JP2001249302A - 画像観察システム - Google Patents

画像観察システム

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JP2001249302A
JP2001249302A JP2000058737A JP2000058737A JP2001249302A JP 2001249302 A JP2001249302 A JP 2001249302A JP 2000058737 A JP2000058737 A JP 2000058737A JP 2000058737 A JP2000058737 A JP 2000058737A JP 2001249302 A JP2001249302 A JP 2001249302A
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/0081Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 with means for altering, e.g. enlarging, the entrance or exit pupil

Abstract

(57)【要約】 【課題】撮影系で得た外界画像を外界空間が歪むことな
く表示系において良好に観察することができる頭部装着
用に好適な画像観察システムを得ること。 【解決手段】外界画像を撮像光学系で撮像素子上に結像
させる撮像系と,該撮像系で取得した外界画像を表示し
た表示素子からの光束を表示光学系によって観察眼へ導
く表示系を有し,該撮像光学系の外界側光軸が該表示光
学系の眼球側光軸を延長した軸上に略一致するようにし
た画像観察装置を,観察者の左右眼用に一対設けた画像
観察システムにおいて,各々の撮影系の撮像素子は該撮
像光学系の光軸に対し水平方向に所定距離ずらして配置
されており,表示素子は該表示光学系の光軸に対し水平
方向に所定距離ずらして配置されており,左右眼用の一
対の該画像観察装置の撮像光学系の光軸及び表示光学系
の光軸は互いに平行であること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,画像観察システム
に関し、例えば撮像光学系(撮像系)により取得した外
界の光景(外界画像,外界情報)をディスプレイ装置
(画像表示手段)に表示して観察できるようにした画像
観察システム,あるいは現実の光景(外界情報)にコン
ピューター等で人工的に作り出した画像(仮想画像)
や,ビデオ等によって記録された映像を重ね合わせて画
像表示手段に表示して様々な疑似的体験を行うといった
ことを目的とした画像観察システムに好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より,撮像系および表示系を有する
画像観察装置を観察者の左右眼用に一対設け,外界画像
(外界情報)をCCDカメラ等の撮影装置で電気信号に
変換し,それをCRTやLCDなどの表示素子に表示
し,表示光学系を介して外界画像を両眼視差を用いて立
体観察(以下ビデオシースルー観察)し,あたかも外界
を裸眼で観察しているように構成された画像観察システ
ムが知られている。
【0003】又カメラによって撮像された外界画像にコ
ンピューターグラフィックス等により生成された画像や
ビデオ等によって記録された映像を合成表示し,現実空
間と仮想空間を合成し観察できるようにした画像観察シ
ステムが提案されている。
【0004】従来の画像観察システムの要部概略図を図
13に示す。図13では左右眼用の画像観察装置を1対
設けている。図中、左眼用の要素には添字L、右眼用の
要素には添字Rを付している。尚、以下の説明では左右
眼用の要素を示す添字L,Rを省略している。
【0005】図13において,撮像系100は撮像光学
系101と撮像素子102で構成され,103はその撮
像光学系の外界側の光軸である。ミラー104は撮像系
100と表示系110の光路を分離する。表示系110
は表示光学系111と表示素子112で構成され,11
3はその表示光学系の眼球側の光軸である。
【0006】撮像系100及び表示系110より成る画
像観察装置は左右眼用に一対設けてある。Eは観察眼を
示す。
【0007】図13に示す撮像系100及び表示系10
0は,撮像素子102の中心102Cと撮像光学系10
1の光軸103,表示素子112の中心112Cと表示
光学系の光軸113を一致させ,さらに左右眼用の撮像
光学系の光軸103R,103Lと表示光学系の光軸1
13R,113Lを角度θ傾けて,外界側に設けた基準
位置120で交差するように構成されている。
【0008】各々の表示光学系111による表示素子1
12と共役な面112’(虚像スクリーン)と撮像光学
系101による撮像素子102と共役な面102’(ピ
ント面)は一致しており,それぞれの中心位置102
C’,112C’は基準位置120で一致している。ま
た左右眼用の中心位置も基準位置120で一致してい
る。
【0009】図14,図15は図13に示す画像観察シ
ステムで外界空間の物体130を撮影系100で撮像
し,表示系110で表示し,観察者が物体像を観察した
