JP2001250004A - 要介護度認定方法、要介護度認定システム、記録媒体及び、携帯端末制御機器 - Google Patents

要介護度認定方法、要介護度認定システム、記録媒体及び、携帯端末制御機器

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JP2001250004A
JP2001250004A JP2000399055A JP2000399055A JP2001250004A JP 2001250004 A JP2001250004 A JP 2001250004A JP 2000399055 A JP2000399055 A JP 2000399055A JP 2000399055 A JP2000399055 A JP 2000399055A JP 2001250004 A JP2001250004 A JP 2001250004A
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Isamu Nakao
勇 中尾
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NISSETSU ENGINEERING CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケアマネジャーによる調査内容に対して、少
しでも主観性を取り除き、客観性を持たせると共に、虚
偽の申告等の違法行為が不可能なシステムを構築し、要
介護申請対象者に迷惑や負担をかけずに信憑性の高い認
定を行う。 【解決手段】 HD等の大容量の記憶媒体を用いること
で、基準映像を持っていくことができ、その場での審査
の迅速性、確実性を向上する。デジタルカメラで申請対
象者の実際の動作状態を撮影し、基準映像と並列表示す
るようにしたため、評価をより正確に判定することがで
きる。評価得点をコンピュータにも行わせ、ケアマネジ
ャーの判断の対象としたため、誤った評価が少なくな
る。また、ケアマネジャーによる虚偽の申告も防止する
ことができる。各市町村毎にLAN、インターネットを
介して、要介護認定システム本部とリンク可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、要介護認定の申請
対象者を対象として、要介護度を認定するための要介護
度認定方法、要介護度認定システム、記録媒体及び、携
帯端末制御機器に関する。
【0002】
【従来の技術】介護保険制度における要介護認定は、被
保険者がサービスの必要な状態か否か、どの程度の介護
が必要かを調査し、認定することである。
【0003】市町村に要介護認定の申請があると、介護
支援専門員(ケアマネジャー)が申請対象者の下へ派遣
され、視力、麻痺の有無等の日常生活動作に関する基本
的な73項目(平成11年12月27日現在の厚生省公
示項目)と、さらに点滴の管理や透析等の医療的介護の
必要な12項目について調査票に基づいて聞き取り調査
がなされる。
【0004】調査結果は、例えばコンピュータに入力さ
れて、1日どれだけの介護時間が必要かを判定する(一
次判定)。
【0005】この一次判定では、介護の手間を表す尺度
としての時間である要介護認定等基準時間を、省令で定
められた基準に当てはめて要介護度を判定する。要介護
度は、自立(介護不要)を含め、要支援、要介護1〜要
介護5の7段階に分類されている。
【0006】次に、主治医の意見書や特記事項の内容を
加味した上で、相当する又は近似する状態の画像の例に
基づいて最終的な判断を下すようになっている(二次判
定)。
【0007】上記の内、一次判定の流れを示したものが
図5(詳細は後述)に示されている。この図5の内、要
介護認定等基準時間の推計は、直接生活介助、間接生活
介助、機能訓練関連行為、問題行動関連介助、医療関連
行為の5つの介護行為の分野別に集計するようになって
いる。
【0008】前記ケアマネジャーは、この図5に示され
る手順により、主観ではなく、客観的に判断し、最終的
に要介護度を判定(一次判定)する必要がある。
【0009】このため、ケアマネジャーは、実務研修受
講資格試験に合格した者に限られており、また、この試
験の対象者にも厳しい制限が決められている。すなわ
ち、試験対象者は、要介護者の自立を支援するための相
談、援助業務又は介護サービス(これに関連する保健、
医療、福祉、サービスを含む)であって人に対する直接
的な援助である業務に原則として5年以上従事した経験
のある者とされ、前記業務には、医師、歯科医師、薬剤
師、保健士、看護婦、介護福祉士、栄養士等が該当す
る。
【0010】このように、要介護度は厳正に人選された
ケアマネジャーの下で、厳格に申請対象者の状態が調査
され、その調査結果に基づいて判断し認定している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ケアマ
ネジャーの違いによって認定が異なる。このようなこと
は、人間が判断する以上、主観を完全に取り払うことは
できず、過失として起こり得る。
【0012】また、申請対象者側においては、要介護度
