JP2001248984A - 蓄熱装置 - Google Patents

蓄熱装置

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JP2001248984A
JP2001248984A JP2000059310A JP2000059310A JP2001248984A JP 2001248984 A JP2001248984 A JP 2001248984A JP 2000059310 A JP2000059310 A JP 2000059310A JP 2000059310 A JP2000059310 A JP 2000059310A JP 2001248984 A JP2001248984 A JP 2001248984A
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Hisanori Oike
久則 大池
Kazuhito Suzuki
和仁 鈴木
Hideo Hashimoto
英夫 橋本
Sadanobu Owaki
定信 大脇
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage

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  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】現地据え付けを容易にすることができる蓄熱装
置を提供する。 【解決手段】蓄熱装置11を、内部に蓄熱材23が充填
された蓄熱容器21と、蓄熱材23を加熱するヒータ2
5と、内部に水が流されると共に、蓄熱容器21内に配
設され、蓄熱材23と水との間で熱交換を行う伝熱管2
4とを有する6個の蓄熱ユニット13を、2列3段に段
積みして構成した。そして、各蓄熱ユニット13の伝熱
管24を、列毎に立て方向に直列接続し、さらに各列の
伝熱管24を横方向に並列接続した。このため、蓄熱ユ
ニット13を部品として現地へ運び、現地で組み立てる
ことが可能となる。従って、蓄熱装置11の全体を一度
に運搬する場合と異なり、運搬が容易になり、現地据え
付けを容易にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比熱の大きな物質
に熱を蓄えておき、後でこの顕熱を利用する蓄熱装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の蓄熱装置は、固体のマグネシア
及び所定の蓄熱温度域で液体化する硝酸塩から構成され
た蓄熱材が充填された蓄熱ケースと、同蓄熱材を加熱す
るヒータとを内蔵している。蓄熱材はヒータで加熱され
ることにより熱を蓄え、この状態で蓄熱材内に配設され
た伝熱管の一方から水を供給すると、この水は蓄熱材の
熱によって加熱され、蒸気となって伝熱管の他方から噴
出する。このようにして、蓄熱材に蓄えられた熱が外部
に取り出される。このような蓄熱装置の応用製品として
は蒸気発生装置、温水製造装置及び温風発生装置等様々
な製品が考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の各応
用機器に使用される蓄熱装置は、その蓄熱容量が大きな
もの、即ちヒータ容量で9kW、12kW、18kW及
び27kW等程度のものが多い。蓄熱材の蓄熱容量はヒ
ータで10時間程度蓄熱できる程度とされるため、ヒー
タ容量の増加に伴って必然的に多量の蓄熱材が必要とな
る。従って、蓄熱装置が大型且つ大重量となり、次のよ
うな問題点があった。
【0004】第1に、蓄熱装置の重量は、例えば9kW
タイプで約1000kg、27kWタイプに至っては約3
000kg程度となる。このため、現地据え付け時には、
大重量の蓄熱装置を吊り下げるクレーン等が必要であっ
た。また、大型の蓄熱装置を既設の電気室のような場所
に据え付ける場合、壁を壊して搬入しなければならなか
った。従って、蓄熱装置の現地への据え付け作業が大変
であった。
【0005】第2に、万一、何らかの原因で蓄熱ケース
が破損した場合、高温の蓄熱材(硝酸塩)が多量に外部
に漏れだすおそれがあった。第3に、大容量タイプの蓄
熱ケースは設置スペースを節約するために縦長タイプと
なる場合が多い。蓄熱材は蓄熱ケースの上部から詰めら
れるため、蓄熱材の充填作業性が悪く、蓄熱装置の製造
コストが高くなりやすい。
【0006】本発明は前記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、現地据え付けを容易に
することができる蓄熱装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、内部に蓄熱材が充填された蓄熱容器と、蓄熱材を加