場合を示したものである。
【0010】図14において,外界空間の物体130は
ミラー104及び撮像光学系101により撮像素子10
2上に像131を形成し,撮像される。その像位置は,
撮像素子102と共役なピント面102’上で表すと面
131’であり,ピント面中心120から距離Pとな
る。
【0011】撮像系100で撮像された物体130の像
131は,図15に示すように表示素子112上に像1
32として表示される。図15において,表示素子11
2からの光束はミラー104,表示光学系111により
観察眼Eに導かれる。像132は,表示素子112と共
役な虚像スクリーン112’上の像132’として観察
眼Eに観察される。像132’の位置は虚像スクリーン
中心120から距離Qとなる。
【0012】観察者は,右眼ERで像132’Rを観察
し,左眼ELで像132’Lを観察する。これにより観
察者は,右眼ERの視線133Rと左眼ELの視線13
3Lの交点134にあたかも物体130が実在するよう
に観察することができる。この時,撮像光学系101の
入射瞳位置と観察眼Eの入射瞳位置を一致させ,また撮
像画角と表示画角を一致させると,撮像系ピント面10
2’と表示系虚像スクリーン112’はその位置及び大
きさが一致するため,距離Pと距離Qは等しくなる。よ
って,交点134の位置は,実際の外界空間における物
体130の位置と同じになり,また再現される物体の大
きさも物体130と等しくなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図13に示す画像観察
システムにおいて,撮像光学系101が変倍機能を有し
ていたり,電子ズームなどを用いて表示倍率を変更した
場合には,再現される空間が歪んだり,左右眼用の画像
の融像ができない場合が生じてくる。
【0014】次にこの現像を図16,図17(a),図
17(b)を用いて説明する。図16は図14に示した
外界空間の物体130の撮像系100により得られた撮
影像を2倍に拡大して,表示素子に表示し、観察する場
合である。ここで,虚像スクリーン112’上での表示
像135’のスクリーン中心120からの距離Sは,図
15における距離Qの2倍となる。図15の場合と同様
に,観察者は右眼ERの視線136Rと左眼ELの視線
136Lの交点137にあたかも物体130が実在する
ように観察することができ,物体に近づいた,あるいは
物体が大きくなったように観察することができる。
【0015】しかし,左右眼の視線が交差する(左右眼
画像の融像ができる)のは,物体130がXZ平面内に
ある場合(Y=0)のみである。図17(a)は図15
に示した状態のYZ断面であり,図17(b)は図16
に示した状態のYZ断面である。図17(a),図17
(b)においてQ,Sに付した添字y,zは,それぞれ
のY方向成分,Z方向成分を表す。
【0016】図17(a)に示すように,変倍機能を用
いずに撮影系で撮像し,表示系に表示し,観察している
場合は,物体130がXZ平面内に無い場合(Qy≠
0)でも左右眼ER,ELの視線133R,133Lは
YZ面内で一致するため,交差する。しかし,図17
(b)に示すように変倍機能を用いた場合は,左右眼E
R,ELの視線136R,136LはYZ面内で一致し
ないため交差しない。微小なずれの場合はある程度許容
されるが,観察者の疲労や再現空間の歪みが生じる。ず
れが大きい場合は,左右眼画像の融像が出来ないという
問題が生じる。
【0017】また変倍機能を用いた場合でなくても,設
計要因,製造誤差などにより,撮像画角と表示画角が一
致していない場合や,撮像光学系の入射瞳位置と観察眼
の入射瞳位置が一致していない場合などにおいても,上
述したような問題が生じる。
【0018】本発明はビデオシースルー観察時に,変倍
機能を用いた場合や,設計要因,製造誤差などにより,
撮像画角と表示画角が一致していない場合や,撮像光学
系の入射瞳位置と観察眼の入射瞳位置が一致していない
場合などにおいても,再現される空間が歪むことがな
く,観察者は無理なく左右眼用の画像の融像を行える画
像観察システムの提供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の画像観
察システムは、外界画像を撮像光学系で撮像素子上に結
像させる撮像系と,該撮像系で取得した外界画像を表示
した表示素子からの光束を表示光学系によって観察眼へ
導く表示系を有し,該撮像光学系の外界側光軸が該表示
光学系の眼球側光軸を延長した軸上に略一致するように
した画像観察装置を,観察者の左右眼用に一対設けた画
像観察システムにおいて,各々の撮影系の撮像素子は該
撮像光学系の光軸に対し水平方向に所定距離ずらして配
置されており,表示素子は該表示光学系の光軸に対し水
平方向に所定距離ずらして配置されており,左右眼用の
一対の該画像観察装置の撮像光学系の光軸及び表示光学
系の光軸は互いに平行であることを特徴としている。
【0020】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、前記左右眼用の撮像光学系のピント位置は一致して
おり,前記撮像素子のずらし量は該左右眼用の撮像光学