の重度であればあるほど介護条件が手厚いため、その場
限りの演技で重度認定を受ける可能性や、ケアマネジャ
ーによる虚偽の申告(調査報告書の改ざん)も完全に否
定することはできない。このような故意による違法行為
により、要介護度の認定の信頼性がなくなり、本当に介
護が必要な申請対象者に多大な迷惑がかかるといった問
題点がある。
【0013】本発明は上記事実を考慮し、ケアマネジャ
ーによる調査内容に対して、極力主観性を取り除き、客
観性を持たせると共に、虚偽の申告等の違法行為が困難
なシステムを構築することで、要介護申請対象者に迷惑
や負担をかけずに信憑性の高い認定を行うことができる
要介護度認定方法、要介護度認定システム、記録媒体及
び要介護認定用端末制御機器を得ることが目的である。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、要介護認
定の申請対象者を対象として、要介護度を認定するため
の要介護度認定方法であって、予め要介護度認定用映像
サーバーから読み出した心身の機能や状態に関する調査
項目に基づく静止画及び動画の少なくとも一方の基準映
像を記憶可能な大容量記憶媒体を搭載した制御機器を携
帯して、前記申請対象者の下へ訪問し、前記申請対象者
の調査項目に基づく実際の動作状態と、前記大容量記憶
媒体に記憶した基準映像とを比較し、比較結果に基づい
て、前記調査項目毎に評価し、当該評価に基づいて、要
介護度を認定する、ことを特徴としている。
【0015】この第1の発明によれば、申請対象者の下
へ訪問する際に、要介護度認定用映像サーバーから予め
心身の機能や状態に関する調査項目に基づく基準映像を
大容量記憶媒体に記憶し、これを申請対象者の下へ訪問
した際に適用し、当該基準映像と実際の申請対象者の動
作状態とを比較するため、例えば、従来のように文字や
一部イラストで記載された項目と比較するのに比べ、数
段判断がし易くなり、迅速かつ正確な比較検討が可能と
なる。また、基準映像と比較するといった視覚を中心と
した判断であるため、客観性に富み、ケアマネジャー間
の主観による認定誤差を軽減することができる。
【0016】なお、基準映像としては、静止画であって
も動画であってもよいが、動画の方がより判定のし易さ
が増す。この場合、本発明では、大容量の記憶媒体を適
用しているため、比較的容量の大きい動画情報も充分に
記憶することができる。大容量記憶媒体の例としてHD
(ハードディスク)やDVD(デジタル・バーサタイル
・ディスク)等が最適である。電子メモリーを応用した
大容量小型記憶媒体であってもよいが、大容量記憶媒体
としては、前記HDやDVDには若干劣る。また、DA
T(デジタル・オーディオ・テープ)等のテープ状の記
憶媒体であってもよいが、検索の面からはHD、DVD
の方が有利である。 上記第1の発明において、申請対
象者の実際の動作状態を撮影し、この撮影された動作状
態である第1の画像と、前記大容量記憶媒体に記録され
た基準映像である第2の画像とを比較することで、各調
査項目が評価される。この場合、両者の映像を並列表示
することで、比較がさらに容易となる。なお、基準映像
は、追加、変更、更新、削除等、法律改正や時事状況等
により編集可能である。
【0017】ここで、前記第1の画像データ及び第2の
画像データが、少なくとも階調を含み、所定の領域毎の
積算濃度値を比較する。
【0018】すなわち、階調により画像の境界を認識
し、第1の画像と第2の画像との違いを自動的に認識す
ることで、客観性を持たせることができる。
【0019】また、上記第1の発明において、前記撮影
された動作情報と、基準映像との比較を予めプログラム
された客観性の高い評価手順に基づいて行う。すなわ
ち、撮影された動作状態の映像を画像処理し、自動的に
基準映像と照合するようにすれば、さらに正確な判断が
可能であり、人間の主観を全くなくすことが可能とな
る。
【0020】第2の発明は、要介護認定の申請対象者を
対象として、要介護度を認定するための要介護度認定シ
ステムであって、予め要介護度認定用映像が記憶された
要介護度認定用映像サーバーと、前記要介護度認定用映
像サーバーから読み出された心身の機能や状態に関する
調査項目に基づく基準映像を記憶可能な大容量記憶媒体
と、前記大容量記憶媒体に記憶された基準映像に基づい
て、前記申請対象者に対する前記調査項目を評価する評
価手段と、を有し、前記評価手段の評価結果に基づい
て、前記要介護度を認定することを特徴としている。
【0021】また、前記大容量記憶媒体が、DVD(Di
gital Versatile Disk)であることを特徴としている。
【0022】第2の発明によれば、要介護度の認定シス
テムを示しており、要介護度認定用映像サーバーから読
み出された基準映像に基づいて調査項目の評価を行うこ
とができる。すなわち、大容量記憶媒体(例えば、H
D、DVD)を携帯することで、従来の文字やイラスト
との比較に比べて、迅速かつ正確な評価が可能となる。
【0023】特に、HDが内蔵型或いは外付け型の何れ
にしろ記憶容量に限界があるのに対し、DVDは、CD
と同一のサイズ(直径8cm、12cm)であり、複数枚を
携帯することができるため、本発明のように申請対象者