熱するヒータと、内部に熱媒体が流されると共に、蓄熱
容器内に配設され、蓄熱材と熱媒体との間で熱交換を行
う伝熱管とを有する複数の蓄熱ユニットを備え、各蓄熱
ユニットの伝熱管を、少なくとも直列又は並列のいずれ
か一方に接続し、必要容量の熱発生装置としたことをそ
の要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、蓄熱ユニットの上面及び下面を平板状
とし、積み上げ可能としたことをその要旨とする。請求
項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発
明において、複数の蓄熱ユニットの伝熱管を、縦方向の
み又は横方向のみに直列接続し、それらをさらに並列接
続したことをその要旨とする。 (作用)従って、請求項1に記載の発明においては、各
蓄熱ユニットの伝熱管が、少なくとも直列又は並列のい
ずれか一方に接続され、必要容量の熱を発生可能とな
る。
【0009】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、複数の蓄熱ユニットを
積み上げ可能となる。請求項3に記載の発明において
は、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用に加え
て、複数の蓄熱ユニットの伝熱管が、縦方向のみ又は横
方向のみに直列接続され、それらがさらに並列接続され
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を蓄熱装置に具体化
した一実施形態を図1〜図9に従って説明する。 (全体構成)図1及び図2に示すように、蓄熱装置11
は直方体状の本体ケース12と、同本体ケース12内に
収容された複数の蓄熱ユニット13を備えている。各蓄
熱ユニット13は2列3段に段積みされており、底部断
熱材14、側部断熱材15及び上部断熱材16により外
周を覆われた状態で本体ケース12内に収容されてい
る。
【0011】底部断熱材14は複数の板状マイクロサー
ムの積層構造となっている。側部断熱材15はブロック
状のケイ酸カルシウムにて構成されている。上部断熱材
16は軟質シート状のブランケットと複数の板状マイク
ロサームとの積層構造となっている。上部断熱材16の
上面には天板17が載置されており、同天板17の上面
にはスチームヘッダ18が固定されている。 (蓄熱ユニット)図1〜図3に示すように、蓄熱ユニッ
ト13は上部が開口した有底円筒状の蓄熱容器21と、
同蓄熱容器21の上部に配置された被冠部材としての載
置台22とを備えている。蓄熱容器21の下面は平板状
に形成されている。
【0012】(蓄熱容器)図1及び図2に示すように、
蓄熱容器21内にはマグネシア及び硝酸塩を主成分とす
る蓄熱材23が充填されている。蓄熱材23内には、内
部に水等の熱媒体が流通される伝熱管24と、蓄熱材2
3を加熱するヒータ25とが配設されている。伝熱管2
4及びヒータ25はそれぞれ螺旋状に形成されており、
ヒータ25は伝熱管24の内側に配置されている。尚、
図1及び図2においては、説明の便宜上、蓄熱材23、
伝熱管24及びヒータ25を適宜省略する。
【0013】(載置台)図3及び図4に示すように、前
記載置台22は蓄熱容器21の上部開口を覆う第1蓋部
材としての円形板状の蓋体31と、同蓋体31の上面に
円環状の連結部材32を介して固定された第2蓋部材と
しての円形板状の台座33とを備えている。蓋体31と
連結部材32との間、及び連結部材32と台座33との
間はそれぞれ溶接にて固定されている。
【0014】(蓋体)図5及び図6に示すように、前記
蓋体31の外周部には一対の連結手段としての固定部3
4が蓋体31の外方に突出した状態で下方に折り曲げ形
成されており、両固定部34には挿通孔35が形成され
ている。蓋体31には伝熱管導出口36及びヒータ導出
口37が切り欠き形成されており、両導出口36, 37
はそれぞれ伝熱管24及びヒータ25が通過可能な程度
の大きさとなっている。また、蓋体31の外周近傍に
は、4つの貫通孔38が所定間隔毎に形成されている。
【0015】(台座)図3及び図4に示すように、前記
台座33の外周縁には、4つの半円状の切欠部39が所
定間隔毎に形成されている。台座33は、各切欠部39
が前記蓋体31の貫通孔38に対応するように配置され
ており、前記連結部材32を介して蓋体31の上面に固
定されている。蓋体31と台座33との間は伝熱管24
及びヒータ25の外径よりも若干大きい距離だけ離間し
ている。前記連結部材32の伝熱管導出口36、ヒータ
導出口37、台座33の切欠部39に対応する部分はそ
れぞれ省略されている。
【0016】このため、蓄熱容器21内の伝熱管24及