系による各々の該撮像素子中心と共役な位置が一致する
ように設定され,かつ,該左右眼用の表示光学系による
前記表示素子の虚像形成位置が一致しており,該表示素
子のずらし量は該左右眼用の表示光学系による各々の該
表示素子中心と共役な位置が一致するように設定されて
いることを特徴としている。
【0021】請求項3の発明は請求項2の発明におい
て、前記ピント位置と前記虚像形成位置が一致している
ことを特徴としている。
【0022】請求項4の発明は請求項1から3のいずれ
か1項の発明において、前記画像観察装置の前記撮像系
の外界画像の撮像画角は,前記表示系の表示画角と略一
致していることを特徴としている。
【0023】請求項5の発明は請求項1から4のいずれ
か1項の発明において、画像を生成する画像生成手段及
び画像を合成する画像合成手段を有し,該画像合成手段
は該画像生成手段からの画像と前記撮像系からの画像を
合成して,前記表示素子に表示していることを特徴とし
ている。
【0024】請求項6の発明は請求項1から5のいずれ
か1項の発明において、前記撮像光学系は平面で構成さ
れたプリズムを有し,該プリズムは透過作用及び全反射
作用をする面を有しており,該プリズムと前記撮像素子
の間の光路中に正の光学的パワーを有する光学要素を設
けたことを特徴としている。
【0025】請求項7の発明は請求項1から6のいずれ
か1項の発明において、前記撮像光学系はアジムス角度
により光学的パワーの異なる偏心した非回転対称反射面
を有していることを特徴としている。
【0026】請求項8の発明は請求項1から7のいずれ
か1項の発明において、前記表示光学系はアジムス角度
により光学的パワーの異なる偏心した非回転対称反射面
を有していることを特徴としている。
【0027】請求項9の発明は請求項1から8のいずれ
か1項の発明において、前記撮像光学系は変倍光学系で
あることを特徴としている。
【0028】請求項10の発明は請求項1から9のいず
れか1項の発明において、前記撮像系により取得した外
界画像を,前記表示素子に表示する際に,表示倍率を変
更する画像処理手段を有していることを特徴としてい
る。
【0029】請求項11の発明の画像観察システムは、
外界画像を撮像光学系で撮像素子上に結像させる撮像系
と,該撮像系で取得した外界画像を表示した表示素子か
らの光束を表示光学系で観察眼へ導く表示系を有し,該
撮像光学系の外界側光軸が光学部材を介して該表示光学
系の眼球側光軸を延長した軸上に略一致するようにして
いる画像観察装置を,観察者の左右眼用に一対設けた画
像観察システムにおいて,各々の撮影系の撮像素子はそ
の中心が撮像光学系の光軸に対し直角方向に所定距離ず
らして配置されており,表示素子は、その中心が表示光
学系の光軸に対し直角方向に所定距離ずらして配置され
ていることを特徴としている。
【0030】請求項12の発明は請求項11の発明にお
いて、前記左右眼用の一対の撮像光学系の外界側光軸は
互いに平行であることを特徴としている。
【0031】請求項13の発明は請求項12の発明にお
いて、前記撮像系によって前記撮像素子に形成される物
体の位置と,前記表示系による前記表示素子の虚像が形
成される位置とが一致していることを特徴としている。
【0032】請求項14の発明は請求項13の発明にお
いて、前記撮像系による前記撮像素子中心の物体側の位
置とは,前記表示系による前記表示素子中心の虚像が形
成される位置とが一致していることを特徴としている。
【0033】請求項15の発明は請求項11から14の
いずれか1項の発明において、前記撮像光学系はアジム
ス角度により光学的パワーの異なる偏心した非回転対称
反射面を有していることを特徴としている。
【0034】請求項16の発明は請求項11から15の
いずれか1項の発明において、前記表示光学系はアジム
ス角度により光学的パワーの異なる偏心した非回転対称
反射面を有していることを特徴としている。
【0035】請求項17の発明は請求項1から16のい
ずれか1項の発明において、前記撮像光学系の入射瞳位
置は、観察者の眼球の入射瞳と等価な位置よりも外界側
にずらして配置していることを特徴としている。
【0036】請求項18の発明は請求項17の発明にお
いて、前記観察者の眼球の入射瞳位置と等価な位置に対
する前記撮像光学系の入射瞳ずらし量をdとしたとき
d>60mm を満足していることを特徴としている。
【0037】
【発明の実施の形態】図1〜5は,本発明の画像観察シ
ステムの基本概念の説明図である。本発明による画像観
察システムは,表示系20及び撮像系10を有する画像
観察装置を観察者の左右眼用に一対設けている。各部材
として右眼用については添字Rを,左眼用のものについ
ては添字Lを付して示す。Eは観察者の観察眼を示す。
【0038】図1において,表示系20(20L,20
R)は表示光学系21(21L,21R)と表示素子2
2(22L,22R)を有し、23(23L,23R)
はその表示光学系21の眼球側光軸であり,左右眼の表
示光学系21の光軸23R,23Lは平行になるように
設定されている。ミラー14(14L,14R)は撮像
系10(10L,10R)と表示系20の光路を分離す
る。
【0039】表示光学系21は表示素子22の表示素子
