JP2001244015A - ジョイントコネクタ - Google Patents

ジョイントコネクタ

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JP2001244015A
JP2001244015A JP2001033590A JP2001033590A JP2001244015A JP 2001244015 A JP2001244015 A JP 2001244015A JP 2001033590 A JP2001033590 A JP 2001033590A JP 2001033590 A JP2001033590 A JP 2001033590A JP 2001244015 A JP2001244015 A JP 2001244015A
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connection
terminal
housing
terminal unit
piece
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Kei Sato
慶 佐藤
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Yazaki Corp
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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性が良好で、様々の回路構成を組むこと
ができるジョイントコネクタを低コストで提供する。 【解決手段】 キャリア14で連なる複数の端子ユニッ
ト13でなる接続端子金具11がハウジング12に装着
され、ハウジング12の底部から端子ユニット13の接
続用差し込み片22が下方に突出する。端子ユニット1
3には、接続用差し込み片22が差し込まれる一対の接
続用バネ片21、21が設けられている。接続端子金具
11は回路構成に応じて互いに接続される端子ユニット
13どうしを除いて単体の端子ユニット13に切断す
る。また、ハウジング12の下方に突出する接続用差し
込み片22も必要に応じて切断する。このような構成と
することにより、接続端子金具11とハウジング12の
2種類の部材を用意するだけで様々な回路パターンを形
成することが可能になり、低コストなジョイントコネク
タが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジョイントコネク
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のジョイントコネクタとしては、実
開平1−103168号公報記載に係る分岐接続器が知
られている。この分岐接続器では、図27に示すよう
に、複数の導体1をアッパケース2とロアケース3とで
挟み、アッパケース2の上部に設けられた枠状のコネク
タ挿着部4内へ、コネクタ5が装着されるようになって
いる。このコネクタ5には、図27に示すように、U字
状のターミナル6が端部に取り付けられた電線7が装着
されている。
【0003】そして、コネクタ5がコネクタ挿着部4へ
挿着されると、電線7の端部のターミナル6はコネクタ
挿着部4の下方に突出するようになっており、アッパケ
ース2とロアケース3とで挟まれた所定位置の導体1に
接続されるようになっている。
【0004】なお、コネクタ5は、図27に示す矩形の
筒状のものや、図28(a)および(b)に示すよう
に、上部が太く下部が細い筒状のものながある。図28
(a)に示すコネクタ5A内には、ターミナル6に一体
に形成された2つの接続片6A、6Bが形成され、これ
ら接続片6A、6Bには、別途用意された導体8A、8
Bのそれぞれのターミナル9A、9Bが嵌合することに
より回路を分岐・接続するようになっている。
【0005】また、図28(b)に示すコネクタ5B内
には、ターミナル6に一体に形成された1つの接続片6
Cが形成され、この接続片6Cには、別途用意された導
体8Cのターミナル9Cが嵌合することにより回路を分
岐・接続するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のジョイントコネクタ(分岐接続器)では、アッ
パケース2、ロアケース3、コネクタ5(5A、5B)
