JP2001251563A - 番組情報送出装置 - Google Patents

番組情報送出装置

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JP2001251563A
JP2001251563A JP2000398745A JP2000398745A JP2001251563A JP 2001251563 A JP2001251563 A JP 2001251563A JP 2000398745 A JP2000398745 A JP 2000398745A JP 2000398745 A JP2000398745 A JP 2000398745A JP 2001251563 A JP2001251563 A JP 2001251563A
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JP2000398745A
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Inventor
Takashi Matsumoto
隆史 松本
Tsutomu Kumazaki
勤 熊崎
Masaaki Yoshikawa
雅昭 吉川
Osamu Takeuchi
修 竹内
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信装置側の受信バッファがオーバーフロー
を発生することなく、番組情報を正常に受信できること
を可能とする番組情報装置を提供する。 【解決手段】 データ読み出し制御部109は、送出量
算出部107で算出された送出単位時間当たりの送出量
と、優先順位記憶部108中のTableの優先順位
と、送出キュー情報記憶部106中の送出キュー情報に
基づいて、送出単位時間当たりのパケット数は、送出単
位時間当たりの基準送出量ELを維持するようにして、
パケットを選択する。データ読み出し制御部109は、
選択したパケットのポインタを周期送出キューバッファ
105から読み出し、当該ポインタに基づいてTSパケ
ットバッファ103からTSパケットを読み出して送出
部110に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送等に
おいて番組情報を送出する番組情報送出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル放送において、放送する番組に
関する情報、例えば、出演者や、あらすじ等の番組情報
(新聞のテレビ番組欄に相当する情報)を送出するサー
ビスを視聴者に提供している。この番組情報は、視聴者
が必要な時にいつでも見ることができるようにするた
め、一定の周期に従って繰り返し送出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
番組情報の送出装置は、帯域が空いている限り、送出量
をなんら調整せずに送出するため、送出量が特定の時間
に集中してしまう場合がある。図23は、番組情報の送
出タイミングの例を示す。同図では、長期用の番組情報
Aを周期T1で、短期用の番組情報Bを周期T2でそれ
ぞれ繰り返し送信している。そして、番組情報Aはすべ
てΔt1時間内で送信され、番組情報BはすべてはΔt
2時間内で送信されるので、同図のように、特定の時間
内にだけ番組情報が集中して送出されることになる。
【0004】一方、番組情報を受信する受信装置側は、
受信した番組情報を一時的に受信バッファに蓄え、必要
な処理を行なった後、より容量の大きなメモリに格納す
る処理を行なっている。ここで、上記のように短時間に
集中して番組情報が送られてきた場合には、上記処理が
追いつかず、受信バッファがオーバーフローしてしまう
ことがある。
【0005】そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みて
なされたものであり、受信装置側の受信バッファがオー
バーフローを発生することなく、番組情報を正常に受信
できることを可能とする番組情報装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、番組情報を特定の周期で繰り返し送出す
る番組情報送出装置であって、前記周期よりも短い単位
時間当たりの送出量の大きさを記憶している記憶手段
と、送出対象の番組情報を前記記憶手段が記憶している
単位時間当たりの送出量の大きさを超えない範囲で、部
分的に取出す取出し手段と、前記取出された前記送出情
報を順次送出する送出手段とを備える。
【0007】また、本発明は、番組情報を周期的に繰り
返し送出する番組情報送出装置であって、前記周期より
も短い単位時間に送出すべきパケット数を、前記周期を
単位時間で区切った送出期間毎に記憶している記憶手段
と、送出すべき全番組情報から、複数の固定長のパケッ
トを生成するパケット生成手段と、各パケットを番組情
報毎に整列してキューとして保持する手段と、前記記憶
手段に記憶された各送出期間毎のパケット数の範囲で、
前記キューからパケットを取出す取出し手段と、前記取
り出されたパケットを順次送出する送出手段と、番組情
報の更新又は新規の登録がある度に、前記各送出期間毎
に送出すべきパケット数を求める演算手段とを備え、前
記演算手段は、送出すべき各番組情報毎のデータ量を1
周期内の送出期間の総数で除算して、各番組情報毎の単
位時間当たりの平均送出パケット数を小数点以下まで計
算する第1計算部と、番組情報毎のn番目の送出期間ま
でに送出すべき累計パケット数を前記第1計算部によっ
て求めた平均送出パケット数とnとを乗算して計算する
第2計算部と、前記第2計算部によって求めた番組情報
毎のn番目の送出期間までに送出すべき累計パケット数
を全ての番組情報について合計する第3計算部と、前記
第3計算部によって求めたn番目の送出期間までに送出
すべき累計パケット数から、各送出期間毎の送出すべき
パケット数を計算する第4計算部とを含み、前記記憶手
段は、前記第4計算部から得られる新たなパケット数の
合計によって上書きされることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。 <第1の実施形態>本実施の形態は、単位時間毎に一定
量ずつ番組情報を送出する番組情報送出装置に関する。 (番組情報送出装置の放送送信システム内の位置づけ)
図1は、本発明の実施の形態に係る番組情報送出装置の
放送送信システム全体における位置づけを示す図であ
る。放送送信システム200は、番組作成装置201
と、番組情報送出装置100と、映像音声送出装置20
2と、TS多重化装置203で構成されている。
【0009】番組作成装置201は、番組を構成する映
像、音声及び番組情報を作成する。番組情報送出装置1
00は、番組情報をトランスポートストリームパケット
(以下、TSパケット)に変換するとともに、TSパケ
ットを送出量と送出順序を調整してTS多重化装置20
3に送出する。映像音声送出装置202は、映像音声情
報をTSパケットに変換してTS多重化装置203に送
出する。
【0010】TS多重化装置203は、番組情報のTS
パケットと映像音声情報のTSパケットとを多重化して
送出する。 (番組情報装置の構成)図2は、本実施の形態に係る番
組情報送出装置の構成を示すブロック図である。同図に
示されるように、番組情報送出装置100は、番組情報
記憶部101と、送出単位時間記憶部121と、周期情
報記憶部120と、タイマ管理部130と、TSパケッ
ト処理部102と、TSパケットバッファ103と、デ
ータ登録部104と、周期送出キューバッファ105
と、送出キュー情報記憶部106と、送出量算出部10
7と、優先順位記憶部108と、データ読み出し制御部
109と、送出部110とからなる。
【0011】番組情報記憶部101と、周期情報記憶部
120と、送出単位時間記憶部121は、番組作成装置
201で作成された情報を記憶する。番組情報記憶部1
01は、1個以上の番組情報を蓄積する。図3は、番組
情報の例を示す図である。同図に示すように、番組情報
は、放送する番組に関して、開始時間301と、放送時
間302と、サイズ303と、番組内容304を示すも
のである。番組情報は、放送局毎に作成されるものであ
る。ここでは、番組情報Aと番組情報Cとは同一の放送
局に属する番組に関するものであり、番組情報Bはこれ
らと異なる放送局に属する番組に関するものとする。ま
た、同一の放送局でも、複数種類の番組情報を提供する
場合がある。ここでは、番組情報Aと番組情報Cとは同
一の放送局に属するものであるが、番組情報Aは、ほぼ
1日分の放送番組に関する短期番組情報であるのに対し
て、番組情報Cは、ほぼ1月間分の放送番組に関する長
期番組情報である。
【0012】これらの番組情報は、MPEG規格に基づ
くセクションと呼ばれる単位に分割されて番組情報記憶
部101に記憶されている。ここで、セクション分割
は、1セクション内には番組情報中の複数チャンネル分
に関する情報が属さないという条件を満たし、かつ1セ
クションのデータ長が一定長を超えないという条件を満
たすようにして行なうものとする。
【0013】また、番組情報記憶部101には、それぞ
れの番組情報が既にTSパケット処理部102によって
TSパケットが作成されたか否かを示すための情報も併
せて記録されているものとする。周期情報記憶部120
は、番組情報の周期を記憶する。図4は、番組情報の周
期の例を示す。同図に示すように、番組情報A、番組情
報B、番組情報Cの周期は、それぞれ3秒、10秒、1
0秒とする。
【0014】送出単位時間記憶部121は、送出単位時
間を記憶する。図5は、送出単位時間を示す説明図であ
る。周期T内で送出量を平均化するために、送出単位時
間Δt毎の送出量qを一定とする。そして、最初の送出
単位時間における送出を第1回目の送出といい、次の送
出単位時間における送出を第2回目の送出ということに
する。また、t×Δt(各送出単位時間における開始時
刻に相当する)を送出時刻ということとする。本実施の
形態では、送出単位時間Δtを100msとする。
【0015】タイマ管理部130は、周期情報記憶部1
20に格納されている周期毎に、TSパケット処理部1
02とデータ登録部104に対して実行指示を送る。T
Sパケット処理部102は、タイマ管理部130から指
示された時刻毎に、番組情報記憶部101内にTSパケ
ットが作成されていない番組情報があるか否かを調べ
て、当該番組がある場合には、当該番組情報よりTSパ
ケットを作成する。この際に、TSパケット処理部10
2は、前述のセクションを1個以上のTSパケット中の
ベイロードに配置する。
【0016】また、TSパケット処理部102は、ベイ
ロード中には、番組情報に対応させたTableID
