JP2001245031A - 携帯電話機用保護カバーの開閉機構および携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機用保護カバーの開閉機構および携帯電話機

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JP2001245031A
JP2001245031A JP2000056291A JP2000056291A JP2001245031A JP 2001245031 A JP2001245031 A JP 2001245031A JP 2000056291 A JP2000056291 A JP 2000056291A JP 2000056291 A JP2000056291 A JP 2000056291A JP 2001245031 A JP2001245031 A JP 2001245031A
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protective cover
opening
mobile phone
closing mechanism
telephone
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JP2000056291A
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Ryota Shimura
良太 志村
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Fuji Seiki Co Ltd
Fuji Seiki KK
Original Assignee
Fuji Seiki Co Ltd
Fuji Seiki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライド開閉式の保護カバーを簡単な操作
で、かつ片手で開閉操作できる携帯電話機用保護カバー
の開閉機構を提供する。 【解決手段】 本発明の携帯電話機用保護カバーの開閉
機構は、携帯電話機1の電話機本体2に対して、該電話
機本体2に沿ってスライド開閉可能に装着され、閉じた
状態において、電話機本体2に設けられた操作部を覆う
一方、開いた状態において、該操作部を外部に露出させ
る保護カバー3の開閉機構であって、前記電話機本体2
と保護カバー3との間に介在して、保護カバー3を閉じ
た状態に保持するロック部材4と、該ロック部材4が解
除されることにより、前記保護カバー3を電話機本体2
に沿って開方向にスライドさせる弾性部材6とを有して
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話機用保護カバ
ーの開閉機構および携帯電話機に関する。より詳細に
は、携帯電話機の電話機本体に対して、該電話機本体に
沿ってスライド開閉可能に装着され、閉じた状態におい
て電話機本体に設けられた操作部を覆う一方、開いた状
態において該操作部を外部に露出させる保護カバーの開
閉機構および当該開閉機構を具備する携帯電話機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、携帯電話機は、その両端に、送
話器(マイク)と受話器(スピーカ)が配置され、送話
器と受話器との間に表示部および操作部が配置されてい
る。かかる携帯電話機の中には、着信時の操作性を考慮
し、受話器,送話器および表示部は常に外部に露出して
いるが、ダイヤルキーやファンクションキーなどを備え
た操作部には、誤操作を防止するため、また、防塵性、
防水性などを高めるために、保護カバーが取り付けられ
ているものがある。従来、この保護カバーとして、携帯
電話機の電話機本体に対して、その電話機本体に沿って
スライド開閉可能に装着され、閉じた状態において電話
機本体に設けられた操作部を覆う一方、開いた状態にお
いて当該操作部を外部に露出させるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
ライド式の保護カバーでは、利用者が操作部のダイヤル
キーなどを操作するために保護カバーを開く場合に、例
えば、電話機本体を左手で持ち、右手で保護カバーをス
ライドさせなければならないなど、両手で操作する必要
があった。このため、何らかの事情により片方の手が塞
がっている場合には、保護カバーを開くことが困難であ
り、不便であった。
【0004】本発明は上記した点に鑑みなされたもので
あり、スライド開閉式の保護カバーを簡単な操作で、か
つ片手で開閉操作ができる携帯電話機用保護カバーの開
