JP2001250241A - 2層型光ディスク及び光ディスク再生装置 - Google Patents

2層型光ディスク及び光ディスク再生装置

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JP2001250241A JP2001034777A JP2001034777A JP2001250241A JP 2001250241 A JP2001250241 A JP 2001250241A JP 2001034777 A JP2001034777 A JP 2001034777A JP 2001034777 A JP2001034777 A JP 2001034777A JP 2001250241 A JP2001250241 A JP 2001250241A
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雅之 井上
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】2つの異なる厚さの光ディスクの再生に適した
2層型光ディスク及び光ディスク装置の提供。 【解決手段】2層型光ディスクの一方の記録面のリード
インを内周側、リードアウトを外周側に設け、他方の記
録面のリードインを外周側、リードアウトを内周側に設
ける。これにより、光ピックアップが閉じた軌跡を移動
することで2層とも再生可能となる。また、光ピックア
ップに用いる対物レンズからみたときの最適な光ディス
ク基板厚さを、 a<t<(a+b) ここで、a:第1の基板の厚さ、b:第2の基板の厚
さ、t:対物レンズからみたときの最適基板厚さ、と定
めた。これにより、異なる基板厚さの基板から構成する
2層型光ディスクに対応することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音楽用、計算機のデー
タ用等に広く実用化されている光ディスクの内、いわゆ
るコンパクトディスク(以下CDと略す)の記録密度よ
り高密度に信号が記録された高密度光ディスクに関わ
り、特に一枚の光ディスク基板中に2つの記録面を有す
る二層型光ディスクに関する
【0002】
【従来の技術】CDに代表される光ディスクやCD再生
装置等の光ディスク装置は、レーザダイオードから出射
されたレーザ光をその回折限界まで絞り、絞られた光ス
ポットを光ディスク上の位相ピット列に照射し、反射光
量変化を検出することにより、光ディスクに記録された
信号を再生するものである。このCDは直径が120m
mで透明基板材質は一般にポリカーボネイト樹脂であ
り、その厚さは1.2mmである。CDを再生する光学
式再生装置は光源として770〜780nmの近赤外光
のレーザダイオードを用い、レーザ光を光ディスク上に
集光する対物レンズの開口数(NA)は一般に0.45
程度である。
【0003】一方、近年のレーザダイオードの進歩はめ
ざましく、波長630〜690nmの赤色光のレーザダ
イオードが実用化され、開口数0.55〜0.6の対物
レンズとの組み合わせにより、現在のCDに対して3〜
4倍の記録密度を有する高密度光ディスクが提案されて
いる(例えば、1993年電子情報通信学会秋季大会、講演
番号C−364「赤色レーザピックアップを用いた高密
度CD−ROMの検討」)。
【0004】さらに、記録容量を2倍にするために、C
Dの半分の厚さの光ディスクの記録面同士を貼り合わせ
た貼り合わせ型光ディスクや、一枚の光ディスク中に記
録面を2つ設けた2層型光ディスクなども提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】2層型光ディスクの場
合、異なる2つの記録面に記録している信号を再生する
ために、各々の記録面にリードイン及びリードアウトを
設けなければならない。CDと同様に最内周にリードイ
ン、最外周にリードアウトを設けると、光ディスク装置
にとっては異なる2枚の光ディスクを再生することと等
価となる。従って、一方の記録面の再生が終了した後、
一度トラッキング及びフォーカス制御を外して最内周に
光ピックアップを移動し、再度フォーカス及びトラッキ
ング制御を行い、スピンドルモータの回転数をPLL制
御しなければならない。従って、再生面の変更に時間が
かかるという問題が生じる。
【0006】さらに、光ディスク装置から出射された集
束光が、光ディスク基板を透過すると、球面収差が発生
