JP2001245985A - 選択された換気モードを自動制御する麻酔換気装置 - Google Patents

選択された換気モードを自動制御する麻酔換気装置

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JP2001245985A JP2001029760A JP2001029760A JP2001245985A JP 2001245985 A JP2001245985 A JP 2001245985A JP 2001029760 A JP2001029760 A JP 2001029760A JP 2001029760 A JP2001029760 A JP 2001029760A JP 2001245985 A JP2001245985 A JP 2001245985A
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Taema SA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 患者に対する危険性を最小限にできる吸入麻
酔装置を提供する。 【解決手段】 複数の換気モードを有するタイプの麻酔
装置であって、吸入ブランチと呼気ブランチとによって
構成されるメインガス回路と、内部容積が変化しメイン
回路と連絡するガス蓄積要素と、調整可能な圧力設定点
レベルを有し前記メイン回路に配置されるリリーフバル
ブ手段と、さらに、蓄積要素に入りおよび/または蓄積
要素から出るガスに関する情報項目の測定を可能にする
検出手段と、前記情報項目を処理して、そこから換気モ
ードに関する情報項目を推定することを可能にする情報
処理手段と、処理手段によって出力された換気モードに
関する情報の関数として、前記リリーフバルブ手段の圧
力設定点レベルを自動的に調整するために、リリーフバ
ルブ手段に作用する制御手段とを備えることを特徴とす
る装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸入麻酔の分野に
関し、より詳細には、ガス回路を備える吸入麻酔装置で
あって、前記ガス回路には、前記ガス回路に設けられた
ガス蓄積リザーバーたとえばリザーバー風船を出入りす
るガスの移動またはフローをモニタリングする、好まし
くは恒久的にモニタリングする手段が取り付けられた麻
酔装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、吸入麻酔装置は、複数のガスチャ
ネルからなる閉システムまたは同様のもの(メイン回路
とも呼ばれる)を備えている。
【0003】メイン回路は、一方で新鮮な麻酔ガス源か
ら新鮮な麻酔ガスを患者の上気道へ運び、他方で患者の
呼気ガスを回収して、患者の呼気ガスに含まれる二酸化
炭素を除去した後、精製した呼気ガスを再循環して新鮮
な麻酔ガスと混合することを患者の上気道へ戻す前に行
わせるものである。
【0004】従って、このような回路はループとして機
能して、患者に麻酔をかけるための新鮮な麻酔ガスの使
用量を最小限にすることを可能にする閉回路である。
【0005】ループ回路は、通常、患者によって呼気さ
れたのち含有していた二酸化炭素の少なくとも大部分が
除去されることで精製されたガスの少なくとも一部を、
一時的に蓄えるための蓄積要素(member)たとえばガス
リザーバー風船を備える。呼気され精製されたガスは再
使用されて、その後の吸入段階の間に新鮮な麻酔ガスが
可能なだけ添加されて患者へ戻される。
【0006】このような装置は、従来技術においてすで
に数多く説明されている。より詳細を知るためには、特
に文献EP-A-643978、US-A-3687137、EP-A-292615、EP-A
-266964を参照することができる。
【0007】現在、既存の吸入麻酔装置は、3つの主な
換気モード、すなわち自発モード、手動モード、調節モ
ードに従って機能する。
【0008】自発モードにおいては、患者は、本人が必
要とする呼吸ガス量を、呼気ガスを蓄積する要素たとえ
ばガスリザーバー風船から自主的に取り出すことができ
なければならない。
【0009】手動モードにおいては、医者(practition
er)が、蓄積要素の柔軟な壁に圧力をかけて蓄積要素に
収容されるガスの患者への投与を制御する。