閉機構および携帯電話機を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の本発明の携帯電話機用保護カバーの
開閉機構は、携帯電話機の電話機本体に対して、該電話
機本体に沿ってスライド開閉可能に装着され、閉じた状
態において、電話機本体に設けられた操作部を覆う一
方、開いた状態において、該操作部を外部に露出させる
保護カバーの開閉機構であって、前記電話機本体と保護
カバーとの間に介在して、保護カバーを閉じた状態に保
持するロック部材と、該ロック部材が解除されることに
より、前記保護カバーを電話機本体に沿って開方向にス
ライドさせる弾性部材とを有することを特徴とする。
【0006】請求項2記載の本発明の携帯電話機用保護
カバーの開閉機構は、請求項1記載の携帯電話機用保護
カバーの開閉機構であって、前記ロック部材にリンクす
るように配設されると共に、前記電話機本体又は保護カ
バーのいずれか一方に、常態において、その先端が外部
に突出して設けられ、押圧されることにより、前記電話
機本体と保護カバーとのロック状態を解除する解除部材
を有することを特徴とする。
【0007】請求項3記載の本発明の携帯電話機用保護
カバーの開閉機構は、請求項1又は2記載の携帯電話機
用保護カバーの開閉機構であって、前記弾性部材は、前
記電話機本体の下端部と、閉じた状態において、その電
話機本体の下端部に近接する前記保護カバーの下端部と
を、常に離間させる方向に付勢するバネ部材であること
を特徴とする。
【0008】請求項4記載の本発明の携帯電話機用保護
カバーの開閉機構は、請求項3記載の携帯電話機用保護
カバーの開閉機構であって、前記バネ部材は、ドラムか
ら引き出された先端が前記保護カバーと電話機本体のう
ちの一方に連結され、ドラムに巻回された基端側が他方
に支持されている定荷重バネであることを特徴とする。
【0009】請求項5記載の本発明の携帯電話機用保護
カバーの開閉機構は、請求項1〜4のいずれか1に記載
の携帯電話機用保護カバーの開閉機構であって、さら
に、前記保護カバーの開方向へのスライド動作を遅動さ
せる遅動装置を有することを特徴とする。
【0010】請求項6記載の本発明の携帯電話機用保護
カバーの開閉機構は、請求項4記載の携帯電話機用保護
カバーの開閉機構であって、さらに、液体が充填された
ケーシングと、該ケーシング内で相対的に回転可能に配
設される回転体とを有するロータリーダンパを備え、ケ
ーシング又は回転体と前記ドラムとが連結されることに
より、ドラムの回転動作が遅動するものであることを特
徴とする。
【0011】請求項7記載の本発明の携帯電話機用保護
カバーの開閉機構は、請求項4記載の携帯電話機用保護
カバーの開閉機構であって、さらに、液体が充填された
ケーシングと、該ケーシング内で相対的に回転可能に配
設される回転体とを有するロータリーダンパを備え、前
記定荷重バネの基端側が、前記ドラムに代えて、前記ロ
ータリダンパのケーシングに巻回されていることを特徴
とする。
【0012】請求項8記載の本発明の携帯電話機用保護
カバーの開閉機構は、請求項5記載の携帯電話機用保護
カバーの開閉機構であって、前記遅動装置が、前記保護
カバーのスライド方向に沿って前記電話機本体又は保護
カバーのいずれか一方に配設されるラックと、前記電話
機本体又は保護カバーのいずれか他方に配設され、液体
が充填されたケーシング、及び該ケーシング内で相対的
に回転可能に配設されると共に、前記ラックと噛み合う
ピニオンが連結されている回転体を有するロータリーダ
ンパとを備えて構成されていることを特徴とする。
【0013】請求項9記載の本発明の携帯電話機用保護
カバーの開閉機構は、請求項5記載の携帯電話機用保護
カバーの開閉機構であって、前記遅動装置が、前記電話
機本体又は保護カバーのいずれか一方に、前記保護カバ
ーのスライド方向に沿って配設されるシリンダ部と、前
記電話機本体又は保護カバーのいずれか他方にその先端
が当接するように、該シリンダ部から外部に突出して設
けられるピストンロッドとを有するショックアブソーバ
であることを特徴とする。
【0014】請求項10記載の本発明の携帯電話機は、
請求項1〜9のいずれか1に記載の携帯電話機用保護カ
バーの開閉機構を具備することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態にかかる携帯電話機用保護カバーの開閉機構を
具備する携帯電話機1を示す概略図であり、図2(a)
は、図1のA−A部概略断面図、図2(b)は、図1の
B−B部概略断面図である。これらの図に示したよう
に、この携帯電話機1は、電話機本体2、保護カバー