面の拡大虚像を例えば観察眼Eの2m先に形成するよう
に位置及び焦点距離等が決められている。面22’(2
2’L,22’R)は表示素子22の表示面と表示光学
系21に関し共役な虚像が形成される仮想のスクリーン
(虚像スクリーン)である。
【0040】表示素子22は、その中心22C(22C
L,22CR)が,表示光学系21の光軸23と表示素
子22の交点23A(23AL,23AR)に対し,ず
らして設けてある。そのずらし量は,左右眼用の表示系
20R,20Lの虚像スクリーン22’R,22’Lの
中心が点30で一致するように設定され,虚像スクリー
ン22’上で距離Dである。
【0041】ずらし方向は左右眼の表示系20L,20
Rで異なり,距離Dは観察者の眼間距離の半分である。
これにより左右眼用の表示系20R,20Lの虚像スク
リーン22’R,22’Lは一致する。
【0042】撮像系10は撮像光学系11(11L,1
1R)と撮像素子12(12L,12R)で構成され,
13(13L,13R)はその撮像光学系の外界側の光
軸である。左右眼の撮像光学系の光軸13R,13Lは
平行になるように設定され,また左右眼それぞれの表示
光学系の光軸23R,23Lと略一致している。撮像光
学系11は外界の像を撮像素子12上に結像する。
【0043】面12’は,撮像素子12と撮像光学系1
1に関し共役な位置であるピント面である。
【0044】尚、撮像光学系11は被写界深度の深い光
学系より成り、ピント面12’R,12’Lの前後の物
体はピントの合った状態で撮像素子12に結像される。
撮像素子12は、その中心12C(12CL,12C
R)が,撮像光学系の光軸13と撮像素子12の交点1
3A(13AL,13AR)に対し,ずらして設けてあ
る。そのずらし量は,左右眼用の撮像系10R,10L
のピント面12’R,12’Lの中心が点30で一致す
るように設定され,ピント面12’上で距離Dである。
【0045】ずらし方向は左右眼の撮像系10L,10
Rで異なり,距離Dは観察者の眼間距離の半分である。
これにより左右眼用の撮像系10R,10Lのピント面
12’R,12’Lは一致する。
【0046】図2,図3は外界空間の物体40を撮像,
表示,観察した場合を示したものである。図2におい
て,外界空間の物体40はミラー14及び撮像光学系1
1により撮像素子12(12L,12R)上に像41
(41L,41R)を形成し,撮像される。その像位置
は,撮像素子12(12L,12R)と共役なピント面
12’上で表すと41’(41’L,41’R)であ
り,ピント面中心30からT(TL,TR)の距離とな
る。
【0047】撮像系10で撮像された被写界深度内の物
体40の像41は,図3に示すように表示素子22上に
像42として表示される。図3において,表示素子22
からの光束はミラー14,表示光学系21により観察眼
Eに導かれる。像42は,表示素子22と共役な虚像ス
クリーン22’上の像42’として観察眼Eに観察され
る。像42’の位置は虚像スクリーン中心30からU
(UL,UR)の距離となる。
【0048】観察者は,右眼ERで像42’Rを観察
し,左眼ELで像42’Lを観察する。これにより観察
者は,右眼ERの視線43Rと左眼ELの視線43Lの
交点44にあたかも物体40が実在するように観察(立
体視観察)することができる。
【0049】このように構成すると,左右眼の観察視野
の重なる範囲を大きくすることができるため、視野闘争
が生じ観察が困難になることを回避することができ、さ
らに撮像光学系11をズームレンズで構成しズーミング
を行ったり,電子ズームなどを用いて表示倍率を変更し
た場合にも,再現される空間が歪むことがなく,観察者
は無理なく左右眼画像の融像を行うことができる。
【0050】図4,図5(a),5(b)を用いて説明
する。図4は図2に示した外界空間の物体40の撮像系
10による撮影像41を2倍に拡大して,表示素子22
に表示した場合である。ここで,虚像スクリーン22’
上での表示像45’のスクリーン中心30からの距離V
は,図3における距離Uの2倍となる。図3の場合と同
様に,観察者は右眼ERの視線46Rと左眼ELの視線
46Lの交点47にあたかも物体40が実在するように
観察することができる。
【0051】本発明による画像観察システムは,従来の
システムと異なり,物体40がXZ平面内にない場合
(Y≠0)においても左右眼の視線が交差する(左右眼
画像の融像ができる)。図5(a)は図3に示した状態
のYZ断面であり,図5(b)は図4に示した状態のY
Z断面である。
【0052】図5(a),(b)においてU,Vに付し
た添字yは,それぞれのY方向成分を表す。図5
(a),(b)に示すように,左右眼の虚像スクリーン
はZ方向に関し,常に一致している。このため,物体4
0の位置によらず距離UyRと距離UyLは常に同じで
あり,また距離VyRと距離VyLは常に同じである。
よって変倍機能を用いる用いないに関わらず,図5
(a),(b)に示すように,左右眼ER,ELの視線
43Rと43L及び視線46Rと46Lは,それぞれY
Z面内で一致するため交差し,左右眼画像の融像が可能
となる。
【0053】図2,図3において,撮像光学系11の入