する。これを防ぐために通常、光ディスク基板で生じる
球面収差を打ち消すだけの球面収差を光ピックアップで
あらかじめ発生させておく。この球面収差の大きさは、
光ディスク基板厚さに関係する。よって、光ディスク装
置の光ピックアップを設計する段階で、その最適基板厚
さを想定しなければならない。しかし、2層型光ディス
クの場合、異なる基板厚さの光ディスクが2枚あること
と等価であり、これを想定した光ピックアップを用いな
ければならないという課題もある。
【0007】
【課題を解決するための手段】2層型光ディスクの一方
の記録面に対しては、CDと同様にリードインを最内周
に、リードアウトを最外周に設け、もう一方の記録面に
対しては、CDとは逆にリードインを最外周に、リード
アウトを最内周に設けることによって、光ピックアップ
の移動する軌跡が連続するようにした。
【0008】また、光ピックアップを設計する際に定め
る対物レンズからみたときの最適基板厚さを、 a<t<(a+b) ここで、a:第1の基板の厚さ b:第2の基板の厚さ t:対物レンズからみたときの最適基板厚さ と定めた。
【0009】
【作用】2層型光ディスクの一方の記録面に対して、リ
ードインを最内周に、リードアウトを最外周に設け、他
方の記録面に対しては、その逆にリードイン及びリード
アウトを設けることにより、一方の記録面の再生終了
後、光ピックアップがほとんど移動することなく、もう
一方の記録面でフォーカス及びトラッキング制御の動作
が可能となる。また、記録面が変わっても線速度の変化
はほとんど無いため、スピンドルモータの回転数は、記
録面変更前の状態を維持していれば良い。
【0010】光ピックアップ中の対物レンズからみたと
きの最適基板厚さを、2つの異なる厚さの中間付近に定
めることで、2つの記録面に対して十分な性能を示す光
ピックアップが構成できる。また、薄い方の基板厚さを
CDと同程度に定めるならば、2層型光ディスク用の光
ピックアップによって、最も広く用いられているCDも
再生可能となる。
【0011】
【0012】
【実施例】以下に本発明による2層型光ディスク及び光
ディスク装置の詳細について説明する。
【0013】図1は、本発明の第1の実施例を示す2層
型光ディスクである。図1の(a)は、光ディスクの右
側半分の断面図であり、図1(b)は、その部分拡大図
である。光ディスク1は、基板2、基板3及び保護膜で
形成されている。ただし、ここでは保護膜は省略してい
る。基板2の厚さをa、基板3の厚さをbとする。図1
に示す光ディスクは2つの記録面A及びBが設けられ、
各々記録面に対してリードイン101及び111とリー
ドアウト102及び112が設けられている。通常、C
D等の光ディスクは、内周から外周に向けてデータがス
パイラル状に記録され、内周側からリードイン、データ
(音、映像、etc)、リードアウトを構成している。そ
れに対して、本発明の光ディスクは、2つの異なる記録
面を連続的に再生する際、光ピックアップが閉じた軌跡
を移動ように、記録面Bのリードインを外周側に、リー
ドアウトを内周側に設けている。ここで、光は基板2側
から入射する。
【0014】図2は、記録面B側から見た位相ピット列
の形状を示し、図2(a)は記録面A、図2(b)は記
録面Bを示している。記録面Aの位相ピット列21は、
CDと同じ内周側から時計回りのスパイラル状に形成さ
れているのに対して、記録面Bの位相ピット列22は、
記録面Aとは逆に、外側から時計回りのスパイラル状に
形成されている。位相ピット列を図2のように形成する
ことで、スピンドルモータの回転方向を変えずに、記録
面Aの内周側から外周側、記録面Bの外周側から内周側
への一連の再生が可能となる。
【0015】図3は、本発明の2層型光ディスクを再生
している様子を示す。図3で示す2層型光ディスクは、
記録面Aの内周側及び記録面Bの外周側にリードイン1
01及び111、記録面Aの外周側及び記録面Bの内周
側にリードイン102及び112が設けられている。光
ディスク1が光ディスク装置に挿入され、信号再生を開
始すると、光ピックアップ31は軌跡T1を描くように
移動する。まず記録面A上に光ピックアップ31から出
射したレーザ光が集光するように、フォーカス制御が行
われ、トラッキング制御及びリードイン101の読み込
みと進行する。光ピックアップ31は記録面Aのデータ
領域121を再生し、リードアウト102へと進む。記