を、また、チャンネル毎に対応させたSubtable
IDを埋め込むものとする。この結果、TSパケット処
理によって、1つの番組情報から、1つのTableを
構成する複数個のTSパケットが作成され、番組情報の
うちの1つのチャンネルに関する部分は、Table中
の1つのSubTableを構成する複数個のTSパケ
ットとなる。また、1つのSubTableは、1個以
上のセクションで構成されることになる。
【0017】TSパケットバッファ103は、TSパケ
ット処理部102で作成されたTSパケットを周期別
に、さらにTable別に格納する。図6は、TSパケ
ットバッファ103に格納されているTSパケットの例
を示す。図6(a)は、周期が3秒に相当するTSパケ
ットを示し、図6(b)は、周期が10秒に相当するT
Sパケットを示す。同図のA1[1]〜A1[4]はT
ableAのSubTableであるA1を構成する4
つのパケットを示す。同図より、TableAには3個
のSubTableが存在し、それぞれのSubTab
leは4パケットで構成されている。同様に、Tabl
eBには100個のSubTableが存在し、それぞ
れのSubTableは、100個のパケットで構成さ
れている。また、TableCには、3個のSubTa
bleがあり、3個のSubTableは、それぞれ6
9個、59個、76個のパケットで構成されている。こ
こで、同図中の区切りは、パケットのまとまり、すなわ
ち、セクションを示す。すなわち、C1[1]〜C1
[21]が1つのセクションを構成し、C1[22]〜
C1[39]が別の1つのセクションを構成することを
意味する。ここで、受信装置では、1つのセクションに
属する複数のパケット中に、他のセクションに属するパ
ケットが挿入されて送られてきた場合には、受信したパ
ケットからもとの情報、すなわちTSパケット変換前の
番組情報を構築できないので、送出装置側では、セクシ
ョン内のパケットは、必ず連続して送る必要がある。
【0018】データ登録部104は、タイマ管理部13
0からの指示により、周期毎に、当該周期に対応するT
Sパケットのポインタを周期送出キューバッファ105
の対応する送出キューに書き込むとともに、当該周期に
対応するTSパケットが更新されている場合には、その
TSパケットが属するTableについての情報を送出
キュー情報記憶部106に格納する。
【0019】周期送出キューバッファ105は、複数個
の送出キューを有しており、異なるTableに属する
TSパケットのポインタは、異なる送出キューに書き込
まれる。図7は、周期送出キューバッファ105に格納
されているTSパケットのポインタの例を示す図であ
る。同図に示すように、送出キュー1にはTableA
(A1〜A3のSubTableで構成される。)を構
成するすべてのパケットのポインタが書き込まれてお
り、送出キュー2にはTableB(B1〜B100の
SubTableで構成される。)を構成するすべての
パケットのポインタが書き込まれており、送出キュー3
にはTableC(C1〜C3のSubTableで構
成される。)を構成するすべてのパケットのポインタが
書き込まれている。これら送出キューに書き込まれてい
るパケットのポインタは、データ読み出し制御部109
により読み出されることによって、消失する。
【0020】送出キュー情報記憶部106は、送出キュ
ー情報を記憶する。送出キュー情報とは、送出キュー内
のパケットが属するTableについての情報をいう。
図8は、送出キュー情報の例を示す。同図に示すよう
に、送出キュー情報は、送出キューに登録されているT
ableについて、当該TableのSubTable
のセクション毎のパケット数を示すものである。例え
ば、図8の送出キュー情報によると、送出キュー3には
TableCのパケットのポインタが登録されており、
TableCには3つのSubTableがあり、その
うちのSubTableC1は、4つのセクションから
構成され、各セクション内のパケット数は、それぞれ2
1個、18個、22個、8個であることを示す。
【0021】優先順位記憶部108は、Tableを送
出する優先順位を記憶する。図9は、優先順位の例を示
す。同図に示されるように、TableAの優先順序が
最も高く、続いて、TableB、TableCの順と
なる。送出量算出部107は、送出キュー情報記憶部1
06内の送出キュー情報が更新されている場合には、送
出単位時間記憶部121中の送出単位時間と、周期情報
記憶部120中の周期と、送出キュー情報記憶部106
中の送出キュー情報に従って、Table毎の送出単位
時間当たりの基準送出量EMi(iはTableの種類
を示し、i=1はTableAを、i=2はTable
Bを、i=3はTableCを示すものとする。)と、
全Tableにおける送出単位時間当たりの基準送出量
ELを算出する。図10は、基準送出量の算出の例を示
す。
【0022】同図に示すように、TableAについて
は、送出単位時間記憶部121及び周期情報記憶部12
0を参照して周期が3秒であり、送出単位時間が100
msであることがわかるので、1周期内の送出単位時間
数は、3秒/100ms秒で30回であることが算出さ
れる。そして、送出キュー情報記憶部106を参照し
て、TableAのパケット数は12個であることがわ
かるので、送出単位時間当たりの平均パケット数は、計
算上、12パケット/30回で0.4パケットと算出さ
れる。そして、1パケットは分割できないことと、部品
の処理遅延を見込んで、平均パケット数0.4パケット
に1を加えて小数値を切り捨てた1パケットを送出単位
時間当たりの基準送出量EM1とする。
【0023】TableBについては、周期が10秒で
あり、送出単位時間が100msなので、1周期内の送
出単位時間数は、10秒/100ms秒で100回とな
る。そして、TableBのパケット数は400個なの
で、送出単位時間当たりの平均パケット数は、計算上4
00パケット/100回で4パケットととなるが、部品
の処理遅延を見込んで、平均パケット数4パケットに1
を加えて小数値を切り捨てた5パケットを送出単位時間
当たりの基準送出量EM2とする。
【0024】TableCについては、周期が10秒で
あり、送出単位時間が100msなので、1周期内の送
出単位時間数は、10秒/100ms秒で100回とな
る。そして、TableCのパケット数は204個なの
で、送出単位時間当たりの平均パケット数は、計算上2
04パケット/100回で2.04パケットとなるが、
1パケットは分割できないことと、部品の処理遅延を見
込んで、平均パケット数2.4に1を加えて小数値を切
り捨てた3パケットを送出単位時間当たりの基準送出量
EM3とする。
【0025】そして、全Tableにおける基準送出量
ELは、EM1(1パケット)とEM2(5パケット)
とEM3(3パケット)とを合計した9パケットとす
る。送出量算出部107は、これらの算出された送出量
EM1、EM2、EM3、ELの値を送出キュー情報記
憶部106内の送出キュー情報が更新されるまで保持す
る。
【0026】データ読み出し制御部109は、本発明の
最も重要な構成要素であり、送出量算出部107で算出
された送出単位時間当たりの送出量と、優先順位記憶部
108中のTableの優先順位と、送出キュー情報記
憶部106中の送出キュー情報に基づいて、以下の基準
に従って送出するパケットを選択する。そして、データ
読み出し制御部109は、選択したパケットのポインタ
を周期送出キューバッファ105から読み出し、当該ポ
インタに基づいてTSパケットバッファ103からTS
パケットを読み出して送出部110に出力する。
【0027】ここで、パケット選択は、送出単位時間当
たりの送出量を一定値とするとともに、Tableの優
先順位を考慮しつつTableについても可能な限り周
期内で一定の割合で送出するようにするものである。図
11は、送出単位時間当たりの送出量及び送出順序につ
いての基準を示す。送出単位時間当たりの送出量につい
ては、以下の基準を遵守する。 (基準A―1) 送出単位時間当たりのパケット数は、
送出単位時間当たりの基準送出量ELを維持する。
【0028】送出順序については、以下の基準を遵守す
る。 (基準B―1) 同一セクション内のパケットの間に他
のセクションに属するパケットを間に挿入して送出しな
い。 (基準B―2) 優先順位の高いTableのパケット
を優先して送出する。 (基準B―3) 各Tableにおいて、その基準送出
量EMi分のパケットを送出した後に次のTableに
切替える。
【0029】これらの基準の具体的な適用については、
後述の動作中で説明する。送出部110は、データ読み
出し制御部109から送られてくるTSパケットをTS
多重化装置203に送出する。 (動作)次に、データ読み出し制御部109のデータ読
み出し処理の動作について説明する。図12は、データ
読み出し制御部109の動作手順を示すフローチャート
である。
【0030】まず、データ読み出し制御部109、優先
順位に基づいてTableを選択する。本実施の形態で
は、TableAの優先順位が最も高いのでTable
Aから、TableB、TableCの順に選択するも
のとするが、TableCを選択した後には、再度Ta
bleAを選択するものとし、巡回的に選択するものと
する。これは、(基準B−2)を考慮したものである
(ステップS2001)。
【0031】次に、データ読み出し制御部109は、送
出キュー情報を参照して、選択しているTableにお
ける次の未選択パケットを特定する。そして、データ読
み出し制御部109は、選択しているTableの選択
済みパケット数Miを1だけインクリメントするととも
に、全Tableにおける選択済みパケット数Lを1だ
けインクリメントする。そして、データ読み出し制御部
109は、特定したパケットのポインタを周期送出キュ
ーバッファ105から読み出し、当該ポインタに従っ
て、パケット本体をTSパケットバッファ103から読
み出して、送出部110に出力する(ステップS200
2)。
【0032】データ読み出し制御部109は、送出回数
tと送出単位時間当たりの基準送出量ELとにより、送
出回数tまでの予定送出量EL(t)(=EL×t)を
算出し、選択済みパケット数Lが予定送出量EL(t)
以上となった場合には、その送出回数tにおけるパケッ
トの選択を終了し、送出回数tを1だけインクリメント
するとともに、次の送出時刻(t×Δt)になるまで待
つ。これは、(基準A−1)を考慮したものである。
【0033】一方、選択済みパケット数Lが予定送出量
EL(t)未満の場合には、その送出回数において未だ
パケットの選択が可能として、以下のステップへ進む
(ステップS2003、S2004)。データ読み出し
制御部109は、送出キュー情報を参照して、前回選択
