JP2001244967A - ルーチング方法及びルータ - Google Patents

ルーチング方法及びルータ

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JP2001244967A
JP2001244967A JP2000050244A JP2000050244A JP2001244967A JP 2001244967 A JP2001244967 A JP 2001244967A JP 2000050244 A JP2000050244 A JP 2000050244A JP 2000050244 A JP2000050244 A JP 2000050244A JP 2001244967 A JP2001244967 A JP 2001244967A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】IPパケットの通信不可時間が長くなく不要な
トラヒック増加を招かず、輻輳によるルーチング切換が
できるようにする。 【解決手段】第1又は第2のL2制御部4(L2)によ
りL2フレーム(IPパケット(IPP))を受け、ル
ーチング制御部6によりこれを転送してきた方路状態を
調べ不正常のとき、仮想ルーチングテーブル10(VR
TBL)からこの方路をルーチングトポロジ管理部8に
削除させ、送信先IPアドレス(IPAD)によりVR
TBLから次方路を検索し、検索した方路のL2よりこ
のIPPを送信する。また、転送してきた方路が正常の
とき、IPADによりルーチングテーブル9から次方路
を検索し、検索した次方路の状態を調べ、正常のときこ
のIPPを送信し、不正常のときIPADよりVRTB
Lから次方路を検索し、この検索した次方路のL2より
このIPPを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はルーチング方法及び
ルータに関し、特に複数のルータで接続されたIPルー
チング網内でIPパケットの送り先の方路を決めるルー
チング方法及びルータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なIPルーチング網で利用される
ルーチング方式は、IETF勧告RFC2328(OS
PF vervion2)やIETF勧告RFC105
8(RIP)で記載されている。従来のルータのブロッ
ク図である図8に示すように、従来のルータは、隣接ル
ータとの正常性を常時確認し応答を調べ応答がないとき
に数回のリトライアウトでその方路は固定故障であると
判断しルーチングテーブル(自ルータに接続する隣接ル
ータへの方路をIPアドレスにより検索するためのテー
ブル)を再生成する要求をするルーチングプロトコル制
御部と、この要求を受けルーチングテーブルを再生成し
てこのルーチングテーブルから固定故障と判断した方路
を削除するルーチングトポロジ管理部と、ルーチングテ
ーブルからルートを検索するルーチング制御部と、を含
んで構成されている。
【0003】このような構成を有するルータはつぎのよ
うに動作する。すなわち、ルーチングプロトコル制御部
にて、隣接ルータの障害を検出するために定期的(勧告
規定でOSPF vervion2 Default:
10秒)にL2制御部(これは、OSI参照モデルの2
階層目に位置付けられるデータリンク層の終端部であ
る。)と回線収容部とを介して隣接ルータに対して正常
性確認パケットを送信し、隣接ルータからこのパケット
に対応する応答をL2制御部と回線収容部とを介しても
らうことで隣接ルータの正常性を確認している。隣接ル
ータのこの生死確認で連続して数回NG(勧告規定でO
SPF vervion2 Default:4回N
G)のときに隣接ルータに障害(固定故障)が発生した
と認識し、この方路に対してのルートを除くためにルー
チングトポロジ管理部にてルーチングテーブルの再生成
を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のルータ
は、隣接ルータの障害を検出するために定期的に隣接ル
ータに対して正常性確認パケットを送信し、隣接ルータ
からこのパケットに対応する応答をもらうことで隣接ル
ータの正常性を確認し、隣接ルータのこの生死確認で連
続して数回NGのときに隣接ルータに障害(固定故障)
が発生したと認識し、この方路に対してのルートを除く
ためにルーチングトポロジ管理部にてルーチングテーブ
ルの再生成を行うため、隣接ルータの固定故障を検出す
るまでルーチングテーブルの再生成が行われず、隣接ル
ータの固定故障が発生してからこの固定故障を検出する
までの間にこの方路に送信されたIPパケットは破棄さ
れ続けるので、IPパケットの通信不可時間が長く不要
なトラヒック増加を招くという問題がある。また、ルー
チングテーブルの再生成契機が隣接ルータ障害や回線障
害の時であり、輻輳によるルーチング切換という概念が
ないので、送信回線に輻輳が発生した場合において、他
方路があるにも関わらず、他方路へ迂回できないという
問題がある。
【0005】本発明の目的はこのような従来の欠点を除
去するため、IPパケットの通信不可時間が長くなく不
要なトラヒック増加を招かず、輻輳によるルーチング切
換ができるルーチング方法及びルータを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のルーチン
グ方法は、複数のルータで接続されたIPルーチング網
内でIPパケットの送り先の方路を決めるルーチング方
法において、前記ルータが前記IPパケットを受けこの
IPパケットを送るための方路を調べたときに、この送
信先方路が異常の場合前段のルータへこのIPパケット
を押し戻しこの前段のルータで前記IPパケットを再度
ルーチングするようにしている。
【0007】本発明のルーチング方法の前記送信先方路
の異常は、この送信先方路がないことやこの送信先方路
が輻輳状態であることを示すようにしている。
【0008】本発明の第2のルーチング方法は、複数の
ルータで接続されたIPルーチング網内でIPパケット
の送り先の方路を決めるルーチング方法において、OS
I参照モデルの2階層目に位置付けられるデータリンク
層上を転送するフレーム形式であるL2フレームを受
け、この受けたL2フレームのヘッダ情報とこのL2フ
レームに含まれるIPパケットのIPヘッダ情報とから
発信L2アドレス情報と送信元IPアドレスとを抽出し
てデータベースであるDBテーブルへ格納し、前記IP
パケットを転送してきた方路が正常状態か否かを、前記
方路が正常状態か否かを示す情報を格納した前記IPパ
ケット内の前記IPヘッダ情報より調べ、調べた結果が
正常状態でないことを示すときに、正常状態でない方路
を除いたテーブルでありIPアドレスにより方路を検索
するための仮想ルーチングテーブルから前記IPパケッ
トを転送してきた前記方路を削除し、前記IPパケット
内の送信先IPアドレスにより前記仮想ルーチングテー
ブルから次方路を検索し、検索できたときには前記IP
パケットを前記L2フレームに変換して前記検索した次
方路より送信し、前記次方路が検索できなかったときに
は前記IPパケットを破棄し、また、前記IPパケット
を転送してきた方路が正常状態か否かを調べた前記結果
が正常状態であることを示すときに、前記IPパケット
内の前記送信先IPアドレスにより、正常状態でない方
路を含んだテーブルでありIPアドレスにより方路を検
索するためのルーチングテーブルから前記次方路を検索
し、このルーチングテーブルから検索できたときには、
この検索した前記次方路が正常状態か否かを、前記方路
毎にこの方路が正常状態か否かを格納し管理している管
理部より調べ、この次方路が正常状態のときに前記IP
パケットを前記L2フレームに変換して前記検索した次
方路より送信し、前記次方路が正常状態でないときに前
記IPパケット内の前記送信先IPアドレスより前記仮
想ルーチングテーブルから前記次方路を検索し、前記仮
想ルーチングテーブルから検索できたときに前記IPパ
ケットを前記L2フレームに変換して前記検索した次方
路より送信し、前記仮想ルーチングテーブルから前記次