びヒータ25はそれぞれ伝熱管導出口36及びヒータ導
出口37を介して蓄熱ユニット13の外部に導出可能と
なっている。載置台22は、前記各貫通孔38にボルト
40が挿通され、このボルト40が蓄熱容器21の内周
上部に突設された雌ネジ部41に締め付けられることよ
り、蓄熱容器21に対して固定されている。台座33の
外径は蓄熱容器21の外径とほぼ同じとされており、同
台座33の上面には蓄熱容器21が載置可能となってい
る。
【0017】前記蓄熱ユニット13の外径及び高さの採
りうる範囲は、それぞれ60〜80cm以下とされてお
り、本実施形態においては60cm程度とされている。ヒ
ータ25の容量の採りうる範囲は3〜5kW以下とされ
ており、本実施形態においては3kWとされている。こ
れらの範囲を越えると、蓄熱ユニット13が大型化し、
運搬が不便になる。蓄熱装置11は蓄熱ユニット13を
6個備えていることから、蓄熱装置11全体のヒータ容
量は18kWとなっている。
【0018】また、前記蓄熱材23の蓄熱容量は小容
量、即ち30kW/h又は25800kcal程度とさ
れている。これは、3kWのヒータ25で10時間蓄熱
したときの熱量である。1つの蓄熱ユニット13の重量
は250kg度と軽量になっている。これは、1つの蓄熱
容器21には3kWのヒータ25で10時間蓄熱し得る
だけの蓄熱材23を充填すればよいためである。
【0019】ちなみに、ヒータの3kWの選定にあたっ
ては、電源として三相200Vを使用することから、前
記汎用蓄熱装置のヒータ容量(9kW、12kW、18
kW、27kW)に対応した電気的に効率的な3回路分
割構成としてその容量を選定している。
【0020】尚、本実施形態においては、ヒータ容量が
5kW以下の蓄熱装置を小容量タイプ、5〜12kWの
ものを中容量タイプ、12〜30kW程度のものを大容
量タイプという。従って、本実施形態における蓄熱装置
11はヒータ容量が前述の通り18kWであることか
ら、大容量タイプとなる。 (蓄熱ユニット組立)図1及び図7に示すように、本体
ケース12のベース12a上には、各断熱材14, 1
5, 16により覆われると共に、2列3段に段積みされ
た複数の蓄熱ユニット13が載置されている。尚、図7
においては、説明の便宜上、側部断熱材15及び上部断
熱材16は省略されている。
【0021】図8に示すように、側部断熱材15は一対
の直線部15a及び一対の円弧部15bから平面トラッ
ク状に構成されている。両直線部15aの内側と互いに
隣接する蓄熱ユニット13の外側面との間には、それぞ
れ平面三角形状の内側スペースS1が形成されている。
本体ケース12の内側面と両円弧部15bの外側との間
には、それぞれ外側スペースS2が形成されている。
【0022】側部断熱材15の外周には緊縛手段として
のステンレス製の複数のバンド(図示略)が巻回されて
おり、両直線部15a及び両円弧部15bは蓄熱ユニッ
ト13側に押圧されている。即ち、段積みされた複数の
蓄熱ユニット13、底部断熱材14及び側部断熱材15
はバンドにより締め付けられて一体的に固定されてい
る。 (蓄熱ユニットの固定)図1、図2、図7及び図8に示
すように、互いに隣接する各段の蓄熱ユニット13は、
蓋体31の固定部34が互いに密着するように配置され
ており、両固定部34の挿通孔35に挿通されたボルト
42がナット43で締め付けられることにより連結され
ている。互いに隣接する蓄熱容器21の外側面同士は接
触部にて接触している。 (蓄熱ユニットの接続関係)図9に示すように、最下段
の蓄熱ユニット13における伝熱管24の入口側端部
は、ベース12a内に配設された連結配管51を介して
給水タンク(図示略)に接続されている。連結配管51
上には流量制御弁52及び給水ポンプ53が配設されて
いる。最下段の蓄熱ユニット13における伝熱管24の
出口側端部は、中段の蓄熱ユニット13における伝熱管
24の入口側端部に接続されている。中段の蓄熱ユニッ
ト13における出口側端部は、最上段の蓄熱ユニット1
3における入口側端部に接続されている。
【0023】最上段の蓄熱ユニット13における伝熱管
24の出口側端部は、前記スチームヘッダ18に接続さ
れている。スチームヘッダ18は、同ヘッダ18へ各列
伝熱管24から流入した過熱蒸気に対し、給水管56か
ら供給された水を混合して飽和蒸気化し、接続配管54
を介して蓄熱装置11外部の熱負荷(図示略)に接続さ
れている。各蓄熱ユニット13の接続管24aの各端部
同士はスリーブ55を介して溶接により固定されてい
る。即ち、2つの列において、各段の蓄熱ユニット13
間を接続する伝熱管24は接続管24aを介して直列に
接続されている。そして、各列の伝熱管24はスチーム
ヘッダ18及び連結配管51間において互いに並列に接