したパケットがセクションの末端であるか否かを調べ、
セクションの末端でないならば、選択しているTabl
eの変更はできないことから、ステップS2002に戻
り、同一のTableのパケットを読み出す処理を行な
う。これは、(基準B−1)を考慮したものである(ス
テップS2005)。
【0034】一方、前回選択したパケットがセクション
の末端である場合には、送出回数tと選択しているTa
bleの送出単位時間当たりの基準送出量EMiとによ
り、送出回数tまでの予定送出量EMi(t)(=EM
i×t)を算出し、選択しているTableの選択済み
パケット数Miが予定送出量EMi(t)未満の場合に
は、ステップS2002に戻り、同一のTableのパ
ケットを読み出す処理を行なう。これは、(基準B−
3)を考慮したものである。
【0035】一方、選択済みパケット数Miが予定送出
量EMi(t)と等しくなった場合には、ステップS2
001に戻り、次の優先順位のTableを選択する処
理を行なう(ステップS2006)。 (具体例)次に、上記の動作について具体例を用いて説
明する。
【0036】図13(a)は、パケットの読み出し過程
を示す図であり、図13(b)は、予定送信量(EM1
(t)、EM2(t)、EM3(t)、EL(t))と
実際に送出したパケット数(M1、M2、M3)とを併
記した図である。まず、優先順位が最大であるTabl
eAのセクションA1のすべてのパケットA1[1]〜
A1[4]が選択される(L=4、M1=4)。ここ
で、M1≧EM1(1)より、TableBに移り、T
ableBのセクションB1のすべてのパケットB1
[1]〜B1[4]が選択される(L=8、M2=
4)。ここで、M2<EM2(1)より、さらにB2
[1]が選択される(L=9、M2=5)。
【0037】L≧EL(1)より、次の送出回数へ移る
(t=2)。セクションB2の連続性を確保するため、
引き続いてB2[2]〜B2[4]が選択される(L=
12、M2=8)。M2<EM2(2)より、さらに、
B3[1]〜B3[4]が選択される(L=16、M2
=12)。ここで、M2≧EM2(2)より、Tabl
eCに移り、TableCのC1[1]〜C1[2]が
選択される(L=18、M3=2)。
【0038】L≧EL(2)より、次の送出回数へ移る
(t=3)。セクションC1の連続性を確保するため、
引き続いて、C1[3]〜C1[11]が選択される
(L=27、M3=11)。L≧EL(3)より、次の
送出回数へ移る(t=4)。セクションC1の連続性を
確保するため、引き続いて、C1[12]〜C1[2
0]が選択される(L=36、M3=20)。
【0039】L≧EL(4)より、次の送出回数へ移る
(t=5)。セクションC1の連続性を確保するため、
引き続いて、C1[21]が選択される(L=37、M
3=21)。ここで、M3≧EM3(5)より、Tab
leAに移り、TableAのA2[1]〜A2[4]
が選択される(L=41、M1=8)。ここで、M1≧
EM1(5)より、TableBに移り、TableB
のB4[1]〜B4[4]が選択される(L=45、M
2=16)。
【0040】L≧EL(5)より、次の送出回数へ移る
(t=6)。M2<EM2(6)より、B5[1]〜B
5[4]が選択される(L=49、M2=20)。さら
に、M2<EM2(6)より、B6[1]〜B6[4]
が選択される(L=53、M2=24)。さらに、M2
<EM2(6)より、B7[1]が選択される(L=5
4、M2=25)。
【0041】L≧EL(6)より、次の送出回数へ移る
(t=7)。セクションB7の連続性を確保するため
に、さらにB7[2]〜B7[4]が選択される(L=
57、M2=28)。M2<EM2(7)より、B8
[1]〜B8[4]が選択される(L=61、M2=3
2)。さらに、M2<EM2(7)より、B9[1]〜
B9[2]が選択される(L=63、M2=34)。
【0042】L≧EL(7)より、次の送出回数へ移る
(t=8)。セクションB9の連続性を確保するため
に、さらにB9[3]〜B9[4]が選択される(L=
65、M2=36)。M2<EM2(8)より、B10
[1]〜B10[4]が選択される(L=69、M2=
40)。M2≧EM2(8)より、TableCに移
り、TableCのC2[1]〜C2[3]が選択され
る(L=72、M3=24)。
【0043】L≧EL(8)より、次の送出回数へ移る
(t=8)。以下、上記と同様の手順を続行する。Ta
bleAについては、1周期内の送出単位時間数が30
回なので、送出回数tが31になったときに、M1を0
にリセットし、EM1(t)におけるtとして、t=1
にリセットする。(EM2(t)、EM3(t)、EL
(t)におけるtは、リセットしない。) また、TableBとTableCについて、いずれも
1周期内の送出単位時間数が100回なので、送出回数
tが101になったときに、t=1とし、M1、M2、
M3、Lのすべてを0にリセットする。 (まとめ)以上のように、本実施の形態に係る番組情報
送出装置によれば、単位時間内に送信するパケット数を
算出し、単位時間毎に当該パケット数のパケットを送信
するとともに、複数の番組情報の優先度を考慮しつつ、
1つの番組情報についても可能な限り周期内で分散して
送るようにしたので、受信装置側で番組情報の取りこぼ
しが起こるのを防止することができる。
【0044】以上、本発明に係る番組情報送出装置の第
1の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施
形態に限定されないことは勿論である。すなわち、以下
のような変形も本発明に含まれるのは勿論である。 (1)周期送出キューバッファ105 本実施の形態では、周期送出キューバッファ105は、
TSパケットのポインタを記録するものとしたが、これ
に限定するものではなく、TSパケット本体を記憶する
ものとしてもよい。この場合、データ読み出し制御部1
09は、直接、周期送出キューバッファ105からTS
パケットを取出して、送出部110に送ることとすれば
よい。 (2)単位時間当たりの送出量 本実施の形態では、パケット数と周期に基づいて算出し
た値を単位時間当たりの送信量としたが、これに限定す
るものではない。例えば、受信装置側の処理能力を考慮
して定められた一定値を単位時間当たりの送信量として
もよい。また、常に、単位時間毎に一定量を送るのでは
なく、一定値以下の条件を満たす範囲で可変量を送るも
のとしてもよい。 (3)パケット送出する時刻の決定について 本実施の形態では、データ読み出し制御部109が各単
位時間毎に送出するパケットを決定し、それに基づいて
パケットを送出したが、これに限定するものではない。
例えば、番組情報の更新があった最初の時点で、各パケ
ットがどの単位時間内の何番目に送出するかを決めて、
さらに、その単位時間内での送出する時刻も決めておく
こともできる。そして、周期毎の当該時刻において、当
該パケットを繰り返し送出するものとしてもよい。 (4)別のPIDのPSIテーブルについて 本実施の形態では、番組情報(特定のPIDが割り当て
られている)の送出の調整について説明したが、別のP
IDが割り当てられた周期的に送出するテーブル類につ
いても、PID毎に独立に、本実施の形態と同一の処理
を行なうことができることは勿論である。 <第2の実施形態>本実施の形態は、単位時間毎の番組
情報の送出量をさらに平均化した番組情報送出装置に関
する。 (構成)本実施の形態に係る番組情報送出装置の構成
は、送出量算出部107を除いて実施の形態1と同一で
ある。
【0045】送出量算出部107は、第1の実施形態と
同様に、Table毎の送出単位時間当たりの基準送出
量EMiと全Tableにおける送出単位時間当たりの
基準送出量ELを算出するが、算出方法が第1の実施形
態と異なる。第1の実施形態では、送出単位時間当たり
の平均パケット数に1を加えて小数値を切り捨てた値を
単位時間当たり一定の送出量EMiとし、EMi(i=
1〜3)を合計した一定の送出量ELを算出した。これ
により、単位時間毎の送出量ELが平均パケット数より
も幾分多くなるので、1周期の前半では常に一定の送出
量ELで送出することになるが、1周期の後半では、な
にも送出しない期間ができてしまう。本実施の形態で
は、平均パケット数を整数化することなく、順次各送出
回数でのパケット数を求める。
【0046】図14は、送出量の算出の例を示す。同図
に示すように、TableAについては、送出単位時間
記憶部121及び周期情報記憶部120を参照して周期
が3秒であり、送出単位時間が100msであることが
わかるので、1周期内の送出単位時間数は、3秒/10
0ms秒で30回であることが算出される。そして、送
出キュー情報記憶部106を参照して、TableAの
パケット数は12個であることがわかるので、送出単位
時間当たりの平均パケット数は、計算上、12パケット
/30回で0.4パケットと算出される。ここで、部品
の処理遅延を見込んで、平均パケット数0.4パケット
に0.1を加えた0.5パケットを修正した平均パケッ
ト数とする。そして、この修正された平均パケット数
0.5パケットに送出回数tを乗算して、パケット数E
S1(t)を算出する。そして、1パケットは分割でき
ないことより、ES1(t)を切り上げて整数にしたパ
ケット数を、その送出回数tまでの予定送出量EM1
(t)とする。
【0047】TableBについては、周期が10秒で
あり、送出単位時間が100msなので、1周期内の送
出単位時間数は、10秒/100ms秒で100回とな
る。そして、TableBのパケット数は400個なの
で、送出単位時間当たりの平均パケット数は、計算上4
00パケット/100回で4パケットとなるが、部品の
処理が遅延することを見込んで、平均パケット数4パケ
ットに0.1を加えた4.1パケットを修正した平均パ
ケット数とする。そして、この修正された平均パケット
数4.1パケットに送出回数tを乗算して、パケット数
ES2(t)を算出する。そして、1パケットは分割で
きないことにより、ES2(t)を切り上げて整数にし
たパケット数を、その送出回数tまでの予定送出量EM
2(t)とする。
【0048】TableCについては、周期が10秒で
あり、送出単位時間が100msなので、1周期内の送
出単位時間数は、10秒/100ms秒で100回とな
る。そして、TableCのパケット数は204個なの
で、送出単位時間当たりの平均パケット数は、計算上2
04パケット/100回で2.04パケットと算出され
る。ここで、部品の処理遅延を見込んで、平均パケット
数2.04パケットに0.1を加えて、小数点第2位以
下を切り捨てた2.1パケットを修正した平均パケット
数とする。そして、この修正された平均パケット数2.
