピュータ100側
にあるソフトウェアモジュール104が一致するかどう
かは、バージョン識別子108を比較することによって
判断される。具体的には、それぞれのソフトウェアモジ
ュールに対応したバージョン管理ファイル106に書か
れているバージョン識別子108とクライアントコンピ
ュータ200側のキャッシュ領域212に保存されたソ
フトウェアモジュール104に対応したバージョン識別
子ファイル212に書かれているバージョン識別子10
8を比較することによって行われる。
【0139】このように個々のソフトウェアモジュール
104毎にバージョン識別子108の比較を行うことか
ら、ソフトウェアモジュール104の一部のみをバージ
ョンアップした場合、バージョンアップしたソフトウェ
アモジュール104のみをダウンロードすることが可能
となり、あるアプレットに関連したソフトウェアモジュ
ール104を素早く起動することができる。
【0140】さらに本発明では、バージョン管理ファイ
ル106を利用することで、多数のソフトウェアモジュ
ール104のバージョン情報を一度に転送できる。その
結果、アプレットの起動時間をより短縮することが可能
となる。
【0141】次に、ソフトウェアモジュールの転送フロ
ーの比較例について説明する。
【0142】図4に、図3の比較例として、他のソフト
ウェアモジュール転送方法における処理の流れを表した
フローチャートを示す。同図に示すフローチャートで
は、図3に示すステップ301〜303、308に対応
するステップが無い。その代わりステップ402におい
てサーバ側ソフトウェアモジュール全体の変更日付を確
認し、ステップ403においてこの日付に基づいた分岐
判断を行っている。以下、このフローの詳細を説明す
る。
【0143】(1)ソフトウェアモジュール104の転
送の開始(ステップ400)において、ソフトウェアモ
ジュール104をサーバコンピュータ100から転送す
るべく指示がなされる。
【0144】この指示は、図4に示す実施例同様に、例
えばWebブラウザ220にURLを示すことによって
行われる。この結果、そのURLに対応したHTMLフ
ァイルがダウンロードされる。このHTMLファイルと
して、既に(61)〜(64)に示したファイルを用い
ることができる。
【0145】(61)〜(64)に示した例では、アプ
レット「Sample」がソフトウェアモジュール104とし
てダウンロードされ、さらにこのアプレット「Sample」
が必要なソフトウェアモジュール104を呼び出すこと
になる。
【0146】このHTMLファイルでは、起動用モジュ
ール110をダウンロードする指示は行われないので、
ソフトウェアモジュール104のダウンロードは総てモ
ジュールロードライブラリ240(例えば、JAVA言
語のClassLoader)によって行われる。
【0147】(2)モジュールロードライブラリ240
は、必要なソフトウェアモジュール104がクライアン
トコンピュータ200のキャッシュ領域212にあるか
を確認する(ステップ401)。
【0148】(3)クライアントコンピュータ200側
にソフトウェアモジュール104があった場合には、サ
ーバコンピュータ100側にあるソフトウェアモジュー
ル104の変更日付を確認する(ステップ402)。こ
れは、クライアントコンピュータ200側からサーバコ
ンピュータ100側に問い合わせ、変更日付の情報を転
送することによって行われる。
【0149】さらに、サーバコンピュータ100側にあ
るソフトウェアモジュール104とクライアントコンピ
ュータ200側のキヤツシュ領域212にあるソフトウ
ェアモジュール104が同じものてあることを、両者の
ソフトウェアモジュール104の変更日付が一致するか
否かによって確認する(ステップ403)。
【0150】(a)両者の変更日付が一致した場合に
は、キャッシュ領域212に保存されたソフトウェアモ
ジュール104をクライアントコンピュータ200のメ
モリ内にロードする(ステップ406)。
【0151】(b)もし、両者の変更日付が一致しなか
った場合にはサーバコンピュータ100からソフトウェ
アモジュール104をダウンロードする(ステップ40
4)。
【0152】さらに、クライアントコンピュータ200
側のキャッシュ領域212にダウンロードしたソフトウ
ェアモジュール104を保存する(ステップ405)。
【0153】その後、ステップ406に移行し、キヤツ
シュ領域212に保存されたソフトウェアモジュール1
04のクライアントコンピュータ200のメモリ内への
ロードが実行される。
【0154】(4)ステップ401でクライアントコン
ピュータ200側にソフトウェアモジュール104がな
い場合には、ステップ404に移行する (5)ステップ406の後、総ての必要なソフトウェア
モジュール104がクライアントコンピュータ200の
メモリにロードされたか否かが判断される(ステップ4
07)。
【0155】そして、総ての必要なソフトウェアモジュ
ール104がクライアントコンピュータ200のメモリ
にロードされるまでステップ403以降が繰り返され