続されている。 (横ずれ防止)図8に示すように、前記ベース12a上
面における4つのコーナー近傍には、それぞれ支柱61
が立設されている。各支柱61には各段の蓄熱ユニット
13の側部に対応して湾曲状の押え部材62が配置され
ている。 (実施形態の作用)次に、前述のように構成された蓄熱
装置11の作用について説明する。
【0024】大容量タイプの蓄熱装置11は、6個の小
容量タイプの蓄熱ユニット13が部品として現地へ運び
込まれ、現地で組み立られる。このため、蓄熱装置11
の全体を一度に運搬する場合と異なり、運搬が容易にな
る。また、各蓄熱ユニット13の外径及び高さは60cm
程度であることにより、蓄熱容器21への蓄熱材23の
充填作業が容易である。
【0025】さて、前記蓄熱材23は、深夜電力等を利
用して10時間程度蓄熱され、所定の蓄熱温度(450
℃程度)に加熱される。1つの蓄熱ユニット13には3
0kW/hの熱量が蓄えられ、これが6個組み合わせら
れていることにより、蓄熱装置11全体の蓄熱容量は1
80kW/hとなる。
【0026】この状態で流量制御弁52が開弁され、給
水ポンプ53が作動されると、前記給水タンク(図示
略)に貯留された水は、連結配管51を介して3つの蓄
熱ユニット13の伝熱管24内に下段から順次上段へと
流れ込む。すると、この水は蓄熱材23の熱によって加
熱され、過熱蒸気となってスチームヘッダ18内に噴出
する。このスチームヘッダ18内へ噴出された過熱蒸気
は飽和蒸気となり、接続配管54を介して蓄熱装置11
外部の熱負荷(図示略)に供給される。このようにし
て、蓄熱材23に蓄えられた熱が外部に取り出される。
【0027】蓄熱時等、何らかの原因で蓄熱容器21が
破損しても、蓄熱装置11は複数の蓄熱ユニット13か
ら構成され、これらの蓄熱容器21が同時に破損する可
能性が少ないことから、多量の蓄熱材23、特に液状に
なった高温の硝酸塩が外部へ流出することが防止され
る。また、各列の伝熱管24が直列に接続され、さらに
スチームヘッダ18にて並列に接続されていることによ
り、所定温度の蒸気の出力時間が長くなると共に、蒸気
の出力流量が大きくなる。
【0028】従って、本実施形態によれば、以下の効果
を得ることができる。 (1)蓄熱容量3kWの蓄熱ユニット13を6個組み合
わせることにより全体として18kWの蓄熱容量の蓄熱
装置11を構成した。即ち、蓄熱ユニット13は部品と
して蓄熱装置11に組み込まれており、組み合わせる蓄
熱ユニット13の数により如何なる容量にも対応可能と
なっている。また、1つの蓄熱ユニット13の外径及び
高さは60cm程度と小型であり、その重量は250kg程
度と軽量である。このため、蓄熱装置11を既設の電気
室のような場所に据え付ける場合、各蓄熱ユニット13
毎に分解して運搬すればよく、壁を破壊することなく搬
入することができる。また、クレーン等が不要となり、
蓄熱ユニット13の運搬が簡単になる。従って、蓄熱装
置11の現地組立を容易にすることができる。
【0029】(2)蓄熱装置11を複数の蓄熱ユニット
13から構成した。複数の蓄熱ユニット13が同時に破
損する可能性は少なく、蓄熱容器21が破損した場合、
高温の蓄熱材(硝酸塩)23の外部への流出を最小限に
抑えることができる。
【0030】(3)複数の蓄熱ユニット13の形状は全
て同じであり、それぞれ同一の部品から構成される。こ
のため、蓄熱ユニット13の関係部品の量産効果による
コストダウンを図ることができる。
【0031】(4)複数の蓄熱ユニット13の伝熱管2
4を直列接続したことにより、蒸気の出力時間を長くす
ることができる。また、直列接続された伝熱管24をス
チームヘッダ18を介して並列接続したことにより、蒸
気の出力流量を大きくすることができる。そして、これ
らを組み合わせたことにより、必要な蒸気負荷に合わせ
た任意の蒸気を蓄熱装置11から出力できる。
【0032】(5)蓄熱装置11全体の蓄熱に関する制
御が、分割された個々の蓄熱ユニット13毎のヒータ稼
動及び温度センサTの情報によって制御できることか
ら、小型化した蓄熱ユニット13毎の蓄熱制御により蓄
熱時間の短縮及びより緻密な蓄熱が可能となる。
【0033】(6)蓄熱ユニット13の開口部を覆う載
置台22を、蓋体31と台座33とが互いに所定距離だ
け離間して配置された二重蓋構造とし、蓋体31と台座
33との間から伝熱管24及びヒータ25を引き出し
た。このため、伝熱管24及びヒータ25に、段積みさ
れた蓄熱ユニット13の重量が加わることがなく、伝熱
管24及びヒータ25の傷つきを防止することができ
る。
【0034】(7)蓄熱ユニット13の上面及び底面、
即ち、載置台22の上面と蓄熱容器21の底面とを平板
状に形成した。このため、蓄熱ユニット13を安定して
積み上げることができる。