【0010】調節モード(機械モードとも呼ばれる)に
おいては、患者の換気は完全自動化され、すなわち換気
は、患者とガス蓄積要素との間(およびその逆)のガス
循環を保証し制御する換気装置によって生じる。
【0011】しかし、現在のところ、機械換気モードま
たは自発換気モードから手動換気モードへの切り替え
は、医者すなわち内科医(physician)などがリリーフ
バルブを手動で切り替えることによってのみ行うことが
できる。
【0012】従って、このことによって実際上の安全の
問題が引き起こされるということが容易に理解される。
【0013】これは、手動モードから自発モードへの切
り替えを怠ると、例えば、患者に高いガス圧力(一般に
10ないし90hPaの圧力)と戦うことを余儀なく
し、これによって、換気回路内の至るところで従って患
者の上気道および肺中で圧力が上昇するために気圧障害
を前記患者に起こすことがあり得るからである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、上述の問題を解決して患者に対する危険性を最小限
にすることが可能な吸入麻酔装置およびこのような装置
の運転方法を利用可能とすることである。
【0015】言い換えれば、本発明は、麻酔装置が特に
自発モードと手動モードとの間の切り替わりを自動的に
認知して、そして事前に医者が手動で行った切り替え動
作を自動的に再現することによって、麻酔装置の機能を
ただ2つの換気モードすなわち補助モードと調節モード
とに減らすことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】従って、本発明によれ
ば、麻酔器具(device)または装置の使用を簡単にし
て、患者の安全性を高めることができる。
【0017】すなわち、本発明は、複数の換気モード有
するタイプの麻酔装置であって、少なくとも1つの吸入
ブランチと少なくとも1つの呼気ブランチとによって構
成されるメインガス回路と、内部容積が可変で、前記メ
インガス回路と連絡するガス蓄積要素と、調整可能な圧
力設定点を有し、前記メインガス回路に配置されるリリ
ーフバルブ手段と、蓄積要素に入りおよび/または要素
から出るガスに関する少なくとも1つの情報項目の測定
を可能にする検出手段と、前記蓄積要素に入りおよび/
または要素から出るガスに関する少なくとも1つの情報
項目を処理して、そこから換気モードに関する少なくと
も1つの情報項目を推定することを可能にする情報処理
手段と、少なくとも前記情報処理手段によって出力され
た換気モードに関する情報の関数として、リリーフバル
ブ手段に作用して、前記リリーフバルブ手段の圧力設定
点レベルを自動的に調整する制御手段とを少なくとも備
えることを特徴とする装置に関する。
【0018】必要に応じて、本発明に係る装置は1また
は複数の以下の特徴を有しても良い。
【0019】前記検出手段がガス蓄積要素またはその付
近に配置される。
【0020】前記検出手段が以下のものから選択され
る。
【0021】ガス蓄積要素に入りおよび/または要素か
ら出るガスの流量(flowrate)用センサー、ガス蓄積要
素に入りおよび/または要素から出るガスの圧力用セン
サー、蓄積要素の接続部にまたはその付近に配置され、
ユーザーが前記リリーフバルブ手段の始動を望んだとき
にユーザーによって直接始動されるスイッチ、蓄積要素
内の圧力変化を少なくとも1つの機械的情報項目または
電気的情報項目へ変換することを可能にするメカニカル
トランスミッター、および/または、ガス蓄積要素の容
積変化および/または形状変化および/または圧力変化
を解析する装置。
【0022】ガス蓄積要素はリザーバー風船である。
【0023】情報処理手段が、検出手段によって出力さ
れた電子情報項目を処理して、そこから換気モードに関
する少なくとも1つの情報項目を推定することが可能で
ある少なくとも1つのマイクロプロセッサーを備える。
すなわちマイクロプロセッサーによって、術者が課した
換気モードを考慮することが可能になり、換気手段の電
子制御が保証される。
【0024】情報処理手段によって出力された換気モー
ドに関する情報が、自発換気モードについての情報に相
当する場合に、制御手段がリリーフバルブ手段に作用し
て前記リリーフバルブ手段の圧力設定点レベルを自動的