る。
【0156】この比較例では、総てのソフトウェアモジ
ュール104が既にクライアントコンピュータ200側
のキヤツシュ領域212に保存されている場合でも、ス
テップ403において総てのソフトウェアモジュール1
04に対して、サーバコンピュータ100側にあるソフ
トウェアモジュール104と一致するかどうかの確認が
行われる。このため、その度にサーバコンピュータ10
0とクライアントコンピュータ200間のネツトワーク
トラフィツクが発生する。
【0157】これに対して本発明では、バージョン管理
ファイル106を一度に転送することで、バージョン確
認のためのサーバコンピュータ100とクライアントコ
ンピュータ200間のネットワークトラフィックが押さ
えられる。その結果、アプレットの起動時間をより短縮
することが可能となる。
【0158】(実施例)以下の表1に具体的に本発明を
実施した場合の結果を比較例と対比して示す。
【0159】
【表1】 ここでは、一旦アプレットを実行した後にWebブラウ
ザ220を終了し、再度ブラウザ220を起動しアプレ
ットを実行した場合について、ダウンロードデータ量、
このときの通信パケット数、アプレットの起動時間を測
定している。この測定は速度の比較的転送速度の大きな
LANと比較的転送速度の小さなMobileの両者で
行った。
【0160】アプレットとして、クラス数41の勤務管
理システムのアプレットをサンプルA、クラス数406
のSwingアプレットをサンプルBとした。実施例と比較
例ではそれぞれ、図3及び図4に示すフローに対応した
処理がなされている。
【0161】ここでは一旦アプレットを実行しているこ
とから、ソフトウェアモジュール104自体の転送は行
われない。転送されるのは、実施例では、バージョン管
理ファイル106,比較例では個々のソフトウェアモジ
ュール104の日付情報である。
【0162】サンプルAでは、ダウンロードデータ量に
おいて実施例は比較例に対して83.9%低減し、起動
時間ではLANにおいて30.9%、Mobileにお
いて52.4%減少している。一方、サンプルBでは、
ダウンロードデータ量において実施例は比較例に対して
98.9%低減し、起動時間ではLANにおいて26.
8%、Mobileにおいて88.4%減少している。
【0163】即ち、アプレットに関連したソフトウェア
モジュール104の数が大きく、転送速度の遅いネット
ワーク300であるほど、本発明の効果が大きいことが
判る。
【0164】(他の実施形態)本発明の実施形態は、上
記の実施形態に限られず、本発明の技術思想の範囲内で
拡張あるいは変更することができ、この拡張、変更した
実施形態も本発明に含まれる。
【0165】(1)本発明は、プログラム言語によらず
JAVA言語以外でも適用可能である。従って、ソフト
ウェアモジュール104は、JAVAのClassファ
イルに限られない。ソフトウェアモジュール104一般
をダウンロードする場合であれば適用できる。
【0166】(2)また、ネットワーク300の種類に
も依存せず、LAN、インターネット、イントラネット
等の何れにも適用できる。
【0167】(3)さらに、アプレット等の種類にも依
存しない、例えば社内の旅費等を精算する申請用システ
ム、勤務時間管理のための勤務管理に適用でき、インタ
ーネットを利用した列車、飛行機、映画、音楽会等のチ
ケット販売システムにも適用できる。他にコンピュータ
プログラム、音声情報、映像情報等の配布にも適用でき
る。さらに、ソフトウェアモジュールがアプレット等の
実行プログラムではなく、単なるデータであっても適用
できる。
【0168】とにかく何らかのソフトウェアモジュール
104がダウンロードされる場合であれば、本発明の適
用が可能である。
【0169】(4)ダウンロードされるソフトウェアモ
ジュール104の数にも制限はない。本発明の効果はダ
ウンロードされるプログラムモジュール数が大きいほど
発揮されるが、本発明はダウンロードされるプログラム
モジュール数の如何を問わず適用可能である。
【0170】
【発明の効果】以上のように本発明では、ソフトウェア
モジュールをクライアント側のキャッシュ領域に保存す
ることで、以前に転送されたソフトウェアモジュールを
再度利用する場合には、ソフトウェアモジュールのダウ
ンロードを行う必要がない。この結果、ソフトウェアモ
ジュールをダウンロードする際のネットワーク上のデー
タ転送量を削減することができる。
【0171】また、本発明では、ソフトウェアモジュー
ルのバージョンを識別するバージョン識別子が記載され
たバージョン管理ファイルを利用することで、クライア
ント側のキャッシュ領域に保存されたソフトウェアモジ
ュールとサーバコンピュータ側にソフトウェアモジュー
ルとのバージョンの同一性を容易に確認できる。その結
果、複数のソフトウェアモジュールのバージョンを確認
する場合であってもソフトウェアモジュールのバージョ
ンを確認するためのデータ転送は1回で足りる。このた
め、ソフトウェアモジュールのバージョンの確認が速や