3、ロック部材4、解除部材5、弾性部材6及び遅動部
材7を有して構成されている。
【0016】本発明の携帯電話機用保護カバーの開閉機
構が適用可能な携帯電話機1としては、利用者が携行可
能な無線電話機であればよく、走行中の車内や電車内な
どでも通話可能な一般にいわれる携帯電話機に限らず、
例えば、パーソナル・ハンディフォン・システム(PH
S)やパーソナル・コミュニケーション・サービス(P
CS)などの簡易型の携帯電話機も含まれる。
【0017】電話機本体2は、通信回路、送話器(マイ
ク)、受話器(スピーカ)、表示部及び操作部(いずれ
も図示省略)などを有して構成される。具体的には、電
話機本体2の内部に通信回路が配設され、上端部に受話
器が、下端部に送話器がそれぞれ配置され、当該受話器
と送話器との間に表示部および操作部が配置されてい
る。なお、電話機本体2は、少なくとも無線電話機とし
て機能する構造を有するものであれば何ら限定されるも
のではない。
【0018】保護カバー3は、電話機本体2に対してス
ライド開閉可能に装着され、閉じた状態において、電話
機本体2に設けられた少なくともダイヤルキーを備える
操作部を覆う一方、開いた状態において、該操作部を外
部に露出させる構造を有するものであれば特に限定され
ない。本実施の形態では、図1及び図2に示したよう
に、中空であって、上面が開口しており、閉じた状態に
おいて、電話機本体2の操作部を覆うことができる高さ
を有する、四方を囲むように配置された壁面部31と、
電話機本体2の下端部2aに対向するように配置され、
保護カバー3の下端部を構成する底面部32とから構成
される箱形に形成されたものが用いられている。この保
護カバー3は、壁面部31を構成する両側の側壁部の内
面に、それぞれ内方に突出する凸部(図示せず)が設け
られ、この凸部を、電話機本体2の両側の側部に、長手
方向に沿って形成したガイド溝(図示せず)に係合させ
ることにより、電話機本体2に沿ってスライド開閉可能
に装着されている。
【0019】ロック部材4は、電話機本体2と保護カバ
ー3との間に介在して、保護カバー3を閉じた状態に保
持する機能を担う部材である。ロック部材4は、電話機
本体2又は保護カバー3のいずれに配設されていてもよ
いが、本実施の形態では、図1に示したように、電話機
本体2に配設されている。このロック部材4は、保護カ
バー3のスライド方向に沿うアーム部4aと、これに略
直交する方向に延びると共に、先端が電話機本体2の側
部から出没可能に配置されるロック部4bとを備える略
L字状に形成され、電話機本体2の側部寄りの内部に、
上端を中心として回転可能に取り付けられている。ロッ
ク部4bは、その先端が電話機本体2の側部から突出し
て、保護カバー3の壁面部31を構成する側壁部の内面
に刻設された凹部31aに填り込むことでロックし、保
護カバー3を閉じた状態に保持する。
【0020】解除部材5は、図1に示したように、常態
において、その先端が電話機本体2の側部から外部に突
出し、後端がロック部材4のアーム部4aに当接するよ
うに、該アーム4aに対して略直交する方向に沿って設
けられている。この解除部材5は、外部に突出する先端
が利用者の手指などで押圧されることにより、ロック部
材4のアーム部4aに当接する後端が、アーム4aを内
方へ回転させる。これにより、ロック部材4のロック部
4bが保護カバー3の凹部31aから脱するため、ロッ
ク部材4による電話機本体2と保護カバー3とのロック
状態が解除される。なお、解除部材5は、上記のよう
に、ロック部材4にリンクするように配設され、かつ常
態において、その先端が外部に突出して設けられていれ
ばよく、その配設箇所は、電話機本体2に限定されず、
ロック部材4の配設箇所などに対応して、必要ならば、
保護カバー3に配設されていてもよい。
【0021】弾性部材6は、ロックが解除されることに
より、保護カバー3を電話機本体2に沿って開方向にス
ライドさせる機能を担う部材である。弾性部材6として
は、電話機本体2の下端部2aと、閉じた状態におい
て、その電話機本体2の下端部2aに近接する保護カバ
ー3の下端部を構成する底面部32とを、常に離間させ
る方向に付勢するバネ部材のほか、同様に機能するゴム
部材を用いることができる。また、このようなバネ部材
としては、コイルスプリングやトーションバースプリン
グなどを用いることができるが、本実施の形態のよう
に、引っ張る長さの長短に関係なく原形に復帰しようと
する力が常に一定である定荷重(定復元力)バネを用い
ることが好ましい。
【0022】この弾性部材6としての定荷重バネは、図
1及び図2(a)に示したように、保護カバー3の壁面
部31を構成する背面部の内側の上方寄りに先端6aが