に下げる。
【0025】情報処理手段によって送られる換気モード
に関する情報が、手動換気モードについての情報に相当
する場合に、制御手段がリリーフバルブ手段に作用して
前記リリーフバルブ手段の圧力設定点レベルを自動的に
上げる。
【0026】ガス蓄積要素および/またはリリーフバル
ブ手段が、呼気ブランチまたは吸入ブランチに配置され
る。
【0027】検出手段が、ガス蓄積要素をメインガス回
路に接続する接続ラインに配置される。
【0028】また本発明は、少なくとも1つの吸入ブラ
ンチと少なくとも1つの呼気ブランチとによって構成さ
れる少なくとも1つのメインガス回路と、メインガス回
路と連絡する少なくとも1つのガス蓄積要素と、調整可
能な圧力設定点レベルを有し前記メインガス回路に配置
されるリリーフバルブ手段とを備える、特に本発明に係
る複数の換気モードを有するタイプの麻酔装置の制御方
法であって、(a)蓄積要素に入りおよび/または要素
から出るガスに関する少なくとも1つの情報項目を測定
する工程と、(b)前記蓄積要素に入りおよび/または
要素から出るガスに関する少なくとも1つの情報項目を
処理する工程と、(c)工程(b)から、換気モードに
関する少なくとも1つの情報項目を推定する工程と、
(d)少なくとも工程(c)で得られた換気モードに関
する情報の関数として、前記リリーフバルブ手段に作用
することによって、圧力設定点ポイントを自動的に調整
する工程とを含むことを特徴とする方法に関する。
【0029】必要に応じて、本発明に係る方法は1また
は複数の以下の特徴を備えても良い。
【0030】換気モードに関する情報が自発換気モード
についての情報に相当する場合に、圧力設定点レベル
を、5hPa以下、好ましくは2hPa以下の圧力設定
値に自動的に調整する。
【0031】換気モードに関する情報が手動換気モード
についての情報に相当する場合に、圧力設定点レベル
を、5hPa以上、好ましくは10ないし90hPaの
圧力設定値に自動的に調整する。
【0032】工程(a)において、蓄積要素に入りおよ
び/または要素を出るガスに関する少なくとも1つの情
報項目を測定し、該情報項目を以下のものから選択す
る。
【0033】ガス蓄積要素に入りおよび/または要素か
ら出るガスの圧力、ガス蓄積要素に入りおよび/または
要素から出るガスの流量、ガス蓄積要素内部の圧力、お
よび/または、蓄積要素の接続部にまたはその付近に配
置されるスイッチによって送られる情報項目。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明を、何ら限定を意味しない
例として与えた図を参照しながらより詳細に説明する。
【0035】図1ないし図3は、吸入ブランチ1aと呼
気ブランチ1bとから構成されてループ回路または閉回
路を形成するメインガス回路1を備える麻酔装置を示す
図である。
【0036】吸入ブランチ1aの下流部分は、出口接続
手段2または接続ピース(例えば、呼吸マスクまたは挿
管プローブ)を介して患者の上気道(図示せず)に接続
され、麻酔ガスを前記患者の上気道に投与することが可
能になっている。
【0037】また吸入ブランチ1aは、その上流端3を
介して、「新鮮な」麻酔ガス(例えば、酸素と窒素とハ
ロゲン化生成物とを含むガス混合物)の供給源(図示せ
ず)に接続されている。
【0038】また、閉回路1は呼気ブランチ1bも備え
ている。呼気ブランチ1bの上流端は、接続ピース2に
おいて吸入ブランチ1aの下流端に接続され、患者の呼
気ガスを回収できるようになっている。また呼気ブラン
チ1bの下流端は、吸入ブランチ1aの上流端に接続さ
れて閉回路1を構成している。
【0039】さらに、メイン回路1はリザーバー風船4
も備えている。
【0040】通常、呼気ブランチ1bは、患者の呼気ガ
スに含まれる二酸化炭素(CO2)の少なくとも一部を
除去できる精製装置(図示せず)を備えている。精製装
置は、例えば吸着剤カートリッジである。
【0041】また呼気ブランチ1bは、リリーフバルブ
6が設けられた大気用出口8を備えている。大気用出口
8は、特にメイン回路1へ新鮮な麻酔ガスを絶えず送り
続けるために起こるメイン回路1内のわずかな過圧も避
けるためのものである。過剰分はリリーフバルブ6によ
って排出される。
【0042】さらに、逆止めバルブ7aおよび7bが、