【0035】(8)蓄熱ユニット13の高さを60cm程
度にしたことにより、蓄熱容器21への蓄熱材23の充
填作業を容易に行うことができる。尚、前記実施形態は
以下のように変更して実施してもよい。
【0036】・ 蓄熱容器21を箱体状に形成してもよ
い。このようにしても、複数の蓄熱ユニット13を組み
合わせ、必要容量の熱を発生させることができる。 ・ 本実施形態では、各列の上段蓄熱ユニット13の伝
熱管24をスチームヘッド18に接続しているが、これ
ら各列の伝熱管24あるいは前記連結配管51に流量制
御弁を設け、各列毎の交互運転等を実施してもよい。
【0037】・ 本実施形態では、蓄熱ユニット13を
複数列複数段に段積みしたが、図16に示すように単列
複数段に段積みし、各蓄熱ユニット13の伝熱管24間
を直列又は並列の少なくとも一方にて接続してもよい。
【0038】・ 本実施形態では、給水ポンプ53とス
チームヘッド18間において、各蓄熱ユニット13の伝
熱管24を列間で並列接続(列内直列接続)している
が、段間で並列接続(段内直列接続)してもよい。
【0039】
【発明の効果】従って、請求項1〜請求項3のうちいず
れか一項に記載の発明によれば、蓄熱装置を複数の蓄熱
ユニットから構成したことにより、現地据え付けを容易
にすることができる。また、効率的な蓄熱が得られるば
かりか、現地の据え付け場所に促した搬入作業及び設備
配置が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態における蓄熱装置の正断面図。
【図2】 本実施形態における蓄熱装置の要部拡大正断
面図。
【図3】 本実施形態における蓄熱ユニットの斜視図。
【図4】 本実施形態における載置台の平面図。
【図5】 本実施形態における載置台の正面図。
【図6】 図4における1−1線断面図。
【図7】 本実施形態における段積み状態の蓄熱ユニッ
トの斜視図。
【図8】 本実施形態における蓄熱装置の平断面図。
【図9】 本実施形態における蓄熱装置の接続図。
【図10】別の実施形態における蓄熱装置の斜視図
【符号の説明】
11…蓄熱装置、13…蓄熱ユニット、21…蓄熱容
器、22…載置台、23…蓄熱材、24…伝熱管、25
…ヒータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 英夫 愛知県犬山市字上小針1番地 エナジーサ ポート 株式会社内 (72)発明者 大脇 定信 愛知県犬山市字上小針1番地 エナジーサ ポート 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に蓄熱材(23)が充填された蓄熱
    容器(21)と、 蓄熱材(23)を加熱するヒータ(25)と、 内部に熱媒体が流されると共に、蓄熱容器(21)内に
    配設され、蓄熱材(23)と熱媒体との間で熱交換を行
    う伝熱管(24)とを有する複数の蓄熱ユニット(1
    3)を備え、 各蓄熱ユニット(13)の伝熱管(24)を、少なくと
    も直列又は並列のいずれか一方に接続し、必要容量の熱
    発生装置とした蓄熱装置。
  2. 【請求項2】 蓄熱ユニット(13)の上面及び下面を
    平板状とし、積み上げ可能とした請求項1に記載の蓄熱
    装置。
  3. 【請求項3】 複数の蓄熱ユニット(13)の伝熱管
    (24)を、縦方向のみ又は横方向のみに直列接続し、
    それらをさらに並列接続した請求項1又は請求項2に記
    載の蓄熱装置。
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Cited By (3)

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CN102221303A (zh) * 2011-05-26 2011-10-19 同济大学 一种组合式高温相变储热系统
JP2015105807A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 東北ボーリング株式会社 熱源水及び循環水による熱交換システム
WO2023171447A1 (ja) * 2022-03-10 2023-09-14 住友重機械工業株式会社 カートリッジ式化学蓄熱反応器、カートリッジ式化学蓄熱反応器連結体、断熱材、熱交換配管連結具及び化学蓄熱方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102221303A (zh) * 2011-05-26 2011-10-19 同济大学 一种组合式高温相变储热系统
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