1パケットに送出回数tを乗算して、パケット数ES3
(t)を算出する。そして、1パケットは分割できない
ことにより、ES3(t)を切り上げて整数にしたパケ
ット数を、その送出回数tまでの予定送出量EM3
(t)とする。
【0049】そして、全Tableにおける、送出回数
tまでの予定送出量EL(t)は、EM1(t)とEM
2(t)とEM3(t)とを合計したパケット数とす
る。そして、送出回数tまでの予定送出量EL(t)よ
り、送出回数tにおける送出すべき送出量ELt(t)
を求める。送出量算出部107は、これらの算出された
送出量EM1(t)、EM2(t)、EM3(t)、E
L(t)、ELt(t)の値を送出キュー情報記憶部1
06内の送出キュー情報が更新されるまで保持する。
【0050】図15は、第1の実施形態における単位時
間毎の送出量と、第2の実施形態における単位時間毎の
送出量とを比較したものである。第1の実施形態では、
同図(a)に示されるように、周期T(3つの番組情報
の周期のうち、最大周期である10秒)での前半では、
各単位時間毎に9パケット送出し、周期Tの後半ではす
べてのパケットの送出が終了し、パケットの送出は行わ
れていない。この方法は、番組情報送出装置やTS多重
化装置等を構成している部品が、所望の速度で処理をし
きれずに遅れてしまう場合に、1周期内で確実に全番組
情報を送出しきれるように、前もって幾らか多めに送出
する方法として適している。
【0051】これに対して、第2の実施形態では、同図
(b)に示されるように、単位時間毎に送出するパケッ
ト数変化するが、周期T内でほぼ等しいパケット数を均
等に送出している。これは、上記処理の遅れが、比較的
起こりにくい場合に適している。 (動作)本実施の形態のデータ読み出し制御部109の
データ読み出し処理の動作も、第1の実施形態と概ね同
一である。
【0052】ただし、第1の実施形態では、データ読み
出し制御部109は、送出回数tと送出単位時間当たり
の基準送出量ELとにより、tまでの予定送出量EL
(t)(=EL×t)を算出し、送出回数tと選択して
いるTableの送出単位時間当たりの基準送出量EM
iとによりtまでの予定送出量EMi(t)(=EMi
×t)を算出したが、本実施の形態では、上述のように
送出量算出部107により算出された各送出回数tまで
の予定送出量EL(t)及びEMi(t)を用いる点に
おいて、本実施の形態のデータ読み出し動作が、第1の
実施形態のデータ読み出し動作と相違する。 (具体例)次に、上記の動作について具体例を用いて説
明する。
【0053】図16(a)は、パケットの読み出し過程
を示す図であり、図16(b)は、修正平均パケット数
(ES1(t)、ES2(t)、ES3(t)と、予定
送信量(EM1(t)、EM2(t)、EM3(t)、
EL(t))と、実際に送出したパケット数(M1、M
2、M3)とを併記した図である。まず、優先順位が最
大であるTableAのセクションA1のすべてのパケ
ットA1[1]〜A1[4]が選択される(L=4、M
1=4)。ここで、M1≧EM1(1)より、Tabl
eBに移り、TableBのセクションB1のすべての
パケットB1[1]〜B1[4]が選択される(L=
8、M2=4)。ここで、M2<EM2(1)より、さ
らにB2[1]が選択される(L=9、M2=5)。
【0054】L≧EL(1)より、次の送出回数へ移る
(t=2)。セクションB2の連続性を確保するため、
引き続いてB2[2]〜B2[4]が選択される(L=
12、M2=8)。M2<EM2(2)より、さらに、
B3[1]〜B3[3]が選択される(L=15、M2
=11)。ここで、L≧EL(2)より、次の送出回数
へ移る(t=3)。セクションB3の連続性を確保する
ため、引き続きB3[3]が選択される(L=16、M
2=12)。M2<EM2(3)より、さらに、B4
[1]〜B4[4]が選択される(L=20、M2=1
6)。M2≧EM2(3)より、TableCに移り、
TableCのセクションC1のパケットC1[1]〜
C1[2]が選択される(L=22、M3=2)。
【0055】ここで、L≧EL(3)より、次の送出回
数へ移る(t=4)。セクションC1の連続性を確保す
るため、引き続きC1[3]〜C1[8]が選択される
(L=28、M3=8)。ここで、L≧EL(4)よ
り、次の送出回数へ移る(t=5)。セクションC1の
連続性を確保するため、引き続きC1[9]〜C1[1
5]が選択される(L=35、M3=15)。
【0056】L≧EL(5)より、次の送出回数へ移る
(t=6)。セクションC1の連続性を確保するため、
引き続いて、C1[16]〜C1[21]が選択される
(L=41、M3=21)。L≧EL(6)より、次の
送出回数へ移る(t=7)。ここで、M3≧EM3
(5)より、TableAに移る。ここで、M1≧EM
1(6)より、TableBに移り、TableBのB
5[1]〜B5[4]とB6[1]〜B6[3]が選択
される(L=48、M2=23)。
【0057】L≧EL(7)より、次の送出回数へ移る
(t=8)。セクションB6の連続性を確保するため、
引き続いて、B6[4]が選択される(L=49、M2
=24)。さらに、M2<EM2(8)より、B7
[1]〜B7[4]とB8[1]が選択される(L=5
4、M2=29)。L≧EL(8)より、次の送出回数
へ移る(t=8)。以下、上記と同様の手順を続行す
る。
【0058】また、第1の実施形態と同様に、Tabl
eAについては、1周期内の送出単位時間数が30回な
ので、送出回数tが31になったときに、M1を0にリ
セットし、EM1(t)におけるtとして、t=1にリ
セットする。(EM2(t)、EM3(t)、EL
(t)におけるtは、リセットしない。) TableBとTableCについて、いずれも1周期
内の送出単位時間数が100回なので、送出回数tが1
01になったときに、t=1とし、M1、M2、M3、
Lのすべてを0にリセットする。 (まとめ)以上のように、本実施の形態に係る番組情報
送出装置では、第1の実施形態のように平均パケット数
をそのまま切り上げて整数値にし、各送出回数tに切り
上げた整数値を乗算して送出パケット数を求めるのでは
なく、各送出回数tに平均パケット数を乗算してから整
数値して送出パケット数を求めるので、パケットの送出
を1周期内の前半に偏ることなく、1周期内で分散させ
ることができる。 (変形例) (1)ESi(t)について 本実施の形態では、平均パケット数に0.1を加えてか
ら、各送出回数tを乗算してESi(t)を計算した
が、これに限定するものではない。例えば、平均パケッ
ト数になにも加えずに、各送出回数tと乗算してESi
(t)を計算してもよく、平均パケット数に0.2等の
1以下の正の値を加えて、各送出回数tを乗算してES
i(t)を計算するものであってもよい。 <第3の実施形態>本実施の形態は、第1の実施形態に
係る番組情報送出装置に、緊急に知らせる必要がある即
時番組情報を優先的に送出する機能を付加した番組情報
送出装置に関する。 (構成)図17は、第3の実施形態に係る番組情報送出
装置の構成を示すブロック図である。
【0059】本実施の形態に係る番組情報送出装置30
00は、第1の実施形態と、即時送出指示部3010が
追加された点と、番組情報記憶部3011と、TSパケ
ット処理部3004と、TSパケットバッファ3003
と、データ登録部3002と、送出キューバッファ30
01と、送出キュー情報記憶部3005と、データ読み
出し制御部3006の機能が追加された点において異な
り、その他の構成要素については同一である。
【0060】即時送出指示部3010は、番組作成装置
201から、緊急に送信する必要のある即時番組情報が
ある旨の通知を受けて、TSパケット処理部3004及
びデータ登録部3002に対して実行指示を送る。番組
情報記憶部3011は、周期的に送出する番組情報に加
えて、番組作成装置201から送られてくる即時に送出
する即時番組情報を記憶する。ここで、即時番組情報と
は、緊急に知らせる必要性の高い番組情報で、例えば、
野球放送の延長に伴ってその後の番組の放送時間が変更
された場合に、当該変更された番組に関する情報をい
う。
【0061】TSパケット処理部3004は、タイマ管
理部130からの指示に加えて、即時送出指示部301
0からの指示を受けて、番組情報記憶部3011内の即
時番組情報よりTSパケットを作成する。このようにし
て作成されたTSパケットを即時送出パケットと呼び、
タイマ管理部130の指示で作成された通常のTSパケ
ットを周期送出パケットと呼ぶことによって区別するこ
とにする。
【0062】TSパケットバッファ3003は、周期送
出パケットに加えて、即時送出パケットを記憶する。図
18は、TSパケットバッファ3003に格納されてい
るTSパケットの例を示す。図18(a)は、周期が3
秒に相当するTSパケットを示し、図18(b)は、周
期が10秒に相当するTSパケットを示し、第1の実施
形態と同一である。図18(c)は、即時送出パケット
を示す。同図のD1[1]〜D1[4]はTableD
のSubTableであるD1セクションを構成する4
つのパケットを示す。同図より、TableDには3個
のSubTable(セクション)が存在し、それぞれ
のSubTable(セクション)は4パケットで構成
されていることが示されている。
【0063】データ登録部3002は、第1の実施形態
で示した処理に加えて、即時送出指示部3010からの
指示を受けて、TSパケットバッファ3003内の即時
送出パケットのポインタを即時送出キューバッファ30
20に登録するとともに、即時送出パケットが属するT
ableについての情報を送出キュー情報記憶部300
5に登録する。
【0064】送出キューバッファ3001は、周期送出
キューバッファ105に加えて、即時送出キューバッフ
ァ3020を備える。図19は、第2回目の送出時刻に
おいて送出キューバッファに格納されているTSパケッ
トの例を示す。同図に示すように、送出キュー1、2、
3には、第1の実施形態と同様に、TableA、Ta
bleB、TableCのパケットのポインタが書き込
まれており、第2回目の送出時刻において、A1セクシ
ョンのパケットすべてと、B1セクションのオパケット
すべてと、B2セクションの第1番目のパケットが既に
読み出されている。即時送出キューバッファ3020に
は、TableD(D1〜D3のSubTableで構
成される。)のパケットのポインタが書き込まれてい
る。
【0065】送出キュー情報記憶部3005は、周期送
出キューバッファ内のパケットが属するTableにつ
いての情報と即時即出キューバッファ内のパケットが属
するTableについての情報からなる送出キュー情報
を記憶する。図20は、送出キュー情報の例を示す。同
図に示すように、送出キュー1、2、3に関する情報に
ついては、図8に示す第1の実施形態と同一である。ま
た、即時送出キューには、TableDのパケットのポ
インタが登録されており、TableDには3つのSu
bTableがあり、それぞのSubTableは、1
つのセクションから構成され、各セクション内のパケッ
ト数は、それぞれ4個であることが示されている。
【0066】データ読み出し制御部3006は、第1の
実施形態において示した周期送出パケットの読み出し制
御処理に加えて、即時送出パケットの読み出し制御処理
を行なう。すなわち、データ読み出し制御部3006
は、通常は、周期送出パケットの読み出し制御を行なっ
ているが、即時送出キューバッファ3020に即時送信
パケットのポインタが登録されている場合には、即時送
出パケットの読み出し制御処理を行なう。送出キュー情
報記憶部3005中の送出キュー情報を参照して、前回