前記吸入ブランチ1aおよび呼気ブランチ1bに、それ
ぞれ配置されている。
【0043】内部容積が可変の蓄積要素4(本明細書で
はリザーバー風船)が、接続ライン9を通してメイン回
路1にニューマチックに接続されている。
【0044】図1から分かるように、患者が自発的に吸
入するときには、蓄積要素4に収容されたガスが前記蓄
積要素4を出て、ライン9および吸入ブランチ1aを通
して患者に運ばれ、接続ピース2を通して患者に送られ
る。
【0045】通常、自発モードにおいては、吸入段階の
間はメイン回路内のガス圧力は約2hPaのオーダーで
ある。
【0046】反対に、図2に示すように、呼気段階の間
は、CO2が富化されたガスを患者が自発的に呼気す
る。このガスは最初に、ガスが含有するCO2の少なく
とも一部を除去することによって精製された後、ライン
1bおよび9を通してリザーバー風船4に戻される。こ
こでは、次の吸入段階までガスが貯蔵される。
【0047】通常、自発モードにおいては、呼気段階の
間もメイン回路内のガス圧力は約2hPaのオーダーで
ある。
【0048】言い換えれば、自発モードにおいては、呼
吸段階(図1)または呼気段階(図2)の何れにおいて
も、リリーフバルブ6の制御圧力は約2hPaに設定さ
れる。
【0049】対照的に、手動モードにおいては、図3に
示すように、吸入段階の間は、医者自身がリザーバー風
船4に圧力をかけて、蓄積ガスをライン9および1aを
通して出して患者に送る必要がある。
【0050】この理由は、手動換気が必要な患者という
のは、麻酔の深さが、患者がもはや換気/呼吸に関して
自動性がない、すなわちリザーバー風船4に貯蔵された
ガスを自主的に吸い込むことができないようなものだか
らである。
【0051】その結果、手動モードにおいては、リザー
バー風船4からガスを出すために医者が風船4に加えた
手動による圧力が患者の肺にダメージを与えないよう
に、しかし同時に手動による圧力によって、患者よりも
抵抗性が低いリリーフバルブ6を経由して全てのガスが
不注意に流出することが起きないように、換気回路内の
ガス圧力は医者によって通常10hPaないし90hP
aの値に設定されなければならない。
【0052】この問題を避けるために、前記リリーフバ
ルブ6の制御圧力が、10ないし90hPaの所望する
値に固定される。
【0053】既存の装置においては、手動モードの呼気
段階の間、制御圧力は変わらない。
【0054】以上のことから、安全性の点で、手動モー
ドから自発モードへの切り替えを怠ると、患者は、無理
に呼吸することおよび手動モードでの高い圧力(一般に
10ないし90hPaの圧力)と戦うことを強いられる
ことが容易に理解される。このことは場合によっては、
換気回路の至るところで従って患者の肺中で圧力が上昇
するために、気圧障害を起こし得る。
【0055】この問題を克服し患者の安全性を高めるた
めに、本発明は、動作原理が図4に示される麻酔装置を
提案する。
【0056】特に、手動換気モードから自発モードへの
切り替えの際に、医者が手動による切り替えを怠ったこ
とによる過圧状態に患者がさらされないことを確実にす
るために、本発明に係る麻酔換気装置には、検出手段、
すなわちセンサー11および12が設けられている。こ
れらは、リザーバー風船4に接続されるか、もしくは風
船4上に配置されるか、または風船4のすぐ近く、例え
ば接続ライン9もしくは前記接続ライン9と前記リザー
バー風船4とを連結する接続部4’に配置される。
【0057】これらのセンサー11および12によっ
て、リザーバー風船4に入りおよび/または風船4から
出るガスの移動を表わす1または複数のパラメーターま
たは情報項目を測定することが可能になる。
【0058】これらのパラメーターを測定した後、デー
タ処理手段10たとえば処理装置(CPU:中央演算処
理装置)に送る。ここでは、機能する間のガスの移動
(ガスの流出)が患者による自発呼吸の要求に起因する
のか、または適切な場合には、前記リザーバー風船に手
動で圧力をかける医者による操作に起因するのかに依存
して、麻酔装置が、観察されるべき換気モードを信頼で
きる方法で選択できるように、これらのパラメーターが
処理される。
【0059】この機能は実際には、例として以下のもの
から得られる1または複数の情報項目から手動吸入(in