かに行え、ソフトウェアモジュールの転送に要する時間
が短縮される。
【0172】ソフトウェアモジュールが転送後に起動さ
れるアプレットである場合には、転送が速やかに行われ
ることから、起動に要する時間が短縮される。この結
果、アプレットを実行させようとするクライアントコン
ピュータの利用者の待ち時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の基本的な構成を示す構成図
である。
【図2】本発明の実施形態におけるWebブラウザの詳
細な構成を示す構成図である。
【図3】本発明に係るソフトウェアモジュール転送方法
における処理の流れを表すフローチャートである。
【図4】比較例として、他のソフトウェアモジュール転
送方法における処理の流れを表すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
100 サーバコンピュータ 102 ファイルシステム 104 ソフトウェアモジュ一ル 106 バージョン管理ファイル 108 バージョン識別子 110 起動用モジュール 120 サーバ 200 クライアントコンピュータ 210 ファイルシステム 212 キャッシュ領域 214 バージョン識別子ファイル 220 ブラウザ 230 仮想マシン 240 モジュールロードライブラリ 250 実行用ライブラリ 300 ネットワーク

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータのキャッシュ領域にソフト
    ウェアモジュールを転送するための方法であって、 前記ソフトウェアモジュールのバージョンを識別するバ
    ージョン識別子が記載されたバージョン管理ファイルを
    前記コンピュータに転送するバージョン管理ファイル転
    送ステップと、 前記バージョン管理ファイルのバージョン識別子と前記
    キャッシュ領域に保存されているソフトウェアモジュー
    ルに対応したバージョン識別子とを比較するバージョン
    比較ステップと、 前記バージョン比較ステップの比較結果に基づき、前記
    キャッシュ領域へのソフトウェアモジュールの転送を行
    うソフトウェアモジュール転送ステップとを具備するこ
    とを特徴とするソフトウェアモジュール転送方法。
  2. 【請求項2】 前記ソフトウェアモジュール転送ステッ
    プにおいて、 前記バージョン管理ファイルに記載されたバージョン識
    別子と前記キャッシュ領域に保存された前記ソフトウェ
    アモジュールに対応するバージョン識別子とが異なる場
    合に、該ソフトウェアモジュールの転送及び該キャッシ
    ュ領域への保存、並びに該キャッシュ領域に保存するソ
    フトウェアモジュールのバージョン識別子を示す情報及
    び該ソフトウェアモジュールと該バージョン識別子との
    対応関係を示す情報が記載されたバージョン識別子ファ
    イルの作成及び該キャッシュ領域への保存を行うことを
    特徴とする請求項1記載のソフトウェアモジュール転送
    方法。
  3. 【請求項3】 前記バージョン比較ステップが、前記バ
    ージョン識別子ファイルに記載されたバージョン識別子
    を用いて行われる、 ことを特徴とする請求項2記載のソフトウェアモジュー
    ル転送方法。
  4. 【請求項4】 バージョン管理ファイル転送ステップに
    先だって、前記ソフトウェアモジュールの転送を実行す
    る転送実行モジュールを転送する転送実行モジュール転
    送ステップをさらに具備し、 バージョン管理ファイル転送ステップ、バージョン比較
    ステップ、及びソフトウェアモジュール転送ステップ
    が、前記転送実行モジュールによって実行されることを
    特徴とする請求項3記載のソフトウェアモジュール転送
    方法。
  5. 【請求項5】 前記転送実行モジュール転送ステップの
    前に、転送指示ファイルを転送する転送指示ファイル転
    送ステップをさらに具備し、 前記転送指示ファイルには、前記転送実行モジュール転
    送ステップ及びバージョン管理ファイル転送ステップの
    実行を指示し、かつ転送されるソフトウェアモジュール
    を特定する情報が記載されていることを特徴とする請求
    項4記載のソフトウェアモジュール転送方法。
  6. 【請求項6】 前記ソフトウェアモジュール転送ステッ
    プの後に、該ソフトウェアモジュールを起動するソフト
    ウェアモジュール起動ステップをさらに具備することを
    特徴とする請求項5記載のソフトウェアモジュール転送
    方法。
  7. 【請求項7】 前記ソフトウェアモジュール起動ステッ
    プが前記転送実行モジュールによって実行されることを
    特徴とする請求項6記載のソフトウェアモジュール転送
    方法。
  8. 【請求項8】 前記ソフトウェアモジュールは、該ソフ
    トウェアモジュールに関連した他のソフトウェアモジュ