選択したパケットがセクションの末端であるか否かを調
べる。データ読み出し制御部3006は、セクションの
末端であると判定した場合には、即時送出パケットの選
択を行なうが、セクションの途中であると判定した場合
には、まず、そのセクション内の未選択パケットのポイ
ンタを周期送出キューバッファ105から読み出して、
当該ポインタに基づいてTSパケットバッファ3003
から当該パケットを読み出して送出部110に出力す
る。データ読み出し制御部3006は、前記した未選択
パケットの送出後、又はセクションの末端であると判定
した場合には、即時送出パケットのポインタを即時送出
キューバッファ3020から読み出して、当該ポインタ
に基づいてTSパケットバッファ3003から即時送信
パケットを読み出して送出部110に出力する。
【0067】また、データ読み出し制御部3006は、
緊急に即時送出パケット送出する必要性から、周期送信
における送信量の基準を無視した量のパケットを送った
ため、一時的に周期送信パケットの送出を見送って送信
量の調整を図る。すなわち、データ読み出し制御部30
06は、前述のようにして送信したパケットの数を選択
済みパケット数Lに加え、Lが予定送信量EL(t)未
満になるまで、周期送信パケットの選択及び送出を見送
る。これにより、即時送出パケットがない場合に比べて
周期送出パケットの送出が遅れ、その結果、1周期内に
周期送出パケットをすべて送出しきれないことも懸念さ
れるが、これは、単位時間当りに送出する量を予め多め
に設定しておき、周期内の末端の方ではなにも送出して
いない時間帯があることを前提とし、これらの時間帯を
利用することによってすべての周期送出パケットを送出
できることを想定している。 (動作)次に、データ読み出し制御部3006による読
み出し制御処理の動作について説明する。
【0068】図21は、データ読み出し制御部3006
の即時送信の動作手順を示すフローチャートである。本
実施の形態に係るデータ読み出し制御部3006は、即
時に送信する番組情報がないときには、第1の実施形態
と同様に動作する。従って、通常は、図12に示すフロ
ーチャートに従って周期送信の動作をしているが、図1
2に示すステップS2004以降に、即時送出キューバ
ッファに3020に即時送信パケットのポインタが登録
されているか否かを調べる。即時送出キューバッファ3
020に即時送信パケットのポインタが登録されていな
い場合には、図12に示すステップS2005へ進み、
通常の周期送信を行なう。即時送信パケットのポインタ
が登録されている場合には、次のステップへ進む(ステ
ップS3501)。
【0069】データ読み出し制御部3006は、送出キ
ュー情報記憶部3005を参照して、前回送信したパケ
ットがセクションの末端であるか否かを調べ、セクショ
ンの末端である場合には、ステップS3504へ進む。
一方、データ読み出し制御部3006は、セクションの
末端でないならば、同一のセクション内のパケットは間
に他のセクションのパケットを挿入できないことから、
そのセクションの未選択パケットすべてを特定する。そ
して、データ読み出し制御部3006は、選択している
Tableの選択済みパケット数をMiと、全Tabl
eにおける選択済みパケット数Lとを、前記特定したパ
ケットの数だけインクリメントする。
【0070】そして、データ読み出し制御部3006
は、特定したそれぞれのパケットのポインタを周期送出
キューバッファ105から読み出し、当該ポインタに従
って、TSパケットバッファ3003からパケット本体
を読み出して、送出部110に出力する(ステップS3
502、S3503)。次に、データ読み出し制御部3
006は、即時送出キューバッファ3020中の即時送
出パケットのポインタをすべて読み出して、当該ポイン
タに従って、TSパケットバッファ3003から即時送
出パケット本体を読み出して、送出部110に出力す
る。そして、データ読み出し制御部3006は、選択済
みパケット数Lを読み出した即時送出パケットの数だけ
インクリメントしておく(ステップS3504)。
【0071】次に、データ読み出し制御部3006は、
送出回数tと送出単位時間当たりの基準送出量ELとに
より、tにおける予定送出量EL(t)(=EL×t)
を算出し、選択済みパケット数Lが予定送出量EL
(t)以上なら、送出回数tを1だけインクリメントす
るとともに、次の送出時刻(t×Δt)になるまで待つ
処理を繰り返す。
【0072】一方、選択済みパケット数Lが予定送出量
EL(t)未満になった場合には、図11に示すステッ
プS2005へ進み、通常の周期送信の処理を行なう
(ステップS3505、S3506)。 (具体例)次に、上記の動作について具体例を用いて説
明する。
【0073】図22(a)は、パケットの読み出し過程
を示す図であり、図22(b)は、予定送信量(EM1
(t)、EM2(t)、EM3(t)、EL(t))と
実際に送出したパケット数(M1、M2、M3、M4、
L)とを併記した図である。ここで、各予定送信量EM
1〜EL(t)とパケット数M1〜M3、Lの記号は、
第1の実施形態と同一の内容を示し、M4はTable
Dについての選択済みパケット数を示すものとする。
【0074】第1回目の送出回数(t=1)において、
第1の実施形態と同様に、A1セクションのパケットす
べてと、B1セクションのパケットすべてと、B2セク
ションのB2[1]パケットが選択される(M1=4、
M2=5、M3=0、L=9)。第2回目の送出回数
(t=2)において、即時送出キューバッファ3020
に、即時送出パケットD1[1]〜D1[4]、D2
[1]〜D2[4]、D3[1]〜D3[4]が登録さ
れているので、即時送出パケットの読み出し制御を行な
う。
【0075】まず、B1セクションが読み出し途中であ
るので、B2[2]〜B2[4]が選択される(L=1
2、M2=8)。次に、即時送出パケットD1[1]〜
D1[4]、D2[1]〜D2[4]、D3[1]〜D
3[4]が選択される(L=24、M4=12)。L≧
EL(2)より、次の送出回数へ移る(t=3)。
【0076】L<EL(3)なので、周期送出パケット
の選択を再開する。すなわち、次の周期送出パケットB
3[1]〜B3[3]が選択される(L=27、M2=
11)。L≧EL(3)より、次の送出回数へ移る(t
=4)。以下、残りの周期送出パケットの送出を第1の
実施形態で示した手順で順番に行なう。 (まとめ)以上のように、本実施の形態に係る番組情報
送出装置によれば、緊急に送出すべき即時番組情報を周
期番組情報よりも優先して送出することができるととも
に、即時番組情報の送出に伴って基準送出量を超えて送
出したパケット数だけ周期番組情報の送出を見送るの
で、受信装置側で受信バッファにオーバーフローを発生
することなく、正常に番組情報を取得することができ
る。
【0077】以上、本発明に係る番組情報送出装置の第
2の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施
形態に限定されないことは勿論である。すなわち、以下
のような変形も本発明に含まれるのは勿論である。 (1)即時送出パケット送出後の時間待ちについて 本実施の形態では、単位時間当たりの送信量qは、周期
送出パケット数を周期内の単位時間の数で除算した値よ
りも幾分多めに見積もっており、1周期内の末端の方の
区間ではパケットを送信しない区間があることを前提と
して、即時パケットを送出した後には、その時点の周辺
の数個分の単位時間の範囲で送信量が一定値となること
を目的として、送信済みパケット数が予定送信量EL
(t)に達するまでは、周期送信パケットの送信を再開
しないものとしたが、これに限定するものではない。例
えば、受信機のバッファに周期送出パケット以外に即時
送出パケットを受信し処理できる余裕がある場合には、
本実施の形態のように余分に送出したパケット数の事後
的な調整は不要であり、次の単位時間には、通常どおり
周期送出パケットの送出を再開するものとしてもよい。 (2)データ読み出し制御について 本実施の形態では、単一のデータ読み出し制御部300
6が、周期送出パケットを周期送出キューバッファから
読み出し、即時送出パケットを即時送出キューバッファ
から読み出したが、これに限定するものではない。例え
ば、即時用のデータ読み出し制御部と周期用のデータ読
み出し制御部と、これらを制御する切替え制御部を設け
ることとしてもよい。すなわち、周期用のデータ読み出
し制御部が、セクション内の未送出周期送出パケットを
読み出した後に、切替え制御部が、周期用のデータ読み
出し制御部の読み出しを禁止する。そして、即時用のデ
ータ読み出し制御部が、即時送出パケットを読み出し、
余分に送出したパケット数の調整をした後に、切替え制
御部が、即時用のデータ読み出し制御部の読み出し禁止
を解除するように構成してもよい。
【0078】
【発明の効果】上記目的を達成するために、本発明は、
番組情報を特定の周期で繰り返し送出する番組情報送出
装置であって、前記周期よりも短い単位時間当たりの送
出量の大きさを記憶している記憶手段と、送出対象の番
組情報を前記記憶手段が記憶している単位時間当たりの
送出量の大きさを超えない範囲で、部分的に取出す取出
し手段と、前記取出された前記送出情報を順次送出する
送出手段とを備えたことを特徴とする。
【0079】これによって、単位時間当たり毎に定めら
れた送出量の大きさを超えない量の送出情報が送出され
るので、特定の時間内に一括集中して番組情報を送信す
るのを抑制することができ、送出量の大きさを適切な値
に決めておくことで、受信装置側では受信バッファのオ
ーバーフローの発生を防止することができる。ここで、
前記記憶手段は、単位時間当たりの送出量をパケット数
で記憶し、前記取出し手段は、送出すべき全番組情報か
ら複数の固定長のパケットを生成するパケット生成手段
と、各パケットを番組情報毎に整列してキューとして保
持する手段と、単位時間当たり前記記憶手段に記憶され
たパケット数の範囲で、前記キューからパケットを取出
すパケット取出し手段とを含むことを特徴とすることが
できる。
【0080】これによって、単位時間毎に、定められた
パケット数を超えない量のパケットが送信されるので、
特定の時間内に一括集中してパケットを送信するのを抑
制することができ、受信装置側では受信バッファのオー
バーフローの発生を防止することができる。ここで、1
の番組情報を格納するパケット群は、1又は2以上のセ
クションに分割されており、前記パケット取り出し手段
は、1のセクションに属するパケットを取出し終わるま
では他のセクションのパケットの取出しは行なわないよ
う制御されていることを特徴とすることができる。
【0081】これによって、同一のセクションに属する
複数のパケットは、その間に他のセクションのパケット
を挿入されることなく送出されるので、受信装置側で
は、受信したパケットから正常に番組情報を組み立てる
ことができる。ここで、前記番組情報送出装置は、さら
に、番組情報の更新又は新規の登録がある度に、単位時
間当たりのパケット数を求める演算手段を含み、前記演
算手段は、送出すべき各番組情報毎のデータ量と前記周
期とから各番組情報毎に単位時間当りに送出すべきパケ
ット数を計算する第1計算部と、前記計算によって求め
たパケット数を全ての番組情報について合計する第2計
算部とを含み、前記記憶手段は、前記第2計算部から得
られる新たなパケット数の合計によって上書きされるこ
とを特徴とすることができる。
【0082】これによって、繰り返し周期内の単位時間
毎の送信量が一定値に近くなるような単位時間当りに送
出すべきパケット数を決めることができる。ここで、前
記番組情報には優先順位が与えられており、前記パケッ