sufflation)モードを決定することに基づく。圧力セン
サー12を用いたガス圧力の測定、流量センサー11を
用いたガス流量の測定、リザーバー風船4自体の構成部
分の測定(変形など)、リザーバー風船にまたはその付
近に配置されたスイッチ13の医者による始動、または
前記リザーバー風船4内に広がる圧力の機械的手段14
による変換(retranscription)。
【0060】図4において、換気装置は圧力センサー1
2と流量センサー11とを備え、これらのセンサーの測
定部分は、リザーバー風船4の出口オリフィスのすぐ近
くのライン9上に配置される。
【0061】また、データ処理手段10は、圧力12お
よび/または流量11の測定値の数値への変換を可能に
するアナログ取得回路を有するマイクロプロセッサシス
テムであっても良い。数値は、フィルタリングおよび数
値補正した後に、吸入が術者によるリザーバー風船4の
手動始動によって強いられたものかどうか、または吸入
が患者の吸入に起因するものかどうかの検出を可能にす
る閾値と比較しても良い。
【0062】さらに、処理手段10は、圧力測定値12
および/または流量測定値11に基づいて、リザーバー
風船4の特徴たとえばその弾力性およびその容積変化を
測定して、これから換気が手動か自発かを決定しても良
い。
【0063】スイッチ13またはメカニカルトランスミ
ッター14をリザーバー風船4の接続部のすぐ近くに配
置すれば、術者によるリザーバー風船4の手動始動に関
する情報が、これらによって処理手段10に直接送られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】患者が吸入する間が自発モードである麻酔装置
の動作原理を示す図。
【図2】図1と類似しているが、患者が呼気する間の自
発モードを表わす図。
【図3】吸入段階の間が手動モードである麻酔装置の動
作原理を示す図。
【図4】本発明に係る麻酔装置の動作原理を示す図。
【符号の説明】
1…メインガス回路 1a…吸入ブランチ 1b…呼気ブランチ 2…出口接続手段 4…リザーバー風船 6…リリーフバルブ 7…逆止めバルブ 8…大気用出口 9…接続ライン 10…データ処理手段 11、12…センサー 13…スイッチ 14…メカニカルトランスミッター 15…制御手段

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の換気モードを有するタイプの麻酔
    装置であって、 少なくとも1つの吸入ブランチと少なくとも1つの呼気
    ブランチとによって構成されるメインガス回路と、 内部容積が可変で、前記メインガス回路と連絡するガス
    蓄積要素と、 調整可能な圧力設定点レベルを有し、前記メインガス回
    路に配置されるリリーフバルブ手段と、 蓄積要素に入りおよび/または要素から出るガスに関す
    る少なくとも1つの情報項目の測定を可能にする検出手
    段と、 前記蓄積要素に入りおよび/または要素から出るガスに
    関する少なくとも1つの情報項目を処理して、そこから
    換気モードに関する少なくとも1つの情報項目を推定す
    ることを可能にする情報処理手段と、 少なくとも前記情報処理手段によって出力された換気モ
    ードに関する情報の関数として、リリーフバルブ手段に
    作用して、前記リリーフバルブ手段の圧力設定点レベル
    を自動的に調整する制御手段とを少なくとも備えること
    を特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段がガス蓄積要素またはその
    付近に配置されることを特徴とする請求項1記載の装
    置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段が以下のものから選択され
    ることを特徴とする請求項1または2記載の装置。ガス
    蓄積要素に入りおよび/または要素から出るガスの流量
    用センサー、 ガス蓄積要素に入りおよび/または要素から出るガスの
    圧力用センサー、 蓄積要素の接続部にまたはその付近に配置され、ユーザ
    ーが前記リリーフバルブ手段の始動を望んだときにユー
    ザーによって直接始動されるスイッチ、 蓄積要素内の圧力変化を少なくとも1つの機械的情報項