の下で要介護度認定調査を実行するには最適である。
【0024】また、このようなシステムを確立すること
で、ケアマネジャーへの負担も軽減することができる。
【0025】この第2の発明において、前記要介護度
は、自立、要支援、要介護1乃至要介護度5の7段階に
分類され、この7段階の中から選択される。
【0026】また、第2の発明において、前記大容量記
憶手段を、携帯型情報端末機器(パーソナルコンピュー
タを含む)に搭載することで、基準映像の読出し、映像
の拡大、縮小、トリミング等申請対象者の下での画像処
理が自由に行うことができる。
【0027】また、第2の発明において、前記申請対象
者の下へ訪問する際に、映像を撮影可能な撮影機器を合
わせて持参し、前記大容量記憶媒体から読み出される基
準映像と、前記撮影機器で撮影された映像とを比較す
る。
【0028】映像同士の比較となるため、例えば、自動
的に照合することも可能となる。
【0029】さらに、前記撮影機器において、申請対象
者の日常の生活状態を撮影し、要介護度の認定のための
基準の1つとする。
【0030】例えば、ケアマネジャーの訪問時のみ、申
請対象者がその場限りの演技をしたとしても、それとは
別に日常生活を撮影し、この日常生活の状態を加味する
ことで、厳格な認定が可能となる。
【0031】また、前記撮影機器を前記携帯型情報端末
機器に搭載又は接続することで、システムとして一体化
され、ケアマネジャーにとってハンドリング性(持ち運
び性、扱い勝手)が向上する。
【0032】上記ケアマネジャーによる判定は一次判定
であり、この一次判定後に二次判定として、保険、医
療、福祉の学識経験者によって前記一次判定結果に基づ
いて再検討され、当該再検討による判定が最終の認定と
されることで、映像を見ることにより認定の厳格性が向
上する。
【0033】第3の発明は、前記請求項1乃至請求項3
の何れか1項記載の要介護度認定方法が予めプログラミ
ングされた記録媒体である。
【0034】第4の発明は、前記請求項1乃至請求項3
の何れか1項記載の要介護度認定方法が予めプログラミ
ングされ、かつ大容量記録媒体並びに撮影機器が搭載さ
れ、ネットワークを介して要介護度認定サーバーにアク
セス可能な要介護度認定専用の携帯制御端末機器であ
る。
【0035】第4の発明によれば、申請対象者の下へ訪
問し、携帯制御端末機器によって認定した結果や、認定
前の申請対象者の映像を要介護度認定サーバーへ転送す
ることで、その地域のみでなく、他の地域の申請対象者
とのバランスをとることができる。すなわち、ある地域
では認定が容易とか、ある地域では認定が厳しいとかい
った市町村によってばらつきがあった認定基準を画一化
することができる。
【0036】また、とり込んだ映像をデータベースとし
て、さらに基準映像を発展的に増加することができ、経
験学習によってさらにきめ細やかな認定基準を持つこと
ができる。
【0037】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係る要
介護認定システムの概略が示されている。このシステム
では、要介護認定システム本部100が開設されてお
り、プロバイダ102を介してインターネット104に
接続されている。要介護認定システムには、要介護認定
サーバー106と、要介護認定用映像サーバー108と
が設けられている。
【0038】なお、本実施の形態では、インターネット
104を利用したネットワークを構築した例を示してい
るが、インターネット104を介在させることは必須で
はなく、例えば、専用のネットワークを独自に構築した
り、オフライン(媒体の運搬による情報伝達)としても
よい。なお、前記専用のネットワークの構築は、セキュ
リティー面から見ると、将来的には実現される可能性が
高い。
【0039】要介護認定サーバー106は、全ての要介
護申請対象者のデータベースであり、過去所定期間のデ
ータを保存しており、即座に検索したり、新たなデータ
を入力することで、後述する統計計算の基となる情報を
作成する役目を有している。
【0040】要介護認定用映像サーバー108は、後述
する調査項目に対する基準となる映像が動画として記憶
されており、この映像においても、過去所定期間のデー
タが保存され、新たな映像の入力によって更新されてい
く。
【0041】インターネット104には、各市町村(こ
こでは、A市、B市、C市)毎の要介護認定システムL
AN(ローカル・エリア・ネットワーク)110A、1
10B、110Cがプロバイダ112、114、116
を介してそれぞれ接続されている。
【0042】各LAN110A、110B、110Cに
は電話回線118によってノート型パーソナルコンピュ
ータ(以下、「ノート型パソコン」という。)120が
接続可能となっている。なお、電話回線118はアナロ
グ、デジタル、無線、有線を問うものではない。
【0043】通常は、後述するケアマネジャー122
(図2(A)参照)が携帯する携帯電話、PHSによ
り、各市町村のLAN110A乃至110C、インター
ネット104を介して、要介護認定システム本部100
の要介護認定サーバー106や要介護認定用映像サーバ