などの複数種のハウジング部材が必要であり、ターミナ
ル6も複数種を用意する必要があり、部品点数が多いも
のであった。このため、これらの多数の部品の生産・管
理や組付作業が煩雑となり、低コスト化を図り難いもの
であった。
【0007】そこで、本発明は、生産性が良好で、様々
の回路構成を組むことができ、しかも確実な接続を容易
に行えるジョイントコネクタを低コストで提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電線が接続される導電性材料でなる端子ユニットと、前
記端子ユニットの複数を収納するハウジングとからな
り、前記端子ユニットは、接続部と別の前記端子ユニッ
トの前記接続部に接続され得る被接続部とを備え、前記
ハウジングには前記端子ユニットの前記接続部が嵌挿す
るスリットが形成されていると共に、別の端子ユニット
の前記接続部を挿入可能な挿入孔が形成されたカバーが
形成されており、前記ハウジングが多段に積み重ねられ
たときに、上下の前記ハウジングに収納された互いに対
応する位置の端子ユニットどうしが前記接続部と前記被
接続部とで接続可能であることを特徴とする。
【0009】従って、請求項1記載の発明では、ハウジ
ングに収納された端子ユニットどうしの接続が可能であ
るため、ハウジング内で配線の接続や分岐が可能にな
る。又、端子ユニットに設けられた接続部と被接続部と
で多段に積み重ねられたハウジングに収納された互いに
対応する位置の端子ユニットどうしを接続することが可
能となる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載のジ
ョイントコネクタであって、前記接続部は接続用差し込
み片であり、前記被接続部は一対の接続用バネ片であ
り、前記ハウジングが多段に積み重ねられたときに、上
下の前記ハウジングに収容された互いに対応する位置の
一方の前記端子ユニットの前記接続用差し込み片が他方
の前記端子ユニットの前記一対の接続用バネ片の間に挿
入されることによって電気的に接続されることを特徴と
する。
【0011】従って、請求項2記載の発明では、請求項
1の発明の作用に加え、ハウジングに形成されたスリッ
トに端子ユニットの接続用差し込み片を嵌挿することに
より、接続用差し込み片をハウジングより突出させるこ
とができる。又、接続用差し込み片がハウジングのスリ
ットに嵌挿することにより、開口縁で端子ユニットの移
動を阻止することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るジョイント
コネクタの詳細を図面に示す各実施形態に基づいて説明
する。
【0013】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係るジョイントコネクタのモジュール10を構成す
る、接続端子金具11と、接続端子金具11を収納する
ハウジング12と、を組み付ける前の状態を示す斜視図
である。
【0014】接続端子金具11は、同図に示すように、
金属板を加工してなる複数の端子ユニット13が平行に
位置し、且つ端子ユニット13の相互間がキャリア14
によって多連状に結合されている。また、ハウジング1
2は、絶縁性樹脂でなる略直方体の形状であり、上記し
た接続端子金具11に属するそれぞれの端子ユニット1
3に対応するユニット収納溝15が隔壁16を介して平
行に形成されている。
【0015】隔壁16の上部の所定位置には、収納した
それぞれの端子ユニット13の離脱を防止する係止突起
16Aが形成されている。また、ハウジング12におけ
る平行な一対の外側面の上部には、左右に並ぶ2つのモ
ジュール係止用突部17が形成されている。
【0016】さらに、モジュール係止用突部17のそれ
ぞれの下方には、同一側面から垂れ下がる係止用ロック
片18、18が形成されている。この係止用ロック片1
8には、別のハウジング12のモジュール係止用突部1
7を嵌め込んでロックする開口部18Aが形成されてい
る。
【0017】ここで、ハウジング12の構成の説明を進
める前に、接続端子金具11を構成する端子ユニット1
3の構造を図2を用いて説明する。なお、同図に示す端
子ユニット13は、キャリア14を切断して隣接した端
子ユニット13と切り離したものを示している。
【0018】同図に示すように、端子ユニット13は長
手方向の中間部に、上方へ湾曲し中央に長手方向に沿っ