射瞳位置と観察眼Eの入射瞳位置を一致させ,また撮像
画角と表示画角を一致させると,撮像系ピント面12’
と表示系20の虚像スクリーン22’はその位置及び大
きさが一致するため,距離Tと距離Uは等しくなる。
【0054】よって,交点44の位置は,実際の外界空
間における物体40の位置と同じになり,また再現され
る物体の大きさも40と等しくなる。
【0055】また,撮像光学系11の入射瞳位置と観察
眼Eの入射瞳位置を一致させない場合や,撮像画角と表
示画角を一致させない場合においても,図5(a),
(b)に示した理由により,再現される空間が歪むこと
がなく,観察者は無理なく左右眼画像の融像を行うこと
ができる。
【0056】また,以上示した例では,撮像系ピント面
12’(12’R,12’L)と表示系20の虚像スク
リーン22’(22’R,22’L)を一致させている
が,本発明はこれに限定されるものではない。
【0057】左右眼用の撮像系10のピント面12’R
と12’L,左右眼用の表示系20の虚像スクリーン2
2’Rと22’Lがそれぞれ一致していれば,左右眼用
の撮像系10のY方向の撮影像高TyRとTyL,及び
左右眼用の表示系20のY方向表示像高UyRとUyL
がそれぞれ一致するため,図5(a),(b)に示した
理由により,再現される空間が歪むことが無く,観察者
は無理なく左右眼画像の融像を行うことができる。
【0058】次に本発明の具体的な実施形態を示す。
【0059】(実施形態1)図6は本発明の画像観察シ
ステムの実施形態1の要部概略図である。図6は本発明
の画像観察システムの左眼用の画像観察装置WLを示し
たものである。以下は左眼用としての各部材を示す添字
Lは図では示しているが、説明においては省略する。
【0060】本実施形態による画像観察装置Wは表示素
子22に表示した画像情報を観察眼Eに導くための表示
系20,外界の画像情報を撮像素子12に結像させるた
めの撮像系10とを有し,該撮像系10で得られた画像
情報を該表示系20の表示素子22に表示し,観察眼E
で観察している。
【0061】表示系20は,LCDやELパネルなどの
表示素子22,ハーフミラー24,凹面ミラー21を有
し,23はその光軸である。撮像系10は,ミラー1
5,正の光学的パワーを有する撮像光学系11,CCD
などの撮像素子12を有し,13はその光軸である。
【0062】本実施形態において,例えばバックライ
ト,偏光板,透過型液晶素子等で構成される表示素子2
2を射出した表示光は,ハーフミラー24でその一部が
反射し,凹面ミラー21で反射され,観察眼Eに導かれ
る。凹面ミラー21は表示素子22の拡大虚像を例えば
観察者より2m先に形成するように位置及び焦点距離等
が決められており,その射出瞳は,観察眼Eの入射瞳に
一致させてある。表示素子22の中心は,表示素子22
と光軸23の交点25に対し,図1に示した量ずらして
設定されている。
【0063】一方,外界からの光束はミラー15で反射
され,撮像光学系11によって撮像素子12上に結像さ
れる。ここで撮像系の光軸13は,表示系の光軸23と
略一致させてある。撮像素子12の中心は,撮像素子1
2と光軸13の交点16に対し,図1に示した量ずらし
て設定されている。また撮像光学系11の入射瞳位置と
観察眼Eの入射瞳位置を一致させている。
【0064】撮像系10で撮像された外界画像情報は表
示素子22に表示され,表示系20により観察眼Eに導
かれ,あたかも裸眼で観察しているように外界を観察で
きるように構成されている。
【0065】この時,特に撮像系10の外界像の撮像画
角(撮像素子12のサイズと撮像光学系11の焦点距離
及びその位置関係で決定される)を,表示系20の表示
画角(表示素子22のサイズと凹面ミラー21の焦点距
離及びその位置関係で決定される)と略一致させること
により,ビデオシースルー観察時の外界観察倍率を裸眼
観察時のそれと合わせることができる。ただし,撮像系
10の外界像の撮像画角を,表示系20の表示画角に対
し大き目に設定し,等倍観察となるように,撮影した外
界像の一部を切り取り表示系20の表示素子22に表示
しても同様の効果が得られる。
【0066】本発明の画像観察システムは,図6の左眼
用の画像観察装置WLと,図6に対し図1に示した関係
の右眼用の画像観察装置WRを,図7に示すように頭部
に装着して使用する。
【0067】これにより,図1〜5に示した理由によ
り,変倍機能を用いた場合や,設計要因,製造誤差など
により,撮像画角と表示画角が一致していない場合や,
撮像光学系の入射瞳位置と観察眼の入射瞳位置が一致し
ていない場合などにおいても,再現される空間が歪むこ
とがなく,観察者は無理なく左右眼画像の融像を行うこ
とができる。
【0068】さらに,撮像光学系11を変倍光学系で構
成することにより,物体に近づいた,あるいは物体が大
きくなったように観察することができるという効果を得
ることができる。
【0069】以後,簡単のため,説明図は左眼用の画像
観察装置WLのみを示す。
【0070】(実施形態2)図8は本発明の画像観察シ
ステムの実施形態2の要部概略図である。
【0071】表示系20は,LCDやELパネルなどの
表示素子22,プリズム体26を有している。撮像系1