ー108とアクセスするようになっている。
【0044】また、本実施の形態では、市町村のネット
ワーク形態としてLAN110A乃至110Cに統一し
て記載したが、市町村の規模により、WAN(広域情報
通信網)、クライアントサーバー方式等であってもよ
い。
【0045】前記ノート型パソコン120は、ケアマネ
ジャー122が携帯して要介護の申請をした者を訪問す
る要介護認定端末としての機能を有している。
【0046】図2(B)に示される如く、ノート型パソ
コン120には、記憶媒体として、HD123、MO1
24、CD126及びDVD128が適用可能である。
なお、図2(B)では、外付けのHD123を示してい
るが、ノート型パソコン120に内蔵されたHDであっ
てもよい。
【0047】図2(C)に示される如く、上記ノート型
パソコン120は、CPU130、RAM132、RO
M134、入出力(I/O)ポート136及びこれらを
接続するデータバスやコントロールバス等のバス138
で構成されており、I/O136にはキーボード140
と、LCDカラーモニタ142と、撮影機144が接続
されている。これらは、ノート型パソコン120の一部
として筐体内に一体的に収容されている。
【0048】また、I/O136には、HDドライバ1
47、前記MO124を装填し記録された情報を読み書
き可能なMOドライバ146、DVD128又はCD1
26を装填し記録された情報を読み書き可能なDVD/
CDドライバ148が接続されている。このノート型パ
ソコン120では、家庭用電源でももちろん動作する
が、バッテリ150から給電でも動作可能となってい
る。このため、ケアマネジャー122は、使用場所に制
限されることなく動作させることができる。
【0049】なお、図示は省略したが、ノート型パソコ
ン120には、モデムも搭載されており、電話回線のモ
ジュラージャックを接続することが可能となっている。
さらに、カードスロット(図示省略)も搭載されてお
り、モデムカードを挿入することで、携帯電話やPHS
による通信も可能である。
【0050】ここで、大容量記憶媒体の1つであるHD
123には、ケアマネジャー122が要介護者を訪問す
るのに先立って、要介護度認定用映像サーバー108か
らインターネット104を介して、最新のデータが送ら
れ、記憶されており、ケアマネジャー122は、このH
D123に記憶された基準映像に基づいて、当該要介護
申請対象者の要介護度の各項目の評価、並びに要介護度
の判定(一次判定)を行うようになっている。
【0051】また、ROM134には、予め要介護度を
判定するまでの手順がプログラミングされている。すな
わち、ケアマネジャー122が申請対象者を対象として
行う、心身の状況に関する調査(73項目)、調査項目
の組み合わせが極めてまれな事例の警告、中間評価項目
(7群)毎に個人別得点の算出、要介護認定等基準時間
の推計が円滑に行えるように入力手順や計算等のシーケ
ンスが組まれている。
【0052】ここで、上記73項目が示す心身の機能
は、全体的な機能の高さに対してそれぞれ相関関係を持
っている。例えば、ある1つの機能の低下が、その人の
全体的な機能の低下にどれだけ関係しているか(関係の
深さ)は均一ではない。そこで、16万人程度のデータ
をもとに、各項目と全体的な機能の関係の深さを統計的
な手法によって、中間評価項目(全7群)毎に得点化し
て表すようにしている。
【0053】この場合、本実施の形態では、ノート型パ
ソコン120に設けられたデジタルカメラ等の撮影機1
44を用いて、要介護認定の申請対象者の各項目に即し
た動作状態を撮影し、前記HD123に記憶された基準
映像と比較することによって、半自動的に評価(得点
化)する。半自動的とは、コンピュータ判断のみによら
ず、ケアマネジャー122の人間的な判断も加味してと
いう意味であり、このため、撮影機144で撮影した動
作状態と、基準映像とを同一のモニタ142を分割して
同時に並列表示させるようにしている(図3参照)。な
お、撮影機144は、ノート型パソコン120と一体化
されていてもよいし、クリップ等で固定され、自由に着
脱できる構造のものであってもよい。また、撮影機とし
ては、動画を記録するデジタルビデオ装置であっても良
い。
【0054】このモニタ表示により、ケアマネジャー1
22はより正確な評価を迅速に行うことが可能となり、
このケアマネジャー122の判断と、コンピュータの判
断とを照合することによって、所謂機械的に分類するの
ではなく、ケアマネジャー122の考えが充分に考慮さ
れる。また、コンピュータによる判断をすることによっ
て、悪質なケアマネジャーによる虚偽の申告の防止にも
つながる。
【0055】また、読み取られた各項目における動作状
態の画像、並びに評価等は、リアルタイムで要介護認定
システム本部100の要介護認定サーバー106へ送ら
れ、統計計算のデータベースとして利用され、必要に応
じて、基準映像の修正等を行うことができる。
【0056】次に、前記中間評価項目の各得点に基づい
て、要介護認定等基準時間の推計が行われる。これは5
分野の樹形モデル毎に推計し(特別な医療も加味)、そ
れぞれの合計点によって、一次判定(自立、要支援、要