てスリット19Aが形成された導線圧入部19が折り曲
げ加工により形成されている。また、導線圧入部19と
キャリア14との中間部の両側には、折り曲げ片20が
起立するように形成されている。
【0019】さらに、導線圧入部19より先端側には、
両側から互いに対向するように立ち上がる、被接続部と
しての一対の接続用バネ片21、21が形成されてい
る。また、一対の接続用バネ片21どうしの間の底部の
下には、接続部としての接続用差し込み片22が下方に
突出するように形成されている。
【0020】接続用差し込み片22は、別の端子ユニッ
ト13の接続用バネ片21どうしの間に差し込まれるこ
とにより、別の端子ユニット13側と電気的に接続でき
るようになっている。
【0021】このような構成の端子ユニット13に電線
を接続するには、図2に示すように、電線23の先端の
絶縁被覆23Aを除去し導線23Bを露呈させ、導線2
3Bを導線圧入部19のスリット19Aに圧入して接続
すると共に、電線23の絶縁被覆された部分を折り曲げ
片20どうしの間に配置させて、これら折り曲げ片20
を図中矢印で示す方向に折り曲げることで電線23の保
持を行うことができる。
【0022】この端子ユニット13が連なる接続端子金
具11を収納するハウジング12には、図3に示すよう
に、複数の端子ユニット13のそれぞれの接続用差し込
み片22を嵌挿する開口部としてのスリット12Aがユ
ニット収納溝15の底部に形成されている。このスリッ
ト12Aに嵌挿された接続用差し込み片22は、ハウジ
ング12の下面から下方へ向けて突出する。
【0023】また、スリット12Aに接続用差し込み片
22を嵌挿させることにより、端子ユニット13が長手
方向に移動するのを規制している。
【0024】なお、このとき接続用バネ片21の上端部
は、隔壁16に形成された係止突起16Aで係止される
ため、ユニット収納溝15から端子ユニット13が離脱
しないようになっている。
【0025】また、ハウジング12におけるユニット収
納溝15の接続用バネ片21を収納する部分の上部に
は、別の端子ユニット13の接続用差し込み片22を挿
入可能な挿入孔24Aが形成されたカバー部24が形成
されている。
【0026】さらに、隣接するユニット収納溝15、1
5で挟まれた隔壁16のキャリア14に対応する位置に
は、図1に示すように、キャリア14の幅寸法より稍長
い幅寸法を有する切り欠き16Bが形成されており、キ
ャリア14をこの切り欠き16Bに掛けるようになって
いる。このようにキャリア14を切り欠き16Bに掛け
ることにより、端子ユニット13の長手方向の移動を規
制することができる。
【0027】次に、多連の接続端子金具11を接続回路
構成に応じて端子ユニット13に分断させるには、図4
および図5に示すように、接続端子金具11をハウジン
グ12に収納して保持させた後、キャリア切断治具25
をキャリア14の基部に当ててキャリア14を切断す
る。
【0028】また、後述するように、複数の端子ユニッ
ト13をハウジングに収納してなるモジュール10を積
み重ねて、上下のモジュール10間での接続を行う際
に、上下のモジュール10に属する対応する位置の端子
ユニット13、13間で接続を必要としない場合は、図
6に示すような差し込み片切断治具26で接続用差し込
み片22を切除する。
【0029】このようなハウジング12に複数の端子ユ
ニット13を装着してなるモジュール10を上下に積み
重ねるには、図7に示すように、収納・装着された各端
子ユニット13に電線23が接続された状態で、複数の
モジュール10を上下に積み重ねて、図8に示すよう
に、上下のモジュール10を構成するハウジング12の
係止用ロック片18の開口部18Aにモジュール係止用
突部17を嵌め込むことで上下のモジュール10を積み
重ねた状態でロックすることができる。
【0030】このとき、下に位置するハウジング12内
の端子ユニット13と電気的接続を要する部分では、図
8に示すように、下に位置するハウジング12内の対応
する端子ユニット13の接続用バネ片21、21間に、
上に位置するハウジング12の所定の端子ユニット13
の接続用差し込み片22が差し込まれて電気的に接続さ
れる。
【0031】なお、同図中、下に位置する端子ユニット
13の接続用差し込み片22は、上記した差し込み片切
断治具26で切断された状態を示している。また、図9