0は,平面で構成されたプリズム17,正の光学的パワ
ーを有する結像光学系18,CCDなどの撮像素子16
を有している。
【0072】本実施形態において,例えばバックライ
ト,偏光板,透過型液晶素子等で構成される表示素子2
2を射出した表示光は面27で屈折されつつプリズム体
26に入射し,臨界角以上の入射角度で面28に入射し
全反射され,ミラー面29で反射されて再び臨界角以下
の入射角度で面28に入射し屈折されつつプリズム体2
6を射出し,観察眼Eに導かれる。プリズム体26は光
学的パワーを有した面が傾いて配置されることに起因す
る収差を良好に補正するために,アジムス角度により光
学的パワーの異なる偏心した非回転対称面で構成されて
おり,表示光学系の小型化を図っている。プリズム体2
6は表示素子22の拡大虚像を例えば観察眼Eより2m
先に形成するように位置及び焦点距離等が決められてお
り,その射出瞳は観察眼Eの入射瞳に一致させてある。
【0073】ここでプリズム体26は表示光学系21を
構成しており、その眼球側光軸23は表示素子22の表
示光学系21により形成される虚像スクリーン22’
(不図示)面に垂直で、かつ表示光学系21の射出瞳中
心を通る直線として定義されるものである。
【0074】一方,外界からの光束は面51で屈折され
つつプリズム17に入射し,ミラー面52で反射され,
臨界角以上の入射角度で面51に入射し全反射され,臨
界角以下の入射角度で面53に入射し屈折されつつプリ
ズム17を射出し,結像光学系18によって撮像素子1
2上に結像される。撮像系10の光軸13は,表示系2
0の光軸23と略一致させてある。またプリズム体26
で構成される撮像光学系の入射瞳位置と観察眼Eの入射
瞳位置を一致させている。
【0075】表示素子22の中心は表示素子22と光軸
23の交点25に対し,また撮像素子12の中心は撮像
素子12と光軸13の交点16に対し,図1に示した量
ずらして設定されている。
【0076】撮像系10で撮像された外界画像情報は表
示素子22に表示され,表示系20により観察眼Eに導
かれ,あたかも裸眼で観察しているように外界を観察で
きるように構成されている。
【0077】これにより,図1〜5に示した理由によ
り,変倍機能を用いた場合や,設計要因,製造誤差など
により,撮像画角と表示画角が一致していない場合や,
撮像光学系の入射瞳位置と観察眼の入射瞳位置が一致し
ていない場合などにおいても,再現される空間が歪むこ
とがなく,観察者は無理なく左右眼画像の融像を行うこ
とができる。
【0078】また,図9に示したように表示系20の光
軸23の折り畳み(偏向)方向を撮像系10の光軸折り
畳み(偏向)方向と異なる方向に設定することにより,
装置全体の小型化が可能となる。図9において表示系2
0及び撮像系10は図8に示した実施形態2と同じ機能
を果たし,表示素子22の中心は表示素子22と光軸2
3の交点25に対し,また撮像素子12の中心は撮像素
子12と光軸13の交点16に対し,図1に示した量ず
らして設定されている。
【0079】(実施形態3)図10は本発明の画像観察
システムの実施形態3の要部概略図である。本実施形態
は図9に示す実施形態2に比べ撮像系10の形態(構
成)が代わっている以外は同じ構成である。
【0080】図10において表示系20は図9に示した
実施形態2と同じ機能を果たす。外界からの光束はプリ
ズム体54の面55で屈折されつつプリズム体54に入
射し,ミラー面56で反射され,臨界角以上の入射角度
で面55に再び入射し全反射され,臨界角以下の入射角
度で面57に入射し屈折されつつプリズム体54を射出
し,撮像素子12上に結像される。
【0081】プリズム体54は光学的パワーを有した面
が傾いて配置されることに起因する収差を良好に補正す
るために,アジムス角度により光学的パワーの異なる偏
心した非回転対称面で構成されており,撮像系10の小
型化を図っている。
【0082】撮像素子12の中心は撮像素子12と光軸
13の交点16に対し,図1に示した量ずらして設定さ
れている。
【0083】(実施形態4)図11は本発明の画像観察
システムの実施形態4の要部概略図である。本実施形態
は図9に示す実施形態2に比べ撮像系10の形態(構
成)が代わっている以外は同じ構成である。
【0084】図11に示す実施形態は,図9に示す実施
形態2に対し,プリズム15及び結像光学系19で構成
される撮像光学系11の入射瞳位置を,プリズム体26
で構成される表示光学系21の射出瞳に一致させた観察
眼Eの入射瞳位置に対し,外界側にずらすことにより装
置の小型化を図ることができる。また覗き込み効果によ
り再現空間が小さく感じられることを防ぐことができ
る。このとき、ずらし量を大きく取り過ぎると、観察者
に近い距離(例えば300mm程度)の空間において
は、物体の距離間隔に対しての影響が大きくなり、裸眼
で観察した場合に比べ物体が近い位置に感じられてしま
う場合がある。そこで、ずらし量は60mm以下が良
い。
【0085】このように構成しても,図1〜5に示した
理由により,再現される空間が歪むことがなく,観察者
は無理なく左右眼画像の融像を行うことができる。
【0086】以上の各実施形態において,図12(a)