連結され、基端側が、電話機本体2の下端部2a寄りの
内部において、回転可能に軸支されたドラム61に巻回
されて配設されている。なお、この定荷重バネは、電話
機本体2の下端部2aと、保護カバー3の下端部を構成
する底面部32とを、常に離間させる方向に付勢するよ
うに、保護カバー3が閉じた状態においては、ドラム6
1から引き出された先端6a側の部分を、該ドラム61
に巻き込むことができるように維持されている。
【0023】そして、上記した解除部材5の先端が利用
者の手指などで押圧され、ロック部材4が解除される
と、弾性部材6としての定荷重バネには、常に原形に復
帰しようとする一定の力が働いていることから、その作
用により、定荷重バネの基端側が巻回されたドラム61
が、その先端6aを巻き取る方向に回転する。これによ
り、壁面部31を構成する背面部の上方寄りに、定荷重
バネの先端6aが連結された保護カバー3が、電話機本
体2に沿って開方向にスライドしていき、最終的に、定
荷重バネの先端6aがドラム61に巻き取られることに
より、保護カバー3が全開して、電話機本体2の操作部
を外部に露出させる。
【0024】このように弾性部材6としての定荷重バネ
の作用により、利用者は、例えば、片方の手で電話機本
体2の上端部側を持ち、その手指で解除部材5の先端を
押圧するだけの操作で、保護カバー3にもう一方の手を
添えなくても、保護カバー3を自動的に電話機本体2に
沿って開方向にスライドさせて開いた状態とすることが
できる。また、弾性部材6として定荷重バネを採用した
ことにより、電話機本体2の下端部2aと保護カバー3
の下端部を構成する底面部32とを離間させる方向に付
勢する力が常に一定であるため、保護カバー3の開方向
へのスライド開始から終了までの間、保護カバー3を一
定の速度でスライド動作させることができる。なお、定
荷重バネをその一形態として含む弾性部材6は、付勢対
象となる電話機本体2又は保護カバー3の重量などを考
慮して、適宜出力のものを採用することができるが、そ
の付勢力が大きい場合には、保護カバー3が急速に開く
こととなる。このため、さらに、遅動装置7を設けるこ
とが好ましい。
【0025】遅動装置7は、弾性部材6の付勢力に抗し
て保護カバー3を緩やかに開かせるため、保護カバー3
の開方向へのスライド動作を遅動させる機能を担う装置
である。本実施の形態では、この遅動装置7として、図
1、図2(b)及び図3に示したように、シリコンオイ
ルなどの粘性液体73が充填されたケーシング71内に
回転可能に配設される回転体72が、該ケーシング71
内で回転することにより所定の制動力を発揮するロータ
リーダンパ7Aが用いられている。このロータリーダン
パ7Aのケーシング71は、略筒形に形成され、電話機
本体2の下端部2a寄りの内部において、その軸心が、
定荷重バネのドラム61を支持するシャフト62の軸心
の延長線上に位置し、かつシャフト62の回転に伴って
回転しないように配設されている。回転体72は、その
軸心方向に、前記シャフト62が挿通される貫通孔72
bを有し、かつケーシング71内に配置される部位に、
ケーシング71の内径よりもやや小さい外径の小径部7
2cを有する略筒形に形成され、一方の端部72aがケ
ーシング71から突出するように、該ケーシング71の
軸心に沿って回転可能に配設されている。また、回転体
72の一方の端部72aには、軸心方向に略U字状の溝
72dが刻設されている一方、回転体72の貫通孔72
bに挿通されるシャフト62の、前記溝72dと対応す
る位置には、シャフト62の軸心に対して略直交する方
向に孔部が貫通して形成されている。かかるシャフト6
2の孔部にピン63が挿通され、該ピン63の両端部が
回転体72の溝72dに係合することにより、回転体7
2はシャフト62と共に回転するようになっている。な
お、図3において、符号74は、ケーシング71の開口
端を閉塞するキャップであり、符号75は、液漏れを防
止するためのOリングである。
【0026】上記したロータリーダンパ7Aは、保護カ
バー3が開方向にスライドする際に、弾性部材6として
の定荷重バネの作用により、ドラム61が巻き取り方向
に回転すると、該ドラム61と共に回転するシャフト6
2の回転に伴って、回転体72がケーシング71内で回
転する。これにより、ケーシング71と回転体72との
間に充填されている粘性液体73によって抵抗が生ず
る。この抵抗が回転体72の回転速度を減速させる制動
力となり、シャフト62を介して回転体72と連動して
回転するドラム61の回転速度を減速させる。その結
果、弾性部材6としての定荷重バネの先端6aがドラム
61に緩やかに巻き取られることとなり、保護カバー3