は図8の上下の端子ユニット13、13の接続状態を示
す斜視図である。
【0032】以上、実施形態1のジョイントコネクタの
モジュール10の構成について説明したが、このような
モジュール10を用いて、例えば図10に示すような接
続構造を作成することができる。すなわち、同図に示す
ように、枠内の○で示す端子ユニット13どうしが横方
向の直線で結ばれている場合は、横方向に並ぶ端子ユニ
ット13のキャリア14が切断されていない状態であ
り、横方向の直線で結ばれていない端子ユニット13ど
うしはキャリア14が切断された状態である。
【0033】また、縦方向の直線で結ばれている端子ユ
ニット13どうしは、接続用差し込み片22が他方の端
子ユニット13の接続用バネ片21、21間に差し込ま
れた状態である。
【0034】そして、縦方向の直線で結ばれていない端
子ユニット13のうち上に位置する端子ユニット13の
接続用差し込み片22は切除されている。このように、
所期の回路構成に応じて端子ユニット13のキャリア1
4の切断や、接続用差し込み片22の切除を行い、必要
なモジュール10を積み重ねることで配線の接続・分岐
を自在に設定することができる。
【0035】(実施形態2)図11〜図17は、本発明
に係るジョイントコネクタの実施形態2を示している。
【0036】図11は、本実施形態のジョイントコネク
タのモジュール100を示している。このモジュール1
00は、接続端子金具110と、接続端子金具110を
収納するハウジング120と、からなる。
【0037】接続端子金具110は、図12に示すよう
に、金属板を加工してなる複数の端子ユニット130が
平行に位置し、且つ端子ユニット130の相互間がキャ
リア140によって多連状に結合されている。また、ハ
ウジング120は、絶縁性樹脂でなり、接続端子金具1
10に属するそれぞれの端子ユニット130に対応する
ユニット収納溝121が隔壁122を介して平行に形成
されている。
【0038】ハウジング120における平行な一対の外
側面の上部には、2つのモジュール係止用突部123が
形成されている。さらに、モジュール係止用突部123
のそれぞれの下方には、同一側面から垂れ下がる係止用
ロック片124、124が形成されている。この係止用
ロック片124には、別のハウジング120のモジュー
ル係止用突部123を嵌め込んでロックする開口部12
4Aが形成されている。
【0039】次に、接続端子金具110を構成する端子
ユニット130の構造を図12を用いて説明する。同図
に示すように、端子ユニット130は長手方向の中間部
に、両側から立ち上げられた一対の電線圧入板131、
131が形成されている。この電線圧入板131には、
電線圧接片131A、131Aが切り込みを入れて折り
曲げられて形成されている。また、電線圧入板131と
キャリア140との中間部の幅方向の両側には、折り曲
げ片132が起立するように形成されている。
【0040】さらに、電線圧入板131より先端側に
は、ハウジング120の立ち上がり壁125に沿って立
ち上がる立ち上がり片133が形成され、立ち上がり片
133の上部には前方に向けて延設された水平板部13
4が形成されている。水平板部134には、下方に向け
て折り曲げられた接続部としての接続用差し込み片13
5が形成されている。さらに、水平板部134の上に
は、所定距離だけ上側に曲げ戻されて立ち上がる被接続
片136が形成されている。
【0041】この被接続片136には、スリット136
Aが形成されており、このスリット136A内に接続用
差し込み片135が差し込まれるようになっている。ま
た、被接続片136の前には、係合用突片137が斜め
上後方に向けて起立するように形成されている。
【0042】なお、接続用差し込み片135は、別の端
子ユニット130の被接続片136のスリット136A
に差し込まれることにより、別の端子ユニット130側
と電気的に接続される。
【0043】このような構成の端子ユニット130に電
線を接続するには、図15に示すように、電線圧入板1
31、131間に圧入して電線圧接片131Aに導線
(図示省略する)を接続すると共に、電線23の絶縁被
覆された部分を折り曲げ片132どうしの間に配置させ
て、これら折り曲げ片132を折り曲げることで電線2
3の保持を行うことができる。
【0044】この端子ユニット130が連なる接続端子
金具110を収納するハウジング120には、複数の端