方路が検索できなかったときに、又は、前記ルーチング
テーブルから前記次方路を検索したときこのルーチング
テーブルから前記次方路を検索できなかった場合に、前
記IPパケット内の前記IPヘッダ情報内に前記方路が
正常状態でないことを示す情報を格納し、前記IPパケ
ット内の前記送信元IPアドレスを元にして前記DBテ
ーブルから前記発信L2アドレスを検索し、前記IPパ
ケットを前記L2フレームに変換して前記発信L2アド
レス方向の方路より送信するようにしている。
【0009】また、本発明の第2のルーチング方法は、
前記方路の輻輳状態を監視して前記輻輳状態の変化を検
出し、前記輻輳が変化した方路が正常状態か否かを、前
記方路毎にこの方路が正常状態か否かを格納し管理して
いる前記管理部より調べ、調べた結果が正常状態でない
ことを示すときにはなにもせずに前記方路の輻輳状態の
監視しに戻り、調べた結果が正常状態であることを示す
ときには前記輻輳の変化は前記輻輳の発生によるものな
のか又は前記輻輳の消滅によるものなのかを調べ、調べ
た結果が前記輻輳の消滅を示すときにはなにもせずに前
記方路の輻輳状態の監視しに戻り、調べた結果が前記輻
輳の発生を示すときには、前記管理部の格納内容を前記
輻輳が発生した方路が正常状態でないとするように変更
するようにしている。
【0010】本発明のルータは、回線を収容する第1の
回線収容部からOSI参照モデルの2階層目に位置付け
られるデータリンク層上を転送するフレーム形式である
L2フレームを受けこの受けたL2フレームのヘッダ情
報とこのL2フレームに含まれるIPパケットのIPヘ
ッダ情報とから前記受けたL2フレームを発信した他の
ルータのL2制御部のアドレスを示す発信L2アドレス
情報と送信元IPアドレスとを抽出してDBテーブルへ
格納し、前記IPパケットとこのIPパケットを送るべ
き方路を検索する要求を示すルーチング検索要求とを出
力し、出力した後に前記IPパケット又はこのIPパケ
ットと異なる他のIPパケットとIPパケット送信要求
とを受けたときにこの受けたIPパケットを前記第1の
回線収容部を介して送信するとともに、定期的に方路の
正常性を確認するための正常性確認パケットを受け前記
第1の回線収容部を介してこの正常性確認パケットを送
信し、この送信に対応する応答を前記第1の回線収容部
を介して受けたときにこの受けた応答を出力する第1の
L2制御部と、回線を収容する第2の回線収容部から前
記L2フレームを受けこの受けたL2フレームのヘッダ
情報とこのL2フレームに含まれるIPパケットのIP
ヘッダ情報とから前記着信L2アドレス情報と前記送信
元IPアドレスとを抽出して前記DBテーブルへ格納
し、前記IPパケットとこのIPパケットを送るべき方
路を検索する要求を示す前記ルーチング検索要求とを出
力し、出力した後に前記IPパケット又はこのIPパケ
ットと異なる他のIPパケットと前記IPパケット送信
要求とを受けたときにこの受けたIPパケットを前記第
2の回線収容部を介して送信するとともに、定期的に方
路の正常性を確認するための前記正常性確認パケットを
受け前記第2の回線収容部を介してこの正常性確認パケ
ットを送信し、この送信に対応する応答を前記第2の回
線収容部を介して受けたときにこの受けた応答を出力す
る第2のL2制御部と、前記第1のL2制御部又は前記
第2のL2制御部が出力した前記ルーチング検索要求と
前記IPパケットとを受けこのIPパケット内に予め格
納したこのIPパケットを転送してきた方路が正常でな
い状態であることを示す「押し戻し状態」か否かを表す
押し戻し表示の有無を調べ、調べた結果が前記押し戻し
表示が“有”を示すときには、正常状態でない方路を除
いたテーブルでありIPアドレスにより方路を検索する
ための仮想ルーチングテーブルを生成するための要求を
示す仮想ルーチングテーブル生成要求と前記IPパケッ
トを転送してきた方路を示す方路情報と「押し戻し状
態」とした押し戻し情報とを出力し、前記押し戻し表示
が“有”のときのIPパケットを転送すべき方路の検索
要求を示す仮想ルーチング検索要求を前記IPパケット
とともに出力し、前記調べた結果が押し戻し表示が
“無”を示すときには、前記第1のL2制御部又は前記
第2のL2制御部から受けた前記IPパケットから送信
先IPアドレスを取り出しこの送信先IPアドレスよ
り、正常状態でない方路を含んだテーブルでありIPア
ドレスにより方路を検索するためのルーチングテーブル
から前記IPパケットを送信すべき次方路を検索し、検
索できた場合、前記方路毎にこの方路が「押し戻し状
態」か否かを格納し管理している押し戻し状態管理部か
ら前記次方路の状態を調べ、調べた結果が「押し戻し状
態」を示す場合、「押し戻し状態」のときのIPパケッ
トを転送すべき方路の検索要求を示す仮想ルーチング検
索要求と前記IPパケットとを出力し、前記調べた結果
が「押し戻し状態」で無いことを示す「押し戻し解除状
態」を示す場合、前記第1のL2制御部又は前記第2の
L2制御部のうちの前記検索した前記次方路のL2制御
部へ前記IPパケット送信要求と前記IPパケットとを
出力し、前記ルーチングテーブルから前記次方路の検索
ができなかった場合、前記IPパケットとこのIPパケ
ットを「押し戻し状態」にするための要求である押し戻
し要求とを出力するルーチング検索部と、前記ルーチン
グ検索部から前記IPパケットと前記仮想ルーチング検
索要求とを受け、このIPパケットから送信先IPアド
レスを取り出しこの送信先IPアドレスより仮想ルーチ
ングテーブルから前記次方路を検索し、検索できた場
合、前記第1のL2制御部又は前記第2のL2制御部の
うちの前記検索した前記次方路のL2制御部へ前記IP
パケットと前記IPパケット送信要求とを出力し、前記
仮想ルーチングテーブルから前記次方路が検索できなか
った場合は、前記IPパケット内に予め格納した前記押
し戻し表示の有無を調べ、調べた結果が押し戻し表示
が”有“を示す場合前記IPパケットを破棄し、押し戻
し表示が”無“を示す場合は前記IPパケットと前記押
し戻し要求とを出力する仮想ルーチング検索部と、前記
ルーチング検索部と前記仮想ルーチング検索部とから前
記IPパケットと前記押し戻し要求とを受け、このIP
パケット内の押し戻し表示を”有”にし、前記IPパケ
ット内の送信元IPアドレスを元にして前記DBテーブ
ルから前記発信L2アドレスを検索し、前記第1のL2
制御部又は前記第2のL2制御部のうちの前記検索した
前記発信L2アドレスの方向のL2制御部に前記IPパ
ケットと前記IPパケット送信要求とを出力する押し戻
し部と、前記押し戻し状態設定要求又は前記押し戻し解
除状態設定要求及び前記方路情報を受け方路毎にこの方
路の状態を「押し戻し状態」又は「押し戻し解除状態」
にして管理する前記押し戻し状態管理部と、前記第1の
回線収容部に接続する隣接ルータと前記第2の回線収容
部に接続する隣接ルータとに前記隣接ルータの方向の方
路の正常性を確認するためのパケットである正常性確認
パケットを送信するための送信要求を前記第1のL2制
御部と前記第2のL2制御部とに定期的に出力し、この
送信に対応する応答を前記第1のL2制御部又は前記第
2のL2制御部より受けたときに、この応答を受けた方
路の固定障害が消滅したと認識し前記応答をした隣接ル
ータの方向の方路情報と固定障害解除とした固定障害情
報とルーチングテーブル生成要求とをルーチングテーブ
ルの再構築を行うために出力するとともに、この応答を
した隣接ルータの方向の方路の状態を「押し戻し解除状
態」にするために前記押し戻し状態管理部に格納されて
いる前記方路の状態を確認し、この確認結果が「押し戻
し解除状態」を示すときにはこのままにし、前記確認結
果が「押し戻し状態」を示すときには前記押し戻し状態
管理部に前記応答した前記隣接ルータの方向の方路情報
と押し戻し解除状態設定要求とを送り、前記送信に対応
する応答を受けなかったときには、前記正常性確認パケ
ットを予め定めた回数連続して受けなかったかを調べ、
調べた結果が予め定めた回数連続して受けなかったこと
を示すときには、前記送信に対応する応答を受けなかっ
た方路に前記固定障害が発生したと認識しこの方路の方