の開方向へのスライド動作を遅動させることができる。
【0027】図4は、本発明の第2の実施の形態にかか
る携帯電話機用保護カバーの開閉機構を具備する携帯電
話機1を示す概略図であり、図5は、図4のC−C部概
略断面図である。これらの図に示したように、本実施の
形態では、弾性部材6としての定荷重バネ及び遅動装置
7としてのロータリーダンパ7Aの配設方法が、上記し
た第1の実施の形態とは異なる。
【0028】すなわち、本実施の形態では、図5に示し
たように、電話機本体2の背面において、その下端部2
a付近から所定の高さ位置までの間に、保護カバー3の
スライド方向に沿うように、所定深さの溝2bが刻設さ
れており、この溝2bに、保護カバー3の壁面部31を
構成する背面部の上端部から内方に突出する突出部31
bが嵌合されている。そして、弾性部材6としての定荷
重バネは、先端6aが、電話機本体2の下端部2aに連
結され、基端側が、閉じた状態において、電話機本体2
の操作部よりも上方に位置して配置される保護カバー3
の前記突出部31bに回転可能に軸支されたドラム61
に巻回されて配設されている。一方、ロータリーダンパ
7Aは、ケーシング71が、保護カバー3の前記突出部
31bに、その軸心が、前記ドラム61を支持するシャ
フト62の軸心の延長線上に位置し、かつシャフト62
の回転に伴って回転しないように配設されると共に、該
ケーシング71の軸心に沿って、その内部で回転可能に
配設される回転体72の貫通孔72bにシャフト62が
挿通されて配設されている。また、このロータリダンパ
7Aの回転体72も、ピン63により、ドラム61と共
に回転するシャフト62に連結されている。
【0029】本実施の形態にかかる携帯電話機用保護カ
バーの開閉機構によっても、弾性部材6としての定荷重
バネが、電話機本体2の下端部2aと、保護カバー3の
下端部を構成する底面部32とを、常に離間させる方向
に付勢しているため、ロック部材4が解除されると、そ
の定荷重バネの作用により、ドラム61が巻き取り方向
に回転して、ドラム61から引き出された先端6aを巻
き取っていく。これにより、電話機本体2に対して、保
護カバー3が、当該電話機本体2に沿って開方向に相対
的にスライドしていき、最終的に、定荷重バネの先端6
aがドラム61に巻き取られることにより、保護カバー
3が全開して、電話機本体2の操作部を外部に露出させ
る。従って、保護カバー3には手を添えなくても、保護
カバー3を自動的に電話機本体2に沿って開方向にスラ
イドさせて開いた状態とすることができる。また、ロー
タリダンパ7Aにより、弾性部材6としての定荷重バネ
の先端6aを巻き取るドラム61の回転速度を減速させ
て、保護カバー3の開方向へのスライド動作を遅動させ
ることができる。
【0030】なお、上記した第1及び第2の実施の形態
では、弾性部材6としての定荷重バネと、遅動装置7と
してのロータリーダンパ7Aとが、シャフト62を介し
て間接的に配設されると共に、定荷重バネの基端側がド
ラム61に巻回されているが、このドラム61に代え
て、定荷重バネに、ロータリーダンパ7Aを直接連結す
ることもできる。
【0031】すなわち、図6に示したように、定荷重バ
ネの基端側を、ロータリーダンパ7Aのケーシング71
に直接巻回させる。そして、回転体72の貫通孔72b
に、電話機本体2の下端部2a内部、又は電話機本体2
の操作部よりも上方に位置して配置される保護カバー3
の突出部31bに設けられるシャフト62を挿通させ、
かかるロータリーダンパ7Aを配設する。なお、この場
合、シャフト62及び該シャフト62に連結される回転
体72は、いずれも、その軸心を中心として回転しない
ように配設しておく。
【0032】このように配設されたロータリーダンパ7
Aは、定荷重バネの作用により、ケーシング71が巻き
取り方向に回転して、ケーシング71から引き出された
先端6aを巻き取っていく。また、これに伴って、回転
体72がケーシング71に対し、その内部で相対的に回
転する。これにより、ケーシング71と回転体72との
間に充填されている粘性液体73によって抵抗が生じ、
この抵抗がケーシング71の回転速度を減速させる制動
力となって、定荷重バネの先端6aがケーシング71に
緩やかに巻き取られることとなる。その結果、保護カバ
ー3の開方向へのスライド動作を遅動させることができ
る。また、定荷重バネとロータリダンパ7Aとを、上記
のように直接連結することにより、両者を間接的に配設
した場合と比較して、配設スペースを小さくすることが
できる。
【0033】図7は、本発明の第3の実施の形態にかか
る携帯電話機用保護カバーの開閉機構を具備する携帯電
話機1を示す概略図である。この図に示したように、本