子ユニット130のそれぞれの接続用差し込み片135
を嵌挿する開口部としてのスリット(図示省略する)が
形成されている。このスリットに嵌挿された接続用差し
込み片135は、ハウジング120の下面から下方へ向
けて突出する。
【0045】次に、多連の接続端子金具110を接続回
路構成に応じて端子ユニット130に分断させるには、
図13に示すように、接続端子金具110をハウジング
120に収納して保持させた後、キャリア切断治具15
1A、151Bを用いてキャリア140を切断すること
ができる。
【0046】また、複数の端子ユニット130をハウジ
ング120に収納してなるモジュール100を積み重ね
て、上下のモジュール100間での接続を行う際に、上
下のモジュール100に属して互いに対応する位置の端
子ユニット130、130間で接続を必要としない場合
は、図13に示すような折り曲げ治具152を用いて被
接続片136を倒せばよい。
【0047】このようなハウジング120に複数の端子
ユニット130を装着してなるモジュール100を上下
に積み重ねるには、図14に示すように、収納・装着さ
れた各端子ユニット130に電線が接続された状態で、
複数のモジュール100を上下に積み重ねて、上下のモ
ジュール100を構成するハウジング120の係止用ロ
ック片124の開口部124Aにモジュール係止用突部
123を嵌め込むことで上下のモジュール100を積み
重ねた状態でロックすることができる。
【0048】このとき、下に位置するハウジング120
内の端子ユニット130と電気的接続を要する部分で
は、図15に示すように、下に位置する端子ユニット1
30の被接続片136のスリット136A内に、上に位
置する端子ユニット130の接続用差し込み片135が
差し込まれて電気的に接続される。
【0049】なお、本実施形態2で用いる接続端子金具
110は、図16に示すように2本の多連の接続端子金
具110A、110Bを、互いの端子ユニット130ど
うしが互いちがいになるように半ピッチずらした状態で
キャリア140どうしを溶着した構成となっている。そ
して、このように一体に溶着してなる接続端子金具11
0をハウジング120に応じて適宜キャリア140を切
断して用いる。
【0050】以上、実施形態2について説明したが、本
実施形態では、所期の回路構成に応じて端子ユニット1
30のキャリア140を切断したり、被接続片136を
倒したりして、必要なモジュール100を積み重ねるこ
とで配線の接続・分岐を自在に設定することができる。
【0051】また、本実施形態の端子ユニット130
は、前後方向に長い金属板を前後方向に折り曲げること
により形成できるため、端子ユニット130の部材が幅
方向に広がることがなく、母板となる金属板の有効利用
を図り歩留まりを向上させることができる。
【0052】(実施形態3)図18〜図21は、本発明
に係るジョイントコネクタの実施形態3を示している。
【0053】本実施形態のジョイントコネクタに用いら
れる端子ユニット230は、接続端子金具210に複数
平行に形成され、それぞれの長手方向(前後方向)の中
間部に、上方へ向けて折り重ねられ且つ中央にスリット
231Aが形成された導線圧入部231が折り曲げ加工
により形成されている。また、導線圧入部231とキャ
リア240との中間部の両側には、折り曲げ片232
A、232Bが起立するように形成されている。
【0054】さらに、導線圧入部231より先端側に
は、立ち上がり板部233を介して前方へ延設された水
平板部234が形成されている。この水平板部234に
は、下方に向けて折り曲げられた、接続部としての接続
用差し込み片235が形成されている。また、水平板部
234の上には、前端から折り返されて立ち上がる、被
接続部としての被接続片236が形成されている。
【0055】また、この被接続片236の中央には、上
部から下部に向けてスリット236Aが形成されてい
る。そして、被接続片236の前方には、係合突片23
7が斜め後上方へ向けて突設されている。なお、キャリ
ア240には、後述するハウジング220の隔壁221
を乗り越えるように、略コ字状の折り曲げ部241を加
工・形成する。
【0056】ハウジング220は、図20に示すよう
に、複数の隔壁221と側壁222とで区切られる複数
のユニット収納溝223を備えており、このユニット収
納溝223に端子ユニット230がそれぞれ挿入される