に示すように,表示素子22に表示する画像は撮像系1
0で取得した外界画像情報をそのまま表示するだけでな
く,図12(b)に示すように撮像系10で取得した外
界画像情報に,画像生成手段60で生成した画像情報
(コンピューターグラフィックス等により生成された画
像やビデオ等によって記録された映像など)を画像合成
手段61で合成して表示素子22に表示するようにして
も良い。
【0087】また以上の各実施形態においては,表示素
子として透過型液晶素子を用いたが,反射型の液晶素子
やELなどの自発光型の素子を用いても良い。また撮像
素子としてCCDを用いたが,CMOSセンサなどの素
子を用いても良い。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば,以上の構成とすること
により,ビデオシースルー観察時に,変倍機能を用いた
場合や,設計要因,製造誤差などにより,撮像画角と表
示画角が一致していない場合や,撮像光学系の入射瞳位
置と観察眼の入射瞳位置が一致していない場合などにお
いても,再現される空間が歪むことがなく,観察者は無
理なく左右眼用の画像の融像を行える画像観察システム
を達成することができる。
【0089】また、左右眼の観察視野の重なる範囲を大
きくすることができるため、視野闘争が生じ観察が困難
になることを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像観察システムの基本概念の説明図
【図2】図1の撮影系の説明図
【図3】図1の表示系の説明図
【図4】図1の撮影系の説明図
【図5】図1の表示系の説明図
【図6】本発明の画像観察システムの実施形態1の要部
概略図
【図7】本発明の画像観察システムの外観図
【図8】本発明の画像観察システムの実施形態2の要部
概略図
【図9】本発明の画像観察システムの実施形態2の一部
分を変更したときの説明図
【図10】本発明の画像観察システムの実施形態3の要
部概略図
【図11】本発明の画像観察システムの実施形態4の要
部概略図
【図12】本発明の画像観察装置に係る信号処理工程と
画像観察システムの要部概略図
【図13】従来の画像観察システムの要部概略図
【図14】従来の画像観察システムの要部概略図
【図15】従来の画像観察システムの要部概略図
【図16】従来の画像観察システムの要部概略図
【図17】従来の画像観察システムの要部概略図
【符号の説明】
10 撮影系 11 撮像光学系 12 撮像素子 13 光軸(外界側光軸) 14 ミラー 20 表示系 21 表示光学系 22 表示素子 23 光軸(眼球側光軸) E 観察眼
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月22日(2000.6.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項18
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】請求項18の発明は請求項17の発明にお
いて、前記観察者の眼球の入射瞳位置と等価な位置に対
する前記撮像光学系の入射瞳ずらし量をdとしたときd
<60mmを満足していることを特徴としている。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/00 510 G09G 5/00 510D 5/36 510 5/36 510V H04N 5/64 511 H04N 5/64 511A 13/00 13/00 Fターム(参考) 2H059 AA10 AA13 AA35 AA38 5C061 AA01 AB03 AB06 AB14 5C080 AA06 AA10 BB05 CC04 DD01 EE17 GG07 JJ05 JJ06 5C082 AA12 AA27 BA47 BD02 CA32 CA85 MM10 5G435 AA01 BB05 BB12 BB15 BB16 CC13 DD01 FF05 GG03 GG08 GG09

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外界画像を撮像光学系で撮像素子上に結像
    させる撮像系と,該撮像系で取得した外界画像を表示し
    た表示素子からの光束を表示光学系によって観察眼へ導
    く表示系を有し,該撮像光学系の外界側光軸が該表示光
    学系の眼球側光軸を延長した軸上に略一致するようにし
    た画像観察装置を,観察者の左右眼用に一対設けた画像
    観察システムにおいて,各々の撮影系の撮像素子は該撮
    像光学系の光軸に対し水平方向に所定距離ずらして配置
    されており,表示素子は該表示光学系の光軸に対し水平
    方向に所定距離ずらして配置されており,左右眼用の一
    対の該画像観察装置の撮像光学系の光軸及び表示光学系
    の光軸は互いに平行であることを特徴とする画像観察シ
    ステム。
  2. 【請求項2】前記左右眼用の撮像光学系のピント位置は
    一致しており,前記撮像素子のずらし量は該左右眼用の
    撮像光学系による各々の該撮像素子中心と共役な位置が