録面Aの再生終了後、トラッキング及びフォーカスの制
御を外し、記録面B上に光ピックアップ31のフォーカ
ス制御を行う。この時、制御回路は最初の制御点を通過
し、二度目の制御点において制御をかける機構を有する
必要がある。
【0016】図4は、本発明の光ディスク装置における
制御系のブロック図である。図4(a)にブロック図、
(b)にジャンプパルス波形を示す。図4において、回
路等を構成しているものには、その名称が付けられてお
り、番号60から78は、信号線を示す。全体的な構成
は一般的に用いられている光ディスク装置に準ずるもの
である。以下に本発明における制御系にする詳細を記
す。
【0017】再生中に再生する記録面を記録面Aから記
録面Bに変更する場合、ジャンプパルス発生回路54か
ら駆動回路55に図4(b)の上に示すような上方へア
クチュエータを動かす+パルスとブレーキをかけるため
の−パルスを印加する。記録面B付近にてフォーカス誤
差信号のSカーブにおけるゼロクロス点をゼロクロス検
出回路49によって検出し、フォーカス制御のループを
閉じる。一方、記録面Bから記録面Aへの変更の場合、
図4(b)下に示すジャンプパルスが駆動回路55に印
加される。
【0018】また、記録面を変更する際、フォーカス及
びトラッキング制御を外している間に、モータ41の回
転数のPLL制御も外れてしまう可能性がある。これを
防ぐために、ホールド回路46を設けた。ホールド回路
46で、記録面を変更する前の回転数を保持し、光ピッ
クアップ31が記録面B上に移動し、フォーカス及びト
ラッキング制御をおこなうまでの間、そのホールド回路
46に保持した回転数でモータ41を制御する。
【0019】さらに、2層型光ディスクと既存のCDと
を光ディスク装置側で判別できる必要がある。2層型光
ディスクの場合、記録面Aを通過して記録面Bを再生し
なければならないため、光ピックアップ31に戻ってく
る総光量が、CDに対して半分以下になる。従って、C
Dと2層型光ディスクの各々に対してしきい値を設け、
総光量検出回路52で検出した総光量を比較器53にお
いて各々のディスクに対して定めたしきい値と比較する
ことで、どちらの光ディスクが挿入されているかを判別
することにした。
【0020】また、光ディスクでは透明な基板を通して
レーザ光を集光し、光ディスクの信号面上の光スポット
で記録ピットを読みとっている。しかし集束光が基板を
通過するときに球面収差が発生する(例えば、W.J.Smit
h : Modern Optical Engineering , McGraw-Hill Book
Company , New York , 1966 , Chap.4.8 )。そこで、
あらかじめレーザ光を集光する対物レンズに、基板で発
生する球面収差とは逆の球面収差を与えておき、レーザ
光束が基板を通過した時に球面収差が互いに打ち消すよ
うにしている。このため、光ディスクの基板は対物レン
ズの一部と見なすことができる。
【0021】一般に光ディスク基板は、ポリカーボネイ
ト樹脂の射出成形により製作するために厚さの誤差は避
けられない。基板の厚さが、対物レンズが想定している
基板厚さ(対物レンズからみたときの最適厚さ)からず
れると、上記理由より球面収差が発生する。発生する球
面収差のうちでそのほとんどの成分を占める3次球面収
差の2乗平均値(W)は、
【0022】
【数1】
【0023】Δt:ディスク基板の厚さ誤差 n:ディスク基板の屈折率 NA:対物レンズの開口数 λ:レーザ光の波長 である。
【0024】ここで、ディスク基板であるポリカーボネ
イト樹脂の屈折率nを1.58、対物レンズの開口数N
Aを0.52、レーザ光の波長λを0.635μmとし
たときのディスク基板の厚さ誤差に対する光スポットに
発生する3次球面収差の関係を図5に示す。一般に正確
な再生信号を得るためには球面収差は0.03λrms
以下が望ましく、上記した条件では図5よりディスク基
板の厚さ誤差は70μm以下が望ましい。
【0025】図1に示した2層型光ディスクの基板2の
厚さaの中心値をCDと同じ1.2mm、基板2の厚さ
誤差を±30μm、記録面Aと記録面Bの間隔b(基板
3の厚さにほぼ等しい)を40μmとする。ここで、対
物レンズの想定するディスク基板の厚さ(対物レンズか
らみたときの最適基板厚さ)をa(=1.2mm)とす
ると記録面Bを再生するときは対物レンズから見た基板
の厚さ誤差が最大70μmとなる。また、上記した対物