ようになっている。そして、それぞれのユニット収納溝
223の前端には、端子ユニット230の立ち上がり板
部233と水平板部234とに対応するように、立ち上
がり壁224と水平壁225とが形成されている。
【0057】そして、これら立ち上がり壁224と水平
壁225とには、図19に示す矢印の方向から端子ユニ
ット230をユニット収納溝223へ挿入したときに、
接続用差し込み片235が挿入されるスリット226が
形成されている。このスリット226に挿入された接続
用差し込み片235は、図20に示すように、ハウジン
グ220の前端の下方に露出する。
【0058】また、同図に示すように、スリット226
の両側には接続用差し込み片235の下端よりも下の位
置まで保護壁227が形成されている。なお、この保護
壁227の前端下部は、、テーパ状になっており、接続
用差し込み片235の前端下部が他の端子ユニット23
0を接続するのを妨げないようになっている。さらに、
水平壁225の前端は前側壁228であり、この前側壁
228の内側には、端子ユニット230の係合突片23
7と係合する孔が開設された係合壁229が形成されて
いる。
【0059】このようなハウジング220に接続端子金
具210の端子ユニット230が装着されることによ
り、本実施形態のジョイントコネクタとしてのモジュー
ル200が構成される。そして、図21に示すように、
モジュール200どうしを重ね、且つ上下の端子ユニッ
ト230どうしを接続しない場合には、下に位置する端
子ユニット230の被接続片236を倒しておけばよ
い。このとき、倒れた被接続片236は、上に位置する
ハウジング220の保護壁227により押さえられるた
め、上の端子ユニット230の接続用差し込み片235
との接触を防止できる。
【0060】また、保護壁227により接続用差込み片
235が保護されている為、接続用差込み片235の変
形を防止できる。
【0061】(実施形態4)図22〜図26は、本発明
に係るジョイントコネクタの実施形態4を示している。
【0062】図22に示すように、接続端子金具310
は、金属板を加工してなる複数の端子ユニット330が
平行に位置し、且つ端子ユニット330の相互間がキャ
リア340によって多連状に結合されている。また、ハ
ウジング320は、絶縁性樹脂でなり、図25に示すよ
うに、接続端子金具310に属するそれぞれの端子ユニ
ット330に対応するユニット収納溝321が隔壁32
2を介して平行に形成されている。
【0063】ハウジング320における平行な一対の外
側壁323の上部には、スライド溝324と、スライド
片325が形成されている。外側壁323の下部には、
他のハウジング320のスライド溝324に収納されて
スライド可能なスライド突堤326が形成されている。
また、スライド突堤326の内側には、スライド片32
5が収納されてスライド可能な内側スライド溝327が
形成されている。
【0064】また、ユニット収納溝321の前端側の底
部には、後述する接続用差し込み片36を嵌挿する差し
込み孔328が形成されている。さらに、隔壁322の
上部には、端子ユニット330を係止するための係止突
起322Aが形成されている。
【0065】接続端子金具310を構成する端子ユニッ
ト330は長手方向の中間部に、両側から立ち上げられ
た一対の電線圧入板331、331が形成されている。
この電線圧接板331には、電線圧接片331A、33
1Aが切り込みを入れて折り曲げられて形成されてい
る。また、電線圧入板331とキャリア340との中間
部の幅方向の両側には、折り曲げ片332が起立するよ
うに形成されている。さらに、電線圧入板331より先
端側には、図22および図23に示すような、被接続部
としての湾曲バネ(巻きバネ)333が形成されてい
る。
【0066】この湾曲バネ333は、端子ユニット33
0の立ち上がり側壁334の前端側を後方へ曲げ戻した
形状であり、他方の立ち上がり側壁335と当接する部
分に突起333Aが形成されている。また、端子ユニッ
ト330の他方の立ち上がり側壁335の下部には、下
方に突出する接続部としての接続用差し込み片336が
形成されている。この接続用差し込み片336には、湾
曲バネ333の突起333Aが係合するスリット336
Aが形成されている。
【0067】また、立ち上がり側壁334における、接
続用差し込み片336と平行をなす対応部分には、切り