    一致するように設定され,かつ,該左右眼用の表示光学
    系による前記表示素子の虚像形成位置が一致しており,
    該表示素子のずらし量は該左右眼用の表示光学系による
    各々の該表示素子中心と共役な位置が一致するように設
    定されていることを特徴とする請求項1の画像観察シス
    テム。
  3. 【請求項3】前記ピント位置と前記虚像形成位置が一致
    していることを特徴とする請求項2の画像観察システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記画像観察装置の前記撮像系の外界画像
    の撮像画角は,前記表示系の表示画角と略一致している
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項の画像
    観察システム。
  5. 【請求項5】画像を生成する画像生成手段及び画像を合
    成する画像合成手段を有し,該画像合成手段は該画像生
    成手段からの画像と前記撮像系からの画像を合成して,
    前記表示素子に表示していることを特徴とする請求項1
    から4のいずれか一項の画像観察システム。
  6. 【請求項6】前記撮像光学系は平面で構成されたプリズ
    ムを有し,該プリズムは透過作用及び全反射作用をする
    面を有しており,該プリズムと前記撮像素子の間の光路
    中に正の光学的パワーを有する光学要素を設けたことを
    特徴とする請求項1から5のいずれか一項の画像観察シ
    ステム。
  7. 【請求項7】前記撮像光学系はアジムス角度により光学
    的パワーの異なる偏心した非回転対称反射面を有してい
    ることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項の画
    像観察システム。
  8. 【請求項8】前記表示光学系はアジムス角度により光学
    的パワーの異なる偏心した非回転対称反射面を有してい
    ることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項の画
    像観察システム。
  9. 【請求項9】前記撮像光学系は変倍光学系であることを
    特徴とする請求項1から8のいずれか一項の画像観察シ
    ステム。
  10. 【請求項10】前記撮像系により取得した外界画像を,
    前記表示素子に表示する際に,表示倍率を変更する画像
    処理手段を有していることを特徴とする請求項1から9
    のいずれか一項の画像観察システム。
  11. 【請求項11】外界画像を撮像光学系で撮像素子上に結
    像させる撮像系と,該撮像系で取得した外界画像を表示
    した表示素子からの光束を表示光学系で観察眼へ導く表
    示系を有し,該撮像光学系の外界側光軸が光学部材を介
    して該表示光学系の眼球側光軸を延長した軸上に略一致
    するようにしている画像観察装置を,観察者の左右眼用
    に一対設けた画像観察システムにおいて,各々の撮影系
    の撮像素子はその中心が撮像光学系の光軸に対し直角方
    向に所定距離ずらして配置されており,表示素子は、そ
    の中心が表示光学系の光軸に対し直角方向に所定距離ず
    らして配置されていることを特徴とする画像観察システ
    ム。
  12. 【請求項12】前記左右眼用の一対の撮像光学系の外界
    側光軸は互いに平行であることを特徴とする請求項11
    の画像観察システム。
  13. 【請求項13】前記撮像系によって前記撮像素子に形成
    される物体の位置と,前記表示系による前記表示素子の
    虚像が形成される位置とが一致していることを特徴とす
    る請求項12の画像観察システム。
  14. 【請求項14】前記撮像系による前記撮像素子中心の物
    体側の位置とは,前記表示系による前記表示素子中心の
    虚像が形成される位置とが一致していることを特徴とす
    る請求項13の画像観察システム。
  15. 【請求項15】前記撮像光学系はアジムス角度により光
    学的パワーの異なる偏心した非回転対称反射面を有して
    いることを特徴とする請求項11から14のいずれか一
    項の画像観察システム。
  16. 【請求項16】前記表示光学系はアジムス角度により光
    学的パワーの異なる偏心した非回転対称反射面を有して
    いることを特徴とする請求項11から15のいずれか一
    項の画像観察システム。
  17. 【請求項17】前記撮像光学系の入射瞳位置は、観察者
    の眼球の入射瞳と等価な位置よりも外界側にずらして配
    置していることを特徴とする請求項1から16のいずれ
    か1項の画像観察システム。
  18. 【請求項18】前記観察者の眼球の入射瞳位置と等価な
    位置に対する前記撮像光学系の入射瞳ずらし量をdとし
    たとき d>60mm を満足していることを特徴とす
    る請求項17の画像観察装置。
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