レンズからみたときの最適基板厚さをa+b(=1.2
4mm)とすると記録面Aを再生するときの対物レンズ
から見た基板の厚さ誤差は同じく最大70μmとなり、
ともに3次球面収差は許容値内となる。以上の説明よ
り、対物レンズの最適基板厚さが下記の式を満足する範
囲であれば3次球面収差は許容値内となる。
【0026】 a<対物レンズからみたときの最適基板厚さ<(a+b) …(2) また、記録面Aと記録面Bにおける3次球面収差の発生
量をほぼ等しくするには、 対物レンズからみたときの最適基板厚さ ≒ a+b/2 …(3) とすれば良い。
【0027】更に、基板2の厚さ誤差が±40μm、記
録面Aと記録面Bとの間隔bが40μmの場合は、 (a+b/4)<対物レンズからみたときの最適基板厚さ<(a+3b/4) …(4) とすれば良い。以上、基板2の厚さ誤差、基板3の厚
さ、3次球面収差の許容値により、対物レンズからみた
ときの最適基板厚tの範囲は異なるものの、何れの場合
においても、その範囲は上記の式(2)の範囲にある。
【0028】尚、実際の対物レンズの最適基板厚さを知
るには、レーザ干渉計(例えばトワイマン・グリーン干
渉計)により対物レンズの球面収差を測定すれば良い。
この時、対物レンズにより集束される光束中に厚さの異
なる平行平板を挿入し、球面収差が最小となる平行平板
の厚さが、その対物レンズからみたときの最適基板厚さ
である。
【0029】次に、本発明の光ディスク装置が広く普及
しているコンパクトディスク(以下CDと略す)も再生
する場合の2層型光ディスクの各基板の厚さについて説
明する。CDは単層の光ディスクであり、ディスク基板
の厚さの中心値は1.2mmである。このため、対物レ
ンズの最適基板厚さは、一般に1.2mmとしている。
そこで、図1に示す2層型光ディスクの基板2の厚さa
の中心値と基板3の厚さbとは、 a+b/2≒1.2mm となるようにすれば良い。b=40μmの場合は、a=
1.18mmである。
【0030】図6は、本発明の第2の実施例の2層型光
ディスクを再生している様子を示す。図6で示す2層型
光ディスクは、記録面Aの外周側及び記録面Bの内周側
にリードイン101及び111、記録面Aの内周側及び
記録面Bの外周側にリードアウト102及び112が設
けられている。図6に示す本発明の第2の実施例の2層
型光ディスク上に記録されている位相ピット列は、図2
で示した形状と逆になる。つまり、記録面Bが図2
(a)、記録面Aが図2(b)と同様となり、記録面B
→Aの順に再生する仕様である。よって、光ディスク装
置の光ピックアップ31はT2の軌跡を描くように移動
する。このような構成にすると、記録面Bから記録面A
へ光ピックアップ31は下方に移動するので、フォーカ
ス制御の制御点をカウントせずに、次に現れる制御点で
フォーカス制御を開始すれば良い。
【0031】図7は、本発明の第3の実施例を説明する
図である。図7は第2の記録面上の位相ピット列の形状
のみを示す。ここで、第1の記録面は図2(a)と同様
とし、また、各記録面のリードイン及びリードアウト
は、図3に従うとする。つまり、第3の実施例は、一方
の記録面の最内周と他方の記録面の最外周にリードイン
があり、一方の記録面の最外周と他方の記録面の最内周
にリードインが設けられているが、位相ピット列の形成
するスパイラル形状が両記録面共同じ方向であることが
特徴である。
【0032】上記実施例における記録面2では、まずS
2からS1まで一周分の信号を再生する。その後、トラ
ックジャンプを内周側へ2回だけ行い、光ピックアップ
をS4まで移動し、S3まで一周分の信号を再生する。
同様な動作を一周再生毎に繰り返す。つまり、広義的に
みれば最外周から内周へ向けて再生するが、一周毎に内
周側へのトラックジャンプを伴いながら、記録面1と同
様に外周側へ再生するということである
【0033】
【発明の効果】本発明の2層型光ディスクは、一方の記
録面の最内周にリードイン、最外周にリーヂアウトを設
け、もう一方の記録面の最外周にリードイン、最内周に
リードアウト設けることによって、光ディスク装置中の
光ピックアップが記録面を変更する際もほとんど動か
ず、スピンドルモータの回転数は記録面変更前の状態を
保つことができる。
【0034】また、光ディスク装置に用いられる光ピッ
クアップの最適基板厚さに許容範囲を持たせることで、
異なる2つの厚さの基板を再生可能となる。更に、CD