路情報と固定障害とした固定障害情報とルーチングテー
ブル生成要求とをルーチングテーブルの再構築を行うた
めに送り、調べた結果が予め定めた回数連続して受けな
かったことを示さないときには、この判定となった方路
に一時障害が発生したと認識しこの方路の状態を「押し
戻し状態」にするために前記押し戻し状態管理部に格納
されている前記方路の状態を確認し、この確認結果が
「押し戻し状態」を示すときにはこのままにし、前記確
認結果が「押し戻し解除状態」を示すときに、仮想ルー
チングテーブルの再構築を行うために前記方路の方路情
報と「押し戻し状態」とした押し戻し情報と仮想ルーチ
ングテーブル生成要求とを送り、この方路を押し戻し状
態にするために前記方路情報と前記押し戻し状態設定要
求とを前記押し戻し状態管理部に出力するルーチングプ
ロトコル制御部の正常性確認部と、前記ルーチングプロ
トコル制御部の前記正常性確認部又は前記ルーチング検
索部より前記仮想ルーチングテーブルの生成要求と方路
情報と押し戻し情報とを受け、前記押し戻し情報が「押
し戻し解除状態」を示すときには前記方路情報の示す方
路を追加するために前記仮想ルーチングテーブルを再生
成し、前記押し戻し情報が「押し戻し状態」を示すとき
には前記方路情報の示す方路を削除するために前記仮想
ルーチングテーブルを再生成する仮想ルーチングテーブ
ル生成部と、前記ルーチングプロトコル制御部の前記正
常性確認部より前記ルーチングテーブルの生成要求と方
路情報と固定障害情報とを受け、前記固定障害情報が固
定障害解除を示すときには前記方路情報の示す方路を追
加するために前記ルーチングテーブルを再生成し、前記
固定障害情報が固定障害を示すときには前記方路情報の
示す方路を削除するために前記ルーチングテーブルを再
生成するルーチングテーブル生成部とを備えて構成され
ている。
【0011】また、本発明のルータは、前記第1の回線
収容部に接続した前記方路の輻輳状態を監視し輻輳が発
生したとき又は輻輳が消滅したときに、輻輳発生通知又
は輻輳解除通知と前記輻輳が発生した前記方路又は前記
輻輳が消滅した前記方路の方路情報とを出力する前記第
1のL2制御部と、前記第2の回線収容部に接続した前
記方路の輻輳状態を監視し輻輳が発生したとき又は輻輳
が消滅したときに、輻輳発生通知又は輻輳解除通知と前
記輻輳が発生した前記方路又は前記輻輳が消滅した前記
方路の方路情報とを出力する前記第2のL2制御部と、
前記第1のL2制御部又は前記第2のL2制御部より前
記輻輳発生通知又は前記輻輳解除通知と前記方路情報と
を受け、前記方路情報の示す方路の状態を前記押し戻し
状態管理部より確認し、前記方路が前記押し戻し状態で
ないとき前記受けた通知を調べ、受けた通知が前記輻輳
発生通知のときには前記押し戻し状態管理部へ前記方路
情報と前記押し戻し状態設定要求とを出力する輻輳監視
制御部とを備えて構成されている。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0013】図5は、本発明のルーチング方法の実施の
形態で使用するルータの一例を示す図であり、複数のル
ータで接続されたIPルーチング網内でIPパケットの
送り先の方路を決めるルーチング方法において、このル
ータは、IPパケットを受けこのIPパケットを送るた
めの方路を調べたときに、この送信先方路が異常の場合
もIPパケットを破棄せずに、前段のルータへこのIP
パケットを押し戻し、この前段のルータはこのIPパケ
ットを再度ルーチングするようにしている。ここで、送
信先方路の異常は、この送信先方路がないことや送信先
方路が輻輳状態であることを示している。そして、この
ルータは、第1のL2制御部3,第2のL2制御部4,
データベーステーブル(DBテーブル5),ルーチング
制御部6,ルーチングトポロジ管理部8,ルーチングテ
ーブル9,仮想ルーチングテーブル10及びルーチング
プロトコル制御部7より構成している。
【0014】図6は、本発明のルーチング方法の一つの
実施の形態を示すフローチャートである。
【0015】図7は、方路が輻輳状態のときフローチャ
ートである。
【0016】図6において、複数のルータで接続された
IPルーチング網内でIPパケットの送り先の方路を決
めるルーチング方法において、第1のL2制御部3又は
第2のL2制御部4により、OSI参照モデルの2階層
目に位置付けられるデータリンク層上を転送するフレー
ム形式であるL2フレームを受け(S1)、ルーチング
制御部6により、この受けたL2フレームのヘッダ情報
とこのL2フレームに含まれるIPパケットのIPヘッ
ダ情報とから、この受けたL2フレームを発信した他の
ルータのL2制御部(これは、OSI参照モデルの2階
層目に位置付けられるデータリンク層の例えば終端部で
ある。)のアドレスを示す発信L2アドレス情報と送信
元IPアドレスとを抽出して発信L2アドレス情報と送
信元IPアドレスとの対応を管理するデータベースであ
るDBテーブル5へ格納し(S2)、このIPパケット
を転送してきた方路が正常状態か否かを、方路が正常状
態か否かを示す情報を格納したIPパケット内のIPヘ
ッダ情報より調べ(S3)、調べた結果が正常状態でな
いことを示すときに、仮想ルーチングテーブル10(正
常状態でない方路を除いたテーブルでありIPアドレス
より方路を検索するためのテーブル)からこのIPパケ
ットを転送してきた方路をルーチングトポロジ管理部8
に削除させ(S4)、IPパケット内の送信先IPアド
レスにより仮想ルーチングテーブル10から次の方路を
示す次方路を検索し(S5)、検索できたときには第1
のL2制御部3又は第2のL2制御部4のうちのこの検
索できた方路のL2制御部によりこのIPパケットをL
2フレームのヘッダ情報を付加することによりL2フレ
ームに変換してこのL2制御部に接続した回線収容部よ
り送信し(S6)、次方路が検索できなかったときには
このIPパケットを破棄する(S7)。そして、ルーチ
ング制御部6によりIPパケットを転送してきた方路が
正常状態か否かを調べたステップ3(S3)の結果が正
常状態であることを示すときに、IPパケット内の送信
先IPアドレスにより、ルーチングテーブル9(正常状
態でない方路を含んだテーブルでありIPアドレスによ
り方路を検索するためのテーブル)から次方路を検索し
(S8)、検索できなかったときにステップ13(S1
3)へと続ける。また、このルーチングテーブル9から
検索できたときには、この検索した次方路が正常状態か
否かを、方路毎にこの方路が正常状態か否かを格納し管
理している管理部より調べ(S9)、この次方路が正常
状態のときに第1のL2制御部3又は第2のL2制御部
4のうちのこの次方路のL2制御部によりこのIPパケ
ットをL2フレームに変換してこのL2制御部に接続し
た回線収容部より送信し(S10)、次方路が正常状態
でないときにIPパケット内の送信先IPアドレスより
仮想ルーチングテーブル10から次方路を検索し(S1
1)、仮想ルーチングテーブル10から検索できたとき
に第1のL2制御部3又は第2のL2制御部4のうちの
この検索できた次方路のL2制御部によりこのIPパケ
ットをL2フレームに変換してこのL2制御部に接続し
た回線収容部より送信し(S12)、仮想ルーチングテ
ーブル10から次方路が検索できなかったときに(この
方路を正常でない状態としてこのIPパケットを押し戻
す。すなわち、)このIPパケット内のIPヘッダ情報
内に方路が正常状態でないことを示す情報を格納し(S
13)、IPパケット内の送信元IPアドレスを元にし
てDBテーブル5から発信L2アドレスを検索し、第1
のL2制御部3又は第2のL2制御部4のうちのこの発
信L2アドレス方向の方路のL2制御部によりこのIP
パケットをL2フレームに変換してこのL2制御部に接
続した回線収容部より送信する(S14)。一方、ルー
チングプロトコル制御部7は、常に、隣接ルータの正常
性を確認し結果をルーチング制御部6へ通知している。
【0017】そして、図7に示すように、第1のL2制
御部3又は第2のL2制御部4は、常に、方路の輻輳状
態を監視して輻輳状態の変化を検出し(輻輳が発生した