実施の形態では、遅動装置7として、ラック76と、該
ラック76に噛み合うように配設されるピニオン77
と、該ピニオン77に連結されるロータリーダンパ7B
とを有して構成されるものが用いられている。ラック7
6は、保護カバー3の壁面部31を構成する側壁部に、
その歯が電話機本体2側を向くように、該保護カバー3
のスライド方向に沿って配設されている。ピニオン77
は、その外周に形成された歯がラック76の歯と噛み合
うように、ロータリーダンパ7Bの、ケーシング71か
ら突出する回転体の軸部72eに連結されている。ロー
タリーダンパ7Bは、シリコンオイルなどの粘性液体が
充填されたケーシング71が、電話機本体2の下端部2
a寄りの内部に固定配設されていると共に、回転体が、
その軸部72eを該ケーシング71から突出させて該ケ
ーシング71内で回転可能に配設されている。
【0034】また、本実施の形態では、上記した第1及
び第2の実施の形態と異なり、弾性部材6と上記構成の
遅動装置7とが、直接又は間接的に連結されずに、それ
ぞれ独立して配設されている。すなわち、本実施の形態
では、上記構成の遅動装置7とは独立して、弾性部材6
としての定荷重バネが、閉じた状態において、電話機本
体2の操作部よりも上方に位置して配置される保護カバ
ー3の壁面部31を構成する背面部の上端部内面に先端
6aが連結され、基端側が、電話機本体2の下端部2a
寄りの内部において、その両端が回転可能に支持された
シャフト62によって支持されたドラム61に巻回され
て配設されている。
【0035】本実施の形態にかかる携帯電話機用保護カ
バーの開閉機構によっても、ロック部材4が解除される
と、弾性部材6としての定荷重バネの作用により、ドラ
ム61が巻き取り方向に回転して、ドラム61から引き
出された先端6aを巻き取っていく。これにより、保護
カバー3が、電話機本体2に沿って開方向にスライドし
ていき、最終的に、定荷重バネの先端6aがドラム61
に巻き取られることにより、保護カバー3が全開して、
電話機本体2の操作部を外部に露出させる。その一方、
遅動装置7を構成するラック76が、保護カバー3の壁
面部31を構成する側壁部に、該保護カバー3のスライ
ド方向に沿って配設されていることから、保護カバー3
が開方向にスライドすることで、同じ方向にラック76
もスライドする。そして、このラック76に噛み合うピ
ニオン77が回転して、該ピニオン77が連結されたロ
ータリーダンパ7Bの回転体の軸部72eが回転するこ
とにより、その回転体がケーシング71内で回転する。
これにより、回転体とケーシング71との間に充填され
ている粘性液体によって抵抗が生じ、この抵抗が回転体
の回転速度を減速させる制動力となり、該回転体の軸部
72eに連結されたピニオン77の回転速度を減速させ
る。その結果、弾性部材6としての定荷重バネの付勢力
に抗して、保護カバー3の開方向へのスライド動作を遅
動させることができる。
【0036】なお、本実施の形態では、遅動装置7を構
成するラック76が保護カバー3側に配設され、ロータ
リーダンパ7Bが電話機本体2側に配設されているが、
その逆に、ラック76を電話機本体2側に、ロータリー
ダンパ7Bを保護カバー3側にそれぞれ配設することも
可能である。
【0037】図8は、本発明の第4の実施の形態にかか
る携帯電話機用保護カバーの開閉機構を具備する携帯電
話機1を示す概略図である。この図に示したように、本
実施の形態では、遅動装置7として、ショックアブソー
バ7Cが用いられている。このショックアブソーバ7C
は、保護カバー3のスライド方向に沿ってシリンダ部7
8が配設されていると共に、その底面が電話機本体2の
下端部2aに当接支持されている。また、そのシリンダ
部78から外部に突出するピストンロッド79の先端
が、保護カバー3の壁面部31を構成する側壁部の上端
部から内方に略直交して突出する突出片31cの下面に
当接して配設されている。
【0038】本実施の形態にかかる携帯電話機用保護カ
バーの開閉機構によっても、ロック部材4が解除される
と、弾性部材6としての定荷重バネの作用により、ドラ
ム61が巻き取り方向に回転して、ドラム61から引き
出された先端6aを巻き取っていく。これにより、保護
カバー3が、電話機本体2に沿って開方向にスライドし
ていき、最終的に、定荷重バネの先端6aがドラム61
に巻き取られることにより、保護カバー3が全開して、
電話機本体2の操作部を外部に露出させることができ
る。その一方、遅動装置7としてのショックアブソーバ
7Cを構成するピストンロッド79の先端が、保護カバ
ー3の突出片31cの下面に当接して配置されているこ
とから、保護カバー3が開方向にスライドすることで、