    ールの転送指示を行ない、該他のソフトウェアモジュー
    ルの転送が前記転送実行モジュールによって実行される
    ことを特徴とする請求項4記載のソフトウェアモジュー
    ル転送方法。
  9. 【請求項9】 前記バージョン識別子は、前記ソフトウ
    ェアモジュールが保存されているディレクトリを示す情
    報を含むことを特徴とする請求項5記載のソフトウェア
    モジュール転送方法。
  10. 【請求項10】 前記バージョン識別子は前記ソフトウ
    ェアモジュールの変更日に対応する日付を示す情報を含
    むことを特徴とする請求項5記載のソフトウェアモジュ
    ール転送方法。
  11. 【請求項11】 前記ソフトウェアモジュールがJAV
    Aのクラスファイルであることを特徴とする請求項5記
    載のソフトウェアモジュール転送方法。
  12. 【請求項12】 前記転送指示ファイルがHTMLファ
    イルであることを特徴とする請求項5記載のソフトウェ
    アモジュール転送方法。
  13. 【請求項13】 前記ソフトウェアモジュール転送ステ
    ップにおいて、 前記コンピュータが前記ソフトウェアモジュールの転送
    を受ける転送元毎に区分して、該ソフトウェアモジュー
    ルを前記キャッシュ領域へ保存することを特徴とする請
    求項1記載のソフトウェアモジュール転送方法。
  14. 【請求項14】 前記ソフトウェアモジュール転送ステ
    ップにおいて、 前記ソフトウェアモジュールが利用されるアプレット毎
    に区分して、該ソフトウェアモジュールを前記キャッシ
    ュ領域へ保存することを特徴とする請求項1または請求
    項13のいずれか一項記載のソフトウェアモジュール転
    送方法。
  15. 【請求項15】 前記ソフトウェアモジュール転送ステ
    ップにおいて、 前記ソフトウェアモジュールが利用されるアプレットの
    名称を用いて、前記ソフトウェアモジュールの保存が行
    われる前記キャッシュ領域を区分することを特徴とする
    請求項14記載のソフトウェアモジュール転送方法。
  16. 【請求項16】 キャッシュ領域を有するクライアント
    コンピュータに対してソフトウェアモジュールの転送を
    行うためのサーバコンピュータであって、 前記ソフトウェアモジュールと、 前記ソフトウェアモジュールのバージョンを識別するバ
    ージョン識別子が記載されたバージョン管理ファイル
    と、 前記ソフトウェアモジュールの転送を実行する転送実行
    モジュールと、を具備すると共に、 前記転送実行モジュールは、前記バージョン管理ファイ
    ルのバージョン識別子と前記キャッシュ領域に保存され
    た前記ソフトウェアモジュールに対応するバージョン識
    別子とを比較するバージョン比較部と、前記バージョン
    比較部によって行われる比較結果に基づきソフトウェア
    モジュールの転送を指令するソフトウェアモジュール転
    送部とを含むことを特徴とするサーバコンピュータ。
  17. 【請求項17】 前記サーバコンピュータにおいて、 前記転送実行モジュールの転送を要求する転送実行モジ
    ュール転送命令と前記バージョン管理ファイルの転送を
    要求するバージョン管理ファイル転送命令と、前記ソフ
    トウェアモジュールの転送を要求するソフトウェアモジ
    ュール転送命令とが記載された転送指示ファイルをさら
    に具備することを特徴とする請求項16記載のサーバコ
    ンピュータ。
  18. 【請求項18】 ソフトウェアモジュールの転送を受
    け、かつ該ソフトウェアモジュール及び該ソフトウェア
    モジュールに対応するバージョン識別子の情報の保存が
    可能なキャッシュ領域を有するクライアントコンピュー
    タと、 前記クライアントコンピュータに対してソフトウェアモ
    ジュールの転送を行うサーバコンピュータであって、か
    つ前記ソフトウェアモジュールと、前記ソフトウェアモ
    ジュールのバージョンを識別するバージョン識別子が記
    載されたバージョン管理ファイルと、前記ソフトウェア
    モジュールの転送を実行する転送実行モジュールとを有
    するサーバコンピュータとを具備することを特徴とする
    クライアントサーバコンピュータシステムであって、 前記転送実行モジュールが、前記バージョン管理ファイ
    ルのバージョン識別子と前記キャッシュ領域に保存され
    た前記ソフトウェアモジュールに対応するバージョン識
    別子を比較するバージョン比較部と、前記バージョン比
    較部によって行われる比較結果に基づきソフトウェアモ
    ジュールの転送を行うソフトウェアモジュール転送部と
    を含むことを特徴とするクライアントサーバコンピュー
    タシステム。
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