こと又は輻輳が消滅したことを検出し)(S15)、第
1のL2制御部3又は第2のL2制御部4が輻輳状態の
変化を検出すると、ルーチング制御部6は、輻輳除隊の
変化が輻輳の発生によるときに、管理部の格納内容を輻
輳が発生した方路が正常状態でないとするように変更す
る。すなわち、輻輳が変化した方路が正常状態か否か
を、方路毎にこの方路が正常状態か否かを格納し管理し
ている管理部より調べ(S16)、調べた結果が正常状
態でないことを示すときにはなにもせずに方路の輻輳状
態の監視しに戻り、調べた結果が正常状態であることを
示すときには輻輳の変化は輻輳の発生によるものなのか
又は輻輳の消滅によるものなのかを調べ(S17)、調
べた結果が輻輳の消滅を示すときにはなにもせずに方路
の輻輳状態の監視しに戻り、調べた結果が輻輳の発生を
示すときには、管理部の格納内容を輻輳が発生した方路
が正常状態でないとするように変更する(S18)。
【0018】図1は、本発明のルータの一つ実施の形態
を示すブロック図である。
【0019】図1に示す本実施の形態のルータは、回線
を収容する第1の回線収容部1からOSI参照モデルの
2階層目に位置付けられるデータリンク層上を転送する
フレーム形式であるL2フレームを受けこの受けたL2
フレームのヘッダ情報とこのL2フレームに含まれるI
PパケットのIPヘッダ情報とから受けたL2フレーム
を発信した他のルータのL2制御部のアドレスを示す発
信L2アドレス情報と送信元IPアドレスとを抽出して
発信L2アドレス情報と送信元IPアドレスとの対応を
管理するデータベースであるDBテーブル5へ格納し、
前記IPパケットとこのIPパケットを送るべき方路を
検索する要求を示すルーチング検索要求とを出力し、出
力した後にIPパケット又はこのIPパケットと異なる
他のIPパケットとIPパケット送信要求とを受けたと
きにこの受けたIPパケットを第1の回線収容部1を介
して送信するとともに、定期的に方路の正常性を確認す
るための正常性確認パケットを受け第1の回線収容部1
を介してこの正常性確認パケットを送信し、この送信に
対応する応答を第1の回線収容部1を介して受けたとき
にこの受けた応答を出力する第1のL2制御部3と、第
2のL2制御部4と、回線を収容する第2の回線収容部
2からL2フレームを受けこの受けたL2フレームのヘ
ッダ情報とこのL2フレームに含まれるIPパケットの
IPヘッダ情報とから着信L2アドレス情報と送信元I
Pアドレスとを抽出してDBテーブル5へ格納し、IP
パケットとこのIPパケットを送るべき方路を検索する
要求を示すルーチング検索要求とを出力し、出力した後
にIPパケット又はこのIPパケットと異なる他のIP
パケットとIPパケット送信要求とを受けたときにこの
受けたIPパケットを第2の回線収容部2を介して送信
するとともに、定期的に方路の正常性を確認するための
正常性確認パケットを受け第2の回線収容部2を介して
この正常性確認パケットを送信し、この送信に対応する
応答を第2の回線収容部2を介して受けたときにこの受
けた応答を出力する第2のL2制御部4と、第1のL2
制御部3又は第2のL2制御部4が出力したルーチング
検索要求とIPパケットとを受けこのIPパケット内に
予め格納したこのIPパケットを転送してきた方路が正
常でない状態(この状態は、例えば、自分自身のルータ
Aが、あるルータBに対してIPパケットを転送した
が、ルータBで対象の方路が存在しなかったりこの方路
が異常等でこの方路に転送できなかったりする状態を示
し、この状態のときに自分自身のルータAにこのIPパ
ケットを折り返す等を行う。)であることを示す「押し
戻し状態」か否かを表す押し戻し表示の有無を調べ、調
べた結果が押し戻し表示が“有”を示すときには、正常
状態でない方路を除き再度ルーチング検索を行うための
テーブルであるIPアドレスにより方路を検索するため
の仮想ルーチングテーブル10を生成するための要求を
示す仮想ルーチングテーブル生成要求とIPパケットを
転送してきた方路を示す方路情報と「押し戻し状態」と
した押し戻し情報とを出力し、押し戻し表示が“有”の
ときのIPパケットを転送すべき方路の検索要求を示す
仮想ルーチング検索要求をIPパケットとともに出力
し、調べた結果が押し戻し表示が“無”を示すときに
は、第1のL2制御部3又は第2のL2制御部4から受
けたIPパケットから送信先IPアドレスを取り出しこ
の送信先IPアドレスより、正常状態でない方路を含ん
だテーブルでありIPアドレスにより方路を検索するた
めのルーチングテーブル9からIPパケットを送信すべ
き次方路を検索し、検索できた場合、方路毎にこの方路
が「押し戻し状態」か否かを格納し管理している押し戻
し状態管理部63から次方路の状態を調べ、調べた結果
が「押し戻し状態」を示す場合、「押し戻し状態」のと
きのIPパケットを転送すべき方路の検索要求を示す仮
想ルーチング検索要求とIPパケットとを出力し、調べ
た結果が「押し戻し状態」で無いことを示す「押し戻し
解除状態」を示す場合、第1のL2制御部3又は第2の
L2制御部4のうちの検索した次方路のL2制御部へI
Pパケット送信要求とIPパケットとを出力し、ルーチ
ングテーブル9から次方路の検索ができなかった場合、
IPパケットとこのIPパケットを「押し戻し状態」に
するための要求である押し戻し要求とを出力するルーチ
ング検索部62と、ルーチング検索部62からIPパケ
ットと仮想ルーチング検索要求とを受け、このIPパケ
ットから送信先IPアドレスを取り出しこの送信先IP
アドレスより仮想ルーチングテーブル10から次方路を
検索し、検索できた場合、第1のL2制御部3又は第2
のL2制御部4のうちの検索した次方路のL2制御部へ
IPパケットとIPパケット送信要求とを出力し、仮想
ルーチングテーブル10から次方路が検索できなかった
場合は、IPパケット内に予め格納した押し戻し表示の
有無を調べ、調べた結果が押し戻し表示が”有“を示す
場合IPパケットを破棄し、押し戻し表示が”無“を示
す場合はIPパケットと押し戻し要求とを出力する仮想
ルーチング検索部61と、ルーチング検索部62と仮想
ルーチング検索部61とからIPパケットと押し戻し要
求とを受け、このIPパケット内の押し戻し表示を”
有”にし、IPパケット内の送信元IPアドレスを元に
してDBテーブル5から発信L2アドレスを検索し、第
1のL2制御部3又は第2のL2制御部4のうちの検索
した発信L2アドレスの方向のL2制御部にIPパケッ
トとIPパケット送信要求とを出力する押し戻し部64
と、押し戻し状態設定要求又は押し戻し解除状態設定要
求及び方路情報を受け方路毎にこの方路の状態を「押し
戻し状態」又は「押し戻し解除状態」にして管理する押
し戻し状態管理部63と、第1の回線収容部1に接続す
る隣接ルータと第2の回線収容部2に接続する隣接ルー
タとに隣接ルータの方向の方路の正常性を確認するため
のパケットである正常性確認パケットを送信するための
送信要求を第1のL2制御部3と第2のL2制御部4と
に定期的に出力し、この送信に対応する応答を第1のL
2制御部3又は第2のL2制御部4より受けたときに、
この応答を受けた方路の固定障害が消滅したと認識し応
答をした隣接ルータの方向の方路情報と固定障害解除と
した固定障害情報とルーチングテーブル生成要求とをル
ーチングテーブル9の再構築を行うために出力するとと
もに、この応答をした隣接ルータの方向の方路の状態を
「押し戻し解除状態」にするために押し戻し状態管理部
63に格納されている方路の状態を確認し、この確認結
果が「押し戻し解除状態」を示すときにはこのままに
し、確認結果が「押し戻し状態」を示すときには押し戻
し状態管理部63に応答した隣接ルータの方向の方路情
報と押し戻し解除状態設定要求とを送り、送信に対応す
る応答を受けなかったときには、正常性確認パケットを
予め定めた回数連続して受けなかったかを調べ、調べた
結果が予め定めた回数連続して受けなかったことを示す
ときには、送信に対応する応答を受けなかった方路に固
定障害が発生したと認識しこの方路の方路情報と固定障
害とした固定障害情報とルーチングテーブル生成要求と
をルーチングテーブル9の再構築を行うために送り、調