ト取り出し手段は、前記優先順位に従って、パケットを
取出すことを特徴とすることができる。
【0083】これによって、複数の番組情報の間に優先
順位がある場合に、優先順位の高い番組情報から先に、
かつセクションのまとまりを維持して送信するので、受
信装置側では、優先度の高い番組情報を他の番組情報よ
りもいちはやく、かつ正常にに取得することができる。
ここで、前記周期を前記単位時間で区切った各期間を各
送出期間とし、前記記憶手段は、前記第1計算部によっ
て計算される番組情報毎の単位時間当りに送出すべきパ
ケット数をも記憶し、前記パケット取り出し手段は、現
在取出し中のセクションに属する最後のパケットを取出
した後、前記記憶手段に格納されている前記最後のパケ
ットを生成したもととなる番組情報についての単位時間
当りに送出すべきパケット数と前記最後のパケットを取
出した送出期間nとを乗算して、当該送出期間nまでに
送出すべき前記番組情報の累計パケット数を計算する累
計演算手段と、前記送出期間nまでに送出すべき前記番
組情報の累計パケット数以上、前記番組情報のパケット
を既に取出している場合には、次順位の番組情報のパケ
ットに取り出し先を切替える切替手段とを含むことを特
徴とすることができる。
【0084】これによって、各番組情報毎においても、
1周期内で分散して送出することが実現できる。したが
って、異なる番組情報のパケットを並列に処理すること
ができる受信装置では、有効な処理が可能で、受信バッ
ファのオーバーフローの発生をより高度に抑制すること
ができる。また、本発明は、番組情報を周期的に繰り返
し送出する番組情報送出装置であって、前記周期よりも
短い単位時間に送出すべきパケット数を、前記周期を単
位時間で区切った送出期間毎に記憶している記憶手段
と、送出すべき全番組情報から、複数の固定長のパケッ
トを生成するパケット生成手段と、各パケットを番組情
報毎に整列してキューとして保持する手段と、前記記憶
手段に記憶された各送出期間毎のパケット数の範囲で、
前記キューからパケットを取出す取出し手段と、前記取
り出されたパケットを順次送出する送出手段と、番組情
報の更新又は新規の登録がある度に、前記各送出期間毎
に送出すべきパケット数を求める演算手段とを備え、前
記演算手段は、送出すべき各番組情報毎のデータ量を1
周期内の送出期間の総数で除算して、各番組情報毎の単
位時間当たりの平均送出パケット数を小数点以下まで計
算する第1計算部と、番組情報毎のn番目の送出期間ま
でに送出すべき累計パケット数を前記第1計算部によっ
て求めた平均送出パケット数とnとを乗算して計算する
第2計算部と、前記第2計算部によって求めた番組情報
毎のn番目の送出期間までに送出すべき累計パケット数
を全ての番組情報について合計する第3計算部と、前記
第3計算部によって求めたn番目の送出期間までに送出
すべき累計パケット数から、各送出期間毎の送出すべき
パケット数を計算する第4計算部とを含み、前記記憶手
段は、前記第4計算部から得られる新たなパケット数の
合計によって上書きされることを特徴とすることができ
る。
【0085】これにより、第1計算部で計算された平均
パケット数を整数値に切り上げることなく用いて、各期
間毎の送出すべきパケット数が決められるので、1周期
の前半に偏ってパケットを送出することを抑制すること
ができる。ここで、前記第2計算部は、前記第1計算部
によって求めた平均送出パケット数に所定の1以下の正
の値を加算し、当該加算値を平均送出パケット数とし、
当該平均送出パケット数とnとを乗算し、当該乗算値を
切り上げて整数値にした値を、番組情報毎のn番目の送
出期間までに送出すべき累計パケット数として計算する
ことを特徴とすることができる。
【0086】これにより、第1計算部で計算された平均
パケット数に微少な値が加えられて、各期間毎の送出す
べきパケット数が決められるので、番組情報送出装置や
多重化装置等のその他の周辺装置においてなんらかの事
情で処理が遅れることによる番組情報を1周期内で送れ
ない事態を防止することができる。ここで、1の番組情
報を格納するパケット群を、1又は2以上のセクション
に分割されており、前記パケット取り出し手段は、1の
セクションに属するパケットを取出し終わるまでは他の
セクションのパケットの取出しは行なわないよう制御さ
れていることを特徴とすることができる。
【0087】これによって、同一のセクションに属する
複数のパケットは、その間に他のセクションのパケット
を挿入されることなく送出されるので、受信装置側で
は、受信したパケットから正常に番組情報を組み立てる
ことができる。ここで、前記番組情報には、優先順位が
与えられており、前記パケット取り出し手段は、前記優
先順位に従って、パケットを取出すことを特徴とするこ
とができる。
【0088】これによって、複数の番組情報の間に優先
順位がある場合に、優先順位の高い番組情報から先に、
かつセクションのまとまりを維持して送信するので、受
信装置側では、優先度の高い番組情報を他の番組情報よ
りもいちはやく、かつ正常にに取得することができる。
ここで、前記記憶手段は、前記第2計算部によって計算
される番組情報毎の各送出期間までに送出すべき累計パ
ケット数も記憶し、前記パケット取出し手段は、現在取
出し中のセクションに属する最後のパケットを取出した
後、前記記憶手段を参照して、前記最後のパケットを生
成したもととなる番組情報について、前記最後のパケッ
トを取出した送出期間nまでに送出すべき累計パケット
数以上、前記番組情報のパケットを既に取出している場
合には、次順位の番組情報のパケットに取り出し先を切
替えることを特徴とすることができる。
【0089】これによって、各番組情報毎においても、
1周期内で分散して送出することが実現できる。したが
って、異なる番組情報のパケットを並列に処理すること
ができる受信装置では、有効な処理が可能で、受信バッ
ファのオーバーフローの発生をより高度に抑制すること
ができる。ここで、前記番組情報送出装置は、さらに、
即時に送出すべき即時番組情報の入力を受け付ける入力
受付け手段と、即時番組情報の入力があった場合には、
パケット取り出し手段によるパケットの取り出しを禁止
する禁止手段と、入力されてきた即時番組情報から、固
定長のパケットを生成する第2パケット生成手段と、生
成したパケットの全てを送出手段を通じて連続して送出
するよう制御する送出制御手段と前記パケット送出後
に、禁止手段の禁止動作を解除する禁止解除手段とを備
えたことを特徴とすることができる。
【0090】これによって、即時番組情報が優先して送
出されるので、受信装置側では、即時番組情報をいちは
やく取得することができる。ここで、前記禁止手段は、
前記即時番組情報の入力がある直前に取出した1のパケ
ットが属する1のセクションの全パケットを取出し終え
るのを待って、禁止動作を開始することを特徴とするこ
とができる。請求項12記載の番組情報送出装置。 こ
れによって、一部のパケットのみ送出したセクションが
ある場合に、当該セクションの未送出パケットが即時番
組情報の送出に先立って送出されるので、セクションの
まとまりを維持することができ、受信装置側で、受信し
たパケットから正常に番組情報を組み立てることができ
る。
【0091】ここで、番組情報送出装置は、さらに、即
時に送出すべき即時番組情報の入力を受け付ける受付け
手段と、即時番組情報の入力があった場合には、パケッ
ト取り出し手段によるパケットの取り出しを禁止する禁
止手段と、入力されてきた即時番組情報から固定長のパ
ケットを生成する第2パケット生成手段と、生成したパ
ケットの全てを送出手段を通じて連続して送出するよう
制御する送出制御手段と、即時番組情報のパケットを送
り終えると、単位時間当たりの送出パケット数を超過し
て送出したパケット数分のパケット送出調整をした上で
禁止手段の禁止動作を解除する禁止解除手段とを備えた
ことを特徴とすることができる。
【0092】これによって、即時番組情報の送出のため
に余分に送出したパケット数分だけ通常の番組情報のパ
ケットの送出が見送られるので、受信装置側の受信バッ
ファのオーバーフローの発生を防止することができる。
ここで、前記禁止手段は、前記即時番組情報の入力があ
る直前に取出した1のパケットが属する1のセクション
の全パケットを取出し終えるのを待って、禁止動作を開
始し、前記禁止解除手段は、単位時間当りに送出すべき
パケット数を超過して送出した即時番組情報のパケット
数の分だけ、即時番組情報の全パケット送出後におけ
る、パケットの送出を減少させた後、禁止手段の禁止動
作を禁止解除することを特徴とすることができる。
【0093】これによって、一部のパケットのみ送出し
たセクションがある場合に、当該セクションの未送出パ
ケットが即時番組情報の送出に先立って送出されるの
で、セクションのまとまりを維持することができ、受信
装置側で、受信したパケットから正常に番組情報を組み
立てることができる。ここで、番組情報送出装置は、さ
らに、即時に送出すべき即時番組情報の入力を受け付け
る受付け手段と、即時番組情報の入力があった場合に
は、パケット取り出し手段によるパケットの取り出しを
禁止する禁止手段と、入力されてきた即時番組情報から
固定長のパケットを生成する第2パケット生成手段と、
生成したパケットの全てを送出手段を通じて連続して送
出するよう制御する送出制御手段と、即時番組情報のパ
ケットを送り終えると、送出し終えた時刻が含まれる送
出期間nまでに送出すべき累計パケット数を超過して送
出したパケット数分のパケット送出調整をした上で禁止
手段の禁止動作を解除する禁止解除手段とを備えたこと
を特徴とすることができる。
【0094】これによって、即時番組情報の送出のため
に余分に送出したパケット数分だけ通常の番組情報のパ
ケットの送出が見送られるので、受信装置側の受信バッ
ファのオーバーフローの発生を防止することができる。
ここで、前記禁止手段は、前記即時番組情報の入力があ
る直前に取出した1のパケットが属する1のセクション
の全パケットを取出し終えるのを待って、禁止動作を開
始し、前記禁止解除手段は、前記送出期間nまでに送出
すべきパケット数を超過して送出した即時番組情報のパ
ケット数の分だけ、即時番組情報の全パケット送出後に
おいてパケットの送出を減少させた後、禁止手段の禁止
動作を禁止解除することを特徴とすることができる。
【0095】これによって、一部のパケットのみ送出し
たセクションがある場合に、当該セクションの未送出パ
ケットが即時番組情報の送出に先立って送出されるの
で、セクションのまとまりを維持することができ、受信
装置側で、受信したパケットから正常に番組情報を組み
立てることができる。また、本発明は、番組情報を周期
的に繰り返し送出する番組情報送出方法であって、送出
すべき番組情報から複数の固定長のパケットを生成する
パケット生成ステップと、各パケットを番組情報毎に整
列してキューに格納する格納ステップと、前記周期より
も短い時間を単位時間とし、前記周期を単位時間で区切
った各送出期間毎に送出を許可されるパケットの上限値
を超えない範囲で、前記キューからパケットを所定の順
番で取出すパケット取出しステップと、前記取り出した
パケットを順次送出する送出ステップとを含むことを特
徴とする。
【0096】これによって、単位時間毎に、定められた
パケット数を超えない量のパケットが送信されるので、
特定の時間内に一括集中してパケットを送信するのを防
止することができ、受信装置側では受信バッファのオー
バーフローの発生を防止することができる。ここで、1
の番組情報を格納するパケット群は、1又は2以上のセ
クションからなり、前記パケット取り出しステップは、
1のセクションの全てのパケットを取出すまでは他のセ
クションのパケットの取り出しを行なわないことを特徴