    目または電気的情報項目へ変換することを可能にするメ
    カニカルトランスミッター、および/または、 ガス蓄積要素の容積変化および/または形状変化および
    /または圧力変化を解析する装置。
  4. 【請求項4】 ガス蓄積要素がリザーバー風船であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 情報処理手段が少なくとも1つのマイク
    ロプロセッサーを備えることを特徴とする請求項1記載
    の装置。
  6. 【請求項6】 情報処理手段によって出力された換気モ
    ードに関する情報が、自発換気モードについての情報に
    相当する場合に、制御手段がリリーフバルブ手段に作用
    して前記リリーフバルブ手段の圧力設定点レベルを自動
    的に下げることを特徴とする請求項1または5記載の装
    置。
  7. 【請求項7】 情報処理手段によって出力された換気モ
    ードに関する情報が、手動換気モードについての情報に
    相当する場合に、制御手段がリリーフバルブ手段に作用
    して前記リリーフバルブ手段の圧力設定点レベルを自動
    的に上げることを特徴とする請求項1または5記載の装
    置。
  8. 【請求項8】 ガス蓄積要素および/またはリリーフバ
    ルブ手段が、呼気ブランチまたは吸入ブランチに配置さ
    れることを特徴とする請求項1ないし7いずれか1項記
    載の装置。
  9. 【請求項9】 検出手段が、ガス蓄積要素をメインガス
    回路に接続する接続ラインに配置されることを特徴とす
    る請求項1ないし7いずれか1項記載の装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つの吸入ブランチと少な
    くとも1つの呼気ブランチとによって構成される少なく
    とも1つのメインガス回路と、メインガス回路と連絡す
    る少なくとも1つのガス蓄積要素と、調整可能な圧力設
    定点レベルを有し前記メインガス回路に配置されるリリ
    ーフバルブ手段とを備える、特に請求項1ないし9いず
    れか1項記載の、複数の換気モードを有するタイプの麻
    酔装置の制御方法であって、 (a)蓄積要素に入りおよび/または要素から出るガス
    に関する少なくとも1つの情報項目を測定する工程と、 (b)前記蓄積要素に入りおよび/または要素から出る
    ガスに関する少なくとも1つの情報項目を処理する工程
    と、 (c)工程(b)から、換気モードに関する少なくとも
    1つの情報項目を推定する工程と、 (d)少なくとも工程(c)で得られた換気モードに関
    する情報の関数として、前記リリーフバルブ手段に作用
    することによって、圧力設定点ポイントを自動的に調整
    する工程とを含むことを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 換気モードに関する情報が自発換気モ
    ードについての情報に相当する場合に、圧力設定点レベ
    ルを、5hPa以下、好ましくは2hPa以下の圧力設
    定値に自動的に調整することを特徴とする請求項10記
    載の方法。
  12. 【請求項12】 換気モードに関する情報が手動換気モ
    ードについての情報に相当する場合に、圧力設定点レベ
    ルを、5hPa以上、好ましくは10ないし90hPa
    の圧力設定値に自動的に調整することを特徴とする請求
    項10記載の方法。
  13. 【請求項13】 工程(a)において、蓄積要素に入り
    および/または要素を出るガスに関する少なくとも1つ
    の情報項目を測定し、該情報項目を以下のものから選択
    することを特徴とする請求項10記載の方法。ガス蓄積
    要素に入りおよび/または要素から出るガスの圧力、 ガス蓄積要素に入りおよび/または要素から出るガスの
    流量、 ガス蓄積要素内部の圧力、および/または、 蓄積要素の接続部にまたはその付近に配置されるメカニ
    カルトランスミッターまたはスイッチによって送られる
    情報項目。
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