べた結果が予め定めた回数連続して受けなかったことを
示さないときには、この判定となった方路に一時障害が
発生したと認識しこの方路の状態を「押し戻し状態」に
するために押し戻し状態管理部63に格納されている方
路の状態を確認し、この確認結果が「押し戻し状態」を
示すときにはこのままにし、確認結果が「押し戻し解除
状態」を示すときに、仮想ルーチングテーブル10の再
構築を行うために方路の方路情報と「押し戻し状態」と
した押し戻し情報と仮想ルーチングテーブル生成要求と
を送り、この方路を押し戻し状態にするために方路情報
と押し戻し状態設定要求とを押し戻し状態管理部63に
出力するルーチングプロトコル制御部7の正常性確認部
71と、ルーチングプロトコル制御部7の正常性確認部
71又はルーチング検索部62より仮想ルーチングテー
ブル10の生成要求と方路情報と押し戻し情報とを受
け、押し戻し情報が「押し戻し解除状態」を示すときに
は方路情報の示す方路を追加するために仮想ルーチング
テーブル10を再生成し、押し戻し情報が「押し戻し状
態」を示すときには方路情報の示す方路を削除するため
に仮想ルーチングテーブル10を再生成する仮想ルーチ
ングテーブル生成部82と、ルーチングプロトコル制御
部7の正常性確認部71よりルーチングテーブル9の生
成要求と方路情報と固定障害情報とを受け、固定障害情
報が固定障害解除を示すときには方路情報の示す方路を
追加するためにルーチングテーブル9を再生成し、固定
障害情報が固定障害を示すときには方路情報の示す方路
を削除するためにルーチングテーブル9を再生成するル
ーチングテーブル生成部81とにより構成されている。
【0020】また、第1の回線収容部1に接続した方路
の輻輳状態を常に監視し輻輳が発生したとき又は輻輳が
消滅したときに、輻輳発生通知又は輻輳解除通知と輻輳
が発生した方路又は輻輳が消滅した方路の方路情報とを
出力する第1のL2制御部3と、第2の回線収容部2に
接続した方路の輻輳状態を常に監視し輻輳が発生したと
き又は輻輳が消滅したときに、輻輳発生通知又は輻輳解
除通知と輻輳が発生した方路又は輻輳が消滅した方路の
方路情報とを出力する第2のL2制御部4と、第1のL
2制御部3又は第2のL2制御部4より輻輳発生通知又
は輻輳解除通知と方路情報とを受け、方路情報の示す方
路の状態を押し戻し状態管理部63より確認し、方路が
押し戻し状態のときこのままにし、方路が押し戻し状態
でないとき受けた通知を調べ、受けた通知が輻輳解除通
知のときにはこのままにし、輻輳発生通知のときには押
し戻し状態管理部63へ方路情報と押し戻し状態設定要
求とを出力する輻輳監視制御部65とにより構成されて
いる。
【0021】なお、図1には、ルーチング検索部62,
仮想ルーチング検索部61,押し戻し状態管理部63,
押し戻し部64及び輻輳監視制御部65を含んでいるル
ーチング制御部6と、仮想ルーチングテーブル生成部8
2とルーチングテーブル生成部81とを含んでいるルー
チングトポロジ管理部8と、正常性確認部71を含んで
いるルーチングプロトコル制御部7とを併せて示してい
る。
【0022】次に、本実施の形態のルータの動作を図
2,図3及び図4を参照して詳細に説明する。
【0023】図2は、ルーチング検索部の動作の一例を
示すフローチャートである。
【0024】図3は、仮想ルーチング検索部の動作の一
例を示すフローチャートである。
【0025】図4は、正常性確認部の動作の一例を示す
フローチャートである。
【0026】図1において、第1のL2制御部3は、回
線を収容する第1の回線収容部1からL2フレームを受
けこのL2フレームのヘッダ情報とIPパケットのIP
ヘッダ情報とから発信L2アドレス情報と送信元IPア
ドレスとを抽出して発信L2アドレス情報と送信元IP
アドレスとの対応を管理するデータベースであるDBテ
ーブル5へ格納し、IPパケットとルーチング検索要求
とをルーチング検索部62へ出力し、出力した後にこの
IPパケット又はこのIPパケットと異なる他のIPパ
ケットとIPパケット送信要求とを受けたときにこの受
けたIPパケットをL2フレームのヘッダ情報を付加す
ることによりL2フレームに変換して第1の回線収容部
1を介して送信する。また、ルーチングプロトコル制御
部7の正常性確認部71より定期的に正常性確認パケッ
トを受けこの正常性確認パケットをIPパケットのヘッ
ダ情報及びL2フレームのヘッダ情報を付加することに
よりL2フレームに変換して第1の回線収容部1を介し
て送信し、この送信に対応する応答を第1の回線収容部
1を介して受けたときにこの受けた応答を正常性確認部
71に出力する。
【0027】第2のL2制御部4は第1のL2制御部3
と同様の動作をする。すなわち、第2の回線収容部2か
らL2フレームを受けこのL2フレームから発信L2ア
ドレス情報と送信元IPアドレスとを抽出してDBテー
ブル5へ格納し、このIPパケットとルーチング検索要
求とをルーチング検索部62へ出力し、IPパケットと
IPパケット送信要求とを受けたときにこのIPパケッ
トをL2フレームに変換して第2の回線収容部2を介し
て送信する。また、正常性確認部71より定期的に正常
性確認パケットを受けこの正常性確認パケットをL2フ
レームに変換して第2の回線収容部2を介して送信し、
この送信に対応する応答を第2の回線収容部2を介して
受けたときにこの受けた応答を正常性確認部71に出力
する。
【0028】ルーチング制御部6のルーチング検索部6
2は、図2に示す動作をする。すなわち、第1のL2制
御部3又は第2のL2制御部4が出力したルーチング検
索要求とIPパケットとを受け(S20)、このIPパ
ケット内に予め格納したこのIPパケットを転送してき
た方路が、正常でない状態であることを示す「押し戻し
状態」か否かを表す押し戻し表示の有無を調べ(S2
1)、調べた結果が押し戻し表示が“有”を示すときに
は、正常状態でない方路を除き再度ルーチング検索を行
うためのテーブルである仮想ルーチングテーブル10を
生成するための要求を示す仮想ルーチングテーブル生成
要求とIPパケットを転送してきた方路を示す方路情報
と「押し戻し状態」とした押し戻し情報とをルーチング
トポロジ管理部8の仮想ルーチングテーブル生成部82
へ出力し(S24)、押し戻し表示が“有”のときのI
Pパケットを転送すべき方路の検索要求を示す仮想ルー
チング検索要求を仮想ルーチングテーブル10ができた
後に仮想ルーチング検索部61へこのIPパケットとと
もに出力し(S25)、また、ステップS21で調べた
結果が押し戻し表示が“無”を示すときには、第1のL
2制御部3又は第2のL2制御部4から受けたIPパケ
ットから送信先IPアドレスを取り出し(S22)、こ
の送信先IPアドレスより、正常状態でない方路を含ん
だテーブルでありIPアドレスにより方路を検索するた
めのルーチングテーブル9からIPパケットを送信すべ
き次の方路を示す次方路を検索し(S23,S26)、
検索できた場合、押し戻し状態管理部63から次方路の
状態を調べ(S27,S28)、調べた結果が「押し戻
し状態」を示す場合、仮想ルーチング検索部61へ仮想
ルーチング検索要求とIPパケットとを出力し(S2
9)、調べた結果が「押し戻し状態」で無いことを示す
「押し戻し解除状態」を示す場合、第1のL2制御部3
又は第2のL2制御部4のうちの検索した次方路のL2
制御部へIPパケット送信要求とIPパケットとを出力
する(S30)。更に、ステップS26で検索した結果
がルーチングテーブル9から次方路の検索ができなかっ
た場合、押し戻し部64へIPパケットとこのIPパケ
ットを「押し戻し状態」にするための要求である押し戻
し要求とを出力する(S32)。
【0029】仮想ルーチング検索部61は、図3に示す
動作をする。すなわち、ルーチング検索部62からIP
パケットと仮想ルーチング検索要求とを受け(S4
0)、このIPパケットから送信先IPアドレスを取り
出し(S41)、この送信先IPアドレスより仮想ルー
チングテーブル10から次方路を検索し(S42,S4
3)、検索できた場合、第1のL2制御部3又は第2の
L2制御部4のうちの検索した次方路のL2制御部へI
PパケットとIPパケット送信要求とを出力し(S4