欠き334Aが形成されており、接続用差し込み片33
6を接続に用いない場合にこの接続用差し込み片336
を切り欠き334A側に折り曲げて収納し得るようにな
っている。
【0068】このような構成の端子ユニット330どう
しを接続するには、図22に示すように上に位置する端
子ユニット330の接続用差し込み片336を、下に位
置する端子ユニット330の前方から後方へスライドさ
せることにより、図24に示すように湾曲バネ333と
立ち上がり側壁335との間に差し込むことで行う。
【0069】このとき、接続用差し込み片336のスリ
ット336Aには、湾曲バネ333の突起333Aが嵌
まり込むようになっている。図25は、接続端子金具3
10をハウジング320へ装着する状態を示している。
同図に示すように、所定数の端子ユニット330を有す
るように切断された接続端子金具310をハウジング3
20に装着し、回路構成に応じてキャリア340の切断
や接続用差し込み片336の折り曲げを行う。同図中3
50は、キャリア340を切断するための切断治具であ
り、351は接続用差し込み片336を折り曲げるため
の折り曲げ治具である。
【0070】そして、ハウジング320に接続端子金具
310が装着されてなるモジュール300どうしを上下
に重ね合わせて所定の接続を行うには、図26に示すよ
うに下に配置させるモジュール300に、上に配置させ
るモジュール300を前端側から嵌め込んでスライドさ
せることに行うことができる。
【0071】このような操作により、上に配置されるモ
ジュール300のハウジング320から下方に突出した
接続用差し込み片336が、下に配置されるモジュール
300の端子ユニット330の湾曲バネ333と立ち上
がり側壁335との間に差し込まれて電気的な接続が行
われる。
【0072】本実施形態4では、図26に示すように、
湾曲バネ333に対して前方から後方(同図中太い矢印
で示す方向)へ移動する接続用差し込み片336を差し
込むことで接続を行うため、上下方向から差し込む方法
に比べて確実に接続用差し込み片336を差し込めると
いう効果がある。また、本実施形態では、スライドによ
り接続を行うものであるため、ハウジング320の前端
に側壁を要せず、簡単なハウジング構造とすることがで
きる。
【0073】以上、各実施形態について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、構成の要旨に付
随する各種の設計変更が可能である。例えば、上記した
実施形態1では、ハウジング12に、接続用差し込み片
22を挿入可能な挿入孔24Aが形成されたカバー部2
4を形成したが、実質的に上下の端子ユニット13が接
続可能であれば、カバー部24を設けなくともよい。ま
た、上記した実施形態1では、予め多連の端子ユニット
13でなる接続端子金具11を用意したが、単体の端子
ユニット13をハウジング12に収納し、必要に応じて
横方向の端子ユニット13どうしを接続する構成として
もよい。さらに、上記した実施形態2では、接続端子金
具110を二つの接続端子金具110A、110Bを重
ねて溶着したものを用いたが、これに限定されるもので
はない。
【0074】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、端子ユニットに設けられた接続
部と被接続部とで多段に積み重ねられたハウジングに収
納された互いに対応する位置の端子ユニットどうしを接
続することが可能となる。
【0075】請求項2記載の発明によれば、請求項1の
発明の効果に加え、ハウジングに設けられたスリットに
端子ユニットの接続用差し込み片を嵌挿することによ
り、接続用差し込み片をハウジングより突出させること
ができる。又、接続用差し込み片がハウジングのスリッ
トに嵌挿することにより、開口縁で端子ユニットの移動
を阻止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るジョイントコネクタの実施形態に
おけるモジュールを示す分解斜視図である。
【図2】実施形態における端子ユニットに電線23を接
続する方法を説明する斜視図である。
【図3】実施形態におけるハウジングに端子ユニットを
装着した状態を示す要部断面図である。
【図4】実施形態におけるハウジングに装着された接続
端子金具を端子ユニットに分断する方法を示す斜視図で