ピストンロッド79が、保護カバー3の突出片31cに
押圧され、シリンダ部78内に後退していく。そして、
ピストンロッド79の後端に連結され、シリンダ部78
内で往復動作可能に配設されたピストン(図示せず)
が、シリンダ部78内に充填されたオイルを圧縮してい
く。これにより、抵抗が生じ、この抵抗がピストンロッ
ド79の後退動作を遅動させる制動力となり、その結
果、弾性部材6としての定荷重バネの付勢力に抗して、
保護カバー3の開方向へのスライド動作を遅動させるこ
とができる。
【0039】なお、本実施の形態では、遅動装置7とし
てのショックアブソーバ7Cを構成するシリンダ部78
が電話機本体2側に配設され、ピストンロッド79が保
護カバー3側に当接するように配設されているが、その
逆に、シリンダ部78を保護カバー3側に配設し、ピス
トンロッド79を電話機本体2側に当接させて配設する
ことも可能である。また、ショックアブソーバ7Cとし
ては、油圧式のものに限らず、スプリング、ゴム、空気
圧などを利用したものを用いることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の携帯電話
機用保護カバーの開閉機構および携帯電話機は、電話機
本体と保護カバーとの間に介在して、保護カバーを閉じ
た状態に保持するロック部材と、該ロック部材が解除さ
れることにより、前記保護カバーを電話機本体に沿って
開方向にスライドさせる弾性部材とを有して構成されて
いる。これにより、簡単な操作で、かつ両手を使わなく
ても、片方の手で保護カバーを開方向にスライドさせて
開くことができる。さらに、前記保護カバーの開方向へ
のスライド動作を遅動させる遅動装置を設けることによ
り、保護カバーの開方向へのスライド動作を遅動させ、
緩やかに開くようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる携
帯電話機用保護カバーの開閉機構を具備する携帯電話機
1を示す概略図である。
【図2】図2(a)は、図1のA−A部概略断面図、
(b)は、図1のB−B部概略断面図である。
【図3】図3は、同実施の形態にかかる携帯電話機用保
護カバーの開閉機構を構成する遅動装置としてのロータ
リーダンパを示す断面図である。
【図4】図4は、本発明の第2の実施の形態にかかる携
帯電話機用保護カバーの開閉機構を具備する携帯電話機
1を示す概略図である。
【図5】図5は、図4のC−C部概略断面図である。
【図6】図6は、弾性部材としての定荷重バネの基端側
が巻回された遅動装置としてのロータリーダンパを示す
断面図である。
【図7】図7は、本発明の第3の実施の形態にかかる携
帯電話機用保護カバーの開閉機構を具備する携帯電話機
1を示す概略図である。
【図8】図8は、本発明の第4の実施の形態にかかる携
帯電話機用保護カバーの開閉機構を具備する携帯電話機
1を示す概略図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機 2 電話機本体 3 保護カバー 4 ロック部材 5 解除部材 6 弾性部材 7 遅動装置
フロントページの続き Fターム(参考) 4E360 AA02 AB03 AB12 AB42 BA04 BA08 BA13 BB04 BB20 BC03 BC04 BC06 BC07 EA18 EC11 EC13 ED03 ED23 ED27 FA08 GA03 GA06 GA22 GA29 GA46 GB26 5K023 AA07 BB11 BB20 BB25 MM03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話機の電話機本体に対して、該電
    話機本体に沿ってスライド開閉可能に装着され、閉じた
    状態において、電話機本体に設けられた操作部を覆う一
    方、開いた状態において、該操作部を外部に露出させる
    保護カバーの開閉機構であって、 前記電話機本体と保護カバーとの間に介在して、保護カ
    バーを閉じた状態に保持するロック部材と、 該ロック部材が解除されることにより、前記保護カバー
    を電話機本体に沿って開方向にスライドさせる弾性部材
    とを有することを特徴とする携帯電話機用保護カバーの
    開閉機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の携帯電話機用保護カバー
    の開閉機構であって、前記ロック部材にリンクするよう
    に配設されると共に、前記電話機本体又は保護カバーの
    いずれか一方に、常態において、その先端が外部に突出
    して設けられ、押圧されることにより、前記電話機本体