6)、仮想ルーチングテーブル10から次方路が検索で
きなかった場合は、IPパケット内に予め格納した押し
戻し表示の有無を調べ(S44)、調べた結果が押し戻
し表示が”有“を示す場合IPパケットを破棄する(S
47)。また、押し戻し表示が”無“を示す場合は押し
戻し部64へIPパケットと押し戻し要求とを出力する
(S45)。
【0030】押し戻し部64は、ルーチング検索部62
と仮想ルーチング検索部61とからIPパケットと押し
戻し要求とを受け、このIPパケット内の押し戻し表示
を”有”にし、IPパケット内の送信元IPアドレスを
元にしてDBテーブル5から発信L2アドレスを検索
し、第1のL2制御部3又は第2のL2制御部4のうち
の検索した発信L2アドレスの方向のL2制御部にIP
パケットとIPパケット送信要求とをこのIPパケット
を押し戻すために出力する。
【0031】押し戻し状態管理部63は、正常性確認部
71から押し戻し状態設定要求又は押し戻し解除状態設
定要求及び方路情報を受け方路毎にこの方路の状態を
「押し戻し状態」又は「押し戻し解除状態」にして管理
する。
【0032】ルーチングプロトコル制御部7内の正常性
確認部71は、図4に示す動作をする。すなわち、第1
の回線収容部1に接続する隣接ルータと第2の回線収容
部2に接続する隣接ルータとに隣接ルータの方向の方路
の正常性を確認するためのパケットである正常性確認パ
ケットを送信するための送信要求を第1のL2制御部3
と第2のL2制御部4とに定期的に出力し(S60)、
この送信に対応する応答の有無をこの応答を予め定めた
時間以内に受けたか否かにより調べ(S61)、この応
答を第1のL2制御部3又は第2のL2制御部4より受
けたときに、この応答を受けた方路の固定障害が消滅し
たと認識し応答をした隣接ルータの方向の方路情報と固
定障害解除とした固定障害情報とルーチングテーブル生
成要求とをルーチングテーブル9の再構築を行うために
ルーチングトポロジ管理部8のルーチングテーブル生成
部81へ出力するとともに(S68)、この応答をした
隣接ルータの方向の方路の状態を「押し戻し解除状態」
にするために押し戻し状態管理部63に格納されている
方路の状態を確認し(S69,S70)、この確認結果
が「押し戻し解除状態」を示すときにはこのままにし、
確認結果が「押し戻し状態」を示すときには押し戻し状
態管理部63に応答した隣接ルータの方向の方路情報と
押し戻し解除状態設定要求とを送る(S71)。また、
ステップS61で調べた結果が応答を受けなかったこと
を示すときには、正常性確認がリトライNG、すなわ
ち、正常性確認パケットを予め定めた回数連続して受け
なかったかを調べ(S62)、調べた結果が予め定めた
回数連続して受けなかったことを示すときには、送信に
対応する応答を受けなかった方路に固定障害が発生した
と認識しこの方路の方路情報と固定障害とした固定障害
情報とルーチングテーブル生成要求とをルーチングテー
ブル9の再構築を行うためにルーチングトポロジ管理部
8のルーチングテーブル生成部81へ送り(S67)、
調べた結果が予め定めた回数連続して受けなかったこと
を示さないときには、この判定となった方路に一時障害
が発生したと認識しこの方路の状態を「押し戻し状態」
にするために押し戻し状態管理部63に格納されている
方路の状態を確認し(S63,S64)、この確認結果
が「押し戻し状態」を示すときにはこのままにし、確認
結果が「押し戻し解除状態」を示すときに、仮想ルーチ
ングテーブル10の再構築を行うために方路の方路情報
と「押し戻し状態」とした押し戻し情報と仮想ルーチン
グテーブル生成要求とをルーチングトポロジ管理部8の
仮想ルーチングテーブル生成部82へ送り(S65)、
この方路を押し戻し状態にするために方路情報と押し戻
し状態設定要求とを押し戻し状態管理部63に出力する
(S66)。
【0033】仮想ルーチングテーブル生成部82は、正
常性確認部71又はルーチング検索部62より仮想ルー
チングテーブル10の生成要求と方路情報と押し戻し情
報とを受け、押し戻し情報が「押し戻し解除状態」を示
すときには方路情報の示す方路を追加するために仮想ル
ーチングテーブル10を再生成し、押し戻し情報が「押
し戻し状態」を示すときには方路情報の示す方路を削除
するために仮想ルーチングテーブル10を再生成する。
【0034】ルーチングテーブル生成部81は、ルーチ
ングプロトコル制御部7の正常性確認部71よりルーチ
ングテーブル9の生成要求と方路情報と固定障害情報と
を受け、固定障害情報が固定障害解除を示すときには方
路情報の示す方路を追加するためにルーチングテーブル
9を再生成し、固定障害情報が固定障害を示すときには
方路情報の示す方路を削除するためにルーチングテーブ
ル9を再生成する。
【0035】また、第1のL2制御部3は、第1の回線
収容部1に接続した方路の輻輳状態を常に監視し輻輳が
発生したとき又は輻輳が消滅したときに、輻輳発生通知
又は輻輳解除通知と輻輳が発生した方路又は輻輳が消滅
した方路の方路情報とを出力し、第2のL2制御部4も
第1のL2制御部3と同様にして、第2の回線収容部2
に接続した方路の輻輳状態を常に監視し、輻輳が発生し
たとき又は輻輳が消滅したときに、輻輳発生通知又は輻
輳解除通知と輻輳が発生した方路又は輻輳が消滅した方
路の方路情報とを出力し、輻輳監視制御部65は、第1
のL2制御部3又は第2のL2制御部4より輻輳発生通
知又は輻輳解除通知と方路情報とを受け、方路情報の示
す方路の状態を押し戻し状態管理部63より確認し、方
路が押し戻し状態のときこのままにし、方路が押し戻し
状態でないとき受けた通知を調べ、受けた通知が輻輳解
除通知のときにはこのままにし、輻輳発生通知のときに
は押し戻し状態管理部63へ方路情報と押し戻し状態設
定要求とを出力する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のルータで接続されたIPルーチング網内でIPパ
ケットの送り先の方路を決める場合に、ルータがIPパ
ケットを受けこのIPパケットを送るための方路を調べ
たときに、この送信先方路が異常(送信先方路がない,
送信先方路が輻輳状態等)の場合前段のルータへこのI
Pパケットを押し戻しこの前段のルータで前記IPパケ
ットを再度ルーチングするようにしたため、一時的に送
信先方路が存在しなかったり送信先方路が輻輳状態であ
ったりしてもIPパケットを破棄せずに前段のルータへ
押し戻して前段ルータでリルーチングするようにしたの
で、IP通信の停止時間を極力抑えることが可能とな
り、IPパケットの通信不可時間が長くなく不要なトラ
ヒック増加を招かず、輻輳によるルーチング切換ができ
る。また、再送機能を有さないエンドユーザ間の通信の
信頼性をIPルーチング網で提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のルータの一つ実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図2】ルーチング検索部の動作の一例を示すフローチ
ャートである。
【図3】仮想ルーチング検索部の動作の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図4】正常性確認部の動作の一例を示すフローチャー
トである。
【図5】本発明のルーチング方法の実施の形態で使用す
るルータの一例を示す図である。
【図6】本発明のルーチング方法の一つの実施の形態を
示すフローチャートである。
【図7】方路が輻輳状態のときフローチャートである。
【図8】従来のルータのブロック図である。
【符号の説明】
1 第1の回線収容部 2 第2の回線収容部 3 第1のL2制御部 4 第2のL2制御部 5 DBテーブル 6 ルーチング制御部 7 ルーチングプロトコル制御部 8 ルーチングトポロジ管理部 9 ルーチングテーブル 10 仮想ルーチングテーブル 61 仮想ルーチング検索部 62 ルーチング検索部 63 押し戻し状態管理部 64 押し戻し部 65 輻輳監視制御部 71 正常性確認部 81 ルーチングテーブル生成部 82 仮想ルーチングテーブル生成部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のルータで接続されたIPルーチン