ある。
【図5】図4の円で囲んだ部分の拡大斜視図である。
【図6】実施形態における端子ユニットの接続用差し込
み片の切断方法を示す斜視図である。
【図7】実施形態におけるモジュールを3段に積み重ね
る場合を示す斜視図である。
【図8】実施形態におけるモジュールを2段に積み重ね
た状態を示す断面図である。
【図9】実施形態における端子ユニットどうしを上下に
接続した状態を示す斜視図である。
【図10】実施形態におけるモジュールを用いた配線回
路構成例を示す説明図である。
【図11】本発明に係るジョイントコネクタの実施形態
2のモジュールを示す斜視図である。
【図12】実施形態2の接続端子金具を示す斜視図であ
る。
【図13】実施形態2の接続端子金具の治具による加工
方法を示す斜視図である。
【図14】実施形態2のモジュールどうしを接続する状
態を示す斜視図である。
【図15】実施形態2における接続ユニットどうしの接
続状態を示す斜視図である。
【図16】実施形態2における接続端子金具を示す斜視
図である。
【図17】実施形態2における接続端子金具を示す斜視
図である。
【図18】本発明に係るジョイントコネクタの実施形態
3における端子ユニットを示す斜視図である。
【図19】実施形態3を示す部分断面斜視図である。
【図20】実施形態3のハウジングと端子ユニットとの
組付け状態を示す斜視図である。
【図21】実施形態3におけるモジュールの上下組付け
方法を示す説明図である。
【図22】本発明に係るジョイントコネクタの実施形態
4を示す斜視図である。
【図23】実施形態4における端子ユニットの正面図で
ある。
【図24】実施形態4における端子ユニットの接続状態
を示す正面図である。
【図25】実施形態4のモジュールの分解斜視図であ
る。
【図26】実施形態4におけるモジュールどうしの組付
け方法を示す斜視図である。
【図27】従来のジョイントコネクタ(分岐接続器)を
示す分解斜視図である。
【図28】(a)および(b)は従来のジョイントコネ
クタの種類を示す側面説明図である。
【符号の説明】
10 モジュール(ジョイントコネクタ) 11 接続端子金具 12 ハウジング 13 端子ユニット 14 キャリア 15 ユニット収納溝 16 隔壁 16A 係止突起 17 モジュール係止用突部 18 係止用ロック片 19 導線圧入部19 19A スリット 20 折り曲げ片 21 接続用バネ片 22 接続用差し込み片 23 電線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線が接続される導電性材料でなる端子
    ユニットと、前記端子ユニットの複数を収納するハウジ
    ングとからなり、 前記端子ユニットは、接続部と別の前記端子ユニットの
    前記接続部に接続され得る被接続部とを備え、 前記ハウジングには前記端子ユニットの前記接続部が嵌
    挿するスリットが形成されていると共に、別の端子ユニ
    ットの前記接続部を挿入可能な挿入孔が形成され、 前記ハウジングが多段に積み重ねられたときに、上下の
    前記ハウジングに収納された互いに対応する位置の端子
    ユニットどうしが前記接続部と前記被接続部とで接続可
    能であることを特徴とするジョイントコネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のジョイントコネクタであ
    って、 前記接続部は接続用差し込み片であり、前記被接続部は
    一対の接続用バネ片であり、前記ハウジングが多段に積
    み重ねられたときに、上下の前記ハウジングに収容され
    た互いに対応する位置の一方の前記端子ユニットの前記
    接続用差し込み片が他方の前記端子ユニットの前記一対
    の接続用バネ片の間に挿入されることによって電気的に
    接続されることを特徴とするジョイントコネクタ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102004046161B4 (de) * 2003-10-08 2011-12-22 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Kabelverbindungsanordnung
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