介護1乃至要介護5の7段階)が決定する。
【0057】なお、最終的な判定(二次判定)は、ケア
マネジャー122による一次判定に基づき、介護認定審
査会の合議体が、医師(主治医)の意見や訪問調査の際
の特記事項を参考にしながら決定される。
【0058】以下に本実施の形態の作用を図4乃至図7
のフローチャートに従い説明する。
【0059】図4には要介護認定の申請があったときか
ら、最終判定までの手順が示されている。
【0060】申請の受付があると、ステップ200にお
いてケアマネジャー122を決定する。次のステップ2
02では、該当するケアマネジャー122が携帯するノ
ート型パソコン120に対して、本部100の要介護認
定用映像サーバー108から読み出された最新の基準映
像が送信される。ステップ204では、ケアマネジャー
122はこの基準映像をHD147に装填されたHD1
23への書き込みを実施し、次のステップ206におい
て、申請対象者の下へ訪問する。
【0061】次のステップ208では、ケアマネジャー
122による一次判定審査が行われる(図5参照)。
【0062】前記一次判定が終了すると、ステップ21
0では、その結果を持ってケアマネジャー122によっ
て評価した情報が要介護審査会の合議体に受け渡され、
審査が行われる。要介護審査会では、ケアマネジャー1
22から受け取った情報と、医師(主治医)の意見、訪
問調査の際の特記事項を参考しながら最終的な要介護度
が決定される(二次判定)。
【0063】図5に示される如く、一次判定審査は、ま
ずステップ゜250において心身の状況に関する調査
(73項目)を実行し、次いでステップ252において
調査項目の組み合わせが極めてまれな事例をピックアッ
プし、次のステップ254で中間評価項目(7項目)毎
に個人別得点を算出する。
【0064】次に、ステップ256では、要介護認定等
基準時間の推計を、直接生活介助、間接生活介助、機能
訓練関連行為、医療関連行為の樹形モデル毎に算出し、
ステップ258で特別な医療に関する調査結果(12項
目)を加味して調査の集計が完了する。ステップ260
以降では、判定の手順を示しており、ステップ260で
は、特別な医療の有無を判断し、有りと判定された場合
には、ステップ262で特別な医療の時間の推計を行
い、ステップ264へ移行する。また、ステップ260
で特別な医療が無しと判定された場合はそのままステッ
プ264へ移行する。
【0065】.ステップ264では、要介護認定等基準
時間の合計が算出され、ステップ266へ移行する。
【0066】ステップ266では、要介護認定基準に該
当するか否かが判断され、該当すると判定された場合に
は、ステップ268で例外的な事例の処理を行った後、
要介護1〜要介護5の項目の中から選択され(ステップ
270)、これが一次判定となる。
【0067】また、ステップ266で、該当しない(非
該当)と判定された場合には、ステップ272へ移行
し、要支援の認定基準に該当するか否かが判断される。
【0068】ステップ272で該当すると判定された場
合には、ステップ274で例外的な事例の処理を行った
後、要支援が選択され(ステップ276)、これが一次
判定となる。
【0069】また、ステップ272で該当しない(非該
当)と判定された場合には、ステップ278で例外的な
事例の処理を行った後、自立が選択され(ステップ28
0)、これが一次判定となる。
【0070】ここで、前記ステップ250における調査
に関して、本実施の形態では、それぞれの項目毎に申請
対象者の動作状態を撮影機144で撮影し、予めHD1
23に記憶されている基準映像と比較するようになって
いる。この手順について、項目評価サブルーチンとして
図6に基づいて説明する。
【0071】図6に示される如く、ステップ300で
は、申請対象者を対象として、撮影機144で指定した
項目に該当する部位の動作を撮影する。次いでステップ
302において、この撮影画像を取り込み、次いでステ
ップ304でHD123から該当する基準映像を読出
す。
【0072】次のステップ306では、撮影された画像
と、基準映像とをモニタ142の画面を分割して並列表
示する(図3参照)。この並列表示によって、ケアマネ
ジャー122は、両者の違いを迅速に把握することがで
き、経験から得点を見出すことができる。ところで、コ
ンピュータでは、ステップ308に示す如く、独自に2
つの画像を照合し判定し、次いでステップ310で得点
を表示する。
【0073】ステップ312では、ケアマネジャー12
2の採点と、ノート型パソコン120の採点とに基づ
き、ケアマネジャー122が同意(OK)した場合、同
意を示すOKキーが操作された否かが判断される。ここ
で、否定判定の場合には、ステップ314へ移行して、
再審査を示すNGキーが操作されたか否かが判断され
る。このステップ314で否定判定の場合には、ステッ
プ312、314を繰り返し、同意キーか再審査キーの
何れかのキー操作を待つ。
【0074】ここで、再審査(NG)キーが操作された
場合には、ケアマネジャー122がコンピュータ120
の採点に納得がいかないと判断し、ステップ300へ戻
り、同じ部位の審査を開始する。一方、ステップ312