    グ網内でIPパケットの送り先の方路を決めるルーチン
    グ方法において、 前記ルータが前記IPパケットを受けこのIPパケット
    を送るための方路を調べたときに、この送信先方路が異
    常の場合前段のルータへこのIPパケットを押し戻しこ
    の前段のルータで前記IPパケットを再度ルーチングす
    るようにしたことを特徴とするルーチング方法。
  2. 【請求項2】 前記送信先方路の異常は、この送信先方
    路がないことを示すようにしたことを特徴とする請求項
    1記載のルーチング方法。
  3. 【請求項3】 前記送信先方路の異常は、この送信先方
    路が輻輳状態であることを示すようにしたことを特徴と
    する請求項1又は2記載のルーチング方法。
  4. 【請求項4】 複数のルータで接続されたIPルーチン
    グ網内でIPパケットの送り先の方路を決めるルーチン
    グ方法において、 OSI参照モデルの2階層目に位置付けられるデータリ
    ンク層上を転送するフレーム形式であるL2フレームを
    受け、この受けたL2フレームのヘッダ情報とこのL2
    フレームに含まれるIPパケットのIPヘッダ情報とか
    ら発信L2アドレス情報と送信元IPアドレスとを抽出
    してデータベースであるDBテーブルへ格納し、前記I
    Pパケットを転送してきた方路が正常状態か否かを、前
    記方路が正常状態か否かを示す情報を格納した前記IP
    パケット内の前記IPヘッダ情報より調べ、調べた結果
    が正常状態でないことを示すときに、正常状態でない方
    路を除いたテーブルでありIPアドレスにより方路を検
    索するための仮想ルーチングテーブルから前記IPパケ
    ットを転送してきた前記方路を削除し、前記IPパケッ
    ト内の送信先IPアドレスにより前記仮想ルーチングテ
    ーブルから次方路を検索し、検索できたときには前記I
    Pパケットを前記L2フレームに変換して前記検索した
    次方路より送信し、前記次方路が検索できなかったとき
    には前記IPパケットを破棄し、また、前記IPパケッ
    トを転送してきた方路が正常状態か否かを調べた前記結
    果が正常状態であることを示すときに、前記IPパケッ
    ト内の前記送信先IPアドレスにより、正常状態でない
    方路を含んだテーブルでありIPアドレスにより方路を
    検索するためのルーチングテーブルから前記次方路を検
    索し、このルーチングテーブルから検索できたときに
    は、この検索した前記次方路が正常状態か否かを、前記
    方路毎にこの方路が正常状態か否かを格納し管理してい
    る管理部より調べ、この次方路が正常状態のときに前記
    IPパケットを前記L2フレームに変換して前記検索し
    た次方路より送信し、前記次方路が正常状態でないとき
    に前記IPパケット内の前記送信先IPアドレスより前
    記仮想ルーチングテーブルから前記次方路を検索し、前
    記仮想ルーチングテーブルから検索できたときに前記I
    Pパケットを前記L2フレームに変換して前記検索した
    次方路より送信し、前記仮想ルーチングテーブルから前
    記次方路が検索できなかったときに、又は、前記ルーチ
    ングテーブルから前記次方路を検索したときこのルーチ
    ングテーブルから前記次方路を検索できなかった場合
    に、前記IPパケット内の前記IPヘッダ情報内に前記
    方路が正常状態でないことを示す情報を格納し、前記I
    Pパケット内の前記送信元IPアドレスを元にして前記
    DBテーブルから前記発信L2アドレスを検索し、前記
    IPパケットを前記L2フレームに変換して前記発信L
    2アドレス方向の方路より送信するようにしたことを特
    徴とするルーチング方法。
  5. 【請求項5】 前記方路の輻輳状態を監視して前記輻輳
    状態の変化を検出し、前記輻輳が変化した方路が正常状
    態か否かを、前記方路毎にこの方路が正常状態か否かを
    格納し管理している前記管理部より調べ、調べた結果が
    正常状態でないことを示すときにはなにもせずに前記方
    路の輻輳状態の監視しに戻り、調べた結果が正常状態で
    あることを示すときには前記輻輳の変化は前記輻輳の発
    生によるものなのか又は前記輻輳の消滅によるものなの
    かを調べ、調べた結果が前記輻輳の消滅を示すときには
    なにもせずに前記方路の輻輳状態の監視しに戻り、調べ
    た結果が前記輻輳の発生を示すときには、前記管理部の
    格納内容を前記輻輳が発生した方路が正常状態でないと
    するように変更するようにしたことを特徴とする請求項
    4記載のルーチング方法。
  6. 【請求項6】 回線を収容する第1の回線収容部からO
    SI参照モデルの2階層目に位置付けられるデータリン
    ク層上を転送するフレーム形式であるL2フレームを受
    けこの受けたL2フレームのヘッダ情報とこのL2フレ
    ームに含まれるIPパケットのIPヘッダ情報とから前
    記受けたL2フレームを発信した他のルータのL2制御
    部のアドレスを示す発信L2アドレス情報と送信元IP
    アドレスとを抽出してDBテーブルへ格納し、前記IP
    パケットとこのIPパケットを送るべき方路を検索する
    要求を示すルーチング検索要求とを出力し、出力した後
    に前記IPパケット又はこのIPパケットと異なる他の
    IPパケットとIPパケット送信要求とを受けたときに
    この受けたIPパケットを前記第1の回線収容部を介し
    て送信するとともに、定期的に方路の正常性を確認する
    ための正常性確認パケットを受け前記第1の回線収容部
    を介してこの正常性確認パケットを送信し、この送信に
    対応する応答を前記第1の回線収容部を介して受けたと
    きにこの受けた応答を出力する第1のL2制御部と、 回線を収容する第2の回線収容部から前記L2フレーム
    を受けこの受けたL2フレームのヘッダ情報とこのL2
    フレームに含まれるIPパケットのIPヘッダ情報とか
    ら前記着信L2アドレス情報と前記送信元IPアドレス
    とを抽出して前記DBテーブルへ格納し、前記IPパケ
    ットとこのIPパケットを送るべき方路を検索する要求
    を示す前記ルーチング検索要求とを出力し、出力した後
    に前記IPパケット又はこのIPパケットと異なる他の
    IPパケットと前記IPパケット送信要求とを受けたと
    きにこの受けたIPパケットを前記第2の回線収容部を
    介して送信するとともに、定期的に方路の正常性を確認
    するための前記正常性確認パケットを受け前記第2の回
    線収容部を介してこの正常性確認パケットを送信し、こ
    の送信に対応する応答を前記第2の回線収容部を介して
    受けたときにこの受けた応答を出力する第2のL2制御
    部と、 前記第1のL2制御部又は前記第2のL2制御部が出力
    した前記ルーチング検索要求と前記IPパケットとを受
    けこのIPパケット内に予め格納したこのIPパケット
    を転送してきた方路が正常でない状態であることを示す
    「押し戻し状態」か否かを表す押し戻し表示の有無を調
    べ、調べた結果が前記押し戻し表示が“有”を示すとき
    には、正常状態でない方路を除いたテーブルでありIP
    アドレスにより方路を検索するための仮想ルーチングテ
    ーブルを生成するための要求を示す仮想ルーチングテー
    ブル生成要求と前記IPパケットを転送してきた方路を
    示す方路情報と「押し戻し状態」とした押し戻し情報と
    を出力し、前記押し戻し表示が“有”のときのIPパケ
    ットを転送すべき方路の検索要求を示す仮想ルーチング