とすることができる。
【0097】これによって、同一のセクションに属する
複数のパケットは、その間に他のセクションのパケット
をはさむことなく送出されるので、受信装置側では、受
信したパケットから正常に番組情報を組み立てることが
できる。ここで、前記番組情報には優先順位が与えられ
ており、前記パケット取り出しステップは、前記優先順
位に従って、パケットの取り出しを行なうことを特徴と
することができる。
【0098】これによって、複数の番組情報の間に優先
順位がある場合に、優先順位の高い番組情報から先に、
かつセクションのまとまりを維持して送信するので、受
信装置側では、優先度の高い番組情報を他の番組情報よ
りもいちはやく、かつ正常にに取得することができる。
ここで、前記周期を前記単位時間で区切った各期間を各
送出期間とし、前記パケット取り出しステップは、現在
取出し中のセクションの最後のパケットを取出した後、
前記最後のパケットを生成したもととなる番組情報の単
位時間当りに送出すべきパケット数と、前記最後のパケ
ットを取出した送出期間nとを乗算して、当該送出期間
nまでに送出すべき前記番組情報の累計パケット数を計
算する累計演算ステップと、前記送出期間nまでに送出
すべき前記番組情報の累計パケット数以上、前記番組情
報のパケットを既に取出している場合には、次順位の番
組情報のパケットに取り出し先を切替える切替えステッ
プとを含むことを特徴とすることができる。
【0099】これによって、優先度を考慮しつつも、す
べての番組情報を同列に送出するとした場合にその時点
で送出しているべき送信量を超えていることを基準にし
て、送出対象の番組情報を切替えていくので、1つの番
組情報についても1周期内で分散して送出することが実
現でき、異なる番組情報のパケットを並列に処理するこ
とができる受信装置では、有効な処理が可能で、受信バ
ッファのオーバーフローの発生をより高度に防止するこ
とができる。
【0100】また、本発明は、番組情報送出方法であっ
て、番組情報の入力を受け付ける受付けステップと、受
け付けた番組情報が即時送信を要するものか否かを判定
する判定ステップと、受け付けた番組情報から複数の固
定長のパケットを生成するパケット生成ステップと、即
時送信を要しない番組情報である場合はパケットを、番
組情報毎に異なったキューに格納する格納ステップと、
即時送信を要する番組情報を受け付けるまでは、予め決
められた各送出期間毎の送出パケット数を超えない範囲
で、各キューから所定の順番にパケットを取出し送出
し、即時送信を要する番組情報を受け付けると、それま
で送信していたパケットの送信を中止し、即時送信を要
する番組情報のパケットをその全てを送り終わるまで送
信し続ける送信制御ステップとを含むことを特徴とする
ことができる。
【0101】これによって、即時番組情報が優先して送
出されるので、受信装置側では、即時番組情報をいちは
やく取得することができる。また、即時番組情報の送出
のために余分に送出したパケット数分だけ通常の番組情
報のパケットの送出が見送られるので、受信装置側の受
信バッファのオーバーフローの発生を防止することがで
きる。
【0102】また、本発明は、コンピュータによって、
番組情報を周期的に繰り返し送出する処理を実行させる
番組情報送出プログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体であって、送出すべき番組情報から複
数の固定長のパケットを生成するパケット生成ステップ
と、各パケットを番組情報毎に整列してキューに格納す
る格納ステップと、前記周期よりも短い時間を単位時間
とし、前記周期を単位時間で区切った各送出期間毎に送
出を許可されるパケットの上限値を超えない範囲で、前
記キューからパケットを取出す取出しステップと、取出
したパケットを順次送出する送出ステップとを含むこと
を特徴とすることができる。
【0103】これによって、単位時間当たり毎に定めら
れた送出量の大きさを超えない量の送出情報が送出され
るので、特定の時間内に一括集中して番組情報を送信す
るのを抑制することができ、送出量の大きさを適切な値
に決めておくことで、受信装置側では受信バッファのオ
ーバーフローの発生を防止することができる。以上のよ
うに、本発明によって、視聴者は、視聴者は提供される
多種類の番組の中から、正確かつ迅速に提供される番組
情報をもとにして、見たい番組を選択することができる
ので、デジタル放送の利用の便に供し、その実用的効果
は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る番組情報送出装置の
放送送信システム全体における位置づけを示す。
【図2】第1の実施形態に係る番組情報送出装置の構成
を示すブロック図である。
【図3】番組情報の例を示す図である。
【図4】番組情報の周期の例を示す。
【図5】送出単位時間を示す説明図である。
【図6】TSパケットバッファ103に格納されている
TSパケットの例を示す。
【図7】周期送出キューバッファ105に格納されてい
るTSパケットのポインタの例を示す図である。
【図8】送出キュー情報の例を示す。
【図9】優先順位の例を示す。
【図10】基準送出量の算出の例を示す。
【図11】送出単位時間当たりの送出量及び送出順序に
ついての基準を示す。
【図12】データ読み出し制御部109の動作手順を示
すフローチャートである。
【図13】図13(a)は、パケットの読み出し過程を
示し、図13(b)は、予定送信量(EM1(t)、E
M2(t)、EM3(t)、EL(t))と実際に送出
したパケット数(M1、M2、M3)とを併記する。
【図14】第2の実施形態における送出量の算出の例を
示す。
【図15】第1の実施形態における単位時間毎の送出量
と、第2の実施形態における単位時間毎の送出量とを比
較したものである。
【図16】図16(a)は、パケットの読み出し過程を
示す図であり、図16(b)は、修正平均パケット数
(ES1(t)、ES2(t)、ES3(t)と、予定
送信量(EM1(t)、EM2(t)、EM3(t)、
EL(t))と、実際に送出したパケット数(M1、M
2、M3)とを併記した図である。
【図17】第3の実施形態に係る番組情報送出装置の構
成を示すブロック図である。
【図18】TSパケットバッファ3003に格納されて
いるTSパケットの例を示す。
【図19】第2回目の送出時刻において送出キューバッ
ファに格納されているTSパケットの例を示す。
【図20】送出キュー情報の例を示す。
【図21】データ読み出し制御部3006の即時送信の
動作手順を示すフローチャートである。
【図22】図22(a)は、パケットの読み出し過程を
示す図であり、図22(b)は、予定送信量(EM1
(t)、EM2(t)、EM3(t)、EL(t))と
実際に送出したパケット数(M1、M2、M3、M4、
L)とを併記する。
【図23】従来の番組情報の送出タイミングの例を示
す。
【符号の説明】
100 番組情報送出装置 101 番組情報記憶部 102 TSパケット処理部 103 TSパケットバッファ 104 データ登録部 105 周期送出キューバッファ 106 送出キュー情報記憶部 107 送出量算出部 108 優先順位記憶部 109 データ読み出し制御部 110 送出部 120 周期情報記憶部 121 送出単位時間記憶部 130 タイマ管理部 200 放送送信システム 201 番組作成装置 202 映像音声送出装置 203 TS多重化装置 301 開始時間 302 放送時間 303 サイズ 304 番組内容 3000 番組情報送出装置 3001 送出キューバッファ 3002 データ登録部 3003 TSパケットバッファ 3004 TSパケット処理部 3005 送出キュー情報記憶部 3006 データ読み出し制御部 3010 即時送出指示部 3011 番組情報記憶部 3020 即時送出キューバッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/035 (72)発明者 吉川 雅昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 竹内 修 愛知県名古屋市中区栄2丁目6番1号 白 川ビル別館5階 株式会社松下電器情報シ ステム名古屋研究所内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 番組情報を特定の周期で繰り返し送出す
    る番組情報送出装置であって、 前記周期よりも短い単位時間当たりの送出量の大きさを
    記憶している記憶手段と、 送出対象の番組情報を前記記憶手段が記憶している単位
    時間当たりの送出量の大きさを超えない範囲で、部分的
    に取出す取出し手段と、 前記取出された前記送出情報を順次送出する送出手段と
    を備えたことを特徴とする番組情報送出装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、単位時間当たりの送出
    量をパケット数で記憶し、 前記取出し手段は、送出すべき全番組情報から複数の固
    定長のパケットを生成するパケット生成手段と、 各パケットを番組情報毎に整列してキューとして保持す
    る手段と、 単位時間当たり前記記憶手段に記憶されたパケット数の
    範囲で、前記キューからパケットを取出すパケット取出
    し手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の番組情
    報送出装置。
  3. 【請求項3】 1の番組情報を格納するパケット群は、
    1又は2以上のセクションに分割されており、 前記パケット取り出し手段は、1のセクションに属する
    パケットを取出し終わるまでは他のセクションのパケッ
    トの取出しは行なわないよう制御されていることを特徴
    とする請求項2記載の番組情報送出装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の番組情報送出装置は、さ
    らに、 番組情報の更新又は新規の登録がある度に、単位時間当
    たりのパケット数を求める演算手段を含み、 前記演算手段は、送出すべき各番組情報毎のデータ量と
    前記周期とから各番組情報毎に単位時間当りに送出すべ
    きパケット数を計算する第1計算部と、 前記計算によって求めたパケット数を全ての番組情報に
    ついて合計する第2計算部とを含み、 前記記憶手段は、前記第2計算部から得られる新たなパ
    ケット数の合計によって上書きされることを特徴とする
    請求項3記載の番組情報送出装置。
  5. 【請求項5】 前記番組情報には優先順位が与えられて
    おり、 前記パケット取り出し手段は、前記優先順位に従って、
    パケットを取出すことを特徴とする請求項4記載の番組
    情報送出装置。
  6. 【請求項6】 前記周期を前記単位時間で区切った各期
    間を各送出期間とし、 前記記憶手段は、前記第1計算部によって計算される番
    組情報毎の単位時間当りに送出すべきパケット数をも記
    憶し、 前記パケット取り出し手段は、現在取出し中のセクショ
    ンに属する最後のパケットを取出した後、前記記憶手段
    に格納されている前記最後のパケットを生成したもとと
    なる番組情報についての単位時間当りに送出すべきパケ
    ット数と前記最後のパケットを取出した送出期間nとを
    乗算して、当該送出期間nまでに送出すべき前記番組情
    報の累計パケット数を計算する累計演算手段と、 前記送出期間nまでに送出すべき前記番組情報の累計パ
    ケット数以上、前記番組情報のパケットを既に取出して