で肯定判定、すなわち同意(OK)キーが操作された場
合には、ステップ316へ移行して、ケアマネジャー1
22の得点と、ノート型パソコン120の得点とを加味
した評価点が記憶され、次のステップ318へ移行す
る。
【0075】なお、上記加味した評価点とは、何れか一
方の評価点であってもよいし、両者の平均値は、コンピ
ュータに若干の重みをつけた状態で平均値であってもよ
く、ケアマネジャー122の経験により設定すればよ
い。
【0076】ステップ318では、次の項目があるか否
かが判断され、ある場合にはステップ300へ移行し、
次の項目についての審査が開始されない場合にはこのル
ーチンは終了する。
【0077】次に、上記項目の判定とは別に、参考資料
として申請対象者の日常の生活状況を撮影することもで
きる。これにより、申請対象者のその場限りの演技を見
抜き、不正な要介護認定を防止することができる。以
下、図7に基づいて、日常生活撮影サブルーチンを示
す。
【0078】図7のステップ350では、撮影機144
で生活状態を撮影する。これは、撮影機144におい
て、ケアマネジャー122が訪問している間、かつ撮影
機144を他の用途で使用していなときに撮影する。な
お、必要であれば、ノート型パソコン120を一時的に
据え置いてもよいし、ビデオキャプチャ等のI/Fを介
してノート型パソコン120に接続可能な生活撮影用の
デジタルビデオカメラ(テープ仕様)151等を別途持
参して、当分の間据え置いてもよい。
【0079】次のステップ352では、撮影時間が所定
時間を経過したか否かを判断し、肯定判定された場合に
は、ステップ354で撮影を終了し、次いでステップ3
56で撮影画像をHD123に記憶し、このルーチンは
終了する。
【0080】このように、本実施の形態では、HD12
3という大容量の記憶媒体を用いることで、ケアマネジ
ャー122が申請対象者を訪問する際に、73項目とい
う多数の項目に対して、それぞれ基準映像を持っていく
ことができ、その場での審査の迅速性、確実性を向上す
ることができる。
【0081】また、本実施の形態では、撮影機144で
申請対象者の実際の動作状態を撮影し、基準映像と並列
表示するようにしたため、評価をより正確に判定するこ
とができる。
【0082】さらに、本実施の形態では、評価得点をコ
ンピュータ120にも行わせ、ケアマネジャー122の
判断の対象としたため、誤った評価が少なくなる。ま
た、ケアマネジャー122による虚偽の申告も防止する
ことができる。
【0083】なお、本実施の形態では、各市町村毎にL
AN110A乃至Cを組み、それぞれのLAN110A
乃至Cをインターネット104を介して、要介護認定シ
ステム本部100とリンク可能としたため、基準画像と
しては、常に最新の基準画像を得ることができる。ま
た、評価結果を本部において一括管理することができる
ため、市町村による評価の違いを軽減することができ
る。
【0084】また、本実施の形態では、大容量記憶媒体
としてHD123を適用したが、その他の大容量記憶媒
体であるDVD128を適用してもよい。(HD123
とDVD128との比較)大容量記憶媒体という意味で
は、両者共に適用可能であるが、HD123の場合に
は、記憶媒体であると共にその記憶されたデータを読み
書きする機械的な部品及び電気制御部品等のハードを含
んでおり、部品の経時的な劣化による動作不良を引き起
こす可能性がDVD128に比べて高い。また、HD1
23は、容量の限界がくれば、不要なデータを消去する
ことで対応するのが普通であり、据え置きであれば、新
しいHDを追加して設置することもできるが、本実施の
形態のように、携帯性を重視する場合には好ましくな
い。
【0085】これに対して、DVD128は、CDと同
一のサイズ(直径8cm、12cmの薄型円板形状)であ
り、再生専用(DVD−ROM)であれば、最大17G
B(ギガバイト)の記憶容量を持つ(但し、2層両面の
場合)。ちなみに、CD−ROMは、通常は650MB
(0.65GB)である。
【0086】DVD128は、文字通り大容量記憶媒体
であり、記憶されたデータを読み書きするDVD/CD
ドライバ148とは別体であるため、複数枚を簡単に所
持することができ、必要に応じてDVD/CDドライバ
148への装填を行えば、理論的には、無限の容量とな
り得る。
【0087】このため、本実施の形態のようにデジタル
カメラやデジタルビデオによって撮影した静止画や動画
(第1の画像)と、基準映像(第2の画像)とを比較す
るような場合に最適な大容量記憶媒体ということができ
る。
【0088】図8を用いて、DVD−RAM(読み書き
可能なDVD)128を用いた評価手順について説明す
る。
【0089】ステップ400で撮影された第1の画像
(静止画、動画)は、ステップ402においてDVD−
RAM128に一旦保存(記憶)される。これにより、
以後のデータベースとして活用することができる。
【0090】ステップ404では、撮影した第1の画像
に対応する基準映像(第2の画像)をDVD−RAM1
28から読出し、次いでステップ406において、第1
の画像及び第2の画像の画像解析を実行する。
【0091】画像解析としては、図9に示される如く、