    検索要求を前記IPパケットとともに出力し、前記調べ
    た結果が押し戻し表示が“無”を示すときには、前記第
    1のL2制御部又は前記第2のL2制御部から受けた前
    記IPパケットから送信先IPアドレスを取り出しこの
    送信先IPアドレスより、正常状態でない方路を含んだ
    テーブルでありIPアドレスにより方路を検索するため
    のルーチングテーブルから前記IPパケットを送信すべ
    き次方路を検索し、検索できた場合、前記方路毎にこの
    方路が「押し戻し状態」か否かを格納し管理している押
    し戻し状態管理部から前記次方路の状態を調べ、調べた
    結果が「押し戻し状態」を示す場合、「押し戻し状態」
    のときのIPパケットを転送すべき方路の検索要求を示
    す仮想ルーチング検索要求と前記IPパケットとを出力
    し、前記調べた結果が「押し戻し状態」で無いことを示
    す「押し戻し解除状態」を示す場合、前記第1のL2制
    御部又は前記第2のL2制御部のうちの前記検索した前
    記次方路のL2制御部へ前記IPパケット送信要求と前
    記IPパケットとを出力し、前記ルーチングテーブルか
    ら前記次方路の検索ができなかった場合、前記IPパケ
    ットとこのIPパケットを「押し戻し状態」にするため
    の要求である押し戻し要求とを出力するルーチング検索
    部と、 前記ルーチング検索部から前記IPパケットと前記仮想
    ルーチング検索要求とを受け、このIPパケットから送
    信先IPアドレスを取り出しこの送信先IPアドレスよ
    り仮想ルーチングテーブルから前記次方路を検索し、検
    索できた場合、前記第1のL2制御部又は前記第2のL
    2制御部のうちの前記検索した前記次方路のL2制御部
    へ前記IPパケットと前記IPパケット送信要求とを出
    力し、前記仮想ルーチングテーブルから前記次方路が検
    索できなかった場合は、前記IPパケット内に予め格納
    した前記押し戻し表示の有無を調べ、調べた結果が押し
    戻し表示が”有“を示す場合前記IPパケットを破棄
    し、押し戻し表示が”無“を示す場合は前記IPパケッ
    トと前記押し戻し要求とを出力する仮想ルーチング検索
    部と、 前記ルーチング検索部と前記仮想ルーチング検索部とか
    ら前記IPパケットと前記押し戻し要求とを受け、この
    IPパケット内の押し戻し表示を”有”にし、前記IP
    パケット内の送信元IPアドレスを元にして前記DBテ
    ーブルから前記発信L2アドレスを検索し、前記第1の
    L2制御部又は前記第2のL2制御部のうちの前記検索
    した前記発信L2アドレスの方向のL2制御部に前記I
    Pパケットと前記IPパケット送信要求とを出力する押
    し戻し部と、 前記押し戻し状態設定要求又は前記押し戻し解除状態設
    定要求及び前記方路情報を受け方路毎にこの方路の状態
    を「押し戻し状態」又は「押し戻し解除状態」にして管
    理する前記押し戻し状態管理部と、 前記第1の回線収容部に接続する隣接ルータと前記第2
    の回線収容部に接続する隣接ルータとに前記隣接ルータ
    の方向の方路の正常性を確認するためのパケットである
    正常性確認パケットを送信するための送信要求を前記第
    1のL2制御部と前記第2のL2制御部とに定期的に出
    力し、この送信に対応する応答を前記第1のL2制御部
    又は前記第2のL2制御部より受けたときに、この応答
    を受けた方路の固定障害が消滅したと認識し前記応答を
    した隣接ルータの方向の方路情報と固定障害解除とした
    固定障害情報とルーチングテーブル生成要求とをルーチ
    ングテーブルの再構築を行うために出力するとともに、
    この応答をした隣接ルータの方向の方路の状態を「押し
    戻し解除状態」にするために前記押し戻し状態管理部に
    格納されている前記方路の状態を確認し、この確認結果
    が「押し戻し解除状態」を示すときにはこのままにし、
    前記確認結果が「押し戻し状態」を示すときには前記押
    し戻し状態管理部に前記応答した前記隣接ルータの方向
    の方路情報と押し戻し解除状態設定要求とを送り、前記
    送信に対応する応答を受けなかったときには、前記正常
    性確認パケットを予め定めた回数連続して受けなかった
    かを調べ、調べた結果が予め定めた回数連続して受けな
    かったことを示すときには、前記送信に対応する応答を
    受けなかった方路に前記固定障害が発生したと認識しこ
    の方路の方路情報と固定障害とした固定障害情報とルー
    チングテーブル生成要求とをルーチングテーブルの再構
    築を行うために送り、調べた結果が予め定めた回数連続
    して受けなかったことを示さないときには、この判定と
    なった方路に一時障害が発生したと認識しこの方路の状
    態を「押し戻し状態」にするために前記押し戻し状態管
    理部に格納されている前記方路の状態を確認し、この確
    認結果が「押し戻し状態」を示すときにはこのままに
    し、前記確認結果が「押し戻し解除状態」を示すとき
    に、仮想ルーチングテーブルの再構築を行うために前記
    方路の方路情報と「押し戻し状態」とした押し戻し情報
    と仮想ルーチングテーブル生成要求とを送り、この方路
    を押し戻し状態にするために前記方路情報と前記押し戻
    し状態設定要求とを前記押し戻し状態管理部に出力する
    ルーチングプロトコル制御部の正常性確認部と、 前記ルーチングプロトコル制御部の前記正常性確認部又
    は前記ルーチング検索部より前記仮想ルーチングテーブ
    ルの生成要求と方路情報と押し戻し情報とを受け、前記
    押し戻し情報が「押し戻し解除状態」を示すときには前
    記方路情報の示す方路を追加するために前記仮想ルーチ
    ングテーブルを再生成し、前記押し戻し情報が「押し戻
    し状態」を示すときには前記方路情報の示す方路を削除
    するために前記仮想ルーチングテーブルを再生成する仮
    想ルーチングテーブル生成部と、 前記ルーチングプロトコル制御部の前記正常性確認部よ
    り前記ルーチングテーブルの生成要求と方路情報と固定
    障害情報とを受け、前記固定障害情報が固定障害解除を
    示すときには前記方路情報の示す方路を追加するために
    前記ルーチングテーブルを再生成し、前記固定障害情報
    が固定障害を示すときには前記方路情報の示す方路を削
    除するために前記ルーチングテーブルを再生成するルー
    チングテーブル生成部と、 を備えたことを特徴とするルータ。
  7. 【請求項7】 前記第1の回線収容部に接続した前記方
    路の輻輳状態を監視し輻輳が発生したとき又は輻輳が消
    滅したときに、輻輳発生通知又は輻輳解除通知と前記輻
    輳が発生した前記方路又は前記輻輳が消滅した前記方路
    の方路情報とを出力する前記第1のL2制御部と、 前記第2の回線収容部に接続した前記方路の輻輳状態を
    監視し輻輳が発生したとき又は輻輳が消滅したときに、
    輻輳発生通知又は輻輳解除通知と前記輻輳が発生した前
    記方路又は前記輻輳が消滅した前記方路の方路情報とを
    出力する前記第2のL2制御部と、 前記第1のL2制御部又は前記第2のL2制御部より前
    記輻輳発生通知又は前記輻輳解除通知と前記方路情報と
    を受け、前記方路情報の示す方路の状態を前記押し戻し
    状態管理部より確認し、前記方路が前記押し戻し状態で
    ないとき前記受けた通知を調べ、受けた通知が前記輻輳
    発生通知のときには前記押し戻し状態管理部へ前記方路
    情報と前記押し戻し状態設定要求とを出力する輻輳監視
    制御部と、 を備えたことを特徴とする請求項6記載のルータ。
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