    と保護カバーとのロック状態を解除する解除部材を有す
    ることを特徴とする携帯電話機用保護カバーの開閉機
    構。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の携帯電話機用保護
    カバーの開閉機構であって、前記弾性部材は、前記電話
    機本体の下端部と、閉じた状態において、その電話機本
    体の下端部に近接する前記保護カバーの下端部とを、常
    に離間させる方向に付勢するバネ部材であることを特徴
    とする携帯電話機用保護カバーの開閉機構。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の携帯電話機用保護カバー
    の開閉機構であって、前記バネ部材は、ドラムから引き
    出された先端が前記保護カバーと電話機本体のうちの一
    方に連結され、ドラムに巻回された基端側が他方に支持
    されている定荷重バネであることを特徴とする携帯電話
    機用保護カバーの開閉機構。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1に記載の携帯
    電話機用保護カバーの開閉機構であって、さらに、前記
    保護カバーの開方向へのスライド動作を遅動させる遅動
    装置を有することを特徴とする携帯電話機用保護カバー
    の開閉機構。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の携帯電話機用保護カバー
    の開閉機構であって、さらに、液体が充填されたケーシ
    ングと、該ケーシング内で相対的に回転可能に配設され
    る回転体とを有するロータリーダンパを備え、ケーシン
    グ又は回転体と前記ドラムとが連結されることにより、
    ドラムの回転動作が遅動するものであることを特徴とす
    る携帯電話機用保護カバーの開閉機構。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の携帯電話機用保護カバー
    の開閉機構であって、さらに、液体が充填されたケーシ
    ングと、該ケーシング内で相対的に回転可能に配設され
    る回転体とを有するロータリーダンパを備え、前記定荷
    重バネの基端側が、前記ドラムに代えて、前記ロータリ
    ダンパのケーシングに巻回されていることを特徴とする
    携帯電話機用保護カバーの開閉機構。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の携帯電話機用保護カバー
    の開閉機構であって、前記遅動装置が、前記保護カバー
    のスライド方向に沿って前記電話機本体又は保護カバー
    のいずれか一方に配設されるラックと、前記電話機本体
    又は保護カバーのいずれか他方に配設され、液体が充填
    されたケーシング、及び該ケーシング内で相対的に回転
    可能に配設されると共に、前記ラックと噛み合うピニオ
    ンが連結されている回転体を有するロータリーダンパと
    を備えて構成されていることを特徴とする携帯電話機用
    保護カバーの開閉機構。
  9. 【請求項9】 請求項5記載の携帯電話機用保護カバー
    の開閉機構であって、前記遅動装置が、前記電話機本体
    又は保護カバーのいずれか一方に、前記保護カバーのス
    ライド方向に沿って配設されるシリンダ部と、前記電話
    機本体又は保護カバーのいずれか他方にその先端が当接
    するように、該シリンダ部から外部に突出して設けられ
    るピストンロッドとを有するショックアブソーバである
    ことを特徴とする携帯電話機用保護カバーの開閉機構。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1に記載の携
    帯電話機用保護カバーの開閉機構を具備することを特徴
    とする携帯電話機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100617740B1 (ko) * 2003-09-08 2006-08-28 삼성전자주식회사 슬라이딩-업 타입 휴대용 디지털 통신 장치 및 그 락킹 장치
JP2009111516A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Ntt Docomo Inc 携帯電話

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