第1及び第2の画像を予め設定された領域(最小の単位
は画素)に分割し、それぞれの領域の階調データに基づ
いて積算濃度を演算し、同一の領域における積算濃度の
差を求める。この積算濃度差は、画像の稜線の位置の差
を表現しているため、第1の画像と第2の画像とから必
要な画像を抽出することができ、抽出画像を比較照合す
ることで違いをデータ上で認識することができる。な
お、HD123では、容量の制約から、特に2種類の動
画を自動的に比較することが困難であるが、DVD−R
AM128を大容量記憶媒体として適用することで、迅
速かつ正確に画像の比較が可能となる。
【0092】次のステップ408では、前記積算濃度差
に応じて第1の画像の評価を行い、ステップ410にお
いて評価を表示する。
【0093】DVD128(DVD−RAM)128で
は、上記工程を全て記憶し、要介護保健認定システム本
部100へ持ち帰ることができるほどの記憶容量を持っ
ており、ケアマネージャー122の判断を、事後に専門
家と協議する材料にすることができる。また、所謂ケア
マネージャー122の業務の態度等の確認の材料として
も利用することができる。
【0094】また、DVD128の場合には、前述の如
く、記憶媒体そのものであるため、記憶されたデータを
半永久的に保存することができ、HD123のようにデ
ータを消去し、再利用するといったことが不要となる。 (実施例)上記実施の形態において説明した要介護認定
システムとインターネットとを有効に連携した実施例を
説明する。
【0095】まず、ケアマネージャー122は、要介護
認定システム本部100から半年に一度程度の周期で支
給される、判定の基準画像を、当該要介護認定システム
本部100へ直接出向くことなく、インターネットへア
クセスすることで取り込むことができ、ノート型パソコ
ン120のDVD(DVD−RAM)128で見ること
ができる。
【0096】また、半年程度の頻度で最新化される基準
画像をDVD(DVD−RAM)128へ取り込んだ
際、自動的に、当該基準画像を補足解説する意味で必要
となる最新の医学知見を解説するWEBサイトへの接続
をする機能を持たせる。或いは、当該WEBサイトへの
迅速なアクセスが可能となるようにリンクさせておく。
【0097】これにより、ケアマネージャー122は、
常に最新の情報を手に入れることができる。
【0098】さらに、ケアマネージャー122がインタ
ーネットのWEBサイトを検索する際、例えば、WEB
サイト検索用キーワード(キー入力、表示文字等のクリ
ック)に基づいて、予めノート型パソコン120のDV
D(DVD−RAM)128に蓄積していた当該キーワ
ードに関連する映像(動画、静止画)を自動検索し、表
示部142に表示する。
【0099】これにより、DVD(DVD−RAM)1
28に蓄積された映像から、関連するWEBサイトを見
つけ出すこと、並びに検索したWEBサイトからDVD
(DVD−RAM)128に蓄積された映像を見つけ出
すこと、の双方のリンクが可能であり、常に迅速かつ正
確な判断を要求されるケアマネージャー122にとっ
て、インターネットを十分に活用できる環境を構築する
ことができる。
【0100】上記実施例に示した要介護認定システムと
インターネットとの連携(ここでは、iDVDという)
は、要介護認定システム本部100のWEBサイト自体
が、最新の医学知見、全国規模の介護の情報を補足的に
ケアマネージャー122に提供できるようになり、ひい
ては望ましい介護保険制度の運営に寄与することにな
る。
【0101】
【発明の効果】以上説明した如く本発明では、ケアマネ
ジャーによる調査内容に対して、少しでも主観性を取り
除き、客観性を持たせると共に、虚偽の申告等の違法行
為が困難なシステムを構築し、要介護申請対象者に迷惑
や負担をかけずに信憑性の高い認定を行うことができる
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る要介護度認定システムのネ
ットワーク図である。
【図2】(A)はケアマネジャーの人物図、(B)は、
ケアマネジャーが携帯するノート型パソコンの外観図、
(C)はノート型パソコンの制御ブロック図である。
【図3】ノート型パソコンのモニタ上の表示画面の一例
を示す正面図である。
【図4】要介護認定の申請から判定までの流れを示すフ
ローチャートである。
【図5】ケアマネジャーによる一次判定の手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】デジタルカメラを用いた項目評価を支援するた
めのサブルーチンである。
【図7】デジタルカメラを用いた申請対象者の生活状況
撮影手順を示すサブルーチンである。
【図8】DVD(DVD−RAM)を用いた画像解析手
順を示すフローチャートである。
【図9】DVD−RAMを適用したときの撮影画像(映
像)と基準映像との比較のための画像解析の一例を示す
説明図である。
【符号の説明】
100 要介護認定システム本部 104 インターネット 106 要介護認定サーバー 108 要介護認定用映像サーバー 120 ノート型パソコン 122 ケアマネジャー 123 HD(大容量