の基板厚さがこの許容範囲内であれば2層型光ディスク
用の光ピックアップでCDをも再生できる。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す2層型光ディスク
である。
【図2】光ディスク上に記録している位相ピット列の形
状を示す図である、
【図3】2層型光ディスクを再生している様子を示す図
である。
【図4】光ディスク装置における制御系のブロック図で
ある。
【図5】ディスク基板厚さと3次球面収差の関係を示す
図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す2層型光ディスク
である。
【図7】本発明の第3の実施例を説明する図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 芳夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の基板の第1の面に第1の記録面が形
    成され、第1の記録面に第1の基板より薄い第2の基板
    の一方の面が密着し、第2の基板の他方の面に記録面が
    形成された光ディスクにおいて、第1の記録面のリード
    インが最内周に、リードアウトが最外周にあり、第2の
    記録面のリードインが最外周に、リードアウトが最内周
    にあることを特徴とする2層型光ディスク。
  2. 【請求項2】第1の基板の第1の面に第1の記録面が形
    成され、第1の記録面に第1の基板より薄い第2の基板
    の一方の面が密着し、第2の基板の他方の面に記録面が
    形成された光ディスクにおいて、第1の記録面のリード
    インが最外周に、リードアウトが最内周にあり、第2の
    記録面のリードインが最内周に、リードアウトが最外周
    にあることを特徴とする2層型光ディスク。
  3. 【請求項3】請求項1及び2記載の光ディスクにおい
    て、第1の記録面と第2の記録面とに記録されている位
    相ピット列によって表現されるスパイラル形状が第1の
    記録面と第2の記録面で逆方向であることを特徴とする
    2層型光ディスク。
  4. 【請求項4】請求項1及び2記載の光ディスクにおい
    て、第1の記録面と第2の記録面とに記録されている位
    相ピット列のスパイラル形状が第1の記録面と第2の記
    録面で同方向である光ディスクを再生する光ディスク装
    置において、1周分の信号を再生した後、内周側もしく
    は外周側へ少なくとも2回のトラックジャンプを伴うこ
    とを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】第1の基板の第1の面に第1の記録面が形
    成され、第1の記録面に第1の基板より薄い第2の基板
    の一方の面が密着し、第2の基板の他方の面に記録面が
    形成された光ディスクの再生装置であって、第1の基板
    の第2の面からレーザ光を入射させて第1及び第2の記
    録面に記録された信号を選択的に再生するためのレーザ
    光源とレーザ光源の出射する光束を集光する対物レンズ
    と、光ディスクの記録面からの反射光を検出する検出手
    段を備え、最初に集光した光の焦点を第2の記録面に合
    わせ、第2の記録面から再生することを特徴とする光デ
    ィスク装置。
  6. 【請求項6】第1の基板の第1の面に第1の記録面が形
    成され、第1の記録面に第1の基板より薄い第2の基板
    の一方の面が密着し、第2の基板の他方の面に記録面が
    形成された光ディスクの再生装置であって、第1の基板
    の第2の面からレーザ光を入射させて第1及び第2の記
    録面に記録された信号を選択的に再生するためのレーザ
    光源とレーザ光源の出射する光束を集光する対物レンズ
    と、光ディスクの記録面からの反射光を検出する検出手
    段を備え、上記対物レンズの想定する光ディスク基板の
    厚さ(対物レンズからみたときの最適基板厚さ)が下記
    の式を満たすことを特徴とする光ディスク装置 a<t<(a+b) ここで、a:第1の基板の厚さ b:第2の基板の厚さ t:対物レンズからみたときの最適基板厚さ
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