    いる場合には、次順位の番組情報のパケットに取り出し
    先を切替える切替手段とを含むことを特徴とする請求項
    5記載の番組情報送出装置。
  7. 【請求項7】 番組情報を周期的に繰り返し送出する番
    組情報送出装置であって、 前記周期よりも短い単位時間に送出すべきパケット数
    を、前記周期を単位時間で区切った送出期間毎に記憶し
    ている記憶手段と、 送出すべき全番組情報から、複数の固定長のパケットを
    生成するパケット生成手段と、 各パケットを番組情報毎に整列してキューとして保持す
    る手段と、 前記記憶手段に記憶された各送出期間毎のパケット数の
    範囲で、前記キューからパケットを取出す取出し手段
    と、 前記取り出されたパケットを順次送出する送出手段と、 番組情報の更新又は新規の登録がある度に、前記各送出
    期間毎に送出すべきパケット数を求める演算手段とを備
    え、 前記演算手段は、送出すべき各番組情報毎のデータ量を
    1周期内の送出期間の総数で除算して、各番組情報毎の
    単位時間当たりの平均送出パケット数を小数点以下まで
    計算する第1計算部と、 番組情報毎のn番目の送出期間までに送出すべき累計パ
    ケット数を前記第1計算部によって求めた平均送出パケ
    ット数とnとを乗算して計算する第2計算部と、 前記第2計算部によって求めた番組情報毎のn番目の送
    出期間までに送出すべき累計パケット数を全ての番組情
    報について合計する第3計算部と、 前記第3計算部によって求めたn番目の送出期間までに
    送出すべき累計パケット数から、各送出期間毎の送出す
    べきパケット数を計算する第4計算部とを含み、 前記記憶手段は、前記第4計算部から得られる新たなパ
    ケット数の合計によって上書きされることを特徴とする
    番組情報送出装置。
  8. 【請求項8】 前記第2計算部は、前記第1計算部によ
    って求めた平均送出パケット数に所定の1以下の正の値
    を加算し、当該加算値を平均送出パケット数とし、当該
    平均送出パケット数とnとを乗算し、当該乗算値を切り
    上げて整数値にした値を、番組情報毎のn番目の送出期
    間までに送出すべき累計パケット数として計算すること
    を特徴とする請求項7記載の番組情報送出装置。
  9. 【請求項9】 1の番組情報を格納するパケット群を、
    1又は2以上のセクションに分割されており、 前記パケット取り出し手段は、1のセクションに属する
    パケットを取出し終わるまでは他のセクションのパケッ
    トの取出しは行なわないよう制御されていることを特徴
    とする請求項8記載の番組情報送出装置。
  10. 【請求項10】 前記番組情報には、優先順位が与えら
    れており、 前記パケット取り出し手段は、前記優先順位に従って、
    パケットを取出すことを特徴とする請求項9記載の番組
    情報送出装置。
  11. 【請求項11】 前記記憶手段は、前記第2計算部によ
    って計算される番組情報毎の各送出期間までに送出すべ
    き累計パケット数も記憶し、 前記パケット取出し手段は、現在取出し中のセクション
    に属する最後のパケットを取出した後、前記記憶手段を
    参照して、前記最後のパケットを生成したもととなる番
    組情報について、前記最後のパケットを取出した送出期
    間nまでに送出すべき累計パケット数以上、前記番組情
    報のパケットを既に取出している場合には、次順位の番
    組情報のパケットに取り出し先を切替えることを特徴と
    する請求項10記載の番組情報送出装置。
  12. 【請求項12】 請求項3〜6、9〜11のいずれかに
    記載の番組情報送出装置は、さらに、 即時に送出すべき即時番組情報の入力を受け付ける入力
    受付け手段と、 即時番組情報の入力があった場合には、パケット取り出
    し手段によるパケットの取り出しを禁止する禁止手段
    と、 入力されてきた即時番組情報から、固定長のパケットを
    生成する第2パケット生成手段と、 生成したパケットの全てを送出手段を通じて連続して送
    出するよう制御する送出制御手段と前記パケット送出後
    に、禁止手段の禁止動作を解除する禁止解除手段とを備
    えたことを特徴とする番組情報送出装置。
  13. 【請求項13】 前記禁止手段は、前記即時番組情報の
    入力がある直前に取出した1のパケットが属する1のセ
    クションの全パケットを取出し終えるのを待って、禁止
    動作を開始することを特徴とする請求項12記載の番組
    情報送出装置。
  14. 【請求項14】 請求項3〜6のいずれかに記載の番組
    情報送出装置は、さらに、 即時に送出すべき即時番組情報の入力を受け付ける受付
    け手段と、 即時番組情報の入力があった場合には、パケット取り出
    し手段によるパケットの取り出しを禁止する禁止手段
    と、 入力されてきた即時番組情報から固定長のパケットを生
    成する第2パケット生成手段と、 生成したパケットの全てを送出手段を通じて連続して送
    出するよう制御する送出制御手段と、 即時番組情報のパケットを送り終えると、単位時間当た
    りの送出パケット数を超過して送出したパケット数分の
    パケット送出調整をした上で禁止手段の禁止動作を解除
    する禁止解除手段とを備えたことを特徴とする番組情報
    送出装置。
  15. 【請求項15】 前記禁止手段は、前記即時番組情報の
    入力がある直前に取出した1のパケットが属する1のセ
    クションの全パケットを取出し終えるのを待って、禁止
    動作を開始し、 前記禁止解除手段は、単位時間当りに送出すべきパケッ
    ト数を超過して送出した即時番組情報のパケット数の分
    だけ、即時番組情報の全パケット送出後における、パケ
    ットの送出を減少させた後、禁止手段の禁止動作を禁止
    解除することを特徴とする請求項14記載の番組情報送
    出装置。
  16. 【請求項16】 請求項9〜11のいずれかに記載の番
    組情報送出装置は、さらに即時に送出すべき即時番組情
    報の入力を受け付ける受付け手段と、 即時番組情報の入力があった場合には、パケット取り出
    し手段によるパケットの取り出しを禁止する禁止手段
    と、 入力されてきた即時番組情報から固定長のパケットを生
    成する第2パケット生成手段と、 生成したパケットの全てを送出手段を通じて連続して送
    出するよう制御する送出制御手段と、 即時番組情報のパケットを送り終えると、送出し終えた
    時刻が含まれる送出期間nまでに送出すべき累計パケッ
    ト数を超過して送出したパケット数分のパケット送出調
    整をした上で禁止手段の禁止動作を解除する禁止解除手
    段と、 を備えたことを特徴とする番組情報送出装置。
  17. 【請求項17】 前記禁止手段は、前記即時番組情報の
    入力がある直前に取出した1のパケットが属する1のセ
    クションの全パケットを取出し終えるのを待って、禁止
    動作を開始し、 前記禁止解除手段は、前記送出期間nまでに送出すべき
    パケット数を超過して送出した即時番組情報のパケット
    数の分だけ、即時番組情報の全パケット送出後において
    パケットの送出を減少させた後、禁止手段の禁止動作を
    禁止解除することを特徴とする請求項16記載の番組情
    報送出装置。
  18. 【請求項18】 番組情報を周期的に繰り返し送出する
    番組情報送出方法であって、 送出すべき番組情報から複数の固定長のパケットを生成
    するパケット生成ステップと、 各パケットを番組情報毎に整列してキューに格納する格
    納ステップと、 前記周期よりも短い時間を単位時間とし、前記周期を単
    位時間で区切った各送出期間毎に送出を許可されるパケ
    ットの上限値を超えない範囲で、前記キューからパケッ
    トを所定の順番で取出すパケット取出しステップと、 前記取り出したパケットを順次送出する送出ステップと
    を含むことを特徴とする番組情報送出方法。
  19. 【請求項19】 1の番組情報を格納するパケット群
    は、1又は2以上のセクションからなり、 前記パケット取り出しステップは、1のセクションの全
    てのパケットを取出すまでは他のセクションのパケット
    の取り出しを行なわないことを特徴とする請求項18記
    載の番組情報送出方法。
  20. 【請求項20】 前記番組情報には優先順位が与えられ
    ており、 前記パケット取り出しステップは、前記優先順位に従っ
    て、パケットの取り出しを行なうことを特徴とする請求
    項19記載の番組情報送出方法。
  21. 【請求項21】 前記周期を前記単位時間で区切った各
    期間を各送出期間とし、 前記パケット取り出しステップは、現在取出し中のセク
    ションの最後のパケットを取出した後、前記最後のパケ
    ットを生成したもととなる番組情報の単位時間当りに送
    出すべきパケット数と、前記最後のパケットを取出した
    送出期間nとを乗算して、当該送出期間nまでに送出す
    べき前記番組情報の累計パケット数を計算する累計演算
    ステップと、 前記送出期間nまでに送出すべき前記番組情報の累計パ
    ケット数以上、前記番組情報のパケットを既に取出して
    いる場合には、次順位の番組情報のパケットに取り出し
    先を切替える切替えステップとを含むことを特徴とする
    請求項20記載の番組情報送出方法。
  22. 【請求項22】 番組情報送出方法であって、 番組情報の入力を受け付ける受付けステップと、 受け付けた番組情報が即時送信を要するものか否かを判
    定する判定ステップと、 受け付けた番組情報から複数の固定長のパケットを生成
    するパケット生成ステップと、 即時送信を要しない番組情報である場合はパケットを、
    番組情報毎に異なったキューに格納する格納ステップ
    と、 即時送信を要する番組情報を受け付けるまでは、予め決
    められた各送出期間毎の送出パケット数を超えない範囲
    で、各キューから所定の順番にパケットを取出し送出
    し、即時送信を要する番組情報を受け付けると、それま
    で送信していたパケットの送信を中止し、即時送信を要
    する番組情報のパケットをその全てを送り終わるまで送
    信し続ける送信制御ステップとを含むことを特徴とする
    番組情報送出方法。
  23. 【請求項23】 コンピュータによって、番組情報を周
    期的に繰り返し送出する処理を実行させる番組情報送出
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体であって、 送出すべき番組情報から複数の固定長のパケットを生成
    するパケット生成ステップと、 各パケットを番組情報毎に整列してキューに格納する格
    納ステップと、 前記周期よりも短い時間を単位時間とし、前記周期を単
    位時間で区切った各送出期間毎に送出を許可されるパケ
    ットの上限値を超えない範囲で、前記キューからパケッ
    トを取出す取出しステップと、 取出したパケットを順次送出する送出ステップとを含む
    ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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