記憶媒体) 128 DVD(大容量記憶媒体) 142 モニタ 144 デジタルカメラ 147 HDドライバ 148 DVD/CDドライバ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 要介護認定の申請対象者について、要介
    護度を認定するための要介護度認定方法であって、 予め要介護度認定用映像サーバーから読み出した心身の
    機能や状態に関する調査項目に基づく静止画及び動画の
    少なくとも一方の基準映像を記憶可能な大容量記憶媒体
    を搭載した制御機器を携帯して、前記申請対象者の下へ
    訪問し、 前記申請対象者の調査項目に基づく実際の動作状態と、
    前記大容量記憶媒体に記憶した基準映像とを比較し、 比較結果に基づいて、前記調査項目毎に評価し、 当該評価に基づいて、要介護度を認定する、ことを特徴
    とした要介護度認定方法。
  2. 【請求項2】 申請対象者の実際の動作状態を撮影し、
    この撮影された動作状態である第1の画像データと、前
    記大容量記憶媒体に記録された基準映像である第2の画
    像データとを比較することで、各調査項目が評価される
    ことを特徴とする請求項1記載の要介護度認定方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の画像データ及び第2の画像デ
    ータが、少なくとも階調を含み、所定の領域毎の積算濃
    度値を比較することを特徴とする請求項2記載の要介護
    度認定方法。
  4. 【請求項4】 前記撮影された動作情報と、基準映像と
    の比較を予めプログラムされた客観性の高い評価手順に
    基づいて行うことを特徴とする請求項2又は請求項3記
    載の要介護度認定方法。
  5. 【請求項5】 要介護認定の申請対象者を対象として、
    要介護度を認定するための要介護度認定システムであっ
    て、 予め静止画及び動画の少なくとも一方の要介護度認定用
    映像が記憶された要介護度認定用映像サーバーと、 前記要介護度認定用映像サーバーから読み出された心身
    の機能や状態に関する調査項目に基づく基準映像を記憶
    可能な大容量記憶媒体と、 前記大容量記憶媒体に記憶された基準映像に基づいて、
    前記申請対象者に対する前記調査項目を評価する評価手
    段と、 を有し、前記評価手段の評価結果に基づいて、前記要介
    護度を認定することを特徴とする要介護度認定システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記大容量記憶媒体が、DVD(Digita
    l Versatile Disk)であることを特徴とする請求項5記
    載の要介護度認定システム。
  7. 【請求項7】 前記要介護度が、自立、要支援、要介護
    1乃至要介護度5の7段階の分類され、この7段階の中
    から選択されることを特徴とする請求項5又は請求項6
    記載の要介護度認定システム。
  8. 【請求項8】 前記大容量記憶手段が、携帯型情報端末
    機器に搭載又は接続されていることを特徴とする請求項
    5乃至請求項7記載の要介護度認定システム。
  9. 【請求項9】 前記申請対象者の下へ訪問する際に、映
    像を撮影可能な撮影機器を合わせて持参し、前記大容量
    記憶媒体から読み出される基準映像と、前記撮影機器で
    撮影された映像とを比較することを特徴とする請求項5
    乃至請求項8記載の何れか1項記載の要介護度認定シス
    テム。
  10. 【請求項10】 前記撮影機器において、申請対象者の
    日常の生活状態を撮影し、要介護度の認定のための基準
    の1つとすることを特徴とする請求項5乃至請求項9の
    何れか1項記載の要介護度認定システム。
  11. 【請求項11】 前記撮影機器が、前記携帯型情報端末
    機器にに搭載又は接続されていることを特徴とする請求
    項9又は請求項10記載の要介護認定システム。
  12. 【請求項12】 前記認定が一次判定であり、この一次
    判定後に二次判定として、保険、医療、福祉の学識経験
    者によって前記一次判定結果に基づいて再検討され、当
    該再検討による認定が最終の認定とされる、ことを特徴
    とする前記請求項5乃至請求項11の何れか1項記載の
    要介護度認定システム。
  13. 【請求項13】 前記請求項1乃至請求項4の何れか1
    項記載の要介護度認定方法が予めプログラミングされた
    記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記請求項1乃至請求項4の何れか1
    項記載の要介護度認定方法が予めプログラミングされ、
    かつ大容量記録媒体並びに撮影機器が搭載され、ネット
    ワークを介して要介護度認定サーバにアクセス可能な要
    介護度認定専用の携帯